JP4246637B2 - 機能的かつ装飾的な車両アクセサリ - Google Patents

Description

本発明は、一般に、車両に関する。特に、本発明は、車両アクセサリ、並びにアクセサリの製造方法およびアクセサリを車両に結合する方法に関する。

運転者の意図、例えば車線変更や方向転換をするつもりであることを隣接する車両に伝える手段を提供するために、自動車の側面に補助警告灯が組み込まれている。この種の灯は、死角に位置して、合図を送る車両の尾灯が隣接する車両の運転者から見えない位置にある、隣接する車両に警告するのに有利である。この種の補助警告灯の組込みは、作業車では比較的簡単であるが、乗用車の場合、一部には美観の重要性から問題がより複雑になる。あらゆるタイプの車両に当てはまる他の問題として、車両の運転者の視界に与える影響を最小限にするように灯を配置する必要がある。

輸送の提供に加えて、自動車は、どんなタイプの人かを表す目に見えるシンボルとなっている。例えば、一部の富裕な人は高価な自動車をステータスシンボルと考え、厳格な個人主義者はスポーツ用多目的車をしばしば運転する。自分の車両を派手な色に塗装したり、特別注文の、個人専用の種々のアイテムで車両を装飾したりすることで、自己表現することを好む人もいる。

自分の車両をカスタマイズする人が増えているため、主にアフターマーケット車両製品を対象とする大きな市場が創出されている。

本発明の態様を基本的に理解するために、以下に本発明の簡単な概要を示す。この概要は本発明の広範な全体像ではない。本発明の重要な、または決定的な要素を特定するものではなく、発明の範囲を詳細に描写するものでもない。唯一の目的は、本発明の概念の一部を、後述する詳細な説明の前置きとして簡単に示すことである。

装飾的かつ機能的な車両アクセサリのためのシステムおよび方法が提供される。アクセサリは、取付端部を介して車両に取外し可能に結合されるように構成されたハウジングを含む。ハウジングはほぼリング状とすることができ、または、ハウジングは正方形、三日月形、螺旋形、直線形等の他の任意の形状とすることができる。車両アクセサリは、アクセサリを車両に取外し可能に結合するための取付アセンブリを含む。取付アセンブリは、取付ピンとカラーとを含む。あるいは、車両アクセサリが永久的に取り付けられていてもよい。端部装飾品（ｅｎｄ ｏｒｎａｍｅｎｔ）がアクセサリ上に含まれていてもよい。

車両アクセサリのハウジングは、ハウジングをほぼ通って延びる導光部材（ｌｉｇｈｔ ｃｏｎｄｕｃｔｉｎｇ ｍｅｍｂｅｒ）を含むことができる。導光部材はハウジングの少なくとも一部を照明するように動作する。導光部材は種々の色の光源を含むことができる。光源は発光ダイオード（ＬＥＤ）もしくは光ファイババンドルとすることができ、またはハウジング自体を光導波路とすることができる。車両アクセサリは、アクセサリ上かつ／または車両内に配置されたオン／オフスイッチ等の手動制御装置により点灯することができる。あるいは、またはさらに、車両アクセサリは、導光部材から車両へ延びる電線を含み、導光部材が対応する車両灯および／または機能と共に点灯するようになっている。例えば、車両アクセサリは方向指示灯、ブレーキ灯、ハザード灯、駐車灯、および／または安全システムと共に点灯することができる。

本発明は、さらに、車両アクセサリを介した無線通信のシステムおよび方法に関する。車両アクセサリは、通信用インターフェースを含み、別の車両および／または車両アクセサリおよび／または携帯型電子デバイスと無線通信を行うように構成される。車両アクセサリは、衛星、デジタル、セルラー、インターネット、無線等の種々の信号システムの少なくとも１つを使用して無線通信を行うように構成される。例えば、無線通信は、複数のパブリックドメイン無線通信規格の１つ、または（例えば、周波数ホッピングスペクトラム拡散および／またはダイレクトシーケンススペクトラム拡散等の改善された雑音余裕度（ｎｏｉｓｅ ｉｍｍｕｎｉｔｙ）を達成するための）周波数調整無線通信プロトコルを使用して達成され、車両アクセサリとの通信を容易にする。無線通信装置を使用するユーザ（例えば車両の運転者、携帯型電子デバイスのユーザ）は、車両アクセサリの至近距離（例えば１０メートル）にいて、車両アクセサリの通信用インターフェースに表示するための情報（例えば「こんにちは」のメッセージ）を送ることができる。

前記の関連する目的を達成するために、本発明は、以下に完全に記載され、特に特許請求の範囲で指摘された特徴を含む。以下の説明および添付図面は、本発明のある例示的な態様を詳細に示すものである。しかし、これらの態様は、本発明の原理が使用される種々の方法の一部のみを示し、本発明は、このような態様および等価物をすべて含むことを意図したものである。本発明の他の目的、利点、および新規な特徴は、図面を参照しながら以下の本発明の詳細な説明を検討すれば明らかになろう。

本発明は、機能的かつ装飾的な車両アクセサリのためのシステムおよび方法に関する。以下で、図面を参照しながら本発明について説明する。全図面を通じて、同一の要素を示すために同一の参照符号が使用される。以下の説明では、説明の目的で、本発明を完全に理解するために多数の特定の詳細が示される。しかし、本発明がこれらの特定の詳細なしでも実施され得ることは明らかである。他の例では、本発明の説明を容易にするために、公知の構造および装置がブロックで示される。

図１は本発明の態様による車両アクセサリ１００の一例を示す。車両アクセサリ１００は、取付端部１２０を介して車両（図示せず）に取外し可能に結合されるように構成されたハウジング１１０を含む。ハウジング１１０は、図１に示すようにほぼリング状である。しかし、ハウジング１１０を、正方形、三日月形、螺旋形、直線形等の任意の形状としてもよいことを理解されたい。ハウジング１１０は、赤、黄、青、紫、緑、オレンジ、黒、白、ピンク、透明、多色等の任意の色にすることもできる。これにより、車両アクセサリ１００が種々の形状、様式、色、および／またはパターンを持って形成され、かつ／または装飾されるため、車両アクセサリ１００は、車両に結合されて車両の運転者に対する表示の形をとることができる。車両アクセサリ１００は、複数の車両の間に車両を配置するのを容易にすることもできる。

ハウジング１１０は、ライトパイプや光源等の、ハウジング１１０をほぼ通って延びる導光部材１３０をオプションとして含むことができる。導光部材１３０は、ハウジング１１０の少なくとも一部を照明するように動作する。したがって、ハウジング１１０は、ハウジング１１０を通して光が見えるようにほぼ半透明の材料から製造される。ハウジング１１０は、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）、または任意の樹脂性プラスチック等の任意のプラスチックから射出成形される。あるいは、ハウジング１１０を形成するために、ミネラル入りもしくはガラス繊維入りナイロンもしくはポリエステル、およびポリプロピレン等の他の樹脂性の溶融加工可能なプラスチックまたは成形可能な材料が使用される。代替例として、ハウジング１１０は、繊維強化ナイロンプラスチック、熱可塑性物質、ポリプロピレン、または他の同様の熱可塑性材料もしくは熱硬化性材料を含むことができる。さらに、ハウジング１１０は、光パターンを生成するためにハウジング内に形成された複数の模様を含むことができる。例えば、星、縞、花、円、または他の種々の形状がハウジングに形成される。ハウジング材料の自然のままのパターンも光パターンを生成することができる。例えば、光が孔を通って影や模様を作り出すように照明することができる多孔金属が使用される。金属製のハウジングが使用される場合、金属自体が点灯するように、ハウジングはリンで被覆される。金属は銅または他の任意の金属とすることができる。別の代替例として、エレクトロルミネセンスワイヤがハウジングとして使用される。

ハウジング１１０を通して見える光の色は、赤、黄、青、紫、緑、オレンジ、黒、白、ピンク等の色とすることができる。あるいは、ハウジング１１０を通して見える光の色は複数の色であってもよい。ブーツもしくはカバー、フィルタ、光源を囲む反射器、光源もしくはライトパイプ、または前記装置の１つまたは複数の組合せにより光が生成される。例えば、光源は、光源電球の被覆、電球に封入されたガス、または光源の発光要素（ｌｉｇｈｔ ｐｒｏｄｕｃｉｎｇ ｅｌｅｍｅｎｔ）から琥珀色の光を生成させることができる。光は一定の光度を持ち、かつ／または可変の光パターン光度（ｖａｒｉａｂｌｅ ｌｉｇｈｔ ｐａｔｔｅｒｎ ｉｎｔｅｎｓｉｔｙ）を持つ。例えば、車両アクセサリ１００は複数領域の光パターンを持つことができる。第１の領域では、光度が１つの光度値を有し、第２の領域では、光度が別の光度値を有する。さらに、各領域は可変の光度パターンを有する。例えば、領域の一部、すなわち光源に最も近い部分の方が、領域の他の部分、すなわち光源から離れて曲がった部分よりも光度が高くなる。

光源は、レーザダイオード、発光ダイオード等のソリッドステートエミッタ、白熱光源、冷陰極蛍光灯等の蛍光源、リンを含むランプ（ｐｈｏｓｐｈｏｒｏｕｓ ｌｕｍｐ）、ネオン灯、放電ランプ、アークランプ、および無機または有機エレクトロルミネセンス源を含むエレクトロルミネセンス灯を含む。オプションとして、このような光源の２つ以上が車両アクセサリ１００に組み込まれて、ハウジング１１０内の光入力面とライトパイプとに光を向けることができる。さらに、複数の発光源がひとまとめにされて、より光度の高い照明を提供することができる。前記したように、ソリッドステート発光ダイオード源等の、種々の色の発光ダイオード（ＬＥＤ）源を含む種々の放射源（ｅｍｉｔｔｉｎｇ ｓｏｕｒｃｅ）が、発光源として使用される。代替例として、ハウジングの後側に光を放出するように、ライトパイプを形成する光ファイババンドルが配置される。別の代替例として、ハウジング１１０自体を光導波路とすることができる。さらに別の代替例として、光源を暗がりで光る材料とすることができる。

車両アクセサリ１００の光源には独立して電力が供給され、スイッチおよび／またはリモートコントロールで光源をオン／オフすることができるようになっている。したがって、車両アクセサリ１００は車両が作動しているか否かにかかわらず点灯することができる。さらに、またはあるいは、車両アクセサリ１００は、導光部材１３０から車両の灯または機能へ延びる電線を含み、導光部材１３０が対応する車両灯または機能と共に点灯するようになっている。したがって、車両アクセサリ１００は、方向指示灯、ブレーキ灯、ハザード灯、および／または駐車灯と共に点灯することができる。車両アクセサリ１００は、安全システムが作動または作動停止されるときにも点灯することができる。

さらに、またはあるいは、車両アクセサリ１００は、例えば安全システムが作動または作動停止されるときに、車両のユーザまたは運転者に可聴信号を送るためのスピーカ１４０を含むことができる。

図２では、車両アクセサリ（図示せず）を車両（図示せず）に取外し可能に結合するための取付アセンブリ２００の一例が示される。アセンブリ２００は取付ピン２０５とカラー２１０とを含む。取付ピン２０５は、カラー２１０の内径２２０に一致する外径を有する球状部２１５を含む。取付ピン２０５の球状部２１５により、取付ピン２０５をカラー２１０の内径２２０内の所望の角度または位置に配置することが容易になる。したがって、車両アクセサリは、車両上の種々の異なる箇所に、種々の異なる位置で取り付けられる。取付ピン２０５はピンのベース部２２５を介して車両に結合される。取付ピン２０５のベース部２２５は少なくとも１つの孔２３０を含み、取付ピン２０５を車両に結合するためにナットボルトアセンブリが使用されるようになっている。取付ピン２０５を車両に結合するための他の任意の方法も使用され得ることを理解されたい。

カラー２１０は、車両アクセサリを取付ピン２０５に結合するように構成される。カラー２１０の第１の部分２３５は、取付ピン２０５に結合するための少なくとも１つのねじ切り孔２４０を含み、カラー２１０の第２の部分２４５は、車両アクセサリに結合するための少なくとも１つのねじ切り孔２５０を含む。カラー２１０は、取付ピン２０５と車両アクセサリの取付端部（例えば１２０）との上に、カラー２１０の長孔２５５（図３）を介して嵌合する。したがって、カラー２１０は取付ピン２０５と取付端部１２０とに同軸に整合する。少なくとも２つの止めねじ（図示せず）が取付アセンブリで使用され、一方が取付ピン２０５に係合し、他方が車両アクセサリに係合する。しかし、カラー２１０と取付ピン２０５の位置は、止めねじと同様の機能を果たすように使用される通常のねじ、またはシャックルもしくはピン等の他の任意の手段により保持されるようにしてもよい。あるいは、希望に応じて、取付ピンとカラーとの結合を（例えば、にかわ、または他の任意の接着剤を使用して）永久的なものとしてもよい。

取付アセンブリ２００は、電線（図示せず）がアクセサリに配置される光源から車両へ延びることができるように、アセンブリの中央部を通る孔２６０を含む。したがって、車両の灯がつけられるとき（例えば、車両にブレーキがかけられるとき、ハザードがつけられるとき、かつ／または方向転換の合図が出されるとき）、または車両の別の機能（例えば安全システムの起動）時に、車両アクセサリが点灯することができる。

図４では、車両アクセサリ（図示せず）に結合するための端部装飾品４００が示される。端部装飾品４００は、車両アクセサリの外径に一致する凹部４１０を有するボールを含む。したがって、ボール４００は、アクセサリの端部上に嵌合することができる。あるいは、ボール４００は、ボール４００の径を通って延びる凹部を有し、ボール４００がアクセサリの中央部またはアクセサリ上の他の所望の位置に配置されるようにすることができる。また、ボール４００は少なくとも１つのねじ切り孔４２０を含んで、ボール４００をアクセサリにしっかりと取り付けるように、止めねじおよび／または他の任意のファスナが使用されるようにすることができる。

代替例として、図５では、端部装飾品５００が、車両アクセサリのねじ切り端部を受けるためのねじ切り孔５１０を有するボールを含む。端部装飾品４００、５００については、球形の装飾品として本明細書中で説明され図示されているが、端部装飾品は、正方形、星形等の所望の形状としてもよいことを理解されたい。さらに、端部装飾品は関連する機能を有することができる。例えば、端部装飾品は、車両の方向を示すためのコンパス、および／または外気温度を示すための温度計とすることができる。あるいは、端部装飾品は光源を含むことができる。光源は、車両から独立して動作し、かつ／または車両に電気配線されて、車両の種々の機能（方向指示器、ブレーキ灯、ハザード、駐車灯、安全システム）が作動されるときに端部装飾品が点灯するよう動作するようになっている。本明細書中に記載された端部装飾品は、必ずしも車両アクセサリとは別個の部品ではないことを理解されたい。例えば、端部装飾品はハウジングの一部として形成されてもよく、またはアクセサリに永久的に取り付けられてもよい。

さらに、図６に示すように、端部装飾品６００が車両のための通信ハブとして動作することができる。例えば、端部装飾品６００を有する車両アクセサリは、別の車両アクセサリおよび／または車両および／または携帯電話もしくは携帯情報端末等の携帯型電子デバイスと無線で通信することができる。端部装飾品６００は鉛遮蔽板（ｌｅａｄ ｓｃｒｅｅｎ）等の通信用インターフェース６１０を含む。端部装飾品６００と通信用インターフェース６１０とは、衛星、デジタル、セルラー、インターネット、無線等の種々の信号システムの少なくとも１つを使用して無線通信を行うように構成される。車両アクセサリのどの部分も通信ハブとして使用され得ることを理解されたい。例えば、無線通信装置（例えば、無線通信を行うように構成されたＰａｌｍ Ｐｉｌｏｔ等の携帯情報端末、およびＢＬＡＣＫＢＥＲＲＹ（商標）装置等の移動メッセージ通信装置（ｍｏｂｉｌｅ ｍｅｓｓａｇｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ））を使用するユーザは、車両アクセサリの至近距離（例えば１０メートル以内）に入り、車両アクセサリに対して情報を送受信することができる。無線通信装置を使用することにより、ユーザは、通信用インターフェース６１０に表示されるメッセージ、挨拶、表示、識別、情報、通信、印（ｉｎｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）、模様、アートワーク、デジタル画像等を、アクセサリに送る。ユーザは、アクセサリを点滅または点灯させる信号を送ることもできる。車両アクセサリ自体が車両の通信ハブとして動作可能であることを理解されたい。

無線通信は周波数調整無線通信プロトコルを介して行うことができる。周波数調整無線通信プロトコルは、例えば改善された雑音余裕度を達成するための、周波数調整を使用する少なくとも２つのエンティティ間の無線通信用のプロトコルである。プロトコルは、無線周波数の一部と、エンティティ間の伝送のためのフォーマットとを介した通信を含む。無線通信プロトコルの一例として、短距離無線通信のためのブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）公開国際規格（ｏｐｅｎ ｇｌｏｂａｌ ｓｔａｎｄａｒｄ）がある。ブルートゥースは、短距離の、一対多方向の音声およびデータ転送のための無線周波数（ＲＦ）規格である。ブルートゥースは、固体の非金属物体を通過することができる。ブルートゥースは１０センチメートルから１０メートルの公称リンク範囲を有するが、伝送電力を高めることにより１００メートルまで延長され得る。ブルートゥースは短距離無線リンクに基づき、静止および移動通信環境のための特別な接続を容易にする。ブルートゥース規格は、一般に２４００〜２４８３．５ＭＨｚの産業科学医療（ＩＳＭ）バンドで動作する、低コストの短距離無線通信規格である。ＩＳＭバンドは世界中で利用されており、スペクトラム拡散システムの無許可の動作を可能にする。ブルートゥース規格は短距離接続にしばしば使用され、既存のデータネットワークへの橋渡しをすることもできる。周波数ホッピングスペクトラム拡散無線通信プロトコルの別の例は、ＡｅｒｏＣｏｍｍのＣｏｎｎｅｘＲＦである。（例えば、改善された雑音余裕度を達成するための）周波数調整無線通信プロトコルの代替例（例えば、ダイレクトシーケンススペクトラム拡散）も本発明に含まれることを理解されたい。さらに、前記したように、無線通信は衛星、デジタル、セルラー、インターネット、無線等を介して行うこともできる。

図７は、本発明の特定の一態様による無線通信装置７００の概略図である。中央制御システム７１０は無線通信装置７００の全般的な動作を制御する役割を果たす。中央制御システム７１０は、本明細書中に記載された種々の機能を実行するために、無線通信装置７００内の種々の部品を制御し操作するようにプログラムされたプロセッサ等を含むことができる。本発明に関する機能を果たすようにプロセッサがプログラムされる方法は、本明細書中の記載に基づいて当業者には容易に明らかになろう。

無線通信装置７００は、アンテナ７３０に結合される送信回路７２０と受信回路７２５とを有するトランシーバ７１５を含む。受信機７２５はアンテナ７３０を通して送信を受け、これがミキサ７３５を通して送信され、中間周波数（ＩＦ）フィルタ７４０にかけられ、復調器７４５により復調される。次に送信はＡ／Ｄコンバータ７５０を通してデジタル化されて、中央制御システム７１０により処理される。送信は、中央制御システム７１０からＤ／Ａコンバータ７５５を通して変調器７６０へ、またフィルタ７６５を通して送信機７２０へ送信され、アンテナ７３０を通して送信される。周波数合成器部品（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｓｙｎｔｈｅｓｉｚｅｒ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）７７０はメモリ部品７７５を含む。周波数合成器部品７７０は中央制御システム７１０および装置クロック７８０と連動して、無線通信装置７００のための周波数ホッピングを行う。メモリ部品７７５は、周波数ホッピングを容易にするのに使用される合成器コードを記憶するための複数のレジスタバンクを含むことができる。あるいは、レジスタバンクが中央制御システム７１０内（例えば、メモリ部品、プロセッサに実装されているレジスタもしくはメモリ、または別個のレジスタ部品内）にあってもよい。周波数合成部品７７０は変調器７６０、復調器７４５、およびミキサ７３５に作動的に結合されて、通信を送受信するための周波数振動部品を提供する。測定電力部品（ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ ｐｏｗｅｒ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）７８５は受信機７２５に作動的に結合され、中央制御システム７１０に送信電力測定情報を提供する。中央制御システム７１０と、無線通信装置７００を形成する他の部品とに、バッテリ電力モジュール、ライン電力等の電力部品７９０によって電力が供給される。

図８は、ハウジング８１０と端部装飾品８２０とを含む本発明の態様による車両アクセサリ８００を示す。車両アクセサリ８００は、アクセサリ８００を車両（図示せず）に取外し可能に結合するための取付アセンブリ８３０を含む。例えば、アクセサリ８００は、自動車のサイドミラーに結合される。車両アクセサリ８００が接着剤または他の機構を介して車両に永久的に結合されるようにしてもよいことを理解されたい。アクセサリ８００は自動車の方向指示機構に電線で接続され、アクセサリ８００の光源（図示せず）が方向転換の合図を送ることができるようになっている。エレクトロルミネセンスワイヤがアクセサリ８００の光源として使用される場合、直流電流を交流電流に変換するための変圧器８４０が含まれる。変圧器は、所定数のコイルのワイヤで巻かれた積層鋼から作られる。コイルの数は、所望の電圧変化比に基づいて選択される。あるいは、光源が無線チップを含み、車両で灯が作動されると、信号が光源に送られて車両アクセサリを点灯するようにしてもよい。

図９は、車両アクセサリ９１０が自動車９００のサイドミラー９２０に取り付けられた自動車９００を示す。車両アクセサリ９１０は、前または後方向から車両９００に接近してくる路上の人や車両９００に隣接する位置にいる人に見えるようにミラー９２０に取り付けられる。車両アクセサリ９１０は、光源と導光部材とを含む少なくとも１つの信号灯（図示せず）を含む。この例では、車両は自動車であるが、アクセサリ９１０は他の任意の車両に取外し可能に結合され得る。

車両アクセサリ９１０が方向転換の合図を送るよう動作可能となるように、車両アクセサリ９１０は自動車９００の方向指示器に電線で接続されていてもよい。したがって、車両アクセサリ９１０が隣接する運転者の目の高さ近くにあるため、従来の尾灯よりも方向指示器に気付きやすい。さらに、車両アクセサリ９１０を方向指示器として使用することにより、自動車９００の死角にいる運転者が方向指示器を見ることができるようになる。これにより、一般に事故を和らげる他のアクセサリとは異なり、アクセサリ９１０は事故を防止するのを助けることができる。したがって、車両アクセサリ９１０は、自動車９００の運転者が方向転換または車線変更をするつもりであることを、接近する車両に事前に知らせることができる。

車両アクセサリは車両のどの部分にも配置され、本発明の範囲内に含まれるものと考えられることを理解されたい。例えば、図１０では、自動車１０００の異なる領域、例えば自動車１０００の前部および後部に配置された車両アクセサリ１０１０、１０２０を持つ自動車１０００が示される。さらに、またはあるいは、車両アクセサリは車両の少なくとも１つの内部に結合される。アクセサリ１０１０、１０２０は機能的であり、自動車１０００の種々の機能、例えば方向転換の合図を送ること、ブレーキをかけること、緊急事態の合図を送ること、駐車灯および／または駆動灯をつけること等と共に点灯することができる。

さらに、車両アクセサリの構成、車両上の配置箇所、点灯例等は、例示および説明の目的でのみ本明細書に示されていることを理解されたい。このため、これらのシステムおよび方法は、網羅的な、本発明を開示されたシステムおよび方法に限定するものではない。例えば、図１１は、使用され得る代替ハウジング形状を示す。

前記の構造上および機能上の特徴を考慮して、本発明の種々の態様による方法は、図１２〜１４を参照してよりよく理解されよう。説明を簡単にするために、図１２〜１４の方法は、連続して実行されるものとして図示され記載されているが、本発明による態様の一部は、本明細書中に図示され記載されたものとは異なる順番で、かつ／または他の態様と同時に行うことができるため、本発明は図示した順番に限定されないことを理解されたい。さらに、本発明の態様による方法を実施するために、すべての図示した特徴が必要とされるわけではない。

図１２では、車両アクセサリを製造するための方法が示される。方法は、取付部を持つハウジングが設けられる１２１０で始まる。取付部は、ハウジングを車両に結合するように動作可能である。１２２０で光源が車両アクセサリのハウジング内に設けられる。光源は、車両灯とほぼ同時に点灯するよう動作するように、車両に電線で接続される。１２３０で端部装飾品がハウジング上に設けられる。端部装飾品はどのような形状および大きさであってもよい。端部装飾品はアクセサリと共に点灯しても、別個の光源を含んでいてもよい。１２４０で、車両アクセサリを車両に結合するための取付アセンブリが設けられる。取付アセンブリは、ピンおよびカラーアセンブリ、または他の任意の取付機構を含むことができる。

図１３では、車両アクセサリを使用するための方法が示される。方法は、取付ピンが車両に取外し可能に結合される１３１０で始まる。ナットボルトアセンブリまたは他の任意の取付機構が使用されて、取付ピンを車両に結合することができる。１３２０で、車両アクセサリの光源が車両の少なくとも１つの灯に電線で接続される。したがって、アクセサリは、車両の対応する灯が点灯するときに点灯することができる。１３３０で、車両アクセサリは取付ピンに結合されて、車両アクセサリが車両に適切に取り付けられるようにする。車両アクセサリを取付ピンに結合するのにカラーが使用される。１３４０で端部装飾品が車両アクセサリ上に設けられる。

図１４では、本発明による車両アクセサリを介して無線通信を行うための方法が示される。１４１０で始まり、ＲＦ電界が少なくとも１つの車両アクセサリの周りで生成される。１４２０で、ＲＦ電界が無線通信装置（例えば、携帯電話、無線通信を行うように構成されたＰａｌｍ Ｐｉｌｏｔ等の携帯情報端末、ＢＬＡＣＫＢＥＲＲＹ（商標）装置等の移動メッセージ通信装置）の周りで生成される。１４３０で、無線通信装置と少なくとも１つの車両アクセサリとの間で通信が確立される。１４４０で、メッセージ、挨拶、表示、識別、情報、通信、印、模様、アートワーク、デジタル画像等が、無線通信装置と少なくとも１つの車両アクセサリとの間で無線で伝送される。

本明細書中に記載された本発明の車両アクセサリは、自動車、トラック、オートバイ、スクータ、自転車、または他の任意の車両と共に使用され得ることを理解されたい。前記の記載は本発明の例示的な実施を含む。勿論、本発明について説明する目的で、予想される部品または方法の組合せをすべて記載することはできないが、当業者は本発明の多くの更なる組合せおよび並べ替えが可能であることを理解するだろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれるすべてのこのような改変、修正、および変形を含むものである。

本発明の態様による車両アクセサリの側面図である。 本発明の態様によるピンおよびカラー取付アセンブリの横断面図である。 本発明の態様によるカラーの上面図である。 本発明の態様による端部装飾品の一例の側面図である。 本発明の態様による端部装飾品の別の例の側面図である。 本発明の態様による、通信用インターフェースを有する端部装飾品の側面図である。 本発明による無線通信装置の概略ブロック図である。 本発明の態様による車両アクセサリの側面図である。 本発明の態様による、車両のサイドミラーに取り付けられた車両アクセサリを示す図である。 本発明の態様による、車両の前後部に取り付けられた車両アクセサリを示す図である。 本発明の態様による種々の車両アクセサリの形状の例を示す図である。 本発明の態様による、車両アクセサリを製造するための方法を示す図である。 本発明の態様による、車両アクセサリを車両に結合するための方法を示す図である。 本発明の態様による、車両アクセサリを通信ハブとして使用するための方法を示す図である。

Claims (16)

1. 車両アクセサリであって、
   車両に取り外し可能に結合されるように構成されたハウジングと、
   前記ハウジングを通って延びて、前記ハウジングの少なくとも一部を照明する導光部材と、
   前記導光部材から前記車両の灯へ延びて、前記導光部材が対応する車両灯と共に点灯するようにする電線と、
   情報の受信及び送信のうちの少なくとも一つについての通信インターフェースを含む端部装飾品であって、該通信インターフェースは少なくともテキストメッセージを表示するディスプレイを少なくとも含む端部装飾品と
   を含むことを特徴とする車両アクセサリ。
2. 前記導光部材がライトパイプと光源とを含むことを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
3. 前記光源が発光ダイオード（ＬＥＤ）であることを特徴とする請求項２に記載の車両アクセサリ。
4. 前記光源がエレクトロルミネセンスワイヤであることを特徴とする請求項２に記載の車両アクセサリ。
5. 直流電流を交流電流に変換するための変圧器をさらに含むことを特徴とする請求項４に記載の車両アクセサリ。
6. 前記導光部材が光ファイババンドルを含むことを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
7. 取付ピン及びカラーを含む取付アセンブリをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
8. 前記取付ピンが、車両上に前記車両アクセサリを所望の位置で取り付けるための球状部を含むことを特徴とする請求項７に記載の車両アクセサリ。
9. 前記ハウジングが、赤、黄、青、紫、緑、オレンジ、黒、白、ピンク及び琥珀色のうちの少なくとも１つで照明されることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
10. 前記ハウジング（１１０、８１０）が、一定の光度および可変の光パターン光度のうちの少なくとも１つによって照明されることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
11. 前記ハウジングが、リング状、三日月形、直線形及び螺旋形のうちの少なくとも１つであることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
12. 前記端部装飾品が、前記車両アクセサリの外径に一致する凹部を有するボールを含むことを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
13. 自動車のサイドミラーに取り付けられ、前記自動車の方向指示灯に電線で接続されることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
14. 自動車の前方部に取り付けられ、方向指示灯、ブレーキ灯、ハザード灯、駐車灯及び安全システムのうちの少なくとも１つに電線で接続されることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
15. 自動車の後方部に取り付けられ、方向指示灯、ブレーキ灯、ハザード灯、駐車灯及び安全システムのうちの少なくとも１つに電線で接続されることを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。
16. 前記車両の運転者に可聴信号を送信するためのスピーカをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の車両アクセサリ。

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