JP4252158B2 - エレベーター装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、昇降路を昇降するかごが乗場に着床し、乗場及びかごの出入口が開閉されるエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9及び図10は、例えば特開平8−127485号公報に示された従来のエレベーター装置を示す図で、図9はエレベーターのかごの正面図、図10は図9の要部を拡大して示す縦断面図である。図において、1はエレベーターのかご、2はかご1に設けられた出入口、3は出入口2を開閉するかごの戸で、引き戸によって構成されている。4はかご1に設けられてかごの戸3を駆動する駆動装置で、リンク機構を介してかごの戸3に連結されている。
【0003】
5は出入口2の上縁部に設けられてかごの戸3の吊り手が係合された戸のレールで、出入口2幅に対応する箇所が戸袋対応箇所よりも下降して形成されている。6は出入口2の下縁部を構成するかごの敷居で、かごの戸3の脚が摺動自在に嵌合した溝が設けられている。
【0004】
7はかごの戸3の上端面に装着された遮音板で、出入口2の上縁部材8の上側に延長して設けられている。9は上縁部材8の上面に装着された遮音材で、ウレタンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作されて、遮音板7の突出縁部に対向して配置されている。10はかごの戸3の下端面に装着された遮音材で、ウレタンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作されている。
【0005】
従来のエレベーター装置は上記のように構成され、かご1の昇降中は出入口2がかごの戸3により戸閉されている。そして、この状態ではかごの戸3が戸のレール5の出入口2幅対応位置に配置されて、図9及び図10に示すように下降位置に配置され、遮音板7が遮音材9に、またかごの戸3の下端面に装着された遮音材10がかごの敷居6にそれぞれ密接する。
【0006】
このようにして、出入口2の上、下縁部からかご1の昇降による風音等の騒音が、昇降中のかご1内に入らないようになっている。なお、図示が省略してあるが、昇降路に設けられた乗場にかご1が着床すると、駆動装置4が付勢されてかごの戸3が戸開される。これによって、戸のレール5の戸袋対応箇所にかごの戸3が移動するに伴って、遮音板7、かごの戸3の下端面は、それぞれ対向した遮音材面を摺動した後に、上昇して遮音材との間に空隙が形成される。
【0007】
また、図11は、例えば特開昭54−104147号公報に示された他の従来のエレベーター装置を示す図で、かごの出入口下縁部箇所の縦断側面図である。図において、前述の図9及び図10と同符号は相当部分を示し、11は昇降路12に設けられてかご1が着床する乗場、13は乗場11の出入口の下縁部を構成する乗場の敷居、14は補助敷居で、かごの敷居6の乗場の敷居13との対向部に配置されて、駆動装置4の作動棒15に連結されたリンク機構16を介してかごの敷居6に装着されている。
【0008】
他の従来のエレベーター装置は上記のように構成され、かご1の昇降中は出入口2がかごの戸3により戸閉されている。そして、この状態では駆動装置4の作動棒15が下降し、補助敷居14はリンク機構16によってかごの敷居6の前端から下降し、かつ引退した位置に配置される。また、かご1が乗場11に着床してかごの戸3が戸開すると、その戸開動作に連動して作動棒15が上昇する。
【0009】
そして、補助敷居14がリンク機構16によって上昇し、かつ前進してかごの敷居6の前端位置に変位して上面がかごの敷居6上面に対応した位置に配置される。これによって、かごの敷居6の乗場の敷居13との双者の間の隙間が少なくなり、上記双者間において車椅子のキャスター等が上記双者間の隙間に落ち込まず、容易に移動できるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の図9及び図10のエレベーター装置において、戸のレール5の出入口2幅に対応する箇所が戸袋対応箇所よりも下降して形成されている。このため、かごの戸3の戸開時に、かごの戸3の下端面が遮音材10面を摺動した後に上昇変位する。したがって、かごの戸3の戸開時の初期に制動力が作用し、また戸開時にかごの戸3が上昇変位することにより開閉動作の円滑が損なわれるという問題点があった。
【0011】
また、他の従来の図11のエレベーター装置において、補助敷居14が駆動装置4の動作に連動して動作するので、リンク機構16を主要部とする複雑な機構が必要になる。また、かごの戸3の開閉動作に連動して補助敷居14が動作するので、駆動装置4単独又はリンク機構16単独等の機構局部に対する保守作業が制約される。また、補助敷居14の動作負荷によって駆動装置4に負荷変動が発生してかごの戸3の開閉動作に影響し、また戸閉時のかごの戸3の反転動作によって、その反動が補助敷居14にも伝わって衝撃や騒音が生じるという問題点があった。
【0012】
なお、超高層建築に設置される高速エレベーターでは、強風等の影響によってかご1の昇降中に建物の揺れが発生することがあり、また昇降中のかご1に揺れが生じることがある。このような揺れによるかご1と乗場11の接触を防止するために、かごの敷居6と乗場の敷居13との間の隙間を広めに設計する傾向がある。
【0013】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、出入口の戸の開閉動作に影響することなく、かごの戸の下縁部からのかごの昇降時の風音侵入を防ぎ、また要時にかごの敷居の乗場の敷居との隙間を縮小できるエレベーター装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター装置においては、昇降路を昇降するかごと、このかごの出入口を開閉するかごの戸と、かごに設けられた駆動機構並びにこの駆動機構によって駆動され上昇変位して、戸閉したかごの戸及び出入口の下縁部を形成したかごの敷居の両者に密接し上記両者の間の空隙を覆い、駆動機構によって駆動され下降して、かごの敷居及び昇降路に設けられた乗場の敷居の双者間に変位して上記双者間の隙間を少なくすると共に、上面がかごの敷居上面対応位置に配置される作動体を有する作動装置とが設けられる。
【0015】
また、この発明に係るエレベーター装置においては、下部が下方へ延長されてトーガードが一体的に構成された作動体が設けられる。
【0016】
また、この発明に係るエレベーター装置においては、作動体がかご側に引退した位置に配置されたときに動作する検出手段が設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図8は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーターのかごの下部側における要部正面図、図2は図1に対応した平面図、図3は図1の要部縦断側面図、図4は図2のA部拡大図、図5は図2における作動体の変位状態を示す図2相当図、図6は図5に対応した図3相当図、図7は図2における作動体の他の変位状態を示す図6相当図、図8は図2における作動体の変位動作を説明するフローチャートである。
【0018】
図において、1はエレベーターのかご、2はかご1に設けられた出入口、3は出入口2を開閉するかごの戸で、引き戸によって構成されている。6は出入口2の下縁部を構成するかごの敷居で、かごの戸3の脚が摺動自在に嵌合した溝が設けられている。11は昇降路12に設けられてかご1が着床する乗場、13は乗場11の出入口の下縁部を構成する乗場の敷居である。
【0019】
17は引き戸からなり乗場11の出入口18を開閉する乗場の戸で、脚が乗場の敷居13の溝に摺動自在に嵌合されている。
19はかご1の出入口2の下側に設けられた作動装置で、後述する駆動機構20及び作動体21によって構成されている。
【0020】
すなわち、駆動機構20は、かご1の前面の出入口2の下側に設けられて出入口2幅方向に互いに離れて配置された取付金具22、取付金具22に枢持されて長手が出入口2幅方向に配置された作動軸23、取付金具22に設けられた駆動電動機24、入力歯車が駆動電動機24の出力軸に固定されて出力歯車が作動軸23に固定された歯車減速機構25、一端が作動軸23に固定された上部回動腕26及び一端が取付金具22に枢着されて上部回動腕26の下側に配置されて上部回動腕26及び後述する作動体とにより平行クランク機構の要部を形成する下部回動腕27によって構成されている。
【0021】
また、作動体21は、かご1の前面に設けられて出入口2幅に対応して配置され裏面に上部回動腕26及び下部回動腕27の回動端がそれぞれ枢着されて下方に延長され、下部によってトーガード28が形成されて、上縁部がかごの戸3側へ屈折されて上面29を構成し、この上面29のかごの戸3との対向縁部が下方へ屈折されて対向面30が形成された作動板31、ウレタンゴム製のスポンジ材等の弾性物質によって製作されて作動板31の裏面に装着されてかごの敷居6の前端面に対向して配置された第一遮音材32並びに第一遮音材32と同じ物質からなり対向面30装着されてかごの戸3前面及び後述する遮音板に対向して配置された第二遮音材33によって構成されている。
【0022】
34は検出手段で、取付金具22に設けられた検出スイッチ35、下部回動腕27に設けられて上向き姿勢の下部回動腕27によって検出スイッチ35の作動部を押圧する上突子36及び下部回動腕27に設けられて下向き姿勢の下部回動腕27によって検出スイッチ35の作動部を押圧する下突子37によって構成されている。
【0023】
39はかごの戸3の戸袋側の縁部からかごの敷居6の前端側へ突設された突出板、41はかごの戸3を駆動する駆動装置(図示しない)の係合板で、かごの戸3から乗場の戸17側へ突設されている。42は乗場の戸17に設けられて係合板41と係合する係合機構である。
【0024】
上記のように構成されたエレベーター装置において、かご1が乗場11に着床した状態では図6に示すように、作動装置19の駆動機構20を構成する上部回動腕26及び下部回動腕27が水平姿勢に配置される。そして、作動装置19の作動体21を構成する作動板31の上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷居13の間、すなわち図6に示す間隔Bの間に配置されると共にかごの敷居6の上面対応位置に配置される。また、この状態では、図6に示すようにかごの敷居6及び上面29の間には間隔Cが、上面29及び乗場の敷居13の間には間隔Dが形成される。
【0025】
そして、上述のかごの戸3、作動装置19が装備されたエレベーター装置の動作を図8に示すフローチャートによって説明する。すなわち、かご1に乗客が乗り込むとステップ101によりかご1の昇降指令が発せられる。次に、ステップ102ヘ進んで戸閉指令が発せられて、かごの戸3が駆動装置(図示しない)によって戸閉駆動され、また係合板41に係合した係合機構42を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸閉する。
【0026】
次いで、ステップ103においてかごの戸3が全閉していなければステップ103に戻り、全閉すればステップ104へ進んで作動装置19が動作し、駆動電動機24が付勢されて歯車減速機構25を介して作動軸23が回動する。これによって、上部回動腕26が図6に示す水平姿勢から上方へ回動し、下部回動腕27とによって形成された平行クランク機構の機能により、作動体21の作動板31が上昇変位して図3に示す状態となる。
【0027】
この状態では、第二遮音材33がかごの戸3前面、突出板39に密接し、また第一遮音材32がかごの敷居6の前端面に密接する。これにより、作動体21によってかごの戸3の下端とかごの敷居6の間の空隙が閉塞される。次に、ステップ105へ進んで、上向き姿勢に変位した下部回動腕27により上突子36によって検出スイッチ35が押圧されて動作し、駆動電動機24が消勢されると共に、検出手段34による作動体21の上昇が検出されればステップ106へ進む。
【0028】
また、上突子36によって検出スイッチ35が押圧されず、検出手段34により作動体21の上昇が検出されなければステップ104に戻る。そして、ステップ106によってかご1が昇降する。そして、昇降するかご1が昇降指令により指定された乗場11に接近すると、ステップ107へ進んで着床指令が発せられる。
【0029】
次いで、ステップ108へ進んで着床する乗場11における着床ゾーンにかご1が入ればステップ109へ進み、かご1が着床ゾーンに入っていなければステップ108に戻る。そして、ステップ109において作動装置19が動作し、駆動電動機24が付勢されて歯車減速機構25を介して作動軸23が回動する。
【0030】
これによって、上部回動腕26が図3に示す上向き姿勢から下方へ回動し、下部回動腕27とによって形成された平行クランク機構の機能により、作動体21の作動板31がかごの戸3から離れる方向に変位する。そして、ステップ110へ進んで第二遮音材33がかごの戸3から離れ、また第一遮音材32がかごの敷居6から離れる。
【0031】
これにより、下部回動腕27の回動によって上突子36による検出スイッチ35の押圧が解除されて、検出手段34による作動体21の下降開始が検出されてステップ111へ進む。なお、作動板31がかごの戸3から離れず、上突子36により検出スイッチ35が押圧されたままであれば、検出手段34による作動体21の下降開始が検出されないのでステップ109に戻る。
【0032】
そして、ステップ111において戸開指令が発せられて、かごの戸3が駆動装置(図示しない)によって戸開駆動され、また係合板41に係合した係合機構42を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸開する。これにより、かご1から乗客が乗場11に降り立つ。
【0033】
また、上述のエレベーター装置の通常運転以外の保守運転時には、かご1が乗場11に着床した状態で、保守運転スイッチ(図示しない)が操作される。これによって、作動装置19が動作し、駆動電動機24が付勢されて歯車減速機構25を介して作動軸23が回動する。
【0034】
これによって、上部回動腕26が図6に示す水平姿勢から下方へ回動し、下部回動腕27とによって形成された平行クランク機構の機能により、作動体21の作動板31上面29がかごの敷居6よりも下方へ下降して図7に示す状態となる。そして、回動して下向き姿勢となった下部回動腕27により下突子37によって検出スイッチ35が押圧されて、駆動電動機24が消勢されると共に検出手段34による作動体21の下降位置変位が検出される。
【0035】
以上説明したように、かご1が乗場11に着床した状態では作動装置19の作動体21を構成する作動板31の上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷居13の双者の間に配置されて上記双者間の隙間が減少する。このため、上記双者間において車椅子のキャスター等が上記双者間の隙間に落ち込まず、容易に移動することができる。
【0036】
また、かごの戸3の全閉後に作動装置19が動作し駆動電動機24が付勢されて作動軸23が回動し作動体21の作動板31が上昇変位する。これにより、かごの戸3の下端とかごの敷居6との間の空隙が、対向部材に密接した第一遮音材32及び第二遮音材33を介して作動板31により閉塞される。
【0037】
これによって、かご1の昇降による風音等の騒音が、昇降中のかご1内にかごの戸3の下縁部から入ることを防ぐことができる。また、かごの戸3の全閉後に第二遮音材33がかごの戸3に密接するので、戸閉動作時にかごの戸3が第二遮音材33を摺擦することがなく、戸閉動作の円滑性を損なうことがない。
【0038】
かご1が乗場11に着床するときに、作動装置19が動作し駆動電動機24が付勢されて歯車減速機構25を介して作動軸23が回動して、作動体21の作動板31が下降変位を開始する。そして、第二遮音材33がかごの戸3から離れた後に、戸開指令が発せられて、かごの戸3が駆動装置(図示しない)によって戸開駆動される。また、係合板41に係合した係合機構42を介して乗場の戸17がかごの戸3と共に戸開する。したがって、戸開動作時にかごの戸3が第二遮音材33を摺擦することがなく、戸開動作の円滑性を損なうことがない。
【0039】
また、前述の図11に示す構成のように、かごの戸3の開閉動作に連動して動作する補助敷居14が設けられない。このため、簡易な装置構成とすることができて、容易に組立てでき製造費を節減することができる。また、かごの戸3に連動して動作する補助敷居14のために、戸の駆動装置4単独又は作動装置19単独等の機構局部に対する保守作業が制約される不具合がない。また、補助敷居14の動作負荷によって駆動装置4に負荷変動が発生し、かごの戸3の開閉動作に影響して開閉動作が不安定になる不具合を解消することができる。
【0040】
また、戸閉時のかごの戸3の反転動作によって、その反動が補助敷居14にも伝わって衝撃や騒音が生じる不具合を解消することができる。
また、保守作業時には図7に示すように作動体21が下降した状態で、かごの戸3等の開閉状態の如何にかかわらず保守作業を行うことができる。このため、保守作業能率を向上することができる。
【0041】
また、かご1が乗場11に着床し作動体21の作動板31上面29が、かごの敷居6及び乗場の敷居13の双者の間に配置された図6に示す状態では、検出手段34が非動作状態となる。これにより、かご1の昇降が阻止されるので、作動板31の上面29が上記双者の間に配置された状態でかご1が昇降し、作動板31の上面29に乗場の戸17の係合装置42が衝突して損壊する事故を未然に防ぐことができる。
【0042】
また、作動体21の作動板31の下部によってトーガード28が一体的に構成されるので、別体によってトーガードを製作して装着する必要がなく、製作費、据付費を節減することができる。
【0043】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、昇降路を昇降するかごと、このかごの出入口を開閉するかごの戸と、かごに設けられた駆動機構並びにこの駆動機構によって駆動され上昇変位して、戸閉したかごの戸及び出入口の下縁部を形成したかごの敷居の両者に密接し上記両者の間の空隙を覆い、駆動機構によって駆動され下降して、かごの敷居及び昇降路に設けられた乗場の敷居の双者間に変位して上記双者間の隙間を少なくすると共に、上面がかごの敷居上面対応位置に配置される作動体を有する作動装置とを設けたものである。
【0044】
これによって、かごの昇降中はかごの戸及び出入口の下縁部の空隙が閉塞されて、昇降中のかご1内に出入口の下縁部から風音等の騒音が入ることを防ぐ効果がある。また、かごが乗場に着床した状態では作動装置の作動体を構成する作動板上面が、かごの敷居及び乗場の敷居の双者の間に配置されて上記双者間の隙間が減少する。このため、上記双者間において車椅子のキャスター等が上記双者間の隙間に落ち込まず、容易に移動を容易化する効果がある。また、駆動機構によって作動体を駆動し開閉動作時のかごの戸による作動体の摺擦を防止して、かごの戸の開閉動作を円滑化する効果がある。
【0045】
また、この発明は以上説明したように、下部が下方へ延長されてトーガードが一体的に構成された作動体を設けたものである。
【0046】
これによって、別体からなるトーガードを製作して装着する必要がなく、製作費を節減する効果がある。
【0047】
また、この発明は以上説明したように、作動体がかご側に引退した位置に配置されたときに動作する検出手段を設けたものである。
【0048】
これによって、検出手段の非動作を介してかごの昇降を阻止することができ、作動体がかご側から離れた状態でかごが昇降して作動体が、乗場側から突出して配置された部材に衝突して発生する不具合を未然に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターのかごの下部側における要部正面図。
【図2】 図1に対応した平面図。
【図3】 図1の要部縦断側面図。
【図4】 図2のA部拡大図。
【図5】 図2における作動体の変位状態を示す図2相当図。
【図6】 図5に対応した図3相当図。
【図7】 図2における作動体の他の変位状態を示す図6相当図。
【図8】 図2における作動体の変位動作を説明するフローチャート。
【図9】 従来のエレベーター装置を示す図で、エレベーターのかごの正面図。
【図10】 図9の要部を拡大して示す縦断面図。
【図11】 他の従来のエレベーター装置を示す図で、かごの出入口下縁部箇所の縦断側面図。
【符号の説明】
1 かご、2 かごの出入口、3 かごの戸、6 かごの敷居、12 昇降路、13 乗場の敷居、19 作動装置、20 駆動機構、21 作動体、28 トーガード、29 上面、34 検出手段。
Claims (3)
- 昇降路を昇降するかごと、このかごの出入口を開閉するかごの戸と、上記かごに設けられた駆動機構並びにこの駆動機構によって駆動され上昇変位して戸閉した上記かごの戸及び出入口の下縁部を形成したかごの敷居の両者に密接し上記両者の間の空隙を覆い、上記駆動機構によって駆動され下降して上記かごの敷居及び昇降路に設けられた乗場の敷居の双者間に変位して上記双者間の隙間を少なくすると共に、上面が上記かごの敷居上面対応位置に配置される作動体を有する作動装置とを備えたエレベーター装置。
- 作動体を、下部が下方へ延長されてトーガードを一体的に構成したものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
- 作動体がかご側に引退した位置に配置されたときに動作する検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
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