JP4258806B2 - 真空調圧用バルブ - Google Patents

真空調圧用バルブ Download PDF

Info

Publication number
JP4258806B2
JP4258806B2 JP2003310606A JP2003310606A JP4258806B2 JP 4258806 B2 JP4258806 B2 JP 4258806B2 JP 2003310606 A JP2003310606 A JP 2003310606A JP 2003310606 A JP2003310606 A JP 2003310606A JP 4258806 B2 JP4258806 B2 JP 4258806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
main
auxiliary
main valve
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003310606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005076828A (ja
Inventor
昌生 梶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP2003310606A priority Critical patent/JP4258806B2/ja
Priority to US10/890,468 priority patent/US7163025B2/en
Publication of JP2005076828A publication Critical patent/JP2005076828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4258806B2 publication Critical patent/JP4258806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K51/00Other details not peculiar to particular types of valves or cut-off apparatus
    • F16K51/02Other details not peculiar to particular types of valves or cut-off apparatus specially adapted for high-vacuum installations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K41/00Spindle sealings
    • F16K41/10Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87265Dividing into parallel flow paths with recombining
    • Y10T137/87499Fluid actuated or retarded
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87265Dividing into parallel flow paths with recombining
    • Y10T137/87507Electrical actuator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

本発明は、理化学機械等において化学反応用の真空チャンバの減圧などに使用する真空調圧用バルブに関するものである。
例えば半導体の製造装置においては、エッチングなどの化学処理が真空チャンバ内で行われるが、このとき真空チャンバの減圧には真空ポンプが使用され、これらの真空ポンプと真空チャンバとを結ぶ外部流路の開閉に調圧用バルブが用いられている。この調圧用バルブは、真空ポンプと真空チャンバとに接続される2つのポートと、これらのポート同士を結ぶ内部流路と、この内部流路中に形成された弁座と、この弁座を開閉する弁部材と、この弁部材を開閉操作するシリンダ等の操作部とを有していて、この操作部で弁部材を開閉することによって上記真空チャンバの真空度を制御するものである。
ところが、例えば上記真空チャンバを減圧する場合、上記バルブを全開して急激な排気を行うと、大量の気体が一時に流動するため、真空チャンバ内や流路内に乱流が発生したり、真空チャンバ内や流路中のパーティクルが巻き上げられるなどの不都合が生じ易い。このため、例えば特許文献1に記載されているように、バルブの内部に、流路断面積の大きい主流路と流路断面積の小さい副流路とを並列に形成し、減圧時に、初めに副流路を開放して初期減圧を行った後、主流路を開放して残りの減圧を行うことにより、流量特性を改善したものが提案されている。
しかし、上記バルブは、流路断面積の小さい副流路を開閉する副弁機構を、主流路を開閉する主弁機構の弁部材や弁シャフト及びピストン等の内部に二重に組み込んだ構成を有しているため、構造が若干複雑である。そこで、構造がより簡単な真空調圧用バルブの提供が望まれていた。
特開2001−263532号公報
本発明の技術的課題は、真空チャンバを減圧する際のエア流量特性を改善した構成が簡単な真空調圧用バルブを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の真空調圧用バルブは、大形の主弁と、この主弁に取り付けられた小形のバイパス用補助弁とで構成され、上記主弁は、軸線方向に延びる主弁孔を内部に備えた主弁ハウジングと、この主弁ハウジングに設けられて真空チャンバ及び真空ポンプに接続される第1メインポート及び第2メインポートと、主弁孔の軸線方向端に位置する上記第1メインポートが主弁孔と連通する連通開口の回りに形成された主弁座と、上記主弁孔内において上記主弁座を開閉する主弁部材と、この主弁部材から上記主弁孔内をその軸線方向に延びる主弁シャフトと、該主弁シャフトを介して上記主弁部材を開閉操作する主弁操作部とを有し、上記補助弁は、上記主弁ハウジングの外側面に取り付けられていて、主弁孔の軸線方向に延びる補助弁孔を内部に備えた補助弁ハウジングと、補助弁ハウジングの側面に開口し、上記主弁ハウジングを貫通する第1接続孔を通じて上記第1メインポートに連通する第1バイパスポート、及び同側面に開口し、上記主弁ハウジングを貫通する第2接続孔を通じて主弁孔内に連通する第2バイパスポートと、第1バイパスポート及び第2バイパスポートとを補助弁孔を介して結ぶことにより形成される上記主弁座を迂回するバイパス流路と、このバイパス流路中に設けられた開口面積が上記主弁座より小さい補助弁座と、この補助弁座を開閉する補助弁部材と、この補助弁部材から延びる補助弁シャフトと、この補助弁シャフトを介して上記補助弁部材を開閉操作する補助弁操作部とを有し上記主弁操作部及び補助弁操作部が、上記主弁シャフト及び補助弁シャフトの先端に取り付けられた主ピストン及び補助ピストンと、この主ピストン及び補助ピストンに上記主弁部材及び補助弁部材が開放する方向の流体圧を作用させる主受圧室及び補助受圧室と、この主受圧室及び補助受圧室にパイロット流体を供給するための主パイロットポート及び補助パイロットポートとを有し、また、上記主弁及び補助弁がそれぞれ、上記主弁部材及び補助弁部材を上記主弁座及び補助弁座の閉鎖方向に向けて付勢する復帰ばねを備えていることを特徴とするものである。
本発明の一つの構成態様においては、上記復帰ばねは、上記主弁操作部においては、上記主弁孔と主受圧室とを区画する隔壁と上記主弁部材との間に設けられ、上記補助弁操作部においては、上記補助ピストンと該補助ピストンの背面側を覆うシリンダカバーとの間に設けられる
本発明の具体的な構成態様によれば、上記主弁操作部及び補助弁操作部の少なくとも一方が、主弁開度調節機構又は補助弁開度調節機構をさらに有しており、この主弁開度調節機構又は補助弁開度調節機構は、上記主ピストン又は補助ピストンの背面に先端が当接する調節軸と、この調節軸を任意の位置まで無段階に前後進駆動可能な調節軸駆動機構とを有していて、該調節軸駆動機構で上記調節軸を変位させて主ピストン又は補助ピストンの動作位置を規定することにより、上記主弁部材又は補助弁部材の開度を設定可能なるように構成されている。
この場合に上記調節軸駆動機構は、電動式の開度調節用モーターと、このモーターの出力軸の正逆回転運動を往復直進運動に変換する変換機構とを有し、該変換機構が、上記開度調節用モーターの出力軸に連結されて回転する螺子棒と、この螺子棒に非回転の状態で該螺子棒の軸線方向には変位自在なるように螺着されたナット部材とからなっていて、このナット部材に上記調節軸の基端部が連結され、該調節軸の先端は自由端となって、上記主ピストン又は補助ピストンに接離自在に当接している。
また、上記主弁開度調節機構及び補助弁開度調節機構は、上記調節軸の変位量を測定可能なセンサーを有し、このセンサーからの検出信号に基づいて上記駆動機構で調節軸を位置制御するように構成されている。
上記真空調圧用バルブは、主弁と補助弁とを連動的に開閉制御したり、あるいは個別に開閉制御することによって、真空チャンバ内の真空度を細かくかつ高精度に制御することができる。また、主弁とは別に構成された小形の補助弁を主弁の主弁ハウジングの外側面に直接取り付けることにより、この補助弁と同じ機能を持つ機構を主弁の主弁部材や主弁シャフト及び主ピストンの内部に二重に組み込んだ在来のバルブに比べ、バルブの構造を著しく簡略化することができる。
図1及び図2は、本発明に係る真空調圧用バルブの第1実施例を示すものである。このバルブV1は、大流量域の制御を行う大形の主弁1Aと、小流量域の制御を行う小形のバイパス用補助弁2Aとで形成されている。
上記主弁1Aは、主流路13を開閉する主弁部材15を備えた主弁本体4と、上記主弁部材15を開閉操作する主弁操作部5とを有していて、これらの主弁本体4と主弁操作部5とが、バルブV1の軸線Lに沿って直列に結合されている。
上記主弁本体4は、軸線L方向に延びる主弁孔16を内部に備えた実質的に円柱状又は角柱状をなす中空の主弁ハウジング10を有している。この主弁ハウジング10には、真空チャンバ7に接続するための第1メインポート11と、真空ポンプ8に接続するための第2メインポート12とが設けられ、上記第1メインポート11は、主弁ハウジング10の第1端10a側にバルブの軸線L方向に開口し、第2メインポート12は、主弁ハウジング10の側面に上記軸線Lと直交する向きに開口している。また、上記主弁ハウジング10の上記主弁孔16内には、上記両メインポート11,12を結ぶ上記主流路13が形成されると共に、上記第1メインポート11の回りを取り囲む主弁座14が形成されている。この主弁座14は、上記第1メインポート11が上記主弁孔16と連通する連通開口11aの回りを取り囲むように形成されている。
上記主弁ハウジング10の内部には、上記主弁座14を開閉するポペット式の上記主弁部材15が、該主弁座14と同軸状に設けられている。この主弁部材15はディスク形をしていて、その前面の外周端寄りの位置に、上記主弁座14に接離する円環状をしたゴム製の弁シール部材17が取り付けられている。また、この主弁部材15の前面の上記弁シール部材17の内側には、次第に先細り状をした流量調整用の円板形のノーズ18が設けられ、主弁部材15が主弁座14を開放する際に、このノーズ18で弁開度を徐々に増大させることによってエアの初期流量を制限するように構成されている。しかし、このノーズ18は必ずしも必要なものではない。
上記主弁部材15の背面中央位置には、主弁シャフト20の基端部が取り付けられている。この主弁シャフト20は、主弁ハウジング10の内部を上記軸線Lに沿って延びていて、その先端部は、主弁本体4と主弁操作部5とを区画する隔壁31を貫通して該主弁操作部5の内部に延出し、主ピストン32に連結されている。
上記主弁シャフト20の基端部寄りの周囲には、主弁部材15の開放位置を規定するための円筒形をしたスリーブ21が取り付けられている。このスリーブ21は、上記主弁部材15の背面から主弁シャフト20に沿って一定長さ延びていて、上記主弁部材15の最大開放位置でその先端が上記隔壁31の当接部に当たるようになっている。また、上記主弁部材15の背面にはばね座22が設けられ、このばね座22と上記隔壁31との間に、上記主弁部材15を閉鎖方向に弾発するコイル状の復帰ばね23が設けられている。この復帰ばね23は、同軸状に配置された大径の第1ばね23aと小径の第2ばね23bとで構成されている。
更に、上記主弁部材15の背面には、上記主弁シャフト20とスリーブ21及び復帰ばね23の回りを取り囲むように伸縮自在のベローズ24が設けられている。このベローズ24は、金属等の気密性の素材により形成されていて、その一端が上記主弁部材15の背面に取り付けられ、他端は、主弁ハウジング10の端部と上記隔壁31との間に設けられた支持プレート25に取り付けられており、上記主弁部材15の開閉に伴って伸縮する。なお、このベローズ24で囲まれた内側空間は、図示しない空隙を通じて外気に開放している。
また、上記主弁操作部5は、流体圧シリンダとして構成され、上記主弁ハウジング10の第2端10b側に同軸状に結合された主シリンダハウジング30を有している。この主シリンダハウジング30は、上記主弁ハウジング10と同じ円柱状又は四角柱状をしていて、軸線L方向の一端側にこの主弁ハウジング10との間を区画する上記隔壁31を有すると共に、内部に主シリンダ孔33を有し、この主シリンダ孔33の内部に上記主ピストン32が、シール部材34とウエアリング35とを介して摺動自在に収容されている。そして上述したように、上記主弁シャフト20が上記隔壁31を摺動自在に貫通して主シリンダ孔33内に延出し、その先端部が上記主ピストン32に連結されている。
上記主ピストン32の一面側には、該主ピストン32と上記隔壁31との間に主受圧室37が形成され、この主受圧室37が、上記主シリンダハウジング30の側面に開口する主パイロットポート38に接続されている。上記主ピストン32の背面側のシリンダカバー40との間に区画された室は、外部に開放する呼吸室39となっている。
上記主弁1Aにおいて、図1の閉弁状態から、上記主受圧室37に、主パイロットポート38を通じて必要な圧力に調整された圧縮エア等のパイロット流体を供給すると、上記主ピストン32が図の上向きに変位するため、上記主弁シャフト20が復帰ばね23を圧縮しながら後退し、図2に示すように、主弁部材15が主弁座14から離れて該主弁座14が開放する。また、図2の開弁状態から上記主受圧室37内のパイロット流体を排出すると、復帰ばね23の弾発力によって主ピストン32及び主弁シャフト20が前進するため、上記主弁部材15が前進して主弁座14を閉鎖する。
一方、上記補助弁2Aは、上記主弁1Aにおける主弁ハウジング10の外側面の第1メインポート11寄りの、上記主弁座14と隣接する位置に取り付けられている。この補助弁2Aは、軸線方向に結合された補助弁本体41と補助弁操作部42とを有していて、これらの補助弁本体41及び補助弁操作部42が、上記主弁1Aにおける主弁本体4及び主弁操作部5と実質的に同じ構成を有している。従って以下の説明においては、重複を避ける意味で、主弁1Aと同じ構成部分の説明は簡略に行うこととする。ただ、この補助弁2Aが主弁1Aと同じ構成を有するといっても、その軸方向長さは主弁1Aの凡そ1/3程度と小形であり、それに応じて各部材も全体的に小形化されているため、寸法的な制約から一部の部材は主弁1Aとは形態が若干異なっている。つまり、基本的な構成やその動作原理など、機能的に見て主弁1Aと実質的に同じという意味である。
即ち、上記補助弁2Aの補助弁本体41は、図1から分かるように、補助弁ハウジング45を有している。この補助弁ハウジング45には、補助弁孔46と、この補助弁ハウジング45の側面に開口する第1バイパスポート47及び第2バイパスポート48と、これらの第1バイパスポート47及び第2バイパスポート48とを上記補助弁孔46を介して結ぶ断面積の小さいバイパス流路49と、このバイパス流路49中に設けられた開口面積が上記主弁座14より小さい補助弁座50と、この補助弁座50を開閉する補助弁部材51と、この補助弁部材51から上記補助弁操作部42に向けて延びる補助弁シャフト52と、上記補助弁孔46内においてこの補助弁シャフト52の回りを取り囲む伸縮自在のベローズ53とが設けられている。上記補助弁部材51にノーズを設けても良いことは主弁部材15の場合と同じである。
上記第1バイパスポート47は、上記主弁1Aの主弁ハウジング10を貫通する第1接続孔56を通じて上記第1メインポート11に連通し、上記第2バイパスポート48は、上記主弁ハウジング10を貫通する第2接続孔57を通じて主弁孔16内に連通し、この主弁孔16を介して上記第2メインポート12に連通している。これによって上記バイパス流路49は、上記主弁ハウジング10の外部を通って上記主弁座14を迂回することになる。
また、上記補助弁操作部42は、図1及び図2から分かるように、内部に補助シリンダ孔63を有する補助シリンダハウジング60を有している。上記補助シリンダ孔63の一端は、この補助シリンダハウジング60と一体の隔壁61によって塞がれており、補助シリンダ孔63の他端は、シリンダカバー70によって塞がれている。そして、この補助シリンダ孔63の内部には、補助ピストン62がシール部材64を介して摺動自在に収容され、この補助ピストン62が上記補助弁シャフト52に連結されている。この補助弁シャフト52は、上記隔壁61を摺動自在に貫通して先端が上記補助シリンダ孔63内に延出しており、この先端に上記補助ピストン62が連結されている。
上記補助ピストン62と隔壁61との間には補助受圧室67が形成され、この補助受圧室67が、上記補助シリンダハウジング60の側面に開口する補助パイロットポート68に接続されている。また、上記補助ピストン62の背面側の室は、外部に開放する呼吸室69となっていて、この呼吸室69内において該補助ピストン62と上記シリンダカバー70との間に復帰ばね71が設置されている。この復帰ばね71は、上記主弁1Aの復帰ばね23とは設置位置が異なっているが、上記補助弁部材51を閉弁方向に付勢するもので、その機能は互いに同じである。
上記補助弁2Aの動作は、実質的に上記主弁1Aと同じであるから、重複を避ける意味でその説明は省略する。なお、図3には、上記主弁1Aと補助弁2Aの流量特性が示されており、図中Mが主弁1Aの流量特性、Sが補助弁2Aの流量特性である。
上記構成を有する調圧用バルブV1は、真空チャンバ7に設置された圧力センサーからの信号に基づいて、図示しない制御装置から、主弁1Aの主パイロットポート38と補助弁2Aの補助パイロットポート68とにそれぞれパイロット流体を供給し、主ピストン32と補助ピストン62とを駆動して主弁部材15と補助弁部材51とを開閉操作することにより、真空チャンバ7内の真空度を制御するものである。この場合、該バルブV1の開弁初期や閉弁終期などの小流量域の流量制御は小形の補助弁2Aで行い、それ以外の大流量域の流量制御や急速排気等は大形の主弁1Aで行うようにする。例えば、真空チャンバ7を減圧する場合には、初めに補助ピストン62を駆動して補助弁部材51を開弁させ、バイパス流路49を通じて小流量の排気を行ったあと、僅かな時間差で主ピストン32を駆動して主弁1A体を開放させることにより、残りの排気を行うようにする。
この場合、上記主パイロットポート38と補助パイロットポート68に供給するパイロット流体は同圧であっても異圧であっても良い。同圧とする場合は、補助弁2Aの補助パイロットポート68を省略し、主弁1Aの主受圧室37と補助弁2Aの補助受圧室67とを直接連通させた構成とすることにより、両受圧室37,67に共通のパイロット流体を供給することができる。具体的構成例としては、主弁ハウジング10に主受圧室37に通じる連通孔を設けて外側面に開口させると共に、補助弁ハウジング45に補助受圧室67に通じる連通孔を設けて外側面に開口させ、これらの連通孔の開口部同士を相互に連通させるようにすれば良い。何れにしても、上記補助弁部材51が主弁部材15より僅かな時間差で先に開放するように、これら両弁部材15,51の受圧面積と復帰ばね23,71のばね力及びパイロット流体圧力とを、相互に関連付けるべきである。
しかし、上記調圧用バルブV1は、上述した使い方以外にも、主弁1Aと補助弁2Aとを連動させて開閉したり、個別に開閉したりすることにより、様々な使い方ができるものである。例えば、真空チャンバ7を一旦減圧したあとは、上記主弁1Aの主弁部材15は閉鎖し、反応ガス等の供給によって真空チャンバ7の真空度が変化したときには、上記補助弁2Aを開閉して排気動作を行うことにより真空度を一定に保つといったような使い方である。
かくして上記調圧用バルブV1は、主弁1Aとは別に構成された小形の補助弁2Aを主弁ハウジング10の外側面に直接取り付けることにより、この補助弁2Aと同じ機能を持つ開閉機構を主弁1Aの上記主弁部材15や主弁シャフト20及び主ピストン32の内部に二重に組み込んだ在来のバルブに比べ、その構造を著しく簡略化することができる。
図4及び図5は本発明の第2実施例を示すもので、この第2実施例の調圧用バルブV2が上記第1実施例の調圧用バルブV1と相違する点は、主弁1Bの主弁操作部5及び補助弁2Bの補助弁操作部42が、それぞれ、主弁部材15及び補助弁部材51の開度を設定しあるいは調節するための主弁開度調節機構80及び補助弁開度調節機構90を更に有しているという点である。主弁1B及び補助弁2Bのそれ以外の基本的な構成及び作用は、上記第1実施例のバルブV1の主弁1A及び補助弁2Aと実質的に同じであるから、以下の説明では、主として上記主弁開度調節機構80及び補助弁開度調節機構90について説明し、その他の部分ついては、主要な構成要素に第1実施例と同じ符号を付してその説明は省略するものとする。
先ず、上記主弁1Bに付設された主弁開度調節機構80は、主シリンダハウジング30の端部に同軸状に結合されてシリンダカバーを兼ねるエンドブロック81内に組み込まれている。このエンドブロック81は、上記主シリンダハウジング30と同じ円柱状又は四角柱状をしていて、その内部に、主ピストン32の背面に先端が当接する調節軸82と、該調節軸82を任意の位置まで無段階に前後進駆動可能な調節軸駆動機構83とが組み込まれ、これらの調節軸82と駆動機構83とで上記主弁開度調節機構80が構成されている。そして、上記調節軸駆動機構83で調節軸82を必要な位置まで変位させて主ピストン32の動作位置を規定することにより、上記主弁部材15が主弁座14を開放したときの開度即ち弁開度を設定することができる。
上記調節軸駆動機構83は、電動式で正逆回転可能な開度調節用モーター84と、このモーター84の出力軸の正逆回転運動を往復直進運動に変換する変換機構85とを有していて、上記モーター84が、上記エンドブロック81の軸線方向の外端部に設けられたモーター室81a内に設置され、上記変換機構85が、上記モーター室81aと呼吸室39とを結ぶ中空部81b内に収容されている。図中86は、上記エンドブロック81の端部を覆うエンドカバーである。
また、上記変換機構85は、上記モーター84の出力軸84aに連結されて回転する螺子棒85aと、この螺子棒85aに回転を規制された状態で該螺子棒85aの軸線方向には変位自在なるように螺着されたナット部材85bとからなるもので、このナット部材85bに、円筒状をした上記調節軸82の基端部がねじ87で連結されている。この調節軸82の先端82aは自由端となって上記中空部81bから突出し、上記主ピストン32の背面中央部に接離自在に当接している。従って、この調節軸82と、変換機構85を構成する上記螺子棒85a及びナット部材85bと、上記主ピストン32と、主弁シャフト20及び主弁部材15と、上記主弁座14とは、互いに同一の軸線L上に位置することになる。また、上記第1メインポート11も同一軸線状に位置しているが、この第1メインポート11は必ずしも上記軸線L上に開口している必要はない。
上記主弁開度調節機構80において、上記開度調節用モーター84を正逆方向に回転させると、その回転が変換機構85で往復直進運動に変換されて調節軸82に伝達され、この調節軸82がモーター84の回転量に応じた分だけ往復直進運動をする。従って、図4に示す閉弁状態から上記主ピストン32を動作させて主弁部材15を開放操作する際に、図5に示すように、上記モーター84を必要な回転数だけ回転させて調節軸82を設定された位置まで後退させると、主ピストン32がこの調節軸82に当接してその位置に停止することにより、弁開度が設定される。この弁開度は、モーター84で上記調節軸82の位置を制御することにより、任意の大きさに無段階に調節することができる。
また、上記主弁部材15が開放している図4の状態でその開度を変更する場合には、上記駆動機構83で調節軸82を変位させて主ピストン32の位置を変えることにより、上記主弁部材15の開度を調節することもできる。即ち、上記主弁部材15の開度を中間の開弁状態から増大させる場合は、上記調節軸82を後退させることにより、主受圧室37内に流入するパイロット流体によって上記主ピストン32が開弁方向に移動し、弁開度が増大する。また、上記主弁部材15の開度を中間の開弁状態から減少させる場合は、上記調節軸82を前進させることにより、上記主ピストン32がこの調節軸82に押されて閉弁方向に移動するため、弁開度が減少する。この場合、上記主受圧室37内のパイロット流体圧力を調節することにより、調節軸82による押圧力を軽減させることができる。
更に、真空チャンバ7ーを一定の真空圧のまま封止する場合や、緊急時等に上記主弁座14を閉鎖するような場合には、上記主受圧室37内のパイロット流体を排出することにより、復帰ばね23の弾発力で上記主弁部材15を主ピストン32及び主弁シャフト20と共に前進させ、上記主弁座14に当接させる。
ここで、上記調節軸82を必要な距離だけ往復直進運動させ得るようにするため、上記主弁開度調節機構80には、この調節軸82の変位量を検出可能なセンサー88が設けられている。このセンサー88は、上記モーター84に取り付けられたロータリーエンコーダーからなっていて、このエンコーダーでモーター84の回転量を検出することにより、上記調節軸82の変位量を間接的に検出し、その検出信号に基づいて図示しない制御装置でモーター84を制御することにより、上記調節軸82を必要な位置まで無段階に変位させることができるようになっている。しかし、上記センサー88は、上記調節軸82の位置を直接検出する方式のものであっても良く、例えば、この調節軸82に付した磁気目盛や光学目盛を読み取る磁気センサーや光学センサー等を用いることもできる。
一方、上記補助弁2Bに付設された補助弁開度調節機構90は、上記主弁開度調節機構80よりは全体に小形化されている点と、それに伴って例えばエンドブロック91や調節軸92など一部の構成要素の形状が若干変えられている点とを除けば、実質的にこの主弁開度調節機構80と同じ構成及び作用を有するものである。従って、この主弁開度調節機構80と同一の主要な構成部分に、該主弁開度調節機構80で付されている符号に10をプラスした符号を付してその説明は省略するものとする。
上記第2実施例の調圧用バルブV2は、第1実施例のバルブV1と同様に、上記主弁1Bと補助弁2Bとを連動的に開閉制御したり、あるいは個別に開閉制御することによって真空チャンバ7内の真空度を制御するものであるが、上記主弁開度調節機構80及び補助弁開度調節機構90によって主弁1B及び補助弁2Bの弁開度を無段階に設定しあるいは調節することができるため、上記第1実施例のバルブV1よりも一層細かくかつ高精度の流量制御を行うことが可能になる。
図6及び図7は本発明に関連する参考例を示すもので、この参考例の調圧用バルブV3は、主弁1Cの主弁操作部5及び補助弁2Cの補助弁操作部42が、電動式の操作用モーター100及び110で主弁部材15及び補助弁部材51の開閉操作を行うように構成されている点が、上記第1及び第2実施例の調圧用バルブV1及びV2の、流体圧シリンダを駆動源とする上記主弁操作部5及び補助弁操作部42と相違している。
即ち、この参考例の調圧用バルブV3の主弁1Cは、主流路13を開閉する主弁部材15を備えた主弁本体4と、この主弁部材15を開閉操作する主弁操作部5とを有していて、これらの主弁本体4と主弁操作部5とが、バルブV3の軸線Lに沿って直列に結合されている。
上記主弁本体4は、主弁孔16を有する主弁ハウジング10と、第1メインポート11及び第2メインポート12と、主流路13と、この主流路13中に形成された主弁座14と、この主弁座14を開閉する主弁部材15と、この主弁部材15から延びる主弁シャフト20と、ベローズ24とを有している。上記主弁シャフト20の先端部20aは円筒状をしていて、上記変換機構101のナット部材101bに連結されている。このような参考例の主弁本体4は、上記第1及び第2実施例の主弁本体4に比べ、上記主弁シャフト20の形態が若干異なる点と、復帰ばねを備えていない点とが相違するのみで、それ以外の構成は実質的に同じである。従って、それらの主要な同一構成部分に第1及び第2実施例と同じ符号を付してこれ以上の詳細な説明は省略する。
また、上記主弁操作部5は、上記主弁ハウジング10の端部に取り付けられたエンドブロック103を有している。このエンドブロック103は、上記主弁ハウジング10と同じ円柱状又は四角柱状をしていて、主弁孔16の端部を塞ぐ隔壁31と、この隔壁31からバルブV3の軸線に沿って該主弁孔16内に延出する筒軸部31aと、軸線方向の外端部に設けられたモーター室104と、上記隔壁31と筒軸部31aとの内部を貫通してこのモーター室104と上記主弁孔16とを結ぶ中空部105とを有している。そして、上記モーター室104内に上記操作用モーター100が設置され、上記中空部105内に上記変換機構101が設置されている。図中106は、上記モーター室104の端部を覆うエンドカバーである。
上記変換機構101は、上記操作用モーター100の出力軸100aに連結されて回転する螺子棒101aと、この螺子棒101aに回転を規制された状態で該螺子棒101aの軸線方向には変位自在なるように螺着された上記ナット部材101bとで構成されたもので、このナット部材101bに上記主弁シャフト20の先端部がねじ107で連結されている。従って、上記螺子棒101aとナット部材101b、主弁シャフト20、主弁部材15、及び主弁座14とは、互いに同一軸線L上に位置することになる。また、上記第1メインポート11も同一軸線状に位置しているが、この第1メインポート11は必ずしも上記軸線L上に開口している必要はない。
上記主弁1Cにおいて、図6に示すように、主弁部材15が主弁座14を閉鎖している閉弁状態から上記操作用モーター100を正方向に回転させると、その回転が変換機構101で直進運動に変換され、上記ナット部材101bが螺子棒101aに沿って後退するため、主弁シャフト20が後退して主弁部材15が主弁座14から離間し、図7に示すように該主弁座14が開放する。また、図7のように上記主弁部材15が開放している状態でモーター100を逆回転させると、ナット部材101bが前進するため主弁シャフト20及び主弁部材15も前進し、図6に示すように主弁座14が閉鎖される。
上記主弁部材15は任意の位置に停止させることができ、それによって該主弁部材15が上記主弁座14を開放する度合い、即ち弁開度を、無段階に設定しあるいは調節することができる。このために上記主弁操作部5には、上記主弁シャフト20又はナット部材101bの変位量を検出可能なセンサー108が設けられている。このセンサー108は、上記操作用モーター100に取り付けられたロータリーエンコーダーからなっていて、このエンコーダーでモーター100の回転量を検出することにより、上記主弁シャフト20又はナット部材101bの変位量を間接的に検出し、その検出信号に基づいて図示しない制御装置でモーター100の回転を制御することにより、上記主弁部材15を必要な位置まで無段階に開閉操作できるようになっている。
しかし、上記センサーは、上記主弁シャフト20又はナット部材101bを直接検出する方式のものであっても良く、例えば、この主弁シャフト20又はナット部材101bに付した磁気目盛や光学目盛を読み取る磁気センサーや光学センサー等を用いることもできる。
一方、上記補助弁2Cは、補助弁本体41と補助弁操作部42とを有するもので、これらの補助弁本体41及び補助弁操作部42が、上記主弁1Cの主弁本体4及び主弁操作部5と実質的に同じ同じ構成を有して同じ動作をするように構成されている。このうち上記補助弁本体41は、図6から分かるように、補助弁孔46を有する補助弁ハウジング45と、第1バイパスポート47及び第2バイパスポート48と、バイパス流路49と、このバイパス流路49中に設けられた補助弁座50と、この補助弁座50を開閉する補助弁部材51と、この補助弁部材51から延びる補助弁シャフト52と、この補助弁シャフト52の回りを取り囲むベローズ53とを有している。そして、それらの詳細な構成及び好ましい変形例等は、上記第1及び第2実施例の補助弁2A及び2Bの補助弁本体と実質的に同じである。従って、それらの主要な同一構成部分に第1及び第2実施例と同じ符号を付してこれ以上の詳細な説明は省略する。
また、上記補助弁操作部42は、上記主弁操作部5と基本的構成及び動作は同じであるが、細かい部分の構成が若干異なっている。即ち、エンドブロック113が、上記主弁本体4側の第1ブロック113aとその反対側の第2ブロック113bとに分かれていて、該第1ブロック113aとエンドカバー116との間のモーター室114にモーター110が設置され、上記両ブロック113a,113b間に形成された中空部115に、螺子棒111aとナット部材111bとからなる変換機構111が配設されると共に、ディスク形の中継部材119が配設され、この中継部材119を介して上記ナット部材111bと補助弁シャフト52とが相互に連結されている。従って、この中継部材119は、上記主弁操作部4の主弁シャフト20の筒状をした先端部20aに対応している。
上記中継部材119は、大径の第1部材119aと小径の第2部材119bとに分かれていて、第1部材119aがねじ117で上記補助弁シャフト52に連結されたあと、そのねじ117を覆い隠すように上記第2部材119bがこの第1部材119aに一体に結合され、この第2部材119bが上記ナット部材111bに連結されている。また、上記中空部115内には、第1ブロック113aと第2ブロック113bとの間に上記第1部材119aを貫通するように複数のガイドピン120が設けられ、これらのガイドピン120によって中継部材119の変位が案内されるようになっている。図中118はセンサーである。
上記参考例の調圧用バルブV3は、真空チャンバ7に設置された圧力センサーからの信号に基づいて図示しない制御装置により上記主弁1C及び補助弁2Cの各モーター100及び110の駆動電流を決定し、この駆動電流でこれらのモーター100,110を駆動することにより、上記第1及び第2実施例のバルブV1,V2と同様に、上記主弁1Cと補助弁2Cとを連動的に開閉制御したり、あるいは個別に開閉制御することによって真空チャンバ7内の真空度を制御するものである。この場合、上記主弁操作部5及び補助弁操作部42によって主弁1C及び補助弁2Cの弁開度を無段階に設定しあるいは調節することができるため、流量制御を細かくかつ高精度に行うことができる。
なお、上記各実施例においては、主弁1A,1Bと補助弁2A,2Bとが実質的に同じ構成を備えたものが示されているが、それらの構成は互いに違っていても良い。例えば、第1実施例の主弁1Aに第2実施例の補助弁2Bを取り付けることもでき、あるいは、第2実施例の主弁1Bに第1実施例の補助弁2Aを取り付けることもできる
本発明に係るバルブの第1実施例を示す閉弁状態での断面図である。 図1のバルブの開弁状態の断面図である。 図1のバルブの流量特性を示す線図である。 本発明に係るバルブの第2実施例を示す閉弁状態での断面図である。 図4のバルブの開弁状態の断面図である。 本発明に関連するバルブの参考例を示す閉弁状態での断面図である。 図6のバルブの開弁状態の断面図である。
符号の説明
V1,V2,V3 バルブ
L 軸線
1A,1B,1C 主弁
2A,2B,2C 補助弁
5 主弁操作部
7 真空チャンバ
8 真空ポンプ
10 主弁ハウジング
11 第1メインポート
11a 連通開口
12 第2メインポート
13 流路
14 主弁座
15 主弁部材
16 主弁孔
20 主弁シャフト
23 復帰ばね
31 隔壁
32 主ピストン
37 主受圧室
38 主パイロットポート
42 補助弁操作部
47 第1バイパスポート
48 第2バイパスポート
49 バイパス流路
50 補助弁座
51 補助弁部材
52 補助弁シャフト
56 第1接続孔
57 第2接続孔
62 補助ピストン
67 補助受圧室
68 補助パイロットポート
70 シリンダカバー
71 復帰ばね
80 主弁開度調節機構
90 補助弁開度調節機構
82,92 調節軸
83,93 調節軸駆動機構
84,94 開度調節用モーター
84a,94a 出力軸
85,95 変換機構
85a,95a 螺子棒
85b,95b ナット部材
88,98 センサー
100,110 操作用モーター
100a,110a 出力軸
101,111 変換機構
101a,111a 螺子棒
101b,111b ナット部材
119 中継部材
120 ガイドピン

Claims (5)

  1. 大形の主弁と、この主弁に取り付けられた小形のバイパス用補助弁とで構成され、
    上記主弁は、軸線方向に延びる主弁孔を内部に備えた主弁ハウジングと、この主弁ハウジングに設けられて真空チャンバ及び真空ポンプに接続される第1メインポート及び第2メインポートと、主弁孔の軸線方向端に位置する上記第1メインポートが主弁孔と連通する連通開口の回りに形成された主弁座と、上記主弁孔内において上記主弁座を開閉する主弁部材と、この主弁部材から上記主弁孔内をその軸線方向に延びる主弁シャフトと、該主弁シャフトを介して上記主弁部材を開閉操作する主弁操作部とを有し、
    上記補助弁は、上記主弁ハウジングの外側面に取り付けられていて、主弁孔の軸線方向に延びる補助弁孔を内部に備えた補助弁ハウジングと、補助弁ハウジングの側面に開口し、上記主弁ハウジングを貫通する第1接続孔を通じて上記第1メインポートに連通する第1バイパスポート、及び同側面に開口し、上記主弁ハウジングを貫通する第2接続孔を通じて主弁孔内に連通する第2バイパスポートと、第1バイパスポート及び第2バイパスポートとを補助弁孔を介して結ぶことにより形成される上記主弁座を迂回するバイパス流路と、このバイパス流路中に設けられた開口面積が上記主弁座より小さい補助弁座と、この補助弁座を開閉する補助弁部材と、この補助弁部材から延びる補助弁シャフトと、この補助弁シャフトを介して上記補助弁部材を開閉操作する補助弁操作部とを有し
    上記主弁操作部及び補助弁操作部が、上記主弁シャフト及び補助弁シャフトの先端に取り付けられた主ピストン及び補助ピストンと、この主ピストン及び補助ピストンに上記主弁部材及び補助弁部材が開放する方向の流体圧を作用させる主受圧室及び補助受圧室と、この主受圧室及び補助受圧室にパイロット流体を供給するための主パイロットポート及び補助パイロットポートとを有し、また、上記主弁及び補助弁がそれぞれ、上記主弁部材及び補助弁部材を上記主弁座及び補助弁座の閉鎖方向に向けて付勢する復帰ばねを備えている、
    ことを特徴とする真空調圧用バルブ。
  2. 上記復帰ばねが、上記主弁操作部においては、上記主弁孔と主受圧室とを区画する隔壁と上記主弁部材との間に設けられ、上記補助弁操作部においては、上記補助ピストンと該補助ピストンの背面側を覆うシリンダカバーとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の真空調圧用バルブ。
  3. 上記主弁操作部及び補助弁操作部の少なくとも一方が、主弁開度調節機構又は補助弁開度調節機構をさらに有しており、この主弁開度調節機構又は補助弁開度調節機構は、上記主ピストン又は補助ピストンの背面に先端が当接する調節軸と、この調節軸を任意の位置まで無段階に前後進駆動可能な調節軸駆動機構とを有していて、該調節軸駆動機構で上記調節軸を変位させて主ピストン又は補助ピストンの動作位置を規定することにより、上記主弁部材又は補助弁部材の開度を設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空調圧用バルブ。
  4. 上記調節軸駆動機構が、電動式の開度調節用モーターと、このモーターの出力軸の正逆回転運動を往復直進運動に変換する変換機構とを有し、該変換機構が、上記開度調節用モーターの出力軸に連結されて回転する螺子棒と、この螺子棒に非回転の状態で該螺子棒の軸線方向には変位自在なるように螺着されたナット部材とからなっていて、このナット部材に上記調節軸の基端部が連結され、該調節軸の先端は自由端となって、上記主ピストン又は補助ピストンに接離自在に当接していることを特徴とする請求項3に記載の真空調圧用バルブ。
  5. 上記主弁開度調節機構及び補助弁開度調節機構が、上記調節軸の変位量を測定可能なセンサーを有し、このセンサーからの検出信号に基づいて上記駆動機構で調節軸を位置制御するように構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の真空調圧用バルブ。
JP2003310606A 2003-09-02 2003-09-02 真空調圧用バルブ Expired - Lifetime JP4258806B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310606A JP4258806B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 真空調圧用バルブ
US10/890,468 US7163025B2 (en) 2003-09-02 2004-07-12 Vacuum regulating valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310606A JP4258806B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 真空調圧用バルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005076828A JP2005076828A (ja) 2005-03-24
JP4258806B2 true JP4258806B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=34214227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003310606A Expired - Lifetime JP4258806B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 真空調圧用バルブ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7163025B2 (ja)
JP (1) JP4258806B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4547674B2 (ja) * 2005-11-24 2010-09-22 Smc株式会社 真空調圧システム
US20070131281A1 (en) * 2005-12-13 2007-06-14 Delaware Capital Formation, Inc. Underground fuel tank vent valve
JP4171021B2 (ja) * 2005-12-21 2008-10-22 株式会社フジキン ウォータハンマーレスバルブ
US20080315141A1 (en) * 2007-06-25 2008-12-25 Greene, Tweed Of Delaware, Inc. Slit Valve Door
US8356693B2 (en) * 2007-09-24 2013-01-22 Honeywell International Inc. Overboard vent valve for use in an aircraft bearing lubrication system
IT1391371B1 (it) * 2008-10-07 2011-12-13 Eni Spa Sistema valvola di testa pozzo per la regolazione del flusso con funzionalita' integrata di misurazione della portata multifase
JP5053397B2 (ja) * 2010-02-18 2012-10-17 Ckd株式会社 電動真空弁
JP5397525B1 (ja) * 2012-11-13 2014-01-22 Smc株式会社 真空調圧システム
CN102927321A (zh) * 2012-11-14 2013-02-13 镇江七政新能源有限公司 一种双向真空阀
CN107208642B (zh) * 2015-01-15 2019-12-31 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 入口阀和具有这种入口阀的真空泵
WO2017115318A1 (en) * 2015-12-29 2017-07-06 Padmini Vna Mechatronics Pvt. Ltd. A dual path dual purge valve system and valve assembly for turbo boosted engine
JP6630236B2 (ja) * 2016-06-02 2020-01-15 Ckd株式会社 真空弁及びそれを用いた真空圧力制御システム
EP3421850A1 (de) 2017-06-30 2019-01-02 VAT Holding AG Vakuumventil mit positionssensor
KR102359942B1 (ko) * 2017-09-21 2022-02-07 현대자동차 주식회사 정밀 유량 제어 밸브유닛
WO2020035219A1 (de) * 2018-08-17 2020-02-20 Vat Holding Ag Anordnung mit zumindest zwei kammern und zumindest einem transferventil
CN110486483B (zh) * 2019-09-02 2022-05-03 苏州恩都法汽车***有限公司 一种电机驱动式高压油箱隔离阀
CN112283436B (zh) * 2020-11-05 2023-01-17 北京北方华创微电子装备有限公司 一种门阀组件、半导体设备及门阀组件的控制方法
KR20220125866A (ko) * 2021-03-04 2022-09-15 삼성전자주식회사 진공 밸브 및 이를 구비한 반도체 제조 장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3426793A (en) * 1965-12-20 1969-02-11 William F Klemm Balanced control for metered flow with serially arranged pressure regulating valve and restrictor tubes
US3477466A (en) * 1967-04-03 1969-11-11 Lewis D Sturm Elevator fluid control valve mechanism
US5289811A (en) * 1993-05-10 1994-03-01 General Motors Corporation Purge control device
JP3745427B2 (ja) * 1995-11-14 2006-02-15 Smc株式会社 真空圧制御用スロー排気バルブ
JP3442714B2 (ja) 2000-03-21 2003-09-02 Smc株式会社 パイロット式2ポート真空バルブ
JP3445569B2 (ja) * 2000-09-18 2003-09-08 Smc株式会社 パイロット式2ポート真空バルブ
JP3890561B2 (ja) * 2002-07-12 2007-03-07 Smc株式会社 弁開度を調整可能な2ポート真空バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005076828A (ja) 2005-03-24
US20050045235A1 (en) 2005-03-03
US7163025B2 (en) 2007-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4258806B2 (ja) 真空調圧用バルブ
KR100915547B1 (ko) 진공조절 압력용 밸브
JP4055002B2 (ja) 真空調圧用バルブ
JP3745427B2 (ja) 真空圧制御用スロー排気バルブ
JP4691299B2 (ja) 斜板ピストンエンジンの調整装置
JP3445569B2 (ja) パイロット式2ポート真空バルブ
JP4547674B2 (ja) 真空調圧システム
JP2004044727A (ja) 弁開度を調整可能な2ポート真空バルブ
KR20010092412A (ko) 파일럿식 2포트 진공밸브
KR100270262B1 (ko) 흡출밸브
CN110701370B (zh) 电动驱动式流量控制阀
JPH11325294A (ja) シリンダ用速度制御装置
JP4869118B2 (ja) 馬力制御レギュレータ、馬力制御装置、及び、ピストンポンプ
JP2020012553A (ja) 電動駆動式流量制御弁
EP1154182A2 (en) Valve
TW201700889A (zh) 流路單元及切換閥
CN114096775B (zh) 容量控制阀
KR20020063807A (ko) 스페이서형 감압밸브
EP0648942B1 (en) Linear pneumatic actuator with a reversible-action locking device
JP2004011855A (ja) 速度制御機構付シリンダ
CN114051559B (zh) 容量控制阀
JP2002257255A (ja) パイロット式電磁弁及び流体圧シリンダ
JP2023536698A (ja) 三位置の空気圧又は油圧パワーシリンダ
WO2019135172A1 (en) Workpiece holder for machine tools and machining centers, provided with a system for detecting the position of the claws
JP2673923B2 (ja) 電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4258806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term