JP4263600B2 - 熱反応型難燃性粘着テープ及びその製造方法 - Google Patents

熱反応型難燃性粘着テープ及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクリル系光硬化性粘着剤中にドリッピング抑制剤及び難燃剤を添加した無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に塗工した熱反応型難燃性粘着テープ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−193187号公報
【特許文献2】
特開2000−14393号公報
近年、電気・電子分野などの業界では、製品の高性能化、高機能化、多品種化などに伴い、部品の接合に使用される接着剤や粘着剤には高難燃性、高耐熱性、高接着性、高信頼性などの要求が高まりつつある。特に、作業性の効率向上や作業環境性の向上などの観点から、液状接着剤に替わってテープ状やシート状の粘着剤を用いて各種部品を接合することが多くなっている。
従来より、この粘着テープに難燃性を付与するために、ハロゲン系の難燃剤と酸化アンチモンとを併用することにより難燃化するのが一般的であったが、ハロゲン系難燃剤は、燃焼時に人体に毒性のあるハロゲン系ガスを発生することや、機器などを腐食せしめる原因となることがあり、ハロゲン系難燃剤を使用しないタイプの難燃化方法が急がれている。
このハロゲン系難燃剤を使用しない難燃化方法としては、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム等の水和金属化合物を配合することが知られているが、高い難燃効果を得るためには、粘着剤中に大量に配合しなければならず、それにより粘着特性が損なわれるという問題があった。
また、特許文献1には、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムなどの含窒素リン化合物と赤リンとの混合物を用いた粘着テープが提案されているが、未処理の赤リンを使用しているため、ホスフィンガスの発生の問題があった。
また、難燃性規格では、米国UL(アンダーライターズ・ラボラトリー) 垂直法燃焼試験の規制が年々厳しくなってきたことや、軽量化、経済性向上の為、粘着テープの肉厚が薄くなってきたことで燃焼中にドリッピング(溶融した樹脂の滴下)及びそれに起因する延焼が起るという問題がある。また、粘着剤などのポリマーは、燃焼時にドリッピングし、難燃性を低下させる問題があった。
このドリッピングを抑制する方法としては、特許文献2に記載のように、ポリマーを多官能モノマーなどで架橋する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に記載の方法は、ドリッピングの十分な抑制を発現するためには、架橋密度を高くしなければならず、それにより粘着特性が損なわれるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、難燃性及びドリッピング抑制に優れ、且つ、粘着基本特性に優れた難燃性粘着テープを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構成とするものである。
すなわち、本発明は、少なくとも(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と、極性基含有単量体と、光重合開始剤とを主成分とする光硬化性粘着剤中に、ドリッピング抑制剤として、光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体を上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、5〜50重量部添加し、さらに、難燃剤を添加した無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に塗工してなる熱反応型難燃性粘着テープとする。
この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンを5〜100重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンを5〜100重量部と水和アルミナを10〜200重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンを5〜100重量部とポリリン酸アンモニウムを5〜100重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンを5〜100重量部、水和アルミナを10〜200重量部及びポリリン酸アンモニウムを5〜100重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンを5〜50重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、水和アルミナを10〜200重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンを5〜50重量部及び水和アルミナを10〜200重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ポリリン酸アンモニウムを10〜200重量部配合する。
また、この場合、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンを5〜50重量部及びポリリン酸アンモニウムを10〜200重量部配合する。
また、これらの場合、酸素指数を23以上とする。
また、上記熱反応型難燃性粘着テープを製造する方法において、上記難燃剤を含む上記無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に5〜500μm厚に塗工して形成した光硬化性粘着剤層を硬化する際に、不活性ガス雰囲気下、あるいは、透明な保護フィルムを上から被せながら、上記光硬化性粘着剤層を光照射により硬化させる。
【発明の実施の形態】
本発明の熱反応型難燃性粘着テープは、少なくとも(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と、極性基含有単量体と、光重合開始剤とを主成分とする光硬化性粘着剤中に、ドリッピング抑制剤として、光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体を上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、5〜50重量部添加し、さらに、難燃剤を添加した無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に塗工してなる熱反応型難燃性粘着テープであって、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、ホスファゼン5〜100重量部、または、ホスファゼン5〜100重量部と水和アルミナ10〜200重量部、または、ホスファゼン5〜100重量部とポリリン酸アンモニウム5〜100重量部、または、ホスファゼン5〜100重量部と水和アルミナ10〜200重量部とポリリン酸アンモニウムを5〜100重量部、または、無機コート赤リン5〜50重量部、または、水和アルミナ10〜200重量部、または、無機コート赤リン5〜50重量部及び水和アルミナ10〜200重量部、または、ポリリン酸アンモニウム10〜200重量部、または、無機コート赤リン5〜50重量部及びポリリン酸アンモニウム10〜200重量部を配合した無溶剤型光硬化性粘着剤を基材に塗工したことを特徴とするもので、燃焼時にドリッピングを抑制し、有毒であるハロゲン系ガスやホスフィンガスを発生せず、また、人体に悪影響のあるアンチモンを含まず、粘着力や保持力等の粘着基本特性に優れ、且つ、難燃性を有する。
上記ドリッピング抑制剤は、燃焼時にヒドロキシ基が脱水縮合反応することによってポリマー主鎖の結合力が強化され、ドリッピングを抑制する。
ここで使用されるドリッピング抑制剤は、光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体であって、具体的には、汎用のアクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどが挙げられる。
【0005】
上記光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体は、上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、5〜50重量部の割合で使用されることが好ましい。上記光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体の配合量が5重量部に満たない場合には、ドリッピングが十分に抑制されず、難燃性を低下させる。また、50重量部を超える場合には、ドリッピングは抑制できるものの、光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体のガラス転移点が高いため、粘着力の低下を招く。
【0006】
また、ここで使用されるホスファゼンは、具体的には、大塚化学社製の商品名SA−100、SPR−100、NF−46、NF−68、NF−100などが挙げられる。
【0007】
ホスファゼンは、燃焼時に分解して、リン酸またはポリリン酸を生成し、それがさらに炭化層膜を形成し、テープを熱と酸素から遮断することにより、難燃性を発現する。
【0008】
また、ここで使用される赤リンは、具体的には、日本化学工業社製の商品名CP−A15、TP−10、CP−A15F、TP−10F、ヒシガードセーフPM−13、PM−24、PM−31、ヒシガードホワイトCP、TPなどの無機コート安定化赤リン難燃剤が挙げられる。
【0009】
赤リンは、燃焼時に分解して、リン酸またはポリリン酸を生成し、それがさらに炭化層膜を形成し、テープを熱と酸素から遮断することにより、難燃性を発現する。
【0010】
また、ここで併用される水和アルミナは、特に限定されないが、比表面積5m/g以下であり、平均粒子径が3μm以上25μm以下のものである。この範囲にない水和アルミナを用いると、粘着剤の加工性、沈降性等に影響を与える。具体的には、昭和電工社製の商品名H−X、H−21、H−31、H−32、H−42、H−42M、H−43、H−43M、H−100、H−210、H−310、H−320、H−32ST、H−320ST、H−42STE、H−42STV、H−32T、H−34、H−34HL、H−10CX、H−31I、H−32I、H−32S、H−42Sなどが挙げられる。
【0011】
水和アルミナは、結晶水が300℃付近において脱水吸熱反応を起こし難燃性を発現する。
【0012】
また、ここで併用されるポリリン酸アンモニウムは、住友化学社製の商品名スミセーフP、ヘキスト社製Exolit422、Exolit462、HostflamTPAP745、チッソ社製テラージュC60、C70、C80などが挙げられる。
【0013】
ポリリン酸アンモニウムは、燃焼時に発泡剤として作用する。すなわち、ポリリン酸アンモニウムは、燃焼時、断熱発泡層を形成し、成形体表層内部温度を低下させることにより難燃性を発現する。
【0014】
一般に、上記難燃剤の配合量が多すぎると粘着力の低下を招き、少な過ぎると難燃性の効果が低くなり、規格上の難燃特性を満足しなくなる場合がある。
【0015】
すなわち、ホスファゼンを含む難燃剤においては、光硬化性粘着剤100重量部に対する難燃剤の配合量が、ホスファゼンの場合は100重量部、水和アルミナの場合は200重量部、ポリリン酸アンモニウムの場合は100重量部を超えると、粘着力の低下を招く恐れがある。当然、複数の難燃剤を多量に配合した場合には、粘着力はさらに低下することになるが、このような場合には、粘着テープの膜厚を大きくせざるを得ない。
【0016】
また、光硬化性粘着剤100重量部に対する難燃剤の配合量が、ホスファゼンの場合は5重量部、水和アルミナの場合は10重量部、ポリリン酸アンモニウムの場合は5重量部に満たないと、難燃性の効果が低くなり、規格上の難燃特性を満足しなくなる恐れがある。
【0017】
また、無機コート赤リンを含む難燃剤においては、光硬化性粘着剤100重量部に対する難燃剤の配合量が、無機コート赤リンの場合は50重量部、水和アルミナの場合は200重量部、ポリリン酸アンモニウムの場合は200重量部を超えると、粘着力の低下を招く恐れがある。
【0018】
また、光硬化性粘着剤100重量部に対する難燃剤の配合量が、無機コ ート赤リンの場合は5重量部、水和アルミナの場合は10重量部、ポリリン酸アンモニムの場合は10重量部に満たないと、難燃性の効果が低くなり、規格上の難燃特性を満足しなくなる恐れがある。
【0019】
本発明で使用される光硬化性粘着剤は、塗工性などの作業性を向上させるために(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と、極性基含有単量体を塊状重合し、増粘され使用される。上記アクリル系高分子量体としては、重量平均分子量が20万〜300万であるものが良い。
【0020】
上記アクリル系高分子量体の重量平均分子量が20万より小さい場合には、塗工性などを考慮して、数千〜数万cPの高粘度の粘着剤組成を得ることが難しく、好ましくない。また、重量平均分子量が300万より大きい場合には、粘着テープの特性上、特に問題はないが、アクリル系高分子量体を量産的に製造することが難しく、好ましくない。
【0021】
なお、粘着剤組成中のアクリル系高分子量体の配合は、目的とする粘着特性や塗工する際の粘度に応じて調整されるが、通常、粘着剤組成において5〜50重量%で使用される。光活性官能基を有するアクリル系高分子量体の主成分は、通常、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と極性基含有単量体との共重合体、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシルとアクリル酸との共重合体、アクリル酸イソオクチルとメタクリル酸2−ヒドロキシエチルとの共重合体、アクリル酸2−エチルヘキシルとアクリル酸とメタクリル酸2−ヒドロキシエチルとの三元共重合体等が使用されるが、特に、これらに限定されるものではない。
【0022】
上記した(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体としては、例えば、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル基、デシル基などで代表される、通常、炭素数が20以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸のエステル等が挙げられる。なお、上記した(メタ) アクリル酸アルキルエステルは、単独もしくは2種以上で使用される。
また、上記した極性基含有単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、N−ビニル−2−ピロリドン等で代表される、分子中にカルボキシル基、水酸基、アミノ基等の極性基を有する重合性不飽和単量体等が挙げられる。
【0023】
上記した極性基含有単量体の配合量は、上記した(メタ)アクリル酸アルキルエステル99〜70重量%に対して、1〜30重量%であることが好ましい。上記極性基含有単量体の配合量が1重量%より少ない場合には、粘着テープの粘着力が低下し、また、その配合量が30重量%より多い場合にも、粘着テープの粘着力が低下し、いずれの場合にも好ましくない。なお、上記した極性基含有単量体は、単独もしくは2種類以上で使用される。
【0024】
本発明で使用される光重合開始剤としては、一般に、ビニル基や(メタ)アクリロイルオキシ基などのラジカル光重合に使用される通常の光重合開始剤や紫外線硬化型樹脂の硬化に使用されるラジカル光重合開始剤が使用できる。例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、トリクロルアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジルなどの化合物が使用できる。
【0025】
また、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社から販売されている下記のような光重合開始剤も使用できる。例えば、2、2−ジメトキシ−1、2−ジフェニルエタン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア651)などのベンジルジメチルケタール系化合物、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア184)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のダロキュア1173)などのα−ヒドロキシケトン系化合物、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア369)などのα−アミノケトン系化合物、ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア819)などのビスアシルフォスフィンオキサイド系化合物、ビス(2、6−ジメトキシベンゾイル)−2、4、4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイドなどのビスアシルフォスフィンオキサイドとダロキュア1173との1:3混合物(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア1700)、ビス(2、6−ジメトキシベンゾイル)−2、4、4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイドなどのビスアシルフォスフィンオキサイドとイルガキュア184との1:1混合物(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社のイルガキュア1850)、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルなどのベンゾインエーテル系化合物等が挙げられる。特に、光照射により光重合開始剤1分子より2個以上の活性種(ラジカル)を発生するビスアシルフォスフィンオキサイド系化合物などの光重合開始剤が好ましい。
【0026】
これらの光重合開始剤は、上記高分子量体100重量部に対して、0.01〜5重量部の割合で使用されることが好ましい。その使用量が0.01重量部より少ない場合には光硬化反応を十分に完了させるのが難しく、また、その使用量が5重量部より多い場合には、得られる粘着剤重合体の分子量が小さくなり、いずれの場合にも、粘着テープの特性上好ましくない。
【0027】
また、上記アクリル系粘着高分子量体からなる粘着剤に架橋剤として使用される多官能光重合性化合物は、上記アクリル系粘着高分子量体100 重量部に対して、0.01〜5重量部程度の多官能(メタ)アクリル系モノマーなどの光重合性化合物が好ましい。この様な多官能光重合性化合物としては、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート系オリゴマー、ポリエステルアクリレート系オリゴマー、ウレタンアクリレート系オリゴマーなどが挙げられる。
【0028】
また、多官能性エポキシ樹脂も架橋剤として使用できる。この様な多官能エポキシ樹脂としては、N,N,N,N−テトラグリシジルm−キシレンジアミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンなどが挙げられる。
【0029】
また、上記アクリル系高分子量体からなる粘着剤に使用されるチキソトロピー剤としては、上記アクリル系高分子量体100重量部に対して、0.3〜3重量部程度が好ましい。上記チキソトロピー剤としては、楠本化成社製の商品名#6900−20X、#6650、#305、#3800、日本アエロジル社製のアエロジル300、コープケミカル社製の商品名SAN、STN、SEN、SPN等が挙げられる。
【0030】
本発明の難燃性粘着テープは、その難燃性の指標として、酸素指数が23以上、好ましくは25以上であることが望ましい。この酸素指数が23未満では、可燃性となる場合があり、自己消火性も無くなる恐れがあるため、好ましくない。
本発明の熱反応型難燃性粘着テープを製造する方法は、難燃剤を含む無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に5〜500μm厚に塗工して形成した光硬化性粘着剤層を硬化する際に、不活性ガス雰囲気下、あるいは、透明な保護フィルムを上から被せながら、上記光硬化性粘着剤層を光照射により硬化させて作製するため、空気中の酸素による粘着剤層の表面効果阻害を防止することができる。特に、透明な保護フィルムを被覆する場合には、硬化発熱によるモノマーの揮発を防止するとともに上記熱反応型難燃性粘着テープの膜厚を均一にする。
【0031】
この場合、粘着剤の塗工厚さが5μm以上、好ましくは50μm以上であることが望ましい。この粘着剤の塗工厚が5μm未満では、難燃剤の粒径より薄くなるので、熱反応型難燃性粘着テープが得られず好ましくない。また、500μmを超えると、気泡がテープ中に混入するため好ましくない。
【0032】
本発明の熱反応型難燃性粘着テープは、その用途が難燃性を要求される限り、特に限定されないが、特に、ハロゲンガスにより悪影響を受け易い各種電子部品用に好適に用いられ、電子部品類に接着されて電子部品類を構成する。かかる電子部品類は、特に限定されないが、例えば、トランスの層間絶縁や電磁シールドフィルムの貼り合せなどが挙げられる。
【0033】
以上、説明したように、本発明は、少なくとも(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と、極性基含有単量体と、光重合開始剤とを主成分とする光硬化性粘着剤中に、ドリッピング抑制剤と難燃剤を添加した無溶剤 型光硬化性粘着剤を基材上に塗工してなる熱反応性難燃性粘着テープであるから、本発明の実施によって、難燃性及びドリッピング抑制に優れた熱反応型難燃性粘着テープを提供することができる。
【0034】
(具体例)
本発明の熱反応型難燃性粘着テープ及びその製造方法について、具体例によって具体的に説明する。但し、熱反応型難燃性粘着テープ及びその製造方法はこれに限定されるものではない。なお、具体例及び比較例の記述中における「部」は重量部を表す。
【0035】
(具体例1)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を5部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が23であり、自己消火性を有していた。
【0036】
(具体例2)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が25であり、自己消火性を有していた。
(具体例3)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が28であり、難燃性を有していた。
【0037】
(具体例4)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が27であり、自己消火性を有していた。
(具体例5)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを10部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が33であり、難燃性を有していた。
【0038】
(具体例6)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを10部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を100部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が37であり、難燃性を有していた。
【0039】
(具体例7)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が25であり、自己消火性を有していた。
【0040】
(具体例8)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着材組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に5μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が24であり、自己消火性を有していた。
【0041】
(具体例9)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を5部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が25であり、自己消火性を有していた。
【0042】
(具体例10)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が27であり、自己消火性を有していた。
【0043】
(具体例11)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を100部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が32であり、難燃性を有していた。
【0044】
(具体例12)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が29であり、難燃性を有していた。
(具体例13)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を100部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が33であり、難燃性を有していた。
【0045】
(具体例14)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を10部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が32であり、難燃性を有していた。
【0046】
(具体例15)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を100部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、ポリリン酸アンモニム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が39であり、難燃性を有していた。
【0047】
(具体例16)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を5部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が33であり、難燃性を有していた。
(具体例17)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が35であり、難燃性を有していた。
【0048】
(具体例18)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表1に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が27であり、自己消火性を有していた。
【0049】
(比較例1)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0050】
(比較例2)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0051】
(比較例3)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0052】
(比較例4)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0053】
(比較例5)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0054】
(比較例6)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、プロポキシホスファゼン(大塚化学社製、商品名:SPR−100)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメ チル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0055】
(比較例7)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメ チル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性もなく、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0056】
得られた難燃性粘着テープの諸特性を以下の方法で測定し、その結果を表1および表2に示した。
【0057】
〔粘着力〕JIS Z 0237−1991の方法に準じ、被着体のステンレス板に、上記難燃性粘着テープ試験片の粘着面を軽く貼り、ポリエステルフィルムを介して、試験片の上から2kgのローラーで圧着し、粘着テープを貼りあわせた後、20分後、アイコー引張試験機にて剥離速度300mm/分にて測定した。
【0058】
〔酸素指数〕ゆるやかに上昇する酸素と窒素の混合ガスの中で、ローソクの炎のように材料が燃え続ける条件の下で、酸素濃度を減少させていき、辛うじて燃え続けることのできる酸素濃度を限界酸素指数という。これを測定することにより、高分子材料の燃焼性を測定することができる。燃焼性の目安として、酸素指数22以下のものを可燃性、酸素指数23〜27のものを自己消火性、酸素指数28以上のものを難燃性としており、一般的には、自己消火性以上のものを難燃性としている。尚、酸素指数の測定は、JIS K 7201の方法に準じ、長さ150mm、幅60mmの試験片をU字形保持具に取り付けて、着炎後の燃焼長さが50mm燃え続けるのに必要な最低の酸素濃度を測定した。
【0059】
【表1】
Figure 0004263600
【0060】
【表2】
Figure 0004263600
(具体例19)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を5部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が23であり、自己消火性を有していた。
【0061】
(具体例20)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が25であり、自己消火性を有していた。
【0062】
(具体例21)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が23であり、自己消火性を有していた。
【0063】
(具体例22)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が30であり、難燃性を有していた。
(具体例23)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを10部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を5部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が33であり、難燃性を有していた。
(具体例24)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が28であり、難燃性を有していた。
【0064】
(具体例25)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に5μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が26であり、自己消火性を有していた。
【0065】
(具体例26)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が38であり、難燃性を有していた。
【0066】
(具体例27)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が24であり、自己消火性を有していた。
【0067】
(具体例28)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを5部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が30であり、難燃性を有していた。
【0068】
(具体例29)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを10部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を5部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が34であり、難燃性を有していた。
【0069】
(具体例30)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを10部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が28であり、難燃性を有していた。
【0070】
(具体例31)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を10部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が26であり、自己消火性を有していた。
【0071】
(具体例32)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を200部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に500μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が35であり、難燃性を有していた。
【0072】
(具体例33)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が28であり、自己消火性を有していた。
【0073】
(具体例34)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、アクリル酸2−ヒドロキシルエチルを50部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を100部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して熱反応型難燃性粘着テープを得た。この熱反応型難燃性粘着テープは、表3に示すとおり、ドリッピング抑制に優れ、酸素指数が28であり、自己消火性を有していた。
【0074】
(比較例8)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性を有していたが、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0075】
(比較例9)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を20部、水和アルミナ(昭和電工社製、商品名:H−21)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性を有していたが、ドリッピング抑制に劣っていた。
【0076】
(比較例10)
アクリル酸共重合体22.8部、アクリル酸2−エチルヘキシル77.2部の粘着剤組成に、無機コート赤リン難燃剤(日本化学工業社製、商品名:CP−A15F)を20部、ポリリン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名:スミセーフP)を50部、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサンを0.02部及び光重合開始剤イルガキュア819(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社)0.3部を添加し、均一に混合して得た粘着剤を、ポリエステルフィルム(50μm厚)に70μmになるように塗布して、透明な保護フィルムを重ねて光照射して難燃性粘着テープを得た。この粘着テープは、表2に示すとおり、自己消火性を有していたが、ドリッピング抑制に劣っていた。
得られた難燃性粘着テープの諸特性を表3及び表2に示した。
【0077】
【表3】
Figure 0004263600

Claims (12)

  1. 少なくとも(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と、極性基含有単量体と、光重合開始剤とを主成分とする光硬化性粘着剤中に、ドリッピング抑制剤として、光活性官能基を有するヒドロキシ基含有単量体を上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、5〜50重量部添加し、さらに、難燃剤を添加した無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に塗工してなることを特徴とする熱反応型難燃性粘着テープ。
  2. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンが5〜100重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  3. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンが5〜100重量部及び水和アルミナが10〜200重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  4. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンが5〜100重量部及びポリリン酸アンモニウムが5〜100重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  5. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ホスファゼンが5〜100重量部、水和アルミナが10〜200重量部及びポリリン酸アンモニウム5〜100重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  6. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンが5〜50重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  7. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、水和アルミナが10〜200重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  8. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンが5〜50重量部及び水和アルミナが10〜200重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  9. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、ポリリン酸アンモニウムが10〜200重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  10. 上記光硬化性粘着剤100重量部に対して、上記難燃剤として、無機コート赤リンが5〜50重量部、ポリリン酸アンモニウムが10〜200重量部配合されてなることを特徴とする請求項1に記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  11. 酸素指数が23以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の熱反応型難燃性粘着テープ。
  12. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の難燃剤を含む上記無溶剤型光硬化性粘着剤を基材上に5〜500μm厚に塗工して形成した光硬化性粘着剤層を硬化する際に、不活性ガス雰囲気下、あるいは、透明な保護フィルムを上から被せながら、上記光硬化性粘着剤層を光照射により硬化させて作製したことを特徴とする熱反応型難燃性粘着テープの製造方法。
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