JP4238155B2 - 薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法に関し、特に、同一基板内に多結晶シリコン薄膜トランジスタ(p−SiTFT)と、非晶質シリコン薄膜トランジスタ(a−SiTFT)とが形成された薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法に関する。
液晶表示装置は、軽量かつ薄型で低消費電力である特徴を有し、携帯端末やビデオカメラのファインダ、ノートパソコンなど幅広い分野に応用されている。特に、表示領域内の画素用TFTの形成と同時に、表示領域外に周辺回路用TFTを形成できるp−SiTFTを用いた液晶表示パネルは低コスト化等の点において注目されている。
従来、多結晶シリコン(p−Si)薄膜をガラス基板上に形成するには、低温形成が必須であることから、プラズマCVD法等を用いて300℃〜450℃程度の温度で非晶質シリコン(a−Si)薄膜を50nm程度形成後、パルス発振のエキシマレーザの光を照射してa−Si膜を結晶化して、p−Si膜を形成していた。この方法では、平均結晶粒径が数百nm程度の多結晶が得られ、導電型がn型のTFTのキャリア移動度は100〜200[cm2/vs]程度であり、携帯端末用の表示パネル等で量産化されている。一方、液晶表示パネルにさらなる高機能回路を作り込んだり、高解像度化したりする際には、従来以上の高速動作が必要となる。このため、TFTのキャリア移動度をさらに向上させる必要が生じる。そこで、近年大粒径化が可能な結晶化技術の開発がさかんに行われている。
大粒径化が可能な結晶化技術として、レーザ出力の安定な連続発振(CW)固体レーザを用いた結晶化方法(以下「CLC法」という)が知られている。CW固体レーザからの光を数百μm程度に集光させてa−Si膜に対し一定方向にスキャンさせると、a−Si膜がスキャン方向に対しラテラル成長する。CLC法ではこれを利用して、スキャン方向での平均粒径が数〜数十μm程度と従来のエキシマレーザで形成した粒径に比べ、数十倍大きい結晶を得ることができる。CLC法を用いた場合、キャリア移動度が300〜500[cm2/Vs]程度の特性を有する導電型がn型のTFTを形成することができる。
しかしながら、CLC法では、ガラス基板上に最初に形成するa−Si膜の膜厚は60nm以上、望ましくは75nm以上が必要となる。ところが、a−Si膜の膜厚が厚くなると、形成されたp−SiTFTの光リーク電流は増加する。従来のエキシマレーザを用いる方法に比べてCLC法で形成したp−Si膜の膜厚は厚いので、バックライトユニットからの光によるp−SiTFTのゲートオフ時のリーク電流は大きくなる。従って、CLC法で形成したp−SiTFTは画素用TFTに用いるには十分な特性が得られ難いという問題があった。
そこで、バックライトユニットからの光が照射されず、かつ高速動作の必要なデータドライバ等の周辺回路部にはCLC法で形成したp−Siの動作半導体層を有するプレーナ型p−SiTFTを用い、画素部にはボトムゲート型a−SiTFTを用いることが考えられる。p−SiTFTとa−SiTFTとを同一基板上に形成する場合、プロセス温度の相違等を考慮して、先にp−SiTFTの動作半導体層を形成し、その後、a−SiTFTの動作半導体層を形成する方法が望ましい(例えば、特許文献1、2参照)。また、キャリア移動度の高いp−SiTFTを用いることによりマルチプレクサ等の検査回路の形成領域は小さくなり、周辺回路部の省スペース化を図ることができる。
図9は、従来の周辺回路一体型液晶表示パネルに用いられる薄膜トランジスタ基板に形成された周辺回路部と画素部の一部の断面を示している。図左側は周辺回路部に形成された2種類の周辺回路用TFTを示し、図右側は画素部の概略構造を画素用TFTと共に示している。
2種類の周辺回路用TFT101、103は、上述のCLC法により形成されたp−Siの動作半導体層123、137を有しており、周辺回路用TFT101の導電型はp型であり、周辺回路用TFT103の導電型はn型である。
周辺回路用TFT101の動作半導体層123は、透明絶縁性基板(ガラス基板)109にSiN膜111及びSiO2膜113をこの順に積層した絶縁層上に形成されている。動作半導体層123の両側にはn型不純物を拡散したp−Siのソース/ドレイン領域125、127が形成されている。動作半導体層123及びソース/ドレイン領域125、127上には絶縁膜176が形成されている。絶縁膜176を介して動作半導体層123の直上にはゲート電極135が形成されている。これ以降、ゲート電極135下層の絶縁膜176を特にゲート絶縁膜115という。ゲート電極135及び絶縁膜176上にはSiN膜117が形成されている。SiN膜117上には、絶縁膜176及びSiN膜117を一部開口してソース/ドレイン領域125、127とそれぞれ電気的に接続されるソース電極129及びドレイン電極131が形成されている。
周辺回路用TFT103は、周辺回路用TFT101と同様の構造を有しており、動作半導体層137の両側にはp型不純物を拡散したp−Siのソース/ドレイン領域139、141が形成され、それらの上に絶縁膜176が形成されている。ゲート絶縁膜116を介して動作半導体層137の直上にゲート電極149が形成されている。ゲート電極149及び絶縁膜176上にSiN膜117が形成されている。SiN膜117上には、絶縁膜176及びSiN膜117を一部開口してソース/ドレイン領域139、141とそれぞれ電気的に接続されるソース電極143及びドレイン電極145が形成されている。このように、周辺回路用TFT101、103はプレーナ型(トップゲート型)の素子構造を有している。このような構成を有する周辺回路用TFT101、103上面には、絶縁膜119、121をこの順に積層した第2層間絶縁膜120が形成されている。
一方、画素用TFT105は、a−Siで動作半導体層が形成された逆スタガー型(ボトムゲート型)の素子構造を有している。画素用TFT105は、ガラス基板109にSiN膜111、SiO2膜113、及び絶縁膜176をこの順に積層した絶縁層上にゲート電極153を有している。ゲート電極153及び絶縁膜176上にはSiN膜117が形成されている。これ以降、ゲート電極153上層のSiN膜117を特にゲート絶縁膜という。SiN膜(ゲート絶縁膜)117を介してゲート電極153上方には動作半導体層155が形成されている。動作半導体層155上部両側にはオーミックコンタクト層として機能するn+a−Si層161、162が形成され、その上にそれぞれソース/ドレイン電極157、159が形成されている。このような構成を有する画素用TFT105は、動作半導体層(チャネル領域)155上部が一部エッチング除去された構造となるのでチャネルエッチ型とも呼ばれている。
次に、画素構造について簡単に説明する。ソース/ドレイン電極157、159及びその間に露出する動作半導体層155上には第2層間絶縁膜120が形成されている。第2層間絶縁膜120上には例えばインジウム・ティン・オキサイド(ITO)からなる透明画素電極169が形成されている。透明画素電極169は第2層間絶縁膜120に形成した開口部を介してソース電極157に電気的に接続されている。
また、画素部には画素に印加される電圧を保持する蓄積容量107が形成されている。蓄積容量107は、ガラス基板109にSiN膜111、SiO2膜113、及び絶縁膜176をこの順に積層した絶縁層上にゲート電極153の形成材料で形成された蓄積容量配線165を有している。蓄積容量配線165上には、SiN膜117を介して蓄積容量電極(中間電極)167が形成されている。蓄積容量電極167上の第2層間絶縁膜120には、蓄積容量電極167を一部露出する開口部が形成されている。蓄積容量電極167は当該開口部を介して透明画素電極169に電気的に接続されている。
特開平5−299653号公報 特開平9−236818号公報
p−Si膜やa−Si膜は膜厚が厚くなったり光が照射される面積が広くなったりすると、光によるリーク電流が増加する。CLC法では膜厚が比較的厚いa−Si膜を用いるため、CLC法で形成したp−Siの動作半導体層を有するp−SiTFTは光によるリーク電流が増える。このため、CLC法で形成したp−SiTFTはバックライトユニットからの光に晒される画素用TFTに用いると十分な特性が得られ難い。また、チャネルエッチ型のa−SiTFTはソース/ドレイン領域形成時にa−Si膜の動作半導体層が切断分離されないように膜厚を厚くする必要があるので、同様に光によるリーク電流は増加する。
画素用TFT105において、ガラス基板109側から画素用TFT105側に入射するバックライトユニットからの光の一部はゲート電極153で遮光されるもののゲート電極153の幅は短いので、遮光性能は不十分である。そこで、ゲート電極153の幅を広げて遮光性の向上を図ることが考えられるが、この場合、ゲート電極153とソース/ドレイン電極157、159との重なる領域が増大し、寄生容量が大きくなってしまうという別の問題点が生じる。
このように、光によるリーク電流を十分に低減するのは困難であり、画素用TFTの特性劣化の原因となっている。
本発明の目的は、光の照射により生じるリーク電流が抑制された画素用TFTを有する薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法提供することにある。
上記目的は、基板周囲に設けられた周辺回路部に配置された周辺回路用p−SiTFTと、前記基板の内方に設けられた表示部に配置された画素用a−SiTFTと、前記画素用a−SiTFTの下層に形成されて前記画素用a−SiTFTに入射する光を遮光する遮光用a−Si膜とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ基板によって達成される。
本発明によれば、光の照射により生じるリーク電流が抑制された画素用TFTを有する薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置を製造できる。
本発明の一実施の形態による薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法について図1乃至図8を用いて説明する。図1は、本実施の形態による液晶表示装置の構成を示している。本実施の形態による液晶表示装置200は、TFT基板(薄膜トランジスタ基板)201と、TFT基板201に対向配置された対向基板(図示せず)と、両基板間に封止された液晶とを有している。TFT基板201には、画素領域がマトリクス状に配置された表示部210と、周辺回路であるゲートドライバ220、表示コントローラ240及びデータドライバ230とが含まれる。表示部210には、複数の画素用TFTが各画素領域に形成されている。各画素用TFTは、当該画素用TFTのドレイン電極に接続されるドレインバスラインによりデータドライバ230と接続され、当該画素用TFTのゲート電極に接続されるゲートバスラインによりゲートドライバ220と接続されている。
表示コントローラ240には、例えばPC(図示せず)から水平同期信号H、垂直同期信号V、低電源電圧VL及びグランド電圧Vgndが供給される。表示コントローラ240は、供給された信号を用いてD−SI信号及びD−CLK信号を生成し、データドライバ230のシフトレジスタ231に出力する。また、低電源電圧VL及びグランド電圧Vgndもデータドライバ230に供給される。データドライバ230には、高電源電圧VHも供給される。データドライバ230のシフトレジスタ231は、生成した信号をレベルシフタ232に出力する。データドライバ230のアナログスイッチ233には、例えばPCから赤(R)、緑(G)、青(B)の各信号が入力される。アナログスイッチ233は、レベルシフタ232からの信号に基づいて、表示部210の画素用TFTに接続された各ドレインバスラインに所定のデータ信号を出力する。
表示コントローラ240は、供給された信号を用いてG−SI信号及びG−CLK信号を生成し、ゲートドライバ220のシフトレジスタ221に出力する。低電源電圧VL及びグランド電圧Vgndもゲートドライバ220に供給される。ゲートドライバ220には、高電源電圧VHも供給される。ゲートドライバ220のシフトレジスタ221は、生成した信号をレベルシフタ222に出力する。レベルシフタ222は、入力された信号に基づき出力バッファ223に信号を出力する。出力バッファ223は、入力された信号に基づいて、表示部210の画素用TFTに接続された各ゲートバスラインに走査信号を順次出力する。
図2は、本実施の形態による周辺回路一体型液晶表示パネルに用いられる薄膜トランジスタ基板に形成された周辺回路部と画素部の一部断面を示している。図左側は周辺回路部に形成された2種類の周辺回路用TFTを示し、図右側は画素部の概略構造を画素用TFTと共に示している。
2種類の周辺回路用TFT1、3は、上述のCLC法によりラテラル結晶化されたp−Siの動作半導体層23、37を有しており、周辺回路用TFT1の導電型はp型であり、周辺回路用TFT3の導電型はn型である。
周辺回路用TFT1の動作半導体層23は、透明絶縁性基板(ガラス基板)9に膜厚50nmのSiN膜11及び膜厚200nmのSiO2膜13をこの順に積層した絶縁層上に形成されている。動作半導体層23の両側にはn型不純物を拡散したp−Siのソース/ドレイン領域25、27が形成されている。動作半導体層23及びソース/ドレイン領域25、27上には膜厚75nmの絶縁膜76が形成されている。絶縁膜76を介して動作半導体層23の直上にはアルミニウム−ネオジム(Al−Nd)で形成されたゲート電極35が形成されている。これ以降、ゲート電極35下層の絶縁膜76を特にゲート絶縁膜15という。ゲート電極35及び絶縁膜76上にはSiN膜17が形成されている。SiN膜17上には、絶縁膜76及びSiN膜17を一部開口してソース/ドレイン領域25、27とそれぞれ電気的に接続されるソース電極29及びドレイン電極31が形成されている。
周辺回路用TFT3は、周辺回路用TFT1と同様の構造を有しており、動作半導体層37の両側にはp型不純物を拡散したp−Siのソース/ドレイン領域39、41が形成され、それらの上に絶縁膜76が形成されている。ゲート絶縁膜16を介して動作半導体層37の直上にゲート電極49が形成されている。ゲート電極49及び絶縁膜76上にSiN膜17が形成されている。SiN膜17上には、絶縁膜76及びSiN膜17を一部開口してソース/ドレイン領域39、41とそれぞれ電気的に接続されるソース電極43及びドレイン電極45が形成されている。このように、周辺回路用TFT1、3はプレーナ型(トップゲート型)の素子構造を有している。このような構成を有する周辺回路用TFT1、3上面には、絶縁膜19、21をこの順に積層した第2層間絶縁膜20が形成されている。
一方、画素用TFT5は、a−Siで動作半導体層が形成された逆スタガー型(ボトムゲート型)の素子構造を有している。画素用TFT5は、ガラス基板9にSiN膜11、SiO2膜13をこの順に積層した絶縁層上に動作半導体層23、37の形成出発材料と同一材料で同一層に同時に形成された遮光用a−Si膜51を有している。遮光用a−Si膜51は動作半導体層23、37とほぼ同じ膜厚60〜100nm、望ましくは75nmに形成され、光を透過しない十分な遮光機能を有している。従って、遮光用a−Si膜51はガラス基板9側から画素用TFT5側に入射するバックライトユニット(不図示)からの光を十分に遮光できるようになっている。遮光用a−Si膜51上には、絶縁膜76が形成されている。遮光用a−Si膜51上には絶縁膜76を介してゲート電極53が形成されている。ゲート電極53及び絶縁膜76上にはSiN膜17が形成されている。これ以降、ゲート電極53上層のSiN膜17を特にゲート絶縁膜という。SiN膜(ゲート絶縁膜)17を介してゲート電極53上方には動作半導体層55が形成されている。動作半導体層55上方両側にはオーミックコンタクト層として機能するn+a−Si層61、62が形成され、その上にそれぞれソース/ドレイン電極57、59が形成されている。このような構成を有する画素用TFT5は、動作半導体層55のチャネル領域表面が、ソース/ドレイン領域57、59の電気的分離を確実にするために、一部エッチング除去された構造となるのでチャネルエッチ型とも呼ばれている。
次に、画素構造について簡単に説明する。ソース/ドレイン電極57、59及びその間に露出する動作半導体層55上には第2層間絶縁膜20が形成されている。第2層間絶縁膜20上には例えばインジウム・ティン・オキサイド(ITO)からなる透明画素電極69が形成されている。透明画素電極69は第2層間絶縁膜20に形成した開口部を介してソース電極57に電気的に接続されている。
また、画素部には画素に印加される電圧を保持する蓄積容量7が形成されている。蓄積容量7は、ガラス基板9上にSiN膜11、SiO2膜13、及び絶縁膜76をこの順に積層した絶縁層上にゲート電極53と同一材料で形成された蓄積容量配線65を有している。蓄積容量配線65上には、SiN膜17を介して蓄積容量電極(中間電極)67が形成されている。蓄積容量電極67上の第2層間絶縁膜20には、蓄積容量電極67を一部露出する開口部が形成されている。蓄積容量電極67は当該開口部を介して透明画素電極69に電気的に接続されている。
このように本実施の形態によれば、p−Si膜を形成するために最初に成膜するa−Si膜を画素用TFT5を形成する表示部210にも同時に形成し、かつCW固体レーザの光を照射することなく、遮光用a−Si膜51として残している。一般に、a−Si膜はp−Si膜に比べて透過率が低く、さらに遮光用a−Si膜51は光が透過しない十分な膜厚を有しているので、画素用TFT5の遮光膜として用いることができる。さらに、遮光用a−Si膜51は各画素用TFTの動作半導体層55近傍のみにそれぞれ独立して形成することができるので、表示部の開口率が低下することはない。
また、不純物注入を行っていないa−Si膜はレーザ結晶化前に水素を含まない状態で形成されているので高抵抗体になっている。このため、遮光用a−Si膜51と、ソース/ドレイン電極57、59及びゲート電極53との間での寄生容量は問題にならない位小さい。これにより、オフリーク電流対策を講じた画素用TFT5と、高機能な周辺回路とを有するTFT基板201が形成できる。
次に、本実施の形態による薄膜トランジスタ基板及びその製造方法について図3乃至図8を用いて説明する。図3乃至図8は、本実施の形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法を示す工程断面図である。図左側は周辺回路部に形成される導電型がp型の周辺回路用TFT1と、導電型がn型の周辺回路用TFT3の製造方法を示す工程断面図を示し、図右側は画素部に形成される画素用TFT5及び蓄積容量7の製造方法を示す工程断面図を示している。
図3(a)に示すように、透明で絶縁性を有する例えばガラス基板9の全面に、プラズマCVD法を用いて、例えば膜厚50nmのSiN膜11と、例えば膜厚200nmのSiO2膜13と、例えば膜厚75nmのa−Si膜71をこの順に成膜する。a−Si膜71の成膜時にB26ガスをSiH4ガスに対して数ppm程度添加することにより、周辺回路用TFT1、3の動作半導体層23、37のチャネルドープに必要なボロン(B)をa−Si膜71中に取り込むことができる。なお、イオンドープ装置を用いてBをa−Si膜71の全面にドープしてもよい。また、a−Si膜71の成膜時において、a−Si膜71中に水素濃度が1×1019個/cm3程度以上に含まれる際は、レーザ結晶化時に問題となるのでアニールする必要がある。
次に、図3(b)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第1のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層1Mを形成する。レジスト層1Mは、周辺回路部の2つのTFT形成領域及び表示部の画素用TFT形成領域をそれぞれ覆うように形成される。次に、フッ素系ガスをエッチングガスとして用いて反応性イオンエッチング(RIE)法によりa−Si膜70、72及び遮光用a−Si膜51を形成する。後程説明するが、a−Si膜70の中央部はp型の導電型の周辺回路用TFT1の動作半導体層23になり、a−Si膜72の中央部はn型の導電型の周辺回路用TFT3の動作半導体層37になる。また、遮光用a−Si膜51全体は、画素用TFT5に入射するバックライトユニットからの光を遮光する遮光膜になる。
レジスト層1Mを剥離した後、図3(c)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第2のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層2Mを形成する。レジスト層2Mは、a−Si膜70及び遮光用a−Si膜51全体をそれぞれ覆うように形成される。次に、レジスト層2Mをマスクとして、導電型がn型の周辺回路用TFT3を形成する領域に、さらにBを追加チャネルドープする。レジスト層2Mにより、a−Si膜70及び遮光用a−Si膜51にBは注入されない。
レジスト層2Mを剥離した後、図4(a)に示すように、周辺回路用TFT1、3の形成領域のみに選択的にCW固体レーザの光を照射し、a−Si膜70、72を結晶化してp−Si膜74、78を形成する。次に、図4(b)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第3のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層3Mを形成する。レジスト層3Mは、p−Si膜74、78のソース/ドレイン領域及び動作半導体層の形成領域と、遮光用a−Si膜51全体を覆うように形成される。レジスト層3Mをマスクとして、ソース/ドレイン領域及び動作半導体層形成領域のみを残すようにp−Si膜74、78の一部をエッチングする。遮光用a−Si膜51はレジスト層3Mで全体が覆われているのでエッチングされない。レジスト層3Mを剥離した後、図4(c)に示すように、基板全面に周辺回路用TFT1、3のゲート絶縁膜となるSiO2膜76を形成し、次いで、全面に周辺回路用TFT1、3及び画素用TFT5のゲート電極と蓄積容量7の蓄積容量配線となるAl−Nd膜73を形成する。
次に、図5(a)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第4のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層4Mを形成する。レジスト層4Mは、p−Si膜74、78のゲート電極形成領域と、遮光用a−Si膜51上部で画素用TFT5のゲート電極形成領域と、画素領域の蓄積容量7の形成領域にそれぞれ形成される。レジスト層4Mをマスクとして、Al−Nd膜73をエッチングして画素用TFT1、3のゲート電極35、49をそれぞれ形成する。同時に、Al−Nd膜73をエッチングし、画素用TFT5のゲート電極53及び蓄積容量配線65を形成する。
レジスト層4Mを剥離した後、図5(b)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第5のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層5Mを形成する。レジスト層5Mは、周辺回路用TFT1の形成領域全体と、画素用TFT5の形成領域全体とをそれぞれ覆うように形成される。レジスト層5Mをマスクとして、周辺回路用TFT3のソース領域39及びドレイン領域41を形成するために、p−Si膜78にリン(P)等の不純物注入を行う。その際、ゲート電極49をマスクとしてセルフアライン的にソース/ドレイン領域39、41が形成され、ソース/ドレイン領域39、41間のゲート電極49下方に動作半導体層37が形成される。また、レジスト層5Mにより遮光用a−Si膜51には不純物は注入されない。
レジスト層5Mを剥離した後、図5(c)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第6のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層6Mを形成する。レジスト層6Mは、周辺回路用TFT3の形成領域全体と、画素用TFT5の形成領域全体とをそれぞれ覆うように形成される。レジスト層6Mをマスクとして、周辺回路用TFT1のソース領域25及びドレイン領域27を形成するために、p−Si膜74にB等の不純物注入を行う。その際、ゲート電極35をマスクとしてセルフアライン的にソース/ドレイン領域25、27が形成され、ソース/ドレイン領域25、27間のゲート電極35下方に動作半導体層23が形成される。また、レジスト層6Mにより遮光用a−Si膜51には不純物は注入されない。
レジスト層6Mを剥離した後、図6(a)に示すように、エキシマレーザの光を照射し、ソース領域25、39及びドレイン領域27、41に注入された不純物を活性化する。次に、図6(b)に示すように、周辺回路用TFT1、3の第1層間絶縁膜となり、画素用TFT5のゲート絶縁膜となるSiN膜17を全面に形成する。次いで、画素用TFT5の動作半導体層を形成するためのa−Si膜75を全面に形成し、次いで、オーミックコンタクト層を形成するためのn+a−Si膜77を全面に形成する。
次に、図6(c)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第7のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層7Mを形成する。レジスト層7Mは、画素用TFT5の形成領域に形成される。レジスト層7Mをマスクとして、画素用TFT5の形成領域のみを残すようにn+a−Si膜77及びa−Si膜75をエッチングする。これにより、画素用TFT5の動作半導体層55が形成される。
レジスト層7Mを剥離した後、図7(a)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第8のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層8Mを形成する。レジスト層8Mは、ソース領域25、39及びドレイン領域27、41上のSiN膜17の一部が露出するように形成される。レジスト層8Mをマスクとして、SiN膜17及びSiO2膜76をエッチングし、周辺回路用TFT1、3のソース領域25、39及びドレイン領域27、41が露出するコンタクトホールを形成する。レジスト層8Mを剥離した後、図7(b)に示すように、基板全面に周辺回路用TFT1、3及び画素用TFT5のソース/ドレイン電極と、蓄積容量7の蓄積容量電極になる第1の導電膜79を成膜する。
次に、図8(a)に示すように、基板全面にレジストを塗布して、第9のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層9Mを形成する。レジスト層9Mは、周辺回路用TFT1、3上の一部、画素用TFT5上の一部及び蓄積容量7の形成領域を覆うように形成される。次に、レジスト層9Mをマスクとして、第1の導電膜79をエッチングし、周辺回路用TFT1のソース/ドレイン電極29、31及び周辺回路用TFT3のソース/ドレイン電極43、45を形成する。同時に、レジスト層9Mを用いて画素用TFT5のn+a−Si膜77、第1の導電膜79及び動作半導体層55表面の一部をエッチング(チャネルカット)し、n+a−Si層61、62、ソース/ドレイン電極57、59を形成する。さらに同時に、SiN膜17を挟んで蓄積容量配線65に対向する蓄積容量電極67を形成する。
レジスト層9Mを剥離した後、図8(b)に示すように、基板全面に絶縁膜19、21をこの順に成膜して絶縁膜19、21からなる第2層間絶縁膜20を形成する。次に、基板全面にレジストを塗布して、第10のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層(不図示)を形成する。当該レジスト層は、画素用TFT5のドレイン領域59上の第2層間絶縁膜20の一部と、蓄積容量電極67の一部が露出するように形成される。次いで、レジスト層をマスクとして、第2層間絶縁膜20をエッチングし、画素用TFT5のソース電極57の一部と蓄積容量電極67の一部とを開口するコンタクトホールを形成する。
レジスト層を剥離した後、基板全面に透明画素電極となる第2の導電膜(不図示)を成膜する。次に、基板全面にレジストを塗布して、第11のフォトマスクを用いてパターニングし、レジスト層(不図示)を形成する。当該レジスト層は、第2層間絶縁膜20に形成されたコンタクトホール近傍を含み画素領域に形成される。次いで、レジスト層をマスクとして、第2の導電膜をエッチングし、透明画素電極69を形成する。次いで、レジスト層を剥離して、図2に示す周辺回路用TFT1、3及び画素用TFT5並びに蓄積容量7を形成したTFT基板201の製造が終了する。
以上説明したように、本実施の形態による薄膜トランジスタ基板の製造方法によれば、周辺回路用TFT1、3の動作半導体層23、37の形成出発材料と同材料で同一層に同時に遮光用a−Si膜51を形成することができるので、従来の製造方法の工程数を増やさずに、オフリーク電流対策を講じた画素用TFTを有し、かつ高機能な周辺回路部を有する薄膜トランジスタ基板及び液晶表示装置が製造できる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態では、画素用TFT5はチャネルエッチ型のTFTを例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、画素用TFT5は、成膜中に動作半導体層がエッチングされないように動作半導体層上にチャネル保護膜を形成したエッチングストッパ型でもよい。この場合も、同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、蓄積容量7はAl−Nd膜73で形成された蓄積容量配線65と、画素用TFT5のゲート絶縁膜(SiN膜17)と、ソース/ドレイン電極57、59に用いた第1の導電膜79で形成された蓄積容量電極67とで構成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、p−Si膜と、周辺回路用TFTのゲート絶縁膜を形成する絶縁膜及びゲート電極を形成するAl−Nd膜を用いたMOS構造であってもよい。この場合も、蓄積容量を形成することができる。周辺回路のみ結晶化する場合に比べて結晶化時間は長くなるが、蓄積容量7の形成面積を小さくすることができるので、開口率が大きくなる利点を有する。これにより、より高性能な液晶表示装置を製造できる。
以上説明した本発明の一実施の形態による薄膜トランジスタ基板及びそれを備えた液晶表示装置並びにその製造方法は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
基板周囲に設けられた周辺回路部に配置された周辺回路用p−SiTFTと、
前記基板の内方に設けられた表示部に配置された画素用a−SiTFTと、
前記画素用a−SiTFTの下層に形成されて前記画素用a−SiTFTに入射する光を遮光する遮光用a−Si膜と
を有することを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
(付記2)
付記1記載の薄膜トランジスタ基板において、
前記遮光用a−Si膜は、前記周辺回路用p−SiTFTの動作半導体層と同一層に形成されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
(付記3)
付記1又は2に記載の薄膜トランジスタ基板において、
前記遮光用a−Si膜の幅は、同方向に測った前記画素用a−SiTFTの動作半導体層の幅より広いことを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板において、
前記遮光用a−Si膜は、60〜100nmの膜厚に形成されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板において、
前記表示部内に複数の前記画素用a−SiTFTが配置され、前記遮光用a−Si膜は、前記画素用a−SiTFT毎に独立して形成されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板と、
前記薄膜トランジスタ基板に対向配置された対向基板と、
前記薄膜トランジスタ基板と前記対向基板との間に封止された液晶と
を有することを特徴とする液晶表示装置。
(付記7)
透明絶縁基板上の周辺回路部及び表示部のTFT形成領域にa−Si膜を形成し、
前記周辺回路部の前記a−Si膜だけにレーザ光を照射して結晶化し、p−Si膜を形成し、
前記p−Si膜を動作半導体層とする周辺回路用p−SiTFTを形成し、
前記表示部に形成された前記a−Si膜の上層に画素用a−SiTFTを形成すること
を特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
(付記8)
付記7記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記a−Si膜の膜厚は、60〜100nmであることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
(付記9)
付記7又は8に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記レーザ光は、連続発振固体レーザから射出されることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
(付記10)
付記7乃至9のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記周辺回路用p−SiTFT及び前記画素用a−SiTFTのゲート電極は、同一層に形成されることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
(付記11)
付記7乃至10のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記周辺回路用p−SiTFT及び前記画素用a−SiTFTのソース/ドレイン電極は、同一層に形成されることを特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
本発明の一実施の形態による表示装置の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による周辺回路一体型液晶表示パネルに用いられる薄膜トランジスタ基板に形成された周辺回路部と画素部の一部の断面である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の一実施の形態によるTFT基板及びそれを備えたTFT基板の製造方法を示す工程断面図である。 従来の周辺回路一体型液晶表示パネルに用いられる薄膜トランジスタ基板に形成された周辺回路部と画素部の一部の断面図である。
符号の説明
1、3、101、103 周辺回路用TFT
5、105 画素用TFT
7、107 蓄積容量
9、109 ガラス基板
11、17、111、117 SiN膜
13、113 SiO2
15、16、115、116 ゲート絶縁膜
19、21、76、119、121、176 絶縁膜
20、120 第2層間絶縁膜
23、37、55、123、137、155 動作半導体層
25、39、125、139 ソース領域
27、41、127、141 ドレイン領域
29、43、57、129、143、157 ソース電極
31、45、59、131、145、159 ドレイン電極
35、49、53、135、149、153 ゲート電極
51 遮光用a−Si膜
61、62、77、161、162 n+a−Si層
65、165 蓄積容量配線
67、167 蓄積容量電極(中間電極)
69、169 透明画素電極
70、71、72、75 a−Si膜
74、78 p−Si膜
79 第1の導電膜
200 液晶表示装置
201 TFT基板
210 表示部
220 ゲートドライバ
221、231 シフトレジスタ
222、232 レベルシフタ
223 出力バッファ
230 データドライバ
233 アナログスイッチ
240 表示コントローラ
1M、2M、3M、4M、5M、6M、7M、8M、9M レジスト層

Claims (4)

  1. 基板周囲に設けられた周辺回路部に配置された周辺回路用p−SiTFTと、
    前記基板の内方に設けられた表示部に配置された画素用a−SiTFTと、
    前記画素用a−SiTFTの下層に前記周辺回路用p−SiTFTの動作半導体層と同一材料で同一層に不純物が注入されずに形成されて前記画素用a−SiTFTに入射する光を遮光する遮光用a−Si膜と
    を有することを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  2. 請求項1記載の薄膜トランジスタ基板において、
    前記遮光用a−Si膜の幅は、同方向に測った前記画素用a−SiTFTの動作半導体層の幅より広いことを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  3. 請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ基板と、
    前記薄膜トランジスタ基板に対向配置された対向基板と、
    前記薄膜トランジスタ基板と前記対向基板との間に封止された液晶と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 透明絶縁基板上の周辺回路部及び表示部のTFT形成領域にa−Si膜を形成し、
    前記周辺回路部の前記a−Si膜だけにレーザ光を照射して結晶化し、p−Si膜を形成し、
    前記p−Si膜を動作半導体層とする周辺回路用p−SiTFTを形成し、
    前記表示部に形成されて不純物が注入されていない前記a−Si膜の上層に画素用a−SiTFTを形成すること
    を特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
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