JP5590184B1 - フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法 - Google Patents

フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5590184B1
JP5590184B1 JP2013092969A JP2013092969A JP5590184B1 JP 5590184 B1 JP5590184 B1 JP 5590184B1 JP 2013092969 A JP2013092969 A JP 2013092969A JP 2013092969 A JP2013092969 A JP 2013092969A JP 5590184 B1 JP5590184 B1 JP 5590184B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
film roll
core
film
support plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013092969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014213893A (ja
Inventor
正人 村上
英樹 土谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2013092969A priority Critical patent/JP5590184B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5590184B1 publication Critical patent/JP5590184B1/ja
Publication of JP2014213893A publication Critical patent/JP2014213893A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】梱包の作業性を向上させ、材料代及び加工賃を低減することができるフィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法を提供する。
【解決手段】芯Xにフィルムが巻き取られたフィルムロールRの梱包箱であって、下底面11と下箱側面12とを有する下箱10と、上底面と上箱側面とを有する上箱(図1外)と、芯の部分を保持する芯受け部31a、31bを有し芯に巻き取られたフィルムが下底面11に接触しないようにフィルムロールRを支持する支持板30a、30bとを備える。下箱側面12の上端13が、芯受け部31a、31bよりも低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、芯にフィルムが巻き取られたフィルムロールの梱包箱に関し、特に、作業性を向上させ、材料代及び加工賃を低減するための技術に関する。
ポリエステルのような合成樹脂などのフィルムは、工場から芯に巻き取られたフィルムロールの状態で梱包箱により梱包されて出荷される。梱包箱は、主に段ボールなどの安価で軽量の材料で作られており、梱包箱の内面にフィルムロールが接触しないように、芯の部分でフィルムロールを支持することが多い。またフィルムロールが重い場合には、重さのかかる部分がベニヤ板やプラスチックなどで強化される。
芯体にロール状に巻かれたフィルムを収容する箱本体と、芯体の両端部を支持する一対の支持板とから成る紙箱が特許文献1に開示されている。特許文献1の段落0019には、本体の底面の左右両内フラップの箱本体内への突出長さの下限値を、支持板の下面を全面支持し得る寸法とし、上限値を、支持板を介して受ける荷重により内フラップが基端側を支点として起き上がり回動するとして想定される最大傾斜角度で内フラップ先端がフィルムの下面と接触しない寸法に設定したから、支持板を支持する機能を確保しながら、内フラップ先端とフィルムの接触を回避し、フィルムの損傷や、ダメージによる使用時の破断等を防止することが記載されている。
特開2007−210652号公報
フィルムロールはサイズが豊富であり、中にはロールの直径が800mmを超え、重さが700〜800kgもあるような大きくて重いものがある。このような大きくて重いフィルムロールを梱包箱の内面に接触しないように梱包しようとすれば、労力と工夫を要する。また、フィルムロールが大きい場合には、梱包箱のサイズも大きくしなければならず、梱包箱の材料代が多くかかるとともに、段ボールには一般的な製造設備で製造できる限界のサイズがあるので、梱包箱を身箱(下箱)と蓋箱(上箱)とに分けたとしてもそれぞれを1ピースで作ることができなくなり加工賃が上がるため、コスト高になるという問題がある。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、梱包の作業性を向上させ、材料代及び加工賃を低減することができるフィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決し得た本発明の梱包箱は、芯にフィルムが巻き取られたフィルムロールの梱包箱であって、下底面と下箱側面とを有する下箱と、上底面と上箱側面とを有する上箱と、前記芯の部分を保持する芯受け部を有し、前記芯に巻き取られたフィルムが前記下底面に接触しないように前記フィルムロールを支持する支持板とを備え、前記下箱側面の上端が、前記芯受け部よりも低いものである。
上記梱包箱において、前記下箱は、前記フィルムロールの下方と、側面の下側の一部とを覆い、前記上箱は、前記フィルムロールの上方と、側面の上側の一部又は全部とを覆い、前記上箱側面の下端は、前記下箱側面の上端よりも低いことが好ましい。また梱包箱において、前記上箱側面の下端は、前記下底面から0〜5cmの位置にあることが好ましい。
前記上箱において、前記上底面は、四角形であって、前記上箱側面のうちの前記芯の軸に平行な2つの平面の上端からそれぞれ延伸する2つの外フラップと、該2つの外フラップの下面の一部に重なる2つの内フラップにより形成され、前記2つの内フラップにおける前記軸方向の寸法は、前記上底面における前記軸と直角の方向の寸法の1/2よりも短いことが好ましい。上記梱包箱において、前記梱包箱は、さらに、前記上箱側面と、前記支持板との間に挿入して隙間を埋める隙間パッドを備えることが好ましい。
上記の課題を解決し得た本発明の梱包方法は、上記梱包箱に、前記フィルムロールを梱包する梱包方法であって、前記下箱に、前記支持板を固定する工程と、前記支持板に、前記フィルムロールを支持させる工程と、前記上箱を前記下箱に被せる工程とを有するものである。
上記の課題を解決し得た本発明の梱包方法は、上記梱包箱に、前記フィルムロールを梱包する梱包方法であって、前記フィルムロールの芯に、前記芯の部分で前記フィルムロールを支持する支持板を取り付ける工程と、前記下箱に、前記支持板を固定する工程と、前記上箱を前記下箱に被せる工程とを有するものである。
本発明に係る梱包箱は、下箱側面の上端を、フィルムロールの芯の部分を保持する芯受け部よりも低くすることにより、支持板を下箱に入れる際に、下箱側面の上端が低い分だけ、支持板を高く持ち上げなくてよくなるので作業性が向上する。また下箱側面の上端が低い分だけ材料代を低減することができる。
本発明に係る梱包箱の下箱を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の上箱を示す斜視図である。 下箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。 図3とは別の下箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。 上箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。 上箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。 本発明に係る梱包箱にフィルムロールを梱包する第1の梱包方法の手順を示す流れ図である。 本発明に係る梱包箱にフィルムロールを梱包する第2の梱包方法の手順を示す流れ図である。
本発明に係る梱包箱は、芯にフィルムが巻き取られたフィルムロールの梱包箱であって、下底面と下箱側面とを有する下箱と、上底面と上箱側面とを有する上箱と、芯の部分を保持する芯受け部を有し、芯に巻き取られたフィルムが下底面に接触しないようにフィルムロールを支持する支持板とを備え、下箱側面の上端が、芯受け部よりも低いことを特徴とする。
本発明に係る梱包箱は、下箱側面の上端を、フィルムロールの芯の部分を保持する芯受け部よりも低くすることにより、支持板を下箱に入れる際に、下箱側面の上端が低い分だけ、支持板を高く持ち上げなくてよくなるので作業性が向上する。
(梱包箱の構造)
図1は、本発明に係る梱包箱の下箱を示す斜視図である。図2は、本発明に係る梱包箱の上箱を示す斜視図である。図1、2に示すように梱包箱は、芯(図1中のX)にフィルムが巻き取られたフィルムロール(図1中のR)を梱包するための容器であって、下箱10、上箱20、支持板30a、30b及び隙間パッド40を備える。ここでフィルムは、例えばポリエステルのような合成樹脂製であり、フィルム状のものであってフィルムロールに巻き取って搬送されるものであれば何であってもよい。また芯は、例えば合成樹脂製の円筒であり、紙製や金属製であってもよい。
下箱10は、1ピースの段ボールを大型のホチキスや粘着テープを用いて立体的に組み上げて形成され、下底面11と下箱側面12とを有し、フィルムロールの下方と側面の下側の一部とを覆う。上箱20は、2ピースの段ボールを大型のホチキスや粘着テープを用いて立体的に組み上げて形成され、上底面21と上箱側面22とを有し、フィルムロールの上方と側面の上側の一部又は全部とを覆う。
支持板30a、30bはそれぞれ、フィルムロールの芯の部分を保持する芯受け部31a、31b(図示せず)を有し、芯に巻き取られたフィルムが下底面11に接触しないようにフィルムロールを支持する。支持板30a、30bは、例えばベニヤ板や合成樹脂で作られている。なお、フィルムロールの芯がフィルムロールの側面から50mm程度出っ張っている場合には、この出っ張りを芯受け部31a、31bに載せることができるが、この出っ張りが小さい場合や補強の為に、出っ張りの代わりを果たすキャップ(図示せず)を、フィルムロールの芯の内側に100〜200mm程度挿入するなどして取り付ける。
図3は、下箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。ここで下箱10は1ピースの段ボールで作られている。
下底面11(図3中のAに相当する)は、一枚の段ボールで形成され、四角形であって、下底面11に段ボールが重なっている部分がない(内フラップがない)構造である。
下箱側面12は、下底面11の4つの辺からそれぞれ上方向に延伸する4つの平面(図3中のB〜Eに相当する)からなる四角の筒状であって、上端13が芯受け部31a、31bよりも低い。上端13を、芯受け部31a、31bよりも低くすることにより、支持板30a、30bを下箱10に入れる際に、上端13が低い分だけ、支持板30a、30bを高く持ち上げなくてよくなるので作業性が向上する。また上端13が低い分だけ材料代を低減することができる。なお、上端13は、下底面11から40cm以内にあることが好ましく、30cm以内にあることがより好ましく、20cm以内にあることがさらに好ましい。上端13は20〜40cmもあれば十分に支持板30a、30bを固定することができ、5cm程度まで低くしても実用に耐え得る。また、用いる支持板の大きさに応じて、下箱側面12の上端13の高さを変えても良い。支持板の高さ方向の寸法をS、フィルムロールの芯の半径をCとすると、上端13の高さUを次式で求められる値にすることが好ましい。
U=S/2−C
例えば、83cm角の支持板を用いる場合に(S=83)、フィルムロールの芯の半径を6cmとすれば(C=6)、上端13の高さは35.5cmとなる(U=83/2−6)。
従来の下箱は、側面の上端が上底面の付近まであるため、下箱10と同様に下底面を一枚の段ボールで形成しようとすると、例えば83cm角の支持板を用いる場合には、支持板30a、30bと平行な方向の幅が249cm(83cm×3)程度となる。段ボールを一般的な製造設備で製造できる限界の幅が180cm程度であるため、幅が249cmもある段ボールは一般的な製造設備で製造することはできず、またこのような段ボールを特注するとなると段ボールメーカの製造設備を拡張しなければならなくなるため、かなりのコスト高となり非現実的である。一方下箱10では下箱側面12の上端13が40cm以内であるため、83cm角の支持板を用いる場合でも、支持板30a、30bと平行な方向の幅が163cm(40cm×2+83cm)以下となり、この程度の幅の段ボールは一般的な製造設備で安価に製造することができる。
図4は、図3とは別の下箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。図4に示す組み立て前の段ボールは、図3と較べて継ぎしろ(「糊代」とも言う)の形状が異なり、継ぎしろ及び下箱側面12を形成する一部(図4中のB’、D’)に切れ目F1〜F8が入っており、この切れ目を用いて、F1とF2、F3とF4、F5とF6及びF7とF8を噛み合わせることにより、糊やホッチキスなどの接続用の部材を使わずに下箱10を組み立てることができるものである。
図4に示す段ボールを用いて組み立てた下箱10においても、図3の場合と同様に、下底面11(図4中のA’に相当する)が一枚の段ボールで形成され、四角形であって、下底面11に段ボールが重なっている部分がない(内フラップがない)構造となる。
図5、6は、上箱用の組み立て前の段ボールを示す平面図である。上箱20は同一形状の2ピースの段ボールで作られている。上箱20は、上箱側面22の上端23が下底面11の付近まであるため、上記従来の下箱の場合と同様の理由により、一般的な製造設備では1ピースで製造することはできない。
上底面21は、四角形であって、外フラップ21a(図5中のGに相当する)、外フラップ21b(図6中のHに相当する)と、外フラップ21a、21bの下面の一部に重なる内フラップ21c(図5中のIに相当する)、内フラップ21d(図6中のJに相当する)により形成されている。
上箱側面22は、上底面21における2つの外フラップ21a、21bと2つの内フラップ21c、21dからそれぞれ下方向に延伸する4つの平面22a、22b、22c、22d(図5中のK、図6中のL、図5中のM、図6中のNに相当する)からなる四角の筒状である。なお、上箱側面22の下端23は、下箱側面12の上端13よりも低いこと、及び、下底面11の位置から0〜5cmの位置にあることが好ましく、2〜5cmの位置にあることがより好ましい。このように上箱側面22の下端23が下箱側面12の上端13よりも低いこと、及び、下底面11の近くまであることにより、見栄えよく梱包することができる。また、上箱側面22の下端23を下底面11の位置から2cm以上高い位置にすることにより、多少の誤差や梱包箱の変形が生じたとしても、下端23が地面と接触して潰れたり汚れたりすることをなくすことができる。
ここで外フラップ21a、21b(図5中のG、図6中のHに相当する)はそれぞれ、上箱側面22のうちのフィルムロールの芯の軸に平行な2つの平面22a、22b(図5中のK、図6中のLに相当する)の上端から延伸し、内フラップ21c、21d(図5中のI、図6中のJに相当する)はそれぞれ、上箱側面22のうちのフィルムロールの芯の軸に垂直な2つの平面22c、22d(図5中のM、図6中のNに相当する)の上端から延伸する。
2つの内フラップ21c、21dにおけるフィルムロールの芯の軸方向の寸法は、上底面21における該軸と直角の方向の寸法の1/2よりも短いことが好ましい。通常の段ボールでは外フラップは上底面21の1/2程度の大きさであり、内フラップの幅は外フラップの幅とは同じなので、内フラップ21c、21dの幅(該軸方向の寸法)を外フラップ21a、21bの幅(上底面21における該軸と直角の方向の寸法の1/2)よりも短くした分だけ、上箱の内フラップに接触せずに収納できるフィルムロールの径を大きくすることができる。
隙間パッド40は、フィルムロールの軸方向のサイズが支持板30a、30bの間隔よりも小さい場合に、下箱側面12と支持板30a、30bとの間に必要な枚数を挿入して隙間を埋めるスペーサであり、段ボール等の厚みのある板状の部材で形成される。隙間パッド40を用いる場合には、隙間パッド40の上端41を、下箱側面12の上端13よりも高くすることにより、隙間パッド40の出し入れが容易となり、作業性が向上する。
(梱包方法1)
図7は、本発明に係る梱包箱にフィルムロールを梱包する第1の梱包方法の手順を示す流れ図である。
(1)下箱10に支持板30a、30bを固定する(支持板固定工程)。ここでフィルムロールの軸方向のサイズが支持板30a、30bの間隔よりも小さい場合には、上箱側面22と、支持板30a、30bとの間に隙間パッド40を適当な枚数を挿入して隙間を埋める。ここで芯受け部31a、31bは、支持板30a、30bの中心付近まで開いたU字形の切れ込みの淵である。
(2)支持板30a、30bにフィルムロールを支持させる(フィルムロール支持工程)。ここでは運搬用にフィルムロールの芯に鉄心を通し、この鉄心の両端をクレーンで掴んで持ち上げ、支持板30a、30bの芯受け部31a、31bに芯の両端を保持させた後に、鉄心を横方向へ引き抜き、荷紐などで支持板30a、30bと芯とを固定する。ここで下箱10によって、フィルムロールの下方と側面の下側の一部とが覆われることになる。
(3)上箱20を下箱10に被せる(上箱被せ工程)。ここで上箱20により、フィルムロールの上方と側面の上側の一部又は全部とが覆われることになり、フィルムロールの全体が梱包される。
(梱包方法2)
図8は、本発明に係る梱包箱にフィルムロールを梱包する第2の梱包方法の手順を示す流れ図である。
(1)フィルムロールの芯に、支持板30a、30bを取り付ける(支持板取付工程)。ここでは、運搬用にフィルムロールの芯に鉄心を通し、フィルムロールを一時的に作業場所に下ろし、一端鉄心を横方向へ引き抜き、フィルムロールの芯に支持板30a、30bの芯受け部31a、31bを取り付けた後に、再び芯に鉄心を通す。ここで芯受け部31a、31bは、支持板30a、30bの中心付近に開いた孔である。
(2)下箱10に支持板30a、30bを固定する(支持板固定工程)。ここでは、下箱10にフィルムロールごと支持板30a、30bを固定する。またフィルムロールの軸方向のサイズが支持板30a、30bの間隔よりも小さい場合には、上箱側面22と、支持板30a、30bとの間に隙間パッド40を挿入して隙間を埋める。ここで下箱10によって、フィルムロールの下方と側面の下側の一部とが覆われることになる。
(3)上箱20を下箱10に被せる(上箱被せ工程)。ここで上箱20により、フィルムロールの上方と側面の上側の一部又は全部とが覆われることになり、フィルムロールの全体が梱包される。
以上のように、本発明に係る梱包箱によれば、下箱側面12の上端13を、フィルムロールの芯の部分を保持する芯受け部31a、31bよりも低くすることにより、支持板30a、30bを下箱に入れる際に、下箱側面の上端が低い分だけ、支持板30a、30bを高く持ち上げなくてよくなるので作業性が向上する。特に第2の梱包方法を用いる場合には、重いフィルムロールを高く持ち上げなくてよいので一層作業性が向上する。
また下箱側面12の上端13が低い分だけ材料代を低減することができる。さらに、上端13が芯受け部31a、31bよりも高いと、上記梱包方法を用いる場合に、運搬用にフィルムロールの芯に通す鉄心との干渉を避けるために下箱側面12に孔を空けなければならないが、本発明に係る梱包箱では、この孔が不要になるので、下箱10の加工賃を低減することができる。
また梱包箱において、下箱側面12の上端13を低くすることにより、大きなフィルムロールを梱包する際にも、段ボールを一般的な製造設備で製造できる限界のサイズ内で、下箱10を1ピースで作ることができるようになり、下箱を2ピースで作る場合と比較して、加工賃が抑えられるとともに、下箱用の組み立て前の段ボールを平積みして保管する際に、保管スペースがほぼ半分でよくなる。
また梱包箱において、下箱側面12の上端13を低くすることにより、大きなフィルムロールを梱包する際にも、一般的な製造設備で安価に製造される段ボールを用いて、下底面11を一枚の段ボールで形成し、下底面11に段ボールが重なっている部分がない(内フラップがない)構造にすることができる。このような構造にすると、下底面11に内フラップが存在しないので、特許文献1において課題とされている「内フラップの起き上がり回動による内フラップとフィルムとの接触によるフィルムの損傷や、ダメージによる使用時の破断等」を確実に防止することができる。
10 下箱
11 下底面
12 下箱側面
13 上端
20 上箱
21 上底面
21a 外フラップ
21b 外フラップ
21c 内フラップ
21d 内フラップ
22 上箱側面
22a 平面
22b 平面
22c 平面
22d 平面
23 下端
30a 支持板
30b 支持板
31a 芯受け部
31b 芯受け部
40 隙間パッド
41 上端

Claims (8)

  1. 芯にフィルムが巻き取られたフィルムロールの梱包箱であって、
    下底面と下箱側面とを有する下箱と、
    上底面と上箱側面とを有する上箱と、
    前記芯の部分を保持する芯受け部を有し、前記芯に巻き取られたフィルムが前記下底面に接触しないように前記フィルムロールを支持する支持板とを備え、
    前記下箱側面は、全周にわたって上端が、前記芯受け部よりも低いことを特徴とする梱包箱。
  2. 前記下底面は、一枚の段ボールで形成されている請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記下箱は、
    前記フィルムロールの下方と、側面の下側の一部とを覆い、
    前記上箱は、
    前記フィルムロールの上方と、側面の上側の一部又は全部とを覆い、
    前記上箱側面の下端は、前記下箱側面の上端よりも低い請求項1又は2に記載の梱包箱。
  4. 前記上箱側面の下端は、前記下底面から0〜5cmの位置にある請求項3に記載の梱包箱。
  5. 前記上箱において、
    前記上底面は、
    四角形であって、前記上箱側面のうちの前記芯の軸に平行な2つの平面の上端からそれぞれ延伸する2つの外フラップと、該2つの外フラップの下面の一部に重なる2つの内フラップにより形成され、
    前記2つの内フラップにおける前記軸方向の寸法は、前記上底面における前記軸と直角の方向の寸法の1/2よりも短い請求項1〜4のいずれか1項に記載の梱包箱。
  6. 前記梱包箱は、さらに、
    前記上箱側面と、前記支持板との間に挿入して隙間を埋める隙間パッドを備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の梱包箱。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の梱包箱に、前記フィルムロールを梱包する梱包方法であって、
    前記下箱に、前記支持板を固定する工程と、
    前記支持板に、前記フィルムロールを支持させる工程と、
    前記上箱を前記下箱に被せる工程とを有することを特徴とする梱包方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の梱包箱に、前記フィルムロールを梱包する梱包方法であって、
    前記フィルムロールの芯に、前記芯の部分で前記フィルムロールを支持する支持板を取り付ける工程と、
    前記下箱に、前記支持板を固定する工程と、
    前記上箱を前記下箱に被せる工程とを有することを特徴とする梱包方法。
JP2013092969A 2013-04-25 2013-04-25 フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法 Active JP5590184B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013092969A JP5590184B1 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013092969A JP5590184B1 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5590184B1 true JP5590184B1 (ja) 2014-09-17
JP2014213893A JP2014213893A (ja) 2014-11-17

Family

ID=51701959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013092969A Active JP5590184B1 (ja) 2013-04-25 2013-04-25 フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5590184B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110712830A (zh) * 2019-10-18 2020-01-21 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种新型卷状产品的包装结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196323A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 大日本印刷株式会社 電池用包材のフィルムロール梱包体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110712830A (zh) * 2019-10-18 2020-01-21 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种新型卷状产品的包装结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014213893A (ja) 2014-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445855B2 (ja) 梱包装置
KR101959622B1 (ko) 박스 모서리 보강구
JP5590184B1 (ja) フィルムロールの梱包箱及びフィルムロールの梱包方法
KR101252519B1 (ko) 내충격성 보강부가 형성된 포장용 상자
JP5452445B2 (ja) 包装ケース
JP6532226B2 (ja) 胴枠体及び梱包箱
KR101552707B1 (ko) 엘씨디 필름용 포장상자
KR101378543B1 (ko) 자동화 공정이 가능한 포장 상자
KR20160008905A (ko) 접이식 관
CN211568582U (zh) 拼接式包装箱
JP2013154929A (ja) 梱包体及び太陽電池モジュールの梱包方法
JP5514937B1 (ja) 梱包箱
JP6048197B2 (ja) 貯湯式給湯機用梱包部材
JP6456600B2 (ja) 瓶用収納箱
KR20130005174U (ko) 개방형 포장박스
KR101574610B1 (ko) 포장상자용 덮개
KR20190001327U (ko) 엘씨디 필름용 포장상자
CN220315641U (zh) 包装纸箱加强纸板和加强包装纸箱
KR101252522B1 (ko) 내충격성 보강부가 형성된 포장용 상자
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法
JP5324337B2 (ja) 物品梱包装置
WO2019064432A1 (ja) 梱包装置
KR101170601B1 (ko) 반조립형 과일상자
JP6256493B2 (ja) 包装体
JP4742891B2 (ja) 洗濯機パン包装体とそれを備えた洗濯機パン包装体の梱包方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5590184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350