JP4230851B2 - 機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置 - Google Patents

機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、フライホイールの回転エネルギーを利用しスライドを往復動作させてワークを成形するプレス装置を複数台備え、各プレス装置を配列した機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置に関し、特に上流側プレス装置の動作に基づいて下流側プレス装置の動作を制御するものに関する。
一つのワークに対する絞り、曲げ、穴あけ、縁取りなどの複数の成形を効率的に行うプレスの形態として、例えば、タンデムプレスラインが知られている。タンデムプレスラインには一列に配置された複数台のプレス装置(以下、「プレス」という)が設けられており、ワークは上流側プレスから下流側プレスに搬送され、各プレスで順次プレス成形される。ワークの搬送は人手を介する場合やワーク搬送装置を介する場合等がある。各プレスにはメインモータがそれぞれ設けられており、駆動機構を介してメインモータの回転動作がスライドの昇降動作(往復動作)に変換される。各メインモータの制御は其々独立して行われるため、各プレスのスライドの昇降動作は個々に独立して行われる。
図5は駆動機構の模式図であり、ここではクランクプレスの駆動機構を示している。メインモータ51の回転軸にはモータプーリー52が設けられており、モータプーリー52とフライホイール54はベルト53を介して連結されている。フライホイール54とクラッチ55の第1係合部材は連結され、クラッチ55の第2係合部材にはドライブシャフト56が連結されている。更にドライブシャフト56にはブレーキ57が設けられている。ドライブシャフト56の一部とメインギヤ58は噛合されており、メインギヤ58はクランクシャフト59の一部に固着されている。クランクシャフト59のクランク部分にはコンロット45を介してスライド16が吊設されている。
この駆動機構によれば、メインモータ51によってフライホイール54が回転され、フライホイール54の回転エネルギーがクラッチ55およびメインギヤ58を介してクランクシャフト59に伝達される。そしてクランクシャフト59が回転され、その回転動作がスライド16の昇降動作に変換される。また、クラッチ55の係合と解放とを切り換えることによって、スライド16の動作と停止とが切り換えられる。なお、駆動機構には更に複数段のギヤが組み合わせた変速機構が設けられる場合もある。
各プレスにおけるスライド昇降動作は次のように制御される。スライド16が上死点に到達すると、クラッチ55の解放とブレーキ57の制動によってスライド16が上死点で停止する。プレスの加工ステーションから成形後のワークが搬出され、更にプレスの加工ステーションへ成形前のワークが搬入されると、クラッチ55の係合とブレーキ57の解放によってスライド16が上死点から下降する。スライド16が下死点を通過し上死点に到達すると、クラッチ55の解放とブレーキ57の制動によってスライド16は再び上死点で停止する。このように各プレスはクラッチ55の係合と解放が繰り返され、断続運転される。
タンデムプレスラインによれば、プレスの組合せや順序を用途に応じて設定できる。また、ライン上の一部プレスによるプレス成形を要しない場合は、そのプレスを停止させたり、そのプレスを他のワークのプレス成形のために使用したりすることができる。こうしたことから、タンデムプレスラインは様々なプレス成形の態様に適用させることができ、自由度が高いといえる。
タンデムプレスラインに対し、一列に配置された複数の加工ステーションを有する形態としてトランスファプレスがある。トランスファプレスは、一つのスライドに複数の加工ステーションを有し、一つのメインモータで各スライドを昇降動作させている。このため、各プレスのスライド昇降動作は同期する。したがって、生産効率は高いが、プレス加工の態様が一定であるため自由度は低い。
タンデムプレスラインの生産効率を向上させる最も有効的な手段は、各プレスを連続運転させることである。しかし、各プレスを連続運転させることには次のような二つの障害がある。
まず第一の障害について説明する。例えば、複数のプレスの各スライドを同時に同速度で上死点から下降させてプレス成形を行うものと仮定する。この場合、各スライドが1ストロークの動作をして上死点に戻るタイミングが同じであれば問題はないが、実際はそのタイミングはずれる。これは各プレスのスローダウンが異なるため、プレス動作の周期が異なることに起因する。
スローダウンとはフライホイールの回転数が一時的に低下する現象のことをいい、プレス成形の荷重等により避けられない現象である。様々な要素、例えばプレス成形に要するエネルギーやメインモータ容量やフライホイールの大きさ等、に応じてスローダウンは決定されるが、これらの要素が各プレス間で異なるため、各プレスのスローダウンは異なる。
図6はスライド位置を時間経過と共に示す図であり、隣接するプレスを連続運転した場合の各プレスのスライド位置を示している。図6の波形A、Bで示すように、隣接するプレス間のスライド動作に所定位相差T1が設定され運転が開始されたとしても、上述したスローダウンの影響によって、運転と共に位相差が徐々に変化し、例えば波形A、B′の様になる。最初のうちは位相差の変化量が小さいため、上流側プレスからのワークの搬出と下流側プレスへのワークの搬入とを連続的に行うことができる。しかし、時間の経過と共に位相差の変化量は大きくなってくる。この変化量がある程度大きくなると、上流側プレスからのワークの搬出と下流側プレスへのワークの搬入のタイミングがとれなくなり、結局はラインを途中で停止させなければならなくなる。
次に第二の障害について説明する。図7は起動時のメインギヤ角速度を時間経過と共に示す図であり、二つのプレスのメインギヤ角速度について示している。図7に示すように、プレスのメインギヤが起動してから所定速度Rに達し等速動作するまで、すなわちスライドが起動してから安定動作するまでには、所定時間(時間t1、t2)を要する。本明細書では、この所定時間を立上時間という。この立上時間がプレス毎に異なる。これは各プレスの駆動機構やスライドや金型(以下、「駆動機構等」という)のGD(ジーディスクエアと呼ぶ)が異なること及びメインモータ容量が異なることに起因する。
GDとは慣性の度合を示す指標である。各プレス間で駆動機構等の構造が全く同じであればGDは等しくなるが、プレス毎に駆動機構等の構造は異なり当然GDも異なる。このため、プレスの運転が同時に開始されても、あるプレスのメインギヤは直ぐに所定速度Rに達し、別のプレスのメインギヤは直ぐには所定速度Rに達しないという事態が発生する。そして、各プレスのメインギヤが所定速度Rに達した時には、各プレスのメインギヤの回転角度、すなわち各スライドの移動量(ストローク量)に差が生じる。この差は図7の斜線の面積で表され、スライドの位置ずれとなる。このようなことから、各プレスのスライド動作に其々位相差が設定され運転が開始されたとしても、設定された位相差は運転開始早々に変化する。したがって、各プレスを連続運転させても、結局はラインを途中で停止させなければならなくなる。
このような二つの障害があって、従来のタンデムプレスラインでは、ワークの搬入と搬出を安全且つ確実に行うために断続運転を行わざるをえなかった。このため、生産効率の向上は望めなかった。
加えて、断続運転ではクラッチの係合、解放とブレーキによる制動が必要になる。クラッチの係合、解放とブレーキによる制動は大きな騒音が伴う上、クラッチやブレーキに設けられたフェーシングの摩耗を招来する。フェーシングの摩耗が激しいとフェーシングの寿命が短縮され、フェーシングの交換作業が必要になる。したがって、メンテナンスコストが上昇する。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、プレス成形の生産効率を向上させると共に、メンテナンスコストおよびメンテナンス頻度を低減させることを解決課題とするものである。
そこで、第1発明は、
フライホイールの回転エネルギーを利用しスライドを往復動作させてワークを成形するプレス装置を複数台備え、各プレス装置を配列した機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置において、
各プレス装置を起動させる際に、メインギヤが起動してから等速動作するまでの立上時間が長いプレス装置から順に起動すると共に、各プレス装置のメインギヤが等速動作し始めた時点で隣接する上流側プレス装置及び下流側プレス装置のプレス角度に所定の差が設定されるように各プレス装置の起動時間をずらすようにし、更に、各プレス装置を連続運転させる際に、隣接する上流側プレス装置及び下流側プレス装置のプレス角度の差が一定となるように、上流側プレス装置の動作に応じた信号に基づいて下流側プレス装置の動作を制御するスライド制御部を備えたこと
を特徴とする。
また、第2発明は、第1発明において、
前記スライド制御部は、各プレス装置を連続運転させる際に、下流側プレス装置に備えられたモータの速度を制御すること
を特徴とする。
また、第3発明は、第1発明において、
前記フライホイールと前記スライドとの間に介在するメインギヤの角度を前記プレス角度とし、このプレス角度を検出する角度検出部を備えたこと
を特徴とする。
また、第4発明は、第1発明において、
前記スライド制御部は、各プレス装置のメインギヤの起動時間のずれを予め記憶し、最も立上時間が長いプレス装置のメインギヤを起動させてから記憶した起動時間のずれが経過する毎に対応するプレス装置のメインギヤを順次起動させること
を特徴とする。
本発明によれば、第1プレス(上流側プレス装置)2のプレス角度、すなわちエンコーダ(角度検出部)91で検出されたメインギヤ58の角度と、第2プレス(下流側プレス装置)3のプレス角度、すなわちエンコーダ(角度検出部)92で検出されたメインギヤ68の角度の角度差が一定になるように、第2プレス3のメインモータ61の回転速度が制御される。角度差が変化した場合は、スライド制御部40は第2プレス3のメインモータ61の回転速度を角度差に応じた分だけ変化させる。すると、フライホイール64の回転速度が変化し、それに伴いメインギヤ68の回転速度も変化する。したがって、第2プレス3のスライド16の動作が変化する。こうして、第1プレス2のスライド16の動作と、第2プレス3のスライド16の動作との位相差は一定に保たれる。第2プレス3の下流側プレス4、5においても同様の制御が行われる。スライド制御部40を設けることによってタンデムプレスラインの各プレスを連続運転させることが可能になる。
また本発明によれば、スライド制御部40は第1プレス2のクラッチ55が係合されてから、遅延時間td1が経過した時点で第2プレス3のクラッチ65を係合させる。遅延時間td1は、立上時間の長いメインギヤ58が等速回転を始めた時点で、第1プレス2のメインギヤ58の回転角度と第2プレス3のメインギヤ68の回転角度とが所定の差になるように設定される。
本発明によれば、上流側プレスのスライド動作に合わせて下流側プレスのスライド動作がリアルタイムで補正されるため、上流側プレスのスライド動作と下流側プレスのスライド動作を所定位相差を設けて連続運転させることができる。したがって、生産効率を大幅に向上させることができる。また、連続運転が行えるようになると、断続運転で必要とされていたクラッチの係合と解放およびブレーキによる制動を行う必要がなくなり、クラッチおよびブレーキに設けられたフェーシングの摩耗が低減される。したがって、メンテナンスコストおよびメンテナンス頻度を低減させることができる。また、断続運転を行う必要がなくなるため、クラッチの係合と解放およびブレーキによる制動に起因する騒音を無くすことができる。
本発明によれば、GDによるプレス起動時のスライド動作の位相のずれを補正することができる。したがって、タンデムプレスラインの起動時から各プレスを連続運転させることができ、生産効率を向上させることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るタンデムプレスラインの正面図である。
本実施形態のタンデムプレスライン1は、相互に所定間隔を有して上流側(図面の左側)から下流側(図面の右側)へ向けて直列に配置される第1〜第4プレス2、3、4、5と、最上流側の第1プレス2の上流側に配される材料搬入装置6と、最下流側の第4プレス5の下流側に配される製品搬出装置7と、材料搬入装置6上のワーク8を第1プレス2の加工ステーションに搬送・搬入するワーク搬送装置9と、互いに隣接するプレス2、3、4、5の各加工ステーション間でワーク8の搬出・搬送・搬入を行うワーク搬送装置10、11、12と、第4プレス5の加工ステーションから製品搬出装置7上へワーク8を搬出・搬送するワーク搬送装置13を備えて構成されている。
各プレス2、3、4、5は、本体フレームとしてのアプライト14と、このアプライト14の上方に配されて駆動機構が内蔵される上部フレーム15と、アプライト14に昇降動自在に支承され、駆動機構を介して昇降動作されるスライド16と、このスライド16に対向配置されてベッド17上に設けられるボルスタ18とを備え、スライド16の下端に装着される上金型と、ボルスタ18の上端に装着される下金型とによってワーク8に加工がなされるように構成されている。
図2は本実施形態の制御システム構成図である。
第1プレス2の上部フレーム15には駆動機構が内蔵されており、その構造は図5に示す駆動機構と同一であるとする。なお、図2では図5に示す駆動機構を更に簡略化して示している。図5を用いて説明したように、駆動機構にはフライホイール54とクラッチ55とブレーキ57とメインギヤ58とクランクシャフト59とが設けられる。また、上部フレーム15にはエンコーダ91が設けられている。エンコーダ91はプレス角度(クランク角度)としてメインギヤ58の角度θ1を検出すると共に、スライド制御部40に検出角度θ1を出力する。クラッチ55は係合指令Ic1を入力するに応じて係合され、係合に応じてスライド制御部40に係合信号Sc1を出力する。また、解放指令に応じて解放される。ドライバ50はスライド制御部40から出力されるメインギヤ角速度指令Ig1に応じてメインモータ51の回転速度を制御する。メインモータ51はフライホイール54を回転させる。プレス3〜5の駆動機構、モータ、ドライバ、エンコーダ等の構成は第1プレス2と同一である。
ライン統括制御部400はタンデムプレスライン1を統括して制御しており、ワーク搬送とプレス成形とが連動して行われるように、ワーク搬送装置側に速度指令を出力すると共に、プレス側のスライド制御部40にメインギヤ角速度指令Igを出力する。また、立上時間が最も長いプレスのクラッチに係合指令Icを出力する。
スライド制御部40には、第1プレス制御部41と第2プレス制御部42と第3プレス制御部43と第4プレス制御部44とが設けられている。スライド制御部40は立上時間が最も長いプレスに対応するドライバにメインギヤ角速度指令Igを出力する。また、スライド制御部40は第1プレス制御部41で生成された補正信号S1を用いてメインギヤ角速度指令Igを補正し、第1プレス2のドライバ50に補正後のメインギヤ角速度指令Ig1を出力する。また、スライド制御部40は第2プレス制御部42で生成された補正信号S2を用いてメインギヤ角速度指令Igを補正し、第2プレス3のドライバ60に補正後のメインギヤ角速度指令Ig2を出力する。また、スライド制御部40は第3プレス制御部43で生成された補正信号S3を用いてメインギヤ角速度指令Igを補正し、第3プレス4のドライバ70に補正後のメインギヤ角速度指令Ig3を出力する。また、スライド制御部40は、第4プレス制御部44で生成された補正信号S4を用いてメインギヤ角速度指令Igを補正し、第4プレス5のドライバ80に補正後のメインギヤ角速度指令Ig4を出力する。
第1プレス制御部41は第1プレス2のエンコーダ91の検出角度θ1を入力し、メインギヤ58のメインギヤ角速度を補正すべくメインギヤ補正信号S1を生成する。
第2プレス制御部42は第1プレス2のエンコーダ91の検出角度θ1と第2プレス3のエンコーダ92の検出角度θ2とを入力し、二つの検出角度の差θ1-2に応じた補正信号S2を生成する。
第3プレス制御部43は第2プレス3のエンコーダ92の検出角度θ2と第3プレス4のエンコーダ93の検出角度θ3とを入力し、二つの検出角度の差θ2-3に応じた補正信号S3を生成する。
第4プレス制御部44は第3プレス4のエンコーダ93の検出角度θ3と第4プレス5のエンコーダ94の検出角度θ4とを入力し、二つの検出角度の差θ3-4に応じた補正信号S4を生成する。
また、各プレス制御部41〜44には各プレス間の立上時間の相違に基づいて所定の遅延時間が設定される。ここで、本実施形態では4台のプレスのうち、第1プレス2のメインギヤ58の立上時間が最も長いと想定する。第1プレス2のメインギヤ58の立上時間t1と第2プレス3のメインギヤ68の立上時間t2(<t1)との差を2td1とすると、メインギヤ58を起動させてから所定時間td1経過後にメインギヤ68を起動させれば、メインギヤ58が所定速度に達した時点で、メインギヤ58の回転角度θ1とメインギヤ68の回転角度θ2は等しくなる。この所定時間td1が遅延時間として第2プレス制御部42に予め設定される。本実施形態の場合、第1プレス制御部41は、第1プレス2のクラッチ55の係合信号Sc1を入力し、それと同時に第2プレス制御部42、第3プレス制御部43、第4プレス制御部44に係合信号Scを出力する。第2プレス制御部42は、第1プレス制御部41から出力される係合信号Scを入力し、遅延時間td1が経過した後に第2プレス3のクラッチ65に係合指令Ic2を出力する。
同様に、所定時間td2が遅延時間として第3プレス制御部43に予め設定される。第3プレス制御部43は、第1プレス制御部41から出力される係合信号Scを入力し、遅延時間td2が経過した後に第3プレス4のクラッチ75に係合指令Ic3を出力する。
同様に、所定時間td3が遅延時間として第4プレス制御部44に予め設定される。第4プレス制御部44は、第1プレス制御部41から出力される係合信号Scを入力し、遅延時間td3が経過した後に第4プレス5のクラッチ85に係合指令Ic4を出力する。
なお、4台のプレスのうち、メインギヤの立上時間が最も長いプレスが第1プレス2でない場合も同じようにして制御される。つまり、メインギヤの立上時間が最も長いプレスのクラッチが係合してから順に他のプレスのクラッチが係合されるように制御される。
次に、本実施形態における第2プレス3(第3プレス4、第4プレス5についても同様)の制御態様について、(1)起動時の制御、(2)安定動作時の制御、に分けて説明する。
(1)起動時の制御
図3は起動時のメインギヤ角速度を時間経過と共に示す図であり、第1〜第4プレス2、3、4、5のメインギヤ角速度について示している。以下、図2、図3を用いて説明する。なお、上述したように4台のプレスのうち、第1プレス2のメインギヤ58の立上時間t1が最も長いものとする。また、第2プレス3のメインギヤ68の立上時間t2、第3プレス4のメインギヤ78の立上時間t3、第4プレス5のメインギヤ88の立上時間t4は、t2>t3>t4の関係であるとする。
まず、タンデムプレスライン1が起動されると、ライン統括制御部400からスライド制御部40にメインギヤ角速度指令Igが出力される。スライド制御部40からはドライバ50にメインギヤ角速度指令Ig1が出力され、ドライバ60にメインギヤ角速度指令Ig2が出力され、ドライバ70にメインギヤ角速度指令Ig3が出力され、ドライバ80にメインギヤ角速度指令Ig4が出力される。起動時は補正信号S2、S3、S4が生成されないため、メインギヤ角速度指令Ig=Ig1=Ig2=Ig3=Ig4である。そして、各ドライバ50、60、70、80は指令に応じて各メインモータ51、61、71、81を起動させる。各メインモータ51、61、71、81の起動によって、各フライホイール54、64、74、84が起動される。
ライン統括制御部400から第1プレス2のクラッチ55に係合指令Ic1が出力されると、クラッチ55が係合され、メインギヤ58が起動される。図3の直線aで示すように、メインギヤ58の角速度は時間の経過に略比例して上昇する。
クラッチ55の係合と同時に、第1プレス制御部41に係合信号Sc1が出力される。すると、第1プレス制御部41からは第2プレス制御部42に係合信号Scが出力される。第2プレス制御部42に係合信号Scが入力されると計時が開始される。そして、遅延時間td1が経過すると同時に、第2プレス制御部42から第2プレス3のクラッチ65に係合指令Ic2が出力される。すると、クラッチ65が係合され、メインギヤ68が起動される。図3の一点鎖線bで示すように、メインギヤ68の角速度は時間の経過に略比例して上昇する。メインギヤ68の角速度の上昇率(一点鎖線bの傾き)はメインギヤ58の角速度の上昇率(直線aの傾き)よりも大きい。
第1プレス制御部41からは第3プレス制御部43にも係合信号Scが出力される。第3プレス制御部43に係合信号Scが入力されると計時が開始される。そして、遅延時間td2が経過すると同時に、第3プレス制御部43から第3プレス4のクラッチ75に係合指令Ic3が出力される。すると、クラッチ75が係合され、メインギヤ78が起動される。図3の二点鎖線cで示すように、メインギヤ78の角速度は時間の経過に略比例して上昇する。メインギヤ78の角速度の上昇率(二点鎖線cの傾き)はメインギヤ58の角速度の上昇率(直線aの傾き)よりも大きい。
第1プレス制御部41からは第4プレス制御部44にも係合信号Scが出力される。第4プレス制御部44に係合信号Scが入力されると計時が開始される。そして、遅延時間td3が経過すると同時に、第4プレス制御部44から第4プレス5のクラッチ85に係合指令Ic4が出力される。すると、クラッチ85が係合され、メインギヤ88が起動される。図3の破線dで示すように、メインギヤ88の角速度は時間の経過に略比例して上昇する。メインギヤ88の角速度の上昇率(破線dの傾き)はメインギヤ58の角速度の上昇率(直線aの傾き)よりも大きい。
こうして、4つのプレス2、3、4、5は全て起動される。図3で示すように、起動とは逆に、最初にメインギヤ85の角速度(破線d)が所定速度Rに達し、メインギヤ88は等速で回転する。そして、メインギヤ78、68の角速度(二点鎖線c、一点鎖線b)が順次所定速度Rに達し、メインギヤ78、68は等速で回転する。最後にメインギヤ58の角速度(直線a)が所定速度Rに達する。
メインギヤの回転角度は図3の時間軸と各直線で囲まれる領域の面積で表される。したがって、メインギヤ58の角速度が所定速度Rに達した時(時間t1)に、メインギヤ58の回転角度は(1/2)・t1・Rで表され、メインギヤ68の回転角度はtd1・R+(1/2)・t2・Rで表され、メインギヤ78の回転角度はtd2・R+(1/2)・t3・Rで表され、メインギヤ88の回転角度はtd3・R+(1/2)・t4・Rで表される。ここで図3から、
(1/2)・t1・R
=td1・R+(1/2)・t2・R
=td2・R+(1/2)・t3・R
=td3・R+(1/2)・t4・R
が成立するのが分かる。このことから、時間t1の時点で各メインギヤ58、68、78、88の回転角度は等しいといえる。
このように、メインギヤ58が等速で回転し始める時点で各メインギヤ58、68、78、88の回転角度を等しくすることができる。実際のプレス動作では、所定位相差を設けて各プレス2〜5のスライド16a〜16dを動作させる必要がある。そこでメインギヤ58が等速で回転し始める時点で、各プレス2〜5のクランク角に所定角度の位相差が発生するようにする。
本実施形態によれば、GDによるプレス起動時のスライド動作の位相のずれを補正することができる。したがって、タンデムプレスラインの起動時から各プレスを連続運転させることができ、生産効率を向上させることができる。
(2)安定動作時の制御
図4はスライド位置を時間経過と共に示す図であり、隣接する第1プレス2と第2プレス3を連続運転した場合のスライド位置の変位を示している。波形Aは第1プレス2のスライド位置の周期的変化を示しており、波形Bは第2プレス3のスライド位置の周期的変化を示している。波形A、Bの上端はスライドの上死点であり、下端はスライドの下死点である。以下、図2、図4を用いて説明する。
最初に、第1プレス2のスライド16aと第2プレス3のスライド16bは所定の位置関係に保たれているとする。つまり、図6に示すように、波形A、Bは所定位相差T1に保たれている。
しかし、例えばスローダウンの相違によって第1プレス2のクランク角度と第2プレス3のクランク角度の角度差が変化したとすると、スライド位置の周期的変化にずれが生じる。例えば、角度差が大きくなった場合を図4を用いて説明すると、波形Aに対して波形Bが時間軸正方向にずれ、第1プレス2のスライド位置の周期的変化と第2プレス3のスライド位置の周期的変化は波形A、B′の関係になり、その位相差はT2となる。
図2に示すように、第1プレス2のエンコーダ91ではクランク角度θ1(メインギヤ58の角度)が検出され、検出されたクランク角度θ1は第1プレス制御部41及び第2プレス制御部42に出力される。また、第2プレス3のエンコーダ92ではクランク角度θ2(メインギヤ68の角度)が検出され、検出されたクランク角度θ2は第2プレス制御部42及び第3プレス制御部43に出力される。第2プレス制御部42では角度差θ1-2(=θ1−θ2)が演算され、角度差θ1-2に応じた補正信号S2が生成される。
スライド制御部40では、この補正信号S2に基づきメインギヤ角速度指令Igが補正される。そして、第1プレス2のクランク角度と第2プレス3のクランク角度を一定の角度差にすべく補正後のメインギヤ角速度指令Ig2が生成され、ドライバ60に出力される。ドライバ60はメインギヤ角速度指令Ig2に従いメインモータ61を回転させる。第2プレスのスライド動作が速い場合はメインモータ61は減速され、第2プレスのスライド動作が遅い場合はメインモータ61は加速される。
すると図4に示すように、波形Aに対して波形B′が時間軸負方向に戻り、第1プレス2のスライド位置の周期的変化と第2プレス3のスライド位置の周期的変化は波形A、Bの関係になり、その位相差はT1に戻る。
エンコーダ91、92では常にクランク角度θ1、θ2が検出されており、第2プレス制御部42では常に角度差θ1-2が演算されている。よって、角度差θ1-2に変化が生じるに応じて補正信号S2が生成され、第2プレス3のスライド動作はリアルタイムで補正される。したがって、実際は第1プレス2のスライド位置の周期的変化と第2プレスのスライド位置の周期的変化は波形A、Bの状態が保たれ、所定位相差T1が保たれる。
第2プレス3と第3プレス4との間においても同様の制御が行われ、また第3プレス4と第4プレス5との間においても同様の制御が行われる。
本実施形態によれば、上流側プレスのスライド動作に合わせて下流側プレスのスライド動作がリアルタイムで補正されるため、上流側プレスのスライド動作と下流側プレスのスライド動作を所定位相差を設けて連続運転させることができる。したがって、生産効率を大幅に向上させることができる。また、連続運転が行えるようになると、断続運転で必要とされていたクラッチの係合と解放およびブレーキによる制動を行う必要がなくなり、クラッチおよびブレーキに設けられたフェーシングの摩耗が低減される。したがって、メンテナンスコストおよびメンテナンス頻度を低減させることができる。また、断続運転を行う必要がなくなるため、クラッチの係合と解放およびブレーキによる制動に起因する騒音を無くすことができる。
図1は本実施形態に係るタンデムプレスラインの正面図である。 図2は本実施形態の制御システム構成図である。 図3は起動時のメインギヤ角速度を時間経過と共に示す図である。 図4はスライド位置を時間経過と共に示す図である。 図5は駆動機構の模式図である。 図6はスライド位置を時間経過と共に示す図である。 図7は起動時のメインギヤ角速度を時間経過と共に示す図である。
符号の説明
2 第1プレス
3 第2プレス
4 第3プレス
5 第4プレス
16a〜16d スライド
40 スライド制御部
41 第1プレス制御部
42 第2プレス制御部
43 第3プレス制御部
44 第4プレス制御部
51、61、71、81 メインモータ
54、64、74、84 フライホイール
55、65、75、85 クラッチ
58、68、78、88 メインギヤ
91、92、93、94 エンコーダ

Claims (4)

  1. フライホイールの回転エネルギーを利用しスライドを往復動作させてワークを成形するプレス装置を複数台備え、各プレス装置を配列した機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置において、
    各プレス装置を起動させる際に、メインギヤが起動してから等速動作するまでの立上時間が長いプレス装置から順に起動すると共に、各プレス装置のメインギヤが等速動作し始めた時点で隣接する上流側プレス装置及び下流側プレス装置のプレス角度に所定の差が設定されるように各プレス装置の起動時間をずらすようにし、更に、各プレス装置を連続運転させる際に、隣接する上流側プレス装置及び下流側プレス装置のプレス角度の差が一定となるように、上流側プレス装置の動作に応じた信号に基づいて下流側プレス装置の動作を制御するスライド制御部を備えたこと
    を特徴とする機械駆動式タンデムプレスラインの運転制御装置。
  2. 前記スライド制御部は、各プレス装置を連続運転させる際に、下流側プレス装置に備えられたモータの速度を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置。
  3. 前記フライホイールと前記スライドとの間に介在するメインギヤの角度を前記プレス角度とし、このプレス角度を検出する角度検出部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置。
  4. 前記スライド制御部は、各プレス装置のメインギヤの起動時間のずれを予め記憶し、最も立上時間が長いプレス装置のメインギヤを起動させてから記憶した起動時間のずれが経過する毎に対応するプレス装置のメインギヤを順次起動させること
    を特徴とする請求項1記載の機械駆動式タンデムプレスラインの連続運転制御装置。
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