JP4209907B2 - コンセントに接続するのに適した安全プラグ - Google Patents

Description

本発明は、コンセントに接続するのに適した安全プラグに関する。

既知のように、家庭用の電気エネルギー配電網の電圧の定格値は、すべての国で同一というわけではない。

ユーザが必要とする電力が等しい場合、配電網電圧が低ければ、それだけ電流が強くなり、したがって、ジュール効果のために電力の損失がより大きくなる。

したがって、配電網電圧がより低い国では、コンセント及びそれに挿入されるプラグが強度に過熱する危険にさらされることがより多くなる。

このような過熱は、コンセントの接点片の酸化及び／又は劣化及び弾性の損失によって発生し、これらはプラグの外部接点との電気接触抵抗を増加させ、ゆえにプラグに電流が流れている間にジュール効果のために熱の形での電気エネルギーの大きな損失を生じることがある。そのような過熱はコンセントのプラスチックカバーやプラグのプラスチックカバーの変形を引き起こし、燃焼点にも達する。

現在では、短絡の場合に電気供給を遮断する過電流ヒューズを備えた安全プラグが存在する。１つのそのような安全プラグの置き換えには有資格作業員の存在が必要であり、作業員は故障が安全プラグによるものかどうかに関係なく、供給ケーブル及び／又はヒューズ及び他の必要品の交換を進める。

したがって、本発明が提案する技術的課題は、従来技術で報告されている技術的欠点をなくすことができる、コンセントに接続するのに適した安全プラグを作製することである。

この技術的課題の範囲内で、本発明の１つの目的は、コンセントに接続するのに適した安全プラグであって、燃焼につながる過熱を発生する可能性がある動作異常の場合、電流の流れを遮断することができるので、安全かつ非常に信頼できる安全プラグを作製することである。

本発明の別の目的は、コンセントに接続するのに適した安全プラグであって、燃焼につながる過熱を発生する可能性があるが、それに起因しない動作異常の場合、その安全性を保持することができる安全プラグの提供、及び電気供給ケーブルである。

最後ではない本発明の目的は、コンセントに接続するのに適した安全プラグであって、ユーザに電気設備内のコンセントの状態、及び予想されるメンテナンス作業の必要性に関する情報を与えることができる安全プラグを実現することである。

技術的課題は、本発明による上記及び他の目的とともに、請求項１に従った、電流コンセントに接続するのに適した安全プラグを作製することによって達成される。

さらに本発明の他の特徴は、従属請求項において定義される。

本発明のさらなる特徴及び利点は、限定的ではなく暗示として添付図面に示されている、電流コンセントに接続するのに適した本発明による安全プラグの、好適であるが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。

図１は本発明の好適な実施形態による安全プラグの側面図を示し、
図２は図１の安全プラグにおいて、内部構造を示すためにカバーの一部分を取り除いた斜視図を示し、
図３は図２の安全プラグから、さらに温度センサも取り除いた斜視図を示す。

例示の図面を参照すると、コンセントに接続するのに適した安全プラグであって、排他的ではないが特に家庭用の、全体的に参照番号１で表された安全プラグが示されている。

安全プラグ１は、安全プラグ１のコンセントから電流を引き出すのに適する外部接点５及び６と、安全プラグ１の電気供給ケーブル７を介してユーザに給電するのに適する内部接点１１及び１２と、の間の導線を含むカバー２を有する。

安全プラグ１は、電流が流れるときにそれを接続する電流コンセントの故障検出手段を有することが有利である。

このような検出手段は、コンセントの故障の場合のコンセントの過熱を検知する温度センサ１０を備える。

より正確に言えば、導線は外部接点５を温度センサ１０に接続する第一導線１６と、温度センサ１０を内部接点１１に接続する第二導線３と、外部接点６を内部接点１２に接続する第三導線４とを有し、供給ケーブル７の給電端８がクランプ１３によって内部接点１１に接続され、供給ケーブル７の接地端９がクランプ１４によって内部接点１２に接続されている。

温度センサ１０は好ましくは、導線の少なくとも１つの開路スイッチ（図示せず）の制御サーモスタットであり、本実施例の場合それは第一導線１６と第二導線３との間を開路する。

温度センサ１０は電気接続部の少なくとも１つに、本実施例には導線３，４及び１６の各々に直接接触した状態にある。

導線３、４及び１６は、カバー２の底面と、締め付けねじ１９でカバー２に固定されている温度センサ１０の基部との間に配置されている。

サーモスタットによって制御されたスイッチが双安定型であり、特にそれが双安定板ばねであることが有利であり、このことは、双安定板ばねが切り換わった時にこの切り換え作用を引き起こす信号が終了した後でも、この切り換え状態を維持することを意味する。したがって安全プラグの冷却後でもスイッチは開いたままである。

この理由のため、スイッチを閉じる手動式リセット手段が存在することが有利である。

リセット手段は、カバー２の、外部接点５及び６が位置する面と反対の面の外側に位置するスイッチ押しボタン２０を有する。

押しボタン２０はその動作中、板ばね上に圧力を生じて板ばねを作動させ、第一導線１６と第二導線３との間を再び閉路する。

本発明による安全プラグ動作は、説明かつ図示したものから明らかであり、特にほぼ以下の通りである。

本質的には、安全プラグ１に電流が流れている間にコンセントが故障した場合、過熱が発生し、それがコンセントからプラグ１の外部接点５及び６に伝達され、さらにこれらから、温度センサ１０と接触している内部導線（第一、第三導線）１６及び４に伝達され、温度センサ１０の温度が閾値温度に達するまで上昇し、その閾値温度で板ばねが作動して、導線１６及び３の間の電気接続を開き、もって電流の流れを遮断する。

安全プラグの動作はそれが冷却した後だけ、リセット押しボタン２０によって手動でリセットされるであろう。

故障が解消されなければ、スイッチは再びオフになり、電流の流れを遮断し、それによりユーザにコンセントの不具合状態を知らせる。

もちろん、上記のものを越える修正及び変化が可能であり、たとえば、安全プラグの外部接点が円筒形又はブレード状でもよい。

ここで想定される安全プラグには、本発明の概念の範囲にすべて入る多数の修正及び変化を加えることができ、さらにすべての詳細は、技術的に同等の要素に置き換えられるであろう。

実際に、必要及び技術状態に応じて、任意の材料の種類及び寸法を使用することができるであろう。

図１は本発明の好適な実施形態による安全プラグの側面図である。 図２は図１の安全プラグの、内容を示すためにカバーの一部分を取り除いた斜視図である。 図３は図２の安全プラグの、温度センサも取り除いた斜視図である。

Claims (4)

1. コンセントから電流を引出すのに適した複数の外部接点と、電気供給ケーブルから給電されるのに適した複数の内部接点と、過熱を検知する温度センサと、をプラグのカバー内部に収容した安全プラグであって、
   一つの前記外部接点と前記温度センサとをつなぐ第一の導線と、前記温度センサと一つの前記内部接点とをつなぐ第二の導線と、他の前記外部接点と他の前記内部接点とをつなぐ第三の導線と、を有し、
   前記温度センサは、前記第一乃至第三の導線全てと直接接触した状態にあることを特徴とする安全プラグ。
2. 前記温度センサは少なくとも１つの開路スイッチの制御サーモスタットであって、該開路スイッチは、双安定型であることを特徴とする請求項１に記載の安全プラグ
3. 前記開路スイッチは、双安定板ばねであることを特徴とする請求項２に記載の安全プラグ。
4. 前記開路スイッチを閉じる手動式リセット手段を有することを特徴とする請求項３に記載の安全プラグ。

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