JP4208710B2 - フレーム伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明はフレーム伝送装置に関し、特に加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送するフレーム伝送装置に関する。
近年、マルチメディアの進展に伴い、情報通信ネットワークに対する要求は高度化、多様化してきており、高度情報化社会の実現に向けて、ネットワーク通信技術は急速に開発が進められている。特に現在構築されるネットワークで主流なのは、インターネットに代表されるIP(Internet Protocol)によるネットワークであり、IPネットワークのさらなるサービス性の向上が求められている。
IPネットワークは、ベストエフォート型(best effort:遅延やパケットの消失等がなるべく少なくなるように、最大限の努力(ベストエフォート)をするという意味の通信形態)で発展してきたが、インターネットの爆発的な普及に伴い、ユーザがキャリア(通信事業者)に対して求めるものは、従来のベストエフォートからQoS(Quality of Service:通信品質)の重視へと変化してきている。
例えば、IPネットワークに音声を通すVoIP(Voice over IP)サービスにおいては、ベストエフォートを基本とするIPネットワークであっても、音声の聞きやすさ、会話のしやすさ等の一定水準の音声品質を保つためのQoSの維持が必要となる。
このような高品質な通信サービスを実現するには、ネットワーク上のQoSを監視して、ネットワークの輻輳や障害発生等によって品質劣化が生じたような場合に、早期にこれを検出して正常化することが必要である。このため、QoS監視等のネットワーク監視制御の重要性は増しており、高機能の監視制御を行うネットワーク監視システムの開発が強く望まれている。
図16は従来のネットワーク監視システムの構成を示す図である。上流側にIPネットワーク200、下流側にイーサネット(登録商標)230があり、中継装置210、240によって、これらのネットワークが接続される。イーサネット230にはハブHa、Hbが設置される。
主信号(加入者フレーム)の伝送ライン(回線)L1に関する接続関係を示すと、IPネットワーク200のエッジに設けられる中継装置210は、LANポートLp1aを介して、IPネットワーク200と接続する。ハブ(Hub)Haは、ポートha1を介して、中継装置210と接続する。
ハブHaとハブHbは、イーサネット230内の加入者トラフィックラインを通じて互いに接続する。そして、ハブHbのポートhb1と、中継装置240のLANポートLp2aとが接続し、中継装置240は加入者端末250と接続する。このような接続によってつながる伝送ラインL1を用いて、加入者端末250とIPネットワーク200間において、主信号の送受信が行われる。
また、中継装置210、240の監視を行うための監視ラインL2a、L2bに関する接続関係を示すと、監視端末であるSNMP(Simple Network Management Protocol)マネージャ220は、中継装置210の監視を行う場合、中継装置210のRS232Cのポートと接続して、監視ラインL2aを通じて装置内監視情報を取得する。
また、加入者側に設けられた遠隔に位置する中継装置240の監視を行う場合には、SNMPマネージャ220は、ハブHaのポートha2と接続する。そして、ハブHaとハブHbは、イーサネット230内の監視制御用ラインを通じて互いに接続し、ハブHbのポートhb2と、中継装置240のLANポート(図11ではLineポート側にあたる)Lp2bとが接続し、中継装置240は加入者端末250と接続する。このような接続によってつながる監視ラインL2bを用いて、SNMPマネージャ220は、遠隔に位置する中継装置240の装置内監視情報を取得する。
一方、ネットワーク監視の従来技術として、光波長多重ネットワークの監視を行う際に、監視制御信号の伝送用に1波長を割り当てて、ネットワーク障害を監視する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−298540号公報(段落番号〔0022〕〜〔0070〕,第1図)
図16で説明したような、従来のネットワーク監視制御で、上流の中継装置210を介して下流に位置する遠隔の中継装置240の状態監視を行う際には、主信号が流れるラインL1とは別個に、監視制御用のラインL2bを設けなければならない。このため従来では、監視ラインL2bを張るためのネットワークインタフェース環境の整備が必要となり、監視機能を容易に導入できないといった問題があった。また、個別の監視ラインを設けると、LANポートや、ハブのポートを監視ライン用に占有することになるので、空きポートの数が少なくなり、主信号用の通信ポートの資源を不足させてしまう等の欠点も生じる。
一方、ATM(Asynchronous Transfer Mode)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)等のTDM(Time Division Multiplex)装置のネットワーク監視制御では、監視ラインを別個に設けるのではなく、主信号回線に監視情報を混入させて監視制御を行っている。上記の従来技術(特開2003−298540号公報)でも、1つの波長を監視用に割り当てることで同様な監視制御を行っている。
しかし、主信号回線に監視情報を混入させる従来の監視制御では、固定タイミング、固定スロットまたは波長を割り付けることで、ユーザに割り当てられた本来の帯域の一部を監視用帯域として常に使用することになる。監視情報に対して常時一定の固定帯域を確保するこのような監視制御では、ユーザの物理レートに対して、その分の帯域が低くなってしまうので、ユーザに対するサービス品質の低下を招くといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、個別監視ラインを不要とし、固定帯域を確保せずに、効率よく監視フレームを加入者トラフィックに混入させて伝送するフレーム伝送装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送するフレーム伝送装置10において、加入者フレームを格納する加入者キューQ1〜Qn−1と、監視フレームを格納する監視キューQnとを持つ共通バッファ11と、監視キューQnのレングスである監視キューレングスと、加入者キューQ1〜Qn−1のレングスである加入者キューレングスとを管理するキューレングス管理部12と、監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる監視トークン演算部13と、加入者キューQ1〜Qn−1毎に設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キューQ1〜Qn−1毎に任意に設定可能であり、設定された送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)と、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させるベストエフォート・トークン演算部15と、キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューQnから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューQ1〜Qn−1から読み出して出力し、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キューQn内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューQnから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キューQ1〜Qn−1内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューQ1〜Qn−1から読み出して出力するキュー読み出し制御部16と、を有することを特徴とするフレーム伝送装置10が提供される。
ここで、加入者キューQ1〜Qn−1は、加入者フレームを格納する。監視キューQnは、監視フレームを格納する。キューレングス管理部12は、監視キューQnのレングスである監視キューレングスと、加入者キューQ1〜Qn−1のレングスである加入者キューレングスとを管理する。監視トークン演算部13は、監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる。加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)は、加入者キューQ1〜Qn−1毎に設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キューQ1〜Qn−1毎に任意に設定可能であり、設定された送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる。ベストエフォート・トークン演算部15は、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させる。キュー読み出し制御部16は、キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューQnから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューQ1〜Qn−1から読み出して出力し、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キューQn内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューQnから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キューQ1〜Qn−1内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューQ1〜Qn−1から読み出して出力する。
本発明のフレーム伝送装置は、設定された最低帯域内で監視フレームに送信権利である監視トークンを与えて出力し、設定された送信帯域内で加入者フレームに送信権利である加入者トークンを与えて出力する。そして、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合、さらに加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームまたは加入者フレームにベストエフォート・トークンを与え、余剰帯域を用いて出力する構成とした。
これにより、ネットワーク監視を行う場合に、監視フレームと加入者フレームを効率よく混入させることができ、個別監視ラインを不要とするのでネットワーク資源を有効に活用することが可能になる。また、監視フレームには固定帯域を確保せずに伝送することができるので、ユーザに対してサービス性を低下することなく、高品質のネットワーク監視を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のフレーム伝送装置の原理図である。フレーム伝送装置10は、共通バッファ11、キューレングス管理部12、監視トークン演算部13、加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)(総称する場合は加入者トークン演算部14)、ベストエフォート・トークン演算部15、キュー読み出し制御部16、監視フレーム識別子付与部17から構成され、加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送する装置である。
共通バッファ11は、n個のキュー(queue)を含み、それらは加入者キューQ1〜Qn−1と監視キューQnに分けられる。加入者キューQ1〜Qn−1は、優先度にもとづき振り分けられた加入者フレームを格納するキューであり、監視キューQnは、自装置で収集されたQoS監視情報等の監視フレームを格納するキューである。
キューレングス管理部12は、加入者キューQ1〜Qn−1または監視キューQnに格納されたフレームの情報量(length:キュー長)をモニタし、各キューのキューレングスを保持・管理する。
監視トークン演算部13は、監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視キューQnに格納されている監視フレームに送信権利を与えるための監視トークン(token)を蓄積する。また、キュー読み出し制御部16によるキュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる。
ここで、監視トークン演算部13では、例えば、最低帯域を1Mbpsと設定したら、監視キューQnから最大1Mbps分の監視フレームを読み出して送信するための権利(トークン:本発明では監視トークン)を、キュー読み出し制御部16に与えるものである。
なお、本発明でいう“最低帯域”とは、監視情報が発生したとき、それを監視フレームとして伝送ライン上に流す際に、最低限必要な帯域として保証される帯域のことである。
加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)は、加入者キューQ1〜Qn−1毎に対応づけて設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キューQ1〜Qn−1のそれぞれに任意に設定(分配)可能であり、設定された送信帯域内で、加入者キューQ1〜Qn−1に格納されている加入者フレームに対して、送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積する。また、キュー読み出し制御部16によるキュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる。
ここで、3個の加入者キューQ1〜Q3に対して、それぞれに対応した加入者トークン演算部14−1〜14−3があり、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を100Mbpsとし(すなわち、加入者フレームと監視フレームが混入して伝送される1本の伝送ラインの帯域が100Mbps)、監視フレームの最低帯域を10Mbpsとした場合に、残りの90Mbpsを例えば、加入者キューQ1〜Q3それぞれに40、30、20と分配設定したとする。
このとき、加入者トークン演算部14−1では、加入者キューQ1から最大40Mbps分の加入者フレームを読み出して送信するための権利(トークン:本発明でいう加入者トークン)を、キュー読み出し制御部16に与える。同様に、加入者トークン演算部14−2では、加入者キューQ2から最大30Mbps分の加入者フレームを読み出して送信するための加入者トークンを、キュー読み出し制御部16に与え、加入者トークン演算部14−3では、加入者キューQ3から最大20Mbps分の加入者フレームを読み出して送信するための加入者トークンを、キュー読み出し制御部16に与えるものである。
ベストエフォート・トークン演算部15は、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積する。
ベストエフォート送信帯域とは、監視トークン演算部13で設定した最低帯域の値と、加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)で設定したそれぞれの送信帯域の値との総和になる(すなわち、加入者フレームと監視フレームが混入して伝送される伝送ラインが有する帯域のこと)。
また、ベストエフォート・トークン演算部15では、監視トークン演算部13で監視トークンが減少した場合には、減少した監視トークンと同じ量のベストエフォート・トークンを減少させる。同様に、加入者トークン演算部14−1〜14−(n−1)で監視トークンが減少した場合には、減少した加入者トークンと同じ量のベストエフォート・トークンを減少させる。さらに、キュー読み出し制御部16によるキュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させる動作も行う。
キュー読み出し制御部16は、キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行って、比較結果にもとづき、キューからフレームを読み出して出力する。
ここで、監視キューレングスをML、監視トークン蓄積量をTm、ベストエフォート・トークン蓄積量をBEとすると、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下(ML≦Tm)の場合は(すなわち、監視トークン演算部13が監視トークンを供給できる場合は)、監視フレームを最低帯域以下で送信可能とみなして、監視キューレングスML分の監視フレームを監視キューQnから読み出して出力する。
なお、この場合、監視トークン演算部13では、監視トークン蓄積量Tmから監視キューレングスMLが減算され、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから監視キューレングスMLが減算される。
また、任意の1つの加入者キューの加入者キューレングスをNL、該当の加入者トークン蓄積量をTn、ベストエフォート・トークン蓄積量をBEとすると、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下(NL≦Tn)の場合は(すなわち、加入者トークン演算部14が加入者トークンを供給できる場合は)、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能とみなして、加入者キューレングスNL分の加入者フレームを、該当の加入者キューから読み出して出力する。
なお、この場合、加入者トークン演算部14では、加入者トークン蓄積量Tnから加入者キューレングスNLが減算され、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから加入者キューレングスNLが減算される。
一方、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り(ML>Tm)、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが(この監視キューレングスをML1とする:ML1=ML−Tm)、ベストエフォート・トークン蓄積量以下(ML1≦BE)の場合には(すなわち、監視トークン演算部13からは、監視キューQnに滞留しているフレーム情報すべてに監視トークンを供給することはできないが、監視トークンを受け取れなかった残りのフレーム情報(監視キューレングスML1のこと)に対して、ベストエフォート・トークン演算部15からベストエフォート・トークンを供給できる場合は)、監視フレームを余剰帯域(ベストエフォート・トークン蓄積量が表す帯域のこと)を用いて送信可能とみなして、監視フレームを監視キューQnから読み出して出力する。
なお、この場合、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、監視トークン演算部13で供給できた監視トークンの分のTmと、監視キューレングスML1とが減算される(結局、ML分のキューレングスを監視キューQnから読み出したので、BEからML分減算される)。また、監視トークン演算部13でも、結局、Tm−MLの減算となるので、マイナスのカウンタ値となっている。
さらに、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り(NL>Tm)、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングス(この加入者キューレングスをNL1とする:NL1=NL−Tn)が、ベストエフォート・トークン蓄積量以下(NL1≦BE)の場合には(すなわち、加入者トークン演算部14からは、ある1つの加入者キューに滞留しているフレーム情報すべてに加入者トークンを供給することはできないが、加入者トークンを受け取れなかった残りのフレーム情報(加入者キューレングスNL1のこと)に対して、ベストエフォート・トークン演算部15からベストエフォート・トークンを供給できる場合は)、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能とみなして、加入者フレームを、該当の加入者キューから読み出して出力する。
なお、この場合、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、加入者トークン演算部14で供給できた加入者トークンの分のTnと、加入者キューレングスNL1とが減算される(結局、NL分のキューレングスを、該当の加入者キューから読み出したので、BEからNL分減算される)。また、加入者トークン演算部14でも、結局、Tn−NLの減算となるので、マイナスのカウンタ値となっている。
次にキューレングスとトークン蓄積量との動作関係について具体的な数値を用いて図2、図3を用いて詳しく説明する。本発明では、トラフィック制御機構の1つのトークンバケット(token bucket)方式を応用して、加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレームと監視フレームの伝送を行うものである。
図2、図3はキューレングスとトークン蓄積量との動作関係を説明するための図である。図2はキュー読み出し前の状態を示しており、図3はキュー読み出し後の状態を示している。
今、4つの加入者キューQ1〜Q4と、1つの監視キューQ5がある。また、監視トークン演算部13に対応する監視トークンバケットB5と、加入者トークン演算部14−1〜14−4に対応する加入者トークンバケットB1〜B4と、ベストエフォート・トークン演算部15に対応するベストエフォート・トークンバケットB6がある。
監視トークンバケットB5には、最低帯域として1kbpsを設定し、加入者トークンバケットB1〜B4には、キュー毎の送信帯域として8kbpsをそれぞれ設定する。すなわち、監視トークンバケットB5には、1秒間に125byteが補給されることになり(1kbpsである)、この125byteが監視トークンに該当する。加入者トークンバケットB1〜B4には、1秒間に1000byteが補給されることになり(8kbpsである)、この1000byteが加入者トークンに該当する。
また、ベストエフォート・トークンバケットB6には、ベストエフォート送信帯域として、最低帯域1kbpsと加入者キューQ1〜Q4それぞれの送信帯域8kbpsとの総和の33kbpsを設定する(伝送ラインの帯域が33kbpsということ)。すなわち、ベストエフォート・トークンバケットB6には、1秒間に4125byteが補給されることになり(33kbpsである)、この4125byteがベストエフォート・トークンに該当する。
ここで、加入者キューQ1のキューレングスが0、加入者キューQ2のキューレングスが500byte、加入者キューQ3のキューレングスが1000byte、加入者キューQ4のキューレングスが2000byteであり、監視キューQ5のキューレングスが125byteであったとする。
これらのキューレングスはキューレングス管理部12でモニタされて、モニタ結果は、キュー読み出し制御部16へ通知される。キュー読み出し制御部16は、キューレングスのモニタ結果を受信して、キューの読み出し判定を行う。ここでは、Q5→Q4→Q3→Q2→Q1の順に読み出し判定を行うものとする(読み出し判定の順番は任意であり、あらかじめ優先度を決めておく)。
監視キューQ5に対し、監視キューレングスは125byte、監視トークンバケットB5の監視トークン蓄積量は125byteである。したがって、125byte分の送信権利である監視トークンを監視キューQ5に与えて、監視キューQ5から125byteの監視フレームを読み出して出力する(なお、1秒間に125byteの送信権利を与えて監視フレームを流すので、このときの監視フレームの通信帯域は1kbpsということになる)。
このとき、監視トークンバケットB5は、125byteの監視トークンを与えたので空になり、また、ベストエフォート・トークンバケットB6から、与えた監視トークンと同じ125byteを減算する。したがって、ベストエフォート・トークンバケットB6のベストエフォート・トークン蓄積量は、この時点で4000(=4125−125)byteとなる。
加入者キューQ4に対し、加入者キューレングスは2000byte、加入者トークンバケットB4の加入者トークン蓄積量は1000byteである。したがって、1000byte分の送信権利である加入者トークンを加入者キューQ4に与えて、加入者キューQ4から1000byteの加入者フレームを読み出して出力する(なお、加入者キューQ4にはフレーム情報が1000byte残ることになる)。
このとき、加入者トークンバケットB4は、1000byteの加入者トークンを与えたので空になり、また、ベストエフォート・トークンバケットB6から、与えた加入者トークンと同じ1000byteを減算する。したがって、ベストエフォート・トークンバケットB6のベストエフォート・トークン蓄積量は、この時点で3000(=4000−1000)byteとなる。
加入者キューQ3に対し、加入者キューレングスは1000byte、加入者トークンバケットB3の加入者トークン蓄積量は1000byteである。したがって、1000byte分の送信権利である加入者トークンを加入者キューQ3に与えて、加入者キューQ3から1000byteの加入者フレームを読み出して出力する。
このとき、加入者トークンバケットB3は、1000byteの加入者トークンを与えたので空になり、また、ベストエフォート・トークンバケットB6から、与えた加入者トークンと同じ1000byteを減算する。したがって、ベストエフォート・トークンバケットB6のベストエフォート・トークン蓄積量は、この時点で2000(=3000−1000)byteとなる。
加入者キューQ2に対し、加入者キューレングスは500byte、加入者トークンバケットB2の加入者トークン蓄積量は1000byteである。したがって、500byte分の送信権利である加入者トークンを加入者キューQ2に与えて、加入者キューQ2から500byteの加入者フレームを読み出して出力する。
このとき、加入者トークンバケットB2は、500byteの加入者トークンを与えたのでトークンは500byte残り、また、ベストエフォート・トークンバケットB6から、与えた加入者トークンと同じ500byteを減算する。したがって、ベストエフォート・トークンバケットB6のベストエフォート・トークン蓄積量は、この時点で1500(=2000−500)byteとなる。
加入者キューQ1に対し、加入者キューレングスは0byte、加入者トークンバケットB1の加入者トークン蓄積量は1000byteである。加入者キューQ1のキューレングスが0なので、キューの読み出し動作は行わない。
このようにして、監視トークンバケットB5及び加入者トークンバケットB4〜B1によるトークン蓄積量を用いての各キューに対する読み出し動作を行うが、加入者キューQ4には1000byteがまだ残っている。このような場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量と比較することでキュー読み出しを継続して行う。
すなわち、加入者キューQ4に対し、加入者キューレングスは1000byteであり、加入者トークンバケットB4は空であるが、ベストエフォート・トークンバケットB6のベストエフォート・トークン蓄積量は1500byteである。したがって、1000byte分の送信権利である加入者トークンを加入者キューQ4に与えることができ、加入者キューQ4から1000byteの加入者フレームを読み出して出力する。このとき、ベストエフォート・トークンバケットB6は、1000byteの加入者トークンを与えたので500byte残ることになる(加入者トークンバケットB4は、トークン蓄積量はゼロであるが減算処理は行われる。すなわち、0から1000byteを減算して、−1000byteというマイナスのカウンタ値が記されることになる)。
結局、単位時間内の加入者キューの読み出し処理として、加入者キューQ4から2000byte、加入者キューQ3から1000byte、加入者キューQ2から500byteを読み出したので、合計3500byteであり、1秒間に3500byteの加入者フレームが流れるので、このときの加入者フレームの通信帯域は28kbpsとなる(33kbpsの帯域を持つ伝送ラインに対して、1kbpsの通信帯域を持つ監視フレームと、28kbpsの通信帯域を持つ加入者フレームとが流れていることになる)。
以上説明したように、本発明では、最低帯域が設定された監視トークンを監視キュー読み出しの制御に与えることで、監視フレームに対しては、最低帯域を保証し、キュー毎に振り分けた送信帯域が設定された加入者トークンを、各加入者キュー読み出しの制御に与えることで、加入者フレームに対しては定常的に流すことが許される通信帯域(CIR:Committed Information Rate)を保証する。
そして、監視トークン、加入者トークンだけではキューから読み出すことができない場合には、ベストエフォート・トークンをキュー読み出し制御に与えることで、読み出すことにしている。すなわち、最初に設定しておいた通信帯域を越えてキューに情報が滞留しているならば、その滞留分は余剰帯域を用いて流すということである(ベストエフォート通信を行っていることになる)。
本発明では、バースト的に発生する監視情報に対して、監視フレームには最低帯域を設定しておくので、監視情報が発生した際にはその最低帯域を用いて監視フレームを伝送することができる。これにより監視制御の回線が断するということがなくなる。また、従来のように、監視フレーム用に固定帯域を割り当てているわけではないので、監視フレームを伝送しない場合には、ベストエフォート・トークンにより余剰帯域がすべて加入者用に割り当てることが可能になるので、ユーザに対するサービス品質の低下を招くといった問題も解決することができる。
さらに、加入者のトラフィックが、伝送ラインが持つ帯域から最低帯域を除いた分の送信帯域をすべて埋めていなければ、今度は監視フレーム側に、ベストエフォート・トークンの余剰帯域が割り当て可能となり、最低帯域以上の通信帯域で監視フレームを送信できることになる。
次にフレーム伝送装置10の装置構成例について説明する。図4、図5はフレーム伝送装置10の構成を示す図である。共通バッファ11は、ここでは4個の加入者キューQ4〜Q1と、1個の監視キューQ5を含むものとする。監視トークン演算部13は、監視カウンタ制御部13a、監視トークンカウンタ13bから構成される。加入者トークン演算部14−1〜14−4はそれぞれ、加入者カウンタ制御部14a−1〜14a−4と加入者トークンカウンタ14b−1〜14b−4から構成される。ベストエフォート・トークン演算部15は、ベストエフォートカウンタ制御部15a、ベストエフォート・トークンカウンタ15bから構成される。また、キュー読み出し制御部16は、キュー読み出し判定部16a、読み出しセレクタ16bから構成される。以下、各構成要素について説明する。
監視キューQ5は、監視フレームを格納する。加入者キューQ1〜Q4は、優先順位をつけたクラス毎の加入者データをそれぞれ格納する。キューレングス管理部12は、次に読み出して(next read)出力すべきキューのキューレングスを、加入者キューQ1〜Q4及び監視キューQ5に対してモニタする。そして、それぞれのモニタ結果をキュー毎に具備された内部レジスタに格納する。
監視トークン演算部13に対し、監視カウンタ制御部13aは、監視トークンカウンタ13bの加減算の制御を行う。すなわち、監視カウンタ制御部13aは、設定された最低帯域の監視トークンを周期的に生成して、監視トークンカウンタ13bへ出力する。また、キュー読み出し判定部16aから送信された、読み出したキューレングスの通知を受信すると、そのキューレングスの値を監視トークンカウンタ13bへ出力する。
監視トークンカウンタ13bは、UP-DOWNカウンタであって、監視カウンタ制御部13aから監視トークンを受信した場合は、現在のカウンタ値にその監視トークンの値を加算する。ただし、カウンタ値のMUX値は、設定した最低帯域の値であるので、この値をカウンタ値が越えることはない。
また、監視トークンカウンタ13bは、監視トークン演算部13からキューレングスを受信した場合は、現在のカウント値からキューレングスの値を減算する。例えば、現在のカウンタ値が8kbps(1000byte)で、監視キューQ5のキューレングスが125byteの通知を受けたなら、カウンタ値は、1000byteから125byteを減算した7kbps(875byte)となる。
加入者トークン演算部14−1に対し(加入者トークン演算部14−2〜14−4も同じなので、加入者トークン演算部14−1だけ説明する)、加入者カウンタ制御部14a−1は、加入者トークンカウンタ14b−1の加減算の制御を行う。すなわち、加入者カウンタ制御部14a−1は、設定された送信帯域の加入者トークンを周期的に生成して、加入者トークンカウンタ14b−1へ出力する。また、キュー読み出し判定部16aから送信された、読み出したキューレングスの通知を受信すると、そのキューレングスの値を加入者トークンカウンタ14b−1へ出力する。
加入者トークンカウンタ14b−1は、UP-DOWNカウンタであって、加入者カウンタ制御部14a−1から加入者トークンを受信した場合は、現在のカウンタ値にその加入者トークンの値を加算する。ただし、カウンタ値のMUX値は、設定した送信帯域の値であるので、この値をカウンタ値が越えることはない。
また、加入者トークンカウンタ14b−1は、加入者カウンタ制御部14a−1からキューレングスを受信した場合は、現在のカウント値からキューレングスの値を減算する。
ベストエフォート・トークン演算部15に対し、ベストエフォートカウンタ制御部15aは、ベストエフォート・トークンカウンタ15bの加減算の制御を行う。すなわち、ベストエフォートカウンタ制御部15aは、設定されたベストエフォート送信帯域のベストエフォート・トークンを周期的に生成して、ベストエフォート・トークンカウンタ15bへ出力する。また、キュー読み出し判定部16aから送信された、読み出したキューレングスの通知を受信すると、そのキューレングスの値をベストエフォート・トークンカウンタ15bへ出力する。
ベストエフォート・トークンカウンタ15bは、UP-DOWNカウンタであって、ベストエフォートカウンタ制御部15aからベストエフォート・トークンを受信した場合は、現在のカウンタ値にそのベストエフォート・トークンの値を加算する。ただし、カウンタ値のMUX値は、設定したベストエフォート送信帯域の値であるので、この値をカウンタ値が越えることはない。
また、ベストエフォート・トークンカウンタ15bは、ベストエフォートカウンタ制御部15aからキューレングスを受信した場合は、現在のカウント値からキューレングスの値を減算する。
一方、キュー読み出し制御部16に対し、キュー読み出し判定部16aは、キューレングス管理部12から、各キューのキューレングスの通知を受けると、キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行う(比較処理の内容については上述したので説明は省略する)。そして、比較結果にもとづいて、該当のキューの読み出し指示を読み出しセレクタ16bに送信する。また、読み出しキューレングスを該当のトークン演算部へ通知する。読み出しセレクタ16bは、指示にもとづいて、該当キューからフレームを読み出す。
監視フレーム識別子付与部17は、加入者フレームと監視フレームとを識別するために、受信したフレームが監視フレームならば監視フレーム識別子を、監視フレームに付与して出力する。
次にトークンバケットで帯域を設定する際のフィールド情報の補正について説明する。共通バッファ11に入力するフレームは、例えば、MACフレーム(IEEE形式)の場合、IFG(Inter Frame Gap:フレーム間ギャップ)、SFD(Start Frame Delimiter:フレーム開始部)、プリアンブル、FCS(Frame Check Sequence)などが、装置の内部処理の都合上、共通バッファ11に到達するまでの前段処理部で除去されている。したがって、最終的なフレームとして出力するには、除去したこれらのフィールド情報を最終出力ポイントで再び付加して出力してやる必要がある。
図1〜図5の説明では、共通バッファ11に入力してきたフレームに対してそのまま、トークンバケットによる帯域設定を施して伝送帯域を設定する動作について説明したが、実際には上記のフィールド情報のことを考慮した制御を施す必要がある。以下、その内容について説明する。
図6、図7はフィールド情報の補正について説明するための図である。キュー#1には1000byteのフレーム情報が格納され、トークンバケットB10には送信帯域として8.192kbps(トークン蓄積量が1024byte)が設定されている。また、フィールド情報付加部は、キュー#1にフレームが到達するまでの前段処理部で除去されたフィールド情報を装置出力時に調整するための、フィールド情報の付加処理を行う。ここで付加するフィールド情報としては、IFG(12)、SFD(1)、プリアンブル(7)、FCS(4)とする。括弧内の数字はバイトを表す。
図6はフィールド情報の補正を行っていないときの様子を示している。キュー#1には1000byteのフレーム情報が格納されているので、キュー#1の読み出しを行うには、トークンバケットB10は、キュー#1に1000byteのトークンを与えればよい。そして、トークンを与えると、トークンバケットB10から、キューレングス1000byteが減算されて24byteが残ることになる。
キュー#1から読み出されたフレームは、フィールド情報付加部18に入力し、合計24byte分の上述のフィールド情報が付加されて、結局、1024byteのフレームが装置から出力する。
ここで、最終の装置出力時の通信帯域は、8.192kbpsとなるので、本当はトークンバケットB10でも8.192kbpsに該当する1024byteのトークンが供給されて、バケツの中身は空になっているはずなのだが、実際には24byteが残ってしまい、トークンバケットB10の側から見ると8kbpsの帯域を設定したことになっている。
このように、図7で後述するようなフレームの補正を行わないと、トークンバケットB10での設定帯域と、最終出力段での帯域とに差分ができてしまい、運用上不都合な問題を生じてしまうことになる。
図7はフィールド情報の調整を行ったときの様子を示している。上記のような問題点をなくすためには、トークンの減算演算時に、フレームの最終出力段で付加されるフィールド情報をあらかじめキューレングスに加算した値を、トークン蓄積量から減算すればよい。
すなわち、キュー#1には1000byteが格納されているので、トークンバケットB10では1000byteのトークンを与えることになるのだが、トークン蓄積量からキューレングスを減算する際に、24byte分を1000byteのキューレングスにあらかじめ加えた1024byteを減算してやる。これにより、トークンバケットB10は空になるので、トークンバケットB10において、最終出力段の8.192kbpsと同じ帯域を設定したことになる。
このような補正処理を行うことで、トークンバケットB10での設定帯域と、最終出力段での帯域との差分をなくして同じ値にすることができる(このような補正処理を行った場合、トークンバケットが送信権利であるトークンをキューに与えるというよりも、キューが最終出力段まで必要な送信権利分のトークンを、トークンバケットから引き出したという表現の方が適切といえる)。
なお、上記の説明では、フィールド情報として、IFG、SFD、プリアンブル、FCSとしたが、これらに加えてさらにVLANタグ(4byte)をフィールド情報付加部18で付加するのなら、トークン蓄積量から(キューレングス+24byte+4byte)分を減算すればよい。また、上記のようなMACフレームに限らず、その他のフレームや各種フィールド情報に対しても、同様のフィールド情報の補正を行うことが可能である。
次にキュー読み出し制御部16の動作をフローチャートを用いて説明する。図8、図9はキュー読み出し制御の動作を示すフローチャートである。ここで、監視キューQ5、加入者キューQ1〜Q4があるとすると、これらのキューにフレームが存在する場合は、優先度をつけて処理を行う。例えば、Q5→Q4→Q3→Q2→Q1の順に読み出しを行う。なお、以降の説明ではQ5、Q4までの読み出し処理を示す。
〔S1〕読み出し比較シーケンスに入る。
〔S2〕キューQ5〜Q1中のいずれかに次読み出しフレームがセットされているか否かの判断を行う。次読み出しフレームがどのキューにも無い場合は検索を繰り返し、いずれかのキューにある場合はステップS3へいく。
〔S3〕監視キューQ5にフレームがあるか判断する。あればステップS4へいき、なければステップS8へいく。
〔S4〕監視キューレングスMLが監視トークン蓄積量Tm以下(ML≦Tm)の場合はステップS5へいき、そうでなければステップS8へいく。
〔S5〕監視キューQ5から監視キューレングスMLのフレームを読み出す。
〔S6〕監視トークン演算部13へ読み出したキューレングスの値を通知し、監視トークン演算部13では、監視トークン蓄積量Tmから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(Tm−(ML+補正値))。補正値とは、図6、図7で説明した各種フィールド情報やVLANタグなどのバイト数またはビット数のことである。
〔S7〕ベストエフォート・トークン演算部15へ読み出したキューレングスの値を通知し、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(BE−(ML+補正値))。
〔S8〕加入者キューQ4にフレームがあるか判断する。あればステップS9へいき、なければステップS13へいく。
〔S9〕加入者キューレングスNLが加入者トークン蓄積量Tn以下(NL≦Tn)の場合はステップS10へいき、そうでなければステップS13へいく。
〔S10〕加入者キューQ4から加入者キューレングスNLのフレームを読み出す。
〔S11〕加入者トークン演算部14へ読み出したキューレングスの値を通知し、加入者トークン演算部14では、加入者トークン蓄積量Tnから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(Tn−(NL+補正値))。
〔S12〕ベストエフォート・トークン演算部15へ読み出したキューレングスの値を通知し、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(BE−(NL+補正値))。以降、加入者キューQ3〜Q1に対しても同様な操作を行う(説明は省略する)。
〔S13〕監視キューレングスMLが監視トークン蓄積量Tmを上回り(ML>Tm)、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスML1(ML1=ML−Tm)が、ベストエフォート・トークン蓄積量以下(ML1≦BE)か否かを判断する。これらの条件が合えばステップS14へ、条件に合わなければステップS16へいく。
〔S14〕監視キューQ5から監視キューレングスMLのフレームを読み出す。
〔S15〕監視トークン演算部13へ読み出したキューレングスの値を通知し、監視トークン演算部13では、監視トークン蓄積量Tmから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(Tm−(ML+補正値))。そして、ベストエフォート・トークン演算部15へ読み出したキューレングスの値を通知し、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(BE−(ML+補正値))。
〔S16〕加入者キューレングスNLが加入者トークン蓄積量Tnを上回り(NL>Tn)、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る監視キューレングスNL1(NL1=NL−Tn)が、ベストエフォート・トークン蓄積量以下(NL1≦BE)か否かを判断する。これらの条件が合えばステップS17へ、条件に合わなければステップS1へ戻る。
〔S17〕加入者キューQ4から監視キューレングスNLのフレームを読み出す。
〔S18〕加入者トークン演算部14へ読み出したキューレングスの値を通知し、加入者トークン演算部14では、加入者トークン蓄積量Tnから、読み出したキューレングスに補正値を加えた値を減算する(Tn−(NL+補正値))。そして、ベストエフォート・トークン演算部15へ読み出したキューレングスの値を通知し、ベストエフォート・トークン演算部15では、ベストエフォート・トークン蓄積量BEから、読み出したキューレングスにフィールド情報を加味した値を減算する(BE−(NL+フィールド情報の値))。
次に本発明の監視フレーム識別子付与部17について説明する。監視フレーム識別子付与部17は、加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する処理を行う。監視フレームとしては、例えば、VLANタグを使用する。また、VLANタグを用いて、1:nの装置間におけるネットワーク監視を行うことができる。
図10はVLANタグを使った1:nのネットワーク監視の様子を示す図である。VLANタグは、16ビットのTPID(Tag Protocol ID)、3ビットのPRI(プライオリティ)、1ビットのCFI(Canonical Format Identifier)、12ビットのVIDからなり、計4byteのフィールドである。
また、上流に位置するフレーム伝送装置10−0と、下流に位置するフレーム伝送装置10−1〜10−nがあり、フレーム伝送装置10−0は、フレーム伝送装置10−1〜10−nそれぞれと監視フレームのやりとりを行うものとする。
本発明の監視フレーム識別子付与部17では、監視対象装置群にVLANタグのTPIDを割り付け、かつ個別の装置毎にVIDを割り付ける。例えば、フレーム伝送装置10−1〜10−nの全体にTPID=0を割り付け、フレーム伝送装置10−1〜10−nそれぞれにVID=1〜nを割り付ける。このようにすることで、フレーム伝送装置10−0は、ネットワーク監視領域として、1:nの装置に対する閉域性を生成し、その中で装置個別に監視制御を行うことが可能になる。
次に本発明のフレーム伝送装置10の機能を含むネットワーク中継装置について説明する。図11はネットワーク中継装置の構成を示す図である。ネットワーク中継装置100は、例えば、IPネットワークのエッジや、または加入者宅内に配置されて、ネットワーク通信データの中継伝送を行う装置である。なお、図中の位置F1〜F3におけるフレームフォーマットは、図12で後述し、T1、T2のタイムチャートは図13、図14で後述する。
ネットワーク中継装置100は、送信制御部110、受信制御部120、CPU部130から構成される。CPU部130は、SNMPマネージャ(図示せず)等の保守端末と接続可能であり(例えば、LANコントローラのアウトバンドポート等を介して)、ネットワーク中継装置100の全体制御を行う。
また、装置内の監視制御を行い、自装置から収集した統計情報により監視フレームを生成し、QoS制御部113へ送信する。さらに、対向装置から送信された監視フレームを受信して解析し、解析結果を保守端末へ通知したりする。
送信制御部110に対し、LANポート111は、加入者宅内の端末装置等の各種通信機器や、またはキャリア網(IPネットワーク等)と接続するポートである。フレーム受信部112は、入力フレームの受信処理を行う。受信処理としては例えば、フレームのFCSやプリアンブルのチェックを行い正当性が確認できたら、これらのフィールドを除去する。
QoS制御部113は、加入者フレームを受信した際は、加入者フレームの種別によりクラス分け(クラシファイ)を行い、出力クラス毎に個別の加入者キューQ1〜Qn−1への振り分けを行う。また、CPU部130から送信された監視フレームを受信した際は監視キューQnへ振り分ける。また、加入者フレーム及び監視フレームに対して、クラシファイされたキュー毎の最大通過帯域超をカットするPIR(Peak Information Rate)制御なども行う。さらに、QoS制御部113内において、加入者フレーム及び監視フレームに対して、VLANタグを付与する領域の確保を施した後に、フレームを各キューへ送信する。
識別子付与部17aは、本発明の監視フレーム識別子付与部17の機能を含み、受信したフレームが監視フレームの場合には、加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子(VLANタグ)を、監視フレームに付与する。また、受信したフレームが加入者フレームの場合には、識別子を付与するか否かの判断を行う。加入者に対して、VLANを設定する際には(加入者同士でVLANによるプライベート網を構築する場合には)、加入者フレームにそのためのVLANタグを付与する。
フレーム送信部114は、フレーム受信部112で除去されたフィールド情報の付加を行う(図6、図7で示したフィールド情報付加部18と同一機能)。Lineポート115は、中継ネットワークと接続するポートであり、このポートからフレームが送信される。
受信制御部120に対し、Lineポート121は、中継ネットワークと接続するポートであり、中継ネットワークから送信されたフレームを受信する。フレーム受信部122は、上述のフレーム受信部112と同一機能を持ち、フレーム正当性のチェック及びFCS等のフィールド除去を行う。
識別子認識部126は、フレームに付与されている識別子(VLANタグ)の認識処理を行う。ここでは、受信したフレームに付与されているVLANタグが送信側の識別子付与部17aが付与したVLANタグの値と同一(この場合、VLANタグ上の一致条件は任意に設定可能とし、例えばTPIDとVIDが一致した場合、またはTPIDが一致した場合、または4バイト分すべて一致といったように、同一とする定義はネットワークシステムに依存するものである)であるならば、受信したフレームは対向装置から送られた監視フレームであると認識して、監視フレーム用VLANタグを外して、監視フレームを格納する監視キューQmへ送信する。
また、識別子付与部17aが付与したVLANタグの値と異なる場合には、受信フレームは加入者フレームであると認識して、VLANタグは外さずに加入者キューQfへそのフレームを送信する。さらに、VLANタグが付与されていない場合も加入者フレームであると認識して、そのフレームを加入者キューQfへ送信する。
受信バッファ123は、監視フレームを格納する監視キューQmと、加入者フレームを格納する加入者キューQfから構成される。監視キューQmに格納された監視フレームは、CPU部130へ送信され、加入者キューQfへ送信された加入者フレームはフレーム送信部124へ送信される。
フレーム送信部124は、フレーム受信部122で除去されたフィールド情報の付加を行う。LANポート125は、加入者宅内の端末装置等の各種通信機器や、またはキャリア網(IPネットワーク等)と接続するポートであり、このポートからフレームが送信される。
図12はフレームフォーマットを示す図である。図11のF1〜F3の位置におけるフレームフォーマットを示している。なお、入力フレームをMACフレーム(IEEE形式)とした場合を示している。
装置入力端における位置F1のフォーマットの構成は、IFG(12)、PA(7)SFD(1)、DA(6)、SA(6)、T/L(2)、ペイロード(任意バイト)、FCS(4)である(括弧内の数字はバイト数)。
一方、このようなフォーマット構成のフレームが、フレーム受信部112において、IFG、PA、SFD、FCSのフィールドが除去される(IFGはフレーム間ギャップなので実際のフィールド情報の除去はPA、SFD、FCSである)。そして、QoS制御部113において、VLANタグを付与する際の領域が確保される。
VLANタグの領域が確保された位置F2のフレームフォーマットは、DA(6)、SA(6)、VLANタグ挿入領域(4)、T/L(2)、ペイロードとなる。
また、装置出力端における位置F3のフォーマットの構成は、識別子付与部17aでVLANタグの付与、フレーム送信部114でフィールド情報の付与が行われて、IFG(12)、PA(7)SFD(1)、DA(6)、SA(6)、VLANタグ(4)、T/L(2)、ペイロード(任意)、FCS(4)のフォーマットとなって出力する(VLANタグの構成は図10で上述したので説明は省略する)。
図13はタイムチャートを示す図である。タイムチャートT1は、QoS制御部113がキューQ1〜Qnにフレームを格納する際のフレーム状態を示している。1つのキューにフレームを格納する際には、例えば、128byte単位でフレームを区切り(128byte boundary)格納する。
FPはフレームパルス、DTは、ヘッダ及びペイロードからなる1フレームを分割したフレームデータ、ENはイネーブル信号である。図の場合、300バイトのフレームの分割を示しており、128byte分のデータD1、D2と、44byteのデータD3に84byteのパディングを付加した様子が示されている。
図14はタイムチャートを示す図である。タイムチャートT2は、キューから出力された分割フレームデータが、識別子付与部17aにおいて、統合されている状態を示している。図では、84byteのパディングが除かれ、300byteの1つのフレームが再構成されている。
次にネットワーク中継装置100を含む、本発明のネットワーク監視システムについて説明する。図15は本発明のネットワーク監視システムを示す図である。ネットワーク監視システム2は、上流側に事業者側ネットワーク(例えば、IPネットワーク)21、下流側に加入者側ネットワーク(例えば、イーサネット)23があり、上流側のネットワーク中継装置100a、下流側のネットワーク中継装置100bによって、これらのネットワークが接続され、保守端末であるSNMPマネージャ22によってネットワーク中継装置100a、100bの監視を行うシステムである。また、加入者側ネットワーク23にはハブHa、Hbが設置される。
事業者側ネットワーク21のエッジに設けられるネットワーク中継装置100aは、LANポートLp1aを介して、事業者側ネットワーク21と接続する。ハブ(Hub)Haは、ポートha1を介して、ネットワーク中継装置100aと接続する。
ハブHaとハブHbは、加入者側ネットワーク23内の加入者トラフィックのラインを通じて互いに接続する。そして、ハブHbのポートhb1と、ネットワーク中継装置100bのLANポート(図11ではLineポート側にあたる)Lp2aとが接続し、ネットワーク中継装置100bは加入者端末25と接続する。また、SNMPマネージャ22は、上流のネットワーク中継装置100aのLANポートLp1bと接続する。
ここで、SNMPマネージャ22が、遠隔に位置するネットワーク中継装置100bの装置内監視情報を取得する場合、ネットワーク中継装置100bは、監視フレームを加入者トラフィックが流れる伝送ラインL1を用いて上流へ伝送し、SNMPマネージャ22は、ネットワーク中継装置100bからの監視フレームを、ネットワーク中継装置100aを介して取得する。
このように、本発明のネットワーク監視システム2では、ネットワーク中継装置100a、100bが、主信号のライン上に加入者フレームと監視フレームを混在させて中継伝送する機能を持つため、従来(図16)と比べると監視フレームを流すための監視制御用のラインを設ける必要がなくなり、ネットワーク資源を有効に活用し、かつ監視管理を容易に行うことが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、加入者回線で接続された遠隔装置の監視制御を行うにあたり、監視制御用の専用回線を用いることなく、加入者トラフィックを使用して監視を行うことができ(inband監視が可能)、また加入者回線の帯域をベストエフォートで保証しながら実施することが可能となり、余分なネットワーク資源の使用を回避することが可能になる。
なお、本発明では、監視フレームを装置内監視情報としたが、これ以外にも保守者が設定した制御データ(設定データ)等の保守信号を加入者トラフィックに混入するようなときに利用してもよい。また、通信データをIPフレームとして、MACフレームを扱った例を示しているが、このようなフレームに限らず、MPLSパケットやATMセル等の多様な通信データに対しても利用可能であり、1本の伝送ラインに異なる情報(加入者情報と監視情報など)を混入させて送信する伝送制御に対して、本発明は幅広く適用可能である。
(付記1) 加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送するフレーム伝送装置において、
加入者フレームを格納する加入者キューと、監視フレームを格納する監視キューとを持つ共通バッファと、
監視キューのレングスである監視キューレングスと、加入者キューのレングスである加入者キューレングスとを管理するキューレングス管理部と、
監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる監視トークン演算部と、
加入者キュー毎に設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キュー毎に任意に設定可能であり、設定された送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる加入者トークン演算部と、
加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させるベストエフォート・トークン演算部と、
キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力し、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力するキュー読み出し制御部と、
を有することを特徴とするフレーム伝送装置。
(付記2) 前記監視トークン演算部は、一定周期で監視トークンを加算し、監視キューから監視フレームが読み出された場合は、監視トークン蓄積量から該当する監視キューレングスを減算し、前記加入者トークン演算部は、一定周期で加入者トークンを加算し、加入者キューから加入者フレームが読み出された場合は、加入者トークン蓄積量から該当する加入者キューレングスを減算し、前記ベストエフォート・トークン演算部は、一定周期でベストエフォート・トークンを加算し、監視トークンまたは加入者トークンの減算が行われた場合は、ベストエフォート・トークンも同量減算させ、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から監視キューに残った分の監視キューレングスを減算し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から加入者キューに残った分の加入者キューレングスを減算することを特徴とする付記1記載のフレーム伝送装置。
(付記3) 前記監視トークン演算部、前記加入者トークン演算部、前記ベストエフォート・トークン演算部は、トークンの減算演算時に、フレームの出力時に付加される情報をあらかじめキューレングスに加算した値を、トークン蓄積量から減算することを特徴とする請求項2記載のフレーム伝送装置。
(付記4) 加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する監視フレーム識別子付与部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のフレーム伝送装置。
(付記5) 前記監視フレーム識別子付与部は、監視フレーム識別子としてVLANタグを用い、監視対象装置が複数存在する場合は、監視対象装置群にTPIDを割り付け、かつ個別の装置毎にVIDを割り付けることで、ネットワーク監視領域として、1:nの装置に対する閉域性を生成することを特徴とする請求項4記載のフレーム伝送装置。
(付記6) 加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを中継伝送するネットワーク中継装置において、
保守端末と通信可能で、装置内の全体制御及び監視制御を行うCPU部と、
加入者フレームを格納する加入者キューと、前記CPU部から取得した装置内監視情報である監視フレームを格納する監視キューとを持つ共通バッファと、加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する監視フレーム識別子付与部と、監視フレーム及び加入者フレームの伝送帯域を制御する伝送帯域制御部と、を含み、監視フレームの最低帯域を保証して、加入者フレームをベストエフォートで保護して、1本の伝送ラインに監視フレーム及び加入者フレームを混在して出力する送信制御部と、
伝送されてきたフレームを受信し、監視フレーム識別子の判定を行って、自装置宛の監視フレームと認識した場合には監視フレームを前記CPU部へ送信し、自装置宛でない他フレームは次段へ中継する受信制御部と、
を有することを特徴とするネットワーク中継装置。
(付記7) 前記伝送帯域制御部は、監視キューのレングスである監視キューレングスと、加入者キューのレングスである加入者キューレングスとを管理するキューレングス管理部と、監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる監視トークン演算部と、加入者キュー毎に設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キュー毎に任意に設定可能であり、設定された送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる加入者トークン演算部と、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させるベストエフォート・トークン演算部と、キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力し、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力するキュー読み出し制御部と、から構成されることを特徴とする付記6記載のネットワーク中継装置。
(付記8) 前記監視トークン演算部は、一定周期で監視トークンを加算し、監視キューから監視フレームが読み出された場合は、監視トークン蓄積量から該当する監視キューレングスを減算し、前記加入者トークン演算部は、一定周期で加入者トークンを加算し、加入者キューから加入者フレームが読み出された場合は、加入者トークン蓄積量から該当する加入者キューレングスを減算し、前記ベストエフォート・トークン演算部は、一定周期でベストエフォート・トークンを加算し、監視トークンまたは加入者トークンの減算が行われた場合は、ベストエフォート・トークンも同量減算させ、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から監視キューに残った分の監視キューレングスを減算し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から加入者キューに残った分の加入者キューレングスを減算することを特徴とする付記7記載のネットワーク中継装置。
(付記9) 前記監視トークン演算部、前記加入者トークン演算部、前記ベストエフォート・トークン演算部は、トークンの減算演算時に、フレームの出力時に付加される情報をあらかじめキューレングスに加算した値を、トークン蓄積量から減算することを特徴とする付記8記載のネットワーク中継装置。
(付記10) 加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する監視フレーム識別子付与部をさらに有することを特徴とする付記6記載のネットワーク中継装置。
(付記11) 前記監視フレーム識別子付与部は、監視フレーム識別子としてVLANタグを用い、監視対象装置が複数存在する場合は、監視対象装置群にTPIDを割り付け、かつ個別の装置毎にVIDを割り付けることで、ネットワーク監視領域として、1:nの装置に対する閉域性を生成することを特徴とする付記10記載のネットワーク中継装置。
(付記12) ネットワーク監視を行うネットワーク監視システムにおいて、
装置内の全体制御及び監視制御を行うCPU部と、加入者フレームを格納する加入者キューと、前記CPU部から取得した装置内監視情報である監視フレームを格納する監視キューとを持つ共通バッファと、加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する監視フレーム識別子付与部と、監視フレーム及び加入者フレームの伝送帯域を制御する伝送帯域制御部と、を含み、監視フレームの最低帯域を保証して、加入者フレームをベストエフォートで保護して、1本の伝送ラインに監視フレーム及び加入者フレームを混在して出力する送信制御部と、伝送されてきたフレームを受信し、監視フレーム識別子の判定を行って、自装置宛の監視フレームと認識した場合には監視フレームを前記CPU部へ送信し、自装置宛でない他フレームは次段へ中継する受信制御部と、から構成されて、ネットワークの上流に位置する上流側ネットワーク中継装置と、
前記CPU部と、前記送信制御部と、前記受信制御部と、から構成されてネットワークの下流に位置する下流側ネットワーク中継装置と、
前記上流側ネットワーク中継装置または前記下流側ネットワーク中継装置と接続して通信可能であり、加入者トラフィックが流れるライン上を伝送されてきた監視フレームの情報を取得し、前記上流側ネットワーク中継装置または前記下流側ネットワーク中継装置の少なくとも一方の監視管理を行う保守端末と、
を有することを特徴とするネットワーク監視システム。
(付記13) 加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送するフレーム伝送方法において、
監視キューは監視フレームを格納し、
加入者キューは加入者フレームを格納し、
監視キューのレングスである監視キューレングスと、加入者キューのレングスである加入者キューレングスとを管理し、
最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、
加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、
ベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、
キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、
監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、
加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力し、
監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、
加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力することで、監視フレーム及び加入者フレームを混在して伝送することを特徴とするフレーム伝送方法。
本発明のフレーム伝送装置の原理図である。 キューレングスとトークン蓄積量との動作関係を説明するための図である。 キューレングスとトークン蓄積量との動作関係を説明するための図である。 フレーム伝送装置の構成を示す図である。 フレーム伝送装置の構成を示す図である。 フィールド情報の補正について説明するための図である。 フィールド情報の補正について説明するための図である。 キュー読み出し制御の動作を示すフローチャートである。 キュー読み出し制御の動作を示すフローチャートである。 VLANタグを使った1:nのネットワーク監視の様子を示す図である。 ネットワーク中継装置の構成を示す図である。 フレームフォーマットを示す図である。 タイムチャートを示す図である。 タイムチャートを示す図である。 本発明のネットワーク監視システムを示す図である。 従来のネットワーク監視システムの構成を示す図である。
符号の説明
10 フレーム伝送装置
11 共通バッファ
Q1〜Qn−1 加入者キュー
Qn 監視キュー
12 キューレングス管理部
13 監視トークン演算部
14−1〜14−(n−1) 加入者トークン演算部
15 ベストエフォート・トークン演算部
16 キュー読み出し制御部
17 監視フレーム識別子付与部

Claims (5)

  1. 加入者トラフィックに監視フレームを混入させて、加入者フレーム及び監視フレームを伝送するフレーム伝送装置において、
    加入者フレームを格納する加入者キューと、監視フレームを格納する監視キューとを持つ共通バッファと、
    監視キューのレングスである監視キューレングスと、加入者キューのレングスである加入者キューレングスとを管理するキューレングス管理部と、
    監視フレームを送信する際の最低帯域が設定可能であり、設定された最低帯域内で、監視フレームに送信権利を与えるための監視トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、監視トークンを減少させる監視トークン演算部と、
    加入者キュー毎に設けられ、加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域から監視フレームの最低帯域を除いた送信帯域を、加入者キュー毎に任意に設定可能であり、設定された送信帯域内で、加入者フレームに送信権利を与えるための加入者トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、加入者トークンを減少させる加入者トークン演算部と、
    加入者トラフィックのベストエフォート送信帯域を設定可能であり、設定されたベストエフォート送信帯域内で、監視フレームまたは加入者フレームに対して、余剰帯域を用いた送信の権利を与えるためのベストエフォート・トークンを蓄積し、キュー読み出し判定結果にもとづいて、ベストエフォート・トークンを減少させるベストエフォート・トークン演算部と、
    キューからフレームを読み出す際のキュー読み出し判定として、キューレングスとトークン蓄積量との比較を行い、監視キューレングスが監視トークン蓄積量以下の場合は、監視フレームを最低帯域以下で送信可能として、監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量以下の場合は、加入者フレームを加入者キュー毎に設定された送信帯域以下で送信可能として、加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力し、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、監視フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの監視キューレングス分の監視フレームを監視キューから読み出して出力し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、加入者フレームを余剰帯域を用いて送信可能として、残りの加入者キューレングス分の加入者フレームを加入者キューから読み出して出力するキュー読み出し制御部と、
    を有することを特徴とするフレーム伝送装置。
  2. 前記監視トークン演算部は、一定周期で監視トークンを加算し、監視キューから監視フレームが読み出された場合は、監視トークン蓄積量から該当する監視キューレングスを減算し、前記加入者トークン演算部は、一定周期で加入者トークンを加算し、加入者キューから加入者フレームが読み出された場合は、加入者トークン蓄積量から該当する加入者キューレングスを減算し、前記ベストエフォート・トークン演算部は、一定周期でベストエフォート・トークンを加算し、監視トークンまたは加入者トークンの減算が行われた場合は、ベストエフォート・トークンも同量減算させ、監視キューレングスが監視トークン蓄積量を上回り、かつ監視キューレングスから監視トークン蓄積量を差し引いて監視キュー内に残る監視キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から監視キューに残った分の監視キューレングスを減算し、加入者キューレングスが加入者トークン蓄積量を上回り、かつ加入者キューレングスから加入者トークン蓄積量を差し引いて加入者キュー内に残る加入者キューレングスが、ベストエフォート・トークン蓄積量以下の場合には、ベストエフォート・トークン蓄積量から加入者キューに残った分の加入者キューレングスを減算することを特徴とする請求項1記載のフレーム伝送装置。
  3. 前記監視トークン演算部、前記加入者トークン演算部、前記ベストエフォート・トークン演算部は、トークンの減算演算時に、フレームの出力時に付加される情報をあらかじめキューレングスに加算した値を、トークン蓄積量から減算することを特徴とする請求項2記載のフレーム伝送装置。
  4. 加入者フレームと監視フレームとを識別するための監視フレーム識別子を、監視フレームに付与する監視フレーム識別子付与部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のフレーム伝送装置。
  5. 前記監視フレーム識別子付与部は、監視フレーム識別子としてVLANタグを用い、監視対象装置が複数存在する場合は、監視対象装置群にTPIDを割り付け、かつ個別の装置毎にVIDを割り付けることで、ネットワーク監視領域として、1:nの装置に対する閉域性を生成することを特徴とする請求項4記載のフレーム伝送装置。
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