JP4219294B2 - 振動吸収型トルクヒンジ又は振動吸収型トルクリミッタ - Google Patents

振動吸収型トルクヒンジ又は振動吸収型トルクリミッタ Download PDF

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Description

この発明は、パソコンのディスプレイなどに加わる振動を抑制するのに適した振動吸収型トルクヒンジ、又は振動吸収型トルクリミッタに関する。
トルクヒンジ又はトルクリミッタは一般に、パソコンなどの結合部、OA機器などのプリンタ、複写機の紙送り、搬送、排出部分の機構などに用いられている。トルクヒンジ又はトルクリミッタを大きく分けると、機械的な摩擦によって所望の回転トルクが得られる接触式のものと、永久磁石の磁力を利用して所望の回転トルクを得る非接触式のトルクリミッタとがある。現在、用いられているトルクヒンジ又はトルクリミッタの多くは、低価格という面から接触式のものであり、種々の構造のものが提案されている。
主な接触式のトルクヒンジ又はトルクリミッタを挙げると、内輪部材又はシャフトにコイルバネを巻き付け、内輪部材又はシャフトとコイルバネとの間に発生する回転トルクを利用するもの(例えば、特許文献1参照)、ボールのような球面部材とその球面に加圧力を与えてその球面との間に発生する回転トルクを利用するもの(例えば、特許文献2参照)、円筒状の外輪部材とその中に圧入された弾性摩擦部材との間に発生する回転トルクを利用するもの(例えば、特許文献3参照)、円柱状のシャフトの周りに巻きつけられた板バネ部材を締め付けることによって、シャフトと板バネ部材との間に発生するトルクを利用するもの(例えば、特許文献4参照)、その他には極く一般的な円筒状の外輪部材と円筒状の内輪部材との間に発生する回転トルクを利用するトルクヒンジ又はトルクリミッタなどがあり、広く使われている。
上述のようなトルクヒンジ又はトルクリミッタをパソコンの本体部とディスプレイ部とを結合する機構などにトルクヒンジとして用いた場合に、いずれも所望の設定トルク値よりも小さな外力が加えられても外輪部材とシャフト部材(内輪部材)とは一緒に回転し、設定トルク値よりも大きな外力が加えられると外輪部材とシャフト部材(内輪部材)との間で初めて回転が生じる構造であるので、パソコンのディスプレイ部に衝撃が与えられると、その本体部に対してディスプレイ部が振動してしまうという問題がある。
自動車などの分野では、振動を抑制するためのトルクリミッタ付きダンパが開示されている(例えば、特許文献5参照)が、これはトルクリミッタとダンパとを組み合わせたものであり、構造が複雑で、小型軽量化、低下価格化などが難しい。
特開平09−112568号公報 特開平09−329153号公報 特開平10−131980号公報 特開2000−136819公報 特開2003−13992公報
従来の小型で低価格のトルクヒンジ又はトルクリミッタでは前述のような振動を減衰することは難しく、自動車などの分野では、このような振動を抑制するためのトルクリミッタ付きダンパが開示されている(例えば、特許文献5参照)が、これはトルクリミッタとダンパとを組み合わせたものであり、構造が複雑で、小型軽量化、低下価格化などが難しい。
本発明は、上述のような従来の課題を解決することを目的とし、簡単で小型化し易い構造で、パソコンのディスプレイ部などの振動を短時間で減衰させることができるトルクヒンジ又はトルクリミッタを提供する。
第1の発明は、前記課題を解決するため、内輪部材と、その内輪部材の外面との間にトルクを生じる内面を有する外輪部材であって、前記内輪部材の長さ方向に沿って並置される2個以上の外輪部材と、その外輪部材を収納し、かつその外輪部材と互いに係止し合うハウジング部材とからなり、2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが相対的に所定範囲内で動けるように、前記外輪部材の前記凸部と前記ハウジング部材の前記凹部と係合するトルクヒンジであって、2個以上の前記外輪部材は、その外面に、それぞれ前記内輪部材の回転方向に対してある幅を有する凸部を備え、前記ハウジング部材は、それぞれ前記外輪部材の前記凸部と係合する凹部を備え、前記外輪部材の前記凸部の幅と対応する前記ハウジング部材の前記凹部の幅との差が異なることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提供する。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記凸部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有するとき、前記凹部は前記内輪部材の回転方向に対して一定の幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案するものである。
第3の発明は、前記第1の発明において、前記凸部が前記内輪部材の回転方向に対して一定の幅を有するとき、前記凹部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案するものである。
第4の発明は、内輪部材と、その内輪部材の外面との間にトルクを生じる内面を有する外輪部材であって、前記内輪部材の長さ方向に沿って並置される2個以上の外輪部材と、その外輪部材を収納し、かつその外輪部材と互いに係止し合うハウジング部材とからなり、2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが相対的に所定範囲内で動けるように、前記外輪部材の前記凸部と前記ハウジング部材の前記凹部と係合するトルクヒンジであって、2個以上の前記外輪部材は、その外面に、それぞれ前記内輪部材の回転方向に対してある幅を有する凹部を備え、前記ハウジング部材は、前記外輪部材の前記凹部と係合する凸部を備え、前記外輪部材の前記凹部の幅と対応する前記ハウジング部材の前記凸部の幅との差が異なることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ提案するものである。
第5の発明は、前記第の発明において、前記凹部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに同じである幅を有するとき、前記凸部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ提案するものである。
第6の発明は、前記第の発明において、前記凹部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有するとき、前記凸部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに同じ幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ提案するものである。
第7の発明は、前記第の発明又は前記第4の発明において、前記凸部の幅と対応する前記凹部の幅との差が小さいほど、前記外輪部材と前記内輪部材間に発生する回転トルクを小さくする構造であることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案する。
第8の発明は、前記第の発明ないし前記第の発明のいずれかにおいて、前記凹部が一定で、大きな前記凸部を有する前記外輪部材ほど、又は前記凸部が一定で、小さな前記凹部を有する前記外輪部材ほど、前記外輪部材の内径と前記内輪部材の外径とが小さいことを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案するものである。
第9の発明は、前記第1の発明ないし前記第の発明のいずれかにおいて、前記外輪部材は所定の間隔で配置され、前記間隔には潤滑材が充填されていることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案するものである。
第10の発明は、前記第1の発明ないし前記第9の発明のいずれかにおいて、2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが、弾性材料を介して相対的に係止することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジを提案するものである。
第11の発明は、前記第1の発明ないし前記第10の発明のいずれかにおいて、前記振動吸収型トルクヒンジが振動吸収型トルクリミッタであることを特徴とする振動吸収型トルクリミッタを提案するものである。
前記第1の発明によれば、簡単で小型化し易い構造であって、外力による振動を短時間で減衰させることができる振動減衰型のトルクヒンジ、又は振動減衰型のトルクリミッタを提供できる。また、前記第2の発明ないし前記第の発明によれば、簡単な構造の凹部と凸部とによって、外輪部材とハウジング部材との間に所望の動きが可能な係止部を与えることができ、有効に外力による振動を短時間で減衰させることができる。
前記第の発明又は前記第の発明によれば、振動を減衰させ始めるトルクを調整できるので、小さな衝撃力による振動の抑制も可能である。
前記第の発明によれば、外輪部材と外輪部材との間にワニス又はグリースのような潤滑材を充填しているので、長寿命で信頼性の高いトルクリミッタを提供することができる。
前記第10の発明によれば、所望の弾性率を有する弾性材料を選択することによって、振動を所望の減衰率に近づけることができる。
前記第11の発明によれば、上述のような振動減衰型のトルクヒンジと同様な特徴を有する振動減衰型のトルクリミッタを提供することができる。
[実施形態1]
図1ないし図4により本発明に係る第1の実施形態の振動減衰型トルクヒンジ100について説明する。図1は、ハウジング部材を除いた振動減衰型トルクヒンジ100の組み立て前の各部品を示す斜視図であり、図2はハウジング部材を除いた振動減衰型トルクヒンジ100を説明するための図面である。図3は、図2を右側から見た図面を示し、図4は振動減衰型トルクヒンジ100の上半分の断面を示す図面である。
この振動減衰型トルクヒンジ100は、樹脂成型によって互いに一体に造られたシャフト部材1と3個の短円筒状の第1、第2、第3の内輪部材2A、2B、2Cと、内輪部材2A、2B、2Cそれぞれの外周面と摩擦による回転トルクを発生する短円筒状内周面を有する第1、第2、第3の外輪部材3A、3B、3Cと、図3と図4とに示す円筒状のハウジング部材4とからなる。なお、一般的なもの同様に、ハウジング部材4の一部分は図示していない蓋部分からなる。
内輪部材2A、2B、2Cは、中央部分でシャフト部材1によって結合されているものの、他の部分はほぼ一定の小さな間隔で離れており、これに伴い外輪部材3A、3B、3Cもほぼ一定の小さな間隔で離れている。これら隣り合う内輪部材2A、2B、2Cと外輪部材3A、3B、3Cとの間の間隔によって形成されるスペースに必要に応じて、ワニス又はグリースのような潤滑材を充填する。外輪部材3A、3B、3Cのそれぞれの外周面には、回転方向の幅が異なる凸部5A、5B、5Cが形成されている。凸部5A、5B、5Cの回転方向の幅はW1、W2、W3であり、これらの幅の間には、W1>W2>W3の関係がある。凸部5A、5B、5Cは外輪部材の形成時に一体的に形成されるのが好ましい。
この振動減衰型トルクヒンジ100においては、内輪部材2A、2B、2Cと外輪部材3A、3B、3Cとの軸方向の長さは、図2に示すようにLで皆等しく、内輪部材2A、2B、2Cの外径と内輪部材2A、2B、2Cとの内径とはRでほぼ等しい。内輪部材2A、2B、2Cの材質、外輪部材3A、3B、3Cの材質はそれぞれ同じであるので、バラツキを除けば内輪部材2Aと外輪部材3Aとの間の回転トルク、内輪部材2Bと外輪部材3Bとの間の回転トルク、内輪部材2Cと外輪部材3Cとの間の回転トルクは、ほぼ互いに等しい回転トルク値Tqである。
円筒状内面を有するハウジング部材4は、その円筒状内面に軸方向に延びる溝部又は凹部(以下、凹部という)6を備える。凹部6は、最も大きな凸部5Aの幅W1とほぼ同じ大きさの幅Wを有する。外輪部材3A、3B、3Cがハウジング部材4に収納されるとき、図3で外輪部材3Cと凸部5Cとの関係を示したように、外輪部材3A、3B、3Cのそれぞれの凸部5A、5B、5Cの少なくとも上半分程度はハウジング部材4の凹部6内に挿入される。凸部5A、5B、5Cと凹部6とが外輪部材3A、3B、3Cとハウジング部材4との係止部を形成する。最も幅の広い凸部5Aはハウジング部材4の凹部6に、遊びが実質的に生じないように嵌挿される(W−W1=0)。外輪部材3Bの凸部5Bは凹部6内においてW−W2の隙間があり、外輪部材3Cの凸部5Cは凹部6内においてW−W3の隙間がある。したがって、外輪部材3Aの凸部5Aは凹部6内において実質的に隙間が無く、外輪部材3Bの凸部5Bは凹部6内において小さな隙間W−W2を有し、外輪部材3Cの凸部5Cは凹部6内においてそれよりも大きな隙間W−W3を有する。後で説明するが、これらの隙間などが振動を吸収する働きを行う。
次に、この振動減衰型トルクヒンジ100の動作について説明する。
ハウジング部材4は図示していない機器の本体部に固定され、シャフト部材1が図示しないディスプレイ(液晶)部に固定された状態で、所定の角度で開いているディスプレイ(液晶)部に衝撃力が加わったとする。前述のように、内輪部材2Aと外輪部材3Aとの間の回転トルク値はTq、内輪部材2Bと外輪部材3Bとの間の回転トルク値もTq、内輪部材2Cと外輪部材3Cとの間の回転トルク値もTqである。
(1)衝撃力により発生するトルクTがトルク値Tqより小さいとき。
衝撃力によるトルクがシャフト部材1に加わると、回転力が内輪部材2A、2B、2Cを介して外輪部材3A、3B、3Cに伝達されるが、外輪部材3Aの凸部5Aは凹部6内において実質的に隙間が無いから、外輪部材3Aは動けず、かつ衝撃力により発生する回転トルクがトルク値Tqよりも小さいから、内輪部材2Aと外輪部材3Aとでの間で回転が生じることも無い。したがって、外輪部材3B、3Cはハウジング部材4の凹部6内において前記隙間だけ動ける状態にあるものの、外輪部材3B、3Cも動けない。このことから、小さな衝撃力に対してはこの振動減衰型トルクヒンジ100も従来のものと同様に振動を有効に減衰する働きを行わないが、衝撃力が小さい場合には振動も小さいので、無視することができる。
(2)衝撃力により発生する回転トルクTが1Tq以上で、2Tqよりも小さいとき。
衝撃力により発生する回転トルクTが1Tq以上なので、ハウジング部材4に対して動けない外輪部材3Aにあっては、その内輪部材2Aと外輪部材3Aとの間で回転が可能となる。内輪部材2B、2Cとこれらに結合されている外輪部材3B、3Cは、ハウジング部材4の凹部6内において外輪部材3Bの凸部5BがW−W2の小さな隙間だけ動けるので、シャフト部材1は回転するから、W−W2の小さな隙間に相当する微小な角度だけ回転する。したがって、同様に外輪部材3B、3CもW−W2の小さな隙間だけ回転する。外輪部材3B、3CがW−W2の小さな隙間だけ動くと、外輪部材3Bの凸部5Bがハウジング部材4の凹部6の壁に当接するので、外輪部材3B、3Cはハウジング部材4に対しそれ以上動けず、衝撃力により発生する回転トルクTが1Tqよりも大きく、2Tqよりも小さいから、内輪部材2B、2Cと外輪部材3B、3Cとの間で回転が生じることはない。したがって、それ以上、シャフト部材1は回転できない。ここで、内輪部材2Aと外輪部材3Aとでの間の前記回転は、前述から分かるように、W−W2の小さな隙間に相当するものであり、好ましくは1〜2度程度の角度である。
つまり、Tq≦T<2Tqの回転トルクTqを発生する衝撃力が加わると、最初からハウジング部材4に係止している外輪部材3Aと内輪部材2Aとの間で微小な回転を生じ、その回転が外輪部材3B、3Cに伝達され、W−W2の小さな隙間だけ凸部5B、5Cがハウジング部材4の凹部6内で動くので、衝撃力に合わせてシャフト部材1がW−W2の小さな隙間に相当する角度だけ動くことができ、この動きが衝撃力を吸収して、振動を減衰する。
この点、従来の構造では内輪部材と外輪部材とは分割されておらず一個であり、回転トルク3Tq以上の外力が与えられなければ、内輪部材と外輪部材との間に回転が生じないので、回転トルク3Tqよりも小さな外力に対しては内輪部材と外輪部材との間は固定であり、したがって、従来の構造のトルクヒンジ又はトルクリミッタでは回転トルク3Tqよりも小さな衝撃力を吸収して減衰する働きは一切行わない。
(3)衝撃力により発生する回転トルクTが2Tq以上で、3Tqよりも小さいとき。
衝撃力により発生する回転トルクTが2Tq以上であるので、ハウジング部材4に対して動けない外輪部材3Aにあっては、前述のように、その内輪部材2Aと外輪部材3Aとの間で回転(隙間W−W2に相当する)が生じる。この回転によって、シャフト部材1が回転するから、内輪部材2Bに結合されている外輪部材3Bは、先ずハウジング部材4に対して凹部6内におけるW−W2の小さな隙間だけ動く。外輪部材3Bは、W−W2の小さな隙間以上はハウジング部材4に対しそれ以上動けないから、次に2Tqを越える外力によって内輪部材2Bと外輪部材3Bとの間で回転が生じる。この回転は、外輪部材3Cの凸部5Cがハウジング部材4の凹部6内で動けることができるW2−W3の間隙に相当する角度である。しかし、加えられる外力は3Tqの回転トルクを越えないから、第3番目の内輪部材2Cと外輪部材3Cとの間には1Tqよりも小さな回転トルクがかかるだけであり、したがって、内輪部材2Cと外輪部材3Cとの間では回転が生じない。
つまり、2Tq≦T<3Tqの関係にある回転トルクTを生じる衝撃力がシャフト部材1にかけられると、その衝撃力が大きくなるに従って、第1番目の内輪部材2Aと外輪部材3Aとの間では回転が生じ、次に第2番目の内輪部材2Bと外輪部材3Bとの間で回転が生じる。結局、シャフト部材1は、ハウジング部材4の凹部6の幅Wから外輪部材3Cの凸部5Cの幅W3との差(W−W3)に相当する角度だけ双方向に回転(好ましくは2〜4度の角度)することができ、この回転動作が加えられる衝撃力を吸収して減衰させる。
(4)衝撃力により発生する回転トルクTが3Tq以上のとき。
衝撃力により発生する回転トルクTが3Tq以上の場合には、衝撃力が増大する過程で、T<3Tqの間では、前記(3)項のように動作し、振動を減衰するよう働くので説明を省く。回転トルクTが3Tq以上になると、第3番目の内輪部材2Cと外輪部材3Cとの間でも回転が生じ、すべての内輪部材2A〜2Cと外輪部材3A〜3Cとの間で回転が生じるので、シャフト部材1は角度制限されることなく回転する。このトルク領域の動作は、従来構造のものと同様である。
したがって、この振動減衰型トルクヒンジ100では、従来構造のトルクヒンジの設定トルク値の1/3から設定トルクまでの大きさの衝撃力を吸収し、減衰させることができる。なお、以上の説明では、振動減衰型トルクヒンジとして説明したが、振動減衰型トルクリミッタであっても勿論よい。
[実施形態2]
図5によって、本発明の実施形態2に係る振動減衰型トルクヒンジ200について説明する。振動減衰型トルクヒンジ200は、シャフト部材と内輪部材との構造は図1の構造と同様であり、各外輪部材の外周に凹部、ハウジング部材の内周側に凸部を設けた以外は振動減衰型トルクヒンジ100と同じである。図5は、各外輪部材の凹部と、ハウジング部材の凸部との関係を示す図であり、シャフト部材と内輪部材とについては図示するのを省略している。
図5(A)は、外輪部材3Aの外周面に設けた凹部7Aとハウジング部材4の内周面に設けたその長さ方向に延びる一本の凸部8との関係を示している。凸部8はどの部分でもほぼ同じ幅であり、その幅はFである。外輪部材3Aの凹部7AはFとほぼ同じ幅のF1を有する。したがって、外輪部材3Aがハウジング部材4に収納されるとき、ハウジング部材4の凸部8の少なくともその下半分程度が外輪部材3Aの凹部7Aに遊びが実質的に生じないように嵌挿される。なお、9は、外輪部材3A〜3Bの外周面とハウジング部材4の内周面との間の間隙を示す。図5では、この間隙9は大きく見えるが、実際は微小又はほぼゼロであり、外輪部材3A〜3Bの外周面とハウジング部材4の内周面とは接触していてもよい。小さな外力で、外輪部材3A〜3Bの外周面がハウジング部材4の内周面に対して動ける程度のトルクで当接していても良い。外輪部材3A〜3Bの外周面とハウジング部材4の内周面との間の間隙については、特に説明しなかったが、振動減衰型トルクヒンジ100も同様である。
図5(B)は、外輪部材3Bの外周面に設けた凹部7Bとハウジング部材4の凸部8との関係を示している。凹部7Bは、幅F1よりも大きな幅F2を有する。凸部8の幅はFであるから、凸部8は凹部7BにおいてF2−Fだけ動くことができる。
図5(C)は、外輪部材3Cの外周面に設けた凹部7Cとハウジング部材4の凸部8との関係を示している。凹部7Cは、幅F2よりも大きな幅F3を有する。凸部8の幅はFであるから、凸部8は凹部7CにおいてF3−Fだけ動くことができる。
振動減衰型トルクヒンジ200の動作については、凹部と凸部とが逆になっただけであり、振動減衰型トルクヒンジ100と同様な動作を行い、効果も同じであるので、説明を省略する。
[実施形態3]
図6に示す本発明の実施形態3である振動減衰型トルクヒンジ300は、振動減衰型トルクヒンジ100の変形である。振動減衰型トルクヒンジ300が振動減衰型トルクヒンジ100と異なるところは、外輪部材3A、3B、3Cの内径がそれぞれ異なり、これに伴い内輪部材2A、2B、2Cの外径も異なるので、外輪部材3Aと内輪部材2Aとの間に発生する回転トルクTa、外輪部材3Bと内輪部材2Bとの間に発生する回転トルクTb、外輪部材3Cと内輪部材2Cとの間に発生する回転トルクTcがそれぞれ異なる点である。なお、外輪部材3A、3B、3Cの材質と軸方向の長さLは互いに等しく、内輪部材2A、2B、2Cの材質と軸方向の長さLは互いに等しい。
外輪部材3Aの内径と内輪部材2Aの外径とはほぼ等しく、R1である。外輪部材3Bの内径と内輪部材2Bの外径とはほぼ等しく、R2である。外輪部材3Cの内径と内輪部材2Cの外径とはほぼ等しく、R3である。R1、R2、R3はR1<R2<R3の関係にあり、それぞれの外輪部材と内輪部材との接触面積は、径R1、R2、R3に依存するから、それぞれの外輪部材3A、3B、3Cと内輪部材2A、2B、2Cとの間に生じる回転トルクは径R1、R2、R3の大きさに依存し、Ta<Tb<Tcとなる。
外輪部材3A、3B、3Cのそれぞれの外周面に形成された凸部3A、3B、3Cは振動減衰型トルクヒンジ100と同様に、それぞれ幅W1、W2、W3(W1>W2>W3)を有し、図示しないハウジング部材はW1とほぼ等しい幅Wの凹部を有する。したがって、動作は振動減衰型トルクヒンジ100と同じであるが、最初からハウジング部材4に係止されている外輪部材3Aと内輪部材2Aとの間に発生する回転トルクTaが、前述の衝撃力によって与えられる回転トルクTqよりも小さいとすれば、回転トルクTqよりも小さな衝撃力でシャフト部材1はW−W2だけ回転して衝撃力を吸収し、減衰させる。また、Tb=Tqであるとすれば、2Tqよりも小さな衝撃力でも外輪部材3A、3Bと内輪部材2A、2Bとの間で回転力が発生し、振動を吸収して減衰させる。そして、Ta+Tb+Tc=3Tqとすれば、振動減衰型トルクヒンジ300は振動減衰型トルクヒンジ100と同じ所定のトルク値をもつことになる。
この実施形態では、外輪部材3A、3B、3Cが順に大きくなっているので、外輪部材3A、3B、3Cをハウジング部材に装着し易い。
[実施形態4]
次に本発明の実施形態4に係る振動減衰型トルクヒンジ400を図7によって説明する。振動減衰型トルクヒンジ300では、外輪部材の内径と内輪部の外径とを別々なものにすることによって、各外輪部材と内輪部材との回転トルクを変えたが、振動減衰型トルクヒンジ400では、各外輪部材の内径と各内輪部材の外径とをすべてほぼ同一の径Rにし、各外輪部材と各内輪部材の軸方向の長さを別々にしてそれぞれの回転トルクTa、Tb、Tcを別々にしていることが特徴である。
外輪部材3Aと内輪部材2Aとの軸方向の長さはL1、外輪部材3Bと内輪部材2Bとの軸方向の長さはL3、外輪部材3Cと内輪部材2Cとの軸方向の長さはL2であり、これらの長さの関係は、L1<L2<L3である。したがって、外輪部材3Aと内輪部材2Aとの回転トルクTaが最も小さく、外輪部材3Bと内輪部材2Bとの回転トルクTbが最も大きくなる。
また、最も長さの短いL1の外輪部材3Aの外周面に形成されている凸部5Aの幅が最も大きくW1であり、外輪部材3Cの外周面に形成されている凸部5Cの幅はW2である。最も長さの大きいL3の外輪部材3Aの外周面に形成されている凸部5Bの幅が最も小さくW3である。
前述と同様に、図示しないハウジング部材は最も幅の大きなW1とほぼ等しい幅Wの凹部を有する。したがって、動作は振動減衰型トルクヒンジ100と同じであるが、最初からハウジング部材4に係止されている外輪部材3Aと内輪部材2Aとの間に発生する回転トルクTaが、前述の外力により与えられる回転トルクTqよりも小さいとすれば、回転トルクTqよりも小さな衝撃力でシャフト部材1はW−W2だけ回転して衝撃力を吸収し、減衰させる。また、Tb=Tqであるとすれば、2Tqよりも小さな衝撃力でも外輪部材3A、3Cと内輪部材2A、2Cとの間で回転力が発生し、更にW2−W3動いて、振動を吸収し、減衰させる。そして、Ta+Tb+Tc=3Tqとすれば、振動減衰型トルクヒンジ400は振動減衰型トルクヒンジ100と同じ所定のトルク値をもつことになり、通常のトルクリミッタと同様な動作を行う。
[実施形態5]
次に本発明の実施形態5に係る第5の振動減衰型トルクヒンジ500を図8によって説明する。
振動減衰型トルクヒンジ500では、適当な直径の太さを有するシャフト部材1そのものを内輪部材としても用いており、シャフト部材1の円柱状外周面と3個の外輪部材3A、3B、3Cとの間に生じる回転トルクを利用するトルクリミッタである。
3個の外輪部材3A、3B、3Cと、これら外輪部材それぞれの一部分から延びている凸部5A、5B、5Cとは鍵形状の外郭を形成している。凸部5A、5B、5Cの幅については、前述の実施形態100と同様であり、シャフト部材1の回転方向を凸部5A、5B、5Cの幅とすると、それらの幅は異なる。シャフト部材の長さ方向を凸部5A、5B、5Cの厚みとすると、それらの厚みは同じである。それらの厚みについては、第4の振動減衰型トルクヒンジ400の構造を組み合わせることができる。
ハウジング部材4は、食パン形状又は蒲鉾形状の外郭を有し、鍵形状である3個の外輪部材3A、3B、3Cと凸部5A、5B、5Cとを収納する。凸部5A、5B、5Cを収納する凹部6は、前述の実施形態と同様に、凸部5A、5B、5Cの内の最大の幅よりも若干大きな幅を有する。凸部5A、5B、5Cの底辺は凹部6の底部に接触していてもよい。この振動減衰型トルクヒンジ500では、凸部5A、5B、5Cの内の最大の幅を有する凸部を凹部6に圧入することによって、シャフト部材1と外輪部材3A、3B、3Cと凸部5A、5B、5Cとをハウジング部材4に固定した簡便な構造のトルクリミッタとすることができる。
この振動減衰型トルクヒンジ500の動作については、前述の実施形態のものと同様であるので、説明を省略する。
以上述べた実施形態では、外輪部材と内輪部材とをいずれも3個のもので述べたが、それぞれ2個又は4個以上であっても勿論よい。
また、シャフト部材と内輪部材とを樹脂材料で一体成型する例について述べたが、シャフト部材を装着できる中央孔を有する内輪部材を用いて振動減衰型トルクヒンジを組み立てておき、必要時にシャフト部材を内輪部材の中央孔に装着してもよい。
外輪部材の外周面又はハウジング部材の内周面に設けられた凸部は、外輪部材又はハウジング部材の形成時に一体的に形成されるのが好ましい。
必要に応じて、前記凹部と凸部の双方の幅を異ならせ、これらを組み合わせても勿論よい。
更にまた、図示しないが、前記凹部と凸部との間の間隙を調整すると共に、その間隙に適当な弾性率を有するゴムなどのような弾性材料を装着しておくことにより、振動の減衰を調整することができる。
以上の実施形態ではいずれも振動吸収型トルクヒンジについて述べたが、まったく同様にして振動吸収型トルクリミッタとしても用いることができる。
なお、以上述べた実施形態では、各外輪部材、ハウジング部材の1箇所に凸部又は凹部を設けただけであるが、必要に応じて2箇所以上に設けても構わない。
更にまた、以上の実施形態では、いずれも凹部を一箇所に設けただけであり、また、凸部を各外輪部材のほぼ同一箇所に設けたが、それぞれの凸部の幅に合った幅の凹部を凸部の個数だけ設け、凸部と凹部とを一対として、各対の凸部と凹部との位置を互いにずらしてもよい。また、すべての凸部と凹部との幅の差が必ずしも異なる必要はなく、それらの幅の差が等しいものがあっても構わない。
発明に係る実施形態1の振動吸収型トルクヒンジ100(ハウジング部材を除いてある)を示す斜視図である。 振動吸収型トルクヒンジ100を説明するための図面である。 振動吸収型トルクヒンジ100を説明するための図面である。 振動吸収型トルクヒンジ100の断面を示す図面である。図1に示したトルクリミッタ100に用いられる内輪部材を正面から見た図である。 本発明の実施形態2に係る振動吸収型トルクヒンジ200を説明するための図である。 発明の実施形態3に係る振動吸収型トルクヒンジ300を説明するための図である。 発明の実施形態4に係る振動吸収型トルクヒンジ400を説明するための図である。 発明の実施形態5に係る振動吸収型トルクヒンジ500を説明するための図である。
符号の説明
1・・・シャフト部材
2A、2B、2C・・・内輪部材
3A、3B、3C・・・外輪部材
4・・・ハウジング部材
5A、5B、5C・・・凸部
6・・・ハウジング部材4の凹部
7A、7B、7C・・・外輪部材3A、3B、3Cの凹部
8・・・ハウジング部材4の凸部
9・・・外輪部材3A、3B、3Cとハウジング部材4との間隙

Claims (11)

  1. 内輪部材と、
    該内輪部材の外面との間にトルクを生じる内面を有する外輪部材であって、前記内輪部材の長さ方向に沿って並置される2個以上の外輪部材と、
    該外輪部材を収納し、かつ該外輪部材と互いに係止し合うハウジング部材と
    からなり、
    2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが相対的に所定範囲内で動けるように、前記外輪部材の前記凸部と前記ハウジング部材の前記凹部と係合するトルクヒンジであって
    2個以上の前記外輪部材は、その外面に、それぞれ前記内輪部材の回転方向に対してある幅を有する凸部を備え、
    前記ハウジング部材は、それぞれ前記外輪部材の前記凸部と係合する凹部を備え、
    前記外輪部材の前記凸部の幅と対応する前記ハウジング部材の前記凹部の幅との差が異なることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  2. 請求項において、
    前記凸部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有するとき、前記凹部は前記内輪部材の回転方向に対して一定の幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  3. 請求項において、
    前記凸部が前記内輪部材の回転方向に対して一定の幅を有するとき、前記凹部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  4. 内輪部材と、
    該内輪部材の外面との間にトルクを生じる内面を有する外輪部材であって、前記内輪部材の長さ方向に沿って並置される2個以上の外輪部材と、
    該外輪部材を収納し、かつ該外輪部材と互いに係止し合うハウジング部材と
    からなり、
    2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが相対的に所定範囲内で動けるように、前記外輪部材の前記凸部と前記ハウジング部材の前記凹部と係合するトルクヒンジであって
    2個以上の前記外輪部材は、その外面に、それぞれ前記内輪部材の回転方向に対してある幅を有する凹部を備え、
    前記ハウジング部材は、前記外輪部材の前記凹部と係合する凸部を備え、
    前記外輪部材の前記凹部の幅と対応する前記ハウジング部材の前記凸部の幅との差が異なることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  5. 請求項において、
    前記凹部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに同じである幅を有するとき、前記凸部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  6. 請求項において、
    前記凹部が前記内輪部材の回転方向に対して互いに異なる幅を有するとき、前記凸部は前記内輪部材の回転方向に対して互いに同じ幅を有することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  7. 請求項又は請求項において、
    前記凸部の幅と対応する前記凹部の幅との差が小さいほど、前記外輪部材と前記内輪部材間に発生する回転トルクを小さくする構造であることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれかにおいて、
    前記凹部が一定で、大きな前記凸部を有する前記外輪部材ほど、又は前記凸部が一定で、小さな前記凹部を有する前記外輪部材ほど、前記外輪部材の内径と前記内輪部材の外径とが小さいことを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれかにおいて、
    前記外輪部材は所定の間隔で配置され、前記間隔には潤滑材が充填されていることを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかにおいて、
    2個以上の前記外輪部材の内の少なくとも1個と前記ハウジング部材とが、弾性材料を介して相対的に係止することを特徴とする振動吸収型トルクヒンジ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかにおいて、
    前記振動吸収型トルクヒンジが振動吸収型トルクリミッタであることを特徴とする振動吸収型トルクリミッタ。
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