JP4255398B2 - 障害物検出方法及び障害物検出装置 - Google Patents

障害物検出方法及び障害物検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4255398B2
JP4255398B2 JP2004104512A JP2004104512A JP4255398B2 JP 4255398 B2 JP4255398 B2 JP 4255398B2 JP 2004104512 A JP2004104512 A JP 2004104512A JP 2004104512 A JP2004104512 A JP 2004104512A JP 4255398 B2 JP4255398 B2 JP 4255398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
detection
radar
width
side detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004104512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005291805A (ja
Inventor
航介 坂上
仁臣 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2004104512A priority Critical patent/JP4255398B2/ja
Publication of JP2005291805A publication Critical patent/JP2005291805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255398B2 publication Critical patent/JP4255398B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、自車前方の先行車等の障害物の横幅又は横幅と高さを検出する障害物検出方法及び障害物検出装置に関するものである。
従来、ASVと呼ばれる先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)や自動ブレーキシステム、ブレーキアシストシステム等を搭載した車両においては、追突の有無の判定等を行なうため、自車の走行中に、何らかの手法で自車前方の先行車等の障害物を認識し、少なくともその横幅を検出する必要がある。
なお、横幅だけでなく高さも検出すれば、検出結果から障害物の大きさ、形状等の認識も併せて行なえる。
ところで、前記障害物の捕捉センサとして、従来、レーザレーダ、ミリ波レーダ等のレーダ及び、CCD単眼カメラ、ステレオカメラ等のカメラがあり、前者のレーダの場合、横幅方向(水平方向)の走査に基づく自車前方の探査結果から前記の横幅の検出が行なえ、高さ方向(垂直方向)の走査に基づく自車前方の探査結果から前記の高さの検出が行なえ、後者のカメラの場合、撮影画像の画像処理によって前記の横幅および高さの検出が行なえる。
そして、撮影画像からの検出精度が画素単位であり、レーダ探査結果からの検出精度より高いことから、この種の障害物認識にあっては、従来は、前記カメラの撮影画像の画像処理によって障害物の横幅の検出又は横幅と高さの検出を行なって、障害物の衝突の有無、障害物の大きさ、形状の認識等を行なっている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、自車にカメラとレーダを搭載した場合、レーダの探査結果は、主に、自車と先行車との車間距離検出に用いられている。
特開平7−49999号公報(段落[0002]、[0014]、図1)
前記従来のようにカメラの撮影画像の画像処理のみから障害物の横幅の検出又は横幅と高さの検出を行なう場合、気象条件を含む走行環境や撮影照明等の撮影条件によっては、撮影が行えなくなったり、撮影精度が低下したりするため、必ずしも高い検出精度で検出することができない問題がある。
そして、障害物の横幅の検出又は横幅と高さの検出を極力高い精度で行なって認識精度を向上するため、カメラの撮影画像の画像処理に基く検出とレーダ探査結果に基く検出とを組み合わることが考えられるが、それらを組み合わせて障害物の横幅又は横幅と高さを検出する具体的な構成は発明されていない。
本発明は、カメラの撮影画像の画像処理に基く検出とレーダ探査結果に基く検出とを組み合わせて自車前方の障害物の横幅又は横幅と高さを極力精度よく検出する具体的な構成を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の障害物検出方法は、自車前方のレーダ探査結果により自車前方の障害物の横幅のレーダ側検出長をくり返し算出し、自車前方の撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅の画像側検出長をくり返し算出し、前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、前記障害物の横幅検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定し、前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅を検出することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明の障害物検出方法は、自車前方のレーダ探査結果により障害物の横幅及び高さのレーダ側検出長をくり返し算出し、自車前方の撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅及び高さの画像側検出長をくり返し算出し、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定し、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅及び高さを検出することを特徴としている(請求項2)。
さらに、本発明の障害物検出方法は、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比が、レーダ探査、撮影画像それぞれの検出結果の分散特性によって補正した前記両分散値の比であることを特徴とし(請求項3)、レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、前記両検出長の分散値の比に基く採用割合が予め設定されたデータマップから決定することも特徴とし(請求項4)、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値とを、自車と障害物との距離に応じて補正することも特徴とし(請求項5)、また、レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、走行環境の気象条件、撮影照明条件等の検出環境条件によって補正することを特徴とし(請求項6)、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を、一定時間だけくり返して更新することも特徴とし(請求項7)、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を、レーダ側検出長、画像側検出長の分散値がほぼ収束するまでくり返して更新することも特徴としている(請求項8)。
つぎに、本発明の追障害物検出装置は、自車前方を探査するレーダと、自車前方を撮影するカメラと、前記レーダの探査結果により自車前方の障害物の横幅のレーダ側検出長をくり返し算出し、前記カメラの撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅の画像側検出長をくり返し算出する検出長演算手段と、前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値とを算出し、前記両分散値の比に基づいて前記障害物の横幅検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定する割合決定手段と、前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により前記障害物の横幅を検出する検出処理手段とを備えたことを特徴としている(請求項9)。
また、本発明の追障害物検出装置は、自車前方を探査するレーダと、自車前方を撮影するカメラと、前記レーダの探査結果により自車前方の障害物の横幅及び高さのレーダ側検出長をくり返し算出し、前記カメラの撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅及び高さの画像側検出長をくり返し算出する検出長演算手段と、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値とを算出し、前記両検出長の分散値の比に基づき、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの検出に採用する前記両検出長の割合を決定する割合決定手段と、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅及び高さを検出する検出処理手段とを備えたことを特徴としている(請求項10)。
さらに、本発明の障害物検出は、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比が、レーダ探査、撮影画像それぞれの検出結果の分散特性によって補正した前記両分散値の比であることを特徴とし(請求項11)、割合決定手段にレーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比に基く採用割合が予め設定されたデータマップを保持し、前記両検出長の採用割合を前記データマップから決定することも特徴とし(請求項12)、また、割合決定手段に、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値とを、自車と障害物との距離に応じて補正する機能を備えたことを特徴とし(請求項13)、割合決定手段に、レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、走行環境の気象条件、撮影照明条件等の検出条件によって補正する機能を備えたことも特徴とし(請求項14)、検出処理手段により、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を一定時間だけくり返して更新することも特徴とし(請求項15)、検出処理手段により、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出をレーダ側検出長、画像側検出長の分散値がほぼ収束するまでくり返して更新することも特徴としている(請求項16)。
まず、請求項1、9の構成によれば、レーダ側検出長、画像側検出長の分散値がそれぞれの検出精度に対応することから、レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、両検出長をそれぞれの検出精度に応じた割合ずつ加算して障害物の横幅が検出され、カメラの撮影画像の画像処理に基く検出とレーダ探査結果に基く検出とを組み合わせて、撮影が困難な場合等にも極力精度よく障害物の横幅を検出することができる具体的な構成を提供することができる。
また、請求項2、10の構成によれば、障害物の横幅及び高さそれぞれについてのレーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、両検出長をそれぞれの検出精度の応じた割合ずつ加算することにより、カメラの撮影画像の画像処理に基く検出とレーダ探査結果に基く検出とを組み合わせて、撮影が困難な場合等にも極力精度よく障害物の横幅及び高さを検出することができる具体的な構成を提供することができる。
さらに、請求項3、11の構成によれば、レーダ探査、撮影画像それぞれの固有の分散特性を考慮し、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比がそれらの固有の分散特性の補正を施して求められるため、検出精度が一層向上する。
また、請求項4、12の構成によれば、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長との採用割合を、両検出長の分散値の比に基く採用割合が予め設定されたデータマップから決定して容易に求めることができる。
つぎに、請求項5、13の構成によれば、自車と障害物との距離によるレーダ探査、カメラ撮影画像の検出精度変化を考慮した補正を施して検出が行なえ、請求項6、14の構成によれば、走行環境の気象条件、撮影照明条件等の検出条件を考慮した補正を施して検出が行なえる。
さらに、請求項7、15の構成によれば、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を一定時間だけくり返して更新することにより、処理負担の軽減等を図って障害物の横幅の検出又は横幅と高さの検出を行うことができ、請求項8、16の構成によれば、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出をレーダ側検出長、画像側検出長の分散値がほぼ収束するまでくり返して更新することにより、処理負担の軽減を図って、安定した条件で障害物の横幅の検出又は横幅と高さの精度の高い検出を行うことができる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その一実施形態について、図1〜図3にしたがって詳述する。
図1は自車1の障害物検出・衝突回避のブロック図、図2は図1の障害物検出の動作説明用のフローチャート、図3はデータマップの模式図である。
(構成)
図1に示す自車1は例えば先進安全自動車(ACC)であり、同図において、2はドライバが操作する各種の制御スイッチからなる制御スイッチ部、3はワイパ、4は自車前方を撮影するCCD単眼カメラ構成のカメラ、5は自車前方をレーダ探査するレーザレーダ構成のレーダであり、この実施形態においては、自車前方の先行車等の障害物の横幅及び自車と障害物との距離を検出するため、自車前方を車幅方向(水平方向)にのみ探査する。
そして、制御スイッチ部2の各種の制御信号、ワイパ3の動作表示信号、カメラ4の撮影画像信号、レーダ5の探査信号は、障害物検出・衝突回避の演算、制御の各種処理を行うマイクロコンピュータ構成の認識処理用のECU6に入力され、このEUU6は、予め設定された障害物検出・衝突回避のプログラムを実行し、図2のステップS1〜S9の障害物検出処理を行なって、つぎの(i)〜(iii)の各手段を形成する。
(i)検出長演算手段
この手段は、例えば秒単位周期のレーダ5の探査の走査毎に自車前方の障害物の横幅のレーダ側検出長Lrをくり返し算出し、カメラ4の同様の周期の撮影画像の画像処理により障害物の横幅の画像側検出長Liをくり返し算出する。
なお、両検出長Lr、Liは、例えば、レーダ5の探査によって得られた反射点間距離からレーダ側検出長Lrを算出し、撮影画像の水平方向の垂直ピークレベル点間距離から画像側検出長Liを算出して得られる。
(ii)割合決定手段
この手段は、新たな検出長Lr、Liが得られる毎に、それまでの検出長Lr、Liそれぞれの全部または最新のものから一定数のデータに基いて、レーダ側検出長Lrの分散値σRと画像側検出長Liの分散値σIとを算出し、算出した分散値σR、σIの比に基づいて障害物の横幅の検出に採用する検出長Lr、Liの割合Pr(%)、Pi(%)を決定する。
そして、この実施形態にあっては、レーダ探査、撮影画像それぞれの検出結果の分散特性が異なることを考慮し、その特性誤差を補償して分散値σR、σIの条件を等しくするため、実験等によって設定された補正係数K1、K2を分散値σR、σIに乗算し、分散値σR、σIの比を補正後の分散値K1×σR、K2×σIの比に補正する。なお、K1+K2=100である。
また、検出長Lr、Liの割合Pr(%)、Pi(%)は、つぎに説明する演算方式、マップ方式のいずれかによって決定する。
(a)演算方式
この方式は、分散値K1×σR(またはσR)、K2×σI(またはσI)の比に基き、例えばつぎの算出式の演算から割合Pi(%)を求め、100−Piの演算から割合Pr(%)を求める方式である。
Pi(%)=100×σI/(K1×σR+K2×σI)
(b)マップ方式
この方式は、割合決定手段に分散値値σR(またはK1×σR)、σI(またはK2×σI)に基く採用割合が予め設定されたデータマップ、例えば図3の2次元パラメータσR、σIのデータマップMPを保持し、両検出長Lr、Liの採用割合をデータマップMPから決定する方式であり、具体的には、データマップMPから割合Pi(%)を決定し、100−Pi(%)から割合Pr(%)を求める方式であり、演算等することなく、極めて簡単に割合Pi(%)、Pr(%)を決定することができる。
なお、データマップMPの特性は、種々の実験等に基づいて設定する。
また、割合Pr(%)、Pi(%)は、障害物の横幅の検出期間中、新たな検出長Lr、Liが得られて分散値値σR(またはK1×σR)、σI(またはK2×σI)が更新される毎に、前記の演算方式又はマップ方式で新たに決定される。
(iii)検出処理手段
この手段は、検出長Lr、Liの決定した割合Pr(%)、Pi(%)ずつの加算(=Lr×(Pr/100)+Li×(Pi/100))により、障害物の横幅を算出して検出することをくり返す。
そして、この実施形態においては、ECU6の処理負担を軽減するため、検例えばレーダ探査又は撮影画像から障害物の存在或いは変更を検出した後、1分間程度の一定時間だけ障害物の横幅を検出して更新することをくり返えし、以降は、検出した横幅の更新を停止する。
つぎに、ECU6は検出した障害物の横幅と自車、障害物の走行予測軌跡等とに基づいて、障害物との衝突の可能性及びその回避手法を判断する。
そして、図1の7は前記の衝突の可能性及びその回避手法を画面表示等する表示警報ユニット、8はスロットル制御ユニット、9は自動変速機構(AT)制御ユニット、10はブレーキ制御ユニット、11はステアリング制御ユニットであり、ユニット8〜11はECU6の衝突の可能性及びその回避手法の判断に基づいて動作制御され、自車1の走行を自動的に可変制御して衝突を回避する。
(動作)
つぎに、図1の障害物検出の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、自車1のイグニッションキーがオンしてエンジンが始動されると、図2のステップS1、S2によりレーダ5、カメラ4が自車前方のレーダ探査、撮影を実行する。
つぎに、図2のステップS3、S4により、ECU6の検出長演算手段が動作して検出長Lr、Liを算出する。
さらに、ECU6の割合決定手段が動作し、図2のステップS5、S6により検出長Lr、Liの分散値σR、σIを算出し、このとき、分散値σR、σIの条件を等しくするため、分散値σR、σIの比を補正後の分散値K1×σR、K2×σIの比に補正する。
また、ECU6の前記割合決定手段の動作により、ステップS7で算出した分散値σR、σIの比に基づき、例えば図3のデータマップMPから障害物の横幅の検出に採用する検出長Lr、Liの割合Pr(%)、Pi(%)を決定する。
そして、ステップS8により検出処理手段が動作し、検出長Lr、Liの決定した割合Pr(%)、Pi(%)ずつの加算により、障害物の横幅を算出して検出する。
さらに、設定された一定期間が経過するまでステップS8からステップS9を介してステップS1、S2に戻り、これらのステップS1、S2からの動作をくり返し、検出長Lr、Liの決定した割合Pr(%)、Pi(%)を更新し、障害物の横幅を算出して検出することをくり返し、一定期間が経過すると、ステップS9を肯定(YES)で通過し、処理を終了する。
そして、分散値σR、σIが検出長Lr、Liそれぞれの検出精度に対応することから、分散値σR、σIの比に基づき、両検出長Lr、Liをそれぞれの検出精度の応じた割合ずつ加算して障害物の横幅を精度よく検出することができ、カメラ4の撮影画像の画像処理に基く検出とレーダ5の探査結果に基く検出とを組み合わせて、撮影が困難な場合等にも極力精度よく障害物の横幅を検出することができる具体的な構成を提供することができ、その結果、衝突の可能性及びその回避の制御精度等を向上することができる。
また、レーダ探査、撮影画像それぞれの固有の分散特性を考慮し、分散値σR、σIの比を、それらの固有の分散特性の補正を施して求めることにより、障害物の横幅の検出精度が一層向上する。
さらに、障害物の横幅の検出の更新を一定時間内に制限することにより、ECU6の処理負担の軽減等を図って障害物の横幅の検出を行うことができる。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、前記実施形態においては、レーダ5により自車前方の車幅方向(水平方向)のみを探査するようにしたが、レーダ5を水平走査のレーダと垂直走査のレーダとによって形成し、自車前方の高さ方向(垂直方向)も探査するようにし、さらに、ECU6の検出長演算手段により、レーダ5の探査結果により自車前方の障害物の横幅及び高さのレーダ側検出長をくり返し算出し、カメラ4の撮影画像の画像処理により障害物の横幅及び高さの画像側検出長をくり返し算出し、割合決定手段により、障害物の横幅及び高さそれぞれのレーダ側検出長Lrの分散値σRと画像側検出長Liの分散値σIとを算出し、両分散値σR、σIの比に基づき、障害物の横幅及び高さそれぞれの検出に採用する両検出長Lr、Liの割合を決定し、検出処理手段により、障害物の横幅及び高さそれぞれのレーダ側検出長Lrと画像側検出長Liとの決定した割合ずつの加算により、障害物の横幅及び高さを検出するようにしてもよく、この場合は、障害物の横幅及び高さを、精度よく検出することができ、この結果、障害物の形状の精度の高い検出も行うことができ、この検出から障害物を特定等
することもできる。
なお、この横幅及び高さの検出においても、マップ方式により、データマップMPと同様の横幅及び高さそれぞれのマップデータから検出長Lr、Liの割合Pr(%)、Pi(%)を決定することができ、演算方式の演算により、検出長Lr、Liの割合Pr(%)、Pi(%)を決定することもできる。また、レーダ探査、撮影画像それぞれの固有の分散特性を考慮し、分散値σR、σIの比を、それらの固有の分散特性の補正を施して求めると、障害物の横幅の検出精度を一層向上することができ、さらに、障害物の横幅の検出の更新を一定時間内に制限することにより、ECU6の処理負担の軽減等を図って障害物の横幅及び高さの検出を行うことがができるのは勿論である。
つぎに、障害物の横幅の検出、横幅及び高さの検出のいずれにおいても、割合決定手段に、レーダ側検出長Lrと画像側検出長Liとの採用割合を、走行環境の昼夜、悪天候等の気象条件、撮影画像の品質を左右する撮影照明条件等の検出環境条件によって補正する機能を備え、例えば、夜間や悪天候のとき、照明変化等による撮影画像の品質が低下するときには、レーダ検出長Lrの採用割合が多くなるように、割合Pr(%)、Pi(%)を補正係数をかけて補正することが、検出精度の向上等の面から好ましい。
なお、夜間は、画像輝度の変化、ヘッドライトの点灯信号、車内時計等から検出することができ、悪天候は、例えば図1のワイパ3の動作検出、撮影画像の乱れから検出することができ、照明条件は、画像輝度の変化から検出することができる。
つぎに、割合決定手段に、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値とを、自車1と障害物との距離に応じて補正する機能を備えると、自車1と障害物との距離が所定距離以内であれば、カメラ4は水平方向の解像度がレーダ5の探査性能より優れ、自車1と障害物との距離が遠距離になると、レーダ5の探査性能がカメラ4より優れることを考慮し、自車1と障害物との距離が近距離であれば、検出長Liの割合Pi(%)に検出長Lrの割合Pr(%)より大きな補正係数をかけて割合Pi(%)が大きくなるように補正し、遠距離になれば、検出長Lrの割合Pr(%)に検出長Liの割合Pi(%)より大きな補正係数をかけて割合Pr(%)が大きくなるように補正し、精度の高い方の検出長Li、Lrを多く利用することによって、障害物の横幅、横幅と高さの一層精度の高い検出が行える。
そして、カメラ4はステレオカメラ等であってもよく、レーダ5がミリ波レーダ等であってもよいのは勿論であり、データマップが図3のデータマップMPと異なるマップ形状であってもよく、ECU6の障害物検出のプログラムが図2と異なる処理手順のプログラムであってもよい。
そして、本発明は、先進安全自動車の障害物認識だけでなく、自動ブレーキシステム、ブレーキアシストシステム等を搭載した車両の障害物認識に適用することができる。
ところで、図1のカメラ4、レーダ5等を、追従走行制御のセンサとして兼用し、自車1の装備部品数を少なくする場合にも適用できる。
本発明の一実施形態のブロック図である。 図1の動作説明用のフローチャートである。 図1の動作説明用のデータマップの模式図である。
符号の説明
1 自車
4 カメラ
5 レーダ
6 ECU

Claims (16)

  1. 自車前方のレーダ探査結果により自車前方の障害物の横幅のレーダ側検出長をくり返し算出し、
    自車前方の撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅の画像側検出長をくり返し算出し、
    前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、前記障害物の横幅検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定し、
    前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅を検出することを特徴とする障害物検出方法。
  2. 自車前方のレーダ探査結果により障害物の横幅及び高さのレーダ側検出長をくり返し算出し、
    自車前方の撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅及び高さの画像側検出長をくり返し算出し、
    前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値との比に基づき、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定し、
    前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅及び高さを検出することを特徴とする障害物検出方法。
  3. レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比が、レーダ探査、撮影画像それぞれの固有の検出分散特性によって補正した前記両分散値の比であることを特徴とする請求項1または2に記載の障害物検出方法。
  4. レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、前記両検出長の分散値の比に基く採用割合が予め設定されたデータマップから決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の障害物検出方法。
  5. レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値とを、自車と障害物との距離に応じて補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の障害物検出方法。
  6. レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、走行環境の気象条件、撮影照明条件等の検出条件によって補正することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の障害物検出方法。
  7. 障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を、一定時間だけくり返して更新することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の障害物検出方法。
  8. 障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を、レーダ側検出長、画像側検出長の分散値がほぼ収束するまでくり返して更新することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の障害物検出方法。
  9. 自車前方を探査するレーダと、
    自車前方を撮影するカメラと、
    前記レーダの探査結果により自車前方の障害物の横幅のレーダ側検出長をくり返し算出し、前記カメラの撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅の画像側検出長をくり返し算出する検出長演算手段と、
    前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値とを算出し、前記両分散値の比に基づいて前記障害物の横幅検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定する割合決定手段と、
    前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅を検出する検出処理手段とを備えたことを特徴とする障害物検出装置。
  10. 自車前方を探査するレーダと、
    自車前方を撮影するカメラと、
    前記レーダの探査結果により自車前方の障害物の横幅及び高さのレーダ側検出長をくり返し算出し、前記カメラの撮影画像の画像処理により前記障害物の横幅及び高さの画像側検出長をくり返し算出する検出長演算手段と、
    前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長の分散値と前記画像側検出長の分散値とを算出し、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記両検出長の分散値の比に基づき、前記障害物の横幅及び高さそれぞれの検出に採用する前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との割合を決定する割合決定手段と、
    前記障害物の横幅及び高さそれぞれの前記レーダ側検出長と前記画像側検出長との決定した割合ずつの加算により、前記障害物の横幅及び高さを検出する検出処理手段とを備えたことを特徴とする障害物検出装置。
  11. レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比が、レーダ探査、撮影画像それぞれの固有の検出分散特性によって補正した前記両分散値の比であることを特徴とする請求項9または10に記載の障害物検出装置。
  12. 割合決定手段にレーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値との比に基く採用割合が予め設定されたデータマップを保持し、前記両検出長の採用割合を前記データマップから決定することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の障害物検出装置。
  13. 割合決定手段に、レーダ側検出長の分散値と画像側検出長の分散値とを、自車と障害物との距離に応じて補正する機能を備えたことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の障害物検出装置。
  14. 割合決定手段に、レーダ側検出長と画像側検出長との採用割合を、走行環境の気象条件、撮影照明条件等の検出条件によって補正する機能を備えたことを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の障害物検出装置。
  15. 検出処理手段により、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出を一定時間だけくり返して更新することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の障害物検出装置。
  16. 検出処理手段により、障害物の横幅の検出又は横幅及び高さの検出をレーダ側検出長、画像側検出長の分散値がほぼ収束するまでくり返して更新することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の障害物検出装置。
JP2004104512A 2004-03-31 2004-03-31 障害物検出方法及び障害物検出装置 Expired - Fee Related JP4255398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104512A JP4255398B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 障害物検出方法及び障害物検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004104512A JP4255398B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 障害物検出方法及び障害物検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005291805A JP2005291805A (ja) 2005-10-20
JP4255398B2 true JP4255398B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=35324911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004104512A Expired - Fee Related JP4255398B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 障害物検出方法及び障害物検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4255398B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110364029A (zh) * 2019-08-27 2019-10-22 台州路桥南瑞智能装备科技有限公司 一种船舶高度检测警报装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105247592B (zh) * 2013-05-31 2017-07-07 丰田自动车株式会社 车辆的驾驶支援装置及车辆的驾驶支援方法
CN113325832B (zh) * 2020-02-28 2023-08-11 杭州萤石软件有限公司 一种可移动机器人避障方法以及可移动机器人

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3212218B2 (ja) * 1994-05-26 2001-09-25 三菱電機株式会社 車両用障害物検出装置
JP3230642B2 (ja) * 1995-05-29 2001-11-19 ダイハツ工業株式会社 先行車検出装置
JP3913911B2 (ja) * 1998-10-19 2007-05-09 本田技研工業株式会社 車両の障害物検知装置
JP3669205B2 (ja) * 1999-05-17 2005-07-06 日産自動車株式会社 障害物認識装置
JP2003172780A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Daihatsu Motor Co Ltd 前方車両の認識装置及び認識方法
JP3925332B2 (ja) * 2002-07-04 2007-06-06 日産自動車株式会社 車両用外界認識装置
JP3985615B2 (ja) * 2002-07-16 2007-10-03 日産自動車株式会社 前方車両追跡システムおよび前方車両追跡方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110364029A (zh) * 2019-08-27 2019-10-22 台州路桥南瑞智能装备科技有限公司 一种船舶高度检测警报装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005291805A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2734643C1 (ru) Способ помощи при парковке для устройства помощи при парковке и устройство помощи при парковке
JP4763250B2 (ja) 物体検出装置
JP6649738B2 (ja) 駐車区画認識装置、駐車区画認識方法
US9940529B2 (en) Parking space recognition apparatus and parking space recognition system
JP6137081B2 (ja) 車載機器
US10166923B2 (en) Image generation device and image generation method
JP2018180941A (ja) 傾斜検出装置
US10099617B2 (en) Driving assistance device and driving assistance method
JP6350596B2 (ja) 表示システム
JP2012058983A (ja) 車線推定装置
JP6642906B2 (ja) 駐車位置検出システム及びそれを用いた自動駐車システム
JP2010152873A (ja) 接近物体検知システム
JP2010146284A (ja) 車両用対象物検出装置及び車両用運転支援システム
CN111169381A (zh) 一种车辆影像显示方法、装置、车辆和存储介质
JP2018060422A (ja) 物体検出装置
JP3296055B2 (ja) 車載カメラを用いた距離検出装置
JP2007293672A (ja) 車両用撮影装置、車両用撮影装置の汚れ検出方法
US9967438B2 (en) Image processing apparatus
JP4255398B2 (ja) 障害物検出方法及び障害物検出装置
US20200342761A1 (en) Notification apparatus and in-vehicle device
JP7227112B2 (ja) 物体検出装置、走行制御システム、および走行制御方法
CN111477025B (zh) 信号灯盲区辅助***及其控制单元和控制方法
JP2018122633A (ja) 運転支援装置
JP2018073049A (ja) 画像認識装置、画像認識システム、及び画像認識方法
JP2010079706A (ja) 車両用対象物検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees