JP4218685B2 - 便器装置 - Google Patents

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本発明は、人体の局部を洗浄するための局部洗浄装置が付設された便器装置に関するものである。
従来より、水洗便器の後部上面に、伸張・収縮自在な局部洗浄ノズルを備えた局部洗浄装置を設置し、局部洗浄装置に局部洗浄ノズルを出し入れするノズル出し入れ部を突設し、ノズル出し入れ部から局部洗浄ノズルを伸張させて局部洗浄ノズルの先端部から人体の局部に向けて噴流水を噴出させて局部洗浄を行なうようにした便器装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また他の従来例として、例えば図8(b)に示すように、局部洗浄装置のノズル出し入れ部2の下面開口2aをボウル部の通水用リム50よりも内方Eに張り出すようにして設置し、このノズル出し入れ部2の下面開口2aから局部洗浄ノズル3を伸張させるものが一般的である。
ところが従来のようにノズル出し入れ部2の下面開口2aをボウル部11の内方Eに張り出して設置した場合、ノズル出し入れ部2の下面開口2aがボウル部11内の溜め水に面して配置されることになり、このため溜め水からの跳ね水によってノズル出し入れ部2の下面開口2aに汚れが直接付着しやすい。それにも関わらず、ノズル出し入れ部2の下面開口2aは使用者の目に届き難い場所であるため、使用者はその付着した汚れを視認することが困難である。しかも局部洗浄ノズル3の近傍には温風ダクトなどの機能部品が配置されている場合もあり、そのためノズル出し入れ部2には機能部品による凹凸部が多く存在し、その凹凸部を十分に清掃することはきわめて困難であり、結果、清掃されずに残った汚れがトイレの悪臭の原因となっているのが現状である。
特開2002−213004号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、局部洗浄ノズルを出し入れする局部洗浄装置のノズル出し入れ部への汚水の飛散を防止でき、これにより汚れの付着によるトイレの悪臭原因をなくすようにした便器装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、人体の局部に向けて噴流水を噴出する伸張・収縮自在な局部洗浄ノズル3と該局部洗浄ノズル3を出し入れするノズル出し入れ部2とを有する局部洗浄装置1が付設された便器装置において、ボウル部11の上端部にリム部12が形成され、ボウル部11の後部におけるリム部12内部に、該リム部12の後方Bに開口した断面略コ字状の収納空間13を形成し、局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2を該リム部12の後方Bから収納空間13に収納すると共に、ノズル出し入れ部2の前方Fに臨んだリム部12の内側壁12bに局部洗浄ノズル3が出退自在なリム開口部14を形成したことを特徴としている。
このような構成とすることで、リム部12内部に収納したノズル出し入れ部2に外部から飛散する汚水が付着するおそれがなくなり、しかも、局部洗浄ノズル3が出入りするリム開口部14はリム部12の内側壁12bに形成されているので、上下から飛散する汚水が内側壁12bのリム開口部14から浸入しにくくなり、ノズル出し入れ部2や局部洗浄ノズル3等への汚れの付着を未然に防止できるようになる。
また、上記リム開口部14が形成される内側壁12bから上方に向かう上方延長線Aの位置よりも後方B寄りの位置に局部洗浄装置1の前面部1bを配置するのが好ましく、この場合、局部洗浄装置1の前面部1bによってリム部12の内側壁12bの視界が妨げられることがない。つまり、リム部12の内側壁12b全体が死角にならず、使用者の目が届きやすくなるので、リム部12の内側壁12b全体の汚れの付着状態を一目で確認でき且つ清掃も容易となる。
また、上記局部洗浄ノズル3をノズル出し入れ部2に格納した状態で、洗浄ノズル3の先端部3aのみをリム開口部14に露出させるようにするのが好ましく、この場合、仮りにリム開口部14から汚水が浸入しても、局部洗浄ノズル3の先端部3aのみに汚水が付着するだけで済む。
また、上記局部洗浄ノズル3をノズル出し入れ部2に格納した状態でリム開口部14を遮蔽するためのシャッター部材4を設けるのが好ましく、この場合、リム開口部14からノズル出し入れ部2への汚水の飛散をシャッター部材4にて確実に防止できる。
また、上記シャッター部材4が局部洗浄ノズル3の先端部3aに取り付けられ、局部洗浄ノズル3の伸張・収縮に応じてシャッター部材4がリム開口部14を開閉するのが好ましく、この場合、局部洗浄ノズル3の伸張時には、シャッター部材4が局部洗浄ノズル3に追随してリム開口部14を開放するので、局部洗浄ノズル3の先端部3aをリム開口部14から突出させて局部洗浄が可能となり、一方、局部洗浄ノズル3の収縮時に、シャッター部材4が局部洗浄ノズル3に追随してリム開口部14を閉じるので、ノズル出し入れ部2は汚水の飛散を受けることがなく、そのうえシャッター部材4を開閉する駆動手段を別途設ける必要もなくなる。
また、上記シャッター部材4がリム開口部14を閉じた状態でシャッター部材4の外面がリム部12の内側壁12bと略面一に配置されるのが好ましく、この場合、リム部12の内側壁12bを清掃する際にリム部12の内側壁12bとシャッター部材4の外面とを同時に清掃でき、清掃作業が容易になるだけでなく、最も汚れが付着しやすいシャッター部材4の外面を効率良く清掃できる。しかも、シャッター部材4がリム開口部14を閉じた状態では、見た目にもリム部12の内側壁12bとシャッター部材4の外面とが連続した一体感が得られ、外観性が良くなる。
本発明は、ボウル部の後部におけるリム部内部に、該リム部の後方に開口した断面略コ字状の収納空間を形成し、局部洗浄装置のノズル出し入れ部を該リム部の後方から収納空間に収納することにより、局部洗浄装置のノズル出し入れ部への汚水の飛散を防止できるものであり、さらに、ノズル出し入れ部の前方に臨んだリム部の内側壁に局部洗浄ノズルが出退自在なリム開口部を形成したことにより、上下から飛散する汚水が内側壁のリム開口部から浸入しにくくなり、この結果、汚れの付着によるトイレの悪臭原因をなくすことができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の局部洗浄装置1は、図3、図5に示すように、ハウジング1aの前面部1bからは略筒形のノズル出し入れ部2が突設されており、このノズル出し入れ部2内部に伸張・収縮自在な局部洗浄ノズル3が格納されている。
上記局部洗浄ノズル3は、例えばおしり洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルとからなる。このような局部洗浄ノズル3の構造は、例えば特開2002−213004号公報などにより公知となっている技術を採用することができるので、詳細な説明は省略する。
一方、水洗便器10は、図1、図2、図4に示すように、樹脂成形品からなる合成樹脂製便器で構成されている。本例では水洗便器10のスカート部10aとリム部12とボウル部11とを別々に成形して一体に組み合わせるようにしている。なお図1ではリム部12とボウル部11とスカート部10aとをそれぞれ破断した斜視図を示している。ちなみに一般的な水洗便器は鋳込成形により全体が陶磁器質で一体に形成されているため、成形時に変形や割れが生じやすく、製品形状を複雑にできないのに対して、本発明に用いる合成樹脂製便器は寸法精度に優れ、成形時に変形や割れの恐れがないうえ複雑な形状の水洗便器10を容易に形成できる利点がある。
上記水洗便器10の上方両サイドには、図1に示すように、左右一対のアームレスト15が配設され、アームレスト15の支持軸15aが、水洗便器10の後方に配置される支持ブロック(図示せず)にて支持されている。該支持ブロックはサイドカバー20(図1、図2)にてカバーされている。
上記水洗便器10は、封水を貯溜するボウル部11を備え、ボウル部11の底部の排出口22(図5)が図示省略したトラップ部を介して外部配管に接続されている。ボウル部11の上端部には該上端部を周回するように中空状のリム部12が形成されている。本発明のリム部12内部は従来のような通水路ではなく、成形によって生じる空間(以下、「収納空間13」という。)であり、この収納空間13内に前記局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2が収納されている。なお、リム部12内部を従来通りに通水路とし、後部におけるリム部12の一部に通水されない遮蔽された非通水空間を形成し、この非通水空間に局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2を収納してもよいものである。
以下の例では、リム部12内部全体を非通水路とし、その下に洗浄水流路6を形成した場合を説明する。図5(b)に示すように、局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2が収納されるリム部12において、その内側壁12bの上部12bを垂直壁とし、下部12bを斜め後ろ下方に傾斜した傾斜壁とし、この下部12bにリム開口部14を開口させている。この場合、上部12bが庇となって、上から流れ落ちる汚水が下部12bに設けたリム開口部14から浸入し難い構造となる。さらにリム開口部14はシャッター部材4にて開閉される。図5の例では、シャッター部材4の下端部がリム開口部14の下端側に上下回りに軸支されると共にシャッター部材4を閉じる方向(上方)に向かって付勢するバネ手段(図示せず)を備えている。これにより、下から跳ね上がる汚水がシャッター部材4で遮られることで、リム開口部14に浸入しない構造となっている。
また、上記リム部12の後部上面12aは、図2に示すように、斜め後ろ上方に傾斜しており、この傾斜に沿わせて局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2が斜め前下がりに傾いた状態で収納されている。さらに、リム部12の後部上面12aの中央側上端から更に上方に向かって飛散防止壁7が一体に突設されており、この飛散防止壁7によって局部洗浄装置1のハウジング1aの前面部1bが覆われている。飛散防止壁7の高さは便座8及び便蓋9の回動の妨げとならない範囲に設定される。
また、上記便座8の下端両サイドの軸受け部8bは、局部洗浄装置1のハウジング1aの前部両サイドから突出した軸部30(図2)に軸支される。なお便蓋9の下端両サイドの軸受け部9aはハウジング1aの前部両サイドから突出した軸部31(図2)に軸支される。ここで、図1のように上記便座8を起立させた状態ではその裏面8aが飛散防止壁7よりも前方に位置し、且つ便座8の軸受け部8bがハウジング1aの前面部1bよりも前方に位置するものであり、これにより、例えば便座8に飛散して流れ落ちる小便水は、飛散防止壁7の前面或いは便座8の軸受け部8bから下り傾斜した後部上面12aに流れ落ちてボウル部11内に排水されるようになる。これにより、リム部12の後部上面12aと局部洗浄装置1の前面部1b下端との隙間21(図21)に汚水が浸入せず、さらに、飛散防止壁7の上端部と局部洗浄装置1の前面部1b上端との隙間22(図21)にも汚水が浸入しないようになっている。なお、図4中の60は、軸部30が嵌合する凹所である。
さらに、上記ボウル部11のリム部12の下方には、図1に示すように、リム部12と平行に周回する洗浄水流路6が形成されている。洗浄水流路6は、リム部12の内側壁12bよりも下方において内側壁12bよりも後方に凹み且つ前面が開放された略コ字形溝で形成されている。洗浄水流路6の下面はボウル部11の内表面に連設されている。洗浄水流路6の一部には図1に示す短尺の吐水管5が埋設されている。吐水管5の基端部は水道管から給水を受ける給水手段(図示せず)に接続され、吐水管5の先端は横向きの吐水口5aとなっている。図1の例では、水洗便器10の正面から見てリム開口部14よりも左寄りにずれた位置(或いは右寄りにずれた位置でもよい)に吐水口5aが開口し且つ吐水口5aはリム開口部14とは反対方向に向けて開口している。そして、上記横向きの吐水口5aからの洗浄水が洗浄水流路6の周回方向(図1中の矢印Cで示す方向)に供給されることで、ボウル部11内面において図1中の矢印Dに示すような旋回流水が形成され、少量の洗浄水でボウル部11の内面全体を均一に洗浄できる仕組みとなっている。
しかして、図5(b)に示す局部洗浄ノズル3の伸張時には、局部洗浄ノズル3の先端部3aがシャッター部材4を押し開いてリム開口部14から突出して洗浄水を噴射させて局部洗浄を行なうことができる。一方、局部洗浄ノズル3をノズル出し入れ部2に格納した状態(図5(a)の待機状態)では、シャッター部材4がリム開口部14を閉じるので、ノズル出し入れ部2や局部洗浄ノズル3等への汚水の飛散を確実に防止できるようになる。
ここで、ボウル部11の後部におけるリム部12内部の収納空間13内に、局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2が収納されるので、ノズル出し入れ部2に対して外部から飛散する汚水が付着するおそれがなくなる。しかも、局部洗浄ノズル3が出入りするリム開口部14がリム部12の内側壁12bに形成されているので、上下から飛散する汚水が内側壁12bのリム開口部14からは浸入しにくくなり、ノズル出し入れ部2や局部洗浄ノズル3等への汚れの付着を未然に防止できるようになる。また本例では、局部洗浄ノズル3をノズル出し入れ部2に格納した状態でリム開口部14をシャッター部材4にて遮蔽しているので、ノズル出し入れ部2への汚水の飛散をシャッター部材4にて確実に防止できる。なおシャッター部材4は省略可能であり、この場合でも、局部洗浄ノズル3をノズル出し入れ部2に格納した状態で局部洗浄ノズル3の先端部3aのみがリム開口部14に露出させるようにすれば、仮りにリム開口部14から汚水が浸入しても、局部洗浄ノズル3の先端部3aのみに汚水が付着するだけで済み、ノズル出し入れ部2への汚れの付着を防止できるようになる。
また、上記のように局部洗浄装置1のノズル出し入れ部2を水洗便器10のリム部12内部に収納することにより、水洗便器10と局部洗浄装置1の一体化が容易となり、一方ノズル出し入れ部2をリム部12内部から抜き取ることにより、局部洗浄ノズル3のメンテナンス等も楽に行うことができるようになる。
さらに、リム部12の下方に設けた洗浄水流路6から水平方向に洗浄水を吐出させることで、ボウル部11の内面に旋回流水を形成するので、低い水圧で供給される洗浄水によってもボウル部11全面を確実に洗浄できる利点がある。
また本例では、局部洗浄装置1の前面部1b(図3)が、リム部12の内側壁12bから上方に向かう上方延長線の位置(図5(a))よりも後方B寄りに配置されているので、局部洗浄装置1の前面部1bによってリム部12の内側壁12bの視界が妨げられることがない。つまり、リム部12の内側壁12b全体が死角にならず、使用者の目が届きやすくなる。従って、リム部12の内側壁12b全体の汚れの付着状態を一目で確認でき且つ清掃も容易となる。
図6はシャッター部材4の他例であり、本例のシャッター部材4はノズル出し入れ部2の底面に設置したソレノイド40等の動力源によってリム開口部14の開閉動作を行なうものである。例えば、局部洗浄ノズル3の洗浄時の信号によりソレノイド40が駆動して、回動リンク41が前方イに回動してノズル出し入れ部2の底面を貫通する垂直ロッド42を押し下げてシャッター部材4を開き、局部洗浄ノズル3による局部洗浄が可能となり、一方、局部洗浄ノズル3が収縮した時は、回動リンク41が後方ロに回動して垂直ロッド42を押し上げることでシャッター部材4が閉じられので、ノズル出し入れ部2は汚水の飛散を受けることがなくなる。
図7はシャッター部材4の更に他例であり、本例のシャッター部材4は、局部洗浄ノズル3の先端部3aに取り付けられ、局部洗浄ノズル3の伸張・収縮に応じてシャッター部材4がリム開口部14を開閉するようになっている。ここでは、局部洗浄ノズル3の先端部3aの上面にノズル孔(図示せず)が形成され、先端部3aの前面部分にシャッター部材4を取り付けているため、ノズル孔がシャッター部材4で塞がれる心配はない。また、局部洗浄ノズル3がおしり洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルとからなる場合、両ノズルの先端部にそれぞれシャッター部材4を取り付けるようにしてもよい。しかして、局部洗浄ノズル3の伸張時には、シャッター部材4が局部洗浄ノズル3の先端部3aに追随してリム開口部14を開放するので局部洗浄ノズル3の先端部3aをリム開口部14から突出させて局部洗浄を行なうことができ、一方、局部洗浄ノズル3の収縮時は、局部洗浄ノズル3の先端部3aに追随してシャッター部材4が後退してリム開口部14を閉じるので、ノズル出し入れ部2及び局部洗浄ノズル3は汚水の飛散を受けることがなく、そのうえ局部洗浄ノズル3の伸張・収縮動作に応じてシャッター部材4がリム開口部14を開閉するので、シャッター部材4を開閉する駆動手段を別途設ける必要がないため、シャッター部材4の構成を簡易化できる利点もある。
また上記図5〜図7の各実施形態において、シャッター部材4がリム開口部14を閉じた状態でシャッター部材4の外面がリム部12の内側壁12bと略面一に配置されるのが望ましい。つまり、シャッター部材4で閉じられるとシャッター部材4の外面がリム部12の内側壁12bと略面一となるので、リム部12の内側壁12bを清掃する際にリム部12の内側壁12bとシャッター部材4の外面とを同時に清掃でき、清掃作業が容易になるだけでなく、最も汚れが付着しやすいシャッター部材4の外面を効率良く清掃できる。またこのときシャッター部材4はリム開口部14に嵌め込まれて動かない状態にあるので、シャッター部材4の外面の清掃時にシャッター部材4がぐらつくことがなく清掃が容易であると共に、特に図7のように局部洗浄ノズル3の先端部3aにシャッター部材4が一体に取り付けられている場合にあっては、局部洗浄ノズル3に負担をかけることなく清掃できるものとなる。しかも、シャッター部材4を閉じた状態では、見た目にもリム部12の内側壁12bとシャッター部材4の外面とが連続した一体感が得られるので、外観上の違和感を感じないようにでき、結果、清掃性と外観性の両方を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示し、局部洗浄装置が付設される樹脂製の水洗便器がリム部とボウル部とスカート部とで構成される場合を説明するための一部破断した斜視図である。 同上の局部洗浄装置から便座及び便縁を取り外した状態を説明する斜視図である。 同上の局部洗浄装置の斜視図である。 同上の合成樹脂製便器の片側半分を実線で示し、もう片側半分を仮想線で表した斜視図である。 (a)は同上のシャッター部材を閉じた状態の説明図、(b)はシャッター部材を開いて局部洗浄ノズルの先端部をリム開口部から突出させた状態を示し、(a)のF―F線断面図である。 (a)は他の実施形態のシャッター部材を閉じた状態の説明図、(b)はシャッター部材を開いて局部洗浄ノズルの先端部をリム開口部から突出させた状態を示し、(a)のX―X線断面図である。 (a)は更に他の実施形態のシャッター部材を閉じた状態の説明図、(b)はシャッター部材を開いて局部洗浄ノズルの先端部をリム開口部から突出させた状態を示し、(a)のY―Y線断面図である。 (a)は従来例を説明する斜視図、(b)は局部洗浄装置から突出するノズル出し入れ部をボウル部の内方に張り出して設置した場合の説明図である。
符号の説明
1 局部洗浄装置
1b 前面部
2 ノズル出し入れ部
3 局部洗浄ノズル
3a 先端部
4 シャッター部材
4a 外面
10 水洗便器
11 ボウル部
12 リム部
12b 内側壁
14 リム開口部
A 上方延長線
B 後方
F 前方

Claims (7)

  1. 人体の局部に向けて噴流水を噴出する伸張・収縮自在な局部洗浄ノズルと該局部洗浄ノズルを出し入れするノズル出し入れ部とを有する局部洗浄装置が付設された便器装置において、ボウル部の上端部にリム部が形成され、ボウル部の後部におけるリム部内部に、該リム部の後方に開口した断面略コ字状の収納空間を形成し、局部洗浄装置のノズル出し入れ部を該リム部の後方から収納空間に収納すると共に、ノズル出し入れ部の前方に臨んだリム部の内側壁に局部洗浄ノズルが出退自在なリム開口部を形成したことを特徴とする便器装置。
  2. 上記リム開口部が形成される内側壁から上方に延長した上方延長線の位置よりも後方寄りの位置に局部洗浄装置の前面部を配置したことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  3. 上記局部洗浄ノズルをノズル出し入れ部に格納した状態で局部洗浄ノズルの先端部のみをリム開口部に露出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  4. 上記局部洗浄ノズルをノズル出し入れ部に格納した状態でリム開口部を遮蔽するためのシャッター部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の便器装置。
  5. 上記シャッター部材が局部洗浄ノズルの先端部に取り付けられ、局部洗浄ノズルの伸張・収縮に応じてシャッター部材がリム開口部を開閉するようにしたことを特徴とする請求項4記載の便器装置。
  6. 上記シャッター部材がリム開口部を閉じた状態でシャッター部材の外面がリム部の内側壁と略面一に配置されることを特徴とする請求項4又は5記載の便器装置。
  7. 上記ボウル部の上端部に非通水路として形成したリム部が形成され、リム部の下に洗浄水流路を形成したことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
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