JP4254449B2 - 車載用音響システム - Google Patents

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Description

本発明は車載用音響システムに関し、詳細には前席側及び後席側において、音楽情報及び映像情報を出力可能な車載用音響システムに関する。
従来、車載用音響システムを構成する音響システムとして、車室内の前席側の前席用音響システムとは別に、後席側でもCD及びDVD等の音楽情報及び映像情報を楽しむことができる後席用音響システムが知られている。この後席用音響システムには、入力ソース(例えば、ラジオチューナ、CDドライブ、DVDドライブ及びTVチューナ等)の選択及び音量等を自由に調整できる操作リモコンと、操作リモコンによって選択された入力ソースから出力される音楽信号に応じた音楽情報を受聴するヘッドホンと、同じく入力ソースから出力される映像信号に応じた映像情報を表示する後席用ディスプレイとが備えられている。また、前席側に設けられた前席用音響システムにおいても、入力ソースの選択及び音量等を調整できる操作パネルと、操作パネルによって選択された入力ソースから出力される音楽信号に応じた音楽情報を出力するスピーカと、同じく入力ソースから出力される映像信号に応じた映像情報を表示する前席用ディスプレイとが備えられている。
そして、後席側の搭乗者は、操作リモコンを操作することにより、どの入力ソースの音楽情報及び映像情報を、ヘッドホン及び後席用ディスプレイから出力させるかを選択できる。また、既にヘッドホン及び後席用ディスプレイから出力されている音楽情報及び映像情報に係る入力ソースに対して、操作リモコンで操作指示を与えることで、その指示に基づいて変更された入力ソースの音楽情報及び映像情報が、ヘッドホンを通して受聴され、後席用ディスプレイに表示されるようになっている。
このような従来の車載用音響システムにおいて、例えば、前席側の操作パネルの操作指示とは無関係に、後席用の操作リモコンから入力ソースを選択して操作指示を行うことができるセパレートモードと、前席側の操作パネルの操作指示と後席側の操作リモコンの操作指示とが連動して、同一の入力ソースに対して操作指示を行うことができるフロントモードとの何れかが選択できるフロントモード選択キーを後席側の操作リモコンに備えた車載用音響システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車載用音響システムでは、後席側の搭乗者が、前席側の搭乗者の意志とは無関係にセパレートモード及びフロントモードの選択を自由に行うことができるので、後席側の搭乗者にとって非常に便利であった。
特開2002−133840号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車載用音響システムでは、後席に子供が乗るような場合、子供らが操作リモコンを使って遊ぶことが考えられ、誤ってフロントモードが選択されることがある。すると、前席側の搭乗者の意志とは無関係に、他の入力ソースの音楽情報及び映像情報がスピーカ又は前席用ディスプレイから突然出力され、前席側の搭乗者を驚かせるという問題点があった。また、フロントモード選択キーが、後席側の操作リモコンに設けられているので、後席側に子供が乗るような場合に予め予測される後席側での操作リモコンの誤操作を防ぐことができないという問題点があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、後席側の操作利便性を維持しながらも、後席側からのリモコンの誤操作によるシステムの誤動作を、前席側から防ぐことのできる車載用音響システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車載用音響システムは、複数の入力ソースの何れかを選択可能であって、当該選択された入力ソースに対応した音楽信号及び映像信号を複数の出力手段に出力可能な車載用音響システムにおいて、前記入力ソースを車室内の前席側から選択し、当該選択された入力ソースの動作の制御の指令を与える第1の操作手段と、前記入力ソースを車室内の後席側から選択し、当該選択された入力ソースの動作の制御の指令を与える第2の操作手段と、車室内に設けられ、前記第1の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した音楽信号により音楽情報が出力される前席側音響出力手段と、車室内の前席側に設けられ、前記第1の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した映像信号により映像情報が出力される前席側映像出力手段と、車室内の後席側に設けられ、前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した映像信号により映像情報が出力される後席側映像出力手段と、車室内の後席側に設けられ、前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した音楽信号により音楽情報が出力されるヘッドホンと、前記第1の操作手段にのみ設けられ、前記第1の操作手段又は前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応する音楽信号を、前記前席側音響出力手段と、前記ヘッドホンとに出力し、前記入力ソースに対応する映像信号を、前記前席側映像出力手段と、前記後席側映像出力手段とに出力可能な前後席連動モードにする指令を与える前後席連動モード指示手段とを備えている。
本発明の請求項1に記載の車載用音響システムによれば、第1の操作手段又は第2の操作手段によって選択された入力ソースに対応する音楽信号により音楽情報を、前席側音響出力手段と、ヘッドホンとから出力し、第1の操作手段又は第2の操作手段によって選択された入力ソースに対応する映像信号により映像情報を前席側映像出力手段と後席側映像出力手段とから出力させる前後席連動モードにする前後席連動モード指示手段は、第1の操作手段にのみ設けられている。したがって、第1の操作手段の前後席連動モード指示手段による指令がなければ、第2の操作手段からは前後席連動モードによる入力ソースの選択及び動作の制御をすることができないので、前席側の搭乗者の意志に反して、前席側音響出力手段と、前席側映像出力手段とから出力されていた音楽情報又は映像情報が、突然切り替わることがない。また、後席側に子供が搭乗し、子供による操作リモコンの誤操作による車載用音響システムの誤動作が予測される場合でも、第1の操作手段の前後席連動モード指示手段による指令がなければ、第2の操作手段からは前後席連動モードによる入力ソースの選択及び動作の制御をすることができないので、前後席連動モードによる第2の操作手段の誤操作による車載用音響システムの誤動作を防ぐことができる。
以下、本発明を車載用音響システム1に適応した一実施の形態について、図面に基づいて説明する。はじめに、本実施の形態の車載用音響システム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態の車載用音響システム1の構成を示したブロック図である。本実施の形態の車載用音響システム1では、車室内に配設された複数の各種入力ソースに対して、前席側及び後席側から選択及び操作指示を行うことが可能であり、自ら選択した入力ソースの映像及び音楽を、車室内に配設されたスピーカ、ヘッドホン及びディスプレイ等を通じて楽しむことができる。図1に示すように、車載用音響システム1は、車室内の前席側に配設された前席用音響システム2と、後席側に配設された後席用音響システム3とから構成されている。そして、車載用音響システム1には、入力ソースとして、CDドライブ8、MDドライブ9、ラジオチューナ10(AM、FM対応)、DVDドライブ29及びTVチューナ30を備えている。尚、車載用音響システム1の入力ソースに関しては、これらに限らず自由に変更可能である。
次に、前席用音響システム2の構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、前席用音響システム2は、前席用操作ユニット4と、オーディオアンプ20と、スピーカ21とから主に構成されている。前席用操作ユニット4は、図示しないが、車室内の前席側フロントパネルの略中央に嵌め込まれ、CDドライブ8及びMDドライブ9等の入力ソースと、映像情報及び文字情報が表示され、画面上のタッチ入力操作が可能な前席用ディスプレイ17等とが一体化したオーディオ兼操作ユニットとして形成されている。この前席用操作ユニット4には、車載用音響システム1全体の制御を行う制御部6が設けられ、制御部6は、中央演算処理装置としてのCPU6aと、CPU6aに接続され、車載用音響システム1が動作するための各種プログラムが記憶されているROM6bと、同じくCPU6aに接続され、各種データの書き込み及び呼び出しをすることができるRAM6cとから構成されている。
そして、図1に示すように、制御部6内に設けられたCPU6aには、各種データの伝送路として供されるバス7が接続され、バス7には、CDドライブ8と、MDドライブ9と、AM又はFM放送を受信可能なラジオチューナ10とが各々接続されている。さらに、バス7には、各種入力ソース(CDドライブ8,MDドライブ9,ラジオチューナ10,DVDドライブ29及びTVチューナ30)に対応して出力される映像データを受信し、受信した映像データを映像信号に変換して、後述する前席用ディスプレイ17の表示部18に向けて映像信号を送信する映像出力部13と、各種入力ソースから出力される音楽データを受信し、受信した音楽データを音楽信号に変換して、後述するオーディオアンプ20に出力する音声出力部15とが接続されている。
さらに、バス7には、入力検知部14が接続され、その入力検知部14には、前席用ディスプレイ17に設けられた正面視略長方形状の表示部18と、表示部18の外周枠に設けられた操作部22が接続されている。尚、表示部18は、上述した映像出力部13にも接続されている。この表示部18は、タッチ操作式の液晶ディスプレイであり、液晶の画面に表示される操作キーを指先等でタッチすると、その指先による押圧により入力検知部14がそれを検知して入力信号に変換し、バス7を介して制御部6に向けて入力信号が送信されるようになっている。また、表示部18は、映像出力部13から種々の映像信号が入力されることにより、後述するDVDドライブ29、TVチューナ30の映像を表示したり、各種情報(例えば、各入力ソースの設定画面、再生トラック数、再生経過時間、AM/FM放送受信時の受信周波数等)が表示されるようになっている。また、図示しないが、表示部18の外周枠に設けられた操作部22は、スピーカ21から出力される音声の音量や音質等を調整する調整ツマミ、入力ソースを選択可能な複数の入力ソース選択ボタン、カーナビゲーションシステムの設定を行う設定ボタン等が各種設けられている。
そして、図1に示すように、音声出力部15には、前席用操作ユニット4の外部に設けられたオーディオアンプ20が接続され、オーディオアンプ20には、車載用のスピーカ21が接続されている。このオーディオアンプ20は、各入力ソースからバス7を介して送られてくる微弱な音楽信号を受信し、所定レベルにまで増幅させて、スピーカ21から出力させている。尚、図示しないが、車載用音響システム1には、4つのスピーカ21が用意され、車室内の前席側に2つ、後席側に2つ設けられているが、スピーカ21の設置数又は設置位置に関してはこれに限らず自由に変更可能である。そして、4つのスピーカ21には、オーディオアンプ20が各々接続されており、各オーディオアンプ20は、音声出力部15に全て接続されている。
さらに、バス7には、後席用制御ユニット5と各種データの送受信を行う通信制御部19が接続されている。この通信制御部19は、制御部6のCPU6aから、バス7を介して出力される各種データを所定の通信フォーマットに変換し、後述する後席用制御ユニット5の通信制御部28に向けて出力する役割を果たしている。尚、図1の車載用音響システム1のブロック図に示す前席用ディスプレイ17が、「第1の操作手段」に相当し、スピーカ21が、「前席側音響出力手段」に相当し、前席用ディスプレイ17の表示部18が、「前席側映像出力手段」に相当する。
また、図1に示すように、前席用操作ユニット4のバス7には、カメラ制御ユニット50が、前席用操作ユニット4の外部から接続されている。このカメラ制御ユニット50は、自動車が後方にバックする際に使用される映像装置であり、車体の後部ガラス枠上部近傍に固定されたCCDカメラから出力される車体後部の映像信号を、前席用ディスプレイ17の表示部18に表示できるようになっている。尚、カメラ制御ユニット50から送信される車体後方の映像信号は、運転席のシフトレバーがバックギヤに挿入されると、バス7を介して映像出力部13に送信され、自動的に前席用ディスプレイ17の表示部18に表示されるようになっている。
次に、後席用音響システム3の構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、後席用音響システム3は、後席用制御ユニット5と、DVDドライブ29と、TVチューナ30と、後席用ディスプレイ38と、ヘッドホンジャックL43と、ヘッドホンジャックR44と、リモコン45と、ヘッドホン46とから構成されている。後席用制御ユニット5は、前席用操作ユニット4の制御部6のCPU6aから出力される制御信号にしたがって、DVDドライブ29及びTVチューナ30の動作の制御を行い、後席用ディスプレイ38等と各種信号の送受信を行う。そして、後席用制御ユニット5には、後席側制御部25が設けられ、後席側制御部25には、中央演算処理装置としてのCPU25aと、CPU25aに接続され、車載用音響システム1が動作するための各種プログラムが記憶されているROM25bと、同じくCPU25aに接続され、各種データの書き込み及び呼び出しをすることができるRAM25cとから構成されている。
そして、後席側制御部25内のCPU25aには、各種データの伝送路として供されるバス27が接続され、バス27には、入力ソース(CDドライブ8,MDドライブ9,ラジオチューナ10,DVDドライブ29及びTVチューナ)に対応して出力される映像データを受信し、受信した映像データを映像信号に変換して、後述する後席用ディスプレイ38の表示部39に向けて出力する映像出力部33と、入力ソースから出力される音楽データを受信し、受信した音楽データを音楽信号に変換して、後述するヘッドホン46,ヘッドホンジャックL43及びヘッドホンジャックR44に出力する音声出力部35と、後述するリモコン受信部40に入力されるリモコン45の入力信号を検知する入力検知部34とが接続されている。
さらに、図1に示すように、バス27には、通信制御部28が接続されており、通信制御部28には、前席用操作ユニット4の通信制御部19と接続されている。したがって、通信制御部28は、前席用操作ユニット4の通信制御部19から送信される所定の通信フォーマットに変換された制御信号を受信したり、後席側からのリモコン45により入力された入力信号を、前席用操作ユニット4の通信制御部19に送信する役割を果たしている。
そして、バス27には、DVDを再生可能なDVDドライブ29と、テレビ放送を受信、選局可能なTVチューナ30とが、後席用制御ユニット5の外部より接続されている。そして、TVチューナ30には、図示外のビデオデッキからの音楽信号及び映像信号を入力可能なVTR端子31が接続されている。尚、後席用制御ユニット5は、前席用操作ユニット4のように、入力ソースとは一体化して形成されておらず、DVDドライブ29及びTVチューナ30は、後席用制御ユニット5とは別の装置となっている。
さらに、図1に示すように、後席用制御ユニット5には、映像を表示する後席用ディスプレイ38が接続されている。本実施の形態の車載用音響システム1の後席用ディスプレイ38は、車室内の後席側の天井部に設けられており、後席側の搭乗者全員が、各種入力ソースに対応した映像を楽しむことができる。尚、後席用ディスプレイ38の設置場所又は設置数については、これに限らず自由に変更可能である。この後席用ディスプレイ38には、映像を表示する液晶パネルからなる表示部39と、ワイヤレス式のリモコン45から送信される入力信号を受信するリモコン受信部40と、ワイヤレス式のヘッドホン46に音楽信号を送信するヘッドホン信号送信部41とが設けられている。さらに、後席用ディスプレイ38に設けられた表示部39は、後席用制御ユニット5の映像出力部33に接続され、リモコン受信部40は、後席用制御ユニット5の入力検知部34に接続され、ヘッドホン信号送信部41は、後席用制御ユニット5の音声出力部35に接続されている。
そして、後席用制御ユニット5の音声出力部35には、車室内の後席の各所定位置に設けられたヘッドホンジャックL43、ヘッドホンジャックR44が各々接続されている。ヘッドホンジャックL43は、車室内後席の左側の所定位置に設けられ、外部のヘッドホン(図示外)の端子をヘッドホンジャックL43に挿入することにより、音声出力部35から出力される音楽信号を受聴する。また、ヘッドホンジャックR44は、車室内後席の右側の所定位置に設けられ、外部のヘッドホン(図示外)の端子をヘッドホンジャックR44に挿入することにより、音声出力部35から出力される音楽信号を受聴できる。尚、本実施の形態の車載用音響システム1では、ヘッドホンジャックは後席側に2個設けられているが、この数に限られず、多くしても少なくしてもよい。尚、図1の車載用音響システム1のブロック図に示すリモコン45が、「第2の操作手段」に相当し、後席用ディスプレイ38の表示部39が、「後席側映像出力手段」に相当する。
また、後席用制御ユニット5のバス27には、後席用音響システム3とは別に設けられたカーナビゲーション制御ユニット51が接続されており、カーナビゲーションの設定画面及び地図画面等が、前席用ディスプレイ17の表示部18及び後席用ディスプレイ38の表示部39に各々表示されるようになっている。そして、前席用ディスプレイ17及び後席側のリモコン45の何れからでもカーナビゲーション制御ユニット51の設定を行うことが可能となっている。尚、運転中は、事故防止のため、運転中でのカーナビゲーション制御ユニット51の操作はできないようになっている。
次に、前席用操作ユニット4の表示部18に表示される設定画面について、図2を参照して説明する。図2は、設定画面が表示された表示部18の正面図である。上述したように、表示部18は、タッチパネル式の液晶ディスプレイであり、表示部18に表示される各種設定ボタンに指先が触れることで、その押圧を入力検知部14が検知して、入力信号に変換し、その入力信号が制御部6(図1参照)に送信されるようになっている。例えば、前席用ディスプレイ17の操作部22に設けられた設定画面切換ボタン(図示外)を押すと、図2に示すように、各種機能を設定するための一設定画面が略長方形状の表示部18に表示される。表示部18に表示された設定画面の右上には、後述する前後席連動モードに設定する前後席連動設定ボタン60が表示され、前後席連動設定ボタン60の右隣には、設定を完了する設定完了ボタン61が表示されている。前後席連動設定ボタン60に指先を触れることにより、前後席連動モードが選択され(「オン状態」)、さらにもう一度指先で触れることにより、前後席連動モードが解除された前後席独立モード状態(「オフ状態」)となる。尚、前後席連動モードが選択されると、前後席連動設定ボタン60には「前後席連動」と表示され、前後席連動モードが解除されると、前後席連動設定ボタン60には「前後席独立」と表示される。
さらに、図2に示すように、表示部18に表示された設定画面の上部から、オーディオ・エアコン・情報の操作画面継続表示アイコン62と、背景色アイコン63と、車両警告表示アイコン64とが表示されている。そして、操作画面継続表示アイコン62の右側には、オーディオ,エアコン及び各種情報の操作画面を継続して表示部18に表示させるか否かを選択する選択ボタン62a,62bが表示され、背景色アイコン63の右側には、表示部18の背景色を4色(グリーン、ブルー、グレー、ベージュ)から1色を選択可能なグリーン選択ボタン63aと,ブルー選択ボタン63bと,グレー選択ボタン63cと,ベージュ選択ボタン63dとが表示されている。さらに、車両警告表示アイコン64の右側には、燃料切れ及びオイル切れ等の車両異常が発生した場合に、表示部18に警告表示をさせるか否かを選択する選択ボタン64a,64bが表示されている。
そして、図2に示すように、表示部18に表示されている設定画面の下部の左側には、インターネットに接続し、ニュース、株価、天気等の最新情報を表示したり、メールの送受信を行うことができるインターネット通信設定ボタン65が表示され、インターネット通信設定ボタン65の右隣には、オイル、ブレーキパッド等の交換日を予め設定しておき、その設定日になると、表示部18にそれらの交換を運転者に促す図柄又は文字を表示するための設定を行う保守点検設定ボタン66が表示されている。
次に、後席側のリモコン45について、図3を参照して説明する。図3は、リモコン45の外観構成を示した平面図である。図3に示すように、リモコン45は、後席側の搭乗者が、各種入力ソースに対して操作指示をするためのものである。略直方体状の筐体であるリモコン45の上面部には、略長方形状の操作設定部105が設けられ、操作設定部105には、各種入力ソースを選択し、チャンネルや音量、音質等を調整する操作ボタンや、カーナビゲーション制御ユニット51の設定を行う設定ボタン等が設けられている。
そして、図3に示すように、操作設定部105の上部には、カーナビゲーション制御ユニット51(図1参照)に対して操作及び設定を行う各種ボタンが設けられており、詳細には、現在地を表示又は設定する現在地設定ボタン70と、設定メニューを表示するメニューボタン71と、目的地を設定する目的地設定ボタン72と、後席でカーナビゲーションの設定を開始する際の電源ボタン73と、カーソルを表示させるカーソルボタン74とで構成されている。また、カーソルボタン74の下方には、カーナビゲーションの地図上に表示されるポインタの位置を上下左右に移動させたり、目的地(行き先)にポインタ位置を合わせて、目的地を決定したりする等の操作が容易にできるジョグポインタ101が設けられている。
さらに、操作設定部105の上部の左端近傍には、ヘッドホン46から出力される音量を下げる音量ダウンボタン75と、音量を上げる音量アップボタン76とが並列して設けられ、その下方には、CDやMD等のディスクを選択するシークダウンボタン77と,シークアップボタン78とが並列して設けられ、その下方には、ラジオチューナ10のAM放送又はFM放送の受信周波数を調整したり、CD、MDなどの再生トラックを選択したりするシークダウンボタン79と、シークアップボタン80とが並列して設けられている。
そして、図3に示すように、操作設定部105の略中央の左端近傍には、後席側の後席用ディスプレイ38,ヘッドホン46からの出力を停止する後席側電源オフボタン81が設けられ、後席側電源オフボタン81の右隣には、複数の入力ソースからCDドライブ8又はMDドライブ9を選択するオーディオボタン82が設けられている。尚、オーディオボタン82は1回押されると、CDドライブ8が選択され、もう1回押されるとMDドライブ9が選択されるようになっている。さらに、オーディオボタン82の右隣には、インターネットに接続し、ニュース、株価、天気等の最新情報を表示できる情報ボタン83が設けられ、情報ボタン83の右隣には、後席用ディスプレイ38の表示部39の画質を調整する設定画面に切換可能な画質ボタン84が設けられている。そして、後席側電源オフボタン81の真下には、複数の入力ソースからDVDドライブ29を選択するDVDボタン85が設けられ、DVDボタン85の右隣には、表示部39にビデオ入力画面を表示するビデオボタン86が設けられ、ビデオボタン86の右隣には、複数の入力ソースからTVチューナ30を選択するTVボタン87が設けられている。さらに、TVボタン87の右隣には、主音声又は副音声の切換えが可能な主音声・副音声切換ボタン88が設けられている。
そして、図3に示すように、DVDボタン85の下方には、DVDドライブの操作に関する周知の各種設定ボタンが設けられており、設定メニューボタン89と、トップメニューボタン90と、リターンボタン91と、初期設定ボタン92と、字幕設定ボタン93と、音声設定画面を表示させる音声設定ボタン94と、表示アングルの切換可能なアングル切換ボタン95と、サーチボタン96とが設けられている。さらに、操作設定部105の最下端部近傍には、巻き戻しボタン97と、一時停止ボタン98と、再生ボタン99と、早送りボタン100とが並列に設けられている。
次に、上記構成を備えた車載用音響システム1の動作について、図1乃至図3を参照して説明する。まず、前後席連動モードが「オフ」状態の場合について説明する。前後席連動モードが「オフ」状態の場合は、前席用音響システム2と、後席用音響システム3とは各々独立した状態となり、前席側と後席側とで、別々の音楽(映画、ドラマ等の音声を含む)又は映像(映画)等を鑑賞する場合にこのモードが「オフ」される。例えば、図2に示すように、前席用操作ユニット4の前席用ディスプレイ17の表示部18の「前後席連動」と表示されている前後席連動設定ボタン60に、前席側搭乗者が指先でタッチすると、図1に示すように、その押圧を入力検知部14が検知して入力信号に変換する。そして、その入力信号は、入力検知部14によって、制御部6のCPU6aに送信される。次いで、CPU6aは、その送信された入力信号に基づき、それまで設定されていた前後席連動モードを解除し、前後席連動モードが解除されたことを前席側搭乗者に報知するための指令を表示部18に送信する。そして、表示部18では、前後席連動設定ボタン60を、「前後席独立」と表示させ、前後席連動モードが「オフ」状態となったことを前席側の搭乗者に報知する。
次に、前席側の搭乗者が、前席用操作ユニット4の前席用ディスプレイ17の操作部22に設けられたCD選択ボタン(図示外)を押して、CDドライブ8を選択した場合、図1に示すように、CDドライブ8が選択されたことを、入力検知部14が検知し、それを入力信号に変換して、バス7を介して、制御部6のCPU6aに送信する。そして、CPU6aは、その入力信号に基づいて、CDドライブ8に向けて制御信号を送信し、CDドライブ8はその制御信号に基づいて動作を開始する。さらに、CPU6aは、CDドライブ8に挿入されているCD(図示外)に関する情報を読み出し、その情報(例えば、収納トラック数、経過時間、再生トラック番号等)を示す画面を表示させる映像信号を、映像出力部13に出力させ、表示部18に表示させる。
そして、CDが挿入されたCDドライブ8から出力される音楽信号は、バス7を介して音声出力部15に送信され、音声出力部15に送信された音楽信号は、オーディオアンプ20に送信される。オーディオアンプ20では、送信された音楽信号を所定レベルまで増幅し、車室内の前席及び後席に各々設けられたスピーカ21より音声が出力される。
次に、前後席連動モードが「オフ」状態中に、後席側のリモコン45によって、入力ソースが選択された場合の車載用音響システム1の動作について説明する。例えば、後席側搭乗者によって、リモコン45(図3参照)のDVDボタン85が押されると、図1に示すように、リモコン45から送信された入力信号は、後席用ディスプレイ38に設けられたリモコン受信部40によって受信され、リモコン受信部40に受信された入力信号は、後席用制御ユニット5の入力検知部34に送信される。そして、入力検知部34は、送信された入力信号をバス27を介して通信制御部28に送信する。次いで、通信制御部28では、送信された入力信号が所定の通信フォーマットに変換され、前席用操作ユニット4の通信制御部19に送信される。通信制御部19に送信された入力信号は、バス7を介して、制御部6のCPU6aに送信され、前後席連動モード中か否かが判断される。
そして、CPU6aは、前後席連動モードが「オフ」状態であると判断すると、CPU6aは、バス7、通信制御部19,通信制御部28,バス27を介して、後席側制御部25のCPU25aに向けて制御信号を送信する。制御信号を受信したCPU25aは、その制御信号に基づいて、入力ソースであるDVDドライブ29に向けて制御信号を送信すると、DVDドライブ8はその制御信号に基づいて動作を開始する。次いで、DVDが挿入されたDVDドライブ29から出力される音楽信号は、バス27を介して音声出力部35に送信され、音声出力部35に送信された音楽信号は、ヘッドホン信号送信部41に送信され、ワイヤレス式のヘッドホン46に音楽信号が送信されると、ヘッドホン46にてDVDに対応した音声を受聴することができる。また、DVDドライブ29から出力される映像信号は、バス27を介して映像出力部33に送信され、映像出力部33に送信された映像信号は、後席用ディスプレイ38の表示部39に出力され、表示部39にDVDの映像が表示される。
次に、前後席連動モードが「オン」状態の場合の車載用音響システム1の動作について、図1乃至図3を参照して説明する。前後席連動モードが「オン」状態は、前席用音響システム2と、後席用音響システム3とは連動して動作する状態となり、前席側と後席側とで、同一の音楽(映画、ドラマ等の音声を含む)又は映像(映画)等を鑑賞する場合に選択される動作モードである。例えば、図1に示すように、前席用ディスプレイ17の表示部18に表示させた設定画面の前後席連動設定ボタン60(図2参照)に、前席側の搭乗者が指先でタッチすると、その押圧を入力検知部14が検知して入力信号に変換する。そして、その入力信号は、バス7を介して、入力検知部14から制御部6のCPU6aに送信される。
次いで、図1に示すように、CPU6aは、その送信された入力信号に基づき、それまで解除されていた前後席連動モードを「オン」状態に設定して、前後席連動モードが設定されたことを前席側搭乗者に報知するための制御信号を表示部18に送信する。そして、表示部18では、前後席連動設定ボタン60に「前後席連動」と表示させて、前後席連動モードが「オン」状態となったことを前席側の搭乗者に報知する。尚、この前後席連動設定ボタン60は、前席用ディスプレイ17の表示部18に表示される設定画面にしか設けられていないので、前席側の搭乗者のみ、前後席連動モードの設定が可能である。
そして、前席側の搭乗者が、前席用操作ユニット4の前席用ディスプレイ17の操作部22に設けられたオーディオ選択ボタン(図示外)を押して、CDドライブ8を選択した場合、操作部22でCDドライブ8が選択されたこと入力検知部14によって検知され、その入力信号はバス7を介して、制御部6のCPU6aに送信される。そして、CPU6aは、その入力信号に基づいて、CDドライブ8に向けて制御信号を送信し、CDドライブ8はその制御信号に基づいて動作を開始する。さらに、CPU6aは、CDドライブ9に挿入されているCD(図示外)に関する情報を読み出し、その情報(例えば、収納トラック数、経過時間、再生トラック番号等)を示す画面を表示させる映像信号を、映像出力部13に出力させ、表示部18に表示させる。また、その映像信号は、通信制御部19にも送信され、通信制御部19に送信された映像信号は、後席用制御ユニット5の通信制御部28、バス27を介してCPU25aに送信され、表示部39にもCD(図示外)に関する情報を表示させる。
そして、図1に示すように、CDが挿入されたCDドライブ8から出力される音楽信号は、バス7を介して音声出力部15と、通信制御部19に送信される。音声出力部15に送信された音楽信号は、オーディオアンプ20に送信され、車室内の前席及び後席に各々設けられたスピーカ21より音声(例えば、音楽等)が出力される。また、通信制御部19に送信された音楽信号は、通信制御部28,バス27を介して後席側制御部25のCPU25aに送信される。そして、CPU25aによって、バス27を介して音声出力部35に音楽信号が送信され、さらにヘッドホン信号送信部41を介して、ワイヤレス式のヘッドホン46に音楽信号が送信されることにより、スピーカ21から出力される音楽(音声)と同一の音楽(音声)がヘッドホン46から出力される。
また、前後席連動モードが「オン」状態中に、後席側の操作リモコンから操作指示がされた場合も、車載用音響システム1は、上記の表示部18から操作された場合と同様の動作を行う。例えば、後席側の搭乗者によって、リモコン45(図3参照)のDVDボタン85が押されると、リモコン45から送信された入力信号は、後席用ディスプレイ38に設けられたリモコン受信部40によって受信され、リモコン受信部40に受信された入力信号は、後席用制御ユニット5の入力検知部34に送信される。そして、入力検知部34に送信された入力信号は、バス27を介して通信制御部28に送信される。次いで、通信制御部28では、送信された入力信号を所定の通信フォーマットに変換し、前席用操作ユニット4の通信制御部19に送信する。通信制御部19に送信された入力信号は、バス7を介して、制御部6のCPU6aに送信され、前後席連動モード中か否かが判断される。
そして、CPU6aは、前後席連動モードが「オン」状態であると判断すると、CPU6aは、バス7、通信制御部19,通信制御部28,バス27を介して、後席側制御部25のCPU25aに向けて制御信号を送信する。制御信号を受信したCPU25aは、その制御信号に基づいて、入力ソースであるDVDドライブ29に向けて、バス27を介して制御信号を送信すると、DVDドライブ29はその制御信号に基づいて動作を開始する。
次いで、図1に示すように、DVDが挿入されたDVDドライブ29から出力される音楽信号は、バス27を介して音声出力部35と、通信制御部28に送信される。そして、音声出力部35に送信された音楽信号は、ヘッドホン信号送信部41に送信され、その音楽信号がヘッドホン46に送信される。また、通信制御部28に送信された音楽信号は、通信制御部19,バス7を介して、音声出力部15に送信される。よって、DVDドライブ29から出力された音楽信号は、ヘッドホン46だけでなく、スピーカ21からも出力される。また、DVDドライブ29から出力される映像信号も同様に、バス27を介して映像出力部33と、通信制御部28に送信される。映像出力部33に送信された映像信号は、表示部39に出力する。通信制御部28に送信された映像信号は、通信制御部19,バス7を介して、映像出力部13に送信される。よって、DVDドライブ8から出力された映像信号は、後席用ディスプレイ38の表示部39だけでなく、前席用ディスプレイ17の表示部18からも出力される。尚、図1の車載用音響システム1のブロック図に示す制御部6のCPU6aと、図2の表示部18の正面図に示す前後席連動設定ボタン60とが、「前後席連動モード指示手段」に相当する。また、図1の車載用音響システム1のブロック図に示す制御部6のCPU6aは、前後席連動モードの切換えを制御する切換制御手段としての機能も備えている。
次に、前後席連動モード中の、リヤ席側のリモコン45から操作可能な入力ソースについて、図1、図4及び図5を参照して説明する。図4は、前後席連動モードが「オフ」状態の場合において、リモコン45が独立して操作可能な入力ソースを示す表であり、図5は、前後席連動モードが「オン」状態の場合において、リモコン45から操作可能な入力ソースを示す表である。尚、図中の「○」は「操作可能」、「×」は「操作不可能」、「◎」は「同一チャンネル(同一ソフト)なら操作可能」を示す。
まず、前後席連動モードが「オフ」状態中において、リモコン45で独立して操作可能な入力ソースについて、図4を参照して説明する。図1及び図4に示すように、前席用操作ユニット4にて、例えば、ラジオチューナ10が使用されている場合、ラジオチューナ10以外のCDドライブ8,MDドライブ9,TVチューナ30及びDVDドライブ29は、後席側のリモコン45で独立して操作できる。しかし、リモコン45でラジオチューナ10を選択しても、前席用操作ユニット4が、AM放送(又はFM放送)を受信している場合は、リモコン45からはFM放送を選択して操作することはできない。よって、後席側のリモコン45がラジオチューナ10で選択できるのは、前席用操作ユニット4で使用されているAM放送と同一のチャンネル(前席側で受信している)のみである。また、この場合、ラジオチューナ10は前席用操作ユニット4の制御下にあるので、ヘッドホン46から受聴できるAM放送の受信局を変更したりする等の操作はできない。
また、図1及び図4に示すように、前席用操作ユニット4にて、CDドライブ8が使用されている場合、CDドライブ8以外のラジオチューナ10,MDドライブ9,TVチューナ30及びDVDドライブ29は、後席側のリモコン45で独立して操作できる。また、リモコン45でCDドライブ8を選択しても、ヘッドホン46から受聴できるのは、前席用操作ユニット4で使用されているCDドライブ8が、現在再生している曲の音声のみである。したがって、後席側のリモコン45からは、CDドライブ8を途中で停止したり、再生トラックを先に進めたりする等の操作はできない。
そして、MDドライブ9、TVチューナ30、DVDドライブ29の何れかが前席用操作ユニット4で使用されている場合も同様に、前席用操作ユニット4が使用する入力ソースと異なる入力ソースであれば、後席側のリモコン45からの選択及び操作が可能である。また、リモコン45で、前席用操作ユニット4と同一の入力ソースを選択した場合は、前席用操作ユニット4が使用する同一のチャンネル又は同一のソフト(例えば、MDドライブ9によって再生されている曲、DVDによって再生されている音声及び映像等)のみ、ヘッドホン46及び後席用ディスプレイ38の表示部39には出力される。したがって、後席側のリモコン45からは、MDドライブ9又はDVDドライブ29等を途中で停止したり、再生トラックを先に進めたりする等の操作はできない。
次に、前後席連動モードが「オン」状態中において、後席側のリモコン45から操作可能な入力ソースについて、図1及び図5を参照して説明する。図5に示すように、前後席連動モードが「オン」状態の場合は、前席用操作ユニット4にて使用される入力ソースと同一の入力ソースを、後席側のリモコン45で選択して操作することができる。よって、前席用操作ユニット4又はリモコン45によって選択された入力ソースの音声(音楽)は、スピーカ21とヘッドホン46とから出力され、映像は、前席用ディスプレイ17の表示部18と、後席用ディスプレイ38の表示部39に出力される。そして、前席用操作ユニット4及びリモコン45の何れからでも、入力ソースの切換(例えば、ラジオチューナ10からCDドライブ8に切換)を自由に行うことができる。例えば、前席用操作ユニット4でDVDドライブ29が選択された場合は、DVDドライブ29に挿入されたDVDに記憶された音声は、スピーカ21と、ヘッドホン46とから出力され、DVDの映像は、前席用ディスプレイ17の表示部18と、後席用ディスプレイ38の表示部39とから出力される。そして、前席用操作ユニット4で操作されているDVDドライブ29は、後席側のリモコン45からも操作ができ、例えばDVDドライブ29の再生トラックを先に進めたり、途中で停止したりする等の操作を行うことができる。尚、この前後席連動モードは、前席用操作ユニット4でのみ設定可能であり、後席側のリモコン45では設定できない。したがって、後席側に子供が乗るような場合に前後席連動モードを設定すると、子供がリモコン45を誤って押してしまった場合に、今までスピーカ21に出力されていた音声、及び前席用ディスプレイ17に表示されていた映像が突然切り替わってしまい、前席側の搭乗者を驚かせてしまうため、予め前席側で前後席連動モードを「オフ」状態に設定すれば、このようなリモコン45の誤操作を未然に防ぐことができる。
以上、説明したように、本発明の一実施の形態の車載用音響システム1は、前席用音響システム2と後席用音響システム3とが連動して、同一の入力ソースから出力される音楽信号及び映像信号を制御することができる前後席連動モードに設定可能な前後席連動設定ボタン60が、前席用操作ユニット4の前席用ディスプレイ17に設けられた表示部18に表示される設定画面にのみ設けられているので、後席側のリモコン45からは前後席連動モードに設定できない。したがって、後席側に子供らが搭乗した場合には、前席側で前後席連動モードを「オフ」状態に設定し、後席側に搭乗する子供らによってリモコン45の操作ボタンが誤って押されても、前席側の前席用ディスプレイ17の表示部18に出力されていた映像が突然切り替わることがなく、また、スピーカ21から出力されていた音声(音楽)も突然切り替わることがないので、リモコン45の誤操作による車載用音響システム1の誤動作を予め防止することができる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、各種の変形が可能である。例えば、車載用音響システム1の前席用操作ユニット4に設けられた前席用ディスプレイ17の表示部18上に表示される前後席連動設定ボタン60に変えて、操作部22上に前後席連動設定ボタンを設けてもよく、前席側に操作リモコンを設け、その操作リモコン上に前後席連動設定ボタンを設けてもよい。また、後席側のリモコン45の各種操作ボタンに変えて、後席用ディスプレイ38の表示部39に各種操作ボタンを表示させるようにしてもよい。
本発明の車載用音響システムは、ワンボックスカー、セダン、クーペ、ステーションワゴン、バン、バス、トラック等の前席及び後席が各々設けられた各種車両に適用できる。
本実施の形態の車載用音響システム1の構成を示したブロック図である。 設定画面が表示された表示部18の正面図である。 リモコン45の外観構成を示した平面図である。 前後席連動モードが「オフ」状態の場合において、リモコン45が独立して操作可能な入力ソースを示す表である。 前後席連動モードが「オン」状態の場合において、リモコン45から操作可能な入力ソースを示す表である。
符号の説明
1 車載用音響システム
4 前席用操作ユニット
5 後席用制御ユニット
6 制御部
6a CPU
17 前席用ディスプレイ
18 表示部
21 スピーカ
22 操作部
38 後席用ディスプレイ
39 表示部
45 リモコン
46 ヘッドホン
60 前後席連動設定ボタン

Claims (1)

  1. 複数の入力ソースの何れかを選択可能であって、当該選択された入力ソースに対応した音楽信号及び映像信号を複数の出力手段に出力可能な車載用音響システムにおいて、
    前記入力ソースを車室内の前席側から選択し、当該選択された入力ソースの動作の制御の指令を与える第1の操作手段と、
    前記入力ソースを車室内の後席側から選択し、当該選択された入力ソースの動作の制御の指令を与える第2の操作手段と、
    車室内に設けられ、前記第1の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した音楽信号により音楽情報が出力される前席側音響出力手段と、
    車室内の前席側に設けられ、前記第1の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した映像信号により映像情報が出力される前席側映像出力手段と、
    車室内の後席側に設けられ、前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した映像信号により映像情報が出力される後席側映像出力手段と、
    車室内の後席側に設けられ、前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応した音楽信号により音楽情報が出力されるヘッドホンと、
    前記第1の操作手段にのみ設けられ、前記第1の操作手段又は前記第2の操作手段によって選択された前記入力ソースに対応する音楽信号を、前記前席側音響出力手段と、前記ヘッドホンとに出力し、前記入力ソースに対応する映像信号を、前記前席側映像出力手段と、前記後席側映像出力手段とに出力可能な前後席連動モードにする指令を与える前後席連動モード指示手段と
    を備えたことを特徴とする車載用音響システム。
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