JP4246681B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク駆動装置に関する。
従来から、CD、MDあるいはDVD等のディスクに対して記録、再生を行うディスク駆動装置は、AV機器やパーソナルコンピュータなどに広く用いられている。このうち、家庭用あるいは車載用のAV機器などに用いられるディスク駆動装置のように、ディスクの記録再生時に装置外部から振動を受けやすいディスク駆動装置では、ディスクを適切に記録再生するため、この装置外部からの振動を装置内部で吸収させる必要がある。そこで、この種のディスク駆動装置としては、ディスクが挿入および排出されるディスク差込口を有する筺体と、この筺体に対して弾性部材を介して浮動可能に支持されたフローティング部とを備えるとともに、このフローティング部にディスクに対して記録、再生を行う記録再生部を備えたディスク駆動装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1に記載のディスク駆動装置では、記録再生部を備えたフローティング部(ドライブシャーシ)が弾性部材(弾性支持部材)によって筺体に対して常に浮動状態で支持されている。また、筺体には、ディスクが搭載される記録再生部のターンテーブルとディスク差込口(出入口)との間でディスクを搬送するディスク搬送機構(ディスク搬送手段)が固定された状態で設けられている。
一方、特許文献2に記載のディスク駆動装置では、記録再生部を備えたフローティング部(ドライブプレート)が弾性部材(ダンパー)によって筺体(カートリッジホルダ)に弾性支持されるとともに、筺体に対してフローティング部を浮動状態と固定状態とに切り替えるフローティングロック機構が設けられている。このフローティングロック機構は、フローティング部を浮動状態と固定状態とに切り替えるための種々の複雑な構成を備えている。また、ディスク差込口(開口部)と記録再生部との間でディスクを搬送するディスク搬送機構(キャッチベース、モータ等)がフローティング部とは別の構成として設けられている。そして、ディスクが、ディスク搬送機構によって搬送され、記録再生部のターンテーブルに搭載されるまでは、フローティング部がフローティングロック機構によって筺体に対して固定状態とされ、ディスクがターンテーブルの搭載された後は、フローティング部がフローティングロック機構によって筺体に対して浮動状態とされるようになっている。
特開2002−352495号公報(段落番号0031、0048、図1等参照) 特開2002−100102号公報(段落番号0024〜0060、図1、図2、図6、図7等参照)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたディスク駆動装置では、筺体に対して固定されたディスク搬送機構によって、筺体に対して常に浮動状態で支持されているフローティング部に設けられた記録再生部に向けてディスクの搬送を行っている。記録再生部が筺体に対して常に浮動状態にあることから、記録再生部とディスク搬送機構の相対的な位置精度が低くなり、ディスク搬送機構によって搬送されたディスクを記録再生部のターンテーブルに確実に搭載することができないといった問題が生じるおそれがある。
一方、特許文献2に記載されたディスク駆動装置では、ディスクが記録再生部のターンテーブルに搭載されるまでは、フローティング部がフローティングロック機構によって筺体に対して固定状態とされ、ディスクがターンテーブルの搭載された後に、フローティング部がフローティングロック機構によって筺体に対して浮動状態とされるようになっている。そのため、ディスクが記録再生部に搭載されるまで記録再生部とディスク搬送機構との相対的な位置精度の確保が可能となり、上述した問題が生じる可能性は非常に低くなる。しかしながら、フローティング部を浮動状態と固定状態に切り替えるため、複雑な構成を備えたフローティングロック機構を設ける必要があり、装置が大型化し、また、複雑化する。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成によって、ディスクを記録再生部に確実に搭載するとともにディスクを確実に挿入または排出することができるディスク駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、ディスクが挿入および排出されるディスク差込口が形成されている前面パネルを備える筐体と、該筐体に対して弾性部材を介して浮動可能に支持されたフローティング部とを備えるディスク駆動装置において、上記フローティング部は、上記ディスクに対して記録および再生の少なくともいずれか一方を行う記録再生部と、該記録再生部へ上記ディスクを搬送するディスク搬送機構とを備え、上記ディスク搬送機構は、挿入された上記ディスクが収納されるコンテナと、上記記録再生部に上記コンテナを近接させたり上記記録再生部から上記コンテナを離間させたりするためのカム溝が側面部に形成されたスライダとを備え、上記カム溝は、上記ディスクの挿入・排出方向にスリット状に形成された横溝と、該横溝の上記ディスク挿入方向端から上記ディスク挿入方向でかつ斜め上方向に向かってスリット状に形成された斜め溝とから構成され、上記コンテナはコンテナフレームを備え、該コンテナフレームの側面部それぞれには、上記カム溝に嵌まり込むと共に上記ディスク差込口長辺方向でかつコンテナフレームの外側へ突出するボスが、間隔をあけて上記ディスクの挿入・排出方向に並ぶように2箇所ずつ設けられると共に上記ディスクが挿入されていない待機状態ではカム溝の斜め溝の上方向端に当接または近接しており、上記前面パネルと上記コンテナとの間で嵌まり込み可能に設けられていると共に、上記ディスクの挿入時および排出時の少なくともいずれか一方に、上記ディスク差込口に対して上記ディスク搬送機構を位置決めする位置決め機構を備え、上記位置決め機構は、上記コンテナのディスク排出方向側に形成され、且つ前記ディスク排出方向に突出する2つの位置決め突起と、上記前面パネルの上記ディスク差込口の長辺方向外側にそれぞれ設けられた2つの位置決め孔とから構成され、上記位置決め機構によって上記コンテナが上記ディスク差込口に対して位置決めされる、ことを特徴とする。
本発明において、コンテナは、少なくともコンテナにディスクが収納されるまで、ディスク差込口に対して位置決めされていることが好ましい。
本発明において、ディスクの排出時には、コンテナがディスク差込口に対して位置決めされた後に、ディスクが筺体から排出されることが好ましい。
本発明にかかるディスク駆動装置では、簡易な構成によって、ディスクを記録再生部に確実に搭載することができる。また、ディスクを確実に挿入または排出することが可能となる。具体的には、筺体に対して浮動可能に支持されたフローティング部が、記録再生部とディスク搬送機構とを備えるから、両者の相対的な位置精度の確保が可能となる。そのため、従来のように、フローティング部とは別の構成としてディスク搬送機構が設けられている場合に、記録再生部とディスク搬送機構との相対的な位置精度を確保するために必要とされた複雑な構成を備えるフローティングロック機構が不要となり、簡易な構成とすることができるとともにディスクの記録再生部への確実な搭載が可能になる。また、ディスクの挿入または排出時においては、位置決め機構によって、ディスク差込口に対してディスク搬送機構が位置決めされ、ディスク差込口に対するディスク搬送機構の位置精度を確保できるため、ディスクを確実に挿入したり排出したりすることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るディスク駆動装置を図面に基づいて説明する。
(ディスク駆動装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるディスク駆動装置1を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すディスク駆動装置1のサブベース12の側面を示す側面図である。図3は、図1に示すディスク駆動装置1のコンテナ10を示す斜視図である。図4は、図3に示すコンテナ10のディスク取込排出機構19を説明するための側面部分断面図である。図5は、図1に示すディスク駆動装置1のスライダ11の側面を示す側面図である。
本形態のディスク駆動装置1は、CD、MD、DVD等の光記録媒体であるディスク2に記録された情報を再生するものであり、筐体3と、この筐体3に対して弾性部材としてのダンパ4を介して浮動可能に支持されたフローティング部5を主要な構成要素としている。本形態におけるディスク駆動装置1では、ディスク径の異なる複数のディスク2を筐体3の内部へ取り込み、また、筐体3の内部から排出することができるようになっている。尚、以下では、ディスク駆動装置1に対するディスク2の挿入、排出方向をX方向、図1における上下方向(ディスク2の記録面に垂直な方向)をZ方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とするものとし、特に、ディスク駆動装置1に対するディスク2の挿入方向をX1方向、排出方向をX2方向、図1における上方向(後述する再生部9からクランパ13へ向かう方向)をZ1方向、下方向(クランパ13から再生部9へ向かう方向)をZ2方向とするものとする。
筐体3は、複数(本実施形態では4つ)のダンパ4を介してフローティング部5を支持する支持ベース6と、ディスク2が挿入および排出されるディスク差込口7aを有する前面パネル7とを備えている。また、筺体3は、支持ベース6に対向するように配設された上面パネル(図示省略)と、前面パネル7に対向するように配設された後面パネル(図示省略)と、Y方向で対向するように配設された2枚の側面パネル(図示省略)とを備え、筺体3の内部にフローティング部5が収納されるようになっている。
支持ベース6は、XY平面と略平行に形成された矩形状の底面部6aと、この底面部6aのY方向に位置して相対する2辺からそれぞれZ1方向に直立し、互いが対向するように配置された2つの側面部6bとを備えた溝型状に形成されている。底面部6aの4隅の近傍には、ダンパ4を固定するため、Z1方向へ突出する突起部6cが形成されている。また、突起部6cには、後述する固定ピン14の軸端が嵌まり込むための固定孔がZ方向に形成されている。
前面パネル7は、YZ平面と略平行に形成された矩形状の前面部7bと、この前面部7bの4辺からX1方向に直立した4つの側面部7cとを備え、前面部7bの対向面部分が開口状態とされた略箱型状に形成されている。また、前面パネル7は、支持ベース6に対して図示を省略する固定手段によって固定されている。
ディスク差込口7aは、前面部7bにおいてY方向を長辺とするスロット状に形成されている。また、前面部7bには、フローティング部5を構成する後述のコンテナ10をディスク差込口7aに対して位置決めするための位置決め孔7dが形成されている。より具体的には、位置決め孔7dは、Z方向に関してはディスク差込口7aとほぼ同位置でかつ、ディスク差込口7aのY方向外側にそれぞれ1箇所、計2箇所に形成されている。このように構成することで、コンテナ10がディスク差込口7aに対してコンテナ10が確実に位置決めされるようになっている。
フローティング部5は、ディスク2に対して再生を行う記録再生部としての再生部9と、ディスク差込口7aから挿入されたディスク2が収納されるコンテナ10と、再生部9にコンテナ10を近接させるとともに再生部9からコンテナ10を離間させるスライダ11とを備えている。また、フローティング部5は、再生部9が固定されるサブベース12と、再生部9に対してディスク2を圧接させるクランパ13とを備えている。
サブベース12は、XY平面と略平行に形成された矩形状の底面部12aと、この底面部12aのY方向に位置して相対する2辺からそれぞれZ1方向に直立し、互いが対向するように配置された2つの側面部12bとを備えた溝型状に形成されている。本形態では、サブベース12のY方向の幅は、支持ベース6の側面部6bの内側面の間隔よりも小さくなるように形成され、サブベース12が支持ベース6内に納まるようになっている。
側面部12bそれぞれには、コンテナ10をX方向およびZ方向へ案内するための案内溝12cがX方向に間隔をあけて並ぶように2箇所ずつ、計4箇所に形成されている。より具体的には、図2に示すように各案内溝12cは、X方向にスリット状に形成された横溝12c1と、横溝12c1のX1方向端からZ2方向に向かってスリット状に形成された縦溝12c2と、縦溝12c2のZ2方向端からX1方向に向かってスリット状に形成された横溝12c3とから構成されている。尚、本形態では、これらの案内溝12cと、コンテナ10と、スライダ11とによって、ディスク差込口7aと再生部9との間でディスク2を搬送するディスク搬送機構が構成されている。
また、サブベース12の底面部12aには、再生部9を固定するため、Z1方向へ突出する突起部12dが3箇所に形成されている。また、底面部12aには、再生部9を構成する後述のスピンドルモータとの干渉を防止するための貫通孔12eが形成されている。さらに、また、底面部12aの4隅には、ダンパ4を取り付けるための取付部12fがY方向へ突出するように形成されている。この取付部12fに取り付けられたゴム部材からなる4つのダンパ4は、固定ピン14と支持ベース6の突起部6cに形成された固定孔によって、支持ベース6に固定されるようになっている。すなわち、ダンパ4を軸部に挿通した固定ピン14の軸端が突起部6cの固定孔に嵌まり込むことで、ダンパ4は、固定ピン14に挟み込まれた状態で支持ベース6に固定されるようになっている。取付部12fに取り付けられたダンパ4が支持ベース6に固定されることで、フローティング部5は、ダンパ4を介して筐体3に浮動可能に支持されるようになっている。
再生部9は、ディスク2が搭載されるターンテーブル15を有するスピンドルモータ(図示省略)と、ディスク2に記録された情報を読み取る光ピックアップ装置(図示省略)と、この光ピックアップ装置をディスク2の半径方向へ駆動するスレッドモータ(図示省略)等を備えている。再生部9は、3本の固定ピン16によって、サブベース12に形成された突起部12dに固定され、サブベース12およびダンパ4を介して筐体3に対して浮動可能に支持されるようになっている。そのため、例えば家庭用、車載用のAV機器のようにディスク2の再生時に外部から振動を受ける機器にディスク駆動装置1を用いたような場合でも、外部からの振動がダンパ4によって吸収されディスク2の再生が適切に行われるようになっている。
コンテナ10は、コンテナフレーム18を備えており、コンテナフレーム18に対してディスク2の取込および排出を行うディスク取込排出機構19、コンテナフレーム18内の所定の位置でディスク2を位置決めするディスク位置決め機構20などがこのコンテナフレーム18に搭載されている。
コンテナフレーム18は、XY平面に略平行に形成された矩形状の底面部18aと、この底面部18aのY方向に位置して相対する2辺からそれぞれZ2方向に直立し、互いに対向するように配置された2つの側面部18bと、側面18bのそれぞれのZ2方向先端からY方向にかつコンテナフレーム18の中心方向に向かって延設された2つの延設部18cとを備えた略溝型状に形成されている。
本形態では、コンテナフレーム18のY方向の幅がサブベース12の側面部12bの内側面の間隔よりも小さくなるように形成され、コンテナフレーム18がサブベース12内に納まるようになっている。また、2つの延設部18cは、Y方向で離間した状態となっており、これらの延設部18cの間隔は、再生部9のY方向の幅よりも大きくなっている。そして、スライダ11によってコンテナ10が再生部9に近接したときには、2つの延設部18cの間に再生部9が配置されるようになっており、コンテナフレーム18に収納されたディスク2がターンテーブル15に搭載可能とされるとともに、コンテナフレーム18と再生部9との干渉が防止されるようになっている。
また、側面部18bそれぞれのX2方向先端側からは、YZ平面に略平行でかつコンテナフレーム18の外側に向かって2つの突起形成部18dが延設されており、この突起形成部18dのそれぞれに、X2方向へ突出する位置決め突起18eが形成されている。位置決め突起18eは、ディスク2をディスク駆動装置1に挿入および排出する際に、前面パネル7の位置決め孔7dに嵌まり込むようになっており、本形態では、位置決め突起18eと位置決め孔7dとによって、ディスク差込口7aに対してコンテナ10を位置決めする位置決め機構が構成されている。この位置決め機構によってコンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされることで、ディスク搬送機構がディスク差込口7aに対して位置決めされることになる。
コンテナフレーム18の底面部18aの略中心位置には、円形の貫通孔18fが形成されている。スライダ11によってコンテナ10が再生部9に近接したときには、この貫通孔18fの位置に、ターンテーブル15が配置されるようになっており、コンテナフレーム18とターンテーブル15との干渉が防止されるようになっている。
また、底面部18aには、円弧状でかつスリット状の案内溝18gが2箇所に形成されている。この案内溝18gは、ディスク位置決め機構20を構成する後述のディスク位置決めピン29(図3参照)を案内するためのものである。本形態では、2つの案内溝18gは、貫通孔18fよりもX1方向側(奥側)で、X1方向に向かって両者の間が広がるように形成されており、コンテナフレーム18のX方向に伸びる中心線L(図3参照)に対して略対称に形成されている。
さらに、底面部18aには、Y方向に沿ってスリット状に形成された案内溝18hが形成されている。より具体的には、間隔をあけてX方向に並ぶように2箇所に形成された案内溝18hが中心線Lに対して略対称に、計4箇所に形成されている。この案内溝18hは、ディスク取込排出機構19を構成する後述の搬送ローラユニット23をY方向に案内するためのものである。本形態では、案内溝18hは、貫通孔18fよりもX2方向側(手前側)に形成されている。
コンテナフレーム18の側面部18bそれぞれには、Y方向でかつコンテナフレーム18の外側へ突出するボス22が間隔をあけてX方向に並ぶように2箇所ずつ、計4箇所に取り付けられている。より具体的には、一方の側面部18bに設けられた2つのボス22は、サブベース12の一方の側面部12bに形成された2つの案内溝12cと略等ピッチで取り付けられている。また、他方の側面部18bに設けられた2つのボス22も同様に構成されている。これらのボス22は、サブベース12の案内溝12cおよびスライダ11に形成された後述のカム溝11cに嵌まり込むようになっている。これらのボス22が案内溝12cおよびカム溝11cに案内されることで、コンテナフレーム18に収納されたディスク2は、ターンテーブル15に搭載されるようになっている。
ディスク取込排出機構19は、図3に示すように一対の搬送ローラユニット23と、この一対の搬送ローラユニット23をY方向へ付勢する付勢手段24とを備えている。本形態では、搬送ローラユニット23は、ディスク2をコンテナフレーム18の内部へ取り込むとともにコンテナフレーム18の内部に収納されたディスク2をディスク差込口7aから排出する搬送ローラ25と、搬送ローラ25を回転可能に支持する回転軸26と、回転軸26を保持する平板状の保持板27と、搬送ローラ25をY方向へ適切に案内するため、保持板27に保持されたガイドピン28とから構成されている(図3、4参照)。また、ディスク取込排出機構19は、搬送ローラ25を駆動するためのモータ等のローラ駆動手段(図示省略)と、ディスク2がディスク差込口7aから挿入されたことを検出する検出手段(図示省略)とを備えている。
搬送ローラ25は、その中心に回転軸26が固定されている。また、図4に示すように搬送ローラ25は、X方向の略中心位置に形成されディスク2の取込時および排出時にディスク2の側面に当接する小径のディスク搬送部25aと、ディスク搬送部25aからZ方向両端に向かって次第に拡径された傾斜面を有する2つの傾斜部25bとを備えている。また、ガイドピン28は、大径の鍔部28aと、鍔部28aより小径となる軸部28bとを有する円柱形状に形成されている。
回転軸26およびガイドピン28は、X方向に並ぶように2箇所に形成された案内溝18hのそれぞれに嵌まり込んだ状態で保持板27に保持されており、搬送ローラユニット23は案内溝18hに沿ってY方向に案内されるようになっている。より具体的には、回転軸26は、保持板27と搬送ローラ25とによってコンテナフレーム18の底面部18aを挟み込むように案内溝18hに嵌まり込んだ状態で保持板27に保持されている。また、ガイドピン28は、保持板27と鍔部28aとによって底面部18aを挟み込むように案内溝18hに嵌まり込んだ状態で保持板27に保持されている。尚、保持板27は、底面部18aの上面側(Z1方向側)に配置するようになっている。
本形態における付勢手段24は引張りコイルバネであり、その両端が一対の保持板27に固定されている。そして、付勢手段24によって一対の搬送ローラユニット23は、Y軸方向で常に互いに近づくように付勢されている。
コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされた状態、すなわち、位置決め突起18eが位置決め孔7dに嵌まり込んだ状態では、ディスク差込口7aに近接した状態で一対の搬送ローラ25が配置されるようになっている。より具体的には、搬送ローラ25は、その中心、すなわち、搬送ローラ25とディスク2との当接部と、ディスク差込口7aとの距離がディスク2の直径の1/2以下となるように配置されている。この状態で、ディスク差込口7aからディスク2の挿入、排出が行われるようになっている。ディスク2がディスク差込口7aに挿入されると、付勢手段24によってY方向でかつ互いに近づく方向に付勢された一対の搬送ローラ25がディスク2の側面をクランプするとともにそのクランプした状態で回転して、ディスク2をコンテナフレーム18の内部へ取り込むようになっている。また、ディスク2がコンテナフレーム18の内部へ取り込まれた状態では、搬送ローラ25のディスク搬送部25aがディスク2の側面をクランプしており、ディスク位置決め機構20を構成する後述のディスク位置決めピン29とともに、ディスク2をコンテナフレーム18の内部で保持するようになっている。
一方、ディスク2が、コンテナフレーム18に取り込まれた後、さらにターンテーブル15に搭載されると、スライダ11の動きによって、図示を省略するリンク機構等が作用して、搬送ローラ25のディスク2に対するクランプ状態が解除されるようになっている。
ディスク位置決め機構20は、図3に示すようにコンテナフレーム18の内部に収納されたディスク2の位置決めのため、ディスク2の側面に当接する一対のディスク位置決めピン29と、ディスク位置決めピン29を案内溝18gに沿って移動させる一対の平板状のアーム30と、アーム30を揺動可能に支持する一対の支持ピン31と、アーム30をコンテナフレーム18の中心に向かって付勢する一対の付勢手段32とを備えている。
アーム30は、コンテナフレーム18の底面部18aにZ1方向に突出するように固定された支持ピン31にその一端を揺動可能に支持された状態で、底面部18aのZ1方向側(上面側)に配設されている。また、アーム30の他端には、案内溝18gに嵌まり込んだ状態のディスク位置決めピン29が取り付けられている。尚、アーム30は、支持ピン31に支持された支持部と、ディスク位置決めピン29が取り付けられた取付部との間の距離が案内溝18gの曲率半径と略同一となるように形成されている。このように、ディスク位置決めピン29は、支持ピン31を回動中心として回動可能に構成されており、案内溝18gに沿って移動可能となっている。
各付勢手段32の一端は、貫通孔18fの近傍において、コンテナフレーム18の底面部18aに取り付けられている。一方、各付勢手段32の他端は、アーム30に取り付けられており、アーム30は、コンテナフレーム18の中心に向かって付勢されるようになっている。
ディスク位置決めピン29は、コンテナフレーム18にディスク2が取り込まれると、ディスク2の側面に当接してディスク2の位置決めを行う一方で、コンテナ10が、スライダ11によって再生部9に近接してターンテーブル15にディスク2が搭載されると、スライダ11の動きによって、図示を省略するリンク機構等が作用して、ディスク位置決めピン29は、ディスク2から退避するようになっている。
クランパ13は、ターンテーブル15に対して上下動可能に構成されており、ターンテーブル15に搭載されたディスク2をターンテーブル15に圧接するように構成されている。
スライダ11は、XY平面に略平行に形成された矩形状の底面部11aと、この底面部11aのY方向に位置して相対する2辺からそれぞれZ2方向に直立し、互いが対向するように配置された2つの側面部11bとを備えた溝型状に形成されている。また、スライダ11は、駆動モータ等のスライダ駆動手段(図示省略)に連結されており、このスライダ駆動手段によって、サブベース12に対してスライダ11がX方向に移動可能となっている。本形態では、スライダ11とスライダ駆動手段とサブベース12に形成された案内溝12cとによって、再生部9とディスク差込口7aとの間でコンテナ10を搬送するコンテナ搬送手段が構成されている。
側面部11bそれぞれには、コンテナ10を再生部9に近接させるとともに再生部9からコンテナ10を離間させるためのカム溝11cがX方向に並ぶように2箇所ずつ形成されている。より具体的には、カム溝11cは、サブベース12の側面部12bそれぞれに形成された2つの案内溝12cと略等ピッチでかつ相対向するように形成されている。また、カム溝11cは、図5に示すように、X方向にスリット状に形成された横溝11c1と、横溝11c1のX1方向端からX1方向でかつ斜め上方向に向かってスリット状に形成された斜め溝11c2とから構成されている。
本形態では、スライダ11のY方向の幅は、サブベース12の側面部12bの内側面の間隔よりも小さく、かつ、コンテナフレーム18のY方向幅よりも大きくなるように形成されている。そのため、コンテナ10とスライダ11とサブベース12が組み合わされた状態では、Y方向で内側から外側に向かってコンテナフレーム18の側面部18b、スライダ11の側面部11b、サブフレーム12の側面部12bがこの順番で配設されることになる。尚、この状態では、上述したようにコンテナフレーム18に設けられたボス22が、サブベース12の案内溝12cおよびスライダ11のカム溝11cに嵌まり込むようになっている。
また、スライダ11は、ディスク2がターンテーブル15に搭載されたときに、搬送ローラ25のディスク2に対するクランプ状態を解除するとともに、ディスク2の排出動作時においては、再び、クランプ状態とするための構成を備えている。さらに、スライダ11は、ディスク2がターンテーブル15に搭載されたときに、ディスク位置決めピン29のディスク2に対する当接状態を解除するとともに、ディスク2の排出動作時においては、再び、当接状態とするための構成を備えている。
(ディスク駆動装置の動作)
以上のように構成されたディスク駆動装置1の動作を以下に説明する。
図6は、図1に示すディスク駆動装置1においてディスク2の挿入前の待機状態を示す動作説明図である。図7は、図1に示すディスク駆動装置1においてディスク2の搬送動作途中の状態を示す動作説明図である。図8は、図1に示すディスク駆動装置1においてディスク2の再生状態を示す動作説明図である。
まず、ディスク差込口7aから挿入されたディスク2が搬送されて、ターンテーブル15に搭載されるまでの動作について説明する。
図6に示すように、ディスク駆動装置1にディスク2が挿入されていない待機状態では、コンテナ10およびスライダ11は、X2方向の可動範囲端に位置し、前面パネル7に近づいた状態となっている。この状態では、前面パネル7の位置決め孔7dにコンテナフレーム18の位置決め突起18eが嵌まり込んでいる。すなわち、ディスク搬送機構を構成するコンテナフレーム18が、前面パネル7のディスク差込口7aに対して精度よく位置決めされている。
このとき、コンテナフレーム18に固定されたボス22は、サブベース12に形成された案内溝12cの横溝12c1のX2方向端に当接または近接しているとともに、スライダ11に形成されたカム溝11cの斜め溝11c2の上方向端に当接または近接している。このとき、コンテナ10と再生部9とはZ方向で離間した状態にある。また、上述のようにコンテナフレーム18が前面パネル7に対して位置決めされていることから、フローティング部5は一体となって筐体3に対して固定状態となっている。すなわち、フローティング部5は、筐体3に対してXYZのいずれの方向にも動かない状態とされている。
また、このときには、付勢手段24の付勢力によって、回転軸26およびガイドピン28が案内溝18hの内側端に当接しており、搬送ローラ25(搬送ローラユニット23)は、可動範囲の内側端に位置している。また、ディスク位置決めピン29が、案内溝18gにおけるコンテナフレーム18の中心側端に当接している。
この状態で、ディスク2がディスク差込口7aから筐体3の内部に挿入されると、搬送ローラ25が、案内溝18hに沿って、かつ、ディスク2の大きさに応じて、ディスク2の側面に当接した状態でY方向の外側に移動しながらディスク2の側面をクランプする。一方で、ディスク取込排出機構19の検出手段がディスク2の挿入を検出すると、ローラ駆動手段によって搬送ローラ25が回転駆動され、ディスク2はコンテナフレーム18の内部へ取り込まれる。尚、このときには、ディスク2の側面に搬送ローラ25のディスク搬送部25aが当接して、ディスク2がコンテナフレーム18の内部へ取り込まれる。
コンテナフレーム18の内部では、ディスク位置決めピン29がディスク2の側面に当接しつつ、案内溝18gに沿ってコンテナフレーム18の中心から外側に向かって移動する。そして、所定の位置でディスク2がコンテナフレーム18に対して位置決めされて、ディスク2のコンテナフレーム18への収納が完了する。この状態では、一対の搬送ローラ25および一対のディスク位置決めピン29がディスク2の側面に当接しており、それによってディスク2がコンテナフレーム18の内部に保持されている。尚、ディスク2の収納が完了するまでは、位置決め突起18eは、位置決め孔7dに嵌め合わされた状態となっており、コンテナ10は、ディスク差込口7aに対する位置決め状態が維持されている。
ディスク2がコンテナフレーム18の内部に取り込まれると、スライダ駆動手段が起動して、スライダ11がX1方向に移動する。このとき、コンテナ10もスライダ11と一緒にX1方向に移動する。より具体的には、カム溝11cの斜め溝11c2の上方向端にボス22が位置する状態で、ボス22が、案内溝12cの横溝12c1に沿って、横溝12c1のX1方向端に当接または近接するまで、コンテナ10がX1方向に移動する(図7参照)。ボス22が横溝12c1のX1方向端に当接または近接した状態では、コンテナ10が再生部9の上方に位置することになる。この状態では、図示を省略する規制手段により、コンテナ10は、それ以上X1方向へ移動しないように規制されている。
尚、コンテナ10とスライダ11とがX1方向に移動すると、位置決め孔7dから位置決め突起18eが外れ、フローティング部5は、ダンパ4を介して筐体3に対して浮動状態となる。
この状態でさらに、スライダ11がX1方向に移動すると、ボス22が、カム溝11cの斜め溝11c2に沿って斜め溝11c2の下方向端に当接または近接するまで、かつ、案内溝12cの縦溝12c2に沿って縦溝12c2のZ2方向端に当接または近接するまでZ2方向へ移動する。すなわち、コンテナ10はZ2方向に移動して再生部9に近接する。コンテナ10が再生部10に近接すると、コンテナ10に収納されたディスク2はターンテーブル15に搭載される。
ディスク2がターンテーブル15に搭載されると、クランパ13がZ2方向に移動して、ディスク2はターンテーブル15に圧接される。また、スライダ11はさらにX1方向に移動して、それによって、ボス22は、横溝11c1内をX2方向へ相対移動する。この相対移動時に、搬送ローラ25のディスク2に対するクランプ状態が解除され、また、ディスク位置決めピン29のディスク2に対する当接状態が解除され、ディスク2がスピンドルモータによって回転駆動されるようになる(図8参照)。
この状態でディスク2の再生が行われる。ディスク2の再生時には、フローティング部5は筐体3に対してダンパ4を介して浮動した状態となっており、再生部9に対する外部の振動を吸収してディスク2の適切な再生が行われる。
尚、図8に示す状態から、さらに、スライダ11がX1方向へ相対移動することによって、すなわち、ボス22がスライダ11の横溝11c1のX2方向端に当接した状態で、サブベース12の横溝12c3内をX1方向へ相対移動することで、ディスク位置決めピン29のディスク2に対する当接状態が解除されるように構成することもできる。この場合には、搬送ローラ25はディスク2に近づくことになるため、搬送ローラ25のディスク2に対するクランプ状態が解除されるように搬送ローラ25をY方向へ押し広げる必要がある。
続いて、ターンテーブル15に搭載されたディスク2が搬送されてディスク差込口7aから排出されるまでの動作について説明する。
ディスク2の再生状態において、ディスク2の再生が終了すると、クランパ13はZ1方向に移動して、ターンテーブル15に対するディスク2の圧接が解除される。また、スライダ駆動手段が起動してスライダ11がX2方向に移動する。スライダ11がX2方向へ移動すると、ディスク位置決めピン29がディスク2の側面に対して当接する当接状態となり、また、搬送ローラ25がディスク2をクランプするクランプ状態となる。
この状態でさらに、スライダ11がX2方向に移動すると、ボス22が、カム溝11cの斜め溝11c2に沿って斜め溝11c2の上方向端に当接または近接するまで、かつ、案内溝12cの縦溝12c2に沿って縦溝12c2のZ1方向端に当接または近接するまでZ1方向へ移動する。すなわち、コンテナ10はZ1方向へ移動して再生部9から離間する。
その後さらに、スライダ11がX2方向へ移動すると、ボス22がカム溝11cの斜め溝11c2の上方向端に位置した状態のまま、ボス22が案内溝12cの横溝12c1に沿って横溝12c1のX2方向端に当接または近接するまで、コンテナ10がスライダ11とともにX2方向へ移動する。
ボス22が横溝12c1のX2方向端に当接または近接するまでコンテナ10が移動すると、コンテナフレーム18の位置決め突起18eは、前面パネル7の位置決め孔7dに嵌め合わされた状態となり、コンテナ10はディスク差込口7aに対して位置決めされる。コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされると、ローラ駆動手段によって搬送ローラ25が挿入時と反対方向に回転駆動され、筺体3の内部でコンテナ10に収納されたディスク2がディスク差込口7aから排出される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のディスク駆動装置1では、筺体3に対して浮動可能に支持されたフローティング部5が、コンテナ10やスライダ11などから構成されるディスク搬送機構と再生部9との両者を備えるから、再生部9に対するディスク搬送機構の相対的な位置精度を確保できる。そのため、従来のように、フローティング部とは別の構成としてディスク搬送機構が設けられている場合に、記録再生部とディスク搬送機構との相対的な位置精度を確保するために必要とされた複雑な構成を備えるフローティングロック機構が不要となり、ディスク駆動装置1を簡易な構成とすることができる。すなわち、ディスク駆動装置1の簡素化、小型化が可能となる。また、ディスク2の挿入排出時においては、位置決め機構によって、ディスク差込口7aに対してディスク搬送機構が直接、位置決めされ、ディスク差込口7aに対するディスク搬送機構の位置精度を確保できる。したがって、簡易な構成によって、ディスク2を再生部9へ確実に搭載することができる。また、ディスク2を搬送するディスク搬送機構のディスク差込口7aに対する位置精度を確保することができるため、ディスク2を筐体3に確実に挿入し、また、筐体3から確実に排出することができる。
本形態では、ディスク搬送機構は、挿入されたディスク2が収納されるコンテナ10と、再生部9にコンテナ10を近接させるとともに再生部9からコンテナ10を離間させるスライダ11とを備えている。そのため、コンテナ10とスライダ11といった簡易な構成を用いてディスク2の搬送が可能となる。また、位置決め機構によってディスク2が収納されるコンテナ10がディスク差込口7aに対して直接位置決めされるため、ディスク2をコンテナ10の内部へ確実に取り込むことができる。
本形態では、位置決め機構が、コンテナ10を構成するコンテナフレーム18に形成された位置決め突起18eと、筐体3を構成する前面パネル7に形成された位置決め孔7dとから構成されている。そのため、簡易な構成で位置決め機構を構成することができ、ディスク駆動装置1の構成を簡素化することができる。
本形態では、コンテナ10の内部にディスク2が収納されるまでは、コンテナフレーム18の位置決め突起18eが前面パネル7の位置決め孔7dに嵌めこまれ、コンテナ10は、ディスク差込口7aに対して位置決めされている。そのため、ディスク2を確実にコンテナ10の内部に収納することができ、その結果、ディスク2を再生部9に確実に搭載することができる。また、コンテナ10がディスク差込口7aに対して精度良く位置決めされた状態でディスク2がコンテナ10の内部に収納されることから、挿入時におけるディスク2の傷の発生を防止できる。
また、本形態では、ディスク2の排出時には、コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされた後に、ディスク2が筺体3から排出される。すなわち、コンテナ10とディスク差込口7aとの位置精度が確保された状態で、ディスク2が排出されるため、ディスク差込口7aにディスク2が引っかかることはなく、筐体3からディスク2を確実に排出できる。また、排出時におけるディスク2の傷の発生も防止することができる。
本形態では、コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされたとき、ディスク差込口7aに近接した状態で一対の搬送ローラ25が配置されるようになっている。そのため、ディスク2の排出時において、ディスク差込口7aからのディスク2の排出量を大きく取ることができる。また、搬送ローラ25を備えるコンテナ10自体が、スライダ11とサブベース12の案内溝12cとによってX方向およびZ方向に移動して、再生部9に対して近接、離間するように構成されている。そのため、例えば、ディスク差込口7aと再生部9との距離が離れているような場合であっても、ディスク2の排出量を確保しつつ、再生部9に対するディスク2の搭載が可能となる。したがって、ディスク2の排出量を確保しつつ、ディスク差込口7aから再生部9までの距離を比較的自由に決めることができる。すなわち、ディスク駆動装置1の設計の自由度を高めることができる。
また、本形態では、搬送ローラ25がディスク2の側面をクランプして、ディスク2をコンテナ10の内部へ取り込んでいる。そのため、情報が記録されたディスク2の記録面に搬送ローラ25が接触することがなく、記録面の傷の発生を防止することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。例えば、上述した形態では、記録再生部は、ディスク2に対して再生のみを行う再生部9であったが、記録再生部は、ディスク2に対して記録のみを行うものであっても良いし、記録と再生との両方を行うものであっても良い。
また、上述した形態では、位置決め機構は、コンテナフレーム18の位置決め突起18eと前面パネル7の位置決め孔7dとから構成されていたが、位置決め機構は、この構成には限定されてない。例えば、コンテナフレーム18に位置決め孔を形成し、前面パネル7に位置決め突起を形成して、これらの位置決め孔と位置決め突起とによって位置決め機構を構成しても良い。あるいは、コンテナフレーム18および前面パネル7にリブを形成し、これらのリブで位置決め機構を構成しても良い。
さらに、ディスク搬送機構とディスク差込口7aとの位置決めができるものであれば、位置決め機構によって必ずしもコンテナ10が前面パネル7に対して位置決めされる必要はない。例えば、ディスク搬送機構を構成するスライダ11が前面パネル7に対して位置決めされても良いし、コンテナ10が支持ベース6に対して位置決めされても良い。
さらにまた、フローティング部5と筐体3との間に配設される弾性部材はゴム部材からなるダンパ4には限定されず、バネ等の種々の弾性部材を用いることができる。
また、上述した形態では、コンテナ10が、スライダ11によってX方向およびZ方向に移動していたが、コンテナ10がX方向のみに移動し、再生部9がZ方向に移動するように構成することで、ディスク2がターンテーブル15に搭載されるように構成しても良い。
さらに、上述した形態では、ディスク2の側面をクランプするように搬送ローラ25が構成されていたが、ディスク2の上面(記録面)および下面をクランプするように搬送ローラを構成しても良い。
さらにまた、上述した形態では、ディスク2の挿入時および排出時のいずれにおいても、位置決め機構によって、ディスク差込口7aに対してディスク搬送機構が位置決めされていたが、ディスク2の挿入時または排出時のいずれかにおいて、ディスク差込口7aに対してディスク搬送機構が位置決めされるように構成しても良い。この場合であっても、ディスク2をディスク差込口7aから確実に挿入あるいは排出することが可能となる。
また、上述した形態では、ディスク2の挿入時において、コンテナ10へのディスク2の収納が完了するまで、コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされていたが、必ずしもコンテナ10へのディスク2の収納が完了するまで、コンテナ10がディスク差込口7aに対して位置決めされている必要はない。
本発明の実施の形態にかかるディスク駆動装置を示す分解斜視図である。 図1に示すディスク駆動装置のサブベースの側面を示す側面図である。 図1に示すディスク駆動装置のコンテナを示す斜視図である。 図3に示すコンテナのディスク取込排出機構を説明するための側面部分断面図である。 図1に示すディスク駆動装置のスライダの側面を示す側面図である。 図1に示すディスク駆動装置1においてディスクの挿入前の待機状態を示す動作説明図である。 図1に示すディスク駆動装置1においてディスクの搬送動作途中の状態を示す動作説明図である。 図1に示すディスク駆動装置1においてディスクの再生状態を示す動作説明図である。
符号の説明
1 ディスク駆動装置
2 ディスク
3 筐体
4 ダンパ(弾性部材)
5 フローティング部
6 支持ベース
7 前面パネル
7a ディスク差込口
7d 位置決め孔
9 再生部(記録再生部)
10 コンテナ
11 スライダ
18 コンテナフレーム
18e 位置決め突起

Claims (3)

  1. ディスクが挿入および排出されるディスク差込口が形成されている前面パネルを備える筐体と、該筐体に対して弾性部材を介して浮動可能に支持されたフローティング部とを備えるディスク駆動装置において、
    上記フローティング部は、上記ディスクに対して記録および再生の少なくともいずれか一方を行う記録再生部と、該記録再生部へ上記ディスクを搬送するディスク搬送機構とを備え、
    上記ディスク搬送機構は、挿入された上記ディスクが収納されるコンテナと、上記記録再生部に上記コンテナを近接させたり上記記録再生部から上記コンテナを離間させたりするためのカム溝が側面部に形成されたスライダとを備え、
    上記カム溝は、上記ディスクの挿入・排出方向にスリット状に形成された横溝と、該横溝の上記ディスク挿入方向端から上記ディスク挿入方向でかつ斜め上方向に向かってスリット状に形成された斜め溝とから構成され
    上記コンテナはコンテナフレームを備え、
    該コンテナフレームの側面部それぞれには、上記カム溝に嵌まり込むと共に上記ディスク差込口長辺方向でかつコンテナフレームの外側へ突出するボスが、間隔をあけて上記ディスクの挿入・排出方向に並ぶように2箇所ずつ設けられると共に上記ディスクが挿入されていない待機状態ではカム溝の斜め溝の上方向端に当接または近接しており、
    上記前面パネルと上記コンテナとの間で嵌まり込み可能に設けられていると共に、上記ディスクの挿入時および排出時の少なくともいずれか一方に、上記ディスク差込口に対して上記ディスク搬送機構を位置決めする位置決め機構を備え、
    上記位置決め機構は、上記コンテナのディスク排出方向側に形成され、且つ前記ディスク排出方向に突出する2つの位置決め突起と、上記前面パネルの上記ディスク差込口の長辺方向外側にそれぞれ設けられた2つの位置決め孔とから構成され、
    上記位置決め機構によって上記コンテナが上記ディスク差込口に対して位置決めされる、
    ことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記コンテナは、少なくとも該コンテナに前記ディスクが収納されるまで、前記ディスク差込口に対して位置決めされていることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 前記ディスクの排出時には、前記コンテナが前記ディスク差込口に対して位置決めされた後に、前記ディスクが前記筐体から排出されることを特徴とする請求項1または2に記載のディスク駆動装置。
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