JP4210211B2 - 筆ペン型化粧料 - Google Patents

筆ペン型化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP4210211B2
JP4210211B2 JP2003430646A JP2003430646A JP4210211B2 JP 4210211 B2 JP4210211 B2 JP 4210211B2 JP 2003430646 A JP2003430646 A JP 2003430646A JP 2003430646 A JP2003430646 A JP 2003430646A JP 4210211 B2 JP4210211 B2 JP 4210211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush pen
cosmetic
brush
iron oxide
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003430646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005187397A (ja
Inventor
祐行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shikizai Inc
Original Assignee
Nippon Shikizai Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shikizai Inc filed Critical Nippon Shikizai Inc
Priority to JP2003430646A priority Critical patent/JP4210211B2/ja
Publication of JP2005187397A publication Critical patent/JP2005187397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4210211B2 publication Critical patent/JP4210211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、筆ペン型化粧料用液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料に関する。さらに詳しくは、黒色顔料として黒酸化鉄を用いた筆ペン型化粧料用液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料に関する。
従来より、液状化粧料を内蔵させ、該液状化粧料を筆先に導き、筆により化粧を行う筆ペンタイプの化粧料、すなわち筆ペン型化粧料が汎用されている。筆ペン型化粧料は、通常、液状化粧料を充填したレフィル又はカートリッジ等と呼ばれる容器を、筆ペン型の塗布具に装着することにより、液状化粧料を塗布具内の筆先へと導入させるものである。また塗布具は筆先と反対側(後端)をノックすることにより、筆先への液状化粧料の導入を補助する機能を備えたものが多い。
筆ペン型化粧料に内蔵される液状化粧料は、粘度が高いと筆に液が流れなかったり、詰まったりするため、また高粘度の液を加圧により吐出させると吐出時に液ダレや噴出し等が発生する危険性があるため、また筆先の液の含み量を調整することが困難で一定のラインがかけず使用性が悪いために低粘度であることが要求される。
従来の筆ペン型化粧料に用いる液状化粧料には、顔料が配合され、黒色顔料として分散性のよい、カーボンブラックやタール色素を利用したものがあるが、これらは安全性の上で問題視されることがある。一方、安全性に問題のない黒酸化鉄は、カーボンブラックやタール色素に比べ分散性に劣り、また沈降分離した顔料に外力を与えて、再び均一に分散させる、いわゆる再分散性も悪い。また、黒酸化鉄は他の黒色顔料と比べ着色力が弱く、良好な発色を持たせるためには大量に配合する必要があり、このことが分散性、再分散性をさらに悪い状態する。さらに、化粧もちを持たせるためにポリマーエマルジョンを配合させるとその分散性はさらに悪くなり、経時により沈降した黒酸化鉄が固化してしまう。以上のことから、筆ペン型化粧料用の液状化粧料に黒酸化鉄を配合しようとする場合、液状化粧料としての経時の安定性の確保が難しく、筆ペン型化粧料としての良好な使用性を確保することが難しかった。
黒酸化鉄配合による経時的な目詰まりを抑制する技術として、例えば、特定の高分子分散剤と特定のノニオン性活性剤を併用した技術(例えば、特許文献1参照)、また黒酸化鉄を脂肪酸及びその塩で表面処理し、特定のミセル化剤を用いた技術(例えば、特許文献2参照)等がある。しかしながら、いずれも効果が充分でなかったり、化粧持ち向上のためのポリマーエマルジョンの配合が困難で化粧持ちが充分でなかったりして満足できるものではなかった。
特許第2604190号公報 特許第2622590号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、黒酸化鉄を着色顔料として配合した筆ペン型化粧料用液状化粧料であって、黒酸化鉄の経時での分散が良好で、また、液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料の使用に当たって、塗布しやすく、発色や化粧もち等の使用性が優れ、さらに筆ペン型化粧料の吐出性(つまり)が優れたものである筆ペン型化粧料用液状化粧料を内蔵した筆ペン型化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、筆ペン型化粧料用液状化粧料に配合する黒酸化鉄として親水化処理された黒酸化鉄を用い、この筆ペン型化粧料用液状化粧料に親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤、ポリマーエマルジョンを必須成分として配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、親水処理黒酸化鉄、親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤及びポリマーエマルジョンを含有する筆ペン型化粧料用液状化粧料を内蔵してなる筆ペン型化粧料である。
前記親水性非イオン界面活性剤は、HLB11〜18の非イオン界面活性剤であることが好ましい。
また前記金属イオン封鎖剤は、ヒドロキシ酸及び/又はその塩であることが好ましい。
本発明においては、筆ペン型化粧料用液状化粧料に、さらに、水膨潤性粘土鉱物を含有することが好ましい。水膨潤性粘土鉱物を含有することにより、筆ペン型化粧料用液状化粧料の経時での顔料安定性、前記液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料の筆からの液状化粧料の吐出性及びその経時吐出性がさらに向上する。
さらに、本発明は、筆ペン型化粧料用液状化粧料を充填してなる筆ペン型化粧料である。
本発明に係る筆ペン型化粧料とは、前記したように筆ペンタイプの化粧料であり、液状化粧料を内蔵させ、該液状化粧料を筆先に導き、筆により化粧を行うものである。
本発明によれば、黒酸化鉄を着色顔料として配合した筆ペン型化粧料用液状化粧料において、黒酸化鉄として親水性処理された黒酸化鉄を用い、さらに親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤並びにポリマーエマルジョンを配合することにより、顔料(黒酸化鉄)の分散性が良好な前記液状化粧料が得られ、該液状化粧料を筆ペン型化粧料容器に充填することにより液状化粧料の吐出性(経時吐出性を含む)及び使用性が優れた筆ペン型化粧料が得られる。さらに、前記液状化粧料中に水膨潤性粘土鉱物をさらに配合することにより、前記筆ペン型化粧料用液状化粧料の経時での顔料分散性がさらに向上し、前記液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料の筆からの液状化粧料の吐出性及びその経時吐出性がさらに向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明における筆ペン型化粧料用液状化粧料(以下、単に「液状化粧料」ともいう。)には、親水処理黒酸化鉄、親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤及びポリマーエマルジョンが含有される。
本発明において用いられる親水処理黒酸化鉄は、黒酸化鉄の表面を親水化処理剤により親水化したものである。本発明においては、親水処理された黒酸化鉄を用いることにより、液状化粧料の顔料の分散性がよく、また筆ペン型化粧料からの液状化粧料の液の吐出性もよく、本発明の効果を発揮することができる。親水処理剤としては特に限定されるものではないが、例えばシリカ、アルキレンオキサイド含有シリル化合物、スルホン化物等が挙げられ、なかでもシリカが好ましい。
黒酸化鉄に対する親水化処理は公知の方法を用いて行うことができる。なお、親水処理黒酸化鉄は液状化粧料製造中に親水化処理されても構わない。また、親水処理黒酸化鉄に用いられる黒酸化鉄は、通常の化粧料に用いられる顔料レベルのものが使用され、微粒子化による経時での酸化褐変の起こらないものが好ましい。本発明における好ましい具体的な親水処理黒酸化鉄としては、例えば黒酸化鉄をシリカ薄膜、シリカ層等で被覆したシリカ処理黒酸化鉄が挙げられる。親水処理黒酸化鉄は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明の親水処理黒酸化鉄は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばCONCELIGHT BP−10S、SYMPHOLIGHT BW(以上、触媒化成工業株式会社製)、NP−B030(日本ナノテク株式会社製)、ハイロンブラック NIB−500S(日本無機化学工業社製)等が挙げられる。
親水処理黒酸化鉄は、液状化粧料全量中5〜30質量%含有されることが好ましい。含有量が5質量%未満では顔料としての機能を充分発揮することができず、また30質量%を越えると液状化粧料の分散状態が悪くなる傾向にあり、筆ペン型化粧料に目詰まりが発生しやすくなる。さらに好ましい親水処理黒酸化鉄の含有量は液状化粧料全量中10〜20質量%である。
本発明において用いられる親水性非イオン界面活性剤としては、化粧料に配合できる親水性非イオン界面活性剤であれば特に制限されないが、好ましくは、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)、ポリオキシプロピレン(以下、POPという。)等のポリオキシアルキレン(以下、POAという。)付加型の非イオン界面活性剤(以下、「POA系活性剤」ともいう。)であって、親水性に調整されたものが用いられる。
前記親水性POA系活性剤としては、例えば、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POE2−ヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル等のPOEアルキルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、モノステアリン酸POEグリセリル、モノオレイン酸POEグリセリル、モノイソステアリン酸POEグリセリル等のPOEグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸POEソルビタン、モノオレイン酸POEソルビタン等のPOEソルビタン脂肪酸エステル、モノラウリン酸POEソルビット等のPOEソルビット脂肪酸エステル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(PEG)、モノオレイン酸PEG、モノラウリン酸PEG等のPEG脂肪酸エステル等であって、これらがPOE、POPの付加モル数の調整等常法により親水性に調整されたものが挙げられる。親水性POA系活性剤としては、脂肪族アルコール等のOH基にPOA、好ましくはPOEを付加させた、エーテル基を有するエーテル系の界面活性剤であって、親水性に調整されたものが好ましい。特に、親水性POEアルキルエーテル、POE・POPアルキルエーテルが好ましく、なかでもPOEアルキルエーテルが好ましい。なお、親水性非イオン界面活性剤は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明における親水性非イオン界面活性剤の親水性の範囲は、HLB値で11〜18が好ましく、特に、13〜18が好ましい。なお、前記本発明におけるHLB値は、小田らによって提案されている(例えば、化粧品ハンドブック、日光ケミカルズ他、1996年、p.150)次式によって求められる値である。
HLB=(Σ無機性値/Σ有機性値)×10
有機性値、無機性値に関しては、矢守吉衛、フレグランスジャーナル、1989年、17巻、4号、p.29〜38等にも記載されており、また日本エマルジョン社製品カタログには、有機性値、無機性値の値が記載されているのでそれが利用できる。
本発明の親水性非イオン界面活性剤は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばポリオキシエチレンオレイルエーテルであるEMALEX500系(日本エマルジョン社製)、ポリオキシエチレンステアリルエーテルであるEMALEX600系(日本エマルジョン社製)、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルであるEMALEX BHA系(日本エマルジョン社製)等のうちの親水性のものが挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤の含有量は、液状化粧料全量中0.1〜5質量%が好ましい。含有量が0.1質量%未満では液状化粧料の顔料分散性が充分でなく、筆ペン型化粧料の吐出性効果、使用性が充分に得られない。また5質量%を越えると、化粧持ちが充分でなくなってくる。さらに好ましい親水性非イオン界面活性剤の含有量は液状化粧料全量中1〜3質量%である。
本発明において用いられる多糖類としては、通常化粧料に配合される多糖類が使用されるが、チクソトロピー性を有し、かつ少量にて高粘度が得られるものが望ましい。多糖類の例としては、例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸、アルギン酸、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、ガッティガム、タマリンド種子ガム、コンニャクマンナン、タラガム、ファーセレラン、キサンタンガム、ローカストビーンガム等の天然高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等の半合成高分子が挙げられる。多糖類の中では、前記天然高分子が好ましく、その中でも特にアラビアガム、グアーガム、キサンタンガムが好ましい。
多糖類の含有量は、液状化粧料全量中0.01〜3質量%が好ましい。含有量が0.01質量%未満では液状化粧料の顔料分散性が充分でなく、筆ペン型化粧料の使用性が充分満足するものが得られない。また3質量%を越えても使用性が充分でなくなってくるので好ましくない。さらに好ましい多糖類の含有量は液状化粧料全量中0.05〜2質量%である。
本発明において用いられる金属イオン封鎖剤としては、化粧品に使用されているものであれば特に限定されず、例えばヒドロキシ酸及び/又はその塩が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としてのヒドロキシ酸及び/又はその塩の具体例としては、例えば、クエン酸、乳酸、酒石酸、グリコール酸、リンゴ酸等が挙げられる。また、ヒドロキシ酸塩を形成する塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム等の無機塩、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、2−アミノ−2−メチル−1、3−プロパンジオール(AMPD)、トリエタノールアミン(TEA)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)等の有機塩等が挙げられるが、これらに限定されることはなく一般的に有機酸塩を形成する塩を用いることができる。金属イオン封鎖剤は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明において金属イオン封鎖剤は、ヒドロキシ酸及び/又はその塩が好ましく用いられる。ヒドロキシ酸及び/又はその塩の使用により特に液状化粧料の顔料分散性が優れたものとなり、経時での吐出性が優れた筆ペン型化粧料が得られる。ヒドロキシ酸及び/又はその塩の中では、クエン酸及び/又はその塩が特に好ましく用いられる。
金属イオン封鎖剤の含有量は、液状化粧料全量中0.01〜2質量%が好ましい。含有量が0.01質量%未満では液状化粧料の顔料分散性が充分でなく、筆ペン型化粧料の経時での吐出性効果が充分に得られない。また2質量%を越えると、顔料や樹脂の凝集が発生しやすくなり経時での吐出性効果が充分に得られない。さらに好ましい金属イオン封鎖剤の含有量は液状化粧料全量中0.05〜1質量%である。
本発明において用いられるポリマーエマルジョンは、非水溶性ポリマーが水に分散されたものであり、通常化粧料に配合されるポリマーエマルジョンが使用できる。本発明においては、重合性モノマーを乳化重合して得られるポリマーエマルジョンを用いることが好ましい。ポリマーエマルジョン中に分散されているポリマーは、ポリマーエマルジョンを基材に塗布して乾燥させた後に皮膜を形成するものであり、例えば、アクリル系ポリマー、酢酸ビニル系ポリマー等が挙げられ、これらが好ましい。
アクリル系ポリマーとしては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等のアクリル酸エステル系モノマーを含むモノマーの重合物(アクリル酸エステル系モノマー単位を含むポリマー)が好ましい。前記アクリル酸エステル系モノマーとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。アクリル酸エステル系モノマーは1種又は2種以上が組合されて用いられる。
本発明におけるアクリル系ポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸等の親水性モノマーを前記アクリル酸エステル系モノマーとともに重合することが一般的である。これにより、安定なポリマーエマルジョンが得られる。
前記アクリル系ポリマーは、アクリル酸エステル系モノマーの重合物からなるポリマーでも、アクリル酸エステル系モノマーと他の疎水性モノマーとのコポリマーでも構わない。前記疎水性モノマーとしては、酢酸ビニル、スチレン、エチレン、プロピレン等のオレフィン等が挙げられる。
前記アクリル系ポリマーとしては、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを主成分とするモノマーの重合物(ポリマー)が好ましい。特に、アクリル酸エチル及び/又はメタクリル酸エチルを主成分とするポリマーが好ましい。
また酢酸ビニル系ポリマーとしては、酢酸ビニルを含むモノマーの重合物(酢酸ビニル単位を含むポリマー)が好ましい。前記酢酸ビニル系ポリマーは酢酸ビニルホモポリマーでも、他の疎水性モノマーとのコポリマーでも構わない。前記疎水性モノマーとしては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、エチレン、プロピレン等のオレフィン等が挙げられる。なお、酢酸ビニル系ポリマーも前記アクリル系ポリマー同様親水性モノマーを共重合させることが一般的であり、前記親水性モノマーとしては例えばポリビニルアルコール等が挙げられる。本発明における酢酸ビニル系ポリマーとしては、酢酸ビニルを主成分とするモノマーの重合物(ポリマー)が好ましい。ポリマーエマルジョンは1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明のポリマーエマルジョンは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばアクリル系ポリマーエマルジョンとして、ダイトゾール(大東化成工業社製)、ヨドゾール(日本NSC社製)、ポリ酢酸ビニルポリマーエマルジョンとして、ビニブラン(日信化学工業社製)等が挙げられる。
ポリマーエマルジョンの含有量は、液状化粧料全量中ポリマー分として1〜17.5質量%が好ましい。含有量が1質量%未満では使用性が充分でなく、特に化粧持ちが悪くなってくる傾向にあり、また17.5質量%を越えると、筆割れや目詰まりが発生する場合がある。さらに好ましいポリマーエマルジョンの含有量は液状化粧料全量中ポリマー分として2〜10質量%である。
本発明における液状化粧料においては、前記必須成分に加えて水膨潤性粘土鉱物が含有されると液状化粧料の経時での顔料分散性がさらに向上し、前記液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料の筆からの液状化粧料の吐出性及びその経時吐出性がさらに向上する。
水膨潤性粘土鉱物としては、化粧料に配合できる水膨潤性粘土鉱物であれば特に制限されず、天然物であっても合成物であっても構わない。具体的には、例えばスメクタイト、ベントナイト、ケイ酸A1Mg、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等が挙げられる。水膨潤性粘土鉱物は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
本発明の水膨潤性粘土鉱物は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えばクニピア(クニミネ工業社製)、ベンゲル(豊順洋行社製)、スメクトン(クニミネ工業社製)、ラポナイト(ラポート社製)等が挙げられる。
水膨潤性粘土鉱物の効果を発揮する好ましい含有量は、液状化粧料全量中0.01〜2質量%である。含有量が0.01質量%未満であると水膨潤性粘土鉱物の添加効果が充分発揮されず、また2質量%を越えると、液のゲル化により筆への吐出が困難になる場合がある。さらに好ましい水膨潤性粘土鉱物の含有量は液状化粧料全量中0.1〜1質量%である。
本発明における液状化粧料には、前記成分の他に、通常化粧料に用いられる他の成分を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、本発明以外の粉末・顔料、多価アルコール、本発明以外の高分子化合物、油分、本発明以外の界面活性剤、保湿剤、増粘剤、染料、低級アルコール、紫外線吸収剤、本発明以外の有機酸、有機アミン、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、ポリマーエマルジョン中以外の水等を挙げることができる。
上記任意配合成分のうち、本発明以外の粉末・顔料の具体例としては、例えば、ベンガラ、黄酸化鉄、コンジョウ、グンジョウ等の無機顔料、赤色226号、青色204号等の有機顔料、カオリン、タルク、無水ケイ酸等の体質顔料、有機粉体、金属セッケン、合成高分子粉体、雲母チタン、黄酸化鉄・カルミン被覆雲母チタン、黄酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、黄酸化鉄被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、黒酸化鉄・カルミン被覆雲母チタン、黒酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆合成金雲母、コンジョウ・酸化クロム被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、酸化クロム被覆雲母チタン、ベンガラ・カルミン被覆雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン、ベンガラ・コンジョウ被覆雲母チタン、ベンガラ被覆雲母、ベンガラ被覆雲母チタン等のパール顔料、これら以外の干渉光を利用したパール顔料、ガラス基材を用いたパール顔料等が挙げられる。
本発明においては、前記粉末・顔料のうち、特にパール顔料を配合することができ、パール顔料を含有した場合にも、パール顔料配合による問題点が解決さた充分な発色が得られる。すなわち、従来の液状化粧料では、パール顔料を配合した場合、沈降、ケーキング等を起こし充分な量のパール顔料を配合することでのパール効果が得られないという問題があったが、本発明においては、安定した再分散性、吐出性を得ることができ、充分なパール効果が得られる。
パール顔料を配合して、分散安定性が得られ、パール効果を発揮し安定に発色させるための好ましい配合量は液状化粧料全量中3〜10質量%である。
また、多価アルコールの具体例としては、1、3−ブチレングリコール(1,3−BG)、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
また、本発明以外の高分子化合物の具体例としては、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール,ポリエチレングリコール等が挙げられる。
本発明における液状化粧料は、筆ペン型化粧料の使用性の点から低粘度であることが望ましく、また低粘度に調製された液状化粧料において、特に本発明の課題がクローズアップされるものである。これらの観点から本発明の液状化粧料の粘度は50〜500mPa・sに調整することが好ましい。より好ましくは100〜300mPa・sである。なお、ここでいう粘度はB型粘度計(RB−80L:東機産業社製品)を用いて、ローターNo.2、30rpmにおいて30秒後に測定した値である。
本発明においては、前記液状化粧料を筆ペン型化粧料容器に充填して筆ペン型化粧料を調製する。調製の方法は特に限定されず一般的な方法が用いられる。充填に際しては、一端に筆を設けた筆ペン型化粧料容器に直接充填する方式、カートリッジやレフィルに充填し、筆ペン型化粧料容器に組み込む方式等があるが特に限定されるものではない。
記液状化粧料を充填した筆ペン型化粧料は、液状化粧料の筆からの吐出は良好で、経時吐出安定性に優れ、使用に際しては塗布しやすく、発色、塗布された化粧料の化粧持ちが優れる等使用性も良好なものである。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
1.顔料分散性
試料(液状化粧料)を蓋付きガラスビンに詰め、室温で1週間及び1ヶ月静置保管したものにつき、撹拌後の分散状態(顔料の凝集の程度)を観察し、以下の4段階で評価した。
(評価基準)
◎:凝集体が見られない。(分散性が非常に良い。)
○:ほとんど凝集体が見られない。(分散性が良い。)
△:顔料の凝集が見られる。(分散性が悪い。)
×:顔料の凝集が多く見られる。(分散性が非常に悪い。)
2.吐出性
一端に筆、その反対側の端にノックにより内部の液が筆に送り込まれるノック機構を設けた筆ペン型化粧料容器に試料(液状化粧料)を充填した筆ペン型化粧料を、使用直前に容器を3回振り、次いで2回ノックした後、筆で手の甲に塗布した。その時の、筆からの吐出状態(目詰まり)を観察した。次いで、前記筆ペン型化粧料を室温で1ヶ月静置保管し、そのものにつき前記同様にして筆からの吐出状態(目詰まり)を観察した(経時吐出性)。評価は以下の4段階で行った。
(評価基準)
◎:目詰まりがなく、吐出性が非常に良い。
○:目詰まりがほとんどなく、吐出性が良い。
△:目詰まりがややあり、吐出性が悪い。
×:目詰まりがあり、吐出性が非常に悪い。
3.使用性
試料(液状化粧料)を筆ペン型化粧料容器に充填し、評価パネル10名に使用してもらい、塗布のしやすさ、発色、化粧持ちについて下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点を合計し、下記評価基準に基づいて評価した。
(評価点基準)
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
(評価基準)
◎:合計点が40点以上である。
○:合計点が30点以上40点未満である。
△:合計点が20点以上30点未満である。
×:合計点が20点未満である。
(実施例1〜7、比較例1〜6)
表1及び表2に示した成分、配合量の処方(配合合計100質量%)の液状化粧料(アイライナー)を、(1)〜(10)を混合粉砕し、それを(11)〜(19)の混合溶液に加えることにより調製した。次いで前記アイライナーを、一端に筆を設け、他端にノックにより内部の液が筆に送り込まれるノック機構を設けた筆ペン型化粧料用容器に充填して筆ペン型化粧料(アイライナー)を得た。さらに、前記アイライナー及び前記筆ペン型化粧料(アイライナー)につき効果試験を行った。試験結果については表3に示した。
Figure 0004210211
Figure 0004210211
表1及び表2中、
(*1)HLB13のPOEオレイルエーテル
(*2)HLB13のPOEステアリルエーテル
(*3)HLB11のPOEステアリルエーテル
(*4)HLB16のPOEステアリルエーテル
(*5)HLB11のPOEオレイルエーテル
(*6)HLB10のイソステアリン酸ソルビタン
(*7)CONCELIGHT BP−10S(触媒化成工業株式会社製)
(*8)クロイゾネゴールド(ベンガラ被覆雲母チタン)(ENGELHARD社製)
(*9)ヨドゾールGH34(固形分46質量%)(日本NSC社製)
Figure 0004210211
表3から分かるように、親水処理黒酸化鉄、親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤、ポリマーエマルジョンを配合した実施例1〜7の液状化粧料(アイライナー)及びそれらを充填した筆ペン型化粧料(アイライナー)は、いずれも優れた効果を有するものであった。なお、さらに水膨潤性粘土鉱物を配合した実施例5の液状化粧料(アイライナー)を充填した筆ペン型化粧料(アイライナー)はアイライナーの経時分散安定性、筆ペン型化粧料の吐出性、経時吐出性がさらに優れたものであった。
これらに対して、未処理黒酸化鉄を配合した比較例1及び6、HLB10の非イオン界面活性剤を配合した比較例2、多糖類が配合されていない比較例3、ポリマーエマルジョンが配合されていない比較例4及びクエン酸(ヒドロキシ酸)が配合されていない比較例5の液状化粧料(アイライナー)、並びにこれら比較例1〜6の液状化粧料(アイライナー)を充填した筆ペン型化粧料(アイライナー)は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないことが分かる。
以下、さらに本発明における液状化粧料の実施例を示す。なお、製造は実施例1〜7の方法に準じて行った。また、実施例1〜7の方法と同様にしてこれらの液状化粧料を筆ペン型化粧料用容器に充填して筆ペン型化粧料を得た。さらに、前記液状化粧料及び前記筆ペン型化粧料につき前記の効果試験方法にしたがって効果試験を行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
〔実施例8〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEオレイルエーテル(HLB13.3) 2.0
1,3−BG 5.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 15.0
ポリマーエマルジョン(注2) 10.0
アラビアガム 1.0
ベントナイト 0.3
ポリビニルピロリドン 5.0
クエン酸ナトリウム 0.1
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)CONCELIGHT BP−10S(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
〔実施例9〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEオレイルエーテル(HLB13.3) 1.2
POEベヘニルエーテル(HLB14.0) 0.8
ジプロピレングリコール 3.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 10.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
グアーガム 0.1
ケイ酸AlMg 0.15
ポリビニルピロリドン 1.5
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.08
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)CONCELIGHT BP−10S(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
〔実施例10〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEオレイルエーテル(HLB13.3) 1.5
POEベヘニルエーテル(HLB12.5) 0.5
1,3−BG 3.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 10.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
キサンタンガム 2.0
ベントナイト 0.1
ポリビニルピロリドン 1.0
アラビアガム 1.0
ポリビニルアルコール 0.2
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.08
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)CONCELIGHT BP−10S(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
〔実施例11〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEベヘニルエーテル(HLB12.5) 0.5
POEオレイルエーテル(HLB16.1) 1.5
1,3−BG 3.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 7.0
ベンガラ(透明酸化鉄) 3.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
カラギーナン 0.05
ベントナイト 0.2
ポリビニルピロリドン 1.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)SYMPHOLIGHT BW(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
〔実施例12〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEオレイルエーテル(HLB13.3) 1.0
POEセチルエーテル(HLB15.5) 1.0
POE・POPセチルエーテル(HLB16.5) 0.5
1,3−BG 5.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 12.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
ポリマーエマルジョン(注3) 5.0
グアーガム 0.1
粘土鉱物(注4) 0.5
ビニルピロリドン・酢酸ビニルコポリマー(注5) 6.0
ポリビニルピロリドン 4.0
クエン酸ナトリウム 0.5
乳酸 0.3
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)SYMPHOLIGHT BW(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
(注3)ビニブランUGV−5651(固形分35質量%)(日信化学工業社製)
(注4)ラポナイト(ラポート社製)
(注5)ルビスコールVA73W(固形分50%)(BASF社製)
〔実施例13〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEセチルエーテル(HLB15.5) 0.7
POEベヘニルエーテル(HLB14.0) 0.8
1,3−BG 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 10.0
ポリマーエマルジョン(注2) 20.0
アラビアガム 1.0
キサンタンガム 0.5
粘土鉱物(注3) 0.7
ポリビニルピロリドン 5.0
クエン酸 0.01
乳酸ナトリウム 0.05
水酸化カリウム 0.07
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)NP−B030(日本ナノテク株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000SJ(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
(注3)ラポナイト(ラポート社製)
〔実施例14〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEステアリルエーテル(HLB14.5) 2.0
1,3−BG 3.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 20.0
ベンガラ(透明酸化鉄) 3.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
カラギーナン 0.05
ベントナイト 0.2
ポリビニルピロリドン 1.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
ベンガラ被覆雲母チタン(注3) 5.0
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)SYMPHOLIGHT BW(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
(注3)クロイゾネゴールド(ベンガラ被覆雲母チタン)(ENGELHARD社製)
〔実施例15〕 アイライナー
成分 配合量(質量%)
POEオレイルエーテル(HLB13.3) 2.0
POE・POPセチルエーテル(HLB16.5) 0.5
1,3−BG 5.0
親水処理黒酸化鉄(注1) 12.0
ポリマーエマルジョン(注2) 15.0
ポリマーエマルジョン(注3) 5.0
グアーガム 0.1
無水ケイ酸 1.0
粘土鉱物(注4) 0.5
ビニルピロリドン・酢酸ビニルコポリマー(注5) 6.0
ポリビニルピロリドン 4.0
クエン酸ナトリウム 0.5
黒酸化鉄被覆雲母チタン 5.0
ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン 5.0
乳酸 0.3
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残量
(注1)CONCELIGHT BP−10S(触媒化成工業株式会社製)
(注2)ダイトゾール5000AD(SP)(固形分50質量%)(大東化成工業株式会社製)
(注3)ビニブランUGV−5651(固形分35質量%)(日信化学工業社製)
(注4)ラポナイト(ラポート社製)
(注5)ルビスコールVA73W(固形分50%)(BASF社製)

Claims (5)

  1. 親水処理黒酸化鉄、親水性非イオン界面活性剤、多糖類、金属イオン封鎖剤及びポリマーエマルジョンを含有する筆ペン型化粧料用液状化粧料を内蔵してなる筆ペン型化粧料
  2. 親水性非イオン界面活性剤が、HLB11〜18の非イオン界面活性剤である請求項1記載の筆ペン型化粧料。
  3. 金属イオン封鎖剤が、ヒドロキシ酸及び/又はその塩である請求項1又は2記載の筆ペン型化粧料。
  4. 筆ペン型化粧料用液状化粧料に、さらに、水膨潤性粘土鉱物を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の筆ペン型化粧料。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の筆ペン型化粧料用液状化粧料を筆ペン型化粧料容器に充填してなる筆ペン型化粧料。
JP2003430646A 2003-12-25 2003-12-25 筆ペン型化粧料 Expired - Fee Related JP4210211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430646A JP4210211B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 筆ペン型化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003430646A JP4210211B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 筆ペン型化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005187397A JP2005187397A (ja) 2005-07-14
JP4210211B2 true JP4210211B2 (ja) 2009-01-14

Family

ID=34788955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003430646A Expired - Fee Related JP4210211B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 筆ペン型化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4210211B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4773858B2 (ja) * 2006-03-28 2011-09-14 株式会社コーセー 油性液状アイライナー
FR2972456B1 (fr) * 2011-03-09 2014-02-14 Sensient Cosmetic Tech Pigments traites hydrophiles dispersibles dans une composition cosmetique
JP6521627B2 (ja) 2014-02-04 2019-05-29 三菱鉛筆株式会社 水性液体化粧料組成物
JP6403565B2 (ja) * 2014-12-15 2018-10-10 三菱鉛筆株式会社 染毛料
DE202019101134U1 (de) * 2019-02-27 2020-05-28 Schwan-Stabilo Cosmetics Gmbh & Co. Kg Wässrige pigmentierte Tinte
JP2021014412A (ja) 2019-07-10 2021-02-12 三菱鉛筆株式会社 液体化粧料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005187397A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7182106B2 (ja) 化粧料インク、これを含むインクジェット印刷用インク、およびインクカートリッジ、ならびに化粧用シート、およびその製造方法
JP2010138074A (ja) 水系分散体及び水系化粧料
KR102220752B1 (ko) 캡슐을 함유하는 화장료 조성물
JPH08176587A (ja) 香料組成物
US11890363B2 (en) Liquid cosmetic composition
JP2010037216A (ja) 粉体化粧料
JP4210211B2 (ja) 筆ペン型化粧料
JP2002020228A (ja) 皮膚化粧料
TWI247612B (en) Powdered composition
JP3648722B2 (ja) 水性ジェル状化粧料
JP2023181421A (ja) 水型又は水中油型化粧料
JP2002220315A (ja) ゲル状組成物
JP4119297B2 (ja) 筆ペン型化粧料
JP2007238521A (ja) 包接体及びこれを含有する皮膚外用剤
JP5339740B2 (ja) スティック状の***用化粧料
JP5006590B2 (ja) 含水粉末状化粧料
WO2018177722A1 (de) Sprühbares kosmetisches mittel i
JP7252985B2 (ja) 黒酸化鉄の水分散体およびそれを使用した液状化粧料
DE102017220773A1 (de) Sprühbares kosmetisches Mittel mit Farbeffekt
JP7211718B2 (ja) 液体化粧料
JP2013129622A (ja) 固形粉末化粧料
JP4348251B2 (ja) メークアップ化粧料
JP3912750B2 (ja) 水系ゲル状組成物
CN111757726A (zh) 水性化妆品
JP4630101B2 (ja) ジェル状組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4210211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees