JP4208696B2 - 棒材供給機及び棒材加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、棒材供給機及び棒材加工システムに関し、更に詳細には、加工すべき棒材をその長手方向に延びるガイドレールに沿って棒材加工機まで給送する棒材供給機、及び、かかる棒材供給機と棒材加工機を組合せた棒材供給システムに関する。
従来から、加工すべき棒材をその長手方向に延びるガイドレールに沿って棒材加工機まで給送する棒材供給機が知られている。これらの棒材供給機の中には、加工すべき複数の棒材をガイドレールとほぼ平行に載せるための材料棚を有し、材料棚に載せられた棒材を横方向に移動させ、次いで、棒材を材料棚のガイドレール側から落下させることによって、棒材をガイドレールの中に補給する棒材補給装置を備えた棒材供給機がある。
例えば、特許文献1に開示された棒材供給機においては、材料棚の棚面が、横断面において、棚面の上でガイドレールに向って移動する棒材の移動方向に対して下流側に向って上方に傾斜していると共に、棒材を棚面に沿ってガイドレールに対して平行に押すための押し部材(棒材補給装置)が設けられている。押し部材は、ガイドレールに対して平行に延び、材料棚の上流側縁部の近傍の上流側位置と下流側縁部近傍の下流側位置との間を棚面に沿って並進移動可能に設けられている。
この棒材供給機の動作を以下に説明する。押し部材を下流方向に移動させることによって、棚面上に一列に載置された複数の棒材を上流側から押し部材によって押す。それにより、最も下流側の棒材が棚面のガイドレール側から押出されて落下し、1本の棒材がガイドレール内に補給される。棒材を押出した後、次に押出すべき棒材が棒材供給機の振動等により棚面の端部から落下することを防止するために、押し部材を上流方向に所定距離だけ移動させて戻し、次の棒材の補給に備える。
特開2001−246501号公報 図2
ところで、棒材供給機によって給送する棒材(新材)の外面には、予め、錆止めのための油が塗布されている。この油は比較的粘着性が高く、この油のために、棒材は付着しやすい状態になっている。
特許文献1に開示された棒材供給機においては、下流側の棒材を落下させるため、材料棚の上に載置された全棒材を上記の押し部材によって上流側から押した後、最も下流側の棒材の落下を防止するため、押し部材を僅かに上流側に後退させて、全棒材を上流側に移動させる。このような装置において、比較的大きい径の重い材料を補給する場合は、棒材を1つずつ円滑に補給することができる。しかしながら、径の小さい細材については、押し部材によって材料棚上の全棒材を押出した後、押し部材を上流方向に所定距離だけ移動させて戻したとき、油によって棒材が棚面に付着したり、棒材同士が付着したりして、押し部材の上流方向への移動速度に対し、棒材の上流方向への移動が押し部材の移動に追従せず、棒材が円滑に戻らない場合がある。このような場合には、棒材同士の絡んで綾となり、以降、材料棚から棒材を1つずつ円滑に落下させることができない場合がある。この現象は、断面が円形の細材に限らず、円形以外の断面形状を有する、いわゆる異形材についても同様な問題が生じる。
また、多くの棒材加工業者は、少量多品種の加工を高生産速度で生産することが要求されており、1台の棒材供給機において、様々な大きさの径や、断面形状を有する棒材を円滑に且つ安定してガイドレールに補給できることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、1台の棒材供給機において、棒材の種類に係わらず棒材を円滑に且つ安定的にガイドレールに補給することができる棒材供給機を提供することにある。
また、本発明の目的は、このような棒材供給機と棒材加工機とを組合せた棒材加工システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による棒材供給機は、加工すべき棒材をその長手方向に延びるガイドレールに沿って棒材加工機まで給送する棒材供給機であって、加工すべき複数の棒材をガイドレールとほぼ平行に載せ且つ棒材をガイドレールに向けて1本ずつ補給するための材料棚を有し、材料棚は、ガイドレールに対して横方向に配置された一対のプーリと、一対のプーリに巻き掛けられた、棒材を上に載せて搬送する無端部材と、無端部材を前進又は後退させるための駆動手段とを有し、無端部材は、周方向において、棒材を載せる載置面が平らな平坦無端部材部分と、棒材を1本ずつ仕切る複数の突起が設けられた突起付無端部材部分とを有し、搬送すべき棒材の種類によって選択された平坦無端部材部分又は突起付無端部材部分が、一対のプーリに対して上側に配置して、棒材を搬送することを特徴としている。
このように構成された本発明による棒材供給機によれば、棒材の種類に応じて、無端部材の平坦無端部材部分と突起付き無端部材部分を使い分けることにより、1台の棒材供給機において、棒材の種類に係わらず棒材を円滑に且つ安定的にガイドレールに供給することが可能になる。
すなわち、例えば、丸材を搬送する場合には、無端部材の平坦無端部材部分を、無端部材が巻き掛けられたプーリに対して上側に位置させる。複数の丸材を平坦無端部材部分の上に、ガイドレールに対して平行に1列に配置する。無端部材を駆動手段によって前進させることにより、最も下流側の丸材をガイドレールに補給する。1本の棒材の加工が終了する毎に、これを繰り返して、棒材をガイドレールに補給する。
また、例えば、更に小径の丸材や異形材等を補給する場合には、無端部材の突起付き無端部材部分を上側にする。異形材等を隣接した突起の間に1本ずつ配置する。無端部材を前進させることにより、異形材等が下流方向に移動し、最も下流側の異形材等をガイドレールに供給する。突起付無端部材部分を使用して異形材等を搬送する場合には、棒材の周面に錆止めの油が塗布されていて粘着性が高くても、異形材等は、突起によって1本ずつ仕切られており、また、無端部材と共に丸材が移動するので、棒材同士が絡んで綾になるのが防止される。また、1本の異形材がガイドレールに補給された後、その後側の突起によって、次に補給すべき異形材が、棒材供給機の振動等によってガイドレールに補給されることから防止されている。その結果、高生産速度においても、異形材等を円滑に且つ安定的にガイドレールに供給することができる。
上述の説明では、例として、丸材を補給する場合に無端部材の平坦無端部材部分を使用し、異形材等を補給する場合にその突起付き無端部材部分を使用したけれども、前者の場合に突起付き無端部材部分を使用し、後者の場合に平坦無端部材部分を使用しても良い。即ち、本発明による棒材供給機は、補給すべき棒材の種類に応じて、無端部材の平坦無端部材部分及び突起付き無端部材部分の選択が可能である点に特徴がある。どちらの領域を使用しても良い場合には、突起付き無端部材部分を使用するよりも平坦無端部材部分を使用した方が、限られた材料棚のスペースにより多くの棒材を一度に載せることができるので有利である。また、無端部材における平坦無端部材部分及び突起付き無端部材部分の配分は任意である。従って、突起の間隔が異なる2種類の突起付き無端部材部分を設けても良いし、平坦無端部材部分と突起付き無端部材部分の占める割合を変更しても良い。
本発明の実施形態に係る棒材供給機において、好ましくは、更に、選択された平坦無端部材部分又は突起付無端部材部分の後部に取付けられる被検出部と、被検出部が材料棚の後部に位置することを検出するためのセンサとを有し、平坦無端部材部分及び突起付無端部材部分の一方を他方に切替えるために、無端部材を駆動手段によって走行させる間、被検出部がセンサによって検出されたとき無端部材を停止させるように、駆動手段が制御され、それによって、平坦無端部材部分又は突起付無端部材部分のうちの他方を、一対のプーリに対して上側における棒材の供給を開始する初期位置に位置決めすることを特徴としている。
このように構成された棒材供給機では、平坦無端部材部分と突起付き無端部材部分の切替えがスムーズに行われ、少量多品種の加工を高生産速度で行うことが可能になる。
本発明の実施形態に係る棒材供給機において、好ましくは、更に、前記選択された前記平坦無端部材部分又は前記突起付無端部材部分の後部に設けられた被検出部と、該被検出部が前記材料棚の前部に位置することを検出するための第1のセンサと、前記被検出部が前記材料棚の後部に位置することを検出するための被第2のセンサとを有し、前記無端部材を前記駆動手段によって前進させる間、前記被検出部が前記第1のセンサによって検出されたとき、前記無端部材が逆転するように、また、前記被検出部が前記第2のセンサによって検出されたとき、前記無端部材が停止するように、前記コントローラは前記駆動手段を制御する。
このように構成された棒材供給機では、無端部材に設けられた2種類の部分、すわなち、平坦無端部材部分と突起付無端部材部分のうち選択された方による搬送が可能となる。
本発明の実施形態にかかる棒材供給機において、前記平坦無端部材部分は、前記無端部材の周方向において、少なくとも前記一対のプーリの回転軸間の距離寸法にわたって延び、また、前記突起付無端部材部分は、前記無端部材の前記平坦無端部材部分と対向する部分に、前記回転軸間の距離寸法にわたって延びている。
このように構成された棒材供給機では、材料棚のスペースが限られていても、平坦無端部材部分と突起付無端部材部分とが無端部材に効率的に配置され、それらの部分の切り換えが更にスムーズに行われる。
本発明による棒材供給機によれば、1台の棒材供給機において、棒材の種類に係わらず棒材を円滑に且つ安定的にガイドレールに補給することができる。
また、本発明により、このような棒材供給機と棒材加工機とを組合せた棒材加工システムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明による棒材加工システム及び棒材供給機の実施形態を説明する。図1は、棒材加工機と、それに隣接して配置された本発明の実施形態に係る棒材供給機とを含む棒材加工システムを概略的に示す正面図である。図2は、本発明に係る棒材供給機の平面図である。図3は、図1の線3−3における断面図であり、図4は、図1の線4−4における断面図である。
図1に示すように、本実施形態における棒材加工システム1は、加工すべき棒材Bを長手方向軸線に沿って給送するために、棒材Bが給送される給送軸線1Aに沿って上流側即ち後側から下流側即ち前側に長手方向に延びている棒材供給機2と、棒材供給機の下流側に配置された棒材加工機4とを有する。棒材加工機は4、例えば、主軸固定型のNC旋盤である。以下、棒材加工機4が主軸固定型のNC旋盤であるものとして説明する。NC旋盤は、給送軸線1Aと同軸に配置された主軸4aと、主軸4aの下流側に配置された加工部4bとを有している。
図1及び図2に示すように、棒材供給機2は、支持フレーム6と、給送軸線1Aに沿って延び、支持フレーム6によって支持された、棒材BをNC旋盤4に案内するためのガイドレール8と、棒材Bを押しながらガイドレール8に沿ってNC旋盤に向って給送する送り矢10と、棒材Bの一次送りを行うための一次送り部材12(図3参照)と、送り矢10を給送方向に前後移動させるための送り矢駆動装置14と、一次送り部材12を給送方向に前後移動させるための一次送り部材駆動装置15(図2参照)と、棒材BをNC旋盤4内で加工している間、棒材Bを把持して振れを防止するための振れ止め装置16と、加工が済んでNC旋盤4から持ち帰ってきた棒材B(残材)を収容する残材棚18と、ガイドレール8の長手方向にみてガイドレール8の斜め上方に位置し、複数の棒材B(新材)をガイドレール8とほぼ平行に載せるために材料棚20とを有する。材料棚20は、後述する、ガイドレール8に対して横方向に配置された、棒材を上に載せて搬送する無端ベルト50(図3及び図4参照)と、材料棚20から棒材Bを1本ずつ取出してガイドレール8に補給するために無端ベルト50を前進又は後退させる駆動機構22とを有している。棒材供給機2は、更に、送り矢駆動装置14、振れ止め装置16、一次送り部材駆動装置15及び駆動機構22等の棒材供給機2に含まれる様々な装置の制御を行うコントローラ24と、を有している。
まず、ガイドレール8について説明すると、ガイドレール8は、図2に示すように、同軸状に互いに離間して配置された複数のガイドレール部分8a、8bを有し、具体的には、支持フレーム6の下流側に給送軸線1Aと同軸上に配置された下流側ガイドレール部分8aと、支持フレーム6の上流側に配置された上流側ガイドレール部分8bとを有している。
下流側ガイドレール部分8aは、更に、複数の部分(本実施形態においては2つ)に分割されており、互いに隣接する下流側ガイドレール部分8aの間に振れ止め装置16が設けられている。下流側ガイドレール8aは、上部に、駆動機構22によって材料棚20から補給された棒材Bを受入れる開口(図示せず)を持ち、その内部に棒材B及び送り矢10が移動する、横断面がU字形の内部空間(図示せず)が形成されている。
上流側ガイドレール部分8bは、図3及び図4に示すように、互いに並設された一次送り用ガイドレール部分28と、二次送り用ガイドレール部分30とを有する。一次送り用ガイドレール部分28は、その上部に棒材を受入れる開口を有し、その内部に一次送り部材12及び棒材Bが移動するU字形の内部空間28aが形成されている。一方、二次送り用ガイドレール部分30は、その内部に送り矢10が移動するU字形の内部空間30aを有している。上流側ガイドレール8bは、一次送り用ガイドレール部分28と下流側ガイドレール部分8aとが整列する一次送り側の位置(図示せず)と、二次送り用ガイドレール部分30と下流側ガイドレール8aとが整列する二次送り側の位置(図3、図4参照)との間をリニアガイド及び駆動装置31によって横方向に移動可能である。このリニアガイド及び駆動装置31は、コントローラ24によって制御可能である。
次に、送り矢10及び一次送り部材12について説明する。
送り矢10は、二次送り用ガイドレール部分30及び下流側ガイドレール部分8aの内部空間内を給送方向に前後移動して、棒材Bを押しながら棒材加工機4に給送するためのものである。送り矢10は、上流側に配置された本体部10aと、本体部10aの下流側に配置された、棒材Bの後端部を把持するためのフィンガーチャック10bとを有している。フィンガーチャック10bはチャックジョイント(図示せず)を介して、本体部10aに対して長手方向軸線まわりに回転可能に連結されている。本体部10aの後端部には、後述する送り矢駆動装置14の無端チェーン14bを取付けるための羽根部材10cが設けられている。
一次送り部材12は、一次送り用ガイドレール部分28の内部空間28a内を給送方向に前後移動して、一次送り用ガイドレール部分28内の棒材Bを下流側ガイドレール8aに沿って一次送り位置まで移動させるためのものである。一次送り部材12は、ブロック形状をなしている。
次に、送り矢駆動装置14及び一次送り部材駆動装置15について説明する。
送り矢駆動装置14は、送り矢10をガイドレール8内で給送軸線1Aに沿って前後移動させるためのものであり、コントローラ24によってON/OFFされることによって送り矢10が前後移動されたり、所定位置で停止されたりする。送り矢駆動装置14は、基本的には、サーボモータ14aと、サーボモータの出力軸に連結されたスプロケットプーリ等の伝動部14bと、伝動部に連結され且つ給送軸線とほぼ平行に走行する無端チェーン14cとを有し、この無端チェーン14cが、送り矢10の羽根部材10cに取付けられている。
一次送り部材駆動装置15は、一次送り部材12を給送軸線1Aに沿って前後移動させるものである。一次送り部材駆動装置は、送り矢10を一次送り部材12に変更する以外、送り矢駆動装置14と同様の構成を有しているので、その説明を省略する。
次に、図2〜図4を参照して、駆動機構22を有する材料棚20を説明する。
図2を示すように、材料棚20は、互いにガイドレール8の長手方向に離間した複数の材料棚部分20a〜20cから構成されている。本実施形態では、材料棚20は、給送軸線1Aに対して最も上流側に配置された第1の材料棚部分20aと、その下流側に配置された第2の材料棚部分20bと、更に下流側に配置された3つの第3の材料棚部分20cを有している。これらの材料棚部分20a〜20cは、共通する構成部分を有しているので、以下、かかる共通構成部分について説明し、その後、駆動機構22及び材料棚部分の異なる部分について説明する。図3及び図4において、共通構成部分については、同様の符号を付している。
まず、図3を参照して、第1の材料棚部分20aについて説明する。材料棚部分20aは、支持フレーム6に取付けられた材料棚支持部材40に支持されている。材料棚部分20aは、給送軸線方向1Aに見てガイドレール8の斜め上方からガイドレール8に対して横方向に延びる材料棚フレーム42と、ガイドレール8に対して横方向に配置され、材料棚フレーム42に回転可能に取付けられた1対のプーリ46、48と、一対のプーリに巻きかけられた、棒材Bを上に載せて搬送する無端ベルト50と、無端ベルト50を前進又は後退させるための上述した駆動機構22とを有する。一方のプーリ46は、材料棚フレーム42のガイドレール側の端部に且つガイドレール8とほぼ平行な軸線44aの周りに回転可能に取付けられた駆動プーリ46であり、他方のプーリ48は、材料棚フレーム42のガイドレールと反対側の端部に且つガイドレール8とほぼ平行な軸線44bの周りに回転可能に取付けられた従動プーリ48である。
駆動プーリ46及び従動プーリ48は、タイミングプーリであり、無端ベルト50は、タイミングベルトである。無端ベルト50は、一対のプーリ46、48の上側に位置する上側部分50aと、その下側に位置する下側部分50bとを有する。上側部分50aは、従動プーリ48の上部から駆動プーリ46の上部まで上方に傾斜して延び、補給すべき棒材Bが載せられる部分である。下側部分50bは、駆動プーリ46の下部から従動プーリ48の下部まで下方に傾斜して延びている。無端ベルト50の上側部分50aの下側には、材料棚支持部材40に支持され且つ棒材Bを載せた上側部分50aが下方に撓むことを防止するための受け板52が設けられている。受け板52は、無端ベルト50の上側部分に沿って配置された上面52aを有している。無端ベルト50の上側部分50aがガイドレール8に向って矢印53の方向に移動するとき、上側部分50aの上に載せられた棒材Bが前進させられて補給されるので、以下、矢印53の方向に対する無端ベルト50等の向きを上流側及び下流側で表す。また、無端ベルト50の上側部分50aのガイドレール側を前側と称し、その反対側を後側と称する。
無端ベルト50は、周方向において、棒材を載せる載置面が平らな平ベルト部分54と、棒材を1本ずつ仕切る複数の突起56が設けられた突起付きベルト部分58とを有する。搬送すべき棒材の種類による選択に応じて、棒材の供給を開始する初期位置において、平ベルト部分54が上側部分50aに配置される場合(図4参照)と、突起付きベルト部分58が上側部分50aに配置される場合(図3参照)とがある。平ベルト部分54は、その周方向において、少なくとも一対のプーリ46、48の回転軸44a、44b間の距離寸法にわたって延びており、突起付ベルト部分58は、無端ベルト50の平ベルト部分54と対向する部分に、回転軸44a、44b間の距離寸法にわたっていることが好ましい。突起56は、無端ベルト50の移動方向に等間隔に設けられている。本実施形態では、突起56は、無端ベルト50のほぼ半周にわたって設けられている。図3に示すように、突起56は、初期位置において上側部分50aに突起付きベルト部分58が位置しているときに、突起列の最も上流側に位置する上流側突起56aと、最も下流側に位置する下流側突起56bを含んでいる。
図3において、後述するセンサ70、72が検出可能な被検出部60が、下流側突起56aに取外し可能に取付けられている。具体的には、被検出部60は、1対の部品からなり、これらの部品が、下流側突起56aの両側を挟むように配置されて互いにねじ止めされている。被検出部60は、下流側突起56aと同様の方法で、上流側突起56bにも取外し可能に取付けることができる。初期位置において、上側部分50aに突起付きベルト部分58が配置されるとき、被検出部60は、突起付きベルト部分58の後部、即ち、上流側突起56aに取付けられ(図3参照)、上側部分50aに平ベルト部分54が配置されるとき、被検出部60は、平ベルト部分54の後部、即ち、下流側突起56bに取付けられる(図4参照)。後者の場合、被検出部60の前方に面する面60aは、平ベルト部分54の上に載せられた棒材が後側に転がることを防止するためのストッパとしても機能する。
次に、図2を参照して、駆動機構22について説明する。駆動機構22は、すべての材料棚部分20a〜20cの駆動プーリ46を貫いて軸線44aに沿って延び、軸線44a周りに回転可能な駆動シャフト64と、駆動シャフト64を軸線44a周りに回転させるための材料棚用モータ66と、駆動シャフト64と材料棚用モータ66との間に連結された、スプロケットプーリ、チェーン等の動力伝達機構68とを有する。材料棚用モーター66は、サーボモーターであることが好ましい。駆動シャフト64は、位相調整可能に駆動プーリ46に固着されている。位相調整により、各材料棚部分20a〜20cの無端ベルト50の突起56は、各無端ベルト50の同期的な走行を可能にするために、軸線44aの方向に整列している。
次に、各材料棚部分の異なる部分について説明する。第3の材料棚部分20cは、上記共通形態以外の構成を有していないので、以下、第1の材料棚部分20a及び第2の材料棚部分20bについて説明する。
図3に示す第1の材料棚部分20aは、上記共通形態に加えて、被検出部60が材料棚20の前部に位置することを検出するための第1のセンサである前進端センサ72と、被検出部60が材料棚20の後部に位置することを検出するための第2のセンサである後退端センサ70とを有する。具体的には、前進端センサ72は、駆動プーリ46の上部近傍に設けられ、後退端センサ70は、且つ、従動プーリ48の上部近傍に設けられている。
これらのセンサ70、72は、例えば、近接スイッチである。後退端センサ70及び前進端センサ72はそれぞれ、無端ベルト50の平ベルト部分54又は突起付きベルト部分56の上に棒材を載せて棒材を供給するとき、棒材の供給を開始する初期位置と、無端ベルト50の上側部分に載置した複数の棒材のすべて落下させた終了位置を決定する。これらのセンサ70、72は、コントローラ24に電気的に接続されている。
また、駆動プーリ46の下部近傍には、突起56を検出可能な突起センサ74が設けられている。突起センサ74は、例えば、透過形センサである。具体的には、突起センサ74は、無端ベルト50の突起56を跨ぐように構成されたU字形部分を有し、突起56がU字形部分の間を通るたびに突起56を検出することが可能である。突起センサ74は、コントローラ24と電気的に接続されている。突起センサ74に位置は、上側部分50aに突起付きベルト部分58を配置し且つ上流側突起56aに取付けられた被検出部60が後退端センサ70に検出されているとき、突起センサ74が下流側突起56bを検出するように定められることが好ましい。
図4に示す第2の材料棚部分20bは、上記共通形態に加えて、材料棚20から棒材が落下したことを検出する棒材検出センサ76を有している。棒材検出センサ76は、タッチ式センサであることが好ましい。具体的には、棒材検出センサ76は、材料棚フレーム42に設けられた枢軸78を中心に、棒材が材料棚から落下する経路を横切る上位置80aと、それから離れた下位置80bとの間を揺動可能なセンサアーム80を有する。センサアーム80は、図示していないばね等の付勢部材によって上位置80aに付勢されている。棒材検出センサ76は、コントローラ24と電気的に接続されている。
棒材供給機2は、更に、材料棚20の前縁近傍からガイドレール8の上部近傍まで延びる案内部材82と、材料棚20のガイドレール側から落下して案内部材82に沿って移動する棒材を解放可能に停止させることができる停止装置84とを有する。案内部材82は、各材料棚部分ごとに設けられている。案内部材82は、棒材が材料棚20から落下した直後に転がることができるように、材料棚20ガイドレール側縁部の近傍からガイドレール8に向って斜め下方に延びる案内面82aを有している。案内面82aは、ガイドレール8の上方で終端している。具体的には、一次送り用ガイドレール部分28と下流側ガイドレール8a整列しているときは、一次送り用ガイドレール部分28の上方で終端し(図示せず)、二次送り用ガイドレール部分30と下流側ガイドレール8a整列しているときは、二次送り用ガイドレール部分30の上方で終端する(図3及び図4参照)。
停止装置84は、案内面を転がってきた棒材を受け止める上位置86aと、受け止めた棒材を解放してガイドレールまで通過させる下位置86bとの間を移動可能な停止部材86を有する。停止部材86は、例えば、エアシリンダによって移動される。
次に、本発明の実施形態である棒材供給機の動作を説明する。最初、初期位置において無端ベルト50の上側部分50aの上に平ベルト部分54を配置した場合を説明し、次に、初期位置において上側部分50aの上に突起付きベルト部分58を配置した場合を説明する。
まず、図4を参照して、上側部分50aに平ベルト部分54を配置した場合を説明する。まず、材料棚20の準備工程を行う。詳細には、コントローラ24により、材料棚用モーター66を単独で作動させ、平ベルト部分54を受け板52の上面52aの上に位置させると共に、被検出部60を下流側突起56bに取付ける。被検出部60が上流側突起56aに取付けられている場合には、そこから被検出部60を取外し、それを下流側突起56bに取付ける。この際、第1の材料棚部分20aの被検出部60を後退端センサ70の近傍まで移動させておくことが好ましい(図3参照)。次いで、コントローラにより、材料棚用モーター66に通電し、無端ベルト50の位置合わせのために、被検出部60が後退端センサ70に検出されるまで、無端ベルト50を移動させる。それにより、平ベルト部分54が初期位置に配置される。また、コントローラ24によってエアシリンダ等を作動させ、停止装置84の停止部材86を上位置に移動させる。次いで、コントローラにおいて、棒材検出センサ76を用いた補給方法(センサ識別式補給方法)で棒材供給機2が作動するように動作の切り換えを行う。
次に、材料棚20の上に棒材Bを載せる棒材載置工程を行う。詳細には、平ベルト部分54に複数の棒材を1列に且つ隣同士が接触するように手で載せる。
次に、材料棚20の棒材を1本ガイドレール8に補給する棒材補給工程を行う。詳細には、例えば手動補給ボタンを押して、コントローラ24に補給開始信号を送る。コントローラ24は、材料棚用モータ66を作動させ、動力伝達機構68を介して駆動シャフト64を回転させる。それにより、無端ベルト50が前進し、その上に載せられている複数の棒材を下流方向に移動させる。更に無端ベルト50を前進させ続けると、最もガイドレール側の棒材が、材料棚20のガイドレール側から落下し、案内部材82の案内面82aの上を転がり落ちる。転がり落ちた棒材は、停止装置84の停止部材86によってで受け止められる。棒材が案内面82aの上を転がり落ちる途中で、棒材は、棒材検出センサ76のセンサアーム80を上位置80aから下位置80bに移動させ、それにより、棒材検出センサ76は、棒材が1本補給されたことを検出する。棒材が通過した後、棒材検出センサ76は、付勢手段(図示せず)によって上位置80aに戻る。棒材検出センサ76から検出信号がコントローラ24に送られると、コントローラ24は、無端ベルト50の前進をすぐに停止させる。次いで、次に補給すべき棒材が棒材供給機2の振動等によって落下することを防止するために、無端ベルト50を所定距離だけ後退させる。次いで、上流側ガイドレール部分8bの一次送り用ガイドレール部分28が給送軸線1A上に位置しており、下流側ガイドレール部分8aと同軸上に整列している状態で、停止装置84の停止部材86を下位置86bに移動させ、停止部材86に受け止められていた棒材をガイドレール8に補給する。棒材がガイドレール8に供給されたら、停止部材86を再び上位置86aに移動させる。
次に、棒材Bを送り矢10によってNC旋盤4まで給送する給送工程を行う。詳細には、まず、棒材Bの一次送りを行う。棒材Bが材料棚20から既に説明した手順でガイドレール部分8a及び28の中に供給されたら、コントローラ24は、一次送り部材駆動装置(図示せず)を駆動して、一次送り部材駆動装置15の無端チェーンに連結された一次送り部材12を下流方向に移動させる。棒材Bの後端を一次送り部材12で下流方向に押すことによって、棒材Bを一次送り位置まで移動させる。棒材Bの先端部は、クランプ(図示せず)によって把持され、棒材Bに長手方向への移動が規制される。
引き続き、コントローラ24によって上流側ガイドレール部分8bを給送軸線1Aに対して横方向に移動させ、下流側ガイドレール部分8aと 二次送り用ガイドレール部分30とを整列させる。次いで、二次送りを行う。コントローラ24は、送り矢駆動装置14のサーボモーター14aを駆動して、送り矢駆動装置14の無端チェーン14cに連結された送り矢10を下流方向に移動させる。送り矢10を前進させ、下流側端部に設けられたフィンガーチャック10bの中に棒材Bの後端部が挿入されたら、クランプを解放する。
送り矢10は、棒材Bの先端部、即ち、下流側端部をNC旋盤4の加工部4bまで給送する。棒材Bの加工中、振止め装置16が閉じてガイドレール8内の棒材Bを把持し、棒材Bの振れを防止する。棒材Bがこれ以上製品を作ることのできない長さになったら、送り矢10を棒材供給機2に戻し、上記クランプに残材を把持させる。送り矢10を更に後退させて、残材を送り矢10から取り外し、残材をガイドレール8の残材処理用窓(図示せず)から落下させて、残材棚18の中に収容する。
以降、棒材補給工程及び棒材給送工程を繰り返すことによって棒材Bを1本ずつガイドレール8に補給する。2回目以降の棒材補給工程においては、手動補給ボタンを押す代わりに、残材が残材棚18に収容されたこと等を検出して、コントローラ24に補給開始信号を送るのが良い。前進端センサ72が被検出部60を検出するまで棒材補給工程を繰り返す。前進端センサ72が被検出部60を検出したら、材料棚20の上の棒材をすべて落下させたことになるので、無端ベルト50を逆転させ、即ち、上流方向に移動させる。次いで、後退端センサ70が被検出部60を検出したら、無端ベルト50を停止させる。必要に応じて、棒材載置工程、棒材補給工程及び棒材給送工程を繰り返す。
次に、図3を参照して、上側部分50aに突起付きベルト部分58を配置した場合を説明する。まず、材料棚20の準備工程を行う。詳細には、コントローラ24により、材料棚用モーター66を単独で作動させ、上側部分50aに突起付きベルト部分58を配置させるとともに、被検出部60を上流側突起56aに取付ける。被検出部60が下流側突起56bに取付けられている場合には、そこから被検出部60を取外し、それを上流側突起56aに取付ける。この際、被検出部60を後退端センサ70の近傍まで移動させておくことが好ましい(図3参照)。次いで、コントローラにより、材料棚用モーター66に通電し、無端ベルト50の位置合わせのために、被検出部60が後退端センサ70に検出されるまで、無端ベルト50を移動させる。それにより、突起付きベルト部分58が初期位置に配置される。上述したように、突起センサ74は、下流側突起56bを検出している状態にある。また、、コントローラ24によってエアシリンダ等を作動させ、停止装置84の停止部材86を上位置86aに移動させる。次いで、コントローラ24において、突起センサ74を用いた補給方法(こま送り式補給方法)で棒材供給機2が作動するように動作の切り換えを行う。
次に、材料棚20の上に棒材を載せる棒材載置工程を行う。詳細には、突起56の間に1つずつ棒材が配置されるように突起付きベルト部分58に複数の棒材を手で載せる。
次に、材料棚20の棒材を1本ガイドレール8に補給する棒材補給工程を行う。詳細には、例えば手動補給ボタンを押して、コントローラ24に補給開始信号を送る。コントローラ24は、材料棚用モータ66を作動させ、動力伝達機構68を介して駆動シャフト64をさせる。それにより、無端ベルト50が前進し、その上に載せられている複数の棒材を下流方向に移動させる。突起センサ74が次の突起56を検出したら、無端ベルト50の前進をすぐに停止させる。無端ベルトが前進している間に、突起56の間に配置され且つ最もガイドレール側に位置していた棒材が、材料棚20のガイドレール側から落下し、案内部材82の案内面82aの上を転がり落ちる。転がり落ちた棒材は、停止装置84の停止部材86によって受け止められる。棒材が案内面82aの上を転がり落ちる途中で、棒材は、第2の棒材棚部分20bの棒材検出センサ76のセンサアーム80を上位置80aから下位置80bに移動させるが、こま送り式補給方法の場合、検出センサ76は作動しない。棒材が通過した後、棒材検出センサ76は、付勢手段(図示せず)によって上位置80aに戻る。次に補給すべき棒材の前側には突起56があるので、棒材供給機2の振動等によって落下することが防止されている。次いで、上流側ガイドレール部分8bの一次送り用ガイドレール部分28が給送軸線1A上に位置しており、下流側ガイドレール部分8aと同軸上に整列している状態で、停止装置84の停止部材86を下位置86bに移動させ、停止部材86に受け止められていた棒材をガイドレール8に補給する。棒材がガイドレール8に供給されたら、停止部材86を再び上位置86aに移動させる。
次に、棒材Bを送り矢10によってNC旋盤4まで給送する給送工程を行う。この工程は、平ベルト部分54を選択したときと同様であるので、その説明を省略する。
以降、棒材補給工程及び棒材給送工程を繰り返すことによって棒材Bを1本ずつガイドレール8に補給する。2回目以降の棒材補給工程においては、手動補給ボタンを押す代わりに、残材が残材棚18に収容されたこと等を検出して、コントローラ24に補給開始信号を送るのが良い。前進端センサ72が被検出部60を検出するまで棒材補給工程を繰り返す。前進端センサ72が被検出部60を検出したら、材料棚20の上の棒材をすべて落下させたことになるので、無端ベルト50を逆転させ、即ち、上流方向に移動させる。次いで、後退端センサ70が被検出部60を検出したら、無端ベルト50を停止させる。必要に応じて、棒材載置工程、棒材補給工程及び棒材給送工程を繰り返す。
以上、本発明の実施形態である棒材供給機を説明したけれども、本発明は、この実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、コントローラ24を棒材供給機2側に設けたけれども、コントローラを棒材加工機4側に設けても良い。
また、上記実施形態では、棒材が載せられる無端ベルト50の上側部分50aを傾斜させ、材料棚から棒材が意に反して落下するのをより確実に防止できる点で有利であるが、無端ベルト50の上側部分50aは平らに配置されても良い。
また、上記実施形態では、突起付きベルト部分68を選択したとき、無端ベルト50を停止させるために突起センサ74を使用するこま送り式補給方法を採用しているが、突起センサ74を使用しないで、その代わりに、棒材検出センサ76を使用するセンサ識別式補給方法を採用しても良い。
また、上述の実施形態では、平ベルト部分64を上側に配置する場合と突起付きベルト部分68を上側に配置する場合とを相互に切替えるとき、被検出部60を上流側突起56a及び下流側突起56bの一方から取外して他方に取付けているが、被検出部60が棒材供給機の他の部品に干渉しなければ、被検出部60を2つ用いて、両方に取付けたままにして置いたり、これらを無端ベルトに一体的に形成しても良い。また、被検出部60を設けずに、突起センサ74が直接突起56を検出しても良い。
また、上記実施形態では、無端ベルト50を使用し、その外周面に棒材を載置するが、無端チェーンを使用し、例えば、その外周面に可撓性材料で形成した平らな部材で棒材載置面を形成するようにしても良い。この場合、駆動プーリ46、従動プーリ48、突起56等は、それに対応する部品に変更すれば良い。
また、上記実施形態では、無端ベルト50の周方向において、平ベルト部分54と突起付きベルト部分58がほぼ同じ割合で構成されているけれども、それらの割合は、任意であり、例えば、一方が他方よりも大きい割合で構成されていても良い。また、上記実施形態では、無端ベルト80は、1つの平ベルト部分54と1つの突起付きベルト部分58を有しているけれども、それらの数は任意であり、例えば、突起56間距離の違う2種類以上の突起付きベルト部分を構成しても良い。
また、上述の実施形態では、平ベルト部分54又は突起付きベルト部分58を初期位置に戻して棒材補給動作を行う場合を説明したけれども、無端ベルト50を単独で移動させるときに目視等により初期位置と終了位置との間で停止させ、その位置から棒材補給動作を開始しても良い。
また、上述の実施形態では、棒材加工機を、主軸固定式のNC旋盤であると説明したけれども、任意の加工機を使用することができ、例えば、主軸移動式の旋盤、切断機等であっても良い。
棒材加工機と、それに隣接して配置された本発明の実施形態に係る棒材供給機とを含む棒材加工システムを概略的に示す正面図である。 本発明に係る棒材供給機の平面図である。 図1の線3−3おける断面図である。 図1の線4−4における断面図である。
符号の説明
1 棒材加工システム
2 棒材供給機
4 棒材加工機
8 ガイドレール
20 材料棚
22 駆動機構
24 コントローラ
46 駆動プーリ
48 従動プーリ
50 無端ベルト
54 平ベルト部分
56 突起
58 突起付きベルト部分
60 被検出部
70 後退端センサ
72 前進端センサ

Claims (4)

  1. 加工すべき棒材をその長手方向に延びるガイドレールに沿って棒材加工機まで給送する棒材供給機であって、
    加工すべき複数の棒材を前記ガイドレールとほぼ平行に載せ且つ棒材を前記ガイドレールに向けて1本ずつ補給するための材料棚を有し、
    該材料棚は、前記ガイドレールに対して横方向に配置された一対のプーリと、該一対のプーリに巻き掛けられた、棒材を上に載せて搬送する無端部材と、該無端部材を前進又は後退させるための駆動手段とを有し、前記無端部材は、周方向において、棒材を載せる載置面が、棒材を1本ずつ仕切る複数の突起で仕切られた突起付無端部材部分と、棒材を載せる載置面が平らであり且つ前記突起が設けられていない平坦無端部材部分と、を有し、搬送すべき棒材の種類によって選択された前記平坦無端部材部分又は前記突起付無端部材部分が、前記一対のプーリに対して上側に配置して、棒材を搬送することを特徴とする棒材供給機。
  2. 更に、前記選択された前記平坦無端部材部分又は前記突起付無端部材部分の後部に設けられる被検出部と、前記被検出部が前記材料棚の後部に位置することを検出するためのセンサとを有し、前記平坦無端部材部分及び前記突起付無端部材部分の一方を他方に切替えるために、前記無端部材を前記駆動手段によって走行させる間、前記被検出部が前記センサによって検出されたとき前記無端部材を停止させるように、前記駆動手段が制御され、それによって、前記平坦無端部材部分又は前記突起付無端部材部分のうちの前記他方を、前記一対のプーリに対して上側における棒材の供給を開始する初期位置に位置決めする、ことを特徴とする請求項1に記載の棒材供給機。
  3. 更に、前記選択された前記平坦無端部材部分又は前記突起付無端部材部分の後部に設けられた被検出部と、該被検出部が前記材料棚の前部に位置することを検出するための第1のセンサと、前記被検出部が前記材料棚の後部に位置することを検出するための第2のセンサとを有し、前記無端部材を前記駆動手段によって前進させる間、前記被検出部が前記第1のセンサによって検出されたとき、前記無端部材が逆転するように、また、前記被検出部が前記第2のセンサによって検出されたとき、前記無端部材が停止するように前記駆動手段が制御される、ことを特徴とする請求項1に記載の棒材供給機。
  4. 前記平坦無端部材部分は、前記無端部材の周方向において、少なくとも前記一対のプーリの回転軸間の距離寸法にわたって延び、また、前記突起付無端部材部分は、前記無端部材の前記平坦無端部材部分と対向する部分に、前記回転軸間の距離寸法にわたって延びている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の棒材供給機。
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