JP4207351B2 - 型締油圧の昇圧・降圧制御方法および型締装置 - Google Patents

型締油圧の昇圧・降圧制御方法および型締装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型締油圧の昇圧・降圧方法および型締装置に係り、特に大型型締装置に用いられる油圧駆動方式と小型型締装置に用いられる電動駆動方式とを組合わせた、いわゆるハイブリッド型締装置における型締油圧の昇圧・降圧方法および型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機やダイカスト成形機等の型締装置は直圧式型締装置、トグル式型締装置等の油圧駆動方式が主流であったが、近年、省エネ化やクリーン化の要求に応えて、サーボモータの回転運動をボールねじナットにより直線運動に変換して型開閉駆動を行なう電動駆動方式の型締装置が小型成形機を中心に普及してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、電動駆動方式を用いた小型の型締装置では所望の省エネ化やクリーン化の要求に応えられるものの、そのままサイジングアップして大型の型締装置に適用しようとしても、サーボモータおよびボールねじの大型化に限界があるので、型締装置の大型化が制限されるという問題がある。そこで、型開閉駆動手段に電動駆動方式を用いると共に型締力発生手段に油圧方式を併用したハイブリッド型締装置が考案されるようになった。
【0004】
例えば特開平6−246806号公報には、金型の開閉を交流サーボモータにより可動プラテンを雄ねじの螺進運動により行なわせ、型閉後に行なう型締を液圧で行なわせるようにしたハイブリッド型締装置の例が開示されている。この液圧による型締装置は、可動プラテンの背面部に液が封入された密封袋を閉鎖室に配設した液圧作動盤を配置し、可動プラテンとともに液圧作動盤の移動をロックした後、前記雄ねじ部材を電動モータで更に移動させることにより密封袋を加圧し、ピストンにより可動プラテンを介して成形金型に型締力を作用させるようにしたものである。
【0005】
上記のような従来のハイブリッド型締装置では、密封袋を閉鎖室内で雄ねじにより加圧する構成を採用しつつ、加圧作用をボールねじ機構により交流サーボモータで雄ねじ部材を螺進させて加圧保持する構成を採用しているため、型締力を作用させている間は駆動源である電動モータを常に負荷状態にする必要があって十分な省エネ性を発揮できない上に、電動駆動と油圧方式の併用に伴なって型締装置の構造が複雑になり故障頻度が増大するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、十分な省エネ性を実現しつつ小型で大きな型締力を発揮させることができる型締油圧の昇圧・降圧制御方法および型締装置を提供することを目的とする。また、型締力まで昇圧した後には駆動源の消費エネルギを低減し、ポンプモータを無負荷状態に保持できるようにして型締工程における省エネ化を実現して、全消費エネルギにおいても大幅な省エネ化を達成することを目的とする。また、型締力を降圧させるに際しても、急激な圧抜きに伴なう成形機各部の振動および異常音の発生を防止することを目的とする。
【0007】
更に、油圧発生機構を型締装置の内部に組み入れることなく、外部に設けた油圧発生機構から油圧回路を経由して型締装置に油圧エネルギを伝えることができる構成として、簡易構造の型締装置としつつ省エネ性と制御精度に優れ型締装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る型締油圧の昇圧制御方法は、タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の昇圧制御方法であって、ピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込め、その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が、ポンプモータを無負荷に保持できるぐらいに十分に下がった後、ポンプ停止を行なうように構成した。
【0009】
また、本発明に係る型締力の降圧制御方法は、タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の降圧制御方法であって、ピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込めた状態から、前記ピストンポンプを作動して封じ込め位置前後の圧力が等価になるまで前記封じ込め位置より上流側油路を昇圧し、封じ込めを解除した後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧して当該ポンプを通じてタンク側に開放する構成としている。
【0010】
更に、本発明は、タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の昇圧・降圧制御方法であって、昇圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込め、その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が、ポンプモータを無負荷に保持できるぐらいに十分に下がった後、ポンプ停止を行ない、降圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込めた状態から、前記ピストンポンプを作動して封じ込め位置前後の圧力が等価になるまで前記封じ込め位置より上流側油路を昇圧し、封じ込めを解除した後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧して当該ポンプを通じてタンク側に開放するようにして、型締力の昇圧・降圧制御をなすように構成すればよい。
【0011】
本発明に係る型締装置は、タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締装置であって、正逆転駆動とトルク制御、速度制御が可能なモータと、ピストンポンプとを備え、前記ピストンポンプの吐出口から前記加圧機構の油圧室に通じる作動油供給油路に圧力封じ込め用の開閉制御バルブを介装し、型締開始信号に基づいて圧力封じ込め用の開閉制御バルブを開放し、前記ピストンポンプの正転を行ない、前記加圧機構が設定型締圧力に達したときに前記圧力封じ込め用の開閉制御バルブを閉止するとともに、前記モータを逆転して当該開閉制御バルブの上流油路内圧油を前記ピストンポンプを通じてタンクに還流させる制御手段を備えた構成としている。
【0012】
この場合において、前記ピストンポンプは、出口側の圧力上昇に応じて斜板角が変化し吐出量が自動的に減少する機能を持つ可変ピストンポンプとすればよい。
また、前記加圧装置は前記加圧プレートを押出可能とするための圧油が充填されて膨張収縮可能な袋体を備えてなり、前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの出口側にはタンクへの戻り油路を設けるとともに当該戻り油路には型締圧力開放用の開閉制御バルブとこれに並列接続され前記袋体の異常昇圧時に圧力開放をなすリリーフバルブを設ければよい。
【0013】
また、前記加圧装置は圧油が充填される袋体の膨張収縮により前記加圧プレートを押出可能としてなり、前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの出口側にはタンクへの戻り油路を設けるとともに当該戻り油路には前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの入口側で前記戻り油路に接続されるバイパス油路を形成し、当該バイパス油路には前記加圧プレートの過剰移動を検知してポンプ圧をタンクにバイパスさせるバイパス制御バルブを設ける構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る型締力の昇圧・降圧制御方法および型締装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は実施形態に係る型締装置の模式的に示した縦断面図、図2〜3は前記型締装置に備えられた加圧機構の断面図である。
【0015】
まず、図1に示すように、実施形態に係る型締装置10は、マシンベース12の一端部上に基部をキー止めされて立設された固定プラテン14を備え、この固定プラテン14に対向して配置され、前記マシンベース12上にガイドシュー16によって摺動移動可能とされた可動プラテン18を備えている。固定プラテン14と可動プラテン18には、それぞれ固定金型20と可動金型22が取り付けられ、固定プラテン14に対して可動プラテン18を接離移動させることによって型開閉をなすものとしている。そして、固定プラテン14のセンターには射出装置進入用空間24が配設されており、金型20、22によって形成されるキャビティ内に溶融樹脂を供給可能としている。また、可動プラテン18側のセンターには製品押出し装置26が設けられ、開いた金型から成形品を押出し離脱させるようにしている。
【0016】
前記固定プラテン14の4隅にはロッド孔が穿設されていて、これらのロッド孔のそれぞれにはタイロッド28の一端が固定装着されている。同様に、可動プラテン18の4隅にもロッド孔が穿設され、これに前記タイロッド28を貫通させている。このため、可動プラテン18はマシンベース12上をタイロッド28をガイドとして固定プラテン14に向けて摺動移動することができる。
【0017】
このような基本要素からなる型締装置による成形作業では、可動プラテン18の移動により金型20,22の型合わせをなし、可動プラテン18が動かないようにタイロッド28にロックし、次いで射出時に型開が生じないように大きな力で金型20,22を圧接する型締をなす。そして、射出成形の後に型締力の15分の1程度の力で金型20,22を離型した後、型開を行ない、成形品を取り出す。これらの一連の作業のため、上記装置には、可動プラテン18を型開位置と型閉位置との間で移動させるための型開閉装置100、可動プラテン18を型閉位置にてタイロッド28に固定するための割ナットを利用したロック装置200、金型20,22の型閉位置にて型締力を発生させるための加圧機構300、加圧のために圧油を供給する油圧回路400とその制御手段500が装備されている。そして、本実施形態の型締装置では、型開閉装置100を電動駆動により行なわせ、型締を油圧によって行なわせるハイブリッド構造としている。
【0018】
以下の説明では、成形作業の手順にしたがって、最初に型開閉装置100の説明をなし、プラテンロック装置200、加圧機構300を順に説明し、最後に油圧回路400を説明する。
【0019】
まず、型開閉装置100は電動駆動型ボールねじ機構によって実現しており、これは次のように構成されている。前記固定プラテン14に回転自在にボールねじ部材102が取付支持されており、これがタイロッド28と平行に配置されて可動プラテン18側に伸びている。該ボールねじ部材102の先端に対向する前記可動プラテン18には、ボールねじ部材102が出入り可能な貫通孔104が穿設されている。該貫通孔104の開口部に形成された段付き部分には、前記ボールねじ部材102のねじ部106に螺合するボールナット108がボルト止めされている。これによりボールねじ部材102を固定プラテン14の定位置で回転駆動することにより、ボールナット108とともに可動プラテン18が固定プラテン14に対して接近離反移動することができる。
【0020】
このようなボールねじ機構はプラテン14,18の対角線上の2個所に配置され、同期をとって回転駆動させるようにしている。このため、ボールねじ部材102にプーリ110を取り付けておき、固定プラテン14に別途に取り付けられた型開閉駆動用のサーボモータ112からベルト114を引き回してプーリ110に巻き付けて回転させるようにしている。
【0021】
こうすることにより、サーボモータ112を作動してボールねじ部材102を回動させると、ボールナット108のねじ作用により可動プラテン18はガイドシュー16と一体となって固定プラテン14に対し遠近方向に進退し、可動プラテン18に取付けられた可動金型22を固定金型20に対して開閉させることができる。
【0022】
次に、型閉の後、型閉位置を保持するべく可動プラテン18をタイロッド28に固定保持するプラテンロック装置200を説明する。この装置は可動プラテン18の背面部におけるタイロッド28の貫通箇所に設けられている。前記タイロッド28の中間部外周面には複数個のリング溝202が等間隔に刻設されており、他方、可動プラテン18の背面部に割ナット204を前記タイロッド28の半径方向に沿って移動するよう規制されて可動プラテン18に取り付けている。割ナット204には前記リング溝202に係合可能な噛合歯が形成されており、一対の割ナット204をタイロッド28を挟み込むように移動させることにより、タイロッド28のリング溝202に噛み合わせ、これによって可動プラテン18をタイロッド28に位置決め固定するものとしている。一対の割ナット204は図示しないナットシリンダの駆動によりタイロッド28の半径方向に開閉移動可能とされ、可動プラテン18および可動金型22を開閉移動する時には一対の割ナット204を互いに分離するように開いてタイロッド28との係合を外して保持すると共に、型締力を負荷する時には一対の割ナット204を閉じ込み移動させて噛合歯をタイロッド28のリング溝202に噛合させることにより、可動プラテン18とタイロッド28とを係合位置に保持するようにしている。
【0023】
ところで、上記プラテンロック装置200において、タイロッド28におけるリング溝202と割ナット204における噛合歯とのピッチは同一となっているが、可動金型22が固定金型20に接触した状態において、リング溝202の位置が割ナット204の噛合歯に噛合する適正な位置に一致していなければ、可動プラテン18とタイロッド28とを係合状態に保持することができない。このため、金型を交換した際には、成形に先立って金型厚さ(ダイハイト)に応じて噛合い位置に調整する、いわゆるダイハイト調整が必要となる。
【0024】
この実施形態では、一対の割ナット204のユニットをタイロッド28の軸方向に沿って移動できるように可動プラテン18に取り付けておき、可動プラテン18と割ナットユニットとの間に介在され、楔作用により厚さを変更できるようにしたダイハイト調整機構206を設けている。すなわち、互いに斜面接合する固定ウェッジ208と可動ウェッジ210を可動プラテン18と割ナットユニットとの間に介在させ、両ウェッジ208,210の合計厚さにより可動プラテン18に対して割ナットユニットの位置が変更できるようにしている。固定ウェッジ208を割ナットユニット側に取り付け、一方、可動ウェッジ210をタイロッド28の半径方向に沿って可動にし、固定ウェッジ208に対してアリ溝結合などにより両ウェッジ208,210を連結した状態で、当該可動ウェッジ210を可動プラテン18と固定ウェッジ208との隙間に出入操作できるように取り付けている。このようにすることで固定ウェッジ208と可動ウェッジ210の接合厚さを可変とし、割ナットユニットをタイロッド28の軸方向に移動調整できるようにしている。したがって、単に可動ウェッジ210をタイロッド28の半径方向に移動操作することによって割ナットユニットと可動プラテン18との間の距離を可変としているのである。これによりウェッジ210の単純な出入操作により噛合い位置調整ができ、ダイハイト変更に簡単に追従させることができる。
【0025】
次に、上記プラテンロック装置200を作動させて型閉が完了した後に型締作業に入る。この型締装置10に型締力を発生させる加圧機構300の構成を以下に説明する。図1に示されているように、前記固定プラテン14はマシンベース12に直接固定されるプラテン本体302と、固定金型20が取り付けられる加圧プレート304とから構成され、加圧プレート304が型締ストロークの範囲でプラテン本体302から離反できるように設定されている。加圧プレート304は、その4隅に穿設されたタイロッド穴に前記タイロッド28を貫通させると共に、加圧プレート304における可動プラテン18との対面部中央に固定金型20を取り付けるようにしている。さらに、図2に詳細を示しているように、加圧プレート304の金型取付面側から穿設された段付き貫通孔306が円周方向に沿って複数設けられ、この貫通孔306に連結ボルト308を挿通してプラテン本体302に螺着結合している。段付き貫通孔306の段部と連結ボルト308の頭部との間には皿ばね310が収納されており、該皿ばね310の作用によって通常は前記加圧プレート304をプラテン本体302に接合状態に保持し、型締作用力を発生させた場合に皿ばね310が撓んで加圧プレート304を型締ストローク分だけ型締方向に移動させることができる。
【0026】
前記加圧プレート304に型締作用を行なわせるため、プラテン本体302に円環溝状のシリンダ部312が形成され、加圧プレート304の対面部に開口させている。実際には、図2〜3に示しているように、射出装置進入用空間24(図1参照)を取り囲むように環状に形成されたシリンダブロック314をプラテン本体302に結合一体化し、このシリンダブロック314にシリンダ部312を形成している。シリンダ部312には、その開口部分から出入可能にピストン316を摺動可能に装着し、このピストン316の押圧作用により加圧プレート304に型締作用を行なわせるようにしている。当該ピストン316は油圧により押出し移動可能とされ、このためシリンダ部312の底部とピストン316で囲まれる油圧室となる空間内には作動油の給排により膨張収縮する袋体(以下ブラダという)318を収容して前記ピストン316を押出し可能としている。このブラダ318は耐油性のゴム材料、例えばOリング材料として用いられるニトリルゴムなどの伸縮性材料から形成し、油圧室となる空間内に隙間なく収納され、後述する油圧回路400により加圧・制御させた作動油を当該ブラダ318の内部に給排させて膨張収縮をなすことで前記ピストン316を出入させるように構成されている。
【0027】
ところで、上述型締装置の如く、金型20,22を水平方向に型締をなすようにブラダ318を用い、このブラダ318により密閉された空間内部に作動油を給排させて加圧力を発生させる場合には、ブラダ318内に作動油を封入する際には完全に空気を抜き去らなければ型締力が適確に作用せず、固定された閉鎖空間の体積に合わせて作動液が封入されるブラダ318を形成することは極めて困難であるとともに、ブラダを変形させるために袋破損による作動液が漏出してしまう可能性があり、型締力を大きくすることができない。
【0028】
そこで、本実施形態では、ブラダ318に当該ブラダ318の内部形状と同等な形状を有する入子320を内蔵させ、前記ブラダ318の開口縁部を前記入子320とシリンダ部312側との間で圧着して固定し、前記入子320に形成した油圧通路322を通じてブラダ318に圧油を供給可能としている。
【0029】
このように入子320を内蔵するブラダ318はシリンダ部312内に取り付けられる。ブラダ318内に油圧通路322を通じて圧油を供給することにより、ブラダ318がシリンダ部312内で膨張し、ピストン316を押出すことができる。前述した油圧通路322を通じて圧油が供給されるが、図3に示すようにブラダ318のピストン当接部に対面している入子320の表面に環状油路352を形成し、複数の油圧通路322の連通を図っておく。そして、図3に示すように、シリンダブロック314に形成した供給油路354を通じて圧油を導入する。供給油路354は後述する油圧回路400に接続される。また、図2に示しているように、少なくとも、シリンダブロック314の上部側には、近傍油圧通路338に連通する空気抜き通路356を設け、初期の油圧導入に際しての空気抜きをここで行なうようにし、初期圧油導入後は空気抜き通路356に施栓するようにしている。
【0030】
なお、上記ブラダ318は射出装置進入用空間24の存在により円環状とされている例を示したが、円盤ブラダとして射出装置進入用空間24の周囲に複数配置するように構成してもよい。もちろん射出装置進入用空間24などの障害構造物がない場合には、大型円盤構造として固定プラテンの中央前面に配置することも可能である。
【0031】
次に、上述加圧機構300に圧油を供給するための油圧回路400を図4を参照して説明する。図示のように、この油圧回路400は正逆回転駆動可能なモータ402によって作動するトルク一定制御が可能な可変ピストンポンプ手段によって圧油をブラダ318に供給するようにしている。実施形態では可変ピストンポンプ手段として斜板ポンプ404により構成しているが、斜軸ポンプを利用することもできる。
【0032】
前記斜板ポンプ404の吐出口に接続される圧油供給油路406が前記加圧機構300の供給油路354に接続され、途中に介装した第1ソレノイドバルブ408の開閉作用により圧油の供給路を開閉できるようにしている。この第1ソレノイドバルブ408が閉止されることにより、ブラダ318に至る油圧経路が油圧ロック状態となって、ブラダ318側の圧力を封じ込める。したがって、第1ソレノイドバルブ408は圧力封じ込め用の開閉制御バルブとして機能する。前記第1ソレノイドバルブ408の出口側には第2ソレノイドバルブ412を介装したタンク410への戻り油路414が接続され、第2ソレノイドバルブ412を開閉させることによりブラダ318とタンク410との流路を遮断開放させることができるようにしている。この第2ソレノイドバルブ412は型締圧力開放用の開閉制御バルブとして機能するのである。したがって、第1ソレノイドバルブ408は常閉バルブ構造とされ、第2ソレノイドバルブ412は常開バルブ構造とされている。また、第2ソレノイドバルブ412に並列にリリーフバルブ416が設けられ、射出圧によりブラダ318の内圧が異常に昇圧した状態となったときにブラダ318の圧力をタンク410側に開放できるようにしている。
【0033】
なお、前記斜板ポンプ404はトルク一定制御のために、ポンプ出口圧が昇圧したときに斜板角を自動的に変更してトルクを調整できるように斜板角調整バルブ418を内蔵している。図4の斜板ポンプ404部分において、420は斜板角調整バルブ418と並列配置されたリリーフバルブ、422は斜板角をメカニカルに検出して斜板角調整バルブ418の作動バランスを調整するバランス調整バルブである。
【0034】
また、前記第1ソレノイドバルブ408の出口側には前述したように、タンク410への戻り油路414が接続分岐されているが、前記第1ソレノイドバルブ408の入口側で圧油供給油路406とタンク410に直接連通可能に前記戻り油路414と接続されるバイパス油路440が形成されている。当該バイパス油路440にはポンプ圧をタンク410にバイパスさせることのできるバイパス制御バルブ442を介装させている。このバイパス制御バルブ442はシーケンスバルブであり、一次側(ポンプ側)の圧力が設定圧になるまでバイパス油路440を遮断し、設定圧に達した時に全開する構成となっているが、この実施形態では設定圧を可変としており、通常は設定圧としてポンプ出口圧を導入し、加圧プレート304の過剰移動を検知したとき設定圧をタンク410側圧力(大気圧)に切り替えて、ポンプ圧をタンク410にバイパスさせるようにしている。ポンプ圧バイパスを行なわせるため、加圧プレート304の過剰移動を機械的に検知する片ぎきローラ方式の方向切換バルブ444が加圧プレート304の前進限箇所に設けられ、当該加圧プレート304が前進限以上に過剰移動した場合にポートの切換をなすようにしている。この方向切換バルブ444の二つの入口ポートにはポンプ吐出側の圧油供給油路406に連通されるポンプ圧導入油路446と、タンク410に直結可能な戻り油路414に連通されるタンク通路448とが接続され、また出口ポートの一個所には前記バイパス制御バルブ442の開放圧力設定部に通じる設定圧導入油路450が接続されている。通常はバイパス制御バルブ442の開放圧力設定部にポンプ出口圧を導くように設定され、加圧プレート304が型締完了位置より更に押出された場合に、タンク圧に切り替えるように構成されている。また、加圧プレート304の過剰移動を電気的に検出するリミットスイッチ443を設け、このリミットスイッチ443の検出によりモータ402を停止させるようにしている。
【0035】
このような構成の油圧回路400は制御手段500(図1参照)により、前記ブラダ318へ圧油を供給して型締力を発生するが、この昇圧のための制御フローを図5に示す。図示のように、型締開始条件が整ったときに、最初に第1、第2ソレノイドバルブ408(SOLD1)、412(SOLD2)をONにする(ステップ1100)。これによって圧油供給油路406はブラダ318に連通される。モータ402を正転しつつ斜板ポンプ4040の回転制御を行なってポンプ吐出状態となすことにより(ステップ1102)、圧油がブラダ318に充填され、加圧プレート304が押圧されて型締を開始する。圧力センサ424(PP1)が第1ソレノイドバルブ408の出口に配置され、ブラダ318の圧力を監視するようにしている(ステップ1104)。このセンサ424によりブラダ圧が設定型締圧に達したことを受けて(ステップ1106)、第1ソレノイドバルブ408をOFFとして油路を遮断し、ブラダ318側の圧力経路を遮断するとともに、モータ402を停止し斜板ポンプ404による供給を停止する(ステップ1108)。これによって型締が完了し、この後に射出成形がなされる。ブラダ318側の圧力経路を遮断した後、今度はモータ402を逆転操作し、前記斜板ポンプ404の逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧することによって、第1ソレノイドバルブ408より上流(ポンプ側)の油路からの吸込動作を行なわせる(ステップ1110)。そして、第1ソレノイドバルブ408の入口側にはポンプ出口圧を検出する圧力センサ426(PP2)により、ポンプ出口圧が監視され(ステップ1111)、油圧が十分に下がった後、例えば油圧がゼロとなったことを検知した後(ステップ1112)、モータ402を停止させるようにしている(ステップ1114)。
【0036】
また、成形作業の終了後は、ブラダ318の降圧処理を行なうが、この降圧のための制御フローを図6に示す。成形作業の終了直後は、第1ソレノイドバルブ408が閉止され、ブラダ318側の圧力経路を遮断された状態にあるが、この状態から降圧作業に入る。まず、最初に第1ソレノイドバルブ408の前後で圧力が異なるため、急激に開放してタンク410に圧油を戻すとキャビテーションによる振動や油温上昇による不具合を発生する。そこで、最初にモータ402を正転してブラダ318の圧力まで上昇させるようにしている(ステップ1200)。第1ソレノイドバルブ408の前後圧力を圧力センサ424、426で監視し、両圧力が等しくなったことを確認して(ステップ1202)、第1、第2ソレノイドバルブ408をONにする(ステップ1204)。これによって圧油供給油路406はブラダ318側と連通状態とされる。その後、モータ402を逆転駆動し、前記斜板ポンプ404の逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧することにより、ポンプ吸込状態となすようにしている(ステップ1206)。これにより、ブラダ318に供給された作動油が斜板ポンプ404を通じてタンク410に戻され、急激な圧力変動によるキャビテーションの発生を抑制し、油温の上昇をモータ402の回生抵抗により吸収することができる。ブラダ318側の圧力がタンク410に開放しても支障のない圧力まで低下したことを、例えば設定圧1MPaよりも低下したか否かでチェックし(ステップ1208)、モータ402を停止させると同時に(ステップ1210)、第2ソレノイドバルブ412をOFF状態に切り替えるとともに(ステップ1212)、第1ソレノイドバルブ408をOFFとして(ステップ1214)、ブラダ318をタンク410に連通させ、残りの作動油をタンク410に戻すのである。
【0037】
更に、型締継続中において、油圧回路からの作動油リークが発生することにより、バリ発生の問題を生じるため、再昇圧を行なうようにしている。この制御フローを図7に示す。ブラダ318の圧力を監視している圧力センサ424による検出圧(PP1)が型締設定圧の許容値、例えば95%より低下したか否かの判定がなされ(ステップ1300)、低下していると判別された場合にモータ402を再度正転駆動して昇圧動作に入る(ステップ1302)。このときには第1ソレノイドバルブ408は閉止状態にあり、第1ソレノイドバルブ408の前後で圧力が異なるため、第1ソレノイドバルブ408の取付位置より上流側の圧力を圧力センサ426で監視し(ステップ1304)、この圧力が設定されている型締力に必要な圧力と等価となったことを確認して(ステップ1306)、第1ソレノイドバルブ408を開く(ステップ1308)。モータ正転を継続しつつ、ブラダ圧監視用圧力センサ424(PP1)によりブラダ318の昇圧状態を監視し、当該圧力センサ424によりブラダ圧が設定型締圧に達したことを受けて(ステップ1310)、第1ソレノイドバルブ408をOFFとして油路を遮断し、ブラダ318側への圧力経路を遮断するとともに、モータ402を停止し斜板ポンプ404による供給を停止する(ステップ1312)。これによって再昇圧が完了する。以後は通常の昇圧作業と同様に、ブラダ318側の圧力経路を遮断した後、モータ402を逆転操作することによって、第1ソレノイドバルブ408より上流(ポンプ側)の油路からの吸込動作を行なわせる(ステップ1314)。そして、第1ソレノイドバルブ408の入口でポンプ出口圧を監視して、この圧力がゼロとなったことを検知した後、モータ402を停止させるようにしている(ステップ1316)。
【0038】
なお、本実施形態では、上記油圧回路400にて、型締による成形処理を完了してブラダ318を降圧した後に、金型20,22を離型する作業を前記斜板ポンプ404を利用して行なわせるようにしている。離型作業は型締力の15分の1程度の離型力を必要とするが、この離型力を前述した型開閉装置100によって行なわせる。このため、前記ボールねじ部材102を軸方向に移動させる油圧による離型シリンダ機構116が設けられている。この離型シリンダ機構116は、図1に模式的に示しているように、固定プラテン14に装備されており、ピストンロッド117をボールねじ部材102に連結して、ボールねじ部材102を油圧力で強制的に可動プラテン18側に押出し可能としている。ボールねじ部材102を単純に軸方向に移動させると、ボールナット108の作用によりボールねじ部材102自体が回転してしまうため、例えばスプライン機構により回転伝達を確保しつつ軸方向にのみ移動できるように固定プラテン14側に取り付け支持しつつ、図示しないが電磁ブレーキによって回転を阻止するように構成されている。
【0039】
このような構造の離型シリンダ機構116を作動させるために、図4に示すように、油圧回路400のポンプ出口の圧油供給油路406から分岐してポンプ圧を導入する第1分岐油路428と、タンク410側に通じる戻り油路414から分岐された第2分岐油路430を設け、これらを4ポート3位置切換バルブからなる方向制御バルブ432を介して離型シリンダ機構116のヘッド側油圧室118(図1参照)に通じる前進用油圧通路434とロッド側油圧室120(図1参照)に通じる後退用油圧通路436に接続している。したがって、前記方向制御バルブ432の切換操作により、離型シリンダ機構116へ斜板ポンプ404の吐出圧を利用して離型を行なわせ、引き続き可動プラテン18を固定プラテン14から離反させる型開操作に連続して移行できるようにしている。
【0040】
このボールねじ機構による型開閉装置100と斜板ポンプ404を利用した離型作業の制御フローを図8に示す。制御手段500は、射出成形が終了しブラダ318の降圧処理を完了させ(ステップ1400)、プラテンロック装置200を作動して割ナット204を開放させ、タイロッド28と可動プラテン18のロックが解かれたことを受けて(ステップ1402)、型開閉装置100のボールねじ部材102に付帯した電磁ブレーキ(図示せず)をONさせる(ステップ1404)。これによりボールねじ部材102の回転が拘束され、軸方向移動のみが可能となる。そこで、離型シリンダ機構116への油圧通路に介在している方向制御バルブ432(SOLR1)を作動させ(bソレノイドON)、斜板ポンプ404から吐出作動油を第1分岐油路428を経て、前進用油圧通路434に導き、ヘッド側油圧室118に導入可能に回路を開かせるのである(ステップ1406)。その後、モータ402を正転駆動してポンプ404から作動油を吐出供給する(ステップ1408)。これによって離型シリンダ機構116がボールねじ部材102を押出し、ボールナット108を係合部材として可動プラテン18を離型方向に押圧して離型作業を実施できる。一対の離型シリンダ機構116のピストンロッド117の前進限位置と後退限位置とにはそれぞれ位置検出センサ122,124が設けられており(図4参照)、離型動作によって押出されたピストンロッド117の前進限位置センサ122(LSD1F、LSD2F)がONされたことに基づき(ステップ1410)、制御手段500は斜板ポンプ404を定圧に保持し(ステップ1412)、ボールねじ部材102を通じてピストンロッド117が戻されることを防止する。この圧力保持は作動油のリーク分を補填する程度でよく、ポンプモータ402は少し回転する程度である。その後に継続して型開動作に入る。このため、電磁ブレーキを解除して回転拘束を解き(ステップ1414)、型開閉用のサーボモータ112(MOTD)を型開方向(逆転方向)に回転させる(ステップ1416)。可動プラテン18の可動領域に設けた位置センサにより可動プラテン18が型開位置に到達したか否かが検出され(ステップ1418)、最終的に型開閉用のサーボモータ112(MOTD)とポンプモータ402(MOTP)の停止を行ない、離型シリンダ機構116への油圧通路に介在している方向制御バルブ432(SOLR1)をOFFにして作業を完了する(ステップ1420)。
【0041】
上述した離型制御動作により、離型シリンダ機構116のピストンロッド117は前進限位置にあるが、これは次の型閉のために後退させておく必要がある。この原点復帰のための制御フローを図9に示す。これは型開閉用のサーボモータ112(図1参照)を利用して前進限位置にある離型シリンダ機構の116のピストンロッド117を後退移動させるようにしており、当該型開閉用のサーボモータ112(MOTD)を可動プラテン18を移動させない程度の低速・低トルクで軽く型開方向に回す(ステップ1500)。離型シリンダ機構116のヘッド側油圧室118はタンク410に接続状態にあるため、軽い力でピストンロッド117を後退させることができる。このような移動によりピストンロッド117が後退限位置に達したことを後退限位置検出センサ124(LSD1B、LSD2B)が検知すると(ステップ1502)、前記当該型開閉用のサーボモータ112(MOTD)を停止させ(ステップ1504)、方向制御バルブ432(SOLR1)を作動して(aソレノイドON)、ポンプ圧がロッド側油圧室120に導かれるように切り替える(ステップ1506)。そして、斜板ポンプ404を正転駆動して圧油をロッド側油圧室120に送給し(ステップ1508)、昇圧させる。後退用油圧通路436にはロッド側油圧室120を検出し、設定圧に到達した場合にON動作する圧力スイッチ452(PS1)が設けられている。ロッド側油圧室120が設定圧まで昇圧した後(ステップ1510)、方向制御バルブ432(SOLR1)をOFF状態にし(ステップ1512)、斜板ポンプ404を停止する(ステップ1514)。後退用油圧通路436には、前記方向制御バルブ432より下流側に位置してパイロットチェックバルブ454が設けられており、ロッド側油圧室120に圧力が封じ込められ、型開閉に際してボールねじ部材102の軸方向移動を強固に拘束し、可動プラテン18の型締め移動を円滑に行なわせることができる。
【0042】
このように構成された油圧回路400を有する型締装置10の作用は次のようになる。
まず、型開状態から型開閉装置100を作動させる。駆動用のサーボモータ112を駆動させてボールねじ部材102を回転させることにより、可動プラテン18側に取り付けてあるボールナット108が螺進し、可動プラテン18を固定プラテン14側に移動させる。可動金型22が固定金型20に接触した時点でサーボモータ112の作動を停止させることにより型閉状態となる。次いで、プラテンロック装置200を作動させる。これは型開閉の際に開放されている一対の割ナット204をナットシリンダの駆動によりタイロッド28の半径方向に閉じ移動させ、割ナット204の内周に形成された噛合歯をタイロッド28の外周面に形成したリング溝202に噛合させることにより、可動プラテン18とタイロッド28とを係合状態に保持する。
【0043】
このような型閉状態が完了した後に油圧回路400と制御手段500を用いて、加圧機構300を作動させるのである。最初に斜板ポンプ404と第1、第2ソレノイドバルブ408、412をONして連通状態とし、ブラダ318に作動油を供給可能に油圧経路を連通させる。モータ402を正転しつつ斜板ポンプ404の回転制御を行なってポンプ吐出状態にし、作動油をブラダ318に供給する。当初内部に装填されている入子320と密着状態にあるブラダ318の内部に油圧通路322を通じて作動油が充填されると、ブラダ318のピストン当接部326以外の部分は周囲の壁面に移動規制されているので、ブラダ318はピストン316側に膨張してピストン316を押出し、加圧プレート304が押圧されて型締を開始する。圧力センサ424によりブラダ圧が設定型締圧に達したことを受けて、ブラダ318側の圧力経路を遮断するとともに、斜板ポンプ404の逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が十分に下がった後、モータ402を停止し斜板ポンプ404による供給を停止する。これによって型締が完了し、この後に射出成形がなされる。
【0044】
一方、型開動作を行なう際に際して、先ず最初に、ブラダ318の降圧処理を行なう。これはブラダ318の内部に封入された作動油の圧力を漸次低下させて型締力を低減させる。ブラダ318側の圧力経路を遮断し封じ込めた状態から、封じ込め圧に達するまでモータ402を正転して斜板ポンプ404から第1ソレノイドバルブ408までの管路圧を昇圧し、その後に第1ソレノイドバルブ408を開く。そして今度はモータ402を逆転駆動しつつ斜板ポンプ404の逆転速度を制御して、ブラダ318に充填されている作動油を斜板ポンプ404を通じてタンク410に戻し、これによって封入された作動油の圧力を漸次低下させて急激な圧力変動によるキャビテーションの発生を抑制し、油温の上昇をモータ402の回生抵抗により吸収させているのである。ブラダ318側の圧力がタンク410に開放しても支障のない圧力まで低下したならば、モータ402を停止させ、今度は第1、第2ソレノイドバルブ408、412を切り替え操作して、ブラダ318をタンク410に連通させ、残りの作動油をタンク410に戻す。すると、加圧プレート304は皿ばね310の復元力によりプラテン本体302側に引き戻され、加圧プレート304およびピストン316の位置関係は自動的に型締力作用前の位置関係に戻される。
【0045】
続いて、型締状態から開放された金型20,22は結合状態にあり、これを離型させるにも型締力の15分の1程度の比較的な大きな力が必要である。この離型力は前述した型開閉装置100のボールねじ部材102を用いて行なう。割ナット204を開放して可動プラテン18とタイロッド28の結合を解いた後、ボールねじ部材102を軸方向に移動させるように取り付けられた離型シリンダ機構116に斜板ポンプ404から吐出される作動油を導入させ、ボールねじ部材102の回転を阻止した状態で油圧力で強制的に可動プラテン18側に押出す。これにより離型が行なわれる。サーボモータ112の逆転駆動により可動プラテン18が型開限度位置まで移動させ、その後に、ボールねじ部材102を原位置に復帰させるのである。
【0046】
このように実施形態に係る型締装置では、ブラダ318内に封入された作動油の圧力を制御するだけで型締力制御が行なえるので、油圧制御技術を活用した高精度な型締力制御が可能となり、しかも、型締装置10の固定プラテン14側にシリンダ部312を形成してブラダ318を収納するだけのシンプルな加圧機構であるので、故障がなく耐久性に優れている。ボールねじ電動駆動式の開閉機構とあいまって、射出成形機やダイカスト成形機等の型締装置として好適な、省エネ性と制御精度に優れクリーンなハイブリッド型締装置が得られる。
【0047】
特に、この実施形態では、膨張収縮可能なブラダ318を備えた加圧機構300に型締作用を行なわせるために、正逆転駆動可能なモータ402と、これにより駆動されトルク一定制御可能な斜板ポンプ404によって型締力を発生させる構成を採用しているため、モータ出力を小さくして大きな型締力を発生させることができる。
【0048】
また、斜板ポンプ404の吐出口から前記ブラダ318に通じる作動油供給油路406に圧力封じ込め用の開閉制御バルブとして第1ソレノイドバルブ408を介装し、制御手段500により、前記加圧機構300の型締開始信号に基づいて、第1ソレノイドバルブ408を開放し、前記前記加圧機構300が設定型締圧力に達したときに第1ソレノイドバルブ408を閉止するとともに、前記モータ402を逆転して当該第1ソレノイドバルブ408の上流側(ポンプ側)油路406内の圧油を前記斜板ポンプ404を通じてタンクに還流させ、その後モータ402を停止させる方式を採用している。型締力を発生させた後はモータ402により斜板ポンプ404の逆転速度を制御して滑らかに減圧させた後に停止するので、不要な作動油をタンクに戻し、加圧により昇温した作動油の温度をモータ402の回生抵抗により吸収できる。
【0049】
射出成形が終了した後の降圧開始信号に基づいて、制御手段500は、予め前記第1ソレノイドバルブ408を閉止状態で斜板ポンプ404を正転して圧油を送給し、封じ込め位置前後の圧力が等価になるように調整した後、前記第1ソレノイドバルブ408を開放して前記斜板ポンプ404を逆転して滑らかに減圧し、当該ポンプ404を通じてタンク410側に還流させる。したがって、降圧処理に際して、作動油の圧力を漸次低下させて急激な圧力変動によるキャビテーションの発生を抑制し、油温の上昇をモータ402の回生抵抗により吸収させて抑制することができるものとなっている。
【0050】
加圧機構300にブラダ318を用いているため、これが破損することを安全に回避する必要があり、射出圧によりブラダ318が逆圧縮を受けた場合に内圧が異常上昇する。この場合には戻り油路414に設けた常開の第2ソレノイドバルブ412と並列に設けたリリーフバルブ416が作用してタンク410への開放流路を形成して圧力を逃がすことができる。また、ポンプ404側で異常昇圧したり加圧プレート304が過剰移動てもブラダ318の破損を招く。この場合には、ポンプ出側に設けたバイパス油路440に介装したバイパス制御バルブ442が緊急的に開放されるように構成されているので、ブラダ318の破損による油飛散を防止できるのである。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締力の昇圧・降圧制御するに際して、昇圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込め、その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が十分に下がった後、ポンプ停止を行ない、降圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込めた状態から、前記ピストンポンプを作動して封じ込め位置前後の圧力が等価になるまで前記封じ込め位置より上流側油路を昇圧し、その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧して当該ポンプを通じてタンク側に開放するようにしたので、十分な省エネ性を実現しつつ小型で大きな型締力を発揮させることができる。また、型締力まで昇圧した後には駆動源の消費エネルギを低減し、ポンプモータを無負荷状態に保持できるようにして型締工程における省エネ化を実現して、全消費エネルギにおいても大幅な省エネ化を達成するとともに、型締力を降圧させるに際しても、作動油の圧力を徐々に下げることができるので、急激な圧抜きに伴なう成形機各部の振動および異常音の発生を防止することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る型締装置の構造を示す縦断面図である。
【図2】型締装置の上位部分における加圧機構部分の断面図である。
【図3】型締装置の下位部分における加圧機構部分の断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る型締装置の油圧回路図である。
【図5】加圧機構に型締力を発生させる昇圧制御のフローチャートである。
【図6】加圧機構の降圧制御のフローチャートである。
【図7】加圧機構の再昇圧制御のフローチャートである。
【図8】離型制御のフローチャートである。
【図9】離型シリンダの原点復帰制御のフローチャートである。
【符号の説明】
10………型締装置、12………マシンベース、14………固定プラテン、
16………ガイドシュー、18………可動プラテン、20………固定金型、
22………可動金型、24………射出装置進入用空間、26………押出し装置、
28………タイロッド、100………型開閉装置、
102………ボールねじ部材、104………貫通孔、106………ねじ部、
108………ボールナット、110………プーリ、
112………サーボモータ、114………ベルト、
116………離型シリンダ機構、117………ピストンロッド、
118………ヘッド側油圧室、120………ロッド側油圧室、
122………前進限位置検出センサ、124………後退限位置検出センサ、
200………プラテンロック装置、202………リング溝、
204………割ナット、206………ダイハイト調整機構、
208………固定ウェッジ、210………可動ウェッジ、
300………加圧機構、302………プラテン本体、
304………加圧プレート、306………段付き貫通孔、
308………連結ボルト、310………皿ばね、312………シリンダ部、
314………シリンダブロック、316………ピストン、
318………袋体(ブラダ)、320………入子、322………油圧通路、
400………油圧回路、402………モータ、404………斜板ポンプ、
406………圧油供給油路、408………第1ソレノイドバルブ、
410………タンク、412………第2ソレノイドバルブ、
414………戻り油路、416………リリーフバルブ、
418………斜板角調整バルブ、420………リリーフバルブ、
422………バランス調整バルブ、424………ブラダ圧監視用圧力センサ、
426………ポンプ出口圧監視用圧力センサ、428………第1分岐油路、
430………第2分岐油路、432………方向制御バルブ、
434………前進用油圧通路、436………後退用油圧通路、
438………シーケンス制御バルブ、440………バイパス油路、
442………バイパス制御バルブ、443………リミットスイッチ、
444………方向制御バルブ、446………ポンプ圧導入油路、
448………タンク通路、450………設定圧導入油路、
452………圧力スイッチ(PS1)、
454………パイロットチェックバルブ、500………制御手段

Claims (7)

  1. タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の昇圧制御方法であって、
    ピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込め、
    その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が、ポンプモータを無負荷に保持できるぐらいに十分に下がった後、ポンプ停止を行なうことを特徴とする型締油圧の昇圧制御方法。
  2. タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の降圧制御方法であって、
    ピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込めた状態から、前記ピストンポンプを作動して封じ込め位置前後の圧力が等価になるまで前記封じ込め位置より上流側油路を昇圧し、
    封じ込めを解除した後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧して当該ポンプを通じてタンク側に開放することを特徴とする型締油圧の降圧制御方法。
  3. タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締油圧の昇圧・降圧制御方法であって、
    昇圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込め、その後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧し、油圧が、ポンプモータを無負荷に保持できるぐらいに十分に下がった後、ポンプ停止を行ない、
    降圧時にはピストンポンプの回転制御を行なって前記加圧機構に作動油を供給することにより型締圧に到達した後に加圧機構側に油圧を封じ込めた状態から、前記ピストンポンプを作動して封じ込め位置前後の圧力が等価になるまで前記封じ込め位置より上流側油路を昇圧し、封じ込めを解除した後、前記ピストンポンプの逆転速度を制御して前記封じ込め位置より上流側油路を滑らかに減圧して当該ポンプを通じてタンク側に開放することを特徴とする型締油圧の昇圧・降圧制御方法。
  4. タイロッドにより連繋され金型が取付けられる固定プラテンと可動プラテンとにより型閉を行なわせた後、プラテン本体に接離可能に取り付けられた加圧プレートを押出可能な加圧機構に油圧を導入して型締力を発生させる型締装置であって、
    正逆転駆動とトルク制御、速度制御が可能なモータと、ピストンポンプとを備え、
    前記ピストンポンプの吐出口から前記加圧機構の油圧室に通じる作動油供給油路に圧力封じ込め用の開閉制御バルブを介装し、
    型締開始信号に基づいて圧力封じ込め用の開閉制御バルブを開放し、前記ピストンポンプの正転を行ない、前記加圧機構が設定型締圧力に達したときに前記圧力封じ込め用の開閉制御バルブを閉止するとともに、前記モータを逆転して当該開閉制御バルブの上流油路内圧油を前記ピストンポンプを通じてタンクに還流させる制御手段を備えてなることを特徴とする型締装置。
  5. 前記ピストンポンプは、出口側の圧力上昇に応じて斜板角が変化し吐出量が自動的に減少する機能を持つ可変ピストンポンプであることを特徴とする請求項4に記載の型締装置。
  6. 前記加圧装置は前記加圧プレートを押出可能とするための圧油が充填されて膨張収縮可能な袋体を備えてなり、前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの出口側にはタンクへの戻り油路を設けるとともに当該戻り油路には型締圧力開放用の開閉制御バルブとこれに並列接続され前記袋体の異常昇圧時に前記袋体の圧力を前記タンクに開放するリリーフバルブを設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の型締装置。
  7. 前記加圧装置は圧油が充填される袋体の膨張収縮により前記加圧プレートを押出可能としてなり、前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの出口側にはタンクへの戻り油路を設けるとともに当該戻り油路には前記圧力封じ込め用開閉制御バルブの入口側で前記戻り油路に接続されるバイパス油路を形成し、当該バイパス油路には前記加圧プレートの過剰移動を検知してポンプ圧をタンクにバイパスさせるバイパス制御バルブを設けたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1に記載の型締装置。
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