JP4261497B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機などの遊技機に関する。
発射された遊技球が遊技盤上を流下することで遊技が行われるパチンコ遊技機には、流下する遊技球に押されて回転する風車と呼ばれる部材が遊技盤上に設けられる。そしてこのような遊技機では、例えば特許文献1に開示されているように、風車の回転を検出する検出手段を設け、風車の回転時間や回転速度によって、遊技内容を変更するもの(例えば、いわゆる時短状態を発生させるもの)があった。なお、時短状態とは、いわゆる特図の変動表示の時間が短く制御された遊技者に有利な状態である。
特開2003−230674号公報
しかしながら、風車の回転時間や回転速度が遊技内容に直接影響する上記従来の遊技機であると、風車の回転し易さが遊技内容に影響することになり、公平性の点で問題があった。即ち、風車の回転し易さは、風車毎に個体差があるため、たまたま風車が回転し易い遊技機で遊技した遊技者が有利になり、たまたま風車が回転し難い遊技機で遊技した遊技者が不利になり、公平であるとは言えない。なお、パチンコ機に代表されるこの種の遊技機では、全ての遊技者に対して基本的に公平でなければならず、遊技機個々の個体差によって特定の遊技者のみが有利になることは、回避すべきである。
そこで本発明は、風車の回転状況が遊技の演出として取り入れられているが、風車の回転状況が遊技の内容自体には影響せず、全ての遊技者に対して公平性が保たれた遊技機を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を前面に形成する遊技盤を有し、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの表示制御コマンドを受信することにより、遊技盤上に形成される遊技領域に備えられる表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
前記遊技制御手段と前記表示制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記表示制御手段への一方向にのみ情報を伝達可能であり、
前記遊技領域中に、軸を中心として回動自在に設けられ、流下する遊技球に押されて回転する風車と、
前記表示制御手段のみに検出結果を伝達可能に接続され、前記風車の回転を検出するための風車回転検出センサと、
を備え、
前記風車と共に回転する部分に被検出要素が設けられ、この被検出要素が前記風車の回転に伴って所定の移動経路を移動する構成とされ、前記移動経路の異なる位置に臨むように配置されて前記被検出要素を各位置でそれぞれ検出してパルスを発生させる2つの回転検出センサが、前記風車回転検出センサとして設けられた構成であるとともに、
前記表示制御手段は、
前記風車の一回転周期の中で各々の前記回転検出センサにより発生した第1パルスと第2パルスとを検出可能であり、
一回転周期の中で、先に第1パルス、続いて第2パルスか、先に第2パルス、続いて第1パルスか否かを判別して風車の回転方向を検出する風車回転方向検出手段と、
前記風車回転方向検出手段の検出結果に基づき、前記風車の各回転方向の検出回数を計数する計数手段と、
前記遊技制御手段からの表示制御コマンドとは無関係に、前記計数手段の計数結果に基づいて、前記風車の回転方向の比率を前記表示装置に表示可能な風車回転比率表示手段と を備えることを特徴とする。
ここで、「前記遊技制御手段からの表示制御コマンドとは無関係に」とは、遊技制御手段からの表示制御コマンドを受信しなくても、という意味である。
次に本願請求項2に記載の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を前面に形成する遊技盤を有し、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの表示制御コマンドを受信することにより、遊技盤上に形成される遊技領域に備えられる表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
前記遊技制御手段と前記表示制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記表示制御手段への一方向にのみ情報を伝達可能であり、
所定条件の成立に基づき、遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に変化する特別遊技状態を発生可能な変動入賞装置であって、少なくとも前記第1の状態において遊技球が入賞可能な変動入賞装置と、
前記変動入賞装置の下流側に軸を中心として回動自在に設けられ、流下する遊技球に押されて回転する風車と、
を前記遊技領域中に備えるとともに、
前記風車の回転を検出するための風車回転検出センサを備え、
前記風車回転検出センサは、
前記表示制御手段のみに検出結果を伝達可能に接続され、
前記表示制御手段は、
前記遊技制御手段からの表示制御コマンドとは無関係に、前記特別遊技状態が発生した場合、前記風車回転検出センサの検出結果に基づき、前記表示装置に、前記変動入賞装置に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量の情報を表示することを特徴とする。
なお、「前記変動入賞装置に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量の情報」とは、当該遊技球量そのものの数値であってもよいが、例えば、前記変動入賞装置に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量が、平均的値に対して多いか少ないかの傾向を認識可能に表示するものであってもよい。
なお、本願請求項1に記載の発明の好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、所定条件の成立に基づき、遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に変化する特別遊技状態を発生可能な変動入賞装置であって、少なくとも前記第1の状態において遊技球が入賞可能な変動入賞装置を、前記遊技領域中に備え、
前記変動入賞装置内部に流入した球が落下する位置に前記風車を設けた構成としてもよい。
請求項1に記載の遊技機によれば、風車の回転状況が遊技内容(即ち、遊技者の有利不利)に直接影響することなく、全ての遊技者に対して公平であり、また、風車の回転結果に基づいて演出表示が切り替わるので、意表をついた演出表示が可能となる。特にこの場合、遊技制御手段の表示制御コマンドとは無関係に表示内容が変更されるから、遊技者が予期できない場面で表示内容が変化することがあり、意外性のある表示内容となって、遊技の単調さを和らげる効果がある。
また請求項1に記載の遊技機では、遊技者が、遊技球の流下方向をデータとして確認することができ、遊技をする遊技機を選択する際の参考とすることができる。
また請求項2に記載の遊技機によれば、遊技台毎の変動入賞装置への釘調整を遊技者が認識することができる。なお従来では、遊技領域を流下する遊技球が変動入賞装置に入賞するかどうかは、遊技店の釘調整次第であった。遊技者は大当り等が発生すると、大当りが発生したことに喜んでしまい、盤面中央部に備えられる表示装置の大当り演出画面などを見ているため、変動入賞装置への遊技球の入賞具合に注意しない場合が多い。しかし、実際の大当り中の獲得出玉は、変動入賞装置への遊技球の入賞具合によるので重要な部分である。そこで、本願発明の請求項2は、前記風車回転検出センサの検出結果に基づいて、遊技者に前記可変入賞装置に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球がどれくらいあるかを認識可能とした、よって、遊技台毎の変動入賞装置への釘調整を遊技者が認識することができる。
また請求項3に記載の遊技機によれば、変動入賞装置内に入賞した遊技球が特別入賞する可能性を、風車の回転方向の比率を示す風車回転比率表示手段の表示結果によって、遊技者がある程度予想することができ、遊技の興趣が向上する。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ装置に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
(第1形態例)
まず、第1形態例を説明する。
A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造
まず図1により、本例のパチンコ装置1(遊技機)の正面構成及び全体構造について説明する。
このパチンコ装置1は、図1に示すように、この場合いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されるもので、大きく分けてパチンコ機2(遊技機本体)と、遊技媒体貸出装置としてのカード式球貸機(カードユニット)3とによって構成され、これらが対をなして設置される。カード式球貸機3には、カードリーダライタが内蔵され、前面には磁気カード又はICカードなどのカードが挿入されるカード挿入口4等が設けられている。
パチンコ機2は、前面枠11がこの前面枠11の裏面側に配された機枠(本体枠)(図示省略)に対して開閉自在に取付けられ、後述する遊技領域が形成された遊技盤10は、この前面枠11の上側に取付けられている。また、この前面枠11には、その前面上側を覆うようにガラス枠13が開閉自在に取付けられ、このガラス枠13により保持されるガラス板14(透明のプラスチックボードでもよい)を介して遊技盤10の後述する遊技領域33が視認可能となっている。
また、このガラス枠13の下側には、開閉パネル15が配置され、前面枠11に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この開閉パネル15の下側には、操作パネル16が前面枠11に対して通常は固定状態に設けられている。
また、遊技盤10の前面には、球を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定(入賞したか否かの判定)を行う領域(後述する遊技領域33)が形成され、入賞口に遊技球が入って有効にセーフとなる場合は、所定数の遊技球が開閉パネル15に設けられた上皿17に排出される(即ち、賞球として排出される)構成となっている。
前面枠11の開閉側(図1において右側)の縁部には、前面枠11及びガラス枠13の施錠装置(図示省略)の鍵挿入部21が形成されている。
また、ガラス枠13の下部には、カード式球貸機3から貸球の排出を行うための球貸スイッチ23aと、カード式球貸機3からカードの排出を行うためのカード返却スイッチ23bとが配設されている。
また、開閉パネル15に設けられた上皿17は、賞球として又は貸球として排出された発射前の遊技球を一時保持し、これら遊技球を前面枠11の裏面下側に設けられた発射装置(図示省略)への球送り装置(図示省略)に順次供給するもので、この上皿17には、上皿17の遊技球を後述の下皿26に移す玉通路開閉用の上皿球抜きレバー24と、演出ボタン18が設けられている。
また、操作パネル16には、灰皿25と、下皿26と、下皿26に貯留された球を外部下方に抜くための下皿球抜きレバー27と、前記発射装置の操作を行う発射操作ハンドル28とが設けられている。
また、図1において符号29で示すものは、ガラス枠13の左右両側や上皿17の前面側に設けられ、効果音を出力するスピーカ(左スピーカ、右スピーカ、下スピーカ)である。
B.遊技盤の正面構成
次に、遊技盤10の正面構成を説明する。
図1において、遊技盤10の前面には、略円形領域がガイドレール32で囲まれることにより遊技領域33が形成されている。
この遊技領域33には、識別情報(以下、場合により特図という)を複数の変動表示領域毎に変動表示したり、演出用画像を表示したりするための表示画面34aを有する演出表示装置34と、開閉扉35aにより開閉される大入賞口35bを有する特別変動入賞装置35と、左右一対の開閉部材を有し特図始動口(特図の変動表示の始動条件となる入賞口)として機能する普通変動入賞装置36と、この場合大入賞口35bの下側に設けられ後述する普通図柄(以下、場合により普図という)を表示する普図表示器(普通図柄表示器)37と、スルーチャッカー形式の普図始動口(普図の変動表示の始動条件となる入賞口)38と、一般入賞口39,40と、打球方向変換部材である風車41と、サイドランプ42と、アウト穴(普図表示器37の下方にあり、図示省略)とが備えられている。
また、演出表示装置34の前部周囲を覆うセンターケース43の上部には、特図のみを小さい領域で表示する特図表示装置44と、4個の特図始動記憶表示器45が設けられている。また、特別変動入賞装置35の両側には、4個(両側にそれぞれ2個ずつ)の普図始動記憶表示器46が設けられている。
なお風車41は、本例では、センターケース43の上部の左右両側に1個ずつ設けられている。この風車41を含む風車装置60の構成は、後述する。
また、特別変動入賞装置35は、所定条件の成立(後述する変動表示ゲームが当りとなること)に基づき、遊技者にとって不利な第2の状態(大入賞口35bが閉じられた状態)から遊技者にとって有利な第1の状態(大入賞口35bが開けられた状態)に変化する特別遊技状態(後述する大当り)を発生可能な本発明の変動入賞装置に相当する。
そして、普通変動入賞装置36内の入賞流路には特図始動センサ51が、普図始動口38内の通過流路には普図始動センサ52(図6に示す、以下図1に示されていないものは同様)が、それぞれ設けられている。また、特別変動入賞装置35の大入賞口35b内や、各一般入賞口39,40には、それぞれ、入賞口センサ53(入賞口センサ1〜N)が設けられている。なお、入賞口センサ53は、大入賞口35bを含めた一般入賞口がN個あると、合計N個配置される。
ここで、演出表示装置34は、カラーで静止画及び動画が表示可能な、例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、CRTであってもよい。
また、本例の普図表示器37は、左右にLED等よりなる点灯部を有し、各点灯部が交互に複数回点灯した後、いずれか一方が点灯することで、普図の変動表示を実現するもので、この場合普図は上記点灯部の点灯状態(どちらが点灯しているかの状態)である。なお、普図表示器としては、一桁の数字を表示する7セグメントの表示部を有し液晶又はLED等よりなる表示器を用いてもよく、この場合前記普通図柄(普図)は、一桁の数字である。
また、特図始動記憶表示器45或いは普図始動記憶表示器46は、後述するように特図或いは普図の始動記憶の数を表示するものである。
また、特図始動センサ51は、普通変動入賞装置36に入賞した遊技球を1個ずつ検出し、普図始動センサ52は、普図始動口38を通過する遊技球を1個ずつ検出する。また、入賞口センサ53は、大入賞口35bに入賞した遊技球を1個ずつ検出するものである。
また、センターケース43の下辺部(演出表示装置34の画面34aの下方)には、球見せを行うためのステージ43aが形成され、このステージ43a上に流入した遊技球は、このステージ43a上で左右に揺れるように転動した後、このステージ43a上から下方に(即ち、普通変動入賞装置36又はその周囲に)落下する構成となっている。
なお、遊技盤10の遊技領域33には、通常天釘やヨロイ釘といった多数の障害釘が設けられるが、ここでは繁雑になるので図示省略している。また、同様に図示省略しているが、遊技盤10には、その他の各種装飾ランプや、LED等が設けられていてもよい。
また本発明では、遊技盤における遊技領域はどのようなものでもよく、風車や表示装置を持つものであれば、任意の構成を取り得る。パチンコ機以外の遊技機であってもよい。なお、本例ではいわゆる「第1種」に属するパチンコ機に適用した例を説明する。
C.風車装置の構成
次に、本例の風車41を含む風車装置60の構成について、図2〜図5を参照して説明する。
図2(a)は風車装置60の斜視図、図2(b)は風車装置60の正面図である。また、図3は遊技盤10における風車装置60の部分の縦断面図、図4は風車装置60の分解斜視図である。また図5は、風車装置60の後述する回転部材64等を示す拡大斜視図である。
風車装置60は、図4等に示すように、風車41と、取付ベース部材63と、回転部材64と、係止部材65と、風車回転検出センサ66と、センサ基板67と、カバー部材68とを備える。
なお、遊技盤10の基板10a(いわゆるベニア)における風車41の裏側の位置には、カバー部材68がちょうど収まる断面円形の開口10bが形成され、カバー部材68はこの開口10b内に配置される。
風車41は、図3に示すように、風車本体61と回転軸部材62とよりなり、回転軸部材62(軸)を中心として回動自在に設けられ、流下する遊技球に押されて回転する。回転軸部材62は、樹脂のインサート成型によって風車本体61と一体に形成されている。また、回転軸部材62は、前記基板10aに対して直角に配置され、取付ベース部材63によって回転自在に支持されている。
風車本体61は、前面に装飾が施され基板10aに平行に配置される円板部61aと、この円板部61aの裏側中心から基板10aの側に直角に伸びる円柱状の軸用ボス部61bと、この軸用ボス部61bの外周における周方向の複数箇所(図の場合、3箇所)から径方向に伸びる羽根部61cとを有する。なお、遊技球は主に羽根部61cを押すことで、風車41を回転させる。また、回転軸部材62の一端がボス部61bの中心に挿入された状態で、回転軸部材62が風車本体61に一体成型されている。
取付ベース部材63は、基板10aに平行に配置される円板状の板状部63aと、この板状部63aの裏側中心から基板10aの奥側に向かって直角に伸びる円柱状の軸用ボス部63bと、この軸用ボス部63bの周囲(板状部63aの裏側)における周方向の複数箇所(図の場合、3箇所)から基板10aの奥側に向かって直角に伸びる円柱状のネジ用ボス部63cとを有する。また、上記板状部63aの左右両端位置には、取付孔63dが形成されている。この取付ベース部材63は、前記取付孔63dに外側(図3における左側)から挿通され、前記基板10aにおける前述の開口10bの両側位置にねじ込まれるネジ又は打ち込まれる釘(図示省略)によって、前記基板10aに固定状態に取付けられる。また、この取付ベース部材63の中心(板状部63aや軸用ボス部63bの中心)には、風車41の回転軸部材62の他端側が挿通される貫通孔63eが形成されている。なお、回転軸部材62は貫通孔63eに対して摺動可能となっており、これによって風車41が回転可能となっている。
回転部材64は、図5に示すように、基板10aに平行に配置される円板部64aと、この円板部64aの中心に形成された軸用ボス部64bと、円板部64aの裏面における比較的外周に近い位置から軸方向に伸びる回転検出片64c(被検出要素)とを有する。そして、軸用ボス部64bの中心(円板部64aの中心)には、風車41の回転軸部材62の他端部62aが挿通される断面が半円状の貫通孔64dが形成されている。なお、前記回転軸部材62の他端部62a(取付ベース部材63の軸用ボス部63bから突出する部分)は、図5に示すように、一部が切欠かれた形状とされることによって断面が半円状(貫通孔64dに対応した断面形状)となっており、上記貫通孔64dに挿通可能となっている。また、他端部62aの端側外周(軸用ボス部64bから突出する位置の外周)には、係止部材65を係止させるための溝62bが形成されている。そして、回転部材64は、回転軸部材62の他端部62aが貫通孔64dに挿通された状態で回転軸部材62に取付けられることによって、回転軸部材62と(即ち、風車41と)一体に回転するようになっている。回転部材64は、本発明における風車と共に回転する部分に相当する。
係止部材65は、この場合、いわゆるE形のスナップリングであり、所定の冶具を使って前記回転軸部材62の径方向外側から中心に向かって押されることによって前記回転軸部材62の溝62bに係止される。係止される際、この係止部材65は、両側の円弧状片部65aが一時的に外側に拡がるように弾性変形した後に溝62bにはまり込み、かつ中央の矩形状片部65bも溝62bにはまり込み、これによって溝62bに係止されるため、その後の回転軸部材62からの脱落が高い信頼性で防止される。また、この係止部材65が溝62bに係止されることによって、回転軸部材62からの回転部材64の脱落(即ち、回転部材64や取付ベース部材63からの風車41の脱落)が防止される。
風車回転検出センサ66は、風車41の回転を検出するための光学式センサであり、発光部66aと、この発光部66aと対向する受光部66bとを有する。この風車回転検出センサ66は、センサ基板67に搭載されて設けられ、被検出要素である回転部材64の回転検出片64cの移動経路に臨む位置に配置される。即ち、風車41と一体に回転する回転部材64の回転に伴って円運動する回転検出片64cが、発光部66aと受光部66baの間を遮るように移動する構成となっている。これにより、通常は受光部66bで受光されている発光部66aからの光が、風車41の回転に伴う回転検出片64cの通過によって遮られる度に受光部66bで受光されなくなり、風車41が1回転する度に1回だけ受光部66bの出力信号が非受光状態となり、この信号の状態変化によって風車41の回転が検出される。
センサ基板67は、カバー部材68における後述する壁部68bの内面にネジ止め等によって固定されるものである。このセンサ基板67からは、風車回転検出センサ66と後述する演出制御装置110とを電気的に接続するための配線67aが伸びている。
カバー部材68は、回転部材64や風車回転検出センサ66やセンサ基板67の周囲を覆う大きさの円筒状部68aと、この円筒状部の奥側を閉じる壁部68bとを備える。円筒状部68aの周方向の一箇所には、組立時及び組立後における前記配線67aとの干渉を避け、かつ前記配線67aを外部に導出可能とする配線処理用スリット68cが形成され、この配線処理用スリット68cは円筒状部68aの端面から壁部68bの中心近くまで伸びている。また、奥側の壁部68bには、取付ベース部材63のネジ用ボス部63cに対応する位置に、ネジ挿通用の取付孔68dが形成されている。そして、この取付孔68dにネジ69(図3に示す)が挿通され、このネジ69の先端側がネジ用ボス部63c内のネジ孔にねじ込まれることによって、カバー部材68が取付ベース部材63に固定されて取付けられる。なおこの取付状態では、カバー部材68の円筒状部68aの端面が、取付ベース部材63の板状部63aの裏面に密着し、カバー部材68の内部は配線処理用スリット68cを除いて外部から密閉され、木屑などの混入が防止される防塵性が確保される。
なお前述したように、カバー部材68の外径は、基板10aの開口10bにちょうど収まる大きさとされている。また、カバー部材68の厚さ(軸方向の大きさ)は、図3に示す如く基板10aの厚さ(通常2cm程度)内に収まる大きさとされ、基板10aの裏側に配置される各種ユニット(例えば、後述の遊技制御装置100を構成するユニットなど)の配置の邪魔にならない構成となっている。なおこの構成によって、遊技盤裏面からの落下球が当たって風車回転検出センサ66やセンサ基板67等が破損することも防止される。
また、前記風車41と一体に回転する前記風車を含めた回転体(即ち、風車本体61、回転軸部材62、回転部材64、及び係止部材65よりなる回転体)の重心は、風車回転検出センサ66が、常態で風車(即ち、回転検出片64c)を検出した状態にならない位置となっている。即ちこの場合、風車回転検出センサ66が上記回転体の回転中心軸の上方に配置されているのに対して、上記回転体の重心は、自然状態において回転検出片64cが上記回転体の回転中心軸の例えば下方に停止するように設定されている。これにより、常態(風車41に外力が加わっていない自然状態)では、風車回転検出センサ66が回転検出片64cを検出した状態にならない位置で風車41が停止する構成となっている。
D.制御系の構成
次に、本例のパチンコ機の制御系統について、図6を参照して説明する。
図6において、遊技制御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用のICとして製造)と、入力インターフェース102と、出力インターフェース103と、クロック発生用の発振器104を含んで構成されている。遊技用マイコン101は、CPU105、ROM106、RAM107を含む。
ここで、遊技制御装置100の入力インターフェース102には、特図始動センサ51、普図始動センサ52、及び入賞口センサ53からの検出信号が入力される。
一方、遊技制御装置100の出力インターフェース103からは、前述の特図表示装置44、特図記憶表示器45、普図表示装置37、普図記憶表示器46、始動入賞口36のチューリップ型の開閉部材(符号省略)を駆動する普電ソレノイド71、大入賞口35bの開閉扉35aを駆動する大入賞口ソレノイド(大入賞口SOL)72、遊技店の管理装置に対して盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するための盤用外部出力部(接続端子)73に信号が出力される。
また、出力インターフェース103からは、排出制御装置74に対して、賞球データ等の信号が出力される。即ち、遊技制御装置100は、遊技盤10の各入賞口毎に設けられた特図始動センサ51,入賞口センサ53により遊技球の入賞が検出されると、入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球データ)を、排出制御装置74へ送信する。そして、排出制御装置74では、この賞球データを受信して、それに応じた賞球排出制御を行う。
また、出力インターフェース103からは、前述の演出表示装置34等を制御する演出制御装置110に対して、制御情報(表示制御コマンド)が送信される。
次に、演出制御装置110は、本発明の表示制御手段に相当し、演出表示装置34の画像表示制御等を実行する制御装置であり、ワンチップマイコンからなる遊技用マイコン111と、入力インターフェース112と、出力インターフェース113と、クロック発生用の発振器114を含んで構成されている。遊技用マイコン111は、CPU115、ROM116、RAM117を含む。
ここで、演出制御装置110の入力インターフェース112には、二つの風車回転検出センサ66(風車回転検出センサ1と風車回転検出センサ2)、演出釦検出スイッチ75からの検出信号が入力される。なお、風車回転検出センサ1は、左側の風車41の風車回転検出センサ66であり、風車回転検出センサ2は、右側の風車41の風車回転検出センサ66である。また、演出釦検出スイッチ75は、前述の演出ボタン18が操作されるとオンするスイッチである。なお、演出ボタン18が操作されて演出釦検出スイッチ75がオンすると、演出制御装置110の制御によって、例えばスピーカ29から演出音の出力動作(後述する変動表示ゲーム中であれば、ゲーム結果が当りになるか否かが分かる音の出力等)が実行されてもよいが、本例では、この演出ボタン18が操作されると、後述する風車回転カウンタがリセットされる態様となっている。
一方、演出制御装置110の出力インターフェース103からは、前述のスピーカ29、各種ランプ等(例えば、サイドランプ42など)、及び演出表示装置34に信号が出力される。
そして、演出制御装置110は、遊技制御装置100から送信される表示制御コマンドに基づき演出表示装置34の画像表示制御等を実行する。例えば、変動表示ゲームを実行する際には、遊技制御装置100から特図の停止図柄の組合せ(停止表示態様)のデータと、変動時間のデータとを含む表示制御コマンドが、この場合送信される構成となっており、演出制御装置110では、この停止態様と変動時間を満足する変動態様を選択して、演出表示装置34に特図(識別情報)を変動表示させて最終的に特定の図柄の組合せを導出表示する変動表示ゲームを行う構成となっている。なお、演出制御装置110の制御で実際に実施される特図の変動表示の態様(変動態様)は、遊技制御装置100からの表示制御コマンドによって一義的に決定されてもよいが、上記表示制御コマンドで与えられた条件の範囲で、演出制御装置110が乱数抽出などによって変動態様を最終的に選択する構成(演出制御装置110にも変動態様を選択するある程度の裁量が与えられた構成)となっていてもよい。
なお、風車回転検出センサ66は、この場合入力インターフェース112にのみ接続され、これによって、演出制御装置110(表示制御手段)のみに検出結果を伝達可能な構成となっている。そして、演出制御装置110は、遊技制御装置100(遊技制御手段)からの表示制御コマンドとは無関係に、演出表示装置34の表示内容を、風車回転検出センサ66の検出結果に基づいて変更する制御(モード変更処理;詳細後述する)を実行する。
また、演出制御装置110は、スピーカ29を制御して所定の音響効果を実現し、さらに、各種ランプ等の点灯制御も実行する。
E.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御コマンドが遊技制御装置100から演出制御装置110に送信され、演出表示装置34の画面には客待ち画面(動画又は静止画)が表示される。
そして、ガイドレール32を介して遊技領域33に打込まれた遊技球が、特図の始動入賞口36に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、特図の変動表示を指令する表示制御コマンドが遊技制御装置100から演出制御装置110に送信され、また特図表示装置44が遊技制御装置100によって制御されて、演出表示装置34や特図表示装置44の画面において特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。
なお、変動表示ゲーム中に演出表示装置34の画面34aでは、例えば図8(a)又は(b)に示すように、特図の変動表示を演出する背景画像の表示や、後述する風車回転カウンタ(風車の回転回数のカウンタ)の値を表示する表示が、実行される。
そして、この変動表示ゲームの停止表示態様(変動表示により導出された特図の組合せ)が特定の態様(例えば、「3、3、3」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応じて上記変動表示ゲームが開始される。また、変動表示ゲームの停止表示態様が特定の態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、上記大当りになるとともに、大当り遊技後(後述する開放動作後)に、大当りになる確率を高める制御が行われる状態(確率変動状態)となる。
この大当りになると、変動入賞装置35の何れかの大入賞口35aが、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば、15ラウンドまで行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画面の表示を指令する表示制御コマンドが遊技制御装置100から演出制御装置110に送信され、演出表示装置34の画面34aでは、このような大当たり中の表示が実行される。
また、上記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中に、何れかの始動入賞口にさらに遊技球が入賞したときには、特図記憶表示器45で特図始動記憶表示が行われてこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
即ち、変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート38を通過したときは、普図表示装置37での普図の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値(特典)が付与される。
この普図当りになると、始動入賞口36の一対の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口36に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート38にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器46で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
F.風車に関連する制御
次に、演出制御装置110が実行する風車に関連する制御処理(風車回転検出処理、モード変更処理、風車回転カウンタリセット処理)の内容について、図7(a)〜(c)の各フローチャートにより説明する。
(風車回転検出処理)
まず図7(a)は、演出制御装置110が実行する風車回転検出処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS1で、風車回転検出センサ66の出力信号がオンしている状態(被検出要素である回転部材64の回転検出片64cを検出している状態)であるか否か判定し、オンしている状態であればステップS2に進み、オンしている状態でなければリターンする(図示省略したメインルーチンへ戻る)。そしてステップS2では、風車回転カウンタ(風車の回転回数をカウントするカウンタ)の値を「1」(1回転分)だけ増加させ、その後リターンする。
なお、風車回転カウンタの値は、演出制御装置110の図示省略した制御処理によって、例えば図8(a)又は(b)に示すように、画面34aの一部の領域に設けたカウンタ表示部34bに表示される。
(モード変更処理)
次に図7(b)は、演出制御装置110が実行するモード変更処理を示すフローチャートである。この処理も、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS3で、風車回転カウンタの値が1万回転分になったか否か判定し、1万回転分になっていればステップS4に進み、そうでなければリターンする。そしてステップS4では、演出モードを変更し、その後リターンする。演出モードの変更とは、例えば、変動表示ゲーム中に演出表示装置34の画面34aに表示する背景画像を、図8(a)に示すもの(太陽と空の画像)から図8(b)に示すもの(波を含む海の画像)に変更することを意味する。
(風車回転カウンタリセット処理)
次に図7(c)は、演出制御装置110が実行する風車回転カウンタリセット処理を示すフローチャートである。この処理も、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS5で、演出ボタン18が操作されて演出釦検出スイッチ75がオンしている状態であるか否か判定し、オンしている状態であればステップS6に進み、オンしている状態でなければリターンする。そしてステップS6では、風車回転カウンタの値を「0」(0回転分)に更新してリセットし、その後リターンする。
以上説明した本例の遊技機によれば、風車41の回転状況が遊技内容(即ち、遊技者の有利不利)に直接影響することなく、全ての遊技者に対して公平であり、また、風車41の回転結果に基づいて演出表示内容が切り替わるので、意表をついた演出表示が可能となる。特にこの場合、遊技制御装置100からの表示制御コマンドとは無関係に表示内容が変更されるから、遊技者が予期できない場面で表示内容が変化することがあり、意外性のある表示内容となって、遊技の単調さを和らげる効果がある。
また本例では、風車41と一体に回転する風車41を含めた回転体の重心を、風車回転検出センサ66が常態で検出した状態にならない位置としている。このため、遊技台の振動等に起因する風車回転検出センサ66のチャタリング(出力が短時間でオンオフを繰り返す現象)を防止することができる。ちなみに、風車回転検出センサ66が常態で検出した状態になる構成であると、遊技台の振動等によって風車が揺動(揺れるように回転すること)した場合、風車回転検出センサ66のチャタリングが発生し、風車の正確な回転検出ができなくなる。
(第2形態例)
次に、第2形態例を図9〜図11によって説明する。なお、第1形態例と同様の構成要素については同符号を使用して重複する説明を省略する(後述する他の形態例も同様)。
まず図9(a)は、特別変動入賞装置35の周辺を示す正面図である。本例では、風車41が、特別変動入賞装置35の左右下方の下流側(大当りで開閉扉35aが開いている時に大入賞口35bに入らずにその左右に流下した遊技球が通過する位置)に配置されている。
また図9(b)は、風車41の回転に基づく表示例を示す図である。本例では、特別変動入賞装置35(アタッカー)への寄り(大入賞口35bへの遊技球の入り易さ)を、風車41の回転検出に基づいて図9(b)のように例えば画面34aに表示可能である。
次に図10(a)は、特別変動入賞装置35の周辺における遊技球Kの流れの具体例(大入賞口35bが閉鎖中である時の具体例)を示す正面図である。本例では、大入賞口35bが閉鎖中である時、このように、特別変動入賞装置35の周辺に流れ落ちた遊技球Kによって風車41が回転する。
また図10(b)は、特別変動入賞装置35の周辺における遊技球Kの流れの具体例(大入賞口35bが開放中である時の具体例)を示す正面図である。本例では、大当りが発生して大入賞口35bが開放中である時、このように、特別変動入賞装置35の大入賞口35bへ入賞せずにその左右両側にこぼれ落ちた遊技球Kによって風車41が回転する。
次に図11は、演出制御装置110が実行する風車回転検出処理を示すフローチャートである。この処理も、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS11で、遊技制御装置100からの情報に基づいて大当り中か否か(例えば、大当りを示す表示制御コマンドが遊技制御装置100から送信されているか否か)を判定し、大当り中であればステップS12に進み、大当り中でなければリターンする。
ステップS12では、風車回転検出センサ66の出力信号がオンしている状態(被検出要素である回転部材64の回転検出片64cを検出している状態)であるか否か判定し、オンしている状態であればステップS13に進み、オンしている状態でなければリターンする(図示省略したメインルーチンへ戻る)。
そしてステップS13では、風車回転カウンタの値を「1」(1回転分)だけ増加させ、ステップS14に進む。
ステップS14では、風車回転カウンタの値に対応した表示を行う。例えば、図9(b)に示すように、大当りの1ラウンド中の寄りの状況を表示する。図9(b)に示す場合、例えば大当りラウンド開始からの経過時間に対して風車回転カウンタの値が平均的な値であれば、「普通」の位置までの棒グラフが表示され、それよりも値が小さければ、小さい分だけ「良い」の方(図9(b)では右方)に伸びた棒グラフが表示され、それよりも値が大きければ、大きい分だけ「悪い」の方(図9(b)では左方)に縮んだ棒グラフが表示される。
次にステップS15では、遊技制御装置100からの情報に基づいて大当りラウンドが終了し次のラウンドに移行したか否か判定し、移行していればステップS16に進み、移行していなければリターンする。
ステップS16では、風車回転カウンタの値を「0」(0回転分)に更新してリセットし、その後リターンする。
以上説明した第2形態例であると、大当り(特別遊技状態)が発生した場合、風車回転検出センサ66の検出結果に基づき、演出表示装置34(表示装置)に、変動入賞装置35に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量の相対的傾向(多いか少ないかの傾向)が認識可能に表示される(例えば、図9(b)参照)。このため、遊技台毎の変動入賞装置35への釘調整を遊技者が認識することができる。
なお本例では、変動入賞装置35に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量の情報を、大当たりラウンド毎に表示しているが、大当り毎に(例えば、大当り中継続的に)表示する態様であってもよい。また、上記情報を記憶しておいて、遊技者がなんらかの操作をしたとき(例えば演出釦18をオン操作したとき)に、過去の上記情報を表示する態様であってもよい。
(第3形態例)
次に、第3形態例を図12〜図15によって説明する。
まず図12は、センターケース43の周辺を示す正面図である。なお、図12において符号81は、遊技盤10に複数設けられた釘を示しており、また符号82は、普通変動入賞装置36(特図始動入賞口)の上方に設けられた飾りである。本例では、風車41が、センターケース43の下部の左方に配置されている。そして、風車41が右回転(時計回り方向の回転)する遊技球の流れの状態(風車41の右側を遊技球が流れる状態)の方が、左回転する場合(風車41の左側を遊技球が流れる状態)よりも、普通変動入賞装置36に入賞し易くなるように、釘81の配置などが設定されている。
次に図13は、上記風車41を含む風車装置60の裏面図である。本例の風車装置60は、第1形態例の風車回転検出センサ66と同じ構成の2つの風車回転検出センサ66X,66Yが、センサ基板67に搭載されて、回転検出片64c(被検出要素)を順次検出する構成となっている。即ち、風車41の回転に伴って回転移動する回転検出片64cの移動経路の異なる位置に対して、2つの風車回転検出センサ66X,66Yを臨ませた構成(2つの風車回転検出センサ66X,66Yを併設した構成)となっている。
そして、本例の演出制御装置110(表示制御手段)は、風車41の一回転周期の中で風車回転検出センサ66X,66Yによりそれぞれ発生した第1パルスと第2パルスとを検出可能であり、一回転周期の中で、先に第1パルス、続いて第2パルスか、先に第2パルス、続いて第1パルスか否かを判別して風車の回転方向を検出する処理機能(風車回転方向検出手段)を持つ。即ち、図15のタイミングチャートに示すように、風車回転検出センサ66Xによる第1パルスが検出された後、所定時間以内に、風車回転検出センサ66Yによる第2パルスが検出されると、左回転と判定する。そして逆に、風車回転検出センサ66Yによる第2パルスが検出された後、所定時間以内に、風車回転検出センサ66Xによる第1パルスが検出されると、右回転と判定する機能を有する。なお、一方のパルスが検出されてから他方のパルスが検出されるまでの遅延時間T1が、所定時間を超えるときには、左回転又は右回転として判定しない(後述する検出回数のカウントを行わない)。
また演出制御装置110は、前記風車回転方向検出手段の検出結果に基づき、風車41の各回転方向の検出回数を計数する処理機能(計数手段)を持ち、前記計数手段の計数結果に基づいて、風車の回転方向の比率を演出表示装置34に表示可能な処理機能(風車回転比率表示手段)を有する。
次に図14(a)は、上記風車回転比率表示手段による回転方向の比率の表示例を示す図である。この場合、左方向の検出回数と右方向の検出回数が同じであれば、「左」の領域と「右」の領域が左右等しい棒グラフが表示され、左方向の検出回数が比較的少なければ、少ない分だけ「左」と「右」の領域の境界が「左」の方(図14(a)では左方)に偏った棒グラフが表示され、左方向の検出回数が比較的多ければ、多い分だけ前記境界が「右」の方(図14(a)では右方)に偏った棒グラフが表示される。なお、図14(a)は、左方向の検出回数が比較的少ない場合(右回りが多い場合)を示している。
また図14(b)は、風車情報表示処理を示すフローチャートである。この処理も、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS21で、遊技制御装置100からの情報に基づいて変動時間中或いは大当り中か否か(例えば、変動時間中或いは大当りを示す表示制御コマンドが遊技制御装置100から送信されているか否か)を判定し、変動時間中或いは大当り中であればリターンし、大当り中でなければステップS22に進む。
ステップS22では、演出ボタン18が操作されて演出釦検出スイッチ75がオンしている状態であるか否か判定し、オンしている状態であればステップS23に進み、オンしている状態でなければリターンする。
そしてステップS23では、風車情報切換処理を実行し、その後リターンする。風車情報切換処理とは、例えば、図14(a)に例示したような表示の有無を切換えたり、図14(a)に例示したような表示の形式(表示領域の大きさ、表示の仕方;棒グラフか円グラフか、など)を切換えたりする処理である。
以上説明した第3形態例であると、遊技者が、遊技球の流下方向(風車41の右側を流れているか、左側を流れているか)をデータとして確認することができ、遊技をする遊技機の台を選択する際の参考とすることができる。
また本例では、変動時間中或いは大当り中でない時に、遊技者が演出ボタン18を操作すると、上記風車情報切換処理が行われるので、遊技者は、風車情報の表示の有無を切換えたり、表示形式を切換えたりすることが任意に可能となり、便利である。なお、図14(b)に例示したような処理は、他の形態例で行ってもよく、この場合も同様の効果が得られることはいうまでもない。
また本例では、図13に示すように、配線処理用スリット68cが鉛直方向下方に設けられているため、木屑等の異物が特に侵入し難く、風車装置60の内部(カバー部材68の内部)に異物が侵入することによる風車回転方向の誤検出等のトラブルが高い信頼性で防止される。
(第4形態例)
次に、第4形態例を図16〜図21によって説明する。本例は、いわゆる2種(羽根物)のパチンコ機に本発明を適用した形態例である。
まず図16は、本例の遊技盤210を示す正面図である。図16において、遊技盤210の遊技領域33の略中央部には変動入賞装置211が、この変動入賞装置211の左右両側斜め下方には一般入賞口212,213が、変動入賞装置211の真下には始動入賞口217(1回開きの始動入賞口)が、この始動入賞口217の左右両側には始動入賞口218,219(1回開きの始動入賞口)が、それぞれ配設されている。
この場合、始動入賞口217〜219の何れかに遊技球が入賞すると、変動入賞装置211の後述する可動片(可動部材)231,232が1回開閉動作する。なお、例えば始動入賞口217に遊技球が入賞すると、前記可動片が2回開閉動作し、始動入賞口218,219に遊技球が入賞すると、前記可動片が1回開閉動作する構成、つまり、いわゆる始動遊技中に変動入賞装置211内(入賞空間内)へ遊技球が入る可能性が、始動入賞口の種類によって異なるように構成されていてもよい。
また、遊技領域33の上部左右両側には、回転検出センサを持たない単なる風車214が回転自在に配設されている。一方、遊技領域33の中央下部にはアウト球回収口225が形成されている。さらに、変動入賞装置211の両側でレール32の内側に沿った部分には、装飾ランプ226,227が配設され、また遊技領域33の左右斜め上側(外側)には、装飾ランプ228,229が配設されおり、これら装飾ランプ226〜229は、例えば可動片231,232が開くときに点滅する他、後述する大当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅する。
また、始動入賞口217〜219にはそれぞれ始動入賞口センサ271〜273が、変動入賞装置211(大入賞口)内には後述の入賞球センサ234が、さらに一般入賞口212,213には入賞口センサ274,275が配置されている。
なお本例の場合、風車装置60を構成する風車41は、変動入賞装置211内に設けられている。そして、この風車装置60は、第3形態例と同じ構成となっている(二つの風車回転検出センサ66X,66Yを持つ構成)
また図示省略しているが、遊技盤前面には、その他の各種装飾ランプや、LED等、或いは他の一般入賞口が設けられていてもよい。
次に、変動入賞装置211の詳細構成について、図17〜図19により説明する。図17は、変動入賞装置211の正面図、図18は、変動入賞装置211の斜視図(一部を破断して見た図)、図19は、変動入賞装置211における後述する特別入賞用回転体241及びその周辺を上から見た平面図である。
変動入賞装置211は、図17などに示すように、この変動入賞装置211の内部空間(即ち、入賞空間)に続く開口部(以下、大入賞口という)が上部に形成されているとともに、この大入賞口を開閉する可動片(可動部材)231,232が設けられている。
可動片231,232は、略直立状に起立した状態(大入賞口を閉塞した閉状態)から上端が外側に倒れた状態(大入賞口を開放した開状態、図17に示す)まで回動可能に取付けられている。なお、これら可動片231,232が閉状態に維持されると、流下してきた遊技球が内部に流入することが阻止される遊技者にとって不利な状態となり、開状態に揺動すると、流下してきた遊技球がこれら可動片231,232により受け止められて変動入賞装置211内に流入し易い遊技者にとって有利な状態となる。
また、こうして上記大入賞口から入賞した遊技球Kは、可動片231,232の内側下方に配置された棚部材233に案内されて奥側に流れ、棚部材233の奥の下方に配置された入賞球検出センサ234を通過して検出された後、この入賞球検出センサ234の下方に配置された風車41の真上に落下する構成となっている。そして、風車41の上に落下した遊技球は、風車41を左右何れかの方向に回転させながら、風車41の左右どちらかに流下し、円弧状の左側流下棚235又は右側流下棚236を前方に流れる。そして、左側流下棚235又は右側流下棚236を前方に流れた遊技球Kは、左側流下棚235又は右側流下棚236の終端部に形成された外れ穴237又は238に落ちるか、この外れ穴を越えて回転体導入部239又は特別入賞口240に流下又は流入する。そして、回転体導入部239に流下した遊技球Kは、左側流下棚235と右側流下棚236の内側の円形領域に配置されて回転する特別入賞用回転体241の外周部に流れ落ちる。そして、特別入賞用回転体241の外周部に流れ落ちた遊技球Kは、特別入賞用回転体241の外周部に形成された特別入賞口242又は球貯留部243に流入する。そして、球貯留部243に流入した遊技球Kは、特別入賞用回転体241の回転に伴って特定の位置にきたときに、外れた球(一般入賞の遊技球)として内部下方に排出される構成となっている。
なお、外れ穴237又は238に落ちた遊技球Kも、一般入賞の遊技球として内部下方に排出される。
ここで、棚部材233の上面は、奥に向かって下方に傾斜し、前記大入賞口から流入した遊技球を、入賞球検出センサ234に案内する。
また、左側流下棚235と右側流下棚236は、それぞれ略半円状のものであり、特別入賞用回転体241の周囲を円形に囲むように配置されている。また、左側流下棚235と右側流下棚236は、前に向かって下方に傾斜し、風車41の左右どちらかに流下した遊技球Kを前方に案内する。これら流下棚235と236の上端側と下端側には、これら流下棚235と236を区画する球流下領域区画壁244と245が形成されている。
また、球貯留部243は、特別入賞用回転体241の外周部に複数(この場合9個)形成され、特別入賞口242は、特別入賞用回転体241の外周部の1箇所に形成されている。また、左側の外れ穴237は、右側の外れ穴238よりも幅が広くなっている。このため、風車41の左側に流下して左側流下棚235を流下する遊技球Kが特別入賞口242に流入して特別入賞するよりも、風車41の右側に流下して右側流下棚236を流下する遊技球Kが特別入賞口240に流入して特別入賞する方が、格段に確率が高くなっている。
なお、図17に示すように、棚部材233の上方奥側には、カウント数表示装置246が設けられ、また風車41の上方(棚部材233の下方)の左右両側には、風車回転方向左側報知LED247と風車回転方向右側報知LED248(本発明の表示装置に相当)とが設けられている。風車回転方向左側報知LED247は、複数のLEDが右側から左側に順次点灯することで、風車41の回転方向が左回り(反時計回り)であることを報知するものである。また、風車回転方向左側報知LED248は、複数のLEDが左側から右側に順次点灯することで、風車41の回転方向が右回り(時計回り)であることを報知するものである。また、変動入賞装置211内に遊技球が入賞していない時には、遊技制御装置100から送信されるコマンドに応じた演出表示が風車回転方向左側報知LED247と風車回転方向右側報知LED248で実行される。
次に、本例のパチンコ機の制御系統について、図20を参照して説明する。
遊技制御装置100は、第1形態例と同様の構成であり、遊技用マイコン101と、入力インターフェース102と、出力インターフェース103と、発振器104を含んで構成されている。
ここで、遊技制御装置100の入力インターフェース102には、始動入賞口センサ271〜273(センサ1〜3)、入賞球検出センサ234、入賞口センサ274,275、回転***置検出センサ276、一般入賞口センサ277、及び特別入賞口センサ278からの検出信号が入力される。なお、入賞球検出センサ234は、変動入賞装置211への入賞を検出して賞球排出するためのものである。また、回転***置検出センサ276は、特別入賞用回転体241の回転を制御するためのセンサである。また、一般入賞口センサ277は、変動入賞装置211へ入賞して、一般入賞球(特別入賞でない球)として排出された遊技球を確認のために検出するセンサである。また、特別入賞口センサ278は、変動入賞装置211へ入賞して、特別入賞した遊技球(前述の特別入賞口240,242に流入した遊技球)を検出するセンサである。なお、特別入賞すると、可動片231,232が所定条件の範囲内で複数回開閉する大当り遊技が実行され、この時の変動入賞装置211への入賞数がカウント数表示装置246に表示される。
一方、遊技制御装置100の出力インターフェース103からは、特別入賞用回転体241を駆動する回転体駆動モータ279、可動片231,232をそれぞれ駆動する可動部材開放ソレノイド281(SOL1)及び可動部材開放ソレノイド282(SOL2)、遊技店の管理装置に対して盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するための遊技盤用外部出力端子板280に信号が出力される。
また、出力インターフェース103からは、図示省略した排出制御装置に対して、賞球データ等の信号が出力される。
また、出力インターフェース103からは、演出制御装置110に対して、制御情報(表示制御コマンド)が送信される。
次に、演出制御装置110は、第1形態例と同様に、遊技用マイコン111と、入力インターフェース112と、出力インターフェース113と、クロック発生用の発振器(図示省略)を含んで構成されている。
ここで、演出制御装置110の入力インターフェース112には、2つの風車回転検出センサ66X,66Y(風車回転検出センサ1,センサ2)、及び演出釦検出スイッチ75からの検出信号が入力される。
一方、演出制御装置110の出力インターフェース113からは、前述のスピーカ29、各種ランプ等(例えば、サイドランプ42、装飾ランプ228,229など)、カウント数表示装置246、風車回転方向左側報知LED247、及び風車回転方向右側報知LED248に信号が出力される。
次に図21は、演出制御装置110が実行する入賞球流下状態報知処理を示すフローチャートである。この処理も、例えば2ms毎の割込みによって開始される。この処理が開始されると、まずステップS31で、遊技球が変動入賞装置211内に入賞して入賞球検出センサ234の出力信号がオンしたか否か判定し、オンしていればステップS32に進み、オンしている状態でなければリターンする。
そしてステップS32では、風車回転検出センサ66X,66Yの検出信号に基づいて風車41の回転方向を判定し、右回りならステップS33に進み、それ以外ならステップS35に進む。
ステップS33に進むと、風車回転方向右側報知LED248を作動させて風車41の回転方向(右回り)を報知し、その後ステップS34で、右側のスピーカ29から報知音を出力した後、リターンする。
ステップS35に進むと、風車回転方向左側報知LED247を作動させて風車41の回転方向(左回り)を報知し、その後ステップS36で、左側のスピーカ29から報知音を出力した後、リターンする。
以上説明した第4形態例であると、風車41の回転状況が遊技内容(即ち、遊技者の有利不利)に直接影響することなく、全ての遊技者に対して公平であり、また、風車41の回転結果に基づいて風車回転方向左側報知LED247及び風車回転方向右側報知LED248の表示内容が切り替わるので、意表をついた演出表示が可能となる。特にこの場合、遊技制御装置100からの表示制御コマンドとは無関係に表示内容が変更されるから、遊技者が予期できない表示内容の変化があり、意外性のある表示内容となって、遊技の単調さを和らげる効果がある。また、変動入賞装置211内に入賞した遊技球が、特別入賞する可能性を、上記風車回転方向左側報知LED247及び風車回転方向右側報知LED248の表示によって、遊技者がある程度予想することができ、遊技の興趣が向上する。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、風車回転検出センサが常態で検出状態とならないようにするために、図22(a)に示すように、風車41に錘301を取り付けてもよいし、図22(b)に示すように、風車41と一体の回転部材64に錘302を取り付けてもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ装置の正面図である。 (a)は風車装置の斜視図、(b)は風車装置の正面図である。 遊技盤における風車装置の部分の縦断面図である。 風車装置の分解斜視図である。 風車装置の回転部材等を示す拡大斜視図である。 パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 風車に関連する制御処理(風車回転検出処理、モード変更処理、風車回転カウンタリセット処理)のフローチャートである。 変動表示ゲーム中に演出表示装置に表示する背景画像の具体例を示す図である。 (a)は第2形態例の変動入賞装置の周辺を示す正面図であり、(b)は同形態例の風車の回転に基づく表示例を示す図である。 (a)は第2形態例の変動入賞装置の周辺での遊技球の流れの具体例(大入賞口閉鎖中)を示す図であり、(b)は変動入賞装置の周辺での遊技球の流れの具体例(大入賞口開放中)を示す図である。 第2形態例の演出制御装置が実行する風車回転検出処理を示すフローチャートである。 第3形態例のセンターケースの周辺を示す正面図である。 第3形態例の風車装置の裏面図である。 (a)は第3形態例における風車の回転方向の比率の表示例を示す図であり、(b)は風車情報表示処理を示すフローチャートである。 第3形態例の風車回転方向検出機能を説明するタイミングチャートである。 第4形態例のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 第4形態例の変動入賞装置の正面図である。 第4形態例の変動入賞装置の斜視図(一部を破断して見た図)である。 第4形態例の変動入賞装置における特別入賞用回転体及びその周辺の平面図である。 第4形態例のパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 第4形態例の入賞球流下状態報知処理を示すフローチャートである。 (a)は変形例の風車を示す図であり、(b)は変形例の風車装置の回転体を示す図である。
符号の説明
10,210 遊技盤
33 遊技領域
35,211 変動入賞装置
41 風車
43 演出表示装置(表示装置)
60 風車装置
64 回転部材(風車と共に回転する部分)
64c 回転検出片(被検出要素)
66,66X,66Y 風車回転検出センサ
100 遊技制御装置(遊技制御手段)
110 演出制御装置(表示制御手段)
247 風車回転方向左側報知LED(表示装置)
248 風車回転方向右側報知LED(表示装置)

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前面に形成する遊技盤を有し、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの表示制御コマンドを受信することにより、遊技盤上に形成される遊技領域に備えられる表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
    前記遊技制御手段と前記表示制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記表示制御手段への一方向にのみ情報を伝達可能であり、
    前記遊技領域中に、軸を中心として回動自在に設けられ、流下する遊技球に押されて回転する風車と、
    前記表示制御手段のみに検出結果を伝達可能に接続され、前記風車の回転を検出するための風車回転検出センサと、
    を備え、
    前記風車と共に回転する部分に被検出要素が設けられ、この被検出要素が前記風車の回転に伴って所定の移動経路を移動する構成とされ、前記移動経路の異なる位置に臨むように配置されて前記被検出要素を各位置でそれぞれ検出してパルスを発生させる2つの回転検出センサが、前記風車回転検出センサとして設けられた構成であるとともに、
    前記表示制御手段は、
    前記風車の一回転周期の中で各々の前記回転検出センサにより発生した第1パルスと第2パルスとを検出可能であり、
    一回転周期の中で、先に第1パルス、続いて第2パルスか、先に第2パルス、続いて第1パルスか否かを判別して風車の回転方向を検出する風車回転方向検出手段と、
    前記風車回転方向検出手段の検出結果に基づき、前記風車の各回転方向の検出回数を計数する計数手段と、
    前記遊技制御手段からの表示制御コマンドとは無関係に、前記計数手段の計数結果に基づいて、前記風車の回転方向の比率を前記表示装置に表示可能な風車回転比率表示手段と を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が流下する遊技領域を前面に形成する遊技盤を有し、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの表示制御コマンドを受信することにより、遊技盤上に形成される遊技領域に備えられる表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
    前記遊技制御手段と前記表示制御手段との間では、前記遊技制御手段から前記表示制御手段への一方向にのみ情報を伝達可能であり、
    所定条件の成立に基づき、遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に変化する特別遊技状態を発生可能な変動入賞装置であって、少なくとも前記第1の状態において遊技球が入賞可能な変動入賞装置と、
    前記変動入賞装置の下流側に軸を中心として回動自在に設けられ、流下する遊技球に押されて回転する風車と、
    を前記遊技領域中に備えるとともに、
    前記風車の回転を検出するための風車回転検出センサを備え、
    前記風車回転検出センサは、
    前記表示制御手段のみに検出結果を伝達可能に接続され、
    前記表示制御手段は、
    前記遊技制御手段からの表示制御コマンドとは無関係に、前記特別遊技状態が発生した場合、前記風車回転検出センサの検出結果に基づき、前記表示装置に、前記変動入賞装置に入賞しないで遊技領域を流下した遊技球量の情報を表示することを特徴とする遊技機。
  3. 所定条件の成立に基づき、遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に変化する特別遊技状態を発生可能な変動入賞装置であって、少なくとも前記第1の状態において遊技球が入賞可能な変動入賞装置を、前記遊技領域中に備え、
    前記変動入賞装置内部に流入した球が落下する位置に前記風車を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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