JP4238294B2 - 運転挙動記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者の安全運転や経済運転などのために用いる運転挙動の検知データを記録する運転挙動記録装置に関する。
従来から、車両を実際に運転した運転者の運転挙動に関するデータを取得し、運転者の安全運転技術や経済運転技術などの向上に役立たせる運転挙動記録装置が知られている(例えば、特許第3044025号公報)。
この運転挙動記録装置は、一般に車載本体部が車両に搭載され、この車載本体部が、車両の加速度を検知する加速度センサや車両の運転状況を撮像する撮像装置などをもち、この加速度データや運転画像データを含む運転挙動の検知データを取得するセンサ部、得られた運転挙動の検知データを記録するメモリーカードを有する。通常、データ処理は運転管理部などに設置されたパーソナルコンピュータ(PC)で処理される。
この運転挙動記録装置では、例えば、加速度センサで検知した加速度データがしきい値以上であれば危険挙動として、メモリーカードに記録していた。この場合、メモリーカードの使用領域が満杯になると、順次、新しいデータを上書きするようにしていた。
しかし、従来では、危険度の高いデータが記録された場合に、その後にわざと急ブレーキを何度も踏むような運転をし、このデータで当該危険度の高いデータを上書することにより、当該危険度の高い記録が意図的に抹消されてしまう、という問題があった。
特許第3044025号公報
本発明は、前記の問題点を解決して、優先度の高い運転挙動の検知データを確実に記憶することができる運転挙動記録装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にかかる運転挙動記録装置は、少なくとも車両の加速度を検知する加速度センサをもち、車両における運転挙動のデータであって加速度データを含む検知データを取得するセンサ部、得られた運転挙動の検知データを複数記憶する記録媒体、および各部を制御する制御ユニットを有する車載本体部が車両に搭載されてなり、この運転挙動の検知データを記録する運転挙動記録装置であって、運転挙動の検知データにはその挙動の度合いに応じて優先度ランクが付加されて、前記記録媒体に複数の運転挙動の検知データおよびその優先度ランクが記憶されるものであり、前記制御ユニットは、前記運転挙動の検知データにおけるパルス波形の波高とパルス幅の組み合わせに基づいて、そのうち特定の挙動データおよびこの特定挙動データと誤検知される擬似挙動データを判別し、判別された特定挙動データを前記記録媒体に記憶させる誤検知低減処理部と、前記誤検知低減処理が行われ、得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、前記記録媒体から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較して、前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記得られた検知データを優先させて前記記録媒体に書き込む優先書換処理部を備えている。
この構成によれば、誤検知低減処理部で運転挙動の検知データにおけるパルス波形の波高とパルス幅の組み合わせに基づき特定の挙動データと擬似挙動データを判別して誤検知低減処理が行われ、得られた運転挙動の検知データから優先度の高い検知データを優先書換処理部で優先書換処理するので、優先書換処理部で優先度の高い運転挙動の検知データを記録媒体に確実に記憶させるとともに、誤検知低減処理部で誤検知を低減することができるから、誤検知低減処理部と優先書換処理部が相俟って、記録媒体に記録される不要なデータがより少なくなり、記録媒体の記憶容量不足やその後のデータ処理における支障を解消することができる。
好ましくは、前記優先書換処理部は、運転挙動の検知データおよびこれに付加された優先度ランクが記憶された前記記録媒体から、優先度ランクを順次読み出すランク読出手段と、得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、前記記録媒体から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較するランク比較手段と、前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記読み出された優先度ランクの低い検知データよりも前記得られた検知データを優先させて前記記録媒体に書き込む優先データ記憶処理手段とを備えている。したがって、優先度の高い運転挙動の検知データをより確実に記憶することができる。
好ましくは、前記車載本体部は、車両の運転状況を撮像する撮像装置を有して、前記運転挙動の検知データとして運転画像データを含み、前記優先データ記憶処理部は、さらに、前記優先された運転画像データを前記記録媒体に書き込むものである。したがって、優先度の高い運転挙動データの運転画像データを確実に記憶することができる。
好ましくは、前記運転挙動の検知データは、所定時間内に連続する運転挙動の検知データのうち特定挙動を含む一連の場面である特定挙動シーンのデータである。したがって、優先度の高い特定挙動シーンを確実に記憶することができる。
好ましくは、前記運転挙動の度合いが危険度または経済度である。危険度とは適宜定めたもので安全運転のために好ましくない度合いをいい、経済度とは適宜定めたもので一定距離の走行に必要な燃料消費量を表す指標をいう。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施形態の説明から、より明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施形態および図面は単なる図示および説明のためのものであり、この発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。この発明の範囲は添付のクレーム(請求の範囲)によって定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品符号は同一部分を示す。
本発明の第1実施形態に係る運転挙動記録装置を示す概略構成図である。 図1の優先書換制御部を示す構成図である。 図2の優先書換処理部を示す構成図である。 メモリーカードの記憶内容を示す図である。 優先書換処理部の動作を示すフローチャート図である。 第2実施形態に係る優先書換処理部および誤検知低減処理部を示す構成図である。 誤検知低減処理部を示す構成図である。 加速度データにおけるパルス波形の一例を示す図である。 誤検知低減処理部の動作を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る運転挙動記録装置を示す概略構成図である。本装置は、車両に搭載されて当該車両の運転挙動の検知データを得る車載本体部(レコーダ部)1と、レコーダ部1で得られたデータを解析する解析部2とを備えている。レコーダ部1は、車両の運転状況を撮影するCCDカメラ3、加速度データを検知する加速度センサ4、車両位置を検知するGPS5、および速度、ウインカー、エンジン回転数、ドア開閉、アクセル開度などの車両情報を検出する車両情報センサ6を含むセンサ部Sと、装置全体を制御する制御ユニット(CPU)7と、バッファメモリ8と、状態表示器9と、レコーダ部1に抜き差し可能に設けられたメモリーカード(またはメモリー)のような記録媒体10を備えている。
前記メモリーカード10には、センサ部Sからの時刻、速度、加速度、GPS、ウインカー、エンジン回転数、ドア開閉、アクセル開度などの数値データ、および運転画像データが記憶される。これらの得られた運転挙動の検知データにはその挙動の度合いに応じて優先度ランクが付加されて、メモリーカード10に複数の運転挙動の検知データおよびその優先度ランクが記憶される。
前記レコーダ部1におけるCPUの制御部7は、優先書換制御部13を備えている。図2に示すように、この優先書換制御部13は、数値データを一時的に記憶するバッファメモリ31、信号解析手段33、シーン抽出手段34、優先書換処理部50、運転画像データを一時的に記憶するバッファメモリ32、切換スイッチ35およびファイル合成手段36を備えている。
例えば、加速度データのような数値データは、バッファメモリ31に一時的に記憶されて、信号解析手段33で信号解析される。シーン抽出手段34では、信号解析された加速度データについて、所定しきい値、例えば特定挙動しきい値に基づき危険挙動のような特定挙動シーンが抽出される。そして、この特定挙動シーンにはその危険度に応じて優先度ランクが付加される。
前記特定挙動シーンとは、所定時間内に連続する運転挙動の検知データのうち特定挙動を含む一連の場面のデータをいい、この例では、特定挙動シーンに後述する危険運転画像のデータが含まれる。前記シーン抽出手段34から抽出された特定挙動シーンについて、優先書換処理部50は、得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、メモリーカード10から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較して、前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記得られた検知データを優先させてメモリーカード10に書き込む。
図3に示すように、前記優先書換処理部50は、ランク読出手段51、ランク比較手段52、優先データ記憶処理手段53を備えている。ランク読出手段51は、運転挙動の検知データおよびこれに付加された優先度ランクが記憶されたメモリーカード10から、優先度ランクを順次読み出す。ランク比較手段52は、得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、メモリーカード10から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較する。優先データ記憶処理手段53は、前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記読み出された優先度ランクの低い検知データよりも前記得られた検知データを優先させて前記メモリーカード10に書き込む。
危険度の優先度ランクの登録は、例えば、3軸加速度の合成ベクトルを数値化し、数値をファイル名に記入することで加速度の大きいものを優先してランク付けする方法が挙げられる。また、危険度を比較する方法として、危険度一覧を参照する方法が挙げられるが、ファイル名やフォルダ名に上記危険度の数値やランクを示す文字を埋め込んで参照する方法でもよい。
例えば、加速度センサ4で検知された加速度データと、CCDカメラ3で撮影された運転画像データとは信号出力の同期がとられており、前記特定挙動シーンについて優先書換処理部50による書込指示および優先度ランクに基づき、切換スイッチ35の切り換えにより両データの書き込みが行われることになる。ファイル合成部36で加速度データと運転画像データが合成ファイル化されて、メモリーカード10に記録される。数値データのみについては別途、CPU内の信号解析部33で信号解析され、図1のバッファメモリ8および切換スイッチを介してメモリーカード10に記憶される。図4に示すように、メモリーカード10は、例えば数値データのみを記録する領域と、数値データおよび運転画像データを記録する領域とを有する。
なお、図1の解析部2はパーソナルコンピュータ(PC)からなり、そのROMやRAMなどに解析ソフトが格納され、メモリーカード10に記録されたデータから複数人の運行データが蓄積されるデータベース21を有し、この蓄積されたデータを使用して行う運行記録報告日報の作成部、運転の良否診断部、事故時の自車の挙動解析部の各部のほかに、道路情報の分析部22を有している。
以下、図5のフローチャートを用いて、本装置の優先書換処理部50の動作について説明する。ここでは運転挙動の検知データとして加速度データを用いている。
まず、加速度(G)センサ4により3軸加速度Gxyzが検知され、CCDカメラ3により車両の運転状況が撮像されて(ステップT1)、加速度データおよび運転画像データが取得される(ステップT2)。つぎに、特定挙動の検知データを含む特定挙動シーンの抽出が行われ、そのシーンについて優先度ランクが付加される(ステップT3)。メモリーカード10から優先度ランクが順次読み出され、得られたシーンの優先度ランクと比較される(ステップT4)。
そして、得られたシーンの優先度ランクが、メモリーカード10から読み出されたいずれかのシーンの優先度ランクよりも低い場合、または最低ランクと同じ場合には、その得られたシーンは書き込まれない(ステップT6)。メモリーカード10に空き領域がある場合には、その得られたシーンがその空き領域に追記されて(ステップT7)、メモリーカード10に書き込まれる(ステップT9)。得られたシーンの優先度ランクが、メモリーカードから読み出されたいずれかのシーンの優先度ランクよりも高い場合には、最低ランクのシーンについて得られたシーンを上書きすることにより消去させ(ステップT8)、その得られたシーンがメモリーカード10に書き込まれる(ステップT9)。
こうして、第1実施形態では、得られた検知データの優先度ランクが、メモリーカード10から読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも得られた検知データを優先させてメモリーカード10に書き込むので、メモリーカード10の使用領域が満杯になっても、優先度の高い運転挙動の検知データを確実に記憶させることができる。
なお、第1実施形態では、運転挙動の度合いを危険度としているが、これに代えて、経済度(エコロジー度)やスムーズ度でもよい。経済度(エコロジー度)の場合、例えばセンサ部Sのアクセル開度の検知による「無駄な空ぶかしシーン」に優先度ランクを高くする。
つぎに、第2実施形態について説明する。図6に示すように、第2実施形態は、第1実施形態と異なり、図2の構成に加えて誤検知低減処理部40を有する。また、誤検知低減処理部40の保存指示とランク情報により切り換える切換スイッチ35と、優先書換処理部50の書込指示により切り換える切換スイッチ37を有する。その他の構成は第1実施形態と同様である。
従来では、単に検知した加速度データがしきい値以上であれば危険挙動として記録していたため、車両が道路の段差のような路面の大きな凹凸や急な坂道を進入した直後に、急ブレーキや急アクセルと同等の大きな加速度が発生し、危険挙動と誤検知して記録される場合がある。このため、運転挙動の誤検知の増大により、メモリーカード10に危険挙動と異なる不要なデータが多く記録されてしまい、メモリーカード10の記憶容量不足やその後のデータ処理に支障をきたすなどの問題があった。そこで、第2実施形態では、上記した優先書換処理部50で優先度の高い危険挙動の検知データを確実に記憶させるとともに、図6のCPU(制御ユニット)内の誤検知低減処理部40が、運転挙動の検知データにおけるパルス波形の波高およびパルス幅の少なくとも1つに基づいて、そのうち特定の挙動データおよびこの特定挙動データと誤検知される擬似挙動データを判別し、判別された特定挙動データ(シーン)をメモリーカード10に記憶させる。
図6の誤検知低減処理部40は、図7に示すとおり、運転挙動の検知データにおけるパルス波形を分析するパルス波形分析手段41と、前記パルス波形の波高の判定基準となる所定の波高しきい値を予め記憶する波高しきい値記憶部42と、前記パルス波形のパルス幅の判定基準となる所定のパルス幅しきい値を予め記憶するパルス幅しきい値記憶部43と、前記パルス波形の波高の前記波高しきい値に対する高低の判定、および前記パルス波形のパルス幅の前記パルス幅しきい値に対する大小の判定の少なくとも1つに基づいて、特定挙動データと擬似挙動データとを判別する挙動判別手段44と、判別された特定挙動データを出力してこれを前記メモリーカード10に記憶させ、判別された擬似挙動データを除去する挙動記憶処理手段45とを備えている。
図8は、加速度データにおけるパルス波形の一例を示す。この図において、道路の段差におけるパルス波形a、道路の段差における別のパルス波形b、急ブレーキによる危険挙動におけるパルス波形cを示す。図中、Hはパルス波(トリガ)の上下動の強さ(波高)を示し、H0〜H2(H0<H1<H2)は3段階のパルス波(トリガ)の波高しきい値である。H0は開始/終了トリガレベルであって最も低い値であり、H1は第1波高しきい値で条件トリガレベルを示してH0よりも高い値であり、H2は第2波高しきい値で無条件トリガレベルを示して最も高い値である。
また、Wはパルス波の1パルスの時間の長さ(パルス幅)を示し、W1、W21(W1<W2)は、2段階のパルス幅しきい値である。W1は第1のパルス幅しきい値であって最も小さい値であり、W2は第2のパルス幅しきい値であってW1よりも大きな値である。
前記挙動判別手段44により、前記パルス波形の波高が第2波高しきい値H2を超える場合、または、前記パルス波形の波高が第1波高しきい値H1を超え、かつ前記パルス波形のパルス幅が第2パルス幅しきい値W2を超える場合には、パルス幅が大きくなる(パルス時間が長くなる)急ブレーキと判断されて、危険挙動のパターンと判別される。また、前記パルス波形の波高が第1波高しきい値H1を超えて第2波高しきい値H2以下であって、前記パルス波形のパルス幅が第1パルス幅しきい値W1以下の場合には、段差による擬似挙動のパターンと判別される。さらに、前記パルス波形の波高が第1波高しきい値H1を超えてその上下振動がなく(つまり上下振動パルスの波高およびパルス幅が所定のしきい値内であり)、かつ前記パルス波形のパルス幅が第1パルス幅しきい値W1を超えて第2パルス幅しきい値W2以下の場合には、危険挙動のパターンと判別される。この上下振動は、車両の段差乗り上げとその落下による段差挙動によるものである。
以下、図9のフローチャートを用いて、誤検知低減処理部40の動作について説明する。この第2実施形態では、図5のフローチャートで優先書換処理部50の処理がされる前に、誤検知低減処理が行われる。ここでは運転挙動の検知データとして加速度データを用いている。
まず、加速度(G)センサ4により検知された3軸加速度Gxyzのデータをサンプリングし(ステップS1)、移動平均による平滑化を行う(ステップS2)。そして、運転挙動シーンのうちいずれかのデータのパルス波形が開始トリガレベルH0を超えたか否かが確認される(ステップS3)。超えない場合にはステップS1に戻る。超えた場合には、パルス時間(パルス幅)の測定が開始され(ステップS4)、いずれかのデータのパルス波形が第1波高しきい値(条件トリガレベル)H1を超えたか否かが確認される(ステップS5)。超えない場合にはステップS1に戻る。超えた場合にはいずれかのデータのパルス波形が終了トリガレベルH0未満になったか否かが確認される(ステップS6)。未満にならない場合にはステップS6に戻る。未満になった場合には、パルス時間(パルス幅)の測定が終了される(ステップS7)。
つぎに、パルス波形が第2波高しきい値(無条件トリガレベル)H2を超えたか否かが確認される(ステップS8)。無条件トリガレベルH2を超えた場合、当該データが記録される(ステップS12)。無条件トリガレベルH2を超えない場合、パルス波形が第1のパルス幅W1しきい値を超えないか否かが確認される(ステップS9)。超えない場合には、パルス時間が比較的短くなる段差と判断して、記録の対象とならず、ステップS1に戻る。超えた場合には、パルス波形が第2のパルス幅しきい値W2を超えるか否かが確認され(ステップS10)、超える場合にはパルス時間が比較的長くなる急ブレーキがなされた危険挙動と判断して、当該データが記録(記憶)される(ステップS13)。超えない場合には、パルス波形が条件トリガレベルH1を超えた状態で上下(±)振動があったか否かが確認される(ステップS11)。上下振動がある場合には、段差挙動と判断してステップS1に戻る。上下振動がない場合には急ブレーキに近い危険挙動と判断して当該データが記録される(ステップS14)。
こうして、この第2実施形態は、優先書換処理部50で優先度の高い危険挙動の検知データ(シーン)をメモリーカード10に確実に記憶させるとともに、誤検知低減処理部40で誤検知を低減することができるので、誤検知低減処理部40と優先書換処理部50が相俟って、メモリーカード10に記録される不要なデータ(シーン)がより少なくなり、メモリーカード10の記憶容量不足やその後のデータ処理における支障を解消することができる。
なお、この実施形態では、運転挙動のうち特定挙動を危険運転挙動としているが、これに代えて経済運転挙動(エコロジー挙動)やスムーズ運転挙動などとしてもよい。また、車輌情報センサ6は図1で示されたセンサ以外に必要に応じて適宜なセンサが構成される。
以上のとおり図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本件明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。したがって、そのような変更および修正は、添付の請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。

Claims (6)

  1. 少なくとも車両の加速度を検知する加速度センサをもち、車両における運転挙動のデータであって加速度データを含む検知データを取得するセンサ部、得られた運転挙動の検知データを複数記憶する記録媒体、および各部を制御する制御ユニットを有する車載本体部が車両に搭載されてなり、この運転挙動の検知データを記録する運転挙動記録装置であって、
    運転挙動の検知データにはその挙動の度合いに応じて優先度ランクが付加されて、前記記録媒体に複数の運転挙動の検知データおよびその優先度ランクが記憶されるものであり、
    前記制御ユニットは、
    前記運転挙動の検知データにおけるパルス波形の波高とパルス幅の組み合わせに基づいて、そのうち特定の挙動データおよびこの特定挙動データと誤検知される擬似挙動データを判別し、判別された特定挙動データを前記記録媒体に記憶させる誤検知低減処理部と、
    前記誤検知低減処理が行われ、得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、前記記録媒体から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較して、前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記得られた検知データを優先させて前記記録媒体に書き込む優先書換処理部を備えた運転挙動記録装置。
  2. 請求項1において、
    前記優先書換処理部は、
    運転挙動の検知データおよびこれに付加された優先度ランクが記憶された前記記録媒体から、優先度ランクを順次読み出すランク読出手段と、
    得られた運転挙動の検知データの優先度ランクと、前記記録媒体から読み出された各検知データの優先度ランクとを比較するランク比較手段と、
    前記得られた検知データの優先度ランクが、前記読み出された優先度ランクのいずれかよりも高い場合に、少なくとも前記読み出された優先度ランクの低い検知データよりも前記得られた検知データを優先させて前記記録媒体に書き込む優先データ記憶処理手段と、
    を備えた運転挙動記録装置。
  3. 請求項1において、前記車載本体部は、車両の運転状況を撮像する撮像装置を有して、前記運転挙動の検知データとして運転画像データを含み、前記優先データ記憶処理手段は、さらに、前記優先された運転画像データを前記記録媒体に書き込むものである、運転挙動記録装置。
  4. 請求項1において、前記運転挙動の検知データは、所定時間内に連続する運転挙動の検知データのうち特定挙動を含む一連の場面である特定挙動シーンのデータである運転挙動記録装置。
  5. 請求項1において、前記運転挙動の度合いが危険度である運転挙動記録装置。
  6. 請求項1において、前記運転挙動の度合いが経済度である運転挙動記録装置。
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