JP4253980B2

JP4253980B2 - Vehicle door seal structure

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Publication number: JP4253980B2
Application number: JP2000019293A
Authority: JP
Inventors: 輝仁後藤
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2000-01-27
Filing date: 2000-01-27
Publication date: 2009-04-15
Anticipated expiration: 2020-01-27
Also published as: JP2001206070A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアに形成されたウインドウフレーム内に収容されるガラスランを用いて車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種のシール構造としては、例えば以下に示すものがある。
すなわち、図７に示すように、車両のドア１０１は、ウインドウガラス１０２によって開閉される開口部が設けられている。その開口部の両側辺部及び上辺部に沿って、例えばドア１０１のインナレインホース１０３、ガーニッシュ１０４が折曲形成されてなる断面略コ字状のウインドウフレーム１０５が形成されている。このウインドウフレーム１０５に沿ってウインドウガラス１０２の周囲を囲むようにガラスラン１０６が配設されている。このガラスラン１０６は、対向する一対の側辺部とその側辺部の上端部を連結する上辺部とが一体に形成されている。
【０００３】
また、このガラスラン１０６は、底壁部１０７と、その底壁部１０７の両端から延びる一対の側壁部１０８とからなる本体部１０９を有し、断面略コ字状に形成されている。両側壁部１０８には、一対のガラスシール部１１０が前記本体部１０９内に向かって延びるように形成されている。車外側のガラスシール部１１０ａは、車外側側壁部１０８ａの先端部から延びるように形成されている。一方、車内側のガラスシール部１１０ｂは、車内側側壁部１０８ｂのほぼ中央部から延びるように形成されている。また、車内側側壁部１０８ｂにおいて、その先端部と車内側のガラスシール部１１０ｂの基端部との間には延長部１１１が形成されている。また、各側壁部１０８ａ，１０８ｂには、外方に向かって延びる保持リップ１１２が形成されている。
【０００４】
そして、この保持リップ１１２を前記ウインドウフレーム１０５に係合させることにより、ガラスラン１０６の本体部１０９をウインドウフレーム１０５内に保持するようになっている。
【０００５】
そして、前記ガラスシール部１１０がウインドウガラス１０２の内外両側面に弾性的に当接して、ウインドウガラス１０２の移動を案内するとともに、ウインドウガラス１０２が閉止された状態では、そのウインドウガラス１０２の車内側と車外側とがシールされる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来構成においては、ウインドウガラス１０２を僅かに開けた状態で前記ドア１０１を強く開閉すると、慣性力によってウインドウガラス１０２の上端部が揺られることがある。このとき、ウインドウガラス１０２の上端部がガラスラン１０６域内でガラスシール部１１０から外れた位置に存在すると、その上端部の一部が側壁部１０８に衝突することになる。ここで、ガラスラン１０６は、例えば、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体（ＥＰＤＭ）のソリッドゴムで形成されている。そして、このガラスラン１０６の側壁部１０８は、所定の剛性を有しているため、ウインドウガラス１０２の衝突による衝撃を完全に吸収することができず、その側壁部１０８がさらに金属製の前記インナレインホース１０３に衝突する。このときに、不快な衝突音が生じることがあるという問題があった。この問題は、前部ドアでは、ウインドウフレーム１０５の上縁の前端近傍、後部ドアではウインドウフレーム１０５の上縁の後端近傍で、ウインドウガラス１０２の揺れが大きく、特に生じやすかった。
【０００７】
また、このような問題は前記従来構成のような車内側側壁部１０８ｂに延長部１１１が形成されているものだけではなく、この延長部１１１が形成されていないガラスランにおいても生じることがあった。
【０００８】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的としては、ウインドウガラスを僅かに開けた状態でのドアの開閉に伴う衝突音を低減することのできる車両用ドアのシール構造を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、車両用ドアのシール構造に係る本願請求項１に記載の発明は、車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（２０）を収容し、同ガラスラン（２０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、前記ガラスラン（２０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、前記ガラスラン（２０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の内部に中空部を形成することで衝撃吸収手段（３５）が設けられ、前記衝撃吸収手段（３５）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを要旨とするものである。
【００１０】
この本願請求項１に記載の発明では、ガラスラン（２０）における車内側側壁部（２９）の延長部（３２）のうち、ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の内部に中空部を形成することで衝撃吸収手段（３５）を設けた。このため、ウインドウガラス（１２）の上端部が両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されてウインドウガラス（１２）の上端部が延長部（３２）に衝突する際には、延長部（３２）の弾性変形が衝撃吸収手段（３５）によって許容される。衝突の際の衝撃が吸収され、延長部（３２）のインナレインホース（１４）との衝突が抑制される。その結果、前記衝突により生じる衝突音を低減することができる。
【００１１】
また、本願請求項２に記載の発明は、車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（４０，５０）を収容し、同ガラスラン（４０，５０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、前記ガラスラン（４０，５０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、前記ガラスラン（４０，５０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の車内側面（４２）から延びて前記インナレインホース（１４）に当接するリップ部、及び同延長部（３２）の車外側面（４５）から延びるリップ部の少なくとも一方からなる衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）が設けられ、前記衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを要旨とするものである。
【００１２】
この本願請求項２に記載の発明では、ガラスラン（４０，５０）における車内側側壁部（２９）の延長部（３２）のうち、ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の車内側面（４２）から延びてインナレインホース（１４）に当接するリップ部、及び同延長部（３２）の車外側面（４５）から延びるリップ部の少なくとも一方からなる衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）を設けた。このため、ウインドウガラス（１２）の上端部が両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されてウインドウガラス（１２）の上端部が延長部（３２）に衝突する際には、衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）が弾性変形することによって衝突の際の衝撃が吸収され、延長部（３２）のインナレインホース（１４）との衝突が抑制される。その結果、前記衝突により生じる衝突音を低減することができる。
【００１３】
また、本願請求項３に記載の発明は、前記請求項２に記載の発明において、前記延長部（３２）の車内側の前記リップ部からなる前記衝撃吸収手段（５１）は、その先端部が、前記ガラスラン（５０）の組み付け前の自由状態では開放され、前記ガラスラン（５０）の組み付け時に前記車内側側壁部（２９）の車内側面（４２）に当接して中空部（５２）を形成するように設けられていることを要旨とするものである。この本願請求項３に記載の発明では、前記請求項２に記載の発明の作用に加えて、簡単な金型構造で、車内側側壁部（２９）に中空部による衝撃吸収手段（５１）を備えたガラスラン（５０）を実現することができる。
【００１４】
また、本願請求項４に記載の発明は、車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（６０）を収容し、同ガラスラン（６０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、前記ガラスラン（６０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、前記ガラスラン（６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所の車内側面（４２）及び車外側面（４５）にはスポンジ層からなる衝撃吸収手段（６１，６１）がそれぞれ一体成形され、前記衝撃吸収手段（６１，６１）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを要旨とするものである。
【００１５】
この本願請求項４に記載の発明では、ガラスラン（６０）における車内側側壁部（２９）の延長部（３２）のうち、ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所の車内側面（４２）及び車外側面（４５）にはスポンジ層からなる衝撃吸収手段（６１，６１）をそれぞれ一体成形した。このため、ウインドウガラス（１２）の上端部が両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されてウインドウガラス（１２）の上端部が延長部（３２）に衝突する際、及びその衝突に伴って延長部（３２）がインナレインホース（１４）に衝突する際の衝撃が吸収される。その結果、前記衝突により生じる衝突音を低減することができる。
また、スポンジ層をウインドウガラス（１２）の開閉方向に対して車内側側壁部（２９）の先端部近傍まで形成することができるため、ウインドウガラス（１２）がガラスラン（６０）の車内側側壁部（２９）先端に衝突する場合であっても、その衝突により生じる衝突音を低減することができる。
【００１６】
また、本願請求項５に記載の発明は、前記請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の発明において、前記車両用ドアは前部ドア（１１ａ）であり、前記衝撃吸収手段（３５，４１，４４，５１，５４，６１）は、前記ガラスラン（２０，４０，５０，６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、少なくとも前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）における上縁前端又はその近傍に対応する箇所に設けられていることを要旨とするものである。
【００１８】
また、本願請求項６に記載の発明は、前記請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の発明において、前記車両用ドアは後部ドア（１１ｂ）であり、前記衝撃吸収手段（３５，４１，４４，５１，５４，６１）は、前記ガラスラン（２０，４０，５０，６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、少なくとも前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）における上縁後端又はその近傍に対応する箇所に設けられていることを要旨とするものである。
【００１９】
これらの請求項５及び請求項６に記載の発明では、車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）を強く開閉したときのウインドウガラス（１２）の移動量が大きくなる部分に衝撃吸収手段（３５，４１，４４，５１，５４，６１）を設けることで、さらに効果的に衝突音を低減できる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
（第１の実施の形態）
以下に、本発明を具体化した第１の実施の形態について、図１及び図２を参照して説明する。
【００２７】
図１（ａ）及び（ｂ）、図２に示すように、車両の前部ドアとしてのフロントドア１１ａ及び後部ドアとしてのリヤドア１１ｂには、ウインドウガラス１２によって開閉される開口部１１ｃが設けられている。その開口部１１ｃの上縁部及び両側縁部に沿うとともに各ドア１１ａ，１１ｂの内部に進入するようにウインドウフレーム１３が形成されている。このウインドウフレーム１３は、例えば、各ドア１１ａ，１１ｂの一部をなす金属製のインナレインホース１４とガーニッシュ１５とがそれぞれ所定形状に折り曲げられ、全体として断面略コ字状に形成されている。このウインドウフレーム１３には、その横枠部１３ａ及び縦枠部１３ｂに沿って、例えばエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体（ＥＰＤＭ）等のゴム製のガラスラン２０が取り付けられる。
【００２８】
このガラスラン２０は、ウインドウフレーム１３の横枠部１３ａに沿って配設される第１の押出成形部２１と、同ウインドウフレーム１３の縦枠部１３ｂに沿って配設される第２の押出成形部２２と、各押出成形部２１，２２を連結する型成形部２３とからなっている。各押出成形部２１，２２は、公知の押出成形法により成形され所定の長さに裁断されたものとなっている。また、型成形部２３は、公知の射出成形法を用い、ウインドウフレーム１３の角部に対応するように成形されている。そして、これら各成形部２１〜２３は、各々所定の位置に配置された状態で、平面略コ字状に接合され一体化されている。
【００２９】
図２に示すように、前記各押出成形部２１，２２及び型成形部２３には、中央に断面略コの字状の本体部２７が形成されている。この本体部２７は、底壁部２８と、その両端からほぼ垂直に延びる一対の側壁部、つまり車内側側壁部２９及び車外側側壁部３０とからなっている。
【００３０】
前記車外側側壁部３０の先端からは、ガラスシール部３１ａが底壁部２８側に向かって突出形成されている。一方、車内側側壁部２９には、そのほぼ中央部からガラスシール部３１ｂが底壁部２８側に向かって突出形成されている。そして、車内側側壁部２９の先端部と、ガラスシール部３１ｂの基端部との間には延長部３２が形成されている。これらガラスシール部３１ａ，３１ｂは、ウインドウガラス１２の内外両面に対して弾性的に当接するようになっている。これらガラスシール部３１ａ，３１ｂは、ガラスラン２０内におけるウインドウガラス１２の昇降を摺動可能に案内するとともに、ウインドウガラス１２が閉止された状態で車内外をシールする役割を担っている。
【００３１】
前記車外側側壁部３０の元部、中央部及び先端部側には、外方に延びる車外側保持リップ３３が形成されている。この車外側保持リップ３３の一部は、ウインドウフレーム１３に組み付けられた際に、そのウインドウフレーム１３の一部を構成するガーニッシュ１５に折り曲げ形成された折返部１５ａに係合するようになっている。また、車内側側壁部２９には、その先端の近傍に車内側保持リップ３４の一部が外方に延びるように形成されている。この車内側保持リップ３４は、ウインドウフレーム１３の一端に接合されるルーフサイドガーニッシュ１３ｃの端部を挟持するようになっている。そして、これら保持リップ３３、３４の係合及び挟持により、ガラスラン２０の本体部２７がウインドウフレーム１３内に保持されるようになっている。
【００３２】
本実施の形態では、図１（ａ）及び（ｂ）、図２に示すように、ガラスラン２０のウインドウフレーム１３の上部である横枠部１３ａに対応する位置、つまり第１の押出成形部２１の車内側側壁部２９内には、衝撃吸収手段としての中空部３５が形成されている。詳しくは、この中空部３５は、第１の押出成形部２１の延長部３２に形成されている。この中空部３５は、例えば、第１の押出成形部２１の押し出し成形時に同時に成形することができる。
【００３３】
従って、本実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
（イ）ウインドウガラス１２がわずかに下げられ、その上端部がガラスラン２０域内でガラスシール部３１ａ，３１ｂから外れた状態でドア１１ａ，１１ｂを強く閉じられると、そのウインドウガラス１２の上端部が慣性力により、ガラスラン２０の車内側側壁部２９側に振られ、その延長部３２に衝突する。これに対して、このガラスラン２０では、その上部に配置される第１の押出成形部２１において、車内側側壁部２９の延長部３２内に中空部３５が設けられている。この中空部３５の存在により、ウインドウガラス１２の衝突による延長部３２の弾性変形が許容され、そのウインドウガラス１２の衝突の際の衝撃が吸収される。従って、この衝突により生じる衝突音を効果的に低減することができる。
【００３４】
（ロ）このガラスラン２０では、衝突音を吸収するための構成として第１の押出成形部２１の車内側側壁部２９内に、中空部３５を形成したのみである。このため、簡潔な構成により前記（イ）に記載の効果を実現することができる。
【００３５】
（ハ）このガラスラン２０では、車内側側壁部２９内の中空部３５が、上部に配置される第１の押出成形部２１に設けられている。
このため、ドア１１ａ，１１ｂが強く閉じられたときに、ウインドウガラス１２の上端部が最も大きく揺られるフロントドア１１ａの前端上部及びリヤドア１１ｂの後端上部に対応する位置に中空部３５を有するガラスラン２０が配置されている。従って、ウインドウガラス１２とガラスラン２０との衝突により生じる衝突音を、さらに効果的に低減することができる。
【００３６】
（ニ）このガラスラン２０では、中空部３５が延長部３２の内部に存在するため、車両の外観を損なうことを抑制できる。
（第２の実施の形態）
つぎに、本発明の第２の実施の形態について、前記第１の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
【００３７】
この第２の実施の形態においては、図３に示すように、ガラスラン４０のウインドウフレーム１３の上部である横枠部１３ａに対応する位置、つまり第１の押出成形部２１の車内側側壁部２９に、衝撃吸収手段としての衝撃吸収リップ４１が突出形成されている。詳しくは、この衝撃吸収リップ４１は、第１の押出成形部２１の延長部３２の車内側面４２に形成されている。この衝撃吸収リップ４１は、ガラスラン４０が組み付けられた状態でウインドウフレーム１３の内周面、つまりインナレインホース１４に弾性的に当接するようになっている。この衝撃吸収リップ４１は、例えば、第１の押出成形部２１の押し出し成形時に同時に成形することができる。
【００３８】
従って、本実施の形態によれば、前記第１の実施の形態の（ロ）〜（ハ）とほぼ同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
（ホ）このガラスラン４０では、衝撃吸収リップ４１が車内側側壁部２９の延長部３２に設けられている。
【００３９】
このため、ウインドウガラス１２がガラスラン４０に衝突する際の衝撃は衝撃吸収リップ４１が弾性変形することにより吸収される。このため、この衝突により生じる衝突音を効果的に低減することができる。
【００４０】
（ヘ）このガラスラン４０では、衝撃吸収リップ４１が延長部３２の車内側面４２に設けられている。このため、車両の外観を損なうことを抑制できる。
（変更例）
なお、本発明の第２の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
【００４１】
・前記第２の実施の形態では、衝撃吸収リップ４１をガラスラン４０の延長部３２の車内側面４２に形成する構成とした。これに対して、図３に二点鎖線で示すように、衝撃吸収リップ４４を延長部３２の車外側面４５に形成する構成としてもよい。ここで、この衝撃吸収リップ４４は、ウインドウガラス１２の昇降に支障のないようにガラスシール部３１ｂとほぼ平行をなすように設ける必要がある。また、衝撃吸収リップ４１，４４を延長部３２の両側面４２，４５に形成する構成としてもよい。このようにした場合、前記（ロ）、（ハ）及び（ヘ）とほぼ同様の効果を得ることができる。
【００４２】
（第３の実施の形態）
つぎに、本発明の第３の実施の形態について、前記第１及び第２の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
【００４３】
この第３の実施の形態においては、図４（ａ）及び（ｂ）に示すように、ガラスラン５０の第１の押出成形部２１の車内側側壁部２９には、衝撃吸収手段としての衝撃吸収リップ５１が突出形成されている。詳しくは、この衝撃吸収リップ５１は、第１の押出成形部２１の延長部３２の車内側面４２に形成されている。
【００４４】
この衝撃吸収リップ５１は、前記第２の実施の形態の衝撃吸収リップ４１に比べてその高さが高く形成されている。この衝撃吸収リップ５１は、ガラスラン５０が組み付けられた状態でウインドウフレーム１３の内面、つまりインナレインホース１４に弾性的に当接するようになっている。そして、この衝撃吸収リップ５１の先端部は、ガラスラン５０の自由状態時（同図４（ｂ））には開放され、組付状態時（同図４（ａ））には車内側側壁部２９の車内側面４２に当接して中空部５２を形成するように設けられている。
【００４５】
従って、本実施の形態によれば、前記各実施の形態における（イ）〜（ヘ）に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
（ト）このガラスラン５０では、ウインドウフレーム１３に組付けることにより、車内側側壁部２９の延長部３２に中空部５２が形成される。
【００４６】
このため、ガラスラン５０の押出成型用のダイスに中子等を用いることなく簡単な金型構造で、延長部３２に中空部５２を備えるガラスラン５０を製造することができる。従って、そのガラスラン５０を製造する際のダイスの費用を軽減することができ、ガラスラン５０の製造コストの低減を図ることができる。
【００４７】
（変更例）
なお、本発明の第３の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・前記第３の実施の形態においても、前記第２の実施の形態と同様に、図４（ａ）に二点鎖線で示すように、衝撃吸収リップ５４を延長部３２の車外側面４５に形成する構成としてもよい。また、この衝撃吸収リップ５４を延長部３２の両側面４２，４５に形成する構成としてもよい。このようにした場合、前記（イ）〜（ハ）、（ホ）及び（ト）に記載の効果と同様の効果が得られる。
【００４８】
（第４の実施の形態）
つぎに、本発明の第４の実施の形態について、前記各実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
【００４９】
この第４の実施の形態においては、図５に示すように、ガラスラン６０の第１の押出成形部２１の車内側側壁部２９には、衝撃吸収手段としてのスポンジ層６１が形成されている。詳しくは、このスポンジ層６１は、第１の押出成形部２１の延長部３２の両側面４２及び４５の表面に一体成形されている。そして、車外側面４５のスポンジ層６１は、車内側保持リップ３４の先端部近傍まで形成されている。また、このスポンジ層６１は、例えば、第１の押出成形部２１の押し出し成形時に公知の二層押出成形法により同時に成形することができる。
【００５０】
従って、本実施の形態によれば、前記各実施の形態における（ロ）及び（ハ）とほぼ同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
（チ）このガラスラン６０では、スポンジ層６１を車内側側壁部２９の両側面４２，４５に設けたことにより、ウインドウガラス１２がガラスラン６０に衝突する際及びその衝突に伴ってガラスラン６０がウインドウフレーム１３の内面に衝突する際の衝撃が吸収される。このため、この衝突により生じる衝突音を効果的に低減することができる。
【００５１】
（リ）このガラスラン６０では、スポンジ層６１が車内側側壁部２９の車内側保持リップ３４の先端部近傍まで形成されている。
このため、ウインドウガラス１２がガラスラン６０の車内側保持リップ３４の近傍に衝突する場合であっても、その衝突により生じる衝突音を低減することができる。
【００５２】
（変更例）
なお、本発明の第４の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・前記第４の実施の形態では、スポンジ層６１を延長部３２の両側面４２，４５に形成する構成としたが、このスポンジ層６１を延長部３２のどちらか一方の側面に形成する構成としてもよい。このようにした場合、前記（ロ）、（ハ）、（チ）及び（リ）とほぼ同様の効果に準じた効果が得られる。
【００５３】
（第５の実施の形態）
つぎに、本発明の第５の実施の形態について、前記各実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
【００５４】
この第５の実施の形態においては、図６（ａ）に示すように、ウインドウフレーム１３の横枠部１３ａの内面、つまりインナレインホース１４におけるガラスラン７０と、の車内側側壁部２９の延長部３２と対応する部分に、衝撃吸収手段としてのスポンジ部材７１が貼付されている。
【００５５】
従って、本実施の形態によれば、前記各実施の形態における（ロ）及び（ハ）とほぼ同様の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
（ヌ）このシール構造では、ウインドウフレーム１３のガラスラン７０の延長部３２と対応する部分にスポンジ部材７１た貼付されている。このため、ウインドウガラス１２とガラスラン７０との衝突による衝撃がスポンジ部材７１により吸収される。従って、この衝突により生じる衝突音を効果的に低減することができる。
【００５６】
（ル）また、このスポンジ部材７１は、その貼付位置、形状、大きさを任意に設定することができる。
このため、フロントドア１１ａにおいては図１（ａ）のＡ部、リヤドア１１ｂにおいては図１（ｂ）のＢ部のような、特に、ウインドウガラス１２の相対移動量が大きくなる位置等必要な部分に高い自由度を持ってしてスポンジ部材７１を貼付することができる。
【００５７】
さらに、ガラスラン７０及びウインドウフレーム１３の形状のいかんを問わず、共通したスポンジ部材７１を使用することができる。
（変更例）
なお、本発明の第５の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
【００５８】
・前記第５の実施の形態では、スポンジ部材７１をウインドウフレーム１３の一部を構成するインナレインホース１４に貼付した。これに対して、図６（ｂ）に示すように、ガラスラン７０の第１の押出成形部２１における車内側側壁部２９の延長部３２の車内側面４２にスポンジ部材７１を貼付してもよい。
【００５９】
このようにした場合、前記（ロ）、（ハ）及び（ヌ）とほぼ同様の効果に加えて、次の効果を得ることができる。
（ヲ）このシール構造では、スポンジ部材７１をガラスラン７０の車内側側壁部２９に貼付するため、その貼付作業は容易であり、ガラスラン７０の組付作業時における作業者の負担の増大を抑制することができる。
【００６０】
・前記第５の実施の形態では、スポンジ部材７１を延長部３２の車内側面４２と対応するように貼付する構成としたが、このスポンジ部材７１を延長部３２の車外側面４５と対応するように貼付する構成としてもよい。また、スポンジ部材７１を延長部３２の両側面４２，４５に貼付する構成としてもよい。
【００６１】
また、本発明の各実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・前記各実施の形態では、ガラスラン２０，４０，５０，６０，７０をゴム製としたが、これには限られない。例えば、これをオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）等の熱可塑性エラストマー製、軟質ポリ塩化ビニル等の軟質合成樹脂製、あるいは、これらのポリマーブレンド物製のガラスランとして本発明を具体化してもよい。このような構成にしても、前記各実施の形態に記載の効果に準じた効果を奏することができる。
【００６２】
・前記各実施の形態では、各衝撃吸収手段（中空部３５、衝撃吸収リップ４１，４４，５１，５４、スポンジ層６１、スポンジ部材７１）を図２〜図６に示すような形状及び個数としたが、これら各衝撃吸収手段の形状及び個数は任意である。これら形状及び個数は、ガラスラン２０，４０，５０，６０，７０の大きさ、形状等により適宜変更してもよい。
【００６３】
・前記各実施の形態では、前記各衝撃吸収手段を車内側側壁部２９に設ける構成としたが、これら各衝撃吸収手段を車外側側壁部３０に設ける構成としてもよい。そして、この車外側側壁部３０の両側面またはどちらか一方の側面に各衝撃吸収手段を設けることとしてもよい。
【００６４】
・前記各実施の形態では、前記各衝撃吸収手段をフロントドア１１ａ及びリヤドア１１ｂの両方に設ける構成としたが、これら各衝撃吸収手段をフロントドア１１ａまたはリヤドア１１ｂのどちらか一方に設ける構成としてもよい。
【００６５】
・前記各実施の形態では、ガラスラン２０，４０，５０，６０，７０が延長部３２を有する構成としたが、これを延長部３２を有しない構成としてもよい。また、車外側側壁部３０に延長部３２を有するガラスランに、本発明を具体化してもよい。このような構成にしても、前記各実施の形態に記載の効果に準じた効果を奏することができる。
【００６６】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願請求項１、請求項２及び請求項４に記載の発明によれば、ウインドウガラス（１２）を僅かに開けた状態での車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）の開閉に伴う衝突音を低減することができる。
特に、本願請求項４に記載の発明によれば、さらにウインドウガラス（１２）がガラスラン（６０）の車内側側壁部（２９）下端に衝突する場合であっても、その衝突により生じる衝突音を低減することができる。
【００６７】
また、本願請求項３に記載の発明によれば、前記請求項２に記載の発明の効果に加えて、簡単な金型構造で、車内側側壁部（２９）に中空部を備えたガラスラン（５０）を実現することができる。
【００６８】
また、本願請求項５及び請求項６に記載の発明によれば、前記請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ウインドウガラス（１２）の移動量が大きくなる部分でさらに効果的に衝突音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は第１の実施の形態のシール構造を備えたフロントドアを示す側面図、（ｂ）は同リヤドアを示す側面図。
【図２】図１の２―２線断面図。
【図３】第２の実施の形態におけるシール構造の断面図。
【図４】（ａ）は第３の実施の形態のシール構造におけるガラスランの組付状態を示す断面図、（ｂ）は自由状態のガラスランを示す断面図。
【図５】第４の実施の形態におけるシール構造の断面図。
【図６】（ａ）は第５の実施の形態におけるシール構造の断面図、（ｂ）はその変更例を示す断面図。
【図７】従来構成のシール構造を示す断面図。
【符号の説明】
１１ａ…前部ドアとしてのフロントドア、１１ｂ…後部ドアとしてのリヤドア、１３…ウインドウフレーム、１３ａ…ウインドウフレームの上部としての横枠部、２０，４０，５０，６０，７０…ガラスラン、２９…側壁部としての車内側側壁部、３０…側壁部としての車外側側壁部、３１ａ，３１ｂ…ガラスシール部、３２…延長部、３５…衝撃吸収手段としての中空部、４１，４５，５１，５４…衝撃吸収手段としての衝撃吸収リップ、６１…衝撃吸収手段としてのスポンジ層、７１…衝撃吸収手段としてのスポンジ部材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seal structure for a vehicle door that seals the inside and outside of a passenger compartment using a glass run housed in a window frame formed on the vehicle door.
[0002]
[Prior art]
Examples of this type of seal structure include the following.
That is, as shown in FIG. 7, the door 101 of the vehicle is provided with an opening that is opened and closed by the window glass 102. A window frame 105 having a substantially U-shaped cross section formed by bending the inner hose 103 and the garnish 104 of the door 101, for example, is formed along both sides and the upper side of the opening. A glass run 106 is disposed along the window frame 105 so as to surround the periphery of the window glass 102. The glass run 106 is integrally formed with a pair of opposing side portions and an upper side portion connecting the upper ends of the side portions.
[0003]
Further, the glass run 106 has a main body portion 109 including a bottom wall portion 107 and a pair of side wall portions 108 extending from both ends of the bottom wall portion 107, and has a substantially U-shaped cross section. A pair of glass seal portions 110 are formed on the side wall portions 108 so as to extend into the main body portion 109. The vehicle-side glass seal portion 110a is formed so as to extend from the front end portion of the vehicle-side side wall portion 108a. On the other hand, the glass seal portion 110b on the vehicle inner side is formed so as to extend from substantially the center of the vehicle inner side wall portion 108b. Further, in the vehicle interior side wall portion 108b, an extension portion 111 is formed between the distal end portion thereof and the proximal end portion of the vehicle interior glass seal portion 110b. Each side wall 108a, 108b is formed with a holding lip 112 extending outward.
[0004]
The main body 109 of the glass run 106 is held in the window frame 105 by engaging the holding lip 112 with the window frame 105.
[0005]
The glass seal portion 110 elastically contacts both the inner and outer side surfaces of the window glass 102 to guide the movement of the window glass 102. When the window glass 102 is closed, the inside of the window glass 102 And the outside of the vehicle are sealed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional configuration, when the door 101 is opened and closed with the window glass 102 slightly opened, the upper end of the window glass 102 may be shaken by inertial force. At this time, if the upper end portion of the window glass 102 exists at a position deviated from the glass seal portion 110 in the glass run 106 region, a part of the upper end portion collides with the side wall portion 108. Here, the glass run 106 is formed of, for example, a solid rubber of ethylene-propylene-diene terpolymer (EPDM). Since the side wall portion 108 of the glass run 106 has a predetermined rigidity, it is impossible to completely absorb the impact caused by the collision of the window glass 102. Collides with narain hose 103. At this time, there is a problem that an unpleasant collision sound may occur. This problem is particularly likely to occur in the front door near the front edge of the upper edge of the window frame 105, and in the rear door near the rear edge of the upper edge of the window frame 105, which is particularly likely to occur.
[0007]
Further, such a problem may occur not only in the case where the extension 111 is formed on the vehicle interior side wall 108b as in the conventional configuration but also in a glass run in which the extension 111 is not formed. .
[0008]
The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a vehicular door seal structure that can reduce the collision noise that accompanies the opening and closing of the door with the window glass slightly opened.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the object, the invention according to claim 1 relating to a seal structure for a vehicle door is provided.(11a, 11b)Formed intoAnd the glass run (20) is accommodated in the window frame (13) in which the inner part of the vehicle is constituted by the inner rain hose (14), and the glass run (20) is elastic to the closed window glass (12). Car by abutIn the vehicle door seal structure for sealing the inside and outside of the room,The glass run (20) is provided on the bottom wall (28), the vehicle inner side wall (29) provided on the vehicle inner side of the bottom wall (28), and on the vehicle outer side of the bottom wall (28). The vehicle outer side wall portion (30) is formed in a substantially U-shaped cross section, and the vehicle inner side wall portion (29) and the vehicle outer side wall portion (30) are elastically applied to the window glass (12). The glass seal portions (31a, 31b) extending toward the bottom wall portion (28) are formed as the abutting portions, and the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is the middle of the vehicle interior side wall portion (29). Is formed so as to extend from the inner end portion of the inner seal hose (14) between the base end portion of the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side and the tip end of the vehicle side wall portion (29). The part spaced apart to the outside of the vehicle is the extension (32), Of the extension part (32) of the vehicle interior side wall part (29) in the ruth run (20), the part corresponding to the upper side part (13a) of the window frame (13) is the interior of the extension part (32). A shock absorbing means (35) is provided by forming a hollow portion in the upper end of the window glass (12), and the shock absorbing means (35) is disengaged from the glass seal portions (31a, 31b). When the vehicle door (11a, 11b) is opened and closed and the upper end of the window glass (12) collides with the extension (32), the extension (32) is absorbed. This is to suppress the collision with the inner rain hose (14).And the gist.
[0010]
  In the invention according to claim 1 of this application,Of the extended portion (32) of the vehicle interior side wall portion (29) in the glass run (20), the portion corresponding to the upper side portion (13a) of the window frame (13) is inside the extended portion (32). The shock absorbing means (35) was provided by forming the hollow portion. For this reason, the vehicle doors (11a, 11b) are opened and closed with the upper end of the window glass (12) detached from the glass seals (31a, 31b), and the upper end of the window glass (12) is extended ( In the event of a collision with 32), elastic deformation of the extension (32) is allowed by the shock absorbing means (35). The impact at the time of the collision is absorbed, and the collision of the extension (32) with the inner rain hose (14) is suppressed. As a result,It is possible to reduce a collision sound caused by a collision.
[0011]
  The invention according to claim 2 of the present application isA glass run (40, 50) is accommodated in a window frame (13) which is formed on the vehicle door (11a, 11b) and whose inner portion is constituted by an inner rain hose (14). , 50) elastically abuts against the closed window glass (12) to seal the inside and outside of the passenger compartment, and the glass run (40, 50) has a bottom wall portion (40, 50). 28), a vehicle inner side wall portion (29) provided on the vehicle inner side of the bottom wall portion (28), and a vehicle outer side wall portion (30) provided on the vehicle outer side of the bottom wall portion (28). It is formed in a substantially U-shaped cross section, and the bottom wall portion (29) and the side wall portion (30) on the vehicle interior side are each provided as a portion that elastically contacts the window glass (12). 28) extending toward The seal seal portions (31a, 31b) are formed, and the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed so as to extend from the middle of the vehicle interior side wall portion (29). 31b) between the base end portion of the vehicle inner side wall portion (29) and a portion spaced from the inner rain hose (14) to the vehicle outer side is an extension portion (32), and the glass run Of the extension part (32) of the vehicle interior side wall part (29) in (40, 50), at a position corresponding to the upper side part (13a) of the window frame (13), the extension part (32) Shock absorbing means (41,) comprising at least one of a lip portion extending from the vehicle inner side surface (42) and contacting the inner rain hose (14) and a lip portion extending from the vehicle outer surface (45) of the extension portion (32). 4, 51, 54), and the shock absorbing means (41, 44, 51, 54) is in a state in which the upper end portion of the window glass (12) is detached from the both glass seal portions (31 a, 31 b). When the vehicle door (11a, 11b) is opened and closed and the upper end of the window glass (12) collides with the extension (32), the impact of the extension (32) is absorbed. It is intended to suppress collision with the inner rain hose (14).And the gist.
[0012]
  In the invention according to claim 2 of this application,Of the extension part (32) of the vehicle inner side wall part (29) in the glass run (40, 50), the part corresponding to the upper side part (13a) of the window frame (13) is the interior of the extension part (32). Impact absorbing means (41, 44, 51) comprising at least one of a lip portion extending from the side surface (42) and contacting the inner rain hose (14) and a lip portion extending from the vehicle outer surface (45) of the extension portion (32). , 54). For this reason, the vehicle doors (11a, 11b) are opened and closed with the upper end of the window glass (12) detached from the glass seals (31a, 31b), and the upper end of the window glass (12) is extended ( 32), when the impact absorbing means (41, 44, 51, 54) is elastically deformed, the impact at the time of the collision is absorbed, and the extension hose (32) is connected to the inner rain hose (14). Collisions are suppressed. As a result, it is possible to reduce the collision sound caused by the collision.wear.
[0013]
  The invention according to claim 3 of the present applicationItem 2In the invention described in the above,The shock absorbing means (51) composed of the lip portion on the vehicle interior side of the extension portion (32) has its tip end open in a free state before the glass run (50) is assembled, and the glass run (50). When assembling, a hollow portion (52) is formed in contact with the vehicle inner side surface (42) of the vehicle inner side wall portion (29).And the gist.In the invention according to claim 3 of the present application, in addition to the action of the invention according to claim 2, the shock absorbing means (51) by the hollow portion is provided on the vehicle inner side wall portion (29) with a simple mold structure. The provided glass run (50) can be realized.
[0014]
  The invention according to claim 4 of the present application isA glass run (60) is accommodated in a window frame (13) formed on the vehicle door (11a, 11b) and having an inner portion formed by an inner rain hose (14). In the vehicle door seal structure that seals the inside and outside of the passenger compartment by elastically contacting the closed window glass (12), the glass run (60) has the same structure as the bottom wall (28). The vehicle side wall portion (29) provided on the vehicle inner side of the wall portion (28) and the vehicle outer side wall portion (30) provided on the vehicle outer side of the bottom wall portion (28) have a substantially U-shaped cross section. The vehicle interior side wall portion (29) and the vehicle exterior side wall portion (30) are formed to extend toward the bottom wall portion (28) as locations that elastically contact the window glass (12). Glass seal (31 , 31b) and the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed so as to extend from the middle of the vehicle interior side wall portion (29), so that the base of the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed. Between the end portion and the tip of the vehicle inner side wall portion (29), the portion separated from the inner rain hose (14) to the vehicle outer side is an extension portion (32), in the glass run (60) Sponge layers are formed on the vehicle inner side surface (42) and the vehicle outer side surface (45) at locations corresponding to the upper side portion (13a) of the window frame (13) of the extension portion (32) of the vehicle inner side wall portion (29). The shock absorbing means (61, 61) is integrally formed, and the shock absorbing means (61, 61) is such that the upper end portion of the window glass (12) is outside the glass seal portions (31a, 31b). When the vehicle door (11a, 11b) is opened and closed and the upper end portion of the window glass (12) collides with the extension portion (32), the extension portion (32 ) To prevent a collision with the inner rain hose (14).And the gist.
[0015]
In the invention according to claim 4 of the present application, the interior of the portion of the glass run (60) corresponding to the upper side (13a) of the window frame (13) in the extension (32) of the vehicle interior side wall (29). Shock absorbing means (61, 61) made of a sponge layer was integrally formed on the side surface (42) and the vehicle outer surface (45). For this reason, the vehicle doors (11a, 11b) are opened and closed with the upper end of the window glass (12) detached from the glass seals (31a, 31b), and the upper end of the window glass (12) is extended ( 32) and the impact when the extension (32) collides with the inner rain hose (14) along with the collision is absorbed. As a result, it is possible to reduce the collision sound generated by the collision.
Further, since the sponge layer can be formed up to the vicinity of the front end portion of the vehicle interior side wall portion (29) with respect to the opening / closing direction of the window glass (12), the window glass (12) is disposed on the vehicle interior side wall of the glass run (60). Even if it collides with the tip of the section (29), the collision sound generated by the collision can be reduced.
[0016]
  The invention according to claim 5 of the present application is the invention according to any one of claims 1 to 4, whereinThe vehicle door is a front door (11a), and the impact absorbing means (35, 41, 44, 51, 54, 61) is the vehicle interior side wall portion in the glass run (20, 40, 50, 60). Of the extended portion (32) of (29), at least a portion corresponding to the front edge of the upper edge of the upper side portion (13a) of the window frame (13) or the vicinity thereof is provided.This is the gist.
[0018]
  The invention according to claim 6 of the present application is the invention according to any one of claims 1 to 4, whereinThe vehicle door is a rear door (11b), and the shock absorbing means (35, 41, 44, 51, 54, 61) is provided on the vehicle interior side wall (20, 40, 50, 60) in the glass run (20, 40, 50, 60). 29) of the extension portion (32) of at least the upper edge portion (13a) of the window frame (13) or at a location corresponding to the vicinity thereof.This is the gist.
[0019]
  In the inventions according to the fifth and sixth aspects, the impact absorbing means (35, 41, 4) is provided in a portion where the amount of movement of the window glass (12) when the vehicle door (11a, 11b) is strongly opened and closed is increased. 44, 51, 54, 61), the collision noise can be reduced more effectively.wear.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 and 2.
[0027]
As shown in FIGS. 1A and 1B and FIG. 2, the front door 11a as a front door of the vehicle and the rear door 11b as a rear door are provided with an opening 11c that is opened and closed by a window glass 12. ing. A window frame 13 is formed along the upper edge and both side edges of the opening 11c so as to enter the doors 11a and 11b. The window frame 13 is formed, for example, by a metal inner rain hose 14 and a garnish 15 forming a part of the doors 11a and 11b, respectively, and having a substantially U-shaped cross section as a whole. A rubber glass run 20 such as an ethylene-propylene-diene terpolymer (EPDM) is attached to the window frame 13 along the horizontal frame portion 13a and the vertical frame portion 13b.
[0028]
The glass run 20 includes a first extruded portion 21 disposed along the horizontal frame portion 13 a of the window frame 13 and a second extruded portion disposed along the vertical frame portion 13 b of the window frame 13. It consists of a molding part 22 and a mold molding part 23 that connects the extrusion molding parts 21 and 22. Each of the extrusion molding parts 21 and 22 is formed by a known extrusion molding method and cut into a predetermined length. Further, the mold forming part 23 is formed so as to correspond to the corners of the window frame 13 by using a known injection molding method. The molding parts 21 to 23 are joined and integrated in a substantially plane U shape in a state where they are arranged at predetermined positions.
[0029]
As shown in FIG. 2, each of the extruded portions 21 and 22 and the mold portion 23 is formed with a main body portion 27 having a substantially U-shaped cross section at the center. The main body portion 27 includes a bottom wall portion 28 and a pair of side wall portions extending substantially perpendicularly from both ends thereof, that is, the vehicle inner side wall portion 29 and the vehicle outer side wall portion 30.
[0030]
A glass seal portion 31 a is formed to protrude from the front end of the vehicle outer side wall portion 30 toward the bottom wall portion 28 side. On the other hand, a glass seal portion 31b is formed on the vehicle interior side wall portion 29 so as to protrude from the substantially central portion toward the bottom wall portion 28 side. And the extension part 32 is formed between the front-end | tip part of the vehicle interior side wall part 29, and the base end part of the glass seal part 31b. These glass seal portions 31a and 31b are elastically in contact with both the inner and outer surfaces of the window glass 12. These glass seal portions 31a and 31b slidably guide the raising and lowering of the window glass 12 in the glass run 20, and also serve to seal the inside and outside of the vehicle with the window glass 12 closed.
[0031]
A vehicle outer side holding lip 33 that extends outward is formed on the base portion, the central portion, and the tip portion side of the vehicle outer side wall portion 30. When the vehicle outer side holding lip 33 is assembled to the window frame 13, the vehicle outer side holding lip 33 is engaged with a folded portion 15 a formed by bending the garnish 15 constituting a part of the window frame 13. . In addition, a part of the vehicle inner side holding lip 34 is formed in the vehicle inner side wall portion 29 in the vicinity of the tip thereof so as to extend outward. The vehicle interior holding lip 34 sandwiches the end portion of the roof side garnish 13 c joined to one end of the window frame 13. The main body 27 of the glass run 20 is held in the window frame 13 by the engagement and clamping of the holding lips 33 and 34.
[0032]
In the present embodiment, as shown in FIGS. 1A and 1B and FIG. 2, the position corresponding to the horizontal frame portion 13 a that is the upper portion of the window frame 13 of the glass run 20, that is, the first extrusion molding portion. A hollow portion 35 as an impact absorbing means is formed in the vehicle interior side wall portion 21. Specifically, the hollow portion 35 is formed in the extension portion 32 of the first extrusion molding portion 21. For example, the hollow portion 35 can be formed at the same time as the extrusion of the first extrusion molding portion 21.
[0033]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(A) When the window glass 12 is slightly lowered and the doors 11a and 11b are strongly closed in a state where the upper end of the window glass 12 is disengaged from the glass seal portions 31a and 31b within the glass run 20, the upper end of the window glass 12 is Due to the inertial force, the glass run 20 is swung toward the vehicle inner side wall portion 29 side and collides with the extension portion 32 thereof. On the other hand, in the glass run 20, a hollow portion 35 is provided in the extension portion 32 of the vehicle interior side wall portion 29 in the first extrusion molding portion 21 disposed in the upper portion thereof. Due to the presence of the hollow portion 35, the elastic deformation of the extension portion 32 due to the collision of the window glass 12 is allowed, and the impact at the time of the collision of the window glass 12 is absorbed. Therefore, it is possible to effectively reduce the collision sound generated by this collision.
[0034]
(B) In this glass run 20, only the hollow portion 35 is formed in the vehicle interior side wall portion 29 of the first extrusion molding portion 21 as a configuration for absorbing the collision sound. For this reason, the effect as described in said (A) is realizable with a simple structure.
[0035]
(C) In this glass run 20, the hollow part 35 in the vehicle interior side wall part 29 is provided in the first extrusion molding part 21 arranged at the upper part.
For this reason, when the doors 11a and 11b are strongly closed, the glass having the hollow portion 35 at positions corresponding to the front end upper part of the front door 11a and the rear end upper part of the rear door 11b where the upper end of the window glass 12 is shaken most greatly. A run 20 is arranged. Therefore, it is possible to further effectively reduce the collision sound generated by the collision between the window glass 12 and the glass run 20.
[0036]
(D) In this glass run 20, since the hollow part 35 exists in the extension part 32, it can suppress impairing the external appearance of a vehicle.
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with a focus on differences from the first embodiment.
[0037]
In the second embodiment, as shown in FIG. 3, the position corresponding to the horizontal frame portion 13 a that is the upper portion of the window frame 13 of the glass run 40, that is, the vehicle interior side wall portion of the first extrusion molding portion 21. 29 is formed with a shock absorbing lip 41 as a shock absorbing means. Specifically, the shock absorbing lip 41 is formed on the inner side surface 42 of the extension portion 32 of the first extrusion molding portion 21. The shock absorbing lip 41 elastically contacts the inner peripheral surface of the window frame 13, that is, the inner rain hose 14 in a state where the glass run 40 is assembled. For example, the impact absorbing lip 41 can be molded simultaneously with the extrusion molding of the first extrusion molding portion 21.
[0038]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to substantially the same effects as (b) to (c) of the first embodiment.
(E) In the glass run 40, the shock absorbing lip 41 is provided on the extension portion 32 of the vehicle interior side wall portion 29.
[0039]
For this reason, the impact when the window glass 12 collides with the glass run 40 is absorbed by elastic deformation of the shock absorbing lip 41. For this reason, the collision sound produced by this collision can be reduced effectively.
[0040]
(F) In the glass run 40, the shock absorbing lip 41 is provided on the inner side surface 42 of the extension portion 32. For this reason, it can suppress impairing the external appearance of a vehicle.
(Example of change)
Note that the second embodiment of the present invention may be modified as follows.
[0041]
In the second embodiment, the shock absorbing lip 41 is formed on the inner side surface 42 of the extension 32 of the glass run 40. On the other hand, as shown by a two-dot chain line in FIG. 3, the shock absorbing lip 44 may be formed on the vehicle outer surface 45 of the extension portion 32. Here, the shock absorbing lip 44 needs to be provided so as to be substantially parallel to the glass seal portion 31b so as not to hinder the raising and lowering of the window glass 12. Further, the shock absorbing lips 41 and 44 may be formed on both side surfaces 42 and 45 of the extension portion 32. In this case, it is possible to obtain substantially the same effect as the above (b), (c) and (f).
[0042]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described focusing on differences from the first and second embodiments.
[0043]
In the third embodiment, as shown in FIGS. 4A and 4B, the vehicle interior side wall 29 of the first extruded portion 21 of the glass run 50 has an impact as an impact absorbing means. An absorption lip 51 is formed to protrude. Specifically, the shock absorbing lip 51 is formed on the inner side surface 42 of the extension 32 of the first extrusion molding portion 21.
[0044]
The shock absorbing lip 51 is formed to have a height higher than that of the shock absorbing lip 41 of the second embodiment. The shock absorbing lip 51 is configured to elastically contact the inner surface of the window frame 13, that is, the inner rain hose 14 in a state where the glass run 50 is assembled. The tip of the shock absorbing lip 51 is opened when the glass run 50 is in a free state (FIG. 4 (b)), and in the assembled state (FIG. 4 (a)), the vehicle interior side wall portion. The hollow portion 52 is formed so as to contact the inner side surface 42 of the vehicle 29.
[0045]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects described in (a) to (f) in the respective embodiments.
(G) In this glass run 50, the hollow portion 52 is formed in the extension portion 32 of the vehicle interior side wall portion 29 by being assembled to the window frame 13.
[0046]
For this reason, the glass run 50 provided with the hollow part 52 in the extension part 32 can be manufactured with a simple mold structure without using a core or the like for the die for extrusion molding of the glass run 50. Therefore, it is possible to reduce the cost of the dies for manufacturing the glass run 50, and to reduce the manufacturing cost of the glass run 50.
[0047]
(Example of change)
Note that the third embodiment of the present invention may be modified as follows.
In the third embodiment, as in the second embodiment, the shock absorbing lip 54 is formed on the vehicle outer side surface 45 of the extension portion 32 as shown by a two-dot chain line in FIG. It is good also as composition to do. The shock absorbing lip 54 may be formed on both side surfaces 42 and 45 of the extension portion 32. When it does in this way, the effect similar to the effect as described in said (A)-(C), (E), and (G) is acquired.
[0048]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described focusing on the differences from the above embodiments.
[0049]
In the fourth embodiment, as shown in FIG. 5, a sponge layer 61 as an impact absorbing means is formed on the vehicle interior side wall portion 29 of the first extrusion molding portion 21 of the glass run 60. . Specifically, the sponge layer 61 is integrally formed on the surfaces of both side surfaces 42 and 45 of the extension portion 32 of the first extrusion molding portion 21. The sponge layer 61 on the vehicle outer surface 45 is formed up to the vicinity of the tip of the vehicle inner holding lip 34. The sponge layer 61 can be simultaneously formed by a known two-layer extrusion method, for example, at the time of extrusion molding of the first extrusion part 21.
[0050]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to substantially the same effects as (b) and (c) in the respective embodiments.
(H) In this glass run 60, the sponge layer 61 is provided on both side faces 42 and 45 of the vehicle interior side wall 29, so that the glass run 60 is collided with the glass run 60 when the window glass 12 collides with the glass run 60. Is absorbed by the impact caused by the collision with the inner surface of the window frame 13. For this reason, the collision sound produced by this collision can be reduced effectively.
[0051]
(L) In this glass run 60, the sponge layer 61 is formed up to the vicinity of the front end portion of the vehicle inner side holding lip 34 of the vehicle inner side wall portion 29.
For this reason, even when the window glass 12 collides with the vicinity of the vehicle interior holding lip 34 of the glass run 60, it is possible to reduce the collision sound generated by the collision.
[0052]
(Example of change)
The fourth embodiment of the present invention may be modified as follows.
In the fourth embodiment, the sponge layer 61 is formed on both side surfaces 42 and 45 of the extension portion 32. However, the sponge layer 61 is formed on one side surface of the extension portion 32. Also good. In such a case, effects similar to the effects (b), (c), (h) and (i) are obtained.
[0053]
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with a focus on differences from the above embodiments.
[0054]
In the fifth embodiment, as shown in FIG. 6 (a), the inner surface of the lateral frame portion 13a of the window frame 13, that is, the extension of the vehicle interior side wall portion 29 of the glass run 70 in the inner rain hose 14 is provided. A sponge member 71 as an impact absorbing means is attached to a portion corresponding to the portion 32.
[0055]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to substantially the same effects as (b) and (c) in the respective embodiments.
(N) In this seal structure, the sponge member 71 is stuck on the portion of the window frame 13 corresponding to the extended portion 32 of the glass run 70. For this reason, the impact due to the collision between the window glass 12 and the glass run 70 is absorbed by the sponge member 71. Therefore, it is possible to effectively reduce the collision sound generated by this collision.
[0056]
(L) The sponge member 71 can be arbitrarily set in its affixing position, shape, and size.
Therefore, the front door 11a has a necessary portion such as a portion A in FIG. 1 (a) and the rear door 11b has a portion such as a portion B in FIG. The sponge member 71 can be attached with a high degree of freedom.
[0057]
Furthermore, the common sponge member 71 can be used regardless of the shape of the glass run 70 and the window frame 13.
(Example of change)
Note that the fifth embodiment of the present invention may be modified as follows.
[0058]
In the fifth embodiment, the sponge member 71 is attached to the inner rain hose 14 that constitutes a part of the window frame 13. On the other hand, as shown in FIG. 6B, a sponge member 71 may be attached to the vehicle inner side surface 42 of the extension portion 32 of the vehicle inner side wall portion 29 in the first extrusion molding portion 21 of the glass run 70. .
[0059]
In this case, the following effects can be obtained in addition to substantially the same effects as (b), (c) and (n).
(E) In this seal structure, the sponge member 71 is attached to the vehicle interior side wall portion 29 of the glass run 70, so that the attaching operation is easy and the burden on the operator during the assembly operation of the glass run 70 is increased. Can be suppressed.
[0060]
In the fifth embodiment, the sponge member 71 is affixed so as to correspond to the vehicle interior side surface 42 of the extension portion 32, but the sponge member 71 is adapted to correspond to the vehicle exterior surface 45 of the extension portion 32. It is good also as a structure to affix. Alternatively, the sponge member 71 may be affixed to both side surfaces 42 and 45 of the extension portion 32.
[0061]
Moreover, you may change each embodiment of this invention as follows.
In each of the above embodiments, the glass runs 20, 40, 50, 60, 70 are made of rubber, but the present invention is not limited to this. For example, the present invention may be embodied as a glass run made of a thermoplastic elastomer such as an olefinic thermoplastic elastomer (TPO), a soft synthetic resin such as soft polyvinyl chloride, or a polymer blend thereof. . Even if it is such a structure, there can exist an effect according to the effect as described in each said embodiment.
[0062]
In each of the above embodiments, each shock absorbing means (hollow part 35, shock absorbing lips 41, 44, 51, 54, sponge layer 61, sponge member 71) has the shape and number as shown in FIGS. However, the shape and the number of each of the shock absorbing means are arbitrary. These shapes and numbers may be appropriately changed according to the size, shape, etc. of the glass runs 20, 40, 50, 60, 70.
[0063]
In each of the above embodiments, each of the shock absorbing means is provided on the vehicle inner side wall portion 29, but each of the shock absorbing means may be provided on the vehicle outer side wall portion 30. And it is good also as providing each impact-absorbing means in the both sides | surfaces or any one side surface of this vehicle outer side wall part 30. FIG.
[0064]
In each of the above embodiments, each of the shock absorbing means is provided on both the front door 11a and the rear door 11b. However, each of the shock absorbing means may be provided on either the front door 11a or the rear door 11b. Good.
[0065]
In each of the above embodiments, the glass runs 20, 40, 50, 60, 70 have the extension part 32, but this may be a structure without the extension part 32. Further, the present invention may be embodied in a glass run having an extension portion 32 on the vehicle outer side wall portion 30. Even if it is such a structure, there can exist an effect according to the effect as described in each said embodiment.
[0066]
【The invention's effect】
  As detailed above, claim 1 of the present application., Claim 2 and claim 4According to the invention described inAn impact associated with the opening and closing of the vehicle door (11a, 11b) with the window glass (12) slightly opened.Sudden noise can be reduced.
In particular, according to the invention described in claim 4 of the present application, even when the window glass (12) further collides with the lower end of the vehicle interior side wall (29) of the glass run (60), the collision sound generated by the collision. Can be reduced.
[0067]
  In addition, the claims of the present applicationTo 3According to the described invention, the claim2In addition to the effects of the described invention,With a simple mold structure, it is possible to realize a glass run (50) having a hollow portion on the vehicle inner side wall (29).wear.
[0068]
  In addition, the claims of the present application5 andAnd claims6According to the described invention, the claim 1~ClaimIn any one of 4In addition to the effects of the described invention, window glass(12)The impact noise can be reduced more effectively at the portion where the amount of movement of the motor increases.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a side view showing a front door provided with the seal structure of the first embodiment, and FIG. 1B is a side view showing the rear door.
2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a seal structure according to a second embodiment.
4A is a cross-sectional view showing an assembled state of a glass run in a seal structure according to a third embodiment, and FIG. 4B is a cross-sectional view showing a glass run in a free state.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a seal structure according to a fourth embodiment.
6A is a cross-sectional view of a seal structure according to a fifth embodiment, and FIG. 6B is a cross-sectional view showing a modified example thereof.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a conventional seal structure.
[Explanation of symbols]
11a: front door as front door, 11b: rear door as rear door, 13 ... window frame, 13a ... horizontal frame as upper part of window frame, 20, 40, 50, 60, 70 ... glass run, 29 ... Car side wall part as side wall part, 30 ... Car side side wall part as side wall part, 31a, 31b ... Glass seal part, 32 ... Extension part, 35 ... Hollow part as shock absorbing means, 41, 45, 51, 54 ... shock absorbing lip as shock absorbing means, 61 ... sponge layer as shock absorbing means, 71 ... sponge member as shock absorbing means.

Claims

車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（２０）を収容し、同ガラスラン（２０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、
前記ガラスラン（２０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、
車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、
前記ガラスラン（２０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の内部に中空部を形成することで衝撃吸収手段（３５）が設けられ、
前記衝撃吸収手段（３５）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを特徴とする車両用ドアのシール構造。A glass run (20) is housed in a window frame (13) formed on the vehicle door (11a, 11b) and having an inner portion formed by an inner rain hose (14). In the vehicle door seal structure that seals the inside and outside of the passenger compartment by elastically contacting the closed window glass (12) ,
The glass run (20) includes a bottom wall portion (28), a vehicle inner side wall portion (29) provided on the vehicle inner side of the bottom wall portion (28), and a vehicle outer side of the bottom wall portion (28). The vehicle outer side wall portion (30) is provided with a substantially U-shaped cross section, and the vehicle inner side wall portion (29) and the vehicle outer side wall portion (30) are elastic to the window glass (12). Are formed as glass seal portions (31a, 31b) extending toward the bottom wall portion (28),
The glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed to extend from the middle of the vehicle interior side wall portion (29), so that the base end portion of the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side and the vehicle interior side wall are formed. A portion between the tip of the portion (29) and separated from the inner rain hose (14) to the outside of the vehicle is an extension portion (32);
Of the extension part (32) of the vehicle interior side wall part (29) in the glass run (20), a part corresponding to the upper side part (13a) of the window frame (13) has its extension part (32). The shock absorbing means (35) is provided by forming a hollow part inside
The shock absorbing means (35) opens and closes the vehicle door (11a, 11b) with the upper end of the window glass (12) disengaged from the glass seal portions (31a, 31b). when striking the upper end the extension of (12) (32), and this is to suppress the collision with the in-Narain hose (14) of the extended portion by absorbing the impact (32) A vehicle door seal structure.

車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（４０，５０）を収容し、同ガラスラン（４０，５０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、
前記ガラスラン（４０，５０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、
車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、
前記ガラスラン（４０，５０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所には、その延長部（３２）の車内側面（４２）から延びて前記インナレインホース（１４）に当接するリップ部、及び同延長部（３２）の車外側面（４５）から延びるリップ部の少なくとも一方からなる衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）が設けられ、
前記衝撃吸収手段（４１，４４，５１，５４）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを特徴とする車両用ドアのシール構造。 A glass run (40, 50) is accommodated in a window frame (13) which is formed on the vehicle door (11a, 11b) and whose inner portion is constituted by an inner rain hose (14). , 50) in a sealing structure of a vehicle door that seals the inside and outside of the passenger compartment by elastically contacting the closed window glass (12),
The glass run (40, 50) includes a bottom wall portion (28), a vehicle inner side wall portion (29) provided on the vehicle inner side of the bottom wall portion (28), and a vehicle of the bottom wall portion (28). The vehicle side wall portion (30) provided on the outside is formed into a substantially U-shaped cross section. The vehicle side wall portion (29) and the vehicle outer side wall portion (30) are formed on the window glass (12). Glass seal portions (31a, 31b) extending toward the bottom wall portion (28) are formed as elastically contacting portions,
The glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed to extend from the middle of the vehicle interior side wall portion (29), so that the base end portion of the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side and the vehicle interior side wall are formed. A portion between the tip of the portion (29) and separated from the inner rain hose (14) to the outside of the vehicle is an extension portion (32);
Of the extension part (32) of the vehicle interior side wall part (29) in the glass run (40, 50), a part corresponding to the upper side part (13a) of the window frame (13) has an extension part ( 32) an impact absorbing means comprising at least one of a lip portion extending from the vehicle inner side surface (42) and abutting the inner rain hose (14) and a lip portion extending from the vehicle outer side surface (45) of the extension portion (32). 41, 44, 51, 54) are provided,
The shock absorbing means (41, 44, 51, 54) has the vehicle doors (11a, 11b) in a state where the upper end portions of the window glass (12) are disengaged from the glass seal portions (31a, 31b). When the upper end of the window glass (12) collides with the extension (32) when it is opened and closed, the impact is absorbed so that the extension (32) collides with the inner rain hose (14). seal structure of the car two-way door shall be the feature and this is intended to suppress.

前記延長部（３２）の車内側の前記リップ部からなる前記衝撃吸収手段（５１）は、その先端部が、前記ガラスラン（５０）の組み付け前の自由状態では開放され、前記ガラスラン（５０）の組み付け時に前記車内側側壁部（２９）の車内側面（４２）に当接して中空部（５２）を形成するように設けられていることを特徴とする請求項２に記載の車両用ドアのシール構造。The impact absorbing means (51) comprising the lip portion on the vehicle interior side of the extension portion (32) has its tip end open in a free state before the glass run (50) is assembled, and the glass run (50 the vehicle inner side wall portion during assembly of the) (29) for a vehicle according to claim 2, inner face (42) in contact, characterized in that you are provided so as to form a hollow portion (52) of Door seal structure.

車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）に形成され、かつ車内側部分がインナレインホース（１４）により構成されたウインドウフレーム（１３）内にガラスラン（６０）を収容し、同ガラスラン（６０）が、閉止されたウインドウガラス（１２）に弾性的に当接することにより車室の内外をシールする車両用ドアのシール構造において、
前記ガラスラン（６０）は、底壁部（２８）と、同底壁部（２８）の車内側に設けられた車内側側壁部（２９）と、前記底壁部（２８）の車外側に設けられた車外側側壁部（３０）とにより断面略コ字状に形成され、前記車内側側壁部（２９）及び前記車外側側壁部（３０）には、前記ウインドウガラス（１２）に弾性的に当接する箇所として、それぞれ前記底壁部（２８）に向けて延びるガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）が形成され、
車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）が前記車内側側壁部（２９）の中間から延びるように形成されることで、車内側の前記ガラスシール部（３１ｂ）の基端部と前記車内側側壁部（２９）の先端との間であって、前記インナレインホース（１４）から車外側へ離間した箇所が延長部（３２）とされ、
前記ガラスラン（６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）に対応する箇所の車内側面（４２）及び車外側面（４５）にはスポンジ層からなる衝撃吸収手段（６１，６１）がそれぞれ一体成形され、
前記衝撃吸収手段（６１，６１）は、前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記両ガラスシール部（３１ａ，３１ｂ）から外れた状態で前記車両用ドア（１１ａ，１１ｂ）が開閉されて前記ウインドウガラス（１２）の上端部が前記延長部（３２）に衝突する際に、その衝撃を吸収することで前記延長部（３２）の前記インナレインホース（１４）との衝突を抑制するものであることを特徴とする車両用ドアのシール構造。 A glass run (60) is accommodated in a window frame (13) formed on the vehicle door (11a, 11b) and having an inner portion formed by an inner rain hose (14). In the vehicle door seal structure that seals the inside and outside of the passenger compartment by elastically contacting the closed window glass (12),
The glass run (60) includes a bottom wall portion (28), a vehicle inner side wall portion (29) provided on the vehicle inner side of the bottom wall portion (28), and a vehicle outer side of the bottom wall portion (28). The vehicle outer side wall portion (30) is provided with a substantially U-shaped cross section, and the vehicle inner side wall portion (29) and the vehicle outer side wall portion (30) are elastic to the window glass (12). Are formed as glass seal portions (31a, 31b) extending toward the bottom wall portion (28),
The glass seal portion (31b) on the vehicle interior side is formed to extend from the middle of the vehicle interior side wall portion (29), so that the base end portion of the glass seal portion (31b) on the vehicle interior side and the vehicle interior side wall are formed. A portion between the tip of the portion (29) and separated from the inner rain hose (14) to the outside of the vehicle is an extension portion (32);
The vehicle inner side surface (42) and the vehicle outer side surface of the extension (32) of the vehicle inner side wall portion (29) in the glass run (60) corresponding to the upper side portion (13a) of the window frame (13). (45) is integrally formed with shock absorbing means (61, 61) made of a sponge layer,
The shock absorbing means (61, 61) is configured such that the vehicle door (11a, 11b) is opened and closed with the upper end portion of the window glass (12) being detached from the glass seal portions (31a, 31b). When the upper end portion of the window glass (12) collides with the extension portion (32), the impact is absorbed to suppress the extension portion (32) from colliding with the inner rain hose (14). seal structure of the car two-way door shall be the feature and a call.

前記車両用ドアは前部ドア（１１ａ）であり、前記衝撃吸収手段（３５，４１，４４，５１，５４，６１）は、前記ガラスラン（２０，４０，５０，６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、少なくとも前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）における上縁前端又はその近傍に対応する箇所に設けられていることを特徴とする請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の車両用ドアのシール構造。The vehicle door is a front door (11a), and the shock absorbing means (35, 41, 44, 51, 54, 61) is the vehicle interior side wall in the glass run (20, 40, 50, 60). The extension portion (32) of the portion (29) is provided at a location corresponding to at least the front edge of the upper edge of the upper side portion (13a) of the window frame (13) or the vicinity thereof. The vehicle door seal structure according to any one of claims 1 to 4.

前記車両用ドアは後部ドア（１１ｂ）であり、前記衝撃吸収手段（３５，４１，４４，５１，５４，６１）は、前記ガラスラン（２０，４０，５０，６０）における前記車内側側壁部（２９）の前記延長部（３２）のうち、少なくとも前記ウインドウフレーム（１３）の上辺部（１３ａ）における上縁後端又はその近傍に対応する箇所に設けられていることを特徴とする請求項１〜請求項４のうちいずれか一項に記載の車両用ドアのシール構造。The vehicle door is a rear door (11b), and the shock absorbing means (35, 41, 44, 51, 54, 61) is the inner side wall portion of the glass run (20, 40, 50, 60). The extension part (32) of (29) is provided at a location corresponding to at least the rear edge of the upper edge of the upper side part (13a) of the window frame (13) or the vicinity thereof. The vehicle door seal structure according to any one of claims 1 to 4.