JP4224305B2 - 対話情報処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対話情報処理システムに関し、特に、音声ポータルをはじめとする情報提供システム、コールセンタ業務の自動応答システム、カーナビゲーションシステムなどのコンピュータを利用した自動応答システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザとの対話プロセスを遂行して、ユーザからの情報を取得する対話システムでは、対話シナリオに従ってシステム発話とユーザ発話を交互に繰り返した結果として、ユーザから必要な情報を収集していき、十分な情報が得られたところで何らかのタスクを実行するというタスク達成型の対話を行っている。対話シナリオは、VoiceXMLのような対話記述言語によって記述されており、この中で、対話フロー、システムが発話する内容、ユーザから受け付ける発話を規定した認識文法などが指定されている。
【0003】
ユーザは、対話システムに直接的につながった入力装置、出力装置のほか、一般加入電話、携帯電話、PDAなどの移動体通信機器、カーナビゲーションなどの機器からネットワーク回線を介して対話システムに接続して対話を行う。対話システム側では、複数のネットワーク回線を通してアクセスしてくる複数のユーザとの対話プロセスを並行して処理することが可能になっている場合が多い。
音声インタフェイスを使った対話システムでは、ユーザからの情報を受け付けるために、音声認識技術を用いている。これは、音声認識処理部(ASR、Automatic Speech Recognition)によりユーザの発話した音声をテキスト情報に変換するものである。また、システムからの情報を提示するためには、音声合成技術を用いている。これは、音声合成処理部(TTS、Text To Speech)によりテキスト情報を自動的に読み上げるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
複数のネットワーク回線を通して、同時に複数のユーザとの対話プロセスを並行して処理するような対話システムでは、ユーザの数が増えるにつれて処理の負荷が大きくなる。特に、音声インタフェイスによる対話を行うシステムでは、ユーザからの発話を認識する音声認識処理部(ASR)や音声合成処理部(TTS)が含まれるが、一般に、これらは非常に多くのリソースを必要とする。そこで、複数の対話システムが存在する環境では、平均的に対話プロセスの割り当てを行って、特定の対話システムへ処理が集中しないように負荷を分散することが求められる。
【0005】
負荷を分散させるためには、ユーザから対話システムへの接続要求があった時点で、各対話システムの負荷を比較して負荷の少ない対話システムに接続させることが考えられる。この場合、ユーザからの接続要求に対してどの対話システムで処理するかが決定した後では、対話プロセスが終了するまで同じ対話システムで処理が行われる。そのため、一度対話プロセスの処理が始まると、その後、負荷の少ない別の対話システムが存在したとしても、そちらへ移行する手段は存在しなかった。
【0006】
また、カーナビゲーションシステムに代表されるように、移動中のユーザが対話システムと接続して対話を行っている場合、現在接続中の対話システムよりもネットワーク的に負荷の少ない、より望ましい接続環境にある対話システムが出現する可能性がある。このような場合でも、ユーザは対話プロセス開始時点に接続された対話システムから、より望ましい接続環境にある対話システムへと対話プロセスを遷移させることができない。もし別の対話システムに接続しようとするならば、一度、現在の対話システムとの接続を切断し、別の対話システムに再接続する必要がある。しかしながら、前の対話システムとの対話が中断されることから、再接続した対話システムではまた最初から対話をやり直す必要がある。
【0007】
本発明は、共通の対話シナリオを備える対話システム間で対話プロセスの遷移を可能とし、現在進行中の対話プロセスを遷移後の対話システムで継続して行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る対話情報処理システムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムであって、対話システムが、他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも1つを含む対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段とを備える。
【0009】
ここで、ユーザ発話入力手段が、さらに、ユーザの発声による情報入力を音声認識し文字情報に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段で変換された文字情報からキーワード抽出するキーワード抽出手段とを備え、対話シナリオ処理手段はキーワード抽出手段により抽出されたキーワードを対話シナリオに反映させて対話プロセスを進行させるように構成できる。
【0010】
さらに、ネットワーク上に存在する各対話システムが現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムから遷移先となる対話システムを決定して、遷移対象対話プロセスの遷移元である第1対話システムと遷移先である第2対話システムに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理手段をさらに備える構成とすることができる。
また、各対話システムの負荷状況またはユーザと対話システムとを接続している回線の負荷状況に関する負荷情報を取得する負荷状況取得手段をさらに有し、対話システム管理手段が負荷情報に基づいて遷移対象対話プロセスと遷移先である第2対話システムを決定するように構成できる。
【0011】
さらに、各対話システムに設けられ対話シナリオ処理手段で処理する対話プロセスについて、その対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積する対話情報記憶手段と、ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶する利用履歴記憶手段とをさらに備え、対話シナリオ管理手段が、さらに、対話プロセスの遷移先である対話システムに入力されたユーザ識別情報に基づいて利用履歴記憶手段を検索し、ユーザ識別情報に関連付けられた対話システムの対話情報記憶手段からユーザ毎の対話プロセス情報を遷移先である対話システムに対話プロセス情報を送信させるように構成できる。
また、本発明に係るプログラムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムにおいてコンピュータに対話システムとして機能させるためのプログラムであって、他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも1つを含む対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段とを備える対話システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明に係る対話情報処理システムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置されたものであり、各対話システムにおいてユーザとの間でユーザからの発話を受けるとともにユーザに対する発話を出力することによって各対話シナリオを処理するものである。各対話システムの概略構成を図1に示す。
【0013】
対話システム100は、対話シナリオ格納部101、対話シナリオ取得部102、対話シナリオ処理部103、ユーザ発話入力部104、システム発話出力部105、対話情報送信部106、対話情報受信部107などを備えている。
対話シナリオ格納部101は、少なくとも1以上の他の対話システムと共通の対話シナリオを格納するものであり、複数の対話システム100、100が1つの対話シナリオ格納部101を共有するような構成とすることも可能である。対話シナリオは、ユーザから所定の情報を取得したりユーザに対して所定の情報を提供するためにユーザとの間でやりとりされる対話内容に基づいて分岐するものであり、システム発話の内容、ユーザ発話の解析に用いる認識文法、ユーザから収集した発話内容に応じて次ぎに行うべき処理などが記述されている。
【0014】
対話シナリオ取得部102は、ユーザからの要求およびユーザとシステムとの対話プロセスに基づいて処理に必要となる対話シナリオを対話シナリオ取得部101から取得するものである。
対話シナリオ処理部103は、対話シナリオ取得部102で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させるものであり、ユーザからの発話に基づいて対話シナリオを進行させ、ユーザに対するシステム側の発話を選択する。
ユーザ発話入力部104は、ユーザからの情報入力を受け付けるものであり、一般加入電話やVoIP(Voice over Internet Protocol)電話、携帯電話、PDAなどの移動体通信機器、カーナビゲーションシステムなどの機器を介して入力されるユーザの発話内容を受け付けて、対話シナリオ処理部103に入力するものである。
【0015】
システム発話出力部105は、対話シナリオ処理部103が処理する対話シナリオの進行に従ってシステム側の発話として選択される情報に基づいてユーザへの情報提示を行うものである。
対話情報送信部106は、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信するものである。
対話情報受信部107は、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させるものである。
【0016】
音声インターフェイスを用いてユーザとシステムとの対話を実現するためには、図2に示すように、ユーザ発話入力部104に入力されるユーザからの音声データをテキスト情報に変換するための音声認識部201を設けることが考えられる。音声認識部201では、ユーザからの音声データについて音声認識処理(ASR:Automatic Speech Recognition)を行ってテキストデータに変換し、認識辞書202を参照することからさらにキーワードを抽出するように構成できる。音声認識部201により抽出されたキーワードは、対話シナリオ処理部103に入力され、処理中の対話シナリオを進行するために用いられる。たとえば、対話シナリオ処理部103は、抽出されたキーワードに基づいて対話シナリオ中の分岐点における分岐方向を決定し、必要な情報である場合にはその情報を所定の記憶領域に格納して、対話プロセスを進行させる。
【0017】
また、システムからの情報を音声データでユーザに提示するためには、テキスト情報から音声合成処理(TTS:Text To Speech)を行って発話処理を行う音声合成部203を設けることが考えられる。この音声合成部203では、対話シナリオ処理部103で生成されるテキスト情報を読み上げることで、ユーザに対する情報提供を行うことができる。
このように構成される対話システム100では、ユーザ発話入力部104で受信したユーザからの発話内容に応じて、対話シナリオ取得部102が対話シナリオ格納部101から該当する対話シナリオを取得する。対話シナリオ処理部103では、ユーザ発話入力部104からのユーザ発話内容に対するシステム側からの発話をシステム発話出力部105から出力することを繰り返すことで、対話シナリオ取得部102で取得した対話シナリオを進行させる。対話シナリオの進行にしたがい、ユーザから十分な情報が得られたと判断される場合には所定のタスクを実行するように構成される。
【0018】
本発明の対話情報処理システムは、図3に示すように、共通の対話シナリオを備える複数の対話システム100A,100B・・・がネットワーク上に存在している場合を想定しており、対話システム100Aにおいて処理中の対話プロセスを所定の条件に基づいて対話システム100Bに遷移する場合について考察する。
ネットワーク上に存在する各対話システム100A,100B・・・が現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムのうちから遷移先となる対話システムを決定して、遷移対象対話プロセスの遷移元である第1対話システム100Aと遷移先である第2対話システム100Bに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理部301を備えている。この対話システム管理部301は、各対話システム100A,100B・・・の負荷状況や各回線の負荷状況に基づいて、対話プロセスの遷移元となる対話システム100Aと遷移先となる対話システム100Bとを決定するように構成できる。
【0019】
各対話システム100A,100B・・・には、現在処理中の対話プロセスを一時的に格納しておく対話情報記憶部302を備える構成とすることが好ましい。この対話情報記憶部302は、対話システム100で処理される対話シナリオについてその対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積するものである。この場合、ユーザが対話システムとの接続を切断して対話プロセスを一時的に中断した場合であっても、その対話システムに接続したときに、中断した対話プロセスの続きから処理を再開させることが可能となる。
【0020】
また、ユーザ毎にどの対話システムを利用したかの利用履歴情報を格納する利用履歴記憶部303を備える構成とすることができる。この利用履歴記憶部303は、ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶するものである。このような利用履歴記憶部303は、対話システム管理部301により管理されるユーザ毎の利用履歴情報が格納されるものであり、対話システム100A,100B・・・のうちのどの対話システムにアクセスがあった場合にも、そのユーザが最後に利用した対話システム100から対話プロセスを取得して、この対話プロセスを再開することが可能となる。
【0021】
対話システム管理部301が、各対話システム100A,100B・・・の負荷状況に関する情報を取得し、1つの対話システム(たとえば、対話システム100A)に負荷が集中している場合に、現在処理中の対話プロセスを別の対話システム(たとえば、対話システム100B)に遷移させるように構成できる。
図4に示すように、ユーザ1〜ユーザ3が対話システム100Aに接続して、対話システム100Aが提供する対話シナリオを並行して利用しているような場合、対話システム100Aの負荷状況が比較的大きくなっているものとする。ここで、対話システム100Bがそれまで接続していたユーザとの対話プロセスを終了したなどの理由により、対話システム100Bに接続しているユーザがない状態となったとする。対話システム管理部301は、対話システム100Aで処理中の対話プロセスのうち、いずれかの対話プロセスを遷移対象対話プロセスとして選択し、対話システム100Aから対話システム100Bに遷移することを要求する。遷移対象対話プロセスの選択は、対話プロセスの開始時間の早い順、対話プロセスの開始時間の遅い順、対話プロセスの進行状況などに応じて選択することが可能であり、図4ではユーザ3の対話プロセスを遷移対象対話プロセスとして選択することを示している。
【0022】
対話システム管理部301では、このように遷移対象対話プロセスとして選択した対話プロセスの遷移元となる対話システム100Aと遷移先となる対話システム100Bに対して遷移要求通知を出力する。
対話システム管理部301からの通知を受けた対話システム100Aでは、ユーザ3に対する対話プロセスを終了し、対話情報送信部106を介してユーザ3との対話プロセス情報を対話システム100Bに送信する。
対話システム100Bでは、対話情報受信部107により対話システム100Aからの対話プロセス情報を受信し、ユーザ3との対話プロセスを続行する。
【0023】
この対話プロセスを遷移させる際のフローチャートを図5に示す。
各対話システム100では、それぞれの現在の負荷状況を対話システム管理部301に逐次通知している(ステップS11)。
対話システム管理部301は、各対話システム100から通知される負荷状況に基づいて、所定以上の負荷状況である対話システムがあるか否かを判別する(ステップS12)。負荷が高い状態である対話システム100Aがある場合にはステップS13に移行する。
【0024】
対話システム管理部301は、負荷が高い状態である対話システム100Aで現在処理している対話プロセスのうちから他の対話システムに遷移させる遷移対象対話プロセスを選択し、この遷移対象対話プロセスを遷移させる比較的負荷の低い対話システム100Bを選択する(ステップS13)。
対話システム管理部301は、選択した遷移元である対話システム100Aと遷移先である対話システム100Bに対して遷移要求通知を送信し、遷移する対話プロセスの対話プロセス情報を対話システム100Aから対話システム100Bに送信させる(ステップS14)。対話システム100Aでは、遷移要求通知を受け取ると、対話情報記憶部302に格納されている対話プロセス情報のうち該当する対話プロセス情報を読み出し、対話情報送信部106を介して対話システム100Bに送信する。
【0025】
遷移先である対話システム100Bでは、遷移元である対話システム100Aから対話プロセス情報を対話情報受信部107により受信すると、該当するユーザとの間で接続を確立し、対話システム100Aから受け取った対話プロセス情報に基づいて、対話プロセスを続行する(ステップS15)。
遷移元である対話システム100Aでは、遷移先である対話システム100Bに遷移する対話プロセス情報を送信すると、該当するユーザとの接続を終了する(ステップS16)。
【0026】
遷移元となる対話システム100Aから遷移先となる対話システム100Bに送信する対話プロセス情報の一例を図6に示す。この例では、航空券を予約するタスクを実行する際の対話プロセス情報について考察する。
対話プロセス情報の内容としては、図6に示すように、(1)ユーザ情報(ユーザID、ネットワークIDなどの接続情報)、(2)対話シナリオ情報(どのシナリオのどの部分を処理中かを示すシナリオURL情報)、(3)対話進行状況(これまでの対話結果で得られた情報)、(4)音声合成部(TTS)203のプロパティ、(5)音声認識部(ASR)201のプロパティ、(6)対話履歴などが考えられる。
【0027】
ユーザ情報は、ユーザの回線番号やIPアドレスなどの接続に不可欠な情報であり、遷移先となる対話システム100Bでは、このユーザ情報に基づいて該当するユーザとの接続を確立し、対話プロセスを続行する。
遷移先である対話システム100Bでは、対話シナリオ情報に基づいて、対話シナリオ格納部101から該当する対話シナリオを取得し、対話進行状況に基づいて対話プロセスを続行させる。
図6の例では、航空券予約の対話プロセスにおいて日付と出発地の情報を取得する段階まで対話システム100Aで進行しており、遷移先の対話システム10Bでは、この後の到着地の情報をユーザに入力させる段階から対話プロセスを続行させる。
【0028】
このとき、音声合成部203のプロパティ情報および音声認識部201のプロパティ情報を遷移元の対話システム100Aと共通にすることで、ユーザが対話システムの変更を意識することなく、シームレスに対話プロセスの遷移を行うことができる。たとえば、対話システム100Aの音声合成部203におけるプロパティ情報が「男性音声タイプA、スピード3」であるような場合、対話システム100Bに遷移した際に、このプロパティ情報に相当する音声合成処理を行うように構成する。このことにより、対話システム100Aから対話システム100Bに移行しても、システムからユーザへの発話音声が変わることなく、ユーザにシステム変更を意識させることなくなる。また、対話システム100Aの音声認識部201におけるプロパティ情報が「確信度80」であるような場合、遷移先である対話システム100Bの音声認識部201のプロパティ情報をこれに整合させることで、ユーザから入力される発話情報を、遷移元の対話システム100Aと同等の条件で認識するように構成できる。
【0029】
また、対話プロセス情報に対話履歴情報を含ませることにより、遷移先の対話システム100Bの管理者が対話プロセスを解析することが可能となる。
〔第2実施形態〕
ユーザが移動中に対話情報処理システムを利用する場合について、第2実施形態として説明する。この第2実施形態のシステム構成は、図1〜図3で示される第1実施形態と同様である。
図7に示すように、第1のネットワーク内にある対話システム100Aに接続しているユーザが、移動することにより第1ネットワーク圏外に出て、第2のネットワーク圏内に入る場合を考察する。
【0030】
このような場合、対話システム管理部301は、対話システム100Aから現在のユーザの位置情報を取得し、遷移先の対話システム100Bを選択して遷移要求通知を出力するように構成できる。
第2実施形態の動作を図8のフローチャートに基づいて説明する。
対話システム100Aは、ユーザとの対話プロセスを継続することが困難である場合にその旨の通知を対話システム管理部301に送信する(ステップS21)。対話システム100A側で、ユーザとの対話プロセスの継続が困難であることを検出するように構成することも可能であり、また、ユーザの端末装置から対話プロセスの継続が困難である旨の通知を対話システム100Aに送信するように構成することが可能である。
【0031】
たとえば、ユーザがカーナビゲーションシステムを利用して対話システム100Aとの対話を行っているような場合、カーナビゲーションシステムから送出されるユーザの位置情報に基づいて、対話システム100Aはユーザが第1のネットワーク圏内からまもなく出ることを判断でき、このとき、対話システム100Aから対話システム管理部301に遷移要求通知を送信するように構成できる。対話システム管理部301は、対話システム100Aから遷移要求通知を受けると、現在対話システム100Aで処理中の対話プロセスの遷移先となる対話システム100Bを選択する(ステップS22)。対話システム管理部301では、対話システム100Aから送信される各種情報に基づいて遷移先となる対話システム100Bを決定することが可能であり、たとえば、前述したようにユーザがカーナビゲーションシステムを利用しているような場合には、カーナビゲーションシステムから送信されてくるユーザの位置情報に基づいて、対話プロセスの遷移先となる対話システム100Bを決定することが可能である。
【0032】
対話システム管理部301は、選択した遷移先である対話システム100Bに対して遷移要求通知を送信し、遷移する対話プロセスの対話プロセス情報を対話システム100Aから対話システム100Bに送信させる(ステップS23)。対話システム100Aでは、対話情報記憶部302に格納されている対話プロセス情報のうち該当する対話プロセス情報を読み出し、対話情報送信部106を介して対話システム100Bに送信する。
遷移先である対話システム100Bでは、遷移元である対話システム100Aから対話プロセス情報を対話情報受信部107により受信すると、該当するユーザとの間で接続を確立し、対話システム100Aから受け取った対話プロセス情報に基づいて、対話プロセスを続行する(ステップS24)。
【0033】
遷移元である対話システム100Aでは、遷移先である対話システム100Bに遷移する対話プロセス情報を送信すると、該当するユーザとの接続を終了する(ステップS25)。
このようにして、対話プロセスを処理中の対話システム100Aが処理続行不能の状態となった場合であっても、他の処理可能な対話システム100Bを選択して対話プロセスを続行させることが可能であり、たとえば、ユーザが移動中に1つのネットワーク圏外に出ても、他のネットワーク中の対話システムを介して対話プロセスを続行させることができる。
【0034】
〔第3実施形態〕
ある対話システムで対話プロセスを実行したユーザが他の対話システムでその対話プロセスを再開させることが可能な対話情報処理システムを、本発明の第3実施形態として考察する。この第3実施形態においても、第1実施形態および第2実施形態と同様のシステム構成とすることができる。
図9に示すように、対話システム100Aが処理するユーザとの対話プロセス情報は、対話システム100A内の対話情報記憶部302に格納される。同時に、ユーザが最後に利用した対話システムの情報は、対話システム管理部301によりユーザの識別情報に関連付けられて利用履歴記憶部303に格納される。したがって、前回利用した対話システム100Aと異なる対話システム100Bにユーザからのアクセスがあった場合に、利用履歴記憶部303に格納されている利用履歴情報を用いて、前回ユーザが利用した対話システム100Aを特定でき、この対話システム100Aに対話プロセス情報を今回のユーザのアクセス先である対話システム100Bに送信させることで、その対話プロセスが未完であっても途中から再開することが可能となる。
【0035】
この第3実施形態の動作を図10のフローチャートに基づいて説明する。
対話システム100Aでは、ユーザからのアクセスがあった場合にユーザIDの入力を要求し、入力されたユーザIDを取得する(ステップS31)。音声インターフェイスを用いる場合、ユーザの発話音声を解析して声紋分析するなどの話者認証技術によりユーザを特定することも可能である。対話システム100Aでは、入力されたユーザIDまたは話者認証により特定されたユーザ識別情報を対話システム管理部301に送信する。
【0036】
対話システム管理部301では、利用履歴記憶部303に格納されている利用履歴情報を参照して、ユーザが前回利用した対話システムを検索する(ステップS33)。対話システム管理部301では、ユーザが前回利用した対話システムの利用履歴情報があるか否かを判別し(ステップS34)、利用履歴記憶部303内に該当するユーザの利用履歴情報がないと判断した場合には、対話システム100Aに対話プロセスを実行させる。対話システム100Aでは、ユーザの要求に応じて対話シナリオ格納部101に格納されている対話シナリオを取得し、この対話シナリオに基づいて対話プロセスを実行する(ステップS35)。
【0037】
対話システム100Aでは、対話プロセスの実行に伴う対話プロセス情報を対話情報記憶部302に逐次格納し、ユーザとの接続が終了した時点での対話プロセス情報を維持し(ステップS36)、利用したユーザの識別情報を対話システム管理部301に通知する。
また、対話システム管理部301では、対話システム100Aからの通知に基づいて、ユーザIDなどのユーザ識別情報と、このユーザが利用した対話システム100Aとを関連付けた利用履歴情報を利用履歴記憶部303に格納する(ステップS37)。
【0038】
次に、同じユーザが対話システム100Bにアクセス要求した場合には、対話システム100Bは、同様にしてユーザが入力したユーザIDまたは音声インターフェイスにより特定したユーザ識別情報を取得する(ステップS31)。対話システム100Bでは、入力されたユーザIDまたは話者認証により特定されたユーザ識別情報を対話システム管理部301に送信する。
対話システム管理部301では、利用履歴記憶部303に格納されている利用履歴情報を参照して、ユーザが前回利用した対話システムを検索する(ステップS33)。対話システム管理部301では、ユーザが前回利用した対話システムの利用履歴情報があるか否かを判別し(ステップS34)、利用履歴記憶部303内に該当するユーザの利用履歴情報があると判断した場合には、利用履歴情報中の該当する対話システムに対して対話プロセス情報の送信要求を行う。ここでは、ユーザが前回利用した対話システム100Aに、対話情報記憶部302に格納されている対話プロセス情報を対話システム100Bに送信するように要求する。これと同時に、対話システム100Bに対して、該当するユーザの対話プロセス情報を対話システム100Aから受信するように通知する(ステップS34)。対話システム100Aでは、指定されたユーザ識別情報に基づいて、対話情報記憶部302に格納されている該当する対話プロセス情報を読み出して、対話システム100Bに送信する。
【0039】
対話システム100Bでは、受信した対話プロセス情報に基づいて、対話シナリオ格納部101に格納されている対話シナリオから該当するものを取得し、この対話シナリオに基づいて対話プロセスを続行させる(ステップS35)。たとえば、対話システム100Aで航空券予約の対話シナリオを実行中に、日付および出発地の情報を取得した時点で対話が中断したような場合、この対話プロセス情報を対話システム100Aの対話情報記憶手段302に格納し、このユーザの最後のアクセス先が対話システム100Aである旨の利用履歴情報を利用履歴記憶部303に格納しておくことで、次にユーザが対話システム100Bにアクセスを行った場合であっても、次の到着地、時間などの情報入力から対話プロセスを続行することが可能となる。対話システム100Bにおいてユーザからのアクセスがあった段階で、中断した対話プロセスを続行するか否かの指示をユーザに入力させるように構成することも可能である。
【0040】
対話システム100Bでは、対話プロセスの実行に伴う対話プロセス情報を対話情報記憶部302に逐次格納し、ユーザとの接続が終了した時点での対話プロセス情報を維持し(ステップS36)、利用したユーザの識別情報を対話システム管理部301に通知する。
また、対話システム管理部301では、対話システム100Bからの通知に基づいて、ユーザIDなどのユーザ識別情報と、このユーザが利用した対話システム100Bとを関連付けた利用履歴情報を利用履歴記憶部303に格納する(ステップS37)。
【0041】
このような構成とすることにより、対話プロセスが中断した場合であっても、同じ対話シナリオを有するものであればどの対話システムでも、対話プロセスを続行することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザとの対話を続行したまま対話プロセスを処理する対話システムの変更をシームレスに行うことができ、負荷の少ない対話システムへの対話プロセスを遷移することで負荷の分散を行うことができ、ネットワークの接続状況が良好な対話システムへの対話プロセスの移行が可能となる。また、対話システムが変更されたことをユーザが意識することなく、中断した対話プロセスを他の対話システムからの再開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の基本構成を示す制御ブロック図。
【図2】第1実施形態の構成図。
【図3】第1実施形態の構成図。
【図4】第1実施形態の対話遷移時の説明図。
【図5】その制御フローチャート。
【図6】対話プロセス情報の説明図。
【図7】第2実施形態の対話遷移時の説明図。
【図8】その制御フローチャート。
【図9】第3実施形態の対話遷移時の説明図。
【図10】その制御フローチャート。
Claims (6)
- システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムであって、
前記対話システムは、
他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、
前記対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、
前記対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、
ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、
ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、
前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、前記システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、前記ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも1つを含む前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、
他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて前記対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段と、
を備える対話情報処理システム。 - 前記ユーザ発話入力手段は、さらに、ユーザの発声による情報入力を音声認識し文字情報に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段で変換された文字情報からキーワード抽出するキーワード抽出手段とを備え、
前記対話シナリオ処理手段は前記キーワード抽出手段により抽出されたキーワードを対話シナリオに反映させて対話プロセスを進行させる、請求項1に記載の対話情報処理システム。 - ネットワーク上に存在する各対話システムが現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、前記遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムから遷移先となる対話システムを決定して、前記遷移対象対話プロセスの遷移元である第1対話システムと遷移先である第2対話システムに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理手段をさらに備える、請求項1または2に記載の対話情報処理システム。
- 各対話システムの負荷状況またはユーザと対話システムとを接続している回線の負荷状況に関する負荷情報を取得する負荷状況取得手段をさらに有し、前記対話システム管理手段は前記負荷情報に基づいて前記遷移対象対話プロセスと遷移先である第2対話システムを決定する、請求項3に記載の対話情報処理システム。
- 各対話システムに設けられ、前記対話シナリオ処理手段で処理する対話プロセスについて、その対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積する対話情報記憶手段と、
ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶する利用履歴記憶手段と、
をさらに備え、前記対話シナリオ管理手段は、さらに、対話プロセスの遷移先である対話システムに入力されたユーザ識別情報に基づいて前記利用履歴記憶手段を検索し、前記ユーザ識別情報に関連付けられた対話システムの対話情報記憶手段からユーザ毎の対話プロセス情報を遷移先である対話システムに対話プロセス情報を送信させる、請求項1〜4のいずれかに記載の対話情報処理システム。 - システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムにおいてコンピュータに前記対話システムとして機能させるためのプログラムであって、
他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、
前記対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、
前記対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、
ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、
ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、
前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、前記システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、前記ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも1つを含む前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、
他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて前記対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段と、
を備える対話システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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