JP4264607B2 - コンパレータおよびこれを駆動系に用いた表示装置、並びにコンパレータの駆動方法 - Google Patents

コンパレータおよびこれを駆動系に用いた表示装置、並びにコンパレータの駆動方法 Download PDF

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパレータおよびこれを駆動系に用いた表示装置、並びにコンパレータの駆動方法に関し、特に比較出力信号として比較入力信号よりも高レベルの信号を導出する昇圧タイプのコンパレータおよびこれを駆動系を構成する回路の一部に用いた液晶ディスプレイやEL(electroluminescence;エレクトロルミネセンス) ディスプレイに代表される表示装置、並びに当該コンパレータの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
MOS LSIのプロセス世代が進み、MOS LSIの電源電圧が低下していくと、当該LSIの出力電圧も低下していく。一例として、液晶ディスプレイにおいて、その周辺回路をLSI化した場合を考えると、LSI化された周辺回路から液晶ディスプレイの駆動系に与えられる駆動パルスや表示データのレベルが低下してくる。しかしながら、液晶への画質の要求を満たすためには、現状では、液晶に対して5V程度の電圧を印加することが必要である。
【0003】
また、画素のスイッチング素子等としてTFT(thin film transistor;薄膜トランジスタ)を用いた液晶ディスプレイにおいては、TFTの特性から5Vを液晶に印加するためには、TFTで構成されるドライバや画素トランジスタ等の駆動電圧として10V程度が必要になる。すなわち、外部からの小振幅の表示データをTFT動作レベルにするためのレベルシフタやコンパレータ等を、液晶パネル(画素部を形成した透明絶縁基板)上に搭載(オンパネル化)することが必要になる。
【0004】
ところが、レベルシフタやコンパレータ等をオンパネル化した場合、特にTFTの場合に顕著ではあるが、隣接(あるいは近接)するトランジスタの特性がばらつくという問題があり、それらのバラツキによって入力信号の振幅をあるレベル以上にする必要がある。
【0005】
一方、携帯型の機器に使われている液晶パネルの場合は特に低消費電力化が必要であり、通常のレベルシフタを液晶パネルに搭載すると消費電力が大きくなるため、低消費電力化の工夫も必要である。このレベルシフタとして、例えば、昇圧タイプのコンパレータが用いられる。
【0006】
ところで、コンパレータは2つ以上の入力信号を比較し、信号レベルの大小に応じて高レベル(以下、“H”レベルと称す)/低レベル(以下、“L”レベルと称す)の比較結果を出力する回路であり、少なくとも2個のトランジスタを用いて入力信号レベルを比較する方式が一般的である。そして、これらの回路方式は、基本的に、隣接するトランジスタの閾値電圧Vthやドレイン‐ソース電流Ids等の特性がほとんど同じであることを前提としている。しかしながら、実際は、隣接するトランジスタの特性に多少の違いが存在し、これが原因で最小比較電圧を大きく設定することになっている。
【0007】
図13に、昇圧タイプのコンパレータの従来例を示す。この従来例に係るコンパレータは、グランドと電源Vdd間に直列に接続されたNchMOSトランジスタQ101およびPchMOSトランジスタQ102と、同様にグランドと電源Vdd間に直列に接続されたNchMOSトランジスタQ103およびPchMOSトランジスタQ104とを有し、MOSトランジスタQ102のゲート電極がMOSトランジスタQ103,Q104のドレイン共通接続点Sに接続され、MOSトランジスタQ104のゲート電極がMOSトランジスタQ101,Q102のドレイン共通接続点Tに接続された回路構成となっている。
【0008】
上記の回路構成において、MOSトランジスタQ101のゲート電極にはスイッチSW101を介して比較入力データVinが与えられ、MOSトランジスタQ103のゲート電極にはスイッチSW102を介して比較基準レベルVrefが与えられる。また、スイッチSW101,SW102は、同じタイミングパルスφsによってオン(閉)/オフ(開)駆動される。そして、MOSトランジスタQ103,Q104のドレイン共通接続点Sから比較出力Voutが導出されるようになっている。図4に、タイミングパルスφs、比較入力データVinおよび比較出力データVoutのタイミング関係を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来例に係るコンパレータでは、NchMOSトランジスタQ101とNchMOSトランジスタQ103の特性に差があれば、2つの入力信号(即ち、比較入力データVinと比較基準レベルVref)のレベル差が小さい場合、コンパレーションエラーを起こす。また、比較基準レベルVrefとして、通常、比較入力データVinの“H”レベルと“L”レベルの中間値が設定されているため、MOSトランジスタQ101,Q103に貫通電流が流れる。したがって、この昇圧タイプのコンパレータを液晶ディスプレイの駆動系に用いた場合には、当該コンパレータを水平方向の画素ごとに表示データのビット数分だけ設けることになるため、消費電力が増大することになる。
【0010】
一例として、表示データが2ビットの場合を考えると、水平方向の画素数が100であれば200(=100×2)個、またカラー方式ではドット数としてR(赤),G(緑),B(青)が必要なためさらに3倍の個数、即ち合計600個のコンパレータが必要になる。すなわち、表示データのビット数が増えれば、その分だけコンパレータの数も増え、したがって消費電力が増える。なお、1個のコンパレータで代用した場合、膨大な容量を駆動するコンパレータになるため、消費電力が増大する。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、MOSトランジスタの閾値電圧Vthの絶対値バラツキに対して安定した動作が可能でかつVthバラツキに対する許容範囲が広く、しかも低消費電力化が可能なコンパレータおよびこれを駆動系に用いた表示装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコンパレータは、1つのMOS型トランジスタと、比較基準信号と比較入力信号とを選択的に入力することによって前記MOS型トランジスタのソース電極に対して比較基準信号および比較入力信号を時系列で入力する切り換えスイッチと、電源と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続され、当該ドレイン電極に微小電流を流す電流供給手段と、MOS型トランジスタのゲート電極と直流電位点との間に接続され、前記MOS型トランジスタの定常状態でのゲート電圧を保持するコンデンサと、MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に接続され、前記切り換えスイッチが前記比較基準信号を選択するときにオン状態になるスイッチ手段とを備え、前記微小電流は、前記比較入力信号のレベルと前記MOS型トランジスタのゲート電圧の誤差とスピードとのトレードオフで決定される構成となっている。また、本発明による表示装置は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等であって、その駆動系を構成する回路の一部として、上記構成のコンパレータを用いている。
【0013】
また、本発明によるコンパレータの駆動方法は、1つのMOS型トランジスタと、電源と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続され、当該ドレイン電極に比較入力信号のレベルと前記MOS型トランジスタのゲート電圧の誤差とスピードとのトレードオフで決定される微小電流を供給する電流供給手段と、MOS型トランジスタのゲート電極と直流電位点との間に接続され、MOS型トランジスタの定常状態でのゲート電圧を保持するコンデンサと、MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に接続されたスイッチ手段とを備えたコンパレータにおいて、先ず、MOS型トランジスタのソース電極に比較基準信号を与えると同時にあるいはそれ以前に、スイッチ手段をオン状態としてMOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極とを短絡し、次いで、MOS型トランジスタのソース電極に前記比較入力信号を与えると同時にあるいはそれ以前に、スイッチ手段をオフ状態としてMOS型トランジスタのドレイン電極の電位を比較結果として導出するようにする。
【0014】
上記構成のコンパレータおよびこれを駆動系に用いた表示装置において、先ずプリセット期間では、MOS型トランジスタのソース電極に比較基準信号が与えられるとともに、スイッチ手段がオン状態となることで、MOS型トランジスタのチャネルポテンシャルがソース電位(比較基準信号)とほぼ同じになるような電圧がコンデンサに保持される。次にコンパレーション期間では、MOS型トランジスタのソース電極に比較入力信号が与えられるとともに、スイッチ手段がオフ状態となることで、MOS型トランジスタによってそのゲート電位に対するソース電位の比較、即ちコンデンサの保持電圧(比較基準信号)に対する比較入力信号の比較が行われる。そして、その比較結果は、MOS型トランジスタのドレイン電極に現れる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータの構成例を示す回路図である。
【0016】
図1において、第1実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータ10は、1つのNchMOSトランジスタQ11を用いた構成となっている。このMOSトランジスタQ11の入力側のソース電極には、2入力の切り換えスイッチSW11の出力端が接続されている。この切り換えスイッチSW11は、比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataを時系列で入力する入力手段として機能する。
【0017】
すなわち、切り換えスイッチSW11は、比較基準レベルVrefを一方の入力(a入力)、比較入力データVdataを他方の入力(b入力)とし、先ず切り換えパルスφs1が与えられると比較基準レベルVrefを選択し、切り換えパルスφs1に代わって切り換えパルスφs2が与えられると比較入力データVdataを選択する。ここで、比較基準レベルVrefは、比較入力データVdataの“H”レベルと“L”レベルの中間値に設定されている。
【0018】
MOSトランジスタQ11のドレイン電極と電源Vddとの間には抵抗素子R11が接続されている。この抵抗素子R11は、MOSトランジスタQ11のドレイン電極に電流を供給(即ち、流入あるいは流出)する電流供給手段として機能し、ドレイン電極に微小電流が流れるようにその抵抗値が設定されている。MOSトランジスタQ11のドレイン電極からは、“H”レベルまたは“L”レベルの比較出力Voutが導出される。
【0019】
MOSトランジスタQ11のゲート電極と直流電位点(本例では、グランド)との間には、電圧保持手段としてのコンデンサC11が接続されている。また、MOSトランジスタQ11のゲート電極とドレイン電極との間には、スイッチSW12が接続されている。このスイッチSW12は、切り換えパルスφs1が与えられたときにオン(閉)状態となり、MOSトランジスタQ11のゲート電極とドレイン電極間を短絡する。
【0020】
次に、上記構成の第1実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータ10の回路動作について、図2のタイミングチャートを用いて図3の等価回路図を参照しつつ説明する。なお、図3(a)は図2のタイミングチャートにおける期間t0、同図(b)は期間t1、同図(c)は期間t2における図1の等価回路である。また、図4(a),(b),(c)に、図2の期間t1,t2(入力Lo),t2(入力Hi)でのMOSトランジスタQ11のポテンシャル分布を示す。
【0021】
先ず、期間t0では、切り換えパルスφs1,φs2のいずれも発生しないことから、切り換えスイッチSW11は比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataのいずれも選択せず、またスイッチSW12はオフ(開)の状態にある。このとき、MOSトランジスタQ11はそのソース電極がフローティング状態にあることからオフ状態となる。この状態では、MOSトランジスタQ11のドレイン電極には電流は流れない。
【0022】
この初期状態から、切り換えパルスφs1が“L”レベルから“H”レベルに遷移すると、プリセット期間t1となる。このプリセット期間t1では、切り換えパルスφs1が与えられることにより、切り換えスイッチSW11が比較基準レベルVrefを選択し、MOSトランジスタQ11のソース電極に与える。すると、MOSトランジスタQ11がオン状態となり、電源Vddから抵抗素子R11を通してMOSトランジスタQ11のドレイン電極へ、さらにソース電極側へ流れる。
【0023】
このとき、MOSトランジスタQ11のドレイン電極へは微小電流が流れるように、抵抗素子R11の抵抗値によって制限されている。また同時に、切り換えパルスφs1が与えられることでスイッチSW12がオン状態にあることから、MOSトランジスタQ11のゲート電極はそのドレイン電極と短絡されて、ドレイン電極と同電位となっている。
【0024】
MOSトランジスタQ11の定常状態では、そのゲート電圧Vg(=ドレイン電圧Vd)は、下記の式から明らかなように、チャネルポテンシャルφchがソース電圧Vsと等しくなるような電圧になる。
φch=Vg−Vth≒Vs ……(1)
∴Vg=Vd≒Vs+Vth ……(2)
ここで、Vthは、MOSトランジスタQ11のドレイン変調、バックゲート効果等を含む実効閾値電圧である。
【0025】
このMOSトランジスタQ11のゲート電圧Vgは、コンデンサC11に保持電圧Vstoとして保持される。すなわち、コンデンサC11の保持電圧Vstoは、MOSトランジスタQ11のチャネルポテンシャルがそのソース電位とほぼ同じになるような電圧である。以上により、プリセットが完了する。図5に、MOSトランジスタQ11のゲート電圧Vgに対するチャネルポテンシャルφchの特性を示す。
【0026】
次に、切り換えパルスφs1が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、代わって切り換えパルスφs2が“L”レベルから“H”レベルに遷移すると、コンパレーション期間t2となる。このコンパレーション期間t2では、切り換えスイッチSW11は比較基準レベルVrefに代えて比較入力データVdataを選択し、MOSトランジスタQ11のソース電極に与える。また、スイッチSW12はオフ状態となる。
【0027】
このとき、MOSトランジスタQ11のゲート電圧Vgとして、プリセット状態で比較入力データVdataの“H”レベルと“L”レベルの中間値がチャネルポテンシャルφchとなるような保持電圧VstoがコンデンサC11によって保持されている。このため、比較入力データVdataが“H”レベルであれば、MOSトランジスタQ11はそのソース電位が“H”レベルとなるためオフ状態となり、ドレイン電極には電流が流れない。したがって、MOSトランジスタQ11のドレイン電位、即ち比較出力VoutはVddレベルとなる。
【0028】
逆に、比較入力データVdataが“L”レベルであれば、MOSトランジスタQ11はそのソース電位が“L”レベルとなるためオン状態となる。したがって、MOSトランジスタQ11のドレイン電位、即ち比較出力Voutは入力電位(比較入力データVdataの“L”レベル)と等しくなる。なお、切り換えパルスφs2の立ち下がりタイミングにおける比較出力Voutの論理(“H”レベル/“L”レベル)が比較結果となる。
【0029】
上述したように、第1実施形態に係るコンパレータ10では、1つのMOSトランジスタQ11を用い、このMOSトランジスタQ11のドレイン電極と電源Vddとの間に抵抗素子R11を、そのゲート電極と直流電位点との間にコンデンサC11をそれぞれ接続するとともに、ゲート電極とドレイン電極との間にスイッチSW12を接続した構成とする一方、MOSトランジスタQ11のソース電極に対して比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataを時系列で入力して比較を行うようにしたことにより、MOSトランジスタQ11に貫通電流が流れないため消費電流はすくなく、またMOSトランジスタQ11の閾値電圧Vthの絶対値バラツキに対して安定した動作が可能となる。
【0030】
すなわち、式(2)からわかるように、MOSトランジスタQ11の閾値電圧Vthがばらついても、必ずそれを補正するコンデンサC11の保持電圧Vstoでゲート電圧Vgがプリセットされるため、MOSトランジスタQ11の閾値電圧Vthの絶対値バラツキに対して強いものとなる。しかも、2つのMOSトランジスタによる比較ではなく、1つのMOSトランジスタQ11を用いた構成であるため、原理的に、MOSトランジスタの閾値電圧Vth等の相対バラツキ(オフセット)の影響がない。したがって、比較基準レベルVrefに対する比較入力データVdataのレベル差が小さくても、コンパレーションエラーを起こすことなく、コンパレーション動作を実行できる。
【0031】
なお、MOSトランジスタQ11のドレイン電極に流れる電流は、抵抗素子R11の抵抗値で調整できるが、式(2)の精度を上げるためには、電流を極力少なくすることになる。しかしながら、比較出力Voutが“H”レベルのときの充電時間が大きくなるため、実際には、比較入力データVdataのレベルと式(2)の誤差とスピードとのトレードオフで決定することになる。
【0032】
また、上記実施形態では、入力信号(比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdata)の切り換えと、スイッチSW12の切り換えを同じタイミングで行うとしたが、必ずしも同時である必要はなく、スイッチSW12の切り換えが入力信号の切り換えと同時もしくはそれ以前に行われるタイミング関係にあれば良い。
【0033】
図6は、本発明の第2実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータの構成例を示す回路図である。
【0034】
図6において、第2実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータ20も、第1実施形態の場合と同様に、1つのNchMOSトランジスタQ21を用いた構成となっている。このMOSトランジスタQ21の入力側のソース電極には、2入力の切り換えスイッチSW21の出力端が接続されている。この切り換えスイッチSW21は、比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataを時系列で入力する入力手段として機能する。
【0035】
すなわち、切り換えスイッチSW21は、比較基準レベルVrefを一方の入力(a入力)、比較入力データVdataを他方の入力(b入力)とし、先ず切り換えパルスφs1が与えられると比較基準レベルVrefを選択し、切り換えパルスφs1に代わって切り換えパルスφs2が与えられると比較入力データVdataを選択する。ここで、比較基準レベルVrefは、比較入力データVdataの“H”レベルと“L”レベルの中間値に設定されている。
【0036】
MOSトランジスタQ21のドレイン電極と電源Vddとの間には抵抗素子R21が接続されている。この抵抗素子R21は、MOSトランジスタQ21のドレイン電極に電流を供給(即ち、流入あるいは流出)する電流供給手段として機能し、ドレイン電極に微小電流が流れるようにその抵抗値が設定されている。MOSトランジスタQ21のドレイン電極からは、“H”レベルまたは“L”レベルの比較結果が導出される。
【0037】
MOSトランジスタQ21のゲート電極と直流電位点(本例では、グランド)との間には、電圧保持手段としてのコンデンサC21が接続されている。また、MOSトランジスタQ21のゲート電極とドレイン電極との間には、スイッチSW22が接続されている。このスイッチSW22は、切り換えパルスφs1が与えられたときにオン状態となり、MOSトランジスタQ21のゲート電極とドレイン電極間を短絡する。
【0038】
また、MOSトランジスタQ21のゲート電極には、スイッチSW23を介してラッチ回路21の入力端が接続されている。スイッチSW23は、切り換えパルスφs2が与えられたときにオン状態となり、MOSトランジスタQ21による比較結果をラッチ回路21に供給する。ラッチ回路21は、互いに逆方向で並列に接続された、即ち入力端が相手の出力端に、出力端が相手の入力端にそれぞれ接続された2つのインバータ22,23によって構成されている。
【0039】
次に、上記構成の第2実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータ20の回路動作について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。
【0040】
先ず、期間t0では、切り換えパルスφs1,φs2のいずれも発生しないことから、切り換えスイッチSW21は比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataのいずれも選択せず、またスイッチSW22はオフ状態にある。このとき、MOSトランジスタQ21はそのソース電極がフローティング状態にあることからオフとなる。この状態では、MOSトランジスタQ21のドレイン電極には電流は流れない。
【0041】
この初期状態から、切り換えパルスφs1が“L”レベルから“H”レベルに遷移すると、プリセット期間t1となる。このプリセット期間t1では、切り換えスイッチSW21が切り換えパルスφs1に応答して比較基準レベルVrefを選択し、MOSトランジスタQ21のソース電極に与える。すると、MOSトランジスタQ21がオン状態となり、電源Vddから抵抗素子R21を通してMOSトランジスタQ21のドレイン電極へ、さらにソース電極側へ流れる。
【0042】
このとき、MOSトランジスタQ21のドレイン電極へは微小電流が流れるように、抵抗素子R21の抵抗値によって制限されている。また、スイッチSW22が切り換えパルスφs1に応答してオン状態にあることから、MOSトランジスタQ21のゲート電極はそのドレイン電極と短絡されて、ドレイン電極と同電位となっている。
【0043】
MOSトランジスタQ21の定常状態では、そのゲート電圧Vg(=ドレイン電圧Vd)は、先述した式(2)から明らかなように、チャネルポテンシャルφchがソース電圧Vsと等しくなるような電圧になる。このMOSトランジスタQ21のゲート電圧Vgは、コンデンサC21に保持電圧Vstoとして保持される。以上により、プリセットが完了する。
【0044】
次に、切り換えパルスφs1が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、代わって切り換えパルスφs2が“L”レベルから“H”レベルに遷移すると、コンパレーション期間t2となる。このコンパレーション期間t2では、切り換えスイッチSW21は比較基準レベルVrefに代えて比較入力データVdataを選択し、MOSトランジスタQ21のソース電極に与える。また、スイッチSW22はオフ状態となり、スイッチSW23はオン状態となる。
【0045】
このとき、MOSトランジスタQ21のゲート電圧Vgとして、プリセット状態で比較入力データVdataの“H”レベルと“L”レベルの中間値がチャネルポテンシャルφchとなるような保持電圧VstoがコンデンサC21によって保持されている。このため、比較入力データVdataが“H”レベルであれば、MOSトランジスタQ21はそのソース電位が“H”レベルとなるためオフ状態となり、ドレイン電極には電流が流れない。したがって、MOSトランジスタQ21のドレイン電位、即ち比較出力VoutはVddレベルとなる。
【0046】
逆に、比較入力データVdataが“L”レベルであれば、MOSトランジスタQ21はそのソース電位が“L”レベルとなるためオン状態となる。したがって、MOSトランジスタQ21のドレイン電位は入力電位(比較入力データVdataの“L”レベル)と等しくなる。なお、切り換えパルスφs2の立ち下がりタイミングにおけるMOSトランジスタ21のドレイン電位の論理(“H”レベル/“L”レベル)が比較結果となる。
【0047】
この比較結果は、切り換えパルスφs2が与えられるとオン状態となるスイッチSW23を通してラッチ回路21に供給され、当該ラッチ回路21によって保持される。なお、ラッチ回路21は、切り換えパルスφs2が“H”レベルとなるコンパレーション期間でのみMOSトランジスタQ21のドレイン電極に対して接続されることになる。
【0048】
上述したように、第2実施形態に係るコンパレータ20では、1つのMOSトランジスタQ21を用いて時系列比較を行うことに伴う第1実施形態での作用効果に加え、MOSトランジスタQ21のドレイン電極に対してスイッチSW23を介してラッチ回路21を接続し、MOSトランジスタQ21のドレイン電位である比較結果をラッチ回路21でラッチするようにしたことにより、電位変動のない比較出力Voutを得ることができる。
【0049】
すなわち、後段にラッチ回路21を設けない第1実施形態の構成を考えた場合に、コンパレーション期間(切り換えパルスφs1又はφs2が“H”レベルの期間)以外は、抵抗素子R21を通してMOSトランジスタQ21のドレイン電極に微小電流が流れるため、図2のタイミングチャートの比較出力Voutの波形から明らかなように、MOSトランジスタQ21のドレイン電位である出力電位が高くなる。もちろん、スイッチを設けて電源との間を遮断することにより、この出力電位の変動をなくすことができるが、この場合でも、MOSトランジスタのリーク電流等で出力電位が変わる可能性は残る。
【0050】
これに対して、後段にラッチ回路21を設けて比較結果をラッチすることにより、コンパレーション期間以外で抵抗素子R21を通してMOSトランジスタQ21のドレイン電極に微小電流が流れることに伴って、MOSトランジスタQ21のドレイン電位に電位変動が起きてもその影響を受けることはなく、したがって、図7のタイミングチャートの比較出力Voutの波形から明らかなように、比較結果を“H”レベル/“L”レベルにラッチ回路21で固定できる。
【0051】
図8は、本発明の第3実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータの構成例を示す回路図である。本実施形態に係るコンパレータも、1つのMOSトランジスタを用いて時系列比較を行うとともに、後段にラッチ回路を設けた基本的な回路構成については第2実施形態に係るコンパレータ20の場合と同じである。
【0052】
図8において、NchMOSトランジスタQ31の入力側のソース電極には、2入力の切り換えスイッチSW31の出力端が接続されている。この切り換えスイッチSW31は、比較基準レベルVrefおよび比較入力データVdataを時系列で入力する入力手段として機能する。
【0053】
すなわち、切り換えスイッチSW31は、比較基準レベルVrefを一方の入力(a入力)、比較入力データVdataを他方の入力(b入力)とし、先ず切り換えパルスφs1が与えられると比較基準レベルVrefを選択し、切り換えパルスφs1に代わって切り換えパルスφs2が与えられると比較入力データVdataを選択する。ここで、比較基準レベルVrefは、比較入力データVdataの“H”レベルと“L”レベルの中間値に設定されている。
【0054】
MOSトランジスタQ31のドレイン電極と電源Vddとの間には、スイッチSW32および抵抗素子R31が直列に接続され、同様に、スイッチSW33および抵抗素子R32が直列に接続されている。すなわち、スイッチSW32および抵抗素子R31の直列接続回路とスイッチSW33および抵抗素子R32の直列接続回路とは並列に接続された関係となっている。そして、抵抗素子R31,R32としては、ほぼ等しい抵抗値のものが用いられる。
【0055】
また、スイッチSW32は切り換えパルスφs1が与えられたときにオン状態となり、スイッチSW33は切り換えパルスφs2が与えられたときにオン状態となる。抵抗素子R31,R32は、スイッチSW32,SW33がオン状態のときに、MOSトランジスタQ31のドレイン電極に電流を供給(即ち、流入あるいは流出)する電流供給手段として機能し、ドレイン電極に微小電流が流れるように各抵抗値が設定されている。MOSトランジスタQ31のドレイン電極からは、“H”レベルまたは“L”レベルの比較結果が導出される。
【0056】
MOSトランジスタQ31のゲート電極と直流電位点(本例では、グランド)との間には、電圧保持手段としてのコンデンサC31が接続されている。また、MOSトランジスタQ31のゲート電極とドレイン電極との間には、スイッチSW34が接続されている。このスイッチSW34は、切り換えパルスφs1が与えられたときにオン状態となり、MOSトランジスタQ31のゲート電極とドレイン電極間を短絡する。
【0057】
また、MOSトランジスタQ31のゲート電極には、スイッチSW35を介してラッチ回路31の入力端が接続されている。スイッチSW35は、切り換えパルスφs2が与えられたときにオン状態となり、MOSトランジスタQ31による比較結果をラッチ回路31に供給する。
【0058】
ラッチ回路31は、互いに逆方向で並列に接続された、即ち入力端が相手の出力端に、出力端が相手の入力端にそれぞれ接続された2つのインバータ32,33によって構成されている。このラッチ回路31の電流パス中の例えばインバータ32の入力端とインバータ33の出力端との間にはスイッチSW36が接続されている。このスイッチSW36は、切り換えパルスφs2が消滅したときにオフ状態となってラッチ回路31の電流パスをカットする。
【0059】
上記構成の第3実施形態に係るコンパレータ30において、1つのMOSトランジスタQ31で時系列比較を行うための動作は、基本的には、第1,第2実施形態に係るコンパレータ10,20の場合と同じである。そして、MOSトランジスタQ31のドレイン電極には、切り換えパルスφs1または切り換えパルスφs2が与えられたときに、抵抗素子R31または抵抗素子R32によって微小電流が供給される。
【0060】
すなわち、第1,第2実施形態に係るコンパレータ10,20の場合のように抵抗素子R11,R21を通して常時微小電流が供給されるのではなく、MOSトランジスタQ31のドレイン電極には、切り換えパルスφs1またはφs2が与えられたときにのみ、抵抗素子R31またはR32を通して微小電流が供給される。このように、比較動作に必要な期間でのみMOSトランジスタQ31のドレイン電極に微小電流を供給するようにすることで、無駄な電力消費がなくなるため、低消費電力化が可能となる。
【0061】
さらに、ラッチ回路31において、その電流パス中に当該パスを選択的にカットするスイッチSW36を設け、このスイッチSW36を切り換えパルスφs2でオン/オフ制御するようにしたことにより、比較結果をラッチする必要がある期間(本例では、切り換えパルスφs2が“H”レベルの期間)でのみラッチ回路31に電流が流れ、それ以外の不要きな期間では流れないため、さらなる低消費電力化が可能となる。
【0062】
なお、本実施形態では、スイッチSW32および抵抗素子R31の直列接続回路とスイッチSW33および抵抗素子R32の直列接続回路とを並列に接続し、抵抗素子R31,R32としてほぼ等しい抵抗値のものを用いるとともに、スイッチSW32,SW33を切り換えパルスφs1,φs2によってオン/オフ制御する構成とすることで、コンパレーション動作に必要な期間でのみMOSトランジスタQ31のドレイン電極に微小電流を供給するとしたが、この回路構成に限られるものではない。
【0063】
すなわち、例えば図9に示すように、電源とMOSトランジスタQ31のドレイン電極との間に、抵抗素子R31およびスイッチSW32を直列に接続し、切り換えパルスφs1,φs2を2入力とするORゲート34の論理和出力によってスイッチSW32をオン/オフ制御する回路構成を採ることによっても、コンパレーション動作に必要な期間でのみMOSトランジスタQ31のドレイン電極に微小電流を供給するようにすることができる。
【0064】
図10は、例えば第3実施形態に係るコンパレータ30の構成(図8を参照)において、スイッチSW31〜SW36や抵抗R31,R32をMOS型トランジスタで構成した場合の具体的な構成例を示す回路図であり、図中、図8と同等部分には同一符号を付して示してある。
【0065】
図10において、切り換えスイッチSW31は、各ソース電極がNchMOSトランジスタQ31のドレイン電極に接続された2つのNchMOSトランジスタQ41,Q42から構成されている。そして、MOSトランジスタQ41は、比較基準レベルVrefをドレイン入力とし、切り換えパルスφs1をゲート入力としている。また、MOSトランジスタQ41は、比較入力データVdataをドレイン入力とし、切り換えパルスφs2をゲート入力としている。
【0066】
スイッチSW32および抵抗素子R31、並びにスイッチSW33および抵抗素子R32は、互いに並列に接続されたPchMOSトランジスタQ43,Q44によって構成されている。すなわち、MOSトランジスタQ43はスイッチSW32および抵抗素子R31の機能を持ち、MOSトランジスタQ44はスイッチSW33および抵抗素子R32の機能を持っている。そして、MOSトランジスタQ43,Q44は、切り換えパルスφs1,φs2の反転パルスφs1x,φs2xをそれぞれゲート入力としている。
【0067】
スイッチSW34は、互いに並列に接続されたNchMOSトランジスタQ45およびPchMOSトランジスタQ46、即ちC‐MOSトランジスタを使ったトランスミッションゲート構成となっている。同様に、スイッチSW35は互いに並列に接続されたNchMOSトランジスタQ47およびPchMOSトランジスタQ48を使ったトランスミッションゲート構成、スイッチSW36は互いに並列に接続されたNchMOSトランジスタQ49およびPchMOSトランジスタQ50を使ったトランスミッションゲート構成となっている。
【0068】
このように、スイッチSW31〜SW36や抵抗R31,R32をMOS型トランジスタで構成することにより、トランジスタ数は若干多くなるものの、同一の製造プロセスにて簡単に作製できることになる。しかも、比較入力データVdataの振幅レベルが0.5V程度であっても、回路動作上、何ら問題ないことが本発明者によって確認されている。
【0069】
以上説明した本発明の第1、第2または第3実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータは、例えば、各画素のスイッチング素子としてポリシリコンTFTが2次元マトリクス状に配置された透明絶縁基板上に、デジタルインターフェース駆動回路をポリシリコンTFTで画素部と一体形成してなるアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおいて、その駆動系を構成する回路の一部、例えば水平駆動系のレベルシフタとして用いられる。
【0070】
図11に、かかるアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの構成の一例を示す。図11において、アクティブマトリクス型液晶ディスプレイは、画素51が行列状に配置されてなる表示領域52と、この表示領域52の各画素51を行単位で選択する垂直ドライバ53と、この垂直ドライバ53によって選択された行の各画素51に対して画像信号を点順次あるいは線順次にて書き込む水平ドライバ54とを有し、これらを同一の透明絶縁基板(液晶パネル)55上に搭載した構成となっている。
【0071】
表示領域52において、複数行分のゲート線56と複数列分の信号線57とがマトリクス状に配線され、その各交差部に画素51が配置されている。この画素51は、ゲート電極がゲート線56に、ソース電極(又は、ドレイン電極)が信号線57にそれぞれ接続された画素トランジスタTFTと、この画素トランジスタTFTのドレイン電極(又は、ソース電極)に画素電極が接続された液晶セルLCと、画素トランジスタTFTのドレイン電極(又は、ソース電極)に一方の電極が接続された保持容量Csとを有する構成となっている。
【0072】
図12は、水平ドライバ54の具体的な構成の一例を示すブロック図である。同図から明らかなように、水平ドライバ54は、シフトレジスタ541、レベルシフタ542、データサンプリング回路543およびデジタル/アナログ変換器(DAC)544を有する構成となっている。
【0073】
この水平ドライバ54において、シフトレジスタ541は、レベルシフタ542を通して水平スタートパルスHSTが与えられると、水平クロックHCK1,HCK2に同期してシフト動作を行い、各転送段から順にサンプリングパルスを発生する。レベルシフタ542は、水平スタートパルスHSTのレベルをシフトしてシフトレジスタ541に供給する。
【0074】
データサンプリング回路543は、R,G,Bに対応した表示データdata(R0〜1,G0〜1,B0〜1)を、シフトレジスタ541から与えられるサンプリングパルスによってサンプリングする。デジタル/アナログ変換器544は、データサンプリング回路543においてサンプリングされた表示データdataをアナログ信号に変換し、信号線57を通して各画素51に供給する。
【0075】
上記構成のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおいて、水平ドライバ54のレベルシフタ542として、先述した本発明の第1、第2または第3実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータが用いられるのである。このように、Vth絶対値バラツキに対して安定動作が可能で、かつ原理的にVth等の相対バラツキ(オフセット)の影響がなく、しかも消費電力が少ないコンパレータを、水平ドライバ54のレベルシフタ542として用いることにより、低振幅(低レベル)の水平スタートパルスHSTにも対応でき、しかも低消費電力のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイを実現できることになる。
【0076】
ここでは、本発明の第1、第2または第3実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータを、水平ドライバ54のレベルシフタ542として用いる場合を例に採って説明したが、これに限られるものではなく、駆動系全般においてコンパレータを必要とする回路部分、例えばデータサンプリング回路543において各信号線57(図11を参照)ごとに配されるコンパレータとして用いることも可能である。
【0077】
データサンプリング回路543は、表示データdataをある比較基準電圧と比較するコンパレータと、このコンパレータの比較出力データをラッチするデータラッチとを有し、これらが信号線57ごとに設けられた構成となっている。かかる構成のデータサンプリング回路543において、信号線57ごとに配されるコンパレータとして、本発明の第1、第2または第3実施形態に係る昇圧タイプのコンパレータが用いられる。
【0078】
このように、データサンプリング回路543では、信号線57ごとにコンパレータが配されることから、コンパレータは水平画素数×ビット数分だけ配置されることになり、その数は膨大なものとなる。したがって、データサンプリング回路543のコンパレータとして、本発明の第1、第2または第3実施形態に係るコンパレータ、即ち消費電力の少ないコンパレータを用いることにより、全てのコンパレータにおいてより確実なコンパレーション動作を行うことができ、しかも装置全体の消費電力を大幅に低減できるため、特に携帯型の液晶ディスプレイに有用なものとなる。
【0079】
なお、上述した適用例では、本発明の第1、第2または第3実施形態に係るコンパレータを、液晶ディスプレイの駆動系を構成する回路の一部として用いた場合を例に採って説明したが、画素の表示素子として有機EL素子を用いたELディスプレイの駆動系を構成する回路の一部として、さらには液晶ディスプレイやELディスプレイに代表される表示装置の駆動系に限らず、コンパレータを用いる回路系全般に適用可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1つのMOS型トランジスタを用い、このMOS型トランジスタによって比較基準信号に対して比較入力信号を時系列で比較するようにしたことにより、Vth絶対値バラツキに対して安定した動作が可能になるとともに、低消費電力化が可能となり、また2つのトランジスタによる比較でないことから、原理的にVth等の相対バラツキ(オフセット)の影響がないため、比較入力信号の信号レベルが小さくても、コンパレーションエラーを起こすことなくコンパレーション動作を実行でき、しかもシンプルな回路構成のため高歩留りとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコンパレータの構成例を示す回路図である。
【図2】第1実施形態の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】第1実施形態の回路動作を説明するための等価回路図である。
【図4】第1実施形態の回路動作を説明するためのMOSトランジスタのポテンシャル図である。
【図5】MOSトランジスタのゲート電圧に対するチャネルポテンシャルの特性図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るコンパレータの構成例を示す回路図である。
【図7】第2実施形態の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態に係るコンパレータの構成例を示す回路図である。
【図9】第3実施形態に係るコンパレータの変形例を示す回路図である。
【図10】第3実施形態に係るコンパレータの具体的な構成例を示す回路図である。
【図11】アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの一例を示す構成図である。
【図12】アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの水平ドライバの具体的な構成を示すブロック図である。
【図13】従来例を示す回路図である。
【図14】従来例の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,20,30,30′…コンパレータ、21,31…ラッチ回路、51…画素、53…垂直ドライバ、54…水平ドライバ、542…シフトレジスタ、543…データサンプリング回路

Claims (17)

  1. 1つのMOS型トランジスタと、
    比較基準信号と比較入力信号とを選択的に入力することによって前記MOS型トランジスタのソース電極に対して前記比較基準信号および前記比較入力信号を時系列で入力する切り換えスイッチと、
    電源と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続され、当該ドレイン電極に微小電流を流す電流供給手段と、
    前記MOS型トランジスタのゲート電極と直流電位点との間に接続され、前記MOS型トランジスタの定常状態でのゲート電圧を保持するコンデンサと、
    前記MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に接続され、前記切り換えスイッチが前記比較基準信号を選択するときにオン状態になるスイッチ手段とを備え
    前記微小電流は、前記比較入力信号のレベルと前記MOS型トランジスタのゲート電圧の誤差とスピードとのトレードオフで決定される
    コンパレータ。
  2. 前記電流供給手段は、前記MOS型トランジスタのドレイン電極と電源との間に接続された抵抗素子である
    請求項1記載のコンパレータ。
  3. 前記電流供給手段は、前記MOS型トランジスタのドレイン電極と電源との間に接続された少なくとも1つの抵抗素子と、当該少なくとも1つの抵抗素子に対して直列に接続された少なくとも1つのスイッチ素子とを有し、当該直列接続された抵抗素子およびスイッチ素子がMOS型トランジスタによって構成されている
    請求項1記載のコンパレータ。
  4. 前記直列接続された抵抗素子およびスイッチ素子を構成するMOS型トランジスタは、比較期間においてのみ導通状態となって前記MOS型トランジスタのドレイン電極に微小電流を供給する
    ことを特徴とする請求項記載のコンパレータ。
  5. 前記比較基準信号に対する前記比較入力信号の比較結果をラッチするラッチ手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンパレータ。
  6. 前記ラッチ手段は、ラッチ回路と、このラッチ回路の入力端と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続されて両者間を選択的に接続する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項記載のコンパレータ。
  7. 前記ラッチ回路の電流パスを選択的にカットする手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載のコンパレータ。
  8. 1つのMOS型トランジスタと、
    比較基準信号と比較入力信号とを選択的に入力することによって前記MOS型トランジスタのソース電極に対して前記比較基準信号および前記比較入力信号を時系列で入力する切り換えスイッチと、
    電源と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続され、当該ドレイン電極に微小電流を流す電流供給手段と、
    前記MOS型トランジスタのゲート電極と直流電位点との間に接続され、前記MOS型トランジスタの定常状態でのゲート電圧を保持するコンデンサと、
    前記MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に接続され、前記切り換えスイッチが前記比較基準信号を選択するときにオン状態になるスイッチ手段とを備え
    前記微小電流は、前記比較入力信号のレベルと前記MOS型トランジスタのゲート電圧の誤差とスピードとのトレードオフで決定される
    コンパレータを駆動系に用いた表示装置。
  9. 前記電流供給手段は、前記MOS型トランジスタのドレイン電極と電源との間に接続された抵抗素子である
    請求項記載の表示装置。
  10. 前記電流供給手段は、前記MOS型トランジスタのドレイン電極と電源との間に接続された少なくとも1つの抵抗素子と、当該少なくとも1つの抵抗素子に対して直列に接続された少なくとも1つのスイッチ素子とを有し、当該直列接続された抵 抗素子およびスイッチ素子がMOS型トランジスタによって構成されている
    請求項記載の表示装置。
  11. 前記直列接続された抵抗素子およびスイッチ素子を構成するMOS型トランジスタは、は、比較期間においてのみ導通状態となって前記MOS型トランジスタのドレイン電極に微小電流を供給する
    請求項10記載の表示装置。
  12. 前記比較基準信号に対する前記比較入力信号の比較結果をラッチするラッチ手段を有する
    請求項記載の表示装置。
  13. 前記ラッチ手段は、ラッチ回路と、このラッチ回路の入力端と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続されて両者間を選択的に接続する手段とを有する
    請求項12記載の表示装置。
  14. 前記ラッチ回路の電流パスを選択的にカットする手段を有する
    ことを特徴とする請求項13記載の表示装置。
  15. 画素を構成する表示素子が液晶素子からなる
    請求項記載の表示装置。
  16. 画素を構成する表示素子がエレクトロルミネセンス素子からなる
    請求項記載の表示装置。
  17. 1つのMOS型トランジスタと、電源と前記MOS型トランジスタのドレイン電極との間に接続され、当該ドレイン電極に比較入力信号のレベルと前記MOS型トランジスタのゲート電圧の誤差とスピードとのトレードオフで決定される微小電流を流す電流供給手段と、前記MOS型トランジスタのゲート電極と直流電位点との間に接続され、前記MOS型トランジスタの定常状態でのゲート電圧を保持するコンデンサと、前記MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に接続されたスイッチ手段とを備えたコンパレータの駆動に当たって、
    先ず、前記MOS型トランジスタのソース電極に比較基準信号を与えると同時にあるいはそれ以前に、前記スイッチ手段をオン状態として前記MOS型トランジスタのゲート電極とドレイン電極とを短絡し、
    次いで、前記MOS型トランジスタのソース電極に前記比較入力信号を与えると同時にあるいはそれ以前に、前記スイッチ手段をオフ状態として前記MOS型トランジスタのドレイン電極の電位を比較結果として導出する
    コンパレータの駆動方法。
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