JP4265063B2 - ケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材に係り、特に、ケーシング内へ奥行き寸法を短くしてケーシング内の部品配置スペースの増大を図った閉塞部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の電装部品を内装した電気装置のケーシングにおいては、ケーシングを構成するパネルに各種部品を装着するための複数の取り付け穴が設けられている。また、同じ電気装置であっても、機種が異なることにより上記取り付け穴の数や形が異っている。ところが、ケーシングを生産し、出荷した後、客先やユーザで電気装置の機能や機能部品部の追加を想定しなければならないものもある。それには、ケーシングが複数機種に適用できるように、ケーシングに予め複数の取り付け穴を開穿しておいて、該ケーシングを使用する機種に不要な取り付け穴を閉塞部材により閉塞しておいて、使用しない取り付け穴からの塵埃の進入及びこれによる装置の作動不良の防止を図る必要がある。
【0003】
図5は、この種の閉塞部材の一例を示している。同図において、1は電気装置のケーシング、1aは該ケーシング1を構成するパネルを示し、このパネル1aには複数の取り付け穴1bが開穿されている。閉塞部材2は、上記取り付け穴1bを覆うようにしてパネル1aの外面に当接する外板2aと、この外板2aの裏面側に嵌合部2bを介して一体形成されていて上記取り付け穴1bに挿脱自在の支持部2cとを有している。支持部2cの端部(図5において下端部)には、1対の爪部材3の基部が固着又は一体形成により設けられている。
【0004】
前記爪部材3は弾性を有していて、取り付け穴1bへの閉塞部材2の挿入時に、その背部3aが取り付け穴1bの対向する側部で夫々押圧されながら挿入されていく。爪部材3は、挿入が終った時点で爪部材自体の有する弾性によって両自由端が図5に示すように開いて、自由端の両爪部3bが取り付け穴1bの裏面に夫々係合することによって、閉塞部材2は、抜け止めされた状態でパネル1に装着される。
【0005】
また、閉塞部材2をパネル1aから取り外す場合には、作業者の手操作により両爪部材3を互に接近する向きに押し込んで、爪部材3を取り付け穴1b内に押し込むことによって取り外される。このように閉塞部材2の装着と共に、外部からの取り外し防止をするために、爪部材3には変形による弾性が作用するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記パネル1aの取り付け穴1bに着脱される従来の閉塞部材2においては、両爪部材3は、爪部材自体の持つ弾性によって自由端同志が拡開すると共に、且つ、該爪部材3がケーシング1の奥行き方向に沿って、即ち、パネル1aに対して直角方向に配置されていることから、爪部材3の弾性を適宜の大きさに保持するために閉塞部材2の支持部2cの下端部は、パネル裏面から比較的長い寸法L1 を要していた。
【0007】
然し乍ら、ケーシング1内には、高さ寸法の大きい部品が内装されていることがあるため、奥行き寸法の大きい上記閉塞部材2によって上記取り付け穴1bを閉塞しようとした場合、支持部2cがケーシング1内に予め内装されている部品に干渉して、取り付け穴1bを閉塞できないという問題があった。また、上記支持部2cと内装部品との突き当りを防ぐために、支持部2cの前記寸法L1 を短くした場合、爪部材3のもつ弾性が強くなり過ぎて、パネル1aに対する閉塞部材2の着脱が困難になるという問題があった。
【0008】
そこで、閉塞部材2の爪部材3に作用する弾性を、爪部材自体の弾性ではなく他の付勢手段で行って、閉塞部材2の奥行き寸法を短縮化するために解決されるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、ケーシングのパネルに各種部品の取り付け穴が開穿されており、該取り付け穴を閉塞するための抜け止め機構を有する閉塞部材であって、該閉塞部材は前記取り付け穴を被う外板と、該外板の裏面側に一体形成されていて前記取り付け穴に挿脱自在の支持部とを有し、前記抜け止め機構は、前記外板と平行に前記支持部の下端に設けられた平行な1対のトーションバーと、該トーションバーの中央部に基部を固着され、前記取り付け穴の対向部に夫々係脱自在の1対の爪部材とを備えることを特徴とするケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材を提供するものである。
【0010】
また、前記爪部材は、前記取り付け穴への前記閉塞部材の挿入時に、該取り付け穴の対向部による押圧回動される斜面と、前記取り付け穴への前記爪部材の挿入、終了により前記パネル裏面に係合する爪部とを備えることを特徴とするケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1を図1乃至図3に基づいて説明する。尚、従来例と同一の構成部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0012】
図1においてケーシング1を構成するパネル1aには、各種部品を装着するための複数の取り付け穴1b,1b…が予め開穿されている。前記取り付け穴1bのうち、部品の取り付けが行われない取り付け穴1bは、塵埃の侵入の防止のために閉塞部材によって閉塞される。図2,図3は本発明の一実施の形態に係る閉塞部材21を夫々示している。
【0013】
図2及び図3において、閉塞部材21はパネル1aの外面に当接して所要の取り付け穴1bを閉塞可能な外板21aと、この外板21aの裏面側に嵌合部21bを介して一体形成された支持部21cを有している。前記支持部21cは、嵌合部21bと基部を一体形成した1対の脚部21dと、この脚部21dの下端部に一体形成された1対の平行なトーションバー21eとからなっている。
【0014】
前記各トーションバー21eの中央部の外側部には、爪部材22の基部が夫々固着されており、この爪部材22の自由端(図3において上端)に形成された爪部22aは、取り付け穴1b近傍のパネル裏面に係脱するようになっている。前記各爪部材22は、自由端に向けて広がる向きの傾斜面22bが夫々形成されている。このため、両爪部材22の基部間の寸法は、前記取り付け穴1bの寸法よりも小さいが、爪部材22の自由端間の寸法は取り付け穴1bよりも大きくなっていて、閉塞部材21の抜け止めをしている。
【0015】
前記両トーションバー21eは互に平行であると共に、外板21aに対しても平行状態にあり、従って、閉塞状態をパネル1aに装着した状態では、トーションバー21eはパネル1aと平行状態にある。前記トーションバー21e及び爪部材22によって、閉塞部材21をパネル1aに着脱自在に抜け止めする抜け止め機構23が構成されている。
【0016】
前記のように構成された閉塞部材21を用いて、パネル1aの取り付け穴1bを閉塞する動作を次に説明する。閉塞部材21の支持部21cを取り付け穴1b内に挿入していくと、取り付け穴1bの対向する側部により各爪部材22の傾斜面22bが押圧されていきながら、自由端の爪部22aが接近する向きに回動する。即ち、各爪部材22は、トーションバー21eを次第に捩っていくことによって、反対方向へ回動する向きの弾性がトーションバー21eから与えられる。
【0017】
爪部材22の爪部22aが、取り付け穴1bを通過後に外れると共に、外板21aがパネル1aの外面に当接すると、回動付勢されていた各爪部22aは、トーションバー21eの捩り力によって元位置に回動復帰して、各爪部22aが図3(b)に示すように、パネル1aの裏面側に夫々係合する。これによって、閉塞部材21は確実に抜け止めされた状態で取り付け穴1bに装着されて、これを閉塞する。
【0018】
また、閉塞部材21をパネル1aから取り外す場合には、ケーシング1の内側から作業者の手操作により両爪部材22を互に接近する向きに押圧しながら、両爪部材22を取り付け穴1b内に押し込むことで、取り外しを容易に行うことができる。これは、修理時やリサイクル時の分解性に効果がある。
【0019】
上述したように、閉塞部材21は、取り付け穴1bへの着脱時に作用する爪部材22の弾性を、爪部材22自体には備えることはなく、他の付勢手段としてのトーションバー21eから得るようにしていることと、該トーションバー21eが外板21aと平行であること、即ち、閉塞部材21の装着時にはパネル1aと平行となるように形成されていることで、閉塞部材21の支持部21cの奥行き寸法L2 (図3(a)参照)を、従来例に較べて大幅に短縮化することができる。これにより、ケーシング1内のスペースを、閉塞部材21に邪魔されることなく広く利用することができる。
【0020】
図2、図3で説明した閉塞部材21は、方形の取り付け穴1bを閉塞するものであるが、閉塞部材の形はこれに限らず、例えば、丸穴を閉塞する場合にも本発明を適用することができ、図4に他の実施形態に係る閉塞部材を示す。
【0021】
図4において、閉塞部材31は、丸形の外板31aと、該外板31aの裏面に基部を一体形成された支持部31bとを有している。前記支持部31bは、1対の脚部31cと、該外板31aの端部に平行に一体形成された1対のトーションバー31dとを有している。各トーションバー31dには、図2、図3に示した前記爪部材22と同様の機能を果たす爪部材32が夫々設けられており、該爪部材32も爪部32a、傾斜面32bを有している。このように形成された閉塞部材31においても、前記閉塞部材21と同様に閉塞部材31自体の奥行き寸法を短縮化すると共に、該閉塞部材31が装着されるケーシング1のスペースを広く確保することができる。
【0022】
なお、前記実施形態においては、各トーションバー21e,31dは、脚部21d,31cに夫々一体形成した例を示したが、これらを別体に形成してもよい。また、前記トーションバー21e,31dの断面形状が短形である場合を示したが、該断面形状は円形であってもよく、更にトーションバー21e,31dの長さは、爪部材22,32に作用させるべき弾力の大きさに基づいて、所定の長さに設定される。また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、ケーシングを構成するパネルの取り付け穴に着脱される閉塞部材の支持部の端部に、平行な1対のトーションバーを設けると共に、該トーションバーにパネルの取り付け穴部に係脱自在の爪部材を設けて、閉塞部材をパネルの取り付け穴に着脱自在にしたので、該閉塞部材の奥行き寸法を従来の閉塞部材よりも小さくすることができ、且つ、前記奥行き寸法の短縮化によって該閉塞部材が装着されるケーシングのスペースを広く確保することができると共に、ケーシング内部品と閉塞部材との干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用される取り付け穴を有するケーシングの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る閉塞部材の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る閉塞部材であって、(a)図は側面図、(b)図は(a)図におけるA−A線断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係わる閉塞部材の斜視図である。
【図5】従来の閉塞部材の一例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
1a パネル
1b 取り付け穴
21,31 閉塞部材
21a,31a 外板
21c,31b 支持部
21e,31d トーションバー
22,32 爪部材
22a,32a 爪部
22b,32b 傾斜面
23 抜け止め機構

Claims (2)

  1. ケーシングのパネルに各種部品の取り付け穴が開穿されており、該取り付け穴を閉塞するための抜け止め機構を有する閉塞部材であって、該閉塞部材は前記取り付け穴を被う外板と、該外板の裏面側に一体形成されていて前記取り付け穴に挿脱自在の支持部とを有し、前記抜け止め機構は、前記外板と平行に前記支持部の下端に設けられた平行な1対のトーションバーと、該トーションバーの中央部に基部を固着され、前記取り付け穴の対向部に夫々係脱自在の1対の爪部材とを備えることを特徴とするケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材。
  2. 前記爪部材は、前記取り付け穴への前記閉塞部材の挿入時に、該取り付け穴の対向部による押圧回動される斜面と、前記取り付け穴への前記爪部材の挿入、終了により前記パネル裏面に係合する爪部とを備えることを特徴とする請求項1記載のケーシングに設けた取り付け穴の閉塞部材。
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