JP4227531B2 - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4227531B2
JP4227531B2 JP2004017907A JP2004017907A JP4227531B2 JP 4227531 B2 JP4227531 B2 JP 4227531B2 JP 2004017907 A JP2004017907 A JP 2004017907A JP 2004017907 A JP2004017907 A JP 2004017907A JP 4227531 B2 JP4227531 B2 JP 4227531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge structure
axis
central portion
linear body
micromirror device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004017907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005215002A (ja
Inventor
純 ホジェリオ 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2004017907A priority Critical patent/JP4227531B2/ja
Priority to US11/042,157 priority patent/US7088494B2/en
Priority to DE102005003888A priority patent/DE102005003888B4/de
Publication of JP2005215002A publication Critical patent/JP2005215002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4227531B2 publication Critical patent/JP4227531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B3/00Devices comprising flexible or deformable elements, e.g. comprising elastic tongues or membranes
    • B81B3/0062Devices moving in two or more dimensions, i.e. having special features which allow movement in more than one dimension
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2201/00Specific applications of microelectromechanical systems
    • B81B2201/04Optical MEMS
    • B81B2201/042Micromirrors, not used as optical switches

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は、光をスキャンするためのマイクロミラー装置におけるヒンジ構造に関する。
従来、マイクロミラー装置は、通信用の光スイッチ、計測機器、スキャナ等多様な技術分野で利用されている。例えば、静電容量型マイクロミラー装置は、入射光をスキャンするミラー面の下方に位置する基板上に複数の電極が配設されている。該ミラー面は、弾性あるヒンジ構造によって回動自在に保持されている。そして、任意の電極に電圧を印加することにより、静電引力を発生させて、ミラー面を傾けるように構成される。近年、マイクロミラー装置は、ミラー面をより大きく傾かせて光の走査範囲を広くすることが要望される。そのためにヒンジ構造は、該構造のバネ性能を高める、換言すれば該構造がより柔軟にたわむように構成されることが望まれている。そこで近年、単なる棒状ではなく、例えば以下の特許文献1に例示されるように様々な形状のヒンジ構造が提案されている。
特開2003−29172号公報(図4等)
ここで、有限要素法等を用いて、従来のヒンジ構造を検証すると、バネ性能が該ヒンジ構造の大きさに略比例することがわかった。例えば、特許文献1に記載のいわゆるつづら折り状のヒンジ構造では、バネ性能を高めるためには、ミラー面を回動する軸に直交する方向の長さを大きく取る必要がある。しかし、ヒンジ構造を大きく設計すると、ミラー面が形成されるミラー層全体としての強度が低下するおそれが生じかねない。
以上の事情に鑑み、本発明は、小型でありながらも高いバネ性能を有するヒンジ構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るヒンジ構造は、少なくとも一つの軸に対して回動自在に構成されたミラー面を持つマイクロミラー装置におけるヒンジ構造であって、一方の端部は該軸上に回動される面に結合され、他方の端部は該軸に対して非回動である面に結合される一本の線状体からなり、線状体は、軸上に位置する線分状の中央部と、該中央部を囲むように該中央部の両端から前記線状体の各端部まで、同一方向回りに延出する一対の延出部と、からなり、該一対の延出部は、互いの間に形成される間隔が略等しくなるように形成されることを特徴とする。
また、別の観点から、本発明に係るヒンジ構造は、少なくとも一つの軸に対して回動自在に構成されたミラー面を持つマイクロミラー装置におけるヒンジ構造であって、一方の端部は軸に対して回動される面に結合され、他方の端部は軸に対して非回動である面に結合される一本の線状体からなる。そして線状体は、軸上に位置する線分状の中央部と、該中央部の一端から一方の端部まで該中央部を囲むように、時計回りまたは反時計回りのいずれかに延出する第一の延出部と、該中央部の他端から他方の端部まで該中央部を囲むように、第一の延出部の回りと同一回りに延出する第二の延出部と、からなり、各延出部は、互いの間に形成される間隔が略等しくなるように形成されることを特徴とする。
有限要素法や等価回路法を用いて、上記のように構成されたヒンジ構造を使用したマイクロミラー装置と、従来のヒンジ構造(例えば、上記特許文献1)を使用したマイクロミラー装置とを比較したところ、以下のような結果が得られた。すなわち、同一寸法に設計された両者に所定の電圧を印加した場合、本発明に係るヒンジ構造を使用したマイクロミラー装置のほうが、より大きくミラー面を傾けることができた。また、所定の印加電圧の下、ミラー面が所定の傾き角を得るためには、従来のヒンジ構造のほうが本発明に係るヒンジ構造よりも大きな寸法が必要となった。
以上の比較結果より、本発明に係るヒンジ構造は、従来の構造に比べ、小型でありながらも、高いバネ性能を有する、換言すればより柔軟にたわませることができる。
上記構成において、各延出部は、中央部を中心とした所定の四角形、例えば長方形を描くように複数回連続して折り曲げられるように構成することができる。また、各延出部は、中央部を中心とした渦状を描くように構成しても良い。さらに、本発明に係るヒンジ構造は、以下の各条件を満たすことにより、より高い性能を発揮することができる。
また、上記線状体の幅Wが条件(1)を、厚みTが条件(2)を満たすことが望ましい。
2≦W≦4・・・(1)
7≦T≦13・・・(2)
各条件(1)、(2)の上限を超えると硬いバネ性能をもった構造になるため、所定の印加電圧に対してミラー面の傾きが小さくなり好ましくない。また、下限を下回ると柔らかいバネ性能をもった構造になるが、強度が低下し、壊れやすくなり好ましくない。
さらに、上記中央部の長さLが次の条件(3)を満たすことが望ましい。
20≦L≦40・・・(3)
各条件(3)の上限を超えると柔らかいバネ性能をもった構造になるが、全体寸法が大きくなり好ましくない。また、下限を下回ると硬いバネ性能をもった構造になるため、所定の印加電圧に対してミラー面の傾きが小さくなり好ましくない。
また、各延出部によって形成される間隔Sが条件(4)を満たすことが望ましい。
4≦S≦8・・・(4)
各条件(4)の上限を超えると柔らかいバネ性能をもった構造になるが、全体寸法が大きくなり好ましくない。また、下限を下回ると硬いバネ性能をもった構造になるため、所定の印加電圧に対してミラー面の傾きが小さくなり好ましくない。
以下、本発明の実施形態のヒンジ構造を備えるマイクロミラー装置について説明する。図1は、実施形態のマイクロミラー装置10の概略構成を示す図である。また、図2は、マイクロミラー装置10を構成部材毎に分解して示す図である。なお、マイクロミラー装置は、第一の方向(x方向)に沿う軸(以下、X軸という)および第一の方向に直交する第二の方向(y方向)に沿う軸(以下、Y軸という)周りにミラーを回動させることが可能な二軸回動型である。
図1、図2に示すように、マイクロミラー装置10は、ミラー層1を挟んで上部基板2と下部基板3が積層されて構成される。なお、上部基板2はスペーサ4を介してミラー層と積層される。従って、マイクロミラー装置10は、光が入射する側から順に、上部基板2、スペーサ4、ミラー層1、下部基板3が互いに積層されている。なお本文では、説明の便宜上、光が入射する側からみて順に上部、下部と定義する。
図3は、ミラー層1を拡大して示す上面図である。図2や図3に示すように、ミラー層1は、中央部に位置する円形状のミラー面11、ミラー面11の外周を囲んで設けられるリング状のフレーム12、フレーム12の外周に設けられる外枠13を有する。フレーム12には、ミラー面11を挟んで、x方向に沿って配設される一対のヒンジ構造(以下、第一ヒンジ構造という)12X、およびy方向に沿って配設される一対のヒンジ構造(以下、第二ヒンジ構造という)12Yを有する。
各第一ヒンジ構造12Xは、その一端がミラー面11と結合され、他端がフレーム12と結合されている。すなわち、第一ヒンジ構造12Xは、x方向に沿うX軸周りにミラー面11を回動自在に保持する。また各第二ヒンジ構造12Yは、その一端がフレーム12と結合され、他端が外枠13と結合されている。すなわち、第二ヒンジ構造12Yは、y方向に沿うY軸周りにミラー面11およびフレーム12を回動自在に保持する。なお、図3中、X軸とY軸は一点鎖線で示し、両軸の交点、つまりミラー層3の中心をC1として表す。
以下、第一ヒンジ構造12Xについて詳説する。図4は、第一ヒンジ構造12Xを拡大して示す図である。図4中、X軸を破線で示す。図4に示すように、第一ヒンジ構造12Xは、一本の線状体を所定の幾何形状に折り曲げることにより構成される。該線状体は、幅W(単位:μm、後述の図6参照)が以下の条件(1)、厚みT(単位:μm)が以下の条件(2)を満たすように構成される。
2≦W≦4・・・(1)
7≦T≦13・・・(2)
本実施形態の第一ヒンジ構造12Xは、幅3μm、厚み10μmの線状体により構成される。このように各条件(1)、(2)を満たすような線状体により構成することにより、第一ヒンジ構造12Xにより高いバネ性能を持たせることができる。
以下では、説明の便宜上、一本の線状体からなる第一ヒンジ構造12Xを、所定長さの線分状の中央部CLと、中央部CLの両端から延出して所定の幾何形状を形成する延出部E1、E2とに分けて説明する。なお、図4では、延出部E1を白抜きで示し、延出部E2を塗りつぶして示す。但し、図4における色分けは、あくまで延出部E1と延出部E2をより明確化するという説明の便宜上のためである。すなわち、図4における色分けは、実際の第一ヒンジ構造12Xの構成には無関係である。
中央部CLは、X軸に対して回動される面(ここではミラー面11)とX軸に対して非回動である面(ここではフレーム12)間の略中心に、X軸に沿って配設される。中央部CLの長さL(単位:μm)は、以下の条件(3)を満たすように設計される。
20≦L≦40・・・(3)
本実施形態の第一ヒンジ構造12Xは、中央部CLの長さLを30μmに設計される。このように条件(3)を満たすような長さを持つ線分状に中央部Cを設計することにより、第一ヒンジ構造12Xを、大きな振れ角を保証しつつも強度ある構成にすることができる。
延出部E1は、中央部CLを囲むように時計回りに複数回連続して折り曲げられつつ、フレーム12に向かって延出する。延出部E2は、中央部Cを囲むように、延出部E1と同一回り、つまり時計回りに複数回連続して折り曲げられつつ、ミラー面11に向かって延出する。このように構成することにより第一ヒンジ構造12Xは、回転軸に対して平行な部位を多く備える。回転軸に対して平行な部位を多く備えるヒンジ構造は、回転軸に対して直交する部位を多く持つ従来のつづら折り状ヒンジ構造に比べて高いバネ性能を有する。なお、二つの延出部E1、E2は、双方の間に形成される間隔S(単位:μm)が常に略一定となるように構成される。間隔Sは、以下の条件(4)を満たすように設計される。
4≦S≦8・・・(4)
本実施形態の第一ヒンジ構造12Xは、間隔Sを6μmに設計される。このように条件(4)を満たす間隔が形成されるように二つの延出部E1、E2を構成することにより、第一ヒンジ構造12Xにより高いバネ性能を持たせることができる。
なお、本実施形態では、各延出部E1、E2は、ともに略直角に折り曲げられる。従って、各延出部E1、E2により形成される所定の幾何形状は、図4に示すように、長方形状となる。
延出部E1、E2の各先端、つまり第一ヒンジ構造12Xを構成する一本の線状体における両端は、X軸に対して回動される面(ここではミラー面11)とX軸に対して非回動である面(ここではフレーム12)にそれぞれ結合される。本実施形態では、時計回りに折り曲げられつつ延出している延出部E1、E2の先端近傍をX軸に沿うように一旦折り曲げた後、各先端を各面11、12に結合させている。
なお、第二ヒンジ構造12Yも上述した第一ヒンジ構造12Xと同一構成である。但し、中央部CLがY軸に沿って配設される点や、延出部E1、E2の各先端がY軸に対して回動される面(フレーム12)とY軸に対して非回動である面(外枠13)にそれぞれ結合される点が主として異なる。
また、外枠13の周縁領域近傍において、下部基板3に対向する面には、ミラー面がある中央領域に比べて所定高さ分だけ突出する凸部(図6参照)が設けられている。凸部は、ミラー層1と下部基板3との間に所定のスペース(以下、下部スペースという)を確保するために設けられている。
上記構成のミラー層1は、RIE(Reactive Ion Etching)等のドライエッチングや各種ウェットエッチング等を用いてSOI(Silicon On Insulator)ウエハを加工することにより製造される。SOIウエハは、アクティブ又はデバイスレイヤ(Si)、ボックスレイヤ(SiO2)及びハンドルレイヤ(Si)の3層構造で構成されたものである。また、ミラー面11に、RIE法を用いて図3のように加工されたアクティブレイヤの表面にAlや金等の金属膜や誘電体多層膜を蒸着することにより高反射率のミラーが得られる。
次に図5を参照しつつ、上部基板2の説明をする。図5(A)は、図2に示す上部基板2のA−A線(つまり対角線)での断面図である。図5(B)は、上部基板2を光が入射する側からみた図、図5(C)は、上部基板2をミラー層3側から見た図である。
上部基板2は、外部から導かれた光がミラー面11に入射するような、透過性あるガラス基板2aを加工している。そして、図5(A)、(B)に示すように、上部基板2において、ミラー層3に対向する平面2bには、第一〜第四までの駆動電極T1〜T4が設けられている。各駆動電極T1〜T4は、ミラー面への光の入射を妨げないように、ITO膜のような透明電極として形成されている。各駆動電極T1〜T4はどれも同一サイズの扇形形状として形成されている。より具体的には、第一駆動電極T1と第二駆動電極T2は、上部基板2の中心C2を通りy方向に延出する境界(ミラー層3におけるY軸に相当)に対して対称な配置関係にある。第三駆動電極T3と第四駆動電極T4は、該中心C2を通りx方向に延出する境界(ミラー層3におけるX軸に相当)に対して対称な配置関係にある。さらに、図5(A)(C)に示すように、上部基板2において、ミラー層3に対向する面の反対側の面2cには、マイクロミラー装置10外部から送られた電圧を各駆動電極T1〜T4に印加するための配線電極板t1〜t4が設けられる。
また、ガラス基板2aは、各配線電極板t1〜t4と各駆動電極部T1〜T4を導通させるための導電部2dを有する。導電部2dは、サンドブラスト工法等によりガラス基板2aに貫通孔を設け、該貫通孔に導電性材料を充填することにより形成される。なお、サンドブラスト工法を用いて導電部2d(貫通孔)を形成するというのは、あくまで一例である。つまり該サンドブラスト工法以外の工法を採用して導電部2d(貫通孔)を形成することも可能である。以上の構成により、マイクロミラー装置10外部から送られた電圧は、導電部2dを介して、各駆動電極T1〜T4に印加される。
本実施形態の下部基板3は、上述した上部基板2と同一のものを使用する。ここで、上部基板2と下部基板3を共通化させることにより、コスト削減および組み立て作業の効率化が達成される。また、これにより、ミラー層1を挟んで対峙する各電極のうち、X軸またはY軸を基準とした対角に位置する電極はどれも、ミラー層1の中心C1に対して互いに対称な関係にある。従って、どの電極に所定の電圧を印加しても、略同一の静電力を発生させることができる。
スペーサ4は、上部基板2とミラー層1の間に所定のスペース(以下、上部スペースという)を確保するために設けられている。詳しくは、スペーサ4は、シリコン製であり、ミラー層1における凸部と略同一の高さに設計される。つまり、本実施形態のマイクロミラー装置10において、スペーサ4により確保される上部スペースと、凸部により確保される下部スペースは略同一高さを有する。従って、各電極に電圧を印加することによりミラー面に与えられる静電引力は、どれも略等しい。よって、バイアス電圧を印加していても、ミラー面11が位置ずれを起こすことは無い。
各部材1〜4を積層するにあたっては、様々な周知の接合方法が例示される。本実施形態では、陽極接合を用いて各部材を接合している。但し、スペーサ4とミラー層1は、互いにシリコン製であるため、直接陽極接合はできない。そこで、本実施形態では、スペーサ4とミラー層1間に薄いガラス層を敷き、該ガラス層を介して両者を陽極接合する。なお、該ガラス層は、各部材1〜4に比べて遙かに薄い。そのため、該ガラス層によって生じる上部スペースの高さ誤差は実使用上何ら影響を与えない。
なお、マイクロミラー装置10の製造の最終工程において、各部材1〜4を真空パッケージングする場合には、パイレックス(登録商標)ガラス製のスペーサ4を用いることが好ましい。また、陽極接合ができない箇所はポリイミド系接着剤(例えば、フォトニース(登録商標))を使用して接合することもできる。
以上のように構成されたマイクロミラー装置10の駆動原理について図6を参照しつつ説明する。図6(A)は、駆動電極に電圧を印加する前のマイクロミラー装置10の状態を、図6(B)は、駆動電極に電圧を印加した時のマイクロミラー装置10の状態を、それぞれ示す。なお、図6(A)、(B)において、上部基板2に設けられた各駆動電極と下部基板3に設けられた各駆動電極を区別するため、便宜上、前者を上部駆動電極T1u〜T4u、後者を下部駆動電極T1d〜T4dと記す。
ミラー面11をY軸周りに回動する場合、図6(A)に示すように、下部駆動電極T1dおよび上部駆動電極T2uに所定の電圧(+V)を印加する。電圧を印加すると、ミラー面11と各電極T1d、T2u間に静電引力が発生して、図6(A)中塗りつぶし矢印で示すように、互いに引きつけ合う。その結果、一対の第二ヒンジ構造12Y(図2参照)を軸にして、ミラー面11およびフレーム12が回動する(図6(B))。なお、Y軸周りにおいて上記(図5(B))とは逆方向にミラー面を回動させる場合には、下部駆動電極T2dおよび上部駆動電極T1uに所定の電圧を印加すればよい。
以上のように、本実施形態のマイクロミラー装置10は、Y軸に対して対角に位置する各電極T1d、T2u、あるいは一対の電極T2d、T1uに、同時にかつ同量の電圧を印加することにより、ミラー面11(およびフレーム12)をY軸周りに回動させる。これにより発生した静電力は、図5(B)中塗りつぶし矢印で示すように、ミラー面に対して略純粋な曲げモーメントとして付与される。従って、従来の構成に比べて、ミラー回動にあたり、第二ヒンジ構造12Yやミラー面11に与える負荷を低減することができる。
また、上部基板2と下部基板3の双方に電極を配設することにより、ミラー回動時に使用される電極の面積を大きく取ることができる。加えて、ミラー層1の凸部とスペーサ4によって十分なスペース(上部スペース、下部スペース)が確保されている。従って、本実施形態のマイクロミラー装置10によれば、電極一つあたりに印加する電圧を小さく抑えても大きな傾き角が保証される。
以上が、マイクロミラー装置10の駆動原理の説明である。なお、上記では、ミラー面11をY軸周りに回動させる時の説明のみしたが、X軸ヒンジ構造周りにミラー面11を回動させる場合も同様の原理によって実行される。但し、主として以下の点がY軸周りに回動させる時とは異なる。すなわち、X軸周りに回動させる場合、電圧は、X軸を基準にして対角に位置する一対の上部駆動電極T3uと下部駆動電極T4d、あるいは上部駆動電極T4uと下部駆動電極T3dに印加される。また、第一ヒンジ構造12Xが支軸となるため、フレーム12は回動しない。
次に、本実施形態のヒンジ構造12X、12Yを用いたマイクロミラー装置10と、条件(1)、(2)を満たす線状体をつづら折り状にした比較例としてのヒンジ構造を用いたマイクロミラー装置との性能について比較する。比較に際して、各性能は、有限要素法を用いた演算によって求めている。図7は、本実施形態のマイクロミラー装置10と比較例のマイクロミラー装置との性能差を表したグラフである。図7において、比較例のヒンジ構造の寸法は、本実施形態のヒンジ構造12X、12Yと略同一であるとする。図7に示すグラフにおいて、横軸がマイクロミラー装置に印加された電圧の値を、縦軸がミラー面の傾き角を表す。また、図7中、マイクロミラー装置10の性能を実線で示し、比較例のマイクロミラー装置の性能を破線で示す。後に示す図8も同様である。
図7に示すように、ヒンジ構造を同一寸法に設計した場合、本実施形態のヒンジ構造12X、12Yを備えるマイクロミラー装置10は、比較例よりも低電圧で大きな傾き角を得られることがわかる。
比較例のヒンジ構造のように、つづら折り状に構成した場合、回動軸と直交する方向の長さを長く設計することによりバネ性能を向上させることができることが知られている。そこで、比較例のヒンジ構造を備えるマイクロミラー装置が、本実施形態のマイクロミラー装置10と概ね近似する性能を持つためには、どの程度の大きさ(寸法)のヒンジ構造が必要となるかを検証してみた。その結果、図8に示すように、本実施形態のマイクロミラー装置10の性能に概ね近似する性能を持つために、比較例のマイクロミラー装置のヒンジ構造は、ヒンジ構造12X、12Yを基準として、回動軸と直交する方向において略4倍の長さ、面積にして略4倍の大きさが必須となってしまうことが分かった。
以上の比較検討の結果、本実施形態のヒンジ構造12X、12Yは、従来用いられていた構成に比べて、小型でありながらも高いバネ性能を持っていることが分かる。従って、ミラー層においてヒンジ構造が占める面積割合も小さくてすむ。具体的には、ミラー層1全体の面積に対して計4箇所のヒンジ構造が占める面積の割合は、本実施形態の場合約12%であるのに対し、比較例の場合約36%にもなる。従って比較例の場合、ミラー層全体の強度の低下が懸念されるのに対し、本実施形態のヒンジ構造を採用すると、ミラー層全体としての強度が保証され、またマイクロミラー装置全体としての長寿命化も達成される。
以上が本発明の実施形態の説明である。なお、本発明に係るヒンジ構造は、上記実施形態に示す構成に限定されるものではない。例えば、以下のような変形を行っても上記実施形態のヒンジ構造と同様の効果を奏する。
上記実施形態のヒンジ構造12X、12Yは、二つの延出部E1、E2を時計回りに複数回連続して折り曲げて長方形状に構成していると説明したが、本発明に係るヒンジ構造は、このような構成に限定されるものではない。例えば、二つの延出部は、双方とも中央部を囲みつつ同一回りに複数回連続して折り曲げればよい。従って、時計回りではなく反時計回りであっても良い。また、二つの延出部によって規定される間隔がどの場所でも一定であれば、各延出部を折り曲げる角度は必ずしも直角でなくても良い。さらに、各延出部を折り曲げず、図9に示すヒンジ構造12X’、12Y’のように、中央部を中心とした渦状に形成してもよい。各延出部を渦状に形成することにより、ヒンジ構造を円形状に構成することができる。
また、上記実施形態では、延出部E1、E2の先端近傍を回動軸に沿うように一旦折り曲げた後、各先端を各面11、12に結合させている。従って、実施形態のヒンジ構造において、回動に関するトルクは、各先端での「ねじれ」から始まる。ここで、図10に示す変形例のように、本発明に係るヒンジ構造は、各先端での「曲がり」から該トルクが始まるような構成であってもよい。
また、上記実施形態のヒンジ構造は、静電容量型のマイクロミラー装置に用いたと説明した。ここで、本発明に係るヒンジ構造が用いられるマイクロミラー装置は必ずしも静電駆動方式に限定されることなく、電磁駆動方式やピエゾ駆動方式のものであってもよい。
本発明の実施形態のヒンジ構造を備えたマイクロミラー装置の概略構成を示す図である。 実施形態のマイクロミラー装置を構成部材毎に分解して示す図である。 ミラー層を拡大して示す図である。 実施形態のヒンジ構造の概略を示す拡大図である。 上部基板のA−A線での断面図、光が入射する側からみた図、ミラー層側から見た図である。 マイクロミラー装置の駆動原理について説明するための図である。 実施形態のヒンジ構造を備えたマイクロミラー装置と比較例のマイクロミラー装置の性能を表すグラフである。 実施形態のヒンジ構造を備えたマイクロミラー装置と比較例のマイクロミラー装置の性能を表すグラフである。 本発明に係るヒンジ構造の変形例を示す図である。 本発明に係るヒンジ構造の変形例を示す図である。
符号の説明
1 ミラー層
2 上部基板
3 下部基板
4 スペーサ
11 ミラー面
12 フレーム
12X、12Y ヒンジ構造
CL 中央部
E1、E2 延出部
T1〜T4 駆動電極

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの軸に対して回動自在に構成されたミラー面を持つマイクロミラー装置におけるヒンジ構造であって、
    一方の端部は前記軸に対して回動される面に結合され、他方の端部は前記軸に対して非回動である面に結合される一本の線状体からなり、
    前記線状体は、前記軸上に位置する線分状の中央部と、該中央部を囲むように該中央部の両端から前記線状体の各端部まで、同一方向回りに延出する一対の延出部と、からなり、
    前記一対の延出部は、互いの間に形成される間隔が略等しくなるように形成され、前記軸に対して複数の平行する部分を含むことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 少なくとも一つの軸に対して回動自在に構成されたミラー面を持つマイクロミラー装置におけるヒンジ構造であって、
    一方の端部は前記軸に対して回動される面に結合され、他方の端部は前記軸に対して非回動である面に結合される一本の線状体からなり、
    前記線状体は、
    前記軸上に位置する線分状の中央部と、
    該中央部の一端から前記一方の端部まで該中央部を囲むように、時計回りまたは反時計回りのいずれかに延出する第一の延出部と、
    該中央部の他端から前記他方の端部まで該中央部を囲むように、前記第一の延出部の回りと同一回りに延出する第二の延出部と、からなり、
    前記各延出部は、互いの間に形成される間隔が略等しくなるように形成され、前記軸に対して複数の平行する部分を含むこと特徴とするヒンジ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のヒンジ構造において、
    前記各延出部は、前記中央部を中心とした所定の四角形を描くように複数回連続して折り曲げられていることを特徴とするヒンジ構造。
  4. 請求項3に記載のヒンジ構造において、
    前記所定の四角形は、略長方形であることを特徴とするヒンジ構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のヒンジ構造において、
    前記線状体の幅W(単位:μm)が以下の条件(1)、
    2≦W≦4・・・(1)
    を満たすことを特徴とするヒンジ構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒンジ構造において、
    前記線状体の厚みT(単位:μm)が以下の条件(2)、
    7≦T≦13・・・(2)
    を満たすことを特徴とするヒンジ構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のヒンジ構造において、
    前記中央部の長さL(単位:μm)が以下の条件(3)、
    20≦L≦40・・・(3)
    を満たすことを特徴とするヒンジ構造。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のヒンジ構造において、
    前記各延出部によって形成される間隔S(単位:μm)が以下の条件(4)、
    4≦S≦8・・・(4)
    を満たすことを特徴とするヒンジ構造。
  9. 前記一方の端部および他方の端部の両方は、前記軸と直交する方向で前記各面に結合されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のヒンジ構造。
JP2004017907A 2004-01-27 2004-01-27 ヒンジ構造 Expired - Fee Related JP4227531B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017907A JP4227531B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 ヒンジ構造
US11/042,157 US7088494B2 (en) 2004-01-27 2005-01-26 Hinge structure of micromirror device
DE102005003888A DE102005003888B4 (de) 2004-01-27 2005-01-27 Gelenkkonstruktion für eine Mikrospiegelvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017907A JP4227531B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 ヒンジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005215002A JP2005215002A (ja) 2005-08-11
JP4227531B2 true JP4227531B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=34792522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004017907A Expired - Fee Related JP4227531B2 (ja) 2004-01-27 2004-01-27 ヒンジ構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7088494B2 (ja)
JP (1) JP4227531B2 (ja)
DE (1) DE102005003888B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI235735B (en) * 2004-06-18 2005-07-11 Walsin Lihwa Corp Two-axis element and manufacturing method thereof
JP4475421B2 (ja) * 2005-12-28 2010-06-09 国立大学法人東北大学 マイクロミラー、及び、マイクロミラーデバイス
JP4437320B2 (ja) * 2006-01-06 2010-03-24 国立大学法人東北大学 マイクロミラー、及び、マイクロミラーデバイス
US8094357B2 (en) * 2006-07-27 2012-01-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Mirror control device
US7997742B2 (en) * 2008-03-25 2011-08-16 Microvision, Inc. Capacitive comb feedback for high speed scan mirror
JP5767939B2 (ja) * 2011-10-20 2015-08-26 住友精密工業株式会社 ミラーアレイ
US9729766B2 (en) 2014-05-19 2017-08-08 Ricoh Imaging Company, Ltd. Hinge structure, support structure and electric apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4229507C2 (de) * 1991-10-30 2002-03-07 Cms Mikrosysteme Gmbh Mikromechanischer 3-D-Aktor
JP3579015B2 (ja) 2000-10-10 2004-10-20 日本電信電話株式会社 マイクロミラー装置およびその製造方法
US6431714B1 (en) * 2000-10-10 2002-08-13 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Micro-mirror apparatus and production method therefor
US6600851B2 (en) * 2001-01-05 2003-07-29 Agere Systems Inc. Electrostatically actuated micro-electro-mechanical system (MEMS) device
WO2002086602A1 (en) * 2001-04-17 2002-10-31 M2N, Inc. Micro-actuator and micro-device using the same
US7005775B2 (en) * 2001-05-09 2006-02-28 Chang Feng Wan Microfabricated torsional drive utilizing lateral electrostatic force
JP3722021B2 (ja) 2001-07-18 2005-11-30 株式会社デンソー 光スイッチ
JP4089215B2 (ja) * 2001-09-17 2008-05-28 株式会社ニコン マイクロアクチュエータ、並びに、これを用いたマイクロアクチュエータ装置、光スイッチ及び光スイッチアレー

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005003888B4 (de) 2009-11-12
JP2005215002A (ja) 2005-08-11
US7088494B2 (en) 2006-08-08
DE102005003888A1 (de) 2005-09-29
US20050162729A1 (en) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4880736B2 (ja) ミラー基板の製造方法
US7508111B2 (en) Biaxial actuators with comb electrodes having separated vertical positions
JP5936941B2 (ja) 回転型アクチュエータ
US7271946B2 (en) Micromirror and micromirror device
US20140320943A1 (en) Optical scanning device
US7356880B2 (en) Hinge structure of micromirror device
JP4765840B2 (ja) チルトミラー素子
JP4227531B2 (ja) ヒンジ構造
US20130271804A1 (en) Vibrating element having meandering shape, and optical reflection element
JPWO2015145943A1 (ja) 光走査デバイス
JP2003195204A (ja) 光偏向器及び光偏向器アレイ
JP4531470B2 (ja) ヒンジ構造
JP6301017B2 (ja) ミラー駆動装置およびその製造方法
JP4546491B2 (ja) マイクロミラー素子およびその製造方法
JP4481756B2 (ja) ヒンジ構造
JP4360923B2 (ja) マイクロミラー装置
KR100888080B1 (ko) 마이크로미러 어레이 제작 방법
JP6037691B2 (ja) 回転型アクチュエータ
JP2010085735A (ja) 可動構造体、それを用いた光走査ミラー及び可動構造体の製造方法
CN113671689A (zh) 一种具有大镜面的mems转镜结构
JP2017068213A (ja) 光スキャナー、光スキャナーの製造方法、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2016096257A (ja) 圧電アクチュエータ
WO2022259912A1 (ja) 光走査装置、電子機器
JP2016045433A (ja) 光走査装置及び光走査装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060810

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4227531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees