JP4252884B2 - 光学接続構造および光学接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送媒体同士、あるいは光伝送媒体と光部品との光学接続構造とそれを用いた光学接続方法に関するものである。
一般的な光ファイバの接続方法として、光ファイバ同士を突き合わせることによる物理的接続方法がある。物理的接続には、メカニカルスプライスや光コネクタを用いる例があるが、両者ともに光ファイバ端面に軸方向の押圧力をかけることによって物理的な接続を可能にしている。光コネクタによる接続の場合は、一般的には光ファイバが脆くて弱いために光ファイバをフェルールに挿入して保護し、それにより、光ファイバの端面の物理的接触を可能としている。
この物理的な接続において、光ファイバの位置決め精度や端面形状は、接続特性に大きく影響し、光ファイバの端面の角度のずれや端面形状が荒れていたりすると、突き合わせた光ファイバ端部間に空気が入ることにより、接続端面でフレネル反射が大きくなる為、接続損失が大きくなる。これを改良する方法として、光ファイバの端面あるいは光ファイバの端面とフェルールを高度な研磨処理をする方法があるが、研磨処理には多大な時間と経費が必要である点が大きな課題となっていた。
そのため、研磨工程を必要とせずに、カットしたままの状態の光ファイバを接続する方法が検討されてきた。その一つの方法として、光ファイバの接続端面に光ファイバのコアと同等かあるいは近似した屈折率を有する液状あるいはゲル状の屈折率整合剤を介在させて接続する方法が提案されている。これは、その屈折率整合剤を光ファイバ端面に塗布し、光ファイバを突き合わせることによって、接続端面の空気の侵入を防ぐことで、空気によって生じるフレネル反射を回避し、接続損失を低減する方法である。しかしながら、この場合に使用する屈折率整合剤はシリコーン系やパラフィン系の液状、あるいはグリース状のものが一般的に使用されているため、非常に小さな面積である光ファイバ端面に一定量塗布することは困難であった。また過剰に屈折率整合剤が塗布されると、接続部周囲の汚染や、それによる埃などの付着が問題となっていた。
これに対し、固体の屈折率整合部材を用いる方法が検討されてきた。その一つに、光ファイバの端面に透明な整合材フィルムを直接密着するように取りつける方法(特許文献1)がある。この方法では、接続部周囲の汚染等の問題を解決することはできるが、フィルムに光ファイバを突き当てた時の光ファイバ端部の移動可能な距離は、フィルムの内部変形量に相当する距離であり、おのずから限界があった。したがって、光ファイバとフィルムとの十分な密着性を得ることはできず、結果として良好な光学特性を得られないという問題があった。また、整合材フィルムを取付けたアダプタに光ファイバを固定するために、光ファイバを所定の位置に設置するには、高度な位置合わせを必要とし、作業性を低下させていた。さらに光ファイバ端部の移動量が小さいため、光ファイバ端部に応力が集中してフィルムの保持部周辺が破れたり、光ファイバが破損する恐れがあった。
また、光透過性で光ファイバコアに近い屈折率を有する樹脂の層をフェルール端面に密着させて設け、光ファイバを突き当てて接続する方法(特許文献2)がある。この樹脂の場合もフィルムの場合と同様に上記問題を解決することができず、さらに樹脂は2つのフェルールに挟まれているため、光ファイバ同士の接続において、光ファイバが突き出した場合、樹脂が光ファイバの突き出し量にあった変形をすることが困難であり、接続時に光ファイバの変形、破壊が起きる可能性があった。
特許第2676705号公報 特開2002−31745号公報
接続部材を光ファイバ同士の端部に挟んで光学接続する構造においては、上記のような種々の問題が発生していた。それらの問題を解決すべく、本発明者らは、従来の手段よりも単純な構造で、接続部材を光ファイバに十分密着させることができ、接続時の光ファイバ端面の位置に自由度を持たせることができ、また多心であっても光学安定性に優れ、作業性の良い光学接続構造及び光学接続方法を提案しようとするものである。
上記の課題を解決する手段として、本発明者らは、光伝送媒体および光学部品と屈折率整合性を有する接続部材が、互いに対向する該光伝送媒体の端面もしくは該光伝送媒体と該光学部品との間に介在し、前記接続部材は、該光伝送媒体の端面を接合する際に生じる起伏を伴って、かつ、該光伝送媒体の軸方向に伸びて変形することを特徴とする光学接続構造を提案する(請求項1)。さらに、前記接続部材が、光伝送媒体の端面形状に対応して凹部をともなって変形していることを特徴とする光学接続構造を提案する(請求項2)。

本発明の光学接続構造においては、前記接続部材の接続点における接続後の厚みが、50μm以下であることが好ましく(請求項3)、光伝送媒体と接続部材が接する面の中心から、接続部材の周縁部までの距離の最小値Dと該ファイバの半径Rが、R<D≦60Rの関係を満たすことが好ましい(請求項4)。また、接続部材の周縁部には支持材が具備されている場合(請求項5)でも、上記接続される光伝送媒体が多心の光ファイバである場合(請求項6)でも、本発明は有効に適用できる。
また、本発明の光学接続方法は、光伝送媒体および光学部品と屈折率整合性を有する接続部材を用いて、該光伝送媒体の端面同士もしくは該光伝送媒体の端面と光学部品を接続する方法であって、互いに対向する該光伝送媒体の端面、もしくは該光伝送媒体の端面と光学部品の間に接続部材を配置する工程と、一方の光伝送媒体の端面を接続部材に密着するまで移動する工程と、該一方の光伝送媒体の端面を、前記接続部材が波状の変形をともなって他方の該光伝送媒体もしくは光学部品に接触するまでさらに移動する工程、とからなることを特徴とする(請求項7)。本方法においては、一方の光伝送媒体の端面を接続部材に密着するまで移動する工程と、該一方の光伝送媒体の端面を、前記接続部材が波状の変形をともなって他方の該光伝送媒体もしくは光学部品に接触するまでさらに移動する工程が連続的に行なわれても、断続的に行なわれてもどちらでも構わない。
本発明は、光伝送媒体および光学部品と屈折率整合性を有する接続部材が、互いに対向する該光伝送媒体の端面もしくは該光伝送媒体と該光学部品との間に波状に変形して介在することを特徴とする光学接続構造であって、光伝送媒体と接続部材を密着させることができ、低損失な光学接続を実現することができる。また、光伝送媒体の端面の位置に自由度が増すために、光伝送媒体に過剰な押圧力がかからなくなり、光伝送媒体及び接続部材が破損することもなく、また接続作業性が向上する。さらに、複数本の光伝送媒体の接続であっても簡単に接続でき、接続部材が、光伝送媒体のそれぞれの突き当てに対して変形することにより、光伝送媒体の突き出し量のばらつきがあっても各光伝送媒体と接続部材が密着し、光伝送媒体及び接続部材に破壊が起こることなく安定した光学接続を行うことができる。
以下、本発明の光学接続構造を説明する。本発明で用いられる光伝送媒体は、上記で示した光ファイバや光導波路などがあるが、その種類は特に限定されない。光ファイバは何等限定されるものではなく、その用途等に応じて、適宜選択すればよく、例えば、石英、プラスチック等の材料からなる光ファイバを用いることができる。また光導波路はポリイミド光導波路、PMMA光導波路、エポキシ樹脂光導波路などが利用される。また、使用する2つの光伝送媒体の種類が異なっていても、また異なる外径の光伝送媒体であってもコア径が同じであれば、本発明を適用することができる。なお、光ファイバの本数、光導波路の枚数も何等限定されない。
光ファイバと接続する光学部品には、上記光学レンズの他にも、フィルタ等があげられるが、光学部品の種類に関しては特に限定されるものではない。光学レンズとしては、例えば両凸、両凹、凹凸、平凸、非球面などの各種形状のレンズ、コリメートレンズ、ロッドレンズなどが適用でき、フィルタとしては、一般光通信用フィルタの他、多層膜フィルタやポリイミドフィルタなどが適用できる。
本発明の接続部材は、光伝送媒体との間で、および光学部品との間で屈折率整合性を有することが必要である。この場合の屈折率整合性とは、接続部材の屈折率と光伝送媒体および光部品の屈折率との近接の程度をいう。したがって、本発明を構成する接続部材の屈折率は、光伝送媒体および光学部品の屈折率に近いものであれば特に限定されないが、フレネル反射の回避による伝送損失の面から、それらの屈折率の差が±0.1以内であることが好ましく、さらにより好ましくは±0.05以内であるとよい。なお、仮に光伝送媒体と光学部品の屈折率の差が大きい場合には、光伝送媒体と光学部品の屈折率の平均値と接続部材の屈折率が上記の範囲内で、近接していることが好ましい。
また、接続部材は、光ファイバ同士、あるいは光ファイバと光学部品の間に挟むことができ、接続時に波状に変形できる柔軟性を有するものであれば、その構成材料は如何なるものも使用でき、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン等の多孔質基材、アクリル系、エポキシ系、ビニル系、シリコーン系、ゴム系、ウレタン系、メタクリル系、ナイロン系、ビスフェノール系、ジオール系、ポリイミド系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル系などの基材等を使用することができ、上記材料に架橋剤、添加剤、軟化剤等を添加し、任意に柔軟性を調節してよく、耐水性や耐熱性を付加してもよい。また、接続部材の構造は上記材料を複合してシート基材に塗布したり、組み合わせる等、光学的に問題が無ければ多層構造であってもかまわない。さらに、着脱して利用する際には、復元性を有する材料を選択するのが好ましい。さらにまた、接続部材を変形させる手段は、接続時に波状に変形していればよく、接続部材を縮めて変形させたり、接続部材の位置を移動させて、接続部材の変形の程度を調節してもかまわない。
接続部材の厚みについても特に限定しないが、厚すぎると光損失が起きやすくなり、また薄すぎると取り扱いが難しくなり、強度も弱くなるため、光学接続において要求する接続損失レベルを満たし、適当な強度を持つような膜厚になるよう適宜選択すればよい。また、接続部材の形状は、例えば円形状、楕円形状、多角形状などを取りうるが、特に限定せず、使用環境及び接続に用いる光ファイバや光学部品に適した形状のものを用いればよい。さらに、そのサイズも使用環境及び接続に用いる光ファイバや光学部品に適したものを適宜選択してよい。
接続部材の交換は、例えば接続部材表面に埃、あるいは塵が付着したなどの場合に適宜行えばよい。また、交換前の異物混入を防ぐために、接続部材の片面あるいは両面に保護フィルムを貼り付けておいても良い。
接続部材が波状に変形するとは、後述の図1(c)、図6(c)、および図7に示す接続部材の形状を称し、光ファイバの端面を接続部材の表面に接合する際に生じる起伏を伴った変形を意味する。図7についていうならば、当該変形により接続の前後で光ファイバの端面の位置が変動し、対向する光ファイバの端面との密着性が保持される。
次に、本発明の光学接続構造の実施態様について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、光伝送媒体として、光ファイバを用いた例について述べる。図1(a)〜(c)は、本発明における光学接続構造の一例および光学接続方法の一例を示す工程図である。図1において、端部の被覆を除去し、カットした光ファイバ1a、1bと、屈折率整合性を有する接続部材2は一定の間隔を置いて設置されている(図1(a))。次に、一方の光ファイバ1aの端部を接続部材2に密着させるまで移動させる(図1(b))。さらに、接続部材2を変形させながら光ファイバ1aを他方の光ファイバ1bと接続部材を接触させるまで移動させる(図1(c))。それにより、光ファイバ1a、1bを光学的に接続した光学接続構造が形成される。この場合、接続部材2が波状に変形する。このように、接続部材2が、光ファイバの軸方向に伸びて変形することによって、光ファイバ1a、1bと接続部材2がより密着し、それにより光ファイバ間の光損失を非常に小さくすることができる。また、光ファイバの接続の際には、光ファイバの接続位置は接続部材が波状に変形する範囲内のどこでも可能なため、光ファイバに過剰な押圧力がかかりにくくなり、光ファイバ並びに接続部材の破損を防ぐことができる。さらに、もう一方の光ファイバを接続部材に密着させ、次いで接続部材と他方の光ファイバを接触させるまで移動させるような接続方法をとることにより、2つの光ファイバと接続部材を確実に密着させることが可能となる。また、一方の光ファイバを固定しておき、もう一方を、上記のように移動させるため、微妙な精度を要する光ファイバの位置合わせが不要となり、実用上、より信頼性のある該媒体の接続が可能となる。なお、図1(a)において、光ファイバ1a,1bはV溝や貫通孔などの位置合わせ手段により互いに位置合わせされるのが好ましいが、特に限定されるものではない。
光ファイバ同士が突き合わされ、挟まれた時の、接続部材の厚みは50μm以下であることが好ましい。50μm以上である場合は、突き合わされた光ファイバ間の間隔が大きすぎるために光損失が増大し、接続構造として適さない。これは、光ファイバと光部品の接続の場合でも同様である。突きあわされた後の接続部材のより好ましい厚さは5μm以上、30μm以下である。
図2に本発明の光学接続構造の他の一例を説明する平面図を示す。図2においては、図1(c)と同様に接続部材2が変形し、突き合わされる前の接続部材2の端面の位置(図2中の破線)に対して、突き合わされた後の接続部材2が波状に変形し、さらに内部に凹んで変形している。このように、波状の変形と内部変形を合わせた構造によって、光ファイバのより柔軟な突き当てができるようになり、光ファイバ1a、1bと接続部材2をさらに確実に密着させ、光ファイバ及び接続部材が破損する危険性を回避できる。
図3に示すのは、光ファイバ1と接続部材2の接続部を光ファイバの軸と垂直の方向からみた平面図であり、光ファイバ1と接続部材2が接する面20の中心21から接続部材2の周縁部22までの距離の最小値Dと、光ファイバの半径Rを示している。接続部材が上記のように変形するには、Dの値とRの値が、R<D≦60Rの関係を満たすことが望ましい。図4(a)〜(e)は、種々の形状の接続部材2に対するDの値を説明する図であり、光ファイバの軸方向から見た平面図である。図中20は光ファイバと接続部材が接する面、21はその面の中心、22は接続部材2の周縁部を示している。図4(e)のように多心の光ファイバを用いた場合は、Dは近接する光ファイバ端部の接触位置と光ファイバ中心との最短距離を意味する。ただし、後述する支持材を具備した場合や、何らかの部材で接続部材を固定した場合は、Dの値は、支持材、あるいは部材が接触する部分を除いた部分の周縁部と光ファイバ中心との最短距離をいう。このように、接続部材を一定の間隔で固定し、接続部材周辺に一定の空間を持たせることにより、接続部材が光ファイバと密着した状態でも、自由度を持ち、柔軟に変形することができる。Dの値が60Rより大きい場合は、光ファイバの突き出しにより、接続部材の変形量が大きくなり、全体的にたるみやしわが生じ、それにより接続部材が破れる恐れがあるため、安定的な接続をすることができなくなる。また、DがRと等しい場合は、光ファイバを突き合わせたときに接続部材が密着するが、接続部材が波状に変形することができない。さらにDがRより小さい場合は光ファイバ表面全体に接続部材が密着しないために、空気に接触し、光損失が増大する。また、Dの範囲は2R≦D≦30Rとするのがより好ましい。なお、光導波路のように長方形の断面をもつものについてのRの値は、長方形の対角線の半分の長さをRと定義する。また、接続部材を固定するための手段は特に限定しないが、接続部材が常に固定した状態で使用されることが好ましい。
接続部材を固定するための手段は特に限定しないが、接続部材が常に固定された状態で使用されることが好ましく、例えば、以下に示すような支持材を用いるのが好ましい。図5(a)〜(f)は、本発明における支持材4が具備された接続部材2の一例を説明する斜視図である。支持材4は接続部材2を把持でき、かつ少なくともその両端を固定できればよく、その形状は図5(a)のように両端を把持した簡易的な形状であっても、図5(b)のような3方向を固定したコの字形状であってもかまわないが、上下左右方向を安定して把持できる図5(c)、図5(d)のような窓型形状であることがより好ましい。また、接続部材を容易に安定して固定できるように、図5(e)のようなラッチ部61を設けるなどの工夫を施しても構わない。さらに、支持材を構成する部材の個数についても限定せず、安定化するために図5(f)のように2つの部材により接続部材を挟み込んだ構造であっても構わない。なお、支持材のサイズについては特に限定せず、使用環境および仕様に応じて適宜選択して用いればよい。また、支持材の材料に関しても、金属類、プラスチック材料、ゴム材料など適宜選択して用いればよい。このように支持材を設け、接続部材を保持して固定することによって、接続部材が柔軟に変形することができる。また、支持材の枠がある場合は、接続部材の設置作業において、接続部材に接触することなく取り扱うことが可能となるため、接続部材表面の汚染や塵などの付着を防止することができる。したがって、接続部材の交換も容易に行うことができる。
図6(a)〜(c)は、本発明の光ファイバと光部品の光学接続構造の一例を示す平面図、および光学接続方法の一例を示す工程図である。この例は、端部の被覆を除去し、カットした光ファイバ1と接続部材2と光学レンズ6からなり、光ファイバ1と光学レンズ6が光学的に接続されている光学接続構造を示している。接続部材2と光ファイバ1及び光学レンズ6は、当初一定の間隔で設置・固定されており、接続部材は張られた状態で固定されている(図6(a))。光ファイバ1の端部を接続部材に密着させるまで移動させ(図6(b))、次に、光ファイバ1をさらに接続部材を変形させながら光学レンズ6に接触させるまで移動させる(図6(c))。それにより、光ファイバ1と光学レンズ6を光学的に接続した接続構造が形成される。このように、中央部より外周部に向けて段階的あるいは連続的に厚みが薄くなるような凸形状の光学部品に対しても本発明の光学接続構造は容易に適用できる。また、接続部材を光学レンズに貼り付けたり、密着させることなく、接続部材を光ファイバの先端断面形状分だけ光学レンズに接触させればよく、それにより、接続部材の密着面積が最小で済むために、容易に接続部材を着脱することができる。また、光学レンズは固定されていればよいので、接続の際に光学部品を移動させる機構は全く必要としない。
図7は、本発明の多心接続の光学接続構造の一例を示す平面図である。この光学接続構造は、4本の光ファイバ1a〜1d、光ファイバ接続用整列部材5、接続部材2から構成され、光ファイバとしては先端を被覆除去した後カットしてある4心の光ファイバテープ心線7a、7bを用いている。光ファイバ接続用整列部材5は、中央に溝51を有し、また溝を挟んだ両側に同軸の一対の貫通孔52を有している。貫通孔52は並列に一定間隔で4個並べられている。テープ心線、7a、7b中の4本の光ファイバは貫通孔52にそれぞれ挿入され、並列しながら接続部材2を挟んで、お互い突き合わさっている。接続部材2は、弾性を持つフィルムである。接続された状態では、4本の光ファイバは、それぞれ光ファイバの軸方向に対して異なる位置で一枚の接続部材に接続され、接続部材2は波状になっている。本発明では、接続部材が柔軟に波状に外部変形することができるために、図7のように光ファイバの突き出し量にあった変形をすることができ、接続時の各光ファイバと接続部材は密着し、また光ファイバあるいは整列部材に変形、破壊が起こることはなく、安定した光学接続ができる。
以下、本発明の光学接続構造および光学接続方法を実施例によって説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図8(a)〜(c)に示すのは本実施例の光学接続構造を示す平面図と、光学接続方法を示す工程図である。接続部材として屈折率1.46に調節したウレタンエラストマー系樹脂をシート化し、厚み15μm、サイズ3mm×3mmのシートを用いたものである。まず、2本のシングルモード光ファイバ1a、1b(古川電工製、250μm径)の被覆を端部から20mm除去し、光ファイバ素線(125μm)を剥き出しにし、端部から10mmのところで光ファイバ素線をカットした。次に、2個のV溝基板8a、8b(サイズ5mm×10mm)を用意し、両者のV溝断面を光学顕微鏡で位置合わせし、次いで、50μmのスリット91を設けたガラス基板9(サイズ10mm×20mm)上にスリットから0.2mmの位置にV溝端部を合わせ、V溝基板8a、8bをガラス基板9に接着剤で固定した。その後、接続部材2をガラス基板9のスリット91に挿入し、ガラス基板表面に垂直に固定した。さらに、両方のV溝基板8a、8bのV溝内に光ファイバ1a、1bをそれぞれ位置させ、V溝に沿わせて光ファイバ1a、1bを平行移動させ、2本の光ファイバ素線の端部を接続部材に接触させない程度にV溝基板から適当な距離に位置させた後、光ファイバ1bを平面板12bとV溝基板8bで挟み込み、接着剤でV溝基板8b上に固定した(図8(a))。次いで、もう一方の光ファイバ素線1aを、接続部材2に密着するまで移動し (図8(b))、さらに両方の光ファイバが密着するまで接続部材2を押しつけた。そのあと、光ファイバ1aを平面板12aとV溝基板8aで挟み込み、さらに光ファイバ固定ジグ14で、平面板12aとV溝基板8aを挟み込み、これらを固定した(図8(c))。なお、本実施例においては、R=62.5μm、D=1.5mmであり、D=24Rであった。また、光ファイバが突きあわされたあとの接続部材の厚さは10μmであった。
このように、光ファイバが接触する接続部材周辺に空間を設け、接続部材を波状に変形させることによって、光ファイバ端面が接続部材に十分に密着するため、接続損失は0.3dB以下と小さかった。また光ファイバの端面周辺に自由度が増すために、光ファイバに過剰な押圧力がかからなくなるため、光ファイバや接続部材の破損は起こることなく、極めて良好な取り扱い性で光学接続を行うことができた。また光ファイバ端部と接続部材間には、高精度の軸方向の位置合わせ手段を必要としなくても良く、作業性を向上させることができた。また、光ファイバの位置合わせをするV溝基板に接続部材を接触させる必要が無く、接続部材を容易に交換して再接続することもできた。
図9に示すのは本実施例の光学接続構造を示す平面図である。4本の光ファイバ同士の光学接続を実現するにあたり、光ファイバ1a〜1dをもつ4心の光ファイバテープ心線(7a、7b)を2本とガラス基板9上に設置される4本のV溝を持つV溝基板8を2個用いた以外は、実施例1と同様に接続作業を行った。その結果、一枚の接続部材2で、4本の光ファイバ1a〜1dを簡単に光学接続することができた。また、カットした光ファイバの長さを計測したところ、4本の光ファイバ素線間で±10μm程度のばらつきがあったが、接続部材が柔軟に変形して、各光ファイバの端面と接続部材が十分に密着した。このため各光ファイバの接続損失は、各ファイバで0.3dB以下であり、光学接続構造として、十分使用可能なことが判った。
図10(a)〜(c)に示すのは本実施例の光学接続構造を示す平面図と光学接続方法を示す工程図である。光ファイバ1にロッドレンズ11を接続する際に実施例1で使用した接続部材を用いて行った。すなわち、実施例1と同様に光ファイバ素線1をガラス基板9上のV溝基板8に設置した。一方、ロッドレンズ11(mflends社製、外径2mmφ)を2.1mmφの貫通孔52を有する整列部材5(サイズ5mm×5mm×10mm)に貫通させ、ロッドレンズ端面を整列部材端面から適当な距離に位置させて接着剤で固定した。ロッドレンズとV溝が位置合わせされた状態で、V溝基板8を、ガラス基板9のスリット91から0.05mmの位置に接着剤で固定した。次に、スリット91に接続部材2を挿入して設置した(図10(a))。その後、光ファイバ1をV溝に這わせる様に移動させて(図10(b))、光ファイバ1の端面を接続部材2に突き当て、さらに光ファイバ1を移動させて接続部材2を変形させることにより、接続部材2の反対側の面をロッドレンズ11に接触させた。その後、平面板12とV溝基板8で光ファイバ1を挟み、コの字型の光ファイバ固定治具14をはめ込んで平面板12とV溝基板8を押さえ込み、これを固定した(図10(c))。
このように、光ファイバとレンズのようなサイズの異なる接続媒体同士の接続であっても、光ファイバを押し当てて接続部材を変形させることによって、レンズと接続部材は最小限の面積で密着させて光学接続できるので、両者の着脱作業時に簡単に剥がすことが可能であり、光ファイバ固定治具を取り外すことにより、光ファイバの着脱を繰り返しても傷が付くようなことはなかった。さらに光学レンズのように中央部より外周部に向けて段階的あるいは連続的に厚みが薄くなるような凸形状の光学部品であっても容易に光学接続ができた。
図11(a)に示すのは本実施例の光学接続構造を示す斜視図であり、図11(b)〜(d)に示すのは、本実施例の光学接続方法を示す工程図である。実施例1で用いた接続部材を中央に空洞(2mm角)を有する透明のプラスチック樹脂の支持材の枠(3mm角厚み0.1mm)2枚で両側から挟み込み、接続部材内包カートリッジ13(形状は図5(f)と同様)を作製した。ついで、この接続部材13を図11(a)に示す整列部材5に装着して2本の光ファイバ1a、1b同士の接続を行なった。整列部材5(サイズ10mm×20mm×42.1mm)には中央に0.25mmの溝51が設けられ、端部より溝に貫通する同軸上の一対の貫通孔(φ0.125)52a、52bが備わっている。この整列部材5の溝51に接続部材内包カートリッジ13を垂直に挿入した。先端25mmを被覆除去し、カットした2本の光ファイバ1a、1bを、貫通孔52a、52bにそれぞれ挿入し、片方の光ファイバ1bは貫通孔52bの端部より接続部材2に接しない程度に適当量突き出して、整列部材の端部に接着剤10bで光ファイバ1bを固定した(図11(b))。そして、他方の光ファイバ1aを接続部材側にゆっくり押し込んで接続部材2に突き当て(図11(c))、接続部材2を変形させながら、反対側の光ファイバ1bに接触させた。その後、整列部材5に光ファイバ1aを接着材10aで固定した(図11(d))。
このように接続部材をカートリッジとし、支持材の枠を介して整列部材と一体化することで、構造的に安定した光学接続が可能であった。また、支持材の枠を介することから整列部材と接続部材の距離を一定に保つことができ、接続部材の変形をコントロールしやすくなり、取り扱い性、作業性を向上させることができた。さらにカートリッジにしたことで、接続の実施がさらに簡単になり、作業効率および生産効率が向上した。
(a)〜(c)本発明における光学接続構造の一例を示す平面図、および本発明の光学接続方法の一例を示す工程図である。 本発明の光学接続構造の一例を説明する平面図である。 本発明の光ファイバと接続部材の接続部を光ファイバの軸と垂直の方向からみた平面図であり、光ファイバと接続部材が接する面の中心から接続部材の周縁部までの距離の最小値Dと、光ファイバの半径Rを示している。 (a)〜(e)本発明の接続部材の種々の形状に対するDの値を説明する平面図である。 (a)〜(f)本発明の支持体を具備した接続部材の例を示す斜視図である。 (a)〜(c)本発明の光ファイバと光部品の光学接続構造の一例を示す平面図、および光学接続方法を示す工程図である。 本発明の多心接続の光学接続構造の一例を示す平面図である。 (a)〜(c)本発明の光学接続構造の実施例の一例を示す平面図と、光学接続方法の実施例の一例を示す工程図である。 本発明の光学接続構造の実施例の一例を示す平面図である。 (a)〜(c)本発明の光学接続構造の実施例の一例を示す平面図と、光学接続方法の実施例の一例を示す工程図である。 (a)本発明の光学接続構造の実施例の一例を示す斜視図である。(b)〜(d)本発明の光学接続方法の実施例の一例を示す工程図である。
符号の説明
1、1a〜1d…光ファイバ、2…接続部材、4…支持材、5…接続用整列部材、6…光学レンズ、7a、7b…光ファイバテープ心線、8、8a、8b…V溝基板、9…ガラス基板、10、10a、10b…接着剤、11…ロッドレンズ、12、12a、12b…平面板、13…接続部材内包カートリッジ、14…光ファイバ固定ジグ、20…光ファイバと接続部材が接する面、21…光ファイバと接続部材が接する面の中心、22…接続部材の周縁部、51…溝、52、52a、52b…貫通孔、61…ラッチ、91…スリット

Claims (6)

  1. 光伝送媒体および光学部品と屈折率整合性を有する接続部材が、互いに対向する該光伝送媒体の端面もしくは該光伝送媒体と該光学部品との間に介在し、
    前記接続部材は、該光伝送媒体の端面を接合する際に生じる起伏を伴って、かつ、該光伝送媒体の軸方向に伸びて変形することを特徴とする光学接続構造。
  2. 前記接続部材が、前記光伝送媒体の端面形状に対応して凹部をともなって変形していることを特徴とする請求項1記載の光学接続構造。
  3. 前記接続部材の接続点における接続後の厚みが、50μm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光学接続構造。
  4. 前記光伝送媒体と前記接続部材の接触面の中心から、該接続部材の周縁部までの距離の最小値Dと該光伝送媒体の半径Rが、
    R<D≦60R
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の光学接続構造。
  5. 前記接続部材の周縁部に支持材が具備されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の光学接続構造。
  6. 前記光伝送媒体が多心の光ファイバであることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の光学接続構造。
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