JP4243552B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents
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Description
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置において、前記記録手段には、ユーザ認証が不成立の状態で前記操作手段が操作された際に前記機能管理手段が作動させる車両装備品の種類が予め正規のユーザによって設定されて記録されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、機能管理手段は、ユーザ認証が成立している状態とユーザ認証が不成立の状態とで、操作手段と、該操作手段の操作によって作動される車両装備品との対応関係を変更する。そして、同機能管理手段は、ユーザ情報とユーザ識別情報とが不一致の場合(ユーザ認証が不成立の場合)、操作手段に予め割り当てられた車両装備品とは別の車両装備品を作動させる。つまり、機能管理手段は、ユーザ認証が不成立の場合、ユーザ認証が成立した状態において操作手段が操作された際に作動させる車両装備品とは種類が異なる別の車両装備品を作動させる。例えば、機能管理手段は、ユーザ認証が不成立の場合、エンジン(車両装備品)を始動させる機能とハザードランプ(車両装備品)を点滅させる機能とを入れ換える。すると、ユーザ認証が不成立の状態においてエンジン始動スイッチを操作すると、ハザードランプが点滅することになる。このため、第三者は、エンジン始動スイッチを操作してもエンジンを始動させることができない。よって、正規ユーザでない第三者によるエンジンの始動を抑止することができる。また、例えば、機能管理手段によりワイパー機能とシフト切換機能とを入れ換えれば、第三者の意図に反する車両装備品を作動させることができる。つまり、第三者が車両を操作しようとする場合、意図した車両装備品を作動させることが非常に困難となる。よって、第三者による車両の盗難意欲を減退させることができる。また、ユーザ情報はユーザに固有の情報であるため、イグニッションキーのように盗まれるおそれがない。従って、車両の盗難を抑止することができるとともに、車両のセキュリティレベルをより一層向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザ認証が不成立の状態において操作手段が操作された場合に機能管理手段が作動させる車両装備品は、ユーザ自身により予め設定される。このため、例えば情報取得手段の故障等によって機能管理手段がユーザ情報を取得できず、操作手段に予め割り当てられた車両装備品を作動させる機能維持モードから操作手段に予め割り当てられた車両装備品とは別の車両装備品を作動させる機能変更モードに切り換わったとしても、ユーザは、本来対応して設定されている車両装備品を作動させることができる。つまり、機能変更モードにおいてもユーザは操作手段に予め割り当てられた車両装備品を作動させることができる。一般に、ユーザに固有な情報として生体情報を適用した場合、生体情報の性質上(指紋についていえば、指の湿り具合等)、正規のユーザであるにも拘らず他人であると誤認識されるおそれがある。そのため、ユーザ認証の成立を条件として操作手段に予め割り当てられた車両装備品を作動させる従来の車両盗難防止装置では、ユーザは操作手段を操作しても該操作手段に予め割り当てられた車両装備品が作動しない場合には精神的な苦痛を感じていた。本構成では、ユーザ認証が不成立の場合でもユーザは意図した車両装備品を作動させることができるため、このような精神的な苦痛を解消することができる。従って、車両盗難防止装置の利便性を向上させることができる。
以下、本発明をスマートイグニッション機能を備える車両に搭載される車両盗難防止システムに具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
携帯機11は、ユーザ(運転者)によって所持され、車両盗難防止装置12から送信されるリクエスト信号を受信すると、携帯機毎に予め設定されたIDコードを含むID信号を送信する。
送信回路21は、照合制御部23から入力されるリクエスト信号を所定の周波数に変調して送信アンテナ21aを介して送信する。
シフトチェンジ駆動部42は、変速機の接続状態を切り換えるアクチュエータとそのドライバ回路とを備えている。シフトチェンジ駆動部42は、HMI制御部40から入力されるシフト駆動信号に基づいて変速機の接続状態を切り換える。すなわち、本実施形態における自動変速機は、いわゆるシフトバイワイヤ方式の自動変速機となっている。詳しくは、シフトチェンジ駆動部42は、後退用の歯車列への切り換えを示すシフト駆動信号が入力された場合には変速機の接続状態を後退用の歯車列に切り換える。エンジンの動力を車輪に伝達しない中立用の歯車列への切り換えを示すシフト駆動信号が入力された場合には、シフトチェンジ駆動部42は、変速機の接続状態を中立用の歯車列に切り換える。走行用の歯車列への切り換えを示すシフト駆動信号が入力された場合には、シフトチェンジ駆動部42は、変速機の接続状態を走行用の歯車列に切り換える。また、駐車用の歯車列への切り換えを示すシフト駆動信号が入力された場合には、シフトチェンジ駆動部42は、変速機の接続状態を駐車用の歯車列に切り換える。
照合センサ部47は、指紋センサ(例えば電界式センサ)とその周辺回路から構成される。照合センサ部47は、図2(a)に示すように、運転席側ドア50のアウトサイドドアハンドル51に設けられている。照合センサ部47は、図2(b)に示すように、アウトサイドドアハンドル51(操作手段)において、ユーザがアウトサイドドアハンドル51を握って操作した際に親指52が触れる位置に設けられている。すなわち、照合センサ部47は、ユーザが車両を走行させるまでの一連の動作において必ず操作する部位に設けられている。このため、ユーザが乗車する際には、ユーザの親指52が毎回照合センサ部47に触れることになる。照合センサ部47は、ユーザの乗車の意志を検出した旨を示す照合開始信号がHMI制御部40から入力されることで作動する。そして、照合センサ部47は、指紋センサ上に載置された親指52の指紋を読み取り、該指紋の電気データをユーザ情報としてHMI制御部40に出力する。照合センサ部47は、ユーザ情報を出力してから所定時間経過後に不作動となる。
詳しくは図3に示すように、機能変更モードにおいてハザードSW32が操作されると、HMI制御部40は、照合制御部23に対してE/G始動信号を出力する。つまり、ハザードSW32を押圧操作するとエンジンが始動する。
(1)HMI制御部40は、指紋認証によるユーザ認証が不成立の場合には機能変更モードとなる。機能変更モードにおいてHMI制御部40は、操作部30の各スイッチ31〜36の操作によって作動される車両装備品の種類を変更する。つまり、機能維持モードにおいてはE/G始動SW31を押圧操作するとエンジンが始動したのに対し、機能変更モードにおいてはE/G始動SW31を操作するとハザードランプが点滅する。一方、ハザードSW32を押圧操作するとエンジンが始動する。また、ワイパーレバーを操作すると、その位置に応じて変速機の接続状態が切り換わり、シフトレバーを操作すると、その位置に応じてワイパーの作動状態が切り換わる。このため、正規のユーザでない第三者が車両を使用する場合にはユーザ認証が不成立となるため、第三者は、操作部30のいずれかのスイッチ31〜36を操作しても、本来対応して設定されている車両装備品を作動させることができない。つまり、第三者が車両を操作しようとする場合、意図した車両装備品を作動させることが非常に困難となる。よって、第三者による車両の盗難意欲を減退させることができる。また、ユーザに固有な指紋情報をユーザ情報としているため、従来の車両におけるイグニッションキーのように盗まれるおそれがない。従って、車両の盗難を抑止することができるとともに、車両のセキュリティレベルをより一層向上させることができる。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。本実施形態は、機能変更モードにおいてHMI制御部40が行う処理が主として前記第1実施形態と相違する。ここでは、前記第1実施形態と相違する点について主に述べ、共通する点については同一符号を付すのみとしてその説明を省略する。なお、本実施形態においてはHMI制御部40をHMI制御部60と読み替えるものとする。
カーオーディオ部62は、電源制御用回路とカーオーディオ本体とを備えている。電源制御用回路は、HMI制御部60から電源オン信号が入力されると、カーオーディオ本体に電源を供給する。カーオーディオ本体は、ラジオやCDプレーヤー等の複数のオーディオ装置から構成される。カーオーディオ本体は、電源が供給されると、ラジオやCDプレーヤー等の使用を許可する。
(6)操作部30のいずれかのスイッチ31〜36,61が操作される度に各スイッチ31〜36,61の機能は変更される。例えば、ユーザ認証が不成立の場合にE/G始動SW31を押圧操作するとハザードランプが点灯し、その後更にE/G始動SW31を押圧操作するとカーオーディオ部62に電源が供給されてラジオが鳴り出す。このため、操作部30が操作された際に作動される車両装備品を予測することは非常に困難となる。つまり、第三者が車両を操作しようとする場合、意図した車両装備品を作動させることが非常に困難となる。よって、第三者による車両の盗難意欲を一層減退させることができる。従って、車両のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
・前記第1実施形態においてHMI制御部40は、ユーザ認証が不成立となった時点で、操作部30が操作された際に作動させる車両装備品の種類を変更している。しかし、HMI制御部40は、ユーザ認証が不成立となった時点では作動させる車両装備品の種類を変更しないで、ユーザ認証が不成立の状態において操作部30が操作された時点で、作動させる車両装備品の種類を変更するようにしてもよい。つまり、機能維持モードから機能変更モードに切り換わるタイミングは、ユーザ認証が不成立となった時点に限定されない。
(1)前記車両盗難防止装置において、前記記録手段には、前記ユーザ情報と前記ユーザ識別情報とが不一致の状態で前記操作手段が操作された際に前記機能管理手段が作動させる車両装備品の種類が予め正規のユーザによって設定されて記録されていること。
Claims (6)
- ユーザに固有のユーザ情報を取得する情報取得手段と、
車両の正規ユーザを識別するためのユーザ識別情報が予め記録された記録手段と、
前記ユーザ情報と前記ユーザ識別情報とが一致した状態であるユーザ認証が成立している状態において、車両装備品を作動させるために操作させる操作手段が操作された場合、該操作手段に予め割り当てられた車両装備品を作動させる機能管理手段とを備え、
前記機能管理手段は、ユーザ認証が成立している状態とユーザ認証が不成立の状態とで、前記操作手段と、該操作手段の操作によって作動される車両装備品との対応関係を変更し、
同機能管理手段は、前記ユーザ情報と前記ユーザ識別情報とが不一致の状態であるユーザ認証が不成立の状態で前記操作手段が操作された場合には、前記操作手段に予め割り当てられた前記車両装備品とは別の車両装備品を作動させることを特徴とする車両盗難防止装置。 - 前記記録手段には、前記ユーザ情報と前記ユーザ識別情報とが不一致の状態において前記操作手段が操作された場合に前記機能管理手段が作動させる複数の車両装備品が記録され、
前記機能管理手段は、前記ユーザ情報と前記ユーザ識別情報とが不一致の状態において前記操作手段が操作された場合、前記記録手段に記録された複数の車両装備品の中から1つを選択して作動させることを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。 - ユーザの乗車の意志としてアウトサイドドアハンドルの操作を検出する検出手段を備え、
前記情報取得手段は、ユーザの乗車の意志を検出したことに基づいて作動して前記ユーザ情報を取得する請求項1または請求項2に記載の車両盗難防止装置。 - 前記情報取得手段は、ユーザが車両を走行させるまでの一連の動作時に該ユーザにより操作される前記操作手段に設けられ、該操作手段が操作された場合に該ユーザのユーザ情報を取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置。
- ユーザの乗車の有無を検出する乗車有無検出手段を備え、
前記情報取得手段は、前記乗車有無検出手段によりユーザの乗車が検出された場合に該ユーザのユーザ情報を取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置。 - 前記記録手段には、ユーザ認証が不成立の状態で前記操作手段が操作された際に前記機能管理手段が作動させる車両装備品の種類が予め正規のユーザによって設定されて記録されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置。
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