JP4255896B2 - コンタクトユニットおよび検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、電気信号の入力または出力に用いられる配線構造を含む複数の導電領域が表面上に形成された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を行うコンタクトユニットおよびコンタクトユニットを用いた検査システムに関するものである。
従来、例えば液晶ディスプレイを構成する液晶パネルのドライバ回路等にTAB(Tape Automated Bonding)、COF(Chip On Film)等のTCP(Tape Carrier Package)を用いた構成が知られている。TCPは、表面に配線構造を形成したフレキシブルなフィルム基材上に半導体チップを搭載し、搭載した半導体チップを樹脂によって封止することによって形成される。
このような構造を有するTCPは、同一フィルム上に複数のパッケージに対応した配線構造を形成し、パッケージ毎に半導体チップの搭載等を行った後に個々のパッケージに分離することによって製造される。従って、個々のパッケージごとに用意した基板上に配線構造を形成し、それぞれ半導体チップを搭載する従来のパッケージと比較して、生産効率の点で優れるという利点を有する。また、TCPを構成するフィルム基材は、従来の半導体基板と比較して非常に材料厚が小さく、柔軟性に富むことから、液晶ディスプレイ等に使用した場合には、装置全体を小型化できる等の利点を有する。
かかるTCPを製造する際には、他の半導体集積回路の場合と同様に不良品を検出する等の目的で電気特性に関する検査が行われる。具体的には、例えばフィルム基材上に形成された配線構造における電気的短絡・断線等の有無の検査や、半導体チップを搭載した後に配線構造を介して所定の検査信号を半導体チップに対して入出力する動作特性検査等が行われる。
電気特性検査を行う際には、検査信号の入出力を正確に行うために、検査装置に備わる入出力端子と、フィルム基材上に形成された配線構造との間の位置あわせを行う必要がある。このため、従来の検査装置では、入出力端子と配線構造とが接触する部分を視認するための機構が設けられているのが通常である。
接触部分を視認するための単純な機構としては、接触部分から外部に至るまで直線的に延伸する貫通孔を形成することによって、貫通孔を介して外部より接触部分の位置関係を視認可能とした検査装置が知られている。また、かかる直線的な貫通孔は検査装置の構造によっては形成が困難であることから、途中で屈曲した貫通孔を形成すると共に、貫通孔の屈曲部分にミラー等の光学部材を配置することによって、接触部分の像を外部に導く機構を採用した検査装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−9753号公報
しかしながら、検査装置に備わる入出力端子と、フィルム基材上に形成された配線構造との間の位置関係を視認することによって位置あわせを行う従来の検査装置は、構造が複雑化すると共に、位置あわせ精度が低下するおそれがあるという課題を有する。以下、かかる課題について順次説明する。
まず、位置関係を視認する構成を採用した場合には、上述したように所定の貫通孔および必要に応じてミラー等を形成する必要がある。従って、検査装置においては貫通孔形成用の領域をあらかじめ確保しつつ所定の物理強度等を実現する必要があり、位置関係を視認する構成を採用した検査システムでは、検査対象と直接接触するコンタクトユニットの構造が複雑化または大型化するという課題を有することとなる。また、検査対象またはコンタクトユニットの構造によっては、そもそも貫通孔およびミラー等の光学部材を適切な場所に配置することが困難なものもあり、その場合には他の構造を採用する必要がある。
また、接触部分の視認によって位置あわせを行う構成を採用した場合には、位置あわせ精度が低下するおそれがある。すなわち、検査者の五感に頼って位置あわせを行う構成を採用した場合には、検査を行う上で支障のない程度にまで位置あわせが正確に行われたか否かを客観的に判定することは困難である。また、検査者が交代した場合には熟練度等の違いにより、位置あわせ精度が変化することとなり妥当ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成を有すると共に検査対象との間で正確な位置あわせを行うことが可能なコンタクトユニットおよびコンタクトユニットを用いた検査システムを実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるコンタクトユニットは、電気信号の入力または出力に用いられる配線構造の一部をなすテストパッドを含む複数の導電領域が矩形形状をなす回路形成領域の表面上に形成され、少なくとも前記矩形形状の四隅の各々に前記複数の導電領域のいずれかが配置された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を行うコンタクトユニットであって、前記テストパッドの配置パターンに対応して配置され、対応する前記テストパッドと物理的に接触することによって該テストパッドに対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う入出力端子と、一または複数の前記回路形成領域と略等しい矩形形状の四隅の各々に配置された複数の端子をそれぞれ有する複数の検出端子群と、前記複数の検出端子群にそれぞれ対応して設けられ、各検出端子群が有する前記複数の端子と、一または複数の前記回路形成領域の四隅の各々に配置され、各検出端子群に対応した前記導電領域との接触の有無に応じて、当該コンタクトユニットと前記検査対象との間の位置関係を検出する複数の位置関係検出手段と、前記入出力端子および前記複数の検出端子群を保持するホルダ基板と、を備え、前記複数の検出端子群の各々は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドの中央部と接触する場合、対応する前記導電領域の周縁部近傍と接触するように配置され、前記入出力端子は、少なくとも前記複数の検出端子群の各々が対応する前記導電領域と接触する限り、対応する前記テストパッドと接触し、前記位置関係検出手段は、所定の電圧を供給する電圧源と、前記電圧源に直列接続され、前記電圧源によって供給される電圧に基づき所定の作用を行う受動素子とを有し、対応する前記検出端子群が有する前記複数の端子が該検出端子群に対応した前記導電領域と接触した場合、該複数の端子とともに閉回路を形成することを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトユニットは、上記の発明において、前記受動素子は、発光ダイオードであることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトユニットは、上記の発明において、前記回路形成領域がなす矩形形状の四隅の各々に配置された前記導電領域は、前記テストパッドと電気的に絶縁されたダミーパッドであることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトユニットは、上記の発明において、前記回路形成領域がなす矩形形状の四隅の各々に配置された前記導電領域は、前記テストパッドであり、前記位置関係検出手段は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドに対して前記所定の電気信号の入力または出力を行う際に、前記受動素子に対する電圧供給を停止可能なスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる検査システムは、電気信号の入力または出力に用いられる配線構造の一部をなすテストパッドを含む複数の導電領域が矩形形状をなす回路形成領域の表面上に形成され、少なくとも前記矩形形状の四隅の各々に前記複数の導電領域のいずれかが配置された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を介した電気信号の入出力を行うことによって検査を行う検査システムであって、前記テストパッドの配置パターンに対応して配置され、対応する前記テストパッドと物理的に接触することによって該テストパッドに対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う入出力端子と、一または複数の前記回路形成領域と略等しい矩形形状の四隅の各々に配置された複数の端子をそれぞれ有する複数の検出端子群と、前記複数の検出端子群にそれぞれ対応して設けられ、各検出端子群が有する前記複数の端子と、一または複数の前記回路形成領域の四隅の各々に配置され、各検出端子群に対応する前記導電領域との接触の有無に応じて、当該コンタクトユニットと前記検査対象との間の位置関係を検出する複数の位置関係検出手段と、前記入出力端子および前記複数の検出端子群を保持するホルダ基板と、を有するコンタクトユニットと、前記検査対象に対する検査に使用する電気信号を生成し、前記検査対象によって出力された電気信号を分析する信号処理装置と、前記信号処理装置と前記コンタクトユニットとの間を電気的に接続する接続基板と、を備え、前記複数の検出端子群の各々は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドの中央部と接触する場合、対応する前記導電領域の周縁部近傍と接触するように配置され、前記入出力端子は、少なくとも前記複数の検出端子群の各々が対応する前記導電領域と接触する限り、対応する前記テストパッドと接触し、前記位置関係検出手段は、所定の電圧を供給する電圧源と、前記電圧源に直列接続され、前記電圧源によって供給される電圧に基づき所定の作用を行う受動素子とを有し、対応する前記検出端子群が有する前記複数の端子が該検出端子群に対応した前記導電領域と接触した場合、該複数の端子とともに閉回路を形成することを特徴とする。
本発明にかかるコンタクトユニットおよび検査システムは、電気信号の入力または出力に用いられる配線構造の一部をなすテストパッドを含む複数の導電領域が矩形形状をなす回路形成領域の表面上に形成され、少なくとも前記矩形形状の四隅の各々に前記複数の導電領域のいずれかが配置された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を行うために、前記テストパッドの配置パターンに対応して配置され、対応する前記テストパッドと物理的に接触することによって該テストパッドに対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う入出力端子と、一または複数の前記回路形成領域と略等しい矩形形状の四隅の各々に配置された複数の端子をそれぞれ有する複数の検出端子群と、前記複数の検出端子群にそれぞれ対応して設けられ、各検出端子群が有する前記複数の端子と、一または複数の前記回路形成領域の四隅の各々に配置され、各検出端子群に対応した前記導電領域との接触の有無に応じて、当該コンタクトユニットと前記検査対象との間の位置関係を検出する複数の位置関係検出手段と、前記入出力端子および前記複数の検出端子群を保持するホルダ基板と、を備え、前記複数の検出端子群の各々は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドの中央部と接触する場合、対応する前記導電領域の周縁部近傍と接触するように配置され、前記入出力端子は、少なくとも前記複数の検出端子群の各々が対応する前記導電領域と接触する限り、対応する前記テストパッドと接触し、前記位置関係検出手段は、所定の電圧を供給する電圧源と、前記電圧源に直列接続され、前記電圧源によって供給される電圧に基づき所定の作用を行う受動素子とを有し、対応する前記検出端子群が有する前記複数の端子が該検出端子群に対応した前記導電領域と接触した場合、該複数の端子とともに閉回路を形成することとしたため、複数の検出端子群と各検出端子群に対応する導電領域との間の導通の有無に基づき検査対象とコンタクトユニットとの間に位置ずれが生じたか否かの検出を行えるという効果を奏する。また、検出端子群を構成する端子は入出力端子と同様な構成によって形成することが可能であるため、検出端子群を新たに配置した場合であっても、コンタクトユニットの構造を複雑化することはなく、簡易な構成によって位置ずれの検出を行えるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるコンタクトユニットおよび検査システムを実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」と称する)を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面は模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、それぞれの部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。また、図面中における符号について、同一構成を有するものについては例えば“発光ダイオード12a”、“発光ダイオード12b”のように示し、必要に応じて“発光ダイオード12”と総称して記述する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかる検査システムについて説明する。図1は、本実施の形態1にかかる検査システムの全体構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態1にかかる検査システムは、検査対象1に対する電気的接続を実現するためのコンタクトユニット2と、検査対象に対して入力する電気信号の生成等を行う信号処理装置3と、信号処理装置3とコンタクトユニット2とを電気的に接続するための接続基板4とによって構成される。
検査対象1は、本実施の形態1にかかる検査システムによって行われる検査の対象となるものである。具体的には、検査対象1は、所定のフィルム基材上に回路形成領域5aが長手方向に複数配置され、短手方向端部近傍において長手方向に一定の間隔で設けられたスプロケットホール5bを備えた長尺のテープ状の構造を有し、検査の際には、スプロケットホール5bを介してハンドラーによる長手方向への移動が行われる。また、回路形成領域5a上には、配線構造6を含む導電領域、具体的には複数の配線構造6およびダミーパッド7が形成されると共に、半導体チップ8が搭載された構成を有する。
個々の配線構造6は、半導体チップ8と電気的に接続するインナーリード9と、インナーリード9と電気的に接続され、実装時に外部機器との電気的な接続に用いられるアウターリード10と、アウターリード10と電気的に接続され、検査時に電気信号の入出力に用いられるテストパッド11とによってそれぞれ構成される。かかる配線構造6が半導体チップ8に備わる接続端子に対応して複数形成されることによって、半導体チップ8と外部機器との間の電気的な接続を実現する。
ダミーパッド7は、特許請求の範囲における導電領域の一例として機能するものである。具体的には、ダミーパッド7は、複数の配線構造6のいずれに対しても電気的に絶縁された導電領域によって形成されており、半導体チップ8に対して電気的に接続されておらず、検査の際に用いられる電気信号の入出力には何ら機能することはない。本実施の形態1では、後述するようにダミーパッド7を有効に活用することによって検査対象1とコンタクトユニット2との位置関係を判定することとしている。
信号処理装置3は、検査に使用される電気信号を生成する機能の他に、生成した電気信号を検査対象1に対して出力し、入力した電気信号に対する応答信号を分析することによって、検査対象1の電気的な特性を分析するためのものである。具体的には、信号処理装置3によって生成された電気信号は、接続基板4およびコンタクトユニット2を順次経由して検査対象1に入力され、検査対象1から出力される応答信号は、コンタクトユニット2および接続基板4を順次経由して信号処理装置3に入力される。なお、信号処理装置3と接続基板4との間の電気的な接続は、実際には多数の配線を用いて行われるが、かかる接続態様は本発明の要部と無関係であることから、図1においては両者間の電気的な接続に関しては模式的に示すに留めることとする。
接続基板4は、コンタクトユニット2と信号処理装置3とを電気的に接続するためのものである。理論上はコンタクトユニット2側の接続端子と信号処理装置3側の接続端子との間を所定の配線等を用いて直接接続しても良く、接続基板4を省略した構成とすることも可能である。しかしながら、実際にはコンタクトユニット2側の接続端子は、検査対象1に備わるテストプローブに対応した配置となるため、接続端子間の間隔が微小なものとなり、信号処理装置3と直接的に接続することは容易ではない。従って、本実施の形態1では、例えば延伸するに従って互いの間の間隔が広がるよう形成された複数の配線構造が形成された接続基板4を新たに備えることとし、かかる接続基板4を経由して信号処理装置3とコンタクトユニット2とを電気的に接続することとしている。
次に、コンタクトユニット2について説明する。コンタクトユニット2は、本実施の形態1にかかる検査システムを用いた検査を行う際に、検査対象1に対する電気的接触を行うためのものである。具体的には、コンタクトユニット2は、位置関係の検出結果を表示する発光ダイオード12a〜12dと、検査対象1に備わる複数のテストパッド11に対応して配置された複数のコンタクトプローブ13と、1以上のダミーパッド7に対応して配置された検出プローブ群14a〜14dと、コンタクトプローブ13および検出プローブ群14a〜14dを保持するホルダ基板15とを備えた構成を有する。また、ホルダ基板15は複数の基板によって構成されており、かかる複数の基板は、ネジ部材16によって互いに固定されている。また、ホルダ基板15は、接続基板4に対してネジ部材17によって固定された構造を有する。
発光ダイオード12a〜12dは、特許請求の範囲における受動素子の一例として機能するためのものである。具体的には、発光ダイオード12a〜12dは、後述する位置関係検出部22a〜22dを構成するものであって、コンタクトユニット2と検査対象1との間の位置ずれに応じて発光状態が変化する機能を有する。
検出プローブ群14a〜14dおよびコンタクトプローブ13が配置される位置と、検出プローブ群14a〜14dを含む位置関係検出部22a〜22dの構成とについて説明する。図2は、コンタクトユニット2を検査対象1側から見た平面構造および検出プローブ群14a〜14dに対応した位置関係検出部22a〜22dの構造を概念的に示す模式図である。なお、図2において、検査の際における検査対象1との位置関係を容易に理解するため、理想的に位置あわせが行われた場合における検査対象1の構成要素の位置を破線にて示すこととする。
図2にも示すように、コンタクトプローブ13は、検査対象1に備わるテストパッド11の配列パターンに対応したパターンに従って配置されており、かかるパターンに従って配置されることによって、検査の際に検査対象1に対する電気信号の入出力を可能としている。一方、検出プローブ群14a〜14dは、回路形成領域5aの四隅に位置するダミーパッド7に対応して配置されている。具体的には、検出プローブ群14a〜14dのそれぞれを構成するプローブ19a〜19d、20a〜20dは、コンタクトユニット2と検査対象1との間で正確な位置あわせが行われている場合にそれぞれダミーパッド7a〜7dと重なり合う位置に配置されている。
コンタクトプローブ13は、特許請求の範囲における入出力端子の一例として機能するものである。具体的には、コンタクトプローブ13は、検査対象1に備わるテストパッド11の配置パターンと対応して配置され、テストパッド11のそれぞれと物理的に接触することによって、検査対象1に対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う機能を有する。
検出プローブ群14は、特許請求の範囲における検出端子群の一例として機能するものであり、検査の際に検査対象1とコンタクトユニット2との間の位置関係の良否を検出する目的で使用されるものである。具体的には、検出プローブ群14a〜14dは、それぞれ特許請求の範囲における端子の一例として機能する2本のプローブ19a〜19d、20a〜20dによって構成されており、本実施の形態1では、かかる2本のプローブが所定の導電領域(ダミーパッド7a〜7d)と接触した際に導電領域を介して2本のプローブが導通することを利用して位置関係の良否を検出することとしている。
また、コンタクトユニット2は、検出プローブ群14a〜14dに対応して位置関係検出部22a〜22dを備える。位置関係検出部22は、図2にも示すようにそれぞれ発光ダイオード12と、電圧源21とが直列に接続された構成を有する。具体的には、例えば位置関係検出部22aにおいては電圧源21aの陽極と発光ダイオード12aの陰極とが所定の配線を介して接続された構成を有する。
また、位置関係検出部22は、検出プローブ群14を構成するプローブ19およびプローブ20と電気的に接続した構成を有する。具体的には、例えば位置関係検出部22aにおいては、電圧源21aの陰極は所定の配線を介してプローブ20aと電気的に接続され、発光ダイオード12aの陽極は、所定の配線を介してプローブ19aと電気的に接続された構成を有する。
次に、コンタクトプローブ13およびプローブ19、20の具体的な構造について説明する。本実施の形態1においては、コンタクトプローブ13およびプローブ19、20はそれぞれ同一の構造を有しており、以下ではプローブ19を例として具体的な構造について説明する。
図3は、プローブ19の構造を示す模式的な断面図である。プローブ19は、コンタクトユニット2を構成するホルダ基板15の上面(検査の際に検査対象1と対向する面)の法線方向に伸縮可能な構造を有する。具体的には、プローブ19は、図3にも示すように、両端に針状部材24、25が配置され、針状部材24、25間にバネ部材26が配置された構造を有する。針状部材24、25およびバネ部材26は、それぞれ金属等の導電性材料によって形成され、針状部材24とバネ部材26、バネ部材26と針状部材25とが互いに固着することによって、物理的に一体化すると共に電気的に接続した構造を有する。
ホルダ基板15には、上述した上面に対して垂直方向と平行な中心軸を有する開口部27が形成されており、開口部27にプローブ19を収容することによって、ホルダ基板15はプローブ19を保持する。一方で、プローブ19は、開口部27に収容されることによって、開口部27の中心軸と平行な方向に伸縮する機能を有し、検査の際には、テストパッド11に対して、バネ部材26に起因した弾発力を印加しつつ接触することとなる。
また、開口部27に収容される部材として、プローブ19の他にリード線28が挙げられる。リード線28は、プローブ19に対して検査対象1と反対側に位置するよう開口部27内に収容されており、開口部27内においてリード線28の一端と針状部材25とが互いに接触した状態となるよう配置されている。リード線28は、プローブ19、20と接触する場合には、それぞれ位置関係検出部22を構成する発光ダイオード12、電圧源21と接続するための配線として機能し、コンタクトプローブ13と接触する場合には、接続基板4に備わる所定の配線構造と針状部材25とを電気的に接続するための配線として機能する。
次に、本実施の形態1にかかる検出システムにおいて検出プローブ群14および位置関係検出部22が果たす機能について説明する。図4および図5は、検出プローブ群14および位置関係検出部22の機能を説明するための模式図であって、図4は検査対象1とコンタクトユニット2との間で正確な位置あわせが行われた場合を示し、図5は検査対象1とコンタクトユニット2とが相対的に平行移動することによって位置ずれが生じた場合について示す。なお、図4および図5では、位置関係検出部22aおよび位置関係検出部22aの周囲に配置される構成要素のみを示すが、以下に説明する機能が位置関係検出部22b〜22dに関しても成立することはもちろんである。
図4に示すように、正確な位置あわせが行われた場合には、プローブ19a、20aは、ダミーパッド7aと接触することとなり、ダミーパッド7aを介してプローブ19a、20a間が電気的に接続されることとなる。従って、位置関係検出部22aにおいて、発光ダイオード12aおよび電圧源21aは閉回路を形成することとなり、電圧源21aによって供給される電位に基づき発光ダイオード12aが所定の輝度にて発光することとなる。
一方、図5に示すように、コンタクトユニット2と検査対象1との間で正確な位置あわせが行われず、所定の距離だけ位置ずれを生じていた場合には、発光ダイオード12aが発光することはない。すなわち、コンタクトユニット2と検査対象1との間で位置ずれが生じることによってプローブ19a、20aとダミーパッド7aとの間の位置関係にもずれが生じることとなり、例えば図5に示すように、プローブ20aはダミーパッド7aと接触する一方で、プローブ19aとダミーパッド7aとが接触しない状態となる。
図5からも明らかなように、かかる場合にはプローブ19a、20a間が電気的に接続されることはなく、位置関係検出部22aにおいて、発光ダイオード12aと電圧源21aとの間で閉回路が形成されることもない。従って、発光ダイオード12aに対して電圧源21aによって電位差が供給されることはなく、発光ダイオード12aが発光することはない。
すなわち、本実施の形態1にかかる検査システムでは、コンタクトユニット2と検査対象1との間で正確な位置あわせが行われた場合には位置関係検出部22a〜22dにそれぞれ備わる発光ダイオード12a〜12dが発光し、位置ずれが生じている場合には、発光ダイオード12a〜12dの少なくとも1つは発光しないこととなる。かかる特性は、換言すれば発光ダイオード12a〜12dのすべてが発光する場合には正確な位置あわせが行われ、発光ダイオード12a〜12dのいずれかが発光しない場合には位置ずれが生じていることを意味する。すなわち、検査システムの使用者は、発光ダイオード12a〜12dの発光状態を確認することによって位置あわせが正確に行われたか否かを判定することが可能である。
なお、本実施の形態1では、位置あわせの精度を調整するための工夫を施している。具体的には、図4にも示すように、正確に位置あわせが行われている場合に、プローブ19a、20aのそれぞれは、長手方向の中心軸(図4においてプローブ19a、20aを示す円の中心)と、ダミーパッド7aの周縁部との距離が所定の値となるようあらかじめ配置されている。具体的には、図4にも示すように、正確な位置あわせが行われた場合において、矩形状のダミーパッド7aに対して、プローブ19aの中心軸は、ダミーパッド7aの周縁部のうち最も近接する2辺との間の距離がd1、d2となるよう配置され、プローブ20aの中心軸は、最も近接する2辺との距離がd3、d4となるよう配置されている。
図4ではプローブ19a、20aの外径を強調して表示しているものの、実際のプローブ19a、20aの外径はきわめて小さな値となるのが通常である。従って、本実施の形態1にかかる検査システムにおいては、例えば検査対象1に対してコンタクトユニット2がy方向にd2だけ位置ずれを生じた場合には、プローブ19aはダミーパッド7aから外れることとなり、発光ダイオード12aが発光しないこととなるため、位置ずれが生じたものと検出することが可能である。一方で、図4に示す状態から位置ずれが生じた場合であっても、例えば検査対象1に対してコンタクトユニット2がy方向にd5(<d2)だけ位置ずれした場合には、依然としてプローブ19a、20aはダミーパッド7aと接触した状態を維持するため、発光ダイオード12aは発光することとなる。
これらのことは、位置ずれの有無の判定において、ある程度の許容範囲が設定されていることを意味する。すなわち、図4に示した状態からわずかでも位置ずれが生じたすべての場合について位置ずれ発生として検出する必要はなく、位置ずれが生じた場合であっても、検査に支障を及ぼさない程度の軽微なものであった場合には、位置ずれとして検出しないことが実用上望ましい。従って、本実施の形態1では、プローブ19a、20aを配置する位置を工夫することによって、検査を行う上で問題とならない程度の位置ずれが生じた場合には、発光ダイオード12aを発光させる、すなわち位置ずれとして検出しないこととしている。なお、d1〜d4の具体的な値は、検査対象1の構造等によって定められるが、好ましくはそれぞれ20μm〜50μm、より好ましくはd1=d2=d3=d4=30μmとすることによって、一般的な検査においては軽微な位置ずれの検出を行わず、かつ検査上問題が生じうる位置ずれに関して確実に検出することが可能である。もちろん、今後の微細加工技術の進歩等によって検査対象の構造がさらに微細化した場合には30μmよりも小さな値とすることが好ましく、d1〜d4の具体的な値は、例えば10〜20μmとすることが好ましい。
また、本実施の形態1にかかる検査システムは、コンタクトユニット2において複数の位置関係検出部22を備える。従って、本実施の形態1においては、図4におけるx方向、y方向と平行な方向に関する位置ずれ、すなわちコンタクトユニット2と検査対象1とが相対的に平行移動することによって生ずる位置ずれのみならず、ホルダ基板15の上面の法線方向を中心軸として検査対象1が相対的に回転した場合であっても、位置ずれを検出することが可能である。
図6は、コンタクトユニット2と検査対象1との間で、ホルダ基板15の上面の法線方向を中心軸として検査対象1が相対的に回転した場合を示す模式図である。図6に示すように、ダミーパッド7aおよびプローブ19a、20aの近傍を中心として相対的な回転による位置ずれが生じた場合には、プローブ19a、20aとダミーパッド7aとの間の電気的接触は維持されることとなり、位置関係検出部22aのみによっては、コンタクトユニット2と検査対象1との間の位置関係に異常が生じたことを検知することができない。
しかしながら、本実施の形態1では、コンタクトユニット2は位置関係検出部22aのみならず、さらに位置関係検出部22b〜22dを備えた構成を有する。そして、コンタクトユニット2と検査対象1との間で相対的な回転が生じた場合には、図6にも示すように回転中心以外の部分では位置ずれを生じることとなる。従って、位置関係検出部22b〜22dのそれぞれにおいては、プローブ19b〜19d、20b〜20dと対応するダミーパッド7b〜7dとは接触せず、発光ダイオード12b〜12dのそれぞれが発光しないこととなり位置ずれを検出することが可能である。従って、本実施の形態1にかかる検査システムでは、複数の位置関係検出部22を備えることとしたため、コンタクトユニット2と検査対象1との間で回転が生じた場合であっても、位置関係の異常を確実に検出することが可能である。
さらに、本実施の形態1にかかる検査システムは、面内方向、すなわち図4に示すx方向およびy方向等に関する位置ずれの検出の他に、検査対象1とコンタクトユニット2との間に生じる傾きについても検出することが可能である。図2にも示したように、ホルダ基板15の上面には、位置関係検出部22a〜22dに対応した検出プローブ群14a〜14dが検査対象1に備わる回路形成領域5aの四隅に対応した位置に配置されている。従って、検査対象1とコンタクトユニット2との間に傾きが生じた場合には、位置関係検出部22a〜22dのいずれかにおいて、プローブ19、20と対応するダミーパッド7との接触が生じないこととなり、発光ダイオード12が発光しないこととなる。
図7は、検査対象1とコンタクトユニット2との間で傾きが生じた場合について示す模式図である。図7に示すように、互いの間で傾きが生じたまま検査対象1をコンタクトユニット2に接近させた場合には、例えば検出プローブ群14bは、ダミーパッド7bと接触する一方で、検出プローブ群14cはダミーパッド7cと接触しないこととなる。従って、図7のケースでは検出プローブ群14bに対応した位置関係検出部22bに備わる発光ダイオード12bは発光する一方で、検出プローブ群14cに対応した発光ダイオード12cは発光しないこととなり、かかる発光パターンが生じることにより、検査システムの使用者は異常を察知することが可能である。
次に、本実施の形態1にかかる検査システムの利点について説明する。まず、本実施の形態1にかかる検査システムでは、上述したメカニズムに基づきコンタクトユニット2と検査対象1との間で位置ずれの発生を検出することが可能である。かかる位置ずれ検出を行う観点からは、最も簡易な構成としては単一の検出プローブ群14および位置関係検出部22を備えることによって実現することが可能であるが、検出プローブ群14および位置関係検出部22を複数設けることによってさらなる効果を得ることが可能である。
すなわち、図6及び図7に示したケースのように、検出対象とコンタクトユニット2との間で相対的な回転による位置ずれや、傾きによる位置ずれが生じた場合に関しては、検出プローブ群14および位置関係検出部22を複数設けることによって、より確実な位置ずれ検出を行うことが可能となる。なお、確実な位置ずれ検出を行う観点からは、複数の検出プローブ群14間の距離が可能な限り限り大きな値となるよう配置することが好ましい。すなわち、例えば回転運動による位置ずれが生じた場合には、位置ずれの程度は、回転中心から離れるに従って大きなものとなる。従って、複数の検出プローブ群14のうちあるものが回転中心と一致した場合(例えば、図6における検出プローブ群14a)には、他の検出プローブ群14は、回転中心と一致した検出プローブ群14からなるべく離れた位置に配置されていることが、位置ずれ検出精度の向上の観点からは好ましい。かかる観点より、本実施の形態1では、複数の検出プローブ群14a〜14dに関して、互いの距離が最大となる位置、具体的には検査対象1(本実施の形態1では検査対象1を構成する回路形成領域5a)の端部近傍に配置することとしている。より具体的には、回路形成領域5aが矩形を有することに対応して各頂点近傍、すなわち回路形成領域5aの四隅に対応した位置に配置することによって、検出プローブ群14a〜14d間の距離が最大となるよう構成している。また、本実施の形態1では、回路形成領域5aが矩形形状を有するため、検出プローブ群14a〜14dは、それぞれ回路形成領域5aにおける矩形形状の端部近傍の領域のうち、矩形形状の対角線上に配置することとしている。かかる位置に配置することにより、複数の検出プローブ群に関して充分な間隔を確保することが可能となり、より正確な位置あわせを行うことが可能である。
さらに、本実施の形態1にかかる検査システムは、簡易な構成によって位置あわせを行うことを可能としている。具体的には、本実施の形態1にかかる検査システムは、ホルダ基板15に対して従来のように視認用の貫通孔等を形成することとせず、検査対象に対する電気的接続に必要となるコンタクトプローブ13と同一構造のプローブ19、20からなる検出プローブ群14を設けることのみとしている。本来的にコンタクトプローブ13はテストパッド11に対応して多数設けられるものであることから、かかるコンタクトプローブ13と同一構造のプローブ19、20を新たに保持することとしても、ホルダ基板15の構造は複雑化することはなく、簡易な構成を実現することが可能である。
また、プローブ19、20と接続される位置関係検出部22についても、電圧源21および発光ダイオード12のみによって構成される簡易なものである。さらに、電圧源21および発光ダイオード12とプローブ19、20との電気的な接続関係に関しても、図3に示したようにコンタクトプローブ13と同様の構造(リード線28)を用いて行うことが可能である。以上のことから、本実施の形態1において新たに検出プローブ群14および位置関係検出部22を設けたことによってコンタクトユニット2の構造が複雑化することはなく、本実施の形態1にかかる検査システムは、簡易な構成によって位置あわせを行うことを可能としている。
また、本実施の形態1にかかる検査システムは、位置関係検出部22を用いて位置ずれを検出する構成を採用することとしたため、正確な位置あわせを行うことが可能であるという利点を有する。すなわち、位置関係検出部22は、プローブ19、20においてダミーパッド7を介した導通が生じた場合にのみ発光ダイオード12を発光させるという客観的な判定基準を用いている。このため、位置ずれの有無の判定に際して検査システムの使用者の熟練度等によって差が生じることがなく、客観的かつ正確な位置ずれ検出を行うことが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる検査システムについて説明する。本実施の形態2では、ダミーパッドに相当する導電領域を備えない検査対象を検査する場合に、正確な位置あわせを行うことを可能とした構成を採用している。
図8は、本実施の形態2にかかる検査システムの全体構成について示す模式図である。図8に示すように、本実施の形態2にかかる検査システムは、実施の形態1と同様に信号処理装置3および接続基板4を備えた構成を有する一方で、ダミーパッドを備えない検査対象31に対応して、検出プローブ群14の配置パターンを工夫したコンタクトユニット32を新たに備えた構成を有する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同様の符号・名称が付された構成要素は、以下で特に言及しない限り実施の形態1における構成要素と同様の構造・機能を有することとする。
図9は、コンタクトユニット32の上面における検出プローブ群14の配置パターンおよび検出プローブ群14を含む位置関係検出部の構成を示す模式図である。図9に示すように、本実施の形態2において、コンタクトユニット32の上面に配置されるコンタクトプローブ13は、検査対象31におけるテストパッド11の配置パターンに対応したパターンに従って配置されている。
一方、本実施の形態2では、検査対象31にはダミーパッドが形成されていないこととしており、検出プローブ群14をダミーパッドに対応して配置する実施の形態1の構成を採用することはできない。従って、本実施の形態2では、特許請求の範囲における導電領域としてテストパッド11を用いることとし、多数存在するテストパッド11の中から選択した所定のもの(図9において、テストパッド11a〜11dとして表示する。以下の説明においても同様である)に対応するよう検出プローブ群14a〜14dを配置することとしている。なお、図9において、テストパッド11e〜11lに関しては、実施の形態1におけるテストパッド11と同様に、対応するコンタクトプローブ13を介した電気信号の入出力が行われるものとして機能する。
また、検出プローブ群14a〜14dの配置態様の変更に対応して、位置関係検出部33a〜33dの構成も、実施の形態1における位置関係検出部22の構成と異なるものとなっている。具体的には、位置関係検出部33は、実施の形態1の構成に加え、プローブ19と発光ダイオード12の陽極との間に新たにスイッチ34を備えた構成を有し、正確に位置あわせが行われているか否かの判定を行う際にのみスイッチ34をオンする構成を採用している。
次に、本実施の形態2にかかる検査システムにおいて、位置関係検出部33a〜33dが果たす機能および利点について説明する。なお、以下では位置関係検出部33a〜33dのうち、位置関係検出部33aを例として説明を行うが、位置関係検出部33b〜33dについても同様であることはもちろんである。
図10は、位置関係検出部33aに関して、検査対象31とコンタクトユニット32との間の位置あわせが正確に行われているか否かを判定する際における動作を示す模式図である。図10に示すように、位置あわせに関する判定の際には、スイッチ34aがオン状態となるよう制御されている。従って、テストパッド11aとプローブ19a、20aとが接触することによって、位置関係検出部33aは閉回路を形成することとなり、電圧源21aによって供給される電位に基づき、発光ダイオード12aが発光する。従って、検査システムの使用者は、実施の形態1の場合と同様に発光ダイオード12aの発光の有無を検知することによって、検査対象31とコンタクトユニット32との間の位置あわせが正確に行われたか否かを判定することが可能である。また、本実施の形態2においても、所定の許容範囲を定めること、および複数の位置関係検出部33を備えることによって検査対象31とコンタクトユニット32とが相対的に回転した場合の検出、および検査対象31とコンタクトユニット32とが互いに傾いた場合の検出を行うことが可能である。
次に、本実施の形態2にかかる検査システムを用いて検査対象31に対して所定の検査を行う際における位置関係検出部33a〜33dが果たす機能および利点について説明する。図11は、検査の際における位置関係検出部33aについて示す模式図である。図11にも示すように、検査システムによって検査が行われる際には、テストパッド11aに対して、信号処理装置3によって生成された電気信号等がコンタクトプローブ13を介して入出力される。従って、検査の際に位置関係検出部33aが閉回路を構成した場合には、コンタクトプローブ13を介して入出力される電気信号が位置関係検出部33aに対して影響を及ぼすおそれがある。例えば、入力される電気信号が高電位の場合には、テストパッド11aの電位も上昇することとなり、かかる電位が位置関係検出部33aを構成する電圧源21aまたは発光ダイオード12aの機能を損なう等の可能性がある。
従って、本実施の形態2では、位置関係検出部33aにおいて新たにスイッチ34aを備えることとし、検査の際にはスイッチ34aをオフ状態に変化させることによって、入出力される電気信号が位置関係検出部33aを構成する発光ダイオード12aに対して影響を及ぼすことを防止する。なお、検査の際にスイッチ34aをオフ状態とすることによって、位置関係検出部33aを構成する電圧源21a等が検査結果に影響を及ぼすことも可能である。すなわち、検査の際にスイッチ34aがオン状態に維持された場合には、位置関係検出部33aにおいて生じるノイズ等がテストパッド11aに対して入力されるおそれがある。このように、検査の際に位置関係検出部33aが閉回路を形成した場合には、ノイズ信号が検査用の電気信号に混入した状態でテストパッド11aに入力されることによって検査結果に影響を及ぼすため、本実施の形態2では検査の際にスイッチ34aをオフ状態にすることによって、かかる弊害が生じることを防止することを可能としている。
(変形例)
次に、実施の形態2にかかる検査システムの変形例について説明する。本変形例にかかる検査システムは、検査対象1に備わる回路形成領域上に形成される配線構造の一部において、複数のテストパッド間を、半導体チップ8を介するのではなく電気的に直接接続させる配線構造を有する場合に、かかる配線構造を活用して正確な位置あわせを可能とするものである。
図12は、本変形例にかかる検査システムに備わるコンタクトユニット35の上面(すなわち、検査対象1と接触する側の面)における検出プローブ群を構成するプローブ19、20の配置態様について示す模式図である。なお、図12において、図2等と同様に、検査の際におけるコンタクトユニット35と検査対象1との位置関係を容易に理解するため、理想的に位置あわせが行われた場合における検査対象1(回路形成領域36)の構造を破線にて示すこととする。
図12に示すように、回路形成領域36上において、インナーリード9およびアウターリード10を介して半導体チップ8と電気的に接続されたテストパッド11を備える一方で、回路形成領域36の四隅に位置するテストパッド37a〜37dに関しては、半導体チップ8と電気的に接続すること無く、互いの間がスルー配線38a、38bによって直接的に接続される。
そして、かかる回路形成領域36の構造に対応して、本変形例では、検出プローブ群14aを構成するプローブ19aがテストパッド37dに対応して配置され、プローブ20aがテストパッド37aに対応して配置される。また、検出プローブ群14bを構成するプローブ19bはテストパッド37cに対応して配置され、プローブ20bは、テストパッド37bに対応して配置される。
かかる構成を採用した場合であっても、実施の形態2と同様に、検査の際に正確な位置あわせを行うことが可能である。以下、検出プローブ群14a(プローブ19a、20a)に例に説明する。具体的には、検査の際にプローブ19aがテストパッド37dと接触し、プローブ20aがテストパッド37aと接触した場合、すなわち正確な位置あわせが行われた場合には、テストパッド37a、37dおよびスルー配線38aによって構成される導電領域を介してプローブ19a、20a間が導通することとなる。従って、実施の形態2と同様に位置関係検出部33aに備わるスイッチ34aがオン状態を維持する限りにおいて、位置関係検出部33aは閉回路を形成することとなり、発光ダイオード12aが発光することとなり、正確な位置あわせが行われていることを検知することが可能である。
このように、同一の検出プローブ群14を構成するプローブ19、20に関して、異なるテストパッドまたはダミーパッドと接触させる構成を採用することも有効である。すなわち、異なるテストパッド等であっても、異なるテストパッド等が同一電位に維持されるよう構成された場合には、全体として特許請求の範囲における導電領域を形成するものと考えることが可能であり、実施の形態1、2と同様のメカニズムに基づき正確な位置あわせを行うことが可能である。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3にかかる検査システムについて説明する。本実施の形態3にかかる検査システムでは、一度に複数の回路形成領域に関して検査を行う構成を有すると共に、正確な位置あわせを可能とする検出システムを実現している。
図13は、本実施の形態3にかかる検査システムにおいて、ホルダ基板上に配置されるコンタクトプローブ13および検出プローブ群14の配置パターンについて示す模式図である。また、図13では、図2および図9と同様に、位置関係を容易に理解するため、理想的に位置あわせが行われた場合における検査対象1の構成要素の位置を破線にて示すこととする。なお、図示は省略するものの本実施の形態3にかかる検査システムにおいても信号処理装置3および接続基板4を備えることとし、実施の形態1、2における構成要素と同様の名称・符号が付されたものは、以下で特に言及しない限り実施の形態1、2における構成要素と同様の構造・機能を有することとする。
図13に示すように、本実施の形態3では、一度の検査において、複数の回路形成領域5aに関して検査を行う構成を採用する。かかる構成を採用したことに対応して、コンタクトユニット41に備わるホルダ基板42は、複数の回路形成領域5aと接触可能なよう上面の面積を拡大した構成を採用すると共に、図13に示すように複数の回路形成領域5aに備わるテストパッド11に対応してコンタクトプローブ13を配置する。
また、本実施の形態3において、検出プローブ群14a〜14dに関しても複数の回路形成領域5aに対応した位置に配置される。具体的には、検出プローブ群14a、14bに関しては実施の形態1と同様にダミーパッド7a、7bに対応した位置に配置される一方で、検出プローブ群14c、14dに関しては、ダミーパッド7c、7dに対応するのではなく、隣接した別の回路形成領域5aに備わるダミーパッド7g、7hに対応した位置に配置されることとしている。
本実施の形態3では、検出プローブ群14a〜14dの個数よりも、ダミーパッド7の個数の方が多いことから、検出プローブ群14a〜14dの配置パターンを複数取ることが可能である。かかる場合、任意の配置パターンを用いることとしても良いが、本実施の形態3では、検出プローブ群14a〜14dが互いに最も離隔する配置パターンを採用することとしている。図6および図7の例でも示したように、複数の検出プローブ群14を用いることとした場合には、互いの間の距離が大きいほど位置ずれの検出精度が向上するためである。
なお、本実施の形態3のように、ダミーパッド7の数が検出プローブ群14の数を上回る場合には、面積に基づき検出プローブ群14を対応させるダミーパッド7を選択することとしても良い。例えば、検査対象1として用いられるTCPが、液晶パネルのドライバIC(液晶パネル中に配置される画素電極の選択および供給電位を制御するIC)として使用されるような場合には、外部からの映像信号等の入力に用いられる入力端子が、液晶パネルと接続される出力端子よりも大きな面積を有するのが通常である。具体的には、ダミーパッド7a、7b、7e、7fを入力端子とし、ダミーパッド7c、7d、7g、7hを出力端子とした場合には、検出プローブ群14a〜14dを、面積の大きいダミーパッド7a、7b、7e、7fに対応するよう配置することも好ましい。
以上、実施の形態1〜3を用いて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、当業者であれば様々な実施例、変形例に想到することが可能である。例えば、実施の形態においては、特許請求の範囲における入出力端子としてコンタクトプローブを使用し、検出端子群として検出プローブ群を用いることとしたが、かかる構成に限定する必要はなく、電気的な導通を取ることが可能なものであれば、任意の構造のものを入出力端子および検出端子群として使用することが可能である。また、受動素子の例として発光ダイオードを用いることとしたが、他の構成を採用することも有効である。例えば、受動素子として音声発生機構を用いることによって、位置ずれの有無を音声情報として使用者に知らせる構成も有効である。さらに、検査対象に関しても、いわゆるTCPに限定する必要はなく、集積回路一般について検査対象として用いた検査システムに対して本発明を適用することが可能である。
実施の形態1にかかる検査システムの全体構成を示す模式図である。 検査システムに備わるコンタクトユニットの構成を示す模式図である。 コンタクトユニットに備わるプローブの構造を示す模式的な断面図である。 平行移動による位置ずれの際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 平行移動による位置ずれの際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 回転による位置ずれの際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 検査対象とコンタクトユニットとが相対的に傾いた際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 実施の形態2にかかる検査システムの全体構成を示す模式図である。 検査システムに備わるコンタクトユニットの構成を示す模式図である。 位置ずれ検出の際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 検査の際における検出プローブ群および位置関係検出部の機能を示す模式図である。 実施の形態2にかかる検査システムの変形例について示す模式図である。 実施の形態3にかかる検査システムに備わるコンタクトユニットの構成を示す模式図である。
符号の説明
1 検査対象
2 コンタクトユニット
3 信号処理装置
4 接続基板
5a 回路形成領域
5b スプロケットホール
6 配線構造
7a〜7h ダミーパッド
8 半導体チップ
9 インナーリード
10 アウターリード
11、11a〜11l テストパッド
12a〜12d 発光ダイオード
13 コンタクトプローブ
14a〜14d 検出プローブ群
15 ホルダ基板
16 ネジ部材
17 ネジ部材
19a〜19d プローブ
20a〜20d プローブ
21a〜21d 電圧源
22a〜22d 位置関係検出部
24、25 針状部材
26 バネ部材
27 開口部
28 リード線
31 検査対象
32 コンタクトユニット
33a〜33d 位置関係検出部
34a〜34d スイッチ
35 コンタクトユニット
36 回路形成領域
37a〜37d テストパッド
38a、38b スルー配線
41 コンタクトユニット
42 ホルダ基板

Claims (5)

  1. 電気信号の入力または出力に用いられる配線構造の一部をなすテストパッドを含む複数の導電領域が矩形形状をなす回路形成領域の表面上に形成され、少なくとも前記矩形形状の四隅の各々に前記複数の導電領域のいずれかが配置された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を行うコンタクトユニットであって、
    前記テストパッドの配置パターンに対応して配置され、対応する前記テストパッドと物理的に接触することによって該テストパッドに対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う入出力端子と、
    一または複数の前記回路形成領域と略等しい矩形形状の四隅の各々に配置された複数の端子をそれぞれ有する複数の検出端子群と、
    前記複数の検出端子群にそれぞれ対応して設けられ、各検出端子群が有する前記複数の端子と、一または複数の前記回路形成領域の四隅の各々に配置され、各検出端子群に対応した前記導電領域との接触の有無に応じて、当該コンタクトユニットと前記検査対象との間の位置関係を検出する複数の位置関係検出手段と、
    前記入出力端子および前記複数の検出端子群を保持するホルダ基板と、
    を備え、
    前記複数の検出端子群の各々は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドの中央部と接触する場合、対応する前記導電領域の周縁部近傍と接触するように配置され、
    前記入出力端子は、少なくとも前記複数の検出端子群の各々が対応する前記導電領域と接触する限り、対応する前記テストパッドと接触し、
    前記位置関係検出手段は、所定の電圧を供給する電圧源と、前記電圧源に直列接続され、前記電圧源によって供給される電圧に基づき所定の作用を行う受動素子とを有し、対応する前記検出端子群が有する前記複数の端子が該検出端子群に対応した前記導電領域と接触した場合、該複数の端子とともに閉回路を形成することを特徴とするコンタクトユニット。
  2. 前記受動素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトユニット。
  3. 前記回路形成領域がなす矩形形状の四隅の各々に配置された前記導電領域は、前記テストパッドと電気的に絶縁されたダミーパッドであることを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクトユニット。
  4. 前記回路形成領域がなす矩形形状の四隅の各々に配置された前記導電領域は、前記テストパッドであり、
    前記位置関係検出手段は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドに対して前記所定の電気信号の入力または出力を行う際に、前記受動素子に対する電圧供給を停止可能なスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクトユニット。
  5. 電気信号の入力または出力に用いられる配線構造の一部をなすテストパッドを含む複数の導電領域が矩形形状をなす回路形成領域の表面上に形成され、少なくとも前記矩形形状の四隅の各々に前記複数の導電領域のいずれかが配置された検査対象に関して、前記配線構造に対する電気的接続を介した電気信号の入出力を行うことによって検査を行う検査システムであって、
    前記テストパッドの配置パターンに対応して配置され、対応する前記テストパッドと物理的に接触することによって該テストパッドに対して所定の電気信号の入力または出力の少なくとも一方を行う入出力端子と、一または複数の前記回路形成領域と略等しい矩形形状の四隅の各々に配置された複数の端子をそれぞれ有する複数の検出端子群と、前記複数の検出端子群にそれぞれ対応して設けられ、各検出端子群が有する前記複数の端子と、一または複数の前記回路形成領域の四隅の各々に配置され、各検出端子群に対応する前記導電領域との接触の有無に応じて、当該コンタクトユニットと前記検査対象との間の位置関係を検出する複数の位置関係検出手段と、前記入出力端子および前記複数の検出端子群を保持するホルダ基板と、を有するコンタクトユニットと、
    前記検査対象に対する検査に使用する電気信号を生成し、前記検査対象によって出力された電気信号を分析する信号処理装置と、
    前記信号処理装置と前記コンタクトユニットとの間を電気的に接続する接続基板と、
    を備え、
    前記複数の検出端子群の各々は、前記入出力端子が対応する前記テストパッドの中央部と接触する場合、対応する前記導電領域の周縁部近傍と接触するように配置され、
    前記入出力端子は、少なくとも前記複数の検出端子群の各々が対応する前記導電領域と接触する限り、対応する前記テストパッドと接触し、
    前記位置関係検出手段は、所定の電圧を供給する電圧源と、前記電圧源に直列接続され、前記電圧源によって供給される電圧に基づき所定の作用を行う受動素子とを有し、対応する前記検出端子群が有する前記複数の端子が該検出端子群に対応した前記導電領域と接触した場合、該複数の端子とともに閉回路を形成することを特徴とする検査システム。
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