JP4238587B2 - 画像ファイル管理装置および画像ファイル管理プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像ファイルを管理する画像ファイル管理装置およびその管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリント機能、ファックス機能、コピー機能等の複合機能を備え、コピー、ファックス時にスキャナから読み取った画像データや、ネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータ等の端末装置から送信されてくるプリントデータ等を、内蔵のハードディスク等の記憶装置に蓄積し、必要なときに印刷やファックス送信を可能にした多機能複写機が提案されている。
【0003】
このような多機能複写機によれば、蓄積したデータを用いることによって、例えば同一の原稿を何回も読み取るといった処理を行わなくても当該原稿のコピー出力を何回も行える等のメリットがある。
ところが、データを蓄積する記憶装置にも容量の限界があることから、容量が一杯になるとそれ以降のジョブのデータについては蓄積ができないことになる。
【0004】
そこで、例えば特許文献1には、画像種類毎に優先順位を付与し、データ蓄積のための容量が足らなくなると、優先順位が低いものから削除し、データ蓄積を可能にする技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−88372号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、優先順位が低いとされたものから強制的に削除されて行くので、各ユーザにとってみれば、残しておきたい画像であってもいつの間にか無くなってしまい利用できなくなるといった事態が生じ得る。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、新たな画像ファイルを保存するため、現に記憶装置に保存されている画像ファイルが、その所有者が知らない内に勝手に削除されてしまうといったことを防止できる画像ファイル管理装置およびその管理プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像ファイル管理装置は、ネットワークに接続される画像ファイル管理装置であって、画像ファイルと、当該画像ファイルを管理するための当該画像ファイルに対し関連付けられたその所有者の情報および当該画像ファイルがユーザの選択入力により削除すべきファイルとされたときの通知先の情報を記憶している記憶手段に保存されている前記画像ファイルの中から、削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付ける選択入力受付手段と、前記ユーザにより削除すべきファイルとして選択されたファイルの所有者を前記記憶手段から識別する第1の識別手段と、前記選択入力を行ったユーザを識別する第2の識別手段と、前記第1の識別手段により識別されたファイルの所有者と前記第2の識別手段により識別されたユーザが同一でない場合には、前記選択されたファイルに対する前記通知先に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを前記ネットワークを介して出力し、前記所有者と前記ユーザが同一である場合には、前記メッセージの出力を行わない出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記通知先から、前記メッセージの通知に対する応答として、削除の不許可を示す情報を受信した場合、もしくは当該通知後、所定時間経過するまでに当該応答を受信しなかった場合に、前記削除すべきファイルとされたファイルを当該通知先に送信するファイル送信手段と、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
さらに、表示手段と、前記記憶手段に記憶されたファイルの一覧を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記選択入力受付手段は、前記表示手段に一覧表示されているファイルの中から削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付けることを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記記憶手段の空き容量が所定量以下になると、前記一覧を表示させることを特徴とする。
【0010】
また、前記メッセージの出力を行わない場合に、前記選択されたファイルを当該ファイルに対する通知先に送信するか否かの判断を前記ユーザからの選択を受け付けて行う判断手段と、前記判断手段により送信することが判断されると、前記ファイルを前記記憶手段から読み出して前記通知先に送信する送信手段と、前記送信手段により前記ファイルが送信されると、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る画像ファイル管理プログラムは、ネットワークに接続される画像ファイル管理装置のコンピュータに実行させるための画像ファイル管理プログラムであって、画像ファイルと、当該画像ファイルを管理するための当該画像ファイルに対し関連付けられたその所有者の情報および当該画像ファイルがユーザの選択入力により削除すべきファイルとされたときの通知先の情報を記憶している記憶手段に保存されている前記画像ファイルの中から、削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付ける選択入力受付処理と、前記ユーザにより削除すべきファイルとして選択されたファイルの所有者を前記記憶手段から識別する第1の識別処理と、前記選択入力を行ったユーザを識別する第2の識別処理と、前記第1の識別処理により識別されたファイルの所有者と前記第2の識別処理により識別されたユーザが同一でない場合には、前記選択されたファイルに対する前記通知先に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを前記ネットワークを介して出力し、前記所有者と前記ユーザが同一である場合には、前記メッセージの出力を行わない出力処理とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、前記通知先から、前記メッセージの通知に対する応答として、削除の不許可を示す情報を受信した場合、もしくは当該通知後、所定時間経過するまでに当該応答を受信しなかった場合に、前記削除すべきファイルとされたファイルを当該通知先に送信するファイル送信処理と、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除処理と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
さらに、前記記憶手段に記憶されたファイルの一覧を表示手段に表示させる表示制御処理をさらにコンピュータに実行させ、前記選択入力受付処理は、前記表示手段に一覧表示されているファイルの中から削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付けることを特徴とする。
ここで、前記表示制御処理は、前記記憶手段の空き容量が所定量以下になると、前記一覧を表示させることを特徴とする。
また、前記メッセージの出力を行わない場合に、前記選択されたファイルを当該ファイルに対する通知先に送信するか否かの判断を前記ユーザからの選択を受け付けて行う判断処理と、前記判断処理により送信することが判断されると、前記ファイルを前記記憶手段から読み出して前記通知先に送信する送信処理と、前記送信処理により前記ファイルが送信されると、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除処理と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図であって、多機能複写機(以下、MFP(Multiple Function Peripheral)という。)100においてスキャンジョブ等により得られた原稿の画像データ等が記憶装置109に蓄積(保存)される様子も合わせて模式的に示している。
【0013】
同図に示すように、画像処理システムは、MFP100と、パーソナルコンピュータからなるクライアント端末200、300・・が、ネットワーク、ここではLAN(Local Area Network)10を介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて接続されると共に、MFP100と公知のファクシミリ装置(FAX)400・・とが公衆回線11を介して接続されてなり、互いに各種データのやりとりが可能になっている。
【0014】
MFP100は、▲1▼セットされた原稿の画像を読み取って得られた画像データに基づいて画像を用紙にプリント(印刷)するコピージョブ、▲2▼原稿の画像を読み取って画像データを得るスキャンジョブ、▲3▼クライアント端末200等からネットワーク10を介して送信されてくる、文書等の画像を形成すべきプリントデータ、例えばPDL(Page Description Language)形式等のデータに基づいて当該文書の画像を用紙に印刷するプリントジョブ、▲4▼FAX400等と公衆回線11を介してファクシミリ送受信を行うFAX送受信ジョブ等のジョブを実行する。
【0015】
また、コピージョブ、スキャンジョブにより得られた原稿の画像データ等をファイル単位で記憶装置109に保存、管理する機能を有している。さらに、後述のように、記憶装置109の空き容量が所定量以下になると、保存している画像ファイル(以下、単に「ファイル」という。)の中から削除すべきファイルの、操作者からの選択入力を受け付け、削除すべきファイルとして選択されたファイルの所有者が使用する端末装置、同図の例ではクライアント端末200に、その旨を示す通知(削除確認通知)を送信する。そして、当該端末装置(クライアント端末200)からの、削除確認通知に対する応答(削除を許可する、もしくは不許可を示す応答通知)を受信すると、受信した通知の内容に応じてファイルを削除すると共に当該ファイルを当該端末装置へ送り返す等の処理(ファイル管理処理)を実行する。
【0016】
以下、MFP100の構成およびファイル管理処理等の内容について詳述する。
図2は、MFP100の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、MFP100は、主な構成要素として、CPU101、ROM102、メモリ103、スキャナ部104、FAX部105、プリンタ部106、操作パネル107、通信インターフェース(I/F)部108および記憶装置109を備えている。
【0017】
通信I/F部108は、LANカード、LANボードといったLAN10に接続するためのインターフェースである。
スキャナ部104は、セットされた原稿の画像を読み取って原稿の画像データを得る公知の装置である。
FAX部105は、公衆回線11に接続するためのインターフェースを備え、外部のFAX400等とファクシミリ送受信を行う。
【0018】
プリンタ部106は、公知の電子写真方式により、スキャナ部104で読み取られた原稿の画像データ、ファクシミリ受信した画像データ等に基づいて当該画像を用紙に印刷する。また、クライアント端末200等からのプリントデータを印刷のためのデータに変換し、変換後のデータに基づいて文書等の画像を印刷する。
【0019】
操作パネル107は、ここでは図示を省略しているが、コピースタートボタンやコピー枚数、相手先FAX番号設定のためのテンキーなどの他、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部1071(図9参照)が設けられている。
この液晶表示部1071には、コピージョブ、スキャンジョブ、FAX送受信ジョブ等の動作モードの、ユーザからの選択入力を受け付けるモード選択画面(不図示)や、記憶装置109に保存されているファイル群の中から削除候補となるファイルを一覧表示すると共に、操作者からの、削除したいファイルの選択入力を受け付ける削除ファイル選択入力受け付け画面1072(図9)等が表示される。
【0020】
操作者は、液晶表示部1071に表示されたモード選択画面における所定のボタンを押下(タッチ)することにより、実行すべきジョブを選択、実行等することができる。また、削除ファイル選択画面1072から現に保存されているファイルの内の、削除したいファイルを選択することができる。さらに、表示画面を、記憶装置109に保存されているファイル群の中のファイルを出力するための出力画面(不図示)に切り換えることもでき、当該出力画面において出力したいファイルを選択すると共に、選択したファイルの画像の印刷を指示したり、また当該ファイルを電子メール(以下、単に「メール」という。)に添付して、図示しないメールサーバを介して外部のクライアント端末へ送信させたり、外部のFAXへのファクシミリ送信等を指示することもできる。
【0021】
記憶装置109は、ハードディスク等からなり、図3に示すように記憶領域A〜Dに分けられている。
記憶領域Aには、スキャナ部104で読み取られた画像データが保存され、記憶領域Bには、受信したプリントデータを印刷のためのデータに変換した後の当該データが保存され、記憶領域Cには、ファクシミリ送受信された画像データが保存され、記憶領域Dには、ユーザ管理テーブルとファイル管理テーブルのデータがそれぞれ保存されるようになっている。なお、同図右の円グラフは、各領域について、データ保存領域(斜線部)と空き領域(空白部)のサイズの割合の例を示したものである。
【0022】
図4は、ユーザ管理テーブル1091とファイル管理テーブル1092の構成を示す図である。
図4(a)に示すように、ユーザ管理テーブル1091には、ユーザID、名前および通知先を示す各データが対応付けられて保存されている。
ユーザID欄には、各ユーザを識別するための符号として、ここでは各ユーザが使用しているそれぞれのクライアント端末200等に対し予め付与された識別番号(001、002等)が書き込まれている。また、名前欄には、当該ユーザの名前が書き込まれている。
【0023】
通知先欄には、削除確認通知の送信先を示すデータが書き込まれる。本実施の形態では、削除確認通知をメールとして送信するようにしており、そのため通知先としては、各クライアント端末のメールアドレス(xyz・・、abc・・等)が上記各ユーザIDに対応する宛先として書き込まれることになる。これらユーザID、名前と通知先は、MFP100の管理者等によって操作パネル107から登録されたり、また後述のようにプリントデータに付加されているユーザID等の情報を読み出して、それを書き込む(登録する)場合もある。
【0024】
一方、図4(b)に示すように、ファイル管理テーブル1092には、ファイルNO(番号)、アドレス、サイズ、ジョブ名、枚数、時刻およびユーザIDを示す各データが対応付けされて保存されている。
ここで、「ファイル番号」は、一のジョブによる画像データがファイル保存される際に、各ファイルに自動的に付与される識別番号(001、002等)であり、「アドレス」は、記憶領域上におけるファイルの格納位置を示すものであり、「サイズ」はファイルの容量(大きさ)を示すものであり、「ジョブ名」は、実行されたジョブの名前を示すものであり、「枚数」は、原稿の枚数を示すものであり、「時刻」は、ここではジョブの実行開始時刻を示すものであり、「ユーザID」は上記したものと同じものである。
【0025】
これらファイル番号等は、CPU101により書き込まれる。具体的には、CPU101は、ジョブ毎に画像データをファイル単位で保存する際に、そのファイルに識別番号を付与し、付与した識別番号と、記憶領域上におけるファイルの格納先のアドレス、当該ファイルのサイズ、ジョブ名、枚数、時刻、ジョブを発行したユーザ(ここでは、当該ユーザを画像データの所有者とみなしている。)のユーザIDとを対応付けて、ファイル管理テーブル1092に書き込むものである。
【0026】
これにより、ファイル管理テーブル1092を参照すれば、記憶領域A〜C内に、どれだけの数の、どのような大きさのファイルが保存されており、どのユーザが発行したジョブによるものであるかを判定することができる。
なお、ジョブを発行したユーザがどのユーザであるのかの判断は、次のようにして行う。すなわち、コピージョブ、スキャンジョブ、FAX送信ジョブについては、後述のように、操作者はジョブ実行前に自己のユーザIDを操作パネル107から手動入力しなければならないようになっており、CPU101は、その際に入力されたユーザIDを参照することにより判断する。また、プリントジョブについては、プリントデータに付加されたヘッダ部に含まれる識別情報(後述)を読み出すことにより判断する。さらに、CPU101は、ユーザ管理テーブル1091とファイル管理テーブル1092を参照することにより、ファイル番号に対応する削除確認通知の宛先(通知先)を知ることができる。
【0027】
なお、記憶装置109の記憶領域を複数の領域に分割しているのは、実行される各ジョブに対し、データを保存するのに必要と考えられる容量を予め確保しておくためである。これにより、例えば領域分割していない場合に、あるジョブによるあまり重要でないデータが大量に保存されたため空き容量が少なくなってしまい、別のジョブによる重要なデータを保存できなくなるといった事態を防ぐことが可能になる。
【0028】
図2に戻って、CPU101は、ROM102から必要なプログラムを読み出して、各部の動作タイミングを統一的に制御し、円滑なコピージョブ、プリントジョブ等の動作を実現させる。また、操作パネル107の液晶表示部1071にファイル選択画面1072等を表示させると共に、その入力情報を受信する。さらに、上記出力画面において、ファイル出力の指示を受け付けると、選択されたファイルを記憶装置109から読み出し、指示された画像の印刷、送信等を実行する。また、ファイル管理処理を実行する。
【0029】
ROM102には、ファイル管理処理等の各種プログラムが格納されている。メモリ103は、RAM等の揮発性のメモリであり、CPU101におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。また、メモリ103には、後述のように読み取られた画像データ等が一時的に保存される。
なお、CPU101は、MFP100に電源供給がなされると、記憶装置109に保存されているユーザ管理テーブル1091とファイル管理テーブル1092の内容を読み出して、これをメモリ103内にも保存させておき、各テーブルの内容を参照する際には、当該メモリ103から各テーブルの内容を読み出すようにしている。
【0030】
一方、クライアント端末200、300等は、図示を省略しているが、それぞれが、ディスプレイ、キーボード等を備えている。また、OS(Operating System)、文書等作成のためのアプリケーションソフトウエア、作成した文書等の印刷をMFP100に実行させるためのプリンタドライバ等がインストールされている。
【0031】
ここでは、ユーザからMFP100における印刷の指示を受け付けると、印刷に用いる用紙サイズ、印刷枚数等の印刷条件、送信する文書等のデータをMFP100に保存させておくか否かの選択等の印刷設定画面(不図示)をディスプレイに表示させ、ユーザからそれらの入力を受け付ける。
そして、ユーザにより印刷の実行が指示されると、入力された用紙サイズ等の印刷条件を指示するための制御コマンド、データを保存するかしないかを示す保存情報、自装置の識別番号を示す識別情報、メールアドレスを示すアドレス情報、自装置を使用しているユーザ名を示すユーザ情報等を含むヘッダ情報を上記プリントデータに付加したデータをプリントジョブのデータとしてMFP100に送信する。なお、上記識別情報として上記ユーザIDと同一の番号が予めクライアント端末に登録されており、同様にアドレス情報とユーザ情報についても予め登録されているものである。これら情報は、データ送信時に読み出されて付加される。
【0032】
図5は、MFP100におけるジョブ受け付け時の処理内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、MFP100は、ジョブの受け付けを行う(ステップS1)。具体的には、プリントジョブの場合は、いずれかのクライアント端末からプリントジョブのデータを受信すると、これをジョブの受け付けとする。コピージョブ、スキャンジョブ、FAX送信ジョブの場合は、上記モード選択画面においていずれかのモードが選択されると、これをジョブの受け付けとする。また、FAX受信ジョブの場合は、FAX400等からのファクシミリデータを受信すると、これを受け付けとする。なお、プリントジョブのデータ、ファクシミリ受信したデータは、一旦メモリ103内に保存される。
【0033】
ジョブを受け付けると、当該ジョブが、データ蓄積が必要なものであるか否かを判断する(ステップS2)。
この判断は、例えばプリントジョブの場合には、プリントデータに付加されている上記保存情報を参照することにより行われる。また、コピージョブ、FAX送信ジョブの場合には、操作パネル107の液晶表示部1071に、画像データをMFP100に保存させるか否かの操作者による選択入力を受け付ける選択入力受け付け画面(不図示)を表示させ、その選択結果を参照することにより行う。なお、当該操作者は、MFP100を現に操作しているユーザのことである。
【0034】
FAX受信ジョブについては、当該ファクシミリ通信がいわゆる親展通信扱いの場合に蓄積が必要と判断する。また、当該ファクシミリ通信の送信元が予め登録されている相手先と一致する場合に蓄積が必要と判断し、登録されていない場合に不要と判断することもできる。なお、スキャンジョブの場合には、上記選択入力受け付け画面を表示させずに、自動的に蓄積ジョブと判断する。
【0035】
データの蓄積を必要と判断すると(ステップS2で「YES」)、当該ジョブがFAX受信ジョブであるか否かを判断し、他のジョブであることを判断すると(ステップS3で「NO」)、ユーザIDの入力受け付けを行う(ステップS4)。
具体的には、上記ジョブがコピージョブ、FAX送信ジョブの場合には、ここでは液晶表示部1071に当該ユーザIDの入力受け付け画面(不図示)を表示させ、上記操作者により当該画面において入力された情報をユーザIDとして受け付ける。また、プリントジョブの場合には、プリントデータに付加されている上記識別情報を読み出し、これをユーザIDとして受け付ける。
【0036】
そして、受け付けたユーザIDがユーザ管理テーブル1091に現に登録されているか否かを判断する(ステップS5)。ここで、未登録であることを判断すると(ステップS5で「NO」)、削除確認通知の送信先が未登録ということになるので、登録のため、当該送信先(すなわち、当該操作者が使用するクライアント端末のメールアドレス)の当該操作者からの入力を受け付ける(ステップS6)。
【0037】
具体的には、上記ジョブがコピージョブ、FAX送信ジョブの場合は、液晶表示部1071に削除確認通知の送信先の入力受け付け画面(不図示)を表示させ、上記操作者により当該画面において入力された情報(メールアドレス)を送信先として受け付ける。プリントジョブの場合は、プリントデータに付加されている上記アドレス情報を読み出し、これを送信先として受け付ける。
【0038】
送信先の入力受け付け後、受け付けた送信先と入力されたユーザIDを示す各データを対応付けてユーザ管理テーブル1091に新規のデータとして書き込んで(登録して)(ステップS7)、当該ジョブを実行する(ステップS8)。これにより、スキャナ、コピー、FAX送信の各ジョブの場合は、原稿画像の読み取り動作が開始され、読み取られた原稿の画像データが一旦メモり103内に保存されると共に、当該画像データに基づく各ジョブの処理が実行される。また、プリントジョブの場合は、メモリ103に既に保存されているプリントデータが印刷のためのデータに変換され、その変換後のデータに基づく用紙への印刷が実行される。なお、当該データは、画像データとして新たにメモり103に保存される。
【0039】
一方、ステップS5で、ユーザIDが登録済みであることを判断すると、ステップS8へ移る。
ジョブの終了後(もしくは開始後)、ファイル管理処理を実行して(ステップS9)、当該処理を終了する。
また、ステップS2において、蓄積ジョブでない、もしくはステップS3でFAXジョブであると判断した場合には、ステップS10に移って、当該ジョブを実行した後、処理を終了する。
【0040】
図6は、ファイル管理処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず実行された(実行中の)ジョブに対応する記憶領域の空き容量が所定量以下であるか否かを判断する(ステップS11)。例えば、当該ジョブがプリントジョブの場合、対応する記憶領域は記憶領域Bになるので、記憶領域Bの空き容量を確認し、これが所定量以下であるか否かを判断するものである。
【0041】
ここで、空きが所定量よりもあることを判断すると(ステップS11で「NO」)、当該ジョブによる画像データをメモリ103から読み出して、その空き領域にファイル単位で保存させて(ステップS15)、メインルーチンにリターンする。
また、所定量以下であることを判断すると(ステップS11で「YES」)、領域Dを除く他の記憶領域に所定量以上の空きがあるか否かを判断する(ステップS12)。上記の例の場合、記憶領域AとCの空き容量を確認することになる。空きがあることを判断すると(ステップS12で「YES」)、当該ジョブによる画像データをメモリ103から読み出して、その空き領域に保存させる(ステップS15)。
【0042】
図7は、上記ジョブがプリントジョブであり、記憶領域Bに空きがなく、記憶領域Aに所定量を越える空き容量があった場合に、記憶領域Bに保存すべき当該ジョブによる画像データを、記憶領域A内に保存した場合の例を示す模式図である。このようにすれば、本来の記憶領域に空きが少なくなっても、空きが多い他の記憶領域の当該空き部分を借りてデータを保存できることになり、記憶領域の使用効率を高めることが可能になる。
【0043】
図6に戻って、ステップS12で、空きがないことを判断すると、ファイル削除処理を実行する(ステップS13)。
図8は、ファイル削除処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、現に記憶装置109内に保存されているファイル群の中に、ユーザIDが上記ステップS4で受け付けたものと一致するファイルが存在するか否かを判断する(ステップS21)。具体的には、ファイル管理テーブル1092のユーザID欄を参照し、上記ステップS3で受け付けたユーザIDと一致する番号のファイルが存在するか否かを判断するものである。
【0044】
一致するものがあることを判断すると(ステップS21で「YES」)、そのファイル(これが、第1の削除候補ファイルとなる。)のファイル番号等を一覧表示すると共に、操作者からの削除したいファイルの選択入力を受け付けるための画面(削除ファイル選択入力受け付け画面)を液晶表示部1071(上記ジョブがコピー、スキャン、FAX送信の各ジョブの場合)に表示させる(ステップS22)。
【0045】
図9は、削除ファイル選択入力受け付け画面1072の表示例を示す図であり、ここではユーザIDの一致するファイルが現在5つ保存されている場合の例を示している。ここで「所有者」欄には、ユーザ管理テーブル1091の名前欄の、当該ユーザIDに対応する名前として書き込まれている名前(すなわち上記操作者の名前)、ここでは「A」が表示される。また、「ジョブ」「ファイル番号」「枚数」「時刻」欄には、ファイル管理テーブル1092の各ファイルに対応するジョブ名、ファイルNO、枚数、時刻欄のデータが表示される。なお「状態」欄には、「保存中」「確認中」「返送中」のいずれかが表示される。通常は「保存中」が表示されるが、ファイルを削除して良いか否かを当該ファイルのユーザに確認している間(すなわち、削除確認通知を送出後、応答通知を受信するまでの間)には「確認中」が表示され、ファイルをユーザのクライアント端末に返送(送信)する場合に、その返送処理中には「返送中」が表示されるようになっている。
【0046】
操作者は、記憶装置109に保存されているファイル群の内、自己が所有するファイルを一覧することができ、そして液晶表示部1071の画面上の、各ファイルの表示部分をタッチすることにより、削除したいファイルを選択することができる。
図8に戻って、ステップS21で、一致するファイルがないことを判断すると、ステップS23に移って、上記ジョブに対応する記憶領域内に保存されているファイル(これが、第2の削除候補ファイルとなる。)を一覧表示させる。
【0047】
その際、当該記憶領域に他のジョブによるファイルが保存されていれば、そのファイルを優先表示、ここでは画面上における表示位置が上位になるように表示させる。具体的には、例えば上記ジョブに対応する記憶領域を、図7に示す「記憶領域A」とした場合、当該記憶領域Aには、コピージョブ、スキャンジョブによるファイル以外に、本来では記憶領域Bに保存されるべきプリントジョブによるファイルも保存されており、そのため一覧表示としては、図10の例に示すように、当該記憶領域A内のプリントジョブによるファイル(ここでは、3つのファイル)を上位(1〜3番)に表示させ、コピージョブ、スキャンジョブによるファイルをその下(4番以降)に表示させる。
【0048】
このように他のジョブのファイルを上位に表示するのは、上位に表示されている方が削除候補ファイルとして操作者に選択され易くなると考えられるからである。すなわち、記憶領域Aは、コピージョブ、スキャンジョブによるファイルの保存用の領域であり、その空き容量を確保するためファイルを削除する場合には、他のジョブによるファイルを削除され易くした方が、その分本来のコピージョブ等によるファイルの記憶領域を確保できることになるからである。
【0049】
MFP100は、削除ファイル選択入力受け付け画面1072、1073の完了ボタン1070が押下(タッチ)されると、選択が完了したとして、これを削除ファイルの選択入力の受け付けとする(ステップS24)。
なお、上記ジョブがプリントジョブの場合には、当該プリントジョブの発行元のクライアント端末に、上記第1(または第2)の削除ファイル候補とされた各ファイルの所有者、ジョブ名等の各項目を示すデータを送出すると共に、プリントジョブを要求したユーザ(上記操作者に相当)にいずれかのファイルを選択してもらう旨の指示(削除ファイル選択の指示)を行う。
【0050】
当該クライアント端末では、削除ファイル選択の指示を受け付けると、受信した上記各項目を示すデータに基づいて上記画面1072等と同様の内容の削除ファイル選択入力受け付け画面を生成してディスプレイに表示させ、上記ユーザからの削除したいファイルの入力を受け付けて、その選択結果を返答するようになっており(図11のステップS54〜S56参照)、MFP100は、当該選択結果の受信を選択入力の受け付けとする。
【0051】
MFP100は、ステップS25において、操作者のファイルが選択されたか否かを判断する。
ここで、操作者のファイルが選択されたことを判断すると(ステップS25で「YES」)、そのファイルを当該操作者のクライアント端末に送り返す(送信)するか否かを判断する(ステップS26)。この判断は、ファイル送信するかしないかの選択入力受け付け画面(不図示)を、上記ジョブがコピー、スキャン、FAX送信の各ジョブの場合には、液晶表示部1071に表示させ、操作者からの選択結果を参照することにより行う。
【0052】
プリントジョブの場合には、後述のステップS55で、ジョブを発行したクライアント端末において、そのユーザが自己のファイルを削除ファイルとして選択した場合に、そのファイルをMFP100から当該クライアント端末に送り返してもらうか否かを選択することができるようになっており、当該クライアント端末は、ユーザによりどのファイルが選択されたのかを示す情報をMFP100に送信し、MFP100は、当該情報を参照することにより、選択されたファイルを送り返すか否かを判断する。
【0053】
ファイルを送り返さないことを判断すると(ステップS26で「NO」)、上記選択されたファイルを削除して(ファイル管理テーブル1092に書き込まれている当該ファイルのデータも消去して)(ステップS30)、ファイル管理処理のサブルーチンにリターンする。
また、ファイルを送り返すことを判断すると(ステップS26で「YES」)、上記選択されたファイルを記憶装置109から読み出すと共に、当該クライアント端末のメールアドレスをユーザ管理テーブル1091の通知先欄から読み出し、読み出したメールアドレスを宛先とするメールに、上記ファイルを添付して送信する(ステップS31)。その際、当該メールの「Subject」フィールドにファイル添付メールであることを示すタイトルを記述する。ファイル送信後、ステップS30に移って当該ファイルを記憶装置109内から削除する。これにより、記憶装置109内の空き容量が増えることになる。
【0054】
一方、ステップS25で、操作者のファイルが選択されなかったことを判断すると、ステップS27に移り、選択されたファイルの所有者のクライアント端末宛に削除確認通知を送信する。削除確認通知は、例えば「あなたの所有するファイルが削除すべきファイルとして選択されました。削除しても良いですか。」といった旨の確認メッセージを含むものであって、ここでは当該確認メッセージを書き込んだメール(削除確認通知メール)をクライアント端末宛に送信することにより行われる。ここで、削除確認通知メールのヘッダ部の「Subject」フィールドには、削除確認通知メールであることを示すタイトルが記述される。なお、MFP100は、上記クライアント端末のメールアドレスを、選択されたファイルに対応するユーザIDをファイル管理テーブル1092から読み出し、読み出したユーザIDに対応する通知先をユーザ管理テーブル1091から読み出すことにより知得する。
【0055】
クライアント端末は、後述のように、ユーザの指示により、受信した削除確認通知メールに対する応答通知メール(ファイルの削除を「許可する」または「許可しない」ことを示す内容を含む返信メール)を作成し、これをMFP100宛に返信する処理を行う。
MFP100は、自装置宛のメールを受信する処理を行い、受信メールが上記クライアント端末からの返信メールであれば、当該返信メールの内容を参照して、ファイルの削除を許可しない旨が記述されているか否か、または所定時間、例えば5分以内に返信メールを受信できたか否かを判断する(ステップS28)。ここで、受信メールが上記返信メールであるか否かの判断は、当該受信メールのヘッダ部を参照することにより行われる。すなわち、後述するように返信メールのヘッダ部の「From」フィールドには、上記宛先としたクライアント端末のメールアドレスが記述され、「Subject」フィールドには、削除確認通知を示すタイトルの前に「Re」が記述されるようになっている。したがって、受信メールのヘッダ部を参照して「From」フィールドに記述されているアドレスが、送信済みの削除確認通知メールの宛先と一致しており、「Subject」フィールドに記述されているものが上記タイトルの前に「Re」が付加されたものであれば、当該受信メールを削除確認通知メールに対する応答の通知と判断することができる。
【0056】
なお、応答の通知であるか否かを判断する方法は、上記した方法に限られない。例えば、クライアント端末のユーザが返信メール作成時に、許可等を示す内容に加えて、予め決めておいた、当該メールが応答の通知メールであることを示す内容を書き込むようにし、MFP100側では、受信メールのメッセージ本体を参照し、当該応答の通知メールであることを示す内容が記述されている場合に、当該受信メールを応答の通知であると判断するようにすることもできる。
【0057】
返信メールにファイルの削除を許可しない旨が記述されている場合、または所定時間経過しても応答がない場合には(ステップS28で「YES」)、ステップS29に移って、ファイルをクライアント端末に送り返すことが可能か否かを判断する。ここでは、送信すべきファイルの容量が所定量以下の場合に返送を可能と判断する。なお、上記応答がなかった場合には、削除の確認がとれていないため、ファイルの容量が所定量を超えていたとしても、例えばファイルを分割する等の処理を施すことにより返送を可能と判断することもできる。
【0058】
ファイルの送信(返送)を可能であることを判断すると(ステップS29で「YES」)、ステップS31に移り、ファイル送信の処理を行った後、ステップS30に移って、上記ファイルを記憶装置109内から削除する。これにより、記憶装置109の空き容量を増やすことができると共に、当該ファイルの所有者にとっては、自己のファイルがMFP100からは削除されるが、自己のクライアント端末側で保存することが可能になる。したがって、例えば記憶装置109の空き容量が増えたときに改めて保存し直すといったことも可能になり、従来のように知らないうちに勝手に削除されてしまい利用できなくなるといったことが無くなる。
【0059】
一方、ファイルの送信を不可であることを判断すると(ステップS29で「NO」)、ステップS24に戻る。この場合、まだファイルが一つも削除されておらず、空き容量もないことになるから、ステップS30でファイルが削除されるまで、ステップS24からS31までの処理を繰り返し行う。そして、ステップS30においてファイルの削除を行うと、ファイル管理処理のサブルーチンにリターンする。
【0060】
図6に戻って、MFP100は、ファイル管理処理のステップS14において、空き領域を所定量より多く確保できたか否かを判断する。ここで、確保できなかったことを判断すると(ステップS14で「NO」)、ステップS11に戻って、ステップS11〜S13までの処理を行う。この処理を、所定量よりも多くの空き領域が確保されるまで繰り返し実行し、空き領域を確保できたことを判断すると(ステップS14で「YES」)、ステップS15に移って、その空き領域に上記ジョブによる画像データを保存させて、メインルーチンにリターンする。なお、当該ジョブが終了すると、メモリ103に保存しておいた当該ジョブによるデータは消去される。
【0061】
図11は、クライアント端末200が削除確認通知を受信した場合等に実行する処理の内容を示すフローチャートである。なお、他のクライアント端末300等においても同様の処理が行われるため、ここではクライアント端末200における処理を説明し、他の端末の処理についてはその説明を省略する。
同図に示すように、クライアント端末200は、ユーザからMFP100における印刷の指示を受け付けると(ステップS51で「YES」)、上記した印刷設定画面をディスプレイに表示させ、プリントジョブのデータをMFP100に保存させておくか否かの選択等の入力を受け付ける(ステップS52)。
【0062】
そして、ユーザにより印刷実行が指示されると、上記入力された情報とプリントデータを含むプリントジョブのデータをMFP100に送信する(ステップS53)。プリントジョブのデータ送信後、MFP100から削除ファイルの選択指示を受け付けると(ステップS54で「YES」)、上記削除ファイル選択入力受け付け画面をディスプレイに表示させ、ユーザからの削除ファイルの選択入力を受け付け(ステップS55)、どのファイルが選択されたのかを示す選択結果情報をMFP100に送信して(ステップS56)、ステップS57に移る。
【0063】
なお、ステップS55で、上記ユーザは自己のファイルを削除すべきファイルとして選択する場合、当該ファイルをMFP100からクライアント端末200へ返送してもらうか否かを上記画面上において選択できるようになっており(ここでは当該画面上に選択入力のためのチェックボックスが設けられており)、クライアント端末200は、当該ユーザからの選択入力を受け付けると、選択されたファイルを返送させるか否かを示す情報と上記選択結果情報をMFP100に送信する。
【0064】
ステップS57では、自装置宛のメール受信処理を行う。ここでは、ユーザがメールソフトを起動して定期的に自己宛のメールを確認する作業が行われる毎に実行される。また、ユーザがソフトを常時起動させておき一定時間毎に自己宛のメールをチェックできるように設定しておく構成としても良い。
ステップS58では、メールを受信した場合、当該メールがMFP100からの削除確認通知メールであるか否かを判断する。この判断は、当該メールの「Subject」フィールドに記述されている内容を読み出すことにより行う。具体的には、読み出した内容が削除確認通知のタイトルを示すものであれば、削除確認通知メールと判断するものである。この削除確認通知メールは、クライアント端末200のユーザとは別のユーザが、上記ステップS27において、削除すべきファイルとしてクライアント端末200のユーザ所有のファイルを選択した場合にMFP100から送信されるものである。
【0065】
削除確認通知メールであることを判断すると(ステップS58で「YES」)、当該メールに含まれる確認メッセージをディスプレイに表示させる(ステップS59)。そして、ユーザから削除確認通知メールに対する応答通知としての返信メール作成の指示があると(ステップS60で「YES」)、返答メッセージを作成する(ステップS61)。ここでは、「From」フィールドにクライアント端末200のメールアドレスを記述し、「To」フィールドにMFP100のメールアドレスを記述する。また、「Subject」フィールドの内容を上記タイトルの前に「Re」を加えたものにする。
【0066】
そして、ユーザによりメッセージ本体の所定位置にファイル削除を許可する、または許可しない旨の内容が書き込まれた後、返信の指示がなされると、クライアント端末200は、その内容を含むメール(返信メール)を応答通知としてMFP100宛に送信する(ステップS62)。
ここで、上記「許可する」または「許可しない」旨を示す内容とは、システム上において予め取り決めされた文字列等のことをいう。例えば、許可する場合を数値「1」、許可しない場合を数値「0」とすれば、クライアント端末では、そのユーザが、返信メール作成時にメッセージ本体の所定の位置に数値「1」または「0」を書き込めば良い。MFP100では、当該返信メールのメッセージ本体の所定位置に書き込まれている数値(「0」または「1」)を読み取ることにより、クライアント端末のユーザの選択結果を判断することができる。
【0067】
一方、ステップS58において削除確認通知メールでないことを判断すると、ステップS63に移る。なお、クライアント端末200が削除確認通知メールであるか否かの判断を行うという構成をとらず、当該メールの内容をみたユーザが返信の指示をしたときに返信メールを作成する構成とすることもできる。この場合、ステップS58を不要とすることができる。
【0068】
ステップS63では、ファイル添付メールであるか否かを判断する。具体的には、受信メールの「Subject」フィールドに記述されている内容を読み出し、読み出した内容がファイル添付メールのタイトルを示すものであれば、ファイル添付メールと判断するものである。このファイル添付メールは、上記ステップS31においてMFP100から送信されたものである。
【0069】
ファイル添付メールであることを判断すると(ステップS63で「YES」)、当該メールに添付されているファイルを、内蔵するハードディスク装置等の記憶装置に保存して(ステップS64)、ステップS51に戻る。
一方、ステップS63においてファイル添付メールでないことを判断すると、ステップS51に戻る。なお、クライアント端末200がファイル添付メールであるか否かの判断を行わない構成とすることもできる。この場合、ステップS63が不要となり、ステップS63では、ユーザからのファイル保存指示があると、その指示に基づいてファイルを保存して、ステップS11に戻るようにすれば良い。
【0070】
以上説明したように、本実施の形態のMFP100は、ファイル管理処理を実行する画像ファイル管理手段としてのCPU101、ROM102等を備えており、画像データをファイル単位で記憶装置内に保存、管理すると共に、記憶装置の空き領域が所定量以下になると、操作者に削除すべきファイルを選択させ、選択されたファイルの所有者の端末装置に対し、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨のメッセージを出力するので、従来のように所有者が知らないうちにいつの間にかファイルが削除されてしまうといったことが起こらず、使い勝手が大変良くなる。
【0071】
また、所有者が削除を許可しない場合には、当該ファイルを当該所有者の端末装置に送り返した後、記憶装置から削除する構成なので、記憶装置の空き容量を増やすことができると共に、当該所有者にとっては自己のファイルを自己の端末装置で保存することが可能になる。
さらに、操作者が削除すべきファイルとして自己のファイルを選択した場合には(上記ステップS25で「YES」)、操作者が削除を了承したとして削除確認通知を出さない構成なので、当該通知が発行される回数が減り、その分ネットワーク負荷を減らすことができる。その際、記憶装置109に保存されているファイル群の内、操作者が所有するファイルを一覧表示する構成なので(上記ステップS22)、大量のファイルの中から自己のファイルを探し出すといった処理が不要になる。
【0072】
また、記憶装置109内の空き容量が所定量以下のとき(上記ステップS11で「YES」、S12で「YES」のとき)だけ、上記ファイル削除処理が行われる構成なので、空き容量に余裕がある場合にも実行する構成に比べて、空き領域の使用効率を高めることが可能になる。
なお、本発明は、ファイル管理処理を実行する画像ファイル管理手段(装置)に適用されるだけでなく、上記したファイル管理方法、当該方法をコンピュータにより実現するプログラム(画像ファイル管理プログラム)であるとしても良い。
【0073】
また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
【0074】
また、本発明に係るプログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。従って、上記した本発明の記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに所定の処理を専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
【0075】
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、操作者が削除ファイル選択入力受け付け画面(1072等)から削除候補ファイルを選択する構成になっており、MFP100は、当該画面において操作者により選択されたファイルを、削除すべきファイルと決めるようにしたが(ステップS24)、例えば記憶装置109に保存されたファイル群の内、保存時期が古いものや、上記特許文献1に示すように各ファイルに付与された優先度が低いものを削除すべきファイルとして決定する構成とすることもできる。この場合、図8に示すファイル削除処理は、ステップS25〜S31の処理を実行する(S21〜S24を行わない)構成とすれば良く、処理を簡素化できると共に、操作者がファイルを選択する手間を省くことが可能になる。
【0076】
その際、削除すべきファイルとして決定されたファイルの所有者が、操作者であった場合には、上記メッセージと同様の内容、すなわち「あなたの所有するファイルが削除すべきファイルとして選択されました。削除しても良いですか。」というようなメッセージを液晶表示部に表示させる(メッセージの出力)と共に、削除の許否を当該操作者から受け付けるようにしても良い。この場合、削除確認通知メッセージを当該操作者の端末装置に出力しない構成とすれば良い。
【0077】
また、上記のようにする場合、操作者からの削除ファイルの選択が不要になるので、ファイル管理処理をコピージョブ等のジョブ実行時に行うのではなくて、例えば記憶装置の空き容量が所定量以下になるとファイルを保存する時期に達したとしてファイル管理処理を自動的に行う構成とすることもできる。
(2)上記実施の形態では、削除確認通知等の送信先をファイル所有者のクライアント端末としたが、クライアント端末と同様の機能を有するものであれば良く、例えば当該所有者の携帯電話等の携帯端末と無線により通信する構成とすることもできる。その場合、送信先アドレスはその電話番号等とされる。
【0078】
(3)上記実施の形態では、削除すべきファイルとされた旨のメッセージをメールにより送信するとしたが、当該メッセージを、削除すべきファイルとされたファイルの送信先として登録されている端末装置宛に出力する構成であれば良く、端末端末とMFPに適当な通信プロトコルをインストールして、LANを介して直接メッセージを出力する等の構成を、メッセージを出力する出力手段とすることができる。このことは、応答通知についても同様である。
【0079】
(4)上記実施の形態では、プリントデータを印刷のためのデータに変換した後のデータを画像ファイルとして記憶装置109に保存するとしたが、プリントデータをそのまま画像ファイルとして保存する構成としても良い。すなわち、画像ファイルは、最終的に画像を表すために用いられるデータのファイルとすることができ、例えばビットマップデータやテキストデータ等のファイルとしてとらえることができる。
【0080】
(5)上記実施の形態では、コピージョブ等のジョブ実行を開始した後に(ステップS8)、ファイル管理処理(ステップS9)を実行するとしたが、例えばファイル管理処理実行後にジョブを実行する構成(S8とS9の順序を入れ替えた構成)とすることもできる。
(6)上記実施の形態では、コピージョブ、プリントジョブ等を画像処理ジョブの例として説明したが、画像処理に関するジョブであれば、これらに限定されず、例えば読み取った画像データをメールに添付して他の装置に送信する、いわゆるscan to e-mailジョブや、他の装置から受信した画像データを他の装置に転送する画像転送ジョブ等の画像処理ジョブにおいて、画像データを保存する際に上記したファイル管理処理を実行する構成とすることもできる。
【0081】
(7)上記実施の形態では、記憶装置109の記憶領域を、ファイルの種類別として、コピージョブ等の画像処理ジョブ別に分割する例を説明したが、例えば自装置で読み取って得られた画像データのファイルと、他の装置から受信したファイルとを別の種類のファイルとして種類別に記憶領域を分割する構成とすることもできる。また、異なる複数の圧縮方法を用いてファイルを保存する場合に、各圧縮方法により圧縮されたファイルを別の種類のファイルとして分割する構成等とすることもできる。また、分割しない構成とすることもできる。
【0082】
(8)上記実施の形態では、MFP100にファイル管理処理を実行する画像ファイル管理手段を設ける構成としたが、画像ファイルを保存、管理可能な装置であれば、MFPに限定されず、例えば画像読み取り装置、画像形成装置等の画像処理装置に画像ファイル管理手段を設けるようにすることもできる。また、画像ファイル管理手段を単体で画像ファイル管理装置として構成することも可能である。
【0083】
なお、上述した具体的実施形態には、特許請求の範囲請求項1〜5に記載した発明以外にも、以下の構成を有する発明が含まれている。
[1]上記請求項3に記載の画像ファイル管理装置において、前記記憶手段は、異なる種類のファイルを保存するための複数の記憶領域に分けられており、画像ファイル管理装置は、保存しようとする画像ファイルの種類に対応する記憶領域の空き容量が所定量以下になると、別の種類に対応する他の記憶領域について、所定量よりも多くの空き容量があるか否かを判断し、空き容量があることを判断すると、当該他の記憶領域に当該画像ファイルを保存させる制御手段を備え、前記表示制御手段は、前記他の記憶領域に前記画像ファイルが保存される場合には、前記一覧を表示させないことを特徴とする画像ファイル管理装置。
【0084】
これにより、本来の記憶領域に空きが少なくなっても、空きが多い他の記憶領域の当該空き部分を借りてデータを保存できることになり、記憶領域の使用効率を高めることが可能になる。
[2]上記請求項3に記載の画像ファイル管理装置において、上記ファイルの選択入力を行うユーザを識別する識別手段を備え、前記表示制御手段は、保存されているファイルの中の、識別されたユーザが所有するファイルとして登録されているファイルだけを削除すべきファイルとして一覧表示させることを特徴とする画像ファイル管理装置。
【0085】
これによれば、上記ユーザは、多数のファイルが保存されている場合であっても、その中から自己のファイルを探し出すといった手間が不要になる。
[3]上記請求項3、4に記載の画像ファイル管理装置において、前記表示制御手段は、前記記憶手段の空き容量が所定量以下になると、前記一覧を表示させることを特徴とする画像ファイル管理装置。
【0086】
このようにすれば、記憶手段の記憶領域を効率よく使用でき、そしてユーザは空き容量が少なくなったことを認識できると共にそのときだけ選択等の操作を行えば良くなり、十分な空き容量があるにも関わらず適宜実行するような場合に比べて当該ユーザにとって負担が少ない。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像ファイル管理装置は、記憶手段に保存されている画像ファイルの中から削除すべきファイルを決定する決定手段と、決定されたファイルの送信先として登録されている端末装置宛に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0088】
これにより、ユーザは自己の端末装置において上記メッセージを見れば、自己のファイルが削除すべきファイルとされたことを当該ファイルが削除される前に知ることが可能になり、従来のように知らないうちに自己のファイルが削除されてしまい利用できなくなるといったことを防止できる。
また、前記端末装置から、前記メッセージの通知に対する応答として、削除の不許可を示す情報を受信した場合、もしくは当該通知後、所定時間経過するまでに当該応答を受信しなかった場合に、前記削除すべきファイルとされたファイルを当該端末装置に送信するファイル送信手段と、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、を備えることを特徴とする。
【0089】
このようにすれば、記憶手段の空き容量を確保でき、また所有者にとっては上記ファイルを端末装置側で保存することが可能になり便宜である。
さらに、表示手段と、保存されているファイルの一覧を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に一覧表示されているファイルの中から削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付ける選択入力受付手段とを備え、前記決定手段は、前記ユーザにより選択されたファイルを削除すべきファイルとすることを特徴とする。
【0090】
このようにすれば、ユーザが削除すべきファイルを選択できるので、例えば不要と思われるファイルを優先的に選択していくことで重要なファイルを記憶手段に残すようにすることが可能になる。
また、上記決定されたファイルの所有者を識別する第1の識別手段と、上記ファイルの選択入力を行うユーザを識別する第2の識別手段と、前記選択されたファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、を備え、前記出力手段は、前記ファイルの所有者と前記識別されたユーザが同一である場合には、前記メッセージを出力しないことを特徴とする。
【0091】
このようにすれば、ファイルの選択入力を行うユーザと、ファイルの所有者が一致する場合には、当該ユーザが自己のファイルが削除されることを了承したとすることができ、したがって上記メッセージの通知を行う必要がなく、無駄な通知動作を省くことができると共に通知するに用いられるネットワーク等の負荷を減らすことが可能になる。
【0092】
また、本発明の画像ファイル管理プログラムは、記憶手段に保存されている画像ファイルの中から削除すべきファイルを決定する決定処理と、決定されたファイルの送信先として登録されている端末装置宛に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを出力する出力処理とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0093】
これにより、ユーザは自己の端末装置において上記メッセージを見れば、自己のファイルが削除すべきファイルとされたことを当該ファイルが削除される前に知ることが可能になり、従来のように知らないうちに自己のファイルが削除されてしまい利用できなくなるといったことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】MFPの構成を示すブロック図である。
【図3】記憶装置の記憶領域A〜Dを示す図である。
【図4】(a)は、ユーザ管理テーブルの構成例を示す図であり、(b)は、ファイル管理テーブルの構成例を示す図である。
【図5】MFPにおけるジョブ受け付け時の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】ファイル管理処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
【図7】記憶領域Bに保存すべき画像データを記憶領域Aに保存した場合の例を示す模式図である。
【図8】ファイル削除処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
【図9】削除ファイル選択入力受け付け画面の表示例を示す図である。
【図10】削除ファイル選択入力受け付け画面の別の表示例を示す図である。
【図11】クライアント端末が削除確認通知を受信した場合等に実行する処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 LAN
100 MFP
101 CPU
102 ROM
107 操作パネル
108 通信インターフェース部
109 記憶装置
200、300 クライアント端末
400 ファクシミリ装置
1071 液晶表示部
1072、1073 削除ファイル選択入力受け付け画面
1091 ユーザ管理テーブル
1092 ファイル管理テーブル

Claims (10)

  1. ネットワークに接続される画像ファイル管理装置であって、
    画像ファイルと、当該画像ファイルを管理するための当該画像ファイルに対し関連付けられたその所有者の情報および当該画像ファイルがユーザの選択入力により削除すべきファイルとされたときの通知先の情報を記憶している記憶手段に保存されている前記画像ファイルの中から、削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付ける選択入力受付手段と、
    前記ユーザにより削除すべきファイルとして選択されたファイルの所有者を前記記憶手段から識別する第1の識別手段と、
    前記選択入力を行ったユーザを識別する第2の識別手段と、
    前記第1の識別手段により識別されたファイルの所有者と前記第2の識別手段により識別されたユーザが同一でない場合には、前記選択されたファイルに対する前記通知先に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを前記ネットワークを介して出力し、前記所有者と前記ユーザが同一である場合には、前記メッセージの出力を行わない出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像ファイル管理装置。
  2. 前記通知先から、前記メッセージの通知に対する応答として、削除の不許可を示す情報を受信した場合、もしくは当該通知後、所定時間経過するまでに当該応答を受信しなかった場合に、前記削除すべきファイルとされたファイルを当該通知先に送信するファイル送信手段と、
    当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理装置。
  3. 表示手段と、
    前記記憶手段に記憶されたファイルの一覧を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記選択入力受付手段は、
    前記表示手段に一覧表示されているファイルの中から削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記記憶手段の空き容量が所定量以下になると、前記一覧を表示させることを特徴とする請求項3に記載の画像ファイル管理装置。
  5. 前記メッセージの出力を行わない場合に、前記選択されたファイルを当該ファイルに対する通知先に送信するか否かの判断を前記ユーザからの選択を受け付けて行う判断手段と、
    前記判断手段により送信することが判断されると、前記ファイルを前記記憶手段から読み出して前記通知先に送信する送信手段と、
    前記送信手段により前記ファイルが送信されると、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像ファイル管理装置。
  6. ネットワークに接続される画像ファイル管理装置のコンピュータに実行させるための画像ファイル管理プログラムであって、
    画像ファイルと、当該画像ファイルを管理するための当該画像ファイルに対し関連付けられたその所有者の情報および当該画像ファイルがユーザの選択入力により削除すべきファイルとされたときの通知先の情報を記憶している記憶手段に保存されている前記画像ファイルの中から、削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付ける選択入力受付処理と、
    前記ユーザにより削除すべきファイルとして選択されたファイルの所有者を前記記憶手段から識別する第1の識別処理と、
    前記選択入力を行ったユーザを識別する第2の識別処理と、
    前記第1の識別処理により識別されたファイルの所有者と前記第2の識別処理により識別されたユーザが同一でない場合には、前記選択されたファイルに対する前記通知先に、当該ファイルが削除すべきファイルとされた旨を示すメッセージを前記ネットワークを介して出力し、前記所有者と前記ユーザが同一である場合には、前記メッセージの出力を行わない出力処理とを含む処理をコンピュータに実行させるための画像ファイル管理プログラム。
  7. 前記通知先から、前記メッセージの通知に対する応答として、削除の不許可を示す情報を受信した場合、もしくは当該通知後、所定時間経過するまでに当該応答を受信しなかった場合に、前記削除すべきファイルとされたファイルを当該通知先に送信するファイル送信処理と、
    当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除処理と、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載の画像ファイル管理プログラム。
  8. 前記記憶手段に記憶されたファイルの一覧を表示手段に表示させる表示制御処理をさらにコンピュータに実行させ、
    前記選択入力受付処理は、
    前記表示手段に一覧表示されているファイルの中から削除すべきファイルの、ユーザによる選択入力を受け付けることを特徴とする請求項6に記載の画像ファイル管理プログラム。
  9. 前記表示制御処理は、
    前記記憶手段の空き容量が所定量以下になると、前記一覧を表示させることを特徴とする請求項8に記載の画像ファイル管理プログラム。
  10. 前記メッセージの出力を行わない場合に、前記選択されたファイルを当該ファイルに対する通知先に送信するか否かの判断を前記ユーザからの選択を受け付けて行う判断処理と、
    前記判断処理により送信することが判断されると、前記ファイルを前記記憶手段から読み出して前記通知先に送信する送信処理と、
    前記送信処理により前記ファイルが送信されると、当該ファイルを前記記憶手段から削除する削除処理と、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載の画像ファイル管理プログラム。
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