JP4211186B2 - 車両用ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ヒートポンプ装置における室外熱交換器の除霜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気自動車等に搭載されるヒートポンプ装置では、暖房モード時に室外熱交換器を蒸発器として作用させ、室外熱交換器が大気からの吸熱作用を果たしているので、室外熱交換器が着霜すると、吸熱量が低下し暖房性能が低下する。
【0003】
従って、暖房性能の確保のために室外熱交換器の除霜が必要となる。特開平7−19675号公報では、電気自動車用ヒートポンプ式装置において、車載バッテリの充電時、すなわち、停車時に室外熱交換器の除霜を行うことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電気自動車の場合、車載バッテリの充電容量の制約から走行距離が比較的短いので、ヒートポンプ装置の使用時間も短いことになる。そのため、車載バッテリの充電毎に、これと連動して室外熱交換器の除霜を行う方式であっても、室外熱交換器の着霜の進行による暖房性能の低下度合いを比較的小さく抑えることができ、実用上の問題が少ない。
【0005】
しかし、燃料電池搭載等による電気自動車の場合は、車載バッテリの充電容量による走行距離の制限がなくなって走行距離が長くなるので、走行中に室外熱交換器の着霜が進行して暖房性能が大きく低下するという事態が起こる。従って、車両走行中に室外熱交換器の除霜を行う必要が生じる。
【0006】
ところで、室外熱交換器の除霜は通常、高圧側の高温冷媒を室外熱交換器に流入させて行うのであるが、車両走行中には室外熱交換器に走行風が当たるので、除霜用の高温冷媒の折角の熱が大気中に多く放熱されてしまい、室外熱交換器の除霜に長時間を要する。この除霜期間中は室内暖房能力が大きく低下するので、除霜時間が長くなることは乗員の暖房フィーリングを著しく悪化させる。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、車両用ヒートポンプ装置における室外熱交換器の除霜に際して、車両走行中でも走行風による大気中への放熱を効果的に抑制して、室外熱交換器の除霜を良好に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ヒートポンプ装置において室外熱交換器が蒸発器となる暖房モード時には、室外熱交換器の冷媒通路における圧損により室外熱交換器の冷媒入口側に比して冷媒出口側の方が冷媒蒸発圧力が低下し、その蒸発圧力の低下分だけ冷媒出口側における冷媒蒸発温度が下がる。そのため、暖房モード時に室外熱交換器では冷媒出口側から着霜が起こり、着霜が進行するという現象が発生する。
【0009】
そこで、この点に着目して、請求項1に記載の発明では、室外熱交換器(9)に空気流れ方向に沿って2つ以上に分割された風上側熱交換部(91)および風下側熱交換部(92)を備え、
暖房モード時は室外熱交換器(9)において風下側熱交換部(92)から風上側熱交換部(91)の順に冷媒が流れるようにし、これにより、暖房モード時に室外熱交換器(9)の風下側熱交換部(92)よりも風上側熱交換部(91)が優先的に着霜するようになっており、
室外熱交換器(9)の温度を検出する着霜センサ(19)および着霜センサ(19)の検出信号が入力される空調用電子制御装置(20)を備え、
空調用電子制御装置(20)は、車両走行時に着霜センサ(19)の検知温度が所定温度(T1)より低下した後に、所定時間(t0)が経過すると、風上側熱交換部(91)および風下側熱交換部(92)の両方の着霜状態を判定し、
空調用電子制御装置(20)は、車両走行時に両熱交換部(91、92)の着霜状態を判定すると、風下側熱交換部(92)のみに高圧側の冷媒を流し、風上側熱交換部(91)は着霜による閉塞状態を維持する走行時除霜モードを設定することを特徴としている。
【0010】
これによると、暖房モード時に室外熱交換器(9)では、風上側熱交換部(91)の温度が風下側熱交換部(92)より低下するとともに、除湿前の水分の多い空気が最初に風上側熱交換部(91)と熱交換するから、必ず、風上側熱交換部(91)から着霜が起こり、その後に風下側熱交換部(92)で着霜が起こる。
【0011】
従って、車両走行時に、室外熱交換器(9)の除霜を行うときに、風下側熱交換部(92)のみに高圧側冷媒を流入させて、風下側熱交換部(92)のみ除霜を行うことにより、着霜により閉塞状態となった風上側熱交換部(91)が走行風の遮断作用を果たすので、高圧側冷媒の熱を走行風側に無駄に放出することなく風下側熱交換部(92)の除霜のために有効に利用することができる。よって、車両走行中であっても、風下側熱交換部92の除霜を素早く行うことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明のように、室外熱交換器(9)の風下側熱交換部(91)のみに冷媒を流す第1の状態と、風下側熱交換部(91)および風上側熱交換部(92)の両方に冷媒を流す第2の状態とを切り替える切替手段(11、12、14、16〜18)を備えることにより、暖房モードの立ち上がり時における第2の状態から室外熱交換器(9)の除霜時における第1の状態への切替を行うことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、車両走行時に走行時除霜モードを設定するときは切替手段により第1の状態を選択し、停車時に室外熱交換器(9)の除霜を行う停車時除霜モードを設定するときは切替手段により第2の状態を選択することを特徴とする。
【0014】
これにより、車両走行時には第1の状態の選択により風下側熱交換部92の除霜を素早く行うことができるとともに、停車時には走行風がなくなり、走行風への高圧側冷媒の熱の放出がなくなることに着目して、第2の状態を選択することにより、風下側熱交換部(91)および風上側熱交換部(92)の両方の除霜を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明では、車両走行時に切替手段により第1の状態を選択して室外熱交換器(9)の除霜を行った後に、暖房モードを再開させるときは、風下側熱交換部(92)のみに冷媒を流すことを特徴とする。
【0016】
これにより、走行時の除霜後は風下側熱交換部(92)の吸熱作用により暖房モードを再開させることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明では、走行時除霜モード時に、高圧側の冷媒が室内熱交換器(4)を通過して室外熱交換器(9)に流入する第1通路と、高圧側の冷媒が室内熱交換器(4)をバイパスして室外熱交換器(9)に流入する第2通路(13)とを形成することを特徴とする。
【0018】
これにより、車両走行時の除霜時に第1通路と第2通路(13)からの高圧側の冷媒を合流させて室外熱交換器(9)に流入させ、室外熱交換器(9)の除霜を行うことができる。
【0019】
請求項6に記載の発明では、停車時に切替手段により第2の状態を選択して室外熱交換器(9)の除霜を行った後に、暖房モードを再開させるときは、風下側熱交換部(91)および風上側熱交換部(92)の両方に冷媒を流すことを特徴とする。
【0020】
これにより、停車時の除霜後は風上、風下側の両熱交換部(92)の吸熱作用により暖房モードを再開させることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明では、停車時除霜モード時に、高圧側の冷媒の全量が室内熱交換器(4)を通過して室外熱交換器(9)に流入することを特徴とする。
【0022】
これにより、停車時の除霜時に高圧側冷媒の全量がまず最初に室内熱交換器(4)に流入するから、除霜時であっても、室内熱交換器(4)による室内暖房能力の低下度合いを抑制できる。
【0023】
請求項8に記載の発明では、停車時除霜モード時に、高圧側の冷媒が室内熱交換器(4)を通過して室外熱交換器(9)に流入する第1通路と、高圧側の冷媒が室内熱交換器(4)をバイパスして室外熱交換器(9)に流入する第2通路(13)とを形成することを特徴とする。
【0024】
これにより、停車時の除霜時に第1通路と第2通路(13)からの高圧側の冷媒を合流させて室外熱交換器(9)に流入させ、室外熱交換器(9)の除霜を行うことができる。そのため、請求項7に比して除霜能力を向上できる。
【0025】
請求項9に記載の発明では、第1通路および第2通路(13)を流れる冷媒の流量比を調整する弁手段(11、12)を備えることを特徴とする。
【0026】
これにより、第1通路および第2通路(13)を流れる冷媒の流量比を調整して室内暖房能力と除霜能力の割合を容易に調整できる。
【0032】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を電気自動車用空調装置に適用した場合の全体システム構成を示すもので、1は空調装置室内ユニット部の空気通路を構成するダクトで、その一端側に室内送風機2が配置されている。この室内洋風機2は遠心式送風ファン2aと、駆動用モータ2bとを有し、送風ファン2aは吸入口2cから空気を吸入して送風する。なお、吸入口2cから吸入される空気は内外気切替ドア(図示せず)により内気と外気に切替可能になっている。
【0034】
3はダクト1内において室内送風機2の下流側に配置された室内蒸発器で、冷凍サイクルの低圧冷媒と送風空気との間で熱交換して送風空気を冷却する。4はダクト1内において室内蒸発器3の下流側に配置された室内放熱器(室内凝縮器)で、冷凍サイクルの後述の圧縮機5から吐出される高圧冷媒と送風空気との間で熱交換して送風空気を加熱する。本実施形態では、室内熱交換器として室内蒸発器3と室内放熱器4とを用いている。
【0035】
6はダクト1内において室内放熱器4をバイパスして送風空気が流れるバイパス通路、7は室内放熱器4とバイパス通路6への空気流れを切り替える通路切替ドアである。8は車室内への吹出口であり、実際は、複数の吹出口(フェイス吹出口、フット吹出口およびデフロスタ吹出口)が設けられ、図示しない吹出モードドアにより開閉される。
【0036】
上記圧縮機5は、冷凍サイクルの冷媒を吸入、圧縮、吐出するもので、駆動用電動モータ(図示せず)と一体化された電動圧縮機から構成されている。9は冷媒と室外空気との間で熱交換を行う室外熱交換器であり、空気流れ方向(車両走行風の流れ方向)Aに対して上流側に配置された風上側熱交換部91と、車両走行風Aに対して下流側に配置された風下側熱交換部92とを有している。
【0037】
そして、本例では、風下側熱交換部92の更に下流側に吸い込み式の室外送風機10を配置し、この室外送風機10の軸流ファン10aを駆動用モータ10bにより回転駆動することにより室外熱交換器9に室外空気が矢印A方向に送風される。
【0038】
室外熱交換器9の冷媒入口部9aを風下側熱交換部92側に配置し、冷媒出口部9bを風上側熱交換部91側に配置することにより、室外熱交換器9において冷媒が風下側熱交換部92から風上側熱交換部91側へと流れるようになっている。
【0039】
室外熱交換器9の冷媒入口部9aは暖房用の第1電気膨張弁11を経て室内放熱器4の冷媒出口部に接続されるとともに、第2電気膨張弁12を有するバイバス通路13を経て圧縮機5の吐出側に直接接続される。室外熱交換器9の冷媒出口部9bは冷房用の第3電気膨張弁14を経て室内蒸発器3の冷媒入口部に接続される。
【0040】
ここで、圧縮機5の吐出側→室内放熱器4→第1電気膨張弁11→冷媒入口部9aに至る冷媒通路により請求項5、8の第1通路を構成し、バイバス通路13により請求項5、8の第2通路を構成している。
【0041】
第1〜第3電気膨張弁11、12、14は冷媒通路の開度を電気制御により調整できる公知のもので、冷媒通路の減圧手段としての役割を果たす。15は圧縮機5の吸入側に配置されたアキュムレータで、サイクル内を循環する余剰冷媒を蓄えるとともに、内部に流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して気相冷媒を圧縮機5に吸入させる。
【0042】
室外熱交換器9の冷媒出口部9bは第1電磁弁16を経てアキュムレータ15の入口側にも接続され、また、室外熱交換器9の風下側熱交換部92と風上側熱交換部91との中間接続部9cが第2電磁弁17を経てアキュムレータ15の入口側に接続される。更に、中間接続部9cは第3電磁弁18を経て室内蒸発器3の冷媒入口部にも接続される。
【0043】
本実施形態では、室外熱交換器9の2つの熱交換部91、92への冷媒経路を切り替える切替手段を、第1〜第3電気膨張弁11、12、14および第1〜第3電磁弁16、17、18の組み合わせにより構成する。
【0044】
一方、室外熱交換器9の着霜状態に応じた信号を検出する着霜センサ19が室外熱交換器9に備えられている。この着霜センサ19は、本例ではサーミスタのような温度センサからなり、室外熱交換器9の風下側熱交換部92と風上側熱交換部91との中間接続部9c近傍の位置に配置され、中間接続部9c近傍の冷媒配管表面温度を検出する。
【0045】
図2は本実施形態の電気制御ブロック図であり、空調用電子制御装置20はCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成されるものである。この空調用電子制御装置20には、上記の着霜センサ19の他に、車速センサ21から車速信号が入力される。更に、空調制御のために、内気温Tr、外気温Tam等を検出する周知のセンサ群22から検出信号が制御装置20に入力される。
【0046】
また、車室内計器盤近傍に設置される空調制御パネル23には乗員により手動操作される操作スイッチ群が備えられ、この操作スイッチ群の操作信号も制御装置20に入力される。この操作スイッチ群としては、温度設定信号、風量切替信号、吹出モード信号、内外気切替信号、圧縮機5のオンオフ信号、冷凍サイクルの運転モード信号を発生する各種スイッチが設けらる。
【0047】
図2において、24は冷凍サイクルの運転モードスイッチであり、このスイッチ24の操作により、サイクル運転モードを冷房モード、暖房モードおよび除湿モードに切替可能になっている。なお、このサイクル運転モードの切替は、運転モードスイッチ24の手動操作の他に、空調の自動制御と連動して行うこともできる。
【0048】
例えば、車室内を温度設定操作スイッチによる設定温度Tsetに維持するのに必要な、車室内への目標吹出温度TAOを、設定温度Tset、外気温Tam、内気温Tr等に基づいて算出するとともに、目標吹出温度TAOと外気温Tamとを比較して、目標吹出温度TAOが外気温Tamより所定温度(例えば、5°)以上高いときに、暖房モードを自動的に選択するようにしてもよい。
【0049】
空調用電子制御装置20には車載の低圧側バッテリ25から電源が供給され、図1の第1〜第3電気膨張弁11、12、14、第1〜第3電磁弁16、17、18、室内送風機2のファン駆動用モータ2bおよび室外送風機10のファン駆動用モータ10bの作動を制御する。
【0050】
また、空調用電子制御装置20は、通路切替ドア7の駆動用サーボモータ26、内外気切替ドア(図示せず)の駆動用サーボモータ27、および吹出口8の開閉用吹出モードドア(図示せず)の駆動用サーボモータ28の作動も低圧側バッテリ25からの電源供給で制御するようになっている。
【0051】
圧縮機5の駆動用電動モータは、車載の高圧側バッテリ29から交流インバータ30を介して三相交流電源が供給されて作動するようになっている。そして、空調用電子制御装置20により交流インバータ30を制御することにより圧縮機5の駆動用電動モータに供給される三相交流の周波数を制御し、これにより、圧縮機5の回転数を必要冷暖房能力が得られるように調整する。
【0052】
次に、本実施形態の作動を説明すると、図3は空調用電子制御装置20のマイクロコンピュータにより実行される制御フローであり、暖房モード時の作動を示す。空調制御パネル23の運転モードスイッチ24が乗員により暖房モード位置に操作されると、図3の制御フローがスタートし、まず、ステップS100にて暖房立ち上がりモードが設定され、冷凍サイクルの各種弁が図4の▲1▼欄のように制御される。
【0053】
このため、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図5の太実線の経路で冷媒が循環する。すなわち、圧縮機5で圧縮された高温高圧の冷媒は室内放熱器4に流入する。そして、暖房モードでは通路切替ドア7がバイパス通路6を閉じる実線位置に操作されるので、室内送風機2の送風空気の全量が室内放熱器4を通過して加熱され温風となり、吹出口8から車室内の乗員足元部へ吹き出して車室内の暖房を行う。
【0054】
室内放熱器4にて高温高圧の冷媒は放熱して凝縮され、次に、この凝縮された冷媒が第1電気式膨張弁11の開度調節により減圧されて低温低圧の気液2相状態となる。そして、この低圧冷媒は室外熱交換器9において風下側熱交換部92→風上側熱交換部91の順に流れ、室外送風機10により送風される外気から吸熱して蒸発する。
【0055】
室外熱交換器9で蒸発したガス冷媒は第1電磁弁16を通過してアキュムレータ15に流入し、ここで、冷媒の気液分離が行われ、ガス冷媒が圧縮機5に吸入され、再び圧縮、吐出される。
【0056】
暖房立ち上がりモードでは、上記のように室外熱交換器9において風上、風下側の両熱交換部91、92で吸熱作用を行って外気からの吸熱量を増加させることができる。しかも、風下側熱交換部92→風上側熱交換部91の順に冷媒が流れるので、室外熱交換器9における冷媒通路の圧損により冷媒蒸発温度が風下側熱交換部92より風上側熱交換部91の方で低くなる。このため、室外熱交換器9では風上側熱交換部91から優先的に着霜が生じる。
【0057】
図3の制御フローのステップS110において、着霜センサ19の検知温度(室外熱交換器9の中間接続部9c近傍の冷媒配管表面温度)が第1所定温度T1(本例では−1℃)より低いか判定し、着霜センサ19の検知温度がこの第1所定温度T1より高い時は除霜の必要がないため、次のステップS120に進まない。
【0058】
そして、着霜センサ19の検知温度が上記第1所定温度T1より低くなると、次のステップS120に進み、タイマー時間=0にリセットした上で除霜タイマーをスタートさせる。次のステップS130にて除霜タイマー時間が所定時間t0(本例では1時間)を超えたか判定する。この所定時間t0は次のような考えで決めている。
【0059】
すなわち、室外熱交換器9の中間接続部9c近傍の冷媒配管表面温度が第1所定温度T1(本例では−1℃)より低い温度に低下した時点で、風上側熱交換部91では着霜がほぼ全面的に進行しており、そして、この後に、風下側熱交換部92での着霜がほぼ全面的に進行するに要する時間を実験的に求め、この風下側熱交換部92での着霜に要する時間に基づいて上記所定時間t0を決定している。
【0060】
従って、ステップS130にて除霜タイマー時間が所定時間t0(本例では1時間)を超えたと判定されたときは、室外熱交換器9の風上側熱交換部91および風下側熱交換部92の両方に着霜が全面的に進行したと推定できる。この状態では、室外熱交換器9での吸熱量が大幅に低下し、暖房能力も大幅に低下するため、室外熱交換器9の除霜が必要となる。
【0061】
そこで、次にステップS140に進み、車速が所定値VO(例えば、5〜10km/h程度)より高いか判定する。この判定は車両が走行時か停車時であるかを判定するためであり、車速>VOであるときは、ステップS150に進み、走行時除霜モードを設定する。
【0062】
この走行時除霜モードでは、冷凍サイクルの各種弁が図4の▲2▼欄のように制御される。このため、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図6の太実線の経路で冷媒が循環する。すなわち、圧縮機5で圧縮された高温高圧の冷媒は室内放熱器4に向かう流れと、バイパス通路13に向かう流れとに分岐される。
【0063】
そして、室内放熱器4に流入し、ここで、放熱した冷媒は第1電気式膨張弁11を通過してある程度減圧されてから室外熱交換器9の入口部9aへ向かう。また、圧縮機5からバイパス通路13に流入した冷媒も第2電気式膨張弁12にてある程度減圧されてから室外熱交換器9の入口部9aへ向かう。この2つの通路からの冷媒が入口部9aで合流した後、冷媒は室外熱交換器9の風下側熱交換部92のみを通過して第3電磁弁18を通過する。
【0064】
この第3電磁弁18での圧損により冷媒は低圧まで減圧されて室内蒸発器3に流入し、ここで室内送風機2の送風空気から吸熱して蒸発する。その後、冷媒はアキュムレータ15を経由して圧縮機5に吸入され、再び圧縮、吐出される。
【0065】
ところで、室外熱交換器9の風下側熱交換部92に流入する冷媒は、圧縮機5吐出側の高圧冷媒より若干量圧力が低下しただけであるため、室外熱交換器9の温度より十分高温状態にある。また、走行時除霜モードでは室外送風機10を停止させるので、室外熱交換器9には送風機10の送風空気が当たることがない。しかも、第1、第2電磁弁16、17の閉弁、第3電磁弁18の開弁により室外熱交換器9では風上側熱交換部91に冷媒が流れず、風下側熱交換部92のみに冷媒が流れる。従って、着霜により閉塞状態にある風上側熱交換部91により走行風が風下側熱交換部92に当たることを防止できる。
【0066】
以上の結果、風下側熱交換部92のみに高温冷媒を流入させることにより、高温冷媒の熱を走行風(大気中)に無駄に放出することなく風下側熱交換部92の除霜のために有効に利用できる。よって、車両走行中であっても、風下側熱交換部92の除霜を素早く行うことができる。
【0067】
なお、走行時除霜モードにおいて、室内放熱器4に向かう冷媒流れと、バイパス通路13に向かう冷媒流れの流量比率は第1、第2電気式膨張弁11、12の開度制御により調節可能であり、これにより、暖房能力と除霜能力を調節できる。この暖房能力と除霜能力の調節の具体例を説明すると、除霜熱量は外気温の低下に応じて増大するので、第2電気式膨張弁12の開度は外気温の低下に応じて増大する所定開度とする。これにより、外気温の低下によりバイパス通路13へのバイパス冷媒流量を増大させ、除霜熱量を増大できる。逆に、外気温が上昇すれば、除霜熱量が少なく済むので、第2電気式膨張弁12の開度を減少させる。
【0068】
一方、室内放熱器4と直列接続された第1電気式膨張弁11の開度は内気温(車室内温度)に応じて可変する。具体的には内気温が低いときは第1電気式膨張弁11を開き気味として、暖房側と除湿側との熱量比を略同等とする。逆に、内気温が高いときは第1電気式膨張弁11を閉じ気味として除湿側熱量を増大させる。
【0069】
上記走行時除霜モードを実行することにより、着霜センサ19の検知温度、すなわち、室外熱交換器9の中間接続部9c近傍の冷媒配管表面温度が次第に上昇していく。そして、ステップS160にて着霜センサ19の検知温度が第2所定温度T2より高いか判定する。ここで、第2所定温度T2は第1所定温度T1より所定値だけ高い温度で、本例ではT2=5℃としている。
【0070】
着霜センサ19の検知温度が第2所定温度T2より高くなると、室外熱交換器9の風下側熱交換部92の除霜が終了したと判定し、ステップS170にて走行時除霜後の暖房モードを設定する。この暖房モードでは冷凍サイクルの各種弁が図4の▲3▼欄のように制御される。
【0071】
このため、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図7の太実線の経路で冷媒が循環する。すなわち、圧縮機5で圧縮された高温高圧の冷媒は室内放熱器4に流入し、ここで、室内送風機2の送風空気に放熱し、送風空気を加熱する。室内放熱器4にて凝縮した冷媒は第1電気式膨張弁11の開度調節により減圧されて低温低圧の気液2相状態となる。
【0072】
そして、この低圧冷媒は室外熱交換器9において風下側熱交換部92のみを流れ、室外送風機10により送風される外気から吸熱して蒸発する。この風下側熱交換部92で蒸発したガス冷媒は第2電磁弁17、アキュムレータ15を通過して圧縮機5に吸入され、再び圧縮、吐出される。
【0073】
このように走行時除霜後の暖房モードでは、除霜がなされた風下側熱交換部92のみで外気から吸熱して車室内の暖房を行うことになる。従って、室外熱交換器9での吸熱量が図5の暖房立ち上がりモードより低下するが、ステップS110による暖房立ち上がりモードが既に実施され、車室温が既に上昇済みであるため、室外熱交換器9での吸熱量低下の弊害は小さい。
【0074】
次に、ステップS140にて車速が所定値VOより低いと判定されたとき、すなわち停車時には、ステップS180に進み停車時除霜モードを設定する。この停車時除霜モードでは冷凍サイクルの各種弁が図4の▲4▼欄のように制御される。
【0075】
このため、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図8の太実線の経路で冷媒が循環する。すなわち、圧縮機5で圧縮された高温高圧の冷媒は室内放熱器4に流入し、ここで、室内送風機2の送風空気に放熱し、送風空気を加熱する。室内放熱器4を通過した冷媒は全開状態の第1電気式膨張弁11を通過するので、減圧されずに室外熱交換器9に流入する。
【0076】
この室外熱交換器9では高温の高圧冷媒が風下側熱交換部92→風上側熱交換部91の順に両熱交換部92、91を通過し、その後に、第3電気式膨張弁14で高圧冷媒が減圧されて低温低圧の気液2相状態となる。次に、低圧冷媒は室内蒸発器3に流入し、ここで室内送風機2の送風空気から吸熱して蒸発する。その後、冷媒はアキュムレータ15を経由して圧縮機5に吸入され、再び圧縮、吐出される。
【0077】
ところで、停車時には走行風がないので、室外送風機10を停止することにより、高圧冷媒の熱が大気中に無駄に放出されることを防止できる。従って、室外熱交換器9において、風上側熱交換部91が走行風の遮断作用を果たす必要がないので、風下側熱交換部92だけでなく、風上側熱交換部91も同時に除霜を行うことができる。
【0078】
図8は停車時除霜モードの第1例を示すもので、この第1例によると、圧縮機5からの吐出冷媒の全量が室内放熱器4に流入するので、室内放熱器4による放熱量(暖房能力)の低下を抑制でき、その分、除霜能力が制限される。従って、除霜熱量をそれほど多く必要としない環境条件のとき(例えば、外気温が0℃より高いときなど)に図8の第1例による停車時除霜モードを実行するとよい。
【0079】
このような停車時除霜モードを実行することにより、着霜センサ19の検知温度、すなわち、室外熱交換器9の中間接続部9c近傍の冷媒配管表面温度が次第に上昇し、ステップS190にて着霜センサ19の検知温度が第2所定温度T2より高くなると、室外熱交換器9の風上、風下側の両熱交換部91、92の除霜が終了したと判定し、ステップS200にて停車時除霜後の暖房モードを設定する。
【0080】
この暖房モードでは冷凍サイクルの各種弁が図4の▲1▼欄の暖房立ち上がりモードと同じ状態に制御される。従って、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図5の太実線の経路で冷媒が循環するため、室外熱交換器9の風上、風下側の両熱交換部91、92で外気から吸熱を行って、車室内の暖房を行う。
【0081】
次に、図9は停車時除霜モードの第2例を示すもので、この第2例によると冷凍サイクルの各種弁が図4の▲5▼欄のように制御され、第2電気式膨張弁12の開弁により圧縮機5の吐出冷媒の一部が室内放熱器4をバイパスして、バイパス通路13を経て室外熱交換器9に直接流入する。これにより、図8の第1例に比較して室外熱交換器9で放熱される除霜熱量が増大する。
【0082】
従って、第2例による停車時除霜モードは、除霜熱量を多く必要とする環境条件のとき(例えば、外気温が0℃より低い低外気温時など)に実施すると好適である。それ故、図2のステップS180の前に、除霜熱量の大小を外気温等により判定するステップを追加し、このステップで除霜熱量が大きいと判定されたときは、第2例による停車時除霜モードを選択し、逆に、除霜熱量の小さいときは、第1例による停車時除霜モードを自動的に選択するようにしてもよい。
【0083】
なお、冷凍サイクルの運転モードスイッチ24が停止(OFF)位置に操作されると、ステップS210からステップS220に進み、暖房モードが停止される。
【0084】
冷凍サイクルの運転モードスイッチ24の操作により冷房モードが選択されたときは冷凍サイクルの各種弁が図4の▲6▼欄のように制御されるため、冷凍サイクルでは、圧縮機5の運転により図10の太実線の経路で冷媒が循環する。これに加えて、冷房モードでは通路切替ドア7が室内放熱器4の通路を全閉し、バイパス通路6を全開する。このため、室内放熱器4は高圧冷媒の単なる通路となり、室内送風機2の送風空気と熱交換しない。
【0085】
冷房モードでは室外熱交換器9が高圧冷媒を凝縮させる凝縮器として作用し、その凝縮後の高圧冷媒は第3電気膨張弁14で低圧に減圧され、室内蒸発器3で低圧冷媒が室内送風機2の送風空気から吸熱して蒸発する。室内蒸発器3で冷却された冷風は、室内放熱器4のバイパス通路6を通過して吹出口8から車室内へ吹き出して車室内を冷房する。
【0086】
次に、冷凍サイクルの運転モードスイッチ24の操作により除湿モードが選択されたときは、冷凍サイクルが上記冷房モード時と同一状態(すなわち、図4の▲6▼欄の状態)に制御され、図10の太実線の経路で冷媒が循環する。但し、除湿モードでは、通路切替ドア7を図5〜図9と同様に室内放熱器4の通路を全開し、バイパス通路6を全閉する位置に操作する。これにより、室内蒸発器3で冷却された冷風を室内放熱器4で再加熱して、除湿暖房を行うことができる。
【0087】
また、通路切替ドア7をバイパス通路6の全閉位置からバイパス通路6の開放側へ操作すれば、室内放熱器4を通過する温風とバイパス通路6を通過する冷風との風量割合を調節して、除湿モードでの車室内吹出温度を調節することができる。
【0088】
(他の実施形態)
なお、上述の一実施形態では、停車時には走行風がなくなるので、室外熱交換器9の風上、風下側の両熱交換部91、92の除霜を行うようにしているが、停車時でも風上側の熱交換部91に雪や雨が吹き込むような環境条件下では、風上側の熱交換部91の除霜熱量が大幅に増大するので、停車時に風上側の熱交換部91の除霜を禁止して、風下側の熱交換部92の除霜のみを行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体システム図である。
【図2】本発明の一実施形態の電気制御ブロック図である。
【図3】暖房時の作動を示すフローチャートである。
【図4】作動説明に用いる図表である。
【図5】暖房立ち上がりモードを示す全体システム図である。
【図6】走行時除霜モードを示す全体システム図である。
【図7】走行時除霜後の暖房モードを示す全体システム図である。
【図8】停車時除霜モードの第1例を示す全体システム図である。
【図9】停車時除霜モードの第2例を示す全体システム図である。
【図10】冷房モードを示す全体システム図である。
【符号の説明】
3…室内蒸発器、4…室内放熱器、5…圧縮機、9…室外熱交換器、
11、12、14…第1〜第3電気式膨張弁、
16、17、18…第1〜第3電磁弁、91…風上側熱交換部、
92…風下側熱交換部。

Claims (9)

  1. 暖房モード時に室外熱交換器(9)にて冷媒が吸熱し、室内熱交換器(4)にて冷媒が放熱するとともに、
    前記暖房モード時に前記室外熱交換器(9)が着霜すると、圧縮機(5)から吐出された高圧側の冷媒を前記室外熱交換器(9)に流入させ、前記室外熱交換器(9)の除霜を行う車両用ヒートポンプ装置において、
    前記室外熱交換器(9)は、空気流れ方向に沿って2つ以上に分割された風上側熱交換部(91)および風下側熱交換部(92)を有しており、
    前記暖房モード時には前記室外熱交換器(9)において前記風下側熱交換部(92)から前記風上側熱交換部(91)の順に冷媒が流れるようにし、これにより、前記暖房モード時に前記室外熱交換器(9)の前記風下側熱交換部(92)よりも前記風上側熱交換部(91)が優先的に着霜するようになっており、
    前記室外熱交換器(9)の温度を検出する着霜センサ(19)および前記着霜センサ(19)の検出信号が入力される空調用電子制御装置(20)を備え、
    前記空調用電子制御装置(20)は、車両走行時に前記着霜センサ(19)の検知温度が所定温度(T1)より低下した後に、所定時間(t0)が経過すると、前記風上側熱交換部(91)および前記風下側熱交換部(92)の両方の着霜状態を判定し、
    前記空調用電子制御装置(20)は、車両走行時に前記両熱交換部(91、92)の着霜状態を判定すると、前記風下側熱交換部(92)のみに前記高圧側の冷媒を流し、前記風上側熱交換部(91)は着霜による閉塞状態を維持する走行時除霜モードを設定することを特徴とする車両用ヒートポンプ装置。
  2. 前記風下側熱交換部(91)のみに冷媒を流す第1の状態と、前記風下側熱交換部(91)および前記風上側熱交換部(92)の両方に冷媒を流す第2の状態とを切り替える切替手段(11、12、14、16〜18)を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒートポンプ装置。
  3. 車両走行時に前記走行時除霜モードを設定するときは前記切替手段により前記第1の状態を選択し、停車時に前記室外熱交換器(9)の除霜を行う停車時除霜モードを設定するときは前記切替手段により前記第2の状態を選択することを特徴とする請求項2に記載の車両用ヒートポンプ装置。
  4. 車両走行時に前記切替手段により前記第1の状態を選択して前記室外熱交換器(9)の除霜を行った後に、前記暖房モードを再開させるときは、前記風下側熱交換部(92)のみに冷媒を流すことを特徴とする請求項3に記載の車両用ヒートポンプ装置。
  5. 前記走行時除霜モード時に、前記高圧側の冷媒が前記室内熱交換器(4)を通過して前記室外熱交換器(9)に流入する第1通路と、前記高圧側の冷媒が前記室内熱交換器(4)をバイパスして前記室外熱交換器(9)に流入する第2通路(13)とを形成することを特徴とする請求項3また4に記載の車両用ヒートポンプ装置。
  6. 停車時に前記切替手段により前記第2の状態を選択して前記室外熱交換器(9)の除霜を行った後に、前記暖房モードを再開させるときは、前記風下側熱交換部(91)および前記風上側熱交換部(92)の両方に冷媒を流すことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  7. 前記停車時除霜モード時に、前記高圧側の冷媒の全量が前記室内熱交換器(4)を通過して前記室外熱交換器(9)に流入することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  8. 前記停車時除霜モード時に、前記高圧側の冷媒が前記室内熱交換器(4)を通過して前記室外熱交換器(9)に流入する第1通路と、前記高圧側の冷媒が前記室内熱交換器(4)をバイパスして前記室外熱交換器(9)に流入する第2通路(13)とを形成することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の車両用ヒートポンプ装置。
  9. 前記第1通路および前記第2通路(13)を流れる冷媒の流量比を調整する弁手段(11、12)を備えることを特徴とする請求項5または8に記載の車両用ヒートポンプ装置。
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