JP4215930B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温空気と低温水との間で熱交換を行う熱交換器に関し、ガスタービンにて、燃焼のために圧縮機により高圧高温となった空気を冷却してタービンブレード冷却用の冷却空気とするための熱交換器に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンとを有しており、圧縮機で高温高圧となった空気と、燃料圧縮機及び燃焼加熱器で高温高圧となった燃料ガスとを燃焼器に送って燃焼してタービンを駆動するようになっている。この場合、燃焼器では高温高圧の燃焼ガスが発生することからタービンのブレードが高温に加熱されてしまうため、冷却空気により冷却する必要がある。一般的には、ガスタービンの圧縮機で高温高圧となった空気の一部を抽出して熱交換器に送り、この熱交換器で高温高圧空気を空冷して冷却空気を生成し、この冷却空気をタービンに戻してタービンブレードを冷却している。
【0003】
このような熱交換器としては、例えば、特開平9−152283号公報に開示されたものがある。この公報に開示された熱交換器は、内部に設けられたハウジング内に多数の管を曲がりくねって配設し、下部の入口収集管に連結すると共に、上部の出口収集管に連結する一方、上部に入口管片を設けてハウジングに連通すると共に、上部側壁に出口管片を設けて中間空間と連結したものである。
【0004】
従って、入口管片からハウジング内に高温空気を供給する一方、入口収集管からハウジング内の多数の管に冷却水を供給すると、ハウジング内を高温空気は下降して冷却水は上昇することで熱交換が行われる。そして、冷却空気はハウジング下部から上方に反転して中間空間を上昇し、出口管片から排出される一方、冷却水は出口収集管から排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の熱交換器では、ハウジング内を高温空気が下降して冷却水が上昇することで、効率的に熱交換を行うことができる。ところが、この場合、ハウジング内を下降する高温空気の流路断面積は大きく、冷却後に下部で反転して中間空間を上昇する冷却空気の流路断面積は小さくなっているため、熱交換器の下部で空気が反転して上昇するとき、空気の平均流速が速く、また流れの乱れにより局部的に流速が速くなる。
【0006】
そして、この熱交換器にて、ガスタービンの圧縮機で生成された高温高圧を冷却してタービンブレード冷却用の冷却空気を生成する場合、この冷却空気に水滴が含有しないようにすることが重要となる。従来の熱交換器では、高温高圧の空気を冷却水が流通する管に接触させて冷却しているが、この管の老朽化等による破損時には冷却水が漏れて下部に溜まる。熱交換器の下部で空気が反転して上昇するときに空気の流れに乱れが生じると、局部的に流速が速くなった部分で水滴を随伴した空気や下部に溜まっている冷却水を巻き上げた空気が水滴を含有したままタービンに導入され、タービンブレードなどに損傷を与える虞がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するものであり、熱交換効率の向上を図ると共に均一化した空気の流れを確保することのできる熱交換器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明の熱交換器は、縦形密閉式の筒形状をなすシェルと、内部に第1通路を有するように縦形筒形状であって矩形断面形状をなして該シェルの内壁との間に第2通路を形成するように該シェル内に配設されて下端部が該シェルに開口するシュラウドと、前記シェルの上端部から該シュラウドの第1通路に高温空気を供給する空気入口部と、前記シェルの上部側壁に設けられて前記第2通路に連通する空気出口部と、前記シュラウド内に前記第1通路を横切るように配設された複数の伝熱管と、前記シェルの下部側壁を貫通して該複数の伝熱管の下端部から冷却水を供給する冷却水導入部と、前記シェルの上部側壁を貫通して該複数の伝熱管内の冷却水を排出する冷却水排出部とを有する熱交換器において、前記シュラウドの下開口部に正方形断面となるように絞り込み部を形成することで、前記第1通路出口と前記第2通路入口を対称構造とすることと、前記第2通路における前記絞り込み部の外周辺に整流板を設けたことと、前記第2通路の上部に空気を前記空気入口部の周辺部まで導く導風板を設けたことと、前記シュラウドの少なくとも上外周部に熱遮蔽板を設けたことと、前記空気入口部は、筒形状の入口管の下端に内管の上端が溶接され、前記内管の外側に空間部を有して外管が配設されて前記入口管の下端に溶接されて構成され、前記内管の下端が前記シェルに形成された開口内に挿入されて前記シュラウド上端部に連結されると共に、前記外管の下端が該シェルの開口周辺に溶接されたことと、前記空気入口部と前記シュラウドとの連結部に熱膨張吸収部を設けたことと、前記シェルの上部にて内壁面から中心部に向かって4つのブラケットが固定され、このブラケットに2つの支持梁が架設されており、この支持梁に前記シュラウドが吊り下げられていることとを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2の発明の熱交換器は、縦形密閉式の筒形状をなすシェルと、内部に第1通路を有するように縦形筒形状であって矩形断面形状をなして該シェルの内壁との間に第2通路を形成するように該シェル内に配設されて下端部が該シェルに開口するシュラウドと、前記シェルの上端部から該シュラウドの第1通路に高温空気を供給する空気入口部と、前記シェルの上部側壁に設けられて前記第2通路に連通する空気出口部と、前記シュラウド内に前記第1通路を横切るように配設された複数の伝熱管と、前記シェルの下部側壁を貫通して該複数の伝熱管の下端部から冷却水を供給する冷却水導入部と、前記シェルの上部側壁を貫通して該複数の伝熱管内の冷却水を排出する冷却水排出部とを有する熱交換器において、前記シュラウドの下開口部に正方形断面となるように絞り込み部を形成することで、前記第1通路出口と前記第2通路入口を対称構造とし、且つ、前記第2通路に上下方向に沿って配設され、上端部が屈曲し前記シュラウド内に挿通されて前記第1通路の上部に連通する一方、下端部が屈曲し前記シュラウド内に挿通されて前記第1通路の下部に連通しているバイパス管と、一端部は前記バイパス管を貫通して回転自在に支持され、他端部は前記シェルを外部に貫通して操作部材が固定された回転軸と、この回転軸に固結され、前記バイパス管の管路内を開閉自在な開閉弁とを備えたダンパとを有することを特徴としている。
【0010】
また、請求項3の発明の熱交換器は、請求項2の発明の熱交換器において、前記空気出口部に固定された取付ブラケットに装着された回転軸と、この回転軸に取付けられ、前記シェルから排出される冷却空気により旋回可能な旋回羽根とを有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1に本発明の第1実施形態に係る熱交換器としてのTCAクーラの縦断面、図2に図1のII−II断面、図3に図1のIII−III断面、図4に空気入口部のの断面、図5に冷却水出口部の断面、図6に本実施形態の熱交換器が適用された複合発電プラントの概略構成を示す。
【0017】
本実施形態の複合発電プラントにおいて、図6に示すように、ガスタービン11は、圧縮機12と燃焼器13とタービン14とを有している。また、蒸気タービン15は、高圧タービン16と中圧タービン17及び低圧タービン18とが一軸に連結されて構成されている。ガスタービン11からの排気ガスGが排熱回収ボイラ19に送られるようになっており、この排熱回収ボイラ19は、低圧ユニット20と中圧ユニット21と高圧ユニット22を有している。この排熱回収ボイラ19内では、ガスタービン11からの排気ガスGにより低圧ユニット20、中圧ユニット21、高圧ユニット22を介して蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービン15に送って駆動し、発電機23を運転するようになっている。そして、蒸気タービン15の排気蒸気は復水器24で凝縮され、復水ポンプ25により排熱回収ボイラ19の予熱器26に送られるようになっている。
【0018】
上述した排熱回収ボイラ19において、低圧ユニット20は、低圧節炭器27、低圧ドラム28及び低圧蒸発器29、低圧過熱器30を有している。即ち、復水器24及び復水ポンプ25により蒸気を凝縮した水が予熱器26で温められてから低圧節炭器29に送られ、ここで加熱された給水が低圧ドラム28に送られる。そして、低圧ドラム28の水は低圧蒸発器29で加熱されて低圧蒸気を発生する。この低圧蒸発器29で発生した低圧蒸気は低圧ドラム28で気水分離された後、低圧過熱器30で過熱されて低圧蒸気ライン31から蒸気タービン15の低圧タービン18に導入される。
【0019】
また、中圧ユニット21は、中圧節炭器32、中圧ドラム33及び中圧蒸発器34、中圧過熱器35を有している。即ち、予熱器26で温められて給水ポンプ41で圧送された水が中圧節炭器32に送られ、ここで加熱された給水が中圧ドラム33に送られる。そして、中圧ドラム33の水は中圧蒸発器34で加熱されて中圧蒸気を発生する。この中圧蒸発器34で発生した中圧蒸気は中圧ドラム33で気水分離された後、中圧過熱器35で過熱されて中圧蒸気ライン36から蒸気タービン15の中圧タービン17に導入される。
【0020】
更に、高圧ユニット22は、高圧節炭器37、高圧ドラム38及び高圧蒸発器39、高圧過熱器40を有している。即ち、予熱器26で温められて給水ポンプ41で圧送された水が高圧節炭器37に送られ、ここで加熱された給水が高圧ドラム38に送られる。そして、高圧ドラム38の水は高圧蒸発器39で加熱されて高圧蒸気を発生する。この高圧蒸発器39で発生した高圧蒸気は高圧ドラム38で気水分離された後、高圧過熱器40で過熱て高圧蒸気ライン42を通って蒸気タービン15の高圧タービン16側に導入される。
【0021】
また、この複合発電プラントでは、高圧ユニット22にて、給水ポンプ41により高圧節炭器37へ圧送される給水ライン43の給水を、分岐した冷却水供給ライン44により熱交換器としてのTCA(TURBINE COOLING AIR) クーラ45に送り、冷却水返却ライン46を通して高圧節炭器37から高圧ドラム38への給水ライン47に戻される。一方、ガスタービン11の圧縮機12にて高温高圧となった空気の一部を抽出し、この高温高圧の抽出空気を空気供給ライン48を通してTCAクーラ45に送り、ここで給水ライン43から冷却水供給ライン44により供給された給水により冷却し、空気返却ライン49を通してタービン14に戻され、例えば、タービンブレードなどを冷却する。この場合、高圧空気は約500℃から約200℃に冷却され、給水は約150℃から約350℃に加熱される。
【0022】
また、中圧ユニット21にて、中圧節炭器32から中圧ドラム33への給水ライン50の給水を、加熱水供給ライン51を通して熱交換器としてのFGH(FUEL GAS HEATER) 52に送り、加熱水返却ライン53を通して復水器24及び復水ポンプ25から予熱器26への給水ライン54に戻される。一方、圧縮機56にて高圧となった燃料ガスを、燃料供給ライン57を通してFGH52に送り、ここで給水ライン50から加熱水供給ライン51により供給された給水により加熱し、燃料送気ライン58を通して燃焼器13に供給する。燃料ガスは常温からから約200℃まで加熱され、給水は約300℃から50℃に冷却される。
【0023】
本実施形態の熱交換機は、上述したTCAクーラ45に適用されており、その構造を詳細に説明する。このTCAクーラ45において、図1乃至図3に示すように、シェル61は縦形密閉式の円筒形状をなし、下端部が架台62により所定位置に設置されている。このシェル61の上部にて内壁面から中心部に向かって4つのブラケット63が固定され、このブラケット63には2つの支持梁64が架設されており、この各支持梁64にシュラウド65が吊り下げられている。このシュラウド65は縦形矩形の筒形状をなして上下端部が開口し、シェル61の中央位置に配設されることで、内部に第1通路P1 を有すると共にシェル61の内壁との間に第2通路P2 が形成されている。そして、このシェル61の上端部には空気入口部としての入口ノズル66が固定され、この入口ノズル66の下部は連結部67を介してシュラウド65の上部開口に連結されている。従って、入口ノズル66から供給された空気が外部に漏れることなく連結部67を通って第1通路P1 を下降することとなる。この場合、入口ノズル66の下部には熱膨張吸収部としてのエキスパンジョン68が設けられており、入口ノズル66の熱膨張あるいは熱収縮を吸収し、シュラウド65等に熱変形の影響が伝わらないようになっている。
【0024】
また、シェル61の上部の側壁には空気出口部としての2つの出口ノズル69が対向する位置に固定されており、この各出口ノズル69を区画するように導風板70が固定されている。従って、第2通路P2 を上昇する空気が直接出口ノズル69から排出されずに入口ノズル66の外周辺まで上昇し、反転してから導風板70とシェル61の内壁との出口通路P3 を通って出口ノズル69から排出されることとなる。そして、シュラウド65の上部にはその外周部を被覆するように熱遮蔽板71が取付けられている。
【0025】
一方、シュラウド65内には一対の取付板72が固定され、この取付板72に跨がるように複数の伝熱管73が掛け渡されて取付けられている。そして、シェル61の下部側壁には外部から冷却水導入部としての給水管74が挿通し、更にシュラウド65を貫通してシェル61の内壁に固定されたブラケット75に支持されており、この給水管74に複数の伝熱管73の下端部が連結されている。一方、シェル61の上部側壁には外部から冷却水排出部としての排水管76が挿通し、更にシュラウド65を貫通してシェル61の内壁に固定されたブラケット77に支持されており、この排水管76に複数の伝熱管73の上端部が連結されている。従って、給水管74に導入された冷却水は各伝熱管73に導かれ、第1通路P1 を横切るように複数の伝熱管73内を流動して上昇し、排水管76から外部に排出されることとなる。
【0026】
また、本実施形態のTCAクーラ45では、シュラウド65の下部に絞り込み部78を形成することで、第1通路P1 の断面積を縮小する一方、第2通路P2 の断面積を拡大するようにしている。即ち、シュラウド65は全体が矩形断面形状であるが、下部に絞り込む(絞り込み部78)ことで正方形断面としている。また、シェル61の下部内壁面にはこの絞り込み部78の外側に位置するようにリング形状の整流板79を固定することで、第2通路P2 の空気上昇流速を整流化している。
【0027】
従って、シュラウド65の第1通路P1 を通って下降する空気は、絞り込み部78で流路断面積が小さくなるので流速が上がり、下部開口を出たところで外側に広がって上方に反転する。このとき、絞り込み部78とリング形状の整流板79の相互作用により第2通路P2 を上昇する流れが整流されて乱れが抑制される。
【0028】
なお、シェル61の下端部は球面形状をなして伝熱管73の破損により漏れた冷却水を貯溜可能となっており、排水管80が連結されている。また、シェル61の上部及び下部には内部点検用のマンホール81が設けられている。
【0029】
ところで、このTCAクーラ45では、前述したように、約500℃の高温空気を取り込んで約200℃まで冷却するために入口ノズル66は熱応力に耐え得る特殊な構造となっている。即ち、図4に示すように、入口ノズル66は、円筒形状の入口管82の下端に内管83の上端を溶接W1 し、この内管83の外側に所定間隔の空間部Sが形成されるように大径の外管84を配設し、入口管82の下端にこの外管84の上端を溶接W2 して構成されている。そして、内管83の下端をシェル61に形成された開口85内に挿入し、シュラウド65の上端部に連結すると共に、外管85の下端をシェル61の開口周辺に溶接W3 している。このように入口ノズル66は間に空間部Sを有する内管83と外管84との二重筒形状となっている。
【0030】
また、TCAクーラ45では、高温空気を冷却水により冷却することで約350℃まで加熱され、空気の出口温度約200℃と温度差がついて熱応力が発生するため、排水管76も特殊な構造となっている。即ち、図5に示すように、排水管76は、円筒形状の入口管86の外側に所定間隔の空間部Sが形成されるように大径の外管87を配設し、入口管86の外周部88にこの外管87の端部を溶接W1 して構成されている。そして、入口管86の先端をシェル61に形成された開口89内に挿入すると共に、外管87の先端を開口89に嵌合して溶接W2 している。このように排水管76は間に空間部Sを有する入口管86と外管87との二重筒形状となっている。
【0031】
このように構成されたTCAクーラ45にて、約500℃の高温空気が入口ノズル66からシュラウド65内に供給されると共に、約150℃の冷却水が給水管74から各伝熱管73に流入される。すると、シュラウド65の第1通路P1 と交差するように伝熱管73内を流れて上昇する冷却水に対して、第1通路P1 を高温空気が伝熱管73に接して下降することとなり、冷却水と高温空気との間で熱交換が行われる。そして、冷却空気は第1通路P1 を下降し、絞り込み部78で流路断面積が小さくなるために一時的に流速が上がり、下部開口を出たところで外側に広がって上方に反転する。このとき、絞り込み部78と整流板79の相互作用により整流されて均一化した状態で第2通路P2 を上昇する。
【0032】
従って、伝熱管73からの漏水がシェル61の下部に溜まっいて、第1通路P1 から第2通路P2 に反転する空気がこの漏水を巻き上げた場合でも、均一化した所定の上昇流速であるため、水滴が落下あるいは蒸発することにより水滴がシェル61から排出されることはない。なお、第2通路P2 を上昇する空気は100ミクロン単位の水滴を含むことはあるが、伝熱管73から漏れた水の温度は沸点以上であり、空気が第2通路P2 を上昇するときに蒸発する。この場合、水分の落下あるいは蒸発は空気の上昇流速に影響されるが、この流速にするために第2通路P2 の断面積を設定しているものである。
【0033】
そして、第2通路P2 を上昇した冷却空気は導風板70によりシェル61の上部まで導かれた後に再び反転し、出口通路P3 を通って出口ノズル69から外部に排出される。このとき、シュラウド65の上部の熱遮蔽板71は冷却空気がシュラウド65内に入ってきたばかりの高温空気により加熱されるのを防止している。一方で、入口ノズル66には約500℃の高温空気が流れており、シェル61の上部のメタル温度が上昇するため、冷却空気をこの入口ノズル66の周辺部に導いて冷却する。また、伝熱管73を介して高温空気を冷却して加熱された冷却水は排水管76を通して外部に排出される。
【0034】
このように本実施形態の熱交換器としてのTCAクーラ45にあっては、冷却空気が第1通路P1 から反転して第2通路P2 に流れ込むとき、空気の流速が絞り込み部78及び整流板79により整流化されることとなり、シェル61の下部に水が溜まっていて冷却空気がこの水を巻き上げたとしても、水分を含んだ空気がシェル61から排出されてタービン14へ供給されることはなく、タービンブレードの損傷を未然に防止できる。
【0035】
なお、上述の実施形態では、TCAクーラ45におけるシェル61の下部内壁にリング板状の整流板79を設けたが、この形状に限定されるものではなく、多孔を有する整流板79としてもよく、また、第2通路P2 全体に金網を設けることで、上昇する冷却空気に水分が含有したとしても、この金網を通過する際に流れが均一化され、蒸発あるいは落下するようにしてもよい。
【0036】
図7に本発明の第2実施形態に係る熱交換器としてのTCAクーラの縦断面、図8にバイパス管のダンパの概略、図9にダンパの作動を表す概略、図10に出口ノズルの断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0037】
図7に示すように、シェル61内にはシュラウド65が吊り下げ支持されることで第1通路P1 と第2通路P2 が形成されており、シェル61の上端部には第1通路P1 に連通する入口ノズル66が固定され、上部側壁には第2通路P2 に連通する出口ノズル69が固定されている。一方、シュラウド65内には複数の伝熱管73が波形に配設され、下部が給水管74に連結され、上部が排水管76に連結されている。また、シュラウド65の下開口部には正方形断面の絞り込み部78を形成しており、第1通路P1 の出口及び第2通路P2 の入口を対称構造としている。
【0038】
そして、シェル61とシュラウド65との間、つまり、第2通路P2 には上下方向に沿ってバイパス管91が配設され、上端部が屈曲してシュラウド65内に挿通し、第1通路P1 の上部に連通する一方、下端部が屈曲してシュラウド65内に挿通し、第1通路P1 の下部に連通している。そして、このバイパス管91にはダンパ92が装着されている。
【0039】
図8に示すように、回転軸93の一端部がバイパス管91を貫通して回転自在に支持されており、この回転軸93にはバイパス管91の管路内を開閉自在な開閉弁94が固結される一方、回転軸93の他端部はシェル61を外部に貫通して操作部材95が固定されている。この場合、バイパス管91が四角筒形状であるためにそれに合わせて開閉弁94を正方形としたが、バイパス管91を円筒形状にすれば開閉弁94を円形とすればよい。
【0040】
また、図10に示すように、出口ノズル69に固定された取付ブラケット96には回転軸97が装着され、この回転軸97に旋回羽根98が取付けられており、シェル61から排出される冷却空気により旋回可能となっている。
【0041】
従って、通常は、図9(a)に示すように、開閉弁94によりバイパス管91を閉止することで、入口ノズル66から入った高温空気はシュラウド65内に供給され、第1通路P1 の流動時に伝熱管73内を流れる冷却水により冷却されながら下降する。そして、冷却空気は絞り込み部78を出て上方に反転し、第2通路P2 を上昇して出口ノズル69から外部に排出される。このとき、出口ノズル69では、シェル61から排出される冷却空気により旋回羽根98が旋回することで、バイパスした空気による温度のアンバランス空気が攪拌され、バイパスにより生じた温度アンバランスが均一化される。
【0042】
そして、出口ノズル69から排出する冷却空気の温度を上昇させたい場合には、図9(b)に示すように、操作部材95により開閉弁94を操作してバイパス管91を開放することで、シュラウド65(第1通路P1 )の上部に供給された高温空気の一部をバイパス管91を介してシュラウド65(第1通路P1 )の下部にバイパスする。そのため、バイパス管91を通って高温空気はほとんど冷却されず、第1通路P1 の下部で伝熱管73により冷却された冷却空気と混合し、上方に反転して第2通路P2 を上昇し、出口ノズル69から排出されるため、この冷却空気はやや高温となる。
【0043】
なお、開閉弁94によりバイパス管91を常時半開とし、入口ノズル66に設けた温度計の測定値と冷却空気の目標温度とに基づいて開閉弁94の開度を調整するようにしてもよい。
【0044】
なお、上述した各実施形態では、本発明の熱交換器を複合発電プラントに用いられるTCAクーラ45に適用して説明したが、この用途に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明の熱交換器によれば、シェル内に第1通路を有するシュラウドを配設して両者の間に第2通路を形成し、シェルの上端部に第1通路へ高温空気を供給する空気入口部を設け、シェルの上部側壁に第2通路に連通する空気出口部を設ける一方、シュラウド内に波状の複数の伝熱管を設け、下端部に冷却水を供給する冷却水導入部を連結し、上端部に冷却水を排出する冷却水排出部を設け、シュラウドの下開口部に絞り込み部を形成することで第1通路出口と前記第2通路入口を対称構造とするようにしたので、高温空気をシェルの上部から入れて下部で反転して上部から排出するようにしたことで、高温空気と冷却水との間での熱交換効率を向上することができ、また、冷却空気が第1通路から反転して第2通路に流れ込むとき、流速が絞り込み部で均一化されることとなってスムースな空気の流れを確保することができ、シェルの下部に水が溜まっていたとしても、冷却空気がこの水を巻き上げることはなく、水分を含んだ空気のシェル外への排出を防止することができる。
【0046】
また、請求項の発明の熱交換器によれば、第2通路における絞り込み部の外周辺に整流板を設けたので、冷却空気が第1通路から反転して第2通路に流れ込むとき、空気の流速が絞り込み部で均一化し、整流板で整流化することができ、スムースな空気の流れを確保することができる。
【0047】
また、請求項の発明の熱交換器によれば、第2通路の上部に空気を空気入口部の周辺部まで導く導風板を設けたので、シェル次要部を冷却することで、しぇの上部のメタル温度を下げて部材の耐久性を向上することができる。
【0048】
また、請求項の発明の熱交換器によれば、シュラウドの少なくとも上外周部に熱遮蔽板を設けたので、シュラウド内に入った高温空気による冷却空気の再加熱を防止することができる。
【0050】
また、請求項の発明の熱交換器によれば、空気入口部が、筒形状の入口管の下端に内管の上端を溶接し、この内管の外側に空間部を有して外管を配設して入口管の下端に溶接して構成し、内管の下端をシェルに形成された開口内に挿入してシュラウド上端部に連結すると共に、外管の下端をシェルの開口周辺に溶接したので、空気入口部の二重筒構造を容易に構成することで、空間部が断熱層となって入口管と外内との溶接部の高温化を防止することができる。
【0051】
また、請求項の発明の熱交換器によれば、空気入口部とシュラウドとの連結部に熱膨張吸収部を設けたので、シェル及びシュラウドの熱膨張あるいは熱収縮を熱膨張吸収部で吸収することで、シュラウド等への熱変形の影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る熱交換器の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】入口ノズルの断面図である。
【図5】排水管の断面図である。
【図6】本実施形態の熱交換器が適用された複合発電プラントの概略構成図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る熱交換器としてのTCAクーラの縦断面図である。
【図8】バイパス管のダンパの概略図である。
【図9】ダンパの作動を表す概略図である。
【図10】出口ノズルの断面図である。
【符号の説明】
11 ガスタービン
12 圧縮機
13 燃焼器
14 タービン
15 蒸気タービン
19 排熱回収ボイラ
23 発電機
24 復水器
45 TCAクーラ
52 FGH
61 シェル
65 シュラウド
66 入口ノズル(空気入口部)
68 エキスパンジョン(熱膨張吸収部)
69 出口ノズル(空気出口部)
70 導風板
71 熱遮蔽板
73 伝熱管
74 給水管(冷却水導入部)
76 排水管(冷却水排出部)
78 絞り込み部
79 整流板
1 第1通路
2 第2通路
3 出口通路

Claims (3)

  1. 縦形密閉式の筒形状をなすシェルと、内部に第1通路を有するように縦形筒形状であって矩形断面形状をなして該シェルの内壁との間に第2通路を形成するように該シェル内に配設されて下端部が該シェルに開口するシュラウドと、前記シェルの上端部から該シュラウドの第1通路に高温空気を供給する空気入口部と、前記シェルの上部側壁に設けられて前記第2通路に連通する空気出口部と、前記シュラウド内に前記第1通路を横切るように配設された複数の伝熱管と、前記シェルの下部側壁を貫通して該複数の伝熱管の下端部から冷却水を供給する冷却水導入部と、前記シェルの上部側壁を貫通して該複数の伝熱管内の冷却水を排出する冷却水排出部とを有する熱交換器において、
    前記シュラウドの下開口部に正方形断面となるように絞り込み部を形成することで、前記第1通路出口と前記第2通路入口を対称構造とすることと、
    前記第2通路における前記絞り込み部の外周辺に整流板を設けたことと、
    前記第2通路の上部に空気を前記空気入口部の周辺部まで導く導風板を設けたことと、
    前記シュラウドの少なくとも上外周部に熱遮蔽板を設けたことと、
    前記空気入口部は、筒形状の入口管の下端に内管の上端が溶接され、前記内管の外側に空間部を有して外管が配設されて前記入口管の下端に溶接されて構成され、前記内管の下端が前記シェルに形成された開口内に挿入されて前記シュラウド上端部に連結されると共に、前記外管の下端が該シェルの開口周辺に溶接されたことと、
    前記空気入口部と前記シュラウドとの連結部に熱膨張吸収部を設けたことと、
    前記シェルの上部にて内壁面から中心部に向かって4つのブラケットが固定され、このブラケットに2つの支持梁が架設されており、この支持梁に前記シュラウドが吊り下げられていることとを特徴とする熱交換器。
  2. 縦形密閉式の筒形状をなすシェルと、内部に第1通路を有するように縦形筒形状であって矩形断面形状をなして該シェルの内壁との間に第2通路を形成するように該シェル内に配設されて下端部が該シェルに開口するシュラウドと、前記シェルの上端部から該シュラウドの第1通路に高温空気を供給する空気入口部と、前記シェルの上部側壁に設けられて前記第2通路に連通する空気出口部と、前記シュラウド内に前記第1通路を横切るように配設された複数の伝熱管と、前記シェルの下部側壁を貫通して該複数の伝熱管の下端部から冷却水を供給する冷却水導入部と、前記シェルの上部側壁を貫通して該複数の伝熱管内の冷却水を排出する冷却水排出部とを有する熱交換器において、
    前記シュラウドの下開口部に正方形断面となるように絞り込み部を形成することで、前記第1通路出口と前記第2通路入口を対称構造とし、
    且つ、前記第2通路に上下方向に沿って配設され、上端部が屈曲し前記シュラウド内に挿通されて前記第1通路の上部に連通する一方、下端部が屈曲し前記シュラウド内に挿通されて前記第1通路の下部に連通しているバイパス管と、
    一端部は前記バイパス管を貫通して回転自在に支持され、他端部は前記シェルを外部に貫通して操作部材が固定された回転軸と、この回転軸に固結され、前記バイパス管の管路内を開閉自在な開閉弁とを備えたダンパとを有することを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器において、
    前記空気出口部に固定された取付ブラケットに装着された回転軸と、
    この回転軸に取付けられ、前記シェルから排出される冷却空気により旋回可能な旋回羽根とを有することを特徴とする熱交換器。
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