JP4230190B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置に係り、特に、上記自己消弧形半導体素子の過電圧抑制の目的で使用される定電圧素子の故障検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自己消弧形半導体素子を使用した電力変換装置では、通例、電圧仕様に応じて、自己消弧形半導体素子、例えば、IGBTを複数互いに直列にして直流電圧源に接続し各素子で電圧を分担する構成を採用する。この場合、各IGBTは、本来同時にオンオフ動作がなされるが、素子特性のばらつき等により素子間でこのタイミングに差が生じ得る。特に、ターンオフタイミングに差が生じると、早くターンオフした素子に本来の分担電圧以上の電圧が印加されることになり、素子の耐圧が脅かされることになる。
そこで、従来の電力変換装置においては、IGBTのコレクタ(正極)とゲート(制御極)との間に定電圧素子ZDを含む過電圧保護回路を設け、このZDの電圧クランプ動作によりIGBTの過電圧印加を抑制している。
【0003】
更に、この電圧クランプ動作が繰り返されることによる損失の増大を防止するため、クランプ動作に応じてIGBTのターンオフタイミングを調整するタイミング調整回路を設けている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−231247号公報(第2、3頁、図1、2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電力変換装置は以上のように構成されているが、各IGBTの電圧仕様とこれに接続される過電圧保護回路に使用される定電圧素子ZDの電圧仕様との関係で、定電圧素子ZDを複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成することが考えられる。
この回路で、定電圧素子ZDが短絡故障した場合を想定すると、その直列接続体の全体が短絡故障とならない限りその一部の素子に短絡故障が発生しても、当該故障が検出されず、過電圧保護回路が過度な電圧抑制を行うなど異常動作が発生し、最悪、IGBTを破壊する可能性があるという問題があった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、過電圧保護回路の定電圧素子が複数の直列接続体で構成されている場合に、その一部の素子に短絡故障が発生したことを確実に検出することができる電力変換装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電力変換装置は、自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
上記自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものにおいて、
上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作に基づき発生する上記自己消弧形半導体素子の制御極負極間電圧の変化を検出し、この変化時間長が所定の設定時間長を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜5は、この発明の実施の形態1を説明するもので、図1は、そのゲートドライブ回路40の内部構成図、図2は、図1のゲートドライブ回路40を用いて構成された半導体スイッチ41の内部構成図、図3は、図2の半導体スイッチ41を用いて構成された電力変換装置としての3相2レベルインバータを示す回路図、図4は、図1の過電圧保護回路6を説明する図、図5は、図1における定電圧素子の短絡故障の検出動作を説明するタイミングチャートである。
【0009】
以下、先ず、図1〜4を参照してこの発明の実施の形態1における電力変換装置(3相2レベルインバータ)の構成について説明する。3相2レベルインバータは、直流電圧源Edに3相ブリッジ結線された半導体スイッチ41から構成され、直流電圧源Edの直流電圧を3相交流電圧に変換して出力する(図3)。
ここでは、各半導体スイッチ41は、互いに直列に接続された2個の自己消弧形半導体素子、ここではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)2、各IGBT2と逆並列に接続された還流ダイオード3、および各IGBT2をオンオフ駆動するゲートドライブ回路40から構成される。そして、各ゲートドライブ回路40は制御信号発生器1からの制御信号に基づき動作する。
【0010】
次に、ゲートドライブ回路40の内部構成を図1、図4に基づき説明する。ゲートドライブ回路40は、過電圧保護回路6と、入力判定回路7と、信号保持回路13と、パルス成形回路16とを備えている。
先ず、過電圧保護回路6は2個のIGBT2のターンオフタイミングのずれにより印加される過電圧を抑制すると共に、過電圧抑制動作を検出するもので、図4に示すように、一端がIGBT2のコレクタC(正極)に接続された定電圧素子ZDを備えており、ここでは個々の素子zdを複数互いに直列に接続した直列接続体でなる。なお、本願発明の目的は、この直列接続体の任意の素子zdの短絡故障を検出することである。
定電圧素子ZDの他端は、ダイオードD、更に、ゲートアンプ5、ゲート抵抗4を介してIGBT2のゲートG(制御極)に接続されている。ダイオードDのカソードにはNPNトランジスタ22が接続され定電圧素子ZDの電圧クランプ動作による電圧変化により出力し、その出力は、後述するタイミング調整回路36の入力判定回路7に導出される。
【0011】
図1に戻り、入力判定回路7は、ディレイ回路11、NOT回路10およびOR回路9からなるスイッチング過渡状態検出器8とPNPトランジスタ12とで構成され、制御信号発生器1からの信号と過電圧保護回路6から出力される信号(過電圧保護回路6のNPNトランジスタ22からの信号で、定電圧素子ZDの動作電圧E1を超える過電圧に対応する信号)とを入力し、過電圧保護回路6から出力される上記信号が、ターンオフ時のスイッチングタイミングずれによってIGBT2に過電圧が発生し出力された信号であることを判定する。
即ち、本実施の形態におけるスイッチング過渡状態検出器8は、制御信号発生器1からの信号がターンオフを開始してからディレイ回路11で定めた時間のみPNPトランジスタ12を駆動することにより、上記時間に過電圧保護回路6が動作した場合に、過電圧保護回路6から出力される信号を出力してスイッチングタイミングずれによって過電圧が発生したことを判定する。
【0012】
信号保持回路13は、コンデンサ(蓄積素子)15と入力抵抗14とで構成され、入力判定回路7からの信号(ターンオフ時のスイッチングタイミングずれによって発生する過電圧に対応する信号)を保持する。
パルス成形回路16は、論理回路18とPNPトランジスタ17と抵抗19とディレイ回路20とOR回路21とで構成され、信号保持回路13のコンデンサ15に蓄えられた電荷を、複数回のスイッチングに1回の割合でターンオフ時に放電させるとともに、この放電信号と制御信号発生器1からのスイッチング制御信号とにより補正されたスイッチング制御信号を成形する。
即ち、OR回路21では入力される放電電圧が予め設定されたしきい値以上の時、オン信号が出力され、最終的には制御信号発生器1からのスイッチング制御信号にこのオン信号が時間的に加算されて出力される、即ち、この加算時間だけターンオフタイミングが遅延調整される。なお、スイッチング制御信号はディレイ回路20で後述のように所定時間遅延された信号となって加算される。
【0013】
定電圧素子zdの短絡故障を検出する定電圧素子故障検出手段としての故障検出回路53は、EXOR回路50と時間差判定回路51と故障表示器52とからなる。そして、EXOR回路50は、ディレイ回路20からの出力信号とOR回路21からの出力信号とを入力して排他的論理和の信号を出力する。即ち、タイミング調整回路36での調整遅延時間長のパルス信号が出力される。時間差判定回路51は、この調整遅延時間長が予め設定したマスク時間を越えたとき、定電圧素子ZD内のいずれかの定電圧素子zdに短絡故障が発生したと判定して故障表示器52を動作させる。
【0014】
次に、図5を参照して、ターンオフタイミングを調整する動作、および定電圧素子zdの短絡故障を検出する動作について説明する。図5において、(a)は信号保持回路13のコンデンサ15の電圧、(b)はPNPトランジスタ17の導通状態、(c)はOR回路21の入力電圧A、(d)はIGBT2のスイッチング状態、(e)はIGBT2のコレクターエミッタ間電圧、(f)はEXOR回路の出力と時間差判定回路のマスクの関係を示す。図5は2個のIGBT2を直列接続した場合の波形を示しており、(e)はターンオフタイミングが早いIGBTと遅いIGBTとの両方の電圧波形を示している。また(a)〜(d)は早くターンオフするIGBTに対する波形である。
【0015】
入力判定回路7は、制御信号発生器1からのスイッチング制御信号がターンオフを開始してからディレイ回路11で定められた期間だけ、過電圧保護回路6からの信号を通過させる。これにより、早くターンオフしたIGBT2のコレクターエミッタ間電圧が過電圧保護回路6の動作電圧E1を越えた時刻(t1)から、IGBT2のコレクターエミッタ間電圧が過電圧保護回路6の動作電圧E1より下がった時刻(t2)まで、コンデンサ15の電圧は上昇する。コンデンサ15の電圧は過電圧保護回路6の動作量、即ち、動作電圧E1以上の過電圧のレベル、および過電圧が印加されている時間に応じて上昇する。論理回路18は制御信号発生器1からのターンオフ信号の複数回に1回の割合(ここでは2回に1回の割合)でPNPトランジスタ17を駆動する。PNPトランジスタ17がオンしたとき(t3)、コンデンサ15の電圧はコンデンサ15と抵抗19の放電回路で放電し低下する。OR回路21の入力電圧は、コンデンサ15の電圧とほぼ等しくなり、OR回路21の入力電圧がOR回路21の入力しきい電圧A1より大きい期間(t3〜t4)、IGBT2のオンは続きスイッチングのタイミングずれは小さくなる。なお、この際、ディレイ回路20によって、PNPトランジスタ17および論理回路18の時間遅れが補償され、制御信号発生器1からのスイッチング信号と信号保持回路13からの信号(スイッチングタイミングずれ補正信号)の同期が取られる。
【0016】
時刻(t5)で定電圧素子zdに短絡故障が発生(過電圧検出部位短絡発生)すると、過電圧保護回路6の動作電圧が正常値のE1からE2に低下する。そこで、この低下した動作電圧E2にIGBT2のコレクターエミッタ間電圧が達すると、定電圧素子ZDによる電圧クランプ動作がその分、長時間(t6〜t7)継続し、コンデンサ15の電圧が大きく上昇する。この結果、次に論理回路18からの信号によりPNPトランジスタ17がオンしてコンデンサ15が放電すると、その放電電圧が高いため調整遅延時間(t8〜t9)が正常時より長くなり、マスク量を越えて時間差判定回路51が故障発生と判定して故障表示器52に出力する。
【0017】
以上説明したように、過電圧保護回路6の定電圧素子ZD内のいずれかの定電圧素子zdに発生した短絡故障をタイミング調整回路36による調整遅延時間長から確実に検出することができる。
従って、例えば、この故障検出信号を上位制御回路に送信し装置を停止させるようにすれば、一部の定電圧素子の短絡故障で過度な電圧抑制動作が継続してIGBTの事故に至るという恐れが無くなり装置の信頼性が向上する。
なお、図1の回路では、調整遅延時間長をOR回路21の出力信号から求めるようにしたが、OR回路21の入力信号、従って、PNPトランジスタ17からの信号Aのパルス時間幅を直接検出するようにしてもよい。
【0018】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2における電力変換装置のゲートドライブ回路40を示す回路構成図である。先の実施の形態1の図1と異なるのは、故障検出回路53のみである。即ち、図6では、電圧レベル判定回路54を設け、コンデンサ15の電圧が予め設定した判定レベルを越えると一部の定電圧素子zdに短絡故障が発生したと判定して故障表示器52を動作させる。
【0019】
図7に、この故障検出の動作を示す。即ち、時刻(t5)で定電圧素子zdに短絡故障が発生すると、定電圧素子の動作電圧が正常値のE1からE2に低下する。このため、次に、ターンオフタイミングが早いIGBT2のコレクターエミッタ間電圧が上昇して上記動作電圧E2に達すると、通常より長い時間(t6〜t7)電圧クランプ動作が継続し、結果として、コンデンサ15への充電時間が増え、図7(a)に示すように、コンデンサ15の電圧が正常時より高くなって設定された判定レベルを越え、電圧レベル判定回路54が故障を検出する。
【0020】
以上のように、過電圧保護回路6の定電圧素子ZD内のいずれかの定電圧素子zdに発生した短絡故障をタイミング調整回路36のコンデンサ15の電圧から確実に検出することができ、実施の形態1と同様、装置の信頼性が向上する。
【0021】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3における電力変換装置を示す回路構成図である。ここでは、先の実施の形態で説明したゲートドライブ回路40の構成を一部簡略化しても定電圧素子の短絡故障を検出できる場合について説明する。
即ち、互いに直列に接続された2個のIGBT2の一方に接続されたゲートドライブ回路40は、先の実施の形態1と同様、定電圧素子ZDの電圧クランプ動作に基づきIGBT2のターンオフタイミングを遅延調整するタイミング調整回路36とこの調整遅延時間長がマスク量を越えたことから定電圧素子ZDの一部での短絡故障を検出する故障検出回路53の両回路を備えている(故障検出手段付自己消弧形半導体素子)。これに対し、他方のIGBT2に接続されたゲートドライブ回路40Aは、タイミング調整回路36は存在するが故障検出回路53は存在しない、構成を一部簡略化したものである(故障検出手段無自己消弧形半導体素子)。
【0022】
次に、定電圧素子ZDの一部短絡故障時の動作について説明する。先ず、ゲートドライブ回路40側で発生した短絡故障は、当該ゲートドライブ回路40に故障検出回路53を備えているので、形態1で既述したとおり可能であるのは言うまでもない。
問題は、故障検出回路53を備えていないゲートドライブ回路40A側で短絡故障が発生した場合である。この場合、先ず、故障検出回路無しのゲートドライブ回路40A側でタイミング調整回路36による調整遅延時間長が増大する。増大するが故障検出回路が無いのでそのIGBTのターンオフタイミングは調整の結果遅れていく。従って、相対的に故障検出回路付のゲートドライブ回路40側のIGBTのターンオフタイミングが早まることになる。そして、この早まり量が大きくなるとゲートドライブ回路40側での調整遅延時間長が次第に高まり、当該ゲートドライブ回路40側の定電圧素子ZDには異常が無くても調整遅延時間長が設定されたマスク量を越え得ることになり、やがてゲートドライブ回路40に備えられた故障検出回路53が故障検出の判定を行うことになる。
【0023】
複数のIGBTを直列にして直流電圧源に接続する場合、各素子のターンオフタイミングの相対的ずれにより以上で説明した現象が生じるので、この現象を利用することにより、その複数のゲートドライブ回路の一部で故障検出回路を省略しても、当該故障検出回路を省略したゲートドライブ回路で発生した定電圧素子ZDの一部短絡故障を、他のゲートドライブ回路に備えられた故障検出回路53により検出することが可能になり、全体として、装置の構成を簡便安価にすることができる。
なお、図8のゲートドライブ回路40として、以上の説明では、実施の形態1の、即ち、調整遅延時間長から定電圧素子の短絡故障を検出する故障検出回路を備えたものとしたが、実施の形態2の、即ち、コンデンサ15の電圧から短絡故障を検出する故障検出回路を備えたものとしてもよいことは言うまでもない。
【0024】
実施の形態4.
以上の各実施の形態では、いずれも、IGBTは複数直列にして直流電圧源に接続するものであり、かつ、IGBTのターンオフタイミングを調整するタイミング調整回路を備えたものを前提にしているが、これらの前提が存在しない場合においても、IGBTを過電圧から保護するため、定電圧素子ZDを含む過電圧保護回路を設けることがあり、更に、この定電圧素子ZDを複数の定電圧素子zdの直列接続体で構成する場合がある。実施の形態4では、このような場合にも、定電圧素子ZDの一部の短絡故障を確実に検出することができる電力変換装置を扱うものである。
【0025】
図9は、この発明の実施の形態4における故障検出回路を含む電力変換装置を示す回路構成図である。図において、IGBTのコレクターゲート間に定電圧素子ZDとダイオードDが接続されている。なお、定電圧素子ZDは便宜上、単体で図示しているが、実際は定電圧素子zdを複数直列に接続したものである点は、先の実施の形態の図4で示したものと同様である。そして、この実施の形態4は、この定電圧素子ZD内の一部の素子zdの短絡故障を検出するものである。
以下、動作を示す図10のタイミングチャートを共に参照して説明する。
ここでは、タイミング調整回路が無いので、(制御信号発生器1)からのオン・オフ信号はインターフェイス回路23を介して直接トランジスタTR1、TR2に出力される。IGBTのオン時は、トランジスタTR1をオン、TR2をオフしてゲートーエミッタ間電圧VGE=P15Vとする。IGBTのターンオフ時は、トランジスタTR1をオフ、TR2をオンに操作してVGE=N15Vとする。この状態からIGBTのコレクターエミッタ間に過電圧が印加されこれが定電圧素子ZDのアバランシェ電圧に達すると、定電圧素子ZDが電圧クランプ動作をし、定電圧素子ZDを介してゲートに漏れ電流IZDが流れ(図10(b))、VGEは順バイアス方向に充電されIGBTがオンするスレッシホールド電圧(普通+10V程度)に引き上げられる(図10(c))。これによりIGBTのコレクターエミッタ間電圧は定電圧素子ZDのアバランシェ電圧にクランプされるわけである。
【0026】
比較器25は、IGBTのゲートーエミッタ間電圧VGEを入力し、しきい値電圧REF(図10(c))と比較して前者が大きいときHレベルの信号を出力する(図10(d)CMP出力)。
ディレイ回路24は、HレベルからLレベルになるOFF指令タイミング(図10(a)参照)から所定の時間遅延してLレベルになる信号を出力する(図10(e))。この遅延時間は、定電圧素子ZDが正常な場合に、IGBTがターンオフした後、電圧クランプ動作終了時点までの時間の最大予測値にほぼ近い値に設定される。
EXOR回路26は、比較器25からの信号とディレイ回路24からの信号との排他的論理和を演算する。そして、AND回路28はこのEXOR回路26からの信号とインバータ回路27によるディレイ回路24の反転信号との論理積を演算する。
【0027】
従って、定電圧素子ZDが全て正常で電圧クランプ動作がディレイ回路24による設定遅延時間までに終了する場合は、AND回路28からのAND信号はLレベルを維持するが、定電圧素子ZDの一部の素子で短絡故障が発生し電圧クランプ動作が上記設定遅延時間を越えて継続すると、図10(h)に示すように、単パルス信号Sを出力し、これにより、定電圧素子ZDの一部短絡故障を検出することができ、装置の信頼性が向上する。
なお、図9では、AND回路28の後段にワンショット回路29を挿入してZD故障信号としているが、AND回路28からのAND信号が短いときでも、図示しない上位回路でのラッチが可能となるようパルス幅を伸ばすためである。
【0028】
この実施の形態4は、例えば、IGBTを直列接続しない2レベルインバータにおいて、IGBTのターンオフ時に発生するサージをスナバ回路ではなくIGBTに接続した定電圧素子ZDでクランプして過電圧から保護する回路に適用した場合に有効であり、定電圧素子ZDの一部故障からインバータの故障に進展することを未然に防止することができる。
なお、図9に示した構成に限定されることはなく、要は、IGBTのターンオフ後、定電圧素子ZDの電圧クランプ動作に基づく、IGBTのゲートーエミッタ間電圧の変化時間長を検出するものであれば、上記で説明したと同様の要領で定電圧素子ZDの一部短絡故障を検出することができる。
【0029】
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5における電力変換装置を示し、ここでは、特に、IGBTを過電圧から保護する定電圧素子ZDの電流定格を低減する方策について説明する。即ち、先の実施の形態4で説明したように、IGBTのコレクターエミッタ間に過電圧が印加され、定電圧素子ZDがクランプすると、定電圧素子ZDを介して電流がゲートに流れるが、この電流値は、それまでのオフ操作で抵抗Rg(off)を介してN15Vが印加されていたゲートーエミッタ間電圧VGEをIGBTがオンするスレッシホールド電圧(普通+10V程度)にまで引き上げるレベルのものである必要がある。Rg=10Ωとすると、(+10V−(−15V))/10Ω=2.5Aとなり、定電圧素子ZDとして電流定格の大きなものを採用する必要がある。
特に、定電圧素子ZDを複数の素子の直列接続体で構成するような高電圧仕様の場合はこの電流定格が大きいことで定電圧素子ZDが大容量なものとなる。
【0030】
図11の回路は、この定電圧素子ZDの電流定格低減を実現するもので、NPNトランジスタ32およびPFET33からなるAMP部31を備えている。なお、図11では、実施の形態1の内容との整合性を図るため、定電圧素子ZDの電圧クランプ動作に基づきIGBTのターンオフタイミングを調整するタイミング調整回路36を備えたものに適用している。但し、説明の便宜上、図1等ではタイミング調整回路36内に存在するPNPトランジスタ12、入力抵抗14およびコンデンサ15を外部に引き出して図示している。
【0031】
次に動作について説明する。トランジスタTR1をオフ、TR2をオンに操作してVGE=N15VとしIGBTがターンオフする。この状態からIGBTのコレクターエミッタ間に過電圧が印加されこれが定電圧素子ZDのアバランシェ電圧に達すると、定電圧素子ZDに電流が流れてクランプ動作に入るが、その電流値は、図11の負担抵抗にNPNトランジスタ32を駆動させるに必要な電圧を誘起させるレベルで足りるので、数mA〜数十mA程度でよい。NPNトランジスタ32の動作でPFET33が駆動し、IGBTのゲートに必要な電流が供給される。定電圧素子ZDのクランプ動作が実行されると定電圧素子ZDの電流はなくなり、PFET33もオフする。
負担抵抗の電圧変化でNPNトランジスタ22がオンし、PNPトランジスタ12を経てコンデンサ15が充電され、更に、このコンデンサ15の充電電圧に基づきIGBTのターンオフタイミングが調整される動作は先の実施の形態1と同様である。
【0032】
以上のように、この実施の形態5においては、定電圧素子ZDの電流定格を大幅に低減することができ、サイズ、コストの低減が可能となる。
【0033】
なお、以上の各実施の形態では、自己消弧形半導体素子としてIGBTを使用した場合について説明したが、他の種類の自己消弧形半導体素子であっても同様に適用でき同等の効果を奏する。また、これら素子を直流電圧源に直列接続した複数の素子で構成する場合、以上の形態例で例示した2個で構成する場合に限られるものではない。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る電力変換装置は、自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
上記自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものにおいて、
上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作に基づき発生する上記自己消弧形半導体素子の制御極負極間電圧の変化を検出し、この変化時間長が所定の設定時間長を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備えたので、簡単な構成で定電圧素子の一部素子で発生した短絡故障を確実に検出することができ、過電圧保護回路が過度な電圧抑制を行うなど異常動作の発生を未然に防止し、この異常動作に伴い自己消弧形半導体素子が破壊するという恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電力変換装置におけるゲートドライブ回路40の内部構成を示す図である。
【図2】 図1のゲートドライブ回路40を用いて構成された半導体スイッチ41の内部構成を示す図である。
【図3】 図2の半導体スイッチ41を用いて構成された電力変換装置としての3相2レベルインバータを示す回路図である。
【図4】 図1の過電圧保護回路6を説明する図である。
【図5】 図1における定電圧素子の短絡故障の検出動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2の電力変換装置におけるゲートドライブ回路40の内部構成を示す図である。
【図7】 図6における定電圧素子の短絡故障の検出動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3における電力変換装置を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4における電力変換装置を示す図である。
【図10】 図9における定電圧素子の短絡故障の検出動作を説明するタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5における電力変換装置を示す図である。
【符号の説明】
1 制御信号発生器、2 IGBT、6 過電圧保護回路、
7 入力判定回路、13 信号保持回路、15 コンデンサ、
16 パルス成形回路、30 故障検出回路、31 AMP部、
36 タイミング調整回路、40 (故障検出回路付)ゲートドライブ回路、
40A 故障検出回路無ゲートドライブ回路、41 半導体スイッチ、
50 EXOR回路、51 時間差判定回路、53 故障検出回路、
54 電圧レベル判定回路、Ed 直流電圧源。

Claims (5)

  1. 自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
    上記自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものにおいて、
    上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作に基づき発生する上記自己消弧形半導体素子の制御極負極間電圧の変化を検出し、この変化時間長が所定の設定時間長を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 直流電圧源に複数の自己消弧形半導体素子が互いに直列に接続され上記各自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
    上記各自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものにおいて、
    上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作時間長に比例した電荷量で充電されるコンデンサ、およびこのコンデンサの電圧に応じて定まる時間だけ当該自己消弧形半導体素子のオフ動作開始タイミングを遅延させるタイミング調整回路を備え、
    上記タイミング調整回路における上記調整遅延時間長が所定の設定時間長を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  3. 直流電圧源に複数の自己消弧形半導体素子が互いに直列に接続され上記各自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
    上記各自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものにおいて、
    上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作時間長に比例した電荷量で充電されるコンデンサ、およびこのコンデンサの電圧に応じて定まる時間だけ当該自己消弧形半導体素子のオフ動作開始タイミングを遅延させるタイミング調整回路を備え、
    上記コンデンサの電圧値が所定の設定電圧値を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  4. 直流電圧源に複数の自己消弧形半導体素子が互いに直列に接続され上記各自己消弧形半導体素子のオンオフスイッチング動作で電力の変換を行う電力変換装置であって、
    上記複数の自己消弧形半導体素子のそれぞれに、
    上記各自己消弧形半導体素子の正極と制御極との間に定電圧素子を含む過電圧保護回路を設け、上記定電圧素子のクランプ動作により上記自己消弧形半導体素子の正極負極間に印加される過電圧を抑制し、かつ、上記定電圧素子を複数の互いに直列に接続した直列接続体で構成するものとし、
    上記自己消弧形半導体素子のオフ動作後、上記定電圧素子のクランプ動作時間長に比例した電荷量で充電されるコンデンサ、およびこのコンデンサの電圧に応じて定まる時間だけ当該自己消弧形半導体素子のオフ動作開始タイミングを遅延させるタイミング調整回路を備え、
    上記複数の自己消弧形半導体素子の一部のものに、
    上記タイミング調整回路における上記調整遅延時間長が所定の設定時間長を越えたとき、または、上記コンデンサの電圧値が所定の設定電圧値を越えたとき、上記定電圧素子を構成する直列接続体の一部の素子に短絡故障が発生したと判定する定電圧素子故障検出手段を備え、
    上記複数の自己消弧形半導体素子の内、上記定電圧素子故障検出手段を備えた自己消弧形半導体素子(以下、故障検出手段付自己消弧形半導体素子と称す)で定電圧素子に短絡故障が発生した場合は当該定電圧素子故障検出手段により上記定電圧素子の短絡故障を検出し、
    上記複数の自己消弧形半導体素子の内、上記定電圧素子故障検出手段を備えていない自己消弧形半導体素子(以下、故障検出手段無自己消弧形半導体素子と称す)で定電圧素子に短絡故障が発生した場合、当該故障検出手段無自己消弧形半導体素子におけるオフ動作開始タイミングの調整遅延時間長の増大に基づき上記故障検出手段付自己消弧形半導体素子における上記定電圧素子のクランプ動作時間長が増大して上記定電圧故障検出手段が動作する現象を利用することにより、上記故障検出手段無自己消弧形半導体素子で発生した定電圧素子の短絡故障を上記故障検出手段付自己消弧形半導体素子の定電圧故障検出手段で検出可能としたことを特徴とする電力変換装置。
  5. 上記過電圧保護回路を、上記定電圧素子のクランプ動作で発生する電流を増幅し上記自己消弧形半導体素子の制御極負極間に供給する増幅部を備えたものとすることにより、上記定電圧素子の電流定格を、自己消弧形半導体素子の正極負極間に漏れ電流を流して両極間に印加される過電圧を抑制するために制御極負極間に供給する必要がある電流値より低減可能としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電力変換装置。
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