JP4251901B2 - ケース位置決め用プレインベア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤ上を搬送されてきたケース内搬送物をリフタに載置することにより正確に位置決めして搬送物を積卸し、或いは空ケースに搬送物を積込むためのケース位置決め用プレインベに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品の大量生産を図るため、コンベヤラインに沿って作業者を配置し、ワークを載置したケースをコンベヤラインに連続的に供給し、ラインの所定ステーションでケースを停止させて作業者がケース上で、ワークに所定の部品を組付けるようにしたコンベヤラインが一般に採用されている。また、コンベヤラインの分岐位置などの位置にストッパ装置を設け、このストッパ装置に隣接して昇降自在のキャスタ台を配置し、このキャスタ台の走行面をコンベヤラインのパスラインよりも下方に位置させる一方、キャスタ台の上方にワーク当たり板を配置し、このワーク当たり板を任意方向に平行移動可能なよう弾力的に付勢して保持するとともにワーク当たり板の周囲にワーク抑圧機構を配置し、ワーク抑圧機構によりワークを所定位置まで移動させるようにしたケース位置決め装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、工作機械のテーブル上に、流体圧でリフト可能なボールテーブルを配置してワークの高さ位置を精確に調整する浮上装置も知られている(例えば、特許文献2〜5参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−2327号公報(実願昭59−87472号)のマイクロフィルム(第5〜9頁、第1図)
【特許文献2】
実開平4−51411号公報(実願平2−93665号)のマイクロフィルム(第1〜2頁、第1図、第2図)
【特許文献3】
特開2001−219230号公報(特願2000−30404号)(第1〜3頁、第2図)
【特許文献4】
特開平10−324407号公報(特願平9−134103号)(第1〜2頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
作業用または移載用ロボットの発達により、搬送物を自動積込、積卸しを行うようになった最近、ロボットが取りやすいようにワークの停止位置を正確に決めする必要がある。従来のように油圧シリンダとストッパの構成ではロボットの要求するような正確な位置決めができない。例えば、液晶テレビ用のガラス基板などの高価な製品、半製品を搬送するに当っては、振動、衝撃、衝突をきらうものにあっては従来の方式では製品、半製品をこわして歩留まりが悪くなる。
最近人件費の増大に伴い組立て作業の無人化、省力化が要求されるようになり、複数のケースをフリーサイクルでケースコンベヤ上を循環させ、これを作業ステーションで停止させてケース上のワークに所定の作業を行うようにしたケースコンベヤが要望されている。この種のケースコンベヤは、各種あるが、これまでのコンベヤラインと異なって、各作業ステーションにケースの位置決め装置を備え、しかもケースもそれぞれ複雑な停止機構が必要となっている関係で非常にコスト高となっており、これを新たに設置すると高価となる関係で、便宜上、従来のコンベヤラインに付設してケースを所定の位置に停止させるためのケース位置決め装置の開発が要望されている。
本発明はかかる実情に鑑み発明されたもので、振動、衝撃、衝突を防ぎ、スムーズで正確なケース位置決めすることができるケース位置決め装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1番目は、リフタを備えたケース位置決め装置内に配置するエア浮上式位置決め用プレインベアであって、
前記位置決め装置内に固着されたシリンダ部材と、複数個のボールキャスタを内蔵させたケース載置用ボール受ケースとを有し、
該ボール受ケースは、シリンダ部材の上部開口面に重ねたケース底と、ケース底の周縁部に立設した環状スタッド上にスライド自在に配置した蓋付きの上板とで形成され、前記ボールキャスタは、ボール受ケース内部の同一円周上等間隔で環状スタッドと干渉しない位置に、複数個配置され、かつ前記上板とケース底の中心には、前記ボールキャスタのボールを常時、上板の下面に当接させるための引きバネを取付け、さらに、前記シリンダ部材の内部に嵌挿されたピストンの周縁近くにはエア抜き時にシリンダ部材を原位置に復帰させる戻しバネを設け、また、シリンダ部材の側壁には加圧エア導入用のエアポートを設けてなり、前記位置決め装置内のケースを所定高さリフトアップして平面内に一次的に位置決めしたのち、前記エアポートからシリンダ室へ加圧エアを導入して微小高さだけ上昇させ、次いで押切りシリンダで水平面上を移動させながらボールキャスタで支持された上板をセンタリングして正確に位置決めするようにしたことを特徴とする。
【0006】
また、第2番目の発明は、前記プレインベア底板にシリンダ部材を固着して同一円周上等間隔に複数個のシリンダを形成し、各シリンダ内には、戻しバネを備えたピストンを嵌挿し、シリンダで囲まれた中央位置にエアだまりを形成させ、エアだまり内の上部からシリンダ部材の側壁に向け通路を設けてエアポートに連ねると共に、下部には各シリンダのアプローチ側に通じるエア通路を形成させ、各ピストンの上端にボールキャスタを設けて上板の下面に当接させ、さらに、上板の下面中央とピストン部材の中央に形成させた凹所の底部との間に引きバネを設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明のケース位置決め装置は、例えばコンベヤ上にガラス基板がケースに載り運ばれて来たものをロボットで積込、積卸しを行う際、正確な位置決めが要求される位置に設置するものである。
ケースに載せられたガラス基板は、主コンベヤから位置決め装置内の駆動ローラコンベヤに移載され、ケースが、駆動ローラコンベヤ上に移載されるとコンベヤ先端に設けた感応センサにより、ケースが定位置に運ばれたことを感知し、コンベヤは停止する。
つぎにコンベヤ停止信号により、プレインベに空気が供給され上昇してケース下面に当り、ケースがリフトされ、これを上限センサで感知してリフトを停止して載置される。ここでケースは4台のプレインベに移載され、次いで押切りシリンダにより位置決めを行う。すなわち、固定ストッパが位置決め装置内を囲む3方に配され、定位置停止が行われ、さらにコ状に押切りシリンダがあり、ケースを押込み定位置停止が行われ、ケースの定位置停止が行われる。
【0008】
ケースは4個のプレインベの上に載置される。このプレインベには樹脂蓋付き上板とテーブル下部にボールが4個配置され、ポートより空縮空気を送気することによりピストン・フランジに載置されていたケースがシリンダが浮上し、ピストンとシリンダは遊離し、樹脂蓋付き上板はバネにより限度以上の移動を制限され、前後左右に自由に動くことが出来、定位置停止のための押切りシリンダの押動力に追従し、正確な位置決めができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明プレインベを使用するケース位置決め装置の平面図、図2は図1の正面図、図3は図1のX−X線より矢印方向に見た断面図である。
図示のケース位置決め装置1は、ケース60に載置されたワークを主コンベヤライン2によって所定の位置に位置決めするもので、位置決め装置1内に架台9に複数個のプレインベ10を配置している。位置決め装置1に接する主コンベヤライン2の下流端と、該装置1と直交する方向で当該位置決め装置の外側とに押切りシリンダ17a〜17dを設けると共に、該装置内の先端中央と一方の側部と主コンベヤライン2の下流端側とに定位置設定用基準シリンダ16a〜16eを配置し、さらに、位置決め装置1の中心に、主コンベヤライン2から搬送されたケース60を導入し、下降してプレインベ10に載せるための駆動ローラコンベヤ7を載置している。この駆動ローラコンベヤ7はパワーユニット(エア式)20であるエアチューブ19(図2)に支持されている。
前記主コンベヤライン2から搬送されてきたケース60が駆動ローラコンベヤ7の下降により複数個のプレインベ10上に移載し、前記駆動ローラコンベヤ7の搬送レベルをケースを載せたリフタ9より下降させたのち、前記基準シリンダ16a〜16eを駆動してケース60を定位置に停止させ、次いで、押切りシリンダ17a,17bによるケース60の移動に伴う各プレインベ10の自動的芯出しによって正確な位置決めを行うものであるが、位置決め装置の基本的な構成は図示のものに限定されない。なお、図1中、符号4は調整脚、21は基準シリンダ16eに隣接して設けた補助シリンダ、21aは補助シリンダ先端のローラである。
【0010】
図1に示すように、主コンベヤ2は多数のローラ12がコンベヤフレーム3に装着され、各ローラ軸13の一端に設けたスプロケット14に無端状の駆動チェーン15が掛け渡されている。また、コンベヤフレーム3の下方に配置した駆動用モータ(図示省略)と所定位置のローラ軸13に設けたスプロケットとの間に無端状の駆動チェーンが掛け渡されており、ローラ駆動用モータが回転すると、その回転力が駆動チェーンを介してスプロケットに伝達され、さらに、当該ローラ12と駆動チェーン15を介して連結する各ローラ12が、同時に同一方向へ回転するようになっている。
【0011】
主コンベヤ2に接して据付けた位置決め装置1の主コンベヤ2と直交する方向に送り出し用のコンベヤ(直交コンベヤ)18が配置されている。また、基台4で囲まれた領域に内側フレーム11を設けて複数のプレインベプレインベ10に近接してケースを主コンベヤ2と直交する方向に送出すことのできる駆動ローラコンベヤ8を支持すると共に、領域の中央に駆動ローラコンベヤ8を昇降させるリフタ28を配置する。
【0012】
図5はボールテーブルの第1実施態様の拡大平面図、図6は図5のC―C線より矢印方向に見た断面図である。
プレインベ10は、図1に示すように位置決め位置にあるケース60の下面ほぼ4隅に当るよう2行2列、計4個配置されている。各プレインベ10は、図5、図6に示すように、フランジ31の上に固着したシリンダ部材32と、ボールキャスタ40を内蔵させたボール受ケース35とから構成されている。
【0013】
シリンダ部材32の内部には、ボルト43によってフランジ31に固着されたピストン33が嵌挿される。ピストン33の周壁にOリング33aを嵌着すると共に、周縁近くにはエア抜き時にピストン33を原位置に復帰させる戻しバネ33bを設け、また、シリンダ部材32の側壁にはシリンダ室32aへの加圧エア導入用のエアポート34を設ける。前記ボール受ケース35は、シリンダ部材32の上部開口面に重ねたケース底36と、ケース底36の周縁部に立設した環状スタッド42と、環状スタッド42上にスライド自在(図6中の水平方向矢印参照)に載置した樹脂蓋37a付きの上板37とで形成される。
【0014】
ボールキャスタ40は、前記ケース底36に固着されたボール受38aと、カバー38bと、上板37の下面に当接するボール39とからなっていて、ボール受ケース35内部の同一円周上等間隔で環状スタッド42と干渉しない位置に、複数個(図では4個)配置される。また、上板37とケース底36の中心には、前記ボールキャスタ40のボール39を常時、上板37の下面に当接させるための、引き(引張り)バネ41を取付けており、上板37の下面中心近くには上板37の水平方向のスライドを制限する凸部37bが形成されている。なお、ケース底36とフランジ31はシリンダ室32aの上下の端壁となっている。図中、43、44、45はボルト、46は取付孔である。
【0015】
図7は図6に示すプレインベ10の作用状態の断面図である。
プレインベ10のエアポート34からシリンダ室32aへの加圧エアを導入すると図7のように、シリンダ部材32を高さhだけ上昇させる。上昇時にケース60を水平方向に僅かに移動させながら位置決めするときには、ボールキャスタ40で支持されたボール受ケース35がケース60の水平移動時に追従する。
【0016】
次に、装置全体の作用を説明する。ケース位置決め装置1は、例えばコンベヤによってケース60に載って運ばれて来たワークGを移載ロボット(図示省略)を利用して積込、積卸しを行う際、正確な位置決めが要求される部位に設置するものである。
ケース60に載せられたワーク(例えばディスプレー用ガラス基板)Gは、主コンベヤライン2から位置決め装置1内のボールテーブル付リフタ9まで運ばれ、駆動ローラコンベヤ7の先端まで運ばれコンベヤは下降し、ボールテーブル付リフタ9に移載される。ケース60が停止センサ(図示省略)をよぎった時に、位置決め装置の周辺、即ち直交隣接3辺に配置した基準シリンダ16a、16b、16c、16d、16eのピストンロッド(図示省略)が突出してケース60を停止させる。ボールテーブル付リフタ9は駆動ローラコンベヤ7の下降によりプレインベ10にケース60を載置する。さらに、位置決め装置の隣接辺に配置した押切りシリンダ17a、17bによりケース60を押込み定位置停止が行われると同時に、図8について後述するように、4個のプレインベ10によって正確に位置決する。
【0017】
図1においてAライン方向からケース60が搬送された時について説明する。
主コンベヤ2には多数のローラ12がコンベヤフレーム3に着され、各ローラ軸13の先端にはスプロケット14が装着されている。そして、各スプロケット14には無端状の駆動チェーン15が掛け渡されている。また、ローラ12の下方に装着したローラ駆動用モータ(図示省略)と所定位置のローラ軸13に着したスプロケット14との間に無端状の駆動チェーンが掛け渡されており、ローラ駆動用モータが回転すると、その回転力が駆動チェーンを介してスプロケットに伝達され、そして、当該ローラ12と駆動チェーン15を介して連結する各ローラ12が、同時に同一方向へ回転するようになっている。このようにして運ばれたガラス基板積載ケース60はケース位置決め装置1に移載される。
【0018】
図1のように、ケース60が定位置に移載されるが、この時ケース位置決め装置1に移載されることを感知したセンサ(図示省略)が感応し、ケース位置決め装置1内の駆動ローラコンベヤ7は下降し、ケース60はボールテーブル付リフタ9に載置され、基準シリンダ16aから16eによる位置決めを待つ。
【0019】
つぎに、ケース60が手前から入ったとき移載されたケース60は、ほぼ定位置に移載され、駆動ローラコンベヤ7はエアチューブ19(図3)がふくらみ状態でリフトしケース60を受入れ、エアチューブ19のエアが抜けると19は下降するというもので、エアチューブ19は内側フレーム11内に挿入されており、内側フレーム11の縦部材全長にわたって配され、よってエアが抜かれると駆動ローラコンベヤ7は下降する。これによってプレインベ10にケース60が移載される。
【0020】
通常は、定位置停止のため、基準シリンダ16a、16b、16cが定位置に突出した状態でケース60がこの定位置に来るのを待機している。さらに、基準シリンダおよびローラ21aの付いた補助シリンダ21(図1)はケース60が定位置に来てから押動操作し、すなわち、押込動作信号にもとづきさらに押切りシリンダ17bにてケース60を押込む。ローラ21aがケース60に当るときの保護としてプレートが貼付けられている。前記したようにこれらの定位置決めはすべてボールテーブル付リフタ9のプレインベ10にケース60が載置された状態で行う。
【0021】
図7はプレインベの作用状態の断面図である。ケース60が位置決め装置内に進入してきて、リフタ9の駆動ローラコンベヤ7が下降し、押切りシリンダ17a、17bの動作解除後には、シリンダ32a内にエアを圧送して基準シリンダ16a〜16cおよび押切りシリンダ17a〜17dにより位置決めを行う。すなわち、各プレインベ10のボールキャスタ40で支持された樹脂蓋付き上板37は、引きバネ41により上板の下面をボールキャスタ40に当接させながら水平面内にスライドして位置出しを行い、ケース60との高低差(例えば2mm)を吸収するものである。
【0022】
ケース60が定位置に位置決めされるとガラス基板Gを図示省略のロボットにより積込み、積卸しを行う。例えば、リフタ9の駆動ローラコンベヤ7が上昇し、ローラコンベヤ7を逆方向に駆動して、ケース60はAライン(図1)を逆送する。またはローラコンベヤ8を駆動して直交方向のコンベヤ18に送出す。
【0023】
ケース60は、主コンベヤ1から位置決め装置1に駆動ローラコンベヤ3によりケース60が駆動ローラコンベヤ7に搬入され、固定ストッパ(図示省略)に当り停止信号によってコンベヤは停止する。
つぎに、ケースは4個のプレインベ10上に位置し、信号が入ると切換え弁(図示省略)の作動でシリンダ32aとピストン33で構成されているプレインベ10に圧縮空気(3〜5kgf/cm2)がエアポート34から送気され、それによってボールキャスタ40および樹脂製蓋37a並びに引きバネ41が一体となって、例えば5m/m浮上するとともに、載置されたケース60を一緒に持ち上げる。上限5m/mまで浮上して停止状態となる。押切りシリンダ等により上板が追従し、定位置出を行った後の動作終了後、空気圧を抜くと、各シリンダ32a内の戻しバネ33bによってシリンダ部材32が、すばやく下降して原位置に復元する。この時の供給空気は動作後、三方弁の切換弁(図示省略)を使用して空気清浄ユニットに戻され、浄化されたのち排出され室内をクリーンな状態を保つことができる。
【0024】
つぎに、プレインベ10のシリンダ部材32、ボールキャスタ40及びキャスタ台35を含む全体が浮上した状態で停止し、センサ(図示省略)により浮上したことを感知すると、基準シリンダ16a〜16eがつぎの信号より定位置にピストンロッドを突出した状態でケース60に当り待機し、押切りシリンダ17a、17bの押進を待つ。このとき、プレインベ10の底板31に対しシリンダ部材32の浮上により、浮いた状態となり下降している状態のシリンダ部材32とピストン33離れている状態のため、摩擦は発生しない。このような状態で押切りシリンダ17a、17bの押圧力を待って、載置されたケース60は前後左右に樹脂蓋付き上板37がボールキャスタ40上を僅かに移動する。すなわち、押切りシリンダ17a、17bによって定位置まで移動し、ロボットなどの移載機により正確に位置決めされたケース上のワークGの積込、積卸しができる。
【0025】
図8はプレインベの第2実施態様の一部を破断して示した拡大平面図、図9は図8の中央断面図、図10は図8のD−D線より矢印方向に見た断面図である。
第2実施態様のプレインベ50も樹脂蓋37a付きの上板37の下部に4個のボールキャスタ40を配置している。すなわち、底板51にシリンダ部材52を固着して同一円周上等間隔に4個のシリンダ52aを形成させる。各シリンダ52a内に、Oリング53a及び戻しバネ53bを備えたピストン53を嵌挿し、シリンダ52aで囲まれた位置にエアだまり56を形成させる。エアだまり56内の上部からシリンダ部材52の側壁に向け通路57を設けてエアポート34に連ねると共に、下部には各シリンダ52aのアプローチ側に通じるエア通路58を形成させる。各ピストン53の上部にボール39を備えたボールキャスタ40を設けて上板37の下面に当接させる。さらに、シリンダ部材52の中央に凹所55を形成させ、上板37の下面中央と凹所55底部との間に引きバネ41を設けて全体を構成させる。
【0026】
図11は図8に示すプレインベの作用状態の断面図である。プレインベ50のエアポート34からシリンダ室32aへ加圧エアを導入すると図11のように、各ピストン53が伸長しボールキャスタ40で支持された樹脂蓋付上板37を高さhだけ上昇させる。上昇時にケース60を水平方向に僅かに移動させながら位置決めするときには、ボールキャスタ40で支持された樹脂蓋付きの上板37がケース60の水平移動に追従して正確に位置決めすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、コンベヤラインの位置決め位置に設けたボールテーブル付きリフタにケースを載置し、ボールキャスタで支持された上板が僅かに前後左右に動いてセンタリングしながらケース位置決め時の高低差を吸収することができる。また、コンベヤラインよりもワークを上方に位置させるように構成しているため、任意の横方向から作業が行え、所定の作業をワークの全方向から同時に行うことが可能となり、サイクルタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明プレインベを使用するケース位置決め装置の平面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1のX−X線より矢印方向に見た断面図である。
【図4】 図1のY−Y線より矢印方向に見た断面図である。
【図5】 プレインベの第1実施態様の拡大平面図である。
【図6】 図5のC−C線より矢印方向に見た断面図である。
【図7】 図6の作用状態の断面図である。
【図8】 プレインベの第2実施態様の一部を断面して示した拡大平面図である。
【図9】 図8の中央断面図
【図10】 図8のD−D線より矢印方向に見た断面図である。
【図11】 図9の作用状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース位置決め装置 2 主コンベヤライン
3 コンベヤフレーム 4 基台
7、8 駆動ローラコンベヤ 9 ボールテ−ブル付きリフタ
10、50 プレインベ 11 内側フレーム
12 コンベヤローラ 13 ローラの軸
14 スプロケット 15 駆動チェーン
16a、16b、16c 基準シリンダ
17a、17b、17c,17d 押切りシリンダ
18 直交コンベヤ 19 エアチューブ
20 パワーユニット 21 補助シリンダ
21a ローラ
28 リフタ(駆動ローラコンベヤ8のリフタ)
30 ワーク仕切板 31 フランジ
32、52 シリンダ部材 32a、52a シリンダ
33、53 ピストン 33a、53a Oリング
33b、53b 戻しバネ 34 エアポート
35 ボール受ケース 36 ボール受けケース底
37 上板 37a 樹脂蓋
38a ボール受 38b カバー
39 ボール 40 ボールキャスタ
41 引きバネ 42 環状スタッド
43、44、45 ボルト 46 取付孔
51 底板 55 凹所
57 エアだまり 57、58 エア通路
G ワーク 60 ケース

Claims (2)

  1. リフタを備えたケース位置決め装置内に配置するエア浮上式位置決め用プレインベアであって、
    前記位置決め装置内に固着されたシリンダ部材32と、複数個のボールキャスタ40を内蔵させたケース載置用ボール受ケース35とを有し、
    該ボール受ケース35は、シリンダ部材の上部開口面に重ねたケース底36と、ケース底の周縁部に立設した環状スタッド42上にスライド自在に配置した蓋付きの上板37とで形成され、前記ボールキャスタ40は、ボール受ケース内部の同一円周上等間隔で環状スタッドと干渉しない位置に、複数個配置され、かつ前記上板37とケース底の中心には、前記ボールキャスタ40のボールを常時、上板37の下面に当接させるための引きバネ41を取付け、さらに、前記シリンダ部材32の内部に嵌挿されたピストン33の周縁近くにはエア抜き時にシリンダ部材を原位置に復帰させる戻しバネ33bを設け、また、シリンダ部材32の側壁には加圧エア導入用のエアポート34を設けてなり、
    前記位置決め装置内のケースを所定高さリフトアップして平面内に一次的に位置決めしたのち、前記エアポート34からシリンダ室へ加圧エアを導入して微小高さだけ上昇させ、次いで押切りシリンダで水平面を移動させながらボールキャスタ40で支持された上板をセンタリングして正確に位置決めするようにしたことを特徴とするケース位置決め用プレインベア。
  2. 前記プレインベアは、底板にシリンダ部材52を固着して同一円周上等間隔に複数個のシリンダ52aを形成させ、各シリンダ内には、戻しバネ53bを備えたピストン53を嵌挿し、シリンダで囲まれた中央位置にエアだまり56を形成させ、エアだまり56内の上部からシリンダ部材の側壁に向け通路57を設けてエアポート34に連ねると共に、下部には各シリンダ52aのアプローチ側に通じるエア通路58を形成させ、各ピストン53の上端にボールキャスタ40を設けて上板37の下面に当接させ、さらに、上板37の下面中央とピストン部材の中央に形成させた凹所55の底部との間に引きバネ41を設けてなる請求項1に記載のケース位置決め用プレインベ
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