JP4215602B2 - 食器洗い機用扉およびこれを備えた食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機用扉およびこれを備えた食器洗い機 Download PDF

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Description

この発明は、食器洗い機に関し、特に、食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉に関する。
従来から、洗浄室内に収容された食器に向けて洗浄水(たとえば、洗浄剤が混入した温水)を噴射することにより食器を洗浄することができる食器洗い機が知られている。食器は、たとえば、食器洗い機の前面に形成された食器投入口を介して洗浄室内に出し入れされる。
食器投入口は、たとえば、上下に並べて配置された2枚の扉(上扉および下扉)により覆われている。上扉は、その上端縁を中心にして手前上方に回動可能となっていて、下扉は、その下端縁を中心にして手前下方に回動可能となっている。
この種の食器洗い機の中には、たとえば、扉の前面(食器投入口と反対側の面)がステンレス製のカバーにより構成されているものがある(たとえば、特許文献1参照)。このようなステンレス製のカバーで扉の前面を構成すれば、清潔感があって、見た目がよい。
特開2001−321313号公報
ステンレス製のカバーは、塗装すると質感が失われてしまうため、通常、塗装を施すことなく用いられる。しかしながら、最近では、食器洗い機のほとんどが上記のようなステンレス製のカバーを備えた扉を採用しているため、扉の外観のバリエーションに乏しいという問題があった。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、外観のバリエーションを多様化でき、かつ見た目のよい食器洗い機用扉およびこれを備えた食器洗い機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、食器洗い機(1)に備えられた食器投入口(3)を開閉するための食器洗い機用扉(4,4A,4B,4C)であって、閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体(41,41A,41B,41C)と、上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバー(42,42A,42B,42C,42D,42E,42F,42G)と、上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシート(45)とを含み、上記シート(45)は、部分的に厚みが増加されることにより補強されていることを特徴とする
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
請求項1の構成によれば、食器洗い機用扉を前方(透明カバー側)から見た場合、透明カバーを介して、その後側に形成されたシートの表面を視認することができる。したがって、シートの表面を適当な色や模様にすれば、わざわざステンレス製のカバーなどを用いなくても、見た目をよくすることができる。
また、シートの表面の色や模様を変更するだけで、食器洗い機用扉の外観を容易に変更することができるので、食器洗い機用扉の外観に複数種類のバリエーションを持たせる場合などに特に有利である。
さらに、食器洗い機用扉の表面が透明カバーにより構成されているので、食器洗い機用扉の表面を塗装する場合などと比較して、質感(厚み感)を向上でき、より見た目がよい。
上記透明カバー側から固定具(463)が取り付けられることにより、上記本体と上記透明カバーとが固定されるような構成であってもよいし、上記本体側から固定具(475)が取り付けられることにより、上記本体と上記透明カバーとが固定されるような構成であってもよい。
上記透明カバー(42)の内面から突出する部材(リブや係合部など)は、当該透明カバーの縁部分(外縁や開口の縁など)に形成されていることが好ましい。
この場合、係合部(係合片426)やリブ(環状リブ422)などの透明カバーから突出する部材が、透明カバーの縁部分に配置されているので、透明カバーを前方(本体と反対側)から見たときに透けて見える上記のような裏側から突出する部材の肉厚部分を、目立たなくすることができる。したがって、食器洗い機用扉の見た目をさらによくすることができる。
ところで、本体の外面と透明カバーの内面とがそれぞれ曲面を含む場合などには、当該食器洗い機用扉の熱変形などに起因して、本体の外面と透明カバーの内面との距離が不均一になるとともに、シートに対して撓む方向に力が作用する場合がある。この場合、本体と透明カバーとの隙間が比較的大きい部分でシートが撓み、見た目が悪くなるおそれがある。
この発明の構成によれば、シートが撓みやすい部分の厚みを増加させて補強することにより、その部分を撓みにくくすることができる。したがって、本体と透明カバーとの間に挟まれたシートが撓んで見た目が悪くなるのを防止できる。
上記シート(45)は、上記本体(41,41A,41B,41C)側の面に補強部材(453,454)が貼り付けられることにより補強されていてもよい。この補強部材は、たとえば、シール状のものや板状のものであってもよく、可撓性を有する部材であることが好ましい。
この場合、上記補強部材(453,454)の厚み(たとえば、0.3mm程度)は、上記シート(45)の厚み(たとえば、0.2mm程度)よりも厚いものであることが好ましい。
上記本体(41,41A,41B,41C)には、上記食器洗い機(1)内の蒸気を排出するための排気口(7)が形成されており、上記シート(45)には、上記排気口に対応する位置に開口(451)が形成されていて、この開口の周囲の厚みが増加されることにより補強されていてもよい。また、上記シート(45)は、上記開口の上方における上記本体(41,41A,41B,41C)側の面に、当該シートの左端部から右端部まで補強部材(453,454)が貼り付けられることにより補強されていてもよい。
この場合、排気口から排出される蒸気に起因して開口の周囲において本体および透明カバーが変形しやすい。特に、排気口の周縁部において本体と透明カバーとが固定されていない場合には、この開口の周囲における本体と透明カバーとの隙間が広がりやすい。したがって、開口の周囲の厚みを増加させてシートを補強することにより、シートの撓みを効果的に抑制できる。
請求項2、3記載の発明は、上記透明カバー(42)の内面の外縁部(たとえば、左右側縁部)には、上記本体(41)側に突出し、上記透明カバーの内面と上記本体の外面との間に水が浸入するのを防止するための水浸入防止用リブ(425)が形成されていることを特徴とする
この構成によれば、本体と透明カバーとの隙間から水が浸入しようとした場合に、水浸入防止用リブによって水の浸入を阻止することができる。したがって、透明カバーとシートとの間に水が入り込んで食器洗い機用扉の見た目が悪くなるのを防止できる。
上記水浸入防止用リブ(425)を伝って落下する水を排出させるための水抜き孔(428)を含むような構成であれば、本体と透明カバーとの隙間から浸入しようとして水浸入防止用リブによってその浸入が阻止された水が、当該水浸入防止用リブを伝って水抜き孔から排出される。したがって、透明カバーとシートとの間に水が入り込むのをより確実に防止できる。
請求項4、5記載の発明は、上記透明カバー(42,42A)は、その厚みが所定の厚みにされ、かつ、その外面の外縁は凸湾曲面(429)とされていて、内面の外縁部には位置決め用または係止用の突起(426)が設けられており、この突起が、透明カバーを外面側から見たときに当該突起が見えない死角に入るように、透明カバーの厚みと突起の位置とが関係付けられていることを特徴とする
たとえば、係合部の前方から凸湾曲面を見た場合、凸湾曲面を介した光の反射によって、突起よりも内側の部分で反射した光が視界に入るようになっていて、突起内を通過する光は視界に入らないようになっている。
この発明の構成によれば、凸湾曲面を介して視界に入る光が透明カバー内を通過する距離は、凸湾曲面でない部分を介して視界に入る光が透明カバー内を通過する距離とほとんど変わらないので、この凸湾曲面を介して突起部分が暗く見えたりすることがなく、見た目がよい。
上記突起(426)は、上記本体と係合する爪部を備えていてもよいし、上記本体に形成された爪部(442C)に係合するフック部(426A)を備えていてもよい。
また、上記突起(426)は、上記本体(41)に形成された挿通孔(442B)内に一方側から挿入されることにより上記本体に係合するものであって、上記本体内には、上記挿通孔の他方側を覆う傘部材(444)が配置されていてもよい。
この場合、挿通孔の他方側(本体の内方側)が傘部材により覆われているので、本体内に浸入した水が挿通孔内に流入するのを防止できる。したがって、挿通孔内に水が流入し、その水が透明カバーとシートとの間に入り込んで食器洗い機用扉の見た目が悪くなるのを防止できる。
請求項6、7記載の発明は、上記透明カバー(42,42A,42B)には、その内面に位置決め用または係止用の突起(426)が設けられており、この突起の表面が上記本体(41)の色よりも明るい色で着色されていることを特徴とする
この構成によれば、突起を介して視界に入る光が透明カバー内を通過する距離が、突起が設けられていない部分を介して視界に入る光が透明カバー内を通過する距離よりも長い場合でも、突起の表面が本体よりも明るい色で着色されているので、突起を介して視界に入る光量が多くなり、突起部分が比較的明るく見える。これにより、突起部分が暗く見えるのを防止できるので、見た目がよい。
上記突起(426)の表面は、上記本体(41)の色と同系色のより明るい色で着色されていることが好ましい。
請求項8、9記載の発明のように、上記本体(41)には、上記食器洗い機(1)内の蒸気を排出するための排気口(7)が形成されており、上記透明カバー(42)には、上記排気口に対応する位置に開口(421)が形成されていてもよい。
この場合、請求項10記載の発明のように、上記透明カバー(42C,42D)は、上記本体(41)の外面における上記排気口(7)の上側部分を覆わない形状であれば、排気口から上方に排出された蒸気が、透明カバーと本体との間に入り込むのを防止できる。したがって、透明カバーとシートとの間に水滴が入って見た目が悪くなるのを防止できる。
請求項11記載の発明のように、上記本体(41)の外面における上記排気口(7)の上側部分は、当該食器洗い機用扉(4)を閉じた状態で、上記排気口から遠ざかるにつれて上記食器投入口側に近づくように傾斜しているような構成であっても、排気口から上方に排出された蒸気が透明カバーと本体との間に入り込んで、見た目が悪くなるのを効果的に防止できる。
また、上記本体(41)には、上記透明カバー(42)側に突出し、その内周面が上記排気口(7)を構成する環状突部(431)が備えられており、上記環状突部は、上記開口(421)を通って、上記透明カバーの外面から張り出しているような構成であっても、排気口から上方に排出された蒸気が透明カバーと本体との間に入り込んで、見た目が悪くなるのを効果的に防止できる。
さらに、上記透明カバー(42)の上記開口(421)の周縁部に、上記本体(41)側に突出する環状リブ(422)が形成されているような構成であっても、排気口から上方に排出された蒸気が透明カバーと本体との間に入り込んで、見た目が悪くなるのを効果的に防止できる。
上記本体は、その外面を構成する外面板(44)を有し、この外面板の上記排気口に対応する位置には貫通孔(441)が形成されていて、上記環状リブは、上記貫通孔を介して、上記外面板の内面から張り出している(上記外面板の厚さ以上折れ曲がるように形成されている)ような構成であることが好ましい。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機1を手前側斜め上方から見た斜視図である。
図1を参照して、この食器洗い機1は、その外形が略矩形のキャビネット2により区画されている。キャビネット2の内部は、たとえば、洗浄すべき食器を収容するための洗浄室9となっていて、この洗浄室9内に食器を収容した状態で運転を開始すると、当該洗浄室9内に配置されたノズル(図示せず)から食器に向けて洗浄水(たとえば、洗浄剤が混入した温水)が噴射され、食器が洗浄される。この食器洗い機1は、たとえば、乾燥機能も有していて、洗浄後の食器を温風で乾燥させることができるようになっている。
キャビネット2の前面は、洗浄室9内に食器を出し入れするための食器投入口3となっている。この食器投入口3は、たとえば、キャビネット2に対して回動可能に取り付けられた2枚の扉(上扉4および下扉5)により覆うことができるようになっている。上扉4は食器投入口3の上半分程度を覆い、下扉5は食器投入口3の下半分程度を覆うものであって、それぞれ前方に向かって凸湾曲した形状となっている。上扉4は、手前上方に回動可能となっていて、下扉5は、手前下方に回動可能となっている。これらの上扉4および下扉5を閉じた状態では、食器投入口3が覆われて、洗浄室9が水密に塞がれる。
下扉5の上端部中央には、たとえば、当該下扉5を開く際にユーザが把持するための把持部6が取り付けられている。ユーザは、把持部6を掴んで手前側に引くことにより、下扉5を手前下方に回動させることができる。上扉4は、たとえば、下扉5が回動するのに伴って回動するようになっていて、下扉5を開くと、それに伴って上扉4が開かれ、下扉5を閉じると、それに伴って上扉4が閉じられるようになっている。
上扉4の上部中央には、たとえば、洗浄室9内に連通する排気口7が、左右方向に長く延びるように形成されている。洗浄室9内で高温の洗浄水を噴射した場合や乾燥時などには、排気口7から蒸気を排気することができる。
キャビネット2の前面下部には、当該食器洗い機1の運転を開始させたり、洗浄コースを設定したりする際にユーザによって操作される操作パネル8が配置されている。
図2は、上扉4の縦断面を右側から見た図であって、排気口7近傍の構成のみ示している。
図2を参照して、上扉4は、たとえば、食器投入口3を開閉するための本体41と、本体41の前面側(食器投入口3と反対側)を覆う透明カバー42とを備えている。本体41は、たとえば、上扉4を閉じた状態で食器投入口3に臨む内面を構成する内面板43と、本体41の外面(前面)を構成する外面板44とを有している。内面板43は、たとえば、PP(polypropylene)により形成されていて、外面板44は、たとえば、ABS(acrylonitrile butadiene styrene)により形成されている。
内面板43には、たとえば、前方に突出するように屈曲形成された環状突部431が備えられていて、この環状突部431の内面により排気口7が形成されている。外面板44および透明カバー42には、それぞれ、内面板43の環状突部431に対応する位置に開口441,421が形成されている。環状突部431は、開口441,421に挿通されて、その先端が前方(透明カバー42の前面よりも前方)に張り出している。
透明カバー42は、たとえば、透明なAS(acrylonitrile styrene)により形成されている。この実施形態では、たとえば、透明カバー42と本体41(外面板44)との間にシート45が挟まれた状態で、透明カバー42が外面板44に対して前方から取り付けられている。シート45は、たとえば、PET(polyethylene terephthalate)により0.2mm程度の厚さに形成された可撓性を有する部材であって、外面板44の表面(前面)に沿うように湾曲し、外面板44の表面全体を覆っている。シート45は透明であって、その外面板44側の表面は、たとえば、所定の色でカラー印刷されている。
このような構成によれば、上扉4を前方(透明カバー42側)から見た場合、透明カバー42を介して、その後側に配置されたシート45の表面を視認することができる。したがって、シート45の表面を適当な色や模様にすれば、わざわざステンレス製のカバーなどを用いなくても、見た目をよくすることができる。
また、シート45の表面の色や模様を変更するだけで、上扉4の外観を容易に変更することができるので、上扉4の外観に複数種類のバリエーションを持たせる場合などに特に有利である。
さらに、上扉4の表面が透明カバー42により構成されているので、上扉4の表面を塗装する場合などと比較して、質感(厚み感)を向上でき、より見た目がよい。
この実施形態では、透明カバー42の裏面(本体41側の面)は、小さな凹凸のない滑らかな面で形成されている。これにより、シート45を透明カバー42の裏面全体にむらなく密着させることができるので、シート45と透明カバー42との間に隙間が生じて見た目が悪くなるのを防止できる。
ただし、透明カバー42と外面板44との間にシート45を挟むような構成に限らず、たとえば、透明カバー42の裏面を塗装するような構成であっても、上記効果と同等の効果が得られる。
透明カバー42の開口421の周縁には、本体41側に突出する環状リブ422が形成されている。この環状リブ422は、外面板44の厚みよりも長く本体41側に突出していて、その先端が外面板44の裏面よりも後方に張り出している。
この実施形態では、上述したように上扉4が前方に凸湾曲した形状となっており、透明カバー42および外面板44の排気口7よりも上側の表面は、鉛直方向Vに対して所定角度αだけ後方に傾斜している。このような構成によれば、排気口7から上方に排出された蒸気が環状突部431と開口421との隙間を通って本体41内に入るのを防止できる。
また、環状突部431の先端が透明カバー42の前面よりも前方に張り出しているので、排気口7から上方に排出された蒸気が環状突部431と開口421との隙間を通って本体41内に入るのを、より効果的に防止できる。
さらに、透明カバー42の開口421の周縁に形成された環状リブ422が、外面板44の裏面(少なくとも外面板44の前面)よりも後方に張り出しているので、排気口7から上方に排出された蒸気が環状突部431と開口421との隙間を通って本体41内に入るのを、さらに効果的に防止できる。
このように、排気口7から上方に排出された蒸気が環状突部431と開口421との隙間を通って本体41内に入るのを効果的に防止できるので、本体41内に水滴が入り、その水滴が透明カバー42とシート45との間に入り込んで上扉4の見た目が悪くなるのを防止できる。
シート45には、透明カバー42の環状リブ422に対応する位置に開口451が形成されており、シート45を透明カバー42と外面板44との間に挟みこんだ状態では、環状リブ422が開口451内に挿通される。
透明カバー42の上端縁部は、比較的大きな曲率で本体41側に湾曲されることにより湾曲部420が形成されている。また、外面板44の上端縁部は、透明カバー42の湾曲部420に対向する位置で湾曲部420とほぼ同じ曲率で湾曲されることにより、湾曲部445が形成されている。シート45の上端縁部は、各湾曲部420,445間の隙間まで延びていて、この隙間内において湾曲した状態で挟まれている。
この実施形態では、シート45の上端縁部が各湾曲部420,445の曲率に合わせて予め湾曲されることにより湾曲部452が形成されている。これにより、上扉4の熱変形などに起因して、外面板44と透明カバー42との距離が不均一になった場合でも、シート45の湾曲部452が予め湾曲された形状に形成されているので、当該湾曲部452が不自然に撓んで見た目が悪くなるのを防止できる。
ただし、シート45は、その上端縁部が湾曲された形状に限らず、透明カバー42および外面板44が湾曲されている部分に対応する他の部分が湾曲された形状であってもよい。この場合、シート45は、透明カバー42の内面および外面板44の外面の起伏に対応させて、シート45全体が透明カバー42および外面板44に沿うように形成されていてもよい。
図3は、透明カバー42の外観構成を示す図であって、図3(a)は背面図、図3(b)は左側面図、図3(c)は底面図をそれぞれ示している。
図3を参照して、透明カバー42は、上扉4の外面板44(シート45)の表面に対向して配置される主板部423と、主板部423の外縁全体にわたって後方側(本体41側)に突設された突出片424(上突出片424A、下突出片424B、左突出片424Cおよび右突出片424D)とを備えている。
左突出片424Cおよび右突出片424Dの先端縁からは、当該突出片424C,424Dと同方向にさらに一定量突出するラビリンスリブ425が形成されている(図3(b)参照)。各ラビリンスリブ425は、上下方向に沿って延びていて、その上下方向の所定位置(たとえば、等間隔の3箇所)には、後方側にさらに突出する係合片426が形成されている。一方、上突出片424Aおよび下突出片424Bの先端縁には、その左右方向の所定位置(たとえば、等間隔の6箇所)から後方側に突出する係合片426が形成されている。各係合片426には、本体41の外面板44に係合して当該透明カバー42を係止するための係合孔426Aが形成されている。
透明カバー42の開口421の周縁には、上述の通り、後方に突出する環状リブ422が形成されている。環状リブ422の先端縁の所定位置(たとえば、上側の中央部および下側の左右両端部)からは、さらに後方側に突出する突出片422Aが形成されている。これらの突出片422Aのうち、環状リブ422の下側の左右両端部に形成された突出片422Aには、開口421の内方に向かって突出した爪部422Bが形成されている。透明カバー42を本体41に取り付けると、上記爪部422Bが、開口421に挿通された環状突部431の外周面に引っ掛かるようになっている。これにより、透明カバー42が、排気口7の周囲で本体41に対してしっかりと固定される。
この実施形態では、係合片426や環状リブ422などの透明カバー42(主板部423)から突出する部材が、透明カバー42の外縁や開口421の周縁部などの縁部分に配置されているので、透明カバー42を前方から見たときに透けて見える上記のような裏側から突出する部材の肉厚部分を、目立たなくすることができる。したがって、上扉4の見た目をさらによくすることができる。
図4は、上扉4を左右方向に沿って切断したときの断面を上方から見たときの断面図である。図4(a)は、透明カバー42の係合片426を通らないように上扉4を切断したときの断面図であって、図4(b)は、透明カバー42の係合片426を通るように上扉4を切断したときの断面図である。なお、上扉4の左右両端部の構成は同様であるので、図4では、上扉4の右端部の構成についてのみ説明する。
外面板44は、内面板43に対して所定の間隔を空けて対向する主面部442と、主面部442の端部から後方(内面板43側)に突出し、本体41の側面を構成する側面部443とを備えている。内面板43は、側面部443の先端縁によって構成される開口443A内に嵌め込まれることにより、外面板44に取り付けられる。
図4(a)を参照して、外面板44の主面部442の右端縁には、透明カバー42のラビリンスリブ425に対応する位置に、当該ラビリンスリブ425の突出量と同程度の深さを有する凹部442Aが形成されている。この凹部442Aは、上下方向に延びるラビリンスリブ425に対応して、主板部442の右端縁を上下方向に延びている。この構成によれば、本体41の外面板44と透明カバー42との隙間(右側)から水が浸入しようとした場合に、ラビリンスリブ425によって水の浸入を阻止することができる。したがって、透明カバー42とシート45との間に水が入り込んで上扉4の見た目が悪くなるのを防止できる。ラビリンスリブ425によって浸入が阻止された水は、ラビリンスリブ425と凹部442Aとの隙間を通って(ラビリンスリブ425を伝って)落下する。
次に図4(b)を参照して、上記凹部442Aのうち係合片426に対応する部分は外面板44(主板部442)を貫通していて、これにより、係合片426を挿通するための挿通孔442Bが形成されている。この挿通孔442Bの周縁部の左側(側板部443と反対側)には、たとえば、右側(側板部443側)に向かって突出し、当該挿通孔442Bに挿通された係合片426の係合孔426Aに係合する爪部442Cが形成されている。
外面板44の側面部443の内面には、挿通孔442Bを覆うための傘部材444が突設されている。傘部材444には、挿通孔442Bの後方に所定の間隔を空けて対向する天板部444Aと、天板部444Aの上下両端部から主面部442側に延びる側板部444Bとが備えられていて、天板部444Aと側板部444Bとにより囲まれた空間内に挿通孔442Bが位置している。このような構成によれば、外面板44(側面部443)の開口443Aと内面板43との隙間から水が浸入した場合でも、挿通孔442Bが傘部材444により覆われているので、その水が挿通孔442B内に流入するのを防止できる。したがって、挿通孔442B内に水が流入し、その水が透明カバー42とシート45との間に入り込んで上扉4の見た目が悪くなるのを防止できる。
特に、上扉4を開いた状態では、内面板43の表面が上方を向くような姿勢で上扉4が保持されるので、外面板44(側面部443)の開口443Aと内面板43との隙間から浸入した水が挿通孔442B内に落下しやすいが、上記のように傘部材444を設けることにより、挿通孔442B内への水の流入を効果的に防止できる。
図5は、上扉4を下方から見た図であって、上扉4の左端部のみを示している。なお、上扉4の左右両端部の構成は同様であるので、図5では、上扉4の左端部の構成についてのみ説明する。
図5を参照して、透明カバー42の下突出片424Bの左端部には、たとえば、段部427が形成されている。この段部427によって、本体41の外面板44と透明カバー42との間に、略矩形の水抜き孔428が形成されている。本体41の外面板44と透明カバー42との隙間から浸入しようとした水は、上述のように、ラビリンスリブ425によってその浸入が阻止され、ラビリンスリブ425に沿って落下することとなるが、このようにして上扉4の下端部に到達した水は、上記水抜き孔428を通って下方に排出される。したがって、透明カバー42とシート45との間に水が入り込むのをより確実に防止できる。
図6は、透明カバー42の変形例を説明するための図であって、係合片426を通るように透明カバーを切断したときの断面図を示している。図6(a)は、この実施形態に係る透明カバー42の端部の形状を示しており、図6(b)は、第1変形例に係る透明カバー42Aの端部の形状を示しており、図6(c)は、第2変形例に係る透明カバー42Bの端部の形状を示している。
図6(a)〜(c)に示す透明カバー42,42A,42Bの前面の端部は、主板部423および突出片424の各表面を所定の曲率で滑らかに連結する凸湾曲面429となっている。透明カバー42,42A,42Bを本体41に取り付けるための係合片426は、凸湾曲面429の後方に配置されている。透明カバー42,42A,42Bを前方から見た場合、凸湾曲面429を介した光L1の屈折により、凸湾曲面429の実際に見ている部分の後方よりも内側の部分が見える。なお、凸湾曲面429の先端近傍を手前側から見た場合には、当該凸湾曲面429に対する入射角が小さくなり、全反射条件が満たされることになるので、凸湾曲面429の先端近傍で全反射した外部の光L2が視界に入ることとなる。
図6(a)に示す透明カバー42では、係合片426が、透明カバー42の凸湾曲面429を前方から見たときに当該係合片426が見えない死角に入るように、透明カバー42の厚みと係合片426の位置とが関係付けられている。すなわち、係合片426の前方から凸湾曲面429を見た場合、係合片429よりも内側の部分(内側の凸湾曲面429A近傍)で反射した光L1が視界に入るようになっていて、係合片429内を通過する光は視界に入らない。この場合、凸湾曲面429を介して視界に入る光L1が透明カバー42内を通過する距離は、凸湾曲面429でない部分(主板部423)を介して視界に入る光が透明カバー42内を通過する距離とほとんど変わらないので、この凸湾曲面429を介して係合片426の部分が暗く見えたりすることがなく、見た目がよい。
図6(b)に示す透明カバー42Aでも、図6(a)に示す透明カバー42と同様に、係合片426が、透明カバー42の凸湾曲面429を前方から見たときに当該係合片426が見えない死角に入るように、透明カバー42Aの厚みと係合片426の位置とが関係付けられている。すなわち、係合片426の前方から凸湾曲面429を見た場合、係合片426よりも内側の部分で反射した光L1が視界に入るようになっていて、係合片429内を通過する光は視界に入らない。この場合、凸湾曲面429を介して視界に入る光L1が透明カバー42A内を通過する距離は、凸湾曲面429でない部分(主板部423)を介して視界に入る光が透明カバー42A内を通過する距離とほとんど変わらないので、この凸湾曲面429を介して係合片426の部分が暗く見えたりすることがなく、見た目がよい。
図6(a)および(b)に示す透明カバー42,42Aのように、係合片426が死角に位置する構成に限らず、透明カバーから本体41側に突出する他の突起(たとえば、位置決め用の突起)が死角に位置するような構成であってもよい。
図6(c)に示す透明カバー42Bでは、図6(a)および(b)に示す透明カバー42,42Aとは異なり、凸湾曲面429を介して透明カバー42Bを前方から見た場合に視界に入る位置に係合片426が配置されている。すなわち、係合片426の前方から凸湾曲面429を見た場合、係合片426内を通過する光L1が視界に入るようになっている。この場合、凸湾曲面429を介して視界に入る光L1が透明カバー42B内を通過する距離は、凸湾曲面429でない部分(主板部423)を介して視界に入る光が透明カバー42B内を通過する距離よりも長くなるので、この凸湾曲面429を介して見える係合片426の部分が暗く見える。
透明カバー42,42A,42Bの係合片426の表面は、塗料などを用いて白色に着色されていてもよい。この場合、本体41の外面板44は灰色であってもよい。このように、係合片426の表面が本体41の色よりも明るい色(より好ましくは、本体41の色と同系色のより明るい色)で着色されていれば、図6(c)のように係合片426を介して視界に入る光が透明カバー42B内を通過する距離が、係合片426が設けられていない部分を介して視界に入る光が透明カバー42内を通過する距離よりも長い場合でも、係合片426を介して視界に入る光量が多くなり、係合片426の部分が比較的明るく見える。このような構成によっても、係合片426の部分が暗く見えるのを防止できるので、見た目がよい。
ただし、係合片426の表面が着色された構成に限らず、透明カバーから本体41側に突出する他の突起(たとえば、位置決め用の突起)の表面が着色されたような構成であってもよい。
図7は、シート45の背面図である。
図7を参照して、シート45の背面(本体41側の面)には、その開口451の周囲に、シート45の厚みを増加させて補強するための補強シール453,454が貼り付けられている。補強シール453,454は、可撓性を有する部材であって、その厚みがシート45の厚みよりも厚く(たとえば、0.3mm程度)形成されている。
補強シール453は、左右方向に長尺形状であって、開口451の上方を当該開口451の上端縁に沿って左端から右端まで延びている。一方、補強シール453は、開口451の左右両側にそれぞれ配置され、開口451の側方に位置する第1シール部454Aと、第1シール部454Aの上端から左右方向に延びる第2シール部454Bとを含む略L字状に形成されている。第2シール部454Bは、補強シール453と同一直線上に延びており、補強シール453と各補強シール454の第2シール部454Bとにより、シート45の開口451の上方が当該シート45の左端部から右端部まで補強された状態となっている。
この実施形態では、排気口7から排出される蒸気に起因して、開口451の周囲において外面板44および透明カバー42が変形しやすい。特に、開口451の下方では、爪部422Bと環状突部431の外周面との係合によって透明カバー42が本体41に固定されているのに対し、開口451の上方では、透明カバー42が本体41に固定されていないので、開口451の上方における透明カバー42と本体41との隙間が広がりやすい。この場合、透明カバー42と本体41との隙間が比較的大きい部分でシート45が撓み、見た目が悪くなるおそれがある。
したがって、上記のように開口451の周囲(特に、上方)を補強シール453で補強することにより、本体41と透明カバー42との間に挟まれたシート45が撓んで見た目が悪くなるのを防止できる。
ただし、各補強シール453,454は、一体的に形成されていてもよい。また、シート45に対して補強シールを貼り付ける部分は、開口451の上方および側方に限らず、開口451の周囲全体に補強シールが貼り付けられていてもよいし、開口451の周囲以外のシート45が撓みやすい部分に補強シールが貼り付けられていてもよい。
シート45を補強するためにシート45の背面に貼り付けられる補強部材は、シール状のものに限らず、たとえば、板状のものであってもよい。また、シート45の背面に補強部材を貼り付けるような構成に限らず、たとえば、シート45自体の厚みを部分的に厚く形成してもよい。
透明カバー42の内面およびシート45の透明カバー42側の面が滑らかである場合、透明カバー42とシート45とが密着する。このとき、外面板44と透明カバー42との隙間が不均一な場合には、当該上扉4を正面側から見たときに、外面板44と透明カバー42との隙間が狭くてシート45に対して比較的大きな圧力が生じている部分に虹色の模様(にじみ)が現れる場合がある。この場合、透明カバー42とシート45との間に水が浸入しているように見えて、見栄えが悪い。
そこで、この実施形態では、シート45の透明カバー42側の面には、その表面を粗くするためのマット処理(サンドブラスト処理や薬品を用いた処理など)が施されている。このような構成によれば、シート45の透明カバー42側の面を粗くして、透明カバー42とシート45との密着度を低減させることができる。これにより、上扉4を正面側から見たときに、透明カバー42とシート45との間ににじみが現れて、見た目が悪くなるのを防止できる。
図8は、透明カバー42のさらに別の変形例を説明するための図である。図8(a)は、第3変形例に係る透明カバー42Cを備えた上扉4の正面図を示しており、図8(b)は、第4変形例に係る透明カバー42Dを備えた上扉4の正面図を示している。
図8(a)に示す透明カバー42Cは、排気口7の下端縁に沿った左右方向の境界線X1よりも下方に位置している。すなわち、この透明カバー42Cは、本体41の上記境界線X1よりも下側の部分のみを覆っている。このような構成にすれば、排気口7から上方に排出された蒸気が、透明カバー42Cと本体41との間に入り込むのを防止できる。したがって、透明カバー42Cとシート45との間に水滴が入って見た目が悪くなるのを防止できる。
図8(b)に示す透明カバー42Dは、排気口7の左右両側縁に沿って上方向に延びる境界線X2よりも内側(中央側)に位置しないようになっている。すなわち、この透明カバー42Dは、排気口7の上側部分を除く本体41の表面を覆っている。このような構成であっても、排気口7から上方に排出された蒸気が、透明カバー42Dと本体41との間に入り込むのを防止できる。したがって、透明カバー42Dとシート45との間に水滴が入って見た目が悪くなるのを防止できる。
図9〜図11は、それぞれ、第2〜第4実施形態に係る上扉4A,4B,4Cの構成を示す図である。各実施形態に係る上扉4A,4B,4Cは、たとえば、第1実施形態に係る上扉4と同様に、食器投入口3を開閉するための本体41A,41B,41Cと、本体41A,41B,41Cの前面側(食器投入口3と反対側)を覆う透明カバー42E,42F,42Gとを備えていて、透明カバー42E,42F,42Gと本体41A,41B,41Cとの間には、シート(図示せず)が挟まれている。上扉4A,4B,4Cの上部中央には、洗浄室9内の蒸気を機外に排出するための排気口7が、左右方向に長く延びるように形成されている。
図9(a)は、第2実施形態に係る上扉4Aを手前側斜め上方から見た概略斜視図であり、図9(b)は、A−A線に沿った概略断面図である。
図9を参照して、第2実施形態に係る上扉4Aでは、透明カバー42Eが本体41Aの前面全体を覆うように前方から取り付けられる。透明カバー42Eは平板状であって、その裏面(本体41A側の面)の外縁部には、本体41A側に突出する突出部461が形成されている。この突出部461が、本体41Aの前面の外縁部に形成された凹部462内に嵌め込まれることにより、透明カバー42Eが本体41Aに対して位置決めされる。
透明カバー42Eの4隅(突出部461よりも内側)には、たとえば、当該透明カバー42Eと本体41Aとを固定するピン463を挿入するための貫通孔464が形成されている。また、本体41Aの上記貫通孔464に対向する位置には、貫通孔465が形成されている。ピン463は、頭部463Aと軸部463Bとを有しており、軸部463Bの先端には、当該軸部463Bの周面よりも外方に拡がるように形成された弾性変形部463Cが備えられている。
透明カバー42Eの前方から貫通孔464,465にピン463を挿入すると、ピン463の先端に形成された弾性変形部463Cが内方(軸部463B側)に弾性変形する。そして、ピン463の軸部463Bが、透明カバー42Eの貫通孔464および本体41Aの貫通孔465を通ってさらに押し込まれ、弾性変形部463Cが本体41Aの貫通孔465を通過すると、当該弾性変形部463Cが元の状態(軸部463Bの周面よりも外方に拡がった状態)に戻り、貫通孔465の周縁部に係合する。これにより、透明カバー42Eと本体41Aとがピン463により固定される。
ピン463は、上扉4Aの4隅に取り付けられるのではなく、たとえば、上扉4Aの外縁に沿って多数(5つ以上)の位置に取り付けられていてもよい。
また、透明カバー42Eと本体41Aとを固定するための固定具は、ピン463に限らず、たとえば、ねじなどであってもよい。この場合、本体41Aにねじを締め付けるためのねじ孔が形成されていてもよい。
図10(a)は、第3実施形態に係る上扉4Bを手前側斜め上方から見た概略斜視図であり、図10(b)は、B−B線に沿った概略断面図である。
図10を参照して、第3実施形態に係る上扉4Bでは、透明カバー42Fが本体41Bの前面全体を覆うように前方から取り付けられる。透明カバー42Fは平板状であって、その裏面(本体41B側の面)の外縁部には、本体41B側に突出する突出部471が形成されている。本体41Bの前面の外縁部には、透明カバー42Fの突出部471を嵌め込むための凹部462が形成されている。また、透明カバー42Fの裏面の4隅(突出部471よりも内側)には、たとえば、本体41B側に向かって突出し、その内周面がねじ孔を構成する円筒突部472が形成されている。本体41Bの上記円筒突部472に対向する位置には、当該円筒突部472に対応する形状の円筒凹部473が形成されている。透明カバー42Fの突出部471および円筒突部472が、それぞれ本体41Bの凹部462および円筒凹部473に嵌め込まれることにより、透明カバー42Fが本体41Bに対して位置決めされる。
透明カバー42Fを本体41Bに対して位置決めした後、本体41Bの内側から円筒凹部473の底面に形成された貫通孔474にねじ475を通し、透明カバー42Fの円筒突部472内に締め付けることにより、透明カバー42Fと本体41Bとが固定される。
ねじ475は、上扉4Bの4隅に取り付けられるのではなく、たとえば、上扉4Bの外縁に沿って多数(5つ以上)の位置に取り付けられていてもよい。
図11(a)は、第4実施形態に係る上扉4Cを手前側斜め上方から見た概略斜視図であり、図11(b)は、上扉4Cの右下端部を斜め下方から見た概略斜視図である。
図11を参照して、第4実施形態に係る上扉4Cでは、透明カバー42Gが本体41Cに対して下方からスライドされて取り付けられる。透明カバー42Gは平板状であって、その下端面を除く周面(上端面および左右端面)には、当該透明カバー42Gを本体41Cに対してスライドさせる際のガイドとしての突出部481が形成されている。
本体41Cの前面482は、たとえば、側面部483の先端(前端)よりも透明カバー42Gの厚さ分だけ後方に位置していて、これにより、本体41Cの前面側には、透明カバー42Gを収容するための収容凹部484が形成されている。側面部483の先端部には、内方に向かって突出する係止枠485が形成されている。この係止枠485と本体41Cの前面482との間の空間内を突出部481がスライドするように、透明カバー42Gを下方から本体41Cの収容凹部484内に挿入することにより、透明カバー42Gが本体41Cに対して取り付けられる。
この実施形態では、透明カバー42Gと本体41Cとを固定するために固定具を用いる必要がないので、透明カバー42Gの本体41Cに対する取り付けが容易であり、見た目もよい。
ただし、透明カバー42Gを収容凹部484内にスライドさせて取り付けるのではなく、たとえば、爪部や固定具などを用いて、透明カバー42Gを収容凹部484内に係止させるような構成であってもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、透明カバー42,42A〜42Gは、完全に透明である必要はなく、半透明であってもよい。
上記実施形態では、透明カバー42,42A〜42Gやシート45を上扉4に適用した場合について説明したが、同様の構成を下扉5に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、食器投入口3を2枚の扉(上扉4および下扉5)で覆うような構成の食器洗い機1について説明したが、この発明は、たとえば、食器投入口を一枚ものの扉で覆うような構成の食器洗い機にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る食器洗い機を手前側斜め上方から見た斜視図である。 上扉の縦断面を右側から見た図である。 透明カバーの外観構成を示す図である。 上扉を左右方向に沿って切断したときの断面を上方から見たときの断面図である。 上扉を下方から見た図である。 透明カバーの変形例を説明するための図である。 シートの背面図である。 透明カバーのさらに別の変形例を説明するための図である。 第2実施形態に係る上扉の構成を示す図である。 第3実施形態に係る上扉の構成を示す図である。 第4実施形態に係る上扉の構成を示す図である。
符号の説明
1 食器洗い機
3 食器投入口
4,4A〜4C 上扉
7 排気口
9 洗浄室
41,41A〜41C 本体
42,42A〜42G 透明カバー
45 シート
421 開口
425 ラビリンスリブ
426 係合片
429 凸湾曲面
485 係止枠

Claims (11)

  1. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーと、
    上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシートとを含み、上記シートは、部分的に厚みが増加されることにより補強されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  2. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーとを含み、
    上記透明カバーの内面が塗装されており、
    上記透明カバーの内面の外縁部には、上記本体側に突出し、上記透明カバーの内面と上記本体の外面との間に水が浸入するのを防止するための水浸入防止用リブが形成されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  3. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーと、
    上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシートとを含み、
    上記透明カバーの内面の外縁部には、上記本体側に突出し、上記透明カバーの内面と上記本体の外面との間に水が浸入するのを防止するための水浸入防止用リブが形成されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  4. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーとを含み、
    上記透明カバーの内面が塗装されており、
    上記透明カバーは、その厚みが所定の厚みにされ、かつ、その外面の外縁は凸湾曲面とされていて、内面の外縁部には位置決め用または係止用の突起が設けられており、この突起が、透明カバーを外面側から見たときに当該突起が見えない死角に入るように、透明カバーの厚みと突起の位置とが関係付けられていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  5. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーと、
    上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシートとを含み、
    上記透明カバーは、その厚みが所定の厚みにされ、かつ、その外面の外縁は凸湾曲面とされていて、内面の外縁部には位置決め用または係止用の突起が設けられており、この突起が、透明カバーを外面側から見たときに当該突起が見えない死角に入るように、透明カバーの厚みと突起の位置とが関係付けられていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  6. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーとを含み、
    上記透明カバーの内面が塗装されており、
    上記透明カバーには、その内面に位置決め用または係止用の突起が設けられており、この突起の表面が上記本体の色よりも明るい色で着色されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  7. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーと、
    上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシートとを含み、
    上記透明カバーには、その内面に位置決め用または係止用の突起が設けられており、この突起の表面が上記本体の色よりも明るい色で着色されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  8. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーとを含み、
    上記透明カバーの内面が塗装されており、
    上記本体には、上記食器洗い機内の蒸気を排出するための排気口が形成されており、
    上記透明カバーには、上記排気口に対応する位置に開口が形成されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  9. 食器洗い機に備えられた食器投入口を開閉するための食器洗い機用扉であって、
    閉じたときに食器投入口に臨む内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記食器投入口を塞ぐための本体と、
    上記本体の外面と対向する内面と、この内面と反対側の外面とを有し、上記本体の外面を覆うための透明カバーと、
    上記本体の外面と上記透明カバーの内面との間に配置された所定の色のシートとを含み、
    上記本体には、上記食器洗い機内の蒸気を排出するための排気口が形成されており、
    上記透明カバーには、上記排気口に対応する位置に開口が形成されていることを特徴とする食器洗い機用扉。
  10. 上記透明カバーは、上記本体の外面における上記排気口の上側部分を覆わない形状であることを特徴とする請求項8または9記載の食器洗い機用扉。
  11. 上記本体の外面における上記排気口の上側部分は、当該食器洗い機用扉を閉じた状態で、上記排気口から遠ざかるにつれて上記食器投入口側に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の食器洗い機用扉。
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