JP4226433B2 - シールドの接合方法及び到達防護壁構造 - Google Patents

シールドの接合方法及び到達防護壁構造 Download PDF

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本発明は、既設管または立坑の到達坑口に対し、これと交差する方向に新たなシールドトンネルを接合する方法と、既設管または立坑の到達坑口の新たなシールドトンネルとの接合部分である到達防護壁の構造に関するものである。
従来、既設のトンネルへ新たなシールドトンネルを接合する方法としては、図8に示すように、既設トンネル10の内面側に予めコンクリート等による盛り付け材層(防護コンクリート)18を形成しておくとともに、メインカッター21の外周側に、先端に切削用ビット22kを備えた、前進・回転可能な切削補強リング22を装着したシールド掘進機20を用いてトンネル20Tの掘削を行い、上記シールド掘進機20が既設トンネル10に到達した時点で、上記切削補強リング22を前進・回転させて上記既設トンネル10側面の覆工(セグメントリング)11を切削する。そして、上記セグメントリング11の切削後には上記防護コンクリート18の上記切削補強リング22の内側を撤去して貫通孔11Rを開口させる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記方法においては、切削補強リング22の周囲に切削による隙間(以下、切削溝という)22mが生じ、この切削溝22mから地下水が浸入する恐れがあるため、図9に示すように、上記防護コンクリート18の打設に際し、その内部の切断予定位置に止水材注入用のU字状のパイプ15を一定間隔毎に埋設しておく。そして、上記セグメントリング11の切削時には、上記U字状のパイプ15の折り返し部分15aは、上記切削補強リング22により切断されるので、この時点で上記セグメントリング11の切削を停止し、上記切断されたU字状のパイプ15から止水材を注入して上記切削溝22mに止水材を充填する。これにより、既設トンネル10のセグメントリング11と切削補強リング22外周面間が止水される。
特開2000−356092号公報
しかしながら、切削補強リング22の外周面と切削溝面との間に形成された隙間(切削溝22m)は、セグメントリング11の厚さに対しては極めて小さいこと、また、上記U字状のパイプ15の切断点がセグメントリング11内にあるため、特に、高圧下においては、上記U字状のパイプ15からの注入材は既設トンネル10の外周面までは十分に充填されず、地下水の浸入を防止するには不十分であった。
また、止水材は既設トンネル10の内部側から充填されていくので、上記止水材が切削溝22mのセグメントリング11外側まで充填されているかどうかなどの、止水材の充填状態を確認できないことや充填状態にバラツキがあることなど、止水信頼性にも問題があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、既設管または立坑の到達坑口に対し、これと交差する方向に新たなシールドトンネルを接合する際に、地下水の浸入を確実に防止することのできるシールドの接合方法と到達防護壁の構造とを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、既設管または立坑の到達坑口の接合位置の覆工を、新設トンネルを掘削するシールド掘進機に取付けられた、先端に切削用ビットを備えた切削補強リングを回転・前進させて切削して上記接合位置に貫通孔を形成するシールドの接合方法において、予め、上記既設管または立坑の到達坑口の内部の上記切削補強リングによる切削予定位置の外周側に上記切削補強リングが貫入する筒状体を設置し、この筒状体の内周側に、少なくとも一端が上記既設管または立坑の到達坑口内に導出する、上記切削補強リングによる切削予定位置に交差する交差部を有する止水注入用のパイプを配置し、上記筒状体を少なくとも外周部が撤去・再設置可能な複数の蓋部材に分割された蓋体で閉鎖し、上記筒状体の内部に盛り付け材を充填して盛り付け材層を形成した後、上記切削補強リングを回転・前進させて上記止水注入用のパイプを切断して上記切削補強リングにより形成された切削に上記既設管または立坑の到達坑口の内側から止水材を充填させるとともに、上記筒状体の外周部に、上記覆工の外側に連通する止水材注入孔を設けて、上記既設管または立坑の到達坑口の外側から上記切削補強リングの外周側に止水材を注入し、上記各蓋部材で分割された領域毎に上記盛り付け材層の撤去を行うようにしたことを特徴とするものである。これにより、既設管または立坑の到達坑口の覆工の内部と外部とから上記切削溝に止水材を注入することができるので、止水の信頼性を大幅に向上させることが可能となるとともに、万が一漏水があった場合でも作業箇所が狭いので容易に止水対策を行うことが可能となる
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシールドの接合方法において、上記止水材注入用のパイプの少なくとも上記切削補強リングとの交差部を、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工に埋設したことを特徴とするもので、これにより、既設管または立坑の到達坑口の覆工の内部からの注入材の注入を更に容易にすることができ、止水の信頼性を更に向上させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のシールドの接合方法において、上記蓋体を人力撤去できる重量になる大きさの蓋部材に分割したことを特徴とするもので、これにより、重機等を用いることなく蓋部材の取付け及び取り外しができるので、作業効率を大幅に改善することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシールドの接合方法において、盛り付け材層の撤去後に、上記切削補強リングと上記筒状体の内面との間に、溶接等により止水鉄板を取付けるようにしたことを特徴とするもので、これにより、止水の信頼性を更に向上させることが可能となる。
また、請求項に記載の発明は、既設管または立坑の到達坑口の接合位置の覆工を、新設トンネルを掘削するシールド掘進機に取付けられた、先端に切削用ビットを備えた切削補強リングを回転・前進させて切削して上記接合位置に貫通孔を形成する際、上記既設管または立坑の到達坑口の上記接合部分に構築される到達防護壁構造であって、上記既設管または立坑の到達坑口の内部の上記切削補強リングによる切削予定位置の外周側に設置された筒状体と、この筒状体の内周側に配置された、少なくとも一端が上記既設管または立坑の到達坑口内に導出する、上記切削補強リングによる切削予定位置に交差する交差部を有する止水注入用のパイプと、上記筒状体を上記既設管または立坑の到達坑口の内部側から閉鎖する、少なくとも外周部が撤去・再設置可能な複数の蓋部材に分割された蓋体と、上記筒状体の内部に盛り付け材を充填して形成される盛り付け材層と、上筒状体の外周部に設けられた、上記覆工の外側に連通する止水材注入孔とを備えたものである。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の到達防護壁構造において、上記止水材注入用のパイプの少なくとも上記切削補強リングとの交差部を、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工に埋設したものである
本発明によれば、既設管または立坑の到達坑口と新設シールドとを接合する際に、止水材注入用のパイプを埋設するとともに、切削溝形成部の外周部に、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工の外側に連通する止水材注入孔を設けて、上記既設管または立坑の到達坑口の内側と外側の両方から上記切削補強リングの外周部に止水材を注入するようにしたので、高水圧下においても止水の信頼性を大幅に向上させることができる。
このとき、上記止水材注入用のパイプの上記切削補強リングとの交差部を、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工に埋設するようにすれば、注入材の注入を更に容易にすることができる。
また、上記止水材注入孔と上記切削補強リングとの間に上記切削補強リングが貫入する筒状体を配置するとともに、上記パイプの埋設後、上記筒状体を外周部が開閉可能な複数の蓋部材に分割された蓋体で閉鎖し、上記各蓋部材で分割された領域毎に上記盛り付け材層の撤去を行うようにしたので、万が一漏水があった場合でも容易に止水対策を行うことができる。更に、上記切削補強リングと上記筒状体の内面との間に、溶接等により止水鉄板を取付けるようすれば、止水の信頼性を更に向上させることができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
なお、以下の説明中、従来例と共通する部分については同一符号を用いて説明する。
図1及び図2は、本最良の形態に係る既設トンネル10の到達防護壁の構築方法を示す図で、各図において、(a)図は既設トンネル10の開口予定部をトンネル内側から見た正面図で、(b)図は(a)図のA−A断面図である。
本例では、まず、図1の径Dの一点鎖線で示す既設トンネル10の開口予定部の周辺に位置するセグメントリング11を補強部材12にて補強した後、上記セグメントリング11の、新設トンネルを掘削するシールド掘進機(図示せず)に取付けられた切削補強リング22による切削予定位置の外周側に、上記切削補強リング22が貫通する鋼性の筒状体13を設置する。そして、この筒状体13の周囲に、円周方向に沿って複数箇所に止水材注入孔14を形成するとともに、上記各注入孔14にそれぞれ注入バルブ14vを取付け、この注入バルブ14vを図示しない注入材供給装置に接続する。なお、本例では、上記セグメントリング11を構成するセグメントとして、鋼製のセグメントを用いた。
次に、図2に示すように、上記筒状体13の内周側に、円周方向に沿って、止水材注入用のU字状のパイプ15を複数配置する。このとき、上記各パイプ15の上記切削補強リング22との交差部となる折り返し部分15aを上記セグメントリング11内に位置させるとともに、折り返し部分15aが上記切削予定位置にくるように、上記各パイプ15を一定間隔毎に上記セグメントリング11に埋設した後、上記各パイプ15両端のトンネル内導出部15b,15bにそれぞれバルブ15v,15vと圧力計(図示せず)とを取付ける。
U字状のパイプ15の配置が完了した後には、上記筒状体13を蓋体16で閉鎖し、支保工17により押さえて、その内部にコンクリート等の盛り付け材を充填して盛り付け材層18を形成して到達防護壁を構築する。
本例の蓋体16は、上記パイプ15の埋設部を覆う外周部16Aとその内側の中央部16Bとに大別されており、外周部16Aは、更に、人力により撤去・再設置が可能な重量となる大きさの複数の蓋部材16aに分割されている。また、中央部16Bは、例えば、4分割程度に分割した。
次に、シールドの接合方法について、図3(a),(b)を参照して説明する。
はじめに、地山を掘削して新設トンネル20Tを構築しながらシールド掘進機20を前進させ、上記到達防護壁が構築された既設トンネル10の側面に上記シールド掘進機20が到達した時点で停止させた後、上記シールド掘進機20に取付けられた切削補強リング22を回転させて既設トンネル10の切削予定位置のセグメントリング11及び盛り付け材層18を切削する。そして、上記筒状体13の内周側に配置されたU字状のパイプ15の折り返し部分15aを切断した時点で上記切削補強リング22の前進・回転を停止させる。上記U字状のパイプ15の切断確認は、上記パイプ15のバルブ15vを開いて上記パイプ15内に水などの流体を予め充填しておき、上記切削補強リング22により上記パイプ15が切断されて、上記切削補強リング22により形成された円形の切削溝22m内に浸入してきた地下水の圧力により上記流体の圧力が変化したときにその圧力変化を上記パイプ15に取付けられた図示しない圧力計により検出するなどして行うことができる。なお、その後は、上記バルブ15vを閉じ、上記パイプ15を図示しない注入材供給装置に接続する。
切削補強リング22の前進・回転の停止確認後には、上記注入バルブ14vを開放して筒状体13の外周部の注入孔14からセグメントリング11外側の地山内に注入材を注入し、更に、上記パイプ15から上記切削補強リング22により形成された切削溝22mへ注入材を注入する。上記注入孔14からの注入材は、図3(b)に示すように、セグメントリング11の外側から注入されるので、上記切削補強リング22とセグメントリング11との接合部における切削補強リング22外周側の切削溝22mを確実に充填することができ、止水性を大幅に向上させることができるだけでなく、セグメントリング11の切削時に上記セグメントリング11の外周側に生じる地山50との隙間50mにも注入材を充填することができるので、セグメントリング11と切削補強リング22との間を確実に止水することができる。更には、上記接合部の内側と外側の両方から注入材を注入することができるので、止水性を大幅に向上させることができる。
加えて、上記止水材注入用のU字状のパイプ15の切断部がセグメントリング11内にあることから上記パイプ15からセグメントリング11の外側までの距離が短いので、注入材の注入を容易にすることができ、止水の信頼性を更に向上させることができる。
注入材の注入後には、シールド掘進機20のチャンバ圧力、上記パイプ15に設置した圧力計、漏水量の測定量により止水性を確認後、図4(a),(b)に示すように、上記外周部の蓋部材16aのうち、上部から2〜3ピースを撤去して、内部の充填コンクリート(盛り付け材層18の外周部)をはつるとともに、上記切削補強リング22の先端部に装着されている切削用ビット22kを撤去する。そして、切削補強リング22と筒状体13の内面側との間に止水鉄板19を溶接等により取付けた後、上記各ピース(蓋部材16a)を元に位置に戻す。この作業を繰り返し行うことにより、図5(a),(b)に示すように、上記切削補強リング22全周に止水鉄板19を取付けて止水の補強を行う。これにより、万が一切削溝22mからの漏水があった場合でも既設トンネル10内部への地下水の侵入を防止することができる。
止水鉄板19の取付け後には、、蓋体16と支保工17と盛り付け材層18の残った充填コンクリートを撤去する。最後に、シールド掘進機20を解体した後、図6(a),(b)に示すように、接合部の場所打ちコンクリート23を施工する。
このように、本最良の形態では、既設トンネル10の、新設トンネル20Tを掘削するシールド掘進機20の切削補強リング22による切削予定位置の外周側に、上記切削補強リング22が貫通する鋼性の筒状体13を設置して、この筒状体13の周囲の複数箇所に止水材注入孔14を形成するとともに、上記筒状体13の内周側に、接合時には切削補強リング22により切断される止水材注入用のU字状のパイプ15を複数配置し、その後、上記筒状体13を蓋体16で閉鎖し、支保工17により押さえて、その内部にコンクリート等の盛り付け材を充填して盛り付け材層18を形成して到達防護壁を構築することにより、新設トンネル20Tとの接合時に、既設トンネル10の内部と外部とから上記切削補強リング22の周囲に止水材を注入することができるので、止水性を大幅に向上させることができる。
また、注入材の注入後には、上記切削補強リング22と筒状体13の内面側との間に止水鉄板19を溶接するようにしたので、万が一漏水があった場合でも既設トンネル10内部への地下水の浸入や土砂の侵入を確実に防止することができる。
上記最良の形態では、セグメントリング11を構成するセグメントとして、鋼製のセグメントを用いたがRCであってもよい。但し、RCセグメントを用いる場合には、セグメントを作製する時に、上記U字状のパイプ15を予め埋設しておいたり、U字状のパイプ15の埋設箇所を予め確保しておいたりしておくことが好ましい。なお、注入材は、上記止水材注入孔14からも切削溝22mに充填されるので、上記U字状のパイプ15を設置する際には、上記パイプ15の切削補強リング22との交差部を、必ずしも、セグメントリング11内に埋設する必要はなく、盛り付け材層18内に埋設しても止水性を大幅に向上させることができる。
また、上記例では、既設トンネル10に新設トンネル20Tを接合する場合について説明したが、これに限るものではなく、本発明は、立抗の到達坑口に新設トンネルを接合する場合にも適用可能である。
図7(a),(b)は、立抗の到達坑口30に構築した到達防護壁の一例を示す図で、立抗の到達坑口30の坑口コンクリート31の、図示しないシールド掘進機に取付けられた切削補強リング22による切削予定位置の外周側に、上記切削補強リング22が貫通する鋼性の筒状体13を設置するとともに、上記筒状体13の周囲の複数箇所に止水材注入孔14を形成し、上記各注入孔14にそれぞれ注入バルブ14vを取付け、この注入バルブ14vを図示しない注入材供給装置に接続する。
次に、上記筒状体13の内周側に、バルブ15v,15vと圧力計(図示せず)が取付けられた複数個の止水材注入用のU字状のパイプ15を、折り返し部分15aが上記切削予定位置にくるように埋設した後、上記筒状体13を蓋体16で閉鎖し、支保工17Kにより押さえて、その内部にモルタルを充填して盛り付け材層18Kを形成して到達防護壁を構築する。
そして、立抗の到達坑口30に新設トンネルを接合する際には、上記最良の形態と同様に、上記注入孔14と上記パイプ15とを用いて立坑の到達坑口30の内部と外部とから上記切削補強リング22の周囲に止水材を注入することにより、止水性を確保する。
また、注入材の注入後には、上記切削補強リング22と筒状体13の内面側との間に止水鉄板を溶接することにより止水性を更に向上させる。
以上説明したように、本発明によれば、既設管または立坑の到達坑口の覆工の内部と外部とから上記切削溝に止水材を注入することにより、高水圧下においても、接合作業時の止水性と安全性を確保するようにしたので、既設管または立坑の到達坑口と新たなシールドトンネルとの接合を容易にかつ確実に行うことができる。
本発明の最良の形態に係る到達防護壁の構築方法を示す図である。 本最良の形態に係る到達防護壁の構築方法を示す図である。 本最良の形態に係るシールドの接合方法を示す図である。 本最良の形態に係るシールドの接合方法を示す図である。 本最良の形態に係るシールドの接合方法を示す図である。 本最良の形態に係るシールドの接合方法を示す図である。 本発明に係る到達防護壁の他の例を示す図である。 従来のシールドの接合方法を示す図である。 従来のシールドの接合方法における止水方法を示す図である。
符号の説明
10 既設トンネル、11 既設トンネルのセグメントリング、12 補強部材、
13 筒状体、14 止水材注入孔、14v 注入バルブ、15 U字状のパイプ、
15a 折り返し部分、15b トンネル内導出部、15v バルブ、16 蓋体、
16A 蓋体の外周部、16a 蓋部材、16B 蓋体の中央部、17 支保工、
18 盛り付け材層、19 止水鉄板、20 シールド掘進機、20T 新設トンネル、22 切削補強リング、22m 切削溝。

Claims (6)

  1. 既設管または立坑の到達坑口の接合位置の覆工を、新設トンネルを掘削するシールド掘進機に取付けられた、先端に切削用ビットを備えた切削補強リングを回転・前進させて切削して上記接合位置に貫通孔を形成するシールドの接合方法において、予め、上記既設管または立坑の到達坑口の内部の上記切削補強リングによる切削予定位置の外周側に上記切削補強リングが貫入する筒状体を設置し、この筒状体の内周側に、少なくとも一端が上記既設管または立坑の到達坑口内に導出する、上記切削補強リングによる切削予定位置に交差する交差部を有する止水注入用のパイプを配置し、上記筒状体を少なくとも外周部が撤去・再設置可能な複数の蓋部材に分割された蓋体で閉鎖し、上記筒状体の内部に盛り付け材を充填して盛り付け材層を形成した後、上記切削補強リングを回転・前進させて上記止水注入用のパイプを切断して上記切削補強リングにより形成された切削に上記既設管または立坑の到達坑口の内側から止水材を充填させるとともに、上記筒状体の外周部に、上記覆工の外側に連通する止水材注入孔を設けて、上記既設管または立坑の到達坑口の外側から上記切削補強リングの外周側に止水材を注入し、上記各蓋部材で分割された領域毎に上記盛り付け材層の撤去を行うようにしたことを特徴とするシールドの接合方法。
  2. 上記止水材注入用のパイプの少なくとも上記切削補強リングとの交差部を、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工に埋設したことを特徴とする請求項1に記載のシールドの接合方法。
  3. 上記蓋体を人力撤去できる重量になる大きさの蓋部材に分割したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールドの接合方法。
  4. 盛り付け材層の撤去後に、上記切削補強リングと上記筒状体の内面との間に止水鉄板を取付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシールドの接合方法。
  5. 既設管または立坑の到達坑口の接合位置の覆工を、新設トンネルを掘削するシールド掘進機に取付けられた、先端に切削用ビットを備えた切削補強リングを回転・前進させて切削して上記接合位置に貫通孔を形成する際、上記既設管または立坑の到達坑口の上記接合部分に構築される到達防護壁構造であって、上記既設管または立坑の到達坑口の内部の上記切削補強リングによる切削予定位置の外周側に設置された筒状体と、この筒状体の内周側に配置された、少なくとも一端が上記既設管または立坑の到達坑口内に導出する、上記切削補強リングによる切削予定位置に交差する交差部を有する止水注入用のパイプと、上記筒状体を上記既設管または立坑の到達坑口の内部側から閉鎖する、少なくとも外周部が撤去・再設置可能な複数の蓋部材に分割された蓋体と、上記筒状体の内部に盛り付け材を充填して形成される盛り付け材層と、上筒状体の外周部に設けられた、上記覆工の外側に連通する止水材注入孔とを備えたことを特徴とする到達防護壁構造。
  6. 上記止水材注入用のパイプの少なくとも上記切削補強リングとの交差部を、上記既設管または立坑の到達坑口の覆工に埋設したことを特徴とする請求項に記載の到達防護壁構造。
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