JP4226998B2 - ディスク記憶装置 - Google Patents

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    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Description

本発明は、ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置に係り、特にヘッドをディスクの記録面から外れた特定の箇所にアンロードする際の低消費電力化に好適なディスク記憶装置に関する。
最近のディスク記憶装置、例えば磁気ディスク装置は、一般に、ヘッドが退避される退避箇所を提供するランプを備えている。ランプは、ディスクの記録面から外れた位置に配置される。ヘッドは、サスペンションにより支持されている。サスペンションはアクチュエータの先端に形成されている。アクチュエータは、ヘッドをディスクの半径方向に移動する。アクチュエータは、当該アクチュエータを駆動するボイスコイルモータ(VCM)を含む。ボイスコイルモータは、磁界を発生する磁石(永久磁石)を有する。サスペンションの先端にはタブが形成されている。実際には、このタブがランプに退避される。しかし、一般には、説明を簡略化するために、ヘッドがランプに退避されると記述されることが多い。ヘッドをランプに退避する動作はアンロード(ヘッドアンロード)と呼ばれ、ヘッドをランプからディスクの記録面上に移動する動作はロード(ヘッドロード)と呼ばれる。
ヘッドアンロード動作時にアクチュエータに加わるトルクTUは、次式
U=FU x L1 (1)
のように表される。ここで、FUは、ヘッドアンロード動作時にランプとタブとの摩擦によって発生する力を表す。L1は、アクチュエータの回転中心とタブとの間の距離(つまりアクチュエータのアーム長)を表す。
ヘッドアンロードを可能とするためには、ボイスコイルモータにより発生されるトルクTVCMがヘッドアンロード動作時にアクチュエータに加わるトルクTUより大きくなければならない。このトルクTVCMは、次式
VCM=FVCM x L2 (2)
のように表される。ここで、FVCMは、ボイスコイルモータにより発生される力を表す。L2は、アクチュエータの回転中心とボイスコイルモータの中心との間の距離を表す。FVCMは、次式
VCM=2 x B x N x IVCM x L (3)
で表される。ここで、Bはボイスコイルモータが有する磁石によって発生される磁界の強さを表す。Nはボイスコイルモータのコイル(ボイスコイル)の巻き数を表す。Lは当該コイルの有効長を、IVCMはボイスコイルモータを流れる駆動電流(VCM電流)を、それぞれ表す。
式(2)及び(3)から、TVCMは、次式
VCM=FVCM x L2
2 x B x N x IVCM x L x L2 (4)
のように表される。
上記(4)式から明らかなように、TVCMは電流IVCMに対して比例する。TVCMの電流IVCMに対する比例係数(2 x B x N x L x L2)はトルク定数と呼ばれる。ここで、磁界の強さBは一般に磁石の厚さに比例する。つまり、(4)式において、B,L,L2は、長さ(装置スケール)に関係する要素である。したがって、TVCMは、長さ(装置スケール)の3乗に比例する。
一方、サスペンション荷重が一定であるとすると、FUは長さに依存しない。したがって、(1)式で表されるTUは、装置スケールの1乗に比例する。このように、TVCMは、装置スケールの3乗に比例するのに対し、TUは、装置スケールの1乗に比例する。そのため、磁気ディスク装置を小型化(例えば2.5インチ型から1インチ型に小型化)しようとすると、TVCMとTUの各々が減少する度合いは、TVCMの方が大きくなる。つまり、TU(ヘッドアンロード動作時にアクチュエータに加わるトルク)は、TVCM(ボイスコイルモータが発生するトルク)に対して相対的に大きくなる。
さて、ボイスコイルモータのコイル(ボイスコイル)の端子電圧(ボイスコイルモータの端子電圧)EVCMは、次式
VCM=R x IVCM + ΔE (5)
により表される(例えば、特許文献1参照)。ここで、Rはボイスコイルの抵抗を表す。また、ΔEはボイスコイルに発生する逆起電圧を表す。
ボイスコイルモータは、モータドライバ(ボイスコイルモータドライバ)によって駆動される。このモータドライバを駆動するための電源電圧(駆動電圧)をEPで表す。このEPとEVCMとの差が、モータドライバでの電圧降下を表す。したがって、モータドライバでの電力損失PLOSSは次式
LOSS=(EP - EVCM)x IVCM (6)
のように表される。この(6)式から明らかなように、EPとEVCMとの差が小さいならば、モータドライバでの電力損失PLOSSは小さくなる。一般に、ヘッドをディスク上の目標トラックに移動するシーク動作において、ボイスコイルに発生する逆起電圧ΔEは、当該コイルでの電圧降下R x IVCMに比較して小さい。そこで、シーク動作時のR x IVCMの値が電源電圧EPに近づくように、ボイスコイルモータのボイスコイルが設計される。この設計により、モータドライバでの電力損失を最小限にすることが可能となる。
上述したように、磁気ディスク装置を小型化すると、ヘッドアンロード動作時にアクチュエータに加わるトルクTUは、ボイスコイルモータが発生するトルクTVCMに対して相対的に大きくなる。ヘッドアンロードを可能とするためには、TVCMがTUより大きくなければならない。このヘッドアンロードを可能とするトルク、つまりトルクTUに打ち勝つだけのボイスコイルモータが発生すべきトルクを、「ヘッドアンロード動作に必要なトルク」と呼ぶ。一方、シーク動作を可能とするトルクを、「シーク動作に必要なトルク」と呼ぶ。このシーク動作に必要なトルクは、磁気ディスク装置の小型化にさほど影響されない。このため、小型の磁気ディスク装置では、ヘッドアンロード動作に必要なトルクが、シーク動作に必要なトルクよりも大きくなり得る。
このような磁気ディスク装置において、モータドライバでの電力損失を最小限にするには、シーク動作で必要となる電流(VCM電流)IVCMに合わせてボイスコイルモータのボイスコイルを設計する必要がある。しかし、このようなボイスコイルの設計では、ヘッドアンロード動作で当該ボイスコイルに対して必要なVCM電流を流すことができなくなる。つまり、ボイスコイルモータは、ヘッドアンロード動作に必要なトルクを発生することができなくなる。
そこで従来は、ヘッドアンロード動作に必要なトルクを確保できるように、ボイスコイルモータのボイスコイルが設計される。具体的には、ヘッドアンロード動作でボイスコイルに対してより多くのVCM電流が流せるよう、当該コイルの抵抗Rが下げられる。ところが、ボイスコイルの抵抗Rを下げるには、当該コイルの線径を太くして当該コイルの巻き数(ターン数)を減らさなければならない。この場合、トルク定数、つまり比例係数(2 x B x N x L x L2))が小さくなる。このような状態では、シーク動作でも、より多くのVCM電流を流さなくてはならない。そのため、シーク動作で、モータドライバでの消費電力が増加するという問題が生じる。
一方、ボイスコイルモータドライバでの電力損失を低減するために、ボイスコイルモータの電源電圧を切り替える技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。この技術においては、多くのVCM電流(トルク)を必要とするシーク動作時と、少ないVCM電流(トルク)で済むトラッキング(フォロー)動作時とで、ボイスコイルモータの電源電圧が切り替えられる。また、昇圧回路によって昇圧された電圧でコンデンサに電荷を蓄積しておき、電源遮断時には当該コンデンサをボイスコイルモータ制御回路の電源として利用する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。この技術によれば、電源遮断時でもヘッドアンロードが可能となる。
特開2001−155455号公報(段落0044乃至0050、図5) 特開2001−155450号公報(段落0008、段落0014、図2) 特開平5−49291号公報(段落0004、段落0007乃至0009、図1)
上述したように、ヘッドアンロード動作でアクチュエータに加わるトルクTUは、アクチュエータのアームの長さに比例するので、磁気ディスク装置の装置スケールの1乗で変化する。一方、ボイスコイルモータによって発生可能なトルクTVCMはほぼ装置スケールの3乗で変化する。そのため、磁気ディスク装置を小型化する場合、トルクTUがトルクTVCMに対して相対的に大きくなる。
したがって小型の磁気ディスク装置のように、ヘッドアンロード動作に必要なトルクが、シーク動作に必要なトルクよりも大きくなる場合、当該ヘッドアンロード動作に必要なトルクをボイスコイルモータが発生できるように、ボイスコイルモータのコイル(ボイスコイルモータ)を設計する必要がある。しかし、ヘッドアンロード動作に必要なトルクに合わせてボイスコイルモータを設計すると、シーク動作においてモータドライバでの消費電力が増加する。しかも、シーク動作の実行回数は、ヘッドアンロード動作に比べて著しく多い。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ヘッドアンロード動作に必要なトルクがシーク動作に必要なトルクよりも大きい場合でも、シーク動作における消費電力を増加させることなくヘッドアンロード動作を可能とするディスク記憶装置を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置が提供される。このディスク記憶装置は、上記ヘッドを上記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータであって、当該アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを有するアクチュエータと、上記ボイスコイルモータを駆動するための駆動電流を当該ボイスコイルモータに供給するボイスコイルモータドライバと、上記アクチュエータにより上記ヘッドを上記ディスクの記録面から外れた退避箇所に退避させるヘッドアンロード動作時に上記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動するドライバ駆動手段とを備える。
このような構成において、ボイスコイルモータドライバは、ヘッドアンロード動作時には、非ヘッドアンロード動作時、例えばシーク動作時よりも、高電圧で駆動される。このため、ヘッドアンロード動作時には、ボイスコイルモータドライバからボイスコイルモータに対して、シーク動作時よりも、より大きな電流を供給することができる。よって、ヘッドアンロード動作時にアクチュエータに加わるトルクが大きく、したがってヘッドアンロード動作に必要なトルクが大きい場合でも、その必要なトルクを当該ボイスコイルモータにより発生させて、ヘッドアンロードを行うことができる。しかも、ヘッドアンロード動作に必要なトルクに合わせてボイスコイルモータのコイル(ボイスコイル)を設計する必要がないため、非ヘッドアンロード動作時(特にシーク動作時)における消費電力の増加を抑えることができる。
ここで、ヘッドアンロードの制御のために、上記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧モニタと、上記ヘッドアンロード動作の期間、上記逆起電圧モニタにより検出される逆起電圧から上記ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段によって検出されたヘッドの移動速度を目標速度に一致させるのに必要な駆動電流が上記ボイスコイルモータドライバから上記ボイスコイルモータに供給されるように当該ボイスコイルモータドライバを制御するドライバ制御手段とを備えるとよい。
また、上記ヘッドアンロード動作に必要なトルクを予測する予測手段と、この予測手段により予測されたトルクを上記ボイスコイルモータにより発生可能とする上記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧を決定する電圧決定手段とを追加して、上記ヘッドアンロード動作時で且つ上記電圧決定手段により決定された電圧が上記ディスク記憶装置の電源電圧より高い場合(以下、第1の場合と称する)だけ、上記ドライバ駆動手段が、上記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動する構成とするとよい。
このような構成においては、ヘッドアンロード動作時でも、当該ヘッドアンロード動作に必要なトルクをボイスコイルモータにより発生可能とする上記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧がディスク記憶装置の電源電圧より高くない場合(以下、第2の場合と称する)には、上記ボイスコイルモータドライバが高電圧で駆動されるのが抑止される。これにより、ヘッドアンロード動作時における消費電力の増加も抑えられる。
ここで、上記第2の場合と上記非ヘッドアンロード動作時とには、上記ディスク記憶装置の電源電圧で上記ボイスコイルモータドライバを駆動すると良い。また、上記第1の場合(つまり、ボイスコイルモータドライバが高電圧で駆動される場合)には、ボイスコイルモータのボイスコイルの端子電圧は上記ディスク記憶装置の電源電圧より高くなる可能性が高い。この場合、逆起電圧モニタは逆起電圧を正しく検出することが困難となる。そこで、逆起電圧モニタを上記高電圧で駆動すると良い。
また、ボイスコイルモータドライバの駆動電圧を切り替えるのに、上記ディスク記憶装置の電源電圧を昇圧する電圧昇圧器と、上記ディスク記憶装置の電源電圧及び上記電圧昇圧器によって昇圧された電圧のいずれか一方を上記ボイスコイルモータドライバの電源電圧として選択する電圧セレクタとを追加し、この電圧セレクタを制御するセレクタ制御手段を上記ドライバ駆動手段に持たせると良い。
ヘッドアンロード動作に必要なトルクは、上記ディスク記憶装置の環境温度によって変化する。そこで、上記ディスク記憶装置の環境温度を検知する温度センサと、上記ディスク記憶装置の環境温度と当該温度での上記ヘッドアンロード動作に必要なトルクを上記ボイスコイルモータにより発生可能とする上記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧との関係を表す電圧テーブルと、上記ヘッドアンロード動作の開始時に上記温度センサによって検知された温度と関連付けられた駆動電圧を上記電圧テーブルに従って決定する電圧決定手段とを追加して、上記電圧昇圧器が上記ディスク記憶装置の電源電圧を上記電圧決定手段により決定された値の電圧に昇圧するように、当該電圧昇圧器を制御する昇圧制御手段を上記ドライバ制御手段に持たせると良い。
このような構成においては、ヘッドアンロード動作の開始時に、ディスク記憶装置の環境温度に応じて上記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧が切り替えられる。これにより、ヘッドアンロード動作時における消費電力の増加も抑えられる。
本発明によれば、ボイスコイルモータドライバを、ヘッドアンロード動作時には、非ヘッドアンロード動作時、例えばシーク動作時よりも、高電圧で駆動することにより、ヘッドアンロード動作に必要なトルクがシーク動作に必要とされるトルクよりも大きい場合でも、シーク動作時の消費電力を増加させることなくヘッドアンロードを行うことができる。
以下、本発明を磁気ディスク装置に適用した一実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)の構成を示すブロック図である。図1において、ディスク(磁気ディスク)11は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。ディスク11の記録面には、同心円状の多数のトラック110が形成されている。また、各トラック110には、サーボ情報が等間隔で且つ離散的に予め書き込まれて(埋め込まれて)いる。サーボ情報は、当該サーボ情報が書き込まれているディスク11上のシリンダ(トラック)位置を示す位置情報(シリンダコード)を含む。ディスク11の記録面に対応してヘッド(磁気ヘッド)12が配置されている。ヘッド12は、ディスク11からのデータ読み出し及びディスク11へのデータ書き込みに用いられる。なお、図1の構成では、単一枚のディスク11を備えたHDDを想定しているが、ディスク11が複数枚積層配置されたHDDであっても構わない。
ディスク11はスピンドルモータ(以下、SPMと称する)13により高速に回転させられる。ヘッド12はアクチュエータ(キャリッジ)14に取り付けられている。更に具体的に述べるならば、ヘッド12はアクチュエータ14のアーム140から延出したサスペンション141に取り付けられている。ヘッド12は、アクチュエータ14の回動に従ってディスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッド12は、目標トラック上に位置付けられる。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)15を有している。
ディスク11に近接する位置、例えばディスク11の外周に近接する位置には、ランプ16が配置されている。このランプ16が、ディスク11の内周に近接する位置に配置されていても構わない。ランプ16は、HDDがパワーセーブモードにある期間、ヘッド12をディスク11の記録面から外れた箇所に退避(リトラクト)させておくのに用いられる。但し実際には、ランプ16上には、ヘッド12ではなくて、タブ144が位置する。そのためランプ16は、タブ144の移動経路上の所定位置に配置されている。ここでは煩雑な表現を避けるため、ヘッド12がランプ16にアンロードされると表現する。一方、HDDがリード/ライトモードにある期間、ヘッド12はディスク11上に存在する。リード/ライトモードは、ディスク11からのデータの読み出し及びディスク11へのデータの書き込みが即時に実行可能な非パワーセーブモードある。なお、HDDの種類によっては、消費電力の節約のレベルに応じて複数のパワーセーブモードが定義されることもある。この複数のパワーセーブモードの中に、ヘッド12がディスク11上に存在するパワーセーブモードが含まれることもある。そこで本実施形態では、HDDのモードとして、ヘッド12がランプ16に退避される第1のモードと、ヘッド12がディスク11上に存在する第2のモードとを定義する。
アクチュエータ14のほぼ中央部には透孔が形成されている。このアクチュエータ14の透孔には、枢軸142が嵌合されている。アクチュエータ14は、枢軸142の回りで回動自在に支持されている。アクチュエータ14は、アーム141と反対方向に延出している支持フレーム143を有している。支持フレーム143には、ボイスコイル150が一体的に埋め込まれている。ボイスコイル150は、トップヨークとボトムヨークとの間に位置する。ボイスコイル150は、これら両ヨークとボトムヨークに固定された永久磁石と共に、VCM15を構成する。
SPM13及びVCM15はドライバIC17によって駆動される。ドライバIC17は1チップのICである。ドライバIC17は、SPMドライバ171と、VCMドライバ172と、逆起電圧モニタ173と、電圧昇圧器174と、電圧セレクタ175とを含む。SPMドライバ171は、CPU18から与えられる操作量MVSPMに応じた駆動電流ISPMをSPM13に供給する。VCMドライバ172は、CPU18から与えられる操作量MVVCMに応じた駆動電流IVCMをVCM15に供給する。逆起電圧モニタ173は、VCM15のボイスコイル150の端子電圧(VCM端子電圧)EVCMから、当該コイル150に発生する逆起電圧ΔEを間接的に検出する。電圧昇圧器174は、HDDの電源電圧EHDDをCPU18によって指定された電圧EBに昇圧する。この電圧EBは逆起電圧モニタ173の電源電圧として用いられる。また、電圧EBは、ヘッドアンロード動作時にVCMドライバ172の電源電圧(駆動電圧)EPとして用いられる。電圧セレクタ175は、CPU18の制御に応じて、電圧EHDD及び電圧EBのいずれか一方を電圧EPとして選択する。
CPU18はHDDの主コントローラである。CPU18は、フラッシュROM19及び温度センサ20と接続されている。フラッシュROM19は、書き換えが可能な不揮発性メモリである。フラッシュROM19は、CPU18によって実行される制御プログラムを格納するのに用いられる。フラッシュROM19はまた、CPU18によって参照される電圧テーブル190を格納するのに用いられる。
電圧テーブル190は、ヘッドアンロード動作に必要なVCMドライバ172の電源電圧の情報を温度毎に保持する。この電圧テーブル190のデータ構造例を図2に示す。ここで、温度Ti(i=1,2,…n)に対応付けられた電圧Eiは、HDDの環境温度TがTi-1<T≦Tiである場合のヘッドアンロード動作で必要となる、VCMドライバ172の電源電圧を示す。このTi-1<T≦Tiで示される温度範囲をTRiで表す。i=1の場合のTi-1、つまりT0は、HDDの動作を保証する下限温度を示す。i=nの場合のTi、つまりTnは、HDDの動作を保証する上限温度を示す。本実施形態では、温度TがT0より低い場合、CPU18は温度TをT0として扱う。また、温度TがTnより高い場合、CPU18は温度TをTnとして扱う。
電圧テーブル190で示される温度Ti毎の電圧Eiは、ヘッドアンロード動作時にアクチュエータ14に加わるトルクTUに依存する。このトルクTUは、前記(1)式から明らかなように、アクチュエータ14のタブ144とランプ16との摩擦によって発生する力FUに依存する。このFUは温度によって変化し、低温になるほど大きくなる。つまり、トルクTUは、温度によって変化し、低温になるほど大きくなる。したがって、ヘッドアンロード動作に必要なトルクTUNも低温になるほど大きくなる。ここで、温度Tiにおけるヘッドアンロード動作に必要なトルクTUNをTUNiと表現する。温度Ti毎の電圧Eiは、VCM15がTUNiで示されるトルクTVCMiを発生するのに必要な、当該VCM15のボイスコイル150に供給すべき駆動電流(VCM駆動電流)IVCMiによって決定される。したがってCPU18は、HDDの環境温度Tに応じて電圧テーブル190を参照することにより、当該温度Tが属する温度範囲TRiにおけるヘッドアンロード動作に必要なトルクTUNiをVCM15により発生可能とする、VCMドライバ172の電源電圧(駆動電圧)Eiを決定できる。
図2の電圧テーブル190では、これらの温度TiとトルクTUNiとVCM電流IVCMiと電圧Eiとの関係についての理解を容易にするために、温度Ti毎に、電圧Eiだけでなく、トルクTUNi及びVCM電流IVCMiも示されている。しかし、トルクTUNi及びVCM電流IVCMiの両情報を電圧テーブル190に保持する必要はない。
図2の電圧テーブル190の例では、トルクTUN1乃至TUNnは、TUN1>TUN2>TUN3>…>TUNnの関係がある。同様に、VCM電流IVCM1乃至IVCMnは、IVCM1>IVCM2>IVCM3>…>IVCMnの関係がある。また、電圧E1乃至Enは、E1>E2>E3>…>Enの関係がある。
温度センサ20は、HDDの環境温度を検知(計測)するのに用いられる。CPU18は、温度センサ20によって検知された温度と電圧テーブル190とに応じて、その温度に適したドライバIC17の電源電圧を決定する。CPU18は、決定された電圧に昇圧することを指示する電圧制御信号VCを電圧昇圧器174に出力する。
CPU18は、フラッシュROM19に格納されている制御プログラムに従ってHDD内の各部を制御する。CPU18は特に電圧選択信号VSにより電圧セレクタ175を制御する。電圧選択信号VSは、例えば論理“1”のとき電圧EBを選択することを指定し、論理“0”のとき電圧EHDDを選択することを指定する。
なお、図1では、ディスク11からのデータの読み出し及びディスク11へのデータの書き込みに必要な周知の回路が省略されている。これらの回路としては、ディスクコントローラ、リード/ライトチャネル及びヘッドアンプ回路(ヘッドIC)が良く知られている。
次に、図1に示したHDDにおけるヘッドアンロード制御について、図3A及び図3Bのフローチャートを参照して説明する。今、HDDが第2のモードにあるものとする。このモードでは、ディスク11は、予め定められた回転速度でSPM13により回転させられている。このとき、ヘッド12は、ディスク11上をほぼ一定の間隔を保って浮上している。この状態でCPU18が第2のモードから第1のモードに切り替えるものとする。この第1のモードへの切り替えは、例えば第2のモードにおいて一定期間ホストからリードコマンドまたはライトコマンドが与えられなかった場合に、HDDの消費電力を節約するためにCPU18により自律的に行われる。また、第2のモードにおいてホストコンピュータからの所定のパワーセーブコマンドが与えられた場合に、当該コマンドに応じてCPU18により第1のモードに切り替えられる。
CPU18は第1のモードへの切り替え時には、ヘッド12をランプ16にアンロード(退避)させるための制御(ヘッドアンロード制御)を次のように行う。まずCPU18は、ヘッド12をディスク11上の特定のトラックに移動させるためのシーク制御を行う(ステップS1)。このシーク制御は、ヘッド12によりディスク11から読み取られるサーボ情報に含まれている位置情報に基づいて行われる。このようにCPU18は、ヘッドアンロード制御の開始時に、一旦ヘッド12を特定のトラックに移動させる。これにより、ヘッド12をランプ16にアンロードするのに必要な移動距離を常に一定にすることができる。ここでは、上記特定のトラックは、ランプ16の近傍のトラック、つまりディスク11の外周側の所定のトラックである。
次にCPU18は、温度センサ20の出力電圧からHDDの温度Tを検出する(ステップS2)。次にCPU18は、電圧テーブル190から、温度Tが属する温度範囲TRi(つまりTi-1<T≦Ti)に対応する電圧Eiを読み取る(ステップS3)。
CPU18は、電圧EiをHDDの電源電圧EHDDと比較して、Ei>EHDDであるか否かを判定する(ステップS4)。もし、Ei>EHDDであるならば、CPU18は電圧昇圧器174に対し、電源電圧EHDDを電圧Eiに昇圧することを指示する(ステップS5)。この指示には、電圧制御信号VCが用いられる。電圧昇圧器174は、この指示に応じて、電源電圧EHDDを電圧Eiに昇圧する。電圧昇圧器174によって電圧Eiに昇圧された電圧、即ち電圧EBは、逆起電圧モニタ173の電源電圧として、当該逆起電圧モニタ173に印加される。また、電圧EB(EB>EHDD)は、電圧セレクタ175の入力端子Bに印加される。電圧セレクタ175の入力端子Aには電源電圧EHDDが印加される。
さて、上記ステップS4の判定が行われる段階では、CPU18から電圧セレクタ175に対して、入力端子Aに印加される電源電圧EHDDを選択することが指示されている。この指示には、論理“0”の電圧選択信号VSが用いられる。もし、上記の例のように、ステップS4でEi>EHDDであると判定された場合、CPU18は上記ステップS5を実行した後にステップS6に進む。このステップS6において、CPU18は電圧選択信号VSを論理“1”に切り替える。即ちCPU18は、電圧セレクタ175に対して、電圧昇圧器174から入力端子Bに印加される電圧EB(=Ei)を選択することを指示する。
電圧セレクタ175は、CPU18からの指示に応じて電圧EBを選択する。電圧セレクタ175により選択された電圧EBは、VCMドライバ172の電源電圧(駆動電圧)EPとして、当該VCMドライバ172に印加される。これによりVCMドライバ172は、EHDDより高い電源電圧EP(=EB=Ei)によって駆動される。このように本実施形態では、Ei>EHDDである場合、VCMドライバ172は、EHDDより高い電源電圧EP(=EB=Ei)によって駆動される。ここで、Eiは、現在の温度Tにおけるヘッドアンロード動作に必要なトルクTUNiから決定された電圧である。即ちEiは、トルクTVCMiとしてトルクTUNiをVCM15により発生させるためのVCM電流IVCMiをVCMドライバ172が出力可能な、当該ドライバ172の電源電圧(駆動電圧)である。
次にCPU18は、予め定められた初期操作量MVVCMをVCMドライバ172に出力する(ステップS7)。この初期操作量MVVCMは、ヘッドアンロードのためにアクチュエータ14を目標速度で移動させるのに必要な初期VCM電流IVCMを指定する。
i>EHDDである場合、VCMドライバ172は、上記したようにEHDDより高い電源電圧EP(=EB=Ei)によって駆動される。したがってVCMドライバ172は、CPU18からの操作量MVVCMで決定されるVCM電流IVCMがシーク動作時より大きい場合にも、当該VCM電流IVCMをVCM15のボイスコイル150に供給することができる。即ち本実施形態においては、シーク動作時よりも大きなトルクが必要な温度Tでのヘッドアンロード動作時に、その必要なトルクを、VCM15の設計を変更せずに発生できる。VCM15は、VCMドライバ172から供給されるVCM電流IVCMによってアクチュエータ14を駆動する。これにより、ヘッドアンロード動作が開始される。
さて、図1中の逆起電圧モニタ173は、電圧昇圧器174により昇圧された電源電圧EB(EB>EHDD)によって駆動される。これにより逆起電圧モニタ173は、アクチュエータ14のボイスコイル150の端子に発生する電圧(VCM端子電圧)EVCMがEHDDより高くなっても、当該EVCMを正しく検出できる。
VCMドライバ172がEHDDより高い電源電圧EP(=EB=Ei)によって駆動される場合、VCM端子電圧EVCMはHDDの電源電圧EHDDより高くなる可能性が高い。このため、もし逆起電圧モニタ173に対し、当該モニタ173の電源電圧としてEHDD(EHDD<EB)が印加されるならば、逆起電圧モニタ173がVCM端子電圧EVCMを正しく検出することは難しい。ボイスコイル150に発生する逆起電圧ΔEは、直接には検出できない。そこで逆起電圧モニタ173は、VCM端子電圧EVCMを検出し、当該VCM端子電圧EVCMから前記(5)式に従って逆起電圧ΔEを算出する。つまり逆起電圧モニタ173は、逆起電圧ΔEを間接的に検出する。逆起電圧モニタ173により検出(算出)された逆起電圧ΔEは、CPU18に通知される。
CPU18は、逆起電圧モニタ173により通知される逆起電圧ΔEを読み込む(ステップS8)。この逆起電圧ΔEの読み込みは、ヘッドアンロード動作が完了するまで、所定のサンプリング周期で行われる。つまりCPU18は、所定のサンプリング周期で逆起電圧ΔEを検出する。
逆起電圧ΔEは、VCM15の速度に依存する。VCM15の速度は、当該VCM15によって駆動されるアクチュエータ14の速度(即ちアクチュエータ14に支持されているヘッド12の移動速度)を表す。そこでCPU18は、逆起電圧ΔEからアクチュエータ14の速度(実速度)を検出する(ステップS9)。
次にCPU18は、ヘッドアンロード動作が完了したか否かを判定する(ステップS10)。一般に、ヘッドがランプにアンロードされるHDDは、ヘッドがランプ16の所定位置に到達すると、アクチュエータ14がストッパに係止する構成を適用している。この場合、VCMドライバ172からVCM15にVCM電流が供給されても、アクチュエータ14の移動は強制的に停止される。そこで上記ステップS10では、CPU18は、ヘッド12がランプ16の所定位置に到達したかを、つまりヘッドアンロード動作の完了を、検出された実速度から判定する。
もし、ヘッドアンロード動作が完了していないと判定された場合、CPU18は、算出された実速度と目標速度との差分に応じて操作量MVVCMを算出する(ステップS11)。この操作量MVVCMは、アクチュエータ14の速度を目標速度に一致させるのに必要なVCM電流IVCMを指定する。
CPU18は、算出された操作量MVVCMをVCMドライバ172に出力する(ステップS12)。VCMドライバ172は、CPU18から出力された操作量MVVCMで決定されるVCM電流IVCMをVCM15のボイスコイル150に供給する。これによりヘッドアンロード動作が継続される。
CPU18は、ヘッド12がランプ16の所定位置に退避されるまでは、ステップS8乃至S12を所定のサンプリング周期で繰り返す。そして、ヘッド12がランプ16の所定位置に退避されると、CPU18はヘッドアンロード動作が完了したと判定する(ステップS10)。この場合、CPU18は、電圧セレクタ175に対して、入力端子Aに印加される電源電圧EHDDを選択することを指示して(ステップS13)、ヘッドアンロード制御を終了する。これによりヘッドアンロード制御の終了後は、VCMドライバ172の電源電圧は、電圧昇圧器174により昇圧された電源電圧EB(EB>EHDD)からHDDの電源電圧EHDDに戻される。
本実施形態では、ヘッドアンロード動作でシーク動作時より大きいトルクを必要とする場合、VCMドライバ172の電源電圧EPを、EHDDから当該EHDDより高いEBに切り替えることで、必要とするトルクを実現している。即ち本実施形態では、VCM15の設計を変更することなく、大きいトルクを実現している。そのため、ヘッドアンロード動作以外でアクチュエータ14を駆動する必要がある場合、例えばシーク動作の場合に、VCMドライバ172からVCM15に対してより多くのVCM電流を流さなくて済む。これにより、シーク動作時におけるVCMドライバ172での消費電力の増加と発熱とを防止できる。
次に、Ei>EHDDでない場合の動作について説明する。CPU18は、Ei>EHDDでないと判定した場合(ステップS4)、ステップS5及びS6をスキップしてステップS7に進む。以降の動作は、上述したEi>EHDDである場合と同様である。但し、CPU18からVCMドライバ172に出力される電圧選択信号VSは論理“0”の状態が継続される。この場合、VCMドライバ172の電源電圧(駆動電圧)にはHDDの電源電圧EHDDが用いられる。
このように本実施形態においては、ヘッドアンロード動作に必要なトルクが小さいために、Ei≦EHDDとなる場合、VCMドライバ172の電源電圧にはEHDDが用いられる。これにより、ヘッドアンロード動作時の消費電力も低減できる。
i≦EHDDである場合におけるヘッドアンロード動作が完了すると(ステップS10)、CPU18は上記ステップS13を実行してヘッドアンロード制御を終了する。但し、電圧選択信号VSは論理“0”のままであることから、ステップS13は必ずしも必要ない。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、CPU18は、ヘッドアンロード動作の開始時におけるHDDの温度Tが属する温度範囲TRi(i=1,2,…n)に応じてVCMドライバ172の電源電圧Eiを決定している。Eiは、温度範囲TRiにおけるヘッドアンロード動作に必要なトルクTUNiをVCM15が発生するのに必要な、VCMドライバ172の電源電圧(駆動電圧)である。
CPU18は、決定された電圧EiがHDDの電源電圧EHDDより高い場合、電圧EHDDを電圧昇圧器174により電圧Eiに昇圧させる。CPU18はヘッドアンロード動作の期間、この電圧昇圧器174の出力電圧EB(=Ei)を、VCMドライバ172の電源電圧EPとして電圧セレクタ175により選択させる。
このように上記実施形態におけるヘッドアンロード制御では、HDDの温度Tが属する温度範囲TRiに応じて、VCMドライバ172の電源電圧EPが多段に切り替えられる。このため、上記実施形態では、ヘッドアンロード動作に必要なトルクを確保しながら、当該ヘッドアンロード動作時にVCMドライバ172で消費電力が増加するのを効率的に防止できる。
しかし、上記実施形態の変形例として、HDDの温度TとEi>EHDDとなる上限の温度Tkとの高低に応じて、VCMドライバ172の電源電圧EPが切り替えられる構成とすることも可能である。ここでは、電源電圧EPとして電圧E1またはEHDDを用いれば良い。つまり、温度Tが温度Tk以下の場合には電圧E1を電源電圧EPとして用い、そうでない場合には電圧EHDDを電源電圧EPとして用いれば良い。そのためには、電圧昇圧器174が電圧EHDDを常に電圧E1に昇圧する構成とする。この場合、CPU18は電圧制御信号VCにより電圧昇圧器174を制御する必要がないため、ヘッドアンロード制御を簡略化できる。但し、ヘッドアンロード動作時における消費電力の増加を防止する効果は、上記実施形態に比べて小さい。この変形例によるヘッドアンロード制御の手順を図4のフローチャートに示す。この変形例では、図2に示す電圧テーブル190は不要となる。なお、ヘッドアンロード動作時だけ、またはヘッドアンロード動作時で且つ温度Tが温度Tk以下の場合だけ、CPU18が電圧昇圧器174を起動しても良い。
また、ヘッドアンロード動作時には、電源電圧EPとして電圧E1をHDDの温度Tに無関係に常に用いる構成としても良い。この構成においては、ヘッドアンロード制御を一層簡略化できる。但し、ヘッドアンロード動作時における消費電力の増加を防止する効果は期待できない。
また、TkとE1とが、HDD毎に異なる場合には、TkとE1とを保持する、電圧テーブル190に相当する電圧テーブルを用いると良い。ここでは、CPU18は、電源電圧EHDDを電圧テーブルで示される電圧E1に昇圧することを、電圧昇圧器174に対して電圧制御信号VCにより指示する必要がある。
また、HDDの電源電圧としてEHDD及びE1の2系統が用意されている場合には、電圧昇圧器174は不要となる。
また、上記実施形態では、本発明を、記録媒体として磁気ディスクを用いたHDD(磁気ディスク装置)に適用した。しかし本発明は、ヘッドがディスクの記録面から外れた退避箇所に退避されるディスク記憶装置であれば、記録媒体として磁気ディスク以外のディスクを用いたディスクドライブ、例えば光磁気ディスクを用いた光磁気ディスク装置にも適用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。 図1に示される電圧テーブル190のデータ構造例を示す図。 同実施形態におけるヘッドアンロード制御の手順の一部を示すフローチャート。 同実施形態におけるヘッドアンロード制御の手順の残りを示すフローチャート。 同実施形態の変形例におけるヘッドアンロード制御の手順を示すフローチャート。
符号の説明
11…ディスク、12…ヘッド、13…スピンドルモータ(SPM)、14…アクチュエータ、15…ボイスコイルモータ(VCM)、16…ランプ、17…ドライバIC、18…CPU(ドライバ駆動手段、ドライバ制御手段、セレクタ制御手段、昇圧制御手段、速度検出手段、予測手段、電圧決定手段)、19…フラッシュROM、20…温度センサ、140…アーム、141…サスペンション、142…枢軸、144…タブ、150…ボイスコイル、171…SPMドライバ、172…VCMドライバ、173…逆起電圧モニタ、174…電圧昇圧器、175…電圧セレクタ、190…電圧テーブル。

Claims (6)

  1. ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置において、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータであって、当該アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを有するアクチュエータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動するための駆動電流を当該ボイスコイルモータに供給するボイスコイルモータドライバと、
    前記アクチュエータにより前記ヘッドを前記ディスクの記録面から外れた退避箇所に退避させるヘッドアンロード動作時に前記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動するドライバ駆動手段と、
    前記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧モニタと、
    前記ヘッドアンロード動作の期間、前記逆起電圧モニタにより検出される逆起電圧から前記ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出されたヘッドの移動速度を目標速度に一致させるのに必要な駆動電流が前記ボイスコイルモータドライバから前記ボイスコイルモータに供給されるように当該ボイスコイルモータドライバを制御するドライバ制御手段と、
    前記ヘッドアンロード動作に必要なトルクを予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測されたトルクを前記ボイスコイルモータにより発生可能とする前記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧を決定する電圧決定手段と
    を具備し、
    前記ドライバ駆動手段は、前記ヘッドアンロード動作時で且つ前記電圧決定手段により決定された電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高い場合だけ、前記決定された電圧を下回らない値の高電圧で前記ボイスコイルモータドライバを駆動し、前記ヘッドアンロード動作時でも前記電圧決定手段により決定された電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高くない場合と、前記非ヘッドアンロード動作時とには、前記ディスク記憶装置の電源電圧で前記ボイスコイルモータドライバを駆動することを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 前記逆起電圧モニタが前記高電圧で駆動されることを特徴とする請求項記載のディスク記憶装置。
  3. ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置において、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータであって、当該アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを有するアクチュエータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動するための駆動電流を当該ボイスコイルモータに供給するボイスコイルモータドライバと、
    前記アクチュエータにより前記ヘッドを前記ディスクの記録面から外れた退避箇所に退避させるヘッドアンロード動作時に前記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動するドライバ駆動手段と、
    前記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧モニタと、
    前記ヘッドアンロード動作の期間、前記逆起電圧モニタにより検出される逆起電圧から前記ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出されたヘッドの移動速度を目標速度に一致させるのに必要な駆動電流が前記ボイスコイルモータドライバから前記ボイスコイルモータに供給されるように当該ボイスコイルモータドライバを制御するドライバ制御手段と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧を昇圧する電圧昇圧器と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧及び前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧のいずれか一方を前記ボイスコイルモータドライバの電源電圧として選択する電圧セレクタと
    を具備し、
    前記ドライバ駆動手段は、前記ヘッドアンロード動作時には前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧が選択され、前記非ヘッドアンロード動作時には前記ディスク記憶装置の電源電圧が選択されるように前記電圧セレクタを制御するセレクタ制御手段を含み、
    前記逆起電圧モニタが、前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧で駆動されることを特徴とするディスク記憶装置。
  4. ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置において、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータであって、当該アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを有するアクチュエータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動するための駆動電流を当該ボイスコイルモータに供給するボイスコイルモータドライバと、
    前記アクチュエータにより前記ヘッドを前記ディスクの記録面から外れた退避箇所に退避させるヘッドアンロード動作時に前記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動するドライバ駆動手段と、
    前記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧モニタと、
    前記ヘッドアンロード動作の期間、前記逆起電圧モニタにより検出される逆起電圧から前記ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出されたヘッドの移動速度を目標速度に一致させるのに必要な駆動電流が前記ボイスコイルモータドライバから前記ボイスコイルモータに供給されるように当該ボイスコイルモータドライバを制御するドライバ制御手段と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧を昇圧する電圧昇圧器と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧及び前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧のいずれか一方を前記ボイスコイルモータドライバの電源電圧として選択する電圧セレクタと、
    前記ヘッドアンロード動作に必要なトルクを予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測されたトルクを前記ボイスコイルモータにより発生可能とする前記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧を決定する電圧決定手段と
    を具備し、
    前記ドライバ駆動手段は、前記ヘッドアンロード動作時には前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧が選択され、前記非ヘッドアンロード動作時には前記ディスク記憶装置の電源電圧が選択されるように前記電圧セレクタを制御するセレクタ制御手段と、前記電圧昇圧器が前記ディスク記憶装置の電源電圧を前記電圧決定手段により決定された電圧に昇圧するように当該電圧昇圧器を制御する昇圧制御手段を含む
    ことを特徴とするディスク記憶装置。
  5. 前記セレクタ制御手段は、前記ヘッドアンロード動作時で且つ前記電圧決定手段により決定された値の電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高い場合だけ、前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧が選択され、前記ヘッドアンロード動作時でも前記電圧決定手段により決定された値の電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高くない場合と、前記非ヘッドアンロード動作時とには、前記ディスク記憶装置の電源電圧が選択されるように前記電圧セレクタを制御することを特徴とする請求項記載のディスク記憶装置。
  6. ディスクの記録面に書き込まれたデータがヘッドにより読み出されるディスク記憶装置において、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータであって、当該アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを有するアクチュエータと、
    前記ボイスコイルモータを駆動するための駆動電流を当該ボイスコイルモータに供給するボイスコイルモータドライバと、
    前記アクチュエータにより前記ヘッドを前記ディスクの記録面から外れた退避箇所に退避させるヘッドアンロード動作時に前記ボイスコイルモータドライバを非ヘッドアンロード動作時に比べて高電圧で駆動するドライバ駆動手段と、
    前記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧モニタと、
    前記ヘッドアンロード動作の期間、前記逆起電圧モニタにより検出される逆起電圧から前記ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出されたヘッドの移動速度を目標速度に一致させるのに必要な駆動電流が前記ボイスコイルモータドライバから前記ボイスコイルモータに供給されるように当該ボイスコイルモータドライバを制御するドライバ制御手段と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧を昇圧する電圧昇圧器と、
    前記ディスク記憶装置の電源電圧及び前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧のいずれか一方を前記ボイスコイルモータドライバの電源電圧として選択する電圧セレクタと、
    前記ディスク記憶装置の環境温度を検知する温度センサと、
    前記ディスク記憶装置の環境温度と当該温度での前記ヘッドアンロード動作に必要なトルクを前記ボイスコイルモータにより発生可能とする前記ボイスコイルモータドライバの駆動電圧との関係を表す電圧テーブルと、
    前記ヘッドアンロード動作の開始時に前記温度センサによって検知された温度と関連付けられた駆動電圧を前記電圧テーブルに従って決定する電圧決定手段と
    を具備し、
    前記ドライバ駆動手段は、前記ヘッドアンロード動作時には前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧が選択され、前記非ヘッドアンロード動作時には前記ディスク記憶装置の電源電圧が選択されるように前記電圧セレクタを制御するセレクタ制御手段と、前記電圧昇圧器が前記ディスク記憶装置の電源電圧を前記電圧決定手段により決定された電圧に昇圧するように当該電圧昇圧器を制御する昇圧制御手段とを含み、
    前記昇圧制御手段は、前記ヘッドアンロード動作時で且つ前記電圧決定手段により決定された値の電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高い場合だけ、前記電圧昇圧器が前記ディスク記憶装置の電源電圧を当該決定された値の電圧に昇圧するように当該電圧昇圧器を制御し、
    前記セレクタ制御手段は、前記ヘッドアンロード動作時で且つ前記電圧決定手段により決定された値の電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高い場合だけ、前記電圧昇圧器によって昇圧された電圧が選択され、前記ヘッドアンロード動作時でも前記電圧決定手段により決定された値の電圧が前記ディスク記憶装置の電源電圧より高くない場合と、前記非ヘッドアンロード動作時とには、前記ディスク記憶装置の電源電圧が選択されるように前記電圧セレクタを制御する
    ことを特徴とするディスク記憶装置。
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