JP4240969B2

JP4240969B2 - Lid material with hot water draining function

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Publication number: JP4240969B2
Application number: JP2002277598A
Authority: JP
Inventors: 行宏中村; 広文河合
Original assignee: Toppan Inc
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2002-09-24
Filing date: 2002-09-24
Publication date: 2009-03-18
Anticipated expiration: 2022-09-24
Also published as: JP2004115029A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼きそばなど即席食品の密封包装に使用する容器の蓋材に関するものであり、特に乾燥状態の即席食品を柔らかくほぐすために注入する熱湯を排出するための湯切孔を備えた即席食品容器用湯切孔付蓋材に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、焼きそば、スパゲティ、赤飯などを食するに際し、熱湯を注いで所定時間経過した後に、湯切り作業を必要とする即席食品容器が知られ、その即席食品容器等の湯切り機能付蓋材は、例えば、図５の側断面図に示すように、突き破り用孔（７７）が穿設された紙層を主体とする表面シート（２０）の裏面にアルミニウム箔（１９）とシーラント層（１６）を積層したものがあるが、この蓋材では、搬送中などで意に反して突き破り用孔（７７）が破れたり、また湯切りに際しては、箸などで突き破り用孔（７７）からアルミニウム箔（１９）とシーラント層（１６）を突き破らなければならず、よって箸などを必要とすることや破られた開口部の大きさや形状が一定にならないのでスムーズな湯切りができず、また破りカスが内部の食品等に混入する危惧があるなどの問題点があった。
【０００３】
これらの問題を解決するものとして最近開発された湯切り機能付蓋材として、例えば図６（ａ）の側断面図および図６（ｂ）の上面図に示すような即席食品を密封包装するための湯切り口付剥離性蓋材（３）がある。それは、紙層を主体とする表面シート（２０）を外面側にして、その内面側（食品側）に複合シート（１０）（内面から例えばシーラント層（１６）／アルミニウム箔（１９）／接着性樹脂層（１５）でなる）を重ね合わせ積層せしめたシート状で円形状の蓋であり、その蓋の外周円弧部分からその内側にかけて一部領域の前記複合シート（１０）と表面シート（２０）との重ね合わせ内面には、易剥離剤（剥離ニス）を塗布することによって形成された易剥離層（３０）による易剥離領域（Ｌ１）を備え、それ以外の該複合シート（１０）と表面シート（２０）との重ねあわせ内面には、接着された状態の接着領域（Ｌ２）を備えている。
【０００４】
そして、上記易剥離領域（Ｌ１）内における複合シート（１０）に１箇所乃至複数個所には、内径Ｒの湯切孔形状の湯切孔形成用ハーフカット（５０）が形成され、この湯切孔形成用ハーフカット（５０）領域内の複合シート（１０）と表面シート（２０）の内面には内径ｒのハーフカット領域内接着部（６０）（易剥離層（３０）の形成されない部分）が設けられていて、複合シート（１０）と表面シート（２０）とはハーフカット領域内接着部（６０）において互いに接着している。
【０００５】
さらに、例えば易剥離領域（Ｌ１）と接着領域（Ｌ２）の境界線に表面シート面よりミシン目（２２）が施され、このミシン目（２２）よりやや易剥離領域（Ｌ１）側の周縁に表面シート剥離用プルタブ（１３）が形成されている湯切り口付剥離性蓋材（３）である。
【０００６】
上記のような構造の即席食品容器の湯切り口付剥離性蓋材（３）は、図７の側断面図に示すように、例えば焼きそば等即席食品（図示せず）を入れた容器本体（２）の上端部にあるフランジ部（２１）にイージーピール性を有するシーラントで接着シールして容器本体（２）を密封包装することにより即席食品等を密封包装した即席食品用容器となるものである。
【０００７】
上記のようにして即席食品を密封包装した即席食品用容器は、図６（ｂ）に示す接着領域（Ｌ２）側の蓋材外周にある開封用プルタブ（１２）を引っ張り上げて、図７に示す容器本体（２）のフランジ部（２１）からイージーピール性を有する接着領域（Ｌ２）側の複合シート（１０）を部分的に剥がして開口し、その開口部より熱湯を注入した後、蓋材外周にある開封用プルタブを再度フランジ部（２１）の外側に折り込むようにして施蓋し、数分間放置して容器（２）の中にある即席食品（図示せず）を柔らかくほぐす。
【０００８】
その後、図８の斜視図に示すように、易剥離領域（Ｌ１）の外周にある表面シート剥離用プルタブ（１３）を引っ張り上げて、ミシン目（２２）に沿ってそのミシン目（２２）を順順に破りながら易剥離領域（Ｌ１）の表面シート（２０）を複合シート（１０）から剥離するとともに、該表面シート（２０）に接着している湯切孔形成用ハーフカット領域内の複合シート（１０）を切り離し、表面シート（２０）が剥離されて残っている複合シート（１０）に内径Ｒの安定した大きさの湯切孔（７０）を形成した後、容器本体（２）を開封用プルタブ（１２）側と反対側に傾けて、中にある湯を湯切孔（７０）から排出することができるようになっているものもある。
【０００９】
このように湯切孔（７０）の開口に、箸などを必要とせず、かつ安定して一定の大きさと形状の湯切孔（７０）が形成され、よってスムーズな湯切りができ、また破りカス等もでない優れた効果を発揮する即席食品容器用の湯切り口付剥離性蓋材（３）である。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記湯切り口付剥離性蓋材（３）とその技術において、図６（ａ）および図６（ｂ）に示すように、易剥離領域（Ｌ１）のための易剥離層（３０）の形成に湯切孔形状のパターン塗布を必要とし、そのパターンに合わせた高精度のハーフカット（５０）の刻設という高度な技術とそれに要する工程数と材料が嵩み、また、このハーフカット（５０）がシーラント層（１６）面からアルミニウム箔（１９）を貫通して表面シート（２０）である紙層手前まで（紙層に僅かに入る）刻設されるので、紙層を必要以上に厚くしなければならず、かつガスバリア層としてのアルミニウム箔（１９）は、複数の湯切孔のためのハーフカット（５０）で貫通されているので、内容物に対しガスバリア性に劣るという問題点があった。
【００１１】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、焼きそばなど乾燥状態の即席食品を柔らかくほぐすために注入する熱湯を排出するための湯切機能を備えた湯切り機能付蓋材において、従来のようなパターン塗布を必要とする易剥離層の形成やそのパターンに合わせた高精度のハーフカットの刻設のような技術とそれら工程数と材料等の削減により製造コストが嵩まず、かつ必要以上に表面シートである紙層を厚くせず、ガスバリア性に優れる湯切り機能付蓋材を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項１の発明では、紙層とガスバリア層とシーラント層が積層されてなり、該シーラント層が容器本体のフランジ部にシールされる、該フランジ部と略同形で、外周縁に開封用プルタブを有し、該開封用プルタブと対峙する外周縁に湯切口開口用プルタブを有する湯切り機能付蓋材において、
前記湯切口開口用プルタブの基部両端から所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目が刻設され、その先端では２本の左右斜歯状切り目が配列され、お互いに内方に寄って重なりＶ字状を形成し、該Ｖ字状の頂点が蓋材の中心に達しないまで刻設されており、
上記平行な２本のミシン目は、中心方向に対し下線が垂直のくの字と逆くの字が配列され、もしくは中心方向に対し下線が長い逆Ｙの字が配列され、もしくは中心方向に対し左右斜歯状切り目が配列されてなることを特徴とする湯切り機能付蓋材としたものである。
【００１３】
上記請求項１の発明によれば、上記湯切口開口用プルタブの基部両端から所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目が刻設されているので、湯切口開口用プルタブを摘んで引っ張り上げると、容器のフランジ部から剥離されながら所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目に従って破れ、また、その先端では２本の左右斜歯状切り目が配列され、お互いに内方に寄って重なりＶ字状を形成して刻設されているので、先端まで容易に破れ易く、その結果所定の幅を有し先端がＶ字形状の細長の湯切口が一度の操作で容易に形成されて開口し、容器本体内の湯切りが容易にできる、即ち従来のようなパターン塗布を必要とする易剥離層の形成やそのパターンに合わせた高精度のハーフカットの刻設のような技術と、紙層の厚みを必要とせず、よってそれら工程数と材料等の削減により製造コストが嵩まない湯切り機能付蓋材を提供できる。
【００１５】
また上記請求項１の発明によれば、上記平行な２本のミシン目は、中心方向に対し下線が垂直のくの字と逆くの字が配列され、もしくは中心方向に対し下線が長い逆Ｙの字が配列され、もしくは中心方向に対し左右斜歯状切り目が配列されてなっているので、湯切口開口用プルタブを摘んで引っ張り上げて、開口して細長の湯切口とすると、所定の幅を有する平行な２本のミシン目の部分での湯切口の両辺の内側に上記くの字と逆くの字、もしくは逆Ｙの字、もしくは左右斜歯状切り目の配列数に相当する突起が形成されるので、湯切りに際し、細長の湯切口であっても内容物（例えば麺等）がこの突起に引っ掛かって排湯と一緒に飛び出るのを防ぐことのできる湯切り機能付蓋材とすることができる。
【００１６】
さらにまた、請求項２の発明では、上記平行な２本のミシン目およびその先端の２本の左右斜歯状切り目は、表面から紙層を貫通しガスバリア層手前まで刻設されていることを特徴とする請求項１の湯切り機能付蓋材としたものである。
【００１７】
上記請求項２の発明によれば、上記平行な２本のミシン目およびその先端の２本の左右斜歯状切り目は、表面から紙層を貫通しガスバリア層手前まで刻設されていて、ガスバリア層には刻設されていないので、バリア性に欠けるという問題のない湯切り機能付蓋材とすることができる
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いながら詳細に説明する。
【００１９】
本発明は、図１（ａ）の上面図およびそのＢ−Ｂ面を表す図１（ｂ）の断面図に示すように、例えば、表面に印刷層（３２）とそれを保護する保護層（３３）を有する紙層（３１）とサンドポリエチレンでなる接着性樹脂層（３４）を介してガスバリア性を有するアルミニウム箔（１９）が積層され、さらにこのアルミニウム箔（１９）面にシーラント層（１６）が積層されている湯切り機能付蓋材（１）で、このシーラント層（１６）が容器本体（２）のフランジ部（２１）にシールされていて、このフランジ部（２１）と略同形（円形）で、図１（ａ）の上面図に示すように外周縁に開封用プルタブ（１２）とこれと対峙する位置に湯切口開口用プルタブ（１４）を有する湯切り機能付蓋材（１）に関するものである。
【００２０】
そこで上記請求項１に係る発明は、図１（ａ）に示すように、開封用プルタブ（１２）と対峙する外周縁に有する湯切口開口用プルタブ（１４）の基部両端（１４ａ、１４ｂ）から所定の幅（Ｗ）で中心方向（Ｐ）に延びる平行な２本のミシン目（２３）が刻設され、その先端では２本の左右斜歯状切り目（２４）の配列でなり、それらがお互いに内方に寄って重なりＶ字状を形成し、該Ｖ字状の頂点（２４ａ）が蓋材の中心近くまで刻設されている湯切り機能付蓋材（１）である。
【００２１】
また、上記請求項１に係る発明では、図１（ａ）に示す上記平行な２本のミシン目（２３）は、例えば図２（ａ）に示すように、左側が中心方向（Ｐ）に対し下線が垂直のくの字（２３ａ）の配列と、右側が逆くの字（２３ｂ）の配列でなるもの、あるいは図２（ｂ）に示すように、両側が中心方向（Ｐ）に対し下線が長い逆Ｙの字（２３ｃ）の配列でなるもの、あるいは図２（ｃ）に示すように、中心方向（Ｐ）に対し左側が左上がり斜歯状切り目（２３ｄ）の配列でなり、右側が右上がり斜歯状切り目（２３ｅ）の配列でなるもの、あるいは図２（ｄ）に示すように、中心方向（Ｐ）に対し左側が右上がり斜歯状切り目（２３ｅ）の配列でなり、右側が左上がり斜歯状切り目（２３ｄ）の配列でなるものとするものである。
【００２２】
なお、図１（ａ）に示すように、外周縁に有する湯切口開口用プルタブ（１４）の基部両端（１４ａ、１４ｂ）から直接平行な２本のミシン目（２３）を刻設したものとしてもよいが、例えば、図２（ａ）〜（ｄ）に示すように、湯切口開口用プルタブ（１４）を大きくして摘まみ易いようにし、この大き目の湯切口開口用プルタブ（１４）の基部両端（１４ａ、１４ｂ）から内上方に延びる左右斜歯状切り目（２５）の配列でなり、それぞれが２本のミシン目（図２（ａ）では下線が垂直のくの字（２３ａ）、下線が垂直の逆くの字（２３ｂ）等）に連結するように刻設することができる。
【００２３】
以上のような湯切口開口用プルタブ（１４）の基部両端（１４ａ、１４ｂ）から延びるミシン目（２３）やその先端の左右斜歯状切り目（２４）などが刻設された本発明の湯切り機能付蓋材（１）において、湯切口の開口に際し、例えば図２（ａ）に示すような湯切口開口用プルタブ（１４）を摘んで引っ張り上げると、容器のフランジ部（２１）から剥離されながらその基部両端（１４ａ、１４ｂ）から内上方に延びる左右斜歯状切り目（２５）の配列に従って破れ、続いて所定の幅（Ｗ）で中心方向（Ｐ）に延びる、左側が中心方向（Ｐ）に対し下線が垂直のくの字（２３ａ）の配列と右側が逆くの字（２３ｂ）の配列でなる平行な２本のミシン目に従って破れ、さらにその先端では２本の左右斜歯状切り目（２４）の配列に従ってＶ字状に破れて、蓋材から分離され、その結果例えば図３（ａ）の上面図に示すように、平行な左右側辺に複数の突起（７２ａ）を有する細長の湯切口（７２）が形成される。
【００２４】
また、２本のミシン目が、例えば、図２（ｃ）に示すような中心方向（Ｐ）に対し左側が左上がり斜歯状切り目（２３ｄ）の配列でなり、右側が右上がり斜歯状切り目（２３ｅ）の配列でなる場合の湯切口の形状としては、図３（ｂ）の上面図に示すように、平行な左右側辺にギザギザの連続する多数の突起（７２ｂ）を有する細長の湯切口（７２）が形成される。
【００２５】
このように、図３（ａ）に示す細長の湯切口（７２）の左右側辺に複数の突起（７２ａ）あるいは図３（ｂ）に示すギザギザの連続する多数の突起（７２ｂ）の形成によって、湯切り時に内容物である麺がこれらの突起（７２ａ、７２ｂ）に引っ掛かり、湯とともに流れ出ることを防止する効果を有するものとすることができる。
【００２６】
上記細長の湯切口（７２）のサイズとしては、蓋材のサイズにもより、例えば半径７０ｍｍの円形の場合、図３（ａ）に示すように、その幅（Ｗ）は、１ｍｍ〜６ｍｍの範囲、好ましくは４ｍｍ程度であり、例えば麺類の形状（特に太い場合）によっては、さらに大きくすることもできる。また、その長さ（Ｌ）は、１０ｍｍから蓋材の中心近傍（略７０ｍｍ）までで、好ましくは６０ｍｍ程度であり、蓋材の半径（中心点）を越えないようにした方がよい。例えば蓋材の半径（中心点）を越えた長さの湯切口では、湯切り前の開封で開封用プルタブ側から中心近傍まで剥離された場合などでは、湯切り操作に際しこの剥離された部分から熱湯が漏れ、火傷等の危惧があるためである。
【００２７】
また、上記請求項２に係る発明では、例えば図１（ｂ）に示すように、平行な２本のミシン目（２３）およびその先端の２本の左右斜歯状切り目（図示せず）は、表面から保護層（３３）、紙層（３１）を貫通して、ガスバリア性を有するアルミニウム箔（１９）の手前まで、即ち少なくともこのアルミニウム箔（１９）には届かない程度に刻設されている湯切り機能付蓋材（１）とし、図６（ａ）に示すハーフカット（５０）がアルミニウム箔（１９）を貫通している従来の湯切り口付剥離性蓋材（３）のように、ガスバリア性に欠けるという問題のない湯切り機能付蓋材（１）とすることができる。
【００２８】
以下に、本発明の湯切り機能付蓋材（１）に使用される材料等について説明する。
まず、本発明の湯切り機能付蓋材（１）を構成する紙層（３１）としては、その表面が印刷適性に優れている必要があるため、紙が主体となり例えば坪量３０〜１５０ｇ／ｍ２程度の片面アート紙、両面アート紙が好ましく、他に同程度の厚さのコート紙、上質紙なども用いられ、例えば図５（ａ）に示す従来の湯切り口付剥離性蓋材（３）の表面シート（２０）の紙厚に比べ、略５０％程度薄い紙厚の紙層（３１）とすることができる。
【００２９】
また、本発明の湯切り機能付蓋材（１）を構成するシーラント層（１６）としては、例えばヒートシール性に優れる直鎖低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）等のポリオレフィン樹脂あるいはエチレン／酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、エチレン／アクリル酸共重合体（ＥＡＡ）、エチレン／メタアクリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）等エチレン共重合樹脂のフィルムを用いることもできるが、ヒートシール性とともに開封に際する剥離性とのバランス（イージーピール性）を考慮し、これらポリオレフィン樹脂にポリスチレンやポリブデン等からなる、該ポリオレフィン樹脂に対し不相溶性成分を混合したものとする方がより好適である。また、エチレン／酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン／アクリル酸共重合樹脂等からなるホットメルト接着剤を塗布量１５〜２５ｇ／ｍ２程度で設けてもよく、これらシーラント層（１６）によって容器（２）のフランジ部（２１）との充分な密封性（シール性）と剥離開封性（イージーピール性）を可能とすることができる。
【００３０】
また、食品等に対する遮光やガスバリアなど保存性を考慮した、ガスバリア層として、特に５〜２５μｍのアルミニウム箔（１９）を使用するのが一般的であり、このアルミニウム箔（１９）は、特に本発明の湯切り機能付蓋材（１）のように、開封用プルタブ（１２）側から一部（１／３〜１／２程度）を開封剥離し、その剥離された部分から熱湯を注ぐに時に、蓋材が剥離された状態を保持している性質（デッドホールド性という）を有すると、熱湯を安全に確実に注ぎ易くすることができることから好適に使用される材料である。また、その他バリア層として前記デッドホールド性には欠けるが、遮光性のあるチタンホワイトなどを主成分にした白色インキやカーボンブラックなどを主成分とした黒色インキ、この白色インキと黒色インキを混合した灰色インキ、アルミニウムペーストなどを主成分とした灰色インキ等を用いて表面に遮光印刷したもの、あるいは酸化珪素や酸化アルミニウム等を蒸着したセラミック蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムなどを用いてもよい。
【００３１】
また、上記アルミニウム箔（１９）を紙層（３１）に接着させる接着性樹脂層（３４）としては、蓋材の生産性を考慮して、例えば熱溶融押出しによるポリエチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂等のサンドラミネートが好ましく用いられる。
【００３２】
また、印刷層（３２）を保護する保護層（３３）としては、例えば厚さ１２〜２５μｍのポリエチレンテレフタレートフィルム（ＰＥＴ）、厚さ２０〜４０μｍの二軸延伸ポリプロピレンフィルム（ＯＰＰ）、厚さ１５〜２５μｍの延伸ナイロンフィルム（ＯＮｙ）などが用いられ、またいずれをも用いなくとも構わない。
【００３３】
以上のように本発明の湯切り機能付蓋材（１）は、熱湯を注いで柔らかくほぐし、湯切りしてから食する即席焼きそばなどの容器の蓋として、好適に用いることができ、その使用方法は、例えば図１（ａ）に示すように、まず開封用プルタブ（１２）を引っ張り上げながら、約１／３程度までフランジ部（２１）から剥離し、その剥離されて開封された部分から熱湯を注いだ後、開封用プルタブ（１２）を再度容器のフランジ部（２１）の外側に折り込むようにして施蓋し、数分間放置し、内容物である乾燥焼きそばなどを柔らかくほぐす。
【００３４】
その後、図２（ａ）に示すように、例えば湯切口開口用プルタブ（１４）を摘んで引っ張り上げると、その基部両端（１４ａ、１４ｂ）より内上方に延びる左右斜歯状切り目（２５）の配列に従って破れ、続いて所定の幅（Ｗ）で中心方向（Ｐ）に延びる、左側が中心方向（Ｐ）に対し下線が垂直のくの字（２３ａ）の配列と右側が逆くの字（２３ｂ）の配列でなる平行な２本のミシン目に従って破れ、さらにその先端では２本の左右斜歯状切り目（２４）の配列に従ってＶ字状に破れて、蓋材から分離され、その結果例えば図３（ａ）の上面図に示すように、平行な左右側辺に複数の突起（７２ａ）を有する細長の湯切口（７２）が形成され開口する。
【００３５】
続いて図４の斜視図に示すように、容器本体（２）を開封用プルタブ（１２）を上方にして傾け、上記で開口された湯切口（７２）から中にある湯（５）を排出することができ、図６（ａ）および（ｂ）に示す従来の湯切り口付剥離性蓋材（３）に比べ製造コストが嵩まず、かつガスバリア性に欠けるという問題のない湯切り機能付蓋材（１）とすることができる。
【００３６】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項１に係る発明において、紙層とガスバリア層とシーラント層が積層されてなり、該シーラント層が容器本体のフランジ部にシールされる、該フランジ部と略同形で、外周縁に開封用プルタブを有し、該開封用プルタブと対峙する外周縁に湯切口開口用プルタブを有する湯切り機能付蓋材において、上記湯切口開口用プルタブの基部両端から所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目が刻設されているので、湯切口開口用プルタブを摘んで引っ張り上げると、容器のフランジ部から剥離されながら所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目に従って破れ、また、その先端では２本の左右斜歯状切り目が配列され、お互いに内方に寄って重なりＶ字状を形成して刻設されているので、先端まで容易に破れ易く、その結果所定の幅を有し先端がＶ字形状の細長の湯切口が一度の操作で容易に形成されて開口し、容器本体内の湯切りが容易にできる、即ち従来のようなパターン塗布を必要とする易剥離層の形成やそのパターンに合わせた高精度のハーフカットの刻設のような技術と、紙層の厚みを必要とせず、よってそれら工程数と材料等の削減により製造コストが嵩まない湯切り機能付蓋材を提供できる。
【００３７】
また、上記請求項１に係る発明においては、上記平行な２本のミシン目は、中心方向に対し下線が垂直のくの字と逆くの字が配列され、もしくは中心方向に対し下線が長い逆Ｙの字が配列され、もしくは中心方向に対し左右斜歯状切り目が配列されてなっているので、湯切口開口用プルタブを摘んで引っ張り上げて開口し、細長の湯切口とすると、所定の幅を有する平行な２本のミシン目の部分での湯切口の両辺の内側に上記くの字と逆くの字、もしくは逆Ｙの字、もしくは左右斜歯状切り目の配列数に相当する突起が形成されるので、湯切りに際し、細長の湯切口であっても内容物（例えば麺等）がこの突起に引っ掛かって排湯と一緒に飛び出るのを防ぐことのできる湯切り機能付蓋材とすることができる。
【００３８】
さらにまた、上記請求項２に係る発明においては、上記平行な２本のミシン目およびその先端の２本の左右斜歯状切り目は、表面から紙層を貫通しガスバリア層手前まで刻設されていて、少なくともガスバリア層には刻設されていないので、従来の湯切り口付剥離性蓋材のようなバリア性に欠けるという問題のない湯切り機能付蓋材とすることができる。
【００３９】
従って本発明は、焼きそばやスパゲッティなど即席食品の密封包装に使用する容器の蓋材で、特に乾燥状態の即席食品を柔らかくほぐすために注入する熱湯を排出するための湯切口を備えた湯切り機能付蓋材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の湯切り機能付蓋材の一実施の形態を説明するもので、
（ａ）は、その上面図であり、
（ｂ）は、（ａ）のＢ−Ｂ面を表す断面図である。
【図２】本発明の湯切り機能付蓋材に形成する２本のミシン目の一実施の形状を説明するもので、
（ａ）は、下線が垂直のくの字と逆くの字の配列でなるミシン目
（ｂ）は、下線が長い逆Ｙの字の配列でなるミシン目
（ｃ）は、左右斜歯状切り目の配列でなるミシン目
（ｄ）は、他の左右斜歯状切り目の配列でなるミシン目
【図３】本発明の湯切り機能付蓋材の湯切口の形状の事例を説明するもので、
（ａ）は、くの字と逆くの字の配列でなるミシン目による湯切口
（ｂ）は、左右斜歯状切り目の配列でなるミシン目による湯切口
【図４】本発明の湯切り機能付蓋材を用いた容器の使用状態の一事例を説明するための斜視図である。
【図５】従来の湯切り口付蓋材の一事例を説明する側断面図である。
【図６】従来の一般的な湯切り口付剥離性蓋材の一事例を説明するもので、
（ａ）は、その側断面図であり、
（ｂ）は、その上面図である。
【図７】従来の一般的な湯切り口付剥離性蓋材を容器と一体化した一事例を説明する側断面図である。
【図８】従来の一般的な湯切り口付剥離性蓋材の表面シートを剥離し、湯切孔を形成した一事例の斜視図である。
【符号の説明】
１‥‥湯切り機能付蓋材
２‥‥容器本体
３‥‥湯切り口付剥離性蓋材
５‥‥湯
１０‥‥複合シート
１２‥‥開封用プルタブ
１３‥‥表面シート剥離用プルタブ
１４‥‥湯切口開口用プルタブ
１４ａ、１４ｂ‥‥開封用プルタブの基部端
１５‥‥接着性樹脂層
１６‥‥シーラント層
１９‥‥アルミニウム箔
２０‥‥表面シート
２１‥‥フランジ部
２２‥‥ミシン目
２３‥‥平行な２本のミシン目
２３ａ‥‥くの字
２３ｂ‥‥逆くの字
２３ｃ‥‥逆Ｙの字
２３ｄ‥‥左上り斜歯状切り目
２３ｅ‥‥右上り斜歯状切り目
２４‥‥先端の左右斜歯状切り目
２４ａ‥‥Ｖ字状の頂点
２５‥‥基部両端から延びる左右斜歯状切り目
３０‥‥易剥離層
３１‥‥紙層
３２‥‥印刷層
３３‥‥保護層
３４‥‥接着性樹脂層
５０‥‥湯切孔形成用ハーフカット
６０‥‥ハーフカット領域内接着部
７０‥‥湯切孔
７２‥‥湯切口
７７‥‥突き破り用孔
Ｌ‥‥湯切口の長さ
Ｌ１‥‥易剥離領域
Ｌ２‥‥接着領域
Ｐ‥‥中心方向
Ｒ‥‥湯切孔形成用ハーフカットの内径
ｒ‥‥ハーフカット領域内接着部の内径
Ｗ‥‥平行な２本のミシン目の幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a container lid used for sealed packaging of instant foods such as fried noodles, and in particular, instant foods having hot water cut holes for discharging hot water to be poured to soften dry instant foods. The present invention relates to a lid with a hot water hole for containers.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when eating fried noodles, spaghetti, red rice, etc., instant food containers that require hot water draining after pouring hot water after a predetermined time have been known, and lids with hot water draining function such as instant food containers are For example, as shown in the side sectional view of FIG. 5, an aluminum foil (19) and a sealant layer (16) are formed on the back surface of a top sheet (20) mainly composed of a paper layer having a piercing hole (77). In this lid material, the piercing hole (77) is torn unexpectedly during transportation, etc., and when hot water is cut off, the aluminum foil ( 19) and the sealant layer (16) must be pierced, so that chopsticks and the like are required and the size and shape of the torn opening are not constant, so that the hot water can not be cut smoothly. The food inside There is a problem, such as there is a fear to be mixed in equal.
[0003]
As a lid material with a hot water cutting function recently developed to solve these problems, for example, for instant packaging of instant food as shown in the side sectional view of FIG. 6A and the top view of FIG. 6B. There is a peelable lid material (3) with a hot water outlet. It consists of a surface sheet (20) mainly composed of a paper layer on the outer surface side and a composite sheet (10) (for example, sealant layer (16) / aluminum foil (19) from the inner surface on the inner surface side (food side) / adhesiveness. It is a sheet-like and circular lid formed by laminating and laminating resin layers (15), and the composite sheet (10) and the surface sheet (20) in a partial region from the outer peripheral arc portion of the lid to the inside thereof Is provided with an easy release region (L1) by an easy release layer (30) formed by applying an easy release agent (peeling varnish), and the other composite sheet (10) and the surface. The inner surface overlapped with the sheet (20) is provided with an adhesive region (L2) in a bonded state.
[0004]
Then, a hot water cut hole forming half cut (50) having an inner diameter R is formed at one or a plurality of locations in the composite sheet (10) in the easy peeling region (L1). The inner part of the composite sheet (10) and the top sheet (20) in the hole-forming half-cut (50) region has an inner diameter r of an adhesive portion (60) in the half-cut region (the portion where the easily peelable layer (30) is not formed). The composite sheet (10) and the top sheet (20) are bonded to each other at the half-cut region adhesive portion (60).
[0005]
Further, for example, a perforation (22) is applied from the surface sheet surface to the boundary line between the easy-peeling region (L1) and the adhesion region (L2), and the perimeter of the easy-peeling region (L1) side slightly from the perforation (22). It is a peelable cover material (3) with a hot water cut opening in which a pull tab (13) for peeling the topsheet is formed.
[0006]
As shown in the side cross-sectional view of FIG. 7, the peelable lid (3) of the instant food container having the above structure has a container body (2) containing instant food (not shown) such as fried noodles, for example. The container body (2) is hermetically packaged by adhering and sealing an easy-peeling sealant to the flange portion (21) at the upper end of) to provide an instant food container in which the instant food is sealed and packaged. .
[0007]
The instant food container in which the instant food is hermetically packaged as described above is pulled up the pull pull tab (12) on the outer periphery of the lid on the adhesive region (L2) side shown in FIG. After opening the composite sheet (10) on the side of the adhesive region (L2) having an easy peel property from the flange portion (21) of the container body (2) to be opened, and pouring hot water through the opening, the lid The opening pull tab on the outer periphery of the material is covered again so as to be folded outside the flange portion (21), and left for several minutes to loosen the instant food (not shown) in the container (2) softly.
[0008]
Thereafter, as shown in the perspective view of FIG. 8, the top sheet peeling pull tab (13) on the outer periphery of the easy peeling region (L 1) is pulled up, and the perforation (22) is moved along the perforation (22). While tearing in order, the composite sheet in the half-cut region for hot water cut hole formation that peels off the topsheet (20) in the easy peel region (L1) from the composite sheet (10) and adheres to the topsheet (20) (10) is cut off, and after the surface sheet (20) is peeled and the remaining composite sheet (10) is formed with a hot cut hole (70) having a stable inner diameter R, the container body (2) is opened. Some are inclined to the side opposite to the pull tab (12) side so that the hot water inside can be discharged from the hot water cut hole (70).
[0009]
In this way, the opening of the hot water cutting hole (70) does not require chopsticks or the like, and the hot water cutting hole (70) of a constant size and shape is formed stably, so that the hot water cutting can be smoothly cut and broken. This is a peelable lid material (3) with a hot water cutout for an instant food container that exhibits an excellent effect that is not scum or the like.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described peelable lid member (3) and its technology, as shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b), the easy peel layer (30) for the easy peel region (L1) A hot-cut hole pattern application is required for the formation, and the advanced technology of engraving a high-precision half-cut (50) according to the pattern, the number of processes and materials required for it, and the half-cut ( 50) is engraved from the surface of the sealant layer (16) through the aluminum foil (19) to just before the paper layer which is the top sheet (20) (slightly enters the paper layer), so that the paper layer is more than necessary. Since the aluminum foil (19) as a gas barrier layer has to be thick and is penetrated by a half cut (50) for a plurality of hot water cutting holes, it has a problem that the gas barrier property is inferior to the contents. was there.
[0011]
The present invention solves such problems of the prior art, and the object of the present invention is to provide a hot water cutting function for discharging hot water to be poured in order to soften a dried instant food such as fried noodles. In the lid material with hot water cutting function, the technology such as the formation of an easily peelable layer that requires pattern coating as in the past and the engraving of a high-precision half-cut according to the pattern, the number of processes and the reduction of materials, etc. Accordingly, an object of the present invention is to provide a lid member with a hot water draining function which is not expensive to manufacture and does not make the paper layer which is a surface sheet unnecessarily thick and has excellent gas barrier properties.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object in the present invention, first, in the invention of claim 1, a paper layer, a gas barrier layer, and a sealant layer are laminated, and the sealant layer is sealed to a flange portion of a container body. In the lid member with a hot water cut-off function that is substantially the same shape as the flange portion, has an opening pull tab on the outer peripheral edge, and has an open pull opening tab on the outer peripheral edge facing the opening pull tab,
Two parallel perforations extending in the center direction with a predetermined width are engraved from both ends of the base portion of the pull tab for opening the hot water cut opening, and two right and left oblique cuts are arranged at the tip, and are inward of each other. Closely overlapped to form a V-shape, engraved until the top of the V-shape does not reach the center of the lid ,
The two parallel perforations are arranged with a letter opposite to the letter with an underline perpendicular to the central direction, or with a letter with an inverted Y having a long underline relative to the central direction, or in the central direction. it is obtained by the hot water cutting function with lid, characterized in Rukoto such are arranged right and left helical shaped cuts against.
[0013]
According to the first aspect of the present invention, since two parallel perforations extending in the center direction with a predetermined width from both ends of the base portion of the hot water cut opening pull tab are engraved, the hot water cut opening pull tab is picked up. When it is pulled up, it breaks according to two parallel perforations extending in the center direction with a predetermined width while being peeled off from the flange portion of the container, and two right and left oblique cuts are arranged at the tip thereof, Since it is engraved by forming a V-shape that overlaps inward, it is easy to tear to the tip, and as a result, a narrow hot water cut with a predetermined width and a V-shape at the tip can be operated at a time. It can be easily formed and opened, making it easy to drain hot water inside the container body, that is, forming an easy-release layer that requires pattern application as in the past, and engraving high-precision half-cuts according to the pattern. Technology and the thickness of the paper layer Without necessity, thus it can provide a water cutting function with lid material by reduction, such as those number of steps and materials not Kasama manufacturing costs.
[0015]
Further , according to the first aspect of the invention, the parallel two perforations are arranged such that the letters opposite to the squares whose underlines are perpendicular to the central direction are arranged, or the long underlines are opposite to the central direction. Since the letter Y is arranged or left and right oblique cuts are arranged in the center direction, the pull tab for the hot water cut opening is picked up and pulled up to form a long hot cut opening. Protrusions corresponding to the shape opposite to the above-mentioned character, or the character opposite to the above-mentioned character, or the number of arrangements of the left and right inclined tooth-like incisions on both sides of the hot water cut at the two parallel perforations having a width When the hot water is cut off, the lid with a hot water cutting function can prevent the contents (for example, noodles, etc.) from being caught on the protrusions and jumping out with the drained hot water even when the hot water is cut off. can do.
[0016]
Furthermore, in the invention of claim 2, the two parallel perforations and the two right and left oblique cuts at the tip thereof are engraved from the surface to the front of the gas barrier layer through the paper layer. The lid material with a hot water cutting function according to claim 1 is characterized.
[0017]
According to the invention described in claim 2, the two left and right oblique-toothed cuts in the perforation and the leading end of the two parallel penetrates the paper layer from the surface is engraved to a gas barrier layer front, gas barrier Since the layer is not engraved, it can be a lid material with a hot water draining function that does not have a problem of lack of barrier properties.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
As shown in the top view of FIG. 1 (a) and the cross-sectional view of FIG. 1 (b) representing the B-B surface of the present invention, for example, a printed layer (32) on the surface and a protective layer (FIG. 33) and an aluminum foil (19) having a gas barrier property are laminated via an adhesive resin layer ( 34 ) made of sand polyethylene and a paper layer (31) having 33), and a sealant layer (16) on the surface of the aluminum foil (19). The sealant layer (16) is sealed to the flange portion (21) of the container body (2) and is substantially the same shape as the flange portion (21). As shown in the top view of FIG. 1 (a), a lid member with a hot water cutting function having a pull tab (12) for opening on the outer peripheral edge and a pull tab (14) for opening a hot water cut opening at a position facing it ( It relates to 1).
[0020]
Therefore, as shown in FIG. 1 (a), the invention according to the first aspect described above is based on both ends (14a, 14b) of the base portion of the pull tab (14) for opening the hot water cut opening provided on the outer peripheral edge facing the pull tab (12) for opening. Two parallel perforations (23) extending in the central direction (P) with a predetermined width (W) are engraved, and at the tip thereof, an array of two right and left oblique cuts (24) is formed. It is a lid material (1) with a hot water cut-off function that forms a V-shape that overlaps each other inward and has a V-shaped apex (24a) engraved near the center of the lid material.
[0021]
In the invention according to claim 1 , the two parallel perforations (23) shown in FIG. 1 (a) are, for example, as shown in FIG. 2 (a), the left side in the central direction (P). On the other hand, the underline is an array of vertical letters (23a) and the right side is an arrangement of inverted letters (23b), or as shown in FIG. 2 (b), both sides are in the center direction (P). A long underline is an array of inverted Y letters (23c), or, as shown in FIG. 2C, the left side is an array of left-inclined oblique cuts (23d) with respect to the central direction (P), As shown in FIG. 2D, the right side is an array of right-upward inclined teeth (23e), or the left side is an array of right-upward inclined teeth (23e) as shown in FIG. 2 (d). , The right side is made up of an array of diagonally upward cuts (23d).
[0022]
As shown in FIG. 1 (a), it is assumed that two perforations (23) that are directly parallel from the base ends (14a, 14b) of the pull tab (14) for opening the hot water cut opening on the outer peripheral edge are engraved. However, for example, as shown in FIGS. 2 (a) to 2 (d), the pull tab (14) for opening the hot water cut opening is enlarged so that it can be easily picked. It consists of an array of left and right oblique cuts (25) extending inward and upward from the base ends (14a, 14b), each having two perforations (in FIG. 2 (a), the underlined vertical character (23a), The underline can be engraved so as to connect to a vertical inverted letter (23b) or the like.
[0023]
The above-described hot water cutting device according to the present invention, in which the perforation (23) extending from both ends (14a, 14b) of the base portion (14a, 14b) of the hot water opening opening pull tab (14), the right and left oblique cuttings (24), etc. In the lid with function (1), when the hot water cut opening is opened, for example, when a pull tab (14) for hot water cut opening as shown in FIG. 2 (a) is picked and pulled up, it is peeled from the flange portion (21) of the container. While breaking according to the arrangement of left and right oblique cuts (25) extending inward and upward from the base ends (14a, 14b), the left side extends in the central direction (P) with a predetermined width (W). ) Under the two perforations that are composed of an array of vertical letters (23a) and an inverted letter (23b) on the right, V-shaped according to the array of cuts (24) As shown in the top view of FIG. 3 (a), for example, an elongated hot water cut (72) having a plurality of protrusions (72a) on the left and right sides is formed. The
[0024]
The two perforations are, for example, arranged in a left-upward oblique tooth cut (23d) with respect to the central direction (P) as shown in FIG. As shown in the top view of FIG. 3 (b), the shape of the hot cut in the case of the arrangement of the cut lines (23e) is an elongated shape having a large number of jagged projections (72b) on parallel left and right sides. A hot water cut (72) is formed.
[0025]
In this way, by forming a plurality of protrusions (72a) or a plurality of jagged continuous protrusions (72b) shown in FIG. 3 (b) on the left and right sides of the elongated hot water cutout (72) shown in FIG. 3 (a). The noodles, which are the contents when the hot water is cut off, are caught on these protrusions (72a, 72b) and can be prevented from flowing out together with the hot water.
[0026]
As the size of the elongated hot water cutout (72), depending on the size of the lid material, for example, in the case of a circle having a radius of 70 mm, the width (W) is 1 mm to 6 mm as shown in FIG. The range is preferably about 4 mm. For example, depending on the shape (especially thick) of the noodles, it can be further increased. Further, the length (L) is from 10 mm to the vicinity of the center of the lid (approximately 70 mm), preferably about 60 mm, and should not exceed the radius (center point) of the lid. For example, in the case of a hot water cut with a length exceeding the radius (center point) of the lid material, if it is peeled from the opening pull tab side to the vicinity of the center by opening before hot water cutting, from the peeled portion during the hot water cutting operation This is because hot water may leak and cause burns.
[0027]
In the invention according to claim 2 , for example, as shown in FIG. 1B, two parallel perforations (23) and two right and left oblique cuts (not shown) at the tip thereof are provided. It is engraved from the surface through the protective layer (33) and the paper layer (31) to just before the aluminum foil (19) having gas barrier properties, that is, at least not reach the aluminum foil (19). As shown in FIG. 6 (a), the half-cut (50) shown in FIG. 6 (a) penetrates the aluminum foil (19), as in the conventional peelable lid-covering material (3). And it can be set as the cover material (1) with a hot water cutting function without the problem of lacking in gas barrier property.
[0028]
Below, the material etc. which are used for the lid | cover material (1) with a hot water cutting function of this invention are demonstrated.
First, as the paper layer (31) constituting the lid material with hot water cutting function (1) of the present invention, the surface needs to be excellent in printability, so that paper is mainly used, for example, a basis weight of 30 to 150 g / Single-sided art paper and double-sided art paper of about m2 are preferable, and coated paper and high-quality paper of the same thickness are also used. For example, a conventional peelable lid material with a hot-water cutout (3) shown in FIG. The paper layer (31) having a paper thickness that is approximately 50% thinner than the paper thickness of the top sheet (20).
[0029]
Moreover, as a sealant layer (16) which comprises the lid material (1) with a hot water cutting function of this invention, for example, the linear low density polyethylene (LLDPE), low density polyethylene (LDPE), and high density polyethylene which are excellent in heat-sealability. (HDPE), polyolefin resin such as unstretched polypropylene (CPP), or ethylene such as ethylene / vinyl acetate copolymer (EVA), ethylene / acrylic acid copolymer (EAA), ethylene / methacrylic acid copolymer (EMAA) A film of copolymer resin can be used, but considering the balance (easy peel property) with the peelability at the time of opening as well as heat sealability, these polyolefin resins are made of polystyrene, polybutene, etc. It is more preferable to mix incompatible components. Further, a hot melt adhesive made of ethylene / vinyl acetate copolymer resin, ethylene / acrylic acid copolymer resin or the like may be provided at a coating amount of about 15 to 25 g / m 2, and the container (2) is formed by these sealant layers (16). It is possible to achieve a sufficient sealing property (sealing property) and peel-opening property (easy peel property) with the flange portion (21).
[0030]
Moreover, it is common to use 5-25 micrometers aluminum foil (19) especially as a gas barrier layer in consideration of preservability, such as light shielding with respect to foodstuffs, and a gas barrier, and this aluminum foil (19) is especially this invention. When opening and peeling a part (about 1/3 to 1/2) from the opening pull tab (12) side, and pouring hot water from the peeled part like the lid material with hot water cutting function (1) Since the lid material has a property of holding the peeled state (referred to as dead hold property), it is a material preferably used because hot water can be poured safely and reliably. In addition, as a barrier layer, the dead hold property is lacking, but a white ink mainly composed of light-shielding titanium white or the like, a black ink mainly composed of carbon black, etc., and a mixture of the white ink and the black ink. A gray ink, a gray ink mainly composed of an aluminum paste, or the like that is light-shielded on the surface, or a ceramic-deposited polyethylene terephthalate film on which silicon oxide, aluminum oxide, or the like is deposited may be used.
[0031]
The adhesive resin layer ( 34 ) for bonding the aluminum foil (19) to the paper layer (31) is, for example, polyethylene resin, ionomer resin, polypropylene resin by hot melt extrusion in consideration of the productivity of the lid material. Etc. are preferably used.
[0032]
The protective layer (33) for protecting the printing layer (32) is, for example, a polyethylene terephthalate film (PET) having a thickness of 12 to 25 μm, a biaxially stretched polypropylene film (OPP) having a thickness of 20 to 40 μm, a thickness of 15 A stretched nylon film (ONy) of ˜25 μm or the like is used, and neither of them may be used.
[0033]
As described above, the lid material (1) with a hot water cutting function of the present invention can be suitably used as a lid for containers such as instant fried noodles that are softly loosened by pouring hot water and then drained and then eaten. For example, as shown in FIG. 1 (a), the pulling tab (12) for opening is first pulled up to about 1/3 from the flange portion (21), and the peeled and opened portion is used. After pouring hot water, the opening pull tab (12) is again folded on the outside of the flange portion (21) of the container, covered and left for a few minutes to loosen the dried fried noodles and the like as the contents.
[0034]
Thereafter, as shown in FIG. 2 (a), for example, when the pull tab (14) for opening a hot water cut opening is picked and pulled up, the right and left oblique cuts (25) extending inward and upward from both ends of the base (14a, 14b). An array of characters (23a) that are broken in accordance with the arrangement and subsequently extend in the central direction (P) with a predetermined width (W), with the left side underlined perpendicular to the central direction (P) and the right side reversed ( 23b) torn according to two parallel perforations comprising the arrangement of 23b), and further torn into a V shape at the tip according to the arrangement of two left and right oblique cuts (24) and separated from the lid, for example As shown in the top view of FIG. 3 (a), an elongated hot water cut opening (72) having a plurality of protrusions (72a) is formed on the left and right sides in parallel and opened.
[0035]
Subsequently, as shown in the perspective view of FIG. 4, the container body (2) is tilted with the pull tab (12) for opening upward, and the hot water (5) contained therein is discharged from the hot water cut opening (72). A lid with a hot water cut-off function that does not have a problem of manufacturing cost and lacks gas barrier properties compared to the conventional peelable lid material (3) with a hot water cut opening shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b). The material (1) can be used.
[0036]
【The invention's effect】
Since this invention is the above structure, there exist the following effects.
That is, in the invention according to the first aspect, the paper layer, the gas barrier layer, and the sealant layer are laminated, and the sealant layer is sealed to the flange portion of the container body. In the lid member with a hot water cut-off function having a pull tab for opening and having a pull tab for hot water cut opening on the outer peripheral edge facing the pull pull tab, it extends in the center direction with a predetermined width from both ends of the base of the pull tab for hot water cut opening. Since two parallel perforations are engraved, if you pull the pull tab for opening the hot water cut and pull it up, the two parallel perforations extending in the center direction with a predetermined width while being peeled off from the flange portion of the container In addition, two left and right oblique cuts are arranged at the tip, and they are engraved in an overlapping V shape so that they are easily torn to the tip. As a result, an elongated hot water cut opening having a predetermined width and a V-shaped tip can be easily formed and opened by one operation, so that hot water cutting in the container body can be easily performed. It does not require technology such as the formation of the required easy-release layer or high-precision half-cut engraving that matches the pattern, and the thickness of the paper layer. It is possible to provide a lid material with a hot water draining function that does not bulk.
[0037]
In the invention according to claim 1 , the parallel two perforations are arranged such that the underline is perpendicular to the central direction and the reverse of the character is arranged, or the underline is long with respect to the central direction. Inverted Y letters are arranged, or right and left oblique cuts are arranged with respect to the center direction, so that a hot water cut opening pull tab is picked up and opened to form a narrow hot water cut opening. Protrusions corresponding to the shape opposite to the above-mentioned character, or the character opposite to the above-mentioned character, or the number of arrangements of the left and right inclined tooth-like incisions on both sides of the hot water cut at the two parallel perforations having a width When the hot water is cut off, the lid with a hot water cutting function can prevent the contents (for example, noodles, etc.) from being caught on the protrusions and jumping out with the drained hot water even when the hot water is cut off. can do.
[0038]
Furthermore, in the invention according to claim 2 , the two parallel perforations and the two right and left oblique cuts at the tip thereof are engraved from the surface to the front of the gas barrier layer through the paper layer. Since at least the gas barrier layer is not engraved, it is possible to provide a lid material with a hot water cutting function that does not have a problem of lack of barrier properties, such as a conventional peelable lid material with a hot water mouth.
[0039]
Therefore, the present invention is a container lid used for sealing and packaging of instant foods such as fried noodles and spaghetti, and in particular, a hot water cutting function with a hot water outlet for discharging hot water to be poured to soften the dried instant food softly As a cover material, it exhibits excellent practical effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view for explaining an embodiment of a lid member with a hot water cutting function of the present invention;
(A) is the top view,
(B) is sectional drawing showing the BB surface of (a).
FIG. 2 is a view for explaining an embodiment of two perforations formed on the lid member with a hot water cutting function of the present invention;
(A) Perforation (b) with an underlined arrangement of vertical “K” characters and reverse “U” characters. Perforation (c) with an underlined “Y” arrangement of long underlines. The perforation (d) composed of an array of slits is a perforation composed of an array of other left and right inclined tooth-shaped cuts. FIG. ,
(A) A hot water cut by a perforation composed of an array of K-shaped and reverse characters (b) is a hot water cut made by a perforation formed by an array of left and right oblique teeth [FIG. 4] It is a perspective view for demonstrating an example of the use condition of the container using a lid material with a function.
FIG. 5 is a side sectional view for explaining an example of a conventional lid member with a hot water outlet.
FIG. 6 is a diagram for explaining an example of a conventional peelable lid material with a hot water cut-out,
(A) is the sectional side view,
(B) is a top view thereof.
FIG. 7 is a side cross-sectional view for explaining an example in which a conventional general lid with a hot water cut opening is integrated with a container.
FIG. 8 is a perspective view of an example in which a surface sheet of a conventional general lid with a hot water cut opening is peeled to form a hot water cut hole.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Lid with hot water cutting function 2 ... Container body 3 ... Releasable lid material with hot water cut opening 5 ... Hot water 10 ... Composite sheet 12 ... Pull tab 13 for opening 13 Pull tab 14 for surface sheet peeling Pull tabs 14a, 14b for opening of hot water cut opening ... Base end 15 of pull tab for opening ... Adhesive resin layer 16 ... Sealant layer 19 ... Aluminum foil 20 ... Top sheet 21 ... Flange 22 ... Perforation 23 ... ... Two parallel perforations 23a ... character 23b ... reverse character 23c ... reverse Y character 23d ... left upward oblique tooth cut 23e ... upper right oblique tooth cut 24 ... tip Left and right oblique cuts 24a V-shaped apex 25 Left and right oblique cuts 30 extending from both ends of the base 30 Easy peeling layer 31 Paper layer
32 ... Print layer 33 ... Protective layer
34 ······················································································································································ L1 ··· Easy peeling region L2 ··· Adhesion region P · · · Center direction R · · · Inner diameter r of the half cut for hot water cut hole formation · · · Inner diameter W of the adhesive portion in the half cut region · · · Two parallel perforations Width of

Claims

紙層とガスバリア層とシーラント層が積層されてなり、該シーラント層が容器本体のフランジ部にシールされる、該フランジ部と略同形で、外周縁に開封用プルタブを有し、該開封用プルタブと対峙する外周縁に湯切口開口用プルタブを有する湯切り機能付蓋材において、
前記湯切口開口用プルタブの基部両端から所定の幅で中心方向に延びる平行な２本のミシン目が刻設され、その先端では２本の左右斜歯状切り目が配列され、お互いに内方に寄って重なりＶ字状を形成し、該Ｖ字状の頂点が蓋材の中心に達しないまで刻設されており、
上記平行な２本のミシン目は、中心方向に対し下線が垂直のくの字と逆くの字が配列され、もしくは中心方向に対し下線が長い逆Ｙの字が配列され、もしくは中心方向に対し左右斜歯状切り目が配列されてなることを特徴とする湯切り機能付蓋材。A paper layer, a gas barrier layer, and a sealant layer are laminated, and the sealant layer is sealed to the flange portion of the container body. The seal layer has substantially the same shape as the flange portion, and has an opening pull tab on the outer peripheral edge. In the lid member with a hot water cutting function having a pull tab for hot water opening opening on the outer peripheral edge facing to
Two parallel perforations extending in the center direction with a predetermined width are engraved from both ends of the base portion of the pull tab for opening the hot water cut opening, and two right and left oblique cuts are arranged at the tip, and are inward of each other. Closely overlapped to form a V-shape, engraved until the top of the V-shape does not reach the center of the lid ,
The two parallel perforations are arranged with a letter opposite to the letter with an underline perpendicular to the central direction, or with a letter with an inverted Y having a long underline relative to the central direction, or in the central direction. water cutting function with lid to the left and right helical shaped cuts characterized Rukoto such are sequences against.

上記平行な２本のミシン目およびその先端の２本の左右斜歯状切り目は、表面から紙層を貫通しガスバリア層手前まで刻設されていることを特徴とする請求項１記載の湯切り機能付蓋材。The two parallel perforations and two lateral oblique-toothed cuts in the tip thereof, the hot water of claim 1 Symbol mounting, characterized in that it is inscribed from the surface to penetrate to the gas barrier layer before the paper layer Cover material with cutting function.