JP4221577B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルスチルカメラ等で撮影されたディジタル画像と、ディジタル画像に添付された付加情報とを取得して、この付加情報を画像処理に利用する画像処理装置、画像処理方法、およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルスチルカメラの中には、撮影時の日時、露出、シャッター速度、または、撮影シーンタイプなどのカメラ情報を、画像データに添付することができるものがある。また、このように画像データに添付されたカメラ情報(付加情報)を用いて、撮影者の撮影時の意図を反映させた画質補正処理を行う画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、撮影者が誤った設定で画像を撮影した場合に、この設定がカメラ情報として画像処理装置に出力されるため、画像処理装置がこの誤った設定に応じて画像補正を行ってしまう。一般に、風景画像では高コントラスト高シャープネスが好まれ、ポートレート画像では高いコントラストや極端に高いシャープネスは好まれない傾向にあるが、例えば、ポートレート撮影時に誤って風景撮影用の撮影モードで撮影されると、画像処理装置は、風景撮影モードであると判断して、画像のコントラストやシャープネスを上げるなど、ポートレート画像に不適当な画像補正を行ってしまう。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−314809号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、ディジタル画像に添付された付加情報の信頼度を判定することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像処理装置は、ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析する属性解析手段と、ディジタル画像に添付された付加情報を取得する付加情報取得手段と、前記属性解析手段により解析された画像属性に基づいて、前記付加情報取得手段により取得された付加情報の信頼度を判定する判定手段とを有する。
【0006】
また、本発明にかかる画像処理装置は、ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得する付加情報取得手段と、前記付加情報取得手段により取得された複数の付加情報に基づいて、この付加情報の信頼度を判定する判定手段とを有する。
【0007】
好適には、前記判定手段により判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する画質調整手段をさらに有する。
【0008】
好適には、前記判定手段は、撮影シーンに関する付加情報の信頼度を判定する。
好適には、前記判定手段は、前記ディジタル画像を撮影したときの撮影モードを示す付加情報について、信頼度を判定する。
【0009】
好適には、前記判定手段により判定された信頼度が、予め定められた基準よりも低い場合に、警告情報を発信する警告手段をさらに有する。
【0010】
[画像処理方法]
また、本発明にかかる画像処理方法は、ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析し、ディジタル画像に添付された付加情報を取得し、解析された画像属性に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定する。
【0011】
また、本発明にかかる画像処理方法は、ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得し、取得された複数の付加情報に基づいて、この付加情報の信頼度を判定する。
【0012】
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを含む画像処理装置において、ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析するステップと、ディジタル画像に添付された付加情報を取得するステップと、解析された画像属性に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定するステップとを前記画像処理装置のコンピュータに実行させる。
【0013】
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを含む画像処理装置において、ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得するステップと、取得された複数の付加情報に基づいて、この付加情報の信頼度を判定するステップとを前記画像処理装置のコンピュータに実行させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明にかかる画像処理方法が適応されるプリンタ装置1のハードウェア構成を、その制御装置2を中心に例示する図である。
図1に示すように、プリンタ装置1は、制御装置2およびプリンタ装置本体10から構成される。
制御装置2は、CPU202およびメモリ204などを含む制御装置本体20と、通信装置22と、HDD・CD装置などの記録装置24と、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26とから構成される。
プリンタ装置1は、ディジタルスチルカメラ等で撮影された画像データと、撮影条件などを示す付加情報(以下、タグ情報)とを、通信装置22または記録装置24を介して取得し、画像データを解析してタグ情報の信頼度を判定し、信頼度とタグ情報とに応じた画質補正処理を行う。
タグ情報は、画像データに添付された情報であり、この画像データの撮影モードを示す情報、撮影に用いられたディジタルスチルカメラを特定する情報、撮影時のシャッタースピード、撮影時のレンズF値、撮影時の被写体までの距離(以下、被写体距離)、フラッシュの有無、撮影輝度値、または撮影コントラストなどを含む。
【0015】
図2は、制御装置2(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理プログラム5の構成を示す図である。
図2に示すように、画像処理プログラム5は、タグ取得部510(付加情報取得手段)、画像取得部520、画像解析部530(属性解析手段)、信頼度判定部540(判定手段)、警告部545、補正量算出部550、画質補正処理部560(画質調整手段)、および画像出力部580から構成される。
また、画質補正処理部560は、ノイズ除去部562、ホワイトバランス補正部(WB補正部)564、露出補正部566、コントラスト補正部568、彩度補正部570、記憶色補正部572およびシャープネス補正部574を含む。
画像処理プログラム5は、例えば記録媒体240(図1)またはネットワークを介して制御装置2に供給され、メモリ204にロードされて実行される。
【0016】
画像処理プログラム5において、タグ取得部510は、画像データに添付されたタグ情報を取得し、信頼度判定部540に対して出力する。タグ取得部510は、例えば、ディジタルスチルカメラ撮影の画像データなどに添付された、撮影状況を記録したチャンク情報やタグ情報を取得する。このタグ情報は、所定の画像形式(例えば、EXIF2.2)で画像データと共に同一のデータファイル内に保持されており、画像画素数、解像度、またはシーン分類等に関わる付加情報を含む。なお、EXIFの画像形式の付加情報はディジタルスチルカメラ画像形式に限らない。また、タグ取得部510は、可逆圧縮にて高精度の撮影情報を保持できる画像形式TIFF等に基づいて、同様にタグ情報(付加情報)を取得してもよい。
画像取得部520は、通信装置22または記録装置24を介して、ディジタル画像の画像データを取得すると、画像解析部530および画質補正処理部560に対して出力する。
【0017】
画像解析部530は、画像取得部520から入力された画像データの少なくとも一部を解析し、画像に含まれる色、輝度、またはシャープネス等の特徴を示す特徴量を算出し、画像属性として信頼度判定部540に対して出力する。
例えば、画像解析部530は、RGBヒストグラムまたは画像データのHSLヒストグラムなどに基づいて、画像内の明度分布、彩度分布およびカラーバランスを特徴づける特徴量を算出したり、画像サイズ、画像データのエッジ量およびエッジ強度などに基づいて、画像シャープネスのエッジ度を特徴量として算出する。
また、画像解析部530は、画像内部の肌色、空色、および緑色等の分布を示す特徴量(肌色面積、空面積、緑面積等)を算出する。
また、画像解析部530は、画像内部の局所的な明るさの分布状態などからシーンの撮影状況(フラッシュの有無、主要被写体の逆光状況、および人物の大きさ等)などの特徴量を、画像属性として算出してもよい。
【0018】
信頼度判定部540は、画像解析部530から入力された画像属性(解析結果)に基づいて、タグ取得部510から入力されたタグ情報の信頼度を判定し、警告部545および補正量算出部550に対して出力する。なお、本例では、信頼度判定部540が、後述する判定方法により、撮影モードを示すタグ情報の信頼度を判定する場合を具体例として説明する。ここで、撮影モードとは、撮影者が画像撮影時に設定した設定モードであり、例えば、人物撮影モード、風景撮影モード、および夜景撮影モード等である。これらの撮影モードは、シャッタースピード、レンズ絞り値、ストロボの有無等の撮影条件等(画像の撮影属性情報)に対応付けられており、選択された撮影モードに対応する少なくとも1つの撮影条件を包括的に指定する設定情報である。
信頼度判定部540は、撮影日時、撮影場所、撮影時の温度などの他の属性情報に基づいて、タグ情報の信頼度を判定してもよい。また、信頼度判定部540は、撮影モードの変更履歴に基づいて、タグ情報の信頼度を判定してもよい。
【0019】
警告部545は、信頼度判定部540から入力された信頼度が基準値以下の場合に、信頼度が低い旨の警告を出力する。警告部545は、例えば、UI装置26を制御して、表示装置上に警告を表示させる。警告部545は、警告音、光の点滅、または印刷媒体上の印字等により、警告を発してもよい。さらに、警告部545は、信頼度が基準値以下の場合に、印刷処理を一時停止させ、利用者の指示を待って印刷処理を再開させてもよい。
【0020】
補正量算出部550は、信頼度判定部540から入力された信頼度およびタグ情報に基づいて、補正量を算出し、画質補正処理部560に対して出力する。例えば、補正量算出部550は、撮影モードと補正パラメータとを互いに対応付けるテーブルを参照し、撮影モードに対応する補正パラメータを信頼度に応じて調整して、補正量を求める。この補正パラメータ調整は、信頼度が高いほど、撮影モードに対応する補正パラメータの寄与度が大きくなるように係数を作用させることにより行われる。
【0021】
画質補正処理部560は、ノイズ除去部562、WB補正部564、露出補正部566、コントラスト補正部568、彩度補正部570、記憶色補正部572およびシャープネス補正部574を含み、画像取得部520から入力された画像データに対して、補正量算出部550から入力された補正量に応じた画質補正処理を施して、画像出力部580に対して出力する。
ノイズ除去部562は、画像データに平滑化処理を施して、ノイズを除去する。WB補正部564は、ノイズ除去がなされた画像データに対して、ホワイトバランスの調整処理を行う。露出補正部566は、ホワイトバランスの調整がなされた画像データに対して、露出量の補正を行う。コントラスト補正部568は、露出量が補正された画像データに対して、コントラストの調整を行う。彩度補正部570は、コントラスト調整がなされた画像データに対して、彩度の調整を行う。記憶色補正部572は、彩度調整がなされた画像データに対して、記憶色補正を行う。シャープネス補正部574は、記憶色補正がなされた画像データに対して、シャープネスを強調する処理を行う。
【0022】
画像出力部580は、画質補正処理部560から入力された画像データを、CMYK色空間に変換し、プリンタ装置本体10のプリントエンジン(不図示)を制御してシート上に印刷する。
【0023】
図3は、信頼度判定部540がタグ情報の信頼度を判定するときの判定テーブルを例示する図である。
図3に例示するように、信頼度判定部540は、画像解析結果および他のタグ情報に関する評価項目および評価基準を示す判定テーブルを有し、撮影モードを示すタグ情報の信頼度を判定するときに参照する。本例の場合、信頼度判定部540は、タグ情報で特定された撮影モードの信頼度を算出する場合に、この撮影モードに対応する複数の評価項目(「画像解析結果」および「タグ情報」)について、解析結果(肌色面積、被写体の有無等)およびタグ情報の内容が評価基準(肌面積率、レンズF値、被写体距離等)を満たすか否か判定し、評価基準を満たすと判定された評価項目の数に基づいて撮影モードの信頼度を算出する。
例えば、人物撮影シーンであることを示すタグ情報の信頼度を判定する場合に、信頼度判定部540は、肌色面積の大きさおよび被写体の有無に関する画像解析を取得し、さらに、撮影時のレンズF値および被写体距離を示すタグ情報を取得し、これらの評価項目に対する評価条件に合致する項目数を信頼度とする。
【0024】
[動作]
以下、プリンタ装置1の動作を説明する。
図4は、プリンタ装置1(画像処理プログラム5)の動作(S10)を示すフローチャートである。
ステップ100(S100)において、プリンタ装置1の画像取得部520は、通信装置22または記録装置24を介して、画像データを取得し、画像解析部530および画質補正処理部560に対して出力する。また、タグ取得部510は、画像取得部520が取得した画像データに添付されたタグ情報を取得し、信頼度判定部540に対して取得する。
【0025】
ステップ102(S102)において、画像解析部530は、画像取得部520から入力された画像データに基づいて、肌色、空、または緑などの面積の大きさ、被写体の有無、ヒストグラム分布、および、輝度平均値などを解析し、信頼度判定部540に対して出力する。
【0026】
ステップ104(S104)において、信頼度判定部540は、図3に例示するような判定テーブルを参照して、画像解析部530から入力された解析結果、および、タグ取得部510から入力されたタグ情報に対応する信頼度を判定し、警告部545および補正量算出部550に対して出力する。
【0027】
ステップ106(S106)において、警告部545は、信頼度判定部540から入力された信頼度と、警告の基準値とを比較する。画像処理プログラム5は、信頼度が基準値以下の場合に、S106の処理に移行し、これ以外の場合に、S110の処理に移行する。
ステップ108(S108)において、警告部545は、信頼度が基準値以下の場合に、UI装置26(図1)を制御して、タグ情報の信頼度が低い旨を表示する。
【0028】
ステップ110(S110)において、補正量算出部550は、信頼度判定部540から入力されたタグ情報、および、このタグ情報の信頼度に応じて、補正量を算出し、画質補正処理部560に対して出力する。
ステップ112(S112)において、画質補正処理部560は、補正量算出部550から入力された補正量に応じて、画像取得部520から入力された画像データの画質補正を行い、画像出力部580に対して出力する。
ステップ114(S114)において、画像出力部580は、プリンタ装置本体10(図1)を制御して、画質補正処理部560から入力された補正後の画像データを印刷する。
【0029】
以上のよう、本実施形態のプリンタ装置1は、入力されたタグ情報の信頼度を画像解析に基づいて判定するので、撮影者が設定ミスした状態で画像を撮影した場合でも、撮影者が撮影意図に合致した設定であるか否かを判定し、撮影意図から外れた画質補正を行うことを防止して、高画質の出力画像を得ることができる。
【0030】
[変形例]
次に、本発明の変形例について説明する。上記実施形態では、画像解析の結果に基づいて、タグ情報の信頼度を判定したが、本変形例では、複数のタグ情報に基づいてタグ情報の信頼度を判定する。例えば、プリンタ装置1は、撮影者による設定内容を示すタグ情報と、操作者の設定に影響されない撮影パラメータを示すタグ情報とを取得し、これらの対応関係に基づいて、撮影者による設定内容を示すタグ情報の信頼性を判定する。
【0031】
図5は、本変形例における画像処理プログラム52の構成を説明する図である。
図5に示すように、画像処理プログラム52は、図2に示した画像処理プログラム5から画像解析部530を削除した構成をとる。なお、図5に示した各構成のうち、図2に示したものと実質的に同一なものには、同一の符号が付されている。
【0032】
画像処理プログラム52におけるタグ取得部520は、複数のタグ情報を取得し、信頼度判定部540に対して出力する。
信頼度判定部540は、タグ取得部520から入力された複数のタグ情報に基づいて、撮影シーンに関するタグ情報の信頼度を判定し、警告部545および補正量算出部550に対して出力する。
【0033】
図6は、本変形例において信頼度判定部540(図5)が参照する判定テーブルを例示する図である。
図6に例示するように、信頼度判定部540は、複数のタグ情報に基づいて、タグ情報(撮影シーン情報)の信頼度を判定する。本例の信頼度判定部540は、撮影者により設定された撮影者設定情報(レンズF値またはシャッタースピード等)を示すタグ情報Aと、撮影者の設定によらずディジタルスチルカメラにより自動的に設定または計測されたカメラ設定情報(被写体距離または輝度値等)を示すタグ情報Bとに基づいて、撮影シーンを示すタグ情報の信頼度を判定する。
例えば、レンズF値が基準bよりも小さく、被写体距離が基準cよりも小さい場合には、レンズ開放に近い状態で近距離の被写体を撮影したものと考えられ、信頼度判定部540は、人物撮影シーン(人物撮影モード)であることを示すタグ情報の信頼度が高いと判断する。また、レンズF値が基準dよりも大きく、かつ、被写体距離(自動焦点距離)が基準eよりも大きい場合には、被写界深度を深くして遠景を撮影したものと考えられ、信頼度判定部540は、風景撮影シーン(風景撮影モード)であることを示すタグ情報の信頼度を高いと判断する。
【0034】
このように、複数のタグ情報に基づいてタグ情報の信頼度を判定することにより、画像解析等のように負荷の大きな処理を行わずにタグ情報の信頼度を判定することができる。
【0035】
また、他の変形例としては、信頼度判定部540は、画像解析結果およびタグ情報に対して、評価値を付与して、この評価値に基づいてタグ情報の信頼度を判定してもよい。
図7は、信頼度判定部540が用いる評価値のグラフを例示する図である。図7(A)は、画像全体に対する肌面積率と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を示し、図7(B)は、被写体距離と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を示し、図7(C)は、レンズF値と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を示す。
信頼度判定部540は、図7(A)に例示するように、画像全体に対する肌面積率が高いほど人物撮影シーンである可能性が高いので、人物撮影シーンを示すタグ情報に対して、より高い評価値を付与し、図7(B)に例示するように、被写体距離が近いほど人物撮影シーンである可能性が高いので、人物撮影シーンを示すタグ情報に対して、より高い評価値を付与する。また、信頼度判定部540は、図7(C)に例示するように、レンズF値が小さいほど人物撮影シーンである可能性が高いので、人物撮影シーンを示すタグ情報に対して、より高い評価値を付与する。
例えば、信頼度判定部540は、図3に例示した判定テーブルを参照して、人物撮影シーンであることを示すタグ情報の信頼度を判定する場合には、画像解析結果に基づいて肌面積率(図7(A)を参照)および被写体の有無に応じた評価値を算出し、さらに、タグ情報に基づいてレンズF値(図7(C)を参照)および被写体距離(図7(B)を参照)に応じた評価値を算出し、それぞれに重み付け係数を掛けて合算する。なお、被写体の有無に対する評価値は、例えば、被写体の有無に応じて予め設定された2値である。
このように、画像解析結果およびタグ情報の内容に対して、連続的な評価値を設定することにより、信頼度判定の確度をさらに向上させることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる画像処理装置によれば、ディジタル画像に添付された付加情報の信頼度を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像処理方法が適応されるプリンタ装置1のハードウェア構成を、その制御装置2を中心に例示する図である。
【図2】制御装置2(図1)により実行され、本発明にかかる画像処理方法を実現する画像処理プログラム5の構成を示す図である。
【図3】信頼度判定部540がタグ情報の信頼度を判定するときの判定テーブルを例示する図である。
【図4】プリンタ装置1(画像処理プログラム5)の動作(S10)を示すフローチャートである。
【図5】本変形例における画像処理プログラム52の構成を説明する図である。
【図6】本変形例において信頼度判定部540(図5)が参照する判定テーブルを例示する図である。
【図7】(A)は、画像全体に対する肌面積率と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を例示し、(B)は、被写体距離と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を例示し、(C)は、レンズF値と、タグ情報(人物撮影シーン)に対する評価値との関係を例示するグラフである。
【符号の説明】
1・・・プリンタ装置
10・・・プリンタ装置本体
2・・・制御装置
20・・・制御装置本体
202・・・CPU
204・・・メモリ
22・・・通信装置
24・・・記録装置
240・・・記録媒体
26・・・UI装置
5,52・・・画像処理プログラム
510・・・タグ取得部
520・・・画像取得部
530・・・画像解析部
540・・・信頼度判定部
545・・・警告部
550・・・補正量算出部
560・・・画質補正処理部
562・・・ノイズ除去部
564・・・ホワイト・バランス補正部
566・・・露出補正部
568・・・コントラスト補正部
570・・・彩度補正部
572・・・記憶色補正部
574・・・シャープネス補正部
580・・・画像出力部

Claims (9)

  1. ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析する属性解析手段と、
    ディジタル画像に添付された付加情報を取得する付加情報取得手段と、
    前記属性解析手段により解析された画像属性に基づいて、前記付加情報取得手段により取得された付加情報の信頼度を判定する判定手段と
    前記付加情報取得手段により取得された付加情報及び前記判定手段により判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する画質調整手段と
    を有する画像処理装置。
  2. ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得する付加情報取得手段と、
    前記付加情報取得手段により取得された複数の付加情報に基づいて、この付加情報の信頼度を判定する判定手段と
    前記付加情報取得手段により取得された複数の付加情報及び前記判定手段により判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する画質調整手段と
    を有する画像処理装置。
  3. 前記付加情報取得手段は、前記ディジタル画像の撮影シーンに関する付加情報を取得し、
    前記判定手段は、前記付加情報取得手段により取得された撮影シーンに関する付加情報の信頼度を判定する
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記付加情報取得手段は、前記ディジタル画像を撮影したときに設定されていた撮影モードを示す付加情報を取得し、
    前記判定手段は、前記付加情報取得手段により取得された撮影モードを示す付加情報の信頼度を判定する
    請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段により判定された信頼度が、予め定められた基準よりも低い場合に、警告情報を発信する警告手段
    をさらに有する請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析し、
    ディジタル画像に添付された付加情報を取得し、
    解析された画像属性に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定し、
    取得された付加情報及び判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する
    画像処理方法。
  7. ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得し、
    取得された複数の付加情報に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定し、
    取得された複数の付加情報及び判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する
    画像処理方法。
  8. コンピュータを含む画像処理装置において、
    ディジタル画像に基づいて、このディジタル画像の属性を解析するステップと、
    ディジタル画像に添付された付加情報を取得するステップと、
    解析された画像属性に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定するステップと
    取得された付加情報及び判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整する ステップと
    を前記画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  9. コンピュータを含む画像処理装置において、
    ディジタル画像に添付された複数の付加情報を取得するステップと、
    取得された複数の付加情報に基づいて、取得された付加情報の信頼度を判定するステップと
    取得された複数の付加情報及び判定された信頼度に応じて、ディジタル画像の画質を調整するステップと
    を前記画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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