JP4261559B2 - エアオペレイトバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、操作エアを利用してピストンをシリンダ内で摺動させることにより弁部を駆動させるエアオペレイトバルブに関する。
操作エアを利用してピストンをシリンダ内で摺動させることにより弁部を駆動させるエアオペレイトバルブとしては、例えば図30に示すエアオペレイトバルブ1100がある。
エアオペレイトバルブ1100は、ボディ1101にアクチュエータ部1110を取り付け、更に、アクチュエータ部1110を強制的に駆動させる手動機構1120をアクチュエータ部1110に取り付けて外観を構成している。
ボディ1101は、一次側流路1102と二次側流路1103との間に弁座1104が設けられている。ダイアフラム1105は、ボディ1101にホルダ1106を介してアダプタ1107をねじ込むことにより、ボディ1101とホルダ1106との間に外縁部を狭持されている。ステム1108はホルダ1106に摺動自在に装填され、ダイアフラム1105の背圧面に接触している。アクチュエータ部1110は、センターロッド1118をステム1108に突き当てるようにアダプタ1107にねじ込まれ、ボディ1101に取り付けられる。
アクチュエータ部1110は、操作エアの耐圧性を確保するために、Oリング以外の構成部品がステンレスなどの剛性を有する金属で形成されている。アクチュエータ部1110は、中空状のベース1111とキャップ1112を螺合接続してシリンダを構成する。ベース1111とキャップ1112は、仕切板1113を挟みこんで保持し、仕切板1113で仕切られた第1ピストン室1114と第2ピストン室1115を形成する。第1ピストン室1114と第2ピストン室1115は、第1ピストン1116と第2ピストン1117が摺動可能に装填され、加圧室1114a,1115aと背圧室1114b,1115bに気密に区画される。
センターロッド1118は、第1ピストン1116から仕切板1113を介して第2ピストン1117へと貫き通され、第1,第2ピストン1116,1117に固定されている。第1ピストン室1114の背圧室1114bには圧縮バネ1119が縮設され、圧縮バネ1119の弾性力が第1ピストン1116とセンターロッド1118を介してステム1108に作用し、ダイアフラム1105を弁座1104に当接させる。
センターロッド1118には、上端面から中央付近まで軸線に沿って主流路1118aが穿設され、主流路1118aに直交するように分岐流路1118b,1118cが形成されている。分岐流路1118b,1118cは、加圧室1114a,1115aに連通するように形成されている。センターロッド1118は、上端部がキャップ1112に形成した給排気流路1112b内に位置し、流路1118a,1118b,1118cを経由して加圧室1114a,1115aに操作エアを供給し、又は、加圧室1114a,1115aから操作エアを排出するようになっている。一方、キャップ1112には、背圧室1114bに連通するように第1呼吸孔1112aが形成されている。また、ベース1111には、背圧室1115bに連通するように第2呼吸孔1111aが形成されている。従って、アクチュエータ部1110は、圧縮バネ1119の弾性力と、加圧室1114a,1115aに作用する操作エアの圧力とのバランスに応じてセンターロッド1118が図中上下方向に移動する。
このような構成を有するエアオペレイトバルブ1100は、操作エアを給排気流路1112bに供給しないときには、圧縮バネ1119の弾性力が第1ピストン1116、センターロッド1118、ステム1108を介してダイアフラム1105に作用し、ダイアフラム1105を弁座1104に当接させる。この場合、一次側流路1102に供給された制御流体が遮断され、弁座1104から二次側流路1103へ流れない。
一方、操作エアを給排気流路1112bに供給し、加圧室1114a,1115aの内圧が圧縮バネ1119の弾性力に打ち勝った場合には、センターロッド1118が図中上向きに上昇してステム1108から離間する。ダイアフラム1105は、弁座方向に加圧されなくなり、自身の反力により弁座1104から離れる。この状態で、一次側流路1102に制御流体を供給すると、制御流体が一次側流路1102から弁座1104を介して二次側流路1103へ流れる。
その後、加圧室1114a,1115aの操作エアを給排気流路1112bから排出すると、圧縮バネ1119の弾性力が加圧室1114a,1115aの内圧に打ち勝ち、センターロッド1118が下降する。センターロッド1118は、ステム1108を介してダイアフラム1105を弁座方向に加圧し、ダイアフラム1105を弁座1104に当接させる。これにより、流路が遮断され、一次側流路1102に供給された制御流体が弁座1104から二次側流路1103へ流れなくなる。
特開2005−214231
しかしながら、従来のエアオペレイトバルブ1100は、剛性の高い金属からなるベース1111とキャップ1112とのネジを嵌め合わせてシリンダを構成しており、第1,第2ピストン室1114,1115を形成するための大きな中空部をベース1111とキャップ1112に削り出して設けていた。また、第1,第2ピストン1116,1117が摺動する摺動面の面粗が粗いと、第1,第2ピストン1116,1117に装着されるOリングに傷が付き、操作エアが加圧室1114a,1115aから背圧室1114b,1115bに漏れる原因となるので、削り出しで設けたベース1111とキャップ1112の摺動面を、更に面粗を上げるように削っていた。このように、従来のエアオペレイトバルブは、金属材料を用いて耐圧性を確保するベース1111やキャップ1112に多数の切削加工を施し、金属材料を無駄に消費するため、コスト高であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、安価なエアオペレイトバルブを提供することを目的とする。
本発明に係るエアオペレイトバルブは、次のような構成を有している。
(1)操作エアを利用してピストンをシリンダ内で摺動させることにより弁部を駆動させるエアオペレイトバルブにおいて、前記シリンダが、中空部を備える外装部材と、前記外装部材の中空部に装填され、前記ピストンが摺動するピストン室を形成する内装部材と、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、前記内装部材は、一方に開口する中空状をなし、閉塞端面に前記ピストンのピストンロッドを貫き通すための貫通孔が形成された内装部品を複数組み合わせ、前記ピストン室を形成したものであることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、前記内装部材は、樹脂成形品又はアルミダイカスト成形品、ロストワックス成形品の何れかであり、前記外装部材は、引抜加工又は押出加工によって形成された金属製のパイプであることを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか一つに記載の発明において、前記内装部材と前記外装部材との間に、前記ピストン室を一つの呼吸孔に導通させる導通流路を有することを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか一つに記載の発明において、前記ピストンが、樹脂成形品又はアルミダイカスト成形品、ロストワックス成形品の何れかであることを特徴とする。
(6)(5)に記載の発明において、前記ピストンは、ピストンロッドを一体的に設けられ、前記ロッド部の先端部に、耐摩耗性を有する耐摩耗部材を装着したことを特徴とする。
(7)(1)乃至(6)の何れか一つに記載の発明において、前記ピストンは、軸線方向に沿って形成された主流路と、前記主流路に交差して設けられた分岐流路とを有し、前記分岐流路の流路断面は、軸線方向の縦寸法より、前記主流路に交差する方向の横寸法の方が長いことを特徴とする。
上記構成を有する本発明のエアオペレイトバルブは、シリンダの機能をピストンを摺動させる機能と、操作エアに対する耐圧性を確保する構造体としての機能とに分け、前者の機能を達成する部材として内装部材を設け、後者の機能を達成する部品として外装部材を設けている。そのため、内装部材は、ピストン室を構成する分だけ外装部材より構造が複雑になる。よって、本発明のエアオペレイトバルブによれば、外装部材と内装部材とに異なる材料を用いて材料の適切な利用を図り、コストダウンを図ることができる。
また、本発明のエアオペレイトバルブは、内装部品の開口端面を他の内装部品の開口端面若しくは閉塞端面に突き合わせることにより、連設される内装部品の閉塞端面で仕切られたピストン室を形成する。ピストンは、内装部品の閉塞端面に設けた貫通孔にピストンロッドを貫き通し、ピストン室内の摺動を許容される。このように、複数の内装部品を組み合わせることにより1又は2以上のピストン室を設け、内装部材を構成することが可能である。よって、本発明のエアオペレイトバルブによれば、内装部品を共用化して複数のピストン室を設けることができ、コストダウンを図ることができる。
また、本発明のエアオペレイトバルブは、内装部材が、切削加工数の少ない樹脂成形品、アルミダイカスト成形品、ロストワックス成形品であり、また、外装部材が、引抜加工や押出加工によって簡単に形成した金属パイプであるため、内装部材と外装部材を安価に製作してコストダウンを図ることができる。また、内装部材を外装部材に装填して、内装部材の強度を外装部材で補完するため、内装部材を肉薄にすることにより、シリンダを小型にできる。よって、本発明のエアオペレイトバルブによれば、シリンダの小型化とコストダウンとの両立を図ることができる。
また、本発明のエアオペレイトバルブによれば、内装部材と外装部材との間に、ピストン室を一つの呼吸孔に導通させる導通流路を有するので、呼吸孔を形成する加工数を最低限に抑えることができる。
また、本発明のエアオペレイトバルブによれば、ピストンが樹脂成形品又はアルミダイカスト成形品、ロストワックス成形品の何れかであるので、ピストン製造時における切削加工数を減らしてコストダウンすることができると共に、バルブ重量を軽くできる。
また、本発明のエアオペレイトバルブによれば、ピストンに一体的に設けたピストンロッドの先端部に耐摩耗部材を装着し、ピストン先端部の耐摩耗性や強度を大きくしているので、ピストンが先端部を弁部に押し立てて駆動力を伝達する場合でも、ピストンの劣化を防止できる。
また、本発明のエアオペレイトバルブによれば、主流路を流れる操作エアをピストン室に供給する分岐流路の流路断面は、例えば長方形や楕円形など、軸線方向の縦寸法より、主流路に交差する方向の横寸法の方が長い形状を有するので、分岐流路の流路断面における縦幅や横幅を調整して、分岐流路の流路断面積を大きくすれば、良好な応答性を得ることができる。
次に、本発明に係るエアオペレイトバルブの一実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明のエアオペレイトバルブの第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るエアオペレイトバルブ1Aの断面図である。図2は、図1に示すエアオペレイトバルブ1Aの上面図である。
第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、外装部材21に複数の内装部品22を装填することにより、シリンダの壁を二重構造にしている点に特徴を有する。
<全体構成>
図1に示すように、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、制御流体を制御する弁部2と、弁部2に駆動力を与えるアクチュエータ部3Aとを備える。エアオペレイトバルブ1Aは、アクチュエータ部3Aをアダプタ11を介してボディ4に連結することにより、円柱状の外観を構成する。
弁部2は、ボディ4に内蔵されている。ボディ4は、ステンレスやアルミなど、剛性と耐熱性のある金属材料を円柱状に形成したものである。ボディ4の下側面には、一次側ポート5と二次側ポート6が設けられている。一方、ボディ4の上側面には、取付孔7が円柱状に開設されている。取付孔7の底壁中央部には、弁座8が環状に設けられ、その弁座8を介して一次側ポート5と二次側ポート6とが連通している。
弁部2は、ボディ4の取付孔7にダイアフラム9を装着し、ダイアフラム9の外縁部をホルダ10で押さえ、取付孔7の内周面とホルダ10の外周面との間に挿入したアダプタ11をボディ4にねじ込むことにより、ダイアフラム9の外縁部をボディ4とホルダ10との間で狭持している。ダイアフラム9は、樹脂や金属などを薄い膜状に形成し、変形可能にしたものである。そして、ホルダ10とアダプタ11は、耐熱性や剛性を有する金属を材質としている。ホルダ10には、ダイアフラム9に接触するようにステム13が装填され、ステム13を介してダイアフラム9にアクチュエータ部3Aの駆動力を伝達するようになっている。
アクチュエータ部3Aは、図1及び図2に示すように外観が円柱形状をなす。図1に示すように、アクチュエータ部3Aは、ノーマルクローズタイプのエアシリンダ構造を有する。アクチュエータ部3Aは、ピストン23,24を収納するシリンダを、複数の部品、具体的には外装部材21と内装部品22とベース25とキャップ26Aとに分割して構成する。
図1に示すように、アクチュエータ部3Aは、パイプ状の外装部材21に内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24を交互に装填し、外装部材21の両端部にベース25とキャップ26Aを取り付けている。内装部品22A,22B,22Cは、外装部材21の内部において重ね合わされた状態で固定され、第1ピストン室27と第2ピストン室28を形成する。ピストン23,24は、第1,第2ピストン室27,28に摺動可能に装填され、第1,第2ピストン室27,28を加圧室27a,28aと背圧室27b,28bとにそれぞれ区画している。第2ピストン室28の背圧室28bには、圧縮バネ29Aが縮設され、ピストン23,24に図中下方向(弁座方向)の力を常時付与している。
このように、アクチュエータ部3Aは、個別に設けられた外装部材21、内装部品22A,22B,22C、ピストン23,24、ベース25、キャップ26Aを組み合わせて構成される。そして、アクチュエータ部3Aは、アダプタ11を介してボディ4に固定される。そのため、部品の寸法や組立のばらつきによっては、ピストン23,24が弁座8に対して同軸上に配置されないことがある。しかし、ピストン23,24は、円柱状のステム13を介してダイアフラム9に駆動力を伝達する。そのため、ピストン23がステム13に当接する位置が軸線から若干ずれた場合でも、ステム13がダイアフラム9に面接触して駆動力を分散して伝達するため、ダイアフラム9を弁座8に対して円周方向に均一な力で密接させることができる。
尚、アクチュエータ部3Aは、内装部品22A,22B,22Cによって、ピストン23,24が摺動する第1,第2ピストン室27,28を形成するので、内装部品22A,22B,22Cによって「内装部材」が構成される。
上記エアオペレイトバルブ1Aは、キャップ26Aに上端面中央部に設けられた給排気ポート85を介して操作エアを給排気される。給排気ポート85は、ピストン23,24に形成した内部流路(後述)を介して第1,第2ピストン室27,28の加圧室27a,28aに連通する。また、エアオペレイトバルブ1Aは、外装部材21と内装部品22A,22B,22Cとの間に、第1,第2ピストン室27,28の背圧室27b,28bをアダプタ11に形成した呼吸孔12に連通させるための導通流路31が複数形成されている。従って、エアオペレイトバルブ1Aは、圧縮バネ29Aの弾性力(反発力)と、加圧室27a,28aの内圧とのバランスに応じて、ピストン23,24が軸線方向に移動し、弁部2に駆動力を伝えることができる。
次に、エアオペレイトバルブ1Aのシリンダを構成する部品について説明する。
<ピストンの構成>
図3は、図1に示す第1ピストン23と第2ピストン24の中央縦断面図である。
ピストン23,24は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)、PVDF(ポリフッ化ビニリレン)など、耐熱性があって軽量な樹脂を射出成形した樹脂成形品である。
ピストン23は、ピストン部41にピストンロッド42とピストンロッド43を一体成形したものである。ピストン部41は、円柱状をなし、外径寸法が内装部品22の内径寸法とほぼ同径にされている。ピストン部41には、ゴムや樹脂などの弾性材料で設けられたOリングなどのシール部材33(図1参照)を装着するための装着溝44が外周面に沿って環状に設けられている。また、ピストンロッド42,43にも、ゴムや樹脂などの弾性材料で設けられたOリングなどのシール部材32,34(図1参照)を装着するための装着溝45,46が外周面に沿って環状に設けられている。
図1及び図3に示すように、ピストン23には、主流路47と分岐流路48をT字状に形成した内部流路が設けられている。主流路47は、ピストンロッド43の端面中央部から軸線に沿って分岐流路48まで形成されている。分岐流路48は、加圧室27aに対応し、ピストンロッド42の装着溝45と、ピストンロッド42がピストン部41に接続する基端部との間に設けられている。分岐流路48は、ピストンロッド42の径方向に貫通して形成されている。分岐流路48は、断面が横幅の広い矩形状をなす。
一方、ピストン24は、ピストン部51にピストンロッド52を一体成形したものである。ピストン部51は、円柱状をなし、外径寸法が内装部品22の内径寸法とほぼ同径にされている。ピストン部51には、ゴムや樹脂などの弾性材料で設けられたOリングなどのシール部材35(図1参照)を装着するための装着溝53が外周面に沿って環状に設けられている。また、ピストンロッド52にも、ゴムや樹脂などの弾性材料で設けられたOリングなどのシール部材36(図1参照)を装着するための装着溝54が外周面に沿って環状に設けられている。
図1及び図3に示すように、ピストン24には、主流路55と分岐流路56をT字状に形成した内部流路が設けられている。主流路55は、ピストン部51の端面中央部から軸線に沿って分岐流路56まで形成されている。分岐流路56は、キャップ26Aの挿入孔81に対応し、ピストンロッド52の装着溝53より先端側に設けられている。分岐流路56は、ピストンロッド52の径方向に貫通して形成されている。分岐流路56は、断面が横幅の広い矩形状をなす。
ピストン24は、主流路55の開口部に、嵌合凹部57が主流路55と同心円状に設けられている。嵌合凹部57の底壁には、連通路58が帯状に形成され、主流路55を流れる操作エアの一部を連通路58を介して嵌合凹部57へ導いている。
尚、ピストン24は、ピストンロッド24の基端部が拡径されてガイド部59を備える。ガイド部59は、圧縮バネ29Aに挿入され、圧縮バネ29Aを軸線方向に安定して伸縮させるために設けられている。
このようなピストン23,24は、ピストン23のピストンロッド43をピストン24の嵌合凹部57に嵌合し、端面を当接させることにより、ピストン24の主流路55とピストン23の主流路47とが連通する。
<内装部品の構成>
図1に示す内装部品22A,22B,22Cは、PPS、PBT、POM、PA、PVDFなど、耐熱性と剛性を有する樹脂を射出成形した樹脂成形品である。内装部品22A,22B,22Cは、同一形状をなすので、ここでは、説明の便宜上、内装部品22Bについて説明し、内装部品22A,22Cの説明を省略する。
図1に示すように、内装部品22Bは、袋状をなす。内装部品22Bは、側面が円筒形状に形成され、側面の一端開口部を塞ぐように閉塞端面が設けられている。内装部品22Bは、外径寸法が外装部材21の内径寸法とほぼ同径にされ、側面の内径寸法がピストン部51に対応している。内装部品22Bの側面は、内装部品22Bを外装部材21に装填したときに外装部材21の内周面に当接して支持されるため、肉厚が薄くされている。これに対して、内装部品22Bの閉塞端面は、内装部品22Bを外装部材21に装填したときに外装部材21の中空部を仕切って第1,第2ピストン室27,28を形成する仕切板となるため、操作エアに対する耐圧性を確保するように肉厚にされている。
図4は、図1に示す内装部品22Bの外観斜視図である。
内装部品22Bは、閉塞端面の中央部にピストン23のピストンロッド43を貫き通すための貫通孔61が設けられている。閉塞端面の外面には、貫通孔61と同心円状に環状溝62が形成されている。そして、閉塞端面の外面には、貫通孔61と環状溝62との間から外径方向に長く、案内溝63が複数形成されている。そして、内装部品22Bの外周面には、Dカット通路64が案内溝63から連続するように軸線と平行に形成されている。内装部品22Bは、側面の開口端部にDカット通路64と連続するように、切欠部65が形成されている。
<外装部材、ベース、キャップの構成>
図1に示すように、ベース25とキャップ26Aは、外装部材21の両端部をかしめ固定され、アクチュエータ部3Aの外観を構成する。外装部材21とベース25とキャップ26Aは、内装部品22A,22B,22Cの周りを囲んで内装部品22A,22B,22Cの強度を補完する。
図5は、図1に示すキャップ26Aとベース25と外装部材21との関係を示す断面図である。
外装部材21は、両端が開放した円筒形状をなす。外装部材21は、ステンレスなどの剛性を有する金属を、引抜加工又は押出加工により肉薄なパイプ状に成形し、その引抜管又は押出管を所定の長さにカットしたものである。外装部材21の全長は、内装部品22を重ね合わせ、ピストン室をいくつ設けるかによって決定される。また、外装部材21の肉厚は、操作エアに対する耐圧性を考慮して決定される。第1実施形態では0.5mmにしている。
<ベース・キャップ>
ベース25とキャップ26Aは、圧縮バネ29Aの弾性力に抗して内装部品22A,22B,22Cを重ね合わせて外装部材21に収納するように、外装部材21の両端部を塞ぎ、外装部材21の内部に空間(隙間)を形成する。また、キャップ26Aとベース25は、内装部品22A,22Cの閉塞端面に当接し、内装部品22A,22Cを支持する。そのため、ベース及びキャップ26Aは、ステンレスやアルミなど、剛性を有する金属を材質とする円柱形状をなす。
ベース25は、最外径寸法が外装部材21の外径寸法と同径か、より大きい円柱状をなし、中央部に連結孔71が貫通して設けられている。連結孔71の内周面には、アダプタ11の外周面に設けられた雄ネジをねじ込むための雌ネジが形成されている。ベース25の一端面には、連結孔71と同軸上に、内装部品22Aを位置決めするための位置決め凹部72が設けられている。そして、位置決め凹部72を形成された端面の外周には、外装部材21の開放端部を圧入するために、圧入代を有する圧入部73が設けられている。さらに、ベース25の外周面には、圧入部73より内側に、外装部材21の端部をかしめて内向きに変形させるためのかしめ溝74が環状に形成されている。
キャップ26Aは、最外径寸法が外装部材21の外径寸法と同径か、より大きい円柱状をなす。キャップ26Aは、挿入孔81が一端面中央部に円柱状に開設されている。挿入孔81は、ピストン24のピストンロッド25が非接触で挿入できるように形成されている。キャップ26Aの一端面には、ゴムや樹脂などの弾性材料からなるOリングなどのシール部材37(図1参照)を装着するための装着溝82が、挿入孔81の周りに環状に設けられている。装着溝82は、内装部品22Cの環状溝62に対応する。キャップ26Aの一端面外周には、外装部材21の開放端部を圧入するために、圧入代を有する圧入部83が設けられている。そして、キャップ26Aの外周面には、圧入部83より内側に、外装部材21の端部をかしめて内向きに変形させるためのかしめ溝84が環状に形成されている。このようなキャップ26Aは、他端面中央部から挿入孔81に連通するように給排気ポート85が設けられている。
<エアオペレイトバルブの組立方法>
次に、上記構成要素を備えるエアオペレイトバルブ1Aの組立方法について一例を説明する。
先ず、ボディ4の取付孔7に弁座8を固定し、取付孔7にダイアフラム9をセットする。そして、ダイアフラム9の外縁部を押さえるようにホルダ10をボディ4の取付孔7に挿入し、ホルダ10にステム13を嵌め込んだ後、アダプタ11をボディ4にねじ込んで固定する。これにより弁部2が組み立てられる。
そして、アクチュエータ部3Aを組み立てる。ピストン23,24の装着溝44,45,46,53,54に、シール部材32,33,34,35,36を装着する。そして、外装部材21の一端開口部にベース25の圧入部73を圧入する。そして、内装部品22A、ピストン23、内装部品22B、ピストン24、圧縮バネ29A、内装部品22Cを外装部材21に装填する。そして、内装部品22Cの環状溝62とキャップ26Aの装着溝82との間でシール部材37を押し潰すように、外装部材21の他端開口部にキャップ26Aの圧入部83を圧入する。この段階で、内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24と圧縮バネ29Aとが外装部材21内に仮保持される。それから、外装部材21の両端部を、ベース25とキャップ26Aのかしめ溝74,84に沿ってかしめて固定する。
その後、アクチュエータ部3Aを弁部2に連結する。すなわち、ボディ4に螺設したアダプタ11をベース25の連結孔71にねじ込む。このとき、ピストン23のピストンロッド42がステム13に突き当たり、ピストン23,24に作用する圧縮バネ29Aの弾性力をステム13を介してダイアフラム9に伝達し、ダイアフラム9を弁座8に当接させる。以上で組立が完了する。
<流路構造>
上記のように組み立てたエアオペレイトバルブ1Aの流路構造について説明する。図6は、図1に示すエアオペレイトバルブ1Aであって、流路構造を示す図である。
給排気ポート85は、キャップ26Aの挿入孔81、ピストン24の分岐流路56、主流路55、ピストン23の主流路47、分岐流路48を介して第1ピストン室27の加圧室27aに連通している。また、給排気ポート85は、キャップ26Aの挿入孔81、ピストン24の分岐流路56、主流路55、連通路58、嵌合凹部57を介して第2ピストン室28の加圧室28aに連通している。
このように、エアオペレイトバルブ1Aは、ピストン23,24に設けた流路47,48,55,56によって、加圧室27a,28aに操作エアを給排気するための流路が形成される。
また、エアオペレイトバルブ1Aは、図中ドットハッチングに示すように、第1,第2ピストン室27,28の背圧室27b,28bをアダプタ11に設けた一つの呼吸孔12に導通させるための導通流路31を備える。
内装部品22A,22B,22Cは、外周面に形成されたDカット通路64により外装部材21との間に空間を形成する。第1ピストン室27の背圧室27bは、内装部品22Aの切欠部65と、内装部品22Bの案内溝63とを介して、内装部品22AのDカット通路64によって設けられる空間に連通する。第2ピストン室28の背圧室28bは、内装部品22B,22Cに設けた切欠部65を介して、内装部品22B,22CのDカット通路64によって設けられる空間に連通する。
内装部品22Aの閉塞端面とベース25との間には、内装部品22Aに設けた環状溝62と案内溝63とによって隙間が形成されている。その隙間は、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21との間に形成される空間に連通する一方、アダプタ11に設けた中空孔に連通している。アダプタ11には、中空孔に連通するように呼吸孔12が形成されている。
このように、エアオペレイトバルブ1Aは、内装部品22A,22B,22Cとの間に形成される空間、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21との間に形成される空間、内装部品22Aとベース25との間に形成される空間によって、第1,第2ピストン室27,28の背圧室27b、28bをアダプタ11の呼吸孔12に連通させるための導通流路31が形成される。
<エアオペレイトバルブの動作説明>
次に、第1実施形態に係るエアオペレイトバルブ1Aの動作を説明する。
エアオペレイトバルブ1Aは、図2に示すようにボディ4に設けた取付孔14にボルト(図示せず)を挿通し、そのボルトを取付プレートや半導体製造装置などに締結することにより、設置固定される。エアオペレイトバルブ1Aは、給排気ポート85が給排気管(図示せず)を介して給排気制御装置(図示せず)に接続され、操作エアの給排気を制御される。
エアオペレイトバルブ1Aは、給排気ポート85に操作エアが供給されないときには、圧縮バネ29Aの弾性力によってピストン23,24が弁座方向へ押し下げられ、ステム13を介してダイアフラム9を弁座8に当接させる。そのため、一次側ポート5に供給された制御流体は、弁座8から二次側ポート6へ流れない。
その後、給排気ポート85に操作エアを供給すると、操作エアがピストン24の分岐流路56、主流路55、ピストン23の主流路47、分岐流路48を経由して第1ピストン室27の加圧室27aに供給される。また、操作エアは、ピストン24の分岐流路56、主流路55、連通路58、嵌合凹部57を介して加圧室28aに供給される。加圧室27a,28aが加圧されて圧縮バネ29Aの弾性力に打ち勝つと、ピストン23,24が図中上方向(弁座8と反対方向)へ円滑に上昇し、ピストンロッド42をステム13から離間させる。これにより、ダイアフラム9は、弁座方向に加圧されなくなり、自身の反力により弁座8から離れる。この状態で一次側ポート5に制御流体を供給すると、制御流体が一次側ポート5から弁座8を介して二次側ポート6へ流れる。
更にその後、給排気ポート85から加圧室27a,28aの操作エアを排出し、圧縮バネ29Aの弾性力が加圧室27a,28aの内圧より大きくなると、ピストン23,24が下降してピストンロッド42をステム13に突き当て、ステム13を介してダイアフラム9に弁座方向の力を付与する。これにより、ダイアフラム9が弁座8に当接して流路を遮断し、制御流体が弁座8から二次側ポート6へ流れなくなる。
<作用効果>
従って、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、シリンダの機能をピストンを摺動させる機能と、操作エアに対する耐圧性を確保する等の構造体としての機能とに分け、前者の機能を達成する部材として内装部品22A,22B,22Cを設け、後者の機能を達成する部品として外装部材21を設けている。そのため、内装部品22A,22B,22Cは、第1,第2ピストン室27,28を構成する分だけ外装部材21より構造が複雑になる。よって、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aによれば、外装部材21に高価な材料を使用し、内装部材22A,22B,22Cに安価な材料を使うなど、外装部材21と内装部材22A,22B,22Cとに異なる材料を用いることによって材料の適切な利用を図り、コストダウンを図ることができる。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、従来技術のように別途仕切板を設けなくても、内装部品22A,22B,22Cの開口端面を他の内装部品22A,22B,22Cの開口端面若しくは閉塞端面に突き合わせるようにして重ね合わせることにより、連設される内装部品22A,22B,22Cの閉塞端面で仕切られた第1,第2ピストン室27,28を形成する。ピストン23,24は、内装部品22A,22B,22Cの閉塞端面に設けた貫通孔61にピストンロッド42,43,52を貫き通し、第1,第2ピストン室27,28内の摺動を許容される。このように、複数の内装部品22A,22B,22Cを組み合わせることにより第1,第2ピストン室27,28を設け、内装部材を構成することが可能である。よって、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aによれば、内装部品22A,22B,22Cを共用化して第1,第2ピストン室27,28を設けることができ、コストダウンを図ることができる。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、内装部品22A,22B,22Cが射出成形による樹脂成形品であるため、加工時間や切削加工数が少なく、しかも、ピストン23,24が摺接する側面内壁の面粗を、切削加工等を施さなくても簡単に向上させることができ、さらに加工費が安価である。一方、外装部材21は、引抜加工や押出加工によって簡単に形成した金属パイプであるため、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21を安価に製作できる。これに加え、エアオペレイトバルブ1Aは、内装部品22A,22B,22Cを外装部材21に装填して、内装部品22A,22B,22Cの強度を外装部材21で補完するため、内装部品22A,22Bの側面を肉薄にして、小型にすることができる。よって、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aによれば、外装部材21と内装部品22A,22B,22Cの側面を肉薄にすることによりシリンダの小型化を図りつつ、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21の加工費を抑え、コストダウンを図ることができる。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、内装部品22A,22B,22Cが樹脂であり、内装部品22A,22B,22Cを支持する外装部材21とベース25とキャップ26Aを剛性を有する金属としたため、シリンダを全て金属で構成する従来のエアオペレイトバルブ1100より軽量化できる。具体的には、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、手動機構1120を除く従来のエアオペレイトバルブ1100と比べて、バルブ重量を10%軽くすることができた。
そして、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、パイプ状の外装部材21の両端部を円柱状のベース25とキャップ26Aにかしめ固定し、内装部品22A,22B,22Cの周りを支持するようにしているので、従来のエアオペレイトバルブ1100のように、中空部を設けるための切削加工などをベース25とキャップ26Aに施す必要がなく、コストダウンを図ることができる。また、外装部材21は、操作エアに対する耐圧性を確保できる範囲で肉薄にすることができる。そのため、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、従来のエアオペレイトバルブ1100を構成するアクチュエータ部1110の外径寸法を変えずに、ピストン23,24のピストン径を大きくすることができ、それによって圧縮バネ29Aのバネ荷重を上げてシール性を上げることができる。つまり、より大きな圧力の制御流体を制御することが可能である。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21との間に、第1,第2ピストン室27,28の背圧室27b,28bを一つの呼吸孔12に導通させる導通流路31を有するので、呼吸孔12を形成する加工数を最低限に抑えることができる。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、ピストンが樹脂を射出成形した樹脂成形品であるので、ピストン製造時の切削加工数を減らしてコストダウンを図ることができるとともに、バルブ重量の軽量化することができる。
また、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、主流路47を流れる操作エアを第1ピストン室27の加圧室27aに供給する分岐流路48の流路断面が、長方形状である。バルブが小型化すると、それに伴って、加圧室27aの軸線方向の幅(高さ)が低くなる。分岐流路48の流路断面が丸形である場合、流路断面の直径が加圧室27aの高さに制限され、流路断面積を広げにくい。しかし、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、分岐流路48の流路断面横幅を大きくすれば、流路断面積が加圧室27aの高さに制限されずに、流路断面積を広げることができる。具体的には、分岐流路48の軸線方向の幅を1mmしかとれない場合、分岐流路48を直径1mmの丸形流路断面とするより、縦幅1mm、横幅2.5mmの長方形流路断面とする方が、流路断面積を約3倍も大きく確保できる。よって、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aによれば、分岐流路48を介して加圧室27aに操作エアを効率よく給排気することができ、良好な応答性を維持できる。しかも、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aは、流路断面積を大きくするために、ピストン23の全長を長くしたり、加圧室27aの容積を大きくする必要がない。
(第2実施形態)
続いて、本発明のエアオペレイトバルブの第2実施形態を説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るエアオペレイトバルブ1Bの断面図である。
第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bは、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aの構成部品を数個変更し、外装部材21と内装部品22A,22B,22Cをピストン23,24ごと上下反転させることにより、ノーマルクローズタイプのアクチュエータ部3Aをノーマルオープンタイプのアクチュエータ部3Bに変更している点に特徴を有する。従って、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bは、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aと多くの部品が共通する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点は図面に付し、説明を適宜割愛する。
<全体構成>
エアオペレイトバルブ1Bは、外装部材21に、下側から順に内装部品22C、ピストン24、内装部品22B、ピストン23、内装部品22Aを積層し、外装部材21の上下端部をキャップ26Aとベース25にかしめ固定して、アクチュエータ部3Bを構成している。エアオペレイトバルブ1Bは、第2ピストン室28の背圧室28bに圧縮バネ29Bが縮設されている。圧縮バネ29Bは、ピストン24をステム13から離間させるために必要な力を確保すればよいため、第1実施形態の圧縮バネ29Aより弾性力が小さいものを使用している。このようなエアオペレイトバルブ1Bは、圧縮バネ29Bの弾性力によってピストン23,24が押し上げられ、ピストンロッド52をステム13から離間させる。そのため、ダイアフラム9は、弁座方向の力を付与されていない。
ピストン23は、ピストンロッド42が、装着溝45にシール部材32を装着しない状態でキャップ26Aの挿入孔81に挿入されている。そのため、ピストンロッド42の外周面と挿入孔81の内周面との間には、隙間が設けられ、その隙間を介して給排気ポート85が第1ピストン室27の加圧室27aに連通している。
一方、ピストン24は、鋼球や弾性部材を球状にした止め栓90が主流路55に圧入され、主流路55を気密に塞いでいる。そのため、キャップ26Aの給排気ポート85は、挿入孔81からピストン23の分岐流路48、主流路47、ピストン24の連通路58、嵌合凹部57を介して第2ピストン室28の加圧室28aに連通する。
尚、エアオペレイトバルブ1Bにおいても、内装部品22A,22B,22Cの外周面に形成されたDカット通路64により、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21との間に複数の導通流路31が形成され、第1,第2ピストン室27,28の背圧室27b,28bを呼吸孔12に導通させる。
<エアオペレイトバルブの動作説明>
このようなエアオペレイトバルブ1Bは、給排気ポート85に操作エアを供給していないときには、圧縮バネ29Bの弾性力によって、ピストン24とピストン23が押し上げられる。そのため、ダイアフラム9は、ステム13を介して弁座方向に加圧されず、自身の反力により弁座8から離れている。この状態で一次側ポート5に制御流体を供給すると、制御流体が一次側ポート5に供給した制御流体が弁座8を介して二次側ポート6に流れる。
これに対して、給排気ポート85に操作エアを供給したときには、操作エアが、挿入孔81から第1ピストン室27の加圧室27aに供給されるとともに、挿入孔81からピストン23の分岐流路48、主流路47、ピストン24の連通路58、嵌合凹部57を介して第2ピストン室28の加圧室28aに供給され、加圧室27a,28aが加圧される。加圧室27a,28aの内圧が圧縮バネ29Bの弾性力に打ち勝つと、ピストン23,24が下降して、ピストン24のピストンロッド52をステム13突き当て、ステム13を介してダイアフラム9に弁座方向の力を付与する。ダイアフラム9が弁座8に当接すると、制御流体が一次側ポート5から弁座8を介して二次側ポート6へ流れなくなる。
その後に、給排気ポート85から加圧室27a,28aの操作エアを排出し、圧縮バネ29Bの弾性力が加圧室27a,28aの内圧に打ち勝つと、ピストン23,24が上昇してステム13から離間する。ダイアフラム9は、弁座方向に加圧されなくなり、自身の反力により弁座8から離れる。そのため、一次側ポート5に制御流体を供給すると、制御流体が一次側ポート5から弁座8を介して二次側ポート6へ流れる。
<作用効果>
よって、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bによれば、外装部材21の中空部に、第1,第2ピストン室27,28を形成する内装部品22A,22B,22Cを装填し、シリンダの壁を二重構造としているので、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aと同様に、コストダウンを図ることができる。
また、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bは、操作エアを用いてピストンをシリンダ内で移動させることにより弁部に駆動力を与えるものであって、外装部材21の中空部に装填される内装部材(内装部品22A,22B,22C)を、軸線方向に反転させることにより、ノーマルオープンタイプとノーマルクローズタイプとを変更する。このように、エアオペレイトバルブ1Bは、内装部材(内装部品22A,22B,22C)を共用化してノーマルオープンタイプとノーマルクローズタイプとを変更するため、従来のエアオペレイトバルブ1100のようにノーマルオープンタイプ専用のベースやキャップ、或いは、ノーマルクローズタイプ専用のベースやキャップなどをストックする必要がない。よって、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bによれば、ノーマルオープンタイプとノーマルクローズタイプとでバルブ構成部品を共用化し、コストダウンを図ることができる。
また、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bは、弾性特性が異なる圧縮バネ29A,29Bをノーマルクローズタイプ時と、ノーマルオープンタイプ時とで付け替えるので、ノーマルオープンタイプとノーマルクローズタイプの弁閉力を同等とすることができる。
また、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bは、ピストン23が、軸線に沿って主流路47を形成されるとともに、主流路47に直交するように分岐流路48を形成され、ピストン24が、軸線に沿って主流路55を形成されるとともに、主流路55に直交するように分岐流路56を形成され、ピストン24の主流路55に止め栓90を装着して主流路55と分岐流路56との間を閉止することにより、ノーマルオープン時とノーマルクローズ時とで操作エアを加圧室27a、28aに供給する流路を切り替える。そのため、第2実施形態のエアオペレイトバルブ1Bによれば、ピストン23,24を共用化してコストダウンを図りつつ、ノーマルクローズ時とノーマルオープン時における操作エアの加圧室27a,28aへの供給を可能にしている。
(第3実施形態)
次に、本発明のエアオペレイトバルブに係る第3実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るエアオペレイトバルブ1Cの断面図であって、キャップ26Bが弁開閉検知センサ91を備えるものを示す。図9は、図8に示すエアオペレイトバルブ1Cの上面図である。
第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、ピストン23,24が耐摩耗部品の一例である金属部品105,106を固定されている点、及び、キャップ26B,26Cを交換して機能の追加変更をする点が、第1実施形態のエアオペレイトバルブ1Aと相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点は図面に第1実施形態と同一符号を付し、説明を適宜割愛する。
<全体構成>
図8に示すように、エアオペレイトバルブ1Cは、弁部2にアクチュエータ部3Cを連結することにより外観が構成されている。外装部材21は、内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24と圧縮バネ29Aを収納した状態で、上下開放端部にベース25とキャップ26Bがかしめ固定されている。
キャップ26Bは、円柱凹部101が挿入孔81の開口部に円柱状に設けられている。キャップ26Bの図中上端面には、挿入孔81より外側に給排気ポート85が開設されている。給排気ポート85は、バイパス流路102を介して円柱凹部101に連通している。また、キャップ26Bの図中上端面には、挿入孔81と軸線をずらしつつ、挿入孔81に重なるように接続孔103が設けられている。接続孔103の内周面には、雌ネジが形成され、弁開閉検知センサ91を螺設されるようになっている。弁開閉検知センサ91は、検出部を挿入孔81に突出させるように接続孔103にねじ込まれて固定されている。
エアオペレイトバルブ1Cは、ピストン23のピストンロッド42の先端部と、ピストン24のピストンロッド52の先端部に、金属部品105,106を固着している。金属部品105,106は、ステンレスや黄銅などの剛性や強度の高く、磁性を有する金属材料で形成されている。金属部品105,106は、樹脂製のピストンロッド42,52に圧入、インサート成形、接着、溶着などによって固定されている。
<エアオペレイトバルブの組付>
エアオペレイトバルブ1Cは、取付孔14に挿通したボルト(図示せず)を用いて取付板や半導体製造装置などに組み付けられる。そして、給排気管が給排気ポート85に上方から接続される。このとき、給排気ポート85が給排気管の位置からずれていると、配管作業に手間がかかる。しかし、エアオペレイトバルブ1Cは、キャップ26Bを外装部材21に対して回転できるようにかしめ固定している。そのため、給排気ポート85が給排気管の位置からずれている場合には、エアオペレイトバルブ1Cを取付板などに組み付けた後、キャップ26Bのみを回転させ、給排気ポート85の位置調節するすることができる。
<エアオペレイトバルブの動作説明>
エアオペレイトバルブ1Cは、操作エアを給排気ポート85に供給されないときには、圧縮バネ29Aの弾性力によってピストン23,24が押し下げられ、ステム13を介してダイアフラム9を弁座8に当接させる。
その後、操作エアを給排気ポート85に供給すると、操作エアがバイパス流路102、円柱凹部101、ピストン24の分岐流路56、主流路55、ピストン23の主流路47、分岐流路48を介して加圧室27aへ供給されるとともに、ピストン24の主流路55から連通路58、嵌合凹部57を介して加圧室28aへ供給される。加圧室27a,28aの内圧が圧縮バネ29Aの弾性力に打ち勝つと、ピストン23,24が上昇し、ステム13を介してダイアフラム9に付与していた弁座方向の力を解除する。これにより、ダイアフラム9が自身の反力により弁座8から離れる。この状態で一次側ポート5に制御流体を供給すると、制御流体が一次側ポート5から弁座8を介して二次側ポート6へ流れる。
さらにその後、加圧室27a,28aの操作エアを給排気ポート85から排気すると、圧縮バネ29Aの弾性力によってピストン23,24が下降し、ピストン23のピストンロッド42をステム13に突き当て、ダイアフラム9に弁座方向の力を加える。この力により、ダイアフラム9が弁座8に当接し、一次側ポート5に供給した制御流体が弁座8から二次側ポート6へ流れなくなる。
このように弁開閉するエアオペレイトバルブ1Cは、弁開閉状態を弁開閉検知センサ91によって検出される。すなわち、エアオペレイトバルブ1Cは、ピストン23,24が上昇して弁開するときには、ピストン24に設けたピストンロッド52の金属部品106が弁開閉検知センサ91に近づく。弁開閉検知センサ91は、金属部品106を認識し、エアオペレイトバルブ1Cが弁開状態であることを検出する。一方、エアオペレイトバルブ1Cは、ピストン23,24が下降して弁閉するときには、金属部品106が弁開閉検知センサ91から遠ざかる。弁開閉検知センサ91は、金属部品106を認識できくなると、エアオペレイトバルブ1Cが弁閉状態であることを検出する。
<機能変更>
ところで、弁開閉検知センサ91は、キャップ26Bの接続孔103に着脱可能に取り付けられている。そのため、接続孔103に取り付ける機器を取り替えれば、エアオペレイトバルブ1Cに持たせる機能が簡単に変更することができる。
図10は、図8に示すエアオペレイトバルブ1Cのキャップ26Bに、ストローク調整つまみ92を取り付けた図である。図11は、図10に示すエアオペレイトバルブ1Cの上面図である。
図10及び図11に示すエアオペレイトバルブ1Cは、キャップ26Bの接続孔103にストローク調整つまみ92を螺設している。ストローク調整つまみ92は、回転量を調整することにより、挿入孔81に突出する下端部分の位置を調整する。エアオペレイトバルブ1Cは、ピストンロッド52をストローク調整つまみ92に当接するまでピストン23,24を移動させ、ダイアフラム9が弁座8から離間する量(ストローク)を調整する。このとき、ピストンロッド52は、先端部がストローク調整つまみ92に衝突して押しつけられるが、先端部に金属部品106を固着されているため、ストローク調整つまみ92にぶつかる衝撃で摩耗したり変形することはない。尚、図11に示すキャップ26Bのように、ストローク調整つまみ92の周りにメモリを設けておけば、流量調整を容易に行うことができる。
図12は、図8に示すエアオペレイトバルブ1Cのキャップ26Bに、開閉インジケータ93を取り付けた図であって、弁閉状態を示す。図13は、図12に示すエアオペレイトバルブ1Cの弁開状態を示す。
図12及び図13に示すエアオペレイトバルブ1Cは、接続孔103に開閉インジケータ93が螺設されている。開閉インジケータ93は、ロッド94を外部に突出可能に設け、コイルスプリング95によってロッド94をピストン24のピストンロッド52に突き当てている。このエアオペレイトバルブ1Cによれば、ピストン23,24が上方へ移動する際には、コイルスプリング95の弾性力に抗してロッド94を突き上げる。また、ピストン23,24が下降する際には、ロッド94がコイルスプリング95の弾性力によって下降する。よって、ユーザは、ロッド94がキャップ26Bから突出する量に基づいて弁開閉状態を判断することができる。尚、この場合、ピストンロッド52に金属部材52を固着しているため、ピストンロッド52がロッド94に擦れて摩耗しない。
図14は、図8に示すエアオペレイトバルブ1Cのキャップ26Bを、ワンタッチ継手96を備えるキャップ26Cに交換した図である。
図14に示すエアオペレイトバルブ1Cは、ワンタッチ継手96を装着したキャップ26Cを備える。キャップ26Cは、ワンタッチ継手96を装着できるように、挿入孔81より外側にずれた位置に給排気ポート85が設けられている。給排気ポート85は、バイパス流路102を介して円柱凹部101に連通している。このエアオペレイトバルブ1Cは、給排気管をワンタッチ継手96にワンタッチで接続できるので、配管が容易である。
<作用効果>
従って、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、ピストン23に設けたピストンロッド42の先端部に金属部品106を装着し、ピストンロッド42の耐摩耗性や強度を大きくしている。そのため、ピストンロッド42をステム13に押し当ててダイアフラム9に駆動力を伝達する場合でも、ピストン23の劣化を防止することができる。また、エアオペレイトバルブ1Cは、ピストンロッド42が摩耗等しないので、ピストン23,24が弁部2を作動させるためのストロークが変化せず、流量特性が変化しにくい。
また、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cによれば、ベース25とキャップ26B,26Cを回転できるように外装部材21をベース25とキャップ26B,26Cにかしめるので、ベース25とキャップ26B,26Cに回転機構を設ける必要がなく、全高を低くすることができる。また、外装部材21にネジなどを切削加工する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
また、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、弁開閉検知センサ91、ストローク調整つまみ92、開閉インジケータ93、ワンタッチ継手96などの流体制御部品を取り付けたキャップ26B,26Cが、給排気ポート85のみを設ける第1実施形態のキャップ26Aと同一外形を備える。そのため、外装部材21に取り付けるキャップ26A,26B,26Cを変更するだけで、弁開閉検知機能やインジケータ機能などの機能を任意に設定できる。よって、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cによれば、キャップ26以外の部品を共用化して、機能の追加変更を行うことができ、コストダウンを図ることができる。
このことは、従来のエアオペレイトバルブ1100と比較すると、効果が顕著である。すなわち、従来のエアオペレイトバルブ1100は、弁開閉検知機能を持たせる場合、キャップ1112を丸ごと弁開閉検知センサを備えるキャップに交換しなければならなかった。そのキャップには、ピストン室1114を形成するための中空部を設けているため、加工費や無駄な材料費がかかる。これに対して、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、キャップ26Bが簡単な円柱形状をなし、給排気ポート85と接続孔103を設けただけのものであるため、加工が少なく、切削加工によって材料を無駄に消費しない。そのため、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、外装部材21や内装部品22などを共用化し、安価に製造できるキャップ26のみを交換すれば機能変更できる。よって、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、従来のエアオペレイトバルブ1100と比べて、機能変更に要する部品を安価にできる。尚、第3実施形態のキャップ26は、従来技術のキャップ1112と比べて小さいため、ストック場所を選ばない。
また、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、キャップ26Bの接続孔103に弁開閉検知センサ91、ストローク調整つまみ92、開閉インジケータ93の何れも螺設できるので、ユーザが弁開閉検知センサ91、ストローク調整つまみ92、開閉インジケータ93を任意に着脱し、簡単に機能変更を行うことができる。
また、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cは、キャップ26B,26Cに給排気ポート85を設け、給排気管を上方から給排気ポート85に接続するようにしたので、給排気管が周囲の部品に干渉することを考慮する必要がなくなり、設計の自由度を増すことができる。また、エアオペレイトバルブ1Cの側面に継手配管を設けないので、エアオペレイトバルブ1Cの設置スペースが小さくて済み、エアオペレイトバルブ1Cを密集配置することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明のエアオペレイトバルブに係る第4実施形態について図面を参照して説明する。図15は、本発明の第4実施形態に係るエアオペレイトバルブ1Dの断面図であって、キャップ26Dが給排気ポート85のみを備えるものを示す。図16は、図15に示すエアオペレイトバルブ1Dの上面図である。
第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、キャップ26Dが2分割されている点が、第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cと相違する。よって、ここでは、第3実施形態と相違する点を中心に説明し、第3実施形態と共通する構成については第3実施形態と同一符号を図面に付し、説明を適宜割愛する。
図15に示すように、エアオペレイトバルブ1Dは、キャップ26Dが固定プレート111とオプションプレート112Aに分割され、図16に示すように、固定プレート111とオプションプレート112Aを上方から2本のボルト113,113で固定したものである。
固定プレート111には、挿入孔81が円柱状に設けられ、挿入孔81の開口部に円柱凹部101が形成されている。また、固定プレート111には、円柱凹部101に接続するようにパイパス流路102が貫通して設けられている。固定プレート111の端面には、挿入孔81と円柱凹部101とパイパス流路102の周りを囲むように、シール部材37を装着するための装着溝82が形成されている。そして、固定プレート111には、挿入孔81からずれつつ挿入孔81と重なるように第1接続孔115が設けられている。挿入孔81の内壁には、シール部材38を装着するための装着溝114が環状に形成され、ピストン24のピストンロッド52と挿入孔81の内周面との間を気密に区画している。尚、固定プレート111は、圧入部83とかしめ溝84も備える。
一方、オプションプレート112Aには、給排気ポート85が固定プレート111のバイパス流路102と対応して設けられている。オプションプレート112Aは、給排気ポート85の一端開口部の周りに、シール部材39を装着するための装着溝117が形成されている。
このようなエアオペレイトバルブ1Dは、固定プレート111に外装部材21をかしめ固定している。オプションプレート112Aは、固定プレート111に対してボルト113,113で固定され、第1接続孔115を覆っている。従って、図15に示すようにオプションプレート112Aを備えるキャップ26Dは、給排気ポート85から操作エアを給排気する機能のみを有する。
第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、オプションプレート112Aを固定プレート111に対して着脱自在に設けているため、オプションプレート112Aを他のオプションプレート112B,112Cに交換して機能変更を行うことが可能である。
図17は、図15に示すエアオペレイトバルブ1Dのオプションプレート112Aを、弁開閉検知センサ91を備えるオプションプレート112Bに交換した図である。図18は、図17に示すエアオペレイトバルブ1Dの上面図である。
図17及び図18に示すように、エアオペレイトバルブ1Dは、オプションプレート112Bを固定プレート111にボルト113,113で固定している。オプションプレート112Bは、固定プレート111のバイパス流路102に対応する給排気ポート85が中心からずれて設けられている。また、オプションプレート112Bは、第1接続孔115に対応する第2接続孔116が中心からずれて設けられている。第2接続孔116の内周面には雌ネジが形成され、弁開閉検知センサ92を螺設できるようになっている。従って、エアオペレイトバルブ1Dは、ボルト113を取り外してオプションプレート112Aをオプションプレート112Bに交換するだけで、弁開閉検知機能を持つことができる。
図19は、図17に示すエアオペレイトバルブ1Dにストローク調整つまみ92を装着した場合の断面図である。図20は、図17に示すエアオペレイトバルブ1Dに開閉インジケータ93を装着した場合の断面図である。
図17に示すエアオペレイトバルブ1Dは、第2接続孔116に弁開閉検知センサ91を着脱可能に取り付けている。そのため、エアオペレイトバルブ1Dは、図19に示すように、ストローク調整つまみ92を第2接続孔116に螺設することにより、ストローク調整機能を備えることができる。また、エアオペレイトバルブ1Dは、図20に示すように、開閉インジケータ93を第2接続孔116に螺設することにより、弁開閉状態を外部から視認するインジケータ機能を備えることができる。
図21は、図15に示すエアオペレイトバルブのキャップ26Dを構成するオプションプレート112Aを、ワンタッチ継手96を装着したオプションプレート112Cに交換した図である。
オプションプレート112Cは、オプションプレート112Aと比べて給排気ポート85を浅く設けることにより段差を設け、その段差にワンタッチ継手96を突き当てるようにしてワンタッチ継手96が取り付けられている。オプションプレート112Cを備える図21に示すエアオペレイトバルブ1Dは、給排気管を上方からワンタッチで給排気ポート85に接続することができる。
<作用効果>
従って、第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、操作エアを利用してピストンをシリンダ内で摺動させ、弁部に駆動力を与えるエアオペレイトバルブ1Dにおいて、シリンダの端部を閉塞するキャップ26Dを分割し、ボルト113,113を用いて分割した部材(固定プレート111とオプションプレート112A,112B,112C)を連結自在に設けている。そして、分割した部材の一つであるオプションプレート112A,112B,112Cにワンタッチ継手96や弁開閉検知センサ91、ストローク調整つまみ92、開閉インジケータ93などの流体制御部材を取り付けている。そのため、第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、固定プレート111を外装部材21に固定したまま、オプションプレート112A,112B,112Cを交換することにより、機能の追加変更を行うことができる。しかも、第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、固定プレート111までも共用化できるので、更なるコストダウンを図ることができる。
特に、上述した第3実施形態のエアオペレイトバルブ1Cでは、ワンタッチ継手96を備えるキャップ26Cと弁開閉検知センサ91などを備えるキャップ26Bとは、エアオペレイトバルブ1Dを組み立てる前でなければ使用先で変更することができなかったが、第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dでは、オプションプレート112B,112Cを交換すれば、ワンタッチ継手96を備える仕様と、弁開閉検知センサ91を備える仕様とを使用先でも簡単に変更することができる。
更に言えば、エアオペレバルブ1Dは、オプションプレート112Bが、弁開閉検知センサ91とストローク調整つまみ92と開閉インジケータ93とを第2接続孔116に任意に接続されるので、オプションプレート112Bを交換しなくても、弁開閉検知センサ91とストローク調整つまみ92と開閉インジケータ93とを交換するだけで、機能変更することができる。
また、第4実施形態のエアオペレイトバルブ1Dは、上方からボルト113,113を締結してオプションプレート112A,112B,112Cを固定プレート111に固定するので、エアオペレイトバルブ1Dをラインに組み付けた状態でも、オプションプレート112A,112B,112Cの交換作業を容易に行うことができる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、2段式エアオペレイトバルブ1Aについて説明した。しかし、図22に示すように、同一形状の内装部品22A,22B,22C,22Dを4個重ねて外装部材21内に固定することにより、3個のピストン室27,28,121を形成し、3段式のエアオペレイトバルブ1Eを構成することが可能である。この場合、ピストン23,24の間に、凸状のピストン122を介在させるとよい。ピストン122には、主流路123を形成し、主流路123の開口部に嵌合凹部124を設け、嵌合凹部124の内周面に連通路125を形成するよい。ピストン室121の加圧室121aに給排気ポート85を連通させるためである。
また、図23に示すように、同一形状の内装部品22B,22Cを2個重ねて外装部材21内に固定することにより、1個のピストン室28を形成し、1段式のエアオペレイトバルブ1Fを構成することが可能である。この場合、主流路127を介して連通するように2個の分岐流路128,129をピストン126に設けるとよい。給排気ポート85を分岐流路128、主流路127、分岐流路129を介してピストン室28の加圧室28aに連通させるためである。
よって、上記エアオペレイトバルブ1E,1Fに示すように、内装部品22を重ねる数を変えるだけで、何段式のエアオペレイトバルブでも作ることができ、部品を共用化してコストダウンを図ることができる。
さらに、例えば、図24に示すエアオペレイトバルブ1Gは、図23に示す圧縮バネ29Aを圧縮バネ29Bに交換するとともに、シール部材34を取り外し、ピストン126の主流路127に止め栓90を装着し、内装部品22B,22Cをピストン126ごと外装部材21内で軸線方向に反転させることにより、ノーマルクローズタイプからノーマルオープンタイプに変更している。そのため、この変形例においても、圧縮バネ29A,29Bとシール部材34以外の部品を共用化して、ノーマルクローズタイプとノーマルオープンタイプとを変更することができ、コストダウンを図ることができる。
(2)例えば、上記実施の形態では、内装部品22A,22B,22Cの外周面にDカット通路64を形成することにより、内装部品22A,22B,22Cと外装部材21との間に導通流路31を形成した。これに対して、Dカット通路64に変えて、断面矩形状の導通溝131を内装部品22A,22B,22Cの外周面に複数形成してもよい。この場合には、内装部品22A,22B,22Cの導通溝131と外装部材21の内周面との間に導通流路31が形成される。また、内装部品22A,22B,22Cの外周面にDカット通路64を設けず、外装部材21の内周面に導通溝132を形成し、内装部品22と外装部材21との間に導通流路31を形成してもよい。尚、導通溝132は、外装部材21を引抜加工や押出加工時に一緒に形成することができ、加工費が安価である。更には、内装部品22A,22B,22Cに導通溝131を設けるとともに、外装部材21に導通溝132を設けてもよい。
(3)例えば、上記実施形態では、外装部材21の両端部をベース25とキャップ26Aに圧入した後にかしめて固定した。これに対して、図27のP部に示すように、外装部材21の両端部をベース25とキャップ26Aに圧入した後、外装部材21の両端部をベース25とキャップ26Aに溶接固定してもよい。この方法によれば、外装部材21にベース25とキャップ26Aを強固に固定し、また流体漏れも確実に防止できる。また、図28に示すキャップ26Eように、ベース25とキャップ26Eにかしめ溝74,84を形成せず、外装部材21の両端部をベース25とキャップ26Eに圧入し、さらに圧入した部位を接着剤などで接着させてもよい。この方法によれば、かしめ溝74,84を加工する手間を省くことができる。また、図29に示すように、ベース135とキャップ136の下端外周面に雄ネジを形成する一方、外装部材137の開口端内周面に雌ネジを形成し、外装部材137の両端部をベース135とキャップ136に螺合接続するようにしてもよい。この方法は、ネジ加工を必要とし、コストアップするものの、外装部材137の両端部を圧入しないため、ベース135やキャップ136、外装部材137を簡単に着脱して再利用できる利点がある。
(4)上記実施形態では、内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24を樹脂成形品で構成したが、アルミダイカスト成形品やロストワックス成形品など、切削加工数が少なく、安価に成形できる成形品で内装部品やピストンを構成してもよい。エアオペレイトバルブ1A,1B,1C,1Dが高温の制御流体を制御する場合やヒーティングされる場合には、全体の温度が80度を超え、内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24として樹脂成形品を使用できないことがある。この場合には、金属であるアルミダイカスト成形品やロストワックス成形品によって内装部品22A,22B,22Cとピストン23,24を構成し、全体温度が80度を超えるような耐熱温度を超える環境下でもエアオペレイトバルブ1A,1B,1C,1Dを使用できるようにするとよい。
(5)上記実施形態では、内装部品22A,22B,22Cを全て同一形状とした。これに対して、外装部材21に装着する位置に応じて内装部品22A,22B,22Cの形状を変えてもよい。すなわち、内装部品22A,22B,22Cは、閉塞端面が第1,第2ピストン室27,28を仕切る仕切板としての役割を果たすため、閉塞端面の肉厚を暑くする一方、内装部品22A,22Cは、閉塞端面がベース25とキャップ26に支持されて強度を補完されるため、閉塞端面の肉厚を薄くしてもよい。このように、目的に応じて内装部品22A,22B,22Cの形状を変えることにより、内装部品22A,22B,22Cの材料を無駄なく適切に使用することができる。また、不必要な部分の肉厚を薄くすることにより、バルブの小型化・軽量化を図ることができる。
(6)上記実施形態では、外装部材21を金属製パイプとした。これに対して、外装部材21を樹脂成形品としてもよい。この場合、外装部材21を肉厚にして耐圧性を確保するため、バルブが大型化する。しかし、射出成形などによって容易に製造できるため、コストダウンを図ることができる。また、重量を軽量化することも可能になる。
(7)上記実施形態では、分岐流路48,56の形状を長方形状にした。分岐流路は、軸線方向の縦寸法より、主流路に対して交差(直交)する方向の横寸法より長い形状の流路断面とすることにより、流路断面積を確保できるようにすればよい。そのため、分岐流路の流路断面形状を、横方向に長い楕円形状や、複数の丸孔をピストンロッドの円周方向に繋げるようにして連設した形状としてもよい。
(8)上記第3,4実施形態では、ピストン23,24に金属部品105,106を設けた。これに対して、ピストン23,24が他の部品に当接等しなければ、ステム13に当接する先端部にのみ金属部品を設けるようにしてもよい。
(9)上記実施形態では、エアオペレイトバルブ1A,1B,1C,1Dの外径を円柱状としたが、外径を多角形形状であってもよい。この場合には、外装部材21は、外周面形状を多角形状とし、内周面形状を円柱状にして内装部品22を装填できるようにしてもよいし、外周面形状と内周面形状とをともに多角形状とし、内装部品22の外周面形状を多角形としてもよい。尚、このような場合であっても、外装部材21がパイプ状をなすため、引抜加工や押出加工によって多角形状のパイプを設けて所定長に切断すれば、外装部材21を簡単に製造することができる。
(10)上記実施形態では、アクチュエータ部3A,3B,3Cの駆動力をステム13を介してダイアフラム9に伝達した。これに対して、ピストン23,24の先端部にダイアフラム9を固定し、ダイアフラム9に直接駆動力を伝達するようにしてもよい。
(11)上記実施形態では、エアオペレイトバルブ1は、一次側ポート5と二次側ポート6の連通状態を切り替える二方弁とした。これに対して、上記実施形態で説明したアクチュエータ部3A,3B,3Cの構造を三方弁等の多方弁に適用してもよい。また、上記実施形態のエアオペレイトバルブ1はダイアフラム弁であるが、ポペット弁であってもよい。
(12)上記第3実施形態では、キャップ26B,26Cを回転できるように外装部材21をキャップ26B,26Cにかしめた。これに対して、キャップ26B,26Cの圧入部83と外装部材21との間にOリングを装着してもよい。この場合、キャップ26B,26Cを回転させるときにOリングが抵抗を生じ、ユーザに適度な操作感を与えることができる。
(13)上記実施形態では、一次側ポート5から二次側ポート6へ制御流体が流れるようにしたが、二次側ポート6から一次側ポート5へ制御流体が流れるようにエアオペレイトバルブ1A,1B,1C,1Dを使用してもよい。
本発明の第1実施形態に係るエアオペレイトバルブの断面図である。 同じく、図1に示すエアオペレイトバルブの上面図である。 同じく、図1に示す第1ピストンと第2ピストンの中央縦断面図である。 同じく、図1に示す内装部品の外観斜視図である。 同じく、図1に示すキャップとベースと外装部材との関係を示す断面図である。 同じく、図1に示すエアオペレイトバルブであって、流路構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るエアオペレイトバルブの断面図である。 本発明の第3実施形態に係るエアオペレイトバルブの断面図であって、キャップが弁開閉検知センサを備えるものを示す。 図8に示すエアオペレイトバルブの上面図である。 図8に示すエアオペレイトバルブのキャップに、ストローク調整つまみを取り付けた図である。 図10に示すエアオペレイトバルブの上面図である。 図8に示すエアオペレイトバルブのキャップに、開閉インジケータを取り付けた図であって、弁閉状態を示す。 図12に示すエアオペレイトバルブの弁開状態を示す。 図8に示すエアオペレイトバルブのキャップを、ワンタッチ継手を備えるキャップに交換した図である。 本発明の第4実施形態に係るエアオペレイトバルブの断面図であって、キャップが給排気ポートのみを備えるものを示す。 図15に示すエアオペレイトバルブの上面図である。 図15に示すエアオペレイトバルブのオプションプレートを、弁開閉検知センサを備えるオプションプレートに交換した図である。 図17に示すエアオペレイトバルブの上面図である。 図17に示すエアオペレイトバルブにストローク調整つまみを装着した場合の断面図である。 図17に示すエアオペレイトバルブに開閉インジケータを装着した場合の断面図である。 図15に示すエアオペレイトバルブのキャップを構成するオプションプレートを、ワンタッチ継手を装着したオプションプレートに交換した図である。 本発明のエアオペレイトバルブを、ノーマルクローズタイプの3段式エアオペレイトバルブの内部構造を示す図である。 本発明のエアオペレイトバルブを、ノーマルクローズタイプの1段式エアオペレイトバルブに変形したときの内部構造を示す図である。 図23に示すノーマルクローズタイプの1段式エアオペレイトバルブをノーマルオープンタイプに変更したときの内部構造を示す図である。 本発明のエアオペレイトバルブを構成する内装部品の変形例を示す図である。 本発明のエアオペレイトバルブを構成する外装部材の変形例を示す図である。 本発明のエアオペレイトバルブの外装部材をキャップとベースに連結する連結構造の変形例である。 本発明のエアオペレイトバルブの外装部材をキャップとベースに連結する連結構造の変形例である。 本発明のエアオペレイトバルブの外装部材をキャップとベースに連結する連結構造の変形例である。 従来のエアオペレイトバルブの断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G エアオペレイトバルブ
2 弁部
21 外装部材
22 内装部品(内装部材)
23 ピストン
24 ピストン
27 第1ピストン室
28 第2ピストン室
31 導通流路
42 ピストンロッド
47 主流路
48 分岐流路
55 主流路
56 分岐流路
61 貫通孔

Claims (5)

  1. 操作エアを利用してピストンをシリンダ内で摺動させることにより弁部を駆動させるエアオペレイトバルブにおいて、
    前記シリンダが、
    引抜加工又は押出加工によって形成された金属製のパイプと、
    前記パイプに装填され、前記ピストンが摺動するピストン室を形成する内装部材と、を有すること
    前記内装部材は、樹脂成形品であり、
    一方に開口する中空状をなし、閉塞端面に前記ピストンのピストンロッドを貫き通すための貫通孔が形成された内装部品を複数組み合わせ、前記ピストン室を形成したものであること、
    前記内装部材と前記パイプとの間に、前記ピストン室を一つの呼吸孔に導通させる導通流路を有すること、
    前記ピストンロッドが、ホルダによりガイドされている円柱状ステムを介入してダイアフラムに接触すること、
    前記円柱状ステムのガイドされている長さと、前記円柱状ステムの直径とがほぼ同じ長さであること、
    を特徴とするエアオペレイトバルブ。
  2. 請求項に記載するエアオペレイトバルブにおいて、
    前記ピストンが、樹脂成形品又はアルミダイカスト成形品、ロストワックス成形品の何れかであることを特徴とするエアオペレイトバルブ。
  3. 請求項に記載するエアオペレイトバルブにおいて、
    前記ピストンは、ピストンロッドを一体的に設けられ、前記ロッド部の先端部に、耐摩耗性を有する耐摩耗部材を装着したことを特徴とするエアオペレイトバルブ。
  4. 請求項1乃至請求項の何れか一つに記載するエアオペレイトバルブにおいて、
    前記ピストンは、軸線方向に沿って形成された主流路と、前記主流路に交差して設けられた分岐流路とを有し、
    前記分岐流路の流路断面は、軸線方向の縦寸法より、前記主流路に交差する方向の横寸法の方が長いことを特徴とするエアオペレイトバルブ。
  5. 請求項1乃至請求項の何れか一つに記載するエアオペレイトバルブにおいて、
    前記パイプが両端開口部にベースとキャップがかしめ固定されていることを特徴とするエアオペレイトバルブ。
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