JP4245320B2 - エレベータドアのアンロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータ乗り場側の出入口に設けられたドアをロックするロック機構を、エレベータの保守点検時等に手動操作で開錠するエレベータドアのアンロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータ乗り場の出入口にはその開閉用のドアが設けられ、その出入口の階床に乗りかごが着床したときに、前記ドアがその着床の動作に基づいて自動的に開放される。前記ドアは通常時にはロック機構により閉合状態にロックされ、乗りかごが着床したときにそのロック機構が開錠され、ドアが開放される。
【0003】
一方、エレベータの保守点検時等においては、エレベータ乗り場側からアンロックキーを用いて前記ロック機構を手動で開錠し、前記ドアを手動で開放して保守点検等の作業を行なう。
【0004】
図12にはエレベータ乗り場の出入口1を示してあり、この出入口1は門形状の三方枠2により構成され、この例の場合においては、出入口1に一対のドア3a,3bが設けられ、これらのドア3a,3bが互いに連動して互いに逆方向に移動することにより出入口1が開閉される。
【0005】
図13に示すように、三方枠2の上枠(幕板)2aの内側にはヘッダーケース8が設けられ、このヘッダーケース8に懸架機構(図示せず)を介して前記一対のドア3a,3bが左右に移動可能に懸架されている。
【0006】
一方のドア3aの上部にはロック機構9が設けられている。このロック機構9は、図14に示すように、ロックレバー10を有し、このロックレバー10が支軸11を中心にして回動するようになっている。
【0007】
ロックレバー10は係合部14および押し部15を有し、係合部14に係合爪16が形成されている。前記ヘッダーケース8の内面には係合体18が設けられ、この係合体18に前記ロックレバー10の係合爪16が係合し、この係合によりドア3aが閉合状態にロックされ、その開放が阻止されている。
【0008】
なお、ドア3a,3bは、互いに連動して左右に移動する構造であるから、その一方のドア3aをロックすることにより、その双方のドア3a,3bの開閉動作が阻止される。
【0009】
一方のドア3aの上部には、エレベータの乗り場側に通じる鍵穴4が形成されている。保守点検等に際してドア3a,3bを手動で開放するときには、前記鍵穴4内にエレベータの乗り場側から図15に示すようにアンロックキー20を挿入する。このアンロックキー20は、主ロッド21と、この主ロッド21の先端部にヒンジピン22を介して回動可能に設けられた可動ロッド23とからなる。
【0010】
保守点検等の際には、アンロックキー20を主ロッド21と可動ロッド23とが直線状に延びる状態で鍵穴4内に挿入する。挿入されたアンロックキー20の可動ロッド23は、図15に示すように、その挿入後に自重で下方に回動して前記ロック機構9におけるロックレバー10の押し部15に対向する。
【0011】
この状態でエレベータの乗り場側からアンロックキー20を一方向に回すと、可動ロッド23が押し部15に当り、その可動ロッド23と共にロックレバー10が図14における反時計方向に回動し、この回動により係合爪16が係合体18から外れ、ロック機構9が開錠し、したがってこの状態のもとでエレベータの乗り場側からドア3a,3bを手動で開放し、昇降路内に入り込んで保守点検等の作業を進めることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のエレベータドアのアンロック装置においては、ドア3aの前面に図12に示すように鍵穴4が露出し、この鍵穴4が外観的に目立って美観を損ね、意匠性が低下するという問題がある。
【0013】
ところで、三方枠の上枠とドアの表面とが面一でなく、ドアが三方枠の奥側にずれて配置するタイプにあっては、ドアの表面に鍵穴を設けず、ドアの表面と三方枠との間の隙間に薄板材を差し込んでロック機構を手動で開錠操作するような構成を採用することが可能である。
【0014】
しかしながら、図13に示すように、ドア3aの表面と三方枠2の上枠2aの表面とがほぼ面一に配置するタイプのドア装置においては、そのような構成を採用することが困難で、したがって意匠性の悪い鍵穴4を設けざるを得ない。
【0015】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ドアの表面と三方枠の上枠の表面とがほぼ面一となるタイプであっても、その表面に露出する不体裁な鍵穴を設けることなく、良好な意匠性を保ってロック機構をエレベータ乗り場側から手動で容易に開錠操作することができるエレベータドアのアンロック装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、三方枠で構成されたエレベータ乗り場側の出入口に設けられたドアをロックするロック機構を、そのエレベータ乗り場側からアンロックキーを用いる手動操作で開錠するアンロック装置において、前記アンロック装置は、三方枠の上枠の表面と前記ドアの表面とがほぼ面一に配置され、前記アンロックキーは前記三方枠の上枠の下面と前記ドアの上面との間の隙間を通してエレベータ乗り場側から前記ドアの背面側への挿入が可能で、挿入したアンロックキーを横方向にスライドさせる動作で前記ロック機構の開錠が可能で、前記ドアには、前記隙間に対向する横長スリット状の鍵穴が設けられ、前記アンロックキーは前記鍵穴を通して前記ドアの背面側への挿入が可能で、前記アンロックキーは所定の幅の操作部を有し、この操作部の側縁に前記鍵穴の奥行寸法より大きい長さをもつ逃げ部が切欠形成され、前記鍵穴はアンロックキーの前記操作部の幅より充分に大きい横長寸法を有し、この鍵穴に対してその穴開口の一部を閉塞して鍵穴の実質的な横長寸法を前記アンロックキーの操作部の幅寸法よりやや大きい寸法に規定する当て板の着脱が可能となっていることを特徴としている。
【0020】
請求項に発明は、前記ロック機構にアンロックレバーが備えられ、前記アンロックキーのスライド動作が前記アンロックレバーを介して前記ロック機構に伝達されることを特徴としている。
【0021】
請求項の発明は、前記アンロックレバーが、通常時には弾性部材による付勢力で前記ロック機構と非接触状態に保持され、アンロックキーが挿入され、横方向にスライド操作されたときに、前記アンロックレバーが前記弾性部材に抗して動作して前記ロック機構に接触し、この接触で前記アンロックキーのスライド動作が前記ロック機構に伝達されることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図11を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0023】
図1および図2にはこの発明の第1の実施形態を示してある。各ドア3a,3bは、その表面が三方枠2の上枠2aの表面と面一となっている。各ドア3a,3bの上端後部には起立壁5を有する段部6が形成され、この段部6が三方枠2の奥部側開口縁に対向するように配置されている。そして三方枠2の上枠2aの下面とドア3a,3bの上面との間には隙間Gが確保されている。
【0024】
一方のドア3aにおける前記段部6の起立壁5には、前記隙間Gに対向して横長スリット状の鍵穴30が形成されている。この鍵穴30は起立壁5を貫通してその前面から背面に通じるように形成されている。そしてロック機構9におけるロックレバー10の押し部15が前記鍵穴30の一端側の側方部に配置するように保持されている。
【0025】
図5に示す31は、ロック機構9を手動で開錠する際に使用する専用のアンロックキーで、このアンロックキー31は金属等の薄板材をほぼ直角に屈曲させて握り部32と操作部33とを有するL状に形成してなる。そして前記操作部33の一側縁にコ字状の逃げ部33aが切欠形成されている。
【0026】
アンロックキー31の操作部33の幅Hは鍵穴30の横長寸法よりやや小さく、また操作部33の長さLはドア3aの厚さの幅より大きく、前記逃げ部33aの長さL1は鍵穴30の奥行寸法よりやや大きくなっている。
【0027】
ロック機構9を手動で開錠する際には、アンロックキー31の握り部32を手で握り、図4に示すように操作部33をエレベータ乗り場側から前記隙間Gを通して前記鍵穴30内に挿入し、その先端側をドア3aの背面側に突出させる。
【0028】
そして、アンロックキー31の操作部33の側縁の逃げ部33aを鍵穴30の側壁に合せてアンロックキー31を図3における右向きの横方向に水平にスライドさせる。このスライド動作により、操作部33の一側縁が鍵穴30の一端部よりさらにその外方側に移動してロック機構9におけるロックレバー10の押し部15に当接する。
【0029】
そしてこの当接により、ロックレバー10が図3における反時計方向に回動し、この回動により係合爪16が係合体18から外れ、ロック機構9が開錠する。したがってこの状態のもとでエレベータの乗り場側からドア3a,3bを手動で開放し、昇降路内に入り込んで保守点検等の作業を進めることができる。
【0030】
このような構成においては、不体裁な鍵穴30がドア3aの表面に露出せず、このためエレベータの乗り場側に向くドア3aの表面が外観上すっきりし、意匠性が向上する。
【0031】
また、ロック機構9の開錠は、アンロックキー31の操作部33を鍵穴30内に挿入し、その操作部33の側縁の逃げ部33aを鍵穴30の奥行方向の長さ区間部分に合せて操作部33を横方向にスライドさせる場合にのみ達成することができるのものであるから、鍵穴30内にいたずらで定規等の薄板材を挿入してもその横方向のスライドが不能となり、このためいたずらによるロック機構9の開錠操作を防止することができる。
【0032】
図6には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、鍵穴30の横長寸法が第1の実施形態の場合より長くなっている。すなわち、鍵穴30の横長寸法が図5に示すアンロックキー31の操作部33の幅Hより充分に長い寸法となっている。そして図6(A)に示すように、ロック機構9におけるロックレバー10の押し部15がその鍵穴30の一端側の端部に対向するように配置されている。
【0033】
ドア3aの背面には、図6(B)に示すように、鍵穴30の開口の一部区間を閉塞する当て板35をビス36を介して着脱可能に取り付けることができるようになっている。
【0034】
そしてこの当て板35を取り付けることにより、鍵穴30の開口の一部区間を閉塞して鍵穴30の実質的な開口の横長寸法を前記アンロックキー31の操作部33の幅Hよりやや大きい寸法に規定することができるようになっている。
【0035】
ところで、ロック機構9は、通常時においては定規等の薄板材を用いるいたずらによる開錠操作を防止することが重要であるが、エレベータの据付工事期間等においては、頻繁に開錠操作を繰り返す必要があり、したがってある程度その操作がしやすいことが要求される。
【0036】
そこで、エレベータの据付工事等の期間内においては、図6(A)に示すように、当て板35を取り外した状態でその工事等を進める。この場合、鍵穴30の横長寸法がアンロックキー31の操作部33の幅寸法より長い関係にあるから、ロック機構9を開錠する際にはアンロックキー31の操作部33を鍵穴30内に挿入してその先端部をドア3aの背面側に突出させ、この状態で操作部33を単に横方向にスライドさせるだけで、特に操作部33の側縁の逃げ部33aを鍵穴30の奥行方向の長さ区間部分に合せるような面倒で煩わしい作業を要することなく、ロック機構9におけるロックレバー10の押し部15を押圧してロック機構9を容易に能率よく開錠することができる。
【0037】
また、アンロックキー31を用いずに、他の定規等の薄板材を鍵穴30内に挿入し、それを横方向にスライドしてロック機構9を開錠操作することも可能となる。
【0038】
そしてエレベータの据付工事等が完了し、エレベータが通常の状態で使用されるときには、図6(B)に示すように、ドア3aの背面に、当て板35をビス36で取り付ける。この状態においては、鍵穴30の横長寸法が実質的に短縮し、したがってこの状態のもとでは、アンロックキー31の操作部33を鍵穴30内に挿入し、その操作部33の側縁の逃げ部33aを当て板35の側縁に合せて操作部33を横方向にスライドし、ロック機構9を開錠することになる。そしてこの場合には、鍵穴30内にいたずらで定規等の薄板材を挿入してもその横方向のスライドが当て板35により規制されて不能となり、このためいたずらによるロック機構9の開錠操作を防止することができる。
【0039】
すなわち、この第2の実施形態によれば、エレベータの据付工事期間等にはロック機構9の開錠操作を容易に能率よく行なうことができ、エレベータの通常使用時にはロック機構9に対するいたずらによる開錠操作を防止することができる。
【0040】
図7ないし図10には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、ドア3a,3bが背面上部にハンガープレート39を備え、一方のドア3aにおけるハンガープレート39にロック機構9のロックレバー40が取り付けられ、ヘッダーケース8の背面にそのロックレバー40と係脱可能な係合体41が取り付けられている。
【0041】
ロックレバー40は、中間部が支軸42を介して回動自在に支持され、一端部に鉤状の係合部43を、他端部に押し部44を有し、前記係合部43が前記係合体41の係合爪45に係脱可能に係合している。
【0042】
また、ハンガープレート39の背面にはアンロックレバー48が支軸49を介して回動可能に取り付けられている。このアンロックレバー48はL状をなし、その屈曲部に前記支軸49が設けられ、この支軸49を境とする一端側が操作部50、他端側が受け部51となっている。そして前記操作部50が前記ロックレバー40の押し部44に接触し、前記受け部51がハンガープレート39の下方側に延出し、その延出端の側縁がアンロックレバー48の自重による回動力でストッパ52に接触している。
【0043】
ハンガープレート39には、三方枠2の上枠2aの下面とドア3aの上面との間の隙間Gに対向して横長のスリット状をなす鍵穴53が形成され、この鍵穴53の一端側の側方部に前記アンロックレバー48の受け部51が配置されている。
【0044】
図10にはこの実施形態において使用するアンロックキー31を示してあり、このアンロックキー31においては、その操作部33の一側縁に形成されたコ字状の逃げ部33aの長さの寸法L2が図5に示すアンロックキー31の場合より小さくなっている。
【0045】
ロック機構9を開錠する際には、図10に示すアンロックキー31の握り部32を手で握り、操作部33を図8に鎖線で示すようにエレベータホールの乗り場側から前記隙間Gを通して前記鍵穴53内に挿入し、その先端側をハンガープレート39の背面側に突出させ、逃げ部33aを鍵穴53の側縁に対向させる。
【0046】
そしてアンロックキー31を図9における右方向に水平にスライドさせる。この際、操作部33の逃げ部33aが鍵穴53の側縁に入り込むため、操作部33の一側縁が鍵穴53の一端部よりさらにその外方側に移動してアンロックレバー48における受け部51に当接する。
【0047】
そしてこの当接により、アンロックレバー48が支軸49を中心として図9における反時計方向に回動し、この回動によりロックレバー40の押し部44がアンロックレバー48の操作部50で下方に押圧され、この押圧でロックレバー40が支軸42を中心にして時計方向に回動し、係合部43が係合体41の係合爪45から外れ、ロック機構9が開錠する。したがってこの状態のもとでエレベータの乗り場側からドア3a,3bを手動で開放し、昇降路内に入り込んで保守点検等の作業を進めることができる。
【0048】
このような構成においても、不体裁な鍵穴53がドア3aの表面に露出せず、このためエレベータの乗り場側に面するドア3aの表面が外観上すっきりし、意匠性が向上する。
【0049】
そしてこの第3の実施形態においては、アンロックレバー48を用いることにより、ロック機構9が前記第1の実施形態の場合と異なり、押し部44が水平方向に延びる構造であってもアンロックキー31を水平な横方向にスライドする動作でロック機構9を開錠することができる。また、この第3の実施形態においては、アンロックレバー48における操作部50の長さLを変えることにより、ロックレバー40の回動操作力を調整することが可能である。
【0050】
図11には第4の実施形態を示してあり、この実施形態においては、前記第3の実施形態におけるアンロックレバー48がスプリング55により時計方向に弾性的に付勢されている。
【0051】
そしてロック機構9のロック状態のもとでは、図11(A)に示すように、前記スプリング55の付勢力でアンロックレバー48の受け部51がストッパ52に弾性的に当接し、操作部50がロックレバー40の押し部44と離間して接触しない非接触状態に保たれている。
【0052】
ロック機構9を開錠する際には、図11(B)に示すように、アンロックキー31の操作部33をエレベータの乗り場側から鍵穴53内に挿入し、右方向にスライドさせてアンロックレバー48をスプリング55に抗して支軸49を中心とする図における反時計方向に回動する。
【0053】
この回動によりロックレバー40の押し部44がアンロックレバー48の操作部50で下方に押圧され、この押圧でロックレバー40が支軸42を中心にして時計方向に回動し、係合部43が係合体41の係合爪45から外れ、ロック機構9が開錠し、したがってこの状態のもとでエレベータの乗り場側からドア3a,3bを手動で開放し、昇降路内に入り込んで保守点検等の作業を進めることができる。
【0054】
ところで、ロック機構9には、エレベータの通常運転時にそのロックの有無を電気的に検出するスイッチ機構Sが併設されているが、そのロック機構9のロックレバー40にアンロックレバー48が接触していると、エレベータの通常運転時におけるアンロックレバー48の振動等がそのスイッチ機構Sに伝わって誤動作を起こす恐れがある。
【0055】
ところが、この第4の実施形態においては、アンロックレバー48がスプリング55で弾性的に付勢され、エレベータの通常運転時にはアンロックレバー48とロック機構9のロックレバー40とが非接触状態に保たれており、このためアンロックレバー48の振動等がロック機構9に伝わることがなく、したがってロック機構9に併設されているスイッチ機構Sの誤動作の恐れを防止することができる。
【0056】
なお、前記各実施形態においては、一対のドアが互いに逆方向に移動して出入口を開閉する両開き式のドア装置を対象としているが、複数のドアが互いに重なる軌跡上を同方向に異なる速度で移動して出入口を開閉する形式のドア装置や、単一のドアが左右に移動して出入口を開閉する片開き式のドア装置等においてもこの発明を適用することが可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、エレベータ乗り場側の出入口に設けられたドアの表面と三方枠の上枠の表面とがほぼ面一となるタイプであっても、その表面に露出する不体裁な鍵穴を設けることなく、良好な意匠性を保ってロック機構をエレベータ乗り場側から手動で容易に開錠操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るエレベータドアのアンロック装置を示す正面図。
【図2】そのアンロック装置の側面図。
【図3】そのアンロック装置の操作時の状態を示す正面図。
【図4】そのアンロック装置の操作時の状態を示す正面図。
【図5】そのアンロック装置に用いるアンロックキーを示す斜視図。
【図6】この発明の第2の実施形態に係るエレベータドアのアンロック装置を示す正面図。
【図7】この発明の第3の実施形態に係るエレベータドアのアンロック装置を示す正面図。
【図8】そのアンロック装置の側面図。
【図9】そのアンロック装置の操作時の状態を示す正面図。
【図10】そのアンロック装置に用いるアンロックキーを示す斜視図。
【図11】この発明の第4の実施形態に係るエレベータドアのアンロック装置を示す正面図。
【図12】エレベータ乗り場の出入口を示す正面図。
【図13】従来のエレベータドアのアンロック装置を示す側面図。
【図14】そのアンロック装置の正面図。
【図15】そのアンロック装置の操作時の状態を示す側面図。
【符号の説明】
1…出入口
2…三方枠
3a,3b…ドア
9…ロック機構
10…ロックレバー
14…係合部
15…押し部
18…係合体
30…鍵穴
31…アンロックキー
35…当て板
39…ハンガープレート
40…ロックレバー
41…係合体
48…アンロックレバー
52…ストッパ
53…鍵穴
55…スプリング

Claims (3)

  1. 三方枠で構成されたエレベータ乗り場側の出入口に設けられたドアをロックするロック機構を、そのエレベータ乗り場側からアンロックキーを用いる手動操作で開錠するアンロック装置において、
    前記アンロック装置は、三方枠の上枠の表面と前記ドアの表面とがほぼ面一に配置され、前記アンロックキーは前記三方枠の上枠の下面と前記ドアの上面との間の隙間を通してエレベータ乗り場側から前記ドアの背面側への挿入が可能で、挿入したアンロックキーを横方向にスライドさせる動作で前記ロック機構の開錠が可能で、
    前記ドアには、前記隙間に対向する横長スリット状の鍵穴が設けられ、前記アンロックキーは前記鍵穴を通して前記ドアの背面側への挿入が可能で、
    前記アンロックキーは所定の幅の操作部を有し、この操作部の側縁に前記鍵穴の奥行寸法より大きい長さをもつ逃げ部が切欠形成され、前記鍵穴はアンロックキーの前記操作部の幅より充分に大きい横長寸法を有し、この鍵穴に対してその穴開口の一部を閉塞して鍵穴の実質的な横長寸法を前記アンロックキーの操作部の幅寸法よりやや大きい寸法に規定する当て板の着脱が可能となっていることを特徴とするエレベータのアンロック装置。
  2. 前記ロック機構にはアンロックレバーが備えられ、前記アンロックキーのスライド動作が前記アンロックレバーを介して前記ロック機構に伝達されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのアンロック装置。
  3. 前記アンロックレバーは、通常時には弾性部材による付勢力で前記ロック機構と非接触状態に保持され、アンロックキーが挿入され、横方向にスライド操作されたときに、前記アンロックレバーが前記弾性部材に抗して動作して前記ロック機構に接触し、この接触で前記アンロックキーのスライド動作が前記ロック機構に伝達されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのアンロック装置。
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