JP4221821B2 - 車両のステアリング構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗員のステアリングホイールの操作を検出する操作検出部と、操舵輪を操舵する操舵部と、操作検出部と操舵部との間を接続するフレキシブルな伝達手段とを備えた所謂ケーブル式ステアリングのような車両のステアリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両のステアリング構造としては、例えば特開平11−5543号公報、特開平11−11325号公報および特開平11−11326号公報の構造がある。
すなわち、特開平11−5543号公報のものは、ステアリングホイール側に設けられるプーリ(原動プーリ)と、操舵輪を操舵する操舵部側に設けられるプーリ(従動プーリ)との間にケーブルを張架し、原動プーリの外周面を凹曲状に形成する一方、従動プーリの外周面を凸曲状に対して、ケーブルの張力を一定に保ったままステアリングホイールの回転力および回転角に対する操舵輪(前輪)の傾動力および傾動角を変化させるように構成したものである。
【0003】
また、特開平11−11325号公報に記載のものは、ステアリングホイール側に設けられる駆動プーリと、操舵輪を操舵する操舵部側に設けられる従動プーリとの間にケーブルを張架すると共に、プーリを回転可能に収納するプーリハウジングを設けて、このプーリハウジング内にはプーリから離れる方向にバネ付勢されたスライダを取付け、経年変化によってケーブルが伸びた時、上述のスライダによりプーリに巻回されたケーブルに張力を付加して、ケーブルの伸びを補償すべく構成したものである。
【0004】
さらに、特開平11−11326号公報に記載のものは、乗員により操作されるステアリングホイールと操舵輪を操舵するステアリングギヤボックスとを、アウタ部材の内部にインナ部材を収納したケーブルで連結し、ステアリングホイールの回転をインナ部材を介してステアリングギヤボックスに伝達すべく構成すると共に、アウタ部材を金属製にパイプ材から構成することで、アウタ部材の撓みを防止して、ステアリングホイール操作時の剛性感を高めたものである。
このような所謂ケーブル式ステアリングを自動車等の車両に装備する場合、ステアリングホイールから該ホイール側に設けられるプーリハウジングまでの機構すなわちステアリング操作ユニットをコンパクトに形成することと、インストルメントパネル周りの他の補機類のレイアウトの自由度を向上させることが要請される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、車室内に設けられて乗員のステアリングホイールの操作を検出する操作検出部と、操舵輪を操舵する操舵部と、上記操作検出部と操舵部との間を接続するフレキシブルな伝達手段とを備えた構造において、上記ステアリングホイールより前方に延びるステアリングシャフトの前端部を、車体に固定されて車幅方向に延びるステアリング支持メンバに上記ステアリングシャフトを上下方向に位置調整できるように回動可能に取り付けると共に、上記操作検出部と伝達手段との間にステアリングホイール操作の伝達方向を変換する方向変換手段を備え、該方向変換手段を上記ステアリングホイールと離間した上記ステアリングシャフトの前端部に設けると共に、上記ステアリングホイールと上記方向変換手段の間の上記ステアリングシャフトにステアリングロックを配設することで、ステアリング操作ユニット(ステアリングホイールと操作検出部とから成る要素)をステアリングシャフトに沿ってコンパクトに配置することができ、インストルメントパネル周りの他の補機等のレイアウトの自由度の向上を図ることができ、ステアリングロックをコンパクトにレイアウトすることができる車両のステアリング構造の提供を目的とする。
【0006】
この発明の一実施態様は、上述の方向変換手段で伝達手段の方向をステアリングシャフトと平行な前側方向に変換することにより、ステアリング操作ユニットを上下方向においてコンパクトに形成することができ、ステアリングシャフトの上方、下方におけるインストルメントパネル周りの他の補機類のレイアウトの自由度が向上し、膝前スペースが広くなり、居住空間を有効に利用することができる車両のステアリング構造の提供を目的とする。
【0007】
この発明の一実施態様は、上述の方向変換手段で伝達手段の方向をステアリングシャフトに対して略直交する下側方向に変換することにより、ステアリング操作ユニットを前後方向においてコンパクトに形成することができ、特にインストルメントパネル内にクーラユニットやブロアユニット等の大型補機類を設ける場合に有効となる車両のステアリング構造の提供を目的とする。
【0008】
この発明の一実施態様は、上述のステアリングシャフトと連動して回転するプーリと、このプーリによって作動されるケーブルとを備えることで、プーリとケーブルとにより動力の伝達を行なうことができて、ステアリング構造を構成する構成要素およびインストルメントパネル周りの補機類のレイアウトの自由度をさらに向上させることができる車両のステアリング構造の提供を目的とする。
【0009】
この発明の一実施態様は、上述のステアリングシャフトとプーリとの間の動力伝達を傘歯歯車機構で行なうように構成することで、簡単な構造でありながら伝達方向を確実に変換することができる車両のステアリング構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のステアリング構造は、車室内に設けられて乗員のステアリングホイールの操作を検出する操作検出部と、操舵輪を操舵する操舵部と、上記操作検出部と操舵部との間を接続するフレキシブルな伝達手段とを備えた車両のステアリング構造であって、上記ステアリングホイールより前方に延びるステアリングシャフトの前端部を、車体に固定されて車幅方向に延びるステアリング支持メンバに上記ステアリングシャフトを上下方向に位置調整できるように回動可能に取り付けると共に、上記操作検出部と伝達手段との間にステアリングホイール操作の伝達方向を変換する方向変換手段を備え、該方向変換手段を上記ステアリングホイールと離間した上記ステアリングシャフトの前端部に設けると共に、上記ステアリングホイールと上記方向変換手段の間の上記ステアリングシャフトにステアリングロックを配設したものである(特に、図10参照)。
【0011】
この発明の一実施態様は、上記方向変換手段は伝達手段の方向をステアリングシャフトと平行な前側方向に変換するものである。
【0012】
この発明の一実施態様は、上記方向変換手段は伝達手段の方向をステアリングシャフトに対して略直交する下側方向に変換するものである。
【0013】
この発明の一実施態様は、上記ステアリングシャフトと連動して回転するプーリと、該プーリによって作動させるケーブルとを備えたものである。
【0014】
この発明の一実施態様は、上記ステアリングシャフトと上記プーリとの間の動力伝達を傘歯歯車機構で行なうように構成したものである。
【0015】
【発明の作用及び効果】
この発明の請求項1記載の発明によれば、乗員のステアリングホイールの操作は操作検出部、伝達手段および操舵部を介して操舵輪に伝達され、この操舵輪が操舵されるが、上述の操作検出部と伝達手段との間にステアリングホイール操作の伝達方向を変換する方向変換手段を設けたので、ステアリング操作ユニット(ステアリングホイールと操作検出部とから成る要素)をステアリングシャフトに沿って小型コンパクトに配置することができ、この結果、インストルメントパネル周りの他の補機等のレイアウト自由度の向上を配置することができる効果がある。
また、ステアリングホイールと上記方向変換手段の間の上記ステアリングシャフトにステアリングロックを配設したので、該ステアリングロックをコンパクトにレイアウトすることができる。
【0016】
この発明の一実施態様によれば、上述の方向変換手段により伝達手段の方向がステアリングシャフトと平行な前側方向に変換されるので、ステアリング操作ユニットを上下方向において小型コンパクトに形成することができ、このため、ステアリングシャフトの上下双方におけるインストルメントパネル周りの他の補機類のレイアウトの自由度が向上し、膝前スペースが広くなって、居住空間を有効に利用することができる効果がある。
【0017】
この発明の一実施態様によれば、上述の方向変換手段により伝達手段の方向がステアリングシャフトに対して略直交する下側方向に変換されるので、ステアリング操作ユニットを前後方向において小型コンパクトに形成することができ、このため、特にインストルメントパネル内にクーラユニットやブロアユニット等の空調機器やその他の大型補機類を設ける場合に極めて有効となる効果がある。
【0018】
この発明の一実施態様によれば、上述のステアリングシャフトと連動して回転するプーリと、このプーリによって作動されるケーブルとを備えたので、プーリとケーブルとにより動力の伝達を行なうことができ、ステアリング構造を構成する構成要素、並びにインストルメントパネル周りの補機類のレイアウト自由度をさらに向上させることができる効果がある。
【0019】
この発明の一実施態様によれば、上述のステアリングシャフトと上述のプーリとの間の動力伝達を傘歯歯車機構で行なうので、簡単な構造でありながら伝達方向を確実に変換することができる効果がある。
【0020】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のステアリング構造を示すが、まず図1、図2を参照として車両の前部車体構造を概略的に説明する。
【0021】
エンジンルームと車室とを区画するダッシュロアパネル1を設け、このダッシュロアパネル1の下端部には略水平方向に延びるフロアパネル2を接合する一方、ダッシュロアパネル1の上端部にはダッシュアッパパネル3、カウルアッパパネル4、カウルロアパネル5からなり車幅方向に延びるカウルボックス6を取付けている。
【0022】
また、上部がボンネット7(フード)で開閉可能に覆われたエンジンルーム8内において、タイヤハウス9の上部にはバッテリ10を搭載すると共に、フロントサイドフレーム11にはエンジンマウント(図示せず)を介してエンジン12を搭載している。
【0023】
一方、車室側においてはメータフード13を有するインストルメントパネル14を設け、このインストルメントパネル14内にはメータ15、空調用のベントダクト16およびデフロスタダクト17を配設している。
【0024】
なお、図1、図2において、18はフロントウインドガラス、19はヘッドランプ、20はフロントディファレンシャル装置、21は操舵輪としての前輪、22はブレーキペダル23の踏力を油圧に変換するマスタバック(マスシリンダ)である。
【0025】
次に、図2、図3、図4を参照して車両のステアリング構造について述べる。
内部にラックおよびピニオンを収納し車幅方向に延びるステアリングギヤボックス24を設け、ラック両端にはタイロッド25,25を連結して、前輪21を操舵する操舵部26を構成している。
【0026】
また、上述のステアリングギアボックス24に一体的に形成されたピニオンホルダ27の上部には従動側伝達ユニット部としてのケーブル操作ユニット28を取付けている。
このケーブル操作ユニット28は、その内部に従動プーリ(図示せず)を有し、従動プーリの回転力をピニオンホルダ27内のピニオンに伝達すべく構成している。
【0027】
一方、図4に示すように、乗員のステアリングホイール29の操作を検出する操作検出部30を設け、この操作検出部30と上述のステアリングホイール29との両者でステアリング操作ユニット31を形成している。
【0028】
このステアリング操作ユニット31は次のように構成されている。
すなわち、固定シャフト32の外周部にベアリング33(軸受け手段)を介してステアリングシャフトとしての可動シャフト34を設け、この可動シャフト34の下端部には原動ベベルギヤ35を一体形成している。
【0029】
また、上述の可動シャフト34の上端部外周にはコラム36を一体的に連結する一方、固定シャフト32の上端にはベース部材37を介してホーンパッド38を取付け、上述のベース部材37の上面にはエアバックインフレータ39を配設している。
【0030】
而して、ステアリングホイール29の操作時に、各要素32,37〜39の非回動を保った状態で、コラム36、可動シャフト34、原動べベルギヤ35を回動操作すべく構成している。
【0031】
上述の固定シャフト32に取付けられた原動側伝達ユニット部としてのプーリボックス40を設け、このプーリボックス40の内部にはプーリ軸41を介して原動プーリ42を回転可能に取付けて、この原動プーリ42には従動べベルギヤ43を一体形成している。
【0032】
また、上述のプーリボックス40の一部を切欠いて、切欠部44を形成し、この切欠部44から従動べベルギヤ43の一部を外方に導出し、この導出部を原動ベベルギヤ35に噛合させている。
【0033】
さらに、上述のプーリボックス40内において原動プーリ42にはフレキシブルなケーブル45(伝達手段)を巻回し、このケーブル45をケーブルガイド46を介してプーリボックス40から前方に向けて導出している。
【0034】
すなわち、操作検出部30と伝達手段としてのケーブル45との間に、ステアリングホイール29操作の伝達方向を変換する方向変換手段Eを設けたもので、この実施例では傘歯歯車機構としての2つのベベルギヤ35,43と、プーリ42とで方向変換手段Eを構成し、この方向変換手段Eでケーブル45の導出方向を可動シャフト34と平行な前側方向に変換するように構成している。
【0035】
また、ステアリングシャフトとしての可動シャフト34の前部においてその上側部にはプーリボックス40を配設し、下側部にはステアリング補助機構としてのステアリングロック部48を配設している。なお、図中、47はコンビネーションスイッチである。
【0036】
ここで、上述のケーブル45はプーリボックス40内の原動プーリ42と、操舵部26側における従動側伝達ユニット部としてのケーブル操作ユニット28内の従動プーリとの間を接続する伝達手段であり、このケーブル45はアウタケーブルとインナケーブルとを有するが、図示の便宜上、インナケーブルのみを示している。
次に図2、図3、図5、図6を参照して、ステアリング操作ユニット31の支持構造について説明する。
【0037】
図3に示すように、ダッシュアッパパネル3の後面部と、車幅方向に延びる強度部材としてのステアリング支持メンバ50(車両側支持部)との間には、断面が門形のステアリングブラケット51を張架している。
【0038】
上述のステアリング支持メンバ50には該ステアリング支持メンバ50を中心として回動可能なフィキシングブラケット52を設けている。このフィキシングブラケット52はステアリングブラケット51の左右両側面外部に位置する2部材を連結板53(図2参照)で一体連結したものであって、該フィキシングブラケット52の前端部には、ステアリングブラケット51に形成された円弧状のガイド溝54(ガイド手段)に挿入するピン55(ガイド手段)を設けている。
【0039】
また、上述のフィキシングブラケット52のスラント状の後端部には屈曲形成されたレール取付け部52a(図5、図6参照)を設け、このレール取付け部52aにスライドレール56を取付けている。
【0040】
上述のスライドレール56は、レール取付け部52aに固定された複数の固定レール(いわゆるアウタレール)57,58と、固定レール57,58に沿って摺動可能な可動レール(いわゆるインナレール)59と、これら両レール間に介設されたボール60およびローラ61とを有し、左右対称に構成された可動レール59,59間に前述のプーリボックス40を固定している。
【0041】
ここで、上述の固定レール58の外部には突片62を介して支軸63を設け、この支軸63には各レール58,59の係止孔58a,59aに常時係入すべくバネ付勢されたロックレバー64を取付けている。
【0042】
つまり、上述のステアリング操作ユニット31はステアリング支持メンバ50を中心として上下調整可能(チルト動作可能)で、かつスライドレール56により前後調整可能(テレスコ動作可能)に支持されたものである。
【0043】
また、図7に示すように、ステアリング操作ユニット31の車両前方へ移動時には、ステアリングホイール29の下面側と、インストルメントパネル14の表面側とが略フラットになるように構成され、インストルメントパネル14には対応形状の凹部14aが形成されている。
【0044】
なお、図中、65は支軸66を中心として起伏可能に構成された足載せ台(いわゆるオットマン)で、常時図示の格納状態にバネ付勢されており、休息等に際して乗員が足を載せる場合には、付勢力に抗して図示の時計方向へ回動するものである。
【0045】
このように構成した車両のステアリング構造の作用について説明する。
ステアリングホイール29を回動操作すると、その操作力はコラム36、可動シャフト34、原動べベルギヤ35を介して、プーリボックス40側の従動ベベルギヤ43に伝達され、これにより原動プーリ42が回転操作されるので、この回転力がプーリボックス40から前側方向へ導出されたケーブル45を介してケーブル操作ユニット28内の従動プーリに伝達され、ラック&ピニオン機構を有する操舵部26を介して操舵輪としての前輪21を操舵することができる。
【0046】
ところで、ステアリング操作ユニット31を上下方向に位置調整するには、ステアリング支持メンバ50をチルトセンタとしてフィキシングブラケット52を同方向に可変すると、円弧状のガイド溝54の形成範囲において該ステアリング操作ユニット31を上下方向に調整することができ、ステアリングホイール29をチルト動作させることができる。
【0047】
一方、ステアリング操作ユニット31を前後方向に位置調整するには、図5に示すロックレバー64によるスライドロックを解除して、図6の如く成した後に可動レール59を固定レール57,58に沿って前後方向に位置調整すると、該ステアリング操作ユニット31を前後調整することができて、ステアリングホイール29をテレスコ操作させることができる。
【0048】
このように図1〜図7に示す実施例によれば乗員のステアリングホイール29の操作は操作検出部30、伝達手段(ケーブル45参照)および操舵部26を介して操舵輪(前輪21参照)に伝達され、この操舵輪(前輪21参照)が操舵されるが、上述の操作検出部30と伝達手段(ケーブル45参照)との間にステアリングホイール29操作の伝達方向を変換する方向変換手段Eを設けたので、ステアリング操作ユニット31をステアリングシャフト(可動シャフト34参照)に沿って小型コンパクトに配置することができ、この結果、インストルメントパネル14周りの他の補機等のレイアウト自由度の向上を配置することができる効果がある。
【0049】
また、上述の方向変換手段Eにより伝達手段(ケーブル45参照)の方向がステアリングシャフト(可動シャフト34参照)と平行な前側方向に変換されるので、ステアリング操作ユニット31を上下方向において小型コンパクトに形成することができ、このため、ステアリングシャフト(可動シャフト34参照)の上下双方におけるインストルメントパネル14周りの他の補機類のレイアウトの自由度が向上し、膝前スペースが広くなって、居住空間を有効に利用することができる効果がある。
【0050】
さらに、上述のステアリングシャフト(可動シャフト34参照)の上下の何れかの一側部(この実施例では上側部)に伝達ユニット部(プーリボックス40参照)を配設し、何れかの他側部(この実施例では下側部)にステアリング補助機構(ステアリングロック部48参照)を配設したので、これら伝達ユニット部(プーリボックス40参照)およびステアリング補助機構(ステアリングロック部48参照)をコンパクトにレイアウトすることができる効果がある。
【0051】
加えて、上述のステアリングシャフト(可動シャフト34参照)と連動して回転するプーリ(原動プーリ42参照)と、このプーリ42によって作動されるケーブル45とを備えたので、プーリ42とケーブル45とにより動力の伝達を行なうことができ、ステアリング構造を構成する構成要素、並びに、インストルメントパネル14周りの補機類のレイアウト自由度をさらに向上させることができる効果がある。
【0052】
さらには、上述のステアリングシャフト(可動シャフト34参照)と、上述のプーリ42と、の間の動力伝達を傘歯歯車機構(2つのベベルギヤ35,43参照)で行なうので、簡単な構造でありながら伝達方向を確実に変換することができる効果がある。
【0053】
なお、実施例で示したように、ステアリングホイール29と操作検出部30とから成るステアリング操作ユニット31を、車両側支持部(ステアリング支持メンバ50参照)を中心として位置調整可能に支持すると、このステアリング操作ユニット31の支持剛性の確保を図ることができ、ステアリングホイール29を含むステアリング操作ユニット31は、従前の如き長尺のステアリングシャフトを有さないので、該ステアリング操作ユニット31の位置設定の自由度向上を図ることができる効果がある。
【0054】
また、上述のステアリング操作ユニット31を上下方向に位置調整可能に支持させると、ステアリングホイール29のチルト動作を確保することができる効果がある。
【0055】
さらに、上述のステアリング操作ユニット31を前後方向に位置調整可能に支持させると、ステアリングホイール29のテレスコ動作を確保することができる効果がある。
【0056】
しかも、上述の車両側支持部を車幅方向に延びる強度部材としてのステアリング支持メンバ50(インパネメンバと同意)に設定すると、ステアリング操作ユニット31の支持剛性をより一層高めることができる。
【0057】
また、図7で示したように、上述のステアリング操作ユニット31の車両前方への移動時に、ステアリングホイール29をインストルメントパネル14と略フラットにすべく構成すると、ステアリングホイール29を前方移動作せてインストルメントパネル14と略フラットに成した時、車室内空間が拡大され、この結果、乗降性向上および休憩時の充分なスペース確保が達成できる。
【0058】
図8〜図13は車両のステアリング構造の他の実施例を示す。但し、図8〜図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
この図8〜図13に示す実施例では、インストルメントパネル14の内方にクーラユニット67とブロアユニット68が設置される関係上、プーリボックス40から下側方向に向けてケーブル45を導出したものである。
【0059】
このため図11に示すように、固定シャフト32の外周にベアリング33,33(軸受け手段)を介して回動可能に設けた可動シャフト34(ステアリングシャフト)と、固定シャフト32の外周にベアリング69,69(軸受け手段)を介して回転可能に設けた原動プーリ42とを、ボルトアップまたは一体形成手段にて一体的に構成し、プーリボックス40の下部に設けたケーブルガイド46を介してケーブル45を下側方向に導出している。
【0060】
すなわち、操作検出部30と伝達手段としてのケーブル45との間に、ステアリングホイール29操作の伝達方向を変換する方向変換手段Fを設けたもので、この実施例では、プーリ42と該プーリ42の可動シャフト34に対する連結構造とで方向変換手段Fを構成し、この方向変換手段Fでケーブル45の導出方向を可動シャフト34に対して略直交する下側方向に変換するように構成している。
【0061】
また、可動シャフト34の前部において前後の何れか一側部つまり前側部にはプーリボックス40を配設すると共に、他側部つまり後側部にはステアリング補助機構としてのステアリングロック部48を配設している。なお、上述の可動シャフト34を短寸に形成する場合には上記両者40,48の配設関係を前後逆に成してもよい。
【0062】
さらに、ステアリング操作ユニット31の支持構造は次のように構成している。
すなわち、図10、図12、図13に示す如く車幅方向に延びる強度部材としてのステアリング支持メンバ50と、このステアリング支持メンバ50と平行に車幅方向に延びる強度部材としてのサブメンバ70とを設け、これら両メンバ50,70間の左右離反位置にはフィキシングブラケット71,71を取付けている。
【0063】
また左右のフィキシングブラケット71,71の内側において、上述のステアリング支持メンバ50を中心として回動可能な左右一対のコントロールブラケット72,72を設けている。
【0064】
一方、上述のプーリボックス40には断面が角形のシャフト73を一体的に取付け、左右のコントロールブラケット72,72間には、このシャフト73を上下から挟持するように合計3個のガイドローラ74…を軸架している。
【0065】
さらに、左右のフィキシングブラケット71,71間においてサブメンバ70にはロック手段75を取付けている。
このロック手段75はサブメンバ70に遊嵌されたパイプ部76と、このパイプ部76に一体または一体形成されて後方に延びるレバー部77と、パイプ部76の左右から上方に延びる突片78,78と、これら突片78,78間に張架されたロール79とを備え、このロール79の外周面にはギヤ(図示せず)が歯切り形成またはローレット加工が施されており、シャフト73の下面所定部にも同様にギヤ(図示せず)が歯切り加工されている。
【0066】
しかも、上述のロック手段75はそのロール79のギヤがシャフト73下面のギヤに噛合して、該シャフト73の動きを規制するよううに常時ロック方向へバネ付勢されている。
【0067】
一方、左右のフィキシングブラケット71,71には、ステアリング支持メンバ50を中心とする円弧状のガイド孔71a,71a(ガイド手段)が形成され、コントロールブラケット72,72の遊端に設けられたガイドピン80,80(ガイド手段)が上述のガイド孔71a,71aに挿入されている。
【0068】
このように構成した車両のステアリング構造の作用について説明する。
ステアリングホイール29を回動操作すると、その操作力はコラム36、可動シャフト34、原動べベルギヤ35を介して、プーリボックス40側の原動プーリ42に伝達されて、該プーリ42が回転操作されるので、この回転力が下側方向に導出されたケーブル45を介してケーブル操作ユニット28内の従動プーリに伝達され、ラック&ピニオン機構を有する操舵部26を介して操舵輪としての前輪21を操舵することができる。
【0069】
ところで、ステアリング操作ユニット31を上下方向に位置調整するには、ロック手段75によるロックを解除した後に、ステアリング支持メンバ50をチルトセンタとしてコントロールブラケット72を含む各要素74,80を可変すると、円弧状のガイド孔71aの形成範囲において該ステアリング操作ユニット31を上下方向に調整することができ、ステアリングホイール29をチルト動作させることができる。
【0070】
一方、ステアリング操作ユニット31を前後方向に位置調整するには、ロック手段75によるロックを解除した後に、合計3個のガイドローラ74…に沿ってシャフト73を前後方向に位置調整すると、これらガイドローラ74…による挟持範囲において該ステアリング操作ユニット31を前後方向に調整することができ、ステアリングホイール29をテレスコ操作させることができる。
【0071】
このように図8〜図13に示す実施例によれば、上述の方向変換手段Fにより伝達手段(ケーブル45参照)の方向がステアリングシャフト(可動シャフト34参照)に対して略直交する下側方向に変換されるので、ステアリング操作ユニット31を前後方向において小型コンパクトに形成することができ、このため、特にインストルメントパネル14内にクーラユニット67やブロアユニット68等の空調機器やその他の大型補機類を設ける場合に極めて有効となる効果がある。
【0072】
また、上述のステアリングシャフト(可動シャフト34参照)の前部において前後の何れか一側部に伝達ユニット部(プーリボックス40参照)を配設し、何れかの他側部にステアリング補助機構(ステアリングロック部48参照)を配設したので、これら伝達ユニット部(プーリボックス40参照)およびステアリング補助機構(ステアリングロック部48参照)をコンパクトにレイアウトすることができる効果がある。
なお、その他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
【0073】
図14〜図16は車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す。但し、図14〜図16において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
【0074】
この図14〜図16に示す実施例は、インストルメントパネル14の内方にクーラユニット67、ブロアユニット68を設置する点と、プーリボックス40から下方に向けてケーブル45を導出する点とは図8〜図13の実施例と同様であるが、ステアリング操作ユニット31の支持構造が異なる。
【0075】
この図14〜図16の実施例におけるステアリング操作ユニット31の支持構造は次のように構成している。
すなわち、プーリボックス40の左右には上部軸81と下部軸82とを突設する一方、ステアリング支持メンバ50の左右離反位置にはフィキシングブラケット83,83を接合固定し、このフィキシングブラケット83にはテレスコ用の長孔83aを形成している。
【0076】
また、上部軸81を挿入する孔部84aをもった略扇形のコントロールブラケット84を設け、このコントロールブラケット84には上述の嵌部84aをチルトセンタとする円弧状のガイド孔84b(ガイド手段)を形成している。
【0077】
而して、プーリボックス40の上部軸81コントロールブラケット84の孔部84aに位置し、下部軸82がコントロールブラケット84のガイド孔84bに位置するように、プーリボックス40の左右にコントロールブラケット84,84を取付け、さらに上部軸81がフィキシングブラケット83の長孔83a内に位置するか、或は図示の如く長孔83aから突出するようにコントロールブラケット84,84の外部左右にフィキシングブラケット83,83を取付け、この状態で左右のフィキシングブラケット83,83をステアリング支持メンバ50に接合固定したものである。
【0078】
このように構成した車両のステアリング構造の作用について説明する。
ステアリング操作ユニット31を上下方向に位置調整するには、上部軸81をチルトセンタとしてコントロールブラケットの円弧状のガイド孔84bに沿って下部軸82が移動するようにプーリボックス40を傾動作せると、円弧状のガイド孔84bの形成範囲においてステアリング操作ユニット31を上下方向に調整することができ、ステアリングホイール29をチルト動作させることができる。
【0079】
また、この実施例では下部軸82を円弧状のガイド孔84bにおける前端部側まで移動させた時、ステアリングホイール29をインストルメントパネル14下方の足元スペースに位置させることができて、車室内空間が充分広く拡大され、乗降性向上および休憩時の充分広いスペースの確保を図ることができる。
【0080】
一方、ステアリング操作ユニット31を前後方向に位置調整するには、フィキシングブラケット83の長孔83aに沿って上部軸81が移動するように、各要素40,81,82,84を一体的に前後方向に位置調整すると、この長孔83aの形成範囲においてステアリング操作ユニット31を前後方向に調整することができ、ステアリングホイール29をテレスコ動作させることができる。
【0081】
さらに、この実施例では図14に示す如く、ケーブル45とプーリ(原動プーリ42参照)とを含むプーリボックス40を設けて、このプーリボックス40を車両側支持部(ステアリング支持メンバ50参照)に支持させたので、比較的形状が大となるプーリボックス40を車両側支持部(ステアリング支持メンバ50参照)に近接配置することができ、このため、ステアリング位置調整時の必要スペースを最も小さくすることができる。
【0082】
なお、方向変換手段Fにより伝達方向を変換する点や、その他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
図17は車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す。但し、図17において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
【0083】
この図17に示す実施例は傘歯歯車機構としての原動ベベルギヤ35と従動ベベルギヤ43とを用いて、プーリボックス40から前方に向けてケーブル45を導出する点は図1〜図7の実施例と同様であるが、ステアリング操作ユニット31の支持構造が異なる。
【0084】
この図17の実施例におけるステアリング操作ユニット31の支持構造は次のように構成している。
すなわち、プーリボックス40にはガイド軸85を一体的に突設すると共に、所定長さのシャフト86を一体的に取付けている。
【0085】
一方、ダッシュアッパパネル3の後部に断面が門形のステアリングブラケット87を接合固定し、このステアリングブラケット87には支軸88を支点として揺動可能なリンク89を取付け、このリンク89の遊端と上述のシャフト86の下端とをピン90で連結している。
【0086】
また、ステアリング支持メンバ50には
フィキシングブラケット91を接合固定して、このフィキシングブラケット91には略円弧状のガイド孔91a(ガイド手段)を形成し、このガイド孔91a内に上述のガイド軸85を位置させている。
【0087】
このように構成した車両のステアリング構造の作用について説明する。
図17に実線で示す状態からリンク89を同図の反時計方向へ揺動させながら、ガイド軸85をフィキシングブラケット91のガイド孔91aに沿って上方へ移動作せると、ステアリング操作ユニット31を斜め上方に位置調整することができ、図17に仮想線α1,α2で示すようにステアリングホイール29のチルト動作とテレスコ動作とを同時に行なうことができる。
【0088】
また、図17に実線で示す状態からリンク89を同図の時計方向へ揺動させながら、ガイド軸85をフィキシングブラケット91のガイド孔91aに沿って下方へ移動作せると、ステアリグ操作ユニット31を斜め下方に位置調整することができ、図17に仮想線β1,β2で示すようにステアリングホイール29のチルト動作とテレスコ動作とを同時に行なうことができる。
【0089】
要するに、上述のステアリングホイール29を図17の矢印a方向に位置調整することができる。
このように、上述のステアリング操作ユニット31の移動時に、ステアリングホイール29を斜め前後方向に略平行移動すべく構成すると、乗員の体格に応じてシンプルな動きでありながら、ステアリングホイール29の上下および前後の調整を同時に行なうことができる。なお、方向変換手段Eにより伝達方向を変換する点やその他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
【0090】
図18、図19は車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す。但し、図18、図19において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0091】
この図18、図19に示す実施例は傘歯歯車機構としての原動ベベルギヤ35と従動ベベルギヤ43とを用いて、プーリボックス40から前方に向けてケーブル45を導出する点は先の図17の実施例と同様であるが、ステアリング操作ユニット31の支持構造が異なる。
【0092】
この図18、図19の実施例におけるステアリング操作ユニット31の支持構造は次のように構成している。
すなわち、ステアリング支持メンバ50に該メンバ50を中心として矢印b方向に揺動可能なリンク92を設け、このリンク92の遊端とシャフト86の下端とをピン93で連結している。
【0093】
また、シャフト86の近傍下方には支軸94を中心として矢印c方向に揺動可能なホルダ95を設け、このホルダ95内に隙間gを介してシャフト86を変位可能に支持している。
【0094】
このように構成した車両のステアリング構造の作用について説明する。
ステアリング操作ユニット31の位置調整を行なう場合、ステアリング支持メンバ50を支点として揺動するリンク92を矢印b方向に揺動させながら、ホルダ95でガイドされたステアリングシャフト86を前後方向に移動作せると、ステアリングホイール29を含むステアリング操作ユニット31は図18に矢印dで示す略S字カーブの移動軌跡に沿って斜め前後方向に位置調整され、ステアリングホイール29のチルト動作とテレスコ動作とを同時に行なうことができる。
【0095】
このように上述のステアリング操作ユニット31の移動時に、ステアリングホイール29を斜め前後方向に略平行移動すべく構成すると、乗員の体格に応じてシンプルな動きでありながら、ステアリングホイール29の上下および前後の調整を同時に行なうことができる。
なお、方向変換手段Eにより伝達方向を変換する点やその他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
【0096】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の操舵輪は、実施例の前輪21に対応し、
以下同様に、
伝達手段は、ケーブル45に対応し、
方向変換手段は、ベベルギヤ35,43とプーリ42とから成る方向変換手段Eと、プーリ42とその可動シャフト34に対する連結構造とから成る方向変換手段Fとに対応し、
伝達ユニット部は、プーリボックス40(いわゆるステアリングユニット)に対応し、
ステアリングロックは、ステアリングロック部48に対応し、
ステアリングシャフトは、可動シャフト34に対応し、
プーリは、原動プーリ42に対応し、
傘歯歯車機構は、2つのベベルギヤ35,43に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ステアリング構造を備えた車両の前部車体構造を示す側面図。
【図2】 図1の要部概略斜視図。
【図3】 車両のステアリング構造を示す側面図。
【図4】 ステアリング操作ユニットの断面図。
【図5】 図3のA−A線矢視断面図。
【図6】 ロック解除状態を示す説明図。
【図7】 ステアリング操作ユニットの前方移動時の説明図。
【図8】 本発明のステアリング構造を備えた車両の前部車体構造を示す側面図。
【図9】 図8の要部概略斜視図。
【図10】 本発明の車両のステアリング構造の実施例を示す側面図。
【図11】 ステアリング操作ユニットの断面図。
【図12】 図10の要部拡大断面図。
【図13】 図12のB−B線矢視断面図。
【図14】 車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図15】 図14の要部の分解図。
【図16】 図14のC−C線矢視断面図。
【図17】 車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図18】 車両のステアリング構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図19】 図18のD−D線矢視断面図。
【符号の説明】
21…前輪(操舵輪)
26…操舵部
29…ステアリングホイール
30…操作検出部
34…可動シャフト(ステアリングシャフト)
35,43…ベベルギヤ
40…プーリボックス(伝達ユニット部)
42…原動プーリ(プーリ)
45…ケーブル(伝達手段)
48…ステアリングロック部(ステアリングロック)
50…ステアリング支持メンバ
F…方向変換手段
Claims (5)
- 車室内に設けられて乗員のステアリングホイールの操作を検出する操作検出部と、
操舵輪を操舵する操舵部と、
上記操作検出部と操舵部との間を接続するフレキシブルな伝達手段とを備えた車両のステアリング構造であって、
上記ステアリングホイールより前方に延びるステアリングシャフトの前端部を、車体に固定されて車幅方向に延びるステアリング支持メンバに上記ステアリングシャフトを上下方向に位置調整できるように回動可能に取り付けると共に、
上記操作検出部と伝達手段との間にステアリングホイール操作の伝達方向を変換する方向変換手段を備え、
該方向変換手段を上記ステアリングホイールと離間した上記ステアリングシャフトの前端部に設けると共に、
上記ステアリングホイールと上記方向変換手段の間の上記ステアリングシャフトにステアリングロックを配設した
車両のステアリング構造。 - 上記方向変換手段は伝達手段の方向をステアリングシャフトと平行な前側方向に変換する
請求項1記載の車両のステアリング構造。 - 上記方向変換手段は伝達手段の方向をステアリングシャフトに対して略直交する下側方向に変換する
請求項1記載の車両のステアリング構造。 - 上記ステアリングシャフトと連動して回転するプーリと、
該プーリによって作動させるケーブルとを備えた
請求項1〜3の何れか1に記載の車両のステアリング構造。 - 上記ステアリングシャフトと上記プーリとの間の動力伝達を傘歯歯車機構で行なうように構成した
請求項4記載の車両のステアリング構造。
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