JP4202209B2 - 作業機械の位置計測表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械の上部旋回体と作業装置の3次元空間での位置及び姿勢を計測、演算し、周囲状況に対する上部旋回体及び作業装置との位置関係を表示する作業機械の位置計測表示システムに関する。
近年、建設施工現場においてGPS等の3次元位置計測装置を用いて作業機械のモニタポイントの位置を計測し、作業管理を行うことがなされている。モニタポイントの代表例としては、作業機械の作業装置の位置、例えば油圧ショベルのバケット先端位置がある。このバケット先端位置を計測できれば、その計測データを予め設定した地形データや目標形状データと比較することにより施工中の作業進行状況を把握でき、施工中の管理が行える。また、施工後も、計測データから出来形データ(例えば掘削地形データ)を生成することで、施工管理が行える。
このような位置計測表示システムの従来技術として、例えば、特開2001−98585号公報に記載のように、掘削用作業機の3次元位置を計測して作業平面を演算し、3次元目標地形との交線を求めて、交線と掘削用作業機との相対位置を表示するものが知られている。実施例において、掘削用作業機はバケットであり、ブーム、アーム及びバケット角度センサと、上部旋回体に設置したGPSアンテナと、その受信機とによりバケットの先端位置が計測される。
また、国際公開公報WO03/000997A1に記載のように、建設機械の遠隔制御システムにおいて、目標掘削面とバケット先端位置との位置関係を表示するものもある。このシステムにおいて、図17〜図20に示される実施例では、角度センサにより旋回角度を検出し、この旋回角度とGPSの3次元位置計測値とから下部走行体に固定したショベルベース座標系の位置と姿勢をグローバル座標系の値として求め、この値を用いてグローバル座標系でのバケット先端位置を計算する。また、周囲の作業状況である地形データも合わせて表示してもよいとしている。
特開2001−98585号
国際公開公報WO03/000997A1
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
特開2001−98585号公報に記載の技術では、GPSを上部旋回体に設置し、ブーム、アームおよびバケット角度センサと組み合わせて、上部旋回体とバケット先端の3次元位置を計測しているが、履体(以下、下部走行体とする)に関しては記述がない。これは即ち、表示画面上にて表示される下部走行体の姿勢は実際の姿勢とは異なる(周囲の作業状況に対する下部走行体の位置関係が実際と違う)ことを意味する。
機械のオペレータは作業中、表示画面を確認しながら作業をすることになるので、前述のように、表示画面上の下部走行体の姿勢と実際の姿勢が異なっていると、次のような不具合を生じる場合がある。
例えば、走行操作をした場合に、オペレータが表示画面を見て予測した走行方向とは異なる方向へ機械が動き出す可能性がある。この時、例えば機械の設置スペースが狭い崖のような場所での作業だった場合、最悪のケースとしては転落といったことも考えられる。よって、オペレータには慎重な操作が要求され、安全に効率良く作業を行うことができない。
また、掘削作業中であっても、掘削した土砂を下部走行体の近くに放土する場合など、下部走行体との関連で位置関係を確認しながら作業を行う場合があり、このような作業では、周囲状況に対する下部走行体の表示位置が実際の位置と違うと混乱を招き、安全に効率良く作業を行うことができない。
国際公開公報WO03/000997A1に記載の技術は、旋回角度を検出し、下部走行体に固定したショベルベース座標系の位置と姿勢をグローバル座標系の値として求めている。しかし、その目的はバケット先端位置をグローバル座標系の値として求めるためであり、下部走行体と周囲状況との位置関係を表示するという考えはない。よって、この従来技術にも同様の問題がある。
なお、作業機械としては浚渫船のように下部支持体が走行体ではないものもあるが、このようなもので作業装置と下部支持体と周囲状況との位置関係を表示して作業を行う場合、周囲状況に対する下部支持体の位置関係が実際と違うと混乱を招き、安全に効率良く作業を行うことができない。
本発明の目的は、周囲状況に対する上部旋回体と下部走行体の姿勢を正しく表示することで、安全に効率良く作業を行うことのできる作業機械の位置計測表示システムを提供することである。
なお、本明細書中において「3次元空間の絶対位置」とは、作業機械の外部に設定された座標系により表現した位置のことであり、例えば3次元位置計測装置としてGPSを用いる場合は、GPSで緯度、経度および高さの基準として用いる準拠楕円体に固定した座標系により表現した位置のことである。また、本明細書では、この準拠楕円体に設定した座標系をグローバル座標系と呼ぶ。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、上部旋回体及び下部支持体と、上部旋回体に設けられた作業装置とを有する建設機械に備えられ、前記上部旋回体に対する作業装置の位置と姿勢に関する状態量を計測する作業位置計測手段、前記上部旋回体に設置された複数の3次元位置計測手段、及び前記作業位置計測手段及び3次元位置計測手段の計測値を用いて前記上部旋回体と作業装置の3次元空間での位置及び姿勢を演算する第1演算手段を有する作業機械の位置計測表示システムにおいて、前記下部支持体に対する上部旋回体の旋回角度を計測する旋回角度計測手段と、この旋回角度計測手段の計測値を用いて前記上部旋回体に対する下部支持体の姿勢を演算する第2演算手段と、前記第1演算手段及び第2演算手段の演算値と予め入力した地形データを用いて周囲の地形に対する前記上部旋回体及び作業装置と前記下部支持体との位置関係を重ね合わせ表示する表示手段とを備え、前記旋回角度計測手段は、前記上部旋回体のヨウ角度を計測するヨウ角度計測手段と、このヨウ角度計測手段により計測されたヨウ角度に基づいて前記上部旋回体の旋回角度を演算する旋回角度演算手段と、前記上部旋回体が旋回中であるかどうかを判定する旋回判定手段を有し、前記旋回角度演算手段は、前記旋回判定手段により上部旋回体が旋回中であると判定される間に、前記ヨウ角度計測手段により計測されたヨウ角度に基づいて上部旋回体の旋回角度を演算するものとする。
このように旋回角度計測手段と第2演算手段と表示手段とを設け、第1演算手段及び第2演算手段の演算値と予め入力した地形データを用いて周囲の地形に対する上部旋回体及び作業装置と下部支持体との位置関係を重ね合わせ表示することにより、周囲状況に対する下部支持体の姿勢を含めた全体の位置関係(周囲状況に対する上部旋回体及作業装置と下部支持体との位置関係)が正しく表示され、安全に効率良く作業を行うことのできる
また、旋回角度計測手段として上部旋回体のヨウ角度を計測するヨウ角度計測手段を用いることにより、旋回角度の検出に角度センサを用いる場合に比べてヨウ角度計測手段は設置位置の制約が少ないので、取り付けが容易となる。また、構造の複雑化やコストアップを最小にすることができる。
更に、旋回判定手段により上部旋回体が旋回中であると判定される間に、ヨウ角度計測手段により計測されたヨウ角度に基づいて上部旋回体の旋回角度を演算することにより、旋回角度計測手段は、走行で旋回した場合にヨウ角度計測手段によりヨウ角度の変化が計測されても、上部旋回体が旋回しない限り旋回角度は演算されず、正確に旋回角度を計測することができる。
)更に、上記()において、好ましくは、前記旋回角度計測手段は、前記旋回角度を所定値にリセットする旋回角度リセット手段を更に有する。
これにより作業開始時や、旋回と走行動作が複合で行われたときなど計測され集積した誤差をキャンセルし、正確に旋回角度を計測することができる。
)また、上記(1)において、好ましくは、前記表示手段は、前記周囲の地形に対する前記上部旋回体及び作業装置と前記下部支持体との位置関係を鳥瞰図で表示する。
これにより周囲状況に対する上部旋回体及び作業装置と下部支持体との位置関係の表示は見やすくなり、安全に効率良く作業を行うことができる。
本発明によれば、周囲状況に対する上部旋回体と下部走行体の姿勢を正しく表示することで、安全に効率良く作業を行うことのできる。
また、旋回角度の検出に角度センサを用いる場合に比べてヨウ角度計測手段は設置位置の制約が少ないので、取り付けが容易となり、かつ構造の複雑化やコストアップを最小にすることができる。
更に、旋回角度計測手段は、走行で旋回した場合にヨウ角度計測手段によりヨウ角度の変化が計測されても、上部旋回体が旋回しない限り旋回角度は演算されず、正確に旋回角度を計測することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本実施の形態は、作業機械として建設機械の代表例であるクローラ式の油圧ショベルに本発明を適用した場合のものである。
図1は、本実施の形態に係わる作業位置計測表示システムを搭載した油圧ショベルの外観を示す図である。
図1において、1は油圧ショベルであり、油圧ショベル1は下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられ、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3に設けられたフロント作業機4とからなり、フロント作業機4は上部旋回体3に上下方向に回転可能に設けられたブーム5と、ブーム5の先端に上下方向に回転可能に設けられたアーム6と、アーム6の先端に上下方向に回転可能に設けられたバケット7とで構成され、それぞれ、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10を伸縮することにより駆動される。上部旋回体3には運転室11が設けられている。
また、油圧ショベル1には、上部旋回体3とブーム5との回転角(ブーム角度)を検出する角度センサ21、ブーム5とアーム6との回転角(アーム角度)を検出する角度センサ22、アーム6とバケット7との回転角(バケット角度)を検出する角度センサ23、上部旋回体3の前後方向の傾斜角(ピッチ角度)を検出する傾斜センサ24が設けられている。
更に、油圧ショベル1には、GPS衛星からの信号を受信する2個のGPSアンテナ31,32、基準局からの補正データ(後述)を受信するための無線アンテナ33、位置データを送信する無線アンテナ34が設けられている。2個のGPSアンテナ31,32は上部旋回体3の旋回中心から外れた旋回体後部の左右に設置されている。
また、上部旋回体3上には、上部旋回体3のヨウ方向の回転角度を計測するジャイロ26が設置され、運転室11内にはジャイロ26の計測値から求めた旋回角度(後述)を所定値にリセットする旋回角度リセットスイッチ28(図4参照)が設けられている。
図2は油圧ショベル1の油圧駆動系を示す油圧回路図である。
図2において、油圧ショベル1の油圧駆動系は可変容量型の油圧ポンプ101,102と、弁装置103と、上記のブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10を含む複数のアクチュエータ8,9,10,105,106,107,108とを有している。アクチュエータ105は上部旋回体3を下部走行体2に対して旋回させるための油圧モータ(旋回モータ)であり、アクチュエータ106,107は下部走行体2の左右の履帯を駆動するための油圧モータ(左右の走行モータ)であり、アクチュエータ108はバケット7を他のアタッチメントに付け替えた場合にそのアタッチメントを駆動するための予備のアクチュエータである。
弁装置103は、流量制御弁103a〜103dと流量制御弁103e〜103iの2つの弁グループを有し、流量制御弁103a〜103dは油圧ポンプ101の吐出路111につながるセンタバイパスライン103j上に位置し、流量制御弁103e〜103iは油圧ポンプ102の吐出路112につながるセンタバイパスライン103k上に位置している。吐出路111,112には油圧ポンプ101,102の吐出圧力の最大圧力を決定するメインリリーフ弁103mが設けられている。
流量制御弁103a〜103d及び流量制御弁103e〜103iはセンタバイパスタイプであり、油圧ポンプ101,102から吐出された圧油はこれらの流量制御弁によりアクチュエータ8〜10,105〜108の対応するものに供給される。流量制御弁103aは走行右用、流量制御弁103bはバケット用、流量制御弁103cは第1ブーム用、流量制御弁103dは第2アーム用、流量制御弁103eは旋回用、流量制御弁103fは第1アーム用、流量制御弁103gは第2ブーム用、流量制御弁103hは予備用、流量制御弁103iは走行左用であり、ブームシリンダ8に対しては2つの流量制御弁103g,103cが設けられ、アームシリンダ9に対しても2つの流量制御弁103d,103fが設けられ、ブームシリンダ8とアームシリンダ9のボトム側には、それぞれ、2つの油圧ポンプ101,102からの圧油が合流して供給可能になっている。
図3は流量制御弁103a〜103iの操作パイロット系を示す図である。
流量制御弁103i,103aは操作装置135の操作パイロット装置139,138からの操作パイロット圧TR1,TR2及びTR3,TR4により、流量制御弁103b及び流量制御弁103c,103gは操作装置136の操作パイロット装置140,141からの操作パイロット圧BKC,BKD及びBOD,BOUにより、流量制御弁103d,103f及び流量制御弁103eは操作装置137の操作パイロット装置142,143からの操作パイロット圧ARC,ARD及びSW1,SW2により、流量制御弁103hは操作パイロット装置144からの操作パイロット圧AU1,AU2により、それぞれ切り換え操作される。
操作パイロット装置138〜144は、それぞれ、1対のパイロット弁(減圧弁)138a,138b〜144a,144bを有し、操作パイロット装置138,139,144はそれぞれ更に操作ペダル138c,139c、144cを有し、操作パイロット装置140,141は更に共通の操作レバー140cを有し、操作パイロット装置142,143は更に共通の操作レバー142cを有している。操作ペダル138c,139c、144c及び操作レバー140c,142cを操作すると、その操作方向に応じて関連する操作パイロット装置のパイロット弁が作動し、操作量に応じた操作パイロット圧が生成される。
また、操作パイロット装置138〜144の各パイロット弁の出力ラインにはシャトル弁151〜163が階層的に接続され、シャトル弁151,153,154,155,158,159,161により操作パイロット装置138,140,141,142の操作パイロット圧の最高圧力が油圧ライン171に導出され、油圧ポンプ1のポジティブ制御のパイロット圧PP1として用いられ、シャトル弁152,154,155,156,157,159,160,162,163により操作パイロット装置139,141,142,143,144の操作パイロット圧の最高圧力が油圧ライン172に導出され、油圧ポンプ2のポジティブ制御のパイロット圧PP2として用いられる。また、シャトル弁156により旋回用の操作パイロット装置143の操作パイロット圧が油圧ライン173に導出され、圧力センサ27により旋回パイロット圧Psとして検出される。
図4は、上記油圧ショベル1に搭載される本実施の形態に係わる位置計測表示システムの全体構成を示すブロック図である。
図4において、200は本実施の形態に係わる位置計測表示システムであり、基準局からの補正データ(後述)をアンテナ33を介して受信する無線機41、この無線機41で受信した補正データを分配する分配機42、分配機42からの補正データとGPSアンテナ31,32により受信されるGPS衛星からの信号とに基づいてGPSアンテナ31,32の3次元位置をリアルタイムに計測するGPS受信機43,44、このGPS受信機43,44からの位置データと上記のフロント角度センサ21〜23、傾斜センサ24、ジャイロ26からの角度データ、旋回パイロット圧力センサ27からの圧力データ、旋回角度リセットスイッチ28からの操作信号を入力し集約するコントローラ45、これらの集約された各種データに基づき、油圧ショベル1の位置及び姿勢やバケット7の先端(モニタポイント)の位置を演算し表示するモニタ画面46aを備えた車載コンピュータ46、車載コンピュータ46により演算された位置データをアンテナ34を介して送信するための無線機47を備えている。GPSアンテナ31とGPS受信機43、GPSアンテナ32とGPS受信機44はそれぞれ1セットのGPS(Grobal Positioning System)受信部を構成している。
ここで、48はICカードであり、後述するサーバコンピュータで計画された作業範囲の原地形データや目標地形データなどが記憶されており、オペレータはシステム起動時にICカード48を車載コンピュータ46に接続してデータを入力する。そして、作業終了時には計測データをICカード48に記録し、サーバコンピュータに接続して計測データを入力し、施工管理に使用する。
図5は、GPS基準局としての役割を持つ事務所側システムの装置構成を示すブロック図である。
図5において、51は油圧ショベル1及びバケット7等の位置や作業の管理を行う事務所であり、事務所51には、GPS衛星からの信号を受信するGPSアンテナ52、補正データを油圧ショベル1に送信する無線アンテナ53、油圧ショベル1から上述した油圧ショベル1やバケット7等の位置データを受信する無線アンテナ54、予め計測された3次元位置データとGPSアンテナ52により受信されるGPS衛星からの信号とに基づき、上述した油圧ショベル1のGPS受信機43,44でRTK(リアルタイムキネマティック)計測を行うための補正データを生成するGPS基準局としてのGPS受信機55、GPS受信機55で生成された補正データをアンテナ53を介して送信するための無線機56、アンテナ54を介して位置データを受信する無線機57、無線機57により受信した位置データに基づき油圧ショベル1やバケット7の位置を表示・管理するための演算及び表示を行うサーバコンピュータ58が設置されている。GPSアンテナ52とGPS受信機55は1セットのGPS受信部を構成する。
また、サーバコンピュータ58にはICカード48が接続可能になっており、原地形データや目標地形データさらに、計測データ等の入出力を行う。
本実施の形態に係わる位置計測表示システムの動作の概要を説明する。
本実施の形態では高精度での位置計測を行うため、図4に示したGPS受信機43,44でそれぞれRTK計測を行う。このためには先ず、図5に示した補正データを生成するGPS基準局55が必要となる。GPS基準局55は、上記のように予め3次元計測されたアンテナ52の位置データとアンテナ52により受信されるGPS衛星からの信号とに基づいて、RTK計測のための補正データを生成し、生成された補正データは、無線機56によりアンテナ53を介して一定周期で送信される。
一方、図4に示した車載側のGPS受信機43,44は、アンテナ33を介して無線機41により受信される補正データと、アンテナ31,32により受信されるGPS衛星からの信号に基づき、アンテナ31,32の3次元位置をRTK計測する。このRTK計測によって、アンテナ31,32の3次元位置が約±1〜2cmの精度で計測される。そして、計測された3次元位置データはコントローラ45に入力される。
また、角度センサ21〜23によってそれぞれブーム5、アーム6及びバケット7の回転角度、傾斜センサ24によって油圧ショベル1のピッチ角度、ジャイロ26により上部旋回体3のヨウ方向の回転角度、圧力センサ27によって旋回パイロット圧がそれぞれ計測され同様にコントローラ45に入力されるとともに、旋回角度リセットスイッチ28の操作信号もコントローラ45に入力される。
車載コンピュータ46はコントローラ45に入力された各種データに基づき、一般的なベクトル演算と座標変換を行って、油圧ショベル1の位置及び姿勢とバケット7の先端の3次元位置を演算する。また、求めた3次元位置と、ICカード48から入力した地形データとに基づき、車載コンピュータ46のモニタ画面46a上に表示してオペレータに作業状況を知らせるとともに、無線機47によりアンテナ34を介して送信する。
送信された油圧ショベル1の位置及び姿勢とバケット7の先端の位置データは、アンテナ54を介して無線機57により受信され、サーバコンピュータ58に入力される。サーバコンピュータ58は入力された油圧ショベル1の位置及び姿勢とバケット7の先端の位置データを保存するとともに、サーバコンピュータ58のモニタ画面上に表示する。これにより事務所51において油圧ショベル1の作業状態を管理することができる。
次に、図6〜図9を用いて車載コンピュータ46における演算処理について説明する。
図6は、油圧ショベル1の位置及び姿勢と、バケット7の先端の3次元空間での絶対位置を演算するために使用する座標系を示す図である。
図6において、Σ0はGPSの準拠楕円体の中心に原点O0を持つグローバル座標系、Σ3は油圧ショベル1の上部旋回体3に固定され、旋回べースフレームと旋回中心との交点に原点O3を持つ上部旋回体座標系、Σ7はバケット7に固定され、バケット7の先端に中心O7を持つバケット先端座標系である。Ocは下部走行体2の地面との接地面と旋回中心との交点である。
上部旋回体座標系Σ3の原点(旋回べースフレームと旋回中心との交点)O3に対するGPSアンテナ31,32の位置関係xga,xgb,yga,ygb,zga,zgbは既知であるので、グローバル座標系Σ0でのGPSアンテナ31,32の3次元位置と油圧ショベル1のピッチ角度θ2が分かれば、グローバル座標系Σ0での上部旋回体座標系Σ3の位置及び姿勢(上部旋回体3の方向)を求めることができる。
また、上部旋回体座標系Σ3の原点O3とブーム5の基端との位置関係α3,α4,β4及びアーム5、アーム6、バケット7の寸法α5,α6,α7が既知であるので、ブーム角度θ5、アーム角度θ6、バケット角度θ7が分かれば、上部旋回体座標系Σ3でのバケット先端座標系Σ7の位置及び姿勢を求めることができる。
また、当然ながら上部旋回体座標系Σ3の原点O3とOcとの位置関係αcは既知であるので、旋回角度θswが分かれば、上部旋回体座標系Σ3での下部走行体2の位置及び姿勢を求めることができる。
従って、車載側のGPS受信機43,44で求めたGPSアンテナ31,32の3次元位置をグローバル座標系Σ0での値として求め、角度センサ24で油圧ショベル1のピッチ角度θ2を求め、角度センサ21〜23でブーム角度θ5、アーム角度θ6、バケット角度θ7を求め、旋回角度センサ25で旋回角度θswを求め、座標変換演算を行うことにより、油圧ショベル1の位置及び姿勢(上部旋回体3の位置及び姿勢と、下部走行体2の位置及び姿勢)と、バケット7の先端位置をグローバル座標系Σ0の値で求めることができる。
図7はグローバル座標系の概念を説明する図である。
図7において、GはGPSで用いる準拠楕円体であり、グローバル座標系Σ0の原点O0は準拠楕円体Gの中心に設定されている。また、グローバル座標系Σ0のx0軸方向は赤道Aと子午線Bの交点Cと準拠楕円体Gの中心とを通る線上に位置し、z0軸方向は準拠楕円体Gの中心から南北に延ばした線上に位置し、y0軸方向はx0軸とz0軸に直交する線上に位置している。GPSでは、地球上の位置を緯度及び経度と、準拠楕円体Gに対する高さ(深さ)で表現するので、このようにグローバル座標系Σ0を設定することで、GPSの位置情報をグローバル座標系Σ0の値に容易に変換することができる。
図8は演算処理手順を示すフローチャートである。
図8において、まず、車載側のGPS受信機43で求めたGPSアンテナ31の3次元位置(緯度、経度、高さ)を上記の考えに基づきグローバル座標系Σ0の値0P1に変換する(ステップS10)。このための演算式は一般的によく知られているものなので、ここでは省略する。同様に、車載側のGPS受信機44で求めたGPSアンテナ32の3次元位置をグローバル座標系Σ0の値0P2に変換する(ステップS20)。次いで、傾斜センサ24で計測したピッチ角度θ2を入力し(ステップS30)、ステップS10,20で求めたGPSアンテナ31,32のグローバル座標系Σ0での3次元位置0P1,0P2と、そのピッチ角度θ2と、記憶装置に記憶した上部旋回体座標系Σ3の原点(旋回べースフレームと旋回中心との交点)O3に対するGPSアンテナ31,32の位置関係xga,xgb,yga,ygb,zga,zgbとから上部旋回体座標系Σ3の位置及び姿勢をグローバル座標系Σ0の値0Σ3で求める(ステップS40)。この演算は座標変換であり、一般的な数学的手法により行うことができる。次いで、ジャイロ26の計測値から求めた旋回角度θsw(後述)を入力し、上部旋回体3に対する下部走行体2の姿勢を求める(ステップS50)。次いで、角度センサ21〜23で検出したブーム角度θ5、アーム角度θ6、バケット角度θ7を入力し、これらの値と記憶装置に記憶した上部旋回体座標系Σ3の原点O3とブーム5の基端との位置関係α3,α4,β4及びアーム5、アーム6、バケット7の寸法α5,α6,α7とから上部旋回体座標系Σ3でバケット先端位置3P7を求める(ステップS60)。この演算も座標変換であり、一般的な数学的手法により行うことができる。次いで、ステップS40で求めたグローバル座標系Σ0での上部旋回体座標系Σ3の値0Σ3とステップS60で求めた上部旋回体座標系Σ3でのバケット先端位置3P7とからグローバル座標系Σ0でのバケット先端位置0P7を求める(ステップS70)。
次いで、以上のようにして求めた上部旋回体の位置及び姿勢0Σ3と上部旋回体3に対する下部走行体2の姿勢3P4(以下0Σ3と3P4を合わせて適宜油圧ショベルの位置と姿勢という)とバケット先端位置0P7の各データと、ICカード48から入力した地形データとに基づき表示データを作成し、車載コンピュータ46のモニタ画面46aに地形に対する上部旋回体3及びバケット7と下部走行体2を含む油圧ショベル1との位置関係を重ね合わせ表示する(ステップS80)。また、油圧ショベルの位置と姿勢とバケット先端位置データは無線機47によりアンテナ34を介して送信され、サーバコンピュータ58のモニタ画面にでも同様な画像を表示する。
以上において、角度センサ21〜23及びステップS60の処理は、上部旋回体3に対する作業装置(バケット)7の位置と姿勢に関する状態量を計測する作業位置計測手段を構成し、GPSアンテナ31,32及びその受信機43,44等は、上部旋回体3に設置された複数の3次元位置計測装置を構成し、ステップS10〜S40及びステップS70の処理は、作業位置計測手段及び3次元位置計測手段の計測値を用いて上部旋回体3と作業装置(バケット)7の3次元空間での位置及び姿勢を演算する第1演算手段を構成し、ジャイロ26及びステップS50の処理は、下部支持体2に対する上部旋回体3の旋回角度を計測する旋回角度計測手段を構成し、ステップS50の処理は、この旋回角度計測手段の計測値を用いて上部旋回体3に対する下部支持体2の姿勢を演算する第2演算手段を構成し、ステップS89の処理及びモニタ画面46aは、第1演算手段及び第2演算手段の演算値を用いて周囲状況に対する上部旋回体3及び作業装置(バケット)7と下部支持体2との位置関係を表示する表示手段を構成する。
図9は車載コンピュータ46のモニタ画面46a及びサーバコンピュータ58のモニタ画面46aに表示される画像の一例を示す。
図9中、100は原地形や目標地形などの地形であり、この地形100に油圧ショベル1が重ね合わせて表示されている。油圧ショベル1の位置と姿勢データは上部旋回体の位置及び姿勢0Σ3と上部旋回体3に対する下部走行体2の姿勢3P4を含むので、油圧ショベル1の下部走行体2と上部旋回体3との位置関係は実際と一致し、地形100に対する下部走行体2の姿勢も含めた全体の位置関係(地形100に対する上部旋回体3及びバケット7と下部走行体2との位置関係)が正しく表示されている。これによりモニタ画面46aを見ながら作業しているオペレータが意図しない方向への走行を防止することができ、安全に効率良く作業を行うことができる。また、掘削作業中に掘削した土砂を下部走行体2の近くに放土する場合にも、モニタ画面46aを見ながら周囲状況(地形)に対する下部走行体の位置関係を正確に把握でき、安全で効率良く作業を行うことができる。
また、地形100(周囲状況)に対する上部旋回体3及びバケット(作業装置)7と下部走行体2との位置関係は鳥瞰図で表示されている。これにより最も見やすい表示状態が得られ、安全に効率良く作業を行うことができる。なお、鳥瞰図に代えて上面図を表示してもよく、この場合もほぼ同様の効果が得られる。また、側面図を合わせ表示してもよいし、選択的に表示できるようにしてもよい。更に、地形データに代え或いは地形データと共に地図データを表示してもよい。
図10は、ジャイロ26の計測値から旋回角度θswを求めるステップS50の処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ジャイロ変化角度=ジャイロの出力角度現在値−ジャイロの出力角度前回値の計算を行い、ジャイロ変化角度を求める(ステップS51)。次いで、圧力センサ27(図3)により検出された旋回パイロット圧Psが閾値以上かどうかを判定し(ステップS53)、閾値以上であれば旋回操作がなされたと判断し、旋回角度=旋回角度+ジャイロ変化角度の計算により旋回角度を求める。次いで、旋回角度リセットスイッチ28がONかどうかを判断し、旋回角度リセットスイッチ28がONでなければ処理を終了し、ONであれば旋回角度を0にする(ステップS55)。ステップS52で旋回パイロット圧が閾値以上でなければ、旋回操作はされていないと判断し、直接ステップS54へと処理をすすめる。
旋回操作がなされたときにのみ旋回角度を演算する目的は走行旋回の影響を回避するためである。ジャイロ26は上部旋回体3上に設置され、上部旋回体3の地球(地面)に対するヨウ角度を計測するものである。したがって、これだけでは油圧ショベル1が上部旋回体3の旋回動作によってヨウ方向への回転をしたのか、下部走行体2の走行動作によって回転をしたのか判断できない。そこで、旋回パイロット圧の圧力センサ27を設けて旋回操作を検出し、旋回中であるときだけ上部旋回体3と下部走行体2間の旋回角度が変化したと判定し、旋回角度を計測する。これにより走行動作による回転の影響を受けず、正確に旋回角度を計測することができる。
なお、旋回パイロット圧を検出する圧力センサに代えて走行パイロット圧を検出する圧力センサを設けて走行操作を検出し、走行していないときのみ上部旋回体と下部走行体の間の旋回角度が変化したと判断し、旋回角度を演算しても良いよい。
図11は、旋回角度リセットスイッチ28をONするときの油圧ショベル1の姿勢を示す。作業開始時や旋回角度に誤差が累積してきた場合などに、オペレータは油圧ショベル1を操作して、図11に示すように上部旋回体3と下部走行体2を平行状態にする。そして、旋回角度リセットスイッチ28をONにする。このとき、コントローラ45では図9のステップS54,S55の処理がなされ、旋回角度を0にする。これによりジャイロを用いて旋回角度を計測するときの誤差の蓄積を回避し、正確な旋回角度の計測が可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、周囲状況に対する上部旋回体と下部走行体の姿勢を正しく表示することで、安全に効率良く作業を行うことができる。
また、上部旋回体の旋回角度を計測するためには一般的には角度センサが用いられる。しかし、角度センサの取り付けには上部旋回体3と下部走行体2の接続部を改造する必要があり、取り付けが難しく、かつ構造の複雑化やコストアップといった問題も少なからずある。本実施の形態では、上記のようにジャイロ(ヨウ角度計測手段)26を用いて上部旋回体の旋回角度を計測することで、角度センサを使用しなくても旋回角度を計測することができるのため、角度センサを用いる場合のような取り付けの問題はなく、取り付けが容易で、かつ構造の複雑化やコストアップを最小にすることができる。
また、旋回パイロット圧の圧力センサ27を設けて旋回操作を検出し、旋回中であるときだけ上部旋回体3と下部走行体2間の旋回角度が変化したと判定し、旋回角度を計測するので、走行動作による回転の影響を受けず、正確に旋回角度を計測することができる。
更に、旋回リセットスイッチ28を設け、上部旋回体3と下部走行体2を平行状態にして旋回リセットスイッチ28ONし、旋回角度を0にするリセットを行うので、集積誤差がキャンセルされ、正確に旋回角度を計測することができる。
また、地形100(周囲状況)に対する上部旋回体3及びバケット(作業装置)7と下部走行体2との位置関係を鳥瞰図で表示するので、表示状態が見やくなり、安全に効率良く作業を行うことができる。
なお、以上の実施の形態は、作業機械として油圧ショベルに本発明を適用した場合のものであるが、油圧ショベル以外の作業機械にも本発明を適用し、同様の効果が得られる。例えば、最近、クローラ式の油圧ショベルをベースマシンとした地雷処理機が開発されている。この地雷処理機においては、事前に埋設地雷を検出し、埋設地雷の表示データを見ながら埋設地雷に近づき、ロータリカッタ等の処理具で地雷を破壊してゆく。この場合も、本発明を適用し、周囲状況に対する下部走行体の位置関係を正しく表示することで、埋設地雷に的確に接近することができ、安全に効率良く作業を行うことができる。
また、作業機械としては浚渫船のように下部支持体(船体)が走行体ではないものもある。このようなものに本発明を適用した場合も、周囲状況に対する船体の位置関係が正しく表示されることで、浚渫した土砂の船上での放土作業を混乱なく速やかに行うことができ、安全に効率良く作業を行うことができる。
また、上記実施の形態は、油圧ショベルの運転室にオペレータが搭乗して作業を行う場合のものであるが、サーバコンピュータ58のモニタ画面に表示された画像を見て遠隔操作で作業を行ってもよい。
本発明の一実施の形態に係わる位置計測表示システムを搭載した油圧ショベルの外観を示す図である。 油圧ショベルの油圧駆動系を示す油圧回路図である。 流量制御弁の操作パイロット系を示す図である。 置計測表示システムの装置構成を示す図である。 基準局としての役割も持つ事務所側システムの装置構成をを示す図である。 油圧ショベル位置及び姿勢と、バケット先端の3次元空間での絶対位置を演算するために使用する座標系を示す図である。 グローバル座標系の概要を示す図である。 演算処理手順を示すフローチャートである。 モニタ画面に表示される画像の一例を示す図である。 ジャイロの計測値から旋回角度を求める処理の詳細を示すフローチャートである。 旋回角度リセットスイッチをONするときの油圧ショベルの姿勢を示す図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機
5 ブーム
6 アーム
7 バケット
21〜23 角度センサ
24 傾斜センサ
25 旋回角度センサ
26 ジヤイロ
27 旋回パイロット圧力センサ
28 旋回角度リセットスイッチ
31,32 GPSアンテナ
33,34 無線アンテナ
41 無線機
43,44 GPS受信機
45 コントローラ
46 車載コンピュータ
46a モニタ画面(表示画面)
47 無線機
48 ICカード
51 事務所
52 GPSアンテナ
53,54 無線アンテナ
55 GPS受信機
56,57 無線機
58 サーバコンピュータ

Claims (3)

  1. 上部旋回体及び下部支持体と、上部旋回体に設けられた作業装置とを有する建設機械に備えられ、前記上部旋回体に対する作業装置の位置と姿勢に関する状態量を計測する作業位置計測手段、前記上部旋回体に設置された複数の3次元位置計測手段、及び前記作業位置計測手段及び3次元位置計測手段の計測値を用いて前記上部旋回体と作業装置の3次元空間での位置及び姿勢を演算する第1演算手段を有する作業機械の位置計測表示システムにおいて、
    前記下部支持体に対する上部旋回体の旋回角度を計測する旋回角度計測手段と、
    この旋回角度計測手段の計測値を用いて前記上部旋回体に対する下部支持体の姿勢を演算する第2演算手段と、
    前記第1演算手段及び第2演算手段の演算値と予め入力した地形データを用いて周囲の地形に対する前記上部旋回体及び作業装置と前記下部支持体との位置関係を重ね合わせ表示する表示手段とを備え
    前記旋回角度計測手段は、前記上部旋回体のヨウ角度を計測するヨウ角度計測手段と、このヨウ角度計測手段により計測されたヨウ角度に基づいて前記上部旋回体の旋回角度を演算する旋回角度演算手段と、前記上部旋回体が旋回中であるかどうかを判定する旋回判定手段を有し、
    前記旋回角度演算手段は、前記旋回判定手段により上部旋回体が旋回中であると判定される間に、前記ヨウ角度計測手段により計測されたヨウ角度に基づいて上部旋回体の旋回角度を演算することを特徴とする作業機械の位置計測表示システム。
  2. 請求項記載の作業機械の位置計測表示システムにおいて、
    前記旋回角度計測手段は、前記旋回角度を所定値にリセットする旋回角度リセット手段を更に有することを特徴とする作業機械の位置計測表示システム。
  3. 請求項1記載の作業機械の位置計測表示システムにおいて、
    前記表示手段は、前記周囲の地形に対する前記上部旋回体及び作業装置と前記下部支持体との位置関係を鳥瞰図で表示することを特徴とする作業機械の位置計測表示システム。
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