JP4227120B2 - 処理装置用シール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック製部材に形成した第一ガス通路の端部と金属製部材に形成した第二ガス通路の端部とを両部材の対向面部において開口すると共に、両通路の開口端部を当該対向面部間に装填した非圧縮性弾性材からなるOリングによりシールした状態で連通接続して、両ガス通路間に高圧ガスを流動させるように構成された高圧高圧流体供給装置を装備した処理装置用シール装置に関するものである。
例えば、回転テーブルを使用して半導体ウエハ等の基板を洗浄処理する場合、回転テーブルが配置される処理領域を清浄に保持しておく必要があり、回転テーブルの駆動側から処理領域へのパーティクル侵入を確実に阻止しておく必要がある。そこで、このような高度のコンタミネーション防止対策を必要とする処理装置にあっては、特開平11−265868号公報に開示される如く、回転テーブルとその駆動部を覆うカバー体との間にラビリンスシールを設けて、カバー体内の領域(以下「カバー内領域」という)から回転テーブルが配置された処理領域へのパーティクル侵入による基板等の汚損や処理領域で発生する処理残渣(洗浄液や有害物質等)のカバー内領域への侵入による回転テーブルの駆動系にトラブルが生じないように図っている。
しかし、このようなラビリンスシールによっては、処理領域とカバー内領域との遮蔽を十分に行い得ず、基板洗浄装置等の処理装置におけるコンタミネーション防止対策に万全を期すことができないのが実情である。すなわち、ラビリンスシールでは、ラビリンスを構成する環状隙間が回転精度や機器精度によって不均一となり易く、かかるラビリンス隙間の不均一に起因する呼吸作用により、両領域間の遮蔽機能が十分に発揮されない。
そこで、本発明者は、先に、このような回転テーブルの駆動部をプラスチック製部材である筒状のカバー体で覆ってある処理装置において、処理領域とカバー内領域との間のシール装置(以下「処理装置用シール装置」という)として、静圧形ノンコンタクトガスシール(例えば、WO99/27281(図8)参照)を採用することを提案した。すなわち、処理装置用シール装置として、回転テーブルに固定した回転密封環とカバー体内に配置したシールケースに軸線方向移動可能に保持させた静止密封環との対向端面である密封端面間を、その間に窒素等のシールガスを噴出させることにより、非接触状態に保持しつつ、両領域間をシールするように構成された静圧形の非接触形メカニカルシールを提案した。かかる処理装置用シール装置によれば、シールガスが密封端面間から両領域に噴出することから、両領域間が完全に遮蔽されて、処理領域がカバー内領域からのパーティクル侵入を完全に防止した清浄雰囲気に保持されると共に、処理領域で発生する洗浄液残渣や処理領域で使用,発生する有害物質がカバー内領域へと漏洩することがなく、更には密封端面の接触による摩耗粉の発生もなく、高度のコンタミネーション防止対策を実現することができる。
ところで、静圧形の非接触形メカニカルシールにあっては、シールケース及び静止密封環に、下流端を密封端面間に開口する一連のシールガス通路を形成して、このシールガス通路から被密封流体領域(処理領域)の流体圧より高圧のシールガスを密封端面間に噴出させるようになっている(例えば、WO99/27281(図8)参照)が、上記した処理装置用シール装置にあっては、シールケース及び静止密封環等の静止側部材がカバー内領域に配置されている構造上、シールガス通路の上流端へのシールガス供給ラインをカバー体に形成しておく必要がある。すなわち、シールガス通路の上流端つまりシールケースに形成されたシールガス通路部分たる第一流体通路の上流端とカバー体に形成したシールガス通路部分たる第二流体通路の下流端とを、シールケースとカバー体との対向面部において連通接続させておく必要がある。
而して、このようにシールケース等の第一部材に形成した第一流体通路からカバー体等の第二部材に形成した第二流体通路へと(又は第二流体通路から第一流体通路へと)シールガス等の高圧流体を供給させる高圧流体供給装置としては、一般に、第一及び第二ガス通路を両部材の対向面部において開口すると共に、両通路の開口端部を当該対向面部間に装填した非圧縮性弾性材(ゴム等)からなるOリングによりシールした状態で連通接続して、両ガス通路間に高圧ガスを流動させるように構成されたものが周知である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、図5(A)に示す如く、第一及び第二部材201,202の対向面部201a,202aが平面である場合にあっては、対向面部201a,202a間に一個のOリング203を装填して、対向面部201a,202a間にOリング203により形成されるシール空間(Oリング203の内周領域)205に両通路206,207を開口させることにより、両通路206,207をOリング203でシールした状態で連通接続する。また、図6(A)に示す如く、第一及び第二部材201,202の対向面部201a,202aが同心の円柱面をなす場合にあっては、対向面部201a,202a間に二個のOリング203,204を装填して、対向面部201a,202a間にOリング203,204により形成される環状のシール空間(Oリング203,204間の領域)205に両通路206,207を開口させることにより、両通路206,207をOリング203,204でシールした状態で連通接続する。
特開2004−47652公報(図2)
ところで、上記した処理装置にあっては、第一部材201であるシールケースはその機能,構造上、高い強度が要求されるため、金属材で構成されるが、第二部材202であるカバー体については、処理領域に臨むものであることから、一般に、流体との接触による金属イオンの発生や腐食流体との接触による腐食を防止するために、シールケースのような強度が必要とされないこともあって、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐食性プラスチック材で構成される。なお、金属製のシールケースについては、金属イオンの発生防止等を考慮して、処理領域の流体やシールガスに接触する部分に耐食性プラスチック材によるコーティングが施される。
而して、第一部材201がシールケースのように高強度の金属材で構成されたものであり、第二部材202がカバー体のように強度の低いプラスチック材で構成されたものである場合、図5(A)に示す如く一個のOリング203を使用する高圧流体供給装置(以下「第一流体供給装置」という)及び図6(A)に示す如く二個のOリング203,204を使用する高圧流体供給装置(以下「第二流体供給装置」という)の何れにおいても、次のような問題が生じる。
すなわち、第一及び第二流体供給装置の何れにおいても、シールガスのような高圧流体208を両通路206,207間で流動させると、シール空間205に導入された高圧流体208により対向面部201a,202aにはこれを離間させる方向の押圧力が作用することになり、図5(B)及び図6(B)に示す如く、第一部材201に比して強度に劣る第二部材202が変形して、対向面部201a,202a間が開くことになる。
このため、従来の第一及び第二流体供給装置にあっては、両部材201,202の変形を考慮しておらず、各Oリング203,204として、通常、Hs70以上の硬度を有するものを5〜15%の圧縮率で使用していることから、上記した如く第二部材202が変形して対向面部201a,202aが開いた場合、図5(B)及び図6(B)に示す如く、Oリング203(第二流体供給装置にあっては、第二部材202の変形量がより大きくなる個所に装填されたOリング(図6(B)に示す例ではOリング203))が第二部材202の変形に対応して弾性変形し切れず、当該Oリング203の対向面部201a,202aへの圧接力(シール力)が減少して、当該Oリング203によるシール機能が低下したり、極端な場合には喪失してしまう。
その結果、両通路206,207間の接続部分から流体208が漏れ、良好な流体供給を行い得ない。特に、上記した処理装置用シール装置にあっては、カバー体からシールケースへのシールガス供給が十分に行われない場合、密封端面間にこれを非接触に保持するに十分なガス圧力が供給されず、シール機能が低下,喪失して、シール装置としてラビリンスシールに代えて静圧形の非接触形メカニカルシールを使用する意義が消失することになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、シールガス等の高圧流体を金属製の第一部材とプラスチック製の第二部材との間で第二部材が変形した場合にも漏れを生じることなく良好に流動させることができる高圧流体供給装置を装備し、この高圧流体供給装置を装備することにより回転テーブルが配置された処理領域と回転軸を含む駆動系が配置されるカバー内領域とを確実に遮蔽することができ、高度のコンタミレスが要求される基板洗浄等の処理をシール上の問題を生じることなく良好に行なうことができる処理装置用シール装置を提供することを目的とするものである。
発明は、回転テーブルの駆動部を上端開口状の円筒形状をなすプラスチック製のカバー体で覆ってある処理装置において回転テーブルが配置された処理領域とカバー体内の領域との間を遮蔽すべく設けられる処理装置用シール装置であって、以下のように構成された高圧流体供給装置を装備する静圧形の非接触形メカニカルシールを提案する。
すなわち、発明の処理装置用シール装置は、
回転テーブルにその回転軸線と同心状に固定された回転密封環と、
カバー体内に配してその上端部分に接触させた状態で駆動部の支持機枠に取り付けられた円筒形状をなす金属製のシールケースと、
回転密封環と同心状をなして当該回転密封環に対向する状態で、シールケースに軸線方向移動可能に保持された静止密封環と、
シールケースと静止密封環との間に介装されて、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢するスプリング部材と、
シールケースに形成した第一ガス通路の上流端部とカバー体を貫通して上方に延びる第二ガス通路の下流端部とを両部材の対向面部において開口すると共に、両通路の開口端部を、Hs60以下の硬度を有する非圧縮性弾性材からなる一対のOリングを5〜40%の圧縮率で上記対向面部間に装填させることにより、シール状態で連通接続して、第二ガス通路から第一ガス通路へと処理領域より高圧のシールガスを供給させるようにし、カバー体がシールガスにより変形した場合にもOリングの弾性変形によりその前記対向面部への接触圧が所定のシール機能を確保するに十分なものに維持されるように構成した高圧流体供給装置と、
静止密封環を貫通しており、第一ガス通路の下流端部に接続されて両密封環の対向端面である密封端面間に開口するガス噴出路と、を具備して、
密封端面間を、これにガス噴出路からシールガスを噴出させることにより、非接触状態に保持しつつ、前記両領域間を遮蔽シールする静圧形の非接触形メカニカルシールに構成されたものである。
なお、Oリングとしては、フッ素ゴム製のものを使用することが好ましい。
発明の処理装置用シール装置は、回転テーブル側の回転密封環とカバー体側の静止密封環との間から処理領域とカバー内領域とにシールガスを噴出させる非接触形メカニカルシールに構成されているから、冒頭で述べたラビリンスシール等を使用する場合に比して、回転テーブルが配置される処理領域と回転軸の駆動手段等が配置されるカバー内領域との間を確実に遮蔽することができるものである。また、シールガスの供給ラインの一部(第二ガス通路)を変形し易いカバー体に形成しているにも拘わらず、カバー体が変形した場合にも、所定圧のシールガスを密封端面間に適正に供給することができる。したがって、本発明の処理装置用シール装置を使用することによって、処理領域をカバー内領域からのパーティクル侵入を完全に防止した清浄雰囲気に保持することができ、基板の洗浄等の処理を良好に行なうことができ、高度のコンタミネーション防止対策を実現することができる。また、処理領域で発生する洗浄液残渣や処理領域で使用,発生する有害物質がカバー内領域へと漏洩して回転軸の駆動系に悪影響を及ぼす等の問題も排除することができる。
図1は本発明に係る処理装置用シール装置を装備した処理装置の一例を示す縦断正面図であり、図2及び図3はその要部の拡大図であり、図4は後述する静止密封環の平面図である。この処理装置にあっては、回転テーブル1の駆動部2をプラスチック製の円筒状のカバー体3で覆ってあり、半導体ウエハ,電子デバイスの基板,液晶基板,フォトマスク,ガラス基板等の基板を回転テーブル1を使用して適宜の処理(洗浄処理,薬剤処理等)を行う場合に、回転テーブル1が配置された処理領域Hとカバー体3内の領域(カバー内領域)Lとを本発明に係る処理装置用シール装置4により遮蔽シールして、処理領域Hをクリーンに保持するように工夫されている。
駆動部2は、回転テーブル2に連結されて上下方向に延びる回転軸2aを回転自在に軸受支持するベアリング、回転軸2aの駆動手段及びこれらをカバー内領域Lにおいて支持する支持機枠2bを具備するものであり、回転テーブル1を回転駆動するように構成されている。回転テーブル1は、その構成材又はコーティング材として耐薬品性に富むプラスチック(PTFE等)を使用してなるもので、処理領域Hに水平に配置された円板等の回転体形状をなすものである。
カバー体3は、図1に示す如く、耐薬品性プラスチック(この例ではPTFEを使用)で一体成形された上端開口状の円筒形状をなすもので、回転テーブル1の下面側に配置される駆動部2を覆っている。なお、回転テーブル1とカバー体3との間には、必要に応じて、図1に示す如く、適宜のラビリンスシール1aを設けておくことができる。このようなラビリンスシール1aを設けておくことにより、後述するシールガス10のラビリンスシール1aから処理領域Hへの噴出作用と相俟って、処理領域Hからカバー内領域Lへの薬液等の侵入を有効に防止することができる。
処理装置用シール装置4は、図1及び図2に示す如く、回転テーブル1にその回転軸線と同心状に固定された回転密封環5と、カバー体3内に配して駆動部2の支持機枠2bに取り付けられた金属製部材である円筒状のシールケース6と、回転密封環5と同心状をなして回転密封環5に直対向する状態で、シールケース6の内周部に軸線方向移動可能に保持された静止密封環7と、シールケース6と静止密封環7との間に介装されて、静止密封環7を回転密封環5へと押圧附勢するスプリング部材8と、静止密封環7を貫通して両密封環5,7の対向端面である密封端面5a,7a間に開口するシールガス噴出路9と、シールガス噴出路9にシールガス10を供給する本発明に係る高圧流体供給装置11とを具備して、密封端面5a,7a間を、これにシールガス噴出路9からシールガス10を噴出させることにより、非接触状態に保持しつつ、前記両領域H,L間を遮蔽シールするように構成された静圧形の非接触形メカニカルシールである。
シールケース6は、図1及び図2に示す如く、円筒状の密封環保持部61とその下端部から内方に張り出す円環状のスプリング保持部62とからなる金属製(例えば、SUS312等のステンレス鋼製)の一体構造物である。シールケース6は、密封環保持部61をカバー体3の上端部分31に内嵌させると共にスプリング保持部62をカバー体3の環状段部32に係合させた状態で、支持機枠2bに取り付けられている。
回転密封環5は、静止密封環7の構成材(この例ではカーボン)より硬質の材料(この例では炭化珪素)で成形された円環状体であり、図1に示す如く、回転テーブル1の下面部に固定されている。回転密封環5の下端面は、平滑環状面である密封端面(以下「回転側密封端面」ともいう)5aとされている。
静止密封環7は、図1に示す如く、上端面を平滑環状面である密封端面(以下「静止側密封端面」ともいう)7aとした円環状体であり、上下方向に並列する一対のフッ素ゴム製のOリング12,13を介してシールケース6の内周部(密封環保持部61の内周部)に軸線方向移動可能(上下方向移動可能)に嵌合保持されている。静止側密封端面7aの外径は回転側密封端面5aの外径より若干小さく設定されており、静止側密封端面7aの内径は回転側密封端面5aの内径より若干大きく設定されている。Oリング12,13は、静止密封環7の外周部に形成した環状のOリング溝71,72に係合保持されていて、静止密封環7の軸線方向移動を許容する状態でこれとシールケース6との間を二次シールする。また、静止密封環7の下端部には軸線方向に延びる円形孔73が形成されており、この円形孔73にシールケース6のスプリング保持部63に植設した金属製(例えば、SUS316等のステンレス鋼製)のドライブピン14を係合させることにより、静止密封環7を、その軸線方向移動を所定範囲で許容しつつ、シールケース6に対して相対回転不能ならしめている。なお、円形孔73及びこれに係合するドライブピン14の数は任意であり、必要に応じて複数個設けられる。
スプリング部材8は、図1に示す如く、静止密封環7とその下位のスプリング保持部62との間に介装された複数個(1個のみ図示)のコイルスプリングで構成されていて、静止密封環7を回転密封環5へと押圧附勢するものであり、密封端面5a,7aを閉じる方向に作用する閉力を発生させるものである。
シールガス噴出路9は、図1に示す如く、静止側密封端面7aに形成された静圧発生溝91と、シールケース6と静止密封環7との対向周面間に形成された環状空間であって前記Oリング12,13によってシールされた連通空間92と、静止密封環7を貫通して連通空間92から静圧発生溝91に至る噴出路93と、噴出路93の適所に配設された絞り器94とからなる。
静圧発生溝91は、静止側密封端面7aと同心状の環状をなして連続又は断続する浅い凹溝であり、この例では後者を採用している。すなわち、静圧発生溝91は、図4に示す如く、静止側密封端面7aと同心環状をなして並列する複数の円弧状凹溝91aで構成されている。噴出路93の一端部(上流端)は、静止密封環7の外周面におけるOリング溝71,72間に開口されていて、連通空間92に連通されている。また、噴出路93の他端部(下流端)は分岐されていて、各分岐部93aを、図4に示す如く、静圧発生溝91を構成する各円弧状凹溝91aに開口させてある。絞り器94はオリフィス,多孔質部材等で構成されたもので、噴出路93における分岐部93aの上流側部分に配設されている。
高圧流体供給装置11は、図1に示す如く、金属製の第一部材であるシールケース6に形成された第一流体通路たる第一ガス通路111と、プラスチック製の第二部材であるカバー体3に形成された第二流体通路たる第二ガス通路112と、カバー体3とシールケース6との対向面部(カバー体3の上端部分31とシールケース6の密封環保持部61との対向周面部)31a,61a間に圧縮状態で装填された一対のOリング113,114と、第二ガス通路112へのシールガス10を供給,停止を行なう供給ガス制御装置(図示せず)とを具備する。
Oリング113,114は、図1及び図2に示す如く、シールケース6の外周部(密封環保持部61の外周部)61aに軸線方向に所定間隔を隔てて並列状に形成された環状のOリング溝63,64に係合保持されている。Oリング113,114は、硬度をHs60(JISスプリング式)以下とした非圧縮性弾性材製のもので、カバー体3とシールケース6との対向面部31a,61a間(正確にはカバー体3の上端部分31の内周面部31aとシールケース6に形成したOリング溝63,64の底面部63a,64aとの間)に、圧縮率を5〜40%とした圧縮状態で装填されていて、カバー体3とシールケース6との対向面部31a,61aをシールすると共に、当該対向面部31a,61a間に環状の密閉空間たるシール空間115を形成する。この例では、各Oリング113,114の構成材として、耐薬品性等に優れるフッ素ゴムを使用している。
第一ガス通路111は、図1及び図2に示す如く、シールケース6の密封環保持部61を径方向に貫通する貫通孔であり、一端部(上流端)がシール空間115に開口されると共に他端部(下流端)がガス噴出路9の連通空間92に開口されている。第二ガス通路112は、図1及び図2に示す如く、カバー体3内を上方向へと延びて上端部分31の内周面部31aに開口する貫通孔であり、一端部(上流端)が供給ガス制御装置のガス供給源(図示せず)に接続されると共に他端部(下流端)がシール空間115に開口されている。すなわち、第一及び第二ガス通路111,112は、Oリング113,114によりシールされたシール空間115を介して連通接続された一連の通路を構成しており、この通路111,112,115は連通空間92を介してガス噴出路9に連通接続されている。
なお、処理領域Hの流体及びシールガス10と接触するシールケース部分、つまり密封環保持部61の外表面及び第一ガス通路111の内表面には、PFA,PTFE等の耐薬品性プラスチックによるコーティング層65が形成されている。
而して、高圧流体供給装置11によれば、両領域H,Lより高圧で且つパーティクルを含まない清浄なシールガス10が第二ガス通路112からシール空間115を経て第一ガス通路111へと供給され、更に、ガス噴出路9から密封端面5a,7a間に噴出される。シールガス10としては、領域H,Lに流出しても何らの悪影響を及ぼさない性状のものを、シール条件に応じて適宜に選定する。この例では、各種物質に対して不活性であり且つ人体に無害である清浄な窒素ガスが使用されている。高圧流体供給装置11によるシールガス10の供給は、一般に、回転テーブル1の運転中(回転軸2aの駆動中)において行われ、運転停止後には停止される。回転テーブル1の運転は、シールガス10の供給が開始された後であって、密封端面5a,7a間が適正な非接触状態に保持された後において開始され、シールガス10の供給停止は、回転テーブルの運転停止後であって回転軸2aが完全に停止した後に行なわれる。なお、シール条件等によっては、回転テーブル1の発停に拘らず、シールガス10の供給を継続して行なうこともある。
以上のように構成されたシール装置4によれば、シールガス10を高圧流体供給装置11により静圧発生溝91に供給すると、静圧発生溝91に導入されたシールガス10により、密封端面5a,7a間にこれを開く方向に作用する開力が発生する。この開力は、密封端面5a,7a間に導入されたシールガス10によって発生する静圧によるものである。したがって、密封端面5a,7aは、この開力と密封端面5a,7a間を閉じる方向に作用するスプリング部材8による閉力(スプリング荷重)とがバランスする非接触状態に保持される。すなわち、静圧発生溝91に導入されたシールガス10は密封端面5a,7a間に静圧の流体膜を形成し、この流体膜の存在によって密封端面5a,7aの外周側領域(処理領域)Hとその内周側領域(カバー内領域)Lとの間が遮蔽シールされる。なお、シールガス10の圧力及びスプリング部材8のバネ力(スプリング荷重)は、密封端面5a,7a間の隙間が適正(一般に、5〜15μmである)となるように、シール条件に応じて適宜に設定される。
したがって、シール装置として上記の如く機能する静圧形の非接触形メカニカルシール4を使用した処理装置(基板洗浄装置)にあっては、回転テーブル1に設けた回転密封環5とカバー体3内に設けた静止密封環7との対向端面である密封端面5a,7a間からシールガス10が両領域H,Lに噴出することから、処理領域Hとカバー内領域Lとの間が完全に遮断されることになる。また、両密封端面5a,7aはシールガス10によって非接触状態に保持されるから、密封端面5a,7aの接触による摩耗粉等のパーティクルを生じることがない。したがって、カバー内領域Lで発生する粉塵等が処理領域Hに侵入することがなく、処理領域Hが清浄に保持される。逆に、処理領域Hで生じる処理残渣がカバー内領域Lに侵入して、回転軸2aの駆動系等がトラブルを生じることもない。しかも、処理領域Hの流体及びシールガス10が接触する部分(回転テーブル1、カバー体3、シールケース6、密封環5,7及びOリング12,13,113,114等)を、すべて、PTFE,炭化珪素,カーボン,フッ素ゴム等の金属イオンを発生しない耐薬品等に優れた材料で構成するか、かかる材料のコーティング層65で被覆してあるから、金属イオンの発生等を生じず、極めて高度のコンタミネーション防止対策を実現することができる。
ところで、シールガス10として両領域H,Lより高圧の流体(窒素)が使用されることから、カバー体3に形成された第二ガス通路112とシールケース6に形成された第一ガス通路111との接続部分(シール空間115)には、シールガス10の圧力によって、カバー体3とシールケース6との対向面部31a,61a間を押し広げようとする力が作用し、その結果、図3に示す如く、金属製のシールケース6に比して強度的に劣るプラスチック製のカバー体3が変形して、Oリング113,114を挟圧しているカバー体3の上端部分31とシールケース6の密封環保持部61との対向面部31a,61a間が開いてしまうことになる。
しかし、Oリング113,114として、硬度及び圧縮率を上記した如く設定したものを使用することによって、カバー体3が変形した場合にも、図3に示す如く、カバー体3の変形による開き量δに応じてOリング113,114がその変形方向(カバー体3の外径方向)に膨出すべく弾性変形して、Oリング113,114の前記対向面部31a,61aへの接触圧(正確には、Oリング113については対向面部31a,63aへの接触圧であり、Oリング114については対向面部31a,64aへの接触圧である)が所定のシール機能を確保するに十分なものに維持される。
したがって、カバー体3が変形した場合にも、第二ガス通路112から第一ガス通路111へのシールガス10の供給が漏れを生じることなく良好に行われ、適正圧のシールガス10が静圧発生溝91に導入されることになる。その結果、密封端面5a,7a間が適正な非接触状態に保持されることになり、シール装置4によるシール機能が良好に発揮されて、これによるコンタミネーション防止対策に万全を期することができる。
ところで、Oリング113,114の硬度及び圧縮率は、シールガス10の圧力つまりカバー体3の変形量に応じて、上記範囲において適宜に設定されるが、カバー体3の変軽量(カバー体3とシールケース6との対向面部の開き量)は、図3に示す如く、下側のOリング114が装填されている個所において小さく、上側のOリング113が装填されている個所において大きいことから、Oリングの硬度,圧縮率は、上側のOリング113が装填されている個所における変形量(開き量)δを基準として設定する。この変形量δ(mm)とガス通路111,112に供給されるシール流体圧力(シールガス10の圧力)との関係を実験により確認したところ、図5に示す通りであったが、流体圧力による変量δの多少に拘わらず、上記した硬度,圧縮率のOリング113,114によれば、両ガス通路111,112間からガス漏れは全く生じなかった。この実験は、Oリング113,114としてフッ素ゴム製のものを使用すると共に、カバー体3として、上端部分31の厚みMが14mm,長さNが55mmのPTFE製のものを使用して、このカバー体3の上端部分31にシールケース6の密封環保持部61を0.1mmの間隙を有して嵌合させた形態で行ったものである。
なお、本発明に係る処理装置用シール装置4及び高圧流体供給装置11は上記した構成に限定されるものでなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変形することが可能である。
例えば、上記した例では、シール装置を、シールガス10による静圧のみによって密封端面5a,7a間を非接触状態に保持する静圧形の非接触形メカニカルシール4に構成したが、図6に示す如く、密封端面5a,7aをこの間に静圧に加えて動圧を発生させることにより非接触状態に保持する複合形の非接触形メカニカルシール104に構成しておいてもよい。
すなわち、図6に示す処理装置用シール装置たる複合形の非接触形メカニカルシール104にあっては、一方の密封端面である回転密封環5の密封端面(回転側密封端面)5aに動圧発生溝19を形成して、この動圧発生溝19により密封端面5a,7a間に動圧を発生させるように構成してある。動圧発生溝19の形状は、シール条件等に応じて適宜に設定することができるが、この例では、動圧発生溝19を、図7及び図8に示す如く、回転側密封端面5aにおける静圧発生溝91に対向する部位から外径方向であって且つ回転密封環5の回転方向(イ方向)と逆方向に傾斜状に延びる第一グルーブ部分20aと内径方向且つ回転密封環5の回転方向(イ方向)と逆方向に傾斜状に延びる第二グルーブ部分20bとからなる複数のグルーブ20が密封端面5aの周方向に並列してなる形状に構成してある。各グルーブ20は1〜10μmの浅い深さ一定の溝であり、その最外径側端部(第一グルーブ部分20aの外径側端部)及び最内径側端部(第二グルーブ部分20bの内径側端部)は、両密封端面5a,7aの重合領域内に位置されている。すなわち、図7に示す如く、動圧発生溝19の内外径E,Fは、静止密封環7の密封端面(静止側密封端面)7aの外径(≦回転側密封端面5aの外径)A及びその内径(≧回転側密封端面5aの内径)D並びに静圧発生溝91(円弧状凹溝91a)の外径B及びその内径Cに対して、B<F<A,D<E<Cの関係を有する範囲で適宜に設定されている。この例では、0.5≦(F−B)/(A−B)≦0.9又は0.5≦(C−E)/(C−D)≦0.9の条件を満足するように設定されている。各グルーブ20は、図8(A)に示す如く、第一グルーブ部分20aと第二グルーブ部分20bとが基端部で一致する略く字状をなすものとするか、同図(B)に示す如く、第一グルーブ部分20aと第二グルーブ部分20bとの基端部が周方向に齟齬する千鳥形状をなすものとされる。
このような複合形の非接触形メカニカルシール104によれば、密封端面5a,7a間にシールガス10による静圧に加えて動圧発生溝19による動圧が発生し、これらの静圧及び動圧により密封端面5a,7a間を非接触状態に保持する。したがって、シールガス10による静圧によっては密封端面5a,7aを適正な非接触状態に保持し得ない事態が発生したときにも、動圧によって適正な非接触状態を維持することができる。また、静圧のみで非接触状態に保持する静圧形ノンコンタクトガスシールに比して、シールガス10による静圧によってシールガス10の必要供給量を少なくすることができる。また、動圧発生溝19を密封端面5a,7aの重複領域外に開放されていないため、各グルーブ20の最内径側端部及び最外径側端部が、密封端面5a,7a間に導入されたシールガス10に対する堰として機能することになると共に、密封端面5a,7a間に形成される漏れ間隙を狭めるように作用することになる。その結果、密封端面5a,7a間に導入されたシールガス10の処理領域(被密封ガス領域)H側への漏れ量が抑制されて動圧発生溝19によるシールガス10の捕捉特性が極めて良好なものになる。したがって、シールガス10の消費量を低減でき、万一、シールガス10に同伴されるパーティクルがある場合にも、その侵入を極力抑制することができる。
なお、図6に示されたシール装置104の構成は、上記した構成(動圧発生溝19を設けた点)を除いて、図1に示されたシール装置4と同一である。
ところで、図6に示されたシール装置104を装備する処理装置の構成,使用条件等によっては、回転テーブル1ないし回転軸2aが一方向でなく両方向に回転される場合があるが、かかる場合には、上記動圧発生溝19を回転密封環5が正転方向及び逆転方向の何れの方向に回転しても動圧を発生しうるような形状としておけばよい。このような動圧発生溝19の形状については、シール条件等に応じて任意に設定することができ、従来からも種々の形状が提案されている。例えば、回転側密封端面5aに、径方向に縦列し且つ直径線に対して対称形状をなす第一動圧発生溝と第二動圧発生溝とからなる動圧発生溝ユニットを周方向に所定間隔を隔てて複数組並列状に形成して、回転密封環5が正転方向に回転するときには第一動圧発生溝により動圧が発生せしめられ、また回転密封環5が逆転方向に回転するときには第二動圧発生溝により動圧が発生せしめられるように構成しておくのである。各第一及び第二動圧発生溝としては、例えば、溝深さ及び溝幅を一定とするL字形溝等を採用することができる。
また、回転密封環5は、回転軸2a以外の回転側部材(例えば、回転テーブル1)に設ける他、回転軸2a又はそのスリーブに固定するようにしてもよい。また、シール条件によっては、静止密封環7をシールケース6に固定し、回転密封環5を回転側部材に軸線方向移動可能に且つ相対回転不能に保持するようにすることも可能である。
また、本発明に係る高圧流体供給装置11は、上記した処理装置用シール装置4,104におけるシールガス10の供給手段として適用される他、金属製部材(第一部材)とプラスチック製部材(第二部材)との間でガス等の高圧流体を流動させる場合において、プラスチック製部材が変形してOリングによるシール機能が低下,喪失する虞れがある場合に、例外なく好適に適用することができる。また、上記した高圧流体装置11は図10に示す第二流体供給装置のように二個のOリング113,114を使用するものであるが、第一及び第二部材の形状によっては、図9に示す第一流体供給装置のように、一個のOリングを使用するものに構成することができる。
本発明に係る処理装置用シール装置を装備した処理装置の一例を示す縦断正面図である。 図1の要部の拡大図である。 カバー体が変形した状態を示す図2相当の縦断正面図である。 当該シール装置における要部(静止密封環)を示す平面図である。 当該シール装置におけるシールガス圧力とカバー体の変形量(開き量)との関係を示すグラフである。 本発明に係る処理装置用シール装置の変形例を示す図2相当の縦断側面図である。 図6の要部の拡大図である。 当該シールにおける要部(回転密封環)を示す半截平面図である。 第一流体供給装置を示す要部の縦断正面図である。 第二流体供給装置を示す要部の縦断正面図である。
符号の説明
3 カバー体(第二部材)
4 処理装置用シール装置(静圧形の非接触形メカニカルシール)
5 回転密封環
5a 回転側密封端面
6 シールケース(第一部材)
7 静止密封環
7a 静止側密封端面
8 スプリング部材
9 シールガス噴出路
10 シールガス(高圧流体)
31a 対向面部
61a 対向面部
63a 対向面部
64a 対向面部
104 処理装置用シール装置(複合形の非接触形メカニカルシール)
111 第一ガス通路(第一流体通路)
112 第二ガス通路(第二流体通路)
113 Oリング
114 Oリング
L カバー内領域
H 処理領域

Claims (2)

  1. 回転テーブル(1)の駆動部(2)を上端開口状の円筒形状をなすプラスチック製のカバー体(3)で覆ってある処理装置において回転テーブル(1)が配置された処理領域(H)とカバー体(3)内の領域(L)との間を遮蔽すべく設けられるシール装置であって、
    回転テーブル(1)にその回転軸線と同心状に固定された回転密封環(5)と、
    カバー体(3)内に配してその上端部分(31)に接触させた状態で駆動部(2)の支持機枠(2b)に取り付けられた円筒形状をなす金属製のシールケース(6)と、
    回転密封環(5)と同心状をなして当該回転密封環(5)に対向する状態で、シールケース(6)に軸線方向移動可能に保持された静止密封環(7)と、
    シールケース(6)と静止密封環(7)との間に介装されて、静止密封環(7)を回転密封環(5)へと押圧附勢するスプリング部材(8)と、
    シールケース(6)に形成した第一ガス通路(111)の上流端部とカバー体(3)を貫通して上方に延びる第二ガス通路(112)の下流端部とを両部材(3,6)の対向面部(31a,61a)において開口すると共に、両通路(111,112)の開口端部を、H60以下の硬度を有する非圧縮性弾性材からなる一対のOリング(113,114)を5〜40%の圧縮率で上記対向面部(31a,61a)間に装填させることにより、シール状態で連通接続して、第二ガス通路(112)から第一ガス通路(111)へと処理領域(H)より高圧のシールガス(10)を供給させるようにし、カバー体(3)がシールガス(10)により変形した場合にもOリング(113,114)の弾性変形によりその前記対向面部(31a,61a)への接触圧が所定のシール機能を確保するに十分なものに維持されるように構成した高圧流体供給装置と、
    静止密封環(7)を貫通しており、第一ガス通路(111)の下流端部に接続されて両密封環(5,7)の対向端面である密封端面(5a,7a)間に開口するガス噴出路(9)と、を具備して、
    密封端面(5a,7a)間を、これにガス噴出路(9)からシールガス(10)を噴出させることにより、非接触状態に保持しつつ、前記両領域(H,L)間を遮蔽シールする非接触形メカニカルシールに構成されていることを特徴とする処理装置用シール装置。
  2. 前記Oリング(113,114)がフッ素ゴム製のものであることを特徴とする、請求項1に記載する処理装置用シール装置。
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