JP4217351B2 - 超音波処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,超音波を利用し,生体組織の凝固,切開あるいは切除等の処置を行う超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波を利用し,生体組織の凝固,切開あるいは切除等の処置を行う超音波処置具は,特願平9−355390号として既に出願されている。この内視鏡下外科手術用の超音波処置具は,超音波振動子と,この超音波振動子と接続され生体組織に対して処置を行うための処置部に超音波振動を伝達させる振動伝達部材を有するプローブと,このプローブと対峙してプローブとの間で生体組織を把持するジョーと,このジョーを開閉する操作部を有している。
【0003】
そして,プローブとジョーとによって生体組織を挟み,プローブによって生体組織に超音波振動を付与して凝固・切開することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,前述した超音波処置具は,プローブ及びジョーを含む振動伝達部材をシースを介して体腔内に挿入する関係上,挿入部が細長形状となっている。従って,従来の開腹手術等で使われている鋏タイプやピンセットタイプの処置具には適用できなかった。
【0005】
また,シースから突出させたプローブとジョーとで生体組織を挟む構造的な制限等により,一度に凝固切開可能な範囲が限られており,手術のさらなるスピードアップに限界があった。
【0006】
また超音波処置具の操作性を向上させるためには,超音波振動子を小型化することが求められているが,一般に超音波振動子を小型にするにはより高周波側となり,超音波プローブの先端からの距離に対する振幅の減衰率が低周波数振動子と比較して大きい。
【0007】
よって,超音波振動子を小型化(高周波化)すると切除範囲が狭くなるという問題があった。
【0008】
この発明は,前記事情に着目してなされたもので,その目的とするところは,生体組織の広範囲に亘って凝固・切開が可能であり,操作性の向上を図ることができる超音波処置具を提供することにある。
【0009】
【発明を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、長尺な一対の軸が支点を介して回動自在で、前記軸の遠位端に組織を把持する把持部、近位端に前記把持部を操作する操作部を有した鋏状の処置具本体を備えた超音波処置具において、前記処置具本体に超音波振動子およびこれと接続される超音波プローブを設け、前記超音波振動子または超音波プローブを、前記一方の軸の軸方向にスライド可能に設けたことを特徴とする。
好ましくは、前記一方の軸にはその軸方向にガイド溝を有し、前記超音波プローブは前記ガイド溝にガイドされてスライド可能である。
さらに、好ましくは、前記超音波プローブは、前記他方の軸と連結され、前記把持部の閉じる動作に伴って該把持部方向に前進する。
【0010】
前記構成によれば,術者が操作部を操作して把持部を開き,この間に生体組織を位置させる。次に操作部を操作して把持部を閉じてゆきながら,超音波振動子から超音波振動を発生すると,発生した振動は超音波プローブを介して先端側へと伝えられる。ここで,超音波振動子と超音波プローブを前方に押圧してスライドさせてゆくと,把持部の略全長に亘って凝固・切開に使用可能となり,生体組織の広範囲に亘って凝固・切開が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下,この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は第1の実施形態を示し,(a)は鋏タイプの超音波処置具の側面図,(b)はA−A線に沿う断面図である。鋏タイプの超音波処置具本体1は,把持部としての一対の鋏1a,1bが同じく操作部としての一対の指掛け2a,2bの先端側に設けられており,それらは中間部の支軸3にて回動自在に固定されている。指掛け2bには,リンクピン5によってスライド部材としてのリンク4が回転可能に接続されており,またリンク4の反対側は,リンクピン6によって超音波振動子7の後端部に同じく回転可能に接続されている。
【0013】
なお,リンク4には,ストロークを制限・調整可能なように,複数の孔5a,5b,5cが設けられていて,選択的にリンクピン5に係合できるようになっている。
【0014】
超音波振動子7には,図示しないジェネレータからの入力電流がケーブル9を介して印加されるようになっており,超音波振動子7の先端側には超音波プローブ8が図示しないネジ接続等の手段で固定されている。さらに,鋏1bにはその長手方向に沿ってガイド溝11が設けられ,ガイド溝11には超音波プローブ8に取り付けられたガイド棒10が嵌合している。
【0015】
次に,本実施形態の作用について説明する。
【0016】
術者が手指を指掛け2a,2bに掛け,指掛け2a,2bを相互に開くことにより,先端側の鋏1a,1bが開き,この間に切開する生体組織(図示しない)を位置させる。次に指掛け2a,2bを静かに閉じてゆきながら,組織が鋏1a,1bの支軸3に接触しはじめた時点で図示しないジェネレータのフットスイッチを押すことにより,ジェネレータより電流がケーブル9を介して,超音波振動子7に印加される。電圧を受けた超音波振動子7の内部の素子(図示しない)は,超音波振動を発生し,発生した振動は超音波プローブ8を介して先端側へと伝えられる。このとき,超音波振動子7と超音波プローブ8の間に,図示しない円錐形状のホーンを設ける場合も多く,超音波振動子7で発生した振動の振幅を拡大する機能を有している。ここで,フットスイッチを押しながらさらに指掛け2a,2bを相互に閉じてゆくと,リンク4が回動しながら超音波振動子7と超音波プローブ8を前方に押圧してスライドさせてゆく。このとき超音波プローブ8は,ガイド棒10が鋏1bのガイド溝11に係合していることにより,ずれたりすることなく前方にスライド可能である。このとき超音波プローブ8の先端はちょうど鋏1a,1bの支軸3よりやや前方に位置するように前方に移動する。
【0017】
一般にこのような超音波プローブ8では,プローブ先端が最大振幅となるように,振動の腹の位置として全体が設計されており,この場合も,先端付近がもっとも振幅が大きく,最大の凝固切開機能を有している。その先端付近が常時使用できるため非常に効率的であり,また鋏1a,1bの刃渡りほぼ全長にわたり,凝固切開に使用可能となる。また,リンク4には,複数の孔5a〜5cが設けられているが,リンクピン5との係合位置をどこの孔にするかによって鋏1a,1bの開き角度=切除範囲の調節が可能となる。
【0018】
図2は第2の実施形態を示す超音波処置具の側面図である。
【0019】
本実施形態は,挿入部が細長の形状に構成されており,内視鏡下外科手術のように,トロッカー等の細いチャンネル内より体腔内に挿入して処置を行うような場合に有効である。
【0020】
図2中,12は可動把持部であり,対向する位置には固定把持部15が設けられている。固定把持部15には,先端側よりプローブガイド14が固定的に接続されている。手元側にはハンドル16a,16bが設けられ,一方のハンドル16bには超音波振動子18を固定するホルダ17が設けられている。超音波振動子18の先端には超音波プローブ13が固定されており,前記プローブガイド14に挿通されている。
【0021】
またハンドル16a,16bは上部で支軸19によって回転可能に接続されている。可動把持部12の根元には支点ピン20が設けられ,可動把持部12を支点ピン20に対して回動自在に固定している。支点ピン20の後端には,第1駆動棒21と第2駆動棒23がコイルバネ22を介して接続されており,第2駆動棒23は,後端でホルダ17に接続されている。またハンドル16a,16bには,ハンドル16a,16bの開き幅を調整するためのストッパーネジ36が設けられている。
【0022】
次に,本実施形態の作用について説明する。
【0023】
ハンドル16a,16bを開いてゆくと,第2駆動棒23が引っ張られ,コイルバネ22を介して第1駆動棒21も引っ張られる。その作用により,支点ピン20で固定されている可動把持部12が開き,必要な組織を把持部内におさめることが可能となる。確実に組織が把持部内部に収容されたことを確認後,ハンドル16a,16bを閉じることにより,第2駆動棒23,第1駆動棒21を押してゆき,可動把持部12と固定把持部15により組織を把持する。このとき超音波振動子18と超音波プローブ13も,プローブガイド14に沿って前方にスライドしてゆく。
【0024】
一定以上ハンドル16a,16bを閉じると,第2駆動棒23を押しても,コイルバネ22が変形して力を第1駆動棒21に伝えないため,可動把持部12はそれ以上は回動しなくなる。一方,超音波振動子18と超音波プローブ13は,引き続き前方に移動するため,超音波プローブ13の先端の最も振幅の大きな部分で,把持した組織を凝固・切開してゆくことことが可能である。
【0025】
なお,ストッパーネジ36の位置を調整することにより,ハンドル16a,16bの開き角度の調整が可能であるため,把持部の最大開き角度を調整することが可能となる。
【0026】
図3は第3の実施形態を示す超音波処置具の側面図である。
【0027】
本実施形態は,可動把持部24がシース27に対してリンク26によって回動可能に接続されているところは第2の実施形態と同一である。シース27の内部には超音波プローブ29が挿通可能な内径を有するチャンネル27aが設けられている。
【0028】
超音波プローブ29の先端側には組織を引っ掛けられるようなフック部37が設けられ,基端側は超音波振動子30にネジなどの図示しない手段にて固定されている。また超音波振動子30には,術者が手指を入れて超音波振動子30を引っ張るための指掛け31が設けられている。また,ハンドル28a,28bは支軸33を介して接続されており,可動側のハンドル28bには駆動棒受け部32が設けられ,この駆動棒受け部32は駆動棒25と接続されている。
【0029】
次に,本実施形態の作用について説明する。
【0030】
可動側のハンドル28bを開くと,駆動棒25が前方に押され,リンク26の働きにより可動把持部24が開く。組織を挟み込む前に,指掛け31を把持していっぱいに前方に超音波プローブ29を押出しておき,その状態で組織を可動把持部24とシース27の間に挟み,ハンドル28bを閉じることにより把持を行う。その状態で,図示しないフットスイッチを押し,図示しないジェネレータにより発生した電流がケーブルを介して超音波振動子30に印加される。
【0031】
超音波振動子30によって発生した超音波振動は,超音波プローブ29によって先端側に伝達され,先端のフック部37でちょうど腹の位置となり最大振幅を発生する。ハンドル28bを閉じた状態で,超音波発振をしながら超音波振動子30を引っ張ることにより,把持した組織を先端側より手前側に向かって凝固しながら切開することが可能となる。
【0032】
図4〜図7は第4の実施形態を示し,図4(a)は超音波処置具の側面図,図4(b)はB部を拡大して側面図である。先端側には一対の鋏38a,38bが設けられ,支軸40を介して手元側でハンドル39a,39bと一体に構成されている。鋏38a,38bの先端側には鋏38a,38bを閉じきった時点で面接触する凝固・止血部42a,42bが存在する。またそれより手元側には,長手方向に切開部43a,43bが設けられている。支軸40付近には,逃げ部44が少なくとも片方の鋏に設けられている。一方,鋏38a,38bの支軸40の近傍には小型の超音波振動子48が固定されており,ジェネレータ41よりケーブル46を介して電流が印加されるようになっている。
【0033】
図5は本実施形態の変形例であり,鋏38a,38bの先端にフック部45a,45bを設けたものである。その他の部分は図4と同一であるので省略する。図6は,図4のC−C線に沿う断面図であり,ハンドル39bに溝47を長手方向に設け,その溝47にケーブル46を収容するようにしたものである。
【0034】
次に,本実施形態の作用を説明する。
【0035】
超音波振動子48により超音波振動が発生するところまではこれまでの実施形態と同様であるため説明を省略する。発生した超音波振動は,鋏38aの先端側に伝達してゆく。その間に,鋏38a,38bの交点にて組織は凝固切開されてゆく。なお,切開部43の角度やシャープさにより,凝固と切開の成分を調整することが可能である。いずれにせよこのタイプでは,比較的切開優位に機能するため,先端に凝固・止血部42a,42bが互い接するような位置にあり,比較的厚い組織や太い血管は,あらかじめこの部分で十分に凝固・止血しておいてから,切開部43a,43bにて切開を進めてゆくと効率がよい。
【0036】
図7は第4の実施形態の変形例であり,鋏38a,38bにそれぞれに超音波振動子48a,48bが取り付いている構造である。この場合,両方の超音波振動子48a,48bに印加される電流の位相を180゜逆転させておくことにより,両方の超音波振動子48a,48bの発生する振幅位相を逆転させることが可能となり,凝固切開機能がより効率よくなる。
【0037】
図8(a)(b)及び図9(a)(b)は第5の実施形態を示し,一対の鋏49a,49bが二方向支点51によって回動可能に固定されており,それぞれに指掛け52a,52bが設けられている。また小型の超音波振動子50が一方の鋏49aに固定されている。
【0038】
なお,二方向支点51は,直交する二方向に対し回転可能であるため,図8(b)に示すように指掛け52a,52bを開くと,鋏49a,49bが通常の鋏の動きに対し,90゜ずれた動きが可能である。
【0039】
次に,本実施形態の作用について説明する。
【0040】
通常の組織を切開してゆく場合,図9(a)に示すような通常の鋏49a,49bの使い方で切開優位に処理してゆけばよく,比較的太い血管やそれを含む組織の場合,図9(b)に示すような方向に開閉させ,鋏49a,49bの間に組織を鋏こんだ状態で超音波を出力させ十分に凝固させた後,図9(a)に示すような方法で切開してゆくと効果的かつ安全である。なお,本実施形態では超音波振動子50は1個であるが,両方の鋏49a,49bに個別の超音波振動子50を取り付けてもよい。
【0041】
図10は第6の実施形態を示し,ピンセット型超音波処置具53であり,両側に小型超音波振動子54a,54bが設けられている。またこの超音波振動子54a,54bから一対の超音波プローブ55a,55bが先端方向に向けて延びている。一方,手元側近傍には,出力の制御や調整が可能なハンドスイッチ59が設けられている。図11は,超音波振動子54,超音波プローブ55および図示しないジェネレータ内に存在するトランス56を示している。図11から解るように,超音波振動子54a,54bに投入される電流位相は180゜反転したものとなっている。
【0042】
本実施形態の作用は,先に説明した鋏タイプ等と原理的に共通であるため省略する。図12は,図11の変形例であり,把持部先端部58に若干段差を設け,ワイヤー超音波プローブ57の先端を図のように屈曲している。この場合,把持部先端部58が互いに逃げているため,超音波のキャビテーション効果により組織の出血を避けることが可能であり,より安全に処置が可能である。
【0043】
図13は第7の実施形態を示し,ピンセット型超音波処置具53の根元部に,出力スイッチ60と押圧部材61を有するタイプである。このピンセット型超音波処置具53は,組織を把持すると自動的に押圧部材61が出力スイッチ60を押し,超音波出力がされるようになっており,わざわざスイッチを押す行為が不要であり,スピーディーな処置ができる。
【0044】
図14は第8の実施形態を示し,ピンセット型超音波処置具62であるが,図14に示すように把持部62aがバヨネット形状となっており,またそれにあわせて超音波プローブ63が柔軟性を有するワイヤー超音波プローブ64より構成されている。このタイプは,特に操作する手元側が視野の妨げになる脳外分化において非常に有用である。
【0045】
前記各実施の形態によれば,次のような構成が得られる。
【0046】
(付記1)超音波処置具本体の遠位端に組織を把持する把持部を有し,近位端に前記把持部を操作する操作部を有した超音波処置具において,前記超音波処置具本体に超音波振動子及びこれと接続される超音波プローブを設け,前記超音波振動子,超音波プローブの少なくとも一方を前記超音波処置具本体の前後方向に移動可能に設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0047】
(付記2)付記1において,超音波振動子及び超音波プローブの両方またはいずれか一方をスライドさせるスライド部材を設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0048】
(付記3)超音波処置具本体の遠位端に組織を処置する処置部を有し,近位端に前記把持部を操作する操作部を有した鋏型超音波処置具において,高周波数の小型超音波振動子を鋏の支点近傍に設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0049】
(付記4)付記3において,一対の超音波凝固面が鋏の先端に設けられていることを特徴とする超音波処置具。
【0050】
(付記5)付記3において,鋏の両方に小型超音波振動子を設け,互いの入力電流位相を180゜ずらせたことを特徴とする超音波処置具。
【0051】
(付記6)付記3において,少なくとも処置部がPTFE等で構成されたディスポーザブルであることを特徴とする超音波処置具。
【0052】
(付記7)付記3において,先端がフック形状であることを特徴とする超音波処置具。
【0053】
(付記8)付記3において,支点部分に直行する二方向に回動可能な二つの関節が存在することを特徴とする超音波処置具。
【0054】
(付記9)付記3において,超音波処置具本体にケーブルを収容する長手方向の溝を有していることを特徴とする超音波処置具。
【0055】
(付記10)超音波処置具本体の遠位端に組織を処置する把持部を有し,近位端に前記把持部を操作する操作部を有したピンセット型超音波処置具において,超音波処置具本体の把持部の手元部に小型振動子を設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0056】
(付記11)付記10において,超音波振動子が把持部を構成する双方の腕に設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0057】
(付記12)付記10において,双方の超音波振動子が逆位相で駆動されることを特徴とする超音波処置具。
【0058】
(付記13)付記10において,超音波プローブの先端部は組織に接触しないように逃げていることを特徴とする超音波処置具。
【0059】
(付記14)付記10において,把持部で組織を把持すると自動的に超音波振動子が発振されるスイッチを有していることを特徴とする超音波処置具。
【0060】
(付記15)付記10において,把持部がバヨネット形状であることを特徴とする超音波処置具。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように,この発明によれば,超音波処置具本体に超音波振動子及びこれと接続される超音波プローブを設け,前記超音波振動子,超音波プローブの少なくとも一方を前記超音波処置具本体の前後方向に移動可能に設けたことにより,組織の広範囲に亘って凝固・切開が可能となるとともに,組織を把持する把持部の略全長に亘って凝固・切開が可能となり,操作性の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の超音波処置具を示し,(a)は全体の側面図,(b)はA−A線に沿う断面図。
【図2】この発明の第2の実施形態の超音波処置具を示す全体の側面図。
【図3】この発明の第3の実施形態の超音波処置具を示す全体の側面図。
【図4】この発明の第4の実施形態の超音波処置具を示し,(a)は全体の側面図,(b)はB部を拡大した側面図。
【図5】同実施形態の変形例を示す先端部の側面図。
【図6】図4のC−C線に沿う断面図。
【図7】同実施形態の変形例を示す先端部の側面図。
【図8】この発明の第5の実施形態の超音波処置具を示し,(a)は閉じたときの側面図,(b)は開いたときの側面図。
【図9】(a)(b)は同実施形態の作用説明図。
【図10】この発明の第6の実施形態のピンセット型超音波処置具を示す全体の斜視図。
【図11】同実施形態のジェネレータ内に存在するトランスを示す構成図。
【図12】同実施形態の変形例を示す先端部の側面図。
【図13】この発明の第7の実施形態のピンセット型超音波処置具の根元部を示す側面図。
【図14】この発明の第8の実施形態のピンセット型超音波処置具の斜視図。
【符号の説明】
1…超音波処置具
1a,1b…鋏(把持部)
2a,2b…指掛け(操作部)
4…リンク(スライド部材)
7…超音波振動子
8…超音波プローブ

Claims (3)

  1. 長尺な一対の軸が支点を介して回動自在で、前記軸の遠位端に組織を把持する把持部、近位端に前記把持部を操作する操作部を有した鋏状の処置具本体を備えた超音波処置具において、
    前記処置具本体に超音波振動子およびこれと接続される超音波プローブを設け、前記超音波振動子または超音波プローブを、前記一方の軸の軸方向にスライド可能に設けたことを特徴とする超音波処置具。
  2. 前記一方の軸にはその軸方向にガイド溝を有し、前記超音波プローブは前記ガイド溝にガイドされてスライド可能であることを特徴とする請求項1記載の超音波処置具。
  3. 前記超音波プローブは、前記他方の軸と連結され、前記把持部の閉じる動作に伴って該把持部方向に前進することを特徴とする請求項1記載の超音波処置具。
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