JP4237042B2 - 蒸発ガス制御弁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクとキャニスタとを連通する通気通路に設けられる蒸発ガス制御弁構造に関し、特に燃料タンクの満タン規制を行う満タン制御弁及び燃料タンク内の圧力変動等を防止する燃料漏れ防止弁の通路形状を改善してなる蒸発ガス制御弁構造に関する。
自動車等には、エンジンの燃焼室に供給するための燃料が貯留される燃料タンクが設けられる。この燃料タンクには、タンク内の燃料量の増減に見合う空気が出入りできるように通気系が設けられている。この通気系は、燃料タンクの内部とキャニスタとを連通するものであるが、仮に燃料タンクが満タン以上になると溢れた燃料がキャニスタ側へ給送されることになり、溢れた燃料がキャニスタ側へ給送されるとキャニスタが濡れて使用不能になるため、燃料タンクの上部に満タン制御弁を設けて燃料が満タンになった時、通気系を遮断して蒸発ガス及び燃料をキャニスタ側へ給送されないようにしている。
また、燃料タンクには、上記満タン制御弁の他に常時大気に開放し燃料タンク内の圧力変動を調整し、且つ、自動車が傾斜した時、急停止急発進したとき、或いは横転した時等に閉じる燃料漏れ防止弁が取り付けられている。
ところで、自動車に搭載される燃料タンクは、エンジン等の必需品を搭載した後にできるスペースに搭載されることが一般的であり、燃料タンクの形状は細長く、且つ凹凸を有する形状になりやすい。そのため自動車が傾斜した時にその傾斜方向により燃料タンクの細長い前後で密閉空間が発生するようになり、その発生する密閉空間に上記の燃料漏れ防止弁が取り付けられていないと燃料タンクが変形する等の弊害が生じる。
そのため、従来燃料タンクには、2つ以上の燃料漏れ防止弁が取り付けられている場合がある。更に、燃料タンクには、インタンク式の燃料ポンプユニットがフランジを介して取り付けられている。
このような従来の満タン制御弁等を搭載した燃料タンクを図8に示す。符号1は、自動車等に搭載される燃料タンクであり、該燃料タンク1内には、エンジンに供給される燃料が貯留される。燃料タンク1の上部には満タン制御弁Aが配設される。該満タン制御弁Aは通気通路5を介してキャニスタ4に連結される。なお、燃料タンク1には、フィラーキャップ2で閉蓋される給油管3が取り付けられ、必要に応じて該給油管3より燃料の補給が行われる。
燃料タンク1は、図の左右方向に細長く、その中央部には燃料ポンプユニット6及び満タン制御弁Aが設けられ、更に左右部分には同じ機能を有する燃料漏れ防止弁B、Cが配置されている。
上記満タン制御弁Aの一例を図9に示す。満タン制御弁Aは、燃料タンク1内に挿設されるケーシング10と、このケーシング10内に配設されるフロート11と、フロート11に上向きの力を付加するスプリング12と、フロート11の上部に取り付けられる弁体13と、この弁体13の下流側に連通されその他端が上記キャニスタ4に連結される通気通路5等からなる。
ケーシング10は上下開放の中空円筒状の容器であり、内部にフロート室17が形成され、その側壁には複数の通気孔18aが設けられるとともに、上方には弁座15が形成される。更に、その内側面には、垂直なリブ16が複数本放射状に且つ等間隔で設けられ、フロート11の上下動を案内する。また、ケーシング10の底部には通気孔18を有する底部板19が取り付けられ、ケーシング10の側部外周上にはフランジ14が形成され、このフランジ14を介して燃料タンク1の上面に取り付けられる。
満タン制御弁Aは、このような構造を有し、給油管3より燃料タンク1内に給油されると、燃料タンク1内の燃料液面は上昇し、底部板19に達すると、燃料は底部板19の通気孔18及びケーシング10の側壁の通気孔18aよりケーシング10内に侵入し、フロート11を押し上げ、フロート室17内の燃料液面が所定位置に達するとフロート11の上面の弁体13は弁座15に当接する。弁体13が弁座15に当接すると、通気通路5が閉鎖されるため、以後の給油で燃料タンク1内の圧力が上昇し給油が停止される。そしてその時の燃料液面が満タン液面位置Hとなる。
次いで、上記燃料漏れ防止弁B、Cの一例を図10に示す。この燃料漏れ防止弁B、Cの特徴は、上記満タン制御弁Aより上方に配置される点と、弁体13の下流側と通気通路5とを図10で示すように小径通路20で連結した点、並びに弁体の形状の点にあり、他の構造は図9のものとほぼ同一であるのでそれぞれ共通番号を付し説明は省略する。
即ち、燃料漏れ防止弁B、Cは、上記満タン制御弁Aより上方に配置されるため、給油時において閉鎖されることはなく、常時開放状態にある。そして、燃料タンク1が傾斜することにより密閉空間が形成される箇所の上面にフランジ14を介してそれぞれ配置され、それぞれの箇所を小径通路20を介してキャニスタ4に連通し、圧力変動を低減する。このように配置すると傾斜方向によっては燃料中に沈むこともあるが、そのような場合には燃料漏れ防止弁B或いはCは、フロート11が上動し、弁体13が弁座15に当接して小径通路20を閉鎖するため、燃料がキャニスタ4に流れ出ることはない(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記満タン制御弁A、燃料漏れ防止弁B、Cは、上述したように、ケーシング10の側壁及び底部板19に通気孔18a及び通気孔18を有しており、燃料給油時等の燃料液面上昇時、燃料は通気孔18a及び通気孔18よりケーシング10内のフロート室17に導入され、フロート11を上動し、弁体13を弁座15に当接させ閉弁することにより燃料が通気通路5に流出することを防止している。
ところが、燃料給油時、或いは自動車が旋回する等の燃料タンク内の燃料揺動時には、燃料液面が急激に揺動するため、その時の動的燃料は、前記通気孔18a及び通気孔18よりフロート室17に勢いよく流入し、フロート11が上動し閉弁する前に通気通路5に流れ、燃料が直接キャニスタ4に流出するという問題を生じることがある。
この場合、前記問題を解決するため、フロート11の浮力を高めフロート11の押上力を強めることが考えられるが、フロート11の浮力を高めると上記満タン制御弁A、燃料漏れ防止弁B、Cが有する本来の機能である蒸発ガスの排出時にフロート11が早期に上動して閉弁することが生じ、蒸発ガスの排出能力が低下するという新たな問題が生じる。
また、上記満タン制御弁A、燃料漏れ防止弁B、Cは、燃料ポンプユニット6と別々に配置されているため、各部品の配置の自由度がなく、且つ、それだけ部品点数並びに組み付け工数が多くなり、生産コストが高くなる。更に、各部品を燃料タンク1に別々に取り付けると、それだけ燃料(HC)の透過源が多くなり、燃料の透過量が増大し、環境問題を引き起こすことになる。
特開平8−258577号公報
本願発明の目的は、満タン制御弁等のケーシングの下方に通気孔を設けるとともに、フロートと通気孔との間に燃料の流れを抑制する迂回路を設けることにより、フロート室内に流入する燃料等の流速を低減し、且つ、迂回路で燃料等を迷路状に流して気液分離機能を高めることにより、燃料のキャニスタへの流出を抑制する蒸発ガス制御弁構造を提供することである。
また、他の目的は、燃料ポンプユニット6を燃料タンクに取り付けるフランジに、満タン制御弁及び、或いは燃料漏れ防止弁を一体に取り付けることにより、燃料の透過量を低減するとともに、部品点数並びに組み付け工数を低減する蒸発ガス制御弁構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は、以下のような構成を採用してなる。
請求項1に係る発明においては、燃料タンクに取り付けられるケーシングと、該ケーシング内に形成される空間に上下動自在に設けられるフロートと、該フロートの上部に設けられる弁体と、該弁体の下流側に設けられる通気通路と、前記ケーシングの下方に設けられ前記空間と前記燃料タンク内を連通し、前記燃料タンク内の燃料を前記空間内に導入する通気孔とを有する蒸発ガス制御弁構造において、
前記フロートの下方に燃料の流れを抑制する迷路構造体を設け
前記迷路構造体は、前記通気孔を有する底部材と、張出部を有する中間部材と、通孔を有する上部部材とを備え、
前記底部材と、前記張出部と、前記上部部材とでジクザグ状の通路を形成し、
前記上部部材には、前記フロートの下端が着座するとともに、前記フロートの下端の着座時、前記通孔は、前記フロートの下端で閉鎖される構成。
そしてこのような構成により、燃料給油時、或いは自動車が旋回する等の燃料タンク内の燃料揺動時に、燃料液面が急激に揺動しその動的燃料がケーシングの下方に設けられる通気孔よりフロート室に急激に流入しようとしても、フロートと通気孔との間に設けられる迂回路によりその急激な流れが抑制されてフロート室に流入するようになるため、フロートによる閉弁作用が良好に行われ、燃料がキャニスタに流出する弊害が低減する。
また、蒸発ガスが迂回路を流れる間に蒸発ガスに含まれる燃料が分離され、分離された燃料は迂回路より燃料タンク内に戻されるため、それだけキャニスタに流出する燃料の量が低減する。
そして、フロートの下端の着座時、通孔がフロートの下端で閉鎖される構成により、通常時、或いは燃料液面の急激な揺動時に、迂回路を通って燃料がフロート室に流入したとしても、その燃料の一部が複数の通孔内に侵入しフロートを押し上げるため、フロートによる閉弁時期を早め燃料のキャニスタへの流出をより低減する。
請求項に係る発明においては、前記蒸発ガス制御弁構造を燃料ポンプのフランジに取り付ける構成。そしてこのような構成により、燃料の透過量が低減するとともに、部品点数並びに組み付け工数が少なくなる。
請求項1に係る発明においては、フロートとケーシングの下方に設けられる通気孔との間に燃料の流れを抑制する迂回路を設けることにより、例え通気孔よりフロート室内に燃料が急激に流入しようとしても、迂回路により燃料の流速を低減することができ、燃料が通気通路に流出する前にフロートによる閉弁をより確実に行うことができるため、燃料がキャニスタに流出しキャニスタに悪影響を与える弊害を防止することができる。また、蒸発ガスが迂回路を流れる間に蒸発ガスに含まれる燃料をより確実に分離することができるため、それだけキャニスタに流出する燃料の量を低減しキャニスタに悪影響を与える弊害を防止することができる。
また、フロートの下端の着座時、通孔をフロートの下端で閉鎖することにより、例え通気孔より迂回路を介してフロート室内に動的燃料が流入したとしても、その燃料の一部が複数の通孔内に侵入しその燃料によりフロートを押し上げるため、フロートによる閉弁時期を早めることができ、燃料がキャニスタに流出しキャニスタに悪影響を与える弊害をより確実に防止することができる。
更に、底部材と、張出部と、上部部材とでジグザク状の通路形成することにより、燃料の流速を所定以下に簡単に低減することができるとともに、蒸発ガスの気液分離も大いに高めることができる。
請求項に係る発明においては、満タン制御弁構造或いは燃料洩れ防止弁構造である蒸発ガス制御弁構造を燃料ポンプのフランジに取り付けることにより、燃料が透過する透過面積が減りその分燃料の透過量をより確実に低減することができ、更に満タン制御弁或いは燃料洩れ防止弁からなる蒸発ガス制御弁の取付け部品並びにその取付け工数を低減することができるため、その分生産コストを低減することができる。
回路を螺旋状の通路から形成することにより、必要に応じ所望の長さの迂回路を形成でき、燃料の流速を所定以下に簡単に低減することができるとともに、蒸発ガスの気液分離も大いに高めることができる。
図1は蒸発ガス制御弁構造の断面図を示す。なお、蒸発ガス制御弁は、満タン制御弁及び燃料漏れ防止弁を含むものであるが、以下においては、満タン制御弁を用いて各形態の迂回路を有するものを順に説明する。
満タン制御弁構造30は、ケーシング31、フロート37及びスプリング42等から構成される。ケーシング31は樹脂製で、小径の上部開口32及び大径の下部開口33を有する上下開放の中空円筒状のもので、小径の上部開口32の内面には弁座34が形成され、その上方外周面には満タン制御弁構造30を燃料タンク1に取り付けるためのフランジ35が形成されるとともに、小径の上部開口32には通気通路5が一体的に形成される。また、その内側面には、垂直なリブ36が複数本放射状に且つ等間隔に設けられ、フロート37の上下動を案内する。
フロート37は、樹脂製で下方開放の概略中空円筒形状のもので、その上面は、外周に環状の溝部38を有する円柱状の小径突部39が形成され、その環状の溝部38内にはゴム製でリング状の弁体40がその内周縁を溝部38内に嵌合する形態で取り付けられる。そしてフロート37が最上部まで上動するとリング状の弁体40の上面が弁座34に当接し、ケーシング31内に形成されるフロート室41と通気通路5との連通を遮断する。なお、リング状の弁体40は環状の溝部38に対し若干の余裕を持って取り付けられており、フロート37が若干傾いていたとしてもフロート室41と通気通路5との連通を確実に遮断する。
また、フロート37内にはスプリング42が配設される。該スプリング42は、フロート37の内壁上面部と後述する迷路構造体45との間に介在され、フロート37の上動を助ける。即ち、スプリング42のバネ力は、通常時においてはフロート37を上動する力はないが、フロート室41内に燃料が侵入したときには、フロート37に作用する浮力に加味する力として作用しフロート37をすばやく上動させる。
ケーシング31の下部開口33には、本発明の迷路構造体45が溶着等の手段により一体的に取り付けられる。該迷路構造体45は、底部材46、中間円筒部材47及び上部部材48の樹脂製の3部材からなり、それらは樹脂成形時に一体に成形される。
3部材のうちの底部材46は、ケーシング31の底板を構成し、高さの低い中空状の円筒部46aと下端のフランジ46bとよりなる中空状の円筒部材で、ケーシング31の下部開口33から迷路構造体45を挿入すると、ケーシング31の下端内側面は円筒部46aの外周に接し、ケーシング31の最下端はフランジ46bの上面に当接する形態となり、両者は溶着等の手段により一体的に固定される。
前記中間円筒部材47は、前記底部材46の中空部に同心状に配置される部材であり、高さの高い中空円筒部47aとその上端部の水平張出部47bとからなる。中空円筒部47aの下端は底部材46の下端と同一とされ、底部材46の円筒部46a内面と中間円筒部材47の中空円筒部47aの外面とは、複数の等間隔に配置される放射状リブ50により連結されるとともに、前記円筒部46a内面と中空円筒部47aの外面との間に複数の通気孔46cが形成される。
この複数の通気孔46cは、通常時には燃料の蒸発ガスを排出し、給油時或いは自動車の傾斜時等にはフロート室41内に燃料を侵入させるためのもので、給油時或いは自動車の傾斜時等には、フロート室41に侵入する燃料によりフロート37を上動させ、フロート37の上部に設けられる弁体40が弁座34に当接することにより燃料がキャニスタ4側に流出するのを防止する。
そして、底部材46の円筒部46a内に中間円筒部材47の中空円筒部47aが配置した状態では、中間円筒部材47の水平張出部47bは、底部材46の円筒部46aより高い位置を占め、水平張出部47bと円筒部46aとの間に下部室51を形成する。また、通気孔46cは平面視で水平張出部47bより内側になるように形成され、通気孔46cより下部室51に侵入する蒸発ガス及び燃料は、水平張出部47bの下面に衝突し、外方に向きを変えて更に上方に流出される。
前記上部部材48は、前記中間円筒部材47の上方に水平に配置される円盤状の部材であり、フロート37が当接する着座部材を構成する。上部部材48は、中央の肉厚部材48aと外方の肉薄部材48bとからなり、、中央の肉厚部材48aはスプリング42を位置決めし、肉薄部材48bの上面とフロート37の内壁上面部との間にスプリング42を介在させる。
また、外方の肉薄部材48bには、等間隔に複数の通孔49cが形成されるとともに、該肉薄部材48bの上面には、フロート37の下端が当接される。そして、肉薄部材48bの上面にフロート37の下端が当接した状態では前記複数の通孔49cはフロート37の下端で閉鎖されており、後記の上部室52に燃料が流入したとき燃料がこの通孔49cよりフロート37を上動するように作用し、フロート37の上動を助ける。
更に前記上部部材48と中間円筒部材47の水平張出部47bとは、両者の中央部に垂下される棒状の支柱49により一体に連結されており、上部部材48と水平張出部47bとの間に上部室52を形成している。このように迷路構造体45は、底部材46、中間円筒部材47及び上部部材48の3部材から下部室51及び上部室52を形成することにより迷路構造体45内に黒塗りの矢印で示すようなジグザグ状の迂回路を形成している。白塗りの矢印は通常時の蒸発ガスの流れを示す。なお、上部部材48と水平張出部47bとの間に他の水平張出部47bを適当枚数上下に間をおいて積層することにより、迂回通路の長さを必要に応じて設定することができる。
満タン制御弁構造30の作用は次の通りである。即ち、満タン制御弁構造30を取り付けた燃料タンク1に図8で示す給油管3から給油を行うと、燃料タンク1内の燃料液面は急激に揺動する。また、自動車が急旋回、急停止及び急発進するときにも燃料液面は急激に揺動する。このように燃料タンク1内の燃料液面が急激に揺動する時期では、燃料が満タン制御弁構造30の迷路構造体45の通気孔46cよりフロート室41内に急激に侵入しようとする。
しかしながら、ケーシング31内のフロート37と通気孔46cとの間には、底部材46、中間円筒部材47及び上部部材48の3部材からなる迷路構造体45により、ジグザグ状の迂回路が形成されているため、通気孔46cから速い速度で侵入した燃料は下部室51及び上部室52からなるジグザグ状の迂回路を黒塗りの矢印で示すように通過する間に流速が低減される。そのため、フロート37が弁体40を閉鎖する前に燃料が通気通路5に流出されるのを防止することができる。
また、通常時或いは給油時等に燃料を含んだ蒸発ガスが通気孔46cよりフロート室41を経て通気通路5に流出しようとするが、ジグザグ状の迂回路を通過する間に含まれる燃料が分離され、分離された燃料は迂回路を逆流し燃料タンク1内に戻されるため、それだけキャニスタ4への悪影響を低減することができる。
図2は蒸発ガス制御弁構造の第2の実施例の断面図を示す。この蒸発ガス制御弁構造は、実施例1と異なるジグザグ状の迂回路を有するものである。なお、迷路構造体以外については実施例1のものと同じであるので省略する。
ケーシング31の下部開口33には、本発明の迷路構造体60が溶着等の手段により一体的に取り付けられる。該迷路構造体60は、底部材61及び上部部材62の樹脂製の2部材からなっている。
2部材のうちの底部材61は、上壁61a、側壁61b、底壁61cからなる内部に通路としての空間67を有する中空状の部材であり、その中央には補強用の第1支柱61eが垂下される。また、底壁61cには、フランジ61dが形成され、ケーシング31の下部開口33から迷路構造体60を挿入すると、ケーシング31の下端内側面は側壁61bの外周に接し、ケーシング31の最下端はフランジ61dの上面に当接する形態となり、両者は溶着等の手段により一体的に固定される。
更に、底壁61cには複数の第1通気孔63が外方端寄りに形成され、上壁61aには複数の第2通気孔64が内方端寄りに形成され、第1通気孔63と、空間67と、第2通気孔64とでジグザグ状の迂回路を形成している。
この複数の第1通気孔63及び第2通気孔64は、通常時には燃料の蒸発ガスを排出し、給油時等にはフロート室41内に燃料を侵入させるためのもので、給油時等には、フロート室41に侵入する燃料によりフロート37を上動させ、フロート37の上部に設けられる弁体40を弁座34に当接させることにより燃料がキャニスタ4側に流出することを防止する。
前記上部部材62は、前記底部材61の上方に水平に配置される円盤状の部材であり、フロート37が当接する着座部材を構成する。上部部材62は、中央の肉厚部材62aと外方の肉薄部材62bとからなり、中央の肉厚部材62aはスプリング42を位置決めし、肉薄部材62bの上面とフロート37の内壁上面部との間にスプリング42を介在させる。
また、外方の肉薄部材62bには、等間隔に複数の通孔62cが形成されるとともに、該肉薄部材62bの上面には、フロート37の下端が当接される。そして、肉薄部材62bの上面にフロート37の下端が当接した状態では前記複数の通孔62cはフロート37の下端で閉鎖され、後記の上部室66に燃料が流入したとき燃料がこの通孔62cよりフロート37を上動するように作用し、フロート37の上動を助ける。
更に上部部材62と底部材61とは、両者の中央部に垂下される棒状の第2支柱65により一体に連結されており、上部部材62と底部材61との間に上部室66を形成している。このように迷路構造体60は、底部材61及び上部部材62により第1通気孔63、空間67、第2通気孔64及び上部室66により迷路構造体60内に黒塗りの矢印で示すようなジグザグ状の迂回路を形成している。白塗りの矢印は通常時の蒸発ガスの流れを示す。
即ち、燃料タンク1内の燃料液面が急激に揺動する時期では、燃料が迷路構造体60の第1通気孔63よりフロート室41内に急激に侵入しようとする。しかしながら、ケーシング31内のフロート37と第1通気孔63との間には、空間67、第2通気孔64及び上部室66からなるジグザグ状の迂回路が形成されているため、第1通気孔63から速い速度で侵入した燃料はジグザグ状の迂回路を黒塗りの矢印で示すように通過する間に流速が低減される。そのため、フロート37が弁体40を閉鎖する前に燃料が通気通路5に流出されるのを防止することができる。なお、空間67を有する底部材61を適当数上下に間をおいて積層することにより、迂回通路の長さを必要に応じて設定することができるため、燃料の流速を効果的に低減することができるとともに、気液分離効果をもより高めることができる。
図3は蒸発ガス制御弁構造の第3の実施例の断面図を示す。この蒸発ガス制御弁構造は、実施例2と比べ底部材のジグザグ状の迂回路の形状が異なるものである。異なる部分を中心に説明する。なお、迷路構造体以外については実施例1のものと同じであるので省略する。
ケーシング31の下部開口33には、本発明の迷路構造体60が溶着等の手段により一体的に取り付けられる。該迷路構造体60は、底部材61及び上部部材62の樹脂製の2部材からなっている。
2部材のうちの底部材61は、上壁61a、側壁61b、底壁61cからなる内部に通路としての空間67を有する中空状の部材であり、底壁61cの一方側には第1通気孔63が形成されるとともに、上壁61aの他方側(第1通気孔63とは反対側)には第2通気孔64が形成される。更に、その内部には水平な板61fが2枚上下に配設される。下側の板61fは図3で見て左側の側壁61bの内面に固定され、その先端は右側の側壁61bの内面との間に隙間61gを形成し、上側の板61fは図3で見て右側の側壁61bの内面に固定され、その先端は左側の側壁61bの内面との間に隙間61gを形成し、内部の空間67内に黒塗りの矢印で示すようにジグザグ状の迂回路を形成している。
迷路構造体60の底部材61をこのような形状にし、且つ水平な板の枚数を増減することにより、反転する迂回通路の長さを必要に応じて設定することができるため、燃料の流速を効果的に低減することができるとともに、気液分離効果をもより高めることができる。
図4、図5は蒸発ガス制御弁構造の第4の実施例の断面図を示す。この蒸発ガス制御弁構造は、螺旋状の迂回路を有するものである。実施例1〜3と比べ迷路構造体の底部材の形状が異なる。なお、迷路構造体以外については実施例1のものと同じであるので省略する。
ケーシング31の下部開口33には、本発明の迷路構造体70が溶着等の手段により一体的に取り付けられる。該迷路構造体70は、底部材71及び上部部材72の樹脂製の2部材からなっている。
2部材のうちの底部材71は、上壁71a、側壁71b、更には底部材71内に螺旋状に形成される螺旋壁71dからなり、該螺旋壁71dにより底部材71内に図5に示すような螺旋通路73を形成する。また、側壁71b下端外周上にはフランジ71cが形成され、ケーシング31の下部開口33から迷路構造体70を挿入すると、ケーシング31の内側面は側壁71bの外周に接し、ケーシング31の最下端はフランジ71cの上面に当接する形態となり、両者は溶着等の手段により一体的に固定される。
更に、螺旋壁71dの底部には第1通気孔75が形成され、該第1通気孔75から螺旋通路73が始まり、螺旋通路73は後記の上部室74に連通される。そしてこの第1通気孔75は、通常時には燃料の蒸発ガスを排出し、給油時等にはフロート室41内に燃料を侵入させるためのもので、給油時等には、フロート室41に侵入する燃料によりフロート37を上動させ、フロート37の上部に設けられる弁体40を弁座34に当接することにより燃料がキャニスタ4側に流出するのを防止する。
前記上部部材72は、前記底部材71の上方に水平に配置される円盤状の部材であり、フロート37が当接する着座部材を構成する。上部部材72は、中央の肉厚部材72aと外方の肉薄部材72bとからなり、中央の肉厚部材72aはスプリング42を位置決めし、肉薄部材72bの上面とフロート37の内壁上面部との間にスプリング42を介在させる。
また、外方の肉薄部材72bには、等間隔に複数の通孔72cが形成されるとともに、該肉薄部材72bの上面には、フロート37の下端が当接する。そして、肉薄部材72bの上面にフロート37の下端が当接した状態では前記複数の通孔72cはフロート37の下端で閉鎖されており、上部室74に燃料が流入したとき燃料がこの通孔72cよりフロート37を上動するように作用し、フロート37の上動を助ける。
更に上部部材72と底部材71とは、両者の中央部に垂下される中空状の支柱77により一体に連結されるとともに、支柱77には上部室74に連通する第2通気孔76が設けられ、燃料タンク1内は前記第1通気孔75、螺旋通路73及び第2通気孔76を介して上部室74に連通する。このように迷路構造体70は、螺旋通路73を有し燃料を黒塗りの矢印で示すような経路で上部室74に侵入させる。なお、白塗りの矢印は蒸発ガスの流れを示す。
そして、燃料タンク1内の燃料液面が急激に揺動する時期では、燃料が迷路構造体70の第1通気孔75よりフロート室41内に急激に侵入しようとする。しかしながら、フロート37と第1通気孔75との間には、螺旋通路73からなる迂回路が形成されているため、第1通気孔75から速い速度で侵入した燃料は螺旋通路73を黒塗りの矢印で示すように通過する間に流速が低減される。そのため、フロート37が弁体40を閉鎖する前に燃料が通気通路5に流出されるのを防止することができる。
迷路構造体70をこのような形状にすることにより、螺旋通路73を必要な長さに形成することができるため、燃料の流速をより効果的に低減することができるとともに、気液分離効果をもより高めることができる。
図6は蒸発ガス制御弁構造の第5の実施例の断面図を示す。この蒸発ガス制御弁構造は、基本的には実施例1の迷路構造体と同じものであるが、底部材46及び中間円筒部材47と、上部部材48とを別々の部材として形成するものである。なお、説明は実施例1の迷路構造体についてのものであるが、実施例2〜4のものにも適用可能である。実施例1のものと同じものは同じ符号で示す。
ケーシング31の下部開口33には、本発明の迷路構造体45が溶着等の手段により一体的に取り付けられる。該迷路構造体45は、底部材46、中間円筒部材47及び上部部材48の樹脂製の3部材からなり、底部材46及び中間円筒部材47と、上部部材48とは別々に成形される。
3部材のうちの底部材46は、中空状の円筒部53と下端の底板部54とよりなる上下開口の円筒部材であり、円筒部53の円筒上端部53aにケーシング31の下端部を挿入し、両者の当接部を溶着等により一体に固定してなる。
前記中間円筒部材47は、前記底部材46の中空部に同心状に配置される部材であり、底板部54より高さの高い中空円筒部47aとその上端部の水平張出部47bとからなる。中空円筒部47aの下端は底板部54の下端と同一にされ、底板部54の内面と中間円筒部材47の中空円筒部47aの外面とは、複数の等間隔に配置される放射状リブ50により連結されているとともに、底板部54の内面と中空円筒部47aの外面との間に複数の通気孔46cを開口している。
そして、底板部54の内面内に中間円筒部材47の中空円筒部47aが配置された状態では、水平張出部47bは、円筒部53のほぼ中間位置を占め、水平張出部47bと底板部54の間に下部室51を形成する。また、通気孔46cは平面視で水平張出部47bより内側になるように形成され、通気孔46cより下部室51に侵入する蒸発ガス及び燃料は、水平張出部47bの下面に衝突し、外方に向きを変えて更に上方に流出される。
前記上部部材48は、前記中間円筒部材47の上方で、且つケーシング31の下端開口部33内に水平に配置される円盤状の部材であり、フロート37が当接する着座部材を構成する。上部部材48は、中央の肉厚部材48aと外方の肉薄部材48bとからなり、、中央の肉厚部材48aはスプリング42を位置決めし、肉薄部材48bの上面とフロート37の内壁上面部との間にスプリング42を介在させる。
上部部材48は、図6に示すようにケーシング31の下端開口部33内に圧入され、溶着等により固定される。なお、肉薄部材48bの外周端には、複数の凹溝55が等間隔に設けられており、ケーシング31の下端部に取り付けた状態でも、下方から上方への燃料等の流れを可能にしている。
更に肉薄部材48bには、フロート37の下端が当接する位置に複数の通孔49cが等間隔に形成され、肉薄部材48bの上面にフロート37の下端が当接した状態では前記複数の通孔49cはフロート37の下端で閉鎖され、上部部材48と中間円筒部材47の水平張出部47bとの間に形成される上部室52に燃料が流入したとき燃料がこの通孔49cよりフロート37を上動するように作用し、フロート37の上動を助ける。
このように迷路構造体45は、底板部54、中間円筒部材47及び上部部材48から黒塗りの矢印で示すようなジグザグ状の迂回路を形成し、実施例1と同様の作用を奏する。なお、白塗りの矢印は蒸発ガスの流れを示す。また、この実施例の場合においても、上部部材48と水平張出部47bとの間に図示しない支柱を介して他の水平張出部47bを適当枚数上下に間をおいて積層することにより、迂回通路の長さを必要に応じて設定することができる。
図7は蒸発ガス制御弁構造の第6の実施例の断面図を示す。この実施例は、蒸発ガス制御弁構造を燃料ポンプユニット6と一体化したものである。なお、蒸発ガス制御弁構造は実施例1のもので説明するが、実施例2〜5のものも適用可能である。実施例1のものと同じものは同じ符号で示す。
図7は満タン制御弁構造30と燃料ポンプユニット6とを一体化した状態の概略図である。燃料ポンプユニット6は図に示すようにポンプ本体6aとこのポンプ本体6aの底部に取り付けられる図示しないフィルタ等からなる公知のもので、フランジ56を介して燃料タンク1の上部に取り付けられ、白抜きの矢印に示すように燃料タンク1内の燃料をエンジンに供給する。図に示すものは、燃料ポンプユニット6を燃料タンク1の上部に取り付けるためのフランジ56を満タン制御弁構造30のフランジと共用するものである。満タン制御弁構造30をこのような形態で取り付けることにより、満タン制御弁構造30と燃料ポンプユニット6との燃料タンク1への取り付け面積を低減できるとともに、フランジ部品及びその取り付け工数を少なくすることができる。更にそれだけ燃料(HC)の透過面積を少なくすることができるため、燃料の透過量が低減し環境問題に資することができる。
本願発明は、上記各実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。例えば、上記各実施例では、通気孔はケーシングの下方にのみあるものを説明したが、ケーシングの側壁で且つ動的燃料が届きにくい上方位置に小径の第2の通気孔を設けることができる。この小径の第2の通気孔を設けることにより燃料タンク内とフロート室との圧力を早急に均等化させることができるため、満タン後の弁体の離弁を早めることができる。
本願発明の蒸発ガス制御弁構造を示す断面図 本願発明の他の蒸発ガス制御弁構造を示す断面図 本願発明の更に他の蒸発ガス制御弁構造を示す断面図 本願発明の更に他の蒸発ガス制御弁構造を示す断面図 図4のA−A断面図 本願発明の更に他の蒸発ガス制御弁構造を示す断面図 蒸発ガス制御弁構造と燃料ポンプユニットとを一体化した状態を示す断面図 従来の満タン制御弁、燃料漏れ防止弁及び燃料ポンプユニットを燃料タンクに取り付けた状態を示す概略図 従来の満タン制御弁の断面図 従来の燃料漏れ防止弁の断面図
符号の説明
1…燃料タンク 2…フィラーキャップ
3…給油管 4…キャニスタ
5…通気通路 6…燃料ポンプユニット
6a…ポンプ本体 30…満タン制御弁構造
31…ケーシング 32…上部開口
33…下部開口 34…弁座
35,46b,61d,56…フランジ 36…リブ
37…フロート 38…溝部
39…小径突部 40…弁体
41…フロート室 42…スプリング
45,60,70…迷路構造体 46,61,71…底部材
46a,53…円筒部 46c…通気孔
47…中間円筒部材 47a…中空円筒部
47b…水平張出部 48,62,72…上部部材
48a,62a,72a…肉厚部材 48b,62b,72b…肉薄部材
49,77…支柱 49c,62c,72c…通孔
50…放射状リブ 51…下部室
52,66,74…上部室 53a…円筒上端部
54…底板部 55…凹溝
61a,71a…上壁 61b,71b…側壁
61c…底壁 61e…第1支柱
61f…板 61g…隙間
63,75…第1通気孔 64,76…第2通気孔
65…第2支柱 67…空間
71d…螺旋壁 73…螺旋通路

Claims (2)

  1. 燃料タンクに取り付けられるケーシングと、該ケーシング内に形成される空間に上下動自在に設けられるフロートと、該フロートの上部に設けられる弁体と、該弁体の下流側に設けられる通気通路と、前記ケーシングの下方に設けられ前記空間と前記燃料タンク内を連通し、前記燃料タンク内の燃料を前記空間内に導入する通気孔とを有する蒸発ガス制御弁構造において、
    前記フロートの下方に燃料の流れを抑制する迷路構造体を設け
    前記迷路構造体は、前記通気孔を有する底部材と、張出部を有する中間部材と、通孔を有する上部部材とを備え、
    前記底部材と、前記張出部と、前記上部部材とでジクザグ状の通路を形成し、
    前記上部部材には、前記フロートの下端が着座するとともに、前記フロートの下端の着座時、前記通孔は、前記フロートの下端で閉鎖されることを特徴とする蒸発ガス制御弁構造。
  2. 前記蒸発ガス制御弁構造を燃料ポンプのフランジに取り付けることを特徴とする請求項1記載の蒸発ガス制御弁構造。
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