JP4217615B2 - 励弧回路および、フラックス切替モーターの励起方法 - Google Patents

励弧回路および、フラックス切替モーターの励起方法 Download PDF

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Description

本願は、2001年8月6日出願の米国仮出願番号60/310,382の優先権主張したものであり、基礎出願を本願の一部として含むこととする。
本発明は、電動機の励弧回路(excitation circuit)に関するものであり、より詳細には、励弧回路および、フラックス切替モーター(flux switching motor)の励起方法に関するものである。
フラックス切替モーターは、アンワウンド(unwound)で、突起したポール回転子と、固定子における2組の完全にピッチされた(pitched)コイルとによって特徴付けられる。これらコイルの一方の組、界磁コイルは、事実上単向電流を有する。他方のコイルの組、電機子コイルは、可逆電流によって励起され、極性は回転子の位置によって決定される。
フラックス切替モーターは、大型家庭用電化製品や、テーブルソーや留め継ぎ用のつり掛けのこぎり等のような分数馬力出力よりも大きな出力を要する電動工具を含む多種の応用例に用いられるのが好適である。フラックス切替モーターはまた、ブラシがないことから、のこぎりや、ユニバーサルモーター(universal motor)に使用される従来型の整流子のような電動工具に非常に有効に使用される。ブラシや、該ブラシと整流子間の機械的接続の欠失は、密閉モーター(sealed motor)に、粉塵に対する高い耐性を与えている。この粉塵は、一方では、従来型のユニバーサルモーターのブラシおよび整流子の操作に影響を及ぼすものである。このようなモーター(密閉モーター)はまた、長寿命であり、通常、整流子およびブラシがモーターの整流に必要とされる場合に起こる擦り切れがないことから、定期的な修復および/または点検をほとんど必要としない。
フラックス切替モーターとともに、一対の電子切替(electronic switches)の使用を通じて、密閉モーターのようなモーターを電子的に整流することは一般的である。該電子切替は、以下の方法における形式のコントローラーを介して制御される。この方法とは、一つ以上の電機子コイルの一つまたは、異なる部分のバイファイラ電機子コイル(a bifilar armature winding)を通った電流の方向を、モーターの整流のために制御できるというものである。
多く従来型の整流回路は、電流を流す経路を提供するための“スナバ”回路を、モーターを非作動にして整流する電子切替として使用する必要があった。しかしながら、このようなスナバ回路は、電機子コイルの一つまたは、単一バイファイラコイル部分を通して電流が切り替えられる度に、浪費電力となる多量の電力を消耗する。このような手法の銅線使用もまた非常に少ない。
近年のフラックス切替モーターの励弧回路もまた、回路の整流器部分の出力に含まれるために、アルミニウム電子コンデンサを一般的に必要とする。それは安定した直流電圧を生成するためであり、かつ、モーターの整流中に生成された過渡を操作するためである。しかしながら、一般的には“バルク”コンデンサと呼ばれるアルミニウム電子コンデンサがないと、待機状態からのフラックス切替モーターの起動は非常に遅く、かつ、一定ではなくなるであろう。加えて、このようなバルクコンデンサがないと、モーターの操作速度に達するまでに必要とする時間が長くなってしまう。テーブルソーや留め継ぎ用のつり掛けのこぎりといった電動工具など様々な適用例において、モーターが操作速度に達して、使用できるまで2,3秒間またはそれ以上待機しなくてはならなかった。このようなバルクコンデンサはまた、モーターが電流保護分岐回路から引き出すことが出来る電力を削減する低い力率を設定する。なお低い力率とは0.75〜0.70である。バルクコンデンサはまた、比較的大きく、プリント回路基板上における容積を非常に使用してしまい、さらに寿命に制限がある(一般的には約2000時間)。さらにバルクコンデンサは、振動に弱く、したがって電動工具における使用にはあまり適さない。またさらに、バルクコンデンサはAC電源への調波の影響を緩和することができる。これは実際、アメリカ合衆国では重大な検討事項ではないが、一方ではヨーロッパでのAC電源への調波の導入は、非常に深刻な検討事項であり、ヨーロッパにおいて使用されるモーターの励弧回路に設計される場合に考慮される必要がある。
したがって、励弧回路をフラックス切替モーターに提供するためには以下の点が要求される。それは、複数の電気的切替と、電気的にモーターを整流する切替制御スキームとの構成を用いて、電機子コイルを通る電流の再循環を提供するものである。上述した切替制御スキームと切替の構成の使用を通じた従来型スナバ回路に対する要求を除去することもまた関連する目的である。
また本発明の他の目的としては、該励弧回路の整流部分の出力を交差する従来のバルクコンデンサよりも比較的小さなフィルムコンデンサを使用するようにしたフラックス切替モーターの励弧回路を提供することにある。従来のバルクコンデンサよりもフィルムコンデンサを使用することは、回路の力率をかなり増進することができる。加えて、該回路によってAC電源への戻される調波をかなり低減することが可能となる。また、EMIの軽減に対しても前向きに寄与する。
また本発明の他の目的としては、モーターの電機子コイルの逆整流への影響を制御することのできる切替回路を使用するようにしたフラックス切替モーターの励弧回路を提供することにある。さらにこれによってモーターが非作動になった場合に即時に停止できるようになる。この特徴は、フラックス切替モーターがテーブルソーや留め継ぎ用のつり掛けのこぎりや回転式ハンマー等に用いられる場合に高く要求されるものである。
本発明の実施の形態にて、上述した特徴およびその他の特徴は、フラックス切替モーターの励弧回路によって与えられている。励弧回路は、切替回路を含む。該切替回路は、フラックス切替モーターの電機子コイルとともにHブリッジ構成を構成した複数の電子切替装置を含む。モーターを整流している間の電機子電流の再循環を可能にするために、ダイオードのようなバイパス構造を有する電子切替は少なくとも一つ選択される。これは、従来型のスナバ回路の必要性をなくし、モーターのトルク/速度性能を向上するものである。
励弧回路はさらに、励弧回路の整流位置の出力を越える、従来型のバルクコンデンサによりもフィルムコンデンサを含む。フィルムコンデンサは、励弧回路に電力を与えるAC電源によって明らかとなるハーモニックを低減する一方で、励弧回路の力率を向上させる。
励弧回路はさらに、電子切替装置の切替を制御するコントローラーを含む。好ましいコントローラーの構成としては、電子切替に提供される切替信号の負荷サイクルを制御するために、パルス幅変調速度制御(PWM)スキームがシングルパルス制御と組み合わされて実行される微小演算装置を含む構成である。コントローラーをPWMスキームとともに使用することは、実行されるトルク/速度プロファイルの変更をさらに可能にし、フラックス切替モーター自身は全く変調することなくシングルフラックス切替モーターの性能特性を様々な応用に用いることができる。コントローラーととも使用されるソフトウエアのみの改良で、編成されるモーターのトルク/速度プロファイルに、使用するモーターを備えた特定工具または複数の特定工具に対するモーターの最適性能を実現させる。
本発明におけるさらなる適用領域は以下に記載する詳細な説明から明らかとなるだろう。本発明の好ましい実施形態を示した詳細な説明および実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
以下に記載の実施の形態は一例であって、本発明の適用や用途がこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における励弧システム10である。一般的に励弧システム10は、フラックス切替モーター14に接続した電力/切替回路12を構成する。フラックス切替モーター14は、複数の極をもつ固定子を有する従来型のフラックス切替モーターと、完全にピッチされた(pitched)界磁コイルと、完全にピッチされた(pitched)電機子コイルとを備える。上記複数の極は、好ましくは4つである。界磁コイルおよび電機子コイルの巻数は変化するが、一実施形態としてフラックス切替モーター14は、コイル当たり40巻を有する界磁コイルと、コイル当たり20巻を有する電機子コイルを備えていることが好ましい。一実施形態では、該固定子は1対のコンセクエント極(consequent poles)を有し、該1対のコンセクエント極は、2つの平行位置にあって電機子コイルを配置(arranging)することになる。
フラックス切替モーター14はまた、位置センサー16によって回転位置を監視される回転子を備えている。該位置センサー16の出力信号は、超小型演算装置のようなコントローラー18に提供される。複数の電子切替装置は、様々な状況を該コントローラー18に知らせるためのコントローラー18への情報入力のために使用することができる。様々な状況とは、例えば該フラックス切替モーター14を作動するためのトリガ・スイッチ(trigger switch)20aのオン/オフの作動のようなものである。該コントローラー18は、駆動回路22に提供される切替信号を提供する。駆動回路22からの出力は、電源/切替回路12の制御切替構成要素として使用され、フラックス切替モーター14を電子的に整流する。
励弧システム10は、様々な電動工具に広く用いられるであろうことは言うまでもなく、また特徴的な実施としては、テーブルソー(table saw)や留め継ぎ用のつり掛けのこぎり(mitre saw)の接続に用いられるということである。この実施において、フラックス切替モーター14がテーブルソーの場合または留め継ぎ用のつり掛けのこぎりの場合のどちらに使用されていたとしても、典型的な複数の外部スイッチはコントローラー18への信号供給のために備えられる。この情報から、コントローラー18は、駆動部22が特定要求トルク(specific desired torque)や速度性能曲線を提供することによってフラックス切替モーター14の伝達を制御できるように、駆動部22へのコントローラー18自身の出力信号を修正することができる。
冗長切替検出回路部24は、外部スイッチ20の作動を監視するために備えられることが好ましい。この冗長切替検出回路部24は駆動部22に、1つ以上の外部スイッチ20のオンまたはオフの表示信号を提供する。駆動部22は、駆動部22がフラックス切替モーター14を作動するための信号を生成する前に、冗長切替検出回路部24と同じく、コントローラー18から適切な信号を受信する。したがって、冗長切替検出回路部24は、コントローラー18が如何なるに誤作動を起こしても、コントローラー18自体からフラックス切替モーター14を作動させる信号が駆動部22に伝達することを防ぐことを保証する安全装置としての役割を担う。選択的データ集積回路26は、EEPROMにおける記憶手段使用データ(storing tool use data)のために用いられることが好ましい。
図2は、励弧システム10の電源/切替回路12をより詳細に示した図である。なお図2には、冗長切替検出回路部24と、外部スイッチ20と、駆動部22と、データ集積回路26とは図示していない。フラックス切替モーター14は、界磁コイル28および電機子コイル30により簡潔に構成されて示されている。AC電源32は、交流入力を全波ブリッジ整流回路(a full wave bridge rectifier circuit)34に供給する。フィルムコンデンサ36は、全波ブリッジ整流回路34の出力(すなわち直流側)と連結するために、直流レール(the DC rails)33aおよび33bと連結される。フィルムコンデンサ36の好ましい形態として、約10μfd〜15μfd、より好ましくは約12.5μfdの電気容量を有する金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサを含むことが好ましい。その値は、EMIテストおよびハーモニックテスト(harmonics tests)によって得られる。
起動ダイオード38は、継電器40の出力側の一対のスイッチ接触部(switch contacts)40aを介して界磁コイル28の両側に連結される。起動ダイオード38及び継電器40は、トライアック(triac)出力またはサイリスタ(thyristor)出力の光学スイッチ、またはパルス変成器によってゲートされた(gated)サイリスタや適切な半導体のようなものによって置換できる。電機子エネルギー回収コンデンサ(an armature energy recovery capacitor)42はまた、直流レール33aおよび33bに渡って連結される。電機子エネルギー回収コンデンサ42は、約10μfd〜15μfd、より好ましくは約12.5μfdの静電容量を有することが好ましい。
起動ダイオード38は、モーター操作が起動モードなのか作動モードなのかに基づいて、回路から該起動ダイオードを保持する、または除くために、継電器接触部40aと組み合わせて用いられる。代わりとなる実施形態としては、ダイオードの代わりにサイリスタ35を用いることであり、継電器の代わりにパルス変成器35a(図2a)を用いることである。これらの機能は基本的に同じである。
さらに図2には、電力/切替回路12に複数の電子切替装置44,46,48,50を含み、これらは電機子コイル30にHブリッジ形式で接続されている。電子切替装置44〜50はそれぞれ適当な電子切替装置のあらゆる形態を含むが、電子切替装置44〜50がそれぞれ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を含むことが好ましい。なおまた、それぞれの電子切替装置44〜50は、リスペクティブダイオード(a respective diode)44a〜50aを含んでいる。リスペクティブダイオード44a〜50aとは、一般的に“フリーホイーリングダイオード”といわれている。上記フリーホイーリングダイオード44a〜50aは、フラックス切替モーター14の起動中に電機子エネルギーの再循環を促進する。この特徴について詳細に説明する。
まず、電子切替装置44〜50は、第1対である電子切替装置44および46、第2対である電子切替装置48と50という2つで制御される。電子切替装置44〜50のそれぞれのゲートは駆動部22を介してコントローラー18と連結する。電子切替装置44および48のそれぞれは、パルス幅変調速度(PWM)制御スキーム(scheme)を用いることによって、またはシングルパルス(single-pulse)制御、検知モーター速度(the sensed motor speed)に依存したコントローラー18によって作動する。電子切替装置46および50は、シングルパルス制御スキームによってのみ制御される。
コントローラー18は、位置センサー16から、フラックス切替モーター14の回転子52の回転位置を示す信号を受信する。上記位置センサー16は光学センサーであることが好ましい。例えば、株式会社オプテックテクノロジー(テキサス州キャロルトン)製のスロット光学スイッチは特に励弧システム10に適して使用することができる。位置センサー16は、複数の異なる構成要素によって形成することができ、例えばマグネティックスイッチ(magnetic switch)であれば、回転子の位置を示すことができる。
図3には、図2に示す回転子52の各極52aの位置を検知する位置センサー16によって得られる波形54を示す。各極52aの検出により、一般的に方形波パルスといわれる方形波パルスの正方向の前縁56を、波形54は有する。4極回転子52では360°周期に4つのパルスがもたらされる。したがって、各パルスの幅は、4極モーターに対して約45°機械度(mechanical degrees)となる。波形54の周期は、検知モーター速度によって増減する。
作動モード
励弧システム10は、起動中に過剰な電流になることなくフラックス切替モーター14が定格モーター速度に達するように初期起動される時点から順次実行される複数の作動モードを実行する。定格モーター速度とは、約15,000rpmが好ましい。これら4モードは以下に1〜4に分けて説明する。
(1)初期起動モード(約0〜450rpm)
図2および4は、フラックス切替モーター14の初期起動中、AC電源32は整流器34の入力側へ交流電力(AC電流)(AC power)を供給する。該交流電流は、230ボルト交流信号(a 230 volt AC signal)が好ましい。整流器34は、直流母線33aおよび33bを経て整流された交流信号を提供する。フラックス切替モーター14が初期起動された場合に、もしセンサー出力波形54がロジック“1”(すなわち“高”)レベルであったならば、コントローラー18は電子切替装置44および46に電機子コイル30を通して矢印58の方向へ電流を流すように作動させる。回転子52は、好ましくは、続行されるか、フラックス切替モーター14のアウトプットシャフトと連結されて、正となることが知られている電機子コイル30によって生成されるバックEMF(the back EMF)は、位置センサー16に対して整列される。したがって、ポジティブトルクに達するために、電流は矢印58の方向に電機子コイル30を通して流れる必要がある。
フラックス切替モーター14が初期起動されると、起動ダイオード38は、スイッチ接触部40aを閉鎖した継電器40の起動によって、界磁コイル28を越える形で配置される。これは、界磁電流が操作の起動状態中に不連続となることがないように、界磁コイル28は界磁電流の再循環のための手段として用いられる。4番目の部門で説明するように、たとえフラックス切替モーター14が少なくとも約15,000rpmの速度で操作していても、起動ダイオード38は開いたスイッチ接触部40aによって電力/切替回路12から除かれ、継電器40を非作動化する。これは、モーターの高性能および高出力の結果によるモーターの最適性能を保証するものである。
初期起動モードの間、波形54がロジック1レベルを示す場合に、PWM切替信号60(図4a)は電子切替装置44のみに提供される。電子切替装置46はコントローラー18によって作動状態に維持される。同じく、対となっている電子切替装置48および50は、コントローラー18によって作動状態に切替られる(図4bに示すのは波形54がロジック0レベルの場合)場合、電子切替装置48のみがPWM切替信号60を受信し、電子切替装置50は電子切替装置48および50の対がコントローラー18によって電源が切られるまで、コントローラーによって作動状態を維持する。このスキームは、ここに説明する起動モード全てを通して実行される。
ここに説明する起動モード全てを通して、電子切替装置44および48に供給されるPWM切替信号60の周波数は、約5KHz(200マイクロ秒単位)であることが好ましく、修正されるのはPWM切替信号60の負荷サイクル(the duty cycle)のみである(図5)。しかしながら、この5KHzのPWM切替信号60は適用される場合に適宜増減するものである。
初期起動モードの間(すなわち0〜450rpmの間)では、コントローラー18によって確実に判断(検出)されるにはモーター速度が遅すぎる。この範囲の回転速度では、PWM切替信号60は一定の(すなわち修正された)負荷サイクル、約10〜25%の範囲が好ましく、約20%がより好ましい、を有している。これは図5に図示する曲線70の位置70aに示されている。このとき負荷サイクルは20%である。図4Aには、約200rpmのモーター速度での制御信号を示すものである。したがって、波形54は、75ミリ秒の周期を有する。波形54のロジックレベル1状態の間(約37.5ミリ秒)は、電子切替装置44のゲートに約188PWMサイクルが送られる。図5に示すように、これらPWMサイクルの負荷サイクルは、この低回転速度においておよそ20%ほどしかないが、図4Aの規模になるとPWMパルスの負荷サイクルは認められない。
図4Aでは、PWM切替信号60はまた、位置センサー16によって生成される方形位置センサー出力波形54に対して制御される。PWM切替信号60は、位置センサー16によってもたらされる各々のロジック1レベルパルスにより形成されるエンベロープに適用されるために制御される。なお“エンベロープ”とは、PWM切替信号60が適用される位置センサー出力波形54の作動時の部分(すなわち周期)を意味する。すなわち、図4aにて、PWM切替信号60は、位置センサー出力波形54の各“作動”パルスの周期と一致したエンベロープを有する。なお図4aは、トップスイッチ(top switch)44に対するPWM信号のみを示す。PWM信号は、波形54がロジックレベル0である場合に、トップスイッチ48に適用される。その波形54は図4bに示す。
さらに、起動モードにおいて重要な特徴は、逆“キック(kick)”(すなわちパルス)である。これは、モーターが非作動状態から作動する場合には毎回提供される。上述したように、コントローラー18はまず、位置センサー出力波形54から、フラックス切替モーター14の回転開始に必要な電子切替装置が、電子切替装置44および46または、電子切替装置48・50のどちらなのか決定する。上述した例では、コントロール18はまず、パルスする必要がある電子切替装置44・46を決定する。それに応じて、電子切替装置44を“作動”“非作動”にパルシング(pulsing)し、かつ、フラックス切替モーター14の回転を開始するために電子切替装置46を作動する直前に、コントローラー18は、少なくとも1パルスを、検知された回転子の位置を考慮して作動される電子切替装置44・46または電子切替装置48・50のもう一方の電子切替装置を作動することによって、フラックス切替モーター14に加える。すなわち、この例では、波形54が起動時にてロジック1レベルであるため、コントローラー18は電子切替装置48および50に8〜10ミリ秒間ほどパルスを発生させる。これはフラックス切替モーター14の確実な起動のためにフラックス切替モーター14に提供される瞬間的な逆パルスである。そして結果的にフラックス切替モーター14は、起動が困難であったとしても回転の位置に配置される。この瞬間的な逆パルスはモーター14がオン・オフトリガー・スイッチ20aを介して初めに起動される際に毎回提供される。
電子切替装置44にPWM切替信号60を提供しているときに、電子切替装置46の作動を維持することは、PWM切替信号60が提供されている間に電子切替装置44が瞬間的に非作動にされる場合における電機子電流の再循環をさらに可能にする。この再循環は、電子切替装置46と、電子切替装置50のフリーホイーリングダイオード50aと、電機子コイル30とを介している。また同じく、電子切替装置48・50対がコントローラー18によって作動されていると、PWM切替信号60が提供されている間の電子切替装置48が瞬間的に非作動にされている場合には、電機子電流の再循環が、電子切替装置50と、電子切替装置46のフリーホイーリングダイオード46aと、電機子コイル30とを通じて提供される。
さらに、位置センサー出力波形54の全ての移動の後、電機子電流の再循環は、PWM切替信号60が電子切替装置44または48の一方に提供される場合に、PWM切替信号60のいくつかのサイクルに対して用いられる。したがって、電子切替装置44が非作動であると、関連する電子切替装置48は電子切替装置50がその後作動したとしても作動したままである。電子切替装置46および電子切替装置50はともに、電子切替装置46が非作動になり、電子切替装置48が作動となる次の波形54の正方向の前縁が検出されるまで、作動したままの状態である。電子切替装置50が再度非作動となり、電子切替装置44が作動となる次の波形54の正方向の前縁が検出されるまで、電子切替装置48は非作動であり、電子切替装置50は作動したままの状態であり、電子切替装置46は作動する。この様式は、電機子電流再循環が要求されているまでは継続する。電機子電流の再循環は、バルク直流コンデンサ(a bulk dc capacitor)がなくともフラックス切替モーター14の起動のさらなる定常性およびさらなる速さを可能にする。電機子電流の再循環であることから、Hブリッジ切替配置はスナバ回路を必要としない。電機子エネルギーの再循環はまた、フラックス切替モーター14の顕著な高性能化を提供している。
初期起動モーターを継続している間に、波形54がロジック0レベル、すなわち波形54の後縁部分62、に移動していることをコントローラー18が検知すると、電子切替装置44・46がコントローラー18によって非作動となり、電子切替装置48および50が作動となる。再度、電機子電流の再循環は、PWM切替信号60が電子切替装置48・50に提供される前に数サイクルのPWM切替信号60を見込んでおく。電子切替装置48はその後、位置センサー出力波形54がロジック0レベルである間、何度かパルスされる。電子切替装置48がパルスオンされると、電子切替装置48を通して、矢印64の方向に電機子コイル30を通して、電子切替装置50を通して電流が流される。電子切替装置48がパルスオフされると、電子切替装置46のフリーホイールダイオード46aは、電機子電流の再循環を許可する。
コントローラー18は、波形54のロジック0レベル位置への変位を検知すると、電子切替装置44・46の非作動を決定し、かつ、電子切替装置48・50の作動を決定する。波形54がロジック0レベルであるということは、フラックス切替モーター14のバックEMFがまさにネガティブであることを示し、かつ、フラックス切替モーター14からポジティブトルクを再度得るために矢印64方向への電流が必要となるだろう。バックEMFは、位置センサー出力波形54に重ねあわされる波形66によって図3に示される。波形54の他の前縁56がいったんコントローラー18によって検知されると、電子切替装置44が所定の起動PWM負荷サイクル(すなわち20%が好適)に沿ったPWM切替信号60によって何度かパルスされるとともに、コントローラー18は電子切替装置48・50を非作動にし、再度電子切替装置44・46を作動する。この方法は14が、コントローラー18によって正確な判断が可能となる所定のスピードに達するまで継続される。
起動の間の電機子エネルギーの再循環はまた、電機子エネルギー蓄積コンデンサ42の電圧制御を補助できる。電機子エネルギーの再循環とともに、電機子エネルギー回収コンデンサ42は、電圧は230ボルト交流入力信号が使用された場合、600ボルトの流れを維持することができる。界磁コイル28とともにフィルムコンデンサ36および電機子エネルギー蓄積コンデンサ42を使用することはまた、EMIおよび、AC電源32に導入されるであろう過度電流の低減を補助するピフィルター(pifilter)を形成する。
(2)第1中間起動モード
第1中間起動モードは、初期起動モードに続き、450rpmから好ましい約6000rpm〜7500rpmの範囲、より好ましくは6700rpmに拡大する。この起動モードの間では、PWM切替信号60はコントローラー18によって直線的に増加し、図5のグラフ70の70bの部分に示すように、モーター速度に対して、約20%から約40%増加する。フラックス切替モーター14が450rpmの速度をはるかに超えて増加しているこの中間モードの間、電機子エネルギーの再循環が電子切替装置44・48の切替を介して用いられる。図4cは、約4000rpmのモーター速度での制御信号を示したものである。4000rpmでの波形54の周期は約3.75ミリ秒である。したがって、波形54のロジック1部分の周期は約2ミリ秒である。波形54のロジック1部分の間には、およそ9PWMサイクルが電子切替装置44のゲートに提供される。これらのPWMサイクルの負荷サイクルはおよそ40%である(図5)。
(3)第2中間起動モード
第2中間起動モードは、第1中間起動モードに続き6700rpmのモーター速度から約14500rpmが好適となる。モーター速度が6700rpmに達すると、コントローラー18はPWM切替信号60のエンベロープ(波形54によって示される)を変える。具体的には6700rpm速度閾値に達すると、PWM切替信号に対するエンベロープは、段階的に、位置センサー出力波形54の各々の“作動”パルスの周期の区分まで減少される。波形54の該“作動”パルス幅に対する新しいエンベロープ幅の比の数値は、図6にしめす速度の部分である。このエンベロープの変形は図4dに示され、PWM切替信号60は、位置センサー出力波形54の1パルスの“作動”周期によって定義されるよりも小さなエンベロープに含まれているようである。図4dは約10000rpmのモーター速度での制御信号を示したものである。4000rpmでの波形54の周期は約1.5ミリ秒である。したがって、波形54のロジック1部分の周期は約0.8ミリ秒であるが、負荷サイクル制御はさらにおよそ0.6ミリ秒に短縮される(図6)。波形54のロジック1部分の間には、およそ3PWMサイクルが電子切替装置44のゲートに提供される。これらのPWMサイクルの負荷サイクルはおよそ55%である(図5)。
この中間モードの間、PWM切替信号60の負荷サイクルはモーター速度とともに直線的に6700rpmで約40%から、最高で11000rpmで約60%まで増加し続ける。約11000rpmから約14500rpmの間では、図5のグラフ70の70cの部分に示されるように、PWM切替信号60の負荷サイクルは一定に保たれる。しかしながら、PWM切替信号60のエンベロープは、図4dおよび図6に示されるように、各々の“作動”パルスの周期の約60%から約80%まで継続して増加する。したがって、モーター速度が14500rpmに達するときまで、PWM切替信号60の負荷サイクルは最高で約60%となり、かつ、PWM切替信号60のエンベロープは、位置センサー出力波形54が各“作動”パルスのパルス幅の約80%になる。電機子エネルギーの再循環は約100000rpmの速度まで用いられ、その後は継続されない。
(4)最終起動モード(操作の位相同期(phase lock)モード)
最終起動モードは、約14500rpmから定格モード速度までのモード速度範囲を網羅するものである。定格モード速度は特定の手段に依存して14を用いて変化するが、15000rpmから17000rpmまでの間が好適である。この速度範囲の初めでは、操作のフェーズロックモードが開始され、定格モード速度まで継続される。位相同期操作中、電子切替装置44〜50へのシングルパルス制御が用いられる。なお“シングルパルス”制御は、非PWM切替信号が用いられていないが、シングルであるという意味であり、継続的“作動”パルスは、波形54の各“作動”パルスの周期の間に与えられる。これは図4eおよび図5に示されている。図4eは、波形54の各“作動”パルスの約80%のエンベロープに対応する“作動”継続を各々に有するパルス59を含むシングルパルス切替信号59を示す。約14500rpmから定格モード速度までの間で、パルス59の持続は、図4eに示されるようにこの80%エンベロープ値で維持される。約15000rpmにて、起動ダイオード38はシステムから消される。
起動モードのまとめ
4つの上述した起動モードを通して、PWM切替信号60またはパルス59は、電子切替装置44または48のどちらか一方に提供されることがわかる。電子切替装置46および50がそれぞれ作動されると、それらは、波形54のパルスの“作動”状態に同調して“作動”状態でシングルパルスを常に受信する。フラックス切替モーター14への電力の初期適用に関する場合にのみ唯一の例外が存在する。
フラックス切替モーター14が使用されている特定工具は、使用のために選択される最適モーター性能曲線に関係をもつことができる。例えば、フラックス切替モーター14がテーブルソーとともに用いられる場合、15000rpmから17000rpmの定格モーター速度が一般に選択される。また、フラックス切替モーター14が留め継ぎ用のつり掛けのこぎりとともに用いられる場合、20000rpmから25000rpmの範囲、より好ましくは22000rpmの定格モーター速度が一般に選択される。正確な負荷サイクル/モーター速度の関係もまた、フラックス切替モーター14とともに用いる特定工具によって変化する。本明細書中で説明している励弧システム10では、約14500rpmの位相同期閾値が使用されているが、位相同期閾値を異なるモーター速度で設定することができる。しかしながら、AC入力源における過渡電流スパイクに結果としてなる電源誘導電圧影響(the source inductive voltage effects)を避けるために、操作の位相同期状態を導入する前に、モーター速度が少なくとも7000rpmを上回る速度になるまで待機することが好ましい。励弧システム10が、操作のフェーズロックモード状態に入る前が好適であるが、フラックス切替モーター14がロードされるのは起動操作中のいつであってもよい。
PWM切替信号60の負荷サイクルと、提供されている間のエンベロープと、位相同期操作が導入された正確な速度との制御を行うことによって、幅広いモータートルクプロファイルを実行することがかのである。これら多種のモータートルクプロファイルは、モーターや、テーブルソーや、留め継ぎ用のつり掛けのこぎりといった多種にわたる他のモード駆動工具のような特定工具の操作の調節に用いられる。
可逆整流を用いた停止動作
励弧システム10のさらなる特徴は、フラックス切替モーター14がユーザーによって“非作動”にされた場合に、フラックス切替モーター14の可逆整流がモーターの即時停止に用いられることである。モーターの即時停止は、多くの電動工具において、特にテーブルソーや留め継ぎ用のつり掛けのこぎりのような装置において、重要な考慮内容である。
励弧システム10は、停止操作中に電子切替装置44〜50に提供されるPWM切替信号60に対する修正されたPWM周波数および負荷サイクルを使用させる。図3において、停止中、ポジティブモータートルクを維持するために矢印58の方向への電流の流れを必要とするロジックハイレベルに波形54が移動したことをコントローラー18が検知すると、コントローラー18は電子切替装置48・50を作動する。これは、ネガティブトルクとなる矢印64の方向への電流を引き起こす。この間に継電器40は、停止時間を最短(通常3〜4秒)に維持することを助けるため、起動ダイオード38を励弧システム10への戻すための切替に使用される。ポジティブモータートルクを維持するための電機子コイル30を通じた矢印64の方向への電流を必要としている波形54の各パルスの後縁62が起こると、電子切替装置48・50を非作動にし、電子切替装置44・46を作動する。これは、矢印58への電流を起こし、回転子の回転中にネガティブトルクを生成する。
同じような理由から、他のPWMスキームも停止モードに使用できることがわかる。例えば可変負荷サイクルPWMパルスは、修正周波数に使用することができる。該負荷サイクルPWMパルス幅は、変わりにモーター速度の一部として生成される。さらに、PWM負荷サイクルプロファイルは、モーターの即時停止を達成するために(例えば、半球 対 直線(dome vs. linear))変化する。これらの例の全てにおいて、停止中に実行される負荷サイクルプロファイルの制限要素は、電機子エネルギー回収コンデンサ42への電圧である。典型的なアルミニウム電解コンデンサよりも高電圧(600ボルトが好適)であるフィルムコンデンサ36の存在が、本発明の停止スキームを非常に画期的なものとしている。フラックス切替モーター14は、12インチ(30.48センチ)ブレード(blade)のソーを駆動するために使用される場合、約4秒未満で位相同期閾値速度以上の速度で停止を行うにことができる。
最適性能のための回転子位置センサー信号の増進
図3ではさらに、フラックス切替モーター14の最大性能を得るためには、位置センサー16からの信号54は、バックEMFがフラックス切替モーター14により生成され始めるまで、電機子コイル30における電流を定めるために、物理的またはコントローラー18内のソフトウエアを介して、少しずつ増進されなくてはならない。該バックEMFは、図3の波形66に示される。波形60a・60bは、提供される増進(the advance)とともに、電子切替装置44・46および電子切替装置48・50それぞれを制御するために用いられるPWM切替信号を示す。幅66aおよび66bは、波形60a・60bに提供される増進量(the degree of advance)を示すものである。幅66aによるPWM切替波形60a・60bのパルスの増進は、矢印58方向(図2)への電流に、バックEMFが正(positive)になり始めるまで、電機子巻線30を通して定められることを可能にする。幅66bによるPWM切替信号60bのパルスの増進は、矢印64方向(図2)への電流に、バックEMFが負(negative)になり始めるまで、電機子巻線30を通して定められることを可能にする。
回転子52に対する位置センサー16の物理的アライメントを通して得られる電機子コイルバックEMFに関する増進角度の場合では、フラックス切替モーター14が起動する際に回転子52が間違った方向に回転する可能性がある。これは、バックEMFがセンサー信号プレイスメント(placement)と同調しない領域(すなわち回転子52の増進を表す領域)において、回転子52が回転を停止した場合に発生する。この問題の一つの解決策としては、波形66のゼロ交点と一致する正方向パルスを生成する位置センサー16を配置することおよび、コントローラー18のソフトウエアに整流増進アングルを組み込むことである。しかしながら、ここでの制限因子は、周期測定を実施するためにコントローラー18にかかる時間である。けれども、起動時にフラックス切替モーター14の一時的な後方回転の可能性を避けるためにソフトウエアを適した整流増進を実行することが好ましい。
起動中の過渡電流の制限
起動時に考慮しなくてはならないもう一つの因子としては、励弧システム10が電気抵抗の高い“ソフト”電源とともに用いられる場合の、AC電源32に導入される過渡電流ピークである。フラックス切替モーター14が待機時から起動するときに、バックEMFはゼロで、かつ、イン・ラッシュ電流(in-rush current)は比較的大きくすることができる。これは、AC入力電圧波形のピークでより顕著である電圧過渡ピークに結果としてなることができる。全波ブリッジ整流回路34のDC側にて、典型的なバルクコンデンサがないために、この現象は励弧システム10とともにさらに顕著となる。これらのピークは、PWMパルス幅およびPWM周波数に依存して500ボルトの高さになることができる。
起動中のイン・ラッシュ電流を制限するため、かつ、電力線インピーダンスの影響を低減させるために、上述した起動モードに対する2つの修正が実行される。第1の修正は、低起動負荷サイクル(例えば約20%)の高位PWM周波数(例えば20KHz)および、続く、負荷サイクルにおける緩慢な変化の使用である。第2の修正には、AC入力電圧波形に応じたPWM切替信号60の負荷サイクルの調整が含まれる。この方法は、図7に示され、AC入力波形は72として示される。一度正確なモーター速度情報(一般的には450rpmを上回る)がコントローラー18によって得られると、コントローラー18は、検知されたモーター速度に基づいたパーセンテージ値によって、電子切替装置44および46ならびに電子切替装置48および50に提供されるPWM負荷サイクルを修正する(すなわち低減する)。この負荷サイクルはその後、AC入力電圧波形72にしたがって、図7に示されるように、AC入力電圧ピークが達成されるときに負荷サイクル値が減少するような方法により修復される。したがって、与えられたモーター速度にて、AC入力電圧波形72のゼロ交点における負荷サイクル値は最大となる(すなわち、ここに提供されたのはまったくパーセンテージ低減していない)。AC入力電圧波形72が正であっても負ピークであっても、負荷サイクルは最小となる(しかしながら0%である必要はない)。AC入力電圧波形72のピークにて負荷サイクルを減少させて最小にするために使用される増倍率は、AC電源における過渡電圧軽減によって指示される。
追加する操作的特徴
励弧システム10によるフラックス切替モーター14の起動中に用いられるさらなる操作的特徴としては、回転子52の瞬間移動の検知である。回転子位置センサー16がもし開始100ミリ秒の間に回転子52の位置の変化を検知しない場合には、フラックス切替モーター14に対する作動/非作動スイッチは毎回点けられ(すなわち作動状態となっており)、コントローラー18はフラックス切替モーター14の整流を継続しない。この例では、ユーザーに、作動/非作動スイッチを外し、また接続するということを要求される。これはまた、フラックス切替モーター14へのダメージを防ぐことにも役立つ。
フラックス切替モーター14を保護する他の特徴には、電流が流れている間(例えばのこぎりで切り始めるときなど)のモーターの速度を監視するコントローラー18も含まれる。もし、速度が10000rpmを下回る場合、フラックス切替モーター14を非作動にする。ユーザーはその後、フラックス切替モーター14が再始動される前に作動/非作動スイッチを外さなくてはならない。
なお、発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にもに限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明は、詳細な説明および図面によってより理解されるだろう。
図1は、本発明の実施の形態における励弧回路のブロック概略図である。 図2は、図1に示す励弧回路のHブリッジ切替回路を詳細に示した回路図である。 図2aは、界磁コイル全体からダイオードを除いた選択回路の回路図である。 図3は、フラックス切替モーターによって生成された位置センサー出力信号およびバックEMFの図であり、また用いられるPWM切替信号のアドバンスを表す図である。 図4a〜4dは、回転子位置センサー出力波形に対するPWM切替信号のグラフであり、操作の様々な起動モード中のフラックス切替モーター速度として負荷サイクルにおける変化を簡略に示したものである。また図4eは、モーター速度に対するシングルパルス切替信号のグラフである。 図5は、モーター速度に対する、本発明のシステムにより導入される代表的なPWM負荷サイクルプロファイルのグラフである。 図6は、モーター速度に対するPWM負荷サイクルの全体的なエンベロープ(envelope)のグラフである。 図7は、起動中におけるAC線電圧に対するPWM負荷サイクル変調のグラフである。

Claims (13)

  1. 界磁コイルおよび電機子コイルを有するフラックス切替モーターの励弧回路であって、
    AC入力信号を整流AC信号に変換する整流回路と、
    上記電機子コイルに接続され、上記整流AC信号に応答するHブリッジ切替回路と、
    上記Hブリッジ切替回路の出力側に接続された電機子エネルギー回収コンデンサと、
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記Hブリッジ切替回路の選択された切替構造および、上記電機子コイルを通じて、電機子電流の再循環を可能にする複数のバイパス素子を備えた上記Hブリッジ切替回路と、
    上記Hブリッジ切替回路の上記切替構造それぞれの作動および非作動切替を制御するコントローラーと、さらに
    エネルギー再循環のために上記界磁コイルに接続された半導体と、
    上記フラックス切替モーター操作の起動中に、界磁コイルの両側を結ぶ上記半導体の切替のための、上記コントローラーにより制御される切替素子
    とを含み、
    上記界磁コイルは上記Hブリッジ切替回路に直列に接続され、かつ上記切替素子は上記界磁コイルに並列に接続されている励弧回路。
  2. 上記切替素子は、界磁エネルギーを再循環する継電器を含むことを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  3. 上記バイパス素子は、フリーホイーリングダイオード(free wheeling diode)を含むことを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  4. 上記コントローラーは、上記フラックス切替モーター操作起動中に、選択された上記切替構造へパルス幅変調速度制御(PWM)切替信号を提供することを特徴とする請求項1に記載の励弧回路。
  5. 上記コントローラーは、上記フラックス切替モーターが非作動されると停止動作を行うように上記Hブリッジ切替回路を制御することを特徴とする請求項1に記載の励弧回路。
  6. 上記整流回路の出力に接続する、約10μfd〜15μfdの静電容量範囲を有するフィルムコンデンサをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の励弧回路。
  7. 界磁コイルおよび電機子コイルを有するフラックス切替モーターの励弧回路であって、上記励弧回路には、
    AC入力信号を受け、整流したAC信号を一対のDC母線へ発生させる整流回路と、
    上記DC母線の両側を結ぶHブリッジ切替回路と、
    上記DC母線を結び、かつ、上記Hブリッジ切替回路を結ぶ電機子エネルギー回収コンデンサと、
    上記Hブリッジ切替回路を制御する切替信号を生成するコントローラー
    、さらに
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記界磁コイルの両側を結ぶ電流バイパス素子
    とを含み、
    上記電機子コイルは、上記Hブリッジ切替回路の複数の切替構造から選択された切替構造を結び、
    上記Hブリッジ切替回路には、上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記電機子コイルを電機子電流の再循環を可能にする複数のバイパス構造を含み、
    上記コントローラーは、選択された上記切替構造を制御するパルス幅変調速度制御(PWM)切替信号を生成し、
    上記界磁コイルは上記Hブリッジ切替回路に直列に接続され、かつ上記電流バイパス素子は上記界磁コイルに並列に接続されている励弧回路。
  8. 上記DC母線を結ぶフィルムコンデンサをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  9. 上記電流バイパス素子はダイオードを含み、かつ、
    上記ダイオードは、上記フラックス切替モーター操作起動中に、電流経路を提供するために上記界磁コイルを越えて選択的に切替られる
    ことを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  10. 上記界磁コイルを越えて上記ダイオードを選択的に切替えるために、上記コントローラーに応答する継電器をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  11. 上記コントローラーは、上記フラックス切替モーターが非作動にされると、再生式停止動作を実行するために上記Hブリッジ切替回路を制御することを特徴とする請求項に記載の励弧回路。
  12. 界磁コイルおよび電機子コイルを有するフラックス切替モーターの励起方法であって、
    上記方法とは、
    AC電源からAC入力信号を提供する工程と、
    上記AC入力信号を受け、一対のDC母線に整流されたAC信号を提供する整流器を使用する工程と、
    上記電機子コイルを通じて上記整流されたAC信号の電流を選択的に方向付けるために、上記電機子コイルと操作可能に結ばれるHブリッジ切替回路を使用する工程と、
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記電機子コイルを通じて上記電流の再循環を可能にするために上記Hブリッジ切替回路と一体となった複数のバイパス構造を使用する工程と、
    上記フラックス切替モーターを操作するために上記Hブリッジ切替回路を制御するためのコントローラーを使用する工程と、
    上記Hブリッジ切替回路を結び電機子エネルギーを蓄積する電機子エネルギー回収コンデンサを使用する工程と、さらに
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記Hブリッジ切替回路に直列に接続された上記界磁コイルの両側を結ぶ電流バイパス素子を使用する工程
    とを含むフラックス切替モーターの励起方法。
  13. 界磁コイルおよび電機子コイルを有するフラックス切替モーターの励起方法であって、
    AC電源からAC入力信号を提供する工程と、
    整流AC信号を生成するために上記AC入力信号を整流する工程と、
    電機子コイルと一体となった切替回路に上記整流されたAC信号を、上記電機子コイルを通して流れる電機子電流の方向を交互に切替えるために、提供する工程と、
    上記電機子電流の方向を切替えると、上記電機子コイルを通して流れる上記電機子電流の再循環を可能にするために、上記切替回路とともに複数のバイパス構造を使用する工程と、
    上記切替回路の操作を制御するためにコントローラーを使用する工程と、
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、電機子エネルギーを蓄積する電機子エネルギー回収コンデンサを使用する工程と、さらに
    上記フラックス切替モーター操作起動中に、上記Hブリッジ切替回路に直列に接続された上記界磁コイルの両側を結ぶ電流バイパス素子を使用する工程
    とを含むフラックス切替モーターの励起方法。
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