JP4202860B2 - 配線・配管材の回動部材 - Google Patents

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Description

この発明は、梱包箱内にて、配線・配管材の巻回束を支持する、配線・配管材の回動部材に関するものである。
従来、ケーブルの収納装置として、例えば、図14に示されるような、ケーブル22を回動可能に支持する収納装置21があった(特許文献1参照)。この収納装置21は、ケーブル22が、巻回された状態で、箱体23内に収納されていた。そして、箱体23は、縦置きにされて、壁面23aの下部に明けられた引出孔23bから、ケーブル22が順次引き出された。
特開平10−291737号公報
前記従来のケーブル22の収納装置21においては、全体が段ボール等の紙によって構成されていると、強度的に弱く、特に、中空筒体で形成される回動部材としてのケーブル保持部材24は、ケーブル22を引き出す際、ケーブル22の重さで潰されて、変形したり破損したりし易く、ケーブル22の引き出しが著しく困難となる虞があった。
そこで、上記ケーブル保持部材24の中心部には、直方体箱形の軸受部材24aが設けられており、この軸受部材24aにより、ケーブル保持部材24の変形等を防止すると考えられる。このように、このケーブル保持部材24は、別途軸受部材24aが設けられるというように、複雑となって、コスト高となるため、ケーブル保持部材24の構造としては好ましくなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造で、強度を確保することができる、配線・配管材の回動部材を提供することにある。
この発明に係る配線・配管材の回動部材は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材は、周回状に巻回された配線・配管材の巻回束とともに、梱包箱に収容されて、前記配線・配管材がその端部から順に前記梱包箱の外に引き出されるよう、前記巻回束を支えてその巻回束とともにその巻回束の周方向に回動可能に支持される、段ボール製の回動部材である。この回動部材は、本体部と、一対の側板部とを備える。本体部は、両側に開口を有する中空筒体からなり、前記巻回束の内側空間部内に挿入されて、その巻回束が外周側に配置される。一対の側板部は、前記本体部の外周側に配置された前記巻回束の側面が前記梱包箱の内面と摺接するのを防止すべく、前記本体部の両側に取り付けられる。そして、前記側板部の少なくとも一方には、前記本体部内に起立する起立片と、前記起立片の起立状態を維持すべく、前記起立片と交差する方向に起立し、前記起立片を内側から支える支持片とが設けられ、前記本体部と前記側板部とは、前記起立片の起し面が、前記本体部の内面に面接触するようにして接合されて、組み付けられてなる。
このように、この回動部材は、周回状に巻回された配線・配管材の巻回束を支えるようにして、その巻回束とともに、梱包箱に収容される。このとき、回動部材は、梱包箱内において、巻回束とともにその巻回束の周方向に回動可能に支持される。ここで、回動部材は、巻回束が外周側に配置される本体部と、巻回束が梱包箱の内面と摺接するのを防止する一対の側板部とを備えている。本体部は、両側に開口を有する中空筒体からなり、側板部は、本体部の両側に取り付けられる。ここにおいて、側板部の少なくとも一方に設けられた起立片の起し面が、本体部の内面に面接触するようにして接合されており、この面接触により、本体部と側板部との一体性が保たれる。したがって、この回動部材の強度は、確保される。そして、側板部に、起立片を内側から支える支持片が設けられて、この支持片により、起立片の起立状態が確実に維持される。ところで、巻回束となった配線・配管材は、梱包箱に収容されて、保管されたり運搬されたりする。そして、配線・配管材を、配線あるいは配管する場合には、梱包箱内の配線・配管材を、その端部から順に梱包箱の外に引き出すが、この引き出しに伴って、梱包箱内の巻回束が解かれるようにして、回動部材とともにその巻回束が回動する。なお、回動部材が巻回束とともに回動するとは、回動部材が巻回束と一体となって回動する場合は勿論、回動部材が巻回束よりも遅れて回動する場合をも含むものである。
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項1に記載の回動部材において、前記本体部は、断面多角形状に形成され、前記巻回束を支持すべく、その断面多角形状の各角部が前記巻回束の内周面に略当接するように設けられ、前記起立片は、前記本体部の各角部部分を内面側から支持するようにして、前記本体部の角部を構成する壁体の少なくとも一方の壁体の内面と面接触するのが望ましい。このように、本体部において、その断面多角形状の各角部が、巻回束の内周面に略当接し、起立片が、本体部の各角部部分を内面側から支持することで、この回動部材の強度は、十分に確保される。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項1または2に記載の回動部材において、前記起立片は、前記側板部の一部が切り起こされて形成されてもよい。こうして、起立片が、切り起こしによって形成されることで、この起立片は、簡単に形成される。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項に記載の回動部材において、前記起立片は、前記側板部の一部が、前記本体部の内側からその本体部に向かって切り起こされて起立し、前記側板部には、前記起立片を起立させるべく、外側からその起立片を押圧するための、起立片押圧用の孔が形成されてもよい。これにより、本体部と側板部とを組み合わせた状態で、側板部の外側から、起立片押圧用の孔を通して、起立片を押圧して、その起立片を切り起こして起立させることで、起立片の起し面を、本体部の内面に面接触させて、本体部と側板部とを組み付けることができる。また、本体部と側板部に巻回束を組み合わせた状態で、側板部の外側から、起立片押圧用の孔を通して、起立片を切り起こして起立させることで、この回動部材に巻回束が簡単に取り付けられる。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項1または2に記載の回動部材において、前記支持片は、前記側板部の一部が切り起こされて形成されてもよい。こうして、支持片が、切り起こしによって形成されることで、この支持片は、簡単に形成される。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項に記載の回動部材において、前記側板部には、前記支持片を起立させるべく、外側からその支持片を押圧するための、支持片押圧用の孔が形成されてもよい。これにより、側板部の外側から、支持片押圧用の孔を通して、支持片を押圧して、その支持片を切り起こして起立させることで、起立片を支えることができる。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項1または2に記載の回動部材において、前記側板部は、複数枚の段ボール板の接合により形成され、前記起立片は、前記複数枚の段ボール板における相対的に内側の段ボール板の一部が切り起こされて形成され、前記支持片は、前記複数枚の段ボール板における相対的に外側の段ボール板の一部が切り起こされて形成されてもよい。こうして、起立片と支持片とが、異なる段ボール板の切り起こしによって形成されることで、これら起立片および支持片は、所定の位置に簡単に形成される。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項に記載の回動部材において、前記起立片は、前記内側の段ボール板の一部が、前記本体部の内側からその本体部に向かって切り起こされて起立し、前記起立片と前記支持片とは、切り起こされる前において重合して形成され、前記側板部には、前記起立片および前記支持片を同時に起立させるべく、外側から前記起立片および前記支持片を押圧するための、押圧用の孔が形成されてもよい。これにより、本体部と側板部とを組み合わせた状態で、側板部の外側から、押圧用の孔を通して、起立片および支持片を押圧して、それら起立片および支持片を切り起こして起立させることで、起立片の起し面を、本体部の内面に面接触させるとともに、支持片によって起立片を支えて、本体部と側板部とを組み付けることができる。また、本体部と側板部に巻回束を組み合わせた状態で、側板部の外側から、押圧用の孔を通して、起立片および支持片を切り起こして起立させることで、この回動部材に巻回束が簡単に取り付けられる。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材の回動部材のように、請求項4または8に記載の回動部材において、前記起立片と前記本体部との間には、それら起立片と本体部とを固着すべく、接着材、両面粘着テープ等の固着材が設けられてもよい。これにより、予め、本体部の内面と起立片との少なくとも一方に固着材を設けておき、本体部と側板部とを組み合わせた状態で、側板部の外側から、起立片押圧用の孔を通して、起立片を押圧して、その起立片を切り起こして起立させることで、起立片の起し面を、本体部の内面に面接触させれば、これと同時に、起立片と本体部とを固着することができる。
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る配線・配管材の回動部材によれば、側板部における起立片の起し面が、本体部の内面に面接触して接合されており、このような簡単な構造で、回動部材の強度を確保することができる。そして、側板部に、起立片を内側から支える支持片が設けられており、この支持片により、起立片の起立状態が確実に維持される。
以下、この発明に係る配線・配管材の回動部材を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図11は、本発明に係る配線・配管材の回動部材の一実施の形態を示す。図中符号1は、配線・配管材、特に、架橋ポリエチレンあるいはポリブデン等の合成樹脂材料からなる配管材としての、可撓性を備えた、給水管等の通水管である。2は、周回状に巻回された前記通水管1の巻回束1aを梱包する梱包装置である。11は、前記巻回束1aを梱包した梱包装置体であって、前記梱包装置2と、結束された前記巻回束1aとから構成される。
梱包装置2は、前記巻回束1aを収容する梱包箱としての段ボール箱体3と、回動部材5と、支持部材としての軸部材6とを備えている。
ここにおいて、段ボール箱体3は、例えば、矩形形状の六面体、すなわち直六面体からなる。そして、この段ボール箱体3には、通水管1をその端部から順に外に引き出すための引出部3cが備わっている。詳細には、引出部3cは、段ボール箱体3における、通水管1を引き出す際に上部に位置する上壁3tに設けられている。そして、引出部3cには、その引出部3cを開閉する蓋3dが設けられている。また、段ボール箱体3には、蓋3dの閉状態および開状態を保持するための保持手段Hとなるクリップ4が設けられている。なお、符号3pは、段ボール箱体3の各側壁3fに明けられた貫通孔であり、この貫通孔3pに、後に詳述する軸部材6が挿通される。そして、この貫通孔3pによって、回動部材5が回動する回動軸心Jが形成されるが、図示実施の形態においては、回動軸心Jは、段ボール箱体3の上方側に、偏心位置している。
回動部材5は、例えば紙製(詳細には、段ボール製)であって、巻回束1aとともに、段ボール箱体3に収容されて、その巻回束1aを支えるものである。詳細には、回動部材5は、通水管1がその端部から順に段ボール箱体3の外に引き出されるよう、巻回束1aを支えてその巻回束1aとともにその巻回束1aの周方向に回動可能に支持される。
この回動部材5は、本体部5aと一対の側板部5b、5bとを備えている。本体部5aは、両側に開口を有する中空筒体からなり、前記巻回束1aの内側空間部1c内に挿入されて、その巻回束1aが外周側に配置されるものである。一方、側板部5bは、本体部5aの外周側に配置された前記巻回束1aの側面1bが段ボール箱体3の内面(すなわち、段ボール箱体3の側壁3fの内面)と摺接するのを防止すべく、本体部5aの両側に取り付けられている。そして、この側板部5bに、軸孔5cが明けられ、この軸孔5cに、後に詳述する軸部材6が挿通される。また、側板部5b、5bの少なくとも一方(図示実施の形態においては両方)には、本体部5a内に起立する起立片5dが設けられ、本体部5aと側板部5b、5bとは、起立片5dの平板面からなる起し面が、本体部5aの内面に面接触するようにして接合されて、組み付けられている。さらに、側板部5bには、起立片5dの起立状態を維持すべく、起立片5dと交差する方向に起立し、その起立片5dを内側から支える支持片5eが設けられている。
具体的には、本体部5aは、断面多角形状(図示実施の形態においては、断面正多角形状となる、断面正六角形状)に形成され、前記巻回束1aを支持すべく、その断面多角形状の各角部5fが巻回束1aの内周面1dに略当接するように設けられている。そして、起立片5dは、複数(図示実施の形態においては、各角部5fに対応した数、すなわち計6個)設けられている。これら起立片5d、5dは、本体部5aの各角部5f部分を内面側から支持するようにして、本体部5aの角部5fを構成する壁体5g、5gの少なくとも一方(図示実施の形態においては、一方)の壁体5gの内面と面接触する。そして、起立片5dと本体部5aとの間には、それら起立片5dと本体部5aとを固着すべく、接着材、両面粘着テープ、あるいは面ファスナー等の固着材(図示せず)が設けられている。もっとも、本体部5aと側板部5bとが接合されるのであれば、起立片5dと本体部5aとを、固着材によって固着しなくとも、ホッチキス等によって固定してもよく、また、単に押圧によって固定してもよい。
また、側板部5bは、複数枚の段ボール板7、7が重ね合わされて、それら段ボール板7、7の接合により形成されている。そこで、前記起立片5dは、側板部5bの一部となる、複数枚の段ボール板7、7における相対的に内側の段ボール板7a(7)の一部が、切り起こされて形成され、支持片5eは、側板部5bの一部となる、複数枚の段ボール板7、7における相対的に外側の段ボール板7b(7)の一部が、切り起こされて形成されている。特に、起立片5dにあっては、側板部5bの一部となる、前記内側の段ボール板7aの一部が、本体部5aの内側からその本体部5aに向かって切り起こされて起立している。そして、これら起立片5dと支持片5eとは、切り起こされる前において重合して形成され、側板部5bには、起立片5dおよび支持片5eを同時に起立させるべく、外側から起立片5dおよび支持片5eを押圧するための、押圧用の孔5hが形成されている。すなわち、この押圧用の孔5hは、起立片5dを起立させるべく、外側からその起立片5dを押圧するための、起立片押圧用の孔と、支持片5eを起立させるべく、外側からその支持片5eを押圧するための、支持片押圧用の孔とを、兼ねた共通の孔となっている。
より詳細には、側板部5bは、2枚の段ボール板7、7の接合(例えば、接着)により形成されている。したがって、2枚の段ボール板7、7の一方に前記起立片5dが形成され、他方に前記支持片5eが形成される。そして、図示実施の形態においては、前記押圧用の孔5hは、起立片5dおよび支持片5eの切り起こしによる孔からなる。また、2枚の段ボール板7、7は、それぞれが、例えば略四角形状に形成されて、それら段ボール板7、7が、45゜ずれた位置で重ね合わされている。そして、これら段ボール板7、7の中芯の目の方向は、直交するように形成されている。そして、支持片5eは、起立片5dを支持することから、強度上、この支持片5dの中芯の目の方向は、起立片5dの起し面に対して略直交する方向となるのが望ましい。なお、側板部5bには、補強のために、中央部分に、板紙等からなる補強板5iが接着等により接合されている。そして、この補強板5iおよび段ボール板7、7を貫通するようにして、前述の軸孔5cが明けられている。
また、支持片5eは、起立片5dを90度を越えて起立させるべく、起立片5dの切り起こしによる孔の大きさに対し、起立片5d側が若干食み出る大きさで形成されて、その孔を強制的に通過して起立するようになっている。つまり、支持片5eを形成する切込みの、起立片5d側に位置する切込み5mは、先端ほど広がるように傾斜して形成されている(図9、図10参照)。そして、支持片5eは、その起立状態が維持されるよう、内側の段ボール板7aに係合する。すなわち、起立片5dの切り起こしによる孔には、係合凹部5jが形成されており、支持片5eをその孔を通過させて起立させると、支持片5eは、係合凹部5jに係合し、その起立状態が確実に維持される。また、支持片5eは、1つの起立片5dに対して2つ設けられており、それら支持片5e、5eは、互いに離れるように切り起こされ、そして、切り起こされる前においては、それら支持片5e、5e間が、切欠き孔5kとなっている。
軸部材6は、回動部材5が巻回束1aとともにその巻回束1aの周方向に回動可能となるよう支持するものである。ここで、回動部材5が巻回束1aとともに回動するとは、回動部材5が巻回束1aと一体となって回動する場合は勿論、回動部材5が巻回束1aよりも遅れて回動する場合をも含むものである。この軸部材6は、例えば紙製であって、図3に示すように、段ボール箱体3における、前記巻回束1aの各側面1b、1bと対向する側壁3f、3fに、渡されるようにして取り付けられる。詳細には、軸部材6は、回動部材5に明けられた軸孔5c、5cに挿通されて、両側壁3f、3fに渡される。
ここで、軸部材6は、少なくとも二つの分割体8、8によって形成される。そして、軸部材6は、段ボール箱体3の側壁3f、3fが外方に広がることを許容すべく、各分割体8、8が互いの軸心がずれることなくその軸方向に相対移動するようにして、前記軸方向に伸長可能となっている。詳細には、各分割体8、8は、巻回束1aの重量で、各分割体8、8がその軸方向に相対移動して前記側壁3f、3fが外方に広がることがなく、一方、通水管1を引き出すべく所要の力が作用したときに、各分割体8、8がその軸方向に相対移動して前記側壁3f、3fが外方に広がるように、所定の強度をもって組み付けられている。なお、軸部材6は、非伸長状態においては、前記側壁3f、3fが内方にへこむのを防止すべく、前記軸方向への縮みが不能となっている。
より詳細には、軸部材6は、一対の前記分割体8、8によって構成されている。そして、一対の分割体8、8が、段ボール箱体3の各側壁3f、3fに固着され、それら各側壁3f、3fの、外方への広がりとともに離間するように組み付けられている。ここで、一対の分割体8、8は、それぞれが、前記各側壁3fに明けられた貫通孔3pおよび回動部材5に明けられた軸孔5cに挿通される軸本体6aと、その軸本体6aの端部に設けられて各側壁3fの外面と対向する鍔部6bとを有する。
具体的には、図3および図11に示すように、軸本体6aは、例えば板紙が円筒状に形成された、管材からなる。一方、鍔部6bは、軸本体6の端面に接着等により固着された、例えば板紙によって形成された平板状の鍔材6cの、周縁部分からなる。そして、軸本体6aと鍔材6cとの固着を強固なものとするために、軸本体6aの内部には、その軸本体6aと鍔材6cとに渡るようにして、例えば板紙からなる補強材6dが設けられている。ここで、一方の分割体8a(8)には、その一方の分割体8a(8)と他方の分割体8b(8)とを接続するための、連接材6eが設けられている。そして、他方の分割体8b(8)は、連接材6eに対して、前記軸方向にスライド可能となっており、こうして、各分割体8a、8bは、互いの軸心がずれることなくその軸方向に相対移動する。
図示実施の形態においては、連接材6eは、例えば、段ボールが折り曲げられて形成されており、一方の分割体8aの軸本体6aに挿入されて止められている。そして、他方の分割体8bは、その軸本体6aが、前記連接材6eに対して、前記軸方向にスライド可能に嵌合する。また、軸部材6が、非伸長状態にあるときに、両分割体8a、8bの軸本体6a、6aが突き合わされることとなり、こうして、この軸部材6は、非伸長状態からの縮みが不能となっている。なお、鍔部6bは、段ボール箱体3の側壁3fの外面に接着等により固定されており、こうして、分割体8は、前記側壁3fに固着される。
また、巻回束1aにおける結束は、巻回束1aの外周側から内周側に向かって段階的に開放可能となっている。詳細には、巻回束1aは、その径方向において、複数の結束具によって多段的に結束されている。具体的には、結束具は、巻回束1aに巻き付けられる結束線類9からなる。そして、結束線類9は、例えば、帯状に形成されている。図示実施の形態においては、第1段階として、巻回束1aの内側部分が、結束線類9a(9)により結束され、そして、第2段階として、既に結束された部分の全体を含めてそれよりも外側部分まで結束線類9b(9)により結束されるというように、2段階に結束されている(図1ないし3参照)。もっとも、2段階に限定されるものではなく、多段階に結束されていれば、3段階、あるいは4段階以上であってもよい。さらに、第2段階以降は、巻回束1aにおける、既に結束された部分の一部を含めてそれよりも外側部分まで結束されてもよく、また、既に結束された部分とラップしないようにして、それよりも外側部分が結束されてもよい。
そして、この梱包装置体11は、通水管1の引き出しに伴って、最終段階で開放される前記結束が開放されたときに、その開放によって広がった残りの巻回束1aが、段ボール箱体3の、巻回束1aの外周面と対向する周壁3iの内面に接触しないように、構成されている。すなわち、この梱包装置体11は、巻回束1aの結束における、最終段階で開放される量が所定以下であったり、あるいは、段ボール箱体3の大きさが所定以上であるように構成される。
次に、以上の構成からなる梱包装置体11の作用効果について説明する。この梱包装置体11によると、周回状に巻回された合成樹脂材料からなる通水管1の巻回束1aは、段ボール箱体3に収容されて、保管されたり運搬されたりする。そして、回動部材5は、巻回束1aを支えるようにして、その巻回束1aとともに、段ボール箱体3に収容される。軸部材6は、回動部材5が巻回束1aとともにその巻回束1aの周方向に回動可能となるよう支持するものであり、こうして、段ボール箱体3に収容された巻回束1aは、その巻回束1aの周方向に回動可能となる。ここで、結束線類9a、9bにより結束された巻回束1aの、その結束は、巻回束1aの外周側から内周側に向かって段階的に開放可能となっている。よって、通水管1を、巻回束1aの外周側の端部から順に外に引き出す際に、通水管1の引き出し量に応じて、順次、外側から巻回束1aの結束を開放することで(図示実施の形態においては、始めに、結束線類9b、9bを切断し(図4参照)、その後、結束線類9a、9aを切断することで)、巻回束1aのばらける量を減らすことができる。このことから、巻回束1aが段ボール箱体3の周壁3iに接触することがなく、あるいは、周壁3iへの巻回束1aの接触が和らげられる。そして、この通水管1の引き出しに伴って、巻回束1aとともに回動部材5が回動するが、このとき、巻回束1aが段ボール箱体3の周壁3iに接触することがなく、あるいは、周壁3iへの巻回束1aの接触が和らげられることから、通水管1の引き出しを円滑に行うことができる。そして、最終段階で開放される結束が開放されたときに、その開放によって広がった残りの巻回束1aが、段ボール箱体3の周壁3iの内面に接触しないことから、最終段階においても、通水管1の引き出しを円滑に行うことができる。
しかも、巻回束1aのばらける量を減らすことができることから、巻回束1aから離れようとする部分の通水管1が巻回束1aの内部に食い込み難くなり、回動部材5とか軸部材6とか段ボール箱体3にかかる負荷が小さくなり、このことによっても、通水管1の引き出しを円滑に行うことができる。
さらに、巻回束1aのばらける量を減らすことで、その巻回束1aが回動部材5の下方に垂れ下がる寸法を小さくすることができる。よって、この巻回束1aの重心が、回動部材5の回動軸心Jからずれる値が小さくなり、こうして、この巻回束1aが回動するのに伴ってその回動が変則的となるのを抑えることができる。したがって、これによっても、通水管1の引き出しを円滑に行うことができる。
その上、巻回束1aの内側部分の結束が開放されるまでは、巻回束1aの内径が維持されて、回動部材5が巻回束1aとともに円滑に回動することが可能となることから、通水管1が回動部材5と擦って傷付くのを防ぐことができるとともに、通水管1の引き出しを円滑にすることができる。なお、巻回束1aは、回動部材5の構成如何によっては、回動部材5とともに結束され得る。そして、このように、巻回束1aが回動部材5とともに結束されることで、回動部材5は、巻回束1aと一体となって、一層円滑に回動することができる。
また、回動部材5は、巻回束1aが外周側に配置される本体部5aと、巻回束1aが段ボール箱体3の内面、すなわち側壁3f、3fの内面と摺接するのを防止する一対の側板部5b、5bとを備えている。そして、本体部5aは、両側に開口を有する中空筒体からなり、側板部5b、5bは、本体部5aの両側に取り付けられる。ここにおいて、側板部5b、5bの少なくとも一方に設けられた起立片5dの起し面が、本体部5aの内面に面接触するようにして接合されており、この面接触により、本体部5aと側板部5bとの一体性が保たれる。したがって、このような簡単な構造で、この回動部材5の強度を確保することができる。しかも、本体部5aにおいて、その断面多角形状の各角部5fが、巻回束1aの内周面1dに略当接し、起立片5dが、本体部5aの前記各角部5f部分を内面側から支持することで、この回動部材5の強度は、十分に確保される。そして、通水管1を、配管する場合には、段ボール箱体3内の通水管1を、その端部から順に、段ボール箱体3に備わる引出部3cを通して、段ボール箱体3の外に引き出すが、この引き出しに伴って、段ボール箱体3内の巻回束1aが解かれるようにして、回動部材5とともにその巻回束1aが回動する。
また、回動部材5における側板部5bに、起立片5dを内側から支える支持片5eが設けられており、この支持片5eにより、起立片5dの起立状態が確実に維持される。ここにおいて、図10に示すように、本体部5aと側板部5bとを組み合わせた状態で、例えば押圧治具15を用いることで、側板部5bの外側から、押圧用の孔5hを通して、起立片5dおよび支持片5eを押圧して、それら起立片5dおよび支持片5eを切り起こして起立させる。こうして、起立片5dの起し面を、本体部5aの内面に面接触させるとともに、支持片5eによって起立片5dを支えて、本体部5aと側板部5bとを組み付けることができる。したがって、本体部5aと側板部5bに巻回束1aを組み合わせた状態で、側板部5bの外側から、押圧用の孔5hを通して、起立片5dおよび支持片5eを切り起こして起立させることで、この回動部材5に巻回束1aが簡単に取り付けられる。なお、図10に示される、押圧治具15は、治具本体15aと、その治具本体15aの先端付近から突出する補助板15b、15bとからなる。そして、治具本体15aの先端部分が、切欠き孔5kから進入して起立片5dを押圧し、補助板15b、15bが、支持片5e、5eを押圧するようになっている。
そして、起立片5dとか支持片5eは、切り起こしによって形成されることで、この起立片5dおよび支持片5eは、簡単に形成される。しかも、これら起立片5dと支持片5eとが、異なる段ボール板7a、7bの切り起こしによって形成されることで、これら起立片5dおよび支持片5eは、所定の位置に簡単に形成される。
さらに、起立片5dにあっては、90度を越えて起立することから、その起立片5dの起し面が、本体部5aの内面を押圧し、この起立片5dは、本体部5aに確実に接合される。そして、支持片5eは、起立片5dの切り起こしによる孔を強制的に通過して起立することから、この支持片5eの戻りが阻止される。
また、予め、本体部5aの内面と起立片5dの起し面との少なくとも一方に固着材を設けておき、本体部5aと側板部5bとを組み合わせた状態で、側板部5bの外側から、押圧用の孔5hを通して、起立片5dを押圧して、その起立片5dを切り起こして起立させることで、起立片5dの起し面を、本体部5aの内面に面接触させれば、これと同時に、起立片5dと本体部5aとを固着することができる。もちろん、起立片5dの起し面の全面が本体部5aに固着される必要はなく、起し面の一部が本体部5aに固着されても構わない。
軸部材6は、段ボール箱体3における、巻回束1aの各側面1b、1bと対向する側壁3f、3fに、渡されるようにして取り付けられる。この軸部材6は、回動部材5が巻回束1aとともにその巻回束1aの周方向に回動可能となるように支持するものであり、こうして、段ボール箱体3に収容された巻回束1aは、その巻回束1aの周方向に回動可能となる。
ここで、軸部材6は、各分割体8a、8bが互いの軸心がすれることなくその軸方向に相対移動するようにして、軸方向に伸長可能となっており、こうして、段ボール箱体3の側壁3f、3fが外方に広がるのが許容される。これにより、通水管1を引き出す力が、段ボール箱体3に作用すると、軸部材6がその軸方向に伸長することで、段ボール箱体3の側壁3f、3fは、外方に広がる。したがって、通水管1の引き出しによって、回動部材5が軸部材6とのクリアランス等により傾いても、その回動部材5は、前記側壁3fの内面に接触しないか、あるいは、前記側壁3fの内面への押圧力が軽減され、こうして、この回動部材5を円滑に回動させることができる。しかも、各分割体8a、8bは、巻回束1aの重量で各分割体8a、8bがその軸方向に相対移動して段ボール箱体3の側壁3f、3fが外方に広がることがなく、そして、通水管1を引き出すべく所要の力が作用したときに、各分割体8a、8bがその軸方向に相対移動して前記側壁3f、3fが外方に広がるように、所定の強度をもって組み付けられているので、前記側壁3f、3fが、安易に外方に広がることがなく、この段ボール箱体3の不必要な変形が抑えられる。
また、この軸部材6において、一対の分割体8a、8bが、各側壁3f、3fに固着されて取り付けられることで、通水管1を引き出す力とか、通水管1の自重等が、分割体8a、8bから側壁3f、3fに安定して伝わる。したがって、側壁3f、3fにおける、分割体8a、8bが取り付けられる部分の変形が抑えられる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、結束具は、結束線類9からならなくとも、図12および図13に示すように、巻回束1aの各側面1bに取り付けられて、その巻回束1aの径方向に並ぶ通水管1を保持する、保持部材10からなってもよい。この保持部材10は、例えば合成樹脂材料からなり、少なくとも巻回束1aの径方向の各側で、通水管1に嵌められるクリップ部10a、10aと、それらクリップ部10a、10aを連結する連結部10bとを有している。そして、複数の保持部材10、10は、その全てが、同一形状かつ同一サイズとなっている。ここで、クリップ部10aは、通水管1を保持するように、通水管の周面を180度を越えて覆うように、かつ、先端部分が開口して形成されている。そして、連結部10bは、各クリップ部10a、10aを連結するように、例えば帯状に形成されている。この保持部材10によると、クリップ部10aが通水管1に嵌められて、保持部材10は、巻回束1aの各側面1bに取り付けられる。そして、この取り付けられた保持部材10によって、巻回束1aは、結束される。このとき、一種類の保持部材10を、共通に用いることで、保持部材10の部品コストを下げることができ、また、巻回束1aへの保持部材10の取付作業を簡単に行うことができる。なお、図示実施の形態においては、クリップ部10aは、連結部10bの各端に設けられているが、それらに加えて、連結部10bの中間部分に設けられてもよい。さらに、クリップ部10aは、連結部10bの一方の端と、中間部分に設けられてもよく、また、連結部10bの中間部分のみに複数設けられてもよい。また、このように、保持部材10は、クリップ部10aを有しているが、このクリップ部10aに替えて、通水管1に掛けられるフック部を有してもよい。
また、回動部材5において、側板部5bは、2枚の段ボール板7a、7bからならなくとも、3枚以上の段ボール板からなり、例えば、起立片5dが切り起こされた内側の段ボール板7aよりもさらに内側に他の段ボール板を有してもよい。また、この際、起立片5dおよび/または支持片5eは、その起立状態が維持されるよう、前記他の段ボール板に係合してもよい。そして、このように、起立片5dおよび/または支持片5eが、他の段ボール板に係合することで、起立片5dおよび/または支持片5eは、その起立状態が確実に維持される。もちろん、外側の段ボール板7bよりもさらに外側に、他の段ボール板が配備されても構わない。
また、起立片5dは、側板部5b(詳細には段ボール板7a)の一部が切り起こされて形成されているが、切り起こされることなく、別部材によって形成されてもよい。同様にして、支持片5eは、側板部5b(詳細には段ボール板7b)の一部が切り起こされて形成されているが、切り起こされることなく、別部材によって形成されてもよい。
また、回動部材5の本体部5aは、断面円形形状であっても構わなく、この場合、起立片5dの起し面は、湾曲面によって形成されていてもよい。また、起立片5dの起し面は、その全面が、本体部5aの内面に面接触するのが望ましいが、その一部が面接触するものであってもよい。
また、軸部材6が軸方向に伸長することで、段ボール箱体3の側壁3f、3fが外方に広がるのは、通水管1を引き出す力が、段ボール箱体3に作用した場合に限らず、通水管1の自重等が、段ボール箱体3に作用した場合であってもよい。
また、段ボール箱体3における引出部3cは、その段ボール箱体3の一面を形成する壁の一部に設けられてもよいが、一面全体が、引出部3cとなっていてもよい。すなわち、段ボール箱体3の一面を形成する壁の一部が、引出部3cを開閉する蓋3dとなる場合の他に、その一面を形成する壁全体が、引出部3cを開閉する蓋3dとなっていてもよい。また、このように、引出部3cには、その引出部3cを開閉する蓋3dが設けられているが、この蓋3dは無くともよい。すなわち、引出部3cは、段ボール箱体3の壁部の適宜部分を除去することにより形成されてもよい。
また、この梱包装置2あるいは梱包装置体11は、通水管1を引き出すにあたって、縦置きにして(段ボール箱体3の側壁3fが縦になった状態で)用いてもよいが、横置きにして(段ボール箱体3の側壁3fが横になった状態で)用いても勿論よい。
ところで、段ボール箱体3に収容される巻回束は、通水管1の巻回束1aでなくとも、通水管1以外の配管材の巻回束であってもよく、さらには、配管材の巻回束でなくとも、配線材(ケーブル)の巻回束であってもよい。
この発明の一実施の形態の、梱包装置体の蓋を閉状態としたときの斜視図である。 同じく、図1におけるA−A線による断面図である。 同じく、図1におけるB−B線による断面図である。 同じく、蓋を開状態とし、通水管を引き出すときの斜視図である。 同じく、回動部材の斜視図である。 同じく、回動部材の分解斜視図である。 同じく、回動部材の側板部における、内側の段ボール板の展開図である。 同じく、回動部材の側板部における、外側の段ボール板の展開図である。 同じく、回動部材の側板部の展開図である。 同じく、回動部材における、本体部と側板部との組付過程を示す斜視図である。 同じく、軸部材の分解斜視図である。 この発明の他の実施の形態の、巻回束の正面図である。 同じく、図12におけるC−C線による断面図である。 従来のケーブルの収納装置を示す断面図である。
符号の説明
1 通水管(配線・配管材)
1a 巻回束
1b 側面
1c 内側空間部
3 段ボール箱体(梱包箱)
5 回動部材
5a 本体部
5b 側板部
5d 起立片
5e 支持片
5f 角部
5g 壁体
5h 押圧用の孔
7 段ボール板
7a 内側の段ボール板
7b 外側の段ボール板

Claims (9)

  1. 周回状に巻回された配線・配管材の巻回束とともに、梱包箱に収容されて、前記配線・配管材がその端部から順に前記梱包箱の外に引き出されるよう、前記巻回束を支えてその巻回束とともにその巻回束の周方向に回動可能に支持される、段ボール製の回動部材であって、
    両側に開口を有する中空筒体からなり、前記巻回束の内側空間部内に挿入されて、その巻回束が外周側に配置される本体部と、
    前記本体部の外周側に配置された前記巻回束の側面が前記梱包箱の内面と摺接するのを防止すべく、前記本体部の両側に取り付けられる一対の側板部と、を備え、
    前記側板部の少なくとも一方には、前記本体部内に起立する起立片と、前記起立片の起立状態を維持すべく、前記起立片と交差する方向に起立し、前記起立片を内側から支える支持片とが設けられ、
    前記本体部と前記側板部とは、前記起立片の起し面が、前記本体部の内面に面接触するようにして接合されて、組み付けられてなることを特徴とする、配線・配管材の回動部材。
  2. 前記本体部は、断面多角形状に形成され、前記巻回束を支持すべく、その断面多角形状の各角部が前記巻回束の内周面に略当接するように設けられ、
    前記起立片は、前記本体部の各角部部分を内面側から支持するようにして、前記本体部の角部を構成する壁体の少なくとも一方の壁体の内面と面接触することを特徴とする請求項1に記載の、配線・配管材の回動部材。
  3. 前記起立片は、前記側板部の一部が切り起こされて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の、配線・配管材の回動部材。
  4. 前記起立片は、前記側板部の一部が、前記本体部の内側からその本体部に向かって切り起こされて起立し、
    前記側板部には、前記起立片を起立させるべく、外側からその起立片を押圧するための、起立片押圧用の孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の、配線・配管材の回動部材。
  5. 前記支持片は、前記側板部の一部が切り起こされて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の、配線・配管材の回動部材。
  6. 前記側板部には、前記支持片を起立させるべく、外側からその支持片を押圧するための、支持片押圧用の孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の、配線・配管材の回動部材。
  7. 前記側板部は、複数枚の段ボール板の接合により形成され、
    前記起立片は、前記複数枚の段ボール板における相対的に内側の段ボール板の一部が切り起こされて形成され、前記支持片は、前記複数枚の段ボール板における相対的に外側の段ボール板の一部が切り起こされて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の、配線・配管材の回動部材。
  8. 前記起立片は、前記内側の段ボール板の一部が、前記本体部の内側からその本体部に向かって切り起こされて起立し、
    前記起立片と前記支持片とは、切り起こされる前において重合して形成され、前記側板部には、前記起立片および前記支持片を同時に起立させるべく、外側から前記起立片および前記支持片を押圧するための、押圧用の孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の、配線・配管材の回動部材。
  9. 前記起立片と前記本体部との間には、それら起立片と本体部とを固着すべく、接着材、両面粘着テープ等の固着材が設けられていることを特徴とする請求項4または8に記載の、配線・配管材の回動部材。
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