JP4241128B2 - 多層配線板および半導体装置 - Google Patents

多層配線板および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4241128B2
JP4241128B2 JP2003083734A JP2003083734A JP4241128B2 JP 4241128 B2 JP4241128 B2 JP 4241128B2 JP 2003083734 A JP2003083734 A JP 2003083734A JP 2003083734 A JP2003083734 A JP 2003083734A JP 4241128 B2 JP4241128 B2 JP 4241128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
metal
wiring board
multilayer wiring
bonding adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003083734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004296540A (ja
Inventor
光男 武谷
謙介 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2003083734A priority Critical patent/JP4241128B2/ja
Publication of JP2004296540A publication Critical patent/JP2004296540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241128B2 publication Critical patent/JP4241128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層配線板および半導体装置に関するものである。更に詳しくは、半導体チップを搭載する多層配線板およびそれらの多層配線板を用いた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器の高機能化並びに軽薄短小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには高密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使用される半導体パッケージは、従来にも増して、益々、小型化かつ多ピン化が進んできている。
【0003】
このような背景により、近年、ビルドアップ多層配線板が採用されている。ビルドアップ多層配線板は、層間絶縁材層と、導体とを積み重ねながら成形される。ビア形成方法としては、従来のドリル加工に代わって、レーザー法、プラズマ法、フォト法等多岐にわたり、小径のビアホールを自由に配置することで、高密度化を達成するものである。層間接続部としては、ブライドビア(Blind Via)やバリードビア(Buried Via:ビアを導電体で充填した構造)等があり、ビアの上にビアを形成するスタックドビアが可能な、バリードビアホールが特に注目されている。バリードビアホールとしては、ビアホールをめっきで充填する方法と、導電性ペースト等で充填する場合とに分けられる。一方、配線パターンを形成する方法として、銅箔をエッチングする方法(サブトラクティブ法)、電解銅めっきによる方法(アディティブ法)等があり、配線密度の高密度化に対応可能なアディティブ法が、特に注目され始めている。
【0004】
ビルドアップ多層配線板では絶縁層を形成する工程において、金属接合層と半硬化状態のシアネート化合物を含む層間絶縁材層とを一体で加熱硬化する多層配線板がある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この層間絶縁層を加熱硬化する際に、層間絶縁材層に含まれるシアネート化合物が金属接合層に拡散し、空気中の水と加水分解するためにシアン酸のボイドを発生するという問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−305378(第2頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、半導体チップを搭載する多層配線板における、このような現状の問題点に鑑み、層間絶縁材にボイドの発生させずに、確実に層間接続できる多層配線板およびこれを用いた半導体装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、
1. 層間接続用の導体ポストと前記導体ポストと接続するためのパッドを有する導体回路と、前記導体ポストと前記パッドとを接続するための接続用金属材料層と、層間に存在する絶縁層とを具備した多層配線板であって、前記絶縁層が、金属接合接着剤(I)層と、層間絶縁材(II)層とからなり、前記層間絶縁材(II)層がシアネート化合物を必須成分としてなり、前記金属接合接着剤(I)層がシアネート化合物未含有成分からなり、前記導体ポストと前記パッドと前記接続用金属材料層とが、前記金属接合接着剤(I)層中で接続してなることを特徴とする多層配線板、
2. シアネート化合物が、一般式(1)、一般式(2)及び、前記一般式(1)もしくは(2)で表されるシアネート化合物においてシアネート基総量の40%以下が3量化されたシアネート化合物の中から選ばれた少なくとも一種のシアネート化合物或いは前記シアネート化合物及びエポキシ化合物の混合物である第1項記載の多層配線板、
【化3】
Figure 0004241128
(式(1)中、R1〜R6は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、フルオロアルキル基、またはハロゲン原子のいずれかを示す。)
【化4】
Figure 0004241128
(式(2)中、R1〜R3は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、フルオロアルキル基、またはハロゲン原子を示し、nは0〜6の整数である。)
3. 第1項または第2項に記載の多層配線板を用いたことを特徴とする半導体装置、
である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の多層配線板は、層間接続用の導体ポストと前記導体ポストと接続するためのパッドを有する導体回路と、前記導体ポストと前記パッドとを接続するための接続用金属材料層と、層間に存在する絶縁層とを具備した多層配線板であって、前記絶縁層が金属接合接着剤(I)層と、層間絶縁材(II)層とからなり、前記層間絶縁材(II)層がシアネート化合物を必須成分としてなり、前記金属接合接着剤(I)層がシアネート化合物未含有成分からなり、前記導体ポストと前記パッドと前記接続用金属材料層とが、前記金属接合接着剤(I)層中で接続してなることを特徴とする多層配線板であり、ここでいうシアネート化合物未含有というのは示査走査熱量計(DSC)ならびに、赤外分光法(IR法)においてシアネートが検出されないことである。
【0009】
本発明に用いる金属接合接着剤(I)は、表面清浄化機能を有し、且つ絶縁信頼性の高い接着剤であることが好ましい。表面清浄化機能としては、例えば、接続用金属材料層表面や被接続金属表面に存在する酸化膜の除去機能や、酸化膜の還元機能である。この金属接合接着剤の表面清浄化機能により、接続用金属材料層と接続するための表面との濡れ性が十分に高まる。そのため、金属接合接着剤は、金属表面を清浄化するために、接続用金属材料層と接続するための表面とに、必ず、接触している必要がある。両表面を清浄化することで、接続用金属材料層が、被接合表面に対して濡れ拡がろうとする力が働き、その接合用金属材料層の濡れ拡がりの力により、金属接合部における金属接合接着剤が排除される。これより、金属接合接着剤を用いた金属接合には、樹脂残りが発生しにくく、且つその電気的接続信頼性は高いものとなる。
【0010】
本発明に用いる好ましい金属接合接着剤(I)としては、例えば、少なくとも1つ以上のフェノール性水酸基を有する樹脂と、その硬化剤からなる樹脂組成物が挙げられる。
【0011】
本発明において好ましい金属接合接着剤(I)に用いる少なくとも1つ以上のフェノール性水酸基を有する樹脂としては、フェノールノボラック樹脂、アルキルフェノールノボラック樹脂、レゾール樹脂、および、ポリビニルフェノール樹脂から選ばれるのが好ましく、これらの1種以上を用いることができる。また、フェノールフタリン、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸なども好ましい。
【0012】
本発明において好ましい金属接合接着剤(I)に用いるフェノール性水酸基を有する樹脂の、硬化剤としては、エポキシ樹脂が用いられる。具体的にはいずれも、ビスフェノール系、フェノールノボラック系、アルキルフェノールノボラック系、ビフェノール系、ナフトール系やレソルシノール系等のフェノールベースのものや、脂肪族、環状脂肪族や不飽和脂肪族等の骨格をベースとして変性されたエポキシ化合物などが挙げられる。
【0013】
フェノール性水酸基を有する樹脂は、金属接合接着剤(I)中に、5重量%以上80重量%以下で含まれることが好ましい。5重量%未満であると、金属表面を清浄化する作用が低下し、半田接合できなくなる恐れがある。また、80重量%より多いと、十分な硬化物が得られず、接合強度と信頼性が低下する恐れがある。フェノール性水酸基を有する樹脂の硬化剤の配合量は、例えば、エポキシ基当量が、少なくともフェノール性水酸基を有する樹脂のヒドロキシル基当量に対し0.5倍以上、1.5倍以下が好ましいが、良好な金属接合性と硬化物物性が得られる場合は、この限りではない。また、接着剤には、上記成分の他に、無機充填材、硬化触媒、着色料、消泡剤、難燃剤、カップリング剤等の各種添加剤や、溶剤を添加しても良い。
【0014】
本発明に用いる層間絶縁材(II)としては、シアネート化合物を必須成分としてなるものであり、
前記シアネート化合物としては、一般式(1)で表される化合物、一般式(2)で表される化合物、及び前記一般式(1)もしくは(2)で表されるシアネート化合物においてシアネート基総量の40%以下が3量化されたシアネート化合物が好ましい。具体的には、ビスフェノール−Aジシアネートエチリデンビス−4,1−フェニレンジシアネート、テトラオルトメチルビスフェノール−Fジシアネート、フェノールノボラックポリシアネート、クレゾールノボラックポリシアネート、ジシクロペンタジエニルビスフェノールジシアネート、ヘキサフルオロビスフェノールAジシアネート等及びこれらのシアネート基を前記の範囲で3量化した化合物である。これらの内、特に、フェノールノボラックポリシアネート、クレゾールノボラックポリシアネートは好適である。これらの中から、少なくとも1種または2種以上が用いられる。シアネート化合物は全配合量の50重量%以上95重量%以下で含まれることが好ましい。50重量%未満であると、線膨張係数が大きくなる場合がある。また、95重量%より多いと、機械的強度が満足しない場合がある。
【0015】
前記層間絶縁材(II)は上記シアネート化合物以外の樹脂として、ポリイミドシロキサン樹脂を用いることが好ましい。前記ポリイミドシロキサン樹脂は3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸二無水物及び4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物の中から選ばれた少なくとも一種の芳香族テトラカルボン酸成分と、一般式(3)で表されるジアミノポリシロキサン10〜80モル%及び芳香族ジアミン20〜90モル%からなるジアミン成分とを反応させ、重合及びイミド化することにより得られた高分子量のポリイミドシロキサン樹脂であることが好ましい。
【0016】
【化5】
Figure 0004241128
(式(3)中、R7は2価の炭化水素基を示し、R8〜R11は低級アルキル基又はフェニル基を示し、nは1〜20の整数である。)
【0017】
前記一般式(3)で表されるジアミノポリシロキサンとしては、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルシロキサンやα,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジフェニルシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリメチルフェニルシロキサン等であり、得られたポリアミド酸及びポリイミド樹脂の有機溶剤への溶解性及び熱可塑性に寄与する。また、これを用いることによって、ガラス転移温度を低くすることが可能で、特に低温加工が必要な用途に適している。
前記ジアミノポリシロキサンの全ジアミン成分中の量比は、溶解性、熱可塑性の点から全ジアミン成分の10〜80モル%の範囲内で用いることができるが、耐熱性の観点から考えると10〜50モル%の範囲内であることが、より好ましい。特に、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルシロキサンを用いた場合には、耐熱性を低下させずに溶解性、熱可塑性が向上し好ましい。
【0018】
本発明に用いる層間絶縁材(II)には、上記成分以外に、シリカなどの無機フィラー、金属アセチルアセトネートなどの硬化触媒、レベルリング剤、消泡剤コバルトなどの添加剤を加えることができる。
【0019】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。図1〜図3は、本発明の実施形態である多層配線板の一例を説明するための図で、図3(n)は得られる多層配線板の構造を示す断面図である。
【0020】
本発明の多層配線板の製造方法としては、まず、金属層101上にパターニングされためっきレジスト層102を形成する(図1(a))。このめっきレジスト層102は、例えば、金属層101上に紫外線感光性のドライフィルムレジストをラミネートし、ネガフィルム等を用いて選択的に感光し、その後現像することにより形成できる。
金属層101の材質は、この製造方法に適するものであればどのようなものでも良いが、特に、使用される薬液に対して耐性を有するものであって、最終的にエッチングにより除去可能であることが必要である。そのような金属層101の材質としては、例えば、銅、銅合金、42合金、ニッケル等が挙げられる。
【0021】
次に、金属層101を電解めっき用リード(給電用電極)として、レジスト金属層103を電解めっきにより形成する(図1(b))。この電解めっきにより、金属層101上のめっきレジスト102層が形成されていない部分に、レジスト金属103が形成される。
レジスト金属層103の材質としては、最終的に金属層101をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対して耐性を有することが好ましく、例えば、ニッケル、金、錫、銀、半田、パラジウム等が挙げられる。
なお、レジスト金属層103を形成する目的は、金属層101をエッチングする際に使用する薬液により、図1(c)に示す配線パターン104が浸食・腐食されるのを防ぐことである。したがって、金属層101をエッチングする際に使用する薬液に対して、図1(c)に示す配線パターン104が耐性を有している場合は、このレジスト金属層103は不要である。また、レジスト金属層103は導体回路104と同一のパターンである必要はなく、金属層101上にめっきレジスト層102を形成する前に、金属層101の全面にレジスト金属層103を形成しても良い。
【0022】
次に、金属層101を電解めっき用リード(給電用電極)として、導体回路104を電解めっきにより形成する(図1(c))。この電解めっきにより、金属層101上のめっきレジスト層102が形成されていない部分に、導体回路104が形成される。
導体回路104の材質としては、最終的にレジスト金属層103をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対して耐性を有することが、好ましいが、実際は、導体回路104が最終的に多層配線板113の内部に存在するため、導体回路104を浸食・腐食しない薬液でエッチング可能なレジスト金属層103を選定するのが得策である。
具体的な材質としては、例えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パラジウム等が挙げられる。さらには、銅を用いることで、低抵抗で安定した導体回路104が得られる。
【0023】
次に、めっきレジスト層102を除去し(図1(d))、続いて、導体回路104上に層間絶縁材(II)層105を形成する(図1(e))。
層間絶縁材(II)層105の形成方法としては、少なくとも一層以上の剥離可能な保護フィルム層上に、予め、金属接合接着剤(I)層により絶縁材層が形成された絶縁材シートを用い、導体回路104上に絶縁材層の面を相対向させ、真空ロールラミネート装置もしくは真空プレス装置により積層して得られる。あるいは、直接、導体回路上に、絶縁材ワニスを塗布・乾燥して形成しても良い。層間絶縁材(II)の加熱硬化温度としては、200℃〜320℃が好ましく、220℃〜300℃が、より好ましい。200℃〜320℃で加熱硬化することで、シアネート化合物がトリアジン環を形成し、トリアジン環を形成しない未反応の残留シアネート化合物が低減し、金属接合層へ拡散がなくなることで、残留シアネート化合物が分解して発生するシアン酸成分からなるボイドを抑制できる。
【0024】
次に、層間絶縁材(II)層105にビア106を形成する(図1(f))。ビア106の形成方法は、この製造方法に適する方法であればどのような方法でも良く、より好ましくは、炭酸ガスレーザー、UV−YAGレーザー、エキシマレーザー法である。
【0025】
次に、金属層101を電解めっき用リード(給電用電極)として、導体ポスト107を電解めっきにより形成する(図2(g))。この電解めっきにより、層間絶縁材(II)層105のビア106が形成されている部分に、導体ポスト107が形成される。電解めっきにより導体ポスト107を形成すれば、導体ポスト107の先端の形状を自由に制御することができる。
導体ポスト107の材質としては、例えば、銅、ニッケル、金、錫、銀、パラジウムが挙げられる。さらには、銅を用いることで、低抵抗で安定した導体ポスト107が得られる。
【0026】
次に、導体ポスト107の表面(先端)に、接続用金属材料層108を形成する(図2(h))。
接続用金属材料層108の形成方法としては、無電解めっきにより形成する方法、金属層101を電解めっき用リード(給電用電極)として電解めっきにより形成する方法、接続用金属材料を含有するペーストを印刷する方法が挙げられる。印刷による方法では、印刷用マスクを導体ポスト107に対して精度良く位置合せする必要があるが、無電解めっきや電解めっきによる方法では、導体ポスト107の表面以外に接続用金属材料層108が形成されることがないため、導体ポスト107の微細化・高密度化にも対応しやすい。特に、電解めっきによる方法では、無電解めっきによる方法よりも、めっき可能な金属が多種多様であり、また薬液の管理も容易であるため、非常に好適である。
接続用金属材料層108の材質としては、図2(j)に示す被接合部112と金属接合可能な金属であればどのようなものでもよく、例えば、半田が挙げられる。半田の中でも、SnやIn、もしくはSn、Ag、Cu、Zn、Bi、Pd、Sb、Pb、In、Auの少なくとも二種からなる半田を使用することが好ましい。より好ましくは、環境に優しいPbフリー半田である。なお、図2(h)では、導体ポスト107の表面に接続用金属材料層108を形成する例を示したが、接続用金属材料層108を形成する目的は、導体ポスト107と被接合部112とを接合させることであるため、被接合部112に接続用金属材料層108を形成しても構わない。もちろん、導体ポスト107と被接合部112の両表面に形成しても構わない。
【0027】
次に、層間絶縁材(II)層105の表面(先端)に、金属接合接着剤(I)層109を形成して接続層110が得られる(図2(i))。
金属接合接着剤(I)層109の形成は、使用する樹脂に応じて適した方法で良く、金属接合接着剤(I)ワニスを、印刷、カーテンコート、バーコート等の方法で、直接塗布したり、支持フィルム付きドライフィルムの金属接合接着剤(I)層109を、真空ラミネート、真空プレス等の方法で積層する方法が挙げられる。なお、図2(i)では、層間絶縁材(II)層105の表面に金属接合接着剤(I)層109を形成する例を示したが、被接続層111の表面に、金属接合接着剤(I)層109を形成しても構わない。もちろん、層間絶縁材(II)層105被接続層111の両表面に形成しても構わない。
【0028】
次に、上述の工程により得られた接続層110の導体ポストと被接続層111の被接続部とを位置合わせをする(図2(j))。
位置合わせは、接続層110および被接続層111に、予め形成されている位置決めマークを、画像認識装置により読み取り位置合わせする方法、位置合わせ用のピン等で位置合わせする方法等を用いることができる。なお、図2(j)では、被接続層111として、図3(n)に示す多層配線板113にリジッド性を持たせるために用いるFR−4等のコア基板を使用する例を示したが、図1(d)に示す金属層101に、導体回路104を形成しただけのものを使用することもできる。さらには、図3(m)に示す多層配線板113の製造途中のものを使用することもできる。
【0029】
次に、接続層110および被接続層111とを積層する(図2(k))。
積層方法としては、例えば、真空プレスを用いて、導体ポスト107が、金属接合接着剤層109を排除して、接合用金属材料層108により被接合部112と接合するまで加熱・加圧し、導体ポスト107と被接合部112とを金属接合させる。これにより、接続層の導体回路と被接続層の被接続部とが、導体ポストと金属接合材料層とで接合される。引き続き、更に、加熱して接続層110と被接続層111とを接着する。なお、最終的な加熱温度は、接合用金属材料の融点以上であることが必須である。
【0030】
次に、金属層101をエッチングにより除去する(図3(l))。金属層101と導体回路104との間にレジスト金属層103が形成されており、そのレジスト金属層103は、金属層101をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対して耐性を有しているため、金属層101をエッチングしてもレジスト金属層103が浸食・腐食されることがなく、結果的に導体回路104が浸食・腐食されることはない。
金属層101の材質が銅、レジスト金属層の材質がニッケル、錫または半田の場合、市販のアンモニア系エッチング液を使用することができる。金属層101の材質が銅、レジスト金属層の材質が金の場合、塩化第二鉄溶液、塩化第二銅溶液を含め、ほとんどのエッチング液を使用することができる。
【0031】
次に、レジスト金属層103をエッチングにより除去する(図3(m))。これにより、層間絶縁材(II)層に埋め込まれて形成された導体回路の一方の面が露出する。導体回路104は、レジスト金属層103をエッチングにより除去する際に使用する薬液に対して耐性を有するため、導体回路104は浸食・腐食されることはない。そのため、レジスト金属103層が除去されることにより、導体回路104が露出する。レジスト金属層103は、必要に応じて、除去せずに残しても良い。
エッチングには、導体回路104の材質が銅、レジスト金属層の材質がニッケル、錫または半田の場合、市販の半田・ニッケル剥離剤(例えば、三菱ガス化学製・Pewtax:商品名)を使用することができる。導体回路104の材質が銅、レジスト金属層103の材質が金の場合、導体回路104を浸食・腐食させることなく、レジスト層金属103をエッチングすることは困難である。この場合には、レジスト金属層103をエッチングする工程を省略しても良い。
【0032】
最後に、上述の工程、すなわち図1(a)〜図3(m)を繰り返して行うことにより、多層配線板113を得る(図3(n))。すなわち、図3(m)に示す多層配線板113の製造途中のものを被接続層として、図2(j)に示す積層工程を行うことによりコア基板の両面に接続層を形成し、さらに、これにより得られたものを被接続層として、図2(j)に示す積層工程を行い、さらには、これらを繰り返すことにより、多層配線板113を得ることができる。
図3(n)は、コア基板116の両面に各2層ずつ接続層を積層した多層配線板113を示しており、多層配線板113の両表面には、ソルダーレジスト層115が形成されている。ソルダーレジスト層115は、インナーパッド114aおよびアウターパッド114bの部分が開口されている。
【0033】
以上の工程により、各層の導体回路104と導体ポスト107とを接合用金属材料層108にて金属接合し、各層間を接着した多層配線板を製造することができる。
【0034】
なお、上述の工程により得られた多層配線板113のインナーパッド114a側に半導体チップ202を搭載し、アウターパッド114b側に半田ボール205を搭載することにより、半導体装置201を得ることができる(図4)。
【0035】
【実施例】
以下、実施例により更に具体的に説明するが、本発明のよって何ら限定されるものではない。
【0036】
(実施例1)
[ポリイミド樹脂(PI)−1の合成]
乾燥窒素ガス導入管、冷却器、温度計、撹拌機を備えた四口フラスコに、脱水精製したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)791gを入れ、窒素ガスを流しながら10分間激しくかき混ぜる。次に、2,2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(BAPP)73.8926g(0.180モル)、1,3−ジ(3−アミノフェノキシ)ベンゼン(APB)17.5402g(0.060モル)、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン(APPS)50.2200g(平均分子量837、0.060モル)を投入し、系を60℃に加熱し、均一になるまでかき混ぜる。均一に溶解後、系を氷水浴で5℃に冷却し、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)44.1330g(0.150モル)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)48.4110g (0.150モル)を、粉末状のまま15分間かけて添加し、その後3時間撹拌を続けた。この間、フラスコは5℃に保った。
その後、窒素ガス導入管と冷却器を外し、キシレンを満たしたディーン・スターク管をフラスコに装着し、系にキシレン198gを添加した。油浴に代えて、系を175℃に加熱し、発生する水を系外に除いた。4時間加熱したところ、系からの水の発生は認められなくなった。冷却後、この反応溶液を、大量のメタノール中に投入し、ポリイミドシロキサン(PI−1)を析出させた。固形分を濾過後、80℃で12時間減圧乾燥し溶剤を除き、227.79g(収率92.1%)の固形樹脂を得た。KBr錠剤法で赤外吸収スペクトルを測定したところ、環状イミド結合に由来する5.6μmの吸収を認めたが、アミド結合に由来する6.06μmの吸収を認めることはできず、この樹脂は、ほぼ100%イミド化していることが確かめられた。
【0037】
[層間絶縁材用ワニスの作製]
フェノールノボラックポリシアネート樹脂(ロンザ(株)製、商品名:PrimasetPT−15、シアネート基3量化率0%)100g、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)121gに球状合成シリカフィラー(アドマテックス(株)製SE2060、平均粒径0.5μm、最大粒径6.0μm)225gを超音波により分散混合したシリカフィラー溶液、上記で得たポリイミドシロキサンPI−1を50g、コバルト(III)アセチルアセトネート(Co(AA))(和光純薬工業(株)製)0.02gと、NMP200gを混合し、自転・公転式ミキサーで撹拌して溶解し、層間絶縁材用ワニスを調製した。
【0038】
[金属接合接着剤ワニスの作製]
クレゾールノボラック樹脂[住友デュレズ(株)製、PR−HF−3、OH基当量106]106gと、フェノールフタリン[東京化成製]105gと、ジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂[日本化薬(株)製、RE−810NM、エポキシ当量225]450gとをメチルエチルケトン165gに溶解し、金属接合接着剤ワニスを作製した。
【0039】
[多層配線板の作製]
表面を粗化処理した150μm厚の圧延銅板(金属層101)(古川電気工業製、EFTEC−64T:商品名)に、ドライフィルムレジスト(旭化成製、AQ−2058:商品名)をロールラミネートし、ドライフィルムレジスト上に、所定のネガフィルムを用いて露光・現像し、導体回路104の配線パターンが形成されためっきレジスト層(めっきレジスト102)を形成した。次に、圧延銅板を電解めっき用リードとして、ニッケル層(レジスト金属層103)を電解めっきにより形成し、さらに、電解銅めっきすることにより、導体回路104を形成した。導体回路の線幅/線間/厚みは、20μm/20μm/10μmとした。上記で得た層間絶縁材用ワニスを、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに塗布後、80℃で10分間、130℃で10分間乾燥し、25μm厚の層間絶縁材層を形成した。PETフィルム付き層間絶縁材層を、真空中、130℃に加熱したラミネートロール間で、圧力を加えながら通過させることで真空圧着し、さらに、130℃の乾燥機で5分間熱処理することで、配線パターンを埋め込み、PETフィルムを剥離して、25μm厚の層間絶縁材層(層間絶縁材層105)を形成した。続いて、窒素雰囲気下、250℃で熱処理し硬化した。
【0040】
次に、層間絶縁材層に、45μm径のビア(ビア106)を、UV−YAGレーザーにより形成した。続いて、圧延銅板を電解めっき用リードとして、電解銅めっきすることにより、ビアを銅で充填し、銅ポスト(導体ポスト107)を形成した。
次に、圧延銅板を電解めっき用リードとして、銅ポスト上にSn−Pb共晶半田(接合用金属材料層108)を電解めっきにより形成した。次に、バーコートにより、上記で得た金属接合接着剤ワニスを、層間絶縁材層の表面、すなわちSn−Pb共晶半田が形成された面に、塗布後、80℃で20分間乾燥し、10μm厚の金属接合接着剤層(金属接合接着剤層109)を形成した。これまでの工程により、接続層(接続層110)を得ることができた。
【0041】
一方、コア基板として、12μm厚の銅箔が形成されたFR−5相当のガラスエポキシ樹脂銅張積層板(住友ベークライト製)を用い、銅箔をエッチングして導体回路およびパッド(被接合部112)を形成し、被接続層(被接続層111)を得ることができた。次に、上述の工程により得られた接続層と、被接続層に、予め形成されている位置決めマークを、画像認識装置により読み取り、両者を位置合わせし、100℃の温度で仮圧着した。さらに、上記同様にして、位置合せ・仮圧着を再度行い、被接続層の両面に接続層を仮圧着したものを得ることができた。これを、加圧プレスにより、220℃の温度で、加熱加圧して、銅ポストが、金属接合接着剤層を貫通してパッドと半田接合し、被接続層の両面に接続層を接着した。次に、220℃の温度で、2時間ポストキュアし、金属接合接着剤層を硬化させた。次に、アンモニア系エッチング液を用いて、圧延銅板をエッチングして除去し、さらに、半田・ニッケル剥離剤(三菱ガス化学製・Pewtax:商品名)を用いて、ニッケル層をエッチングして除去した。最後に、ソルダーレジスト層(ソルダーレジスト層115)を形成し、多層配線板(多層配線板113)を得た。
【0042】
次に、得られた多層配線板を、集速イオンビーム加工観察装置(FB−2000A、(株)日立製作所製)によって断面加工し、電界放射走査電子顕微鏡(S−4700、(株)日立製作所製)(SEM)を用いて断面観察したところ、層間絶縁材層にボイドは観察されなかった。
【0043】
[比較例1]
実施例1の多層配線板に作製において、金属接合接着剤層を、実施例1で用いた層間絶縁材用ワニスを用いて形成した以外は、実施例1と同様にして、多層配線板を作成した。得られた多層配線板について、実施例1と同様にして、断面観察を行ったところ、層間絶縁材層にボイドが観察された。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、多層配線板の絶縁材層において、シアネート化合物を必須成分とする層間絶縁層から前記シアネート化合物が金属接合層に拡散しないことで、絶縁材層のボイドの発生を抑制し、層間絶縁信頼性が高い多層配線板および半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による多層配線板の製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態による多層配線板の製造方法を示す断面図である(図1の続き)。
【図3】本発明の実施形態による多層配線板の製造方法を示す断面図である(図2の続き)。
【図4】本発明の実施形態による多層配線板を使用して製造した、半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
101 金属層
102 めっきレジスト層
103 レジスト金属層
104 導体回路
105 層間絶縁材(II)層
106 ビア
107 導体ポスト
108 接続用金属材料層
109,109’ 金属接合接着剤(I)層
110,110a,110b,110c,110d 接続層
111,111a 被接続層
112 被接合部
113,112a 多層配線板
114a インナーパッド
114b アウターパッド
115 ソルダーレジスト
116 コア基板
201 半導体装置
202 半導体チップ
203 バンプ
204 アンダーフィル
205 半田ボール

Claims (3)

  1. 層間接続用の導体ポストと前記導体ポストと接続するためのパッドを有する導体回路と、前記導体ポストと前記パッドとを接続するための接続用金属材料層と、層間に存在する絶縁層とを具備した多層配線板であって、前記絶縁層が、金属接合接着剤(I)層と、層間絶縁材(II)層とからなり、前記層間絶縁材(II)層がシアネート化合物を必須成分としてなり、前記金属接合接着剤(I)層がシアネート化合物未含有成分からなり、前記導体ポストと前記パッドと前記接続用金属材料層とが、前記金属接合接着剤(I)層中で接続してなることを特徴とする多層配線板。
  2. シアネート化合物が、一般式(1)、一般式(2)及び、前記一般式(1)もしくは(2)で表されるシアネート化合物においてシアネート基総量の40%以下が3量化されたシアネート化合物の中から選ばれた少なくとも一種のシアネート化合物或いは前記シアネート化合物及びエポキシ化合物の混合物である請求項1記載の多層配線板。
    Figure 0004241128
    (式(1)中、R1〜R6は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、フルオロアルキル基、またはハロゲン原子のいずれかを示す。)
    Figure 0004241128
    (式(2)中、R1〜R3は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、フルオロアルキル基、またはハロゲン原子を示し、nは0〜6の整数である。)
  3. 請求項1または2に記載の多層配線板を用いたことを特徴とする半導体装置。
JP2003083734A 2003-03-25 2003-03-25 多層配線板および半導体装置 Expired - Fee Related JP4241128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003083734A JP4241128B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 多層配線板および半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003083734A JP4241128B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 多層配線板および半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004296540A JP2004296540A (ja) 2004-10-21
JP4241128B2 true JP4241128B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=33399119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003083734A Expired - Fee Related JP4241128B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 多層配線板および半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4241128B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049491A1 (ja) * 2005-10-24 2007-05-03 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. 樹脂組成物、樹脂フィルム、カバーレイフィルム、層間接着剤、金属張積層板および多層プリント回路板
CN102884135B (zh) * 2011-03-07 2014-07-30 三菱瓦斯化学株式会社 印刷电路板用树脂组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004296540A (ja) 2004-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3745335B2 (ja) 電子部品の製造方法及びその方法で得られた電子部品
KR101708941B1 (ko) 에폭시 수지 조성물, 프리프레그, 금속 부착 적층판, 프린트 배선판 및 반도체 장치
JP4427874B2 (ja) 多層配線板の製造方法および多層配線板
JP5434240B2 (ja) 層間絶縁層用接着フィルム及び多層プリント配線板
JP2002280682A (ja) 絶縁樹脂組成物及びそれから形成した絶縁層を含む多層回路基板
JP3992524B2 (ja) 多層配線板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP2006286852A (ja) 樹脂組成物、樹脂層、樹脂層付きキャリア材料および回路基板
JP2007180530A (ja) 多層配線板および金属接合接着剤
JP2008274210A (ja) 回路基板用接着フィルム、それを用いた回路基板及び半導体チップ搭載用基板並びに半導体パッケージ
JP2006274218A (ja) 樹脂組成物、樹脂層、樹脂層付きキャリア材料および回路基板
JP2009176889A (ja) 多層プリント配線板用絶縁樹脂組成物、支持体付き絶縁フィルム、多層プリント配線板及びその製造方法
JP2004071656A (ja) 多層配線板および半導体装置
JP5672694B2 (ja) 樹脂シート、プリント配線板、および半導体装置
JP2007214555A (ja) Cof用積層板及びcofフィルムキャリアテープ並びに電子装置
JP4241128B2 (ja) 多層配線板および半導体装置
JP2011099072A (ja) 樹脂組成物、絶縁層、プリプレグ、積層板、プリント配線板および半導体装置
JP2002329966A (ja) 多層配線板製造用配線基板及び多層配線板
JP2004047898A (ja) プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板の製造方法
JP6455036B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0955568A (ja) 薄膜配線シート、多層配線基板、およびそれらの製造方法
JP4867073B2 (ja) 絶縁接着剤
JP4380115B2 (ja) 耐熱性接着剤、耐熱性積層フィルム、金属箔付き積層フィルム及びこれを用いた半導体装置
JP4239451B2 (ja) 多層配線板の製造方法および多層配線板
JP2003282773A (ja) 多層配線板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP4187981B2 (ja) 多層配線板の製造方法および多層配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees