JP4220422B2 - イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置 - Google Patents

イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4220422B2
JP4220422B2 JP2004085927A JP2004085927A JP4220422B2 JP 4220422 B2 JP4220422 B2 JP 4220422B2 JP 2004085927 A JP2004085927 A JP 2004085927A JP 2004085927 A JP2004085927 A JP 2004085927A JP 4220422 B2 JP4220422 B2 JP 4220422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equalizer
speaker unit
speaker
diaphragm
directivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004085927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005277616A (ja
Inventor
栄 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP2004085927A priority Critical patent/JP4220422B2/ja
Publication of JP2005277616A publication Critical patent/JP2005277616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4220422B2 publication Critical patent/JP4220422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

本発明は、スピーカユニットの振動板の前方に取り付けられて前記スピーカユニットの指向性、音圧、周波数特性等に一定の変化を与えるイコライザと、そのイコライザを備えたスピーカ装置に関する。
スピーカ装置として、例えば、低音域用のウーファー、中音域用のスコーカー、高音域用のツィーターをそれぞれ備えて、それぞれの帯域毎に専用のスピーカユニットによって再生を行うことで、広音域に渡って高品位の再生を実現するようにしたマルチウェイスピーカ装置がある。
しかし、このように再生帯域の異なる複数のスピーカユニットを使用する場合に、各スピーカユニット間に、指向性や出力音圧レベルや周波数特性等で大きな格差があると、例えば、試聴する位置によって、一部の帯域の音が聞こえなかったり、或いは、一部の帯域の音が強すぎて耳障りになるという不都合が生じてしまう。
そこで、各スピーカユニット間における指向性や出力音圧レベルや周波数特性等の格差を小さくするために、各スピーカユニット毎にこれらの出力特性の調整が必要になる。
出力音圧レベルや周波数特性の調整は、スピーカユニットに再生信号を出力するアンプ装置に、再生信号を調整するイコライザ回路を装備することでもできる。
しかし、指向性の調整は、イコライザ回路による電気的な処理ではできない。
そこで、通常、ツィーター等の指向性の強いスピーカユニットに対しては、図1に示すように、スピーカユニット1の振動板3の前方に、指向性や音圧を調整するためのイコライザ(ディフューザーとも云う)5を装備することが行われている。なお、図1において、符号6は、振動板3の外周をスピーカユニット1のフレーム7に固定するエッジである。
図示のイコライザ5は、振動板3の前方の一部域を複数本の桟5aで遮蔽するもので、これらの桟5aによる音の反射,拡散,吸収によって、指向性や音圧、更には周波数特性を調整する。
従来、このようなイコライザ5としては、磁気回路を支持しているスピーカユニット1のフレーム7にねじ止め或いは接着等によって固定する構造のものが、種々開発されている(例えば、特許文献1のディフューザー参照)。
特開平10−079995号公報
ところが、ツィーターに前述した固定式のイコライザ5を装備したスピーカ装置を部屋に設置したとき、部屋の形状等によっては、ツィーターの指向性をさらに変更したい場合が発生することが少なくない。
このような場合、固定式のイコライザ5では対応できないので、通常は、スピーカ装置自体の設置向きを調整したり、スピーカ装置の設置位置を移動させることが行われる。しかし、このような調整方法は、スピーカ装置が大型の場合には容易ではなく、また、部屋等へのスピーカ装置の収まりを悪化させる要因にもなってしまう。
そこで、従来では、図2に示すように、振動板9aの前方にイコライザ5を装備するツィーター9には、図に矢印A,B,Cで示すように、ユニットの向きを自由に変えられるユニバーサルジョイント式の回転支持台11を装備し、この回転支持台11を介してスピーカ装置のキャビネット(エンクロージャ)に取り付けることで、指向性を可変にすることが提案されている。
しかし、回転支持台11の装備は、コストの増加を招くと同時に、可動部を持つ回転支持台11自体が、僅かではあるが、共振によってノイズを発生させるノイズ発生源となってしまう虞があった。
本発明が解決しようとする課題としては、上述した従来技術において生じる、固定式のイコライザによる指向性の調整は可変ではなく、指向性を設置環境に合わせて後で変更することができないという問題、スピーカユニットの指向性を可変にするために回転支持台を装備するとコストアップを招くと同時に、共振によるノイズの低減に不利になるという問題がそれぞれ一例として挙げられる。
請求項1に係るスピーカ装置は、スピーカユニットの振動板の前方に取り付けられて、前記スピーカユニットの指向性、音圧、周波数特性等に一定の変化を与えるイコライザであって、スピーカユニットの前面外周縁に当接させるリング部に永久磁石を装備し、前記永久磁石は、前記スピーカユニットの磁気ギャップおよびボイスコイルの径方向外側に位置し、かつ、前記スピーカユニットの軸方向でみて該スピーカユニットの磁気回路を構成するマグネットと部分的に重なるように、振動板のエッジ部の周縁を挟んで前記スピーカユニットのフレームに着脱自在に固定され、これによって前記永久磁石が前記マグネットによる前記磁気ギャップの磁束密度を変化させるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載のスピーカ装置は、請求項1に記載のイコライザをスピーカユニットの前面に取り付けたスピーカ装置であって、前記イコライザとスピーカユニットの振動板との間に、前記振動板の前面を覆う保護ネットを装備したことを特徴とする。
以下、本発明に係るイコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明に係るイコライザを備えたスピーカ装置の一実施の形態の縦断面図を示したものである。
この一実施の形態のスピーカ装置21は、高音域用のツィーターとして使用されるドーム型のスピーカユニット23の前面に、イコライザ25を装備すると共に、スピーカユニット23の振動板27とイコライザ25との間に保護ネット29を装備したものである。
スピーカユニット23は、前述のドーム型の振動板27と、この振動板27の外周縁に接続された円筒状のボイスコイル31と、ボイスコイル31を収容する磁気ギャップ33を形成した磁気回路35と、磁気回路35及び振動板27を支持する磁性体製のフレーム37とを備えている。
振動板27はその外周にエッジ38が接合されており、このエッジ38の外周縁がフレーム37のエッジ支持部37aに固定されることによって、フレーム37に支持されている。
磁気回路35は、スピーカユニット23の背面側に配置された円柱状のセンターポール35aと、このセンターポール35aの基端外周を鍔状に張り出して形成された第1プレート35bと、この第1プレート35bの上に配置された環状のマグネット35cと、第1プレート35bと対向するようにマグネット35cの上に被せられた環状の第2プレート35dとを備えた構成で、第2プレート35dの内周面とセンターポール35aの外周面との間の隙間が、ボイスコイル31を収容する磁気ギャップ33となっている。
以上の磁気回路35は、磁気ギャップ33に磁束を集中させる外磁型の磁気回路を形成し、ボイスコイル31に入力される電気信号に応じて、ボイスコイル31を矢印Yに示す中心軸方向に駆動する。
イコライザ25は、合成樹脂製のイコライザ本体41と、このイコライザ本体41に接着固定された永久磁石43とから構成されている。
イコライザ本体41は、図4に示すように、振動板27の前方を覆う略円形の天板部41aと、この天板部41aの外周から放射状に延びる複数本の連結アーム41bと、各連結アーム41bの先端に結合されて前記スピーカユニット23の前面外周縁(図示例では、エッジ支持部37a)に当接されるリング部41cとを一体形成したものである。
前記永久磁石43は、リング状で、図3に示すように、リング部41cの裏面に接着装備されていて、イコライザ本体41をフレーム37に着脱自在に固定する。
以上のイコライザ25は、振動板27の前方に配置する天板部41aや連結アーム41bが、振動板27から発生される音の反射,拡散,減衰等に働いて、スピーカユニット23の指向性、音圧、周波数特性等に一定の変化を与える。
本実施の形態の場合、イコライザ25をフレーム37に対して相対回転させることによって指向性が変化するように、天板部41aや連結アーム41bの表面には、適度な傾斜面(捻り)を付与すると良い。
また、フレーム37に固定するための永久磁石43は、その磁極を、磁気回路35を構成しているマグネット35cの磁極の向きに一致させたり、或いは逆向きに装備することで、磁気回路35が磁気ギャップ33に形成する磁束密度に変化を与えることができ、これを、ボイスコイル31の振幅動作の感度調整(即ち、音圧レベル調整)に利用することもできる。
保護ネット29は、振動板27の前面を覆うように、イコライザ25と振動板27との間に介装されている。
この保護ネット29には、できる限り音に影響を与えずに音の通過を許すメッシュ材を使用するが、もし必要であれば、出力音圧等を抑える機能を持たせるように、材質や、メッシュ開口の大きさ等を考慮して、イコライザ25の補助として活用するようにしても良い。
但し、保護ネット29の本来の目的は、振動板27の保護を目的としたものであるため、ある程度の剛性を持った材料を使用することが望ましい。
以上に説明したイコライザ25は、スピーカユニット23に対して永久磁石43によって着脱自在に固定されるもので、スピーカユニット23の振動板27に対して、その振動板27の中心軸回り回転させて取付け直すことによって、指向性等の変更が可能であり、また、簡単に着脱することができるため、仕様を変更した他のイコライザ25に組み替えることで、指向性や音圧の調整を大きく変更することもできる。
即ち、従来のようにコストのかかる回転支持台等を組み込まずとも、ツィーターの指向性や音圧の調整を可変にすることができ、指向性や音圧の調整度をスピーカ装置の設置環境に合わせて後から変更することが容易にできて、ユーザにとって使い勝手の良いイコライザ25及びスピーカ装置を提供することができる。
また、本実施の形態のスピーカ装置21では、イコライザ25の取り付け向きの変更や、イコライザ25の交換等によって、イコライザ25による指向性や音圧の調整度をスピーカ装置21の設置環境に合わせて後から変更することが容易にできるだけでなく、イコライザ25の交換等でイコライザ25をスピーカユニット23から取り外した時に、振動板27の前面が保護ネット29で覆われているために、不用意に振動板27に手を触れて振動板27を破損してしまうことを防止できる。
なお、本発明のイコライザを装備するスピーカユニットは、ドーム型スピーカに限らない。コーン型スピーカや、長円形の振動板を使用した長円型スピーカにも適用可能である。
また、本発明のイコライザによって指向性や音圧、更には周波数特性等の調整を行うスピーカは、上記実施の形態に示したツィーターに限らない。
更に高音域の限定した範囲のみを再生するためのスーパーツィーターや、比較的に高音域までの再生を担うスコーカー等にも応用することができる。
従来のイコライザを備えたスピーカユニットの斜視図である。 従来のイコライザを使用するツィーターの支持構造を示す斜視図である。 本発明に係るイコライザを備えたスピーカ装置の一実施の形態の縦断面図である。 図3に示したイコライザの裏面図である。
符号の説明
21 スピーカ装置
23 スピーカユニット
25 イコライザ
27 振動板
29 保護ネット
31 ボイスコイル
33 磁気ギャップ
35 磁気回路
37 フレーム
37a エッジ支持部
38 エッジ
41a 天板部
41b 連結アーム
41c リング部
41 イコライザ本体
43 永久磁石

Claims (3)

  1. スピーカユニットの振動板の前方に取り付けられて、前記スピーカユニットの指向性、音圧、周波数特性等に一定の変化を与えるイコライザであって、
    スピーカユニットの前面外周縁に当接させるリング部に永久磁石を装備し、前記永久磁石は、前記スピーカユニットの磁気ギャップおよびボイスコイルの径方向外側に位置し、かつ、前記スピーカユニットの軸方向でみて該スピーカユニットの磁気回路を構成するマグネットと部分的に重なるように、振動板のエッジ部の周縁を挟んで前記スピーカユニットのフレームに着脱自在に固定され、これによって前記永久磁石が前記マグネットによる前記磁気ギャップの磁束密度を変化させるようにしたことを特徴とするイコライザ。
  2. 請求項1に記載のイコライザをスピーカユニットの前面に取り付けたスピーカ装置であって、
    前記イコライザとスピーカユニットの振動板との間に、前記振動板の前面を覆う保護ネットを装備したことを特徴とするスピーカ装置。
  3. 前記イコライザを前記スピーカユニットの前面に取り付けたスピーカ装置であって、
    前記イコライザを前記スピーカユニットのフレームに固定する際の中心軸回りの取付け角度を変えて前記スピーカユニットの指向性を変化させる傾斜面(捻り)をイコライザ前部の表面に付与したことを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
JP2004085927A 2004-03-24 2004-03-24 イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置 Expired - Fee Related JP4220422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004085927A JP4220422B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004085927A JP4220422B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005277616A JP2005277616A (ja) 2005-10-06
JP4220422B2 true JP4220422B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=35176834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004085927A Expired - Fee Related JP4220422B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4220422B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4839890B2 (ja) 2006-02-28 2011-12-21 ヤマハ株式会社 広指向性スピーカシステム
JP5796170B2 (ja) * 2008-12-26 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 圧電音響装置
US9031265B2 (en) 2008-12-26 2015-05-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Piezoelectric speaker, piezoelectric audio device employing piezoelectric speaker, and sensor with alert device attached

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005277616A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3798393A (en) Headphone construction
US7302076B2 (en) Low profile speaker and system
WO2016092817A1 (ja) ヘッドフォン
US20110286607A1 (en) Noise canceling headphone
EP3550851B1 (en) Acoustic apparatus
EP2368372B1 (en) Apparatus for reproduction of sound
GB2461929A (en) Earphones with compound drive units and level control
US20170034617A1 (en) Sound capture method and apparatus
EP3267694A1 (en) Electroacoustic transducer device
US10462558B2 (en) Audio device
JP7255047B2 (ja) スピーカ用振動板
JP4220422B2 (ja) イコライザ及びイコライザを備えたスピーカ装置
JPH0115267Y2 (ja)
JP4717021B2 (ja) スピーカ装置
US7639830B2 (en) Apparatus for acoustic loading of a diaphragm
JP6905181B2 (ja) ヘッドホン並びにスピーカーユニット
CN110998714A (zh) 降噪耳机
FI86941B (fi) Flerkonshoegtalarenhet.
JP6407673B2 (ja) スピーカ
JP6989751B2 (ja) ダストキャップおよびこれを用いる動電型スピーカー
KR101650664B1 (ko) 진동 감소 수단을 구비한 콘형 스피커
EP4333455A1 (en) Noise-cancelling headphone device
JP3191524B2 (ja) 複合型スピーカ
SE540284C2 (en) A headphone comprising an acoustic transducer with microphone and device for acoustic adaptation
JP2003299191A (ja) スピーカおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081022

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees