JP4235751B2

JP4235751B2 - Underlay tape for cross cutting

Info

Publication number: JP4235751B2
Application number: JP2002180414A
Authority: JP
Inventors: 正毅藤原
Original assignee: 三正通商株式会社
Priority date: 2002-06-20
Filing date: 2002-06-20
Publication date: 2009-03-11
Anticipated expiration: 2022-06-20
Also published as: JP2004019411A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面にクロス、壁紙等を貼り付ける際に、該クロス等の継ぎ合わせ部（ジョイント部）と下地ボードとの間に挿入して、クロスの切断時に下地ボードに傷がつかないように保護する下敷きテープに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
住宅等の壁面は、石膏ボード等を下地として、その上にクロス、壁紙（まとめて「クロス」と言う）を貼ったものが多い。このクロスは所定の幅をもつ定尺品であるから、広い壁面に貼り付ける場合は所定面積のクロスを継ぎ合わせながら貼り付けていく。この場合、クロスとクロスのジョイント部は、両クロスの端部同士を重ね合わせたまま貼り合わせると、その部分が盛り上がって美観を損なうので、一旦クロスの端縁部同士を重ね合わせた状態でその重ね合わせ部を直線状に切断し、両クロスの端部同士を突き合わせた状態として、継ぎ目が目立たないようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記クロスのジョイント部の切断は、カッターナイフを用いて行っているが、切断時にカッターナイフの刃先が下地ボードに当たるため、ボードに直線状の傷がつき、これがクロス表面に現れて美観を損ねることが多かった。また、このような直線状の連続した傷が下地ボードにつくと、その部分からクロスが剥れるという問題点があった。これを改良するため、クロスのジョイント部を切断する時は、当該クロスの下側に保護用のテープを敷いてカッターナイフの刃先が直接ボードに当たらないようにしている。
【０００４】
従来、この目的で使用されてきた下敷きテープとしては、薄い合成樹脂フィルムや、合成樹脂製のネットがある。このうち、従来の合成樹脂製のネットは、熱融着性を有する合成樹脂の縦糸と横糸を直交するように配置し、各交差部を熱融着によって互いに固定したものである。しかしながら、上記合成樹脂フィルムは、薄くて強度も低いため、カッターナイフによって容易に切断され、ボードに直線状の連続傷がつくという問題点があった。また、上記ネットでつくられた下敷きテープは、縦糸と横糸との交差点を熱融着によって扁平化した薄いものであり、カッターナイフが直接ネットに当たるため、クロスの切断時にカッターナイフが横糸を切断して下地に連続的な直線状の傷を付けやすかった。ネットを構成する縦糸や横糸に太い糸を使用すれば、この問題は解消されるが、太い糸で編んだネットは、重量が増えるとともに、しなやかさが失われるので、取扱いにくいという問題点があった。
【０００５】
上記従来の下敷きテープの問題点を解決するものとして、本発明者は、合成樹脂繊維又は天然繊維の糸で形成した網状の編物又は織物からなる下敷きテープを開発し、すでに特許出願している（特願２０００−２１６３０６号）。この新たに開発した下敷きテープは、下敷きボードの保護上すぐれたものであるが、網面がじかにクロスに密着させられるため、該クロスの糊が下敷きテープ側に転写され、クロスの接着強度が低下するおそれがあった。また、テープ自体が網で形成され、切断時にはクロスとボードに挟まれて固定されているため、カッターナイフの刃先が当たった時に網を構成する糸が切断されやすく、連続的な傷を防止する点で十分に満足できるものとは言えなかった。そこで本発明は、比較的軽量で、取扱いやすく、しかもクロスの切断時にボードに直線状の連続した傷をつけにくい下敷きテープを提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかるクロス切断用下敷きテープは、下地ボードに貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地ボードを保護するためのテープであって、柔軟な合成樹脂繊維又は天然繊維で形成した網状シートの表裏両面側に合成樹脂フィルムを被せ、前記網状シートと表裏の合成樹脂フィルムの両側縁部のみを互いに接着させたことを特徴としている。
【０００７】
この下敷きテープは、柔軟な合成樹脂繊維等からなる網状シートを合成樹脂フィルムで包んだものであり、該網状シートと合成樹脂フィルムとは互いにその側縁部だけで接着されているので、網状シートが合成樹脂フィルムの袋に包まれた状態となっている。このため、カッターナイフで切ろうとすると、上側の合成樹脂フィルムを切り裂いたカッターナイフの刃先が網状シートの柔軟な横糸に引っ掛かる。このとき、網状シートの横糸は強固に固定されているわけではなく、スライド可能であるから、直ちに切断されずに該カッターナイフの刃先に引っ掛かったまま下側のフィルム上を切断方向へスライドする。横糸がある程度移動した後は、カッターナイフの刃先が当該横糸を乗り越えて切断方向に移動するか、又は横糸が切断されるが、この間カッターナイフの刃先は断続的にボードに当接することになり、連続的な傷はつきにくい。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について具体的に説明する。
図１は本発明の下敷きテープの外観図であり、この下敷きテープ１は合成樹脂繊維の糸（合成糸）２を編んで作った網状シート（ネット）３と、該ネットの両面側に被せられた合成樹脂フィルム５，５からなる。このテープ１の幅は、クロスのジョイント部切断時に当該ジョイント部の下側をカバーできる大きさであればよく、一般的には２０〜１００ｍｍとするのが好ましく、３０〜５０ｍｍとするのがより好ましい。この幅が小さ過ぎると、施工時のずれにより切断線上の下地ボードが露出するおそれがあり、大き過ぎると取扱上不便であるとともに不経済である。また、このテープ１の厚みは、１ｍｍ以下としておくのが好ましい。この厚みが厚過ぎると使用しにくく、コストも高くなる。この下敷きテープは、図２に示すように、長尺品をロールに巻いておき、施工現場で必要な長さに切り出して使用するようにするのが便利である。
【０００９】
図３はこの下敷きテープ１のネット３を例示するもので、縦糸２ａと横糸２ｂが交互に上下した状態でネットを構成している。ネット３の網目は概略四角形であり、その網目の大きさｄは、２〜５ｍｍ程度とするのが好ましい。網目の大きさｄが小さ過ぎると、しなやかさや軽量性の点で好ましくない。逆に網目が開き過ぎていると、ボードに連続傷がつきやすい。なお、網目の間隔は、横糸同士の間隔（ｄ）が縦糸同士の間隔（ｄ’）よりも短くなっている（例えば同じ距離内では、横糸５本に対し縦糸３本程度）。このネット３は、縦方向及び横方向に共に伸度があるので、使い勝手がよい。素材である合成糸の材質としては、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等が使用可能であるが、強度、価格等の見地からナイロンを使用するのが最も好ましい。場合によっては、天然繊維を用いることもできる。糸はマルチフィラメントやステープルの構造のものが一般的であり、糸の太さは数十デニールから数百デニールのものが好ましく、１５０〜５００デニールのものがより好ましい。場合によっては合成糸としてモノフィラメントの使用も可能である。
【００１０】
合成樹脂フィルム５は、例えばポリプロピレンフィルムであり、少なくとも上側フィルム（切断時に上側になるフィルム）の表面には、エンボス加工により、微細な凹凸（深さ１ｍｍ以下）４，…が形成されている。これは、その上にクロスが重ねられたとき、該クロスの裏面に塗布されている糊を取らないためである。ポリプロピレンフィルム自体が糊を転写しにくいが、このように微細なエンボス加工を施しておくと、フィルムが平面でクロスに密着しないので、糊の転写量が少なくてすみ、クロスの接着強度をそれほど低下させなくてすむのである。
【００１１】
上記ネット３と合成樹脂フィルム５，５は、ネット３を合成樹脂フィルム５，５で挟んだ状態で、その両側縁部のみで接着一体化されている。この接着部１ａの幅は片側５ｍｍ程度であり、該接着部の間隔部すなわちテープ１の中央部では、ネット３と合成樹脂フィルム５，５とが互いに分離している。換言すれば、ネット３の中央部は、合成樹脂フィルムの鞘もしくは袋に収納されている状態となっている。このため、ネット３は合成樹脂フィルムに対し自由に変形することができる。
【００１２】
図４は、この下敷きテープ１の使用法を例示するもので、石膏の下地ボード１０の表面に貼られるクロス１１，１２のジョイント部Ｊの下側に、該クロスの端縁に沿ってこの下敷きテープ１を敷く。この下敷きテープ１の上に両側のクロス１１，１２の端部を重ね合わせ、両者が重なり合った部分をクロスの端縁に沿う切断線Ｌでカッターナイフ等を用いて切断する。この時、カッターナイフは重なり合った両方のクロスを同時に直線状に切断するが、クロスの下側には下敷きテープ１が敷かれているので、カッターナイフの刃先は、このテープ１に当接することになり、下地ボード１０の表面に傷がつきにくい。
【００１３】
この下敷きテープ１におけるカッターナイフの刃先が当たる部分では、合成樹脂フィルム５とネット３とが分離され、ネットの糸が移動可能な状態となっているので、上側の合成樹脂フィルムを切り裂いたカッターナイフの刃先がネットの糸（比較的切断されにくい）に当たってもすぐには切断されず、図５に示すように、該カッターナイフの刃先２０に糸が引っ掛かって該刃先とともに切断方向（カッターの進む方向）へたるんでスリップする。このため、ボードへの刃先の食い込みが少なく、深い傷がつきにくい。また、糸がたるむことによって、該糸を緊張させる張力がそれほど作用しないので、カッターナイフの刃先が当たっても切断されにくい。カッターナイフの刃先が糸を引っ張ってある程度移動した後は、該刃先が糸を切断するか、又は糸を乗り越えて移動する。いずれにしても、糸がカッターナイフを持つ手に抵抗感を与えるので、クロスが切断されたことを認識しやすく、下地ボード１０に対するカッターナイフの押し付け力を調節する目安となる。また、糸が切断される場合でも、傷は連続傷とはならず、糸によって非連続部が形成される。このため、クロスの剥れの問題が生じにくい。さらに、この下敷きテープ１は、ネットの下側にも合成樹脂フィルムが設けられているので、これによっても下地ボード１０に深い傷は生じにくい。
【００１４】
クロスの切断を終了すれば、下敷きテープ１とクロスの切れ端を取り除き、両側のクロス１１，１２の端部を下地ボード１０表面に接着する。下敷きテープ１の表面の合成樹脂フィルム５にはエンボス加工により微細な凹凸が形成されているので、クロスの糊が転写されにくい。以上により、両側のクロスの端部が直線状にきれいに突き合わされた状態となるので、外見上切断線が目立たない。
【００１５】
この下敷きテープ１を用いてクロスのジョイント部を切断すると、上記の通り下地ボードに従来のような直線状の傷がつきにくい。このため、美麗な仕上がりが得られるとともに、従来のようなジョイント部の剥離等が生じない。また、下敷きテープ１は網状シートの表面に合成樹脂フィルムが被せられているので、クロスの裏面の糊を取りにくく、ボードに対する切断後のクロスの接着力を低下させないという利点がある。さらに、この下敷きテープ１は、軽量でしなやかなものとすることができ、施工現場での取扱に便利である。
【００１６】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる下敷きテープは、下地ボードの表面にクロス、壁紙等を貼る場合に、一旦これらのジョイント部の下側に敷いて刃物で切断を行い、切断終了後はこれを取り除いてクロス等を下地ボードに接着することにより、美麗な仕上がりを得ることができる。また、下地ボードに連続的な線状の傷がつかないので、従来しばしば生じていたような、切断による下地ボードの連続傷部分からのクロス等の剥離を防止することが可能となった。さらに、この下敷きテープは、軽量でしなやかさに富むものであるから、取扱に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】下敷きテープの外観図（ａ）及び断面図（ｂ）である。
【図２】下敷きテープをロール状に巻いた状態を表す外観図である。
【図３】網状シートの平面図である。
【図４】使用法を表す平面図（ａ）及び断面図（ｂ）である。
【図５】カッターナイフによる切断時の下敷きテープの説明図である。
【符号の説明】
１下敷きテープ
２糸
３網状シート（ネット）
５合成樹脂フィルム
１０下地ボード
１１，１２クロス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention inserts a cloth, wallpaper, etc. on the wall of a building between the joint portion (joint part) of the cloth and the base board, and the base board is damaged when the cross is cut. It is related to the underlay tape that protects it from being damaged.
[0002]
[Prior art]
Many of the walls of homes, etc. have a plasterboard or the like as a base, with a cloth and wallpaper (collectively referred to as “cross”) on them. Since this cloth is a standard product having a predetermined width, when affixing to a wide wall surface, the cloth having a predetermined area is pasted together. In this case, if the cross and the joint part of the cross are pasted together with the ends of both crosses overlapped, the part will rise and impair the aesthetics. The overlapping portion is cut in a straight line, and the ends of both crosses are brought into contact with each other so that the seam is not noticeable.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The cross joints are cut with a cutter knife, but the cutting edge of the cutter knife hits the base board during cutting, and the board is scratched in a straight line, which appears on the cloth surface and impairs the appearance. There were many. Further, when such a linear continuous scratch is attached to the base board, there is a problem that the cloth is peeled off from that portion. In order to improve this, when cutting the joint part of the cloth, a protective tape is laid under the cloth so that the blade of the cutter knife does not directly hit the board.
[0004]
Conventionally, as an underlay tape that has been used for this purpose, there are a thin synthetic resin film and a synthetic resin net. Among these, the conventional synthetic resin nets are ones in which the warp and weft of the synthetic resin having heat-fusibility are arranged so as to be orthogonal to each other, and the intersecting portions are fixed to each other by heat-sealing. However, since the synthetic resin film is thin and low in strength, there is a problem that it is easily cut by a cutter knife and the board is continuously scratched linearly. In addition, the underlay tape made of the above net is a thin one made by flattening the intersection of warp and weft by heat fusion. Since the cutter knife directly hits the net, the cutter knife cuts the weft when cutting the cloth. It was easy to make continuous straight scratches on the ground. This problem can be solved by using thick yarns for the warp and weft yarns that make up the net. However, nets knitted with thick yarns increase in weight and lose flexibility, making them difficult to handle. It was.
[0005]
In order to solve the problems of the conventional underlay tape, the present inventor has developed an underlay tape made of a net-like knitted fabric or woven fabric formed of synthetic resin fibers or natural fiber yarns, and has already applied for a patent ( (Japanese Patent Application No. 2000-216306). This newly developed underlay tape is superior in protecting the underlay board, but because the mesh surface is directly adhered to the cloth, the paste of the cloth is transferred to the underlay tape side, and the adhesive strength of the cloth is reduced. There was a risk. In addition, the tape itself is formed of a net, and is fixed by being sandwiched between a cloth and a board at the time of cutting, so that the yarn constituting the net is easily cut when the blade edge of the cutter knife hits, preventing continuous scratches. I couldn't say that I was fully satisfied. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an underlay tape that is relatively light and easy to handle, and that does not easily cause a straight continuous scratch on a board when cutting a cloth.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration. That is, the cloth-cutting underlay tape according to the present invention is a tape for protecting the base board by placing it below the joint part when cutting the joint part of the cloth to be applied to the base board, A synthetic resin film is covered on both front and back sides of a net-like sheet formed of resin fibers or natural fibers, and only both side edges of the net-like sheet and the front and back synthetic resin films are adhered to each other.
[0007]
This underlay tape is obtained by wrapping a mesh-like sheet made of flexible synthetic resin fibers or the like with a synthetic resin film, and the mesh-like sheet and the synthetic resin film are bonded to each other only at the side edges thereof. Is wrapped in a synthetic resin film bag. For this reason, when it tries to cut with a cutter knife, the blade edge | tip of the cutter knife which cut | disconnected the upper synthetic resin film will be hooked on the flexible weft of a mesh sheet. At this time, the weft yarn of the mesh sheet is not firmly fixed and can be slid, so that it is slid on the lower film while being caught on the cutting edge of the cutter knife without being cut immediately. After the weft has moved to some extent, the cutting edge of the cutter knife moves over the weft and moves in the cutting direction, or the weft is cut, but during this time, the cutting edge of the cutter knife will intermittently contact the board, Continuous scratches are difficult.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be specifically described.
FIG. 1 is an external view of an underlay tape of the present invention, and this underlay tape 1 is covered with a net-like sheet (net) 3 made by knitting a synthetic resin fiber yarn (synthetic yarn) 2 and both sides of the net. Synthetic resin films 5 and 5. The width of the tape 1 may be a size that can cover the lower side of the joint portion when cutting the joint portion of the cross, and is generally preferably 20 to 100 mm, more preferably 30 to 50 mm. preferable. If this width is too small, the base board on the cutting line may be exposed due to a shift during construction, and if it is too large, it is inconvenient in handling and uneconomical. The thickness of the tape 1 is preferably 1 mm or less. If this thickness is too thick, it is difficult to use and the cost is increased. As shown in FIG. 2, this underlay tape is conveniently used by winding a long product around a roll and cutting it into a required length at a construction site.
[0009]
FIG. 3 exemplifies the net 3 of the underlay tape 1, and the net is configured with the warp yarns 2 a and the weft yarns 2 b being alternately raised and lowered. The mesh of the net 3 is approximately square, and the size d of the mesh is preferably about 2 to 5 mm. If the mesh size d is too small, it is not preferable in terms of flexibility and lightness. On the other hand, if the mesh is too wide, the board is easily damaged. As for the mesh interval, the interval (d) between the weft yarns is shorter than the interval (d ′) between the warp yarns (for example, about 3 warp yarns for 5 weft yarns within the same distance). Since the net 3 has elongation in both the vertical direction and the horizontal direction, it is easy to use. Nylon, vinylon, polyester, polypropylene, polyethylene, and the like can be used as the material of the synthetic yarn as a raw material, but it is most preferable to use nylon from the viewpoint of strength, price, and the like. In some cases, natural fibers can be used. The yarn generally has a multifilament or staple structure, and the thickness of the yarn is preferably from several tens of deniers to several hundreds of deniers, and more preferably from 150 to 500 deniers. In some cases, a monofilament can be used as a synthetic yarn.
[0010]
The synthetic resin film 5 is, for example, a polypropylene film, and fine unevenness (depth 1 mm or less) 4,... Is formed on the surface of at least the upper film (the film that becomes the upper side when cut) by embossing. This is because when the cloth is stacked thereon, the glue applied to the back surface of the cloth is not removed. Polypropylene film itself is difficult to transfer glue, but if this fine embossing is applied, the film will be flat and will not adhere to the cloth, so the amount of glue transferred will be less and the adhesive strength of the cloth will be reduced significantly. You don't have to.
[0011]
The net 3 and the synthetic resin films 5 and 5 are bonded and integrated only at both side edges in a state where the net 3 is sandwiched between the synthetic resin films 5 and 5. The width of the adhesive portion 1a is about 5 mm on one side, and the net 3 and the synthetic resin films 5 and 5 are separated from each other at the interval portion of the adhesive portion, that is, the central portion of the tape 1. In other words, the central portion of the net 3 is in a state of being housed in a sheath or bag of a synthetic resin film. For this reason, the net 3 can be freely deformed with respect to the synthetic resin film.
[0012]
FIG. 4 exemplifies the usage of the underlay tape 1. The underlay is provided along the edge of the cross on the lower side of the joint portion J of the cross 11, 12 pasted on the surface of the base board 10 of gypsum. Lay tape 1. The ends of the crosses 11 and 12 on both sides are overlapped on the underlay tape 1, and the overlapped part is cut with a cutter knife or the like along a cutting line L along the edges of the cross. At this time, the cutter knife simultaneously cuts both overlapping cloths in a straight line, but since the underlay tape 1 is laid on the lower side of the cloth, the cutting edge of the cutter knife comes into contact with the tape 1. Thus, the surface of the base board 10 is hardly damaged.
[0013]
Since the synthetic resin film 5 and the net 3 are separated at the portion of the underlay tape 1 where the cutting edge of the cutter knife hits, the net yarn is movable, so the cutter knife that has cut the upper synthetic resin film is cut. Even if the blade edge of the blade hits the net thread (which is relatively difficult to cut), it is not cut immediately, and as shown in FIG. 5, the thread is caught on the blade edge 20 of the cutter knife and cut along with the blade edge (the direction the cutter advances). ) Slip and slip. For this reason, there is little biting of the blade edge into the board, and deep scratches are difficult to be made. Further, since the tension that tensions the yarn does not act so much due to the slack of the yarn, it is difficult to cut even if the cutting edge of the cutter knife hits. After the cutting edge of the cutter knife moves to some extent by pulling the thread, the cutting edge cuts the thread or moves over the thread. In any case, since the yarn gives resistance to the hand holding the cutter knife, it is easy to recognize that the cloth has been cut, and it becomes a standard for adjusting the pressing force of the cutter knife against the base board 10. Further, even when the yarn is cut, the flaw does not become a continuous flaw, and a discontinuous portion is formed by the yarn. For this reason, the problem of cross peeling is unlikely to occur. Further, since the underlay tape 1 is also provided with a synthetic resin film on the lower side of the net, the base board 10 is less likely to be deeply damaged.
[0014]
When the cutting of the cloth is completed, the underlay tape 1 and the cut ends of the cloth are removed, and the ends of the cloths 11 and 12 on both sides are bonded to the surface of the base board 10. Since the fine unevenness is formed on the synthetic resin film 5 on the surface of the underlay tape 1 by embossing, the paste of the cloth is hardly transferred. As described above, the ends of the crosses on both sides are in a state of being abutted in a straight line, so that the cut line is not conspicuous in appearance.
[0015]
When the joint portion of the cloth is cut using the underlay tape 1, the base board is less likely to be linearly scratched as described above. For this reason, a beautiful finish is obtained, and the conventional peeling of the joint portion does not occur. Further, since the underlay tape 1 has a synthetic resin film on the surface of the net-like sheet, there is an advantage that it is difficult to remove the glue on the back surface of the cloth and the adhesive strength of the cloth after cutting to the board is not reduced. Furthermore, the underlay tape 1 can be light and supple, and is convenient for handling at a construction site.
[0016]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the underlay tape according to the present invention, when pasting a cloth, wallpaper, etc. on the surface of the base board, is once laid under these joints and cut with a knife, and the cutting is completed. After that, a beautiful finish can be obtained by removing this and bonding a cloth or the like to the base board. In addition, since the continuous board is not scratched on the base board, it is possible to prevent the peeling of the cloth or the like from the continuous scratched part of the base board due to cutting, which has often occurred in the past. Furthermore, this underlay tape is lightweight and flexible, and is convenient for handling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view (a) and a sectional view (b) of an underlay tape.
FIG. 2 is an external view showing a state in which an underlay tape is wound in a roll shape.
FIG. 3 is a plan view of a mesh sheet.
FIG. 4 is a plan view (a) and a sectional view (b) showing usage.
FIG. 5 is an explanatory diagram of an underlay tape at the time of cutting with a cutter knife.
[Explanation of symbols]
1 Underlay tape 2 Thread 3 Mesh sheet (net)
5 Synthetic resin film 10 Base board 11, 12 Cross

Claims

下地ボードに貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地ボードを保護するためのテープであって、柔軟な合成樹脂繊維又は天然繊維で形成した網状シートの表裏両面側に合成樹脂フィルムを被せ、前記網状シートと表裏の合成樹脂フィルムの両側縁部のみを互いに接着したことを特徴とするクロス切断用下敷きテープ。A tape for protecting the base board by placing it under the joint part when cutting the joint part of the cloth to be pasted on the base board, both front and back surfaces of a net-like sheet formed of flexible synthetic resin fibers or natural fibers An underlay tape for cross cutting, characterized in that a synthetic resin film is placed on the side, and only both side edges of the mesh sheet and the front and back synthetic resin films are adhered to each other.

クロスに接触する側の合成樹脂フィルムの面に微細な凹凸が形成されている請求項１に記載のクロス切断用下敷きテープ。The underlay tape for cutting a cloth according to claim 1, wherein fine irregularities are formed on the surface of the synthetic resin film on the side in contact with the cloth.