JP4224305B2

JP4224305B2 - Dialog information processing system

Info

Publication number: JP4224305B2
Application number: JP2003001396A
Authority: JP
Inventors: 拓郎池田; 隆弘紀伊; 映伊藤
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2003-01-07
Filing date: 2003-01-07
Publication date: 2009-02-12
Anticipated expiration: 2023-01-07
Also published as: JP2004212802A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対話情報処理システムに関し、特に、音声ポータルをはじめとする情報提供システム、コールセンタ業務の自動応答システム、カーナビゲーションシステムなどのコンピュータを利用した自動応答システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ユーザとの対話プロセスを遂行して、ユーザからの情報を取得する対話システムでは、対話シナリオに従ってシステム発話とユーザ発話を交互に繰り返した結果として、ユーザから必要な情報を収集していき、十分な情報が得られたところで何らかのタスクを実行するというタスク達成型の対話を行っている。対話シナリオは、VoiceXMLのような対話記述言語によって記述されており、この中で、対話フロー、システムが発話する内容、ユーザから受け付ける発話を規定した認識文法などが指定されている。
【０００３】
ユーザは、対話システムに直接的につながった入力装置、出力装置のほか、一般加入電話、携帯電話、PDAなどの移動体通信機器、カーナビゲーションなどの機器からネットワーク回線を介して対話システムに接続して対話を行う。対話システム側では、複数のネットワーク回線を通してアクセスしてくる複数のユーザとの対話プロセスを並行して処理することが可能になっている場合が多い。
音声インタフェイスを使った対話システムでは、ユーザからの情報を受け付けるために、音声認識技術を用いている。これは、音声認識処理部（ASR、Automatic Speech Recognition）によりユーザの発話した音声をテキスト情報に変換するものである。また、システムからの情報を提示するためには、音声合成技術を用いている。これは、音声合成処理部（TTS、Text To Speech）によりテキスト情報を自動的に読み上げるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
複数のネットワーク回線を通して、同時に複数のユーザとの対話プロセスを並行して処理するような対話システムでは、ユーザの数が増えるにつれて処理の負荷が大きくなる。特に、音声インタフェイスによる対話を行うシステムでは、ユーザからの発話を認識する音声認識処理部（ASR）や音声合成処理部（TTS）が含まれるが、一般に、これらは非常に多くのリソースを必要とする。そこで、複数の対話システムが存在する環境では、平均的に対話プロセスの割り当てを行って、特定の対話システムへ処理が集中しないように負荷を分散することが求められる。
【０００５】
負荷を分散させるためには、ユーザから対話システムへの接続要求があった時点で、各対話システムの負荷を比較して負荷の少ない対話システムに接続させることが考えられる。この場合、ユーザからの接続要求に対してどの対話システムで処理するかが決定した後では、対話プロセスが終了するまで同じ対話システムで処理が行われる。そのため、一度対話プロセスの処理が始まると、その後、負荷の少ない別の対話システムが存在したとしても、そちらへ移行する手段は存在しなかった。
【０００６】
また、カーナビゲーションシステムに代表されるように、移動中のユーザが対話システムと接続して対話を行っている場合、現在接続中の対話システムよりもネットワーク的に負荷の少ない、より望ましい接続環境にある対話システムが出現する可能性がある。このような場合でも、ユーザは対話プロセス開始時点に接続された対話システムから、より望ましい接続環境にある対話システムへと対話プロセスを遷移させることができない。もし別の対話システムに接続しようとするならば、一度、現在の対話システムとの接続を切断し、別の対話システムに再接続する必要がある。しかしながら、前の対話システムとの対話が中断されることから、再接続した対話システムではまた最初から対話をやり直す必要がある。
【０００７】
本発明は、共通の対話シナリオを備える対話システム間で対話プロセスの遷移を可能とし、現在進行中の対話プロセスを遷移後の対話システムで継続して行えるようにすることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る対話情報処理システムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムであって、対話システムが、他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも１つを含む対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段とを備える。
【０００９】
ここで、ユーザ発話入力手段が、さらに、ユーザの発声による情報入力を音声認識し文字情報に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段で変換された文字情報からキーワード抽出するキーワード抽出手段とを備え、対話シナリオ処理手段はキーワード抽出手段により抽出されたキーワードを対話シナリオに反映させて対話プロセスを進行させるように構成できる。
【００１０】
さらに、ネットワーク上に存在する各対話システムが現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムから遷移先となる対話システムを決定して、遷移対象対話プロセスの遷移元である第１対話システムと遷移先である第２対話システムに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理手段をさらに備える構成とすることができる。
また、各対話システムの負荷状況またはユーザと対話システムとを接続している回線の負荷状況に関する負荷情報を取得する負荷状況取得手段をさらに有し、対話システム管理手段が負荷情報に基づいて遷移対象対話プロセスと遷移先である第２対話システムを決定するように構成できる。
【００１１】
さらに、各対話システムに設けられ対話シナリオ処理手段で処理する対話プロセスについて、その対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積する対話情報記憶手段と、ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶する利用履歴記憶手段とをさらに備え、対話シナリオ管理手段が、さらに、対話プロセスの遷移先である対話システムに入力されたユーザ識別情報に基づいて利用履歴記憶手段を検索し、ユーザ識別情報に関連付けられた対話システムの対話情報記憶手段からユーザ毎の対話プロセス情報を遷移先である対話システムに対話プロセス情報を送信させるように構成できる。
また、本発明に係るプログラムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムにおいてコンピュータに対話システムとして機能させるためのプログラムであって、他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも１つを含む対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段とを備える対話システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムである。

【００１２】
【発明の実施の形態】
〔第１実施形態〕
本発明に係る対話情報処理システムは、システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置されたものであり、各対話システムにおいてユーザとの間でユーザからの発話を受けるとともにユーザに対する発話を出力することによって各対話シナリオを処理するものである。各対話システムの概略構成を図１に示す。
【００１３】
対話システム１００は、対話シナリオ格納部１０１、対話シナリオ取得部１０２、対話シナリオ処理部１０３、ユーザ発話入力部１０４、システム発話出力部１０５、対話情報送信部１０６、対話情報受信部１０７などを備えている。
対話シナリオ格納部１０１は、少なくとも１以上の他の対話システムと共通の対話シナリオを格納するものであり、複数の対話システム１００、１００が１つの対話シナリオ格納部１０１を共有するような構成とすることも可能である。対話シナリオは、ユーザから所定の情報を取得したりユーザに対して所定の情報を提供するためにユーザとの間でやりとりされる対話内容に基づいて分岐するものであり、システム発話の内容、ユーザ発話の解析に用いる認識文法、ユーザから収集した発話内容に応じて次ぎに行うべき処理などが記述されている。
【００１４】
対話シナリオ取得部１０２は、ユーザからの要求およびユーザとシステムとの対話プロセスに基づいて処理に必要となる対話シナリオを対話シナリオ取得部１０１から取得するものである。
対話シナリオ処理部１０３は、対話シナリオ取得部１０２で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させるものであり、ユーザからの発話に基づいて対話シナリオを進行させ、ユーザに対するシステム側の発話を選択する。
ユーザ発話入力部１０４は、ユーザからの情報入力を受け付けるものであり、一般加入電話やVoIP（Voice over Internet Protocol）電話、携帯電話、PDAなどの移動体通信機器、カーナビゲーションシステムなどの機器を介して入力されるユーザの発話内容を受け付けて、対話シナリオ処理部１０３に入力するものである。
【００１５】
システム発話出力部１０５は、対話シナリオ処理部１０３が処理する対話シナリオの進行に従ってシステム側の発話として選択される情報に基づいてユーザへの情報提示を行うものである。
対話情報送信部１０６は、対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信するものである。
対話情報受信部１０７は、他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させるものである。
【００１６】
音声インターフェイスを用いてユーザとシステムとの対話を実現するためには、図２に示すように、ユーザ発話入力部１０４に入力されるユーザからの音声データをテキスト情報に変換するための音声認識部２０１を設けることが考えられる。音声認識部２０１では、ユーザからの音声データについて音声認識処理（ASR：Automatic Speech Recognition）を行ってテキストデータに変換し、認識辞書２０２を参照することからさらにキーワードを抽出するように構成できる。音声認識部２０１により抽出されたキーワードは、対話シナリオ処理部１０３に入力され、処理中の対話シナリオを進行するために用いられる。たとえば、対話シナリオ処理部１０３は、抽出されたキーワードに基づいて対話シナリオ中の分岐点における分岐方向を決定し、必要な情報である場合にはその情報を所定の記憶領域に格納して、対話プロセスを進行させる。
【００１７】
また、システムからの情報を音声データでユーザに提示するためには、テキスト情報から音声合成処理（TTS：Text To Speech）を行って発話処理を行う音声合成部２０３を設けることが考えられる。この音声合成部２０３では、対話シナリオ処理部１０３で生成されるテキスト情報を読み上げることで、ユーザに対する情報提供を行うことができる。
このように構成される対話システム１００では、ユーザ発話入力部１０４で受信したユーザからの発話内容に応じて、対話シナリオ取得部１０２が対話シナリオ格納部１０１から該当する対話シナリオを取得する。対話シナリオ処理部１０３では、ユーザ発話入力部１０４からのユーザ発話内容に対するシステム側からの発話をシステム発話出力部１０５から出力することを繰り返すことで、対話シナリオ取得部１０２で取得した対話シナリオを進行させる。対話シナリオの進行にしたがい、ユーザから十分な情報が得られたと判断される場合には所定のタスクを実行するように構成される。
【００１８】
本発明の対話情報処理システムは、図３に示すように、共通の対話シナリオを備える複数の対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・がネットワーク上に存在している場合を想定しており、対話システム１００Ａにおいて処理中の対話プロセスを所定の条件に基づいて対話システム１００Ｂに遷移する場合について考察する。
ネットワーク上に存在する各対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・が現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムのうちから遷移先となる対話システムを決定して、遷移対象対話プロセスの遷移元である第１対話システム１００Ａと遷移先である第２対話システム１００Ｂに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理部３０１を備えている。この対話システム管理部３０１は、各対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・の負荷状況や各回線の負荷状況に基づいて、対話プロセスの遷移元となる対話システム１００Ａと遷移先となる対話システム１００Ｂとを決定するように構成できる。
【００１９】
各対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・には、現在処理中の対話プロセスを一時的に格納しておく対話情報記憶部３０２を備える構成とすることが好ましい。この対話情報記憶部３０２は、対話システム１００で処理される対話シナリオについてその対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積するものである。この場合、ユーザが対話システムとの接続を切断して対話プロセスを一時的に中断した場合であっても、その対話システムに接続したときに、中断した対話プロセスの続きから処理を再開させることが可能となる。
【００２０】
また、ユーザ毎にどの対話システムを利用したかの利用履歴情報を格納する利用履歴記憶部３０３を備える構成とすることができる。この利用履歴記憶部３０３は、ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶するものである。このような利用履歴記憶部３０３は、対話システム管理部３０１により管理されるユーザ毎の利用履歴情報が格納されるものであり、対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・のうちのどの対話システムにアクセスがあった場合にも、そのユーザが最後に利用した対話システム１００から対話プロセスを取得して、この対話プロセスを再開することが可能となる。
【００２１】
対話システム管理部３０１が、各対話システム１００Ａ，１００Ｂ・・・の負荷状況に関する情報を取得し、１つの対話システム（たとえば、対話システム１００Ａ）に負荷が集中している場合に、現在処理中の対話プロセスを別の対話システム（たとえば、対話システム１００Ｂ）に遷移させるように構成できる。
図４に示すように、ユーザ１〜ユーザ３が対話システム１００Ａに接続して、対話システム１００Ａが提供する対話シナリオを並行して利用しているような場合、対話システム１００Ａの負荷状況が比較的大きくなっているものとする。ここで、対話システム１００Ｂがそれまで接続していたユーザとの対話プロセスを終了したなどの理由により、対話システム１００Ｂに接続しているユーザがない状態となったとする。対話システム管理部３０１は、対話システム１００Ａで処理中の対話プロセスのうち、いずれかの対話プロセスを遷移対象対話プロセスとして選択し、対話システム１００Ａから対話システム１００Ｂに遷移することを要求する。遷移対象対話プロセスの選択は、対話プロセスの開始時間の早い順、対話プロセスの開始時間の遅い順、対話プロセスの進行状況などに応じて選択することが可能であり、図４ではユーザ３の対話プロセスを遷移対象対話プロセスとして選択することを示している。
【００２２】
対話システム管理部３０１では、このように遷移対象対話プロセスとして選択した対話プロセスの遷移元となる対話システム１００Ａと遷移先となる対話システム１００Ｂに対して遷移要求通知を出力する。
対話システム管理部３０１からの通知を受けた対話システム１００Ａでは、ユーザ３に対する対話プロセスを終了し、対話情報送信部１０６を介してユーザ３との対話プロセス情報を対話システム１００Ｂに送信する。
対話システム１００Ｂでは、対話情報受信部１０７により対話システム１００Ａからの対話プロセス情報を受信し、ユーザ３との対話プロセスを続行する。
【００２３】
この対話プロセスを遷移させる際のフローチャートを図５に示す。
各対話システム１００では、それぞれの現在の負荷状況を対話システム管理部３０１に逐次通知している（ステップＳ１１）。
対話システム管理部３０１は、各対話システム１００から通知される負荷状況に基づいて、所定以上の負荷状況である対話システムがあるか否かを判別する（ステップＳ１２）。負荷が高い状態である対話システム１００Ａがある場合にはステップＳ１３に移行する。
【００２４】
対話システム管理部３０１は、負荷が高い状態である対話システム１００Ａで現在処理している対話プロセスのうちから他の対話システムに遷移させる遷移対象対話プロセスを選択し、この遷移対象対話プロセスを遷移させる比較的負荷の低い対話システム１００Ｂを選択する（ステップＳ１３）。
対話システム管理部３０１は、選択した遷移元である対話システム１００Ａと遷移先である対話システム１００Ｂに対して遷移要求通知を送信し、遷移する対話プロセスの対話プロセス情報を対話システム１００Ａから対話システム１００Ｂに送信させる（ステップＳ１４）。対話システム１００Ａでは、遷移要求通知を受け取ると、対話情報記憶部３０２に格納されている対話プロセス情報のうち該当する対話プロセス情報を読み出し、対話情報送信部１０６を介して対話システム１００Ｂに送信する。
【００２５】
遷移先である対話システム１００Ｂでは、遷移元である対話システム１００Ａから対話プロセス情報を対話情報受信部１０７により受信すると、該当するユーザとの間で接続を確立し、対話システム１００Ａから受け取った対話プロセス情報に基づいて、対話プロセスを続行する（ステップＳ１５）。
遷移元である対話システム１００Ａでは、遷移先である対話システム１００Ｂに遷移する対話プロセス情報を送信すると、該当するユーザとの接続を終了する（ステップＳ１６）。
【００２６】
遷移元となる対話システム１００Ａから遷移先となる対話システム１００Ｂに送信する対話プロセス情報の一例を図６に示す。この例では、航空券を予約するタスクを実行する際の対話プロセス情報について考察する。
対話プロセス情報の内容としては、図６に示すように、(1)ユーザ情報（ユーザID、ネットワークIDなどの接続情報）、(2)対話シナリオ情報（どのシナリオのどの部分を処理中かを示すシナリオURL情報）、(3)対話進行状況（これまでの対話結果で得られた情報）、(4)音声合成部（TTS）２０３のプロパティ、(5)音声認識部（ASR）２０１のプロパティ、(6)対話履歴などが考えられる。
【００２７】
ユーザ情報は、ユーザの回線番号やIPアドレスなどの接続に不可欠な情報であり、遷移先となる対話システム１００Ｂでは、このユーザ情報に基づいて該当するユーザとの接続を確立し、対話プロセスを続行する。
遷移先である対話システム１００Ｂでは、対話シナリオ情報に基づいて、対話シナリオ格納部１０１から該当する対話シナリオを取得し、対話進行状況に基づいて対話プロセスを続行させる。
図６の例では、航空券予約の対話プロセスにおいて日付と出発地の情報を取得する段階まで対話システム１００Ａで進行しており、遷移先の対話システム１０Ｂでは、この後の到着地の情報をユーザに入力させる段階から対話プロセスを続行させる。
【００２８】
このとき、音声合成部２０３のプロパティ情報および音声認識部２０１のプロパティ情報を遷移元の対話システム１００Ａと共通にすることで、ユーザが対話システムの変更を意識することなく、シームレスに対話プロセスの遷移を行うことができる。たとえば、対話システム１００Ａの音声合成部２０３におけるプロパティ情報が「男性音声タイプＡ、スピード３」であるような場合、対話システム１００Ｂに遷移した際に、このプロパティ情報に相当する音声合成処理を行うように構成する。このことにより、対話システム１００Ａから対話システム１００Ｂに移行しても、システムからユーザへの発話音声が変わることなく、ユーザにシステム変更を意識させることなくなる。また、対話システム１００Ａの音声認識部２０１におけるプロパティ情報が「確信度８０」であるような場合、遷移先である対話システム１００Ｂの音声認識部２０１のプロパティ情報をこれに整合させることで、ユーザから入力される発話情報を、遷移元の対話システム１００Ａと同等の条件で認識するように構成できる。
【００２９】
また、対話プロセス情報に対話履歴情報を含ませることにより、遷移先の対話システム１００Ｂの管理者が対話プロセスを解析することが可能となる。
〔第２実施形態〕
ユーザが移動中に対話情報処理システムを利用する場合について、第２実施形態として説明する。この第２実施形態のシステム構成は、図１〜図３で示される第１実施形態と同様である。
図７に示すように、第１のネットワーク内にある対話システム１００Ａに接続しているユーザが、移動することにより第１ネットワーク圏外に出て、第２のネットワーク圏内に入る場合を考察する。
【００３０】
このような場合、対話システム管理部３０１は、対話システム１００Ａから現在のユーザの位置情報を取得し、遷移先の対話システム１００Ｂを選択して遷移要求通知を出力するように構成できる。
第２実施形態の動作を図８のフローチャートに基づいて説明する。
対話システム１００Ａは、ユーザとの対話プロセスを継続することが困難である場合にその旨の通知を対話システム管理部３０１に送信する（ステップＳ２１）。対話システム１００Ａ側で、ユーザとの対話プロセスの継続が困難であることを検出するように構成することも可能であり、また、ユーザの端末装置から対話プロセスの継続が困難である旨の通知を対話システム１００Ａに送信するように構成することが可能である。
【００３１】
たとえば、ユーザがカーナビゲーションシステムを利用して対話システム１００Ａとの対話を行っているような場合、カーナビゲーションシステムから送出されるユーザの位置情報に基づいて、対話システム１００Ａはユーザが第１のネットワーク圏内からまもなく出ることを判断でき、このとき、対話システム１００Ａから対話システム管理部３０１に遷移要求通知を送信するように構成できる。対話システム管理部３０１は、対話システム１００Ａから遷移要求通知を受けると、現在対話システム１００Ａで処理中の対話プロセスの遷移先となる対話システム１００Ｂを選択する（ステップＳ２２）。対話システム管理部３０１では、対話システム１００Ａから送信される各種情報に基づいて遷移先となる対話システム１００Ｂを決定することが可能であり、たとえば、前述したようにユーザがカーナビゲーションシステムを利用しているような場合には、カーナビゲーションシステムから送信されてくるユーザの位置情報に基づいて、対話プロセスの遷移先となる対話システム１００Ｂを決定することが可能である。
【００３２】
対話システム管理部３０１は、選択した遷移先である対話システム１００Ｂに対して遷移要求通知を送信し、遷移する対話プロセスの対話プロセス情報を対話システム１００Ａから対話システム１００Ｂに送信させる（ステップＳ２３）。対話システム１００Ａでは、対話情報記憶部３０２に格納されている対話プロセス情報のうち該当する対話プロセス情報を読み出し、対話情報送信部１０６を介して対話システム１００Ｂに送信する。
遷移先である対話システム１００Ｂでは、遷移元である対話システム１００Ａから対話プロセス情報を対話情報受信部１０７により受信すると、該当するユーザとの間で接続を確立し、対話システム１００Ａから受け取った対話プロセス情報に基づいて、対話プロセスを続行する（ステップＳ２４）。
【００３３】
遷移元である対話システム１００Ａでは、遷移先である対話システム１００Ｂに遷移する対話プロセス情報を送信すると、該当するユーザとの接続を終了する（ステップＳ２５）。
このようにして、対話プロセスを処理中の対話システム１００Ａが処理続行不能の状態となった場合であっても、他の処理可能な対話システム１００Ｂを選択して対話プロセスを続行させることが可能であり、たとえば、ユーザが移動中に１つのネットワーク圏外に出ても、他のネットワーク中の対話システムを介して対話プロセスを続行させることができる。
【００３４】
〔第３実施形態〕
ある対話システムで対話プロセスを実行したユーザが他の対話システムでその対話プロセスを再開させることが可能な対話情報処理システムを、本発明の第３実施形態として考察する。この第３実施形態においても、第１実施形態および第２実施形態と同様のシステム構成とすることができる。
図９に示すように、対話システム１００Ａが処理するユーザとの対話プロセス情報は、対話システム１００Ａ内の対話情報記憶部３０２に格納される。同時に、ユーザが最後に利用した対話システムの情報は、対話システム管理部３０１によりユーザの識別情報に関連付けられて利用履歴記憶部３０３に格納される。したがって、前回利用した対話システム１００Ａと異なる対話システム１００Ｂにユーザからのアクセスがあった場合に、利用履歴記憶部３０３に格納されている利用履歴情報を用いて、前回ユーザが利用した対話システム１００Ａを特定でき、この対話システム１００Ａに対話プロセス情報を今回のユーザのアクセス先である対話システム１００Ｂに送信させることで、その対話プロセスが未完であっても途中から再開することが可能となる。
【００３５】
この第３実施形態の動作を図１０のフローチャートに基づいて説明する。
対話システム１００Ａでは、ユーザからのアクセスがあった場合にユーザIDの入力を要求し、入力されたユーザIDを取得する（ステップＳ３１）。音声インターフェイスを用いる場合、ユーザの発話音声を解析して声紋分析するなどの話者認証技術によりユーザを特定することも可能である。対話システム１００Ａでは、入力されたユーザIDまたは話者認証により特定されたユーザ識別情報を対話システム管理部３０１に送信する。
【００３６】
対話システム管理部３０１では、利用履歴記憶部３０３に格納されている利用履歴情報を参照して、ユーザが前回利用した対話システムを検索する（ステップＳ３３）。対話システム管理部３０１では、ユーザが前回利用した対話システムの利用履歴情報があるか否かを判別し（ステップＳ３４）、利用履歴記憶部３０３内に該当するユーザの利用履歴情報がないと判断した場合には、対話システム１００Ａに対話プロセスを実行させる。対話システム１００Ａでは、ユーザの要求に応じて対話シナリオ格納部１０１に格納されている対話シナリオを取得し、この対話シナリオに基づいて対話プロセスを実行する（ステップＳ３５）。
【００３７】
対話システム１００Ａでは、対話プロセスの実行に伴う対話プロセス情報を対話情報記憶部３０２に逐次格納し、ユーザとの接続が終了した時点での対話プロセス情報を維持し（ステップＳ３６）、利用したユーザの識別情報を対話システム管理部３０１に通知する。
また、対話システム管理部３０１では、対話システム１００Ａからの通知に基づいて、ユーザIDなどのユーザ識別情報と、このユーザが利用した対話システム１００Ａとを関連付けた利用履歴情報を利用履歴記憶部３０３に格納する（ステップＳ３７）。
【００３８】
次に、同じユーザが対話システム１００Ｂにアクセス要求した場合には、対話システム１００Ｂは、同様にしてユーザが入力したユーザIDまたは音声インターフェイスにより特定したユーザ識別情報を取得する（ステップＳ３１）。対話システム１００Ｂでは、入力されたユーザIDまたは話者認証により特定されたユーザ識別情報を対話システム管理部３０１に送信する。
対話システム管理部３０１では、利用履歴記憶部３０３に格納されている利用履歴情報を参照して、ユーザが前回利用した対話システムを検索する（ステップＳ３３）。対話システム管理部３０１では、ユーザが前回利用した対話システムの利用履歴情報があるか否かを判別し（ステップＳ３４）、利用履歴記憶部３０３内に該当するユーザの利用履歴情報があると判断した場合には、利用履歴情報中の該当する対話システムに対して対話プロセス情報の送信要求を行う。ここでは、ユーザが前回利用した対話システム１００Ａに、対話情報記憶部３０２に格納されている対話プロセス情報を対話システム１００Ｂに送信するように要求する。これと同時に、対話システム１００Ｂに対して、該当するユーザの対話プロセス情報を対話システム１００Ａから受信するように通知する（ステップＳ３４）。対話システム１００Ａでは、指定されたユーザ識別情報に基づいて、対話情報記憶部３０２に格納されている該当する対話プロセス情報を読み出して、対話システム１００Ｂに送信する。
【００３９】
対話システム１００Ｂでは、受信した対話プロセス情報に基づいて、対話シナリオ格納部１０１に格納されている対話シナリオから該当するものを取得し、この対話シナリオに基づいて対話プロセスを続行させる（ステップＳ３５）。たとえば、対話システム１００Ａで航空券予約の対話シナリオを実行中に、日付および出発地の情報を取得した時点で対話が中断したような場合、この対話プロセス情報を対話システム１００Ａの対話情報記憶手段３０２に格納し、このユーザの最後のアクセス先が対話システム１００Ａである旨の利用履歴情報を利用履歴記憶部３０３に格納しておくことで、次にユーザが対話システム１００Ｂにアクセスを行った場合であっても、次の到着地、時間などの情報入力から対話プロセスを続行することが可能となる。対話システム１００Ｂにおいてユーザからのアクセスがあった段階で、中断した対話プロセスを続行するか否かの指示をユーザに入力させるように構成することも可能である。
【００４０】
対話システム１００Ｂでは、対話プロセスの実行に伴う対話プロセス情報を対話情報記憶部３０２に逐次格納し、ユーザとの接続が終了した時点での対話プロセス情報を維持し（ステップＳ３６）、利用したユーザの識別情報を対話システム管理部３０１に通知する。
また、対話システム管理部３０１では、対話システム１００Ｂからの通知に基づいて、ユーザIDなどのユーザ識別情報と、このユーザが利用した対話システム１００Ｂとを関連付けた利用履歴情報を利用履歴記憶部３０３に格納する（ステップＳ３７）。
【００４１】
このような構成とすることにより、対話プロセスが中断した場合であっても、同じ対話シナリオを有するものであればどの対話システムでも、対話プロセスを続行することが可能である。
【００４２】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザとの対話を続行したまま対話プロセスを処理する対話システムの変更をシームレスに行うことができ、負荷の少ない対話システムへの対話プロセスを遷移することで負荷の分散を行うことができ、ネットワークの接続状況が良好な対話システムへの対話プロセスの移行が可能となる。また、対話システムが変更されたことをユーザが意識することなく、中断した対話プロセスを他の対話システムからの再開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態の基本構成を示す制御ブロック図。
【図２】第１実施形態の構成図。
【図３】第１実施形態の構成図。
【図４】第１実施形態の対話遷移時の説明図。
【図５】その制御フローチャート。
【図６】対話プロセス情報の説明図。
【図７】第２実施形態の対話遷移時の説明図。
【図８】その制御フローチャート。
【図９】第３実施形態の対話遷移時の説明図。
【図１０】その制御フローチャート。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an interactive information processing system, and more particularly to an automatic response system using a computer such as an information providing system such as a voice portal, an automatic response system for call center operations, and a car navigation system.
[0002]
[Prior art]
In a dialogue system that performs a dialogue process with the user and obtains information from the user, sufficient information is collected from the user as a result of repeating the system utterance and the user utterance alternately according to the dialogue scenario. A task accomplishment type dialogue is performed in which some task is executed when information is obtained. The dialogue scenario is described in a dialogue description language such as VoiceXML. In the dialogue scenario, the dialogue flow, the contents uttered by the system, the recognition grammar defining the utterance accepted from the user, and the like are designated.
[0003]
In addition to input devices and output devices directly connected to the dialog system, users connect to the dialog system via network lines from mobile communication devices such as general subscriber phones, mobile phones, PDAs, and car navigation systems. To interact. On the interactive system side, it is often possible to process interactive processes with a plurality of users accessing through a plurality of network lines in parallel.
In a dialogue system using a voice interface, a voice recognition technique is used to receive information from a user. This is to convert voice spoken by a user into text information by a voice recognition processing unit (ASR, Automatic Speech Recognition). In addition, speech synthesis technology is used to present information from the system. In this method, text information is automatically read out by a speech synthesis processing unit (TTS, Text To Speech).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In an interactive system that simultaneously processes interactive processes with a plurality of users through a plurality of network lines, the processing load increases as the number of users increases. In particular, a system that conducts conversations using a voice interface includes a speech recognition processing unit (ASR) and speech synthesis processing unit (TTS) that recognize utterances from users, but these generally require a great deal of resources. And Therefore, in an environment in which a plurality of interactive systems exist, it is required to allocate interactive processes on average and distribute the load so that processing does not concentrate on a specific interactive system.
[0005]
In order to distribute the load, it is conceivable that when there is a connection request from the user to the dialog system, the loads of the dialog systems are compared and connected to a dialog system with a low load. In this case, after deciding which interactive system to process in response to a connection request from the user, the process is performed in the same interactive system until the interactive process ends. Therefore, once the processing of the dialogue process is started, there is no means for shifting to another dialogue system even if another dialogue system with a low load exists.
[0006]
In addition, as represented by the car navigation system, when a moving user is connected to a dialog system and has a dialog, the connection environment has a smaller network load than the currently connected dialog system and a more desirable connection environment. A dialog system may appear. Even in such a case, the user cannot transition the dialog process from the dialog system connected at the start of the dialog process to the dialog system in a more desirable connection environment. If you want to connect to another dialog system, you need to disconnect from the current dialog system and reconnect to another dialog system. However, since the dialog with the previous dialog system is interrupted, it is necessary to restart the dialog from the beginning in the reconnected dialog system.
[0007]
It is an object of the present invention to enable a dialog process to transition between dialog systems having a common dialog scenario, and to continue a dialog process currently in progress in the dialog system after the transition.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  A dialog information processing system according to the present invention is a dialog information processing system in which a plurality of dialog systems including a dialog scenario in which the progress of a dialog between the system and a user is described is arranged on a network. Dialog scenario storage means for storing a dialog scenario common to other dialog systems, dialog scenario acquisition means for acquiring a dialog scenario from the dialog scenario storage means, and processing of the dialog scenario acquired by the dialog scenario acquisition means A dialog scenario processing means to be advanced, a user utterance input means for receiving information input from the user, a system utterance output means for presenting information to the user,The progress information of the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, the dialog history information with the user in the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, the property information affecting the system utterance output means, and the user utterance input section Contains at least one of the property information givingDialog information transmitting means for transmitting dialog process information necessary for continuing the dialog process being processed by the dialog scenario processing means to another dialog system having a common dialog scenario, and dialog information transmitting unit of the other dialog system Dialogue information receiving means for receiving the dialogue process information transmitted from the dialogue process and causing the dialogue process by the dialogue scenario processing means to continue based on the received dialogue process information.
[0009]
here,User utterance input meansfurther,Voice recognition means for recognizing and converting information input by a user's utterance into character information; and keyword extraction means for extracting keywords from the character information converted by the voice recognition means. The dialogue scenario processing means includes keyword extraction means. The extracted keyword can be reflected in the dialogue scenario to advance the dialogue process.
[0010]
Further, each dialog system existing on the network selects a dialog process as a transition target from among the dialog processes currently being processed, and the dialog system as a transition destination from the dialog system having the same dialog scenario as the transition target dialog process. And a dialog system management means for notifying the dialog process transition request to the first dialog system that is the transition source of the transition target dialog process and the second dialog system that is the transition destination. .
In addition, it further includes load status acquisition means for acquiring load information regarding the load status of each dialog system or the load status of the line connecting the user and the dialog system, and the dialog system management means is a transition target based on the load information. It can be configured to determine a dialogue process and a second dialogue system as a transition destination.
[0011]
  Further, for the dialogue process to be processed by the dialogue scenario processing means provided in each dialogue system, the dialogue information storage means for storing the dialogue process information in association with the user identification information, and the dialogue system in which the user lastly conducted the dialogue Usage history storage means for storing the information in association with the identification information,The dialogue scenario management meansThe usage history storage means is searched based on the user identification information input to the dialog system that is the transition destination of the dialog process, and the dialog process information for each user is transitioned from the dialog information storage means of the dialog system associated with the user identification information. The dialog system can be configured to transmit the dialog process information to the previous dialog system.
  In addition, the program according to the present invention causes a computer to function as an interactive system in an interactive information processing system in which a plurality of interactive systems having interactive scenarios that describe the progress of the interaction between the system and the user are arranged on a network. An interactive scenario storage means for storing an interactive scenario common to other interactive systems, an interactive scenario acquisition means for acquiring an interactive scenario from the interactive scenario storage means, and an interactive scenario acquired by the interactive scenario acquisition means. Dialog scenario processing means for processing and progressing the dialog process, user utterance input means for receiving information input from the user, system utterance output means for presenting information to the user, and dialog process being processed by the dialog scenario processing means Progress status information, processed by dialogue scenario processing means The dialogue process being processed by the dialogue scenario processing means including at least one of dialogue history information with the user in the dialogue process, property information affecting the system utterance output means, and property information affecting the user utterance input unit Dialog information transmission means for transmitting the dialog process information necessary for continuing to another dialog system having a common dialog scenario, and dialog process information transmitted from the dialog information transmission unit of the other dialog system; This is a program for causing a computer to function as an interactive system comprising interactive information receiving means for continuing the interactive process by the interactive scenario processing means based on the received interactive process information.

[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
In the dialog information processing system according to the present invention, a plurality of dialog systems including a dialog scenario in which the progress of the dialog between the system and the user is described are arranged on a network. Each dialogue scenario is processed by receiving the utterance from the user and outputting the utterance to the user. A schematic configuration of each interactive system is shown in FIG.
[0013]
The dialogue system 100 includes a dialogue scenario storage unit 101, a dialogue scenario acquisition unit 102, a dialogue scenario processing unit 103, a user utterance input unit 104, a system utterance output unit 105, a dialogue information transmission unit 106, a dialogue information reception unit 107, and the like. Yes.
The dialogue scenario storage unit 101 stores a dialogue scenario common to at least one or more other dialogue systems, and is configured such that a plurality of dialogue systems 100 and 100 share one dialogue scenario storage unit 101. It is also possible. The dialogue scenario branches based on the content of the dialogue that is exchanged with the user in order to obtain the prescribed information from the user or to provide the prescribed information to the user. The recognition grammar used for the analysis of the utterance, the processing to be performed next according to the utterance contents collected from the user, and the like are described.
[0014]
The interaction scenario acquisition unit 102 acquires an interaction scenario necessary for processing from the interaction scenario acquisition unit 101 based on a request from the user and an interaction process between the user and the system.
The dialogue scenario processing unit 103 processes the dialogue scenario acquired by the dialogue scenario acquisition unit 102 to advance the dialogue process. The dialogue scenario processing unit 103 advances the dialogue scenario based on the utterance from the user, and utters the system side utterance to the user. select.
The user utterance input unit 104 receives information input from a user, and is connected to a mobile phone such as a general subscriber phone, a VoIP (Voice over Internet Protocol) phone, a mobile phone, and a PDA, and a device such as a car navigation system. The user's utterance content input is received and input to the dialogue scenario processing unit 103.
[0015]
The system utterance output unit 105 presents information to the user based on information selected as the utterance on the system side according to the progress of the conversation scenario processed by the dialog scenario processing unit 103.
The dialog information transmitting unit 106 transmits dialog process information necessary for continuing the dialog process being processed by the dialog scenario processing means to another dialog system having a common dialog scenario.
The dialog information receiving unit 107 receives the dialog process information transmitted from the dialog information transmitting unit of another dialog system, and continues the dialog process by the dialog scenario processing means based on the received dialog process information.
[0016]
In order to realize dialogue between the user and the system using the voice interface, as shown in FIG. 2, a voice recognition unit for converting voice data from the user input to the user utterance input unit 104 into text information. It is conceivable to provide 201. The speech recognition unit 201 can be configured to perform speech recognition processing (ASR: Automatic Speech Recognition) on speech data from the user, convert the speech data into text data, and refer to the recognition dictionary 202 to further extract keywords. The keywords extracted by the voice recognition unit 201 are input to the dialogue scenario processing unit 103 and used to advance the dialogue scenario being processed. For example, the dialogue scenario processing unit 103 determines the branch direction at the branch point in the dialogue scenario based on the extracted keyword, and if necessary, stores the information in a predetermined storage area to store the dialogue. Progress the process.
[0017]
In order to present information from the system to the user as voice data, it is conceivable to provide a voice synthesizer 203 that performs speech synthesis processing (TTS: Text To Speech) from text information. The speech synthesizer 203 can provide information to the user by reading the text information generated by the dialogue scenario processor 103.
In the dialog system 100 configured as described above, the dialog scenario acquisition unit 102 acquires a corresponding dialog scenario from the dialog scenario storage unit 101 according to the utterance content from the user received by the user utterance input unit 104. The dialogue scenario processing unit 103 advances the dialogue scenario acquired by the dialogue scenario acquisition unit 102 by repeatedly outputting the utterance from the system side to the user utterance content from the user utterance input unit 104 from the system utterance output unit 105. Let When it is determined that sufficient information has been obtained from the user as the dialogue scenario progresses, a predetermined task is executed.
[0018]
As shown in FIG. 3, the interactive information processing system of the present invention assumes a case where a plurality of interactive systems 100A, 100B,... Having a common interactive scenario exist on the network. Let us consider a case in which the dialog process being processed in the transition to the dialog system 100B based on a predetermined condition.
The dialogue systems 100A, 100B,... Existing on the network select a dialogue process as a transition target from among the dialogue processes currently being processed, and from the dialogue systems having the same dialogue scenario as the transition target dialogue process. A dialog system management unit 301 that determines a dialog system as a transition destination and notifies a dialog process transition request to the first dialog system 100A that is the transition source of the transition target dialog process and the second dialog system 100B that is the transition destination. It has. This dialogue system management unit 301 determines the dialogue system 100A that is the transition source of the dialogue process and the dialogue system 100B that is the transition destination based on the load status of each dialogue system 100A, 100B. Can be configured to determine.
[0019]
Each of the dialogue systems 100A, 100B... Preferably includes a dialogue information storage unit 302 that temporarily stores a dialogue process currently being processed. The dialog information storage unit 302 stores dialog process information associated with user identification information for dialog scenarios processed in the dialog system 100. In this case, even when the user disconnects the dialog system and temporarily interrupts the dialog process, when the user connects to the dialog system, the process can be resumed from the continuation of the interrupted dialog process. It becomes possible.
[0020]
Moreover, it can be set as the structure provided with the utilization log | history memory | storage part 303 which stores the utilization log | history information which dialog system was used for every user. The usage history storage unit 303 stores the dialog system in which the user last dialoged in association with the user identification information. The usage history storage unit 303 stores usage history information for each user managed by the dialog system management unit 301, and any of the dialog systems 100A, 100B,. Even if there is, it is possible to acquire the dialog process from the dialog system 100 used last by the user and restart the dialog process.
[0021]
When the dialogue system management unit 301 acquires information about the load status of each dialogue system 100A, 100B,... And the load is concentrated on one dialogue system (for example, the dialogue system 100A), The dialogue process can be configured to transition to another dialogue system (eg, dialogue system 100B).
As shown in FIG. 4, when users 1 to 3 are connected to the dialogue system 100A and are using the dialogue scenario provided by the dialogue system 100A in parallel, the load status of the dialogue system 100A is relatively high. Assume that it is getting bigger. Here, it is assumed that there is no user connected to the dialog system 100B because the dialog system 100B has ended the dialog process with the user connected so far. The dialog system management unit 301 selects one of the dialog processes being processed in the dialog system 100A as a transition target dialog process, and requests that the dialog system 100A transition to the dialog system 100B. The selection of the dialog process to be transitioned can be made according to the order of the start time of the dialog process, the order of the start time of the dialog process, the progress of the dialog process, etc. FIG. It shows that a process is selected as a transition target dialogue process.
[0022]
The dialog system management unit 301 outputs a transition request notification to the dialog system 100A that is the transition source of the dialog process selected as the transition target dialog process and the dialog system 100B that is the transition destination.
Upon receiving the notification from the dialog system management unit 301, the dialog system 100A ends the dialog process for the user 3, and transmits the dialog process information with the user 3 to the dialog system 100B via the dialog information transmission unit 106.
In the dialog system 100B, the dialog information receiving unit 107 receives the dialog process information from the dialog system 100A, and the dialog process with the user 3 is continued.
[0023]
FIG. 5 shows a flowchart for transitioning this dialogue process.
In each interactive system 100, the current load status is sequentially notified to the interactive system management unit 301 (step S11).
The dialogue system management unit 301 determines whether or not there is a dialogue system having a load status greater than or equal to a predetermined value based on the load status notified from each dialogue system 100 (step S12). If there is an interactive system 100A in a high load state, the process proceeds to step S13.
[0024]
The dialog system management unit 301 selects a transition target dialog process to be transitioned to another dialog system from among the dialog processes currently processed in the dialog system 100A in a high load state, and causes the transition target dialog process to transition. The dialogue system 100B having a relatively low load is selected (step S13).
The dialog system management unit 301 transmits a transition request notification to the dialog system 100A that is the selected transition source and the dialog system 100B that is the transition destination, and the dialog system 100A transmits the dialog process information of the dialog process that transitions from the dialog system 100B. (Step S14). When the dialog system 100A receives the transition request notification, the dialog system 100A reads the corresponding dialog process information from the dialog process information stored in the dialog information storage unit 302 and transmits it to the dialog system 100B via the dialog information transmission unit 106.
[0025]
When the dialog process information is received by the dialog information receiving unit 107 from the dialog system 100A that is the transition source, the dialog system 100B that is the transition destination establishes a connection with the corresponding user and receives the dialog process received from the dialog system 100A. Based on the information, the dialogue process is continued (step S15).
In the dialog system 100A that is the transition source, when the dialog process information that transitions to the dialog system 100B that is the transition destination is transmitted, the connection with the corresponding user is terminated (step S16).
[0026]
An example of dialog process information transmitted from the dialog system 100A as the transition source to the dialog system 100B as the transition destination is shown in FIG. In this example, consider the dialogue process information when performing the task of booking a ticket.
As shown in FIG. 6, the dialog process information includes (1) user information (connection information such as user ID and network ID), and (2) dialog scenario information (which part of which scenario is being processed). Scenario URL information), (3) dialogue progress (information obtained from previous dialogue results), (4) properties of speech synthesizer (TTS) 203, (5) properties of speech recognizer (ASR) 201, (6) Dialog history can be considered.
[0027]
The user information is information indispensable for the connection such as the user's line number and IP address, and the dialog system 100B as the transition destination establishes a connection with the corresponding user based on this user information and continues the dialog process. To do.
In the dialog system 100B that is the transition destination, the corresponding dialog scenario is acquired from the dialog scenario storage unit 101 based on the dialog scenario information, and the dialog process is continued based on the progress of the dialog.
In the example of FIG. 6, the dialog system 100A progresses to the stage of acquiring date and departure point information in the airline ticket reservation dialog process. Let the conversation process continue from the point of entry.
[0028]
At this time, by sharing the property information of the speech synthesis unit 203 and the property information of the speech recognition unit 201 with the dialog system 100A of the transition source, the transition of the dialog process can be performed seamlessly without the user being aware of the change of the dialog system. It can be performed. For example, when the property information in the speech synthesizer 203 of the interactive system 100A is “male speech type A, speed 3”, the speech synthesis processing corresponding to the property information is performed when transitioning to the interactive system 100B. Configure. As a result, even when the dialogue system 100A shifts to the dialogue system 100B, the utterance voice from the system to the user does not change, and the user is not aware of the system change. Further, when the property information in the speech recognition unit 201 of the dialog system 100A is “confidence 80”, the property information of the speech recognition unit 201 of the dialog system 100B that is the transition destination is matched with this, so that the user can The input utterance information can be configured to be recognized under the same conditions as the transition source dialogue system 100A.
[0029]
Further, by including the dialog history information in the dialog process information, the administrator of the dialog system 100B at the transition destination can analyze the dialog process.
[Second Embodiment]
A case where the user uses the interactive information processing system while moving will be described as a second embodiment. The system configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment shown in FIGS.
As shown in FIG. 7, a case is considered in which a user connected to the interactive system 100A in the first network moves out of the first network area and moves into the second network area by moving.
[0030]
In such a case, the dialog system management unit 301 can be configured to acquire the current user position information from the dialog system 100A, select the transition destination dialog system 100B, and output a transition request notification.
The operation of the second embodiment will be described based on the flowchart of FIG.
When it is difficult to continue the dialogue process with the user, the dialogue system 100A transmits a notification to that effect to the dialogue system management unit 301 (step S21). The dialogue system 100A can be configured to detect that it is difficult to continue the dialogue process with the user, and a notification that the dialogue process is difficult to continue from the user's terminal device. It can be configured to transmit to the interactive system 100A.
[0031]
For example, when the user is interacting with the interactive system 100A using the car navigation system, the interactive system 100A is connected to the first network based on the position information of the user sent from the car navigation system. It can be determined that the terminal will soon be out of the vicinity, and at this time, a transition request notification may be transmitted from the dialog system 100A to the dialog system management unit 301. Upon receiving the transition request notification from the dialog system 100A, the dialog system management unit 301 selects the dialog system 100B that is the transition destination of the dialog process currently being processed in the dialog system 100A (step S22). The dialog system management unit 301 can determine the dialog system 100B as a transition destination based on various information transmitted from the dialog system 100A. For example, as described above, the user uses the car navigation system. In such a case, it is possible to determine the dialogue system 100B that is the transition destination of the dialogue process based on the position information of the user transmitted from the car navigation system.
[0032]
The dialog system management unit 301 transmits a transition request notification to the dialog system 100B which is the selected transition destination, and causes the dialog system 100A to transmit the dialog process information of the dialog process to transition to the dialog system 100B (step S23). In the dialog system 100A, the corresponding dialog process information among the dialog process information stored in the dialog information storage unit 302 is read out and transmitted to the dialog system 100B via the dialog information transmission unit 106.
When the dialog process information is received by the dialog information receiving unit 107 from the dialog system 100A that is the transition source, the dialog system 100B that is the transition destination establishes a connection with the corresponding user and receives the dialog process received from the dialog system 100A. Based on the information, the dialogue process is continued (step S24).
[0033]
In the dialog system 100A that is the transition source, when the dialog process information that transitions to the dialog system 100B that is the transition destination is transmitted, the connection with the corresponding user is terminated (step S25).
In this way, even when the interactive system 100A that is processing the interactive process is in a state in which the processing cannot be continued, it is possible to select another interactive system 100B that can be processed and continue the interactive process. Yes, for example, if a user moves out of one network area while moving, the interaction process can continue through an interaction system in another network.
[0034]
[Third Embodiment]
A dialog information processing system in which a user who executes a dialog process in a dialog system can restart the dialog process in another dialog system will be considered as a third embodiment of the present invention. In the third embodiment, the same system configuration as in the first embodiment and the second embodiment can be obtained.
As shown in FIG. 9, the dialogue process information with the user that the dialogue system 100A processes is stored in the dialogue information storage unit 302 in the dialogue system 100A. At the same time, the dialog system information used last by the user is stored in the usage history storage unit 303 in association with the user identification information by the dialog system management unit 301. Therefore, when there is an access from the user to the dialog system 100B different from the dialog system 100A used last time, the dialog system 100A used by the previous user is used by using the usage history information stored in the usage history storage unit 303. The dialog system 100A can transmit the dialog process information to the dialog system 100B that is the access destination of the user this time, so that even if the dialog process is incomplete, it can be resumed from the middle.
[0035]
The operation of the third embodiment will be described based on the flowchart of FIG.
When there is an access from the user, the dialogue system 100A requests input of a user ID and acquires the input user ID (step S31). In the case of using a voice interface, it is also possible to specify the user by speaker authentication technology such as analyzing the voice of the user and analyzing the voice print. The dialog system 100A transmits the input user ID or user identification information specified by speaker authentication to the dialog system management unit 301.
[0036]
The dialog system management unit 301 refers to the use history information stored in the use history storage unit 303 and searches for the dialog system used last time by the user (step S33). The dialog system management unit 301 determines whether there is usage history information of the dialog system used by the user last time (step S34), and determines that there is no usage history information of the corresponding user in the usage history storage unit 303. In this case, the dialog system 100A is caused to execute a dialog process. In the dialogue system 100A, the dialogue scenario stored in the dialogue scenario storage unit 101 is acquired in response to the user's request, and the dialogue process is executed based on the dialogue scenario (step S35).
[0037]
In the dialogue system 100A, the dialogue process information associated with the execution of the dialogue process is sequentially stored in the dialogue information storage unit 302, and the dialogue process information when the connection with the user is terminated is maintained (step S36). The identification information is notified to the dialog system management unit 301.
Further, in the dialog system management unit 301, based on the notification from the dialog system 100A, the usage history information in which the user identification information such as the user ID is associated with the dialog system 100A used by the user is stored in the usage history storage unit 303. Store (step S37).
[0038]
Next, when the same user makes an access request to the dialog system 100B, the dialog system 100B similarly acquires the user ID input by the user or the user identification information specified by the voice interface (step S31). The dialog system 100B transmits the input user ID or user identification information specified by speaker authentication to the dialog system management unit 301.
The dialogue system management unit 301 refers to the usage history information stored in the usage history storage unit 303 and searches for the dialogue system used by the user last time (step S33). The dialog system management unit 301 determines whether there is usage history information of the dialog system used by the user last time (step S34), and determines that there is usage history information of the corresponding user in the usage history storage unit 303. In this case, a request for transmission of dialog process information is made to the corresponding dialog system in the usage history information. Here, the user requests the dialog system 100A used last time to transmit the dialog process information stored in the dialog information storage unit 302 to the dialog system 100B. At the same time, the dialog system 100B is notified to receive the dialog process information of the corresponding user from the dialog system 100A (step S34). In the dialog system 100A, based on the specified user identification information, the corresponding dialog process information stored in the dialog information storage unit 302 is read out and transmitted to the dialog system 100B.
[0039]
In the dialog system 100B, based on the received dialog process information, the corresponding one is acquired from the dialog scenarios stored in the dialog scenario storage unit 101, and the dialog process is continued based on the dialog scenario (step S35). For example, when the dialogue system 100A is executing the airline ticket reservation dialogue scenario and the dialogue is interrupted when the date and departure point information is acquired, the dialogue process information is stored in the dialogue information storage means 302 of the dialogue system 100A. The usage history information indicating that the last access destination of the user is the interactive system 100A is stored in the usage history storage unit 303, so that the user accesses the interactive system 100B next time. Even if it exists, it becomes possible to continue the dialogue process from information input such as the next arrival place and time. It is also possible to configure the user to input an instruction as to whether or not to continue the interrupted dialog process when there is an access from the user in the dialog system 100B.
[0040]
In the dialogue system 100B, the dialogue process information associated with the execution of the dialogue process is sequentially stored in the dialogue information storage unit 302, and the dialogue process information when the connection with the user is terminated is maintained (step S36). The identification information is notified to the dialog system management unit 301.
Further, in the dialog system management unit 301, based on the notification from the dialog system 100B, the usage history information in which the user identification information such as the user ID is associated with the dialog system 100B used by the user is stored in the usage history storage unit 303. Store (step S37).
[0041]
With this configuration, even if the dialog process is interrupted, the dialog process can be continued in any dialog system that has the same dialog scenario.
[0042]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to seamlessly change a dialog system that processes a dialog process while continuing a dialog with a user, and to distribute the load by transitioning the dialog process to a dialog system with a low load. It is possible to transfer the dialogue process to the dialogue system having a good network connection state. In addition, the interrupted dialog process can be resumed from another dialog system without the user being aware that the dialog system has been changed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a control block diagram showing a basic configuration of a first embodiment.
FIG. 2 is a configuration diagram of the first embodiment.
FIG. 3 is a configuration diagram of the first embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram at the time of dialog transition according to the first embodiment.
FIG. 5 is a control flowchart thereof.
FIG. 6 is an explanatory diagram of dialogue process information.
FIG. 7 is an explanatory diagram at the time of dialog transition according to the second embodiment.
FIG. 8 is a control flowchart thereof.
FIG. 9 is an explanatory diagram at the time of dialog transition according to the third embodiment.
FIG. 10 is a flowchart of the control.

Claims

システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムであって、
前記対話システムは、
他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、
前記対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、
前記対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、
ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、
ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、
前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、前記システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、前記ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも１つを含む前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、
他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて前記対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段と、
を備える対話情報処理システム。A dialogue information processing system in which a plurality of dialogue systems having dialogue scenarios in which the progress of dialogue between the system and the user is described are arranged on a network,
The dialogue system is:
Dialog scenario storage means for storing a dialog scenario common to other dialog systems;
Dialog scenario acquisition means for acquiring a dialog scenario from the dialog scenario storage means;
Dialogue scenario processing means for processing the dialogue scenario acquired by the dialogue scenario acquisition means to advance a dialogue process;
User utterance input means for receiving information input from the user;
System utterance output means for presenting information to the user;
Progress status information of the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, dialog history information with the user in the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, property information affecting the system utterance output means, the user utterance The dialog process information necessary for continuing the dialog process being processed by the dialog scenario processing means including at least one of property information affecting the input unit is transmitted to another dialog system having a common dialog scenario. Interactive information transmission means for
Dialog information receiving means for receiving dialog process information transmitted from a dialog information transmitting section of another dialog system and continuing the dialog process by the dialog scenario processing means based on the received dialog process information;
An interactive information processing system comprising:

前記ユーザ発話入力手段は、さらに、ユーザの発声による情報入力を音声認識し文字情報に変換する音声認識手段と、前記音声認識手段で変換された文字情報からキーワード抽出するキーワード抽出手段とを備え、
前記対話シナリオ処理手段は前記キーワード抽出手段により抽出されたキーワードを対話シナリオに反映させて対話プロセスを進行させる、請求項１に記載の対話情報処理システム。The user utterance input means further includes voice recognition means for recognizing and converting information input by a user's utterance into character information, and keyword extraction means for extracting a keyword from the character information converted by the voice recognition means,
The dialog information processing system according to claim 1, wherein the dialog scenario processing unit causes the keyword extracted by the keyword extracting unit to be reflected in the dialog scenario to advance a dialog process.

ネットワーク上に存在する各対話システムが現在処理中の対話プロセスのうちから遷移対象となる対話プロセスを選択し、前記遷移対象対話プロセスと同一の対話シナリオを備える対話システムから遷移先となる対話システムを決定して、前記遷移対象対話プロセスの遷移元である第１対話システムと遷移先である第２対話システムに対して対話プロセス遷移要求を通知する対話システム管理手段をさらに備える、請求項１または２に記載の対話情報処理システム。A dialog process as a transition target is selected from among the dialog processes currently being processed by each dialog system existing on the network, and a dialog system as a transition destination is selected from the dialog system having the same dialog scenario as the transition target dialog process. determines and further comprising a dialogue system management means for notifying an interactive process transition request to the second interactive system wherein a first interactive system and the transition destination is a transition target interaction process transition source, according to claim 1 or 2 Information processing system described in 1.

各対話システムの負荷状況またはユーザと対話システムとを接続している回線の負荷状況に関する負荷情報を取得する負荷状況取得手段をさらに有し、前記対話システム管理手段は前記負荷情報に基づいて前記遷移対象対話プロセスと遷移先である第２対話システムを決定する、請求項３に記載の対話情報処理システム。And further comprising load status acquisition means for acquiring load information relating to a load status of each interactive system or a load status of a line connecting the user and the interactive system, wherein the interactive system management means performs the transition based on the load information. The dialog information processing system according to claim 3 , wherein a target dialog process and a second dialog system as a transition destination are determined.

各対話システムに設けられ、前記対話シナリオ処理手段で処理する対話プロセスについて、その対話プロセス情報をユーザ識別情報に関連付けて蓄積する対話情報記憶手段と、
ユーザが最後に対話を行った対話システムをユーザ識別情報に関連付けて記憶する利用履歴記憶手段と、
をさらに備え、前記対話シナリオ管理手段は、さらに、対話プロセスの遷移先である対話システムに入力されたユーザ識別情報に基づいて前記利用履歴記憶手段を検索し、前記ユーザ識別情報に関連付けられた対話システムの対話情報記憶手段からユーザ毎の対話プロセス情報を遷移先である対話システムに対話プロセス情報を送信させる、請求項１〜４のいずれかに記載の対話情報処理システム。Dialog information storage means that is provided in each dialog system and that stores the dialog process information associated with the user identification information for the dialog process processed by the dialog scenario processing means;
Usage history storage means for storing the dialog system in which the user last dialoged in association with the user identification information;
The dialogue scenario management means further searches the usage history storage means based on user identification information input to the dialogue system that is a transition destination of the dialogue process , and the dialogue associated with the user identification information. The dialogue information processing system according to claim 1 , wherein the dialogue process information is transmitted from the dialogue information storage unit of the system to the dialogue system that is a transition destination of the dialogue process information for each user.

システムとユーザとの対話の進行内容が記述された対話シナリオを備える複数の対話システムがネットワーク上に配置された対話情報処理システムにおいてコンピュータに前記対話システムとして機能させるためのプログラムであって、A program for causing a computer to function as the dialogue system in a dialogue information processing system in which a plurality of dialogue systems having a dialogue scenario in which the progress of the dialogue between the system and the user is described is arranged on a network,
他の対話システムと共通の対話シナリオを格納する対話シナリオ格納手段と、  Dialog scenario storage means for storing a dialog scenario common to other dialog systems;
前記対話シナリオ格納手段から対話シナリオを取得する対話シナリオ取得手段と、  Dialog scenario acquisition means for acquiring a dialog scenario from the dialog scenario storage means;
前記対話シナリオ取得手段で取得した対話シナリオを処理して対話プロセスを進行させる対話シナリオ処理手段と、  Dialogue scenario processing means for processing the dialogue scenario acquired by the dialogue scenario acquisition means to advance a dialogue process;
ユーザからの情報入力を受け付けるユーザ発話入力手段と、  User utterance input means for receiving information input from the user;
ユーザへの情報提示を行うシステム発話出力手段と、  System utterance output means for presenting information to the user;
前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスの進行状況情報、前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスにおけるユーザとの対話履歴情報、前記システム発話出力手段に影響を与えるプロパティ情報、前記ユーザ発話入力部に影響を与えるプロパティ情報のうち少なくとも１つを含む前記対話シナリオ処理手段で処理中の対話プロセスを続行するために必要となる対話プロセス情報を共通の対話シナリオを備える他の対話システムに送信する対話情報送信手段と、  Progress status information of the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, dialog history information with the user in the dialog process being processed by the dialog scenario processing means, property information affecting the system utterance output means, the user utterance The dialog process information necessary for continuing the dialog process being processed by the dialog scenario processing means including at least one of property information affecting the input unit is transmitted to another dialog system having a common dialog scenario. Interactive information transmission means for
他の対話システムの対話情報送信部から送信される対話プロセス情報を受信し、受信した対話プロセス情報に基づいて前記対話シナリオ処理手段による対話プロセスを続行させる対話情報受信手段と、  Dialog information receiving means for receiving dialog process information transmitted from a dialog information transmitting section of another dialog system and continuing the dialog process by the dialog scenario processing means based on the received dialog process information;
を備える対話システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。A program for causing a computer to function as an interactive system.